JP2001012072A - 高所作業足場装置 - Google Patents

高所作業足場装置

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JP2001012072A
JP2001012072A JP11180714A JP18071499A JP2001012072A JP 2001012072 A JP2001012072 A JP 2001012072A JP 11180714 A JP11180714 A JP 11180714A JP 18071499 A JP18071499 A JP 18071499A JP 2001012072 A JP2001012072 A JP 2001012072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段状通路上に設置した状態で揺れや転倒を
防止できるとともに、1台の高所作業足場装置で作業高
さの異なる複数の現場に対応できる高所作業足場装置の
提供。 【解決手段】 下方エスカレータ1の踏段9上の一部に
設置された下端部組立枠35と、この下端部組立枠35
上に積層された中間部組立枠36、36A、36Bと、
中間部組立枠3Bの最上部に積層された上端部組立枠3
7とから主として構成され、中間部組立枠の積層数を変
更することによって下端部組立枠35の下端から上端部
組立枠37の上端部までの高さ寸法を調整可能にすると
ともに、上端部組立枠37に、上方に位置する上方エス
カレータ2に係合する転倒防止ポール装置53、54を
設けた。これにより、下方エスカレータ1および上方エ
スカレータ2間の高さに合わせて下端部組立枠35から
上端部組立枠37まで積層できるとともに、上端部組立
枠37が転倒防止ポール装置53、54を介して上方エ
スカレータ2に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業足場装置
に係り、特に、建物の階段やエスカレータの踏段などの
階段状通路の上方で高所作業を行なうのに好適な高所作
業足場装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上下方向に重ねて設置される複
数台のエスカレータにおいては、上方に位置するエスカ
レータ(以下、上方エスカレータと称す)の底面に、下
方に位置するエスカレータ(以下、下方エスカレータと
称す)を照らす蛍光灯などの照明設備が設けられてお
り、この照明設備の清掃、点検、改修、交換などの定期
的な保守作業を行なう必要がある。
【0003】そこで従来、例えば特願平9−16604
5号に記載されているように、下方エスカレータの踏段
上の一部に設置され、保守作業を行なう作業者が乗って
保守作業を行なう高所作業足場装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の高所作業足場装置は、下方エスカレータの踏段から
上方エスカレータの底面までの高さ(すなわち上下方向
の間隔)が例えば8m以上となる場合、当該高所作業足
場装置の全高寸法を8m以上として細長い形状となるこ
とから、このような高所作業足場装置の上端部に作業者
が乗って保守作業を行なう際、作業者が高所作業足場装
置から落下しないように注意を払いながら高所作業足場
装置の上端部まで移動することが困難であるとともに、
高所作業足場装置の上端部の揺れが大きくなりやすいと
いう問題があった。さらに、高所作業足場装置の全高寸
法が8m以上あるため、高所作業足場装置を階段状通路
上に設置したり、あるいは階段状通路上から撤去するの
にかなりの労力を要するという問題もあった。
【0005】また、下方エスカレータの踏段から上方エ
スカレータの底面までの高さが異なる種々の現場がある
ため、これに対応するため専用の高所作業足場装置を用
意する必要があった。
【0006】また、上方エスカレータの底面に設置され
る照明装置などの機器の保守作業を行なう場合、上方エ
スカレータの底面と高所作業足場装置の上端部とが踏段
のアップ方向に向かって次第に狭くなるため、この狭い
場所では高所作業足場装置の上端部に乗った作業者の姿
勢が悪くなり、したがって、高所作業時の作業効率およ
び安全性が劣るという問題もあった。
【0007】また、下方エスカレータの踏段のように移
動可能な階段状通路である場合、この階段状通路に高所
作業足場装置を固定しておき、階段状通路と一緒に高所
作業足場装置を移動させることが保守作業の時間短縮の
ため要望されていた。
【0008】また、下方エスカレータの踏段上の一部に
高所作業足場装置を設置した場合、前記の踏段から離れ
た乗降口床の上方における高所で照明装置などの保守作
業を行なおうとしても作業者の手が届かないという問題
もあった。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、階段状通
路上の一部に設置した状態で揺れを抑制できるととも
に、高所作業の高さ位置が異なる複数の現場であっても
1台のみで対応することのできる高所作業足場装置を提
供することにある。
【0010】また、その第2の目的は、階段状通路のア
ップ方向に向かって次第に狭くなる作業空間であって
も、高所作業足場装置の上端部に乗った作業者が安全
に、かつ円滑に保守作業を行なうことのできる高所作業
足場装置を提供することにある。
【0011】また、その第3の目的は、エスカレータの
踏段上に設置した高所作業足場装置を解体することな
く、踏段と一緒に移動させることができ、しかもその際
に転倒事故を防止することのできる高所作業足場装置を
提供することにある。
【0012】また、その第4の目的は、下方エスカレー
タの踏段から離れた乗降口床の上方における高所で照明
装置などの保守作業を行なうことのできる高所作業足場
装置を提供することにある。
【0013】また、その第5の目的は、保守作業で使用
した後、簡単に解体して撤去することのできる高所作業
足場装置を提供することにある。
【0014】また、その第6の目的は、安全衛生法によ
る要求を満たし、上端部で作業する際に作業者の安全性
を向上できる高所作業足場装置を提供することにある。
【0015】また、その第7の目的は、作業者が上端部
まで安全に、かつ円滑に昇降することのできる高所作業
足場装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の請求項1に係る発明は、階段状通路上
の一部に設置された下端部組立枠と、この下端部組立枠
上に積層された1個以上の中間部組立枠と、この中間部
組立枠の最上部に積層された上端部組立枠とからなる高
所作業足場装置において、前記中間部組立枠の積層数を
変更することによって、前記下端部組立枠の下端から前
記上端部組立枠の上端までの高さ寸法を調整可能にする
とともに、前記上端部組立枠に、前記階段状通路の上方
に位置する構造物体に係合する1個以上の転倒防止ポー
ル装置を設けた構成にしてある。
【0017】このように構成した本発明の請求項1に係
る発明では、階段状通路上に当該高所作業足場装置を設
置したとき、転倒防止ポール装置が階段状通路の上方に
位置する構造物体に係合するので、当該高所作業足場装
置の揺れ、特に上端部組立枠の揺れを抑制できるととも
に、当該高所作業足場装置の転倒を防止できる。また、
中間部組立枠の積層数を変更して下端部組立枠の下端か
ら上端部組立枠の上端までの高さ寸法を調整できるの
で、高所作業の高さ位置が異なる複数の現場であっても
1台のみの高所作業足場装置で対応できる。
【0018】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明にお
いて、前記中間部組立枠の上端部に設けた足場板と、前
記上端部組立枠の中間部に設けた最上段足場板とからな
る上下2段の作業床を設けた構成にしてある。
【0019】このように構成した本発明の請求項4に係
る発明では、階段状通路のアップ方向に向かって次第に
狭くなる作業空間であっても、中間部組立枠の上端部に
設けた足場板、および上端部組立枠の中間部に設けた最
上段足場板のうちの一方を選択的に用いることにより作
業者の作業姿勢を良好なものに保つことができるので、
高所作業足場装置の上端部で安全に、かつ円滑に保守作
業を行なえる。
【0020】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の請求項5に係る発明は、階段状通路上の一部に設
置された下端部組立枠と、この下端部組立枠上に積層さ
れた1個以上の中間部組立枠と、この中間部組立枠の最
上部に積層された上端部組立枠とを有し、この上端部組
立枠に、前記階段状通路の上方に位置する構造物体に係
合する1個以上の転倒防止ポール装置を設けた高所作業
足場装置において、前記階段状通路が下方エスカレータ
の踏段からなり、前記構造物体がこの下方エスカレータ
の上方に位置する上方エスカレータからなるとともに、
前記下端部組立枠のアップ側支持脚の下端が、前記下方
エスカレータに設けられる踏段の前輪軸に固定され、か
つ、前記下端部組立枠のダウン側支持脚の下端が、高さ
調整装置を介して前記踏段上に載置固定された構成にし
てある。
【0021】このように構成した本発明の請求項5に係
る発明では、下端部組立枠のアップ側支持脚の下端を踏
段の前輪軸に固定することにより、下端部組立枠が下方
エスカレータに連動可能であるとともに、踏段の段差に
合わせてダウン側支持脚の下方に設けた高さ調整装置を
作動させることにより、下端部組立枠を所定の状態を保
つことができる。この状態で、エスカレータの踏段上に
設置した高所作業足場装置を解体することなく踏段と一
緒に移動できるとともに、その際に高所作業足場装置の
転倒を防止できる。
【0022】また、上記第4の目的を達成するため、本
発明の請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明にお
いて、前記下端部組立枠、前記中間部組立枠および前記
上端部組立枠の乗降口床側に、補助足場装置を着脱可能
に取付けるとともに、この補助足場装置に、前記乗降口
床に立設される補強脚を設けた構成にしてある。
【0023】このように構成した本発明の請求項6に係
る発明では、下端部組立枠、中間部組立枠および上端部
組立枠の乗降口床側に取付けた補助足場装置に作業者が
乗り込むことにより、下方エスカレータの踏段から離れ
た乗降口床の上方における高所で照明装置などの保守作
業を行なえる。
【0024】また、上記第5の目的を達成するため、本
発明の請求項7に係る発明は、請求項5に係る発明にお
いて、前記下端部組立枠は、前記踏段のうちアップ側の
踏段上に立設される複数本の前記アップ側支持脚と、前
記踏段のうちダウン側の踏段上に立設される複数個の前
記ダウン側支持脚と、これらのアップ側支持脚およびダ
ウン側支持脚の中間に固定される水平補強部材と、前記
アップ側支持脚およびダウン側支持脚に固定される複数
本の斜め補強部材と、前記アップ側支持脚およびダウン
側支持脚の各上端部に固定される布枠と、この布枠の上
面に取付けられる平坦状の足場板とを備え、使用後にこ
れらのアップ側支持脚、ダウン側支持脚、水平補強部
材、斜め補強部材、布枠および足場板毎に分解可能な構
成とし、前記中間部組立枠は、前記アップ側支持脚の上
端に連結される複数本のアップ側中間支持脚と、前記ダ
ウン側支持脚の上端に連結される複数本のダウン側中間
支持脚と、これらのアップ側中間支持脚およびダウン側
中間支持脚に固定される水平補強部材と、前記アップ中
間側支持脚およびダウン側中間支持脚の各上端部に固定
される布枠と、この布枠の上面に取付けられる平坦状の
足場板とを備え、使用後にこれらのアップ側中間支持
脚、ダウン側中間支持脚、水平補強部材、斜め補強部
材、布枠および足場板毎に分解可能な構成とし、前記上
端部組立枠は、前記アップ側中間支持脚の上端に連結さ
れる複数本のアップ側最上段支持脚と、前記ダウン側中
間支持脚の上端に連結される複数個のダウン側最上段支
持脚と、これらのアップ側最上段支持脚およびダウン側
最上段支持脚の中間に固定される平坦状の最上段足場板
と、前記アップ側最上段支持脚およびダウン側最上段支
持脚の各上端部に固定される手摺枠と、前記アップ側最
上段支持脚側に設けられる第1転倒防止ポール装置と、
前記ダウン側最上段支持脚側に設けられる第2転倒防止
ポール装置とを備え、使用後にこれらのアップ側最上段
支持脚、ダウン側最上段支持脚、最上段足場板、手摺
枠、第1転倒防止ポール装置、第2転倒防止ポール装置
毎に分解可能な構成としてある。
【0025】このように構成した本発明の請求項7に係
る発明では、保守作業に使用した後、下端部組立枠、中
間部組立枠および上端部組立枠をそれぞれ構成部材毎に
分解できるので簡単に解体して撤去できる。
【0026】また、上記第6の目的を達成するため、本
発明の請求項8に係る発明は、前記上端部組立枠の手摺
枠は、それぞれ管材からなる水平手摺枠部および傾斜手
摺枠部から構成され、この傾斜手摺枠部の所定位置に管
材からなる水平手摺棒が固定された構成にしてある。
【0027】このように構成した本発明の請求項8に係
る発明では、上端部組立枠の傾斜手摺枠部に取付けられ
る水平手摺棒の取付位置を適宜なものに設定することに
より、安全衛生法による要求を満たし、上端部で作業す
る際に作業者の安全性を向上できる。
【0028】また、上記第7の目的を達成するため、本
発明の請求項9に係る発明は、階段状通路上の一部に設
置された下端部組立枠と、この下端部組立枠上に積層さ
れた1個以上の中間部組立枠と、この中間部組立枠の最
上部に積層された上端部組立枠とからなる高所作業足場
装置において、前記下端部組立枠および中間部組立枠
に、それぞれ昇降口を有する足場板を設け、前記昇降口
を前記階段状通路のアップ側およびダウン側に交互に配
置するとともに、前記上端部組立枠に、他の昇降口およ
び最上段足場板をそれぞれ設けた構成にしてある。
【0029】このように構成した本発明の請求項9に係
る発明では、作業者が通る昇降口を下端部組立枠内、中
間部組立枠内および上端部組立枠内にそれぞれ設けたの
で、足場板間を昇降する際、作業者の昇降に伴う揺れを
少なくすることができ、作業者が上端部まで安全に、か
つ円滑に移動できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高所作業足場装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明
の一実施形態に係る高所作業足場装置の説明図、図2は
図1の高所作業足場装置とともに用いられる親綱固定架
台の正面図、図3は親綱固定架台の側面図、図4は図1
の高所作業足場装置の構成を示す側面図、図5は図1の
高所作業足場装置の構成を示す正面図、図6は本実施形
態に設けられる下端部組立枠の側面図、図7は本実施形
態に設けられる下端部組立枠および中間部組立枠の側面
図、図8は本実施形態に設けられる中間部組立枠および
上端部組立枠の側面図、図9は本実施形態に設けられる
上端部組立枠の側面図、図10は上端部組立枠の正面
図、図11は上端部組立枠の斜視図、図12は下端部組
立枠に設けられるアップ側支持脚の下部の正面図、図1
3はアップ側支持脚の下部を拡大して示す側面図、図1
4は図1の高所作業足場装置の上端部で保守作業を行な
う状態を示す説明図、図15は図1の高所作業足場装置
に設けられる補助足場装置の側面図である。
【0031】図1に示す下方エスカレータ1の約8m上
方には、上方エスカレータ2が設置されている。下方エ
スカレータ1は、上部トラス3、中間トラス4および下
部トラス5を有しており、上部トラス3には駆動機6お
よび主駆動装置7が収納され、下部トラス5には踏段用
鎖歯車8が収納されている。これらの主駆動装置7およ
び踏段用鎖歯車8間で無端状に連結される複数個の踏段
9が回動し、その際に踏段9上に設けられる移動手摺1
0が同期して回動する。駆動機6は駆動チェーン11を
介して主駆動装置7を駆動し、この主駆動装置7は踏段
チェーン12を駆動するとともに移動手摺チェーン13
を駆動している。踏段用鎖歯車8には、踏段チェーン1
2が弛まないようにする踏段用鎖展張装置14が設けら
れるとともに、踏段用鎖歯車8の上部に設けられる手摺
張り車15によって移動手摺10が弛まないようにして
いる。また、上方エスカレータ2の底面には、下方エス
カレータ1を照らす蛍光灯などの照明灯16が設置され
ている。
【0032】このような照明灯16の交換、清掃、点検
などの保守作業を行なう際、同図1に示すように、下方
エスカレータ1と上方エスカレータ2との間に保守作業
用安全装置17が設置される。この保守作業用安全装置
17は、本実施形態の高所作業足場装置18と、上方エ
スカレータ2の乗降口2A、2Bにそれぞれ設置した親
綱固定架台19、20とを備えている。これらの親綱固
定架台19、20間には、ナイロン入り綿ロープからな
る第1親綱21および第3親綱24のそれぞれが張設さ
れており、第1親綱21からナイロン入り綿ロープから
なる第2親綱22が垂下され、この第2親綱22に、高
所作業足場装置18上の作業者Aに装着される命綱23
が取付けられている。一方、第3親綱24からウインチ
用親綱25が垂下され、このウインチ用親綱25にウイ
ンチ26を介して収納かご27が取付けられている。
【0033】親綱固定架台19、20は、図2および図
3に示すように、機械室開口28の縁部のフレーム2
9、29Aに固定される固定フレーム30、30A、3
0B、30Cと、これらのうち固定フレーム30、30
B上に立設される垂直枠31と、この垂直枠31を支え
るとともに、固定フレーム30A、30Cに固定される
支えフレーム32と、垂直枠31に設けられる補強用斜
めフレーム33と、垂直枠31から突出する親綱取付部
34とから構成されている。垂直枠31は、1本の上辺
部材31Aと、この上辺部材31Aの両端に連結され、
互いに平行な一対の側辺部材31B、31Cとからな
り、この垂直枠31は上辺部材31Aおよび側辺部材3
1B、31Cに分解可能である。なお、前記の機械室開
口28は、上方エスカレータ2の乗降口2A、2Bに設
けられている。
【0034】そして、本実施形態の高所作業足場装置1
8は、図4および図5に示すように、下端部組立枠35
と、この下端部組立枠35上に積層固定される3段の中
間部組立枠36、36A、36Bと、これらのうち3段
目(上段)の中間部組立枠36Bに積層固定される上端
部組立枠37とから主として構成されている。
【0035】下端部組立枠35は、図6に示すように、
少なくとも2本の鋼管からなり、下方エスカレータ1の
踏段9の前輪軸9Aに下端が固定されるアップ側支持脚
38と、ジャッキ機構などの高さ調整装置43を介して
踏段9上に下端が載置されるダウン側支持脚39と、こ
れらの支持脚38、39の各上端に固定され、鋼管から
なる布枠40と、複数本の鋼管からなり、支持脚38、
39の中間に固定される斜め補強部材41と、鋼管から
なり、支持脚38、39の中間に固定される水平補強部
材40Aと、平坦状の木製合板からなり布枠40の上面
にボルト止めされる足場板42とから構成されており、
この下端部組立枠35は使用後、アップ側支持脚38、
ダウン側支持脚39、布枠40、水平補強部材40A、
斜め補強部材41、足場板42、および高さ調整装置4
3毎に分解可能である。また、隣合う2本のダウン側支
持脚39間には、鋼管からなり梯子状に形成される横桟
38Aが複数本設けられており、足場板42には、アッ
プ側支持脚38寄りに位置する昇降口42Aと、この昇
降口42Aを塞ぐ蓋42Bとが設けられており、この蓋
42Bには不用意に開くことがないよう図示しない固定
バンドあるいはロック機構が設けられている。高さ調整
装置43には、図示しない落下防止用ワイヤが設けられ
ており、この高さ調整装置43を操作してダウン側支持
脚39の高さ位置を変更することにより、足場板42の
上面を水平な状態にする。なお、ダウン側支持脚39の
高さ寸法L1は、例えば約1965mmに設定されてい
る。
【0036】1段目の中間部組立枠36は、図7に示す
ように、アップ側支持脚38の上端に差込まれる2本の
鋼管からなるアップ側中間支持脚44と、ダウン側支持
脚39の上端に差込まれる2本の鋼管からなるダウン側
中間支持脚45と、これらの支持脚44、45の中間に
固定された複数本の鋼管からなる斜め補強部材46と、
支持脚44、45の各上端に固定された複数本の鋼管か
らなる布枠47と、支持脚44、45の中間に固定され
た複数本の鋼管からなる水平補強部材47Aと、平坦状
の木製合板からなり布枠47の上面にボルト止めされる
足場板48とから構成されており、この中間部組立枠3
6は使用後、アップ側中間支持脚44、ダウン側中間支
持脚45、斜め補強部材46、布枠47、水平補強部材
47A、および足場板48毎に分解可能である。また、
隣合う2本のアップ側中間支持脚44間には、鋼管から
なり梯子状に形成される横桟44Aが複数本設けられ、
同様に、2本のダウン側中間支持脚45間には、鋼管か
らなり梯子状に形成される横桟45Aが複数本設けられ
ており、足場板48には、ダウン側中間支持脚45寄り
に位置する昇降口48Aと、この昇降口48Aを塞ぐ蓋
48Bとが設けられており、この蓋48Bにも不用意に
開くことがないよう図示しない固定バンドあるいはロッ
ク機構が設けられている。なお、ダウン側中間支持脚4
5の高さ寸法L2は、約1520mmに設定されてい
る。
【0037】1段目の中間部組立枠36上には、図8に
示すように、2段目の中間部組立枠36A、および3段
目の中間部組立枠36Bが順次積み重ねられる。1段目
の中間部組立枠36上に2段目の中間部組立枠36Aを
積み重ねる際、アップ側支持脚38の上端にアップ側中
間支持脚44の下端を差込むとともに、ダウン側支持脚
39の上端にダウン側中間支持脚45の下端を差込んだ
後、それぞれパイプロックのロック機構で固定し、同様
にして、2段目の中間部組立枠36A上に3段目の中間
部組立枠36Bを積み重ねる。2段目の中間部組立枠3
6Aは、1段目の中間部組立枠36とほぼ同様な構造を
有し、アップ側中間支持脚44、ダウン側中間支持脚4
5、斜め補強部材46、布枠47、水平補強部材47
A、および足場板48からなっている。この中間部組立
枠36Aの足場板48には、アップ側中間支持脚44寄
りに位置する昇降口48A−1と、この昇降口48A−
1を塞ぐ蓋48B−1とが設けられており、この蓋48
B−1にも不用意に開くことがないよう図示しない固定
バンドあるいはロック機構が設けられている。3段目の
中間部組立枠36Bも、1段目の中間部組立枠36とほ
ぼ同様な構造を有し、アップ側中間支持脚44、ダウン
側中間支持脚45、斜め補強部材46、布枠47、水平
補強部材47A、および足場板48からなっている。こ
の中間部組立枠36Bの足場板48には、アップ側中間
支持脚44寄りに位置する昇降口48A−2と、この昇
降口48A−2を塞ぐ蓋48B−2とが設けられてお
り、この蓋48B−2にも不用意に開くことがないよう
図示しない固定バンドあるいはロック機構が設けられて
いる。
【0038】上端部組立枠37は、図8〜図11に示す
ように、アップ側中間支持脚44の上端に差込まれ、図
示しないパイプクリックのロック機構で固定される2本
の鋼管なるアップ側最上段支持脚49と、ダウン側中間
支持脚45の上端に差込まれ、図示しないパイプクリッ
クのロック機構で固定される2本の鋼管からなるダウン
側最上段支持脚50と、平坦状の木製合板からなり支持
脚49、50の中間に固定された最上段足場板51と、
鋼管からなり支持脚49、50の各上端に固定された手
摺枠52と、アップ側最上段支持脚49側に設けられる
第1転倒防止ポール装置53と、ダウン側最上段支持脚
50側に設けられる第2転倒防止ポール装置54とから
構成されており、この上端部組立枠37は使用後、アッ
プ側最上段支持脚49、ダウン側最上段支持脚50、最
上段足場板51、手摺枠52、第1転倒防止ポール装置
53、第2転倒防止ポール装置54毎に分解可能であ
る。隣合う2本のアップ側最上段支持脚49間には、鋼
管からなり梯子状に形成される横桟49Aが複数本設け
られ、同様に、2本のダウン側最上段支持脚50間に
は、鋼管からなり梯子状に形成される横桟50Aが複数
本設けられており、最上段足場板51は、アップ側最上
段支持脚49寄りに配置され、ダウン側最上段支持脚5
0寄りには昇降口51Aが設けられている。なお、上端
部組立枠37のアップ側最上段支持脚49の高さ寸法L
3は、約1520mmに設定されている。
【0039】手摺枠52は、図11に示すように、踏段
9の移動方向に沿って互いに平行に配置される2組の水
平手摺枠部52Aおよび傾斜手摺枠部52Bからなり、
この2組の傾斜手摺枠部52Bの所定位置に、水平手摺
棒55が固定されている。これらの水平手摺枠部52
A、傾斜手摺枠部52Bおよび水平手摺棒55はそれぞ
れ鋼管などの管材から形成されており、傾斜手摺枠部5
2Bの傾斜角度は、図8および図9に示すように、上方
エスカレータ2の底面の傾斜角度とほぼ同等に設定され
ている。
【0040】最上段足場板51に隣接する位置には、図
8、図9および図11に示すように、中間部組立枠36
Bの足場板48の上に立って作業者が照明灯16の交
換、清掃、点検などの保守作業を行なえるように前記の
昇降口51Aが形成されている。最上段足場板51の全
周端縁には、木製合板からなる幅木56が固定されてお
り、同様に、中間部組立枠36Bの足場板48の全周端
縁にも、木製合板からなる幅木56が固定されている。
【0041】第1転倒防止ポール装置53は、図11に
示すように、アップ側最上段支持脚49側の端部中央に
立設されるT字状の第1ポール体57と、この第1ポー
ル体57の左右両側にそれぞれ伸縮自在に取付けられる
L字状の第1揺れ防止部材58、59と、これらの第1
揺れ防止部材58、59にそれぞれ立設されるゴム製の
第1弾性部材60、61とからなり、これらの第1ポー
ル体57、第1揺れ防止部材58、59はそれぞれ鋼管
などの管材から形成されている。この第1転倒防止ポー
ル装置53は、第1ポール体57を横桟49Aおよび手
摺枠52のアップ側に図示しないクランプを用いて高さ
位置調整可能に取付けることにより、上端部組立枠37
に対して装着される。この状態で、第1揺れ防止部材5
8、59の第1ポール体57に対する取付位置を調整す
ることで第1揺れ防止部材58、59の水平方向の長さ
を変え、すなわち、第1揺れ防止部材58、59を伸縮
することにより、第1弾性部材60、61をそれぞれ上
方エスカレータ2の外側板2C、2Dに接触させるよう
になっている。
【0042】同様に、第2転倒防止ポール装置54も、
ダウン側最上段支持脚50側の端部中央に立設されるT
字状の第2ポール体62と、この第2ポール体62の左
右両側にそれぞれ伸縮自在に取付けられるL字状の第2
揺れ防止部材63、64と、これらの第2揺れ防止部材
63、64にそれぞれ立設されるゴム製の第2弾性部材
65、66とからなっており、これらの第2ポール体6
2および第2揺れ防止部材63、64はそれぞれ鋼管な
どの管材から形成されている。この第2転倒防止ポール
装置53は、第2ポール体62を横桟50Aおよび手摺
枠52のダウン側に図示しないクランプを用いて高さ位
置調整可能に取付けることにより、上端部組立枠37に
対して装着される。この状態で、第2揺れ防止部材6
3、64の第2ポール体62に対する取付位置を調整す
ることで第2揺れ防止部材63、64の水平方向の長さ
を変え、すなわち、第2揺れ防止部材63、64を伸縮
することにより、第2弾性部材65、66をそれぞれ上
方エスカレータ2の外側板2C、2Dに接触させるよう
になっている。
【0043】下端部組立枠35のアップ側支持脚38の
下端には、図12および図13に示すように、前輪軸用
クランプ67が脱着可能に取付けられており、この前輪
軸用クランプ67を踏段9の前輪軸9Aに係止した後、
蝶ナット68を締込むことにより、アップ側支持脚38
の下端が踏段9の前輪軸9Aに固定される。その際、前
輪軸用クランプ67と一体的に設けたレールブラケット
69を、踏段9の図示しない後輪レール裏面側に係止さ
せることにより、当該高所作業足場装置18の転倒防止
を図っている。前記のレールブラケット69には、図示
しない落下防止用のワイヤが設けられている。また、図
示を省略したが、ダウン側支持脚39の下端に取付けた
高さ調整装置43の底面には所定形状の凹凸部が形成さ
れており、この凹凸部が踏段9の踏面の凹凸に噛み合う
ことによって、高さ調整装置43およびダウン側支持脚
39が踏段9に対して強固に支持されるようにしてい
る。
【0044】下端部組立枠35および上端部組立枠37
間には、図5に示すようにアップ側とダウン側とでラッ
シングベルトなどの一対のワイヤ70がいわゆるたすき
掛けされるとともに、図4に示すように両側部でも一対
のワイヤ71がたすき掛けされており、これらのワイヤ
70、71の各端部を取付ける取付金具72が下端部組
立枠35の支持脚38、39と上端部組立枠37の支持
脚49、50とにそれぞれ固定されている。
【0045】図15に示すように、上記のようにして組
立てた下端部組立枠35、中間部組立枠36、36A、
36B、および上端部組立枠37の昇降口床75側には
補助足場装置73が着脱可能に取付けられ、一端が高さ
調整装置73Aを介して昇降口床75上に載置されてい
る。この補助足場装置73の一端側に、高さ調整装置7
4Aを介して昇降口床75に立設される補強脚74が設
けられている。なお、補助足場装置73の上部は上端部
組立枠37と類似した構造であるとともに、補助足場装
置73の上部以外の部分は中間部組立枠36と類似した
構造である。
【0046】この実施形態にあっては、例えば、上方エ
スカレータ2の照明灯16の保守作業を行なう場合、図
1に示すように、親綱固定架台19、20を上方エスカ
レータ2の乗降口2A、2Bにそれぞれ固定した後、親
綱固定架台19、20間に第1親綱21および第3親綱
24を張設するとともに、第1親綱21より第2親綱2
2を垂下し、第3親綱24よりウインチ用親綱25を垂
下する。そして、次の手順(1)〜(8)にしたがって
当該高所作業足場装置18を下方エスカレータ1と上方
エスカレータ2との間に設置するようになっている。す
なわち、まず踏段9上への下端部組立枠35の組立工程
として、(1)アップ側支持脚38を立設して各下端を
前輪軸用クランプ67および蝶ナット68を用いて踏段
9の前輪軸9Aに固定するとともに、ダウン側支持脚3
9の下端に高さ調整装置43を取付けて立設し、(2)
アップ側支持脚38とダウン側支持脚39に布枠40お
よび斜め補強部材41を取付けるとともに、アップ側支
持脚38とダウン側支持脚39の上部に布枠40を利用
して足場板42を載置固定し、その際、高さ調整装置4
3の操作により足場板42の上面を水平にする。このよ
うにして、踏段9上への下端部組立枠35の組立が完了
する。
【0047】次いで、下端部組立枠35上への中間部組
立枠36、36A、36Bの組立工程として、(3)前
記のアップ側支持脚38とダウン側支持脚39上に、そ
れぞれ1段目の中間部組立枠36のアップ側中間支持脚
44とダウン側中間支持脚45を立設してパイプクリッ
プのロック機構で固定した後、これらのアップ側中間支
持脚44とダウン側中間支持脚45に斜め補強部材46
および布枠47を取付けるとともに、アップ側中間支持
脚44とダウン側中間支持脚45の上部に布枠47を利
用して足場板48を載置固定する。このとき、昇降口4
8Aがダウン側中間支持脚44寄りに位置するように足
場板48を配置する。同様にして(4)中間部組立枠3
6上に2段目の中間部組立枠36Aを組立てて、この中
間部組立枠36Aの昇降口48A−1がアップ側中間支
持脚44寄りに位置するように足場板48を配置し、
(5)中間部組立枠36A上に3段目の中間部組立枠3
6Bを組立てて、この中間部組立枠36Bの昇降口48
A−2がダウン側中間支持脚45寄りに位置するように
足場板48を配置するとともに、中間部組立枠36Bの
足場板48の全周に幅木56を固定する。このようにし
て、下端部組立枠35上への中間部組立枠36、36
A、36Bの組立が完了する。
【0048】次いで、中間部組立枠36B上への上端部
組立枠37の組立工程として、(6)前記のアップ側中
間支持脚44とダウン側中間支持脚45上に、それぞれ
上端部組立枠37のアップ側最上段支持脚49とダウン
側最上段支持脚50を立設してパイプクリップのロック
機構で固定した後、これらのアップ側最上段支持脚49
とダウン側最上段支持脚50の中間に最上段足場板51
を取付けるとともに、アップ側最上段支持脚49とダウ
ン側最上段支持脚50の上部に手摺枠52を取付ける。
その後、この手摺枠52に水平手摺棒55を取付け、最
上段足場板51の周囲に幅木56を固定する。
【0049】次に(7)第1転倒防止ポール装置53の
第1ポール体57および第2転倒防止ポール装置54の
第2ポール体62をクランプで仮止めした後、第1ポー
ル体57に第1揺れ防止部材58、59を取付け、第2
ポール体62に第2揺れ防止部材63、64を取付けた
後、第1揺れ防止部材58、59の横方向(水平方向)
の長さを調整することにより、第1揺れ防止部材58、
59に予め固定した第1弾性部材60、61をそれぞれ
上方エスカレータ2の外側板2C、2Dに当接させ、同
様にして、第2揺れ防止部材63、64の横方向(水平
方向)の長さを調整することにより、第2揺れ防止部材
63、64に予め固定した第2弾性部材63、64をそ
れぞれ上方エスカレータ2の外側板2C、2Dに当接さ
せる。その後、第1ポール体57を上端部組立枠37の
アップ側最上段支持脚49側にクランプで本固定し、第
2ポール体62を上端部組立枠37のダウン側最上段支
持脚50側にクランプで本固定する。このようにして、
中間部組立枠36B上への上端部組立枠37の組立を完
了する。
【0050】最後に、(8)吊りワイヤ70、71をワ
イヤ取付金具72を利用して下端部組立枠35および上
端部組立枠37間に張設することにより、当該高所作業
足場装置18の剛性を向上させる。これにより、当該高
所作業足場装置18を下方エスカレータ1と上方エスカ
レータ2との間に設置する作業が完了する。
【0051】このようにして設置した高所作業足場装置
18を用いて上方エスカレータ2の底面に設けられる照
明灯16などの保守作業を行なう場合、作業者Aは、下
端部組立枠35の昇降口42A、中間部組立枠36の昇
降口48A、中間部組立枠36Aの昇降口48A−1、
中間部組立枠36Bの昇降口48A−2の順で通り抜け
て、最後に最上段足場51の開口部51Aから最上段足
場51上に乗り込む。その際、前記の昇降口42A、4
8A、48A−1、48A−2を通り抜けるごとにを蓋
42B、48B、48B−1、48B−2で各昇降口4
2A、48A、48A−1、48A−2を塞ぐようにし
ている。このようにして作業者Aが最上段足場51上面
に乗り込み、あるいは図14の一点鎖線で示すように作
業者Aが中間部組立枠36Bの足場48上面に乗り込ん
で、立った状態で上方エスカレータ2に底面に設けられ
る照明灯16の保守作業を行なう。
【0052】また、上記のようにして下方エスカレータ
1と上方エスカレータ2との間に設置した高所作業足場
装置18を移動手摺10の長手方向に移動させるには、
第1揺れ防止部材58、59の横方向(水平方向)の長
さを調整することにより、第1弾性部材60、61が上
方エスカレータ2の外側板2C、2Dに当接した状態を
解除し、同様にして、第2弾性部材63、64が外側板
2C、2Dに当接した状態を解除した後、踏段9を低速
で移動させることにより、高所作業足場装置18が踏段
9間の段差が一定である部分、すなわち下方エスカレー
タ1の直線部分を移動する。
【0053】また、踏段9から離れた昇降口床75の上
方の高所で保守作業を行なう場合、図15に示すよう
に、下方エスカレータ1の直線部分の下端まで高所作業
足場装置18を移動させた後、この高所作業足場装置1
8の乗降口床75側(図15の右側)に補助足場装置7
3を取付け、その外側の下端を高さ調整装置73Aを介
して昇降口床75上に載置するとともに、この補助足場
装置73の外側の下部に補強脚74を取付け、この補強
脚74の下端も高さ調整装置74Aを介して昇降口床7
5上に載置する。このようにして、高所作業足場装置1
8の乗降口75側に補助足場装置73を装着した後、こ
の補助足場装置73の上部に作業者Aが乗り込み、昇降
口床75の上方の高所で保守作業を行なう。
【0054】このようにして保守作業を行なった後、補
助足場装置73を取外すとともに、上述した手順(1)
〜(8)と逆の手順で前記の高所作業足場装置18を解
体するようになっている。その際、上端部組立枠37を
少なくともアップ側最上段支持脚49、ダウン側最上段
支持脚50、最上段足場板51、手摺枠52、第1転倒
防止ポール装置53、第2転倒防止ポール装置54、水
平手摺棒55および幅木56毎に分解し、中間部組立枠
36、36A、36Bをそれぞれ少なくともアップ側中
間支持脚44、ダウン側中間支持脚45、斜め補強部材
46、布枠47、水平補強部材47A、および足場板4
8毎に分解し、下端部組立枠35をアップ側支持脚3
8、ダウン側支持脚39、布枠40、水平補強部材40
A、斜め補強部材41および足場板42毎に分解する。
その後、これらの分解した構成部材を複数台の運搬パレ
ットで所定の場所に運搬して保管する。
【0055】このように構成した実施形態では、上端部
組立枠37が第1転倒防止ポール装置53および第2転
倒防止ポール装置54を介して踏段9の上方に位置する
上方エスカレータ2に支持されるので、当該高所作業足
場装置18の揺れおよび転倒を防止できる。特に、第1
転倒防止ポール装置53の第1揺れ防止部材58、59
および第2転倒防止ポール装置54の第2揺れ防止部材
63、64により上方エスカレータ2の外側板2C、2
Dを抱き込む形態にしてあるので、踏段9の移動方向に
対して直角の方向へ上端部組立枠37が揺れることを確
実に阻止できる。
【0056】また、この実施形態では、中間部組立枠3
6、36A、36Bの積層数を変更することによって、
当該高所作業足場装置18の全高寸法が調整可能である
ので、1台の高所作業足場装置18により、下方エスカ
レータ1の踏段9から上方エスカレータ2の底面までの
高さが異なる複数の現場に対応できる。
【0057】また、この実施形態では、上方エスカレー
タ2の底面と高所作業足場装置18の上端部とがアップ
方向に向かって次第に狭くなる作業空間であっても、作
業者Aが最上段足場51上面に乗り込み、あるいは図1
4の一点鎖線で示すように作業者Aが中間部組立枠36
Bの足場48上面に乗り込んで、立った状態で上方エス
カレータ2の底面に設けられる照明灯16の保守作業を
行なうことにより、作業者Aの作業姿勢を良好なものに
保つことができるので、高所作業足場装置18の上端部
で安全に、かつ円滑に保守作業を行なえる。
【0058】また、この実施形態では、アップ側支持脚
38の下端を踏段9の前輪軸9Aに固定することによ
り、下端部組立枠35を下方エスカレータ1と連動可能
とするとともに、踏段9の段差に合わせてダウン側支持
脚39の下端の高さ調整装置43を作動させることによ
り下端部組立枠35を所定の状態を保つことができ、こ
の状態で、下方エスカレータ1の踏段9上で設置した高
所作業足場装置18を解体することなく、踏段9と一緒
に移動でき、その際に、高所作業足場装置18の転倒を
防止できる。
【0059】また、この実施形態では、高所作業足場装
置18の乗降口床75側に設けられる補助足場装置73
に作業者が乗り込むことにより、下方エスカレータ1の
踏段9から離れた乗降口床75の上方の高所で照明灯1
6などに容易に手が届くので、安全、かつ円滑に保守作
業を行なうことができる。
【0060】また、この実施形態では、保守作業に使用
した後、下端部組立枠35、中間部組立枠36、36
A、36Bおよび上端部組立枠37をそれぞれ構成部材
毎に分することにより簡単に解体でき、運搬に便利であ
る。
【0061】また、この実施形態では、上端部組立枠3
7の傾斜手摺枠部52Bの所定位置、例えば、中間部組
立枠36Bの足場板48からの高さが900mm以上と
なる位置に水平手摺棒55を設置することにより、安全
衛生法による要求を満たし、上端部で作業する際に作業
者の安全性を向上できる。
【0062】また、この実施形態では、作業者が下端部
組立枠35から中間部組立枠36に昇降する際、昇降口
42Aを介して下端部組立枠35内を移動するので、こ
の作業者の昇降に伴う下端部組立枠35の揺れを少なく
でき、他の中間部組立枠36A、36Bおよび上端部組
立枠37に関しても同様であり、作業者の昇降に伴う揺
れを少なくできる。その際、踏段9のアップ側およびダ
ウン側に交互に配置した昇降口42A、48A−1、4
8A−2、48A−3、51Aを介してジグザグに順次
移動しながら、蓋42B、48B−1、48B−2、4
8B−3を締めるので、作業者が高所作業足場装置18
の上端部まで落下しないよう安全に、かつ円滑に移動で
きる。
【0063】また、この実施形態では、上方エスカレー
タ2の乗降口2A、2Bに固定した親綱固定架台19、
20間に張設した第1親綱21より第2親綱22を垂下
することにより、この第2親綱22に対して高所作業足
場装置18上の作業者用の命綱23を簡単に装着できる
とともに、同様に、第3親綱24よりウインチ用親綱2
5を垂下することにより、このウインチ用親綱25に対
してウインチ26および収納かご27を簡単に装着でき
る。例えば、最上段足場板51等で保守作業時に必要な
部材、工具、蛍光灯などの物体を上げ下ろしする場合、
この物体を収納かご27に収納した後、ウインチ26を
操作して収納かご27を昇降させることにより、簡単
に、かつ安全に最上段足場板51等で必要な物体を入手
できる。
【0064】なお、本実施形態にあっては、下方エスカ
レータ1より約8m上方の上方エスカレータ2の底面に
設けられる照明灯16などの保守作業を行なう場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されることなく、
他の応用例が考えられる。例えば、下端部組立枠35
と、1つのみの中間部組立枠36と、上端部組立枠37
とを組み合わせれば、下方エスカレータ1より約4.6
m上方の上方エスカレータ2の底面に設けられる機器の
保守作業を行なうことができる。また、下端部組立枠3
5と、2個の中間部組立枠36、36Aと、上端部組立
枠37とを組み合わせれば、下方エスカレータ1より約
6.85m上方の上方エスカレータ2の底面に設けられ
る機器の保守作業を行なうことができる。さらに、高さ
の異なる複数個の下端部組立枠と、高さの異なる複数個
の中間部組立枠と、高さの異なる複数個の上端部組立枠
とを用意しておき、これらの適宜組み合わせることによ
り、下方エスカレータより上方エスカレータまでの高さ
が異なる多数の現場に対応することができる。さらに、
それぞれ1種類の下端部組立枠および中間部組立枠と、
高さの異なる複数個の上端部組立枠とを用意しておき、
これらの適宜組み合わせることによっても、下方エスカ
レータより上方エスカレータまでの高さが異なる多数の
現場に対応することもできる。
【0065】さらに、本実施形態にあっては、下方エス
カレータ1の踏段9上に高所作業足場装置18を設置す
る場合について例示したが、本発明はこれに限定される
ことなく、下端部組立枠35のアップ側支持脚38の下
端をジャッキなどの高さ調整装置で支えるようにすれ
ば、建物の階段に高所作業足場装置18を設置でき、建
物の階段部分の天井に設けた照明装置などの機器あるい
はその機器が取付けられる部分等の清掃、点検、改修、
交換などの保守作業が行なえる。
【0066】さらに、本実施形態にあっては、下端部組
立枠35のダウン側支持脚39の下端と、下方エスカレ
ータ1の中間トラス4とにワイヤを張設することによ
り、保守作業時における高所作業足場装置18の転倒防
止をより確実に図れる。
【0067】さらに、本実施形態にあっては、下端部組
立枠35、中間部組立枠36、36A、36Bおよび上
端部組立枠37をそれぞれ鋼管から形成したが、本発明
はこれに限定されることなく、強度の比較的大きい材質
であれば合成樹脂製であってもよい。
【0068】さらに、本実施形態にあっては、第1転倒
防止ポール装置53の第1揺れ防止部材58、59およ
び第1弾性部材60、61と、第2転倒防止ポール装置
54の第2揺れ防止部材63、64および第2弾性部材
65、66とを管状に形成したが、本発明はこれに限定
されることなく、平板状に形成してもよく、例えば、第
1揺れ防止部材58、59および第2揺れ防止部材6
3、64の垂直部分を鋼材製の板としてその板の両面に
ゴムなどからなる平板状の弾性体を貼着してもよい。こ
のような平板状の弾性体によれば、上方エスカレータ2
の外側板2C、2Dと隣接する他の上方エスカレータの
外側板、あるいは建物の壁との隙間が小さくても、その
隙間に挿入することができる。
【0069】さらに、本実施形態にあっては、上端部組
立枠37の最上段足場板51と中間部組立枠36Bの足
場板48とからなる上下2段の作業床を形成し、足場板
48から最上段足場板51までの上下方向の距離を一定
としたが、最上段足場板51の取付位置を調整すること
により足場板48から最上段足場板51までの上下方向
の距離を変えるようにしてもよい。これにより、作業者
の身長に合わせた最適な高さ位置に最上段足場板51を
設置でき、保守作業の効率をより向上できる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1〜3に
係る発明によれば、階段状通路上に設置した状態で、転
倒防止ポール装置が階段状通路の上方に位置する構造物
体に係合するので、当該高所作業足場装置の揺れを抑制
できるとともに転倒を防止できる。また、中間部組立枠
の積層数を変更して下端部組立枠の下端から上端部組立
枠の上端までの高さ寸法を調整できるので、1台の高所
作業足場装置により高所作業の高さ位置が異なる複数の
現場に対応できる。
【0071】また、本発明の請求項4に係る発明によれ
ば、階段状通路のアップ方向に向かって次第に狭くなる
作業空間であっても、作業者が最上段足場および中間部
組立枠の足場の一方を選択的に用いて立った状態で保守
作業を行なうことにより、作業者の作業姿勢を良好なも
のに保つことができるので、高所作業足場装置の上端部
で安全に、かつ円滑に保守作業を行なえる。
【0072】また、本発明の請求項5に係る発明によれ
ば、アップ側支持脚の下端を踏段の前輪軸に固定するこ
とにより、下端部組立枠を下方エスカレータと連動させ
ることができるとともに、踏段の段差に合わせてダウン
側支持脚の下端の高さ調整装置を作動させることにより
下端部組立枠を所定の状態を保つことができ、この状態
で、エスカレータの踏段上で組み立てた高所作業足場装
置を解体することなく、かつ、その高所作業足場装置を
転倒させることなく、踏段と一緒に移動させることがで
きる。
【0073】また、本発明の請求項6に係る発明によれ
ば、下端部組立枠、中間部組立枠および上端部組立枠の
乗降口床側に設けた補助足場装置に作業者が乗り込むこ
とにより、下方エスカレータの踏段から離れた乗降口床
の上方における高所で照明装置などの保守作業を行なえ
る。
【0074】また、本発明の請求項7に係る発明によれ
ば、保守作業に使用した後、下端部組立枠、中間部組立
枠および上端部組立枠をそれぞれ構成部材毎に分解でき
るので簡単に解体でき、運搬に便利である。
【0075】また、本発明の請求項8に係る発明によれ
ば、上端部組立枠の傾斜手摺枠部の所定位置に水平手摺
棒を設けたので、安全衛生法による要求を満たし、上端
部で作業する際に作業者の安全性を向上できる。
【0076】また、本発明の請求項9に係る発明によれ
ば、作業者が下端部組立枠内、中間部組立枠内および上
端部組立枠内を昇降できるので、この作業者の昇降に伴
う揺れを少なくでき、したがって、作業者が上端部まで
落下しないよう安全に、かつ円滑に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る高所作業足場装置の
説明図である。
【図2】図1の高所作業足場装置とともに用いられる親
綱固定架台の正面図である。
【図3】親綱固定架台の側面図である。
【図4】図1の高所作業足場装置の構成を示す側面図で
ある。
【図5】図1の高所作業足場装置の構成を示す正面図で
ある。
【図6】本実施形態に設けられる下端部組立枠の側面図
である。
【図7】本実施形態に設けられる下端部組立枠および中
間部組立枠の側面図である。
【図8】本実施形態に設けられる中間部組立枠および上
端部組立枠の側面図である。
【図9】本実施形態に設けられる上端部組立枠の側面図
である。
【図10】上端部組立枠の正面図である。
【図11】上端部組立枠の斜視図である。
【図12】下端部組立枠に設けられるアップ側支持脚の
下部の正面図である。
【図13】アップ側支持脚の下部を拡大して示す側面図
である。
【図14】図1の高所作業足場装置の上端部で保守作業
を行なう状態を示す説明図である。
【図15】図1の高所作業足場装置に設けられる補助足
場装置の側面図である。
【符号の説明】
1 下方エスカレータ 2 上方エスカレータ 9 踏段(階段状通路) 9A 前輪軸 18 高所作業足場装置 35 下端部組立枠 36、36A、36B 中間部組立枠 37 上端部組立枠 38 アップ側支持脚 39 ダウン側支持脚 40 布枠 40A 水平補強部材 41 斜め補強部材 42 足場板 42A 昇降口 43 高さ調整装置 44 アップ側中間支持脚 45 ダウン側中間支持脚 46 斜め補強部材 47 布枠 47A 水平補強部材 48 足場板 48A、48A−1、48A−2 昇降口 49 アップ側最上段支持脚 50 ダウン側最上段支持脚 51 最上段足場板 51A 昇降口 52 手摺枠 52A 水平手摺枠部 52B 傾斜手摺枠部 53、54 転倒防止ポール装置 55 水平手摺棒 70、71 吊りワイヤ 73 補助足場装置 74 補強脚 75 乗降口床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 諭 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 2E003 CA01 DA01 3F321 HA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段状通路上の一部に設置された下端部
    組立枠と、この下端部組立枠上に積層された1個以上の
    中間部組立枠と、この中間部組立枠の最上部に積層され
    た上端部組立枠とからなる高所作業足場装置において、 前記中間部組立枠の積層数を変更することによって、前
    記下端部組立枠の下端から前記上端部組立枠の上端まで
    の高さ寸法を調整可能にするとともに、前記上端部組立
    枠に、前記階段状通路の上方に位置する構造物体に係合
    する1個以上の転倒防止ポール装置を設けたことを特徴
    とする高所作業足場装置。
  2. 【請求項2】 前記上端部組立枠に、前記転倒防止ポー
    ル装置を高さ調整可能に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の高所作業足場装置。
  3. 【請求項3】 前記下端部組立枠と前記上端部組立枠と
    の間に吊りワイヤを張設したことを特徴とする請求項1
    記載の高所作業足場装置。
  4. 【請求項4】 前記中間部組立枠の上端部に設けた足場
    板と、前記上端部組立枠の中間部に設けた最上段足場板
    とからなる上下2段の作業床を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の高所作業足場装置。
  5. 【請求項5】 階段状通路上の一部に設置された下端部
    組立枠と、この下端部組立枠上に積層された1個以上の
    中間部組立枠と、この中間部組立枠の最上部に積層され
    た上端部組立枠とを有し、この上端部組立枠に、前記階
    段状通路の上方に位置する構造物体に係合する1個以上
    の転倒防止ポール装置を設けた高所作業足場装置におい
    て、 前記階段状通路が下方エスカレータの踏段からなり、前
    記構造物体がこの下方エスカレータの上方に位置する上
    方エスカレータからなるとともに、前記下端部組立枠の
    アップ側支持脚の下端が、前記下方エスカレータに設け
    られる踏段の前輪軸に固定され、かつ、前記下端部組立
    枠のダウン側支持脚の下端が、高さ調整装置を介して前
    記踏段上に載置固定されたことを特徴とする高所作業足
    場装置。
  6. 【請求項6】 前記下端部組立枠、前記中間部組立枠お
    よび前記上端部組立枠の昇降口床側に、補助足場装置を
    着脱可能に取付けるとともに、この補助足場装置に、前
    記乗降口床に立設される補強脚を設けたことを特徴とす
    る請求項5記載の高所作業足場装置。
  7. 【請求項7】 前記下端部組立枠は、前記踏段のうちア
    ップ側の踏段上に立設される複数本の前記アップ側支持
    脚と、前記踏段のうちダウン側の踏段上に立設される複
    数個の前記ダウン側支持脚と、これらのアップ側支持脚
    およびダウン側支持脚の中間に固定される水平補強部材
    と、前記アップ側支持脚およびダウン側支持脚に固定さ
    れる複数本の斜め補強部材と、前記アップ側支持脚およ
    びダウン側支持脚の各上端部に固定される布枠と、この
    布枠の上面に取付けられる平坦状の足場板とを備え、使
    用後にこれらのアップ側支持脚、ダウン側支持脚、水平
    補強部材、斜め補強部材、布枠および足場板毎に分解可
    能な構成とし、 前記中間部組立枠は、前記アップ側支持脚の上端に連結
    される複数本のアップ側中間支持脚と、前記ダウン側支
    持脚の上端に連結される複数本のダウン側中間支持脚
    と、これらのアップ側中間支持脚およびダウン側中間支
    持脚に固定される水平補強部材と、前記アップ中間側支
    持脚およびダウン側中間支持脚の各上端部に固定される
    布枠と、この布枠の上面に取付けられる平坦状の足場板
    とを備え、使用後にこれらのアップ側中間支持脚、ダウ
    ン側中間支持脚、水平補強部材、斜め補強部材、布枠お
    よび足場板毎に分解可能な構成とし、 前記上端部組立枠は、前記アップ側中間支持脚の上端に
    連結される複数本のアップ側最上段支持脚と、前記ダウ
    ン側中間支持脚の上端に連結される複数個のダウン側最
    上段支持脚と、これらのアップ側最上段支持脚およびダ
    ウン側最上段支持脚の中間に固定される平坦状の最上段
    足場板と、前記アップ側最上段支持脚およびダウン側最
    上段支持脚の各上端部に固定される手摺枠と、前記アッ
    プ側最上段支持脚側に設けられる第1転倒防止ポール装
    置と、前記ダウン側最上段支持脚側に設けられる第2転
    倒防止ポール装置とを備え、使用後にこれらのアップ側
    最上段支持脚、ダウン側最上段支持脚、最上段足場板、
    手摺枠、第1転倒防止ポール装置、第2転倒防止ポール
    装置毎に分解可能な構成としたことを特徴とする請求項
    5記載の高所作業足場装置。
  8. 【請求項8】 前記上端部組立枠の手摺枠が、それぞれ
    管材からなる水平手摺枠部および傾斜手摺枠部から構成
    され、この傾斜手摺枠部の所定位置に管材からなる水平
    手摺棒が固定されたことを特徴とする請求項7記載の高
    所作業足場装置。
  9. 【請求項9】 階段状通路上の一部に設置された下端部
    組立枠と、この下端部組立枠上に積層された1個以上の
    中間部組立枠と、この中間部組立枠の最上部に積層され
    た上端部組立枠とからなる高所作業足場装置において、 前記下端部組立枠および中間部組立枠に、それぞれ昇降
    口を有する足場板を設け、前記昇降口を前記階段状通路
    のアップ側およびダウン側に交互に配置するとともに、
    前記上端部組立枠に、他の昇降口および最上段足場板を
    設けたことを特徴とする高所作業足場装置。
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