JP2001014057A - 温度管理機能搭載クロックジェネレータ - Google Patents
温度管理機能搭載クロックジェネレータInfo
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- JP2001014057A JP2001014057A JP11188861A JP18886199A JP2001014057A JP 2001014057 A JP2001014057 A JP 2001014057A JP 11188861 A JP11188861 A JP 11188861A JP 18886199 A JP18886199 A JP 18886199A JP 2001014057 A JP2001014057 A JP 2001014057A
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- clock
- circuit
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンピュータ装置の温度を動作保証温度内に保
持し、装置の安定動作を可能とした温度管理機能搭載ク
ロックジェネレータを提供する。 【解決手段】PLL回路31、32と、PLL回路3
1、32からの出力クロックを何系統出力するかを決定
するクロックバッファ41、42と、クロック周波数を
切り替えるためのトリガーとなる温度を予め設定する温
度設定レジスタ7と、温度センサ6から得られる温度と
温度設定レジスタ7に設定された温度とを比較する温度
比較回路8と、温度比較回路8で比較した結果により作
動しPLL回路31、32からの出力クロック周波数を
温度センサ6から得られる温度に対応した値に切り換え
る分周率変更回路91を有するPLL周波数制御回路9
とを有することを特徴とする。
持し、装置の安定動作を可能とした温度管理機能搭載ク
ロックジェネレータを提供する。 【解決手段】PLL回路31、32と、PLL回路3
1、32からの出力クロックを何系統出力するかを決定
するクロックバッファ41、42と、クロック周波数を
切り替えるためのトリガーとなる温度を予め設定する温
度設定レジスタ7と、温度センサ6から得られる温度と
温度設定レジスタ7に設定された温度とを比較する温度
比較回路8と、温度比較回路8で比較した結果により作
動しPLL回路31、32からの出力クロック周波数を
温度センサ6から得られる温度に対応した値に切り換え
る分周率変更回路91を有するPLL周波数制御回路9
とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
で使用される温度管理機能搭載クロックジェネレータに
関し、特に、半導体の動作クロック周波数を温度変化に
対応して変化させることにより、装置内の半導体温度を
動作保証温度内に保持し、装置の安定動作を可能とした
温度管理機能搭載クロックジェネレータに関する。
で使用される温度管理機能搭載クロックジェネレータに
関し、特に、半導体の動作クロック周波数を温度変化に
対応して変化させることにより、装置内の半導体温度を
動作保証温度内に保持し、装置の安定動作を可能とした
温度管理機能搭載クロックジェネレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ装置における温度管
理は、CPUの処理に対してウェイトを入れるソフトウ
ェア処理により実現されているが、その処理について図
面を参照して説明する。
理は、CPUの処理に対してウェイトを入れるソフトウ
ェア処理により実現されているが、その処理について図
面を参照して説明する。
【0003】図3は、ソフトウェア処理によるコンピュ
ータ装置の温度管理方式100を示す概略構成ブロック
図、図4は、その動作を示すフローチャート図である。
ータ装置の温度管理方式100を示す概略構成ブロック
図、図4は、その動作を示すフローチャート図である。
【0004】図3および図4を参照すると、先ず、CP
U101の動作上限温度をコントローラ102がコンパ
レータ内蔵の温度センサ103に対して設定を行い(ス
テップ1)、温度センサ103が、CPU101から読
み込んだ温度とコントローラ102から設定された温度
とを比較する(ステップ2)。
U101の動作上限温度をコントローラ102がコンパ
レータ内蔵の温度センサ103に対して設定を行い(ス
テップ1)、温度センサ103が、CPU101から読
み込んだ温度とコントローラ102から設定された温度
とを比較する(ステップ2)。
【0005】温度比較の結果、CPU101の温度が設
定温度より高くなると、温度センサ103はコントロー
ラ102に対してアラームを出す(ステップ3)。
定温度より高くなると、温度センサ103はコントロー
ラ102に対してアラームを出す(ステップ3)。
【0006】アラームを受けるとコントローラ102
は、CPU101に対してウェイト要求(CPU cl
ock stop request)を出し(ステップ
4)、ウェイト要求を受けたCPU101は、ウェイト
処理動作に入り(ステップ5)、CPU101の温度が
下降して設定温度以下となったときに、温度センサ10
3からのアラームが解除される(ステップ6)。
は、CPU101に対してウェイト要求(CPU cl
ock stop request)を出し(ステップ
4)、ウェイト要求を受けたCPU101は、ウェイト
処理動作に入り(ステップ5)、CPU101の温度が
下降して設定温度以下となったときに、温度センサ10
3からのアラームが解除される(ステップ6)。
【0007】アラームが解除されることにより、コント
ローラ102からCPU101に対してウェイト要求を
取り消し(ステップ7)、通常処理を行う(ステップ
8)。
ローラ102からCPU101に対してウェイト要求を
取り消し(ステップ7)、通常処理を行う(ステップ
8)。
【0008】以降、上記ステップ2〜ステップ8の動作
が繰り返して実行され、CPU101の温度制御が行わ
れる。
が繰り返して実行され、CPU101の温度制御が行わ
れる。
【0009】なお、コンピュータ装置におけるハードウ
ェアによる温度管理方式として、一般的には、装置にフ
ァンを設け、発熱部を冷却する方式があり、この場合、
温度上昇を抑制するのに適した風量、風圧特性を有する
ファンを選択して使用する必要があるが、ノートパソコ
ンなどの小型コンピュータ装置では、ファンの装置への
実装スペースまたは実装位置が限定され、所望のファン
が使用できないというケースがあり、また、ファンによ
る騒音が大きく、更に、消費電力も大きくなるなどの欠
点がある。
ェアによる温度管理方式として、一般的には、装置にフ
ァンを設け、発熱部を冷却する方式があり、この場合、
温度上昇を抑制するのに適した風量、風圧特性を有する
ファンを選択して使用する必要があるが、ノートパソコ
ンなどの小型コンピュータ装置では、ファンの装置への
実装スペースまたは実装位置が限定され、所望のファン
が使用できないというケースがあり、また、ファンによ
る騒音が大きく、更に、消費電力も大きくなるなどの欠
点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
上述の従来のコンピュータ装置におけるCPUに対する
ウェイトの制御を行うソフトウェア処理により、装置の
温度管理を行う方式は、以下のような課題がある。
上述の従来のコンピュータ装置におけるCPUに対する
ウェイトの制御を行うソフトウェア処理により、装置の
温度管理を行う方式は、以下のような課題がある。
【0011】CPUの処理能力を低下させることによ
り、温度管理を行うため、急激にCPUの処理能力を落
とす必要があり、ユーザー使用環境下で、温度管理に伴
う装置温度の冷却期間中は、装置のパーフォーマンスが
極端に低下するという課題がある。
り、温度管理を行うため、急激にCPUの処理能力を落
とす必要があり、ユーザー使用環境下で、温度管理に伴
う装置温度の冷却期間中は、装置のパーフォーマンスが
極端に低下するという課題がある。
【0012】また、温度管理とCPUに対するウェイト
制御を詳細に行えば行う程、ソフトウェアでの処理が増
加するだけでなく、ソフトウェアとのインターフェース
を取るための割り込み処理が増えるが、割り込み処理の
間は、SMI(systemmanagement i
nterrupt)処理であるため、OS(opera
ting system)動作は全て待たされることに
なり、結果的に、オペレーターの操作が中断してしま
い、ユーザーからは、ソフトウェアがフリーズした状態
に見えてしまうという課題がある。
制御を詳細に行えば行う程、ソフトウェアでの処理が増
加するだけでなく、ソフトウェアとのインターフェース
を取るための割り込み処理が増えるが、割り込み処理の
間は、SMI(systemmanagement i
nterrupt)処理であるため、OS(opera
ting system)動作は全て待たされることに
なり、結果的に、オペレーターの操作が中断してしま
い、ユーザーからは、ソフトウェアがフリーズした状態
に見えてしまうという課題がある。
【0013】更に、従来のファンを設け、発熱部を冷却
する方式は、実装上所望のファンが使用できないケース
があり、また、騒音が大きくなり、消費電力も大きくな
るなどの課題がある。
する方式は、実装上所望のファンが使用できないケース
があり、また、騒音が大きくなり、消費電力も大きくな
るなどの課題がある。
【0014】本発明の目的は、ハードウェアにより、ク
ロック周波数を温度変化に対応して変化させることによ
り、装置温度を動作保証温度内に保持し、装置の安定動
作を可能とした温度管理機能搭載クロックジェネレータ
を提供することにある。
ロック周波数を温度変化に対応して変化させることによ
り、装置温度を動作保証温度内に保持し、装置の安定動
作を可能とした温度管理機能搭載クロックジェネレータ
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の温度管理機能搭
載クロックジェネレータは、基準周波数発信器からのク
ロックを分周し出力クロックを決定するためのPLL回
路と、PLL回路からの出力クロックを何系統出力する
かを決定するクロックバッファと、ホストコントローラ
バス経由でクロック周波数を切り替えるためのトリガー
となる温度を予め設定する温度設定レジスタと、温度セ
ンサから得られる温度と温度設定レジスタに設定された
温度とを比較する温度比較回路と、温度比較回路で比較
した結果により作動しPLL回路から発生する出力クロ
ック周波数を温度センサから得られる温度に対応した値
に切り換える分周率変更手段を有するPLL周波数制御
回路とを有することを特徴とする。
載クロックジェネレータは、基準周波数発信器からのク
ロックを分周し出力クロックを決定するためのPLL回
路と、PLL回路からの出力クロックを何系統出力する
かを決定するクロックバッファと、ホストコントローラ
バス経由でクロック周波数を切り替えるためのトリガー
となる温度を予め設定する温度設定レジスタと、温度セ
ンサから得られる温度と温度設定レジスタに設定された
温度とを比較する温度比較回路と、温度比較回路で比較
した結果により作動しPLL回路から発生する出力クロ
ック周波数を温度センサから得られる温度に対応した値
に切り換える分周率変更手段を有するPLL周波数制御
回路とを有することを特徴とする。
【0016】PLL回路は、複数設けられることを特徴
とする。
とする。
【0017】PLL周波数制御回路は、温度比較回路で
比較した結果、温度センサから得られる温度が温度設定
レジスタに設定された温度よりも高い場合、PLL回路
からクロックバッファへ出力されるクロック周波数を低
くする制御を行うことを特徴とする。
比較した結果、温度センサから得られる温度が温度設定
レジスタに設定された温度よりも高い場合、PLL回路
からクロックバッファへ出力されるクロック周波数を低
くする制御を行うことを特徴とする。
【0018】分周率変更手段は、クロック周波数を複数
種類に切り換え可能であることを特徴とする。
種類に切り換え可能であることを特徴とする。
【0019】PLL周波数制御回路は、PLL回路毎に
クロック周波数を切り換え可能であることを特徴とす
る。
クロック周波数を切り換え可能であることを特徴とす
る。
【0020】温度センサは、CPUの温度を検出するこ
とを特徴とする。
とを特徴とする。
【0021】温度設定レジスタに設定される温度は、C
PUの動作許容温度範囲内であることを特徴とする。
PUの動作許容温度範囲内であることを特徴とする。
【0022】温度比較回路は、温度センサから得られる
温度と前記温度設定レジスタに設定された温度とを一定
周期で比較することを特徴とする。
温度と前記温度設定レジスタに設定された温度とを一定
周期で比較することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の温度管理機能搭載
クロックジェネレータの一実施の形態について、図面を
参照して説明する。
クロックジェネレータの一実施の形態について、図面を
参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の温度管理機能搭載クロッ
クジェネレータ1を示す構成ブロック図である。
クジェネレータ1を示す構成ブロック図である。
【0025】図1を参照すると、温度管理機能搭載クロ
ックジェネレータ1は、基準周波数発信器2からのクロ
ックを分周し出力クロックを決定するためのPLL回路
31、32と、PLL回路31、32からの出力クロッ
クを入力し何系統出力するかを決定するクロックバッフ
ァ41、42と、ホストコントローラバス10経由でク
ロック周波数を切り替えるためのトリガーとなる温度を
予め設定する温度設定レジスタ7と、CPU511の温
度を検出する温度センサ6から得られる温度と温度設定
レジスタ7に設定されたCPU511の動作許容温度範
囲内温度とを比較する温度比較回路8と、温度比較回路
8で比較した結果により作動しPLL回路31、32か
ら発生する出力クロック周波数を温度センサ6から得ら
れる温度に対応した値に切り換える分周率変更手段91
を有するPLL周波数制御回路9とから構成されてい
る。
ックジェネレータ1は、基準周波数発信器2からのクロ
ックを分周し出力クロックを決定するためのPLL回路
31、32と、PLL回路31、32からの出力クロッ
クを入力し何系統出力するかを決定するクロックバッフ
ァ41、42と、ホストコントローラバス10経由でク
ロック周波数を切り替えるためのトリガーとなる温度を
予め設定する温度設定レジスタ7と、CPU511の温
度を検出する温度センサ6から得られる温度と温度設定
レジスタ7に設定されたCPU511の動作許容温度範
囲内温度とを比較する温度比較回路8と、温度比較回路
8で比較した結果により作動しPLL回路31、32か
ら発生する出力クロック周波数を温度センサ6から得ら
れる温度に対応した値に切り換える分周率変更手段91
を有するPLL周波数制御回路9とから構成されてい
る。
【0026】また、分周率変更手段91は、クロック周
波数を複数種類に切り換え可能で、かつ、各PLL回路
31、32毎にクロック周波数を切り換え可能な構成と
なっている。
波数を複数種類に切り換え可能で、かつ、各PLL回路
31、32毎にクロック周波数を切り換え可能な構成と
なっている。
【0027】次に、以上のように構成された温度管理機
能搭載クロックジェネレータ1の動作について、図1お
よび温度監視周期とクロックパルスとの関係を示す図2
を参照して説明する。
能搭載クロックジェネレータ1の動作について、図1お
よび温度監視周期とクロックパルスとの関係を示す図2
を参照して説明する。
【0028】図1を参照すると、温度設定レジスタ7に
は、ホストコントローラバス10経由でクロック周波数
を切り替えるためのトリガーとなる温度が予め設定され
ており、コンピュータ装置の起動と共に、温度センサ6
は、定期的に温度を読み込み、その温度データが温度比
較回路8に書き込まれる。
は、ホストコントローラバス10経由でクロック周波数
を切り替えるためのトリガーとなる温度が予め設定され
ており、コンピュータ装置の起動と共に、温度センサ6
は、定期的に温度を読み込み、その温度データが温度比
較回路8に書き込まれる。
【0029】この温度センサ6から得られる温度情報と
温度設定レジスタ7に予め設定された温度とを温度比較
回路8で比較し、その比較結果により、PLL周波数制
御回路9の分周率変更手段91が作動して、PLL回路
31、32から発生するクロック周波数を、CPU51
1の温度に対応した値に切り替える。
温度設定レジスタ7に予め設定された温度とを温度比較
回路8で比較し、その比較結果により、PLL周波数制
御回路9の分周率変更手段91が作動して、PLL回路
31、32から発生するクロック周波数を、CPU51
1の温度に対応した値に切り替える。
【0030】これにより、PLL回路31、32からの
出力クロックを各々3系統出力するクロックバッファ4
1、42から所定のクロックパルスが、レシーバ51内
のCPU511、メモリコントローラ512、メインメ
モリ513、およびレシーバ52内のアクセラレータ5
21、カードバスコントローラ522、サウスブリッジ
523に各々出力される。
出力クロックを各々3系統出力するクロックバッファ4
1、42から所定のクロックパルスが、レシーバ51内
のCPU511、メモリコントローラ512、メインメ
モリ513、およびレシーバ52内のアクセラレータ5
21、カードバスコントローラ522、サウスブリッジ
523に各々出力される。
【0031】コンピュータ装置の起動と共に、定期的に
温度を読み込む温度センサ6の検出温度は、時間経過と
共に上昇するため、温度センサ6から得られる温度が温
度設定レジスタ7に設定された温度よりも高くなり、P
LL周波数制御回路9の分周率変更手段91が作動し
て、PLL回路31、32からクロックバッファ41、
42へ出力されるクロック周波数を低くする制御が行わ
れ、レシーバ51、52へ出力されるクロック周波数は
低下し、クロック周波数比率でレシーバ51、52内の
各種半導体の温度を低下させ、コンピュータ装置の温度
を低下させることになる。
温度を読み込む温度センサ6の検出温度は、時間経過と
共に上昇するため、温度センサ6から得られる温度が温
度設定レジスタ7に設定された温度よりも高くなり、P
LL周波数制御回路9の分周率変更手段91が作動し
て、PLL回路31、32からクロックバッファ41、
42へ出力されるクロック周波数を低くする制御が行わ
れ、レシーバ51、52へ出力されるクロック周波数は
低下し、クロック周波数比率でレシーバ51、52内の
各種半導体の温度を低下させ、コンピュータ装置の温度
を低下させることになる。
【0032】次に、クロック周波数を低くした状態で、
装置動作が実行されると、CPU511温度が下がり、
温度センサ6から得られる温度が温度設定レジスタ7に
設定された温度よりも低くなるが、そこで、パフォーマ
ンスを向上させ元の状態に戻すために、クロックスピー
ドを速く(クロック周波数を高く)して、元のクロック
周波数に戻す。
装置動作が実行されると、CPU511温度が下がり、
温度センサ6から得られる温度が温度設定レジスタ7に
設定された温度よりも低くなるが、そこで、パフォーマ
ンスを向上させ元の状態に戻すために、クロックスピー
ドを速く(クロック周波数を高く)して、元のクロック
周波数に戻す。
【0033】この動作を、図2を参照して説明する。
【0034】図2を参照すると、温度監視ポイントAに
おいて、温度比較回路8で比較した結果、温度センサ6
から得られる温度が温度設定レジスタ7に設定された温
度よりも高くなっているため、PLL回路31、32か
ら出力されるクロックスピードを遅く(クロック周波数
を低く)する。
おいて、温度比較回路8で比較した結果、温度センサ6
から得られる温度が温度設定レジスタ7に設定された温
度よりも高くなっているため、PLL回路31、32か
ら出力されるクロックスピードを遅く(クロック周波数
を低く)する。
【0035】これにより、各レシーバ51、52内のC
PU511、メモリコントローラ512、メインメモリ
513、アクセラレータ521、カードバスコントロー
ラ522、サウスブリッジ523の各々の温度が低下
し、コンピュータ装置の温度が低下して、冷却効果がで
て、CPU511の動作保証温度を確保し、結果として
コンピュータ装置の安定した動作を保つことが可能とな
る。
PU511、メモリコントローラ512、メインメモリ
513、アクセラレータ521、カードバスコントロー
ラ522、サウスブリッジ523の各々の温度が低下
し、コンピュータ装置の温度が低下して、冷却効果がで
て、CPU511の動作保証温度を確保し、結果として
コンピュータ装置の安定した動作を保つことが可能とな
る。
【0036】温度監視ポイントCでは、温度センサ6か
ら得られる温度が温度設定レジスタ7に設定した温度以
下となっており、パフォーマンスを向上させるために、
クロックスピードを速く(クロック周波数を高く)し
て、温度監視ポイントDでは、コンピュータ装置の起動
時の元のクロック周波数に戻す制御が行われる。
ら得られる温度が温度設定レジスタ7に設定した温度以
下となっており、パフォーマンスを向上させるために、
クロックスピードを速く(クロック周波数を高く)し
て、温度監視ポイントDでは、コンピュータ装置の起動
時の元のクロック周波数に戻す制御が行われる。
【0037】上述のように、クロック周波数を温度変化
に合わせて変化させることにより、常時、装置内温度を
一定以下の温度に保つことができ、パーフォーマンスの
大きな低下を招くことなく、コンピュータ装置の安定動
作を継続できるという効果がある。
に合わせて変化させることにより、常時、装置内温度を
一定以下の温度に保つことができ、パーフォーマンスの
大きな低下を招くことなく、コンピュータ装置の安定動
作を継続できるという効果がある。
【0038】いま、CPU511の動作許容最大温度が
100℃と仮定した場合に、例えば温度設定レジスタ7
に95℃の温度設定を行い、CPU511の温度が温度
設定レジスタ7に設定された温度の95℃よりも高くな
った場合、PLL周波数制御回路8の分周率変更手段9
1が、PLL回路31からクロックバッファ41へ出力
するクロック周波数を、1/2f(但し、fは装置の起
動時の元のクロック周波数)とし、PLL回路32から
クロックバッファ42へ出力するクロック周波数を、3
/4fとなるように2種類のクロック周波数に切り換え
ることにより、レシーバ51とレシーバ52とは各々異
なるクロック周波数1/2f、3/4fで動作すること
になり、レシーバ51とレシーバ52とが同一クロック
周波数で動作する場合と比較すると、パーフォーマンス
の低下がより一層抑制された状態で、各レシーバ51、
52内の半導体温度を低下させることができるという効
果がある。
100℃と仮定した場合に、例えば温度設定レジスタ7
に95℃の温度設定を行い、CPU511の温度が温度
設定レジスタ7に設定された温度の95℃よりも高くな
った場合、PLL周波数制御回路8の分周率変更手段9
1が、PLL回路31からクロックバッファ41へ出力
するクロック周波数を、1/2f(但し、fは装置の起
動時の元のクロック周波数)とし、PLL回路32から
クロックバッファ42へ出力するクロック周波数を、3
/4fとなるように2種類のクロック周波数に切り換え
ることにより、レシーバ51とレシーバ52とは各々異
なるクロック周波数1/2f、3/4fで動作すること
になり、レシーバ51とレシーバ52とが同一クロック
周波数で動作する場合と比較すると、パーフォーマンス
の低下がより一層抑制された状態で、各レシーバ51、
52内の半導体温度を低下させることができるという効
果がある。
【0039】また、CPU511の動作許容最大温度が
100℃と仮定した場合に、温度設定レジスタ7の設定
値を、例えば通常動作時にCPU511のなりうる温度
より低温度の80℃にすることにより、PLL周波数制
御回路8の分周率変更手段91により、PLL回路3
1、32からのクロック周波数を、常時、低周波数で動
作させることができ、通常使用する場合に、コンピュー
タ装置の消費電力を抑制することができるという効果が
ある。
100℃と仮定した場合に、温度設定レジスタ7の設定
値を、例えば通常動作時にCPU511のなりうる温度
より低温度の80℃にすることにより、PLL周波数制
御回路8の分周率変更手段91により、PLL回路3
1、32からのクロック周波数を、常時、低周波数で動
作させることができ、通常使用する場合に、コンピュー
タ装置の消費電力を抑制することができるという効果が
ある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の温度管理
機能搭載クロックジェネレータは、クロック周波数を温
度変化に合わせて変化させることにより、コンピュータ
装置をCPUの動作保証温度内で動作させることができ
るため、コンピュータ装置のパーフォーマンスの低下を
招かずに安定動作が可能になるという効果がある。
機能搭載クロックジェネレータは、クロック周波数を温
度変化に合わせて変化させることにより、コンピュータ
装置をCPUの動作保証温度内で動作させることができ
るため、コンピュータ装置のパーフォーマンスの低下を
招かずに安定動作が可能になるという効果がある。
【0041】また、ハードウェアーにより温度管理を行
うため、ソフトウェアーがハングアップした場合でも、
クロック周波数を低くして、半導体部品の過熱を防止で
きるという効果がある。
うため、ソフトウェアーがハングアップした場合でも、
クロック周波数を低くして、半導体部品の過熱を防止で
きるという効果がある。
【0042】さらに、ハードウェアーにより温度管理を
行うため、中央処理装置(CPU)に対する負荷を軽減
できるという効果がある。
行うため、中央処理装置(CPU)に対する負荷を軽減
できるという効果がある。
【図1】本発明の温度管理機能搭載クロックジェネレー
タを示す構成ブロック図である。
タを示す構成ブロック図である。
【図2】温度監視周期とクロックパルスとの関係を示す
図である。
図である。
【図3】従来のコンピュータ装置の温度管理方式を示す
概略ブロック図である。
概略ブロック図である。
【図4】従来のコンピュータ装置の温度管理方式の動作
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
1 温度管理機能搭載クロックジェネレータ 2 基準周波数発信器 31、32 PLL回路 41、42 クロックバッファ 51、52 レシーバ 511 CPU 512 メモリコントローラ 513 メインメモリ 521 アクセラレータ 522 カードバスコントローラ 523 サウスブリッジ 6 温度センサ 7 温度設定レジスタ 8 温度比較回路 9 PLL周波数制御回路 91 分周率変更手段 10 ホストコントローラバス 100 コンピュータ装置の温度管理方式 101 CPU 102 コントローラ 103 温度センサ
Claims (8)
- 【請求項1】 基準周波数発信器からのクロックを分周
し出力クロックを決定するためのPLL回路と、前記P
LL回路からの出力クロックを何系統出力するかを決定
するクロックバッファと、ホストコントローラバス経由
でクロック周波数を切り替えるためのトリガーとなる温
度を予め設定する温度設定レジスタと、温度センサから
得られる温度と前記温度設定レジスタに設定された温度
とを比較する温度比較回路と、前記温度比較回路で比較
した結果により作動し前記PLL回路から発生する出力
クロック周波数を前記温度センサから得られる温度に対
応した値に切り換える分周率変更手段を有するPLL周
波数制御回路とを有することを特徴とする温度管理機能
搭載クロックジェネレータ。 - 【請求項2】 前記PLL周波数制御回路は、前記温度
比較回路で比較した結果、前記温度センサから得られる
温度が前記温度設定レジスタに設定された温度よりも高
い場合、前記PLL回路から前記クロックバッファへ出
力されるクロック周波数を低くする制御を行うことを特
徴とする請求項1記載の温度管理機能搭載クロックジェ
ネレータ。 - 【請求項3】 前記PLL回路は、複数設けられること
を特徴とする請求項1または2記載の温度管理機能搭載
クロックジェネレータ。 - 【請求項4】 前記分周率変更手段は、クロック周波数
を複数種類に切り換え可能であることを特徴とする請求
項1乃至3の何れか1項記載の温度管理機能搭載クロッ
クジェネレータ。 - 【請求項5】 前記PLL周波数制御回路は、前記PL
L回路毎にクロック周波数を切り換え可能であることを
特徴とする請求項2乃至4の何れか1項記載の温度管理
機能搭載クロックジェネレータ。 - 【請求項6】 前記温度センサは、CPUの温度を検出
することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載
の温度管理機能搭載クロックジェネレータ。 - 【請求項7】 前記温度設定レジスタに設定される温度
は、前記CPUの動作許容温度範囲内であることを特徴
とする請求項1乃至6の何れか1項記載の温度管理機能
搭載クロックジェネレータ。 - 【請求項8】 前記温度比較回路は、前記温度センサか
ら得られる温度と前記温度設定レジスタに設定された温
度とを一定周期で比較することを特徴とする請求項1乃
至7の何れか1項記載の温度管理機能搭載クロックジェ
ネレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188861A JP2001014057A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | 温度管理機能搭載クロックジェネレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188861A JP2001014057A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | 温度管理機能搭載クロックジェネレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001014057A true JP2001014057A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16231155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11188861A Pending JP2001014057A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | 温度管理機能搭載クロックジェネレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001014057A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009025950A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Koyo Electronics Ind Co Ltd | Cpu搭載電子装置のcpu冷却方法および該cpu搭載電子装置 |
JP2009165044A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-23 | Panasonic Corp | シンセサイザまたは発振器モジュールと、このシンセサイザを用いたシンセサイザモジュール、受信装置、及び電子機器、ならびに分周器の分周比の制御方法 |
JP2010500830A (ja) * | 2006-08-09 | 2010-01-07 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 複数の通信システムのための基準信号生成 |
JP5086479B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2012-11-28 | パナソニック株式会社 | 発振器 |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP11188861A patent/JP2001014057A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4955769B2 (ja) * | 2006-08-09 | 2012-06-20 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 複数の通信システムのための基準信号生成 |
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