JP2001013374A - 光コネクタ及び光コネクタ用工具 - Google Patents

光コネクタ及び光コネクタ用工具

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JP2001013374A
JP2001013374A JP11182536A JP18253699A JP2001013374A JP 2001013374 A JP2001013374 A JP 2001013374A JP 11182536 A JP11182536 A JP 11182536A JP 18253699 A JP18253699 A JP 18253699A JP 2001013374 A JP2001013374 A JP 2001013374A
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male
optical
engaging claw
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JP11182536A
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Kazuhiro Takizawa
和宏 瀧澤
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Kunihiko Fujiwara
邦彦 藤原
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を可能とするとともに、脱着を容易に
行える光コネクタの提供を課題とする。また、光コネク
タの脱着を更に容易かつ短時間に行うための光コネクタ
用工具の提供も課題とする。 【解決手段】 光コネクタ1においては、フレーム部3
に、光コネクタ1を脱着する際の脱着方向案内となるガ
イド片7、8を設け、フェルール部4及びフレーム部3
及びガイド片7、8を、樹脂等の一体成形品とした。ま
た、光コネクタ用工具においては、フレーム部3と雌形
ハウジングとが接続されたときに係合状態にある雄側係
合爪と雌側係合爪との間に挿入されて、雌側係合爪を雄
側係合爪から離間させることで両者の係合状態を解く係
合解除先端部を備えた構成を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを突き
合わせ接続可能に成端する光コネクタ、および光コネク
タの脱着に使用される光コネクタ用工具とに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】雄形の光コネクタプラグを脱着するタイ
プの光コネクタとしては、例えば、JISのC5983
に制定される光コネクタがある。前記光コネクタプラグ
(以下、単に「光コネクタ」)は、セラミック、ジルコ
ニア等の材質からなるフェルールを、金属製のプラグフ
レームや、プラスチック等の樹脂製のハウジング内に収
納した構造を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記光コネ
クタは、以下に説明する問題を有していた。光コネクタ
は、高密度化する機器への装着を考慮して小型化が望ま
れるものである。しかし、前述のように複数の部品から
構成されているため、小型化には限界があった。また、
複数の部品からなる光コネクタでは、小型化するには、
各部品も小型化する必要があり、しかも、接続時の精度
確保のために、各部品を高精度に作る必要があるため、
製造コストの上昇を招くといった問題がある。また、光
コネクタレセプタクルや光コネクタアダプタに対する光
コネクタプラグの実装密度が向上すると、脱着作業位置
近くに多数本の光ファイバが配線されることとなり、脱
着作業性が低下するといった問題もある。
【0004】本発明は、前記事情を鑑みてなされたもの
であって、下記をその目的としている。すなわち、小型
化を可能とするとともに、脱着を容易に行える光コネク
タの提供を課題とする。また、光コネクタの脱着を更に
容易かつ短時間に行うための光コネクタ用工具の提供も
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光コネクタは、
前記課題を解決するために以下の手段を採用した。すな
わち、請求項1記載の光コネクタは、光ファイバを突き
合わせ接続可能に成端する光コネクタであって、前記光
ファイバを収納する光ファイバ孔を有するフレーム部
と、前記光ファイバ先端が挿入される微細孔が貫通され
たフェルール部と、前記フレーム部の側部から突設さ
れ、このフレーム部並びに前記フェルール部を、雌形ハ
ウジングに対して挿入/引き抜きにより脱着する際の案
内となるガイド片とが、樹脂等により一体成形されてい
ることを特徴とする。
【0006】前記請求項1記載の光コネクタによれば、
フェルール部及びフレーム部及びガイド片は、一体成形
されており、各間での接続部分が不要となる。また、光
コネクタの脱着に際しては、フレーム部に形成されたガ
イド片によってその脱着方向の案内がなされる。
【0007】請求項2記載の光コネクタは、請求項1記
載の光コネクタにおいて、前記ガイド片が、前記脱着方
向に沿って前記フレーム部の側壁部に延在形成されてお
り、しかも、前記雌形ハウジングに対する装着方向後端
部が、装着方向後方に向かって前記側壁部からの突出寸
法が次第に減少するテーパ形状とされていることを特徴
とする。
【0008】前記請求項2記載の光コネクタによれば、
ガイド片は、後端側に向かって細くなるテーパ形状とさ
れているので、光コネクタを取り外す場合に、他の光フ
ァイバや他の光コネクタに引っかかりにくくなるので、
脱着を容易に行える。
【0009】請求項3記載の光コネクタ用工具は、雄側
係合爪がフレーム部の側壁部に突設された光コネクタ
を、前記雄側係合爪と係合する雌側係合爪が内壁に形成
された雌形ハウジングに対して脱着する際に使用する光
コネクタ用工具であって、前記光コネクタが前記雌形ハ
ウジングへ挿入されている時に、係合状態にある前記雄
側係合爪と前記雌側係合爪との間に挿入されて、前記雌
側係合爪を前記雄側係合爪から離間させることで両者の
係合状態を解く係合解除先端部が、挿入方向先端に設け
られていることを特徴とする。
【0010】前記請求項3記載の光コネクタ用工具によ
れば、雌形ハウジングからの光コネクタの取り外しは、
脱着方向に沿って光コネクタ用工具を挿入して、雌側係
合爪を雄側係合爪から離間させて係合状態を解き、光コ
ネクタ用工具とともに引き抜くことで行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態について説明する。図1から図4に示す光
コネクタ1は、MU形光コネクタであり、単心の光ファ
イバFの端部に取り付けられて、該光ファイバFを別の
光ファイバと突き合わせ接続可能に成端するものであ
る。そして、この光コネクタ1は、後述される雌形ハウ
ジング2に脱着されるようになっている。
【0012】この光コネクタ1は、光ファイバFを収納
する光ファイバ孔3aを有するフレーム部3と、光ファ
イバF先端が挿入される微細孔4aが貫通されたフェル
ール部4と、フレーム部3の側部から突設され、このフ
レーム部3並びにフェルール部4を、雌形ハウジング2
に対して挿入/引き抜きにより脱着する際の案内となる
ガイド片7、8とが、例えばPPS(ポリフェニレンス
ルフィド)等の樹脂により一体成形されている。その後
端側には、ブーツ6が取り付けられるようになってい
る。
【0013】ブーツ6は、ゴムなどの可撓性を有する樹
脂成形品であり、その内部に形成された貫通孔6a内に
光ファイバFが通されている。また、このブーツ6に
は、該ブーツ6が緩やかな曲率をもって湾曲できるよう
に多数の溝6bが外周に形成されている。
【0014】図4、図5に示すように、本実施形態にお
いて、光ファイバFは光コードCである。なお、光ファ
イバFとしては、光コードC以外、光ファイバ心線等、
各種光ファイバが採用可能である。
【0015】この光コネクタ1への光ファイバFの取り
付けは、当該光ファイバF先端に露出させた裸ファイバ
Nを微細孔4a内に挿入するとともに、裸ファイバN以
外の光コードC部分を光ファイバ孔3a内に挿入して接
着固定することでなされる。フレーム部3とブーツ6と
の固定は、フレーム部3の後端側に形成された凸部3b
に、ブーツ6側に形成された凹部6cを嵌合させるよう
に接着固定することで行われる。なお、裸ファイバNの
線径はφ125μmであり、微細孔4aの内径も裸ファ
イバNを挿入可能かつ、高精度に位置決め可能な大きさ
になっている。
【0016】図6に示すように、フェルール部4は、先
端側が面取り4bされた円柱形状を有している。その内
部の前記微細孔4aの後端側には、光ファイバ孔3aに
向かって末広がりとなっているテーパ部4cが形成さ
れ、このテーパ部4cが、裸ファイバNを微細孔4aに
挿入する際の案内として機能することで、挿入作業が容
易になっている。
【0017】図6から9に示すように、ガイド片7、8
は、フレーム部3の側壁部3cの対向する両側から突設
され、前記脱着方向に沿って延在されたリブ状である。
これらガイド片7、8の間には、後述される雌形ハウジ
ング2の雌側係合爪14と、同じく後述される光コネク
タ用工具20の係合解除先端部23とを挿入かつガイド
するためのガイド溝9が形成されている。図6、7に示
すように、このガイド溝9も、フレーム部3を平面視及
び側面視した場合、前記脱着方向に沿って延在されてい
る。
【0018】さらに、ガイド片7、8は、図6に示すよ
うに、フレーム部3を平面視した場合、フレーム部3か
らの突出方向先端である端縁7a、8aが、前記先端側
の部分では平行で、かつ後端側部分では、装着方向後方
に向かってフレーム部3の側壁部3cからの突出寸法が
次第に減少するテーパ形状となっている。
【0019】図6から図9に示すように、フレーム部3
の先端近傍からガイド溝9内に突出された雄側係合爪1
0は、フレーム部3に一体成形されている。この雄側係
合爪10には、光コネクタ1を雌形ハウジング2に挿入
する際に引っかからないように、その先端側に、図6に
示す傾斜面10aが形成されている。さらに雄側係合爪
10の後端側には、側壁部3cに対して略垂直となる係
合面10bが形成されている。図6、8、9に示すよう
に、このフレーム部3の断面形状は、180゜対称(左
右対称)になっている。
【0020】図10に示すように、雌形ハウジング2
(光コネクタレセプタクル)は、その中央部分を境とし
て、受け側2Aに他の光ファイバF’が予め組み込ま
れ、脱着側2Bに前記説明の光コネクタ1が脱着される
ようになっている。光ファイバF’の端部には、例えば
PPS(ポリフェニレンスルフィド)製一体成形品の雄
形プラグ11が取り付けられている。雌形ハウジング2
への雄形プラグ11の組み込みは、雄形プラグ11のフ
ェルール部11aを、雌形ハウジング2内に固定された
スリーブ2E内の貫通孔2C内に挿入し、さらに、留め
具12を填め込んでスプリング13を押し込むことでな
される。
【0021】この雄形プラグ11は、スプリング13の
付勢力を以って脱着側2Bへ常時押圧される。また、雄
形プラグ11は、スプリング13の変形範囲内で貫通孔
2C内をその軸方向に沿って移動自在とされているが、
雄形プラグ11の外周に形成されているフランジ部11
bが、スリーブ2E近傍の当接面2Dに当接すること
で、脱着側2B方向への移動限界が設定されている。
【0022】同じく図10に示すように、脱着側2Bの
内壁2Fには、前記雄側係合爪10と係合する一対の雌
側係合爪14が対向する両側から突設されている。これ
ら雌側係合爪14は、内壁2Fに結合している基端部1
4aと、該基端部14aより光ファイバF’側に向かっ
て雌形ハウジング2の軸線に平行に形成された弾性部1
4bと、該弾性部14bの末端に形成された爪14cと
からなっている。
【0023】弾性部14bと内壁2Fとの間には、間隙
が形成されており、この間隙の範囲で、雌側係合爪14
の外側への弾性変形が可能となっている。この雌側係合
爪14は、外側への変形力が解除されれば、自身の弾性
によってもとの形状に復帰する。
【0024】以上に説明した雌形ハウジング2への光フ
ァイバFの取り付け、すなわち、光コネクタ1の接続
は、以下のように行われる。雌形ハウジング2に対して
光コネクタ1を同軸に配置し、さらに、雌側係合爪14
とガイド溝9との位置を一致させた状態で、光コネクタ
1を雌形ハウジング2内(具体的には、脱着側2B)へ
と挿入する。すると、各ガイド溝9と各雌側係合爪14
とが嵌合してガイドされた状態で、フェルール部4が、
貫通孔2C内へと挿入されていく。
【0025】フェルール部4の先端が雄形プラグ11の
フェルール部11aの先端に当接した後、さらに、スプ
リング13の付勢力に抵抗するように光コネクタ1をフ
ェルール部11aに向けて挿入していくと、雄形プラグ
11は圧迫を受けて後退していく。このときの各雌側係
合爪14には、雄側係合爪10により径方向外側に向か
う外力が加えられ、基端部14aを固定端として、爪1
4cが径方向外側に移動するように弾性部14bが変形
する。
【0026】雄側係合爪10が雌側係合爪14の位置を
通過して、雄形プラグ11側に入り込んだ後は、雌側係
合爪14に加えられていた前記外力がなくなるので、弾
性部14bは、元の直線形状に戻り、爪14cはガイド
溝9に入り込み、雄側係合爪10と脱着可能に係合し、
光コネクタ1が脱着側2Bから抜け出ることを規制す
る。
【0027】この状態で光コネクタ1を放すと、スプリ
ング13の付勢力により、フェルール部4とフェルール
部11aとの両先端が突き合わせ力を以って互いに突き
合わせ接続される。すると、雌側係合爪14の爪14c
と雄側係合爪10の係合面10bとが合致し、図11に
示すような係合状態が得られる。以上により、雌形ハウ
ジング2への光ファイバFの取り付け、すなわち、光コ
ネクタ1の突き合わせ接続が完了する。
【0028】前述のように、この光コネクタ1の雌形ハ
ウジング2に対する接続は、従来の光コネクタと同様の
手順にて簡単になされるから、例えば、図12に示すよ
うに、雌形ハウジング2を多連にした様な構造の雌形ハ
ウジング2’に対しても、同様の手順にて効率良く光コ
ネクタ1の接続を順次行うことができる。図12中に示
す各構成要素で、前記説明と同一構成要素には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0029】次に、図13以降を参照しながら、光コネ
クタ用工具20について以下に説明する。この光コネク
タ用工具20は、雄側係合爪10がフレーム部3の側壁
部3cに形成された光コネクタ1を、雄側係合爪10と
係合する雌側係合爪14が内壁2Fに形成された雌形ハ
ウジング2に対して脱着する際に使用する工具である。
【0030】図13から図15に示す光コネクタ用工具
20は、把持部21と、該把持部21に固定された延長
部22と、該延長部22の先端にネジ固定された係合解
除先端部23とから概略構成されている。図16から図
18に示す係合解除先端部23は、フレーム部3と雌形
ハウジング2とが接続された時に、係合状態にある雄側
係合爪10と雌側係合爪14との間に挿入されて、雌側
係合爪14を雄側係合爪10から離間させることで両者
の係合状態を解くための部品である。
【0031】同図に示す係合解除先端部23は、先端部
本体24と、該先端部本体24にネジ25にて固定され
た一対の係合解除爪26とからなっている。先端部本体
24は、断面コ字形状であり、中央に凹溝24aが形成
されている。さらにその長手方向両端には、ネジ用孔2
4bが複数形成されている。
【0032】各係合解除爪26は、先端部本体24にネ
ジ固定される取付部26aと、該取付部26aと一体に
形成された薄肉の板体形状を有する先端爪26bとから
なり、各先端爪26bの先端には、一対の突起26dが
突設され、これら突起26d間に凹部26cが形成され
ている。そして、これら一対の係合解除爪26は、それ
ぞれ先端部本体24にネジ25によって固定すること
で、先端部本体24先端から互いに平行に突出状態とな
る。図16に示す係合解除爪26間の間隙27は、光コ
ネクタ1の各ガイド溝9に先端爪26bが入るような幅
寸法とされている。また、凹部26cは、雄側係合部1
0と嵌合するための幅と奥行き寸法を備えている。
【0033】前記説明の光コネクタ用工具20を使用し
て、雌形ハウジング2に接続されている光コネクタ1を
取り外す方法について、図面を参照しながら以下に説明
する。まず、把持部21を持って光コネクタ用工具20
を保持し、図19に示すように、先端爪26bを光コネ
クタ1のブーツ6の両側面に沿わせるように雌形ハウジ
ング2内へと挿入していく。このとき、先端部本体24
の凹溝24a内にブーツ6が通り、かつ、係合解除爪2
6がフレーム部3のガイド溝9内を通るように挿入す
る。これにより、係合解除先端部23は、ガイド溝9に
案内されてスムーズに挿入されていく。なお、図19に
おいては、明瞭に図説するために、光コネクタ用工具2
0は、先端爪26bのみを図示し、その他は省略した図
となっている。
【0034】図20、21に示すように、光コネクタ用
工具20の先端爪26bを完全に雌形ハウジング2内に
挿入すると、係合解除先端部23の先端爪26bが係合
状態にある雄側係合爪10と雌側係合爪14との間に挿
入されて、雌側係合爪14を雄側係合爪10から離間さ
せ、両者の係合状態が解かれる。このとき、図21に示
されているように、雄側係合部10は、係合解除爪26
の凹部26c内に納められ、両突起26dが、雄側係合
爪10と接触することなく、雌側係合爪14を押圧し、
外側へ押し開く。このまま光コネクタ用工具20ととも
に光コネクタ1を握って引き抜くことで、光コネクタ1
と光コネクタ用工具20とが一緒に引き抜かれる。
【0035】本実施形態の光コネクタ1によれば、フェ
ルール部4及びフレーム部3及びガイド片7、8は、樹
脂製の一体成形品とされているため、複数の部品を組み
立てる場合に比べて小型化できる。本発明者の検討によ
れば、フェルール部4の外径がφ2.5mmを保ちなが
ら、フェルール部4以外の構成部分は、φ1.25mm
用の従来のタイプの光コネクタと同等のサイズに形成す
ることが可能となった。
【0036】また、フレーム部3にガイド片7、8を設
けて、これらの間に形成されるガイド溝9と雌側係合爪
14とが嵌合する構成を採用したことで、光コネクタ1
を雌形ハウジング2に脱着する際には、これらが脱着方
向のガイドとなり、挿入、引き抜きが円滑になされる。
さらに、完全に接続した際には、支持力の増大により、
サイドプル等に対するガタ防止となる。
【0037】また、フレーム部3、フェルール部4、ガ
イド片7、8、ガイド溝9、係合爪10を、フレーム部
3の軸線を通る鉛直方向断面を境として左右対称形状と
したことで、射出成形で製造するにあたり、二分割金型
を採用することが可能となる。二分割金型を採用できる
ことにより、射出成形精度を上げるとともに、製造コス
トの低減が可能となる。
【0038】また、ガイド片7、8は、後端側がテーパ
形状とされているので、光コネクタ1を取り外す場合
に、他の光ファイバや他の光コネクタに引っかかりにく
くなるので、脱着を容易に行える光コネクタ1とするこ
とも可能となる。これにより、高密度実装した場合で
も、容易に脱着できる。
【0039】本実施形態の光コネクタ用工具20によれ
ば、雌形ハウジング2からのフレーム部3の取り外し
は、脱着方向に沿って光コネクタ用工具20を挿入する
だけで雌側係合爪14を雄側係合爪10から離間させて
係合状態を解くことができ、光コネクタ1の脱着を短時
間に行える。
【0040】また、先端爪26bとして板体形状を採用
したことで、小型な光コネクタ1のガイド溝9に対応で
きるように寸法を細くしても、部材強度を保つことがで
きる光コネクタ用工具20とすることも可能となる。さ
らに、係合解除爪26に突起26dと凹部26cを設け
て光コネクタ1の雄側係合爪10と噛み合うようにした
ことで、取り付けの際の位置決めが容易にできる光コネ
クタ用工具20とすることも可能となる。
【0041】なお、前記実施形態において、フレーム部
3及びフェルール部4及びガイド片7、8はPPS製と
したが、これに限らず、プラスチック、エポキシ、液晶
ポリマ等のその他の樹脂材料を採用しても良い。また、
前記実施形態において、光ファイバFは、光コードCか
ら直接裸ファイバNを露出しているが、光ファイバ心線
を露出し、この光ファイバ心線に裸ファイバNを露出さ
せることも可能である。また、前記実施形態において、
裸ファイバーNの外径は125μmとしたが、これに限
定するものではなく、その他の外径のものを採用しても
良い。また、前記実施形態において、光コネクタ用工具
20は、光コネクタ1の取り外しに使用する例を示した
が、逆に、場合によっては、光コネクタ1を雌形ハウジ
ング2に接続する際の補助治具として使用しても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明の光コネクタによれば、フェルー
ル部及びフレーム部及びガイド片は、一体成形品とされ
ており、複数の部材間での接続部分が不要となるので、
小型化、低コスト化できる光コネクタを提供することが
可能となる。さらに、フレーム部にガイド片を設けるこ
とで、光コネクタを脱着する際には、これが脱着方向の
ガイドとなり、円滑な脱着を実現でき、完全に接続した
際には、サイドプルに対するガタ防止とすることが可能
となる。
【0043】また、ガイド片は、後端側がテーパ形状と
されているので、光コネクタを取り外す場合に、他の光
ファイバや他の光コネクタに引っかかりにくくなるの
で、脱着を容易に行うことが可能となる。
【0044】本発明の光コネクタ用工具によれば、雌形
ハウジングからのフレーム部の取り外しは、脱着方向に
沿って光コネクタ用工具を挿入した後、引っ張るだけと
することで、サイドプルを起こしにくくなり、光コネク
タの脱着を更に容易かつ短時間に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの一実施形態を示す図で
あって、斜視図である。
【図2】 同光コネクタを示す図であって、平面図であ
る。
【図3】 同光コネクタを示す図であって、図2のA−
A線側から見た側面図である。
【図4】 同光コネクタを示す図であって、図2のB−
B線における断面図である。
【図5】 同光コネクタを示す図であって、部品構成図
である。
【図6】 同光コネクタの要部を示す図であって、平面
図である。
【図7】 同光コネクタの要部を示す図であって、図6
のC−C線側から見た側面図である。
【図8】 同光コネクタの要部を示す図であって、図6
のD−D線側から見た視図である。
【図9】 同光コネクタの要部を示す図であって、図6
のE−E線側から見た視図である。
【図10】 同光コネクタの接続方法を示す図であっ
て、接続前の状態の図である。
【図11】 同光コネクタの接続方法を示す図であっ
て、接続後の状態の図である。
【図12】 同光コネクタの接続方法を示す図であっ
て、接続前の状態の図である。
【図13】 光コネクタ用工具を示す図であって、斜視
図である。
【図14】 同光コネクタ用工具を示す図であって、下
面の図である。
【図15】 同光コネクタ用工具示す図であって、図1
4のF−F線側から見た側面図である。
【図16】 同光コネクタ用工具の要部を示す図であっ
て、下面の図である。
【図17】 同光コネクタ用工具の同要部を示す図であ
って、図16のH−H線側から見た側面図である。
【図18】 同光コネクタ用工具の同要部を示す図であ
って、図17のI−I線側から見た視図である。
【図19】 同光コネクタ用工具による光コネクタの着
脱方法を示す図であって、同光コネクタ用工具装着前の
図である。
【図20】 同光コネクタ用工具による光コネクタの着
脱方法を示す図であって、同光コネクタ用工具装着後の
図である。
【図21】 同光コネクタ用工具による光コネクタの着
脱方法を示す図であって、同光コネクタ用工具装着後の
図である。
【符号の説明】
1・・・光コネクタ、2・・・雌形ハウジング、2F・・・内
壁、3・・・フレーム部、3c・・・側壁部、4a・・・微細
孔、4・・・フェルール部、7及び8・・・ガイド片、7a及
び8a・・・端縁、10・・・雄側係合爪、14・・・雌側係合
爪、20・・・光コネクタ用工具、23・・・係合解除先端
部、C・・・光コード、F・・・光ファイバ、N・・・裸ファイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 邦彦 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 QA42 QA46 QA57

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(F)を突き合わせ接続可能
    に成端する光コネクタ(1)であって、 前記光ファイバを収納する光ファイバ孔(3a)を有す
    るフレーム部(3)と、前記光ファイバ先端が挿入され
    る微細孔(4a)が貫通されたフェルール部(4)と、
    前記フレーム部の側部から突設され、このフレーム部並
    びに前記フェルール部を、雌形ハウジング(2)に対し
    て挿入/引き抜きにより脱着する際の案内となるガイド
    片(7、8)とが、樹脂等により一体成形されているこ
    とを特徴とする光コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光コネクタにおいて、 前記ガイド片は、前記脱着方向に沿って前記フレーム部
    の側壁部(3c)に延在形成されており、しかも、前記
    雌形ハウジングに対する装着方向後端部が、装着方向後
    方に向かって前記側壁部からの突出寸法が次第に減少す
    るテーパ形状とされていることを特徴とする光コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 雄側係合爪(10)がフレーム部(3)
    の側壁部(3c)に突設された光コネクタ(1)を、前
    記雄側係合爪と係合する雌側係合爪(14)が内壁(2
    F)に形成された雌形ハウジング(2)に対して脱着す
    る際に使用する光コネクタ用工具(20)であって、 前記光コネクタが前記雌形ハウジングへ挿入されている
    時に、係合状態にある前記雄側係合爪と前記雌側係合爪
    との間に挿入されて、前記雌側係合爪を前記雄側係合爪
    から離間させることで両者の係合状態を解く係合解除先
    端部(23)が、挿入方向先端に設けられていることを
    特徴とする光コネクタ用工具。
JP11182536A 1999-06-28 1999-06-28 光コネクタ及び光コネクタ用工具 Withdrawn JP2001013374A (ja)

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