JP2001009940A - 表皮材被覆無機質繊維断熱材 - Google Patents

表皮材被覆無機質繊維断熱材

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JP2001009940A
JP2001009940A JP18009299A JP18009299A JP2001009940A JP 2001009940 A JP2001009940 A JP 2001009940A JP 18009299 A JP18009299 A JP 18009299A JP 18009299 A JP18009299 A JP 18009299A JP 2001009940 A JP2001009940 A JP 2001009940A
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heat insulating
insulating material
skin material
skin
inorganic fiber
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Kiyoaki Otsuki
清明 大槻
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MAGU KK
MAG Co Ltd
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MAGU KK
MAG Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮材に孔を開ける加工を必要とせず、また
表裏面の表皮材の接着部に未接着部分を設ける必要のな
い表皮材被覆無機質繊維断熱材を提供する。 【解決手段】 グラスウール断熱材2の全面を表皮材
3,4で被覆した表皮材被覆無機質繊維断熱材1におい
て、グラスウール断熱材2の表面と側面の全てを、透湿
性及び通気性の高い表皮材3で被覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質繊維断熱材
の全面を表皮材で被覆した表皮材被覆無機質繊維断熱材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維の飛散防止や手触りの改善な
どのため、図2に示すように、無機質繊維断熱材100
の表裏面及び全ての側面を合成樹脂フィルム101で被
覆した断熱材102が知られている。この断熱材102
では、表裏面のいずれか一方の合成樹脂フィルム101
を防湿層として用い、他方の合成樹脂フィルム101に
は無機質繊維断熱材100内に湿気が侵入しても結露が
生じないよう湿気を排出するための孔103を開ける加
工をしているのが一般的である。なお、側面にも湿気が
排出されるような加工をしている場合もある。
【0003】また、断熱材102の輸送コストを低減す
るため、断熱材102を圧縮して体積を小さくし梱包す
ることが一般的である。しかし、無機質繊維断熱材10
0の全面を通気性のよくない合成樹脂フィルム101で
被覆しているため、圧縮時に無機質繊維断熱材100中
の空気が抜けず合成樹脂フィルム101が破裂する虞が
ある。これを回避するため、合成樹脂フィルム101に
孔104を開けたり、表裏面の合成樹脂フィルム101
の接着部に未接着部分105を設けるなど、圧縮時に無
機質繊維断熱材100中の空気が抜ける構造にしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、透湿性のない
合成樹脂フィルム101で無機質繊維断熱材100を被
覆しているため、表裏面のいずれか一方の合成樹脂フィ
ルムに湿気を排出させる結露防止用の孔103を開ける
加工を必要とする。また、湿気の排出を十分確保するた
め、孔を大きくすると孔から繊維が飛散したり、孔の数
を増やすと合成樹脂フィルムの強度が低下するなどの不
具合が生じてしまう。更に、通気性のない合成樹脂フィ
ルム101で無機質繊維断熱材100を被覆しているた
め、梱包時の圧縮に対応すべく合成樹脂フィルム101
に孔104を開けたり、表裏面の合成樹脂フィルム10
1接着部に未接着部分105を設けるなど、空気が抜け
る構造をとる必要がある。従って、無機質繊維断熱材1
00の表裏面及び全ての側面を合成樹脂フィルム101
で被覆した断熱材102の製造方法は、煩雑である。
【0005】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、表皮材に孔を開ける加工を必要とせず、また表
裏面の表皮材の接着部に未接着部分を設ける必要のない
表皮材被覆無機質繊維断熱材を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、無機質繊維断熱材の全面を表皮材
で被覆した表皮材被覆無機質繊維断熱材において、前記
無機質繊維断熱材の表面と裏面のいずれか一方、表面と
裏面のいずれか一方と側面の一部または表面と裏面のい
ずれか一方と側面の全てを、透湿性及び通気性の高い表
皮材で被覆したものである。
【0007】請求項2に係る発明は、無機質繊維断熱材
の全面を表皮材で被覆した表皮材被覆無機質繊維断熱材
において、前記無機質繊維断熱材の全面を、透湿性及び
通気性の高い表皮材で被覆したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
表皮材被覆無機質繊維断熱材の斜視図である。
【0009】図1に示すように、本発明に係る表皮材被
覆無機質繊維断熱材1は、ポリプロピレンスパンボンド
をグラスウール断熱材2の表面及び全ての側面の表皮材
3とし、高密度ポリエチレンフィルムを裏面の表皮材4
とし、これらの表皮材3,4でグラスウール断熱材2を
被覆し、表皮材3と表皮材4を接着して形成されてい
る。
【0010】グラスウール断熱材2の長辺方向に沿った
表面の表皮材3と裏面の表皮材4との接着部分は、ホッ
トメルト系接着剤5による接着とし、グラスウール断熱
材2の短辺方向に沿った表面の表皮材3と裏面の表皮材
4との接着部分は、熱融着6による接着としている。
【0011】そして、表皮材被覆無機質繊維断熱材1
は、表皮材3,4に湿気を排出するための孔や空気抜き
のための孔などを設けておらず、更に表面の表皮材3と
裏面の表皮材4との接着部分に未接着部分なども特に設
けていない。
【0012】例えば、グラスウール断熱材2は、密度1
0kg/m3、幅430mm、長さ1370mm、厚さ
100mmとし、表面及び全ての側面の表皮材3として
のポリプロピレンスパンボンドは、幅735mm、目付
15g/m2とし、裏面の表皮材4としての高密度ポリ
エチレンフィルムは、幅520mm、厚さ15μmとし
ている。
【0013】以上のように構成した本発明に係る表皮材
被覆無機質繊維断熱材1の作用について説明する。表皮
材被覆無機質繊維断熱材1を住宅の例えば壁に、裏面の
表皮材4の高密度ポリエチレンフィルムを室内側に向け
て施工した場合、高密度ポリエチレンフィルムが防湿層
となる。仮に、グラスウール断熱材2の中に湿気が侵入
しても、表面の表皮材3のポリプロピレンスパンボンド
は透湿性がよいため、湿気がグラスウール断熱材2の中
にこもることがなく、結露が生じる虞がない。
【0014】また、表皮材被覆無機質繊維断熱材1を圧
縮して梱包する場合、表面及び全ての側面の表皮材3と
してのポリプロピレンスパンボンドは通気性がよいた
め、圧縮時にポリプロピレンスパンボンドで形成した表
皮材3の面からグラスウール断熱材2中の空気が速やか
に抜ける。従って、表面の表皮材3と裏面の表皮材4と
の接着部分が剥がれたり、表皮材3,4が破裂したりす
ることがない。
【0015】また、ポリプロピレンスパンボンドは、グ
ラスウール断熱材2の繊維を通過させないので、表皮材
3から繊維が突出せず手触りがよく、しかも繊維飛散が
ほとんどない。更に、表皮材3に孔を開けたり、表面の
表皮材3と裏面の表皮材4との接着部分に未接着部分を
設ける必要がないので、表皮材被覆無機質繊維断熱材1
の製造が容易である。
【0016】断熱材としては、グラスウール断熱材2に
限らず、全ての無機質繊維断熱材が使用できる。断熱材
の密度は特に問わないが、圧縮して梱包するならば、5
〜100kg/m3がより好ましい。断熱材の幅、長
さ、厚さは、製造設備の許す範囲であるならばどのよう
な大きさでも可能であり特に限定されない。
【0017】表面の表皮材3としては、ポリプロピレン
スパンボンドに限らず、例えばポリエチレン、ポリエス
テルなどの合成樹脂不織布、ガラス不織布、紙、布など
透湿性と通気性が高い素材であれば、特に限定されな
い。具体的には、透湿度が100g/m2/24h以上
で、通気度が10cc/cm2/s以上の材料が好まし
い。
【0018】表面の表皮材3の厚さは、前記透湿度及び
通気度を満足すれば特に限定されない。表面の表皮材3
の大きさについても、断熱材を被覆するのに十分な大き
さであれば特に限定されない。
【0019】裏面の表皮材4としては、JISZ170
2によるポリエチレンフィルム、その他アスファルト防
水紙などで、JISZ0208又はこれと同等以上の精
度を有する試験装置を用いた試験方法によって求めた透
湿度が75g/m2/24h以下のものであれば特に限
定されない。
【0020】裏面の表皮材4の厚さは、前記透湿度の7
5g/m2/24h以下を満足すれば特に限定されな
い。裏面の表皮材4の大きさについても、断熱材を被覆
するのに十分な大きさであれば特に限定されない。
【0021】表面の表皮材3と裏面の表皮材4との接着
は、ホットメルト系接着剤5、熱融着6に限定されるも
のではない。なお、表面の表皮材3と裏面の表皮材4が
熱可塑性樹脂の場合には、熱融着が可能である。
【0022】グラスウール断熱材2の長辺方向及び短辺
方向に沿った表面の表皮材3と裏面の表皮材4との接着
部分は、全て同じ接着方法にしてもよく、部分的に異な
る接着方法にしてもよい。各部の接着は、連続的な接着
でも、断続的な接着でもよい。要は、表面の表皮材3と
裏面の表皮材4とが接着できればどのような接着方法で
もよい。
【0023】また、グラスウール断熱材2の側面は、表
面の表皮材3又は裏面の表皮材4のいずれの表皮材3,
4で被覆してもよい。例えば、グラスウール断熱材2の
長辺方向の側面は表面の表皮材3、短辺方向の側面は裏
面の表皮材4で被覆してもよい。更に、表面の表皮材3
と裏面の表皮材4の接着部分を側面の中央付近に設けて
もよい。
【0024】グラスウール断熱材2の表面と裏面のいず
れか一方、グラスウール断熱材2の表面と裏面のいずれ
か一方と側面の一部、またはグラスウール断熱材2の表
面と裏面のいずれか一方と側面の全てを、通気性及び透
湿性のよい表皮材3で被覆した表皮材被覆無機質繊維断
熱材1であって、圧縮梱包時の通気性及び施工後の透湿
性が確保されれば、その被覆方法、形状について限定さ
れない。
【0025】また、グラスウール断熱材2の全面、即ち
グラスウール断熱材2の表面、裏面及び側面の全てを、
通気性及び透湿性のよい表皮材3で被覆することもでき
る。すると、グラスウール断熱材2の中に湿気が侵入し
たとしても、湿気がグラスウール断熱材2の中にこもる
ことがなく、グラスウール断熱材2の全面から排出さ
れ、結露が生じる虞がない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
機質繊維断熱材を被覆する表皮材として透湿性の高い材
料を用いているので、表皮材に透湿性を高めるための孔
を開けるなどの加工を必要としない。また、表皮材とし
て通気性の高い材料を用いているので、圧縮梱包時に必
要とされる通気性確保のための孔や表面の表皮材と裏面
の表皮材の接着部に未接着部分などを設けて無機質繊維
断熱材中の空気を抜く構造を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表皮材被覆無機質繊維断熱材の斜
視図
【図2】従来の表皮材被覆無機質繊維断熱材の斜視図
【符号の説明】 1…表皮材被覆無機質繊維断熱材、2…グラスウール断
熱材、3,4…表皮材、5…ホットメルト系接着剤、6
…熱融着。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DB01 DB04 DB05 DD01 FA03 GA23 GA26 GA28 GA81 HA33 HC07 HD11 LA04 LA05 4F100 AA01A AG00 AK04 AK05 AK07 AK41 AR00A AS00B BA02 CB03 DB01 DD32 DG01A DG06A DG15A GB07 JD02 JD02B JD04 JD04B JJ02A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質繊維断熱材の全面を表皮材で被覆
    した表皮材被覆無機質繊維断熱材において、前記無機質
    繊維断熱材の表面と裏面のいずれか一方、表面と裏面の
    いずれか一方と側面の一部または表面と裏面のいずれか
    一方と側面の全てを、透湿性及び通気性の高い表皮材で
    被覆したことを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱
    材。
  2. 【請求項2】 無機質繊維断熱材の全面を表皮材で被覆
    した表皮材被覆無機質繊維断熱材において、前記無機質
    繊維断熱材の全面を、透湿性及び通気性の高い表皮材で
    被覆したことを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱
    材。
JP18009299A 1999-06-25 1999-06-25 表皮材被覆無機質繊維断熱材 Pending JP2001009940A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196270A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Asahi Fiber Glass Co Ltd 床用断熱材

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