JP2001010684A - 農薬包装袋 - Google Patents

農薬包装袋

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JP2001010684A
JP2001010684A JP11183572A JP18357299A JP2001010684A JP 2001010684 A JP2001010684 A JP 2001010684A JP 11183572 A JP11183572 A JP 11183572A JP 18357299 A JP18357299 A JP 18357299A JP 2001010684 A JP2001010684 A JP 2001010684A
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water
nonwoven fabric
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heat
soluble
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JP11183572A
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Kenji Yasui
賢治 安居
Toshiaki Hayashi
俊朗 林
Kenzo Obayashi
健三 大林
Mineo Ueno
峰男 上野
Masao Okada
正男 岡田
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Sankyo Co Ltd
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Sankyo Co Ltd
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリビニールアルコール水溶性不織布からな
る農薬包装袋において、ヒートシール部が加熱によって
収縮したり、難溶性になって後に残り、投げ込み剤とし
て付加された水面や水中での拡散性や分散性が損なわれ
ることを防止する。 【解決手段】 ポリビニールアルコール繊維を集合した
水溶性の不織布10を用いて農薬包装袋を製袋し、不織
布10の幅方向縁部とその間の長さ方向縁部で重ね合わ
せて各々にシール部10a,10bを形成し、それらシ
ール部で熱圧着によってピンポイント状に熱圧着してヒ
ートシール部11を点在させ、それら点在させた多数の
ヒートシール部11でシールして固形農薬を包装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、固形農薬の水
田などへの投げ込みに適するように、ポリビニールアル
コール繊維を集合した水溶性不織布を用いてつくり、固
形農薬を包装する農薬包装袋に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 通常、農薬製剤の水田などへの散布
は、小型散布機を散布者が背負ったり持ったりして行わ
れている。しかし、最近では、簡便性、経済性、安全性
を考慮して農薬製剤を水溶性フィルムに包装し、使用時
には包装したまま水中に投げ込み、農薬製剤を包装フィ
ルムと同時に水に溶解、分散させて用いる方法が行われ
ている。農薬製剤を水溶性フィルムで包装すれば、使用
時に一定量ずつ計量しなくてもよく、また散布者の手を
汚染させることもなく、更には使用後の包装袋の処理に
煩わされず環境保全性の面でも利点があり、用途が拡大
している。
【0003】ところで、この農薬包装袋に使用される水
溶性フィルムは、常温の水に容易に溶解もしくは膨潤し
てその形態を失うことが必要である。また、包装フィル
ムとして機械的強度が要求されることから、水溶性フィ
ルムとしては、ポリビニールアルコール(PVA)が一
般的に用いられている。
【0004】ポリビニールアルコールは、鹸化度が80
〜90モル%の範囲で冷水に溶解する性質を有するが、
鹸化度が90モル%を超えると、冷水に溶解しなくなる
ことが良く知られている。しかしながら、部分鹸化PV
Aを用いる場合には、農薬製剤のアルカリ成分によりポ
リビニールアルコールが鹸化反応をうけて、貯蔵中に次
第に完全鹸化PVAに変化して低温水溶性とならず、難
溶性になるという問題点を有している。また、これらの
部分鹸化PVAを用いたフィルムの場合には、高温、高
湿下では吸湿により、フィルム同志が引っ付き合い、剥
がすと包装が破れるという問題点もある。
【0005】このため、従来、鹸化度が90モル%を超
えるポリビニールアルコールであっても、良好な冷水溶
性を示すポリビニールアルコールアセタール化物からな
る水溶性フィルムが提供されている(特公平6―252
65号公報参照)。しかし、この水溶性フィルムの場合
は、それに柔軟性を持たせるための可塑剤が農薬製剤に
移行してフィルム性能が変化したり、農薬製剤が可塑剤
と化学反応を起こし、生物効果が消失するという問題点
を有している。
【0006】そこで、従来、不織布の融点より20〜1
50℃低い温度で3〜100kg/cmの線圧で熱圧着
する線シール法によって製造された、水溶性ポリビニー
ルアルコール系繊維からなる不織布を用い、たとえば図
8に示す如く、ヒートシール部1のように、ある幅を持
ったヒートシーラーで不織布2をシールし、その中に固
形農薬を包装する農薬包装袋が提案されている(特開平
7―329983号公報参照)。そして、ポリビニール
アルコール系繊維を集合した不織布は、鹸化度が高いた
め、高湿な条件下での吸湿もなく、不織布に柔軟性を有
するための可塑剤の添加をしないで済むようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、上述した
ヒートシール法によった従来の農薬包装袋では、ヒート
シール部1の面積が広くなるため、重ね合わせ製袋化す
るシール部分が加熱によって収縮し固くなって商品価値
の低下を招き、また、水に溶けずに後に残り、投げ込み
剤として付加された水面や水中での拡散性や分散性が損
なわれるという課題があった。
【0008】そこで、この発明の目的は、上述のように
ポリビニールアルコール水溶性不織布からなる農薬包装
袋において、ヒートシール部が加熱によって収縮した
り、難溶性になって後に残り、投げ込み剤として付加さ
れた水面や水中での拡散性や分散性が損なわれることを
防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、請求項1
に記載の発明のように、ポリビニールアルコール水溶性
不織布10を用い、その不織布10の縁部を熱圧着によ
ってシールして固形農薬を包装する農薬包装袋におい
て、前記水溶性不織布10の縁部に、ピンポイント状に
熱圧着してヒートシール部11を点在させて設けたこと
により達成される。
【0010】また、上記目的は、請求項2に記載の発明
のように、請求項1に記載の農薬包装袋において、一側
に受けブロック24と、他側に表面形状を剣山状とする
加熱ブロック25を前記不織布10の搬送経路を挟んで
設けるヒートシール装置22を用い、そのヒートシール
装置22の加熱ブロック25と受けブロック24との間
で熱圧着してピンポイントの前記ヒートシール部11を
設けることにより達成される。
【0011】さらに、上記目的は、請求項3に記載の発
明のように、請求項1または2に記載の農薬包装袋にお
いて、前記ヒートシール部11を、千鳥状に点在させて
形成することにより達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、この
発明の実施の形態について説明する。
【0013】図1に、この発明による農薬包装袋の一例
を示す。図示農薬包装袋は、ポリビニールアルコール繊
維を集合した水溶性不織布10を用い、後述する自動包
装機により製袋し、各々に小分けして固形農薬を包装す
る。
【0014】この農薬包装袋は、この例では平袋状につ
くり、不織布10の図中上下の幅方向縁部とその間の長
さ方向縁部で重ね合わせて、各々にシール部10a,1
0bを形成し、それらシール部で熱圧着によりピンポイ
ント状に熱圧着してヒートシール部11を点在させ、そ
れらヒートシール部でシールした構成としてなる。
【0015】固形農薬としては、固体の農薬活性成分ま
たは液体の農薬活性成分を固形化したものを含有する農
薬製剤であれば、何れのものでも用いることができる。
固形農薬として、好ましくは、農薬活性成分、水面浮遊
性増量剤および界面活性剤を含有するものが用いられ
る。農薬活性成分としては、たとえば除草剤,殺虫剤,
殺菌剤,殺ダニ剤,植物生長調整剤,殺線虫剤,誘引
剤,忌避剤などが用いられる。特に、水面施用において
有効な除草剤,殺虫剤,殺菌剤が好適である。上述した
農薬活性成分は、単独または2種以上を混合して用いる
ことができる。さらに、共力剤,色素,肥料等を適宜混
合してもよい。ここで水面施用とは、水田などの水面に
投入することを意味し、農薬活性成分がその活性を示す
場所は、水表面および水中である。
【0016】固形農薬は、顆粒剤,粒剤または錠剤に成
型されているものを用いる。顆粒剤,粒剤または錠剤の
場合、必要により結合剤を加えてもよい。結合剤として
は、固形農薬が水面上で崩壊容易になるように水溶性で
あることが好ましい。たとえばデキストリン,カルボキ
シメチルセルロースのナトリウム塩,ポリビニルピロリ
ドン,ポリアクリル酸ナトリウム,ポリビニルアルコー
ル,リグニンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。ま
た、上記の結合剤は単独で用いてもよいし、最適な範囲
の崩壊性を得るために必要に応じ2種以上を併用しても
差し支えない。さらに、所望により、粒剤としての見掛
け比重が1以下になる範囲で増量剤を適量加えても良
い。この増量剤としては、有効成分の水中への分散を促
進もしくは妨げないものがよい。
【0017】なお、固形農薬は、水和剤,水溶剤のよう
に粉末状の製剤を水溶性不織布10に包装すると不織布
の間から粉漏れして好ましくない。したがって、0.3
mm以上の固型剤が好適である。
【0018】一方、図示農薬包装袋において、ピンポイ
ント状のヒートシール部11は、その大きさ、つまり面
積が0.5平方mm以下、好ましくは0.3平方mm以
下、更に好ましくは0.15平方mm以下で十分であ
る。
【0019】熱圧着した各ヒートシール部11の形状
は、たとえば真円,楕円,変形円,正方形,長方形,台
形,菱形,またはこれらを組み合わせた形状等とする。
【0020】各ヒートシール部11の間隔は、粒漏れの
ないように、2mmp以上、好ましくは2.5mmp以
上、更に好ましくは3mmp以上で十分である。これだ
けの間隔であれば、水溶性不織布10に粒剤を50g包
装し、水を浸した水田に投げ込むとき粒漏れや水溶性不
織布が難溶化することもない。
【0021】そして、これらヒートシール部11は、こ
の例では、たとえば碁盤状に点在させた並べ方とする。
固形農薬が、より漏れない又は漏れ難くい並べ方として
は、たとえば図2に示すように千鳥状に点在させて形成
することが好ましい。
【0022】さらに、各ヒートシール部11の間隔が5
mmp以上になると、粒漏れの問題を生じ、シール強度
が不足する問題がある。そして、シール部10a,10
bでの引張り強度は、0.3kgf以下になると、包装
工程中や商品輸送時にシール部10a,10bが剥がれ
好ましくなく、投げ込み剤としての形態を保持するため
に、0.5kgf以上とすることが好ましい。
【0023】そして、この農薬包装袋に設けるシール部
は、図示の例のような3方シールに限らず、4方シール
または5方以上のシールでもよく、形も図1,2の例の
ようなエの字型シールに限らず、たとえば図3に示すよ
うにコの字型シールなどでもよい。なお、この農薬包装
袋の大きさは、固形農薬の種類、容量によって異なる
が、たとえば約25g〜50g程度の固形農薬を包装す
る場合、包装前の水溶性不織布の状態で約10〜15c
m×約7〜9cm程度の大きさが好ましい。包装容量は
主薬濃度によって変わるが、投げ込みやすさから10〜
200g程度にしておくことが良い。10a当たり1〜
20個を適宜の間隔をあけて畦畔から投げ込む。
【0024】さて、上述したこの発明による農薬包装袋
を製袋し、その農薬包装袋で固形農薬を包装する場合
は、たとえば図4に示すような縦ピロー型自動包装機を
使用する。
【0025】この自動包装機は、帯状の不織布10を巻
回ドラム15に巻いている。巻回ドラム15は、不図示
の駆動機構により回転駆動して不織布10を送り出す。
巻回ドラム15から送り出す不織布は、いったん予備繰
出しローラ16とガイドローラ17との間に貯留され、
繰出しベルト18の回転に伴って繰出される。繰出しベ
ルト18は、不図示の繰出しモータを含む繰出し機構に
より回転駆動される。そして、繰出された不織布は、筒
状のフォーミングチューブ20の外周面に巻き付けられ
ながら下方に搬送されていく。
【0026】また、この自動包装機には、フォーミング
チューブ20の側方に縦シール用ヒートシール装置21
を備える。このヒートシール装置21は、後述する横シ
ール用ヒートシール装置22と同様に、一方の固定側に
受けブロックと、他方の移動側に加熱ブロックを不織布
10の搬送経路を挟んで対向して設ける。受けブロック
は、表面に平板部26を設ける。平板部は、樹脂製また
は金属製で形成される。加熱ブロック25は、表面形状
を剣山状に形成してなる。
【0027】そして、縦シール用ヒートシール装置21
によってフォーミングチューブ20に巻き付けた不織布
10の重合側端部を、互いに起こして重ね合わせてシー
ル部10bとし、そのシール部10bを両ブロック間に
挟み込んで長さ方向に熱圧着してピンポイントのヒート
シール部を設け、不織布10をシールして円筒状に成形
する。
【0028】さらに、フォーミングチューブ20の下方
には、横シール用ヒートシール装置22を備える。横シ
ール用ヒートシール装置22は、図5に示すように、一
方の受けブロック24を、他方の移動側に加熱ブロック
25を、間に不織布の搬送経路を挟んで対向して設け
る。
【0029】受けブロック24には、刃状のカッタ27
が付設されている。加熱ブロック25は、表面形状を、
1つ1つが図6(a),(b),(c)に示すようにピ
ラミッド状ないし剣山状の突出した形状に形成してな
る。
【0030】そして、図4に示すように、繰出しベルト
18により下方に送り出された不織布10を両ブロック
24,25間に挟み込み、袋の上下端となるシール部1
0aで幅方向に熱圧着してピンポイントのヒートシール
部11を設け、そこで不織布10をシールして袋状に成
形する。
【0031】その後、さらに下方に不織布10を搬送し
て内部に、フォーミングチューブ20の中空部を介して
固形農薬を充填するとともに、横シール用ヒートシール
装置22によって上下端のシール部10aを幅方向に熱
圧着してピンポイントのヒートシール部11を設け、そ
こで不織布10をシール密封すると同時に、受けブロッ
ク24のカッタ27を作動して前記シール部のほぼ中央
を切断する。その後は、不織布10の下方への搬送、固
形農薬の充填、熱シール、切断からなる一連の包装作業
を繰り返す。
【0032】また、上記図4に示した縦ピロー型自動包
装機に代えて、たとえば図7に示すような他の縦ピロー
型自動包装機を用いて、この発明による農薬包装袋を製
袋し、その農薬包装袋で固形農薬を包装することもでき
る。
【0033】この他の自動包装機は、上記図4のものと
異なり、図7に示すように、縦シール用ヒートシール装
置30を単体の加熱ブロックで構成し、フォーミングチ
ューブ20に巻き付けた不織布10の重合側端部を、互
いに寝かしたまま上下に重ねてシール部10bとし、そ
のシール部10bで熱シールして不織布10を円筒状に
成形する。図7中符号31は、フォーミングチューブ2
0の上側に設ける固形農薬投入用のホッパである。
【0034】ところで、以下に試験例および実施例を挙
げてこの発明を更に説明する。この発明はこれらに限定
されるものではない。
【0035】試験例 クラロンK−2WJ2JV35−709(PVAの水溶
性不織布、株式会社クラレ製)を用いて、従来法である
線シール部と本発明のピンポイントのヒートシール部の
水溶解性をスライドマウント法で比較試験した。その比
較試験の結果は、表1に示す。なお、試験法は次の通り
である。2.2×3.3cmの写真スライド用のフィル
ム枠にPVAフィルムを挟み、800mlの蒸留水が攪
拌されている1リッタービーカー中に冶具を用いて投入
する。水中に入れてからフィルムがちぎれるまでの時間
を分散時間とし、完全に見えなくなるまでの時間を完全
溶解時間とする。水温は20℃を標準とするが適宜設定
できる。しかし、水温は±0.2の範囲内に調整しない
と正確な比較ができない。
【0036】
【表1】 この表1の通り、従来の線シール法と本発明のピンポイ
ント法とで、溶解時間に明確な差が認められ、線シール
部は難溶化して商品価値が認められなくなったが、ピン
ポイントのヒートシール部は溶解分散して好適な商品を
得られた。
【0037】実施例1〜3 市販されているクサトリエースジャンボ(三共株式会社
製)の粒剤をクラロンK−2WJ2JV35−709
(PVAの水溶性不織布、株式会社クラレ製)を用い
て、縦ピロー型自動包装機で50gを製袋充填(袋寸法
80×140mm)し、シール強度とシール状況を調べ
た。その結果を表2に示す。なお、シール強度試験は、
20℃相対湿度45%の環境下で24時間調湿した検体
を用いて行う。検体は、幅15mm、長さ100mmの
短冊形試験片に切り取り、引張り強度試験機(島津製作
所製)を用いて1分間に200mmの速度で測定する。
【表2】
【0038】実施例4〜9 市販されているクサトリエースジャンボ(三共株式会社
製)の粒剤をクラロンK−2WJ2JV35−709
(PVAの水溶性不織布、株式会社クラレ製)を用い
て、縦ピロー型自動包装機で50gを製袋充填(袋寸法
80×140mm)した。顆粒剤は、同クサトリエース
ジャンボの粒剤を粉砕し、300〜1000μm区分を
使用した。錠剤は、クサトリージャンボ(三共株式会社
製)の粒剤(直径10mm)を使用し、ピンポイントの
間隔と並べ方を変えて充填した。充填品を宅急便にて滋
賀県野洲町と宇都宮市間600kmを往復輸送し、内容
物の漏れ状況を調べた。その結果を表3に示す。
【表3】
【0039】実施例10 水溶性不織布のシール強度を実施例4〜9と同じ輸送試
験を実施して調べた。その結果を表4に示す。
【表4】
【0040】
【発明の効果】 したがって、請求項1に記載の発明に
よれば、ポリビニールアルコール水溶性不織布からなる
農薬包装袋において、その不織布の縁部に、ピンポイン
ト状に熱圧着してヒートシール部を点在させて、そのヒ
ートシール部面積を極めて小さくするため、重ね合わせ
製袋化するシール部分が加熱によって収縮して商品価値
が低下することを防止でき、また、難溶性となって水に
溶けずに後に残ることを防いで、投げ込み剤として付加
された水面や水中での拡散性や分散性が損なわれること
を防止することができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
ヒートシール装置の一方に表面形状が剣山状の加熱ブロ
ックを設け、他方の受けブロックの表面と重ね合わせて
製袋化するためシール部分が加熱により収縮すること
を、より効果的に防止することができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、加えて、
ヒートシール部を千鳥状に点在させて形成し、このヒー
トシール部の千鳥状配置により、包装する顆粒剤などの
漏れをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による農薬包装袋の一例を示す構成
図である。
【図2】 その農薬包装袋の他例を示す構成図である。
【図3】 その農薬包装袋のさらに別例を示す構成図で
ある。
【図4】 農薬包装袋を製袋する縦ピロー型自動包装機
の一例を示す斜視図である。
【図5】 その自動包装機に備えるヒートシール装置を
示す斜視図である。
【図6】 そのヒートシール装置に備える加熱ブロック
表面の剣山形状を説明する構成説明図である。
【図7】 縦ピロー型自動包装機の他例を示す斜視図で
ある。
【図8】 従来の農薬包装袋の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10 ポリビニールアルコール水溶性不織布 11 ヒートシール部 22 ヒートシール装置 24 受けブロック 25 加熱ブロック 26 平板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 47/30 A01N 47/30 C 47/36 101 47/36 101E 47/38 47/38 A B65D 65/46 B65D 65/46 81/28 81/28 Z (72)発明者 林 俊朗 滋賀県野洲郡野洲町大字野洲1041番地 三 共株式会社野洲川工場内 (72)発明者 大林 健三 滋賀県野洲郡野洲町大字野洲1041番地 三 共株式会社野洲川工場内 (72)発明者 上野 峰男 千葉県柏市西原七丁目3番1号 株式会社 東京自働機械製作所柏工場内 (72)発明者 岡田 正男 東京都千代田区岩本町三丁目10番7号 株 式会社東京自働機械製作所内 Fターム(参考) 3E067 AA05 AB96 BA12A BB14A CA23 CA24 EA06 3E068 AA35 CC22 3E086 AD01 BA15 BB51 BB72 CA29 4H011 AA01 AB02 AB03 AC01 AC06 AC07 BB09 BB14 DA02 DA03 DB07 DD01 DD02 DH02 DH25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニールアルコール水溶性不織布を
    用い、その不織布の縁部を熱圧着によってシールして固
    形農薬を包装する農薬包装袋において、 前記水溶性不織布の縁部に、ピンポイント状に熱圧着し
    てヒートシール部を点在させて設けたことを特徴とする
    農薬包装袋。
  2. 【請求項2】 一側に受けブロックと、他側に表面形状
    を剣山状とする加熱ブロックを前記不織布の搬送経路を
    挟んで設けるヒートシール装置を用い、そのヒートシー
    ル装置の加熱ブロックと受けブロックとの間で熱圧着し
    てピンポイントの前記ヒートシール部を設けることを特
    徴とする請求項1に記載の農薬包装袋。
  3. 【請求項3】 前記ヒートシール部を、千鳥状に点在さ
    せて形成することを特徴とする請求項1または2に記載
    の農薬包装袋。
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