JP2001011576A - 真直性に優れる熱間圧延快削棒鋼・鋼線及びその製造方法 - Google Patents

真直性に優れる熱間圧延快削棒鋼・鋼線及びその製造方法

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JP2001011576A
JP2001011576A JP18637799A JP18637799A JP2001011576A JP 2001011576 A JP2001011576 A JP 2001011576A JP 18637799 A JP18637799 A JP 18637799A JP 18637799 A JP18637799 A JP 18637799A JP 2001011576 A JP2001011576 A JP 2001011576A
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Kiichiro Tsuchida
喜一朗 土田
Koji Tanabe
孝治 田邉
Kouji Adachi
鋼治 安達
Hideo Kanisawa
秀雄 蟹沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LA焼鈍を行わなくても、従来のLA焼鈍材
と同等又はそれ以上の真直性を確保することができ、か
つ、引き抜き後の矯正がこれまでよりもはるかに簡単な
矯正とすることができる真直性に優れた熱間圧延快削棒
鋼・鋼線及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 重量%で、C:0.2%以下、Mn:
0.6〜1.15%、P:0.04〜0.09%、S:
0.24〜0.35%を含有し、残部Fe及び不可避的
不純物よりなる成分の鋼であって、ミクロ組織中に円相
当直径が2μm以下で、かつアスペクト比3以下の粒状
炭化物を下記(1)式で規定する面積率で30%以上を
含むことを特徴とする引き抜き後の真直性に優れた熱間
圧延快削棒鋼・鋼線。 粒状炭化物の面積率(%)=(粒状炭化物を含むパーラ
イト面積)÷(パーライトの面積)×100 ・ ・
・ (1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き抜き後の矯正
が従来よりもはるかに簡単な矯正で真直にすることがで
きる引き抜き後の真直性に優れた熱間圧延快削棒鋼・鋼
線及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、真直性を要求されるリニアガイ
ド、OAシャフト等に使用される熱間圧延材(棒鋼、鋼
線)は、硬度や寸法精度を向上させるための引き抜き処
理後に、矯正により真直性を得ている。
【0003】しかし、熱間圧延材である素材に残留歪や
異方性があると、矯正を複数回繰り返して行うことが必
要となり、このため多大な労力を要し、コストアップの
原因となっている。
【0004】特に厳正な真直性を確保する場合には、引
き抜き後の真直性を向上させるため鋼材の熱延後に、低
温焼鈍(LA焼鈍:Low Temperature
Annealing)処理を施し、圧延によって生じた
内部応力や残留歪の緩和、断面内硬度偏差を減少させる
のが一般的である。
【0005】しかし、このLA焼鈍は、長時間を要した
方が有利で、後述する真直性の評価方法であTIR(T
est Indicator Read)の合格率が8
0%以上という高い真直性が要求されるリニアガイド等
に使用される鋼材では、通常約8時間程度の焼鈍時間が
かかるため製造工程が長時間となり、生産性向上のネッ
クとなるばかりでなく、コストやエネルギー的にも非効
率的である。
【0006】これまでに提案されている真直性の改善に
係る発明には、例えば特公昭61−53406号公報が
ある。この発明は、硫黄快削鋼を最終仕上圧延温度が8
50〜950℃となるように熱間無張力圧延した後、冷
間曲り矯正圧延をすることにより、長さ1mに対する曲
がりが2mm以内であるような真直性を冷間引き抜き加
工を施すことなく確保するものである。しかし、この程
度の真直性では、リニアガイド、OAシャフト等には、
適用することができない。
【0007】また、この方法では、熱間無張力圧延→形
状修正圧延→冷間曲り矯正圧延を行うものであるため、
圧延制御に充分な注意を払わなければならず、また矯正
圧延のパス回数を複数回行わなければならないものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、L
A焼鈍を行わなくても、従来のLA焼鈍材と同等又はそ
れ以上の真直性を確保することができ、かつ、引き抜き
後の矯正がこれまでよりもはるかに簡単な矯正とするこ
とができる真直性に優れた熱間圧延快削棒鋼・鋼線及び
その製造方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、熱間圧延に
よりAr3〜Ar3+150℃の温度範囲で仕上圧延後、
850〜650℃の温度範囲を0.02〜0.3℃/秒
の冷却速度で超徐冷すると、炭化物の粒状化が生じるこ
と、そして、内部応力の緩和及び断面内硬度分布が均一
化して真直性が向上することを知見した。
【0010】本発明は、上記知見に基づいて完成したも
ので、その発明の要旨は、以下の通りである。
【0011】(1) 重量%で、C:0.2%以下、M
n:0.3〜1.4%、P:0.12%以下、S:0.
08〜0.4%を含有し、残部Fe及び不可避的不純物
よりなる成分の鋼であって、ミクロ組織中に円相当直径
が2μm以下で、かつアスペクト比3以下の粒状炭化物
を下記(1)式で規定する面積率で30%以上を含むこ
とを特徴とする引き抜き後の真直性に優れた熱間圧延快
削棒鋼・鋼線。 粒状炭化物の面積率(%)=(粒状炭化物を含むパーライト面積) ÷(パーライトの面積)×100 ・ ・ ・ (1)
【0012】(2) 重量%でさらに、Pb:0.1〜
0.35%を含有することを特徴とする上記(1)項に
記載の引き抜き後の真直性に優れた熱間圧延快削棒鋼・
鋼線。
【0013】(3) JIS Z 2244で規定する
ビッカース硬さ法で、棒鋼・鋼線のC断面の周方向で1
2等分及び半径方向で6等分した交点で測定したときの
硬度偏差が2.0以下であることを特徴とする上記
(1)項又は(2)項に記載の引き抜き後の真直性に優
れた熱間圧延快削棒鋼・鋼線。
【0014】(4) 上記(1)項又は(2)項に記載
の成分の鋼を、熱間圧延によりAr 3〜Ar3+150℃
の温度範囲で仕上圧延後、850〜650℃の間を冷却
速度0.02〜0.3℃/秒にて冷却することを特徴と
する上記(1)〜(3)項の内のいずれかに記載の引き
抜き後の真直性に優れた熱間圧延快削棒鋼・鋼線の製造
方法。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】従来、真直性を要求されるリニアガイド、
OAシャフト等の製品は、図1(a)に示すように、熱
間圧延後に冷却した熱延材にLA焼鈍を施して焼鈍材と
し、引き抜き後に真直性を出すための矯正を行って製品
とされている。これに対して、本発明は、図1(b)に
示すように熱間圧延後に冷却条件として0.02〜0.
3℃/秒の冷却速度の超徐冷を施すことにより、LA焼
鈍を行わなくても、真直性に優れた棒鋼・鋼線が製造で
き、矯正を簡略化することができる。また、本発明材に
LA焼鈍を行うことにより、さらに真直性を確保すること
も確認している。
【0017】即ち、本発明では、本発明で規定する成分
の鋼材を熱間圧延によりAr3〜Ar3+150℃の温度
範囲で仕上圧延後に、0.02〜0.3℃/秒の冷却速
度で850〜650℃の温度範囲を超徐冷すると、パー
ライト変態が起こると共に、板状パーライトラメラーが
分断され、表面エネルギーの低い粒状炭化物が生成した
組織が得られ、その結果、内部応力が緩和し、断面内硬
度分布が均一化し、LA焼鈍を行わなくても真直性が向
上すること、そして、そのために引き抜き後の矯正もこ
れまでよりもはるかに簡単な矯正で真直性が得られるこ
とを知見した。
【0018】本発明は、これらの知見に基づいて完成し
たものである。
【0019】まず、本発明での鋼成分を規定した理由に
ついて説明する。
【0020】Cは、硬度を向上させるために不可欠の成
分であるが、0.2%を超えると被削性を劣化させるの
で、その上限を0.2%とした。
【0021】Mnは、被削性を劣化させる成分である
が、鋼中のSをMnSとして存在させ熱間脆性を抑制す
るのに不可欠の成分であるが、0.3%未満となるとそ
の効果が充分でなく、また、1.4%を超えると強度が
上昇し被削性を劣化させるので、その上限を1.4%と
した。
【0022】Pは、短い切屑の発生を助け、被削性の向
上に有効な成分であるが、0.12%を超えると鋼の冷
間脆性を増加するので好ましくない。そのためP:0.
12%以下とした。
【0023】Sは、Mnと反応してMnSとして析出
し、被削性を向上させるが、0.08%未満ではMnS
が充分に析出せずに被削性の効果が得られない。一方、
0.4%を超えるとFeSとして析出し赤熱脆性を招き
熱間加工が困難となる。そのためS:0.08〜0.4
%とした。
【0024】Pbは、切屑を細かくするだけでなく潤滑
作用があるので、低速切削における被削性を向上させ
る。しかし、0.1%未満ではその効果が得られず、ま
た、0.35%を超えて添加してもその効果は飽和し、
鋼中に固溶しないので好ましくない。そのためPb:
0.1〜0.35%とした。
【0025】なお、本発明では、Siは極力低いことが
好ましいが、0.3%以下含有することが許容できる。
また、Pbの代りにCaを0.01%以下添加しても良
い。また、本発明では、鋼の強化元素としてCr:0.
8%以下を含有させることができる。Cr:0.8%を
超えると硬度が上昇するので好ましくない。
【0026】次に、本発明の製造方法及び組織について
説明する。
【0027】本発明は、請求項1又は2に記載の鋼成分
の鋼を、熱間圧延によりAr3〜Ar3+150℃の温度
範囲で仕上圧延後、850〜650℃の間を冷却速度
0.02〜0.3℃/秒にて冷却するものである。
【0028】図2は、仕上圧延温度、冷却速度及び硬度
偏差(σ)との関係を示す図である。図2に示すよう
に、仕上圧延温度がAr3〜Ar3+150℃の範囲で冷
却速度が0.3℃/秒以下の鋼材は、いずれもC断面の
硬度偏差が本発明での目標とする2.0以下の範囲に入
っている。
【0029】なお、仕上圧延温度がAr3変態点未満で
は、圧延直後に組織の一部が変態を開始するため、鋼材
全体を均一に徐冷して変態させることができなくなり、
材質の不均一が生じ断面内での硬度偏差が発生するもの
と考えられる。仕上圧延温度はAr3直上で行うことが
好ましいが、実操業上はAr3直上の温度に維持するこ
とが困難であるため、本発明では許容できる上限をAr
3+150℃とした。従って、本発明では、仕上圧延温
度をAr3〜Ar3+150℃の範囲とした。
【0030】鋼材の硬度均一性を大きく決定する徐冷温
度範囲は、Ar3からAr1の温度域であり、本発明で規
定した成分範囲の快削棒鋼・鋼線では、850〜650
℃に相当する。従って、冷却域を850〜650℃と規
定した。
【0031】また、冷却速度については、0.3℃/秒
以下で徐冷を行うと、パーライト変態が起こると共に板
状パーライトラメラーが分断され、表面エネルギーの低
い粒状に変化し、粒状炭化物が析出する。これにより、
目標の硬度偏差が2.0以下となるが、望ましくは0.
1℃/秒以下で徐冷することにより、さらに優れた硬度
偏差が得られる。しかしながら、徐冷速を極端に小さく
すると冷却時間が現実の工業生産に適さないほど長時間
となるばかりでなく、工業生産的に長大な冷却装置が必
要となる等の不利が生ずるので、冷却速度の下限を0.
02℃/秒とした。
【0032】図3は、本発明の熱間圧延快削鋼材の顕微
鏡写真(×5000)である。図3に示すように、パー
ライト組織中に粒状炭化物が析出した状態が分かる。
【0033】この粒状炭化物が析出する徐冷により、内
部応力の緩和及び断面内硬度の均一化が図れ、真直性が
向上するものである。
【0034】そして、内部応力の緩和及び断面内硬度の
均一化を達成させるためには、粒状炭化物が円相当直径
2μm以下でアスペクト比3以下であることが必要であ
り、かつ下記(1)式で規定する面積率で30%以上含
むことが必要である。
【0035】 粒状炭化物の面積率(%)=(粒状炭化物を含むパーライト面積) ÷(パーライトの面積)×100 ・ ・ ・ (1)
【0036】粒状炭化物が上記規定の範囲外となると、
図4に示すように、目標とする硬度偏差2.0以下を達
成できず、真直性が確保できない。
【0037】本発明における硬度測定方法は、JIS
Z 2244に規定するビッカース硬さ試験−試験方法
に従って、対面角が136°のダイヤモンド四角すい圧
子を用い、試験面にくぼみを付けたときの試験力とくぼ
みの表面積とから硬さを求めた。
【0038】そして、図5に示すように、棒鋼、鋼線の
C断面の周方向を12等分、半径方向を6等分した交点
1の5点の合計60点で硬度測定を行った。ただし、半
径が小さくて、硬度測定点数が5点確保できない場合
は、測定点数を減らしてもよい。
【0039】また、真直性に関するTIR(Test
Indicator Read)測定方法では、図6に
示すように、棒鋼、鋼線の試験片5をチャック2でその
一端を固定し、他端を支持体3で支持して、回転させ中
央部振幅をダイアルゲージ4で測定し、振幅が400m
mの長さに対して0.15mm以下の場合に合格と判断
した。
【0040】これらの測定法に従って、焼鈍なしの熱間
圧延鋼材、6時間LA焼鈍鋼材、8時間LA焼鈍鋼材及
び本発明鋼材の各々について測定した。その測定結果の
断面内硬度偏差σ(HV)とTIR合格率(%)との関
係を図7に示す。図7に示すように、本発明鋼材は、焼
鈍なしの圧延鋼材及び6時間LA焼鈍鋼材よりも大幅に
真直性が向上しており、また、8時間LA焼鈍鋼材と同
等以上の真直性を有していた。
【0041】
【実施例】表1に供試材の化学成分を示す。これは転炉
溶製後に連続鋳造で製造された。162mm角鋼片に分
塊圧延後、表2に示す圧延条件で14mm径鋼線に圧延
した。本発明材の圧延No.1は、Ar3〜Ar3+15
0℃の温度範囲である900℃で仕上圧延後、巻き取ら
れたコイルを850℃以上で徐冷炉に入れ650℃以下
になるまで0.1℃/sで超徐冷した。比較材の圧延N
o.2は、Ar3以下の温度800℃で仕上圧延後、巻
き取られたコイルを850℃以上として徐冷炉に入れ6
50℃以下になるまで0.1℃/sで超徐冷した。圧延
No.3は、Ar3〜Ar3+150℃の温度範囲である
900℃で仕上圧延後、放冷を行った。圧延No.4、
5、6は、Ar3〜Ar3+150℃の温度範囲である9
00℃で仕上圧延後、放冷を行い、その後、680℃×
4、6、8時間保定後、放冷の条件で軟化焼鈍を行っ
た。
【0042】表3には、真直性の指標となる断面内硬度
偏差σと粒状炭化物の面積率(%)及びTIR合格率
(%)を示してある。ここからも明らかなように、本発
明材は、断面内硬化偏差σが1.4、粒状炭化物の面積
率(%)が40%有することでTIR合格率が80%以
上確保できている。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】本発明の熱間圧延快削棒鋼・鋼線は、圧
延ままの状態で8時間LA焼鈍鋼材と同等或はそれ以上
の引き抜き後の真直性を有している。即ち、本発明の熱
間圧延快削棒鋼・鋼線は、LA焼鈍を必要としないの
で、生産効率及び省エネルギーの面からも優れたもので
あり、また、引き抜き後の真直性を有しているため矯正
を簡単にすることができる効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】真直性に優れた快削棒鋼・鋼線の製造工程を示
す図で、(a)は従来例、(b)は本発明例である。
【図2】仕上圧延温度、冷却速度及び硬度偏差(σ)と
の関係を示す図である。
【図3】本発明の熱間圧延快削鋼材の顕微鏡写真(×5
000)である。
【図4】鋼材の球状炭化物の面積率(%)と断面内硬度
偏差σ(Hv)との関係を示す図である。
【図5】鋼材のC断面の強度測定位置を説明するための
図である。
【図6】鋼材の真直性に関するTIR(Test In
dicator Read)測定方法を示す図である。
【図7】鋼材の断面内硬度偏差σ(HV)とTIR合格
率(%)との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 交点 2 チャック 3 支持体 4 ダイアルゲージ 5 試験片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 鋼治 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内 (72)発明者 蟹沢 秀雄 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内 Fターム(参考) 4K032 AA04 AA05 AA11 AA16 AA27 AA28 AA29 AA31 BA02 CB02 CC03 CC04 CD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.2%以下、Mn:
    0.3〜1.4%、P:0.12%以下、S:0.08
    〜0.4%を含有し、残部Fe及び不可避的不純物より
    なる成分の鋼であって、ミクロ組織中に円相当直径が2
    μm以下で、かつアスペクト比3以下の粒状炭化物を下
    記(1)式で規定する面積率で30%以上を含むことを
    特徴とする引き抜き後の真直性に優れた熱間圧延快削棒
    鋼・鋼線。 粒状炭化物の面積率(%)=(粒状炭化物を含むパーライト面積) ÷(パーライトの面積)×100 ・ ・ ・ (1)
  2. 【請求項2】 重量%でさらに、Pb:0.1〜0.3
    5%を含有することを特徴とする請求項1に記載の引き
    抜き後の真直性に優れた熱間圧延快削棒鋼・鋼線。
  3. 【請求項3】 JIS Z 2244で規定するビッカ
    ース硬さ法で、棒鋼・鋼線のC断面の周方向で12等分
    及び半径方向で6等分した交点で測定したときの硬度偏
    差が2.0以下であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の引き抜き後の真直性に優れた熱間圧延快削棒鋼
    ・鋼線。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の成分の鋼を、熱
    間圧延によりAr3〜Ar3+150℃の温度範囲で仕上
    圧延後、850〜650℃の間を冷却速度0.02〜
    0.3℃/秒にて冷却することを特徴とする請求項1〜
    3の内のいずれかに記載の引き抜き後の真直性に優れた
    熱間圧延快削棒鋼・鋼線の製造方法。
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