JP2001008821A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001008821A
JP2001008821A JP11183191A JP18319199A JP2001008821A JP 2001008821 A JP2001008821 A JP 2001008821A JP 11183191 A JP11183191 A JP 11183191A JP 18319199 A JP18319199 A JP 18319199A JP 2001008821 A JP2001008821 A JP 2001008821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の炊飯コースを設けた炊飯器において、
使用性の悪化を防止し、水加減と炊飯コースとの不適合
による吹きこぼれなどの問題も防止する。 【解決手段】 白米コースとかためコースとやわらかめ
コースと精米したてコースと早炊きコースとを炊飯コー
スとして有する第1の炊き分け機能と、玄米コースと三
分づき米コースと五分づき米コースと七分づき米コース
とおかゆコースとを炊飯コースとして有する第2の炊き
分け機能と有する。第1の炊き分け機能の各炊飯コース
は、米量に対する加水量がほぼ同一であるが、第2の炊
き分け機能の各炊飯コースは、第1の炊き分け機能の場
合よりも米量に対する加水量が多く、沸騰後の加熱量が
少ない。第1の炊き分け機能の各炊飯コースはメニュー
スイッチ18により選択し、第2の炊き分け機能の各炊飯
コースは、別の健康コーススイッチ19により選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器に係わり、
特に加熱パターンが異なる複数種の炊飯を可能とした多
機能炊飯器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から、白米(精白
米)を同一の加水量でふつう、かため、やわらかめ、早
炊き、新米、夏場など、米質や炊き上がり後の硬さなど
に応じて炊き分ける機能と、玄米あるいはおかゆなど
の、前記精白米用の機能とは米量に対する加水量が異な
る炊き分け機能とを備えた炊飯器が知られている。各炊
飯コースは加熱パターンが異なるものである。そして、
一般的に、玄米やおかゆの炊飯コースでは、精白米に対
する炊飯コースよりも米量に対する加水量が多く、ま
た、沸騰後の加熱量を少なくしてある。
【0003】従来の炊飯器では、前記各種炊飯コースの
選択は、1つのメニュースイッチにより行うか、あるい
は、メニュースイッチと白米かたさ炊き分けスイッチや
新米度スイッチとの併用により行うようにしている。
【0004】前述のように、炊飯コースによって米量に
対する加水量を変えなければならないが、水加減した水
量と炊飯コースとの適合が好ましくないと、例えば、規
定加水量が多い炊飯コースで水加減した後で、規定加水
量が少ない炊飯コースで誤って炊飯してしまった場合、
加熱過多で吹きこぼれが生じたり、焦げたり、また、加
熱不足で加熱むらが多くなって芯が残ったりする場合が
ある。
【0005】また、前述のように多数の炊飯コースを備
えた炊飯器において、各種炊飯コースの選択をメニュー
スイッチなどの1つのみの選択手段により行うことにす
ると、選択のための操作回数が多くなり、使用性が悪化
し、誤選択の可能性も高くなる。そのため、複数のスイ
ッチなどの選択手段を併用して任意の炊飯コースの選択
を行うようにもしているが、このように複数の選択手段
を併用する場合、実際には設定できない組み合わせであ
るにもかかわらず、選択手段の操作上はそのような組み
合わせが可能であるかのような印象を与えてしまうおそ
れがある。例えば、早炊きで玄米を炊くことが不可能で
あっても、一方の選択手段で早炊きコースを選択した
後、他方の選択手段で玄米コースを選択すると、使用者
が早炊きで玄米を炊けるものと誤解するおそれがある。
また、精米したての玄米を炊くなどという炊飯コースは
もとより設定不可能なものであるが、一方の選択手段で
精米したてコースを選択した後、他方の選択手段で玄米
コースを選択すると、設定不可能な炊飯コースが設定さ
れてしまったような印象を使用者が受けるおそれがあ
る。
【0006】また、白米の他に、三分づき米や五分づき
米や七分づき米など、精米度合に応じた炊き分け機構を
付加した炊飯器が従来から知られている。しかし、この
ように精米度合に応じた炊き分け機構を付加した炊飯器
では、従来、操作性上、玄米用の炊飯コースや精白米の
硬さ炊き分けなどの機能は省略している。そのため、分
づき米を主に食べる人はよいが、健康志向で本当は玄米
を炊飯したい人や、いつもは精白米を主に炊飯したい人
にとっては、毎回分付き米を炊飯するとは限らないの
で、機能が不足する。また、分づき米でも、三分なの
か、五分なのか、七分なのか毎回固定しているとは限ら
ない。
【0007】さらに、玄米、三分づき米、五分づき米、
七分づき米および精白米は、それぞれ炊飯時の加熱パタ
ーンが異なり、米質に対して適合しない炊飯コースで炊
飯を行うと、吹きこぼれや加熱不足で芯が残るなどの不
具合が生じる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、炊飯器の機能拡大に対応して使用性の悪
化を防止することを目的とする。また、精米度合に応じ
た最適な炊飯が行える炊飯器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の炊飯器
において、第1の炊き分け機能の各炊飯コースでは、米
量に対する加水量はほぼ同一であるが、加熱パターンを
変えることにより、精白米の炊き上がり状態が異なる炊
飯が行われる。一方、第2の炊き分け機能の各炊飯コー
スは、例えば玄米、分づき米あるいはおかゆなどのため
のもので、第1の炊き分け機能の炊飯コースとは米量に
対する加水量が相違し、米質に応じた水加減と加熱パタ
ーンとで炊き分けが行われる。そして、第1の炊き分け
機能の炊飯コースは第1の選択手段により行い、第2の
炊き分け機能の炊飯コースは第2の選択手段により行う
が、米量に対する加水量が相違する両炊き分け機構で、
炊飯コースの選択のための選択手段が異なることによ
り、使用上、日常よく使用する精白米の場合と異なる水
加減の場合は、選択手段を変える必要があることが徹底
され、水加減が異なる炊飯コースを同一の操作手段によ
り選択する場合、あるいは、複数の選択手段の併用によ
り選択する場合に比べて、水加減した水量に対して不適
切な炊飯コースが選択されることを極力防止できる。
【0010】請求項2の発明では、精白米の炊飯におい
て、通常の炊飯コース、炊飯時間を短縮する炊飯コー
ス、硬さの調節、米質に応じた調節によらず、米量に対
する加水量はほぼ同一でよいが、このように水加減が同
一の炊飯コースの選択を一つの操作手段に集約すること
により、かりに選択手段の誤操作で炊飯コースの設定を
誤ったとしても、加熱パターンが変わって所望の炊き上
がりにならないだけで、吹きこぼれや焦げなどの致命的
な不具合は防止される。
【0011】請求項3の発明の炊飯器では、複数の選択
手段を交互に操作するに際して、米量に対する加水量が
多い炊飯コース、例えば玄米や分づき米やおかゆの炊飯
コースが選択されている場合に、米量に対する加水量が
より少ない炊飯コース、例えば白米の炊飯コースへの選
択切り換えを不可としたことにより、加水量が多い状態
で、加水量がより少ない炊飯コース用の加熱がなされる
ことが防止される。すなわち、複数の選択手段を併用操
作する場合において、吹きこぼれの原因となる操作を防
止することができる。
【0012】米量に対する加水量の相違と同様に沸騰後
の加熱量が吹きこぼれや焦げに影響する場合もあるが、
水量が多い場合でも加熱量が少なければ吹きこぼれの問
題はない。したがって、請求項4の発明の炊飯器のよう
に、複数の選択手段を交互に操作するに際して、沸騰後
の加熱量が少ないおかゆなどの炊飯コースから加熱量が
より多い白米かためなどの炊飯コースへの選択切り換え
を不可にすれば、吹きこぼれの原因となる操作を防止す
ることができる。
【0013】もしもスイッチなどからなる選択手段が一
つのみならば、この選択手段の連続的操作により、例え
ば早炊きコースの次に玄米コースが選択されたとして
も、複数種の炊飯コースが組み合わされた感覚はない
が、選択手段が複数あると、ある選択手段で早炊きコー
スを選択した後、他の選択手段で例えば玄米コースを選
択すると、早炊きで玄米を炊く設定がなされたという誤
解を生じるおそれがある。これに対して、請求項5の発
明の炊飯器では、早炊きコースが選択された状態では、
沸騰後の加熱量が早炊きコースより少ない玄米コースな
どの炊飯コースへの選択切り換え操作が受け付けられな
いので、操作上誤解を生じることが防止される。
【0014】もしもスイッチなどからなる選択手段が一
つのみならば、この選択手段の連続的操作により、例え
ば精米したてコースの次に玄米コースが選択されたとし
ても、複数種の炊飯コースが組み合わされた感覚はない
が、選択手段が複数あると、ある選択手段で精米したて
コースを選択した後、他の選択手段で玄米コースを選択
すると、精米したての玄米というもとよりあり得ない組
み合わせで炊飯コースの設定がなされたという誤解を生
じるおそれがある。これに対して、請求項6の発明の炊
飯器では、精米したてコースが選択された状態では、玄
米コースへの選択切り換え操作が受け付けられないの
で、操作上誤解を生じることが防止される。
【0015】請求項7の発明の炊飯器では、精白米用の
各種炊飯コースの他、分づき米などの精米度合に応じた
各種炊飯コースの選択も可能であり、精白米を硬さなど
で炊き分けられる他、精米度合に応じた最適な炊飯も可
能になり、炊飯の種類の選択幅が広がり、より多機能の
炊飯器を提供できる。
【0016】さらに、請求項8の発明の炊飯器では、精
米したての米に適した炊飯を行う炊飯コースも付加する
ことにより、精米度合に応じた炊飯コースの選択がより
充実することになる。
【0017】また、請求項9の発明の炊飯器では、精米
度合に応じた炊飯コースの選択操作は、切操作手段を操
作して切状態にしたときに設定されていた炊飯コースが
選択されている場合に可能としたことにより、ある選択
手段を操作して玄米コースや分づき米コースを選択する
ことは、切状態にしてからでないとできないことが使用
者に明確になり、玄米コースや分づき米コース用の選択
手段と他の操作手段との重複操作が付加であることを操
作上自然に使用者に知らせることができる。
【0018】例えば分づき米コースで炊飯を行った場
合、この炊飯コースの設定が切状態になってもそのまま
記憶されたとすると、不定期に分づき米コースを使用し
ている家庭では、精白米を誤って分づき米で炊飯してし
まうような不具合が生じ得る。これに対して、請求項1
0の発明の炊飯器では、切状態にすると、精白米用の炊
飯コースに自動的に変更になるため、前述のような不具
合が防止される。また、例えば分づき米コースを選択す
る場合、使用者は炊飯コースを予め分づき米コースに設
定することが習慣となり、使用性が悪化するようなこと
はない。
【0019】さらに、請求項11の発明の炊飯器では、
精米度合に応じた炊飯コースが精米したてコースや研米
コースなどの精米時期に応じた炊飯コースを含むことこ
とにより、請求項10の発明の炊飯器と同様にして、例
えば一度精米したてコースを選択して炊飯した場合、精
米したてではなくなる2週間経過後も、精米したてコー
スのままで炊飯してしまう不具合が防止される。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明の炊飯器の各実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図2において、1
は炊飯器の本体(図示せず)に収容され被加熱物である
水や米を収容する容器である鍋であり、この鍋1は電熱
ヒータや誘導加熱コイルなどの加熱手段2により加熱さ
れる。また、3は鍋1の温度を検出するサーミスタなど
の温度検出手段であり、この温度検出手段3からの温度
情報に基づき、マイクロコンピュータなどからなる制御
手段4が加熱手段2の通断電や加熱出力を制御するよう
になっている。また、制御手段4には、前記加熱手段2
や温度検出手段3の他に、各種の時間情報や炊飯コース
の選択状況などを表示する表示手段5と、各種の操作を
行なうための操作手段6が各々接続されている。
【0021】図1は、前記本体の外面に設けられた前記
表示手段5および操作手段6を示している。表示手段5
は、LCD11を備えているが、このLCD11の一辺に沿
って、第1の炊き分け機能の各炊飯コースを示す文字列
「白米」、「かため」、「やわらかめ」、「精米した
て」、「早炊き」からそれぞれなる第1のコース被指示
部12aが形成されており、LCD11の他の辺に沿って、
第2の炊き分け機能の各炊飯コースを示す文字列「玄
米」、「三分」、「五分」、「七分」、「おかゆ」から
それぞれなる第2のコース被指示部12bが形成されてい
る。そして、LCD11は、現在選択されている炊飯コー
スに対応するコース被指示部12a,12bを指示する三角形
の指示マークからなるコース指示部13を有している。ま
た、LCD11は、現在時刻や予約炊飯の予約時刻を表示
する時刻表示部14を有している。
【0022】さらに、前記LCD11の両側には、切操作
手段としての切スイッチ16と、炊飯を開始するための炊
飯スイッチ17と、第1の選択手段としてのメニュースイ
ッチ18と、第2の選択手段としての健康コーススイッチ
19とが設けられている。これらのスイッチ16,17,18,
19は押しボタンからなっている。前記メニュースイッチ
18は、第1の炊き分け機能の複数の炊飯コースの中から
任意の炊飯コースを選択するためのものであり、健康コ
ーススイッチ19は第1の炊き分け機能の複数の炊飯コー
スの中から任意の炊飯コースを選択するためのものであ
る。
【0023】なお、21は炊飯中に点灯する炊飯ランプ、
22は保温中に点灯する保温ランプで、これらは前記LC
D11とともに表示手段5をなすものである。
【0024】前記第1の炊き分け機能の複数の炊飯コー
スには、通常の炊飯コースである白米コースの他に、か
ためコースとやわらかめコースと精米したてコースと早
炊きコースとがある。これらは、精白米を使用するもの
である。一方、前記第2の炊き分け機能の複数の炊飯コ
ースには、玄米コースと三分づき米コースと五分づき米
コースと七分づき米コースとおかゆコースとがある。こ
のように第2の炊き分け機能の炊飯コースは、玄米ない
し分づき米用のもので、精米度合に応じた炊飯コースを
含んでいる。なお、おかゆコースは、精白米を使用する
ものである。
【0025】そして、前記両炊き分け機構の炊飯コース
は、いずれかが択一的に選択されるものである。また、
第1の炊き分け機能の各炊飯コースでは、米量に対する
加水量が同一ないしほぼ同一である。つまり、前記鍋1
の内面に形成された水位線を目安に水加減するとき同じ
水位線が使われる。一方、第2の炊き分け機能の各炊飯
コースでは、米量に対する加水量が前記第1の炊き分け
機能の場合より多いとともに、互いに必ずしも同一では
なく、米質に応じた水加減がなされる。そして、各炊飯
コースでは、このように水加減が異なる他、加熱パター
ンがそれぞれ異なる。これらの加熱パターンは、前記両
炊き分け機構の各炊飯コースをプログラム上の機能とし
て実現する制御手段4により制御されるものであるが、
第1の炊き分け機能の各炊飯コースよりも第2の炊き分
け機能の各炊飯コースの方が沸騰後の加熱量が少なく、
かつ、沸騰継続時間が長くしてある。これは、柔らかく
炊けるようにするとともに、弱加熱により吹きこぼれを
防止するためである。また、第1の炊き分け機能の各炊
飯コースでは、加熱パターンの相違により、主として精
白米の炊き上がり状態が異なる炊飯が行われる。一方、
第2の炊き分け機能の各炊飯コースにおける加熱パター
ンの相違は、米質の相違に応じたものである。
【0026】ここで、前記各炊飯コースについてより詳
しく説明する。第1の炊き分け機能において、特にかた
めコース、やわらかめコースは精白米の硬さを調節する
ものである。
【0027】また、精米したてコースは、精白米の米質
の相違に対応するためのものである。すなわち、精米し
たての米は、通常の精白米に比べて米の周囲の脂肪酸の
酸化が少ないが、精米したてコースは、このような米質
に適した炊飯コースである。より詳しく説明すると、精
米したての米は吸水性がよいため、沸騰加熱前の予備吸
水(ひたし)時間を短くしたり、ご飯周囲が水っぽくな
りやすいので、むらし加熱を強めにして水っぽさを低減
するなどの加熱パターンにしたものである。また、精米
したてコースは、精米後の放置時間が長くなった古い米
を再度精米した米(研米)にも適用可能な炊飯コースで
ある。なお、このように精白米の米質が異なる炊飯を行
うコースとしては、精米したてコースの他に新米コー
ス、夏場米コースなどもあり得る。
【0028】さらに、早炊きコースは、炊飯時間を短縮
することを優先したものである。すなわち、予備吸水時
間を短めにし、沸騰加熱を強めにするとともに、むらし
時間を短めにして、通常炊飯時よりも炊飯時間が短くな
るように加熱パターンを設定した炊飯コースである。
【0029】三分づき、五分づき、七分づきは、玄米を
100%とした場合の搗精歩合が90%の精白米との間の精
白度合で、三分づき米は玄米に近く、七分づき米は精白
米に近い吸水特性、糊化特性を有する。
【0030】本実施例における玄米コースは、従来より
も、また精白米に比して吸水のための余熱(ひたし)を
約50〜60℃(精白米は約40℃)の高温で約60分(精白米
は約20分)の長時間行って十分に吸水させるとともに、
その後の沸騰継続時間を約40分(精白米は約20分)にし
て糊化時間を長めにしてある。分づき米用の各炊飯コー
スは、各米質に応じて玄米コースと白米コースとの間の
加熱パターンに設定し、最適な炊飯ができるようにした
ものである。また、分づき米の水加減は、沸騰継続時間
を長めにするため、精白米よりも多少多めに設定してあ
る。
【0031】そして、炊飯に際しては、鍋1内に米と、
この米の量および炊飯コースに応じた量の水を入れる。
この水加減は、鍋1の内面に形成された水位線を目安に
行う。また、メニュースイッチ18ないし健康コーススイ
ッチ19により所望の炊飯コースを選択した上で炊飯スイ
ッチ17を押すと炊飯が始まる。この炊飯が終了した後
は、保温に移行する。
【0032】前記炊飯コースの選択に際して、選択され
た炊飯コースは、表示手段5においてコース被指示部12
a,12bおよびコース指示部13により設定が表示される。
そして、メニュースイッチ18を押す毎に、炊飯コースが
白米コース、かためコース、やわらかめコース、精米し
たてコース、早炊きコース、白米コースの順に循環的に
切り換わる。一方、健康コーススイッチ19を押す毎に、
炊飯コースが玄米コース、三分づき米コース、五分づき
米コース、七分づき米コース、おかゆコース、玄米コー
スの順に循環的に切り換わる。選択される炊飯コース
は、白米コース、かためコース、やわらかめコース、精
米したてコース、早炊きコース、玄米コース、三分づき
米コース、五分づき米コース、七分づき米コース、おか
ゆコースのいずれか一つのみであり、この選択された一
つの炊飯コースがコース指示部13により表示される。
【0033】前記実施例の構成によれば、従来の精白米
の硬さ炊き分けや早炊きや玄米やおかゆなどの複数の炊
飯コースを残したまま、さらに分づき米などの精米度合
に応じた複数の炊飯コースを選択性よく備えた炊飯器を
提供できる。すなわち、精白米を中心とした各種の炊き
分けに加えて、精米度合に応じた最適な炊飯もできる。
さらに、精米したての米に適した精米したてコースも付
加したので、精米度合に応じた炊飯コースの選択がさら
に充実する。
【0034】また、米量に対する水加減をいつもとは変
えて精白米以外の炊飯を行おうとした場合に、水加減し
た水量に対して不適切な炊飯コース、つまり吹きこぼれ
などのおそれがある炊飯コースが選択されてしまうこと
を極力防止できる。より詳しく説明すると、米量に対す
る加水量が相違する第1の炊き分け機構と第2の炊き分
け機能とで、異なるスイッチ(メニュースイッチ18およ
び健康コーススイッチ19)により炊飯コースを選択する
ようにしたので、使用上、日常よく使用する精白米の場
合と異なる水加減の場合は、選択手段を変える必要があ
ることが徹底され、水加減が異なる炊飯コースを同一の
スイッチにより選択する場合、あるいは、複数のスイッ
チの併用により行う場合に比べて、水加減した水量に対
して不適切な炊飯コースが選択されることを極力防止で
きる。
【0035】また、各スイッチ18,19でぞれぞれ選択す
る炊飯コースの種類が少なくなるので、操作上の識別性
が増し、これによっても誤選択防止の効果が高まる。
【0036】さらに、水加減が同一の炊飯コースの選択
を一つの操作手段であるメニュースイッチ18に集約した
ことにより、かりにスイッチ18,19の誤操作で炊飯コー
スの設定を誤ったとしても、加熱パターンが変わって所
望の炊き上がりにならないだけで、吹きこぼれや焦げな
どの致命的な不具合は防止できる。
【0037】なお、選択手段であるメニュースイッチ18
の名称は「メニュー」に限るものではなく、「白米炊き
分け」などにしてもよい。また、このスイッチ18により
炊飯コースの選択が行われる第1の炊き分け機能は、前
記炊飯時間の短縮、硬さの調節、米質に応じた調節の全
部の機能を有していてもよいが、一部の機能のみを有し
ていてもよい。
【0038】図3は、本発明の炊飯器の他の実施例を示
すものである。この実施例では、第1の炊き分け機能の
白米コース、かためコース、やわらかめコース、精米し
たてコースおよび早炊きコースのいずれかの炊飯コース
が選択されているときにメニュースイッチ18を押すと、
図3において太い実線の矢印Aで示すように、第1の炊
き分け機能の複数の炊飯コースの中で選択が循環的に切
り換わる。一方、同様に第1の炊き分け機能の炊飯コー
スのうちのいずれかが選択されているときに健康コース
スイッチ19を押すと、図3において細い破線の矢印Bで
示すように、第2の炊き分け機能の玄米コースに炊飯コ
ースの選択が切り換わる。
【0039】また、第2の炊き分け機能の玄米コース、
三分づき米コース、五分づき米コース、七分づき米コー
スおよびおかゆコースのいずれかの炊飯コースが選択さ
れているときに健康コーススイッチ19を押すと、図3に
おいて太い破線の矢印Cで示すように、第2の炊き分け
機能の複数の炊飯コースの中で選択が循環的に切り換わ
る。一方、同様に第2の炊き分け機能の炊飯コースのう
ちのいずれかが選択されているときにメニュースイッチ
18を押しても、図3において細い実線の矢印Dで示すよ
うに、炊飯コースはそのままで、メニュースイッチ18の
操作は無効になる。
【0040】玄米コース、三分づき米コース、五分づき
米コース、七分づき米コースおよびおかゆコースのいず
れかが選択されている場合に、選択を精白米用の炊飯コ
ースにするには、いったん切スイッチ16を押して、炊飯
コースの現在の設定をクリアしてから改めて設定を行
う。すなわち、切スイッチ16を押していったん切状態に
すると、精白米用の炊飯コースが選択された状態にな
る。
【0041】前記実施例の構成によれば、炊飯コースの
選択のために複数のスイッチ(メニュースイッチ18およ
び健康コーススイッチ19)を併用した場合において、ス
イッチ18,19の操作の組み合わせでの誤設定に起因する
吹きこぼれや焦げを防止できる。より詳しく説明する
と、メニュースイッチ18および健康コーススイッチ19を
相互に操作するに際して、水加減が多い玄米コースや分
づき米コースやおかゆコースが選択されていた場合に、
水加減がそれらより少ない精白米用の炊飯コースへの選
択切り換えを不可にしたので、米量に対する加水量が多
い状態で白米コースや早炊きコースでの加熱による炊飯
を行ってしまうことを防止でき、吹きこぼれを防止でき
る。
【0042】また、加水量の相違と同様に沸騰後の加熱
量が吹きこぼれや焦げに影響する場合もあるが、水量が
多い場合でも加熱量が少なければ吹きこぼれの問題はな
い。これに対して、前記実施例では、メニュースイッチ
18および健康コーススイッチ19を相互に操作するに際し
て、沸騰後の加熱量が少ないおかゆなどの炊飯コースか
ら加熱量がより多い精白米用のかためコースなどの炊飯
コースへの選択切り換えを不可にしたので、さらに確実
に吹きこぼれを防止できる。
【0043】図4は、本発明の炊飯器のさらに他の実施
例を示すものである。この実施例では、第1の炊き分け
機構の炊飯コースのうち白米コース、かためコースおよ
びやわらかめコースのいずれかが選択されている場合に
健康コーススイッチ19を押すと、図4において細い破線
の矢印Bで示すように、前記実施例と同様に第2の炊き
分け機構の玄米コースが選択された状態になるが、精米
したてコースおよび早炊きコースのいずれかが選択され
ている場合には、健康コーススイッチ19を押しても、図
4において細い破線の矢印Eで示すように、炊飯コース
はそのままで玄米コースにはならず、健康コーススイッ
チ19の操作は無効になる。
【0044】前記実施例の構成によれば、炊飯コースの
選択のために複数のスイッチ(メニュースイッチ18およ
び健康コーススイッチ19)を併用した場合において、ス
イッチ18,19の操作の組み合わせで、実際には設定不可
能な炊飯コースの組み合わせができないようにしたの
で、操作上の誤解を防止できる。より詳しく説明する
と、もしもスイッチからなる炊飯コース選択用の手段が
一つのみならば、このスイッチの連続的操作により、早
炊きコースの次に玄米コースが選択されたとしても、複
数種の炊飯コースが組み合わされた感覚はないが、本実
施例のようにスイッチが複数、例えば2つあると、一方
のスイッチで早炊きコースを選択した後、他方のスイッ
チで玄米コースを選択すると、早炊きで玄米を炊く設定
がなされたという誤解を生じるおそれがある。これに対
して、前記実施例の炊飯器では、早炊きコースが選択さ
れた状態では、玄米コースへの選択切り換え操作が受け
付けられないので、早炊きで玄米を炊けるような誤解を
招く操作を防止できる。同様に、精米したてコースが選
択された状態でも玄米コースへの選択切り換え操作が受
け付けられないので、精米したての玄米という実際には
あり得ない炊飯コースの組み合わせが設定されたような
誤解を招く操作を防止できる。
【0045】なお、第1のコース被指示部12aなどに表
示される「早炊き」の名称は、これに限定されるもので
はなく、「高速炊飯」などでもよい。早炊きコースは、
要は炊飯時間を通常の精白米よりも短縮することを優先
した炊飯コースであればよい。
【0046】また、前記実施例では、早炊きおよび精米
したてを例に採って説明したが、新米、夏場米、お焦
げ、炊き込みご飯など、組み合わせることによって誤解
を招くおそれのある炊飯コースの組み合わせを回避する
操作仕様であれば、本発明の趣旨を満たすものである。
前記早炊きコースと玄米コースとの組み合わせは、実際
には時間短縮されないので機能上の誤解の一例、精米し
たてコースと玄米コースとの組み合わせは、実際にはあ
り得ない組み合わせの一例である。
【0047】つぎに、本発明のさらに他の実施例につい
て説明する。この実施例では、切スイッチ16を押して切
状態にすると、精白米の硬さ炊き分け中の任意の炊飯コ
ース、つまり普通の硬さを得るための白米コース、かた
めコース、やわらかめコースのいずれかが記憶された状
態になり、切状態における炊飯コースとして設定され
る。このようにして記憶される炊飯コースは、白米コー
ス、かためコース、やわらかめコースのうち前回の炊飯
に用いられた炊飯コースであり、これが毎日よく使用さ
れる炊飯コースとして記憶される。
【0048】そして、健康コーススイッチ19により、第
2の炊き分け機能の炊飯コース(玄米コース、三分づき
米コース、五分づき米コース、七分づき米コースあるい
はおかゆコース)へ投入する前には、前記切状態におけ
る炊飯コースが選択設定された状態になっていなければ
ならない。すなわち、前記切状態における炊飯コースが
選択された状態でないと、健康コーススイッチ19を押し
ても、第1の炊き分け機能の炊飯コースから第2の炊き
分け機能の炊飯コースへ移行することはできない。
【0049】この構成によれば、健康コーススイッチ19
により玄米コースや分づき米用の炊飯コースへ投入する
ことはいったん切状態にしてからでないとできないこと
が使用者に明確になるので、メニュースイッチ18との重
複操作が付加であることを操作上自然に使用者に知らせ
ることができる。
【0050】つぎに、本発明のさらに他の実施例につい
て説明する。この実施例では、例えば5分づき米コース
で炊飯した場合は、5分づき米コースの設定のままで精
白米の場合と同じ保温を行う。分づき米は、糖分が腐敗
しやすく、長時間の保温は腐敗臭の発生の原因となるた
め、例えば8時間ないし12時間など、腐敗程度を考慮し
た時間保温が経過したら、保温ランプ22を点滅させて保
温を中止してもらうよう、促すようにする。
【0051】保温を自動的に切るようなことはかえって
腐敗を促進することになるので、保温を続けるようにし
た方が好ましい。しかしながら、臭いが発生した場合に
使用者はその理由の情報がないと機器の故障と思う場合
があるので、前述のように保温中も分づき米用の炊飯コ
ースで炊飯したご飯を保温していることを表示するよう
にするのがよい。
【0052】保温を止める場合は、切スイッチ16を押す
ことになる。切スイッチ16を押して切状態になった後
は、自動的に精白米用の炊飯コースに炊飯コースの設定
が変更される。この自動的に設定される炊飯コースは、
先の実施例と同様、白米コース、かためコース、やわら
かめコースのうちのいずれかで、硬さを使用者が選択し
た炊飯コースであってよい。
【0053】精米したてコースについても分づき米用の
炊飯コースの場合と同様であり、炊飯後保温になり、保
温を切スイッチ16で止めた後は、精白米用の炊飯コース
に戻るようになっている。
【0054】前記実施例の構成によれば、炊飯器の毎回
の使用において、炊飯コースの選択設定に極力誤りのな
い操作性を実現できる。より詳しく説明すると、例えば
前回分づき米コースで炊飯を行った場合、この炊飯コー
スの設定が切状態になってもそのまま記憶されたとする
と、不定期に分づき米コースを使用している家庭では、
精白米を誤って分づき米で炊飯してしまうような不具合
が生じ得る。これに対して、本実施例の炊飯器では、切
状態にすると、精白米用の炊飯コースに自動的に変更に
なるため、前述のような不具合が防止される。また、切
状態にすれば必ず精白米用の炊飯コースに戻る仕様であ
れば、分づき米コースを選択する場合、使用者は炊飯コ
ースを予め分づき米コースに設定することが習慣とな
り、使用性が悪化するようなことはない。
【0055】さらに、精米したてコースなどについても
同様であり、精米したてではなくなる2週間経過後も、
精米したてコースのままで炊飯してしまう不具合を防止
できる。
【0056】なお、前記実施例では、第1の炊き分け機
能の炊飯コースが選択されている状態で健康コーススイ
ッチ19を押したとき、必ず玄米コースが最初に選択設定
されるようになっていたが、健康コーススイッチ19を押
したとき優先的に選択設定される炊飯コースは、必ずし
も玄米コースに限るものではなく、三分づき米コース、
五分づき米コースあるいは七分づき米コースなど、健康
コースとして使用頻度が高い炊飯コースであってもよ
い。これにより、切状態にしたときには精白米用の炊飯
コースから設定され、次に健康コーススイッチ19を押し
たときには使用頻度の高い健康コースの炊飯コースにな
るため、使い勝手がよくなる。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明の炊飯器によれば、炊飯
コースが多数あるのに対して、これらの炊飯コースを第
1の選択手段と第2の選択手段とに分割したことによ
り、各選択手段で選択する炊飯コースの種類が少なくな
るので、操作上の識別性が増し、誤選択防止の効果が高
まる。しかも、米量に対する加水量によって複数の炊飯
コースを分割したことにより、水加減した水量に対して
不適切な炊飯コースが選択されてしまうことを極力防止
でき、炊飯時の吹きこぼれなどの不都合を防止できる。
このようにして、機能を拡大した炊飯器において使用性
の悪化を防止できる。
【0058】さらに、請求項2の発明の炊飯器によれ
ば、水加減が同一の炊飯コースの選択を一つの操作手段
に集約したことにより、かりに選択手段の誤操作で炊飯
コースの設定を誤ったとしても、加熱パターンが変わっ
て所望の炊き上がりにならないだけで、吹きこぼれや焦
げなどの致命的な不具合は防止できる。
【0059】請求項3の発明の炊飯器によれば、炊飯コ
ースの選択のために複数の選択手段を併用操作する場合
において、吹きこぼれや焦げを生じるような選択手段の
組み合わせ操作を防止することができ、機能を拡大した
炊飯器において使用性の悪化を防止できる。
【0060】請求項4の発明の炊飯器によれば、複数の
選択手段を併用操作する場合において、吹きこぼれや焦
げを生じるような選択手段の組み合わせ操作を防止する
ことができ、機能を拡大した炊飯器において使用性の悪
化を防止できる。
【0061】請求項5の発明の炊飯器によれば、複数の
選択手段を併用操作する場合において、実際には設定で
きない炊飯コースの組み合わせ操作ができないので、操
作上の誤解を防止でき、機能を拡大した炊飯器において
使用性の悪化を防止できる。
【0062】請求項6の発明の炊飯器によれば、実際に
は設定できない炊飯コースの組み合わせ操作ができない
ので、操作上の誤解を防止でき、機能を拡大した炊飯器
において使用性の悪化を防止できる。
【0063】請求項7の発明の炊飯器によれば、精白米
で各種の炊き分けができる他、分づき米などの精米度合
に応じた最適な炊飯もできる。
【0064】さらに、請求項8の発明の炊飯器によれ
ば、精米度合に応じた炊飯コースの選択がよりいっそう
適切にできる。
【0065】また、請求項9の発明の炊飯器によれば、
玄米コースや分づき米コースなどの精米度合に応じた炊
飯コース用の選択手段と他の操作手段との重複操作が付
加であることを操作上自然に使用者に知らせることがで
き、炊飯コースの選択の操作性が向上する。
【0066】請求項10の発明の炊飯器によれば、毎回
の使用において、炊飯コースの設定の誤りを極力防止で
き、機能を拡大した炊飯器において使用性の悪化を防止
できる。
【0067】さらに、請求項11の発明の炊飯器によれ
ば、例えば一度精米したてコースを選択して炊飯した場
合、精米してではなくなる2週間経過後も、精米したて
コースのままで炊飯してしまう不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の一実施例を示す表示手段およ
び操作手段の正面図である。
【図2】同上概略構成をあらわしたブロック図である。
【図3】本発明の炊飯器の他の実施例を示す炊飯コース
の選択の説明図である。
【図4】本発明の炊飯器のさらに他の実施例を示す炊飯
コースの選択の説明図である。
【符号の説明】
16 切スイッチ(切操作手段) 18 メニュースイッチ(第1の選択手段) 19 健康コーススイッチ(第2の選択手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米量に対する加水量をほぼ同一とした水
    加減による複数種の炊飯を可能とする第1の炊き分け機
    能と、米量に対する加水量が前記第1の炊き分け機能の
    場合と相違する水加減による複数種の炊飯を可能とする
    第2の炊き分け機能と、前記第1の炊き分け機能の複数
    の炊飯コースの中から任意の炊飯コースを選択する第1
    の選択手段と、この第1の選択手段による選択とは択一
    的に前記第2の炊き分け機能の複数の炊飯コースの中か
    ら任意の炊飯コースを選択する第2の選択手段とを備え
    たことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 第1の炊き分け機能は、通常の白米炊飯
    コースの他に、白米早炊きなどの炊飯時間を短縮する炊
    飯コース、または、かためないしやわらかめなどの精白
    米の硬さを調節する炊飯コース、または、精米したて、
    新米、夏場米などの精白米の米質が異なる炊飯を行うコ
    ースなど、米量に対してほぼ同一の加水量で炊飯を行う
    炊飯コースを有することを特徴とする請求項1記載の炊
    飯器。
  3. 【請求項3】 加熱パターンが異なる複数の炊飯コース
    の中から任意の炊飯コースを選択する複数の選択手段を
    備え、これら複数の選択手段を相互に操作する際に、米
    量に対する加水量が多い炊飯コースから加水量が少ない
    炊飯コースへの選択切り換えを不可としたことを特徴と
    する炊飯器。
  4. 【請求項4】 加熱パターンが異なる複数の炊飯コース
    の中から任意の炊飯コースを選択する複数の選択手段を
    備え、これら複数の選択手段を相互に操作する際に、沸
    騰後の加熱量が少ない炊飯コースから沸騰後の加熱量が
    多い炊飯コースへの選択切り換えを不可としたことを特
    徴とする炊飯器。
  5. 【請求項5】 通常の炊飯コースと、この通常の炊飯コ
    ースよりも炊飯時間を短縮して炊飯を行う早炊きコース
    とを含む複数の炊飯コースと、これら炊飯コースの中か
    ら任意の炊飯コースを選択する複数の選択手段とを備
    え、前記早炊きコースが選択された状態で、この早炊き
    コースを選択する選択手段とは異なる選択手段によっ
    て、沸騰後の加熱量を前記早炊きコースより少なくした
    加熱パターンで炊飯を行う各種の炊飯コースへ選択を切
    り換えることを不可としたことを特徴とする炊飯器。
  6. 【請求項6】 精米したての米に適した炊飯を行う精米
    したてコースと、玄米を炊飯する玄米コースとを含む複
    数の炊飯コースと、これら炊飯コースの中から任意の炊
    飯コースを選択する複数の選択手段とを備え、前記精米
    したてコースが選択された状態で、この精米したてコー
    スを選択する選択手段とは異なる選択手段によって、前
    記玄米コースへ選択を切り換えることを不可としたこと
    を特徴とする炊飯器。
  7. 【請求項7】 精白米を異なる加熱パターンで炊飯する
    複数の炊飯コースと、玄米、分づき米などの精米度合に
    応じた炊飯コースと、これら炊飯コースの中から任意の
    炊飯コースを選択する選択手段とを備えたことを特徴と
    する炊飯器。
  8. 【請求項8】 精米したての米に適した炊飯を行う炊飯
    コースを有することを特徴とする請求項7記載の炊飯
    器。
  9. 【請求項9】 精米度合に応じた炊飯コースの選択操作
    は、切操作手段を操作して切状態にしたときに設定され
    ている炊飯コースが選択されている場合に可能としたこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の炊飯器。
  10. 【請求項10】 精白米用の炊飯コースの他に、玄米、
    三分づき米、五分づき米、七分づき米などの精米度合に
    応じた炊飯コースを備え、精米度合に応じた炊飯コース
    により炊飯を行った後に切操作手段により切状態にした
    後は、炊飯コースを精白米用の炊飯コースに変更するこ
    とを特徴とする炊飯器。
  11. 【請求項11】 精米度合に応じた炊飯コースは、精米
    したての米に適した炊飯を行う精米したてコースや、研
    米コースなどの精米時期に応じた炊飯コースを含むこと
    を特徴とする請求項10記載の炊飯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043423A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Paloma Ind Ltd 炊飯器
JP2008206541A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2016174705A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 炊飯器
JP2018126410A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 東芝ホームテクノ株式会社 炊飯器
CN109090983A (zh) * 2018-09-05 2018-12-28 深圳市猎搜有限公司 智能电饭煲煮饭的控制方法及控制装置
JP7486795B2 (ja) 2020-07-01 2024-05-20 アイリスオーヤマ株式会社 炊飯器

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