JP2001012541A - 吊り下げ構造物の構造および制振装置 - Google Patents

吊り下げ構造物の構造および制振装置

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JP2001012541A
JP2001012541A JP18108599A JP18108599A JP2001012541A JP 2001012541 A JP2001012541 A JP 2001012541A JP 18108599 A JP18108599 A JP 18108599A JP 18108599 A JP18108599 A JP 18108599A JP 2001012541 A JP2001012541 A JP 2001012541A
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weight
damping device
vibration damping
swing
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Susumu Kobayashi
晋 小林
Yuzo Okudaira
有三 奥平
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その揺れを抑制することができる小型の制振
装置を備えた吊り下げ構造物の構造を提供する。 【解決手段】 吊り具6と吊り下げ機器とからなる吊り
下げ構造物の一部に、壁面で囲まれた空間2と、前記空
間2に配設され吊り下げ構造物の揺動に応じて反復移動
し空間2を形成する壁面4に衝突することにより、揺動
を減衰させる錘3を備えた制振装置を配設する。制振装
置は照明器具1に内蔵させており、また、この錘3は球
形に形成している。また、上記空間2は水平断面円形に
形成する。上記空間2を形成する壁面4、錘3の表面の
少なくともいずれか一方には衝撃吸収材5を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーン、パイ
プ、ワイヤー、ロープなどの吊り具と、それに懸垂され
た、照明器具、表示物などの吊り下げ機器からなる吊り
下げ構造物であって、地震、風、交通振動などの外力に
より発生する揺動を抑制することができる制振機構を備
えた吊り下げ構造物の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】照明器具、表示物等の吊り下げ機器を天
井等から吊り下げる場合には、地震、風、交通振動など
の外力による揺れが問題となることがある。これらの外
力により吊り下げ機器の揺れが大きくなった場合には、
吊り下げ機器が落下したり、破損したりする危険性が増
すためである。この問題に対し、従来は図8に示すよう
に、吊り下げ機器101を複数の振れ止めワイヤー10
2で固定して揺れを防止していた。このワイヤー102
は、一端が吊り下げ機器101に固定され、他端が天井
103に固定されており、吊り下げ機器101を中心に
放射状に取り付けられていた。このようにワイヤー10
2を設けた場合には、吊り下げ機器101の揺動方向と
反対側に設けられたワイヤー102の張力により、吊り
下げ機器101の揺動を抑制することができる。
【0003】一方、特開平11−82613号公報記載
のように、吊り下げ機器を吊り下げるチェーンなどの吊
り具の長さ方向の中程に、ケースの内部に球体からなる
錘を反復運動自在に内蔵した制振装置を設けることも提
案されている。この制振装置において、錘は、吊り下げ
機器の揺動に対して、同じ周期で反対方向に転動する。
この制振装置にあっては、揺れと反対方向に転動した錘
の反力により吊り下げ機器の揺れを相殺して、吊り下げ
機器の揺れを減衰させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術において、振れ止めワイヤー102を設ける場
合には、複数のワイヤー102を設置しなければなら
ず、また、ワイヤー102に均一な張力を与える必要が
あり、ワイヤー102の長さを微調整する作業が必要と
なって、施工性が悪かった。また、ワイヤー102の固
定のために、吊り下げ機器101の周囲に設置スペース
を確保しなければならず、吊り下げ機器101が片持ち
梁に吊り下げられているような場合には、ワイヤー10
2を放射状に取り付けることができなかった。さらに、
施工後、何らかの外力により、吊り下げ機器101が傾
くことがあるため、定期的なメンテナンスを実施しなけ
ればならないという問題があった。
【0005】一方、上記の制振装置を設ける場合にあっ
ては、錘が反復運動する周期を、吊り下げ機器が揺動す
る周期と一致させる必要があり、吊り具の制振装置取付
部の軌道と、錘が反復運動する制振装置内の軌道を一致
させなければならない。また、その軌道上を転動する錘
の周期を安定させるために、軌道の終端に衝突しないよ
うにする必要があり、軌道の長さを十分に確保しなけれ
ばならない。そのため、上記の制振装置は必然的に大型
化し、吊り具の中程に取り付ける場合には、その周囲に
設置スペースを要するうえ、美観を損ないがちであると
いう問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、その揺れを抑制するこ
とができる小型の制振装置を備えた吊り下げ構造物の構
造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の吊り下げ構造物の構造にあっては、吊り具
と吊り下げ機器からなる吊り下げ構造物の一部に、壁面
で囲まれた空間と、前記空間に配設され、吊り下げ構造
物の揺動に応じて反復移動し、空間を形成する壁面に衝
突することにより、揺動を減衰させる錘とを備えた制振
装置を配設する。
【0008】この構成にあっては、錘が空間の壁面に衝
突することにより、吊り下げ構造物揺動を減衰させるも
のであるので、錘の反復周期は、吊り下げ構造物の揺動
の周期より短くてよい。これにより、空間を形成する壁
面間の間隔を短くすることができ、制振装置を小型化す
ることができる。
【0009】また、上記制振装置を、吊り下げ機器に内
蔵させてもよい。これにより、制振装置が外部から見え
なくなり、美観を保つことができる。
【0010】また、上記錘を球形としてもよい。これに
より錘を全水平方向に効率的に転動させることができる
ので、錘が壁面に衝突することによる運動エネルギーの
熱エネルギーへの変換が効率的に行われて、高い制振効
果を得ることができる。
【0011】また、上記空間を水平断面円形に形成して
もよい。これにより、錘と空間壁面との衝突面積が全水
平方向に対して一定となるので、様々な方向の振動に対
し同一条件となって、振動吸収体の衝突による運動エネ
ルギーの熱エネルギーへの変換がすべての方向に同一条
件で行われる。これにより、全方向に対して、均一な制
振効果を得ることができる。
【0012】また、上記空間を形成する壁面、錘の表面
の少なくともいずれか一方には衝撃吸収材を配設しても
よい。錘と壁面の表面の剛性が高く、反発係数が大きい
場合には、衝突音が発生しやすいが、この構成による
と、壁面、錘の表面双方または一方に設けた衝撃吸収材
により、錘の衝撃をある程度吸収するので、衝突音の発
生を減少させることができる。
【0013】また、上記吊り下げ機器を照明器具とする
ことも好ましい。照明器具は、一般に人目につきやすい
場所に取り付けられることが多いが、この構成によると
制振装置が小型化されるので、振動による照明器具の落
下、破損のおそれを減少させつつ、美観を損なうことが
少ない。
【0014】一方、容器の内部に空間が形成され、前記
空間には容器の揺動に応じて反復移動し、空間を形成す
る壁面に衝突することにより、揺動を減衰させる錘が内
蔵されている制振装置において、空間を形成する壁面、
錘の表面の少なくともいずれか一方には衝撃吸収材を配
設して制振装置を構成してもよい。
【0015】この構成によると、壁面、錘表面の少なく
とも一方に衝撃吸収材を配設することにより、錘と壁面
が衝突するときに発生する衝突音を減少させることがで
きて、騒音の少ない制振装置を構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態を示
す一部を切り欠いた正面図である。図2は、本発明の一
実施の形態の制振装置を示す、(a)は縦断面図、
(b)は水平断面図である。図3は、本発明の異なる実
施の形態の制振装置を示す縦断面図である。図4は、吊
り下げ構造物の振動状態を示す模式図であり、(a)は
一次振動モード、(b)は二次振動モードである。一次
振動モードでは、照明器具1と吊り具6が同一方向に揺
動し、二次振動モードでは照明器具1と吊り具6が反対
方向に揺動している。図5は、実施例1の照明器具の周
波数伝達特性を示すグラフである。図6は、実施例1の
照明器具の振動の減衰を表すグラフであり、(a)は制
振装置未設置の場合、(b)は制振装置を設置した場合
である。図7は、実施例2の照明器具の周波数伝達特性
を示すグラフである。
【0017】本実施の形態の吊り下げ機器は照明器具1
であり、本実施の形態の吊り下げ構造物の構造にあって
は、吊り具6と吊り下げ機器とからなる吊り下げ構造物
の一部に、壁面で囲まれた空間2と、前記空間2に配設
され、吊り下げ構造物の揺動に応じて反復移動し、空間
2を形成する壁面4に衝突することにより、揺動を減衰
させる錘3とを有する制振装置を配設する。制振装置は
照明器具1内に配設されており、また、この錘3は球形
に形成され、上記空間2は水平断面円形である。上記空
間2を形成する壁面4、錘3の表面の少なくともいずれ
か一方には衝撃吸収材5を配設する。
【0018】本実施の形態の吊り下げ機器である照明器
具1は、図1に示すように、チェーンからなる吊り具6
により、天井から吊下げられており、照明器具1の上端
には吊り具6を係止するリング状の係止部11が形成さ
れて両者が連結され、吊り下げ構造物を構成している。
照明器具1は、空間2と錘3からなる制振装置を内蔵し
た照明器具本体7と、照明器具本体7と外側に若干湾曲
した金属製のロッド8によって連結されたガラス等で構
成された複数のセード9により構成されている。セード
9内には、図示しない光源が設けられている。セード9
は、ロッド8によって照明器具本体7に剛に接合されて
おり、照明器具1が揺動した場合でも、ロッド8が変形
して、セード9と照明器具本体7が異なる動きをするこ
とはない。
【0019】照明器具本体7の外板は、鉄板等の金属材
料により、略円筒状に形成されており、上端を閉鎖する
同様の金属製の上板には上述した係止部11が形成され
ている。また、下端を閉鎖する金属製の下板には、セー
ド9を連結するロッド8が固定されている。照明器具1
内部には、空間2が形成されている。
【0020】空間2は鉄などの金属製の円筒形容器10
に囲まれて形成されており、内部の空間2も円筒形に形
成されている。容器10は真鍮、アルミニウムなどの他
の金属であってもよい。容器10は、照明器具本体7の
外板に、ボルト止め、溶接などで直接、あるいはアング
ル材などを用いて間接に接合されている。これにより、
照明器具本体7の外板と、容器10は一体となり、照明
器具1が揺動した場合には、容器10もまったく同じ動
きをする。容器10内に形成される空間2は必ずしも円
筒形に限定されず、たとえば円錐形や、球形などであっ
ても良い。但し、空間2の底面が平面で形成されている
方が、空間2に配設された錘3が反復運動が容易とな
り、効率的な制振効果を得ることができる。
【0021】また、空間2の表面には、図2に模式的に
示すように、反発係数が比較的小さい材料である、ゴム
材料、ゲル材料、発泡材料などの弾性材料からなる衝撃
吸収材5が配設されている。衝撃吸収材5は、本実施の
形態では、空間2の側壁、天井面、底面の全ての壁面4
に隙間なく貼設されている。これにより、照明器具1が
どのような方向に揺動した場合でも、錘3と空間2の壁
面4が直接衝突することがなく、錘3の衝撃をある程度
衝撃吸収材5が緩和するので、衝突音の発生を抑制する
ことができる。但し、衝突音が問題にならないような環
境で用いる場合には、必ずしも衝撃吸収材5を設けなく
ても良い。本実施の形態では、空間2を円筒形の容器1
0により形成したが、照明器具本体7を形成する外板そ
のもので空間2の壁面4を形成してもよい。
【0022】一方、空間2には一の錘3が配設されてい
る。この錘3は、中実の鋼球で形成されている。錘3は
球形に形成されているので、全方向に転動自在である。
これにより錘3が全水平方向に容易に転動することがで
きるので、錘3が壁面4に衝突することによる運動エネ
ルギーの熱エネルギーへの変換が効率的に行われて、高
い制振効果を得ることができる。
【0023】また、錘3の形状は、必ずしも球形に限定
されず、容器10内を自在に反復運動できるような形状
に構成すればよい。たとえば、紡錘形に形成しても良い
し、錘3の下面に錘3の水平移動を容易にするローラー
などを設けた他の形状であっても良い。さらに、空間2
には複数の錘3を配設しても良い。
【0024】錘3の表面に、図3に示すように衝撃吸収
材5を配設しても良い。錘3の表面に、衝撃吸収材5を
設けた場合には、空間2の壁面4に設けた場合と同様、
錘3と空間2壁面4の衝突により生ずる衝撃音を緩和す
ることができる。また、必要に応じて、空間2壁面4
と、錘3表面の両方に衝撃吸収材5を設けてもよい。
【0025】本実施の形態では、吊り下げ機器を照明器
具1としたが、必ずしもこれに限定されず、例えば看板
等の表示物であってもよい。
【0026】本実施の形態では、上記のように、照明器
具1の内部に制振装置を内蔵したので、制振装置が外部
から見えることがなく美観を損なうことがない。また、
制振装置を別途設置したりする工程が不要となって、制
振装置を備えた照明器具1の施工工数を削減することが
できる。また、本制振装置は、錘3が反復運動すること
により、空間の壁面4に衝突して運動エネルギーを熱エ
ネルギーに変換するものである。従って、錘3の反復運
動の周期を短くすることができるので、壁面4,4間の
間隔を短くすることができ、制振装置を小型化すること
ができる。
【0027】また、本実施の形態では、制振装置を吊り
下げ機器に内蔵したが、制振装置を吊り具6の長さ方向
の途中に配設してもよい。その場合でも、制振装置が比
較的小型であるので、制振装置が外部から目立ちにく
い。
【0028】尚、本実施の形態では、吊下げ機器を懸垂
する吊り具6をチェーンにより構成したが、必ずしもこ
れに限定されず、ワイヤー、パイプ、ロープなどで構成
しても良い。
【0029】
【実施例】〔実施例1〕本実施例では、長さ1mのステ
ンレス製チェーンからなる吊り具6により吊下げられた
照明器具1の内部に円筒形容器10により空間2を形成
し、空間2には球形の錘3を配設している。照明器具1
の重量は、約5kg、錘3の直径は40mm、重量約2
60gであり、容器10の壁面4、錘3の表面のいずれ
にも衝撃吸収材5は設けていない。この条件で照明器具
1は、周波数0.3Hz(一次振動モード)と3.9H
z(二次振動モード)で揺れの振幅が大きくなる共振が
発生する。この状態をそれぞれ図4(a)、(b)に示
す。
【0030】一般に制振性能は、各周波数における振動
の大きさを示す周波数伝達特性により評価される。そこ
で、振動時の照明器具1および天井部の水平方向変位を
CCDレーザーにより計測した。これをもとにして、各
々の周波数において、天井部に対する照明器具1の変位
の大きさの比率であらわされる周波数応答値を算出し
た。その結果を図5に示す。図中において、○印であら
わした周波数応答値を結んだプロット曲線Aは、制振装
置未設置の場合であり、一方□印であらわした周波数応
答値を結んだプロット曲線Bは、上記の制振装置を設置
した場合である。
【0031】これより、プロット曲線Aにおいては、
0.3Hzと、3.9Hzにおいてピークが見られ、こ
の周波数で照明器具1が共振することがわかる。一方、
制振装置を設置したプロット曲線Bにおいては、これら
の周波数におけるピークが明らかに小さくなっており、
特にこれらの周波数で制振効果が顕著であることがわか
る。
【0032】また、はじめに強制的に照明器具1を傾け
た後、開放した場合の水平方向の振幅を図6に示す。図
6において横軸は時間であり、(a)は制振装置未設置
の場合、(b)は上記の制振装置を設置した場合をあら
わしている。これより、制振装置を設置した場合のほう
が、明らかに減衰時間が短くなっており、制振装置を設
置したことでより揺動を早く収束させることができるこ
とがわかる。 〔実施例2〕本実施例は、上記実施例1の制振装置の空
間2を形成する壁面4に、厚さ1.5mmのブチルゴム
を貼設したものであり、その場合の周波数伝達特性をを
図7に示す。図7においても、図5の場合と同様、○印
であらわした周波数応答値を結んだプロット曲線Aは、
制振装置未設置の場合であり、一方□印であらわした周
波数応答値を結んだプロット曲線Bは、制振装置を設置
した場合である。これより、空間2の壁面4に衝撃吸収
材5を貼設した場合も、0.3Hzおよび3.9Hzに
おいてピークが明らかに小さくなっており、これらの周
波数で顕著な制振効果が得られる事がわかる。また、こ
の場合には、錘3が空間2の壁面4に衝突することによ
り発生する衝突音は、まったく聞き取れないレベルであ
った。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、吊り下げ
構造物の構造によると、制振装置を小型化することがで
きて、制振装置が目立ちにくくなるという効果が得られ
る。
【0034】請求項2記載の発明によると、制振装置が
外部から見えなくなり、美観を保つことができる。
【0035】請求項3記載の発明によると、錘が壁面に
衝突することによる運動エネルギーの熱エネルギーへの
変換が効率的に行われて、高い制振効果を得ることがで
きる。
【0036】請求項4記載の発明によると、全方向に対
して、均一な制振効果を得ることができる。
【0037】請求項5記載の発明によると、錘と壁面と
の衝突により発生する衝突音を減少させることができ
る。
【0038】請求項6記載の発明によると、振動による
照明器具の落下、破損のおそれを減少させつつ、美観を
損なうことが少ない。
【0039】請求項7記載の発明によると、錘と壁面が
衝突するときに発生する衝突音を減少させることができ
て、騒音の少ない制振装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す一部を切り欠いた
正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の制振装置を示す(a)
は縦断面図、(b)は水平断面図である。
【図3】本発明の異なる実施の形態の制振装置を示す縦
断面図である。
【図4】吊り下げ構造物の振動状態を示す模式図であ
り、(a)は一次振動モード、(b)は二次振動モード
である。
【図5】実施例1の吊り下げ構造物の周波数伝達特性を
示すグラフである。
【図6】実施例1の吊り下げ構造物の振動の減衰を表す
グラフであり、(a)は制振装置未設置の場合、(b)
は制振装置を設置した場合である。
【図7】実施例2の吊り下げ構造物の周波数伝達特性を
示すグラフである。
【図8】従来技術を示す正面図である。
【符号の説明】
1 照明器具(吊り下げ機器) 2 空間 3 錘 4 壁面 5 衝撃吸収材 6 吊り具 10 容器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り具と吊り下げ機器とからなる吊り下
    げ構造物の一部に、壁面で囲まれた空間と、前記空間に
    配設され吊り下げ構造物の揺動に応じて反復移動し、空
    間を形成する壁面に衝突することにより、揺動を減衰さ
    せる錘とを有する制振装置が配設されていることを特徴
    とする吊り下げ構造物の構造。
  2. 【請求項2】 前記制振装置は、吊り下げ機器に内蔵さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の吊り下げ構造
    物の構造。
  3. 【請求項3】 錘が球形であることを特徴とする請求項
    1または2記載の吊り下げ構造物の構造。
  4. 【請求項4】 空間が水平断面円形に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の吊り下げ構
    造物の構造。
  5. 【請求項5】 空間を形成する壁面、錘の表面の少なく
    ともいずれか一方には衝撃吸収材が配設されていること
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の吊り下げ
    構造物の構造。
  6. 【請求項6】 吊り下げ機器が照明器具であることを特
    徴とする請求項1、2、3、4または5記載の吊り下げ
    構造物の構造。
  7. 【請求項7】 容器の内部に空間が形成され、前記空間
    には容器の揺動に応じて反復移動し、空間を形成する壁
    面に衝突することにより、揺動を減衰させる錘が内蔵さ
    れている制振装置であって、空間を形成する壁面、錘の
    表面の少なくともいずれか一方には衝撃吸収材が配設さ
    れていることを特徴とする制振装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208316A (ja) * 2009-02-14 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013002595A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Kajima Corp 振動抑制装置

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