JP2001012999A - 電子秤 - Google Patents

電子秤

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JP2001012999A
JP2001012999A JP11183810A JP18381099A JP2001012999A JP 2001012999 A JP2001012999 A JP 2001012999A JP 11183810 A JP11183810 A JP 11183810A JP 18381099 A JP18381099 A JP 18381099A JP 2001012999 A JP2001012999 A JP 2001012999A
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JP11183810A
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Kazuhiko Tamura
和彦 田村
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の計量部(秤)を備えた電子秤におい
て、複数の計量部の同時使用を可能にする。 【解決手段】 マルチスケールは、第1秤及び第2秤
と、操作制御ボックスとを備えている。第1秤は、部品
の重量を計量して単重を求める。第2秤は、部品の重量
を計量して部品の数量を求める。操作制御ボックスは、
第1秤及び第2秤に連結されるもので、操作表示ディス
プレイ52を有している。操作制御ボックスは、オペレ
ータの操作に基づき、操作表示ディスプレイ52に第1
秤に関する表示をさせるのか、第2秤に関する表示をさ
せるのか、あるいは第1秤及び第2秤に関する表示を同
時にさせるのかを切り替えることができる。また、操作
制御ボックスは、第1秤及び第2秤に関する表示をさせ
るときには、操作表示ディスプレイ52を分割してその
表示をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子秤、特に、複
数の計量部を有する電子秤に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の物品、例えば、ネジやボルト等の
金属部品、樹脂製部品などの物品の個数を数える装置と
して、それらの重量及び単位重量(以下、単重とい
う。)から個数を求める計数秤(電子秤)がある。この
計数秤は、入力された、あるいはサンプリングにより求
めた単重で多数の物品の計量値を除すことによって物品
の個数を求め、それを操作者に表示するものである。こ
のような計数秤は、例えば小部品(物品)の生産工場に
おける出荷場や物流倉庫における物品のピッキングで物
品の個数を数えるために使用されている。
【0003】このような計数秤の中には、単重を求める
ために必要な計量精度を有する秤量(計量可能な重量の
大きさ)の小さな計量部と、多数の物品を一度に計量で
きる大きな秤量の計量部とを併せ持ち、それぞれのデー
タを共有させているものがある。このように秤量や精度
の異なる2つの計量部のデータを共有させることで、互
いに独立した複数の計数秤でデータを受け渡す場合の手
間が省け、単重の測定から計数作業までの一連の処理が
1台の計数秤で行えるようになる。
【0004】また、1つの操作部に対して同等の秤量の
計量部を複数設け、塗料等の配合のために複数の計量部
を使って同時に計量を行ったり、複数の計量部で計数し
た個数を加算したりすることを可能にした電子秤も存在
する。この電子秤は、各計量部のデータを共有させるこ
とで、配合の計算や計量値の加算が容易にできるように
なるという利点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、複数の
計量部を備えた電子秤ではデータの共有が容易にでき、
関連した作業や集計作業に便利なものとなっている。し
かし、複数の計量部を備えた従来の電子秤は、1つの表
示画面を有する操作部にそれぞれの計量部が連結された
構成となっている。これにより1組の計量部及び操作部
を備えた電子秤を複数併用する場合に較べてデータの共
有や操作性の面で便利となっているが、一方では、表示
画面に表示される内容をどの計量部に関する表示にする
かを択一的に切り替えて使用せざるを得ない状態にあ
る。すなわち、複数の計量部(第1計量部、第2計量
部、…)を備えた従来の電子秤では、第1計量部を使用
するときには表示画面に第1計量部に関する表示を行わ
せ、第2計量部を使用するときには表示画面に第2計量
部に関する表示を行わせるようにして、それぞれの計量
部に対する操作を行っている。したがって、表示を切り
替えることによって複数の計量部のいずれをも使用する
ことができるが、複数の計量部を同時に使用することは
できない構成となっている。
【0006】本発明の課題は、複数の計量部を備えた電
子秤において、複数の計量部の同時使用を可能にするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電子秤
は、第1計量部及び第2計量部と、操作部と、制御部と
を備えている。第1計量部は、物品の重量を計量する。
第2計量部は、第1計量部とは別に、物品の重量を計量
する。操作部は、第1計量部及び第2計量部に連結され
るもので、表示画面を有している。制御部は、操作者の
操作に基づき、表示画面に第1計量部に関する表示をさ
せるのか、表示画面に第2計量部に関する表示をさせる
のか、あるいは表示画面に第1及び第2計量部に関する
表示をさせるのかを切り替えることができる。そして、
制御部は、第1及び第2計量部に関する表示をさせると
きには、操作部の表示画面を分割してその表示をさせ
る。
【0008】本請求項の電子秤では、第1及び第2計量
部によりそれぞれ物品の重量を計量することができ、そ
れらの両計量部に関する表示を表示画面に分割表示させ
ることで操作者に対して同時に示すことができる。すな
わち、操作者は、第1計量部だけを使う場合には第1計
量部に関する表示だけを表示画面に出して操作を行うこ
とができ、第2計量部だけを使う場合には第2計量部に
関する表示だけを表示画面に出して操作を行うことがで
き、両方の計量部を使う場合には両計量部に関する表示
を表示画面に分割表示させて両計量部の操作を行うこと
ができる。
【0009】これにより、第1及び第2計量部の同時使
用が可能となり、1人に限らず2人の操作者による作業
も可能となり、また塗料の配合のために複数の染料を同
時に計量するようなことも可能となる。このように両計
量部を表示を切り替えることなく同時に操作できるよう
になるため、作業効率が向上することが期待できる。請
求項2に係る電子秤は、多数の物品の重量から物品の個
数を求め、操作者にそれを表示する電子秤である。この
電子秤は、複数の計量計数部と、表示部とを備えてい
る。計量計数部は、それぞれ、物品の重量を計量し、物
品の単重を基に物品の個数を求める。表示部は、複数の
計量計数部それぞれに関する表示を、操作者に対して同
時に行う。
【0010】本請求項の電子秤では、複数の計量計数部
それぞれに関する表示が表示部に為されるため、操作者
は複数の計量計数部を同時に操作することが可能であ
る。このため、複数人の操作者がそれぞれの計量計数部
の操作を行ったり、1人の操作者が複数の計量計数部の
操作を同時進行させたりすることで、作業効率を上げる
ことができる。
【0011】また、表示部に複数の計量計数部より求め
た物品の個数の加算値を示すようにすれば、1つの計量
計数部だけでは計量できないような重量の場合にも物品
の個数を求めることが可能になる。請求項3に係る電子
秤は、請求項2に記載の電子秤であって、複数の計量計
測部のうちどの計量計測部に関する表示を表示部に行わ
せるのかを切り替えることができる。
【0012】ここでは、複数の計量計測部のうち所定の
1つに関する表示を表示部に行わせるようにすることも
でき、また複数の計量計測部のうち所定の幾つかあるい
は全てに関する表示を行わせるようにすることもでき
る。したがって、複数の計量計測部による作業の同時進
行が可能になるとともに、所定の1つの計量計測部によ
る作業だけを行うときにはその計量計測部に関する表示
だけを表示部に見易く行わせればよい。
【0013】請求項4に係る電子秤は、請求項2又は3
に記載の電子秤であって、表示部は1つの表示画面を有
している。そして、表示部は、複数の計量計数部のうち
1つの計量計測部に関する表示から複数の計量計測部そ
れぞれに関する同時表示へとその表示を切り替えるとき
に、表示画面を分割する。ここでは、複数の計量計測部
それぞれに関する表示を同時に行わせる際に表示画面を
分割し、1つの計量計測部に関する表示だけを行う場合
には表示画面を分割せずに表示画面全体を使って表示を
行う。したがって、複数の計量計測部に関する表示を同
時に行うときにはそれぞれの計量計測部に関する表示ス
ペースが小さくなるため、必要最低限の内容だけを表示
させる等、表示態様を工夫することが望ましい。
【0014】請求項5に係る電子秤は、請求項2から4
のいずれかに記載の電子秤であって、タッチパネルをさ
らに備えている。タッチパネルは、表示部に重ねて配置
される。また、この電子秤では、タッチパネルに接触す
ることによって少なくとも一部の操作を行うことができ
るようにされている。請求項6に係る電子秤は、多数の
物品の重量から物品の個数を求め、操作者にそれを表示
する電子秤である。この電子秤は、計量単重算出部と、
計量計数部と、表示部とを備えている。計量単重算出部
は、物品の重量を計量し、物品の単重を求める。計量計
数部は、物品の重量を計量し、物品の単重を基に物品の
個数を求める。表示部は、計量単重算出部に関する表示
と計量計数部に関する表示とを、操作者に対して同時に
行う。
【0015】本請求項の電子秤では、計量単重算出部及
び計量計数部それぞれに関する表示が表示部に同時に為
されるため、操作者は計量単重算出部及び計量計数部を
同時に操作することが可能である。このため、複数人の
操作者が計量単重算出部及び計量計数部をそれぞれ操作
したり、1人の操作者が計量単重算出部及び計量計数部
の操作を同時進行させたりすることで、作業効率を上げ
ることができるようになる。
【0016】請求項7に係る電子秤は、請求項6に記載
の電子秤であって、計量単重算出部に関する表示を表示
部に行わせるのか、計量計測部に関する表示を表示部に
行わせるのか、あるいは計量単重算出部及び計量計測部
の両方に関する表示を表示部に行わせるのかを切り替え
ることができる電子秤である。ここでは、計量単重算出
部及び計量計測部の両方による作業の同時進行が可能に
なるとともに、どちらか1つによる作業だけを行うとき
にはそれに関する表示だけを表示部に見易く行わせるこ
とができる。
【0017】請求項8に係る電子秤は、請求項6又は7
に記載の電子秤であって、表示部は1つの表示画面を有
している。そして、表示部は、その表示を計量単重算出
部あるいは計量計測部に関する表示から計量単重算出部
及び計量計測部の両方に関する表示へと切り替えるとき
に、表示画面を分割する。ここでは、計量単重算出部及
び計量計測部の両方に関する表示を同時に行わせる際に
表示画面を分割し、どちらか1つに関する表示だけを行
う場合には表示画面を分割せずに表示画面全体を使って
表示を行う。したがって、計量単重算出部及び計量計測
部の両方に関する表示を同時に行うときにはそれぞれに
関する表示スペースが小さくなるため、必要最低限の内
容だけを表示させる等、表示態様を工夫することが望ま
しい。
【0018】請求項9に係る電子秤は、請求項6から8
のいずれかに記載の電子秤であって、タッチパネルをさ
らに備えている。タッチパネルは、表示部に重ねて配置
される。、また、この電子秤では、タッチパネルに接触
することにより、少なくとも一部の操作を行うことがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施形態] <マルチスケールの構成>本発明の一実施形態であるマ
ルチスケール(電子秤)を図1に示す。このマルチスケ
ール1は、各種部品の生産現場や物流倉庫等において部
品の計数作業に使われるものである。マルチスケール1
は、図1に示すように、主として、第1秤(計量単重算
出部)10と、第2秤(計量計数部)20と、操作制御
ボックス50とから構成されている。但しこれは最小限
の構成であり、周辺機器として、計数結果をラベルに印
刷するラベルプリンタ、他のマルチスケールやコンピュ
ータとネットワークを組むためのネットワークコントロ
ーラ、部品を包装するための包装機などを接続すること
が可能である。
【0020】第1秤10は、小秤量型の秤であり、部品
の精度の高い単位重量(単重)の測定を行うために設け
られている。この第1秤10は、ロードセルと、ロード
セルの出力を重量値に変換しデジタル信号で出力する信
号処理手段とを有している。第2秤20は、第1秤10
よりも秤量の大きい秤であり、部品の計数を行うために
設けられている。この第2秤20も、ロードセルと、ロ
ードセルの出力を重量値に変換しデジタル信号で出力す
る信号処理手段とを有している。
【0021】操作制御ボックス50は、第1秤10及び
第2秤20と接続され、これらの秤10,20から出力
されるデジタル信号を受け、部品の単重を算出したり部
品の数量を算出したりして、その結果をオペレータ(操
作者)に示す。また、数百アイテムの部品の登録が可能
な商品マスタファイルを有しており、オペレータからの
操作を受けてアイテムを選択する。この操作制御ボック
ス50は、RAMやROMに記憶される部品の単重や重
量データ、所定の演算式等に基づいて、部品の単重や数
量を算出する。また、操作制御ボックス50の正面に
は、図2に示すように、数値入力等の所定のオペレータ
の操作を受け付ける操作キー51と、カラー液晶表示を
行う操作表示ディスプレイ52とが設けられている。
【0022】操作キー51は、マルチスケール1のON
/OFFを行うキーや数値を入力するためのテンキー等
から成り、操作表示ディスプレイ52の右側に配置され
ている。操作表示ディスプレイ52は、秤10,20に
関する種々の情報や操作メニューを表示する。この操作
表示ディスプレイ52にはタッチパネルが重ねて配置さ
れており、表示の一部をオペレータが指で触れることに
よって操作入力が可能である。
【0023】<操作表示ディスプレイの表示画面>操作
表示ディスプレイ52の一表示画面を図3に示す。この
表示画面は、オペレータが商品マスタファイルから部品
「白キャップ」を呼び出して、部品「白キャップ」の計
数作業を行っているときの画面である。この画面では、
第2秤20において計量されている部品の重量が985
gと表示され、部品「白キャップ」の単重データである
5.37gに基づいて算出された部品の個数(数量)1
82個が表示されている。また、予め設定されている許
容個数の上限値及び下限値、部品を収容している風袋の
重量、日付及び時刻、使用している秤等の情報も同時に
表示されている。
【0024】このように第2秤20で部品「白キャッ
プ」の計数作業を行っているときに、同時に第1秤10
で他の部品の単重を求める作業を行いたいときには、操
作表示ディスプレイ52の「メニュー」に触れてメニュ
ー画面(図示せず)を呼び出し分割同時表示を選択する
ことができる。この選択が為されると、図4に示すよう
に、ディスプレイ52の左半分に第1秤10に関する情
報が表示され、ディスプレイ52の右半分に第2秤20
に関する情報が表示される。但し、単独でそれぞれの秤
10,20に関する情報をディスプレイ52に表示させ
ている場合に較べて表示面積が半分になるため、ある程
度絞り込まれた情報のみが表示される。
【0025】この図4に示す画面が表示されると、1人
あるいは2人のオペレータは、同時に両方の秤10,2
0を用いて両方の作業を行うことができる。すなわち、
第1秤10において部品を積み増ししながら算出する単
重の精度を上げて信頼性のある単重をアイテム(部品)
毎に記憶させる作業を行いながら、第2秤20において
所定の部品の計数作業を行うことができる。
【0026】また、両秤10,20に関する情報の分割
同時表示の状態(図4)からどちらかの秤10,20に
関する情報のみの表示に切り替えるときには、ディスプ
レイ52の表示「秤1」あるいは「秤2」を所定時間触
れ続ければ、その表示がどちらかの秤10,20に関す
る全面表示に変更される。 <本マルチスケールの特徴> (1)本マルチスケール1では、第1秤10及び第2秤
20に関する表示をディスプレイ52に分割表示させる
ことで、オペレータに対して同時に示すことができる。
すなわち、オペレータは、第1秤10だけを使う場合に
は第1秤10に関する表示だけをディスプレイ52に出
して操作を行うことができ、第2秤20だけを使う場合
には第2秤20に関する表示だけをディスプレイ52に
出して操作を行うことができ、両方の秤10,20に関
する情報を同時に見たい場合には両秤10,20に関す
る表示をディスプレイ52に分割表示させることができ
る。これにより、第1秤10及び第2秤20の同時使用
が可能となり、1人に限らず2人のオペレータによる作
業も可能となる。このため、本マルチスケール1を用い
ることによって、作業効率が向上することが期待でき
る。
【0027】(2)本マルチスケール1では、両秤1
0,20のうちどちらか1つに関する表示をディスプレ
イ52に行わせるようにすることもでき、また両秤1
0,20に関する表示を行わせるようにすることもでき
る。したがって、両秤10,20による作業の同時進行
が可能になるとともに、どちらか1つを使った作業だけ
を行うときには、その秤に関する情報だけをディスプレ
イ52の全面を使って見易く表示させることができる。
【0028】(3)本マルチスケール1では、第1秤1
0で求めた単重を利用して第2秤20で部品の計数作業
を行うことができる。このため、2台のスケール間で単
重データをやりとりする必要がなくなっており、単重の
測定から計数作業までの一連の作業処理をスムーズにす
ることができる。
【0029】(4)本マルチスケール1は、操作ボック
ス50が1つで操作表示ディスプレイ52も1つである
ので、オペレータにとって操作し易いものとなってい
る。 [第2実施形態] <マルチスケールの構成>本発明の別の一実施形態であ
るマルチスケール(電子秤)を図5に示す。このマルチ
スケール2は、主として、第1秤(計量計数部)11
と、第2秤(計量計数部)20と、操作制御ボックス5
0とから構成されている。
【0030】第1秤11及び第2秤20は、部品の計数
を行うために設けられている同等の秤であり、同等の秤
度を有している。これらの秤11,20は、それぞれ、
ロードセルと、ロードセルの出力を重量値に変換しデジ
タル信号で出力する信号処理手段とを有している。操作
制御ボックス50は、第1秤11及び第2秤20と接続
され、これらの秤11,20から出力されるデジタル信
号を受け、部品の数量を算出してオペレータ(操作者)
に示す。また、数百アイテムの部品の登録が可能な商品
マスタファイルを有しており、オペレータからの操作を
受けてアイテムを選択する。この操作制御ボックス50
は、RAMやROMに記憶される部品の単重や重量デー
タ、所定の演算式等に基づいて、部品の単重や数量を算
出する。また、操作制御ボックス50の正面には、図2
に示すように、数値入力等の所定のオペレータの操作を
受け付ける操作キー51と、カラー液晶表示を行う操作
表示ディスプレイ52とが設けられている。
【0031】操作キー51は、マルチスケール2のON
/OFFを行うキーや数値を入力するためのテンキー等
から成り、操作表示ディスプレイ52の右側に配置され
ている。操作表示ディスプレイ52は、秤11,20に
関する種々の情報や操作メニューを表示する。この操作
表示ディスプレイ52にはタッチパネルが重ねて配置さ
れており、表示の一部をオペレータが指で触れることに
よって操作入力が可能である。
【0032】<操作表示ディスプレイの表示画面>操作
表示ディスプレイ52の一表示画面を図3に示す。この
表示画面は、オペレータが商品マスタファイルから部品
「白キャップ」を呼び出して、部品「白キャップ」の計
数作業を行っているときの画面である。この画面では、
第2秤20において計量されている部品の重量が985
gと表示され、部品「白キャップ」の単重データである
5.37gに基づいて算出された部品の個数(数量)1
82個が表示されている。また、予め設定されている許
容個数の上限値及び下限値、部品を収容している風袋の
重量、日付及び時刻、使用している秤等の情報も同時に
表示されている。
【0033】このように第2秤20で部品「白キャッ
プ」の計数作業を行っているときに、同時に第1秤11
で他の部品、例えば部品「赤キャップ」の計数作業を行
いたいときには、操作表示ディスプレイ52の「メニュ
ー」に触れてメニュー画面(図示せず)を呼び出し分割
同時表示を選択することができる。この選択が為される
と、図6に示すように、ディスプレイ52の左半分に第
1秤11に関する情報が表示され、ディスプレイ52の
右半分に第2秤20に関する情報が表示される。但し、
単独でそれぞれの秤11,20に関する情報をディスプ
レイ52に表示させている場合に較べて表示面積が半分
になるため、ある程度絞り込まれた情報のみが表示され
る。
【0034】この図6に示す画面が表示されると、1人
あるいは2人のオペレータは、同時に両方の秤11,2
0を用いて両方の作業を行うことができる。また、両秤
11,20に関する情報の分割同時表示の状態(図6)
からどちらかの秤11,20に関する情報のみの表示に
切り替えるときには、ディスプレイ52の表示「秤1」
あるいは「秤2」を所定時間触れ続ければ、その表示が
どちらかの秤11,20に関する全面表示に変更され
る。
【0035】さらに、両秤11,20を使って同じ部品
を計数して合計個数を求めたいような場合には、図7に
示すような表示画面を選択することもできる。この図7
の表示画面では、上部に合計個数が表示されるようにな
っており、その下方左側に第1秤11に関する情報が、
その下方右側に第2秤20に関する情報が表示される。
オペレータがこの表示画面を見ながら作業を行えば、各
秤11,20での計数結果とともに両秤11,20に載
っている部品「赤キャップ」の合計数量を把握すること
が可能となる。
【0036】<本マルチスケールの特徴>本マルチスケ
ール2では、両秤11,20それぞれに関する表示がデ
ィスプレイ52に分割して為されるため、オペレータは
両秤11,20を同時に操作することが可能である。ま
た、ディスプレイ52に両秤11,20より求めた部品
の個数の加算値を示すこともできるため(図7参照)、
1つの秤だけでは計量できないような重量の場合にも部
品の個数を求めることが可能である。
【0037】[第3実施形態] <マルチスケールの構成>本発明の別の一実施形態であ
るマルチスケール(電子秤)を図8に示す。このマルチ
スケール3は、主として、6つの秤(第1秤21〜第6
秤26)と、操作制御ボックス50とから構成されてい
る。
【0038】6つの秤21〜26は、部品の計数を行う
ために設けられている同等の秤であり、同等の秤度を有
している。これらの秤21〜26は、それぞれ、ロード
セルと、ロードセルの出力を重量値に変換しデジタル信
号で出力する信号処理手段とを有している。操作制御ボ
ックス50は、各秤21〜26と接続され、これらの秤
21〜26から出力されるデジタル信号を受け、部品の
数量を算出してオペレータ(操作者)に示す。また、数
百アイテムの部品の登録が可能な商品マスタファイルを
有しており、オペレータからの操作を受けてアイテムを
選択する。この操作制御ボックス50は、RAMやRO
Mに記憶される部品の単重や重量データ、所定の演算式
等に基づいて、部品の単重や数量を算出する。また、操
作制御ボックス50の正面には、図2に示すように、数
値入力等の所定のオペレータの操作を受け付ける操作キ
ー51と、カラー液晶表示を行う操作表示ディスプレイ
52とが設けられている。
【0039】操作キー51は、マルチスケール3のON
/OFFを行うキーや数値を入力するためのテンキー等
から成り、操作表示ディスプレイ52の右側に配置され
ている。操作表示ディスプレイ52は、秤21〜26に
関する種々の情報や操作メニューを表示する。この操作
表示ディスプレイ52にはタッチパネルが重ねて配置さ
れており、表示の一部をオペレータが指で触れることに
よって操作入力が可能である。
【0040】<操作表示ディスプレイの表示画面>操作
表示ディスプレイ52の一表示画面を図3に示す。この
表示画面は、オペレータが商品マスタファイルから部品
「白キャップ」を呼び出して、部品「白キャップ」の計
数作業を行っているときの画面である。この画面では、
第2秤22において計量されている部品の重量が985
gと表示され、部品「白キャップ」の単重データである
5.37gに基づいて算出された部品の個数(数量)1
82個が表示されている。また、予め設定されている許
容個数の上限値及び下限値、部品を収容している風袋の
重量、日付及び時刻、使用している秤等の情報も同時に
表示されている。
【0041】このように第2秤22で部品「白キャッ
プ」の計数作業を行っているときに、同時に他の5つの
秤21,23〜26で他の部品の計数作業を行いたいと
きには、操作表示ディスプレイ52の「メニュー」に触
れてメニュー画面(図示せず)を呼び出し分割同時表示
を選択することができる。この選択が為されると、図9
に示すように、ディスプレイ52の左上側に第2秤22
に関する情報が表示され、その表示を囲むように秤2
1,23〜26に関する情報がそれぞれ表示される。但
し、各秤21〜26に振り分けることのできる表示面積
が小さくなるため、ある程度絞り込まれた情報のみが表
示される。
【0042】この図9に示す画面が表示されると、1人
あるいは複数人のオペレータは、同時に複数の秤21〜
26を用いてそれぞれ作業を行うことができる。また、
図9に示すような表示状態からいずれかの秤21〜26
に関する情報のみの表示に切り替えるときには、ディス
プレイ52の表示のうち秤の番号を示す部分を所定時間
触れ続ければよい。
【0043】さらに本マルチスケール3では、図示しな
いが、所定の2つあるいは3つの秤に関する情報をディ
スプレイ52に同時に分割表示させたり、いずれかの秤
により単重を求める作業をさせたりすることも可能であ
る。 <本マルチスケールの特徴>本マルチスケール3では、
複数の秤21〜26それぞれに関する情報をディスプレ
イ52に分割して同時に表示させることができるため、
オペレータは複数の秤21〜26を同時に操作すること
が可能である。
【0044】特に本マルチスケール3では、図9に示す
ような各秤21〜26の情報の同時表示が可能となって
いるため、複数の秤21〜26を使って複数の染料を同
時に計量し塗料の配合に利用するという使い方の場合に
作業効率が向上する。 [他の実施形態]操作制御ボックス50の前面に操作表
示ディスプレイ52とは別個に設けられている操作キー
51をなくし、操作表示ディスプレイ52を大きくし
て、操作キー51を操作表示ディスプレイ52内に含ま
せるようにすることもできる。この場合には、大きな操
作表示ディスプレイとなるので、表示のアレンジ、特に
複数の秤に関する情報を同時表示させるときのアレンジ
が容易となり、オペレータに使い易い操作ボックスにす
ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明では、各計量部に関する表示を表
示画面に分割表示させることができるため、表示を切り
替えることなく各計量部を同時に使用することが可能と
なり、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のマルチスケールの概略
斜視図。
【図2】操作ボックスの正面図。
【図3】操作表示ディスプレイの一表示画面。
【図4】操作表示ディスプレイの一表示画面。
【図5】本発明の第2実施形態のマルチスケールの概略
斜視図。
【図6】操作表示ディスプレイの一表示画面。
【図7】操作表示ディスプレイの一表示画面。
【図8】本発明の第3実施形態のマルチスケールの概略
斜視図。
【図9】操作表示ディスプレイの一表示画面。
【符号の説明】
1,2,3 マルチスケール 10 第1秤(計量単重算出部) 11 第1秤(計量計数部) 20 第2秤(計量計数部) 21〜26 第1秤〜第6秤(複数の計量計数部) 50 操作制御ボックス(操作部;制御部) 52 操作表示ディスプレイ(表示画面)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品の重量を計量する第1計量部及び第2
    計量部と、 表示画面を有し、前記第1計量部及び前記第2計量部に
    連結される操作部と、 操作者の操作に基づき、前記表示画面に前記第1計量部
    に関する表示をさせるのか、前記表示画面に前記第2計
    量部に関する表示をさせるのか、あるいは前記表示画面
    に前記第1及び第2計量部に関する表示をさせるのかを
    切り替えることができ、前記第1及び第2計量部に関す
    る表示をさせるときには前記表示画面を分割して表示を
    させる制御部と、を備えた電子秤。
  2. 【請求項2】多数の物品の重量から前記物品の個数を求
    め、操作者にそれを表示する電子秤であって、 前記物品の重量を計量し前記物品の単重を基に前記物品
    の個数を求める複数の計量計数部と、 前記複数の計量計数部それぞれに関する表示を操作者に
    対して同時に行う表示部と、を備えた電子秤。
  3. 【請求項3】前記複数の計量計測部のうちどの計量計測
    部に関する表示を前記表示部に行わせるのかを切り替え
    ることができる、請求項2に記載の電子秤。
  4. 【請求項4】前記表示部は、1つの表示画面を有し、そ
    の表示を前記複数の計量計数部のうち1つの計量計測部
    に関する表示から前記複数の計量計測部それぞれに関す
    る同時表示へと切り替えるときに前記表示画面を分割す
    る、請求項2又は3に記載の電子秤。
  5. 【請求項5】前記表示部に重ねて配置されるタッチパネ
    ルをさらに備え、 前記タッチパネルに接触することにより、少なくとも一
    部の操作を行うことができる、請求項2から4のいずれ
    かに記載の電子秤。
  6. 【請求項6】多数の物品の重量から前記物品の個数を求
    め、操作者にそれを表示する電子秤であって、 前記物品の重量を計量し前記物品の単重を求める計量単
    重算出部と、 前記物品の重量を計量し前記物品の単重を基に前記物品
    の個数を求める計量計数部と、 前記計量単重算出部に関する表示と前記計量計数部に関
    する表示とを操作者に対して同時に行う表示部と、を備
    えた電子秤。
  7. 【請求項7】前記計量単重算出部に関する表示を前記表
    示部に行わせるのか、前記計量計測部に関する表示を前
    記表示部に行わせるのか、あるいは前記計量単重算出部
    及び前記計量計測部の両方に関する表示を前記表示部に
    行わせるのかを切り替えることができる、請求項6に記
    載の電子秤。
  8. 【請求項8】前記表示部は、1つの表示画面を有し、そ
    の表示を前記計量単重算出部あるいは前記計量計測部に
    関する表示から前記計量単重算出部及び前記計量計測部
    の両方に関する表示へと切り替えるときに前記表示画面
    を分割する、請求項6又は7に記載の電子秤。
  9. 【請求項9】前記表示部に重ねて配置されるタッチパネ
    ルをさらに備え、 前記タッチパネルに接触することにより、少なくとも一
    部の操作を行うことができる、請求項6から8のいずれ
    かに記載の電子秤。
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JPWO2021033235A1 (ja) * 2019-08-19 2021-02-25
WO2021033235A1 (ja) * 2019-08-19 2021-02-25 株式会社島津製作所 移動相残量計

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