JP2002119465A - 内視鏡用先端レンズ部洗浄装置 - Google Patents

内視鏡用先端レンズ部洗浄装置

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JP2002119465A
JP2002119465A JP2000317409A JP2000317409A JP2002119465A JP 2002119465 A JP2002119465 A JP 2002119465A JP 2000317409 A JP2000317409 A JP 2000317409A JP 2000317409 A JP2000317409 A JP 2000317409A JP 2002119465 A JP2002119465 A JP 2002119465A
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JP
Japan
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endoscope
fluid
cover member
cleaning device
lens
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JP2000317409A
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English (en)
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Daisuke Igarashi
大助 五十嵐
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Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡用先端レンズ洗浄装置における流水路を
確実に形成できるようにした内視鏡用先端レンズ洗浄装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】内視鏡の体内挿入部位を被着するカバー材
と、該カバー材を保持する保持部材と、前記カバー材と
内視鏡の外周との間隙によって構成された流水路とから
なり、保持部材には前記流水路に流体を供給する流体供
給口と内視鏡先端部より前記流水路を通って流体を排出
する流体排出口、及び、流体の供給・排出をコントロ−
ルするスイッチを備えた内視鏡用先端レンズ部洗浄装置
であって、前記カバー材の外周に管状部材を嵌合させた
ことを特徴とする内視鏡先端レンズ部洗浄装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の先端レン
ズ部の洗浄、具体的には内視鏡を使用中に先端レンズが
体液、血液等により汚れ、視野が確保できなった際に内
視鏡を体内より取り出すことなくこの先端レンズ部を洗
浄するための内視鏡用先端レンズ部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年内視鏡、例えば硬性鏡を用いた手術が
多く行われるようになり、手術による患者の負担は大き
く減少した。しかし手術を行う医師の立場からは開腹手
術に比べ、開口部が小さい、視野が狭い、器具の完成度
が十分でない等の理由により手術にはより高度な技術が
必要となる。このため手術中の視野の確保は重要で、非
常に狭い視野の中で確実に手術を行うためには、常に硬
性鏡を通して確実な視野の確保が必要となる。しかし、
現在のところは硬性鏡の視野となる先端のレンズ部には
体液、血液等視野を遮るものが付着しやすく、付着した
場合には硬性鏡を体内より取り出し先端のレンズ部を洗
浄した後に改めて体内に戻し、手術を続けることとな
り、医師に負担、手術時間の延長といった問題の他に、
操作自体が極めて煩雑となり危険が発生する可能性が増
えることになる。
【0003】そのために内視鏡の体内挿入部に使い捨て
のカバー材を被着し、内視鏡の体内挿入部外周とカバー
材との隙間を流水路とし、この流水路を通して先端レン
ズ部の洗浄用流体を流して先端レンズ部を洗浄する装置
(例えば、特開平7−246187号公報参照)、ある
いはこの使い捨ての流体路構成部材の内面にリブを設け
た洗浄管などが知られている(特開平11−17879
1号公報参照)。これらの装置は内視鏡の体内挿入部に
カバー材を強制被着させ、これによって流水路である洗
浄液の供給用間隙路と洗浄後の汚濁液の排出用間隙路を
形成し、洗浄液は、洗浄液容器から供給用間隙路を経て
先端レンズを洗浄し、洗浄後排出用間隙路より排出する
のである。しかしこれらの装置ではまだ完全に先端レン
ズ部の洗浄が出来るわけではない。それは前記出願での
流退路構成部材では確実な流路を構成させることが困難
なために十分な洗浄効果が得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は従来より使
用されている上記のカバー材による洗浄液の供給用間隙
路と排出用間隙路との形成を確実にするために種々検討
した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は、
従来から使用されている内視鏡用先端レンズ部洗浄装置
において、流水路である洗浄液の供給用間隙路と排出用
間隙路とを確実に形成し十分な洗浄が出来る内視鏡先端
レンズ洗浄装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は内視鏡の体内挿入部位を被着するカバー材
と、該カバー材を保持する保持部材と、前記カバー材と
内視鏡の外周との間隙によって構成された流水路とから
なり、保持部材には前記流水路に流体を供給する流体供
給口と内視鏡先端部より前記流水路を通って流体を排出
する流体排出口、及び、流体の供給・排出をコントロ−
ルするスイッチを備えた内視鏡用先端レンズ部洗浄装置
であって、前記カバー材の外周に管状部材を嵌合させた
ことを特徴とする内視鏡先端レンズ部洗浄装置であり、
前記管状部材の内面に突起部を設けることが好ましい。
即ち、レンズ洗浄装置は、内視鏡の体内挿入部位のカバ
ー部材はストロー状の直角方向に扁平なフレキシブル材
料を有し、これを内視鏡の体内挿入部に装着することに
よってカバー材の保持部材から先端の先端部レンズまで
の流水路及び先端レンズ部から保持部材を経て排出され
る流水路が形成され、これらの流水路に洗浄液を供給・
遮断するコントロールスイッチ設けられている。本発明
では、このようなレンズ洗浄装置において、カバー材の
外側に管状部材を設けることにより体内挿入部のカバー
材を内視鏡の直径方向に常に押しつけるので、流水路の
形成は確実となり、その結果、術者が内視鏡装置を保持
したまま、その手元にあるレンズ洗浄装置のスイッチに
より必要な時に先端レンズ部への流水が確実に実行され
る内視鏡先端レンズを洗浄することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。本発明の内視鏡先端のレンズ洗浄装置は
通常の内視鏡を使うことが出来、例えば膀胱、腹腔、胸
腔、鼻腔等の内視鏡が対象となる。内視鏡の体内挿入部
に被着するカバー材は従来使用されている内視鏡洗浄装
置に使用されているものと異ならず、ストロー状の管状
部材であって内視鏡の体内挿入部に被着前は扁平形状で
ある。これを構成する材料は、フレキシブル材料であれ
ば特に制限はないが、例えば0.15mm程度の厚さを
持つポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフ
ィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミドなど
の合成樹脂で作られている。そして、その径は適用する
内視鏡の体内挿入部の径によって決まり、また、その長
さは内視鏡の体内挿入部の長さに相当し、先端角度に合
わせて使用前に切断し調整する。
【0007】このカバー材は先に述べたように、ストロ
ー状の形状を有するが、内視鏡の体内挿入部に装着され
る前は扁平状態に折り畳んだ状態にある。そして、この
カバー材を体内挿入部に通すことにより扁平であったも
のがストロー状に戻るが、その際、扁平に折り畳んであ
る線に沿ってカバー材と内視鏡の外周との間に2本の流
水路が形成される。この流水路のうち一方が内視鏡手許
部より先端方向に、また他の一方は先端方向より内視鏡
手許部へ水が流れ、一方の通路から他方の通路に移る際
に先端部のレンズが洗浄される。この状態を図5に示
す。図5において扁平に折り畳んであるカバー材12を
内視鏡の体内挿入部2に被着するとカバー材12は嵌合
したカバー材13のように変形し、a,bの2点におい
て体内挿入部の外周とカバー材の内周とが接し2本の流
水路16を構成する。
【0008】このカバー材を挿入後、洗浄水の通路を確
実に形成するためには、カバー材の流水路以外の部分を
内視鏡の外周に押圧して密着していることが有効であ
る。そのために、本発明では、内視鏡の体内挿入部に被
着させたカバー材の外側より管状部材をカバー材にかぶ
せるのである。この管状部材の内面には突起を有するこ
とが好ましく、突起の形状は点で接するものでもあって
も、線で接するものであっても良い。またその数は2個
以上であれば問題はないが、2〜10個程度設けること
が望ましい。またその位置も特に制限は無い。この管状
部材は、また、術者の指置きを兼ねることも可能であっ
て、具体的には手術者が内視鏡を確実に、また細かい作
業を行うためにこの管状部材の外周部に指を置く事が出
来る形状が望ましい。具体的には管状部材外外面の一部
を窪みを付けた形状等をあげることが出来る。材料は特
に制限は無く金属、あるいは合成高分子等いかなるもの
も使用することが出来る。本発明において形成された流
水路は、カバー材を保持部材に繋げることによって保持
部材に設けてある流体供給口及び排出口とつながる。供
給口及び排出口は供給用チューブ及び排出用チューブを
経て市販の洗浄水タンク及び吸引ポンプに接続し、洗浄
水をポンプより供給あるいは自然落下を利用して供給
し、また、別途排出口に吸引ポンプを接続してレンズを
洗浄した汚濁液を排出する。
【0009】
【実施例】次に本発明の内視鏡用先端レンズ部洗装置を
図面をもって更に具体的に説明する。図1は内視鏡の側
面図、図2は本発明にかかる内視鏡用先端レンズ洗浄装
置の側面断面図、図6は内視鏡用先端レンズ洗浄装置に
おける保持部材の斜視図である。図1において、内視鏡
は本体部分1と体内挿入部2よりなり、体内挿入部2の
先端は傾斜しており、ここに対物レンズが装着されてい
る。対象観察部位からの反射光はこの先端部の対物レン
ズから入射され、光ファイバーを通して伝播されて本体
部の内部にある対眼レンズを透過する。手術者は、本体
の端部のファインダ3を通して対象部位を観察する。本
発明の内視鏡用先端レンズ部洗浄装置は、保持部材5の
中央孔に内視鏡体内挿入部2を貫通させ、内視鏡の体内
挿入部2にカバー材4を被着しその端部を保持部材5に
差し込んで保持させる。その断面図を図2に示す。図2
において、カバー部材4が保持部材5内から突出し、保
持部材ホルダー5には洗浄液を供給・排出のためのスイ
ッチ6がスイッチ台7及びスイッチ押さえ8によって設
けられている。また、保持部材5には供給口14と排出
口15とが設けられている。しかして、内視鏡の体内挿
入部位にこの洗浄装置のカバー材を被着すると内視鏡の
体内挿入部位の外周面とカバー材の内周面との間隙に流
水路が形成され、その一方が保持部材の供給口に、他方
が排出口に接続する。供給口はスイッチを介して送水用
タンクに、排出口は真空ポンプを介して吸水タンクに繋
がっている。更に、カバー部材4の外周に管状部材9を
嵌合する。管状部材の断面図を図3に、拡大側面図を図
4に示す。 図3において、中央の円形は内視鏡の体内
挿入部位であり、その外側の楕円形状のものはカバー材
4である。本発明の管状部材9の内面には、リブ10、
11が設けられている。このリブは直交して4本設けら
れており、向かい合う2本は同じ幅であるが直行するリ
ブでは幅が異なっていても良い。この幅を変えることに
より挿入されたディスポーザブルストローの筒を扁平と
することが出来るために、確実に長径両端に水の通路を
形成することが出来る。図4においてリブ10は長く、
カバー材を確実に内視鏡の体内粗入部の外面に押さえる
ようにし、リブ11は短く流水路の外側を規制して流水
し易くする。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる内視
鏡用先端レンズ部洗浄装置は、洗浄装置のカバー材の外
周に管状部材を被着し、カバー材と内視鏡の体内挿入部
の外周を密着させて流水路を確実に形成させたので外部
からの洗浄水を内視鏡の先端レンズ部を均一に通過させ
ることができ、体液、血液等の付着により視野の落ちた
内視鏡レンズ部を洗浄し、付着物を除くことが出来る。
型、カバー材に被着した管状部材は指おき部として使用
できるので、内視鏡の操作がし易くなる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の側面図。
【図2】本発明にかかる洗浄装置を嵌合した洗浄装置の
断面拡大図。
【図3】図2AA線の横断面。
【図4】本発明で使用する管状部材の縦断面。
【図5】洗浄装置における流水路形成の説明図。
【図6】本発明にかかる洗浄装置の保持部材の斜視図。
【符号の説明】
1 内視鏡本体部 2 体内挿入部 3 フ
ァインダ 4 カバー部材 5 保持部材 6 流水スイ
ッチ 7 スイッチ台 8 スイッチ押さえ 9 管
状部材 10、11 リブ部材 12 折り畳んだカバー部
材 14 供給口 13 嵌合したカバー部材 1
5 排出口 16 流水路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の体内挿入部位を被着するカバー
    材と、該カバー材を保持する保持部材と、前記カバー材
    と内視鏡の外周との間隙によって構成された流水路とか
    らなり、保持部材には前記流水路に流体を供給する流体
    供給口と内視鏡先端部より前記流水路を通って流体を排
    出する流体排出口、及び、流体の供給・排出をコントロ
    ールするスイッチを備えた内視鏡用先端レンズ部洗浄装
    置であって、前記カバー材の外周に管状部材を嵌合させ
    たことを特徴とする内視鏡先端レンズ部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記管状部材の内面に突起部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の内視鏡先端レンズ部洗浄
    装置。
JP2000317409A 2000-10-18 2000-10-18 内視鏡用先端レンズ部洗浄装置 Pending JP2002119465A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8915842B2 (en) 2008-07-14 2014-12-23 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods and devices for maintaining visibility and providing irrigation and/or suction during surgical procedures

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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