JP2007085068A - 耐震装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
地震時に発生する地盤の横揺れ縦揺れで建造物に与える衝撃エネルギーの横揺れ縦揺れを同時に吸収し構造物への被害を最小限に抑え安全の確保を保てる優れた振動吸収性能が得られるようにする。
【解決手段】
本発明の耐震装置は、地震時に発生する地盤の横揺れ縦揺れを同時に吸収するために、建造物の基礎に下部支持金物と土台に上部支持金物を対向に固定し対抗した上下支持金物間にエアーダンパーを中央空間に介在させたコイルバネを複数本装着し、地震時に発生する横揺れ縦揺れの衝撃エネルギーをコイルバネとエアーダンパーで同時に吸収する。又、上下支持金物を固定しコイルバネを複数本連結する事で横揺れの反復運動を抑制し、縦揺れの反復運動はエアーダンパーで抑制する。又、エアーダンパーの上下接点にかかる横揺れ時の負荷を回避するためにエアーダンパーの上下先端部分を半球形とし遊動可能にしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明の耐震装置は、地震時に発生する地盤の横揺れ縦揺れの衝撃エネルギーを吸収し上部建造物を安定させ被害を最小限に抑え致命的破壊を防ぐ事を可能にした耐震装置類に関する。
従来の耐震装置には、土台にコイルバネを固定しコイルバネの下部に球を挟み込み基礎に埋め込んだ杯円板上を遊動させる耐震装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−218676 号公報(図1)
特許文献1に開示された耐震装置はコイルバネ単体構造の為コイルバネ特有の上下する反復運動を止める事が出来ないという課題があった。
前記特許文献1に開示された耐震装置は基礎に埋め込んだ杯円板の上に球を挟み込んだコイルバネを遊動させる構造であるため横揺れの反復運動が増大するという課題があった。
本発明の耐震装置は、建造物の基礎と土台の間に介して用いられる耐震装置であって、前記基礎と前記土台の間に対向させ設けた上部支持金物と下部支持金物間に複数のコイルバネと前記コイルバネの中央空間にエアーダンパーを介在させ、前記コイルバネと前記エアーダンパーを伸縮可能に遊設させた耐震装置である。
尚、本発明の耐震装置は、地震時に発生する地盤の横揺れ縦揺れの衝撃エネルギーを同時に吸収する耐震装置であって、縦揺れは、前記コイルバネと前記エアーダンパーで同時に吸収し又前記エアーダンパーは筒状の上部と棒状の下部で構成され下部の棒状は伸縮可能とし上部内部に圧縮空気を密閉させ下部の棒状の上部先端に上部筒状内部の圧縮空気を圧縮する為のピストンを取り付け、圧縮する事で縦揺れの震動を吸収すると共に前記コイルバネの反復運動を抑制する。又横揺れは、前記コイルバネで吸収し又前記上下支持金物を基礎側と土台側に固定し前記コイルバネを複数本連結する事で横揺れの反復運動を抑制する。又横揺れ時に発生する前記エアーダンパーと前記上下支持金物との接点にかかる負荷を回避する為に固定せず前記上下支持金物の支持部は半球形凹部とし前記エアーダンパーの上下接点部を半球形凸部とし遊動可能にする事で横揺れ時の負荷を回避することが出来る。
本発明の耐震装置は、地震時に発生する地盤の横揺れ縦揺れの衝撃エネルギーを前記複数本連結した前記コイルバネと前記コイルバネ同本の前記エアーダンパーで同時に吸収し建造物への被害を最小限度に抑える事が出来る。又使用本数を自由に選択出来る為あらゆる分野及び場所で使用出来る。
本発明の耐震装置は、建造物の土台となるH鋼と基礎との間に空間を設けて耐震装置を設置する方式なので、地震発生後の地盤沈下時には地盤沈下をした箇所の建造物を支える前記H鋼と前記基礎部の間をジャッキアップした状態で建造物に手を加えることなく容易に基礎部分の修復出来る。
本発明の耐震装置は図1に示す様にコイルバネ3と前記コイルバネ3の中央空間部にエアーダンパー4を2連介在させ、上部支持金物1と前記上部支持金物1に対向した下部支持金物2の間に収めコンクリートベース9とH鋼10に設置したボルト5に上部支持金物1はH鋼10に下部支持金物2はコンクリートベース9に取り付けナット6でしっかりと固定することで耐震効果を得ることが出来る。
又図2、図3は、上部支持金物1(厚み5mm鋼材)の平面及びA−A断面を示し、コイルバネ支持孔11はコイルバネ3(例えば線径φ20mm、外径140mmx長さ300mm)の外径に合わせ、エアーダンパー上部支持半球形凹部12は上端エアーダンパー半球形凸部7(例えば上部外径80mm)の外径に合わせる。なお上端エアーダンパー半球形凸部7は、図1や図5に示すごとく上部支持金物1のエアーダンパー上部支持半球形凹部12と上端エアーダンパー半球形凸部7の接点は横揺れ時の負荷を回避する為に固定せず遊動可能な半球形を有する。
図4は、コイルバネ3の側面図で前記コイルバネ3は鋼製で強度は、例えば総重量10tの建造物を支える為に建造物の4隅に前記の耐震装置2本1組を8組配置し、地震時の可動設定値を建造物を含む総重量の1.6倍に決めるとコイルバネ3の外径は140mmで線径は20mmで500kg以上の負荷がかかった時作動する様な機能を有する圧縮コイルバネ方式のコイルバネ3である。
図5は、エアーダンパー4の側面図で前記エアーダンパー4は上部筒状で下部棒状の鋼製で強度は、例えば総重量10tの建造物を支える為に建造物の4隅に前記の耐震装置2本1組を8組配置し、地震時の可動設定値を建造物を含む総重量の1.6倍に決める。前記エアーダンパー4の上部外径は前記記載のコイルバネ3の内径部が100mmとなるので、その中に納まる寸法であり、かつ前記コイルバネ3の内径部分での接触を回避する為に10mmずつのクリアランスを見て上部外径は80mmとする。又前記エアーダンパー4の下部の外径は上下運動をする為上部エアーダンパー4の内径寸法は鋼材の厚みを引いた70mmとし500kg以上の負荷がかかった時作動する様な機能を有する圧縮エアーダンパー方式のエアーダンパー4である。
図6、図7は、下部支持金物2(厚み5mm鋼材)の平面及びB−B断面を示し、コイルバネ支持孔11はコイルバネ3(例えば線径φ20mm、外径140mmx長さ300mm)の外径に合わせ、エアーダンパー下部支持半球形凹部13は下端エアーダンパー半球形凸部8(例えば下部外径60mm)の外径に合わせる。なお下端エアーダンパー半球形凸部8は、図1や図5に示すごとく下部支持金物2のエアーダンパー下部支持半球形凹部13と下端エアーダンパー半球形凸部8の接点は横揺れ時の負荷を回避する為に固定せず遊動可能な半球形を有する。
尚、図2、図3の上部支持金物1と図6、図7の下部支持金物2の鋼材の大きさや厚みは、建造物の大きさや重さによりコイルバネ3とエアーダンパー4の大きさが変わるのでそれに比例して自由に変える事が出来る。
1 上部支持金物
2 下部支持金物
3 コイルバネ
4 エアーダンパー
5 ボルト
6 ナット
7 上端エアーダンパー半球形凸部
8 下端エアーダンパー半球形凸部
9 コンクリートベース(基礎)
10 H鋼(土台)
11 コイルバネ支持孔
12 エアーダンパー上部支持半球形凹部
13 エアーダンパー下部支持半球形凹部
14 ボルト貫通穴
2 下部支持金物
3 コイルバネ
4 エアーダンパー
5 ボルト
6 ナット
7 上端エアーダンパー半球形凸部
8 下端エアーダンパー半球形凸部
9 コンクリートベース(基礎)
10 H鋼(土台)
11 コイルバネ支持孔
12 エアーダンパー上部支持半球形凹部
13 エアーダンパー下部支持半球形凹部
14 ボルト貫通穴
Claims (3)
- 本発明の耐震装置は、建造物の基礎と土台の間に介して用いられる耐震装置であって、前記基礎と前記土台の間に対向させ設けた上部支持金物と下部支持金物間に複数のコイルバネと前記コイルバネの中央空間にエアーダンパーを介在させ、前記コイルバネと前記エアーダンパーを伸縮可能に遊設させたことを特徴とする耐震装置。
- 前記エアーダンパーは、上下両端部が半球形の凸部に形成された棒状であることを特徴とする請求項1記載の耐震装置。
- 前記上下の支持金物の前記エアーダンパー支持部は、半球形の凹部であることを特徴とする請求項1又は2記載の耐震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005274891A JP2007085068A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 耐震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005274891A JP2007085068A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 耐震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007085068A true JP2007085068A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37972321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005274891A Pending JP2007085068A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 耐震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007085068A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102979181A (zh) * | 2012-12-21 | 2013-03-20 | 徐州工程学院 | 用于大跨度空间结构(网架)的智能隔震减震镍钛合金支座 |
CN107642176A (zh) * | 2017-10-18 | 2018-01-30 | 天津大学 | 一种具有抗弯能力的高性能阻尼器 |
JP7161260B1 (ja) * | 2022-07-13 | 2022-10-26 | 悦志 佐藤 | 制振ダンパー |
-
2005
- 2005-09-22 JP JP2005274891A patent/JP2007085068A/ja active Pending
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CN102979181A (zh) * | 2012-12-21 | 2013-03-20 | 徐州工程学院 | 用于大跨度空间结构(网架)的智能隔震减震镍钛合金支座 |
CN107642176A (zh) * | 2017-10-18 | 2018-01-30 | 天津大学 | 一种具有抗弯能力的高性能阻尼器 |
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