JP2001014331A - 情報処理方法、装置及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理方法、装置及び記憶媒体

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JP2001014331A
JP2001014331A JP11185538A JP18553899A JP2001014331A JP 2001014331 A JP2001014331 A JP 2001014331A JP 11185538 A JP11185538 A JP 11185538A JP 18553899 A JP18553899 A JP 18553899A JP 2001014331 A JP2001014331 A JP 2001014331A
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賢一郎 中川
Tetsuo Kosaka
哲夫 小坂
Tsuyoshi Yagisawa
津義 八木沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 音声及びプッシュトーンを用いて、出発駅と
到着駅の間の適切な鉄道経路情報を案内する。 【解決手段】 プッシュトーン認識部103と、音声認
識部104と、鉄道経路探索部112とを備え、音声或
はプッシュトーンを入力し、入力した音声或はプッシュ
トーンが表す出発駅名と到着駅名とを認識する。出発駅
名と到着駅名との間の経路情報を探索し、探索した経路
情報を音声合成して出力する。音声入力或いはプッシュ
−トルーン入力を促す時とでは発信音を切り替えると共
に、認識した駅名と同音のものが複数ある場合には付加
情報を付け出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力した検索条件
に従って選択される経路情報を電話を介して提供する情
報処理方法、装置及び記憶媒体に関するものである。
【0002】本発明は、音声及びプッシュトーンにより
情報を入力することの可能な情報処理方法、装置及び記
憶媒体に関するものである。
【0003】
【従来の技術】駅名を入力すると、その駅間の最適な乗
換ルートを探索する技術が実用化されている。
【0004】また、電話回線を介し、サービスを受ける
ユーザが携帯電話、PHSといった携帯端末から文字デー
タを情報案内サーバに送信し、音声や文字情報を得る技
術が実用化されている。
【0005】音声処理技術に関しては、指定した文章を
音声合成する技術(Text-To-Speech)や、不特定話者の音
声を認識し、音声コマンドとする技術も実用化されてい
る。もちろんこれらの技術は電話回線を介しても使用す
ることができる。
【0006】これらの技術により、出発駅、到着駅を音
声または文字データとして電話回線を介して入力する
と、その出発駅と到着駅とを結ぶ最適な鉄道経路を検索
し、その結果を再度電話回線を介して音声情報や文字情
報などで提供する案内サービスも実用化され始めてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、電話回線を介して、サーバにユーザがデー
タを送信する方式として考えられるのは、主に次の二つ
である。
【0008】1.ユーザ音声をそのまま送信する方式2.ユ
ーザの携帯端末(PHS、携帯電話)から、文字データとし
て送信する方式
【0009】第1の方式では、サーバである鉄道経路情
報案内装置が音声認識処理を行うことで達成するもので
あって、自然な入力形態である音声を使うことにより、
スムーズに検索条件となる駅名を入力することが可能で
ある。しかしながら、電話回線を介して入力される音声
を認識するシステムにおいて認識精度を実用に耐えるも
のとする為には、現行の技術では1000〜2000語彙の認識
が精一杯であって、9000個を超える全国の駅名を一度に
認識対象にすることができない。
【0010】よって、現行の音声認識を用いた鉄道経路
情報案内装置では、首都圏内の駅名だけに対応したもの
や、地下鉄だけに対応したもの等、対象数を限定したも
のにしている。
【0011】第2の方式では、ユーザはPHS・携帯電話な
どの端末で送信する文字データを作成し、文字コードの
状態で送信することにより、鉄道経路情報案内装置から
サービスを受けるものであって、ユーザは携帯端末のデ
ィスプレイを見ながら、プッシュボタンを操作して文字
を確定していくものである。
【0012】このため、ユーザの思った通りの文字列を
確実に作成した上で送信するので、第1の方式で問題と
なる認識誤りが生じず、同名駅がなければ、全国の駅名
を直接指定することも可能である。
【0013】しかしながら、第2の方法では文字データ
を送信する為、文字データの受け手である鉄道経路情報
案内装置と文字データの送り手であるユーザの携帯端末
間のプロトコルをそろえなければならない。従って、現
状では、そのようなサービスを受けるためには、鉄道経
路情報案内装置が指定する携帯端末に使用が制限されて
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決する為に、本発明は音声或はプッシュトーンを入力
し、前記入力した音声或はプッシュトーンが表す出発駅
名と到着駅名とを認識し、前記出発駅名と到着駅名との
間の経路情報を探索し、前記探索した経路情報を音声合
成して出力する情報処理方法、装置及び記憶媒体を提供
する。
【0015】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは経由地が指定された場合には、出発地か
ら経由地を通る到着地までの経路を検索する。
【0016】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記認識する駅名は、予め定められた地
域内に限定して認識する。
【0017】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記経路情報は、候補となった複数の経
路情報の中で所要時間に従って判断した順番で出力す
る。
【0018】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記ユーザの認証を行った後、前記処理
を開始する。
【0019】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくはユーザ識別情報と、そのユーザ固有の暗
証情報とを入力し、予め登録された各情報が一致した場
合に前記処理を開始する。
【0020】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくはプッシュボタンの入力を促す時と,音声
の入力を促す時とで入力を促す発信音を切りかえる。
【0021】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくはプッシュトーンが入力された場合であっ
て、そのプッシュトーンが選択指示であった場合には、
その前にプッシュトーンにより入力された文字を音声出
力する。
【0022】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記認識した駅名と同音のものが複数あ
る場合に、前記認識した駅名の付加情報を加えて駅名を
出力する。
【0023】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記付加情報は、県名とする。
【0024】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記付加情報は、線路名とする。
【0025】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記付加情報は、県名及び線路名とす
る。
【0026】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記付加情報は、県名及び線路名の中か
ら選択したものとする。
【0027】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは複数回線を同時に接続し、各回線の各々
において前記処理を行う。
【0028】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は音声入力待ち状態においてプッシュトーンが入力さ
れたか否か判定し、前記音声入力待ち状態においてプッ
シュトーンが入力されたと判定した場合に、音声認識処
理を行なわずに前記入力したプッシュトーンの種類を識
別し、前記識別した種類に対応付けて設定されているコ
マンドを、前記待ち状態にあった情報の入力に替える情
報処理方法、装置及び記憶媒体を提供する。
【0029】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記入力する情報を肯定或は否定の情報
とする。
【0030】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは駅名の入力に従って経路を探索するシス
テムにおいて、前記処理を行なう。
【0031】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明はプッシュトーンの種類を示す行と、そのプッシュト
ーンが連続した回数を示す列の、各交点において文字を
配したマトリクスを用いて入力したプッシュトーンを解
析して文字情報を選択し、特定の種類のプッシュトーン
が入力された場合に、その直前に選択された文字情報を
決定文字列に加え、その加えられる文字情報を音声によ
り出力する情報処理方法、装置及び記憶媒体を提供す
る。
【0032】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記特定の種類とは異なる第二のプッシ
ュトーンが入力された場合に、決定文字列の最後の文字
情報を削除する。
【0033】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記特定の種類のプッシュトーンが連続
して押された場合に、文字入力モードを終了し、その時
点で決定文字列とされている文字列を音声により出力す
る。
【0034】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記マトリクスは、日本語文字を選択す
る為のマトリクスとし、プッシュトーンの種類が子音
を、連続回数が母音を特定するように定めたものとす
る。
【0035】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記マトリクスは、日本語文字を選択す
る為のマトリクスとし、濁点、半濁点、長音を含む。
【0036】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは入力された文字情報が濁点、半濁点及び
長音の場合に、その前に決定されている文字情報を判別
し、その文字情報の種類に応じて当該入力された文字情
報を決定文字列に加えるか否か制御する。
【0037】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記決定された文字列が、予め登録され
ている文字列でないと判断される場合に、当該決定され
た文字列から導き出される他の文字列に変更する。
【0038】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記文字列の変更は、予め登録されてい
る文字列と、それとは異なる文字列とを対応付けて予め
格納してあるテーブルを参照することにより行う。
【0039】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記テーブルは、予め登録されている文
字列の一部を長音化した文字列と対応付けるものとす
る。
【0040】上記従来技術の課題を解決する為に、本発
明は好ましくは前記文字列の決定を、情報の探索におけ
るキー情報入力に用いる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の鉄道経路情報案
内装置の機能構成図である。
【0042】本実施形態の鉄道経路情報案内装置では、
電話回線を通し、ユーザから出発駅、到着駅、乗換駅を
音声入力あるいはカナ入力として受け付け、その鉄道経
路を音声出力する。
【0043】図1において、101はPHSや携帯電話等の
電話であって、ユーザが本システムにダイヤルして回線
を接続し、後述する各種入力情報を入力する端末として
機能する。その為には、特に電話という形態を為してい
なくても、同様の機能があればパソコンやモバイル端末
等であっても良い。102は公衆網であってインターネッ
トやLAN等であっても良い。103は入力した音を解析
してその音がどのプッシュボタンを押して発せられる音
であるのかを識別するプッシュトーン認識部、104は入
力した音声を認識して文字列に変換する音声認識部、10
5はテキストで格納されているメッセージを規則合成音
声で出力するか、或は音声の状態で格納されている音声
をそのまま出力するメッセージ音声合成部、106は制御
部であって、他の各機能部が機能するよう制御する。ま
た、後述するフローチャートを実行する際に用いる各種
パラメータは、この制御部により管理され、読み出され
る。107はユーザ情報記憶部であり、登録された各ユー
ザに関する情報、例えばユーザIDとそのユーザの暗証
番号、システムの利用状況等をユーザデータベースとし
て記憶し、管理する。108はメッセージデータ記憶部で
あって、各ステップにおいて出力するメッセージをテキ
スト情報或は音声情報で格納しておく。109はログデー
タ記憶部、110はコマンドデータ記憶部であって、プッ
シュトーン認識部103で認識したプッシュトーンに対
応するコマンドを対応付けるテーブルを記憶しており、
後述するフローチャートにおける入力したPB(プッシ
ュトーン)に応じてその後の処理を分岐するステップで
は、このコマンドデータ記憶部110のテーブルを参照
して実行する機能を選択する。ここで記憶しているコマ
ンドは、例えばPB”1”に対して「ヘルプ機能」、P
B”2”に対して「都道府県指定機能」、PB”3”に
対して「乗換駅指定機能」、PB”4”に対して「アナ
ウンス中断・再開機能」、PB”7”に対して「前候補
機能」、PB”8”に対して「アナウンス繰返し機
能」、PB”9”に対して「次候補機能」、PB”0”
に対して「出発駅指定機能」、PB”*”に対して「は
い入力機能」及び「文字入力モード機能」、PB”#”
に対して「いいえ入力機能」及び「文字入力確定機能」
が対応付けて格納されている。111は入力された情報か
ら駅名データベース113に格納されている駅名の中か
ら対応する駅名を決定する駅名決定部、112は駅名決定
部111により決定された駅名を出発駅、到着駅、乗換
駅とする場合に適切な鉄道経路を探索する鉄道経路探索
部、113は指定可能な駅名と、その駅についての各種デ
ータを格納する駅名データベース、114は鉄道経路探索
部112が適切な鉄道経路を探索する時に参照する鉄道
経路データであり、以下、鉄道経路の探索例について説
明するが、鉄道経路以外に航空経路のデータベースを用
いることにより、鉄道経路のみならず航空経路の探索及
び出力も可能となる。各機能部は、ROM或はRAM等
のメモリに記憶された制御プログラムに従ってCPUの
制御のもと実現されるものである。後述するフローチャ
ートは、このCPUの制御により実行され、その時用い
る各種パラメータはメモリに記憶されているものを用い
る。メモリに格納される制御プログラムは、予め記憶さ
れたものであっても良いし、或はCD−RやFD、MO
等の装置に着脱可能な記憶媒体に記憶されたものをダウ
ンロードして使用しても良いし、公衆回線等を介して他
の端末よりダウンロードして使用しても良い。
【0044】次に、図2のフローチャートを用いて、本
システムの全体的な動作を説明する。
【0045】本鉄道経路情報案内システムは、電話回線
につながった情報提供サーバとして機能する。一般のユ
ーザは、そのサーバに電話をかけることにより、アクセ
スが可能である。本システムは立ち上がると、電話を監
視するループに入る(S201)。もし、ユーザから電話がか
かってくると、このループから抜け、そのユーザとの回
線を接続する(S202)。そして、「こちらは鉄道経路情報
案内システムです。」等のオープニングメッセージを流
し(S203)、ユーザ認証処理を行う(S204)。このユーザ認
証処理については図3のフローチャートに従って後述す
る。
【0046】ユーザが認証される(S205)と、鉄道経路案
内のメイン処理(S206)を行う。鉄道経路案内のメイン処
理については、図4のフローチャートを用いて後述す
る。S205においてユーザが認証されない場合には、
そのユーザとの回線を切断し(S207)、次のユーザに備え
て再び回線を監視する。
【0047】次に、S204におけるユーザ認証処理に
ついて、図3のフローチャートを使って説明する。
【0048】このユーザ認証処理は本システムが一般公
衆回線に繋がっているために必要な処理である。本シス
テムでは、ユーザID、暗証番号をPBで入力させ、システ
ムが保持するユーザデータと一致する場合に認証成功と
している。もちろん、ユーザ電話機の発信番号を利用し
ても問題なく、ダイアルQ2のように、回線接続時に課金
ができる場合などには、ユーザ認証自体必要無くしても
良い。また、本システムを使用するユーザを限定する場
合であれば、やはりユーザ認証システムが必要であり、
ユーザ情報記憶部107に事前登録されている、本シス
テムの利用を許可したユーザであるか否かの判定が必要
である。
【0049】ユーザ認証処理では、まずシステムが「ユ
ーザIDを入力して下さい」とアナウンスを出力する(S20
8)。この後、システムはPBによるユーザIDの取り込みを
行う(S209)。例えば、ユーザが“#”ボタンを押すこと
により、この処理は終了し、入力されたユーザIDがシス
テムが保持しているユーザデータベースに存在している
ものかどうかを判定する(S210)。もし、入力されたユー
ザIDがユーザデータベース上に存在しないものであるな
ら、ユーザの入力ミスと考えられるので、システムは再
びユーザIDの入力をユーザに促す。しかし、このループ
をある一定回数(本システムでは3回)繰り返した場合
は、そのユーザは登録されていない恐れがあるため(S21
4)、認証失敗としてユーザ認証処理を終わる。
【0050】ユーザが入力したユーザIDがシステムのユ
ーザデータベースに登録されていた場合、暗証番号の入
力を促すアナウンスを流し(S211)、暗証番号の取り込み
を行う(S212)。ここでも、“#”が押されると取り込み
処理を終了し、入力された暗証番号が先に調べたユーザ
IDの暗証番号と一致するかを判定し(S213)、一致するの
であれば認証成功として認証処理を終了する。一致しな
かった場合、再度暗証番号の入力を促す。ある一定回数
以上暗証番号が一致しなかった場合(S215)、ユーザ認証
失敗として認証処理を終了する。このユーザ認証失敗を
判断する基準とする不一致回数は、予めメモリにパラメ
ータとして格納しておくものである。
【0051】次に、ステップ206における鉄道経路メ
イン処理について、図4のフローチャートを使って説明
する。この処理は、S204において正規ユーザと認証
されたユーザに対し、鉄道経路情報を提供する処理であ
る。まず、ユーザに出発駅を入力してもらう(S216)。こ
の駅名入力処理に関しては、図5のフローチャートを用
いて後に詳しく述べる。
【0052】出発駅が決定すると、ユーザに乗換駅を指
定するか確認をとる(S217)。もし、乗換駅を指定するな
ら、乗換駅を入力させる(S222)。乗換駅は複数入力する
ことができ、入力された順に記憶し、出発駅、記憶した
順の乗換駅、到着駅の順で経路を探索する。乗換駅の入
力の有無は、S217において、PB”3”が入力され
たか否かの判断による。PB”3”が入力された場合
は、ユーザが乗換駅の入力を開始すると判断し、乗換駅
指定ステップS222に進むものである。ここで、乗換
駅とは、線路が変わる駅に限定されるものではなく、線
路の途中の駅、即ち経由する駅であれば良い。S217
でPB”3”が入力されなかった場合、例えば音声や仮
名入力開始指示が入力された場合は、S218へ進む。
【0053】最後に、到着駅を入力する(S218)と、シス
テムは入力された出発駅、到着駅、(乗換駅)を用い、鉄
道経路の探索を行う(S219)。この探索結果は、メモリに
格納され、このメモリに格納された探索経路を元に、シ
ステムは鉄道経路情報の読み上げを行う(S221)。この読
み上げ処理については、図6のフローチャートを用いて
後述する。さらに、S221においてPB”0”が入力
された場合は、ユーザがやり直しを要求していると判断
し、S216に戻って出発駅指定から順次鉄道経路メイ
ン処理を繰り返す。
【0054】次に、駅名指定処理について、図5のフロ
ーチャートを用いて説明する。駅名指定処理は、出発駅
指定処理(S216)、到着駅指定処理(S218)、
乗換駅指定処理(S222)の各ステップで行われる。
駅名の指定方法については、音声認識を用いた音声によ
る指定、PBを用いたカナ入力による指定の両方により実
現可能である。また、県名を指定することにより、高精
度な全国の駅名認識を行うことも可能であり、ユーザの
使用手法により様々な使い方ができるようになってい
る。本処理に入ると、まず、デフォルトとして音声認識
の範囲を首都圏(群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東
京都、神奈川県、千葉県、山梨県、静岡県)の駅名に設
定する(S223)。これは、駅名データベース113内に格
納する駅名を、県名ごとに分割可能な形で格納し、S2
23において上記9件の県名に対応する駅名のみを検索
対象と設定することにより、音声認識の範囲を首都圏に
限定することが可能となる。これは、県名毎に異なる辞
書にしておいても良いし、或は各データにどの県の駅名
であるかのフラグを立て、音声認識の際に選択されてい
る県名のフラグが立っている駅名データのみにアクセス
するようにしても良い。また、デフォルトは首都圏に限
るものではなく、ユーザがよく利用する県名を予めユー
ザデータベースに登録しておくことによって、S223
において、S204で認証したユーザに対応付けて登録
されている県名を音声認識範囲として設定しても良い。
或は、S202で接続した回線がどの県からのものであ
るのかを識別し、その県名をS223において音声認識
範囲として設定しても良い。県名指定処理が行われなか
った場合は、以後の音声認識の文法は、S223で設定
した県の駅名となる。次にシステムは駅名の発声をユー
ザに促すアナウンスを出力し(S224)、電話音声を取り込
みながら駅名の音声認識を開始する(S226)。このアナウ
ンス中、または、音声認識の最中にユーザが特定のPBを
入力したのを検知すると(S225、 S227)、そのPBによ
って、異なる処理へ分岐する。ここで、PBとは、プッ
シュ回線の電話機のボタンの押下に応じて発生するトー
ンのことであって、各ボタン毎に異なるトーンを発生す
る為、トーンの種類を解析することによってどのボタン
が押下されたか、即ちどの指示がなされたかを認識する
ことができるものである。よって、以下、PBとは、ユ
ーザがプッシュトーンを発生させることのできる電話機
のボタンを押下すること、かつそのボタンの押下によっ
て発生した、いずれのプッシュボタンが押下されたかを
示す情報であるトーンとの両方を表すものとする。ま
た、プッシュトーンは電話機のボタンの押下のみなら
ず、トーンを発生することのできる機器、例えば電話の
ダイヤラー等を用いることにより、プッシュトーンを発
生することのできない電話機を用いて回線を接続した場
合にも本システムを用いることができる。ここまでの処
理で用いてきた、ユーザIDや暗証番号の入力に用いた
PBも同様である。例えば、S225及びS227で
は、このプッシュトーンの入力を検知し、そのトーンを
解析してどのプッシュボタンに対応するトーンであるか
を識別する。そのPBが“2”であるなら県名の指定処理
(S235)を、“*”であるなら駅名のカナ入力処理(S236)
を行う。以下、PBの判断を行うステップは同様であ
る。S235における県名の指定処理については、図7
のフローチャートを用いて後に詳しく述べが、この処理
により音声認識の範囲となる駅名が変更されるため、も
う一度、駅名の発声を促すアナウンスを行う。S236
におけるカナ入力処理は、PBによって駅名を一文字ずつ
入力していく処理であり、詳しくは後で述べる。
【0055】音声認識、カナ入力処理により、ユーザか
ら駅名が指定されると、その駅名でよいかどうかユーザ
に確認を取る。まず、システムアナウンスにより、S2
26で音声認識した駅名或はS236で入力した駅名を
挿入した「〜駅でよろしいですか?」というメッセージ
を発声し(S228)、ユーザ音声の「はい」、「いいえ」の
認識を行う(S230)。もし、ユーザの発声が「はい」であ
るなら(S232)、先ほど入力された駅名で決定し(S233)、
同音駅処理を行う(S234)。ユーザの発声が「はい」以外
の場合、入力された駅名は確定させず、再び駅名の入力
を促す処理へ飛ぶ。システムアナウンス中、あるいは音
声認識中にPB“*”が押された場合、ユーザから「は
い」と発声されたものとみなし、PB“#”が押された場
合、「いいえ」と発声されたものとみなす(S229、 S23
1)。これは、効率的に「はい」、「いいえ」の確認を行
うためである。
【0056】S234における同音駅処理は、ユーザが
指定した駅と同音の駅が複数ある場合に、ユーザがどの
駅を指定したいかを選択させる処理である。この処理に
ついては、後で詳しく述べる。
【0057】次に、経路読み上げ処理について、図6を
用いて説明する。経路読み上げ処理は、ユーザが入力し
た出発駅、到着駅、乗換駅を満たす鉄道経路を検索し、
検索結果を規則合成音声でユーザに情報提供する処理で
ある。まず、本処理に入ると、カウンタNに1を代入する
(S237)。次に、鉄道経路を検索し、その検索結果を時間
順に並べてメモリに格納する。その中で、N位の結果を
取得し、その読み上げ文を作成する(S238)。この読み上
げ文のテンプレートは、以下のように、4つの情報から
なっている。 1.経路全体に関する情報 第N経路は、([駅名]から、[駅名]まで、)所用時
間[時間]、普通運賃[金額]円<、特別料金[金額]
円の形、[金額]円>です。 2.経路内の乗換に関する情報 経路は、{[駅名]から、[線路名]で、[駅名]へ、
[時間]}[駅名]から、[線路名]で、[駅名]へ、
[時間]です。 3.経路内の普通運賃に関する情報 普通運賃は、{[駅名]から、[駅名]が、[金額]
円。}[駅名]から、[駅名]が、[金額]円です。 4.経路内の特別料金に関する情報 特別料金は、{[駅名]から、[駅名]が、[金額]
円。}[駅名]から、[駅名]が、[金額]円です。 この中で、経路全体に関する情報における()内の情報
は、N=1、即ち最初の経路情報を出力する時にのみ出
力する。また、経路全体に関する情報における<>内の情
報と、経路内の特別料金に関する情報は、特別料金があ
る場合にのみ出力する。また、各情報における{}内の
情報は、経路情報に応じて、線路名や電車が途中で変わ
る時に必要に応じて繰り返し出力する。
【0058】例えば、上記のようなテンプレートによ
り、土浦駅から矢口渡駅までの検索結果は以下のように
出力される。「第1経路は、”土浦”から、”矢口渡”
まで、所用時間1時間46分、普通運賃1560円、特別
料金1460円の計、3020円です。経路は、”土
浦”から、特急フレッシュひたちで、”上野”へ、40
分、”上野”から、京浜東北・根岸線快速で、”蒲田”
へ、24分、”蒲田”から、東急目蒲線で、”矢口渡”
へ、2分です。普通運賃は、”土浦”から、”蒲田”
が、1450円、”蒲田”から、”矢口渡”が、110円
です。特別料金は、”土浦”から、”上野”が、146
0円です。」 ここで、次候補の出力を指示するPB”9”が入力され
ると、第2位の検索結果が以下のように出力される。
「第2経路は、所用時間1時間59分、普通運賃1560
円です。経路は、”土浦”から、常磐線で、”上野”
へ、1時間8分。”上野”から、京浜東北・根岸線快速
で、”蒲田”へ、24分。”蒲田”から、東急目蒲線
で、”矢口渡”へ、2分です。普通運賃は、”土浦”か
ら、”蒲田”が、1450円。”蒲田”から、”矢口
渡”が、110円です。」
【0059】上記経路読み上げ文は、鉄道経路探索部か
らの結果(データ群)を音声だけでわかるようにわかりや
すく加工した文章である。通常、鉄道経路探索部からの
結果は、所要時間順に複数候補出力される。そして、乗
換回数が気になるユーザや、運賃が気になるユーザが候
補に中から自分好みの経路が選択できるようにする為
に、システムはそれぞれに経路候補について経路読み上
げ文を作成する。これは、鉄道経路探索部が導出した結
果を、上記テンプレートにあてはめ、ユーザが聞きとっ
て理解できる文章とする。まず、経路全体に関する情報
として、出発駅、到着駅、トータルの所要時間、トータ
ルの運賃を示す。次に、乗り換えの情報として、乗り換
え経路の出発駅、乗り換え経路の到着駅、そこで用いる
路線名、乗り換え区間内の所要時間を示す。最後に、運
賃(特別料金)の情報として、異なる鉄道会社ごとに、出
発駅、到着駅、その区間の運賃(特別料金)を示す。
【0060】この読み上げ文を一文ずつ読み上げ(S23
9)、N位の探索結果から作られた読み上げ文がなくなる
まで続けられる(S241)。もし、読み上げ中にユーザが特
定のPBを押したのを検知すると(S240)、PB“7”である
ならN―1位の結果があるかどうかをチェックし(S247)、
あるならばNから1を引いたものをNにセットし(S248)、N
位の検索結果取得処理を行う。読み上げ中に押されたPB
が“9”であるなら、N+1位の結果があるかどうかをチ
ェックし(S249)、あるならば、Nに1を加えたものをNに
セットし(S250)、N位の検索結果取得処理を行う。これ
らの処理により、PB“7”は現在の読み上げ文の前の検
索結果を、PB“9”は現在の読み上げ文の次の検索結果
を読み上げるさせることができる。N位の読み上げ文を
一通り発声し終わると、システムはユーザにもう一度読
み上げるかどうかを問う(S242)。これに対し、ユーザは
音声の「はい」/「いいえ」により答え(S245)、ユーザ
が発声したものが「はい」であるなら(S246)、もう一
度、読み上げを開始し、ユーザの発声が「はい」以外で
あるなら、経路読み上げ処理を終了する。システムがユ
ーザに規則合成音声で問う時と、ユーザが音声で答える
時に、ユーザはPB“*”と“#”を「はい」「いいえ」
と答える代わりに使用することができる。これにより、
システムアナウンスの最中に次の処理に進むことがで
き、ユーザの負担が減少する。
【0061】次に、S235における県名指定処理を図
7のフローチャートを用いて説明する。この県名指定処
理は、駅名入力時の音声認識の範囲をデフォルトの首都
圏(群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、神奈川、千葉、山
梨、静岡)から、指定した県に変更する処理である。こ
の処理により県名指定してから、駅名を発声することに
より、認識率を下げることなく全国の駅名を指定するこ
とが可能となる。この処理に入ると、システムはユーザ
に県名を発声するようにアナウンスを流す(S251)。その
アナウンスに引き続きシステムは音声を取り込み始め、
県名を認識語彙として音声認識を開始する(S253)。アナ
ウンスの最中と音声認識中にユーザからPB“*”が押さ
れると、システムは県名のカナ入力処理を行う(S262)。
この処理はPBにより県名をカナ入力で指定するものであ
る。このカナ入力については、後に図10を用いて説明す
る。
【0062】認識結果が出るか、カナ入力が終了する
と、認識された結果が正しいかどうかアナウンスを流し
(S255)、ユーザに「はい」「いいえ」を答えさせる(S25
7)ことで、確認をとる。ユーザの発声が「はい」の場
合、先ほど指定された県名を次の駅名認識時の認識範囲
とし、その旨をアナウンスする(S260、 S261)。「は
い」以外の発声が行われたとシステムが判断すると、次
の駅名認識時の認識範囲をデフォルトの首都圏に戻し、
その旨をアナウンスする(S263、 S264)。この確認を行
うシステムのアナウンス中、あるいは「はい」「いい
え」を発声する音声認識中、ユーザはPB“*”、“#”
を押下することにより、それぞれ「はい」「いいえ」を
発声する代わりにボタンで入力することができる(S25
6、 S258)。
【0063】次にS234における同音駅処理につい
て、図8のフローチャートを用いて説明する。この同音
駅処理は、ユーザの指定した駅と同音の駅が存在した場
合に、どの駅を指しているのかをユーザとの対話で決定
する処理である。本処理では、まずユーザが指定(発声
あるいは、カナ入力)した駅に、同音の駅が存在するか
どうかを、そのときの駅名指定範囲(デフォルトでは首
都圏、県名指定処理で変更される)の中で検索する(S26
5)。このとき、ユーザの指定した駅の読みが駅名指定範
囲中に唯一のものであれば、その駅に一意に限定される
(S278)ため、本処理を終了する。同音の駅がある場合、
カウンタNに1を代入し(S266)、N個目の同音駅があるか
どうかを検索する(S267)。N個目の同音駅があった場
合、その駅を選択し、その駅でよいかどうかをユーザに
問う質問文を作成し(S268)、規則合成音声によりアナウ
ンスする(S269)。この時の質問文作成については、図9
を用いて後に説明する。
【0064】アナウンスを流したあと、システムは、
「はい」「いいえ」の音声認識を開始し(S271)、認識結
果が「はい」であるなら(S273)、N個目の同音駅で決定
し(S274)、本処理を終了する。認識結果が「はい」以外
であった場合、Nに1を加え(S277)、同音駅検索に戻る。
質問アナウンス中或は音声認識中にPBの入力が検知され
た場合には(S270、S272)、そのPBが“*”
“#”“7”“9”のいずれであるか判定する。PB
“*”が入力されたと判定される場合は、「はい」とい
う音声を認識した時と同様に、また、PB“#”が入力
されたと判定される場合は、「いいえ」という音声を認
識した時と同様に処理する。また、PB“7”が入力さ
れたと判定される場合はNから1を引き、PB“9”が入
力されたと判定される場合はNに1を加え、S267の同
音駅検索ステップに戻る。これにより、PB“7”の押下
により一つ前の検索結果に戻ることを、PB“9”の押
下により次の検索結果に進むことを指示でき、ユーザは
少ない操作で自分の意図した駅を選択することができる
ようになる。
【0065】図9は同音駅が複数ある場合の混乱を回避
するために、ユーザに唯一の駅に選択させる為のアナウ
ンスの例である。システムは、駅名データベースという
県名・駅の表記・駅の読みからなるデータベースを持
ち、このデータベースを検索することにより、設定され
ている県内に存在する現在選択可能な駅の範囲中にユー
ザが指定した駅と同音の駅があるかどうかを調べること
ができる。全ての駅表記はカッコ内に県名や路線名が付
くことにより、ユニーク、即ち音は同じでも各々が識別
できるようになることが保証されている。例えば、駅名
の読みが同じでも、その駅の存在する県が異なったり、
線路が異なるので、各駅の県名や線路名を付加して出力
することにより、ユーザの目的とする駅名がどれである
のかを特定させることが可能になるのである。この駅の
表記(県名及び線路名を含む)を利用することにより、
ユーザに対するアナウンスを作成する。つまり、この表
記とは、同音の駅の各々を識別させる為の識別情報であ
る。同じ県内に同音駅がない場合、駅の表記からカッコ
(線路名)を外し、表記の中の県名のみ用いて「〜県に
ある〜駅でよろしいですか?」というアナウンス文を作
成する。同じ県内に同音駅がある場合、カッコ内の路線
名を用いて、「〜県にある〜線の〜駅でよろしいですか
?」というアナウンス分を作成する。
【0066】次に、図10、図11、及び図13と図14のフロ
ーチャートを用いてカナ入力処理について説明する。カ
ナ入力処理は、音声認識がうまく行かない状況下で非常
に有効であり、確実に文字列をシステムに送信すること
が可能である。一般のシステムでは、カナ入力はユーザ
の端末で文字列を作成し、ユーザの端末とシステムサー
バ間で決まったプロトコルにより送受信するものがほと
んどである。
【0067】この場合、システムサーバに対し、ユーザ
の端末は限定されてしまうため、その端末でないとサー
ビスが受けられない。本方式のカナ入力処理では、トー
ン信号(ピポパ音)によりシステムに入力するため、一般
的に出回っているトーン信号が発信できる端末であるな
らば、どのようなものでも対応することができる。ま
た、カナ入力の処理中にシステムから音声によるフィー
ドバックがあるため、ユーザの端末にディスプレイがな
いものでも入力間違いが生じにくい。
【0068】図10は、カナ入力でユーザの操作に対し、
選択される文字のテーブルである。本システムでは、PB
の連打により文字を切り替えていく方式をとっており、
これは携帯電話などで一般的になりつつある方式であ
る。PB“0”〜“9”はカナの「アカサタナハマヤラワ」
行に相当し、そのボタンを連続して押すことにより
「タ」行であれば、選択されている文字は「タ」「チ」
「ツ」「テ」「ト」と進んでいく。このときに、その選
択されている文字を、音声でユーザに出力する。ここで
出力される音声は規則合成音声でもよいのだが、単音節
発声では人間の音声を実際に収録したものの方が聞き取
りやすいため、規則合成音声は使用しない。例として、
ユーザが「ツ」を入力したい場合、PB“4”を3回押せば
よい。この操作時にユーザが聞く音声は「タ、チ、ツ」
である。音声の出力中にもユーザは次のPBを押すことが
でき、いちいち選択した文字を確認しなくてもよい。PB
“#”は、選択文字を決定する場合に用い、決定された
文字は、決定文字列に追加されていく。PB“*”は、決
定文字列の最後の文字をクリアするために用いる。これ
ら二つのPBが押された場合、その時に変更・決定された
決定文字列を、音声によりユーザに出力する。PB“#”
が連続して押された場合、その時点での決定文字列を最
終文字列としてカナ入力処理は終了する。PB“0”だけ
は「ワ」「ヲ」「ン」「゛(濁点)」「゜(半濁点)」「ー
(長音記号)」と特殊な遷移を行う。「゛(濁点)」「゜
(半濁点)」「ー(長音記号)」は、決定文字列の最後の文
字にその記号が付くことができる場合(濁点ならカサタ
ハ行、半濁点ならハ行、長音記号なら空または長音記号
以外)だけ選択が可能であり、ユーザに対する音声出力
も、決定文字列にそれらの記号を付加した形で出力す
る。例えば、決定文字列が「カンタ」の場合、PB“0”
を4回連続して押すと、「゛(濁点)」が選択され、その
操作時にユーザに出力されるのは「ワ、ヲ、ン、ダ」で
ある。
【0069】以下、図10のテーブルを用いてPBにより
カナを入力する時の処理について詳細に説明する。
【0070】図13は本発明によるカナ入力処理の流れで
ある。尚、このフローチャートで用いる各パラメータ、
K、S、C、N、Pは、各々メモリ内のワークエリアに
備えるものである。
【0071】カナ入力処理に入ると、決定文字列バッフ
ァKを空にし、初期化する(S300)。次に、選択文字バッ
ファSを空にし、一つ前のトーン番号Pに−1 を、同一ト
ーン出現カウンタCを1に設定する(S301)。ここで、電話
音声処理ボードからトーン信号の取り込みを行う(S30
2)。取りこまれたトーン信号がPB“0”〜“9”である場
合、トーン番号Nにその押されたPB番号を代入する(S30
3)。次に、PとNが等しいか否かを判定し(S304)、等し
いと判定される場合は、そのPBが連打されたと判断され
る為、Cに1を加える(S305)。PとNが等しくないと判定さ
れる場合は、PにNを、Cに1を代入する(S306)。これら
P、C、Kの値を元に、カナ選択処理によりSを設定する(S
307)。このカナ選択処理については、図15のフローチャ
ートを用いて後述する。
【0072】カナ選択処理により、Sが設定されると、
その文字が“゛”(濁点)、“゜”(半濁点)、“ー”
(長音)などの発声できない文字であるかどうかを判定
する(S308)。この、発声できない文字は、予め発生でき
ない文字ぐるーぷとして登録しておき、その登録された
文字と一致するか否か比較することにより判定できる。
発声できない文字であると判定された場合は、決定文字
列Kの最終文字にSを付加したものを発声することとする
(S309)。例えば、S=”゛”(濁点)でK=“カンタ”の
場合は、決定文字列Kの最終文字にSを付加して発声され
る文字は「ダ」である。Sが単体で発声可能な文字であ
ると判定される場合は、Sをそのまま発声し(S310)、ト
ーンの取り込みに戻る。
【0073】取り込まれたトーンが選択文字の確定を示
すPB“#”であると判定される場合、選択文字Sが空か
どうかの判定を行う(S311)。Sが空の場合、PB“#”が
連打されたことになり,決定文字列Kをカナ入力処理の
出力として終了する。Sが空でない場合、選択文字Sを決
定文字列Kに追加し(S312)、その決定文字列を発声する
(S313)。
【0074】取り込まれたトーンが一文字削除を示すPB
“*”であると判定される場合、決定文字列Kが空かど
うかの判定を行う(S314)。Kが空であれば,「決定文字
列がありません」と発声する(S315)。Kに何らかの文字
が格納されている場合、その最終文字を削除し、変更さ
れたKを発声する。
【0075】次にS307におけるカナ選択処理を図14の
フローチャートを用いて説明する。
【0076】カナ選択処理は、選択文字Sをトーン番号
N、同一トーン出現カウンタC、決定文字列Kにより、決
定する処理である。カナ選択処理に入ると、図10で示し
たPB種/連打回数の行列(MOJI[P,C])を参照する(S31
7)。この図10に示した行列は、予めメモリに記憶してお
くものである。もし、この行列の値が空であるなら、C
に1を設定する(S318)。次に、MOJI[P,C]の値を調べ、
その文字が“゛”(濁点)の場合、決定文字列Kの最終
文字を読み出して、「カサタハ」行であるか否か判定し
(S320)、「カサタハ」行である場合にはその文字に濁点
を付ける事ができるため、SにMOJI[P,C]の値を設定し(S
319)、この処理を終える。MOJI[P,C]の値が“゜”(半
濁点)の場合、Kの最終文字が「ハ」行であるか否か判
定し(S321)、「ハ」行である場合にはその文字に半濁点
を付ける事ができるため、SにMOJI[P,C]の値を設定し、
この処理を終える。MOJI[P,C]の値が“ー”(長音)の
場合、Kの最終文字が「ー」であるか否か判定し(S32
2)、「―」でない場合にはその文字に長音記号を付ける
事ができるため、Sに MOJI[P,C]の値を設定し、この処
理を終える。もし決定文字列Kの最終文字がこれらを満
たさない場合、カウンタCを一つ進め、行列の値が空か
どうかの判定に戻る。
【0077】MOJI[P,C]が“゛”(濁点)、“゜”(半
濁点)、“ー”(長音)以外の場合、その値を選択文字
列として設定し(S319)、この処理を終了する。
【0078】図11は“カンダ”と入力する場合の操作の
手順の例示図である。矢印は操作の流れを示している。
また、ここではカナ入力を例に説明したが、他の文字で
あっても良いことは勿論である。例えば、アルファベッ
トであっても各キー毎に3文字程度のアルファベットを
あてはめて図10のようなテーブルを作成して記憶してお
くことにより、キーが押された回数による文字の決定及
び発声や、文字の削除等については図13のフローチャー
トに示した通りの処理で実行可能である。
【0079】音声認識を行うとき、ユーザにどの時点か
ら音声を取り込んでいるかを意識させるために、発信音
(ピー)を流す。アナウンスは「発信音の後に、出発駅
を発声して下さい。(ピー)」とする。また、プッシュボ
タンによりIDや暗証番号を入力させるときも、ユーザに
どの時点からプッシュトーンを取り込んでいるかを意識
させるために、発信音を流すとよい。アナウンスは「発
信音の後に、ユーザIDを入力して下さい。(ピー)」とす
る。これら二つの入力(音声入力、プッシュトーン入力)
で、発信音を変えることで、受け付けているのが音声な
のかプッシュトーンなのかをユーザに意識させることが
できる。この発信音(ピー)の切り換えは、音声メッセ
ージを出力するステップに対応付けて予め記憶させてお
くことにより、その時に適切な発信音を出力することが
できる。或は、メッセージに対応付けて発信音の種類を
登録しておくことにより、そのメッセージが出力された
時にはどちらかの発信音を選択して出力するかを切り換
えるようにしても良い。
【0080】本装置を複数回線で同時にマルチスレッド
で動作させることも可能である。ユーザ認証時、そのユ
ーザが現在、他の回線を使用していないかを判別する。
もし、そのユーザが他の回線で動作していた場合、その
ユーザは他人にユーザIDと暗証番号を教えた不正ユーザ
と考えられる。よって、後から接続した不正ユーザの回
線を切断する。また、先に接続していた不正ユーザの回
線も切断してよい。これらのユーザは、ログにそのユー
ザIDを書き出したり、或はユーザデータベースに不正ユ
ーザが回線を接続したことを記録することにより、後に
その不正ユーザ情報を読み出して対応してもよい。
【0081】プッシュトーンによる駅名・県名のカナ入
力処理において、正確な駅名・県名だけではなく、ある
程度曖昧な入力でも受理した方がユーザの負担が少な
い。そこで、図13の駅表記/駅読みテーブルのような、
正式な読みの他に、よく間違える読みや、よく省略され
る形も登録しておき、そのユーザの入力がどれかに合え
ばその駅名で受理するようにする。また、図13のカナの
長音化テーブルを用い、長音化された形でも受理するよ
うにしておけば、駅表記/駅読みテーブルにわざわざ長
音化した形を載せる必要はなくなる。長音化とは、カナ
をアルファベットで書いた場合に、“ou”“ei”または
母音の連続部分を長音記号に置きかえる処理である。例
として「トウキョウ」は「トウキョー」でも「トーキョ
ウ」でも「トーキョー」でも受理するようになる。
【0082】これらの処理に加え、検索対象となる単語
の中で、入力されたカナが頭に付く単語が唯一となる場
合、その単語を受理するようにする。例として県名の入
力時に「トウ」あるいは「トー」だけで「東京」を選択
するようにする。(「ト」だけでは「富山」「徳島」が
あるため、決定できない。)これらの処理を組み合わせ
ることで、ユーザからの曖昧なカナ入力に対し、意図し
た単語を選択することが可能になる。
【0083】本実施例では、文字入力の際の確認用の音
声として、収録音声を使用して説明したが、規則合成音
声を使用してもよい。
【0084】本実施例では、駅名からその駅間の経路を
検索したが、検索対象となるのは経路以外の一般のデー
タでも問題ない。
【0085】本実施の形態によれば、どのような電話機
を用いてでもユーザが指定した駅間の鉄道経路案内を聞
くことができる。
【0086】また、駅名の指定範囲を前もって県名で設
定しておくことで、全国の駅名を入力することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の機能構成図。
【図2】本発明に係る全体的な処理のフローチャート。
【図3】本発明に係るユーザ認証処理のフローチャー
ト。
【図4】本発明に係るメイン処理のフローチャート。
【図5】本発明に係る駅名指定処理のフローチャート。
【図6】本発明に係る経路読み上げ処理のフローチャー
ト。
【図7】本発明に係る県名指定処理のフローチャート。
【図8】本発明に係る同音駅処理のフローチャート。
【図9】本発明に係る同音駅回避のための処理例示図。
【図10】本発明によるカナ入力処理で用いるテーブル
である。
【図11】カナ入力処理の例である。
【図12】経路読み上げ文の例である。
【図13】カナ入力で受理する曖昧な入力の例である。
【図14】本発明に係るカナ選択処理のフローチャー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04L 9/32 G10L 3/00 551A 561H H04L 9/00 675A (72)発明者 八木沢 津義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND20 PP07 PP10 PQ02 PQ04 UU16 5D015 HH12 KK03 LL02 LL04 LL06 5D045 AA05 AA11 AB04 AB24 5J104 AA07 KA01 KA04 NA05 NA36 NA37

Claims (85)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声或はプッシュトーンを入力し、 前記入力した音声或はプッシュトーンが表す出発駅名と
    到着駅名とを認識し、 前記出発駅名と到着駅名との間の経路情報を探索し、 前記探索した経路情報を音声合成して出力することを特
    徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 経由地が指定された場合には、出発地か
    ら経由地を通る到着地までの経路を検索することを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記認識する駅名は、予め定められた地
    域内に限定して認識することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記経路情報は、候補となった複数の経
    路情報の中で所要時間に従って判断した順番で出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記ユーザの認証を行った後、前記処理
    を開始することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    方法。
  6. 【請求項6】 ユーザ識別情報と、そのユーザ固有の暗
    証情報とを入力し、予め登録された各情報が一致した場
    合に前記処理を開始することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理方法。
  7. 【請求項7】 プッシュボタンの入力を促す時と,音声
    の入力を促す時とで入力を促す発信音を切りかえること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】 プッシュトーンが入力された場合であっ
    て、そのプッシュトーンが選択指示であった場合には、
    その前にプッシュトーンにより入力された文字を音声出
    力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理方
    法。
  9. 【請求項9】 前記認識した駅名と同音のものが複数あ
    る場合に、前記認識した駅名の付加情報を加えて駅名を
    出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記付加情報は、県名とすることを特
    徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記付加情報は、線路名とすることを
    特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記付加情報は、県名及び線路名とす
    ることを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記付加情報は、県名及び線路名の中
    から選択したものとすることを特徴とする請求項9に記
    載の情報処理方法。
  14. 【請求項14】 複数回線を同時に接続し、各回線の各
    々において前記処理を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 入力した音声或はプッシュトーンを認
    識して得た前記音声或はプッシュトーンが表す出発駅名
    と到着駅名との間の経路情報を探索し、 前記探索した経路情報を出力することを特徴とする情報
    処理方法。
  16. 【請求項16】 前記出力する経路情報は、複数の経路
    情報とすることを特徴とする請求項15に記載の情報処
    理方法。
  17. 【請求項17】 前記経路情報の出力は、音声或はプッ
    シュトーンの出力部に対して出力することを特徴とする
    請求項15に記載の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 前記経路情報の出力は、出発駅名と到
    着駅名の出力部に対して出力することを特徴とする請求
    項15に記載の情報処理方法。
  19. 【請求項19】 音声入力待ち状態においてプッシュト
    ーンが入力されたか否か判定し、 前記音声入力待ち状態においてプッシュトーンが入力さ
    れたと判定した場合に、音声認識処理を行なわずに前記
    入力したプッシュトーンの種類を識別し、 前記識別した種類に対応付けて設定されているコマンド
    を、前記待ち状態にあった情報の入力に替えることを特
    徴とする情報処理方法。
  20. 【請求項20】 前記入力する情報を肯定或は否定の情
    報とすることを特徴とする請求項20に記載の情報処理
    方法。
  21. 【請求項21】 駅名の入力に従って経路を探索するシ
    ステムにおいて、前記処理を行なうことを特徴とする請
    求項20に記載の情報処理方法。
  22. 【請求項22】 プッシュトーンの種類を示す行と、そ
    のプッシュトーンが連続した回数を示す列の、各交点に
    おいて文字を配したマトリクスを用いて入力したプッシ
    ュトーンを解析して文字情報を選択し、 特定の種類のプッシュトーンが入力された場合に、その
    直前に選択された文字情報を決定文字列に加え、 その加えられる文字情報を音声により出力することを特
    徴とする情報処理方法。
  23. 【請求項23】 前記特定の種類とは異なる第二のプッ
    シュトーンが入力された場合に、決定文字列の最後の文
    字情報を削除することを特徴とする請求項22に記載の
    情報処理方法。
  24. 【請求項24】 前記特定の種類のプッシュトーンが連
    続して押された場合に、文字入力モードを終了し、その
    時点で決定文字列とされている文字列を音声により出力
    することを特徴とする請求項22に記載の情報処理方
    法。
  25. 【請求項25】 前記マトリクスは、日本語文字を選択
    する為のマトリクスとし、プッシュトーンの種類が子音
    を、連続回数が母音を特定するように定めたものとする
    ことを特徴とする請求項22に記載の情報処理方法。
  26. 【請求項26】 前記マトリクスは、日本語文字を選択
    する為のマトリクスとし、濁点、半濁点、長音を含むこ
    とを特徴とする請求項22に記載の情報処理方法。
  27. 【請求項27】 入力された文字情報が濁点、半濁点及
    び長音の場合に、その前に決定されている文字情報を判
    別し、その文字情報の種類に応じて当該入力された文字
    情報を決定文字列に加えるか否か制御することを特徴と
    する請求項26に記載の情報処理方法。
  28. 【請求項28】 前記決定された文字列が、予め登録さ
    れている文字列でないと判断される場合に、当該決定さ
    れた文字列から導き出される他の文字列に変更すること
    を特徴とする請求項22に記載の情報処理方法。
  29. 【請求項29】 前記文字列の変更は、予め登録されて
    いる文字列と、それとは異なる文字列とを対応付けて予
    め格納してあるテーブルを参照することにより行うこと
    を特徴とする請求項28に記載の情報処理方法。
  30. 【請求項30】 前記テーブルは、予め登録されている
    文字列の一部を長音化した文字列と対応付けるものとす
    ることを特徴とする請求項29に記載の情報処理方法。
  31. 【請求項31】 前記文字列の決定を、情報の探索にお
    けるキー情報入力に用いることを特徴とする請求項22
    に記載の情報処理方法。
  32. 【請求項32】 音声或はプッシュトーンを入力する入
    力手段と、 前記入力した音声或はプッシュトーンが表す出発駅名と
    到着駅名とを認識する認識手段と、 前記出発駅名と到着駅名との間の経路情報を探索する探
    索手段と、 前記探索した経路情報を音声合成して出力する出力手段
    とを有することを特徴とする情報処理装置。
  33. 【請求項33】 経由地が指定された場合には、出発地
    から経由地を通る到着地までの経路を検索することを特
    徴とする請求項32に記載の情報処理装置。
  34. 【請求項34】 前記認識する駅名は、予め定められた
    地域内に限定して認識することを特徴とする請求項32
    に記載の情報処理装置。
  35. 【請求項35】 前記経路情報は、候補となった複数の
    経路情報の中で所要時間に従って判断した順番で出力す
    ることを特徴とする請求項32に記載の情報処理装置。
  36. 【請求項36】 ユーザ認証手段を有し、ユーザの認証
    を行った後、前記処理を開始することを特徴とする請求
    項32に記載の情報処理装置。
  37. 【請求項37】 ユーザ認証手段を有し、ユーザ識別情
    報と、そのユーザ固有の暗証情報とを入力し、予め登録
    された各情報が一致した場合に前記処理を開始すること
    を特徴とする請求項32に記載の情報処理装置。
  38. 【請求項38】 プッシュボタンの入力を促す時と,音
    声の入力を促す時とで入力を促す発信音を切りかえるこ
    とを特徴とする請求項32に記載の情報処理装置。
  39. 【請求項39】 プッシュトーンが入力された場合であ
    って、そのプッシュトーンが選択指示であった場合に
    は、その前にプッシュトーンにより入力された文字を音
    声出力することを特徴とする請求項32に記載の情報処
    理装置。
  40. 【請求項40】 前記認識した駅名と同音のものが複数
    ある場合に、前記認識した駅名の付加情報を加えて駅名
    を出力することを特徴とする請求項32に記載の情報処
    理装置。
  41. 【請求項41】 前記付加情報は、県名とすることを特
    徴とする請求項40に記載の情報処理装置。
  42. 【請求項42】 前記付加情報は、線路名とすることを
    特徴とする請求項40に記載の情報処理装置。
  43. 【請求項43】 前記付加情報は、県名及び線路名とす
    ることを特徴とする請求項40に記載の情報処理装置。
  44. 【請求項44】 前記付加情報は、県名及び線路名の中
    から選択したものとすることを特徴とする請求項40に
    記載の情報処理装置。
  45. 【請求項45】 複数回線を同時に接続し、各回線の各
    々において前記処理を行うことを特徴とする請求項32
    に記載の情報処理装置。
  46. 【請求項46】 音声入力待ち状態においてプッシュト
    ーンが入力されたか否か判定する判定手段と、 前記音声入力待ち状態においてプッシュトーンが入力さ
    れたと判定した場合に、音声認識処理を行なわずに前記
    入力したプッシュトーンの種類を識別する識別手段と、 前記識別した種類に対応付けて設定されているコマンド
    を、前記待ち状態にあった情報の入力に替える入力制御
    手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  47. 【請求項47】 前記入力する情報を肯定或は否定の情
    報とすることを特徴とする請求項46に記載の情報処理
    装置。
  48. 【請求項48】 駅名の入力に従って経路を探索するシ
    ステムにおいて、前記処理を行なうことを特徴とする請
    求項46に記載の情報処理装置。
  49. 【請求項49】 プッシュトーンの種類を示す行と、そ
    のプッシュトーンが連続した回数を示す列の、各交点に
    おいて文字を配したマトリクスを用いて入力したプッシ
    ュトーンを解析して文字情報を選択する選択手段と、 特定の種類のプッシュトーンが入力された場合に、その
    直前に選択された文字情報を決定文字列に加る文字選択
    手段と、 その加えられる文字情報を音声により出力する出力手段
    とを有することを特徴とする情報処理装置。
  50. 【請求項50】 前記特定の種類とは異なる第二のプッ
    シュトーンが入力された場合に、決定文字列の最後の文
    字情報を削除することを特徴とする請求項49に記載の
    情報処理装置。
  51. 【請求項51】 前記特定の種類のプッシュトーンが連
    続して押された場合に、文字入力モードを終了し、その
    時点で決定文字列とされている文字列を音声により出力
    することを特徴とする請求項49に記載の情報処理装
    置。
  52. 【請求項52】 前記マトリクスは、日本語文字を選択
    する為のマトリクスとし、プッシュトーンの種類が子音
    を、連続回数が母音を特定するように定めたものとする
    ことを特徴とする請求項49に記載の情報処理装置。
  53. 【請求項53】 前記マトリクスは、日本語文字を選択
    する為のマトリクスとし、濁点、半濁点、長音を含むこ
    とを特徴とする請求項49に記載の情報処理装置。
  54. 【請求項54】 入力された文字情報が濁点、半濁点及
    び長音の場合に、その前に決定されている文字情報を判
    別し、その文字情報の種類に応じて当該入力された文字
    情報を決定文字列に加えるか否か制御することを特徴と
    する請求項53に記載の情報処理装置。
  55. 【請求項55】 前記決定された文字列が、予め登録さ
    れている文字列でないと判断される場合に、当該決定さ
    れた文字列から導き出される他の文字列に変更すること
    を特徴とする請求項49に記載の情報処理装置。
  56. 【請求項56】 前記文字列の変更は、予め登録されて
    いる文字列と、それとは異なる文字列とを対応付けて予
    め格納してあるテーブルを参照することにより行うこと
    を特徴とする請求項55に記載の情報処理装置。
  57. 【請求項57】 前記テーブルは、予め登録されている
    文字列の一部を長音化した文字列と対応付けるものとす
    ることを特徴とする請求項56に記載の情報処理装置。
  58. 【請求項58】 前記文字列の決定を、情報の探索にお
    けるキー情報入力に用いることを特徴とする請求項49
    に記載の情報処理装置。
  59. 【請求項59】 音声或はプッシュトーンを入力する工
    程の制御プログラムと、 前記入力した音声或はプッシュトーンが表す出発駅名と
    到着駅名とを認識する工程の制御プログラムと、 前記出発駅名と到着駅名との間の経路情報を探索する工
    程の制御プログラムと、 前記探索した経路情報を音声合成して出力する工程の制
    御プログラムとを記憶したことを特徴とするコンピュー
    タにより読取可能な記憶媒体。
  60. 【請求項60】 経由地が指定された場合には、出発地
    から経由地を通る到着地までの経路を検索する工程の制
    御プログラムを記憶したことを特徴とする請求項59に
    記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒体。
  61. 【請求項61】 前記認識する駅名は、予め定められた
    地域内に限定して認識することを特徴とする請求項59
    に記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒体。
  62. 【請求項62】 前記経路情報は、候補となった複数の
    経路情報の中で所要時間に従って判断した順番で出力す
    ることを特徴とする請求項59に記載のコンピュータに
    より読取可能な記憶媒体。
  63. 【請求項63】 前記ユーザの認証を行った後、前記処
    理を開始する為の工程の制御プログラムを記憶したこと
    を特徴とする請求項59に記載のコンピュータにより読
    取可能な記憶媒体。
  64. 【請求項64】 ユーザ識別情報と、そのユーザ固有の
    暗証情報とを入力し、予め登録された各情報が一致した
    場合に前記処理を開始する為の工程の制御プログラムを
    記憶したことを特徴とする請求項59に記載のコンピュ
    ータにより読取可能な記憶媒体。
  65. 【請求項65】 プッシュボタンの入力を促す時と,音
    声の入力を促す時とで入力を促す発信音を切りかえる為
    の工程の制御プログラムを記憶したことを特徴とする請
    求項59に記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒
    体。
  66. 【請求項66】 プッシュトーンが入力された場合であ
    って、そのプッシュトーンが選択指示であった場合に
    は、その前にプッシュトーンにより入力された文字を音
    声出力する為の工程の制御プログラムを記憶したことを
    特徴とする請求項59に記載のコンピュータにより読取
    可能な記憶媒体。
  67. 【請求項67】 前記認識した駅名と同音のものが複数
    ある場合に、前記認識した駅名の付加情報を加えて駅名
    を出力する為の工程の制御プログラムを記憶したことを
    特徴とする請求項59に記載のコンピュータにより読取
    可能な記憶媒体。
  68. 【請求項68】 前記付加情報は、県名とすることを特
    徴とする請求項67に記載のコンピュータにより読取可
    能な記憶媒体。
  69. 【請求項69】 前記付加情報は、線路名とすることを
    特徴とする請求項67に記載のコンピュータにより読取
    可能な記憶媒体。
  70. 【請求項70】 前記付加情報は、県名及び線路名とす
    ることを特徴とする請求項67に記載のコンピュータに
    より読取可能な記憶媒体。
  71. 【請求項71】 前記付加情報は、県名及び線路名の中
    から選択したものとすることを特徴とする請求項67に
    記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒体。
  72. 【請求項72】 複数回線を同時に接続し、各回線の各
    々において前記処理を行うことを特徴とする請求項59
    に記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒体。
  73. 【請求項73】 音声入力待ち状態においてプッシュト
    ーンが入力されたか否か判定する工程の制御プログラム
    と、 前記音声入力待ち状態においてプッシュトーンが入力さ
    れたと判定した場合に、音声認識処理を行なわずに前記
    入力したプッシュトーンの種類を識別する工程の制御プ
    ログラムの工程と、 前記識別した種類に対応付けて設定されているコマンド
    を、前記待ち状態にあった情報の入力に替える工程の制
    御プログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ
    より読取可能な記憶媒体。
  74. 【請求項74】 前記入力する情報を肯定或は否定の情
    報とすることを特徴とする請求項73に記載のコンピュ
    ータにより読取可能な記憶媒体。
  75. 【請求項75】 駅名の入力に従って経路を探索するシ
    ステムにおいて、前記処理を行なうことを特徴とする請
    求項73に記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒
    体。
  76. 【請求項76】 プッシュトーンの種類を示す行と、そ
    のプッシュトーンが連続した回数を示す列の、各交点に
    おいて文字を配したマトリクスを用いて入力したプッシ
    ュトーンを解析して文字情報を選択する工程の制御プロ
    グラムと、 特定の種類のプッシュトーンが入力された場合に、その
    直前に選択された文字情報を決定文字列に加える工程の
    制御プログラムと、 その加えられる文字情報を音声により出力する工程の制
    御プログラムとを記憶したことを特徴とするコンピュー
    タにより読取可能な記憶媒体。
  77. 【請求項77】 前記特定の種類とは異なる第二のプッ
    シュトーンが入力された場合に、決定文字列の最後の文
    字情報を削除する為の工程の制御プログラムを記憶した
    ことを特徴とする請求項76に記載のコンピュータによ
    り読取可能な記憶媒体。
  78. 【請求項78】 前記特定の種類のプッシュトーンが連
    続して押された場合に、文字入力モードを終了し、その
    時点で決定文字列とされている文字列を音声により出力
    する為の工程の制御プログラムを記憶したことを特徴と
    する請求項76に記載のコンピュータにより読取可能な
    記憶媒体。
  79. 【請求項79】 前記マトリクスは、日本語文字を選択
    する為のマトリクスとし、プッシュトーンの種類が子音
    を、連続回数が母音を特定するように定めたものとする
    ことを特徴とする請求項76に記載のコンピュータによ
    り読取可能な記憶媒体。
  80. 【請求項80】 前記マトリクスは、日本語文字を選択
    する為のマトリクスとし、濁点、半濁点、長音を含むこ
    とを特徴とする請求項76に記載のコンピュータにより
    読取可能な記憶媒体。
  81. 【請求項81】 入力された文字情報が濁点、半濁点及
    び長音の場合に、その前に決定されている文字情報を判
    別し、その文字情報の種類に応じて当該入力された文字
    情報を決定文字列に加えるか否か制御する為の工程の制
    御プログラムを記憶したことを特徴とする請求項80に
    記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒体。
  82. 【請求項82】 前記決定された文字列が、予め登録さ
    れている文字列でないと判断される場合に、当該決定さ
    れた文字列から導き出される他の文字列に変更する為の
    工程の制御プログラムを記憶したことを特徴とする請求
    項76に記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒
    体。
  83. 【請求項83】 前記文字列の変更は、予め登録されて
    いる文字列と、それとは異なる文字列とを対応付けて予
    め格納してあるテーブルを参照することにより行う為の
    工程の制御プログラムを記憶したことを特徴とする請求
    項82に記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒
    体。
  84. 【請求項84】 前記テーブルは、予め登録されている
    文字列の一部を長音化した文字列と対応付けるものとす
    ることを特徴とする請求項83に記載のコンピュータに
    より読取可能な記憶媒体。
  85. 【請求項85】 前記文字列の決定を、情報の探索にお
    けるキー情報入力に用いることを特徴とする請求項76
    に記載のコンピュータにより読取可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002220054A (ja) * 2001-01-29 2002-08-06 Toshiba Corp 駅名入力選択表示方法及びそのシステム
JP2002316645A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Toshiba Corp 経路検索における駅名入力選択表示方法及びそのシステム
JP2009074999A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Buaru Kenkyusho:Kk 運行経路探索装置及びシステム、運行経路探索方法、コンピュータプログラム
JP2021012630A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、及び、画像形成システム
CN113870448A (zh) * 2021-09-28 2021-12-31 深圳市卡联科技股份有限公司 一种智能车载终端的安全快速响应通讯方法和系统

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