JP2001010497A - 制御システム構成データの作成支援装置 - Google Patents

制御システム構成データの作成支援装置

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JP2001010497A
JP2001010497A JP11183037A JP18303799A JP2001010497A JP 2001010497 A JP2001010497 A JP 2001010497A JP 11183037 A JP11183037 A JP 11183037A JP 18303799 A JP18303799 A JP 18303799A JP 2001010497 A JP2001010497 A JP 2001010497A
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equipment
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Yoshikane Sugimura
好謙 杉村
Atsuhiko Hirota
敦彦 廣田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仮決めの設備データを用いてシステム構成デー
タの作成を行う場合、その影響範囲を容易に確認できる
ようにする。 【解決手段】制御システムの構成データとなる設備デー
タ及び設備間の動作条件データの作成において、仮決め
の設備データとそれを使用した動作条件データを仮決め
参照テーブル104に記憶し、仮決めデータの影響範囲
を確認可能とする。また、仮決めデータの現在の状態が
「仮決め」、そのまま「確定」、または「仮決めから変
更して確定」か、仮決め参照テーブル104を参照して
動作条件データ毎に判定し、状態表示する。「変更確
定」の動作条件は再テストの対象となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトウエア作成方
式に係わり、特に制御システム構成データの作成を支援
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】制御システムは制御プログラムと、制御
対象の設備を表す設備データや設備間の動作条件を規定
する関連データ等から構成される。以下では、制御シス
テムの設備データや関連データをまとめて構成データと
呼ぶことにする。制御システムの構成データは制御プロ
グラムが参照できるように、ユーザのデータ入力に基づ
き、データ作成支援装置を介して作成される。この場
合、全てのデータが初めから確定していることは少な
く、未確定のデータは仮決めしてデータ作成を開始する
ことが多い。
【0003】構成データの作成作業においては、システ
ムの各部分のデータが順次に定まっていくことが多く、
例えば鉄道管理システムの場合は駅の順番に決まる。し
かし、実際のデータ作成では作業効率のよさから各部分
のデータを予め作成し、必要に応じて修正している。設
備データの多くは他の設備との関連で定義されるので、
その場合、他の部分の設備データは”仮決め”で登録し
ておき、情報制御システムに必要な構成データが揃い、
プログラムテスト及び構成データそのものテストを実施
して、不具合なデータを修正している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、仮決
めされた設備データを含んで制御システム全体の構成デ
ータを作成し、プログラムテストやデータテストが行な
われる。この場合、仮決めした設備データをそのまま確
定データとして登録する場合は、データに変更がないた
め、その設備データを用いて行われたテスト作業等は繰
り返す必要がない。一方、仮決めしたデータを変更して
確定データとして登録する場合は、その仮決めデータに
基づいて生成された関連データは正確とは言えず、再テ
ストが必要になる。
【0005】しかし、仮決めデータを基にして作成され
た関連データの影響範囲を容易に検索する方法がなく、
仮決めデータの変更による他の関連データの修正作業が
手間取ることが多かった。また、再テストの範囲が絞り
込めないため、全てのデータについて再テストを繰り返
すため、作業時間が膨大になるという問題点あった。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を克服し、仮
決めデータの影響範囲を明示でき、また、再テス範囲が
容易に絞り込める、制御システム構成データの作成支援
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、制御対象の設備を表す設備データと設備間の動作
関係を表す動作条件データを含む、制御システム構成デ
ータの作成支援装置において、前記設備データの入力画
面上に、設備の種別名を示す画面名称と、設備ID毎に
設備名称、その設備名称が仮決めデータであることを示
す仮決めフラグ及び仮決めデータの影響範囲を確認する
ための影響範囲確認ボタンの表示フィールドをそれぞれ
有し、前記影響範囲確認ボタンが指示された場合に、関
連する設備データの組みを入力として定義される前記動
作条件データのうち、前記仮決めデータを使用している
動作条件データを検索して出力することを特徴とする。
【0008】前記仮決めデータを使用している動作条件
データの検索は、入力時に仮決めデータを使用した動作
条件データの履歴を記憶する仮決め参照データの格納テ
ーブルに対して行われる。従って、仮決め後に変更され
たデータが使用されている動作条件データの探索が可能
になる。
【0009】これにより、設備データの入力画面から仮
決めの設備データを使用している影響範囲を把握できる
ので、データの変更対象や再テストの必要なデータ範囲
の確認が容易になる。
【0010】また、本発明の制御システム構成データの
作成支援装置は、前記動作条件データの入力画面上に、
動作条件データ名を示す画面名称と、動作条件ID毎に
関連する複数の設備名称、この設備名称に仮決めデータ
が含まれているときは”仮決め”、含まれていないとき
は”確定”などと、使用する設備データの状態を示す状
態表示の表示フィールドをそれぞれ有し、前記動作条件
データの入力時に、前記仮決めデータによる設備名称、
それを使用する動作条件データ、前記仮決めデータのそ
の後の変更を示す仮決め変更フラグを含む仮決め参照デ
ータを記憶し、前記動作条件データの入力後に前記仮決
め参照データを検索し、該当する参照データのない動作
条件データはその状態表示を”確定”とし、該当する参
照データがあり、且つその仮決め変更フラグがオンして
いる場合に、対応する動作条件データの状態表示を”仮
決め変更確定”とすることを特徴とする。
【0011】また、前記仮決め参照データは、その設備
名称が変更された場合に前記仮決め変更フラグをオンに
する。また、前記設備データの入力時に前記仮決めデー
タを一時保存し、前記”仮決め変更確定”の場合に変更
前と変更後の設備データを表示可能に構成したことを特
徴とする。
【0012】これによれば、”仮決め変更確定”の設備
データを使用し、再テストの必要な動作条件データを特
定でき、再テストのデータ項目を大幅に削減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の制御システムの構
成データ作成支援装置の実施形態を図面に従って説明す
る。図1は構成データ作成支援装置の一実施例を示す機
能ブロック図である。本構成データ作成支援装置は記憶
装置101、CPU105、入出力装置110を持つ計
算機装置によって実現される。
【0014】記憶装置101には、情報制御システムの
管理対象となる種々の設備のデータを定義する設備デー
タテーブル102と、設備データ間の動作条件を定義す
る動作条件テーブル103と、仮決めの設備データを保
存する仮決め参照テーブル104を含む。CPU105
は、入力データや変更データを基に所定の設備データや
動作条件データを編集するデータ作成機能106と、仮
決めデータの管理や状態表示を行う仮決めデータ管理機
能107と、仮決めデータの影響範囲を探索、表示する
影響範囲確認機能108と、図示を省略している入出力
画面制御などの入出力機能を備えている。以下では、列
車運行管理システムにおける構成データの作成を例にし
て、データ作成支援装置の構成と動作を詳細に説明す
る。
【0015】列車運行管理システムは、列車が予定通り
に運行していることを監視し、列車遅延などのトラブル
が発生した場合に、信号機の表示を変更するなどして列
車の運行を制御する。主な設備データとしては駅、信号
機、軌道回路(列車がその上に載っている状態を感知す
るために、所定線路長毎に分割された検出回路)があ
る。また、設備間の関連を表す動作条件データとして
は、信号機とその信号機が管理する軌道回路の並びを記
憶する「進路」テーブルがある。
【0016】図2は、列車運行管理システムにおける設
備の配置を示す説明図である。201は信号機、202
は軌道回路、203は軌道回路の区切り、204は軌道
回路の名称を示している。(a)は設備データ作成の開
始時で、軌道回路1Tと5T及び軌道回路3Tと9Tの
配置は仮決めされている。(b)は変更後で、軌道回路
1Tと5Tはそのまま確定し、軌道回路3Tと9Tは一
つの軌道回路3T/9Tに統合されている。このような
場合、仮決めの3Tと9Tに基づく動作条件データの変
更も必要になる。
【0017】本データ作成支援装置によるデータ生成処
理は、データ入力モードとデータ変更モードに分かれ、
メニュー画面からモード選択される。また、ユーザが入
力作業や変更作業を行うための入力画面も、メニュー画
面から選択できる。
【0018】図3は、データ作成支援装置のデータ入力
処理の一例を示すフロー図である。構成データの入力処
理はデータ入力モードを選択し、設備データ入力処理、
動作条件データ入力処理の順に行われる。
【0019】まず、ユーザによる設備データとその仮決
め/確定が入力がされると、設備データテーブル102
書き込まれる(s101)。設備データが仮決めの場合
(s102)、仮決め時データが記憶される(s10
3)。次に、動作条件データに関連する設備データの組
みが入力されると(s104)、設備データが仮決めか
否かを判定し(s105)、仮決めの場合は仮決め参照
テーブル104への書き込みが行われ(s106)、動
作条件データ入力画面の状態表示フィールドに「仮決
め」と表示する(s107)。設備データ及び動作条件
データの入力処理が終わると、動作条件データに基づく
テストが行われる(s109)。なお、図1のデータ作
成装置にテスト機能を設けて、データ入力からテストま
で一貫して行う構成としてもよい。
【0020】列車運行管理システムにおける動作条件デ
ータは、ここでは信号機と軌道回路の関連を示す「進
路」である。「進路」は列車の進む線路を示し、列車が
駅に進入してくると、その線路に他の列車が進入しない
ように防護するための動作条件である。その線路に関係
の無い「進路」は列車の進入が許可される。当該線路と
関係ない「進路」とは軌道回路の重なりがない。列車運
行管理システムは、対象となる「進路」同士で軌道回路
の重なりの有無をチエックして、列車の進入制御を行
う。このため、「進路」データのテストでは、進路が正
しく決定されているか制御プログラムに従ってシミュレ
ーションし、各「進路」の組合せについてチエックす
る。従って、軌道回路のデータに変更が生じ、その影響
範囲が明確でない場合には、全ての進路データの組合せ
に対するテストが必要になる。
【0021】次に、設備データの入力処理(s101〜
s103)の詳細を説明する。図5に設備データの入力
画面を示す。画面名称「信号機」の入力画面例で、画面
の各行は設備データID501、設備名称502(ここ
では、図2の1RA〜1RD)、仮決め状態503及び
影響範囲の表示ボタン504からなり、1つの信号機デ
ータを表している。この例の信号機の場合は仮決めデー
タがなく、仮決め状態503は全てOFFとなってい
る。影響範囲表示ボタン504は、仮決めデータが使用
されている場合に、その影響範囲(使用している動作条
件データ)を表示させるコマンドで、詳細は後述する。
【0022】図6に設備データテーブルを示す。設備デ
ータテーブル102には、設備データ入力画面から入力
されたデータが、テーブル名(この例は信号機)毎に格
納される。図5の入力画面から入力された設備名称や仮
決め状態(ON/OFF)が信号機テーブルのID順に
格納される。なお、仮決め時データフィールド703に
は、仮決め状態603のフラグがONの場合に、設備名
称をコピーして自動的に記憶する(s103)。
【0023】図7は画面名称「軌道回路」の入力画面例
で、各フィールドは図5の信号機の場合と同様の設備デ
ータ入力画面である。設備名称702には図2(a)の
軌道回路1T〜9Tが入力されている。ここで、1T、
3T、5T、9Tの軌道回路は仮決めで、各々の仮決め
フィールド703はONになっている。図8は「軌道回
路」の設備データテーブルで、図7の入力画面から入力
処理される。仮決め時データフィールド803に、仮決
めの設備名称1T、3T、5T、9Tがコピーされてい
る。
【0024】次に、動作条件データの入力処理(s10
4〜s108)を、「進路」データを例に説明する。図
9に画面名称「進路」の動作条件データの入力画面を示
す。画面の各行はID901、信号機名称902、軌道
回路名称903、状態表示904及び仮決めデータ表示
ボタン905からなり、1つの進路データを表してい
る。
【0025】進路データは信号機毎に、関係する軌道回
路を網羅している。例えば、信号機1RAに対して軌道
回路1T、2Tを、信号機1RBに対して軌道回路1
T、5T、6T及び9Tが入力されている。s109の
処理による状態表示904は、該当レコードに仮決めデ
ータが1つでも使用されているか仮決め参照テーブル1
04を参照して判定し、仮決めを用いている場合は「仮
決め」、そうでない場合は「確定」と表示する。また、
仮決めデータ表示ボタン905は、そのレコードで使用
されている設備データのうち、仮決めデータを画面表示
させるコマンドで、詳細は後述する。
【0026】図10は、テーブル名称が「進路」の動作
条件テーブルで、図9の入力画面から入力処理される。
ID1001順に、信号機名称1002と関連する軌道回路名称
1003が格納されている。この「進路」テーブルを用い
て、進入を許可する信号機間における軌道回路の重なり
の有無をチエックし、進路の動作条件が正しく決定され
ているか、テストされる。
【0027】動作条件データの入力処理時に仮決めの設
備データが用いられた場合、その情報が仮決め参照テー
ブル104に書き込まれる。図11に仮決め参照テーブ
ルの構成を示す。動作条件テーブル名1101、その動作条
件テーブルID1102、仮決めを使用している設備データ
テーブル名1203、その設備データテーブルID1104、仮
決めデータがその後変更されたか否かを示す仮決め変更
フラグ1105の各フィードからなる。
【0028】仮決め参照テーブル104へのデータの書
き込みは、図3のステップs106で行われる。「進
路」の動作条件データ入力で「信号機」や「軌道回路」
の設備データが入力されると、その設備データが仮決め
否かを、各々の設備データテーブルを検索して判定し、
仮決めデータ毎に仮決め参照テーブルへの書き込みが行
われる。例えば、図10に示す進路データが格納された
場合、軌道回路1T、3T、5T、9Tは仮決めであ
る。このため、進路テーブルのID=1に対応して、設
備データテーブル名「軌道回路」と、そのテーブルで仮
決め1Tが定義されているID=1が書き込まれる。同
様に、進路テーブルのID=2に対応して、仮決めの軌
道回路1T、5T毎に行分けして、それぞれのID=
1、ID=5が書き込まれる。
【0029】仮決め参照テーブル104の書き込みが終
了すると、ステップs107の動作条件データ入力画面
の状態表示決定処理が可能になる。動作条件データ入力
画面の状態表示フィールドの表示態様は「確定」、「仮
決め」、「仮決め変更確定」の3通りがある。「確定」
は使用されている設備データに仮決めが無く、動作条件
データが確定している状態を示す。「仮決め」は使用さ
れている設備データに仮決めデータが有り、動作条件デ
ータが未確定の状態を示す。データ入力モードの状態表
示は「確定」または「仮決め」となる。
【0030】一方、データ変更モードにおいては「仮決
め変更確定」が加わる。この「仮決め変更確定」は仮決
め後に設備データを変更して確定した状態を示し、「仮
決め変更確定」状態の動作条件データの正しさは、再テ
ストによって検証することが必要になる。言い替えれ
ば、「仮決め変更確定」となる動作条件データについて
再テストが行われればよく、データが変更される場合の
再テストの範囲をしぼり込むことが可能になる。
【0031】図12に状態表示の決定処理の手順を示
す。図10の進路テーブルの1行目のデータを例に説明
する。まず、動作条件データテーブル名「進路」、その
テーブルID=1をキーにして、仮決め参照テーブルを
検索し(s301)、該当するレコードの有無をチエッ
クする(s302)。該当するレコードが無ければ、そ
の動作条件データは仮決めデータを使用していないの
で、状態表示は”確定”となる(s303)。
【0032】この検索条件にマッチするデータは、図1
1の仮決め参照テーブルの1行目だけである。s302
で、一つ以上の該当レコードがある場合、仮決め変更フ
ラグが全てOFFなら(s304)、状態表示を”仮決
め”とする(s305)。もし、仮決め変更フラグが一
つでもONであれば、状態表示を”仮決め変更確定”とす
る。データ変更前の動作条件データの入力表示画面にお
ける状態表示は、”仮決め”または”確定”となるが、
図9の例でにおける状態表示は全て”仮決め”となって
いる。これによれば、仮決めデータの影響範囲、つまり
仮決めの設備データがどの動作条件に使用されているか
が、その動作条件データの入力画面上で一目瞭然とな
る。
【0033】次に、設備データの入力画面上から、その
仮決めデータの影響範囲を探索し、表示する手順を説明
する。図13に仮決めデータの影響範囲表示の処理フロ
ーを示す。例えば、図7の設備データ(軌道回路)入力
画面で、1行目の影響範囲表示ボタン704が押された
場合(s401)、設備データテーブル名の「軌道回
路」、設備データテーブルID=1をキーに、図11の
仮決め参照テーブル104を検索する(s402)。こ
の結果、テーブル104から1行目と2行目のレコード
が取得される。取得した行の動作条件テーブル名「進
路」と動作条件テーブルIDを、仮決めデータ影響範囲
の表示画面に順次、表示する(s403、s404)。
【0034】図14に仮決めデータ影響範囲の表示画面
を示す。図7の軌道回路の1行目の影響範囲ボタンを押
したときの表示例である。1行目の仮決めデータを使っ
ている動作条件テーブル名「進路」とそのテーブルID
=1,2が表示されている。
【0035】このようにして、仮決めの設備データの影
響範囲、つまり動作条件データを抽出することができる
ので、テスト前、後に確認や変更の必要なデータの特定
が容易になる。また、後述する再テストの必要な動作条
件データを特定するのにも役立つ。
【0036】以上のようにして、図2(a)の変更前の
設備データと動作条件データの入力処理が終了すると、
各データが正しく入力されているかどうかのテストが実
行される。このテストは、作成された動作条件データに
したがって実行される。
【0037】次に、データ変更モードを選択し、設備デ
ータが変更された後のデータ修正について説明する。図
2に示すように、変更前の軌道回路は1T、3T、5
T、9Tが仮決めデータであった。変更後の軌道回路
は、1T、5Tはそのまま確定し、3Tと9Tは一つの
軌道回路3T/9Tに統合されている。
【0038】図4に、設備データ変更の処理フローを示
す。まず、対象となる設備データの入力画面を表示し
(s201)、各IDの仮決めデータに対し「仮決めは
確定か」チエックする(s202)。すなわち、設備デ
ータテーブルの仮決めフラグ゛がOFF、またはONから
OFFに変更された場合、現在の設備名称と仮決め時デ
ータを比較し、仮決め後の変更の有無を判断できる。設
備名称と仮決め時データが一致する場合(Yes)、仮決
めフラグ゛をOFFで保存し(s203)、仮決め時データ
のフィールドを空欄にする(s204)。更に、その設
備データに関して仮決め参照テーブルを検索し、該当デ
ータを削除する(s205)。
【0039】具体例では、仮決めの軌道回路1T、5T
はそのまま確定しているので、図8のID=1,5の仮
決めフィールドはON⇒OFFに遷移し、仮決め時デー
タが削除される。さらに、図11の仮決め参照テーブル
から1T、5Tを仮決めとしていた、軌道回路ID=
1、5のレコードが削除される。
【0040】もし、ステップs202で、現在の設備名
称と仮決め時データが一致していなければ(No)、変更後
の設備データを保存し(s206)、仮決めフラグ゛をO
FFで保存する(s207)。その設備データについて、
仮決め参照テーブルを検索し、仮決め参照テーブルの仮
決め変更フラグをONにする(s208)。次に、動作条
件テーブルの内容の変更処理を行う(s209)。
【0041】具体例では、図7の設備データ(軌道回
路)入力画面上で、軌道回路3Tは3T/9Tに変更さ
れ、軌道回路9Tは削除される。これらの変更データは
「仮決め変更確定」なので、該当レコードの仮決めフラ
グはONからOFFに変わる。図15に変更後の軌道回
路データテーブルを示す。
【0042】また、s205処理後の仮決め参照テーブ
ルには、軌道回路3T、9Tに関わる2つのレコードが
記憶されている。これらの仮決め変更フラグはOFFか
ら、仮決め後に変更されたことを示すONに遷移する。
図16に変更後の仮決め参照テーブルを示す。さらに、
図11の動作条件テーブルから軌道回路9Tを削除、軌
道回路3Tを軌道回路3T/9Tに変更する。
【0043】データ変更後処理の最後に、動作条件入力
画面における状態表示決定の処理を行う(s210)。
状態表示決定は、上述した図12のフローにしたがって
処理され、3Tから3T/9Tに変更された進路ID=
3、4の状態表示は「仮決め」から「仮決め変更確定」
に遷移する。
【0044】図17に、変更後の動作条件「進路」の入
力画面を示す。1,2行目の進路データは、状態表示が
「仮決め」からそのまま「確定」に変わり、再テストの
必要のないことが分かる。一方、3,4行目の進路デー
タは「仮決め変更確定」なので、再テストが必要にな
る。この場合、仮決めデータ表示ボタンを押して、元の
仮決めデータを表示させることができる。
【0045】図18に、仮決めデータ表示の処理フロー
を示す。例えば、「進路」入力画面(図17)の3行目
の仮決めデータ表示ボタンが押されたとすると(s50
1)、動作条件データテーブル名「進路」と動作条件デ
ータテーブルID=3をキーとして仮決め参照テーブル
を検索する(s502)。ここでは、図16の仮決め参
照テーブルで該当データは1行目のみである。この1行
目から設備データテーブル名「軌道回路」、設備データ
テーブルID=3が抽出される。この抽出データをキー
に設備データテーブルを検索し、設備名称「3T/5
T」と仮決め時データ「3T」を取得し(s503)、
仮決めデータ表示画面に表示する(s504)。s50
2で、複数の該当データが抽出された場合は、s503
からの処理を繰り返す。
【0046】図19に仮決めデータ表示画面を示す。s
602,s603で取得した設備データテーブル名190
1、設備名称1902、仮決め時データ1903及び解除ボタン1
904が表示される。解除ボタン1904は、それを押した行
のレコードに該当する仮決め参照テーブルのデータを削
除し、該当動作条件データを確定させるためのコマンド
である。
【0047】以上のように、設備データを変更した後の
動作条件の入力画面には、仮決め後に変更して確定した
設備データの使用の有無が状態表示され、変更確定の場
合に元の仮決めデータを表示させることもできるので、
再テストが必要となる動作条件を容易に決定できる。さ
らに、変更後の設備データの入力画面で任意行の影響範
囲表示ボタンを選択して、変更確定した仮決めデータが
使用されている動作条件データを明示させることができ
る。これにより、再テストの必要なデータ範囲が設備デ
ータと動作条件データの両面からチエックし、必要な範
囲を正確にしぼり込むことが可能になる。
【0048】データ変更後の再テストのためには、テス
ト範囲を検索し、テスト範囲の取得項目についてテスト
が行われる。テスト範囲はデータ入力処理後のテストで
不具合を生じた動作条件名が対象になる。その動作条件
名で、「仮決め変更確定」の状態表示がある動作条件を
取得してテストが行われる。本実施例では、再テストの
項目を画面表示からユーザが特定しているが、状態表示
決定処理(図12)や仮決めデータの影響範囲表示処理
(図13)を通じて、テスト対象を自動的に取得するこ
とも可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、設備データを基にして
設備間の動作条件データを作成する場合に、仮決めの設
備データの影響範囲を明示できるので、データの修正作
業が容易になる。
【0050】また、仮決め後に変更して確定されたデー
タの影響範囲を検索できるので、再テストの必要なデー
タの範囲を絞り込み、再テストの項目を大幅に削減でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御システム構成データ作成支援装置
の一実施例を示す構成図。
【図2】列車運行管理システムの設備の配置を示す説明
図。
【図3】データ入力処理の一実施例を示すフローチャー
ト。
【図4】データ変更後処理の一実施例を示すフローチャ
ート。
【図5】信号機データを例にした設備データ入力画面の
説明図。
【図6】信号機データを例にした設備データテーブルの
構成図。
【図7】軌道回路データを例にした設備データ入力画面
の説明図。
【図8】軌道回路データを例にした設備データテーブル
の構成図。
【図9】進路データを例にした動作条件データ入力画面
の説明図。
【図10】進路データを例にした動作条件テーブルの構
成図。
【図11】仮決め参照テーブルの構成図。
【図12】状態表示決定処理の一実施例を示すフローチ
ャート。
【図13】仮決めデータ影響範囲確認処理の一実施例を
示すフローチャート。
【図14】仮決めデータ影響範囲の出力画面の説明図。
【図15】図8からデータ変更後の一実施例を示す設備
データテーブルの構成図。
【図16】図11からデータ変更後の一実施例を示す仮
決め参照テーブルの構成図。
【図17】図9からデータ変更後の一実施例を示す動作
条件データ入力画面の説明図。
【図18】仮決めデータ表示処理の一実施例を示すフロ
ーチャート。
【図19】動作条件データ入力画面から検索した仮決め
データ出力画面の説明図。
【符号の説明】
101…記憶装置、102…設備データテーブル、10
3…動作条件テーブル、104…仮決め参照テーブル、
105…CPU、106…データ作成機能、107…仮
決めデータ管理機能、108…影響範囲確認機能、11
0…入出力装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の設備を表す設備データと設備
    間の動作関係を表す動作条件データを含む、制御システ
    ム構成データの作成支援装置において、 前記設備データの入力画面上に、設備の種別名を示す画
    面名称と、設備ID毎に設備名称、その設備名称が仮決
    めデータであることを示す仮決めフラグ及び仮決めデー
    タの影響範囲を確認するための影響範囲確認ボタンの表
    示フィールドをそれぞれ有し、 前記影響範囲確認ボタンが指示された場合に、関連する
    設備データの組みを入力として定義される前記動作条件
    データのうち、前記仮決めデータを使用している動作条
    件データを検索して出力することを特徴とする制御シス
    テム構成データの作成支援装置。
  2. 【請求項2】 制御対象の設備を表す設備データと設備
    間の動作関係を表す動作条件データを含む、制御システ
    ム構成データの作成支援装置において、 前記動作条件データの入力画面上に、動作条件データ名
    を示す画面名称と、動作条件ID毎に関連する複数の設
    備名称、この設備名称に仮決めデータが含まれていると
    きは”仮決め”、含まれていないときは”確定”など
    と、使用する設備データの状態を示す状態表示の表示フ
    ィールドをそれぞれ有し、 前記動作条件データの入力時に、前記仮決めデータによ
    る設備名称、それを使用する動作条件データ、前記仮決
    めデータのその後の変更を示す仮決め変更フラグを含む
    仮決め参照データを記憶し、 前記動作条件データの入力後に前記仮決め参照データを
    検索し、該当する参照データのない動作条件データはそ
    の状態表示を”確定”とし、該当する仮決め参照データ
    があり、且つその仮決め変更フラグがオンしている場合
    に、対応する動作条件データの状態表示を”仮決め変更
    確定”とすることを特徴とする制御システム構成データ
    の作成支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記仮決め参照データは、その設備名称が変更された場
    合に前記仮決め変更フラグをオンにすることを特徴とす
    る制御システム構成データの作成支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記設備データの入力時に前記仮決めデータを一時保存
    し、前記”仮決め変更確定”の場合に変更前と変更後の
    設備データを表示可能に構成したことを特徴とする制御
    システム構成データの作成支援装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269240A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Railway Technical Res Inst プログラム、列車運行適応ペトリネットモデル生成装置、列車抑止手配支援装置、列車運行適応ペトリネットモデル生成方法及び列車抑止手配支援方法
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