JP2001012845A - 冷蔵庫の扉及び製造方法 - Google Patents

冷蔵庫の扉及び製造方法

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JP2001012845A
JP2001012845A JP11181237A JP18123799A JP2001012845A JP 2001012845 A JP2001012845 A JP 2001012845A JP 11181237 A JP11181237 A JP 11181237A JP 18123799 A JP18123799 A JP 18123799A JP 2001012845 A JP2001012845 A JP 2001012845A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引出し扉の補強板の取付けにおけるネジ締め
作業廃止と左右分割による小形化及び多種扉との共通化
を図ると共に、フレームの取付けにおいてはフレームの
確実な位置決めと仮固定による工作性改善によって工数
削減を図り冷蔵庫の扉を安価で品質の良いものを提供す
る。 【解決手段】 内板の断熱材側に略Z字形のアンダーカ
ット部を有する第1凸部を少なくとも2箇所以上形成し
対向するよう配置し、その第1凸部に相対するよう補強
板にフランジを設け全体を略C字形断面とし、スライド
させて係合させ、補強板のスライド挿入方向の先端部が
内板に設け断熱材側に突出させたストッパー部に当接す
る際、補強板に設けた穴部と内板に設け断熱材側に突出
させた第2凸部を合致させて仮固定出来るようにした。
さらに本発明では、左右各々に内板第1凸部が対向する
ように配設したので補強板を小形化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵庫扉の構成
及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8,図9,図10,図11は、例えば
特開平5−240564号公報に示された従来の冷蔵庫
の図である。図8は冷蔵庫の側面図、図9は冷蔵庫扉付
近の斜視図、図10は冷蔵庫内側から見た冷蔵庫扉と補
強板の取り付け構造図、図11は冷蔵庫扉にフレームを
取り付ける構造図である。図において、1は冷蔵庫、2
はこの冷蔵庫1の上部に設けられ冷蔵庫の前面開口部を
塞ぐ回転式扉、3はこの回転式扉2の下方に設けられ冷
蔵庫1の前面開口部を塞ぐ回転式扉、4はこの回転式扉
3の下方に設けられ冷蔵庫1の前面開口部を塞ぐ引出式
扉、4aは引出式扉4の外周縁部、4bは扉4の外板、
5は引出式扉4の裏面(冷蔵庫内側)に取り付けられ、
全体としてコ字状になっている枠体であるフレーム、5
aはフレーム5の取付面に設けられた穴、6は引出式扉
4の裏面に設けられた補強板、6aは補強板6に設けら
れたフレームの穴5aに対応する穴、6bは引出式扉の
外周縁部4aにネジ8にて取り付けられる補強板の外周
縁部、7はフレーム5を扉内板9に固定するネジで、扉
内板9は引出式扉4の裏面に設けらている。
【0003】このような従来の冷蔵庫のフレーム(枠
体)取り付け構造においては、補強板6の外周部6bを
引出式扉4の扉外周部4aにネジ8にて固定し内板9を
被せた後、扉外板4bと扉内板9との空間部に断熱材
(図示せず)を充填させていた。その後、この補強板6
の穴部6aとフレーム5の穴部5aを合わせて手作業で
ネジ7を締め、フレーム5を扉4に固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の引
出式扉では、引出式扉4に補強板6を取付ける作業には
ネジ8が必要であると共に、左右フレーム5の取付けピ
ッチに精度が必要なため補強板6は左右一体の大きなも
のであった。すなわち、フレーム5の取付けピッチがば
らつくと左右のフレーム5の平行度が悪くなり、作動性
や他の扉との間隔寸法不良になるのである。また、フレ
ーム5の取付けにおいてはフレーム5の位置決めはな
く、作業者がフレームをセットしてフレームを押さえな
がらネジを締めることになってしまう為、近年の冷蔵庫
においては多ドア化が進みフレーム5を有する扉の数の
増大によりかなり工数の掛かるもので生産効率を悪くす
るという問題点があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、冷蔵庫の扉を安価で品質良く構
成できるものであり、さらに、フレームのネジ締め自動
化により工数を削減できる冷蔵庫扉の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷蔵庫の
扉は、扉内板と、扉外板と、扉内板の冷蔵庫外側に設け
られたフレーム取付用補強板と、扉内板と扉外板との空
間部に発泡充填された断熱材よりなる冷蔵庫の引出式扉
において、内板は、フレーム取付部にフレームを係合す
るための第1凸部を少なくとも2箇所以上設け、補強板
は左右別体にし、第1凸部に相対するようフランジ部を
設け、フレームは、第1凸部に相対するようフランジ部
を設け、補強板及びフレームのフランジ部は、内板の第
1凸部にスライドさせて係合したものである。
【0007】また、内板に設けられた第1凸部は、断熱
材側に突出したもの、または冷蔵庫内側に突出したもの
である。
【0008】また、スライド方向は、上方向から下方向
へ、または下方向から上方向である。
【0009】また、内板に断熱材側に突出させたストッ
パー部と断熱材側に突出させた第2凸部とを設け、補強
板の前記内板へのスライド挿入時、補強板の先端部がス
トッパー部に当接した時に、補強板に設けた穴部が第2
凸部と合致するように配置したものである。
【0010】また、フレームの内板取付面に、スライド
挿入方向にビード形状部を形成し、そのビード形状部の
一部を潰し、フレームが内板のフレーム挿入ストッパー
部に当接した時に、内板に設けた第3凸部をフレームの
ビード潰し部が乗り越えてセットされるものである。
【0011】また、内板に設けた第3凸部を、フレーム
のビード潰し部が乗り越える時、補強板に設けた凹部側
に押しのけられて内板を変形可能としたものである。
【0012】この発明に係る冷蔵庫扉の製造方法は、扉
内板を成形するステップと、補強板を前記扉内板にスラ
イド係合するステップと、扉外板を組立するステップ
と、扉外板と扉内板をあわせるステップと、扉外板と扉
内板との間に断熱材を注入発泡し扉本体を完成させるス
テップと、フレームを扉内板にスライドさせながら仮固
定するステップと、フレームを扉内板に固定する固定具
を通す穴の位置をカメラで検知するステップと、穴にロ
ボットで固定具を固定するステップとを備えたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1,2,3はこ
の発明の実施の形態1である冷蔵庫の扉付近を示すもの
である。図1は、扉内板へ補強板とフレームを取付ける
前の扉構造斜視図、図2は図1の扉構造詳細斜視図、図
3は図1のZ−Z断面図であり、補強板とフレームが係
合された時の図である。図において、4は冷蔵庫の前面
開口部を塞ぐ引出式扉で扉外板4bと扉内板9とその空
間部に充填された断熱材(図示せず)等で構成されてい
る。5は引出式扉4の裏面(冷蔵庫内側)に取り付けら
れ冷蔵庫内に設けられた貯蔵容器(図示せず)を保持す
るフレーム、5aはフレーム5の取付面に設けられた
穴、6は引出式扉4の裏面にフレーム5を取り付けるた
めの補強板で左右にそれぞれ一つずつ設けられている。
6aは補強板6に設けられたフレームの穴5aに対応す
る穴、7は引出式扉4を囲む補強板6とフレーム5とを
固定し、引出式扉4にフレーム5を固定する固定具であ
る。9は引出式扉4の裏面に設けられた扉内板、10は
扉内板9の取付面の断熱材側に設けられた第1凸部であ
り、例えば略Z字形のアンダーカット形状を有し、左右
各々に対向するように配設している。9aは内板9の取
付面に設けられた穴で、フレーム5の穴5a及び補強板
6の穴6aと対応していて、ネジ等を通して固定され
る。11は補強板6のフランジ、12は補強板6のスラ
イド挿入(矢印)方向の先端部、13は内板9に設けら
れ断熱材側に突出し、補強板6の下部が引っ掛かりスト
ップさせるためのストッパー部、14は補強板6に設け
られた穴部、15は内板9に設けられた断熱材側に突出
させた第2凸部、16はフレーム5に設けられたフラン
ジ、17はフレーム5に設けられたV字形折返し部、1
8はフレーム5の取付面、19は取付面18に設けられ
たフレーム5のスライド挿入方向に渡って形成したビー
ド形状部、20は内板9に設けられた第3凸部、21は
内板9に設けら、フレーム5を挿入する時フレーム5の
取付面18が当たりストップさせられるストッパー部、
22はビード形状部19の一部を潰したビード潰し部、
23は補強板6に設けられた凹部である。
【0014】図1は、扉内板9の取付面に補強板6とフ
レーム5を矢印方向に挿入し、ネジやボルト等の固定具
をフレーム5の穴5a、扉内板9の穴9a、補強板6の
穴6aを通し、断熱材に通じ固定する図である。また、
ここで扉4は扉外板4bと扉内板9の間に断熱材を充填
発泡した扉体であり、扉体完成後に、扉内板9にフレー
ム5が取付けられる。また、扉内板9は真空成形や射出
成形等により成形される。
【0015】扉内板9には、補強板6及びフレーム5を
係合するための係合部である第1凸部10を設けてお
り、その第1凸部10は取付面の両側に設けられてお
り、略Z字形のアンダーカット形状(引っ掛かる形状)
を有し、左右各々に対向するように配設している。な
お、ここでは略Z字形を示したが、引っ掛かる形状であ
れば、他の形状でも良い。また、ここでは第1凸部10
は断熱材側に突出させたが、補強板6やフレーム5の形
状に合わせて、逆側の冷蔵庫内側に突出させ、補強板6
及びフレーム5の形状も対応するものとし係合させても
よい。
【0016】補強板6は、フレーム5の枠体に容器を乗
せそのフレーム5にて容器の重量を支える時、扉内板9
にフレーム5が固定されているだけでは内板9の強度が
弱く、それを補強するために設けている。補強板6の両
側には、内板9の第1凸部10と相対するフランジ部1
1を左右各々に対向するように設け、全体を略C字形断
面とし、スライドさせて係合している。ここで、補強板
6は左右別体化して、フレーム5の取付部に対応する部
分だけとし小形化している。よって、補強板6の部品が
小さくなり材料費が抑えられると共に、扉4の横幅の大
小にかかわらず、同じ補強板6を用いることもできる。
なお、ここでは全体が略C字形断面形状である補強板6
を示したが、内板9の第1凸部10に引っ掛かる形状で
あれば他の形状でも良い。以上より、フレーム5は位置
ずれすることなく確実に位置決めされ仮固定出来ること
になり、補強板6をあらかじめ内板9にネジにて取り付
けておく必要がなくなり、ネジ締めの本数も減り手間も
省ける。
【0017】フレーム5は通常コ字状の枠体となって、
その枠体内に冷蔵庫の容器を乗せその容器を支えてい
る。フレーム5は左右に分かれており、平行に且つ同じ
高さで相対して設けられている。フレーム5は内板9の
第1凸部10と係合されているが、その係合部のフレー
ム5形状は、第1凸部10の略Z字形のアンダーカット
形状に引っ掛かる形状となっている。その形状について
図2にて説明する。
【0018】フレーム5にはフランジ16、V字形折返
し部17が設けられており、フレーム5の両側に引っ掛
け部を設けたものであり、内板9の第1凸部10に係合
する形状となっている。第1凸部10へのフレーム5の
取付面18には、フレーム5のスライド挿入方向に渡っ
て形成したビード形状部19が設けられており、そのビ
ード形状部19の内側に収まるように内板9に設けた第
3凸部20を設け第3凸部20が通りながらスライド挿
入される。その時、内板9のフレーム挿入ストッパー2
1部に当接する際、内板9に設けた第3凸部20をフレ
ーム5のビード19の一部潰し部22が乗り越えてセッ
トされる。かつ、前記内板9に設けた第3凸部20がフ
レーム5のビード潰し部22が乗り越える時、第3凸部
20は補強板6に設けた凹部23側に押しのけられて内
板9が変形出来、フレームが挿入しやすくなるようにし
ている。尚、ビード形状とは、一段面凹または凸形状を
ある一定の長さ、連続させてトンネルのように形成する
形のことをいう。以上より、フレーム5は位置ずれする
ことなく確実に位置決めされ仮固定出来ることになり、
フレーム5を取付けする際にコンベア動作中でも、フレ
ーム5がふらつくことなくフレーム5のネジ(セルフタ
ッピングネジでもその他のネジでも可)締めの自動化に
展開出来る。また、内板への補強板の取付け作業にはネ
ジ等の他の部材は必要でなく工具も必要でないので作業
が非常に楽で安価に出来る。しかも補強板は左右一体に
することもなく安価になる。さらに、左右別体であるの
でどんな扉にも全て共通化することが出来て生産性が向
上する。
【0019】補強板6は左右別体化し、フレーム5を取
り付ける位置のみの補強板とすることにより小形化して
いる。補強板6のスライド挿入方向の先端部12が内板
9に設け断熱材側に突出させたストッパー部13に当接
する際補強板6に設けた穴部14と内板9に設け断熱材
側に突出させた第2凸部15を合致させて位置決めし仮
固定出来るようにしている。第2凸部15により、補強
板6装着後の抜けを防止することできる。
【0020】なお、本実施の形態では補強板6を上方向
よりフレーム5を下方向よりスライドさせて係合するこ
とを示しているが、その逆の方向からのスライド係合で
も良い。また、左右方向からのスライド係合でも良い
が、上下方向(縦方向)の取付けであれば扉の平行度の
調整が可能であるが、左右方向(横方向)の取付けでは
フレーム5を横にずらすことができるだけで、平行度の
調整はできない。
【0021】実施の形態2.図4は扉内板へ補強板とフ
レームを取付ける前の斜視図であり、矢印方向に補強板
とフレームを挿入し扉内板に係合される。図において、
24は内板9に設けられた、フレーム5のスライド方向
の先方に第1凸部と同程度のアンダーカット部、25は
フレーム5に設けられた、フランジ16と同程度のフラ
ンジである。なお、実施の形態1と同様の符号について
は説明を省略する。
【0022】実施の形態1では、フレーム5の内板9へ
の係合において、内板9の左右一対の第1凸部10に相
対するように、フレーム5のフランジ16とV字形折返
し部17を設けスライド係合させるようにしたが、フレ
ーム5の係合は必ずしも上記左右一対の第1凸部10で
なくてもよい。実施の形態2では、内板9には、フレー
ム取付面の一方の側面に第1凸部10を、上面にアンダ
ーカット部24を設け、フレーム5には、内板9の第1
凸部に係合するフランジ16と、内板9のアンダーカッ
ト部24に係合するフランジ25を設けている。以上よ
り、フレーム取付面のスライド方向先端部にフランジ2
5を設けることにより、フレームの型費、コストを抑え
つつ同等の効果が得られる。
【0023】図5は扉内板へ補強板とフレームを取付け
る前の斜視図であり、矢印方向に補強板とフレームを挿
入し扉内板に係合される。図において、26,27はフ
レーム5の取付面に設けられた係合部である。なお、実
施の形態1,2と同様の符号については説明を省略す
る。ここでは、内板9には、フレーム取付面の一方の側
面に第1凸部10を、上面にアンダーカット部24を設
け、フレーム5には、内板9の第1凸部に係合する係合
部26と、内板9のアンダーカット部24に係合する係
合部27を設けている。以上より、内板9の第1凸部1
0,略Z字形アンダーカット部24内に収まるようであ
れば、フランジ16,25でなくてもフレーム5の取付
面に係合部26,27を設け係合させることにより、必
要機能を損なうことなくフレームの型費、コストを更に
低減出来る。
【0024】実施の形態3.図6は実施の形態1,2に
係る扉組立てのフローチャート図である。図において、
ステップ(以下、Sと示す)1で扉の内板9を真空成形
し、S2で補強板6を扉内板9にスライド係合し、S3
で別の製造ライン(板金プレス)にて扉(外板)を組立
し、もとの製造ラインに戻りS4でS3で組立てた扉
(外板)4と扉内板9をあわせ、S5で扉(外板)4と
内板9との間に断熱材を注入発泡し扉本体を完成させ
る。S6でフレーム5を内板9にスライドさせながら仮
固定し、S7で扉の大きさ及びネジ穴(フレーム5の穴
5a、内板9の穴10a、補強板6の穴6)をカメラで
検知し、そのデータをコンピュータでX,Y軸に解析し
ネジ穴の位置を検知し、S8でそのネジ穴にロボットで
ネジ締めを行う。以上より、フレーム取付け用において
確実な位置決めと仮固定が出来るので作業者が手で押さ
えつける必要も無く作業台をコンベアー化して生産性を
上げることが出来る。そして、フレームのネジ締め(固
定具で固定する)作業をロボット等を使い機械化するこ
とにより自動化でき、人手がかからず容易になった。ま
た、扉の数が多い冷蔵庫に対しても、ロボットの手の数
を増やし同時に複数のネジ締めを行えば、ネジ締め時間
も少なくて済む。また、補強板6が左右別体となるの
で、大きな扉や小さな扉等、どんな扉に対しても同じロ
ボットで対応でき、共通化がはかれ費用の削減ができ
る。
【0025】図7は実施の形態1,2に係るフレームの
ネジ締め自動化設備図である。Aの段階で、扉本体4を
コンベアに乗せ、次にフレーム5を扉4の内板にスライ
ド固定し、Bで防塵室へ投入し、Cでカメラにて機種判
別とネジ穴を検知し、Dでロボットにより自動ネジ締め
され、Eで排出コンベアにて次の工程に送られる。尚、
Aの前工程で補強板が内板に取付けられ、その内板に外
板を被せその空間部に発泡材を注入発泡させて扉本体4
が完成している。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、扉内板
と、扉外板と、扉内板の冷蔵庫外側に設けられたフレー
ム取付用補強板と、扉内板と前記扉外板との空間部に発
泡充填された断熱材よりなる冷蔵庫の引出式扉におい
て、内板は、フレーム取付部にフレームを係合するため
の第1凸部を少なくとも2箇所以上設け、補強板は左右
別体にし、第1凸部に相対するようフランジ部を設け、
フレームは、第1凸部に相対するようフランジ部を設
け、補強板及び前記フレームのフランジ部は、内板の第
1凸部にスライドさせて係合したので、内板への補強板
取付け作業には固定具が必要でなく工具も必要でないの
で作業が非常に楽で安価に出来る。さらに、補強板は左
右別体であるのでどんな扉にも全て共通化することが出
来て生産性が向上する。
【0027】また、内板に設けられた第1凸部は、断熱
材側に突出したもの、または冷蔵庫内側に突出したの
で、補強板やフレームの形状に合わせることができる。
【0028】また、スライド方向は、上方向から下方向
へ、または下方向から上方向であるので、扉の平行度調
整が可能となる。
【0029】また、内板に断熱材側に突出させたストッ
パー部と断熱材側に突出させた第2凸部とを設け、補強
板の前記内板へのスライド挿入時、補強板の先端部がス
トッパー部に当接した時に、補強板に設けた穴部が前記
第2凸部と合致するように配置したので、フレームの位
置決めができ、また補強板装着後のフレームの抜け防止
ができる。
【0030】また、フレームの内板取付面に、スライド
挿入方向にビード形状部を形成し、そのビード形状部の
一部を潰し、フレームが内板のフレーム挿入ストッパー
部に当接した時に、内板に設けた第3凸部をフレームの
ビード潰し部が乗り越えてセットされるので、フレーム
の位置決めが確実にできる。
【0031】また、内板に設けた第3凸部を、フレーム
のビード潰し部が乗り越える時、補強板に設けた凹部側
に押しのけられて内板を変形可能としたので、フレーム
が挿入しやすくなる。
【0032】また、扉内板を成形するステップと、補強
板を扉内板にスライド係合するステップと、扉外板を組
立するステップと、扉外板と扉内板をあわせるステップ
と、扉外板と扉内板との間に断熱材を注入発泡し扉本体
を完成させるステップと、フレームを扉内板にスライド
させながら仮固定するステップと、フレームを扉内板に
固定する固定具を通す穴の位置をカメラで検知するステ
ップと、穴にロボットで固定具を固定するステップとを
備えたので、フレームを内板に固定する作業を機械化し
て自動化することにより、生産性を上げることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1による扉構造斜視図。
【図2】 この発明の実施形態1による扉構造詳細斜視
図。
【図3】 この発明の実施形態1による断面図。
【図4】 この発明の実施形態2による扉構造詳細斜視
図。
【図5】 この発明の実施形態3による扉構造詳細斜視
図。
【図6】 この発明の実施形態3による扉組立てフロー
チャート図。
【図7】 ネジ締め自動化設備図。
【図8】 従来の冷蔵庫の側面図。
【図9】 従来の扉構造斜視図。
【図10】 従来の補強板取付け図。
【図11】 従来のフレーム取付け図。
【符号の説明】
4 引出し扉、5 フレーム、6 補強板、9 内板、
10 第1凸部、11フランジ、13 ストッパー部、
14 穴部、15 第2凸部、19 ビード形状部、2
0 第3凸部、22 潰し部、23 凹部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉内板と、扉外板と、前記扉内板の冷蔵
    庫外側に設けられたフレーム取付用補強板と、前記扉内
    板と前記扉外板との空間部に発泡充填された断熱材より
    なる冷蔵庫の引出式扉において、前記内板は、フレーム
    取付部にフレームを係合するための第1凸部を少なくと
    も2箇所以上設け、前記補強板は、左右別体にし前記第
    1凸部に相対するようフランジ部を設け、前記フレーム
    は、前記第1凸部に相対するようフランジ部を設け、前
    記補強板及び前記フレームのフランジ部は、前記内板の
    第1凸部にスライドさせて係合したことを特徴とする冷
    蔵庫の扉。
  2. 【請求項2】 内板に設けられた第1凸部は、断熱材側
    に突出したもの、または冷蔵庫内側に突出したものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の扉。
  3. 【請求項3】 スライド方向は、上方向から下方向へ、
    または下方向から上方向であることを特徴とする請求項
    1または2記載の冷蔵庫の扉。
  4. 【請求項4】 内板に断熱材側に突出させたストッパー
    部と断熱材側に突出させた第2凸部とを設け、補強板の
    前記内板へのスライド挿入時、前記補強板の先端部が前
    記ストッパー部に当接した時に、前記補強板に設けた穴
    部が前記第2凸部と合致するように配置したことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫の扉。
  5. 【請求項5】 フレームの内板取付面に、スライド挿入
    方向にビード形状部を形成し、前記ビード形状部の一部
    を潰し、前記フレームが内板のフレーム挿入ストッパー
    部に当接した時に、内板に設けた第3凸部をフレームの
    ビード潰し部が乗り越えてセットされることを特徴とす
    る請求項4記載の冷蔵庫の扉。
  6. 【請求項6】 内板に設けた第3凸部を、フレームのビ
    ード潰し部が乗り越える時、補強板に設けた凹部側に押
    しのけられて前記内板を変形可能としたことを特徴とす
    る請求項5記載の冷蔵庫の扉。
  7. 【請求項7】 扉内板を成形するステップと、補強板を
    前記扉内板にスライド係合するステップと、扉外板を組
    立するステップと、前記扉外板と前記扉内板をあわせる
    ステップと、前記扉外板と前記扉内板との間に断熱材を
    注入発泡し扉本体を完成させるステップと、フレームを
    前記扉内板にスライドさせながら仮固定するステップ
    と、前記フレームを前記扉内板に固定する固定具を通す
    穴の位置をカメラで検知するステップと、前記穴にロボ
    ットで固定具を固定するステップとを備えた冷蔵庫扉の
    製造方法。
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