JP2003274576A - 電力系統監視制御装置 - Google Patents

電力系統監視制御装置

Info

Publication number
JP2003274576A
JP2003274576A JP2002073496A JP2002073496A JP2003274576A JP 2003274576 A JP2003274576 A JP 2003274576A JP 2002073496 A JP2002073496 A JP 2002073496A JP 2002073496 A JP2002073496 A JP 2002073496A JP 2003274576 A JP2003274576 A JP 2003274576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
power system
information
file
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002073496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3842154B2 (ja
Inventor
Kenji Yamauchi
健司 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002073496A priority Critical patent/JP3842154B2/ja
Priority to US10/214,089 priority patent/US6618647B1/en
Publication of JP2003274576A publication Critical patent/JP2003274576A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3842154B2 publication Critical patent/JP3842154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力系統の監視制御部からの電力系統情報を
電子計算機内に取り込み、データ編集して保持し、監視
・制御情報として用いる電力系統監視制御装置におい
て、簡易な処理フローで、情報の妥当性をチェックして
速やかに不適な情報を削除し、ソフトウェアの保守管理
性の向上を図る。 【解決手段】 電力系統情報で監視・制御情報としての
適/不適を変電所の種別で区分し、不適となる変電所N
o.を外部から設定することで、該設定情報に基づいて
変電所No−削除フラグ対応ファイル21を作成し、デ
ータ削除チェック手段16は取り込んだ電力系統情報
を、データ編集に先立って、変電所No−削除フラグ対
応ファイル21を参照して不適なものを削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統の状態
情報を取込み、それらの情報に基づいて電力系統の設備
・機器の監視・制御を行う電力系統監視制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電力系統監視制御装置は、通常シ
ンボルで模擬した電力系統を画面表示するCRT表示装
置(以下、CRTと称す)と電力系統の設備機器を操作
する信号を入力する操作卓を備えており、オペレータは
CRTおよび操作卓を用いることにより監視・制御対象
とする電力系統全域の監視制御を行っている。図17
は、例えば特開平7−95736号公報に記載された電
力系統監視制御装置の構成図である。図17に示すよう
に、電力系統を構成する設備機器の情報である電力系統
情報は遠方監視制御装置(以下TCと略す)1を介して
電子計算機5に伝送される。TC1は配電盤2、TC
(子局)3、TC(親局)4といった幾つかの装置から
構成され、それらを全て経由して電子計算機5に電力設
備の情報を取込むことが可能となる。TC1からの電力
系統情報は、電子計算機5の内部に機能的に設けられる
データ取込み手段6により取込み、編集待ちデータファ
イル7を介してデータ編集手段8に渡り、そこで電子計
算機内部コードに変換後、電力設備データベース9に保
存される。その後、電力系統情報は必要に応じて操作卓
10からオペレータが要求することによりCRT11あ
るいはプリンタ12に出力される。
【0003】また、電力系統の各設備機器を制御する場
合は、オペレータがCRT11及び操作卓10を用いて
指示することにより、表示・制御出力手段13にて制御
信号に変換し、TC1に渡すことにより上記電力設備情
報の取込みとは逆のルートでTC1に制御信号を伝達し
て行う。電子計算機5の内部には、操作卓10から入力
されたデータ削除対象の変電所No.を設定するための
削除データ設定手段14と、設定されたデータ削除対象
変電所No.を保存するためのデータ削除対象変電所N
o.ファイル15と、編集待ちデータファイル7に保存
されたデータから、上記データ削除対象変電所に該当す
るデータを削除し、データ編集手段8に受け渡すための
データ削除チェック手段16とが備えられる。
【0004】ところで、遠方監視制御装置1では一般に
変電所単位に伝送装置が割り当てられており、また設備
の点検なども変電所単位で行われることが多いため、誤
情報は変電所単位に発生する可能性が高い。このため、
オペレータが操作卓10あるいはCRT11よりデータ
削除対象の変電所No.を入力することによりデータ削
除チェック手段16にてデータ削除対象として認識し、
編集待ちデータファイル7より誤情報を削除し、正常な
データのみ電力設備データベース9に保存する。図18
(a)は操作卓10あるいはCRT11を用いて入力さ
れたデータ削除対象変電所No.ファイル15の保存例
を示し、図18(b)はデータ取込み手段6にてTC1
より取込んだ電力系統情報を編集待ちデータファイル7
に保存した保存例を示したものである。
【0005】データ削除チェック手段16による処理を
図19のフローチャートに基づいて以下に示す。まず、
データ削除対象変電所No.ファイル15に保存されて
いるデータ削除対象変電所No.を1つ取り出す(ST
1)。次に、ST2において、ST1で1つ取り出した
データ削除変電所No.と編集待ちデータファイル7に
保存されている編集待ちデータとを若い番号順に最後ま
でチェックする。実際のチェック処理については、以降
ST3〜ST5で述べる。編集待ちデータの変電所N
o.の一致、不一致をチェックし(ST3)、変電所N
o.が一致していない場合(N)は、当該情報を削除せ
ず、データ編集して電力設備データベース9へ保存する
ために、データ編集手段8に受け渡す(ST4)。また
ST3にて変電所No.が一致している場合(Y)は、
編集待ちデータベース7より当該情報を削除し、電力設
備データベース9へ保存しない(ST5)。以上、ST
1〜ST5の処理をデータ削除対象変電所No.ファイ
ル15に設定されている全変電所について完了したか否
かのチェックを行い(ST6)、完了した場合は処理を
終了する。
【0006】このように、多量の誤情報が特定の変電所
に発生した場合も当該特定の変電所No.を入力するこ
とで誤情報は削除される為、オペレータは正しい情報の
み確実に認識できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力系統監視制
御装置は以上のように構成されており、電力系統情報と
して不適なものを削除するために、設定されたデータ削
除変電所No.毎に編集待ちデータファイル7に保存さ
れている編集待ちデータを全てチェックする必要があ
る。このため、処理フローが煩雑となり、不適な電力系
統情報を効率よく削除できず、ソフトウェアの保守性も
悪いものであった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、情報処理部に不適な情
報を取り込んだ後でも、簡易な処理フローで、情報の妥
当性をチェックして速やかに不適な情報を削除できると
共に、ソフトウェアの保守管理性の向上した電力系統監
視制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の電力系統監視制御装置は、電力系統情報で監視・
制御情報としての適/不適を設備機器の種別で区分し、
当該不適となる設備機器の種別を外部から設定する手段
を有する。また、この設定手段による設定情報に基づい
て作成され、上記各設備機器にそれぞれ適/不適フラグ
を対応させた対応ファイルを有する。また、監視制御部
から取り込んだ上記電力系統情報をデータ編集に先立っ
て、上記対応ファイルを参照して不適なものを削除する
データ削除チェック手段を有して、監視・制御情報に適
する電力系統情報のみ電力設備データベースに保持す
る。
【0010】この発明に係る請求項2記載の電力系統監
視制御装置は、通常モード/テストモードの2種の動作
モードを有する。また、電力系統情報で監視・制御情報
としての適/不適を上記設備機器の種別で区分し、当該
不適となる設備機器の種別を外部から設定する第1の設
定手段と、上記電力系統情報のテストデータを上記設備
機器の種別で外部から設定する第2の設定手段とを有す
る。また、上記通常モードの時には、上記第1の設定手
段による設定情報に基づいて各設備機器にそれぞれ適/
不適フラグを対応させ、上記テストモードの時には、上
記第2の設定手段に基づいて各設備機器にそれぞれテス
トデータか否かのフラグを対応させて作成した対応ファ
イルを有する。また、監視制御部から取り込んだ上記電
力系統情報をデータ編集に先立って、上記対応ファイル
を参照して削除するデータ削除チェック手段を有して、
通常モードでは監視・制御情報に適する電力系統情報の
み上記電力設備データベースに保持し、テストモードで
は、テストデータである電力系統情報のみ上記電力設備
データベースに保持する。
【0011】この発明に係る請求項3記載の電力系統監
視制御装置は、請求項2において、各動作モード時に作
成された対応ファイルにて、適/不適フラグとテストデ
ータか否かのフラグとを、共に有効/無効を示す同種の
フラグで表す。また、データ削除チェック手段は、動作
モードに拘わらず上記対応ファイルを参照して無効フラ
グに対応する電力系統情報を削除する。
【0012】この発明に係る請求項4記載の電力系統監
視制御装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、情報
処理部の基本ソフトがリレーショナルデータベース機能
を有し、監視制御部から取り込んだ電力系統情報の編集
待ちファイルと、各設備機器にそれぞれフラグを対応さ
せた対応ファイルとを、上記リレーショナルデータベー
スのJOIN機能により組み合わせた編集待ちファイル
−フラグViewを備える。また、データ削除チェック手
段は該編集待ちファイル−フラグViewに対して操作す
ることで所望の電力系統情報を削除する。
【0013】この発明に係る請求項5記載の電力系統監
視制御装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、情報
処理部の基本ソフトがリレーショナルデータベース機能
を有し、該リレーショナルデータベースのJOIN機能
およびフィルタリング機能により、監視制御部から取り
込んだ電力系統情報の編集待ちファイルと、各設備機器
にそれぞれフラグを対応させた対応ファイルとから、編
集待ち正常データファイルおよび削除データファイルを
作成して備える。また、データ削除チェック手段は該削
除データファイル内を全て削除することで所望の電力系
統情報を削除する。
【0014】この発明に係る請求項6記載の電力系統監
視制御装置は、電力系統情報で監視・制御情報としての
適/不適を設備機器の種別で区分し、当該不適となる設
備機器の種別を外部から設定する手段を有する。また、
この設定手段による設定情報に基づいて作成され、上記
各設備機器にそれぞれ適/不適フラグを対応させた対応
ファイルを有する。また、該対応ファイル、および監視
制御部から取り込んだ上記電力系統情報の編集待ちファ
イルから、基本ソフトが有するリレーショナルデータベ
ースのJOIN機能およびフィルタリング機能により作
成された、編集待ち正常データファイルおよび削除デー
タファイルとを有して、該編集待ち正常データファイル
内の電力系統情報のみ上記データ編集を施して上記電力
設備データベースに保持する。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1による電力系統監視制御装置の構成図であ
る。図1に示すように、電力系統監視制御装置は、通常
シンボルで模擬した電力系統を画面表示するCRT11
と電力系統の設備機器を操作する信号を入力する操作卓
10を備えており、オペレータはCRT11および操作
卓10を用いることにより監視・制御対象とする電力系
統全域の監視制御を行っている。また、電力系統を構成
する設備機器の情報である電力系統情報は監視制御部と
しての遠方監視制御装置(以下TCと略す)1を介して
情報処理部としての電子計算機5に伝送される。TC1
は配電盤2、TC(子局)3、TC(親局)4といった
幾つかの装置から構成され、それらを全て経由して電子
計算機5に電力設備の情報を取込むことが可能となる。
TC1からの電力系統情報は、電子計算機5の内部に機
能的に設けられるデータ取り込み手段6により取込み、
編集待ちデータファイル7を介してデータ編集手段8に
渡り、そこで電子計算機内部コードに変換後、電力設備
データベース9に保存される。その後、電力系統情報は
必要に応じて操作卓10からオペレータが要求すること
によりCRT11あるいはプリンタ12に出力される。
【0016】また、電力系統の各設備機器を制御する場
合は、オペレータがCRT11及び操作卓10を用いて
指示することにより、表示・制御出力手段13にて制御
信号に変換し、TC1に渡すことにより上記電力設備情
報の取込みとは逆のルートでTC1に制御信号を伝達し
て行う。電子計算機5の内部には、操作卓10から入力
されたデータ削除対象の変電所No.を設定するための
削除データ設定手段14と、設定されたデータ削除対象
変電所No.に基づいて、全ての変電所にそれぞれ適/
不適フラグとしての削除フラグを対応させた変電所No
−削除フラグ対応ファイル21と、編集待ちデータファ
イル7に保存されたデータから、上記データ削除対象変
電所に該当するデータを削除し、データ編集手段8に受
け渡すための削除チェック手段16とが備えられる。
【0017】上述したように、遠方監視制御装置1では
一般に変電所単位に伝送装置が割り当てられており、ま
た設備の点検なども変電所単位で行われることが多いた
め、誤情報は変電所単位に発生する可能性が高い。この
ため、電力系統情報で監視・制御情報としての適/不適
を設備機器の種別(この場合、変電所No.)で区分
し、不適となる変電所No.をオペレータが指定するこ
とで、指定された変電所に対して発生する電力系統情報
を不適な情報として削除する。
【0018】このような不適な電力系統情報の削除に関
して、以下に詳述する。データ取り込み手段6にて電子
計算機5内に取り込まれた電力系統情報は、一旦、編集
待ちデータファイル7内に保持される。例えば、伝送路
の異常やオーバヒートなどの設備異常、あるいは設備の
点検中などにより多量の状態変化情報(以下、状変と称
す)が発生したり、異常な状変が継続して発生してCR
T11あるいはプリンタ12に出力されると、オペレー
タは、異常を認識して、関係箇所に連絡などの必要な処
置を施すと共に、操作卓10(あるいはCRT11)よ
りデータ削除対象の変電所No.を入力する。オペレー
タからの入力により、データ削除対象の変電所No.は
削除データ設定手段14にて設定され、この設定情報に
基づいて、全ての変電所No.にそれぞれ適/不適フラ
グとしての削除フラグを対応させた変電所No−削除フ
ラグ対応ファイル21が作成される。
【0019】図2(a)は操作卓10を用いて入力され
たデータ削除対象の変電所No.に基づいて作成された
変電所No−削除フラグ対応ファイル21の保存例を示
すもので、データ削除対象の変電所No.には削除フラ
グの”1”が対応し、その他の変電所No.には削除フ
ラグの”0”が対応する。図2(b)は、データ取り込
み手段6にてTC1より取込んだ電力系統情報を編集待
ちデータファイル7に保存した保存例を示したもので、
電力設備の状変毎にその状変が発生した変電所No.、
状変アドレス(ワードNo.、ビットNo.)状変方向
(ON=”1”、OFF=”0”)等の情報が、電力系
統情報として保存されている。なお、欄外のXは、その
行の情報が削除される電力系統情報であることを示して
いる。データ削除チェック手段16は、変電所No−削
除フラグ対応ファイル21を参照して、編集待ちデータ
ファイル7に保存されたデータから、上記データ削除対
象変電所に該当するデータを削除して、データ編集手段
8に受け渡す。
【0020】データ削除チェック手段16による処理を
図3のフローチャートに基づいて以下に示す。s1にお
いて、編集待ちデータファイル7に保存されている全て
の編集待ちデータをチェックする。実際のチェック処理
については、以降s2〜s5で述べる。編集待ちデータ
ファイル7内の全ての編集待ちデータについてチェック
完了したかどうか判定し(s2)、完了していないとき
は、次点の編集待ちデータについて、その変電所No.
の削除フラグが”1”かどうかを、変電所No−削除フ
ラグ対応ファイル21を参照して判定し(s3)、該削
除フラグが”1”でない場合(N)、当該編集待ちデー
タを削除せず、データ編集して電力設備データベース9
へ保存するために、データ編集手段8に受け渡す(s
4)。またs3にて削除フラグが”1”である場合
(Y)は、編集待ちデータファイル7より当該編集待ち
データを削除し、電力設備データベース9へ保存しない
(s5)。上記s2〜s5までの処理を繰り返し、全て
の編集待ちデータを完了すると、s2において、チェッ
ク完了が判定されて、処理を終了する。
【0021】このように、特定の変電所No.を入力す
ることで監視・制御情報として不適な電力系統情報が削
除される為、オペレータは正しい情報のみ確実に認識で
きる。また、全ての変電所No.にそれぞれ適/不適フ
ラグとしての削除フラグを対応させた変電所No−削除
フラグ対応ファイル21を、設定された変電所No.か
ら作成して備えたため、該対応ファイル21を参照する
ことで削除フラグを容易に取得できる。このため、編集
待ちデータファイル7に保存されている編集待ちデータ
の妥当性をチェックして速やかに不適な情報を削除する
処理フローが、単一のループで、簡易なものとでき、効
率的な処理が行えると共に、ソフトウェアの保守管理性
が向上する。
【0022】なお、上記実施の形態では、電力系統情報
を変電所毎の情報として扱ったが、例えば、ガス絶縁開
閉装置(GIS)等の設備は関連する情報が非常に多
く、設備単位に情報がまとめられて伝送されるもので、
これら変電所以外のものを含んだ各設備機器毎の情報と
して電力系統情報を扱っても良く、その場合、電力系統
情報で監視・制御情報としての適/不適を設備機器の種
別で区分し、不適となる設備機器の種別を設定する。
【0023】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図について説明する。図4はこの発明の実施の形
態1による電力系統監視制御装置の構成図である。図に
おいて、1〜14、および21は、図1で示した上記実
施の形態1のものと同じものである。電子計算機5は、
基本ソフトにリレーショナルデータベース機能を有する
ものとし、22は、リレーショナルデータベースのJO
IN機能を用いることにより、変電所No−削除フラグ
対応ファイル21と編集待ちデータファイル7とをJO
INさせて作成した仮想テーブルである編集待ちデータ
ファイル−削除フラグView、16は編集待ちデータフ
ァイル−削除フラグView22に対して削除処理を行う
ことで、編集待ちデータファイル7に保存されたデータ
から、データ削除対象変電所に該当するデータを削除す
るデータ削除チェック手段である。
【0024】データ取り込み手段6にて電子計算機5内
に取り込まれた電力系統情報は、一旦、編集待ちデータ
ファイル7内に保持される。上記実施の形態1と同様
に、オペレータが変電所No.を入力することにより、
データ削除対象の変電所No.が削除データ設定手段1
4にて設定され、この設定情報に基づいて、全ての変電
所No.にそれぞれ適/不適フラグとしての削除フラグ
を対応させた変電所No−削除フラグ対応ファイル21
が作成される。変電所No−削除フラグ対応ファイル2
1が作成されると、続いて、変電所No−削除フラグ対
応ファイル21と編集待ちデータファイル7とをJOI
Nさせて編集待ちデータファイル−削除フラグView2
2が作成される。
【0025】図2(a)で示した変電所No−削除フラ
グ対応ファイル21と、図2(b)で示した編集待ちデ
ータファイル7とから作成された、編集待ちデータファ
イル−削除フラグView22の保存例を図5に示す。図
5に示すように、編集待ちデータファイル−削除フラグ
View22内の各編集待ちデータには、削除フラグが付
与されており、データ削除チェック手段16は、削除フ
ラグが”1”である編集待ちデータを削除する。欄外の
Xは、その行の情報が削除される電力系統情報であるこ
とを示している。これにより、仮想データである編集待
ちデータファイル−削除フラグView22の元の編集待
ちデータファイル7内においても、対応する編集待ちデ
ータが自動的に削除され、削除されない編集待ちデータ
はデータ編集手段8に受け渡される。
【0026】データ削除チェック手段16による処理を
図6のフローチャートに基づいて以下に示す。t1にお
いて、編集待ちデータファイル−削除フラグView22
に保存されている全ての編集待ちデータをチェックす
る。実際のチェック処理については、以降t2〜t5で
述べる。編集待ちデータファイル−削除フラグView2
2内の全ての編集待ちデータについてチェック完了した
かどうか判定し(t2)、完了していないときは、次点
の編集待ちデータについて、付与された削除フラグが”
1”かどうかを判定し(t3)、該削除フラグが”1”
でない場合(N)、当該編集待ちデータは削除されず、
元の編集待ちデータファイル7内の対応する編集待ちデ
ータは、電力設備データベース9に保存するためにデー
タ編集手段8に受け渡される(t4)。またt3にて削
除フラグが”1”である場合(Y)は、編集待ちデータ
ファイル−削除フラグView22より当該編集待ちデー
タを削除し、これにより、元の編集待ちデータファイル
7内の対応する編集待ちデータが削除され、電力設備デ
ータベース9へ保存されない(t5)。上記t2〜t5
までの処理を繰り返し、全ての編集待ちデータを完了す
ると、t2において、チェック完了が判定されて、処理
を終了する。
【0027】このように、特定の変電所No.を入力す
ることで監視・制御情報として不適な電力系統情報が削
除される為、オペレータは正しい情報のみ確実に認識で
きる。また、全ての変電所No.にそれぞれ適/不適フ
ラグとしての削除フラグを対応させた変電所No−削除
フラグ対応ファイル21と、編集待ちデータファイル7
とをリレーショナルデータベースのJOIN機能により
組み合わせて編集待ちデータファイル−削除フラグVie
w22を作成した。これにより、編集待ちデータファイ
ル−削除フラグView22以外に他のファイルを参照す
ることなく、編集待ちデータファイル−削除フラグVie
w22内に保存されている編集待ちデータの妥当性をチ
ェックして速やかに不適な情報を削除できる。このた
め、処理フローが更に簡易となり、ソフトウェアの保守
管理性も一層向上する。
【0028】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3を図について説明する。図7はこの発明の実施の形
態1による電力系統監視制御装置の構成図である。図に
おいて、1〜14、および21は、図1で示した上記実
施の形態1のものと同じものである。電子計算機5は、
基本ソフトにリレーショナルデータベース機能を有する
ものとし、リレーショナルデータベースのJOIN機能
とフィルタリング機能とを用いることにより、変電所N
o−削除フラグ対応ファイル21と編集待ちデータファ
イル7とを組み合わせ、さらに、削除フラグが”1”の
データのみ抽出した削除データファイル23、および削
除フラグが”0”のデータのみ抽出した正常データファ
イル24を仮想データとして作成して備える。16は削
除データファイル23に対して削除処理を行うことで、
編集待ちデータファイル7に保存されたデータから、デ
ータ削除対象変電所に該当するデータを削除するデータ
削除チェック手段である。
【0029】データ取り込み手段6にて電子計算機5内
に取り込まれた電力系統情報は、一旦、編集待ちデータ
ファイル7内に保持される。上記実施の形態1と同様
に、オペレータが変電所No.を入力することにより、
データ削除対象の変電所No.が削除データ設定手段1
4にて設定され、この設定情報に基づいて、全ての変電
所No.にそれぞれ適/不適フラグとしての削除フラグ
を対応させた変電所No−削除フラグ対応ファイル21
が作成される。変電所No−削除フラグ対応ファイル2
1が作成されると、続いて、変電所No−削除フラグ対
応ファイル21と編集待ちデータファイル7とをJOI
Nさせて編集待ちデータファイル−削除フラグView2
2が作成される。
【0030】図2(a)で示した変電所No−削除フラ
グ対応ファイル21と、図2(b)で示した編集待ちデ
ータファイル7とから作成された、編集待ちデータファ
イル−削除フラグView22(図5参照)において、削
除フラグが”0”のデータのみ抽出した正常データファ
イル24を図8(a)に、削除フラグが”1”のデータ
のみ抽出した削除データファイル23を図8(b)に示
す。欄外のXは、その行の情報が削除される電力系統情
報であることを示している。データ削除チェック手段1
6は、図9のフローチャートに示すように、削除データ
ファイル23内の全ての編集待ちデータを削除する。こ
れにより、仮想データを作成した元の編集待ちデータフ
ァイル7内においても、対応する編集待ちデータが自動
的に削除され、削除されない編集待ちデータはデータ編
集手段8に受け渡される。この実施の形態では、データ
削除チェック手段16は、作成された削除データファイ
ル23内の全データを削除するだけの処理を行えば良
く、極めて単純な処理となり、ソフトウェアの保守管理
性が極めて良好となる。
【0031】なお、図10で示すように、削除データフ
ァイル23に対して処理を行わず、正常データファイル
24内の編集待ちデータをそのまま、データ編集手段8
に受け渡し、データ編集して電力設備データベース9に
格納するようにしても良い。その場合、データ削除に係
わるソフトウェア自体、即ちデータ削除チェック手段1
6は不要であり、電子計算機5の構成も簡略化できる。
【0032】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4を図について説明する。図11はこの発明の実施の
形態4による電力系統監視制御装置の構成図である。図
において、1〜14は、図1で示した上記実施の形態1
のものと同じものである。また、この場合、電子計算機
5は通常モードとしてのオンラインモードとテストモー
ドとの2種の動作モードを有するものとし、27は、計
算機の動作モードを格納する計算機モードファイルであ
る。25は操作卓10から入力されたテスト対象の変電
所No.を設定するための第2の設定手段としてのテス
トデータ設定手段、26は、第1の設定手段としての削
除データ設定手段14あるいはテストデータ設定手段2
5にて設定された変電所No.に基づいて、全ての変電
所にそれぞれフラグ(削除フラグあるいはテストデータ
フラグ)を対応させた変電所No−データ属性対応ファ
イルである。また、電子計算機5は、基本ソフトにリレ
ーショナルデータベース機能を有するものとし、28
は、リレーショナルデータベースのJOIN機能を用い
ることにより、変電所No−データ属性対応ファイル2
6と編集待ちデータファイル7とをJOINさせて作成
した仮想テーブルである編集待ちデータファイル−デー
タ属性View、16は編集待ちデータファイル−データ
属性View28に対して削除処理を行うことで、編集待
ちデータファイル7に保存されたデータから、対応する
データを削除するデータ削除チェック手段である。
【0033】データ取り込み手段6にて電子計算機5内
に取り込まれた電力系統情報は、一旦、編集待ちデータ
ファイル7内に保持される。オンラインモード(=1)
では、上記実施の形態1と同様に、オペレータが変電所
No.を入力することにより、データ削除対象の変電所
No.が削除データ設定手段14にて設定される。この
設定情報に基づいて、全ての変電所No.にそれぞれ適
/不適フラグとしての削除フラグを対応させた変電所N
o−データ属性対応ファイル26が作成される。このと
き、テストデータフラグは全て初期状態”0”である。
図12(a)は、オンラインモード時における変電所N
o−データ属性対応ファイル26の保存例であり、図1
2(b)は、図12(a)の変電所No−データ属性対
応ファイル26と編集待ちデータファイル7とをJOI
Nさせて作成した編集待ちデータファイル−データ属性
View28の保存例である。
【0034】一方、データベース変更後などのデータテ
スト時には、オペレータの入力により計算機モードファ
イル27内の動作モードをテストモード(=2)に設定
し、オペレータが変電所No.を入力することにより、
テストデータ対象の変電所No.がテストデータ設定手
段25にて設定される。この設定情報に基づいて、全て
の変電所No.にそれぞれテストデータか否かを示すテ
ストデータフラグを対応させた変電所No−データ属性
対応ファイル26が作成される。このとき、削除フラグ
は全て初期状態”0”である。図13(a)は、テスト
モード時における変電所No−データ属性対応ファイル
26の保存例であり、図13(b)は、図13(a)の
変電所No−データ属性対応ファイル26と編集待ちデ
ータファイル7とをJOINさせて作成した編集待ちデ
ータファイル−データ属性View28の保存例である。
【0035】図12(b)および図13(b)に示すよ
うに、編集待ちデータファイル−データ属性View28
内の各編集待ちデータには、削除フラグあるいはテスト
データフラグが付与されており、データ削除チェック手
段16は、計算機モードファイル27の動作モードと削
除フラグあるいはテストデータフラグとに基づいて編集
待ちデータを削除する。欄外のXは、その行の情報が削
除される電力系統情報であることを示している。これに
より、仮想データである編集待ちデータファイル−デー
タ属性View28の元の編集待ちデータファイル7内に
おいても、対応する編集待ちデータが自動的に削除さ
れ、削除されない編集待ちデータはデータ編集手段8に
受け渡される。
【0036】データ削除チェック手段16による処理を
図14のフローチャートに基づいて以下に示す。u1に
おいて、編集待ちデータファイル−データ属性View2
8に保存されている全ての編集待ちデータをチェックす
る。実際のチェック処理については、以降u2〜u5で
述べる。編集待ちデータファイル−データ属性View2
8内の全ての編集待ちデータについてチェック完了した
かどうか判定し(u2)、完了していないときは、次点
の編集待ちデータについて、オンラインモード時では削
除フラグが”1”かどうかを判定し、テストモード時で
はテストデータフラグが”0”かどうかを判定し(u
3)、オンラインモードで削除フラグが”1”でない場
合、あるいはテストモードでテストデータフラグが”
0”でない場合(N)、当該編集待ちデータは削除され
ず、元の編集待ちデータファイル7内の対応する編集待
ちデータは、電力設備データベース9に保存するために
データ編集手段8に受け渡される(u4)。またu3に
てオンラインモードで削除フラグが”1”である場合、
あるいはテストモードでテストデータフラグが”0”で
ある場合(Y)は、編集待ちデータファイル−データ属
性View28より当該編集待ちデータを削除し、これに
より、元の編集待ちデータファイル7内の対応する編集
待ちデータが削除され、電力設備データベース9へ保存
されない(u5)。上記u2〜u5までの処理を繰り返
し、全ての編集待ちデータを完了すると、u2におい
て、チェック完了が判定されて、処理を終了する。
【0037】この実施の形態では、上記実施の形態1〜
3で示した通常のオンラインモード時の不適なデータの
削除だけでなく、データテスト時のテストモードを設定
し、テスト対象の変電所No.を設定することで、編集
待ちデータファイル7に保存されている編集待ちデータ
の中からテストデータとなるもの以外を速やかに削除す
ることができ、データテスト時には、オペレータはテス
トデータのみを確実に認識できる。
【0038】実施の形態5.上記実施の形態4では、削
除フラグとテストデータフラグは、別のカラムに格納さ
れる別個のものとしたが、共に有効/無効を示す有効フ
ラグとして表すことができ、そのときの編集待ちデータ
ファイル−データ属性View28を図15に示す。な
お、削除フラグでは”1”の時に削除対象としたが、有
効フラグでは”0”が無効データとして削除対象とな
る。テストデータフラグはそのまま有効フラグに用い
る。図15に示すように、編集待ちデータファイル−デ
ータ属性View28内の各編集待ちデータには、有効フ
ラグが付与されており、データ削除チェック手段16
は、計算機モードファイル27の動作モードに拘わら
ず、有効フラグが”0”の編集待ちデータを無効データ
として削除する。欄外のXは、その行の情報が削除され
る電力系統情報であることを示している。これにより、
仮想データである編集待ちデータファイル−データ属性
View28の元の編集待ちデータファイル7内において
も、対応する編集待ちデータが自動的に削除され、削除
されない編集待ちデータはデータ編集手段8に受け渡さ
れる。
【0039】データ削除チェック手段16による処理を
図16のフローチャートに基づいて以下に示す。v1に
おいて、編集待ちデータファイル−データ属性View2
8に保存されている全ての編集待ちデータをチェックす
る。実際のチェック処理については、以降v2〜v5で
述べる。編集待ちデータファイル−データ属性View2
8内の全ての編集待ちデータについてチェック完了した
かどうか判定し(v2)、完了していないときは、次点
の編集待ちデータについて、有効フラグが”0”かどう
かを判定し(v3)、”0”でない場合(N)、当該編
集待ちデータは削除されず、元の編集待ちデータファイ
ル7内の対応する編集待ちデータは、電力設備データベ
ース9に保存するためにデータ編集手段8に受け渡され
る(v4)。またv3にて有効フラグが”0”である場
合(Y)は、編集待ちデータファイル−データ属性Vie
w28より当該編集待ちデータを削除し、これにより、
元の編集待ちデータファイル7内の対応する編集待ちデ
ータが削除され、電力設備データベース9へ保存されな
い(v5)。上記v2〜v5までの処理を繰り返し、全
ての編集待ちデータを完了すると、v2において、チェ
ック完了が判定されて、処理を終了する。
【0040】この実施の形態では、削除フラグとテスト
データフラグが同種の有効フラグで集約されているた
め、計算機モードを参照することなく、削除すべきデー
タかどうかを容易に判定できるため、速やかに不適な情
報を削除する処理フローが、簡易なものとでき、効率的
な処理が行えると共に、ソフトウェアの保守管理性が向
上する。
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る請求項1記
載の電力系統監視制御装置は、電力系統情報で監視・制
御情報としての適/不適を設備機器の種別で区分し、当
該不適となる設備機器の種別を外部から設定する手段
と、該設定情報に基づいて作成され、各設備機器にそれ
ぞれ適/不適フラグを対応させた対応ファイルと、監視
制御部から取り込んだ上記電力系統情報をデータ編集に
先立って、上記対応ファイルを参照して不適なものを削
除するデータ削除チェック手段とを情報処理部に備え、
監視・制御情報に適する電力系統情報のみ電力設備デー
タベースに保持するため、電力系統情報の妥当性をチェ
ックして速やかに不適な情報を削除する処理が、効率的
に簡易に行うことができ、ソフトウェアの保守管理性が
向上する。
【0042】また、この発明に係る請求項2記載の電力
系統監視制御装置は、通常モード/テストモードの2種
の動作モードと、電力系統情報で監視・制御情報として
の適/不適を設備機器の種別で区分し、当該不適となる
設備機器の種別を外部から設定する第1の設定手段と、
上記電力系統情報のテストデータを設備機器の種別で外
部から設定する第2の設定手段と、上記通常モードの時
には、上記第1の設定手段による設定情報に基づいて各
設備機器にそれぞれ適/不適フラグを対応させ、上記テ
ストモードの時には、上記第2の設定手段に基づいて各
設備機器にそれぞれテストデータか否かのフラグを対応
させて作成した対応ファイルと、監視制御部から取り込
んだ上記電力系統情報をデータ編集に先立って、上記対
応ファイルを参照して削除するデータ削除チェック手段
とを情報処理部に備え、通常モードでは監視・制御情報
に適する電力系統情報のみ電力設備データベースに保持
し、テストモードでは、テストデータである電力系統情
報のみ上記電力設備データベースに保持するため、通常
時には電力系統情報の妥当性をチェックして速やかに不
適な情報を削除し、データテスト時にはテストデータの
み残して他を削除する処理が、効率的に簡易に行うこと
ができ、ソフトウェアの保守管理性が向上する。
【0043】また、この発明に係る請求項3記載の電力
系統監視制御装置は、請求項2において、各動作モード
時に作成された対応ファイルにおいて、適/不適フラグ
とテストデータか否かのフラグとを、共に有効/無効を
示す同種のフラグで表し、データ削除チェック手段は、
動作モードに拘わらず上記対応ファイルを参照して無効
フラグに対応する電力系統情報を削除するため、削除す
べき情報かどうかを容易に判定でき、情報を削除する処
理が、より効率的で簡易なものとでき、ソフトウェアの
保守管理性がさらに向上する。
【0044】また、この発明に係る請求項4記載の電力
系統監視制御装置は、請求項1〜3のいずれかにおい
て、情報処理部の基本ソフトがリレーショナルデータベ
ース機能を有し、監視制御部から取り込んだ電力系統情
報の編集待ちファイルと、各設備機器にそれぞれフラグ
を対応させた対応ファイルとを、上記リレーショナルデ
ータベースのJOIN機能により組み合わせた編集待ち
ファイル−フラグViewを備え、データ削除チェック手
段は該編集待ちファイル−フラグViewに対して操作す
ることで所望の電力系統情報を削除するため、データ削
除チェック手段は上記編集待ちファイル−フラグView
のみを参照することで、電力系統情報の妥当性をチェッ
クして速やかに不適な情報を削除することができ、情報
を削除する処理が、より効率的で簡易なものとでき、ソ
フトウェアの保守管理性がさらに向上する。
【0045】また、この発明に係る請求項5記載の電力
系統監視制御装置は、請求項1〜3のいずれかにおい
て、情報処理部の基本ソフトがリレーショナルデータベ
ース機能を有し、該リレーショナルデータベースのJO
IN機能およびフィルタリング機能により、監視制御部
から取り込んだ電力系統情報の編集待ちファイルと、各
設備機器にそれぞれフラグを対応させた対応ファイルと
から、編集待ち正常データファイルおよび削除データフ
ァイルを作成して備え、データ削除チェック手段は該削
除データファイル内を全て削除することで所望の電力系
統情報を削除するため、データ削除チェック手段は極め
て単純な処理で速やかに不適な情報を削除することがで
き、ソフトウェアの保守管理性が極めて良好となる。
【0046】また、この発明に係る請求項6記載の電力
系統監視制御装置は、電力系統情報で監視・制御情報と
しての適/不適を設備機器の種別で区分し、当該不適と
なる設備機器の種別を外部から設定する手段と、該設定
情報に基づいて作成され、各設備機器にそれぞれ適/不
適フラグを対応させた対応ファイルと、該対応ファイ
ル、および監視制御部から取り込んだ上記電力系統情報
の編集待ちファイルから、基本ソフトが有するリレーシ
ョナルデータベースのJOIN機能およびフィルタリン
グ機能により作成された、編集待ち正常データファイル
および削除データファイルとを情報処理部に備え、該編
集待ち正常データファイル内の電力系統情報のみデータ
編集を施して上記電力設備データベースに保持するた
め、電力系統情報の妥当性のチェックおよび不適な情報
の削除のための個別のソフトウェアが不要となり、情報
処理部が簡略化でき、保守管理性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電力系統監視
制御装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による電力系統監視
制御装置で用いるファイルの保存例を示したものであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1によるデータ削除チ
ェック手段の処理を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による電力系統監視
制御装置の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による電力系統監視
制御装置で用いるファイルの保存例を示したものであ
る。
【図6】 この発明の実施の形態2によるデータ削除チ
ェック手段の処理を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3による電力系統監視
制御装置の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による電力系統監視
制御装置で用いるファイルの保存例を示したものであ
る。
【図9】 この発明の実施の形態3によるデータ削除チ
ェック手段の処理を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態3の別例による電力
系統監視制御装置の構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による電力系統監
視制御装置の構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による電力系統監
視制御装置で用いるファイルの保存例を示したものであ
る。
【図13】 この発明の実施の形態4による電力系統監
視制御装置で用いるファイルの保存例を示したものであ
る。
【図14】 この発明の実施の形態4によるデータ削除
チェック手段の処理を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態5による電力系統監
視制御装置で用いるファイルの保存例を示したものであ
る。
【図16】 この発明の実施の形態5によるデータ削除
チェック手段の処理を示すフローチャートである。
【図17】 従来の電力系統監視制御装置の構成図であ
る。
【図18】 従来の電力系統監視制御装置で用いるファ
イルの保存例を示したものである。
【図19】 従来の電力系統監視制御装置におけるデー
タ削除チェック手段の処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 監視制御部としての遠方監視制御装置、5 情報処
理部としての電子計算機、6 データ取り込み手段、7
編集待ちデータファイル、8 データ編集手段、9
電力設備データベース、14 第1の設定手段としての
削除データ設定手段、16 データ削除チェック手段、
21 変電所No−削除フラグ対応ファイル、22 編
集待ちデータファイル−削除フラグView、23 削除
データファイル、24 正常データファイル、25 第
2の設定手段としてのテストデータ設定手段、26 変
電所No−データ属性対応ファイル、27 計算機モー
ドファイル、28 編集待ちデータファイル−データ属
性View。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統を構成する各設備機器の監視制
    御部と、上記各設備機器に対する制御要求を上記監視制
    御部へ送信すると共に、該監視制御部から上記各設備機
    器の情報(以下、電力系統情報と称す)を取り込み、デ
    ータ編集を施した後、電力設備データベースに保持し
    て、監視・制御情報として用いる情報処理部とを備えた
    電力系統監視制御装置において、上記電力系統情報で監
    視・制御情報としての適/不適を上記設備機器の種別で
    区分し、当該不適となる設備機器の種別を外部から設定
    する手段と、該設定情報に基づいて作成され、上記各設
    備機器にそれぞれ適/不適フラグを対応させた対応ファ
    イルと、上記監視制御部から取り込んだ上記電力系統情
    報を上記データ編集に先立って、上記対応ファイルを参
    照して不適なものを削除するデータ削除チェック手段と
    を上記情報処理部に備え、監視・制御情報に適する電力
    系統情報のみ上記電力設備データベースに保持すること
    を特徴とする電力系統監視制御装置。
  2. 【請求項2】 電力系統を構成する各設備機器の監視制
    御部と、上記各設備機器に対する制御要求を上記監視制
    御部へ送信すると共に、該監視制御部から上記各設備機
    器の情報(以下、電力系統情報と称す)を取り込み、デ
    ータ編集を施した後、電力設備データベースに保持し
    て、監視・制御情報として用いる情報処理部とを備えた
    電力系統監視制御装置において、通常モード/テストモ
    ードの2種の動作モードと、上記電力系統情報で監視・
    制御情報としての適/不適を上記設備機器の種別で区分
    し、当該不適となる設備機器の種別を外部から設定する
    第1の設定手段と、上記電力系統情報のテストデータを
    上記設備機器の種別で外部から設定する第2の設定手段
    と、上記通常モードの時には、上記第1の設定手段によ
    る設定情報に基づいて上記各設備機器にそれぞれ適/不
    適フラグを対応させ、上記テストモードの時には、上記
    第2の設定手段に基づいて上記各設備機器にそれぞれテ
    ストデータか否かのフラグを対応させて作成した対応フ
    ァイルと、上記監視制御部から取り込んだ上記電力系統
    情報を上記データ編集に先立って、上記対応ファイルを
    参照して削除するデータ削除チェック手段とを上記情報
    処理部に備え、通常モードでは監視・制御情報に適する
    電力系統情報のみ上記電力設備データベースに保持し、
    テストモードでは、テストデータである電力系統情報の
    み上記電力設備データベースに保持することを特徴とす
    る電力系統監視制御装置。
  3. 【請求項3】 各動作モード時に作成された対応ファイ
    ルにおいて、適/不適フラグとテストデータか否かのフ
    ラグとを、共に有効/無効を示す同種のフラグで表し、
    データ削除チェック手段は、動作モードに拘わらず上記
    対応ファイルを参照して無効フラグに対応する電力系統
    情報を削除することを特徴とする請求項2記載の電力系
    統監視制御装置。
  4. 【請求項4】 情報処理部の基本ソフトがリレーショナ
    ルデータベース機能を有し、監視制御部から取り込んだ
    電力系統情報の編集待ちファイルと、各設備機器にそれ
    ぞれフラグを対応させた対応ファイルとを、上記リレー
    ショナルデータベースのJOIN機能により組み合わせ
    た編集待ちファイル−フラグViewを備え、データ削除
    チェック手段は該編集待ちファイル−フラグViewに対
    して操作することで所望の電力系統情報を削除すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電力系統
    監視制御装置。
  5. 【請求項5】 情報処理部の基本ソフトがリレーショナ
    ルデータベース機能を有し、該リレーショナルデータベ
    ースのJOIN機能およびフィルタリング機能により、
    監視制御部から取り込んだ電力系統情報の編集待ちファ
    イルと、各設備機器にそれぞれフラグを対応させた対応
    ファイルとから、編集待ち正常データファイルおよび削
    除データファイルを作成して備え、データ削除チェック
    手段は該削除データファイル内を全て削除することで所
    望の電力系統情報を削除することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の電力系統監視制御装置。
  6. 【請求項6】 電力系統を構成する各設備機器の監視制
    御部と、上記各設備機器に対する制御要求を上記監視制
    御部へ送信すると共に、該監視制御部から上記各設備機
    器の情報(以下、電力系統情報と称す)を取り込み、デ
    ータ編集を施した後、電力設備データベースに保持し
    て、監視・制御情報として用いる情報処理部とを備えた
    電力系統監視制御装置において、上記電力系統情報で監
    視・制御情報としての適/不適を上記設備機器の種別で
    区分し、当該不適となる設備機器の種別を外部から設定
    する手段と、該設定情報に基づいて作成され、上記各設
    備機器にそれぞれ適/不適フラグを対応させた対応ファ
    イルと、該対応ファイル、および上記監視制御部から取
    り込んだ上記電力系統情報の編集待ちファイルから、基
    本ソフトが有するリレーショナルデータベースのJOI
    N機能およびフィルタリング機能により作成された、編
    集待ち正常データファイルおよび削除データファイルと
    を上記情報処理部に備え、該編集待ち正常データファイ
    ル内の電力系統情報のみ上記データ編集を施して上記電
    力設備データベースに保持することを特徴とする電力系
    統監視制御装置。
JP2002073496A 2002-03-18 2002-03-18 電力系統監視制御装置 Expired - Fee Related JP3842154B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002073496A JP3842154B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 電力系統監視制御装置
US10/214,089 US6618647B1 (en) 2002-03-18 2002-08-08 Supervisory power system control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002073496A JP3842154B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 電力系統監視制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003274576A true JP2003274576A (ja) 2003-09-26
JP3842154B2 JP3842154B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=27785141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002073496A Expired - Fee Related JP3842154B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 電力系統監視制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6618647B1 (ja)
JP (1) JP3842154B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768126B1 (ko) 2006-03-16 2007-10-17 주식회사 지오네트 산업 플랜트현장의 이벤트 순차적 검출시스템
JP2008041038A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp ソフトウエア作成方法
KR101444921B1 (ko) 2013-11-19 2014-09-26 (주)와이즈산전 순간압 상승 검출 스위치의 검사장치 및 검사방법

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060190198A1 (en) * 2005-02-18 2006-08-24 Tadashi Ishi Measurement/acquisition system for electric information
JP2006228163A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Toshiba Corp プラント運転データ収集装置と方法
US7558703B2 (en) * 2006-11-01 2009-07-07 Abb Research Ltd. Electrical substation monitoring and diagnostics
EP2321885A2 (en) * 2008-08-14 2011-05-18 Simplure, Llc. Systems and methods for conditioning and controlling power usage
CN107658985B (zh) * 2017-10-13 2020-12-25 国网新疆电力公司阿勒泰供电公司 变电站集中监控可视化系统及其使用方法
CN107784326B (zh) * 2017-10-18 2020-04-21 南京四方亿能电力自动化有限公司 基于模糊k近邻分类的变电站主接线类型自动判别方法
CN109579908A (zh) * 2018-11-19 2019-04-05 中北大学 基于巡检机器人的实时数据采集存储系统及文件管理办法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6361597A (ja) * 1986-09-01 1988-03-17 Mitsubishi Electric Corp 遠方監視制御装置の親局装置
US5225994A (en) * 1990-03-06 1993-07-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Control and supervisory system for power distribution equipment
JPH0795736A (ja) 1993-09-24 1995-04-07 Toshiba Corp 電力系統監視制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768126B1 (ko) 2006-03-16 2007-10-17 주식회사 지오네트 산업 플랜트현장의 이벤트 순차적 검출시스템
JP2008041038A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp ソフトウエア作成方法
KR101444921B1 (ko) 2013-11-19 2014-09-26 (주)와이즈산전 순간압 상승 검출 스위치의 검사장치 및 검사방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3842154B2 (ja) 2006-11-08
US20030176950A1 (en) 2003-09-18
US6618647B1 (en) 2003-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6205757B2 (ja) 制御システム、制御装置、画像処理装置、および、制御方法
JP2003091432A (ja) ソフトウェア評価システム、ソフトウェア評価ツール
CN111563130A (zh) 一种基于区块链技术的数据可信数据治理方法和系统
WO2009144956A1 (ja) 監視制御システム
JP2003274576A (ja) 電力系統監視制御装置
CN111143167B (zh) 用于多平台的告警归并方法及装置、设备、存储介质
JP4452211B2 (ja) データ不整合検出装置および検出方法
CN105701546A (zh) 电力系统缺陷处理方法、装置和系统
CN102685257B (zh) 数据同步处理系统、数据同步处理方法、服务器系统
CN110442059B (zh) 被控设备拓展方法、装置及控制设备
JP4257364B2 (ja) 通信エラー情報出力プログラム、通信エラー情報出力方法および通信エラー情報出力装置
CN105574195B (zh) 判断数据库是否应下线回收的方法及装置
JPH06335165A (ja) 電力系統監視制御システムのデータベース構成方法及び装置、並びに電力系統監視制御システムのデータベース管理方法及び装置、電力系統監視制御システム
CN113096269B (zh) 一种信息采集方法、装置、电子设备以及存储介质
JPH0795736A (ja) 電力系統監視制御装置
JP2009182610A (ja) 番組送出制御装置および送出制御方法
JPH05204783A (ja) 運用監視システム
CN114201275A (zh) 数据迁移方法、装置、设备及存储介质
CN114185589A (zh) 基于Spring boot的文件传输方法、装置、设备及介质
CN117667146A (zh) 汽车控制单元远程升级方法及系统
CN115840432A (zh) 设备故障诊断方法、装置、计算机设备及存储介质
CN115808908A (zh) 数据采集方法、装置及电子设备和存储介质
CN116931511A (zh) 定形机工艺集中管理方法、装置、计算机设备及存储介质
CN112732516A (zh) 一种设备监控方法及系统
JPH0431915A (ja) メッセージ自動応答方式

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040806

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040806

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees