JP2001008884A - 硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置 - Google Patents

硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置

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JP2001008884A
JP2001008884A JP11181760A JP18176099A JP2001008884A JP 2001008884 A JP2001008884 A JP 2001008884A JP 11181760 A JP11181760 A JP 11181760A JP 18176099 A JP18176099 A JP 18176099A JP 2001008884 A JP2001008884 A JP 2001008884A
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JP
Japan
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voids
rigid endoscope
tip
water
rigid
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JP11181760A
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English (en)
Inventor
Daisuke Igarashi
大助 五十嵐
Akira Sato
章 佐藤
Toru Kikawada
徹 黄川田
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Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先端レンズ部の直径がいかなるサイズであって
もその硬性鏡を用いて手術の際、体内で視野の落ちた硬
性鏡先端レンズ部を体内より硬性鏡を取り出すことなく
洗浄できる装置を提供することを目的とする。 【解決手段】硬性鏡の体内挿入部全体に装着可能な管腔
構造で、この管腔の壁内部に、水の通過が可能な空隙を
設け、この空隙の一部は硬性鏡の体外部よりの水が硬性
鏡の先端に向かうための空隙で、残部の空隙は、硬性鏡
先端よりの水が硬性鏡の体外へ向かうための空隙である
ことを特徴とする硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬性鏡の先端レン
ズ部の洗浄、具体的には硬性鏡を使用中に先端が体液、
血液等により汚れ、視野が確保できなった際に硬性鏡を
体内より取り出すことなくこの先端レンズ部を洗浄する
装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年内視鏡、例えば硬性鏡を用いた手術が
多く行われるようになり、手術による患者の負担は大き
く減少した。しかし手術を行う医師の立場からは開腹手
術に比べ、開口部が小さい、視野が狭い、器具の完成度
が十分でない等の理由により手術にはより高度な技術が
必要となる。このため手術中の視野の確保は重要で、非
常に狭い視野の中で確実に手術を行うためには、常に硬
性鏡を通して確実な視野の確保が必要となる。しかし、
現在のところは硬性鏡の視野となる先端のレンズ部には
体液、血液等視野を遮るものが付着しやすく、付着した
場合には硬性鏡を体内より取り出し先端のレンズ部を洗
浄した後に改めて体内に戻し、手術を続けることとな
り、医師に負担、手術時間の延長といった問題の他に、
操作自体が極めて煩雑となり危険が発生する可能性が増
えることになる。
【0003】そのために体内挿入部に使い捨ての流体路
構成部材を設け、その部材と挿入部の間の隙間に先端レ
ンズ部の洗浄用流体を流し先端レンズ部を洗浄する装置
(特開平7−246187号)等が知られており、ある
いはこの使い捨ての流体路構成部材の内面にリブを設け
た洗浄管が提案されている(特願平9−350977
号)。しかし、これらの装置は硬性鏡の体内挿入部に洗
浄用管を強制被着させ、これによって洗浄液の供給用間
隙路と排出用間隙路を形成する。洗浄液は、洗浄液容器
から供給用間隙路を経て先端レンズを洗浄し、洗浄後排
出用間隙路より排出するのである。このような方法で
は、先端レンズ部の直径が小さいときには、洗浄液が先
端レンズの表面張力によりレンズ表面を流れるため洗浄
が可能であるが、直径が大きくなった場合には先端レン
ズ部表面をスムーズに流れないために洗浄することがで
きなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、従来から使用されている硬性鏡に取り付けること
で、先端レンズ部の直径がいかなるサイズであってもそ
の硬性鏡を用いた手術の際、体内で視野の落ちた硬性鏡
先端レンズ部を体内より硬性鏡を取り出すことなく洗浄
できる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、硬性鏡の体内
挿入部全体に装着可能な管腔構造で、この管腔の内部
に、水の通過が可能な空隙を設け、この空隙の一部は硬
性鏡の体外部よりの水が硬性鏡の先端に向かうための空
隙で、残部の空隙は、硬性鏡先端よりの水が硬性鏡の体
外へ向かうための空隙であることを特徴とする硬性鏡用
先端レンズ部洗浄装置である。さらにはこの2種類の空
隙が合計3個以上あり、硬性鏡の体外部よりの水が硬性
鏡の先端に向かうための空隙の数が、硬性鏡先端よりの
水が硬性鏡の体外へ向かうための空隙の数よりも多いこ
とを特徴とした硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置である。
即ち、従来の洗浄装置は硬性鏡の体内挿入部に強制的に
被着させ、これによって洗浄液の供給用間隙路と排出用
間隙路を形成したのであるが、本発明においては、管腔
の壁内部に水の通過が可能な空隙を設け、その一部の空
隙を洗滌液が硬性鏡の先端に向かうための通路とし、残
部の空隙を洗浄後の洗液液を排出するための通路とした
ことにより、先端レンズ部の直径がいかなるサイズであ
ってもその硬性鏡を洗浄できるようにしたのである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明について詳細に説明する。
硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置は硬性鏡の体内挿入部全
体を覆うように装着できることが重要である。そしてこ
の部分全体が先端レンズ部の洗浄液を流せるように管腔
構造となっており、その管腔部が少なくとも2つ、望ま
しくは3つ以上に分けられている。管腔部の一方の空隙
は体外部より流入した水等の洗浄液が硬性鏡の先端に向
かうための空隙で、他方の空隙は先端レンズ部を通り汚
染を洗浄した水等の洗浄液が硬性鏡先端より硬性鏡の体
外へ排出されるための空隙である。この2種類の空隙の
数について、体外部より流入した水等の洗浄液が硬性鏡
の先端に向かうための空隙の数と、先端レンズ部を通り
汚染を洗浄した水等の洗浄液が硬性鏡先端より硬性鏡の
体外へ排出されるための空隙の数に特に制限はないが、
望ましくは、体外部からの流入のための空隙の数が、体
外部へ排出するための空隙の数より多いことが望まし
い。体外部からの流入のための空隙の数が、体外部へ排
出するための空隙の数より少ない場合には、硬性鏡の先
端レンズ部の直径が大きい時、具体的には10mm以上
の場合にはレンズ部に洗浄液がスムーズに流れなくなり
十分に洗浄を行うことができない。具体的には体外部か
らの流入のための空隙の数が10〜20、体外部へ排出
するための空隙の数が1〜5が望ましい。
【0007】本発明の洗浄装置は、硬性鏡の体内挿入部
全体に装着可能な長さの管腔構造であり、その厚さ0.
5〜1.5mm程度の金属、あるいはプラスチック製で
あり、その他の部分、例えば硬性鏡のキャップ、硬性鏡
への固定、あるいはその部分と管腔部との接続部につい
ては各種プラスティックを原料として作製したものであ
る。管腔部を構成する金属としては錆、劣化などを起こ
すことが無い材料が望ましく、具体的にはチタン、ステ
ンレス等を挙げることができる。また、プラスチック部
材も劣化などを起こすことのない各種のプラスチックが
使用でき、例えば熱硬化性樹脂ではポリウレタン、フェ
ノール樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、シリコーン樹
脂、熱可塑性樹脂ではポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、フッソ樹脂、ポリ塩
化ビニリデン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアセタ
ール、ポリウレタン等であるが、特にポリプロピレンが
望ましい。
【0008】
【実施例】次に実施例として、本発明の硬性鏡用先端レ
ンズ部洗浄装置を図面をもって具体的に説明する。図1
は硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置側面図、図2はその先
端部の断面拡大図、図3は管腔部の断面拡大図を示す。
図1において、管腔部3の先端部にはキャップ1が嵌着
されており、また後端部にはコネクター4が設けられ、
管腔部の管壁には複数個の空隙5が設けられている。コ
ネクター4には外部からの洗浄水を送入する送入口7、
及び洗浄後の汚染した液を排出する排出口6がある。そ
して、断面図における下方3つの空隙が排出口6につな
がる空隙であり、その他の空隙が送入口7につながる空
隙である。先端部は図2に示すように板2が嵌入されて
おり、これによって洗浄水を硬性鏡全体に行き渡らせ流
効果を持ち、キャップは洗浄水が勢い良く流れても、た
れ落ちたり飛び散ることがなく洗浄力アップ、挿入しや
すく、視野が確保できる等の効果を奏する。このような
硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置において、使用に際して
は硬性鏡の体内挿入部全体を管腔部内部に装着し、後端
部のコネクター4の送入口6には洗浄水を送入する送入
パイプを、排出口7には洗浄後の汚染した液を排出する
ための排出パイプを連結する。このように装備した後、
送入口6より洗浄水を送入すると洗浄水は管壁に設けた
空隙5の一部を経て先端部のレンズを洗浄し、残部の空
隙5を通過して排出口7より装置外に排出される。しか
して、本発明の洗浄装置は管壁の複数個、例えば図3に
示すように15個の空隙を設け、12個の空隙で洗浄水
を送入し、3個の空隙で洗浄後の汚水した水を排出する
と、先端部の硬性鏡は均一に洗浄され、視野は確保する
ことが出来た。
【0009】
【発明の効果】本発明の硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置
は、従来の硬性鏡に取り付けて使用し外部からの洗浄水
を硬性鏡の先端レンズ部を均一に通過させることによ
り、体液、血液等の付着により視野の落ちた硬性鏡先端
レンズ部を洗浄し、付着物を除くことが出来る。この洗
浄装置を使用することにより付着物により視野の落ちた
硬性鏡を体内から抜くことなく、視野を確保することが
出来るので手術の能率を高め、手術時間を減らすことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置の断面図。
【図2】本洗浄装置の先端部の断面拡大図。
【図3】本洗浄装置の後端部の断面拡大図。
【符号の説明】
1 キャップ 2 板 3 管腔部 4
コネクター 5 空隙 6 送入口 7 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 DA02 EA01 4C061 DD01 FF40 GG04 JJ01 JJ13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬性鏡の体内挿入部全体に装着可能な管
    腔構造で、この管腔の壁内部に、水の通過が可能な空隙
    を設け、この空隙の一部は硬性鏡の体外部よりの水が硬
    性鏡の先端に向かうための空隙で、残部の空隙は、硬性
    鏡先端よりの水が硬性鏡の体外へ向かうための空隙であ
    ることを特徴とする硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 外部に設けられた吸引装置により硬性鏡
    先端よりの水が硬性鏡の体外へ吸引され、外部からの水
    が硬性鏡の先端を通過することを特徴とする特許請求1
    項記載の硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 3個以上の空隙を有することを特徴とす
    る特許請求1項記載の硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 2種類の空隙のうち硬性鏡の体外部より
    の水が硬性鏡の先端に向かうための空隙の数が、硬性鏡
    先端よりの水が硬性鏡の体外へ向かうための空隙の数よ
    りも多いことを特徴とする特許請求1項、3項記載の硬
    性鏡用先端レンズ部洗浄装置。
JP11181760A 1999-06-28 1999-06-28 硬性鏡用先端レンズ部洗浄装置 Pending JP2001008884A (ja)

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