JP2001013384A - 分割型光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents

分割型光ファイバテープ心線の製造方法

Info

Publication number
JP2001013384A
JP2001013384A JP11184580A JP18458099A JP2001013384A JP 2001013384 A JP2001013384 A JP 2001013384A JP 11184580 A JP11184580 A JP 11184580A JP 18458099 A JP18458099 A JP 18458099A JP 2001013384 A JP2001013384 A JP 2001013384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
coating
split
split type
fiber ribbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11184580A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Hattori
知之 服部
Toshihisa Sato
登志久 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP11184580A priority Critical patent/JP2001013384A/ja
Publication of JP2001013384A publication Critical patent/JP2001013384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割型光ファイバテープ心線中の光ファイバ
素線の配列段差を10μm以下に抑制するとともに、そ
の厚さが許容できる範囲を超えて厚くなるのを防止す
る。 【解決手段】 複数本の光ファイバ素線1を平行に並べ
た周囲に、塗布液粘度Q(P)の紫外線硬化樹脂液を、
製造線速V(m/min)の状態で塗布し、塗布装置6
からランプ距離L(cm)だけ離れた位置にある紫外線
照射装置7aにより紫外線を照射し内部一括被覆層を形
成して一体化した光ファイバテープ心線8を複数含む、
分割型光ファイバテープ心線9の製造方法において、t
=L/V(sec)としたときに、2×105(P2/s
ec)≦Q2 /t≦3×105(P2/sec)の塗布条
件を満たすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信網の加入者
系において使用される、光ファイバテープ心線(以下、
サブユニットともいう。)を複数含む分割型光ファイバ
テープ心線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】分割型光ファイバテープ心線は、図2に
例示するように、複数本の光ファイバ素線1を平行に並
べた周囲に内部一括被覆層1aを形成して一体化した光
ファイバテープ心線8を、更に幅方向に平行に並べた周
囲に外部一括被覆層1bを形成して一体化した構造を有
する。
【0003】この分割型光ファイバテープ心線を製造す
るには、まず複数本の光ファイバ素線1を平行に並べた
周囲に紫外線硬化樹脂モノマー、オリゴマー等からなる
塗布液(以下、単に紫外線硬化樹脂液又は塗布液とい
う。)を塗布して紫外線を照射し内部一括被覆層1aを
形成して一体化し光ファイバテープ心線8を製造する。
更に、この光ファイバテープ心線8を幅方向に平行に並
べた周囲に紫外線硬化樹脂液を塗布し紫外線を照射し外
部一括被覆層1bを形成して一体化し分割型光ファイバ
テープ心線9を製造する。
【0004】この、分割型光ファイバテープ心線9は、
光通信網の加入者系において使用されるもので、他の光
ファイバや光学機器との接続作業の都合上から内部に含
まれる光ファイバ素線が同一平面上に平行に配列してい
ることが要請される。また、分割型光ファイバテープ心
線9を光ケーブル中に収納する際に、設計上のクリアラ
ンスを確保して側圧を回避し伝送損失増加を防止する観
点からその厚さが制限される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内部一
括被覆層1aを形成する際に、塗布装置のダイスを出て
から紫外線硬化するまでの時間が長くなると、紫外線硬
化樹脂液の塗布層の表面張力が表面積を減らす方向に作
用する結果、光ファイバ素線を含む内部一括被覆層1a
がダイスを出た直後の偏平な形状を維持することができ
ず、その断面が楕円形の方向に変化し、紫外線硬化され
る。この変化の傾向は通常光ファイバ素線1の数が少な
いほど顕著である。
【0006】このような楕円類似形状の光ファイバテー
プ心線8を用いて分割型光ファイバテープ心線9を製造
しても、その表面の形状が平面ではないので、これを平
面に押し当てても光ファイバ素線を同一平面上に配列さ
せることが困難となり、図3に例示するように分割型光
ファイバテープ心線中の光ファイバ素線1の配列が乱れ
て配列段差を生ずる。また、分割型光ファイバテープ心
線9の厚さも厚くなり、光ケーブルの設計上の許容値の
範囲に抑制することが困難となる。
【0007】尚、本発明では、分割型光ファイバテープ
心線9中における光ファイバ素線1の配列段差として、
図3に例示するように分割型光ファイバテープ心線9の
両側端部に最も近い位置にある2本の光ファイバ素線1
の中心を結ぶ直線Lに対し、各光ファイバ素線1の中心
から下ろした垂線の各間隔a1、a2の内の最大の距離
と定義する。
【0008】一方、本発明に関連する公知技術として、
特開平1−245206号公報では、光ファイバテープ
心線の側端部を平坦面としてこの平坦面を相互に押し当
てることにより、分割型光ファイバテープ心線中におけ
る各光ファイバテープ心線を同一平面上に平行に配列さ
せる方法を提案しているが、所期の効果は必ずしも十分
ではない。
【0009】また、特開昭62−87919号公報で
は、複数組の塗布硬化工程により光ファイバテープ心線
を製造することにより光ファイバの心ずれを回避する方
法を提案するが、製造工程が複雑化するという問題があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者等は、前記要請に
基づき分割型光ファイバテープ心線を製造する際に、平
行に並べた光ファイバ素線上に塗布した被覆樹脂液の塗
布層の表面張力が、前記課題の解決のキーポイントであ
ること、即ち被覆樹脂液の塗布液の粘度が低いとダイス
を出た直後の偏平な形状が維持されず、塗布層の表面張
力が表面積を小さくするように作用して楕円形の方向に
変形する一方、この変形が製造線速V、塗布する際の塗
布液粘度Q、被覆樹脂液の塗布から紫外線硬化までの経
過時間tなどにより大きく影響を受けることを見出し、
これにより本発明を完成した。
【0011】上記課題を克服するために本発明は、複数
本の光ファイバ素線を平行に並べた周囲に紫外線硬化樹
脂液を塗布し紫外線を照射し内部一括被覆層を形成して
一体化した光ファイバテープ心線を、更に幅方向に平行
に並べた周囲に紫外線硬化樹脂液を塗布し紫外線を照射
し外部一括被覆層を形成して一体化する分割型光ファイ
バテープ心線の製造方法において、前記分割型光ファイ
バテープ心線の製造線速をV(m/min)、前記内部
一括被覆層用の紫外線硬化樹脂液の塗布液粘度をQ
(P)、前記内部一括被覆層用の紫外線硬化樹脂液の塗
布装置とその紫外線照射装置との間の距離(以下、ラン
プ距離という。)をL(cm)としかつこのランプ距離
Lを前記光ファイバ素線が通過するに要する時間をt
(秒)として、30(m/min)≦V≦600(m/
min)、90(P)≦Q≦200(P)及び10(c
m)≦L≦30(cm)の範囲において、2×10
5(P2/sec)≦Q2/t≦3×105(P2/se
c)の塗布条件を満たす分割型光ファイバテープ心線の
製造方法である。
【0012】また、本発明は、前記内部一括被覆層用の
紫外線硬化樹脂液の塗布液温度をT(℃)として、25
(℃)≦T≦34(℃)の範囲においてこの塗布液温度
Tを変化させることにより前記塗布液粘度Qを調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の分割型光ファイバテ
ープ心線の製造方法である。
【0013】本発明により、光ファイバテープ心線の横
断面の楕円化を回避して、分割型光ファイバテープ心線
中の光ファイバテープ素線の配列乱れを防止することに
より、分割型光ファイバテープ心線中の光ファイバ素線
の配列乱れに起因して他の光ファイバケーブルや光学機
器との接続が困難になるという問題を回避することがで
きる。また、その厚さが設計上の許容値以上に厚くなる
のを防止することにより、分割型光ファイバテープ心線
を光ケーブルに収納した状態において、設計上のクリア
ランスを確保でき不要な側圧とこれに起因する伝送損失
の増加を回避することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2及び表1に基づ
いて本発明の実施の形態を説明する。なお、同じ部位に
は同じ番号を付して重複する説明を省略する。図1は、
本発明の分割型光ファイバテープ心線の製造工程を例示
する図である。図2は、本発明の対象とする分割型光フ
ァイバテープ心線の横断面構造を例示する図である。同
図(a)は、2−2分割型4心光ファイバテープ心線
を、同図(b)は、4−4分割型8心光ファイバテープ
心線を例示する。
【0015】
【実施例】(実施例1) (分割型光ファイバテープ心線の製造工程)図2(a)
に示す構造の4心の分割型光ファイバテープ心線の製造
方法を図1に基づいて説明する。まず、外径125μm
の、石英系のシングルモード光ファイバ裸ガラスにウレ
タンアクリレート系の紫外線硬化樹脂を2層被覆した上
に着色層を形成して外径が250μmの光ファイバ素線
1を製造する。
【0016】この光ファイバ素線1が巻かれたリール2
を4個備えた繰り出し用サプライ3から4本の光ファイ
バ素線1を繰り出す。この時、光ファイバ素線1には数
十グラム程度の張力がダンサーローラ4を介して与えら
れている。繰り出された4本の光ファイバ素線1はそれ
ぞれ溝を付けられたガイドローラ5を介して集線装置1
5に送られる。
【0017】4本の光ファイバ素線1は、2本ずつ2組
に別れ、この集線装置15から塗布装置6の間で図2の
紙面に垂直な方向に密着して同一平面上に配列された状
態で、塗布装置6に送られる。この塗布装置6では、内
部一括被覆層用のウレタンアクリレート系の紫外線硬化
型樹脂(以下、内部一括被覆樹脂という。)液であっ
て、25℃で200Pの粘度Qを有する塗布液が加圧式
のタンク7から供給されて、2組の各2本の光ファイバ
素線1の上に塗布される。
【0018】即ち、各組の光ファイバ素線1は2心毎に
内部一括被覆樹脂液が塗布され、各組は相互に接触する
ことなく一定の距離だけ離れた状態に維持されている。
この各組が紫外線硬照射装置7aを通過すると塗布層が
硬化して内部一括被覆層1aが形成され、幅0.55m
m、厚さ0.29mmの光ファイバテープ心線8が2枚
形成される。
【0019】更に、この2心の光ファイバテープ心線8
の2枚をサブユニットとして幅方向に平行に並べた状態
で塗布装置16に供給して、外部一括被覆層用のウレタ
ンアクリレート系の紫外線硬化樹脂(以下、外部一括被
覆樹脂という。)液である、25℃で30Pの粘度を有
する塗布液が加圧式のタンク17から供給、塗布され
る。更に、この外部一括被覆樹脂液を塗布した2枚の光
ファイバテープ心線8を紫外線硬照射装置18を通過さ
せると、塗布層が硬化し外部一括被覆層1bが形成され
て1枚の分割型光ファイバテープ心線9が製造される。
【0020】この分割型光ファイバテープ心線9は、ガ
イドローラ10、送り出しキャプスタン11、巻取り制
御ダンサ12を経て、巻取り装置13によって、巻取り
張力を150グラムに設定した所定のリール14に巻き
取られる。これにより2−2分割型4心光ファイバテー
プ心線9の製造が完了する。製造された分割型光ファイ
バテープ心線9のサイズは、厚さ0.32mm、幅1.
3mmである。
【0021】(パラメータサーチ)前記分割型光ファイ
バテープ心線9の製造条件を基準として、製造線速V
(m/min)、塗布液温度T(℃)、塗布液粘度Q
(P)、ランプ距離L(cm)をパラメータにとり、製
造線速Vは30m/min〜600m/min、塗布液
温度Tは25℃〜34℃、塗布液粘度Qは90P〜20
0P、ランプ距離Lは10cm〜30cmの各範囲にお
いて、各種の光ファイバテープ心線8を製造した。
【0022】次に、外部一括被覆層1bの塗布工程を含
む塗布装置16以降の工程を同一条件で稼動させること
により、塗布条件が異なる前記各種の光ファイバテープ
心線8毎に分割型光ファイバテープ心線9を製造した。
【0023】(分割型光ファイバテープ心線の評価基
準)製造した分割型光ファイバテープ心線9は、前記光
ファイバ素線1の配列段差の大きさが10μm以下のも
のを良品とし、これを超えるものを不良品と評価した。
これは、配列段差の大きさが10μmを超えると、他の
光ファイバ等との接続が困難となり、また分割型光ファ
イバテープ心線9の厚さが厚くなり光ケーブル中におい
て側圧増加による伝送損失増加が顕著になることによる
ものである。
【0024】(配列段差を10μm以下とするための塗
布条件)製造した分割型光ファイバテープ心線9の配列
段差が10μm以下となるケースのパラメータV、L、
Q、Tと配列段差の各値を整理して表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】まず、表1より、これらパラメータ間に
は、分割型光ファイバテープ心線9の配列段差が10μ
m以下になるという条件下で、製造線速Vが高くなるほ
どランプ距離Lが長くなる関係が読み取れる。これは、
製造線速Vが高くなるほど、ランプ距離Lを通過するに
要する時間tが短くなるので、このランプ距離Lを長く
してもダイスを出た直後の塗布層の偏平形状からの変形
量が小さくなり、配列段差が大きくならないためと考え
られる。
【0027】また、これらパラメータ間には、製造線速
Vを高くするほど、その塗布液温度Tを高くして塗布液
粘度Qを小さくしなければならないという関係が読み取
れる。これは、製造線速Vが高くなるほど一定のランプ
距離Lを通過するに要する時間tが短くなるので、塗布
液温度Tが高く従って塗布液粘度Qが小さくても、ダイ
スを出た直後の塗布層の偏平形状からの変形量が小さく
なり、配列段差が大きくならないためと考えられる。
【0028】発明者等は、この時間tが短くなると塗布
液粘度Qも小さくなるという塗布液粘度Qと時間tとの
間の関係に注目し、試行錯誤的にQ2/t(P2/se
c)(ここで、t=L/V)なる関数を想定し、得られ
たデータを整理した結果、表1にあるようにこの関数の
値が2×105〜3×105(P2/sec)の狭い範囲
にあるときに、例外なく10μm以下の配列段差の分割
型光ファイバテープ心線が得られることを見出した。
【0029】即ち、発明者等は、この関数値の範囲(以
下、塗布条件ともいう。)が、配列段差を10μm以下
とする分割型光ファイバテープ心線9の製造時の塗布条
件を記述するものであることを見出した。この塗布条件
の下限は、主に時間tが長くなるほど、ダイスを出た直
後の塗布層の偏平状の横断面形状の変化量が大きくなる
ことに起因して、時間tの上限が定まることにより決ま
る。
【0030】塗布条件の上限は、主に製造線速Vが大き
いか又はランプ距離Lが短い場合において、塗布工程が
不安定化するか又は紫外線照射装置7aから漏洩する紫
外線により塗布装置6のダイスの出口付近で紫外線硬化
が生ずることにより時間tの下限が定まることにより決
まる。
【0031】尚、ランプ距離Lの調整は、前記製造工程
において紫外線照射装置7aの可動機構を設け、これを
上下方向に移動させることにより実現した。塗布装置6
を移動する方法も理論上は考えられるが、この場合は塗
布状態が不安定となる。表1に記載の各値の塗布液粘度
Qは、例えば前記25℃で200Pの粘度Qを有する塗
布液を、温度Tを変更して粘度を90P乃至200Pの
範囲で調整することにより実現した。勿論、内部一括被
覆樹脂液の組成を変更する方法で調整することも可能で
ある。
【0032】表1に記載の各値の塗布液温度Tの調整
は、塗布装置6の加熱、冷却装置を作動させることによ
り行なった。この場合において、塗布装置6のダイス装
置の部分は、温度制御の精度を高めるために、熱容量と
時定数が適当に小さい比較的小型の装置を採用した。
【0033】(実施例2 ランプ距離Lを20cmとし
た場合)前記実施例1に対してランプ距離Lを20cm
の値に固定し、他は同じ条件で分割型光ファイバテープ
心線9を製造した。結果を表2に示す。
【0034】前記実施例1で得た塗布条件である2×1
5 <Q2/t<3×105(P2/sec)に対して、
表2では、Q2/tの値が1.00×105〜4.05×
10 5(P2/sec)の範囲となり、一部のケースは前
記塗布条件の範囲内にあるが、大部分のケースはこの範
囲を超えてはみ出している。
【0035】前記実施例1で得た塗布条件の下限2.0
0×105(P2/sec)を下回る範囲にある表2の分
割型光ファイバテープ心線9(No12〜No18)の
配列段差はいづれも10μmを超えている。同じく塗布
条件の上限3.00×105(P2/sec)からはみ出
している範囲にある分割型光ファイバテープ心線9(N
o21、No22)の場合は、塗布の不良が生じた。前
記塗布条件を満たす範囲にある分割型光ファイバテープ
心線9(No19〜No20)の配列段差はいづれも1
0μm以下であり、いづれのケースも前記実施例1で得
た塗布条件と矛盾しない結果が得られた。
【0036】
【表2】
【0037】前記実施例1では、図2(a)に例示する
4心の分割型光ファイバテープ心線9を使用したが、こ
れに限定されるものではなく、図2(b)に例示する8
心の分割型光ファイバテープ心線及びその他の構造の分
割型光ファイバテープ心線にも適用することができるま
た、前記実施例では、着色層を有する光ファイバ素線1
を使用したが、これを欠く光ファイバ素線であっても使
用することができる
【0038】
【発明の効果】本発明により、光ファイバテープ心線の
横断面が塗布工程において楕円状に変形する現象を回避
して、分割型光ファイバテープ心線中の光ファイバテー
プ素線の配列乱れを防止するとともに、分割型光ファイ
バテープ心線の厚さを許容できる範囲に抑制することが
可能となる。
【0039】これにより、分割型光ファイバテープ心線
中の光ファイバ素線の配列乱れに起因して、他の光ファ
イバ又は光学機器との接続が困難になるという問題を回
避することができる。また、分割型光ファイバテープ心
線の厚さが許容できる範囲を超えて厚くなり、光ケーブ
ルに収納した状態において側圧を生じ伝送損失が増加す
るという問題を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分割型光ファイバテープ心線の製造方
法を実施するための製造装置の正面図である。
【図2】本発明の対象とする分割型光ファイバテープ心
線の構造を示す横断面図である。
【図3】配列段差のある分割型光ファイバテープ心線の
横断面図である。
【符号の説明】
1:光ファイバ素線 1a:内部一括被覆層 1b:外部一括被覆層 6:塗布装置 7a:紫外線照射装置 8:光ファイバテープ心線、サブユニット 9:分割型光ファイバテープ心線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線を平行に並べた
    周囲に紫外線硬化樹脂液を塗布し紫外線を照射し内部一
    括被覆層を形成して一体化した光ファイバテープ心線を
    製造する工程を有する分割型光ファイバテープ心線の製
    造方法において、前記分割型光ファイバテープ心線の製
    造線速をV(m/min)、前記内部一括被覆層用の紫
    外線硬化樹脂液を塗布する際の塗布液粘度をQ(P)、
    前記内部一括被覆層用の紫外線硬化樹脂液の塗布装置と
    その紫外線照射装置との間のランプ距離をL(cm)、
    かつt=L/Vとして、30(m/min)≦V≦60
    0(m/min)、90(P)≦Q≦200(P)及び
    10(cm)≦L≦30(cm)の範囲において、2×
    105(P2/sec)≦Q2/t≦3×105(P 2/s
    ec)の塗布条件を満たすことを特徴とする分割型光フ
    ァイバテープ心線の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記内部一括被覆層用の紫外線硬化樹脂
    液の塗布液温度をT(℃)として、25(℃)≦T≦3
    4(℃)の範囲においてこの塗布液温度Tを変化させる
    ことにより前記塗布液粘度Qを調整することを特徴とす
    る請求項1に記載の分割型光ファイバテープ心線の製造
    方法。
JP11184580A 1999-06-30 1999-06-30 分割型光ファイバテープ心線の製造方法 Pending JP2001013384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11184580A JP2001013384A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 分割型光ファイバテープ心線の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11184580A JP2001013384A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 分割型光ファイバテープ心線の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001013384A true JP2001013384A (ja) 2001-01-19

Family

ID=16155707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11184580A Pending JP2001013384A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 分割型光ファイバテープ心線の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001013384A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI802927B (zh) 光纖帶心線及光纜
US5904883A (en) Method for producing optical fiber ribbon
EP0967184B1 (en) Collectively coating die device for manufacturing separable optical fiber ribbon and manufacturing method
JP2635475B2 (ja) 光ファイバの被覆形成方法
JP2001013384A (ja) 分割型光ファイバテープ心線の製造方法
CN113678044A (zh) 光纤带芯线、模具及光纤带芯线的制造方法
JP3065057B1 (ja) 光ファイバテ―プ心線の製造方法及び製造装置
JPH09268033A (ja) 光ファイバの製造方法
JP2928723B2 (ja) 光ファイバの製法
JP2004175611A (ja) 光ファイバの製造方法及び製造装置
JP3952169B2 (ja) テープ状光ファイバ心線の製造装置,製造方法
JP2001264604A (ja) 光ファイバテープ心線の製造装置
WO1999028777A1 (fr) Procede de production d'un fil d'ame de fibre optique de type bande
JPS615211A (ja) 光テ−プ型ユニツトの製造方法
JP2002048955A (ja) 光ファイバテープ心線とその製造方法
JPH10310456A (ja) 被覆光ファイバの製造方法
JP2000292664A (ja) 光ファイバテープ心線の製造方法及び製造装置
US20230408786A1 (en) Optical-fiber ribbon, die, and method of manufacturing optical-fiber ribbon
JP2520883B2 (ja) 光フアイバテ−プ心線の製造方法
JPH07330383A (ja) 光ファイバテープ心線の製造方法
JP3025045B2 (ja) 光ファイバテープ心線の製造方法
JPH10288726A (ja) 光ファイバテープ心線及びその製造方法
JPS6287919A (ja) 光フアイバテ−プ心線の製造方法
JPH04333809A (ja) 光ファイバ心線およびその製造方法
JPH11211919A (ja) 分割型光ファイバテープ心線の製造方法及び製造装置