JP2001008426A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2001008426A
JP2001008426A JP17206399A JP17206399A JP2001008426A JP 2001008426 A JP2001008426 A JP 2001008426A JP 17206399 A JP17206399 A JP 17206399A JP 17206399 A JP17206399 A JP 17206399A JP 2001008426 A JP2001008426 A JP 2001008426A
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salient poles
core
coil
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position detecting
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JP17206399A
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Yoshihisa Kato
喜久 加藤
Akifumi Higuchi
昌文 樋口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペースでのスピンドルモータの体
積効率を向上して低消費電流化を実現し、高容量で薄型
のドライブに対応できるモータを提供する。 【解決手段】 先端に傘部を有する複数の凸極10と、
先端傘部を部分的に切り欠いた凸極1、2、3、4、
5、6と、該凸極を連結する円環部11とを有するコア
9において、3個の位置検出素子13を凸極1と2の
間、凸極3と4の間、凸極5と6の間であって機械角で
120°等分に配置するとともに、凸極1、2、3、
4、5、6には部分的にコイル14を巻配しない構成と
した。これにより、磁気バランスの悪化がなく回転ムラ
や振動の悪化もなく、凸極数を増やすことができてコイ
ル14の銅量や総巻数を増加できる。したがって低消費
電流化が可能となり、高容量で薄型のドライブに適した
スピンドルモータを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高容量で薄型のフロ
ッピーディスクドライブに搭載されるスピンドルモータ
に関するものであり、さらに詳述すると、モータのステ
ータ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フロッピーディスクドライブ(以
下ドライブという)は高容量化と薄型化の傾向にあり、
高容量化に伴いデータの転送スピードは高速化するの
で、高速回転が要求される。のみならず、従来のフロッ
ピーディスクも読み書き可能にする機能、いわゆる下位
互換性をも要求されている。下位互換性を実現するため
にスピンドルモータ(以下モータという)には、低速回
転高トルクが必要となる。一般にこのようなドライブに
搭載するモータは、上述した高速回転と低速回転で高ト
ルクという性能を両立するために、DC3相ブラシレス
モータにおいてY型結線されたコイル線の中点を、トラ
ンジスタによって電源側に接続することで、全波駆動と
半波駆動を切り換える構成を有している。
【0003】一方、ドライブの厚みとしては一般に2
5.4mmと12.7mmのものがあるが、ドライブが
搭載されるパソコン等の機器のダウンサイジング化に伴
って12.7mmのドライブ(以下薄型ドライブとい
う)の需要が高まり、加えてパソコン等の機器のポータ
ブル化に伴い低消費電流化の要求も高まっている。この
ような状況から、薄型・低消費電力で多回転に対応でき
高トルクを発揮するモータが望まれている。
【0004】薄型構成あるいは全波駆動と半波駆動を切
り換える構成に関する従来のモータの技術としては、実
開平6−80371号公報、特開平7−255144号
公報などが知られている。実開平6−80371号公報
においては図7に示すようにシャフト81をハブ台82
に固着し、ロータフレーム86には吸着マグネット85
とメインマグネット87を固着するとともに、ドライブ
ピン83を板バネ84を介して支承し、板バネ84は支
柱(図示せず)を中心として振り子運動可能にロータフ
レーム86に保持されており、以上ロータ部を構成して
いる。
【0005】一方メインマグネット87に対向するコア
72の複数の凸極(図示せず)にはコイル71が巻配さ
れておりコア72の下部には内径を内側方向に延長した
部分79を有しており、スペーサ73を介してプリント
基板75にネジ74により固定することでハウジング7
6をプリント基板75に保持するとともにコア72の凸
極間に位置検出素子88を配置している。またハウジン
グ76のシャフト81当接部とベアリング77により軸
受部を構成し、上述したロータ部を回転自在に支承して
以上モータを構成している。
【0006】またフロッピーディスク54(以下ディス
クという)はジャケット53、メタルハブ52、メディ
ア51を有しておりメディア51はメタルハブ52に固
着され、ジャケット53内部で回転自在である。メタル
ハブ52は二個所の穴部55及び56を有しており、穴
部56はシャフト81と、穴部55はドライブピン83
と係合し、吸着マグネット85によってメタルハブ52
はハブ台82上面に吸着し、モータのロータ部が回転す
ることでメディア51を回転する。またドライブ内には
磁気ヘッド50が設けられ、ジャケット53に設けた開
口部57よりジャケット53内に侵入し、メディア51
にデータの読み書きを行う構成としている。
【0007】このようなモータを薄型ドライブに搭載す
る場合には、薄型ドライブの厚みが12.7mmと薄い
のでハブ台高さ62は3〜3.4mm程度、ロータ高さ
63はジャケット53との接触回避の要件から2.3m
m程度、ロータフレーム外径寸法60は磁気ヘッド50
がメディア51の最内周トラック(図示せず)までシー
クしてくるのでφ40程度で構成するのが一般的であ
る。またドライブピン83の位置はメタルハブ52が規
格化されたものであるので、シャフトの回転中心からの
寸法は約8mmで、ドライブの機能上、ディスクをチャ
ッキングする際にはドライブピン83が瞬間的に下降す
るのでコア内径61はドライブピン83との干渉の問題
から小さくすることができない。
【0008】図8はこのようなモータのステータ部の平
面図であり、コア72の複数の凸極45にはコイル71
が全凸極にわたって巻配されており、位置検出素子88
は該凸極間に配置してロータ部の位置検出を行ってい
る。上述したようにコア72の寸法は内外径及び厚みに
おいて厳しい制約を受けているので位置検出素子88に
隣接するコア凸極の傘部は、両側を切り欠いた凸極41
と片側のみ切り欠いた凸極42を設けることで位置検出
素子88をコア凸極間に配置することを可能としてい
る。また該凸極傘部の切り欠きを設けることで発生する
コア72とメインマグネット87との磁気吸引力のアン
バランスによって生じる回転ムラや振動の対策として、
凸極41と磁気バランスの釣り合う位置に傘部両側を切
り欠いた凸極43を、凸極42と磁気バランスの釣り合
う位置に傘部片側を切り欠いた凸極44を設けることで
磁気吸引力のバランスを改善している。またY型結線さ
れたコイルの3本の端末線93を凸極間にてプリント基
板75に接続するとともに、Y型結線の中点40もコア
凸極間に配置している。
【0009】しかしながら上述した従来の技術でもっ
て、高容量の薄型ドライブに搭載するモータを実現しよ
うとすると、位置検出素子88を配置するために傘部に
切り欠きを設けた凸極41、42に対して磁気バランス
の釣り合う位置に、同様に傘部に切り欠きを設けた凸極
43、44を設ける必要があり、コア72が有する凸極
のうち凸極先端の傘部に切り欠きを有する凸極が増える
ので、メインマグネット87からコア72に収束するト
ータル磁束が減少してしまい、モータトルク定数が悪化
しモータの消費電流が増加するなどの弊害が生じてい
た。またモータトルク定数を増加させるためにコア凸極
数を大きくし、コイルが巻配可能な凸極数を増加しよう
としても、位置検出素子88とコイル71とが干渉した
り、3本のコイル端末39とY型結線の中点40が凸極
間の狭い隙間に存在しているので、コイル端末39と中
点40をプリント基板38上に接続する際の作業は困難
であった。
【0010】また特開平7−255144号公報におい
ては、図9、10に示すようにコア72の凸極部にコイ
ル71を巻配して発生する6本の端末線95はスペーサ
90に設けた切り欠き部91を通じてプリント基板78
上の半田ラウンド68に半田付けする構成を開示してい
る。しかしながら上記従来例においては、スペーサ90
が必要であるためにコスト高になったり、コイル高さ6
6とスペーサ高さ67とは必ずしも等しい高さを有して
いないので、コイル71とプリント基板78とは隙間が
開いてしまい、あるいは傾いて隙間がばらつき、プリン
ト基板78からのコイル高さ65(以下コイルエンドと
いう)も高くなってしまいモータの薄型化の支障となっ
ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように上記従
来の技術では、高速回転と低速回転高トルクに対応する
全波/半波駆動切り換えが可能で且つ低消費電力の薄型
スピンドルモータを実現することは困難であった。
【0012】本発明はかかる問題を解決するものであ
り、コア凸極及びコイルと位置検出素子との干渉の問題
や、コイル端末部の処理の問題を有効的に解決しつつ、
コイルが巻配可能なコア凸極数を大きくすることで、限
られたスペースでのモータの体積効率を向上して低消費
電流化を実現して、薄型ドライブの高容量化に対応でき
るモータを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のモータは、凸極間には3個の位置検出素子
を機械角で120°等分に配置し、3個の位置検出素子
に隣接する6個の隣接凸極の先端傘部は、位置検出素子
に隣接する側に切り欠きを有し、さらに隣接凸極の該位
置検出素子に隣接する部分にはコイルを巻回しない構成
とした。
【0014】また3個の位置検出素子をコア凸極間に機
械角で120°等分に配置するとともに、該3個の位置
検出素子に隣接する6個の隣接凸極は他の凸極と比べて
位置検出素子と離れる方向に同じ角度だけ離間させた構
成とした。
【0015】また3相コイルの6本の端末線部はそれぞ
れ独立してコア円環部に存在する渡り線とプリント基板
とに密着して該コア円環部を横切り、該コア円環部より
内側でプリント基板上に設けた半田ランドに接続する構
成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
先端に傘部を有する複数の凸極と該凸極を連結する円環
部とを有するコアと、凸極に整列的に巻配したコイルと
を備え、凸極間には3個の位置検出素子を機械角で12
0°等分に配置し、3個の位置検出素子に隣接する6個
の隣接凸極の先端傘部は、位置検出素子に隣接する側に
切り欠きを有し、さらに隣接凸極の該位置検出素子に隣
接する部分にはコイルを巻回しない構成とした、スピン
ドルモータである。ここで隣接凸極とは、複数の凸極の
うち位置検出素子に隣接するものをいう。
【0017】このように、3個の位置検出素子に隣接す
る6個の隣接凸極の先端傘部を切り欠くこととしたの
で、従来例と比較して傘部の総切り欠き量を半減するこ
とができ、メインマグネットからコアに収束するトータ
ル磁束を増加することができ、モータトルク定数を大き
くできて、モータの消費電流を低減することができる。
また位置検出素子を機械角で120°等分に配置し、隣
接凸極の該位置検出素子に隣接する両側の傘部を切り欠
くこととしたので磁気バランスの悪化もなく、回転ムラ
や振動の悪化も無い。また隣接凸極にはコイルを部分的
に巻配する構成としたので、従来例と比較してコア凸極
の総数を増やすことができ、コイルの総巻数を増やすこ
とができるのでモータトルク定数は大きくなり、モータ
の消費電流を低減することができる。
【0018】請求項2記載の発明は、隣接凸極の位置検
出素子に隣接する部分には、コイルの巻回巾を規制する
カラーを装着した、請求項1記載のスピンドルモータで
ある。カラーを装着したので、コア凸極へのコイル巻配
時のコイルくずれを防止し組立後の位置検出素子とコイ
ルとの干渉を防止することができる。
【0019】請求項3記載の発明は、隣接凸極に、先端
に有する傘部とは別に第2の傘部を設けた、請求項1記
載のスピンドルモータである。先端に有する傘部とは別
に第2の傘部を設けたので、凸極に装着するカラーを削
減することができ、取り付け工数が不要となる。
【0020】請求項4記載の発明は、先端に傘部を有す
る複数の凸極と該凸極を連結する円環部とを有するコア
と、凸極に整列的に巻配したコイルとを備え、凸極間に
は3個の位置検出素子を機械角で120°等分に配置
し、3個の位置検出素子に隣接する6個の隣接凸極は他
の凸極と比べて位置検出素子と離れる方向に同じ角度だ
け離間させて配置した、スピンドルモータである。
【0021】これによって、コア凸極総数を増やして
も、位置検出素子に隣接するコア凸極先端傘部を切り欠
くことなくコア凸極間に位置検出素子を配置でき、メイ
ンマグネットからコアに収束するトータル磁束を減らす
こともなく、また該隣接するコア凸極には他の凸極と同
じ巻数のコイルを巻配できるので、コイルの総巻数を増
やすことでモータトルク定数を大きくすることができ、
モータの消費電流を減らすことができる。また位置検出
素子を機械角で120°等分に配置し、該位置検出素子
に隣接する6個のコア凸極を位置検出素子と離れる方向
に同じ角度だけ離間してコア円環部に連結しているの
で、6個の凸極は磁気的なバランスを保つから、コイル
に通電した際に該凸極に生じる電磁力もバランスし、回
転ムラや振動の悪化をなくすことができる。
【0022】本発明の請求項5記載の発明は、全波及び
半波駆動が可能であるDC3相ブラシレスモータとして
構成したスピンドルモータであって、先端に傘部を有す
る複数の凸極と該凸極を連結する円環部とを有するコア
と、凸極に整列的に2層に巻配したコイルとを備え、3
相コイルの6本の端末線部はそれぞれ独立してコア円環
部に存在する渡り線とプリント基板とに挟まれてコア円
環部を横切り、コア円環部より内側でプリント基板上に
設けた半田ランドに接続してなる、スピンドルモータで
ある。
【0023】これによって、コアの凸極数を大きくして
もコイル端末線部をプリント基板上の半田ランドに接続
することが可能となり、従来例に比べてスペーサを削減
することができるのでコストダウンが可能となり、コイ
ルとプリント基板が密着しているのでコイルエンドを低
い高さで平準化でき、モータの薄型化が可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0025】(実施例1)図1は本発明の請求項1記載
のモータのステータの実施例の平面図で、図2はその主
要部分の拡大図である。図1において、コア9は先端に
傘部を有する複数の凸極10と先端傘部に切り欠きを有
する隣接凸極1、2、3、4、5、6とこれらの凸極を
連結する円環部11とを有する。そして表面に絶縁塗装
(図示せず)を施した後にコイル14を全凸極に整列的
に巻配した後にコイルプレスによって全凸極のコイル高
さを低く押さえている。その後、プリント基板19に設
けた複数の貫通穴16とコア円環部11の内側に設けた
複数の位置決め用の切り欠き15によって位置決めを行
いながら、プリント基板19に加圧接着固定する。また
3相コイルの6本の端末線18は、それぞれ独立してコ
ア円環部11に存在する渡り線17とプリント基板19
とに挟まれ密着してコア円環部11を横切り、コア円環
部11より内側でプリント基板19上に半田付けされ
る。一方、3個の位置検出素子13は先端傘部に切り欠
きを有する隣接凸極1と2の間、3と4の間、5と6の
間に機械角で120°等分に配置するとともに、該6個
の隣接凸極には部分的にコイル14を巻配しないように
して、コイル14と位置検出素子13との干渉を防いで
いる。
【0026】次に図2において、隣接凸極2は先端傘部
に切り欠きがなく対称形であればその磁気中心は線20
の位置になるが、実際には位置検出素子13に隣接する
側の傘部のみに切り欠きを設けてあるので、隣接凸極2
の磁気中心は線20からずれて線21の位置となる。し
かしながら隣接凸極2と同相である隣接凸極3において
は磁気中心は線22からずれて線23の位置となるの
で、そのずれ量はお互いに反対方向に同量であるから相
殺しあって回転ムラや振動の悪化は発生しない。また同
様な理由により隣接凸極1と5、隣接凸極4と6がバラ
ンスするので、隣接凸極1、2、3、4、5、6におい
て先端傘部を切り欠いたりコイル14の巻数を減じても
磁気バランスの悪化はなく回転ムラや振動の悪化は発生
しない。
【0027】また隣接凸極1、2、3、4、5、6にお
いては先端傘部を切り欠くことと、部分的にコイル14
を巻配しないことによって、位置検出素子13と該凸極
及びコイル14との干渉の問題を解決しつつ、コア9の
有する総凸極数を増やすことができ、コイル14の総巻
数及び銅量を増やすことができるので、モータトルク定
数を大きくしモータの体積効率を良化することができて
モータの低消費電流化が可能となる。加えて隣接凸極
1、2、3、4、5、6の先端傘部に設ける総切り欠き
量を従来例に比べて半減することができるとともに、磁
気バランスを保ちながらメインマグネット(図示せず)
からコア9に収束するトータル磁束の減少も最小限に押
さえることができるので、モータトルク定数の悪化も最
小限に押さえることができる。
【0028】(実施例2)図3は本発明の請求項2記載
のモータのステータの主要部分の斜視図で、隣接凸極1
及び2にコイル14を巻配する際のコイルくずれを防止
するために、カラー24を位置検出素子近傍に装着して
いる。このような構成にすれば、コアへのコイル巻配時
のコイルくずれを防止できるので、良好な作業性が得ら
れるとともに、コイルくずれによるコイル14と位置検
出素子13との干渉の問題を回避できて、安定した品質
を得ることができる。
【0029】(実施例3)図4は本発明の請求項3記載
のモータのステータの主要部分の斜視図で、実施例2で
述べたカラー24の代わりに、コア凸極先端の傘部とは
別の第2の傘部25を設けているので、実施例2で述べ
た効果に加えてカラー24が不要となるためにコストダ
ウンが可能となる。
【0030】(実施例4)図5は本発明の請求項4記載
のモータのステータの主要部分の平面図である。位置検
出素子13に隣接する隣接凸極26、27、28、2
9、30、31は他の凸極と等しい角度で配置せず、位
置検出素子13から離間する方向に角度θだけずらして
配置し、コイル14をどの凸極にも全長にわたって巻配
する構成を有している。このとき実施例1で述べたのと
同様な理由により、隣接凸極26と29、27と30、
28と31においてそれぞれの磁気中心のズレを相殺す
るので、回転ムラや振動の悪化は発生しない。またこの
ような構成にすれば、隣接凸極26、27、28、2
9、30、31においても凸極の全長にわたってコイル
14を巻配することが可能となる。加えて凸極先端傘部
の切り欠きも不要となりメインマグネット(図示せず)
からコアに収束するトータル磁束を実施例1と比較して
増やすことができる。従ってモータトルク定数を大きく
でき、モータの体積効率を向上することが可能となって
モータの低消費電流化が実現できる。
【0031】(実施例5)図6は本発明の請求項5記載
のモータのステータの主要部分の断面図で、コア凸極に
コイル14を整列的に2層に巻配した後にコイルプレス
を行ってコイル巻配部厚さを略平準化したコイル組立を
作成し、プリント基板19に接着剤32を塗布した後に
該コイル組立を加圧接着することで組立を行う構成とし
ている。このとき6本の端末線18はそれぞれ独立して
渡り線17とプリント基板19とに狭持すれば、コアか
らのコイル巻配部の高さと該狭持部の高さとは略等しく
なり全凸極にわたってコイルエンドを低くすることがで
きるので、コイルエンドとロータフレーム(図示せず)
との干渉の問題が解決でき、モータの薄型化が可能とな
る。また従来例と比較してスペーサを用いる必要がない
のでモータの薄型化だけでなくコストダウンも可能とな
る。さらに6本の端末線18はコア円環部よりも内側で
プリント基板19に半田付けする構成を有しているの
で、凸極間に半田付けランドを設ける必要がないから凸
極を近接配置できて数を増やすことができ、モータの低
消費電流化が実現できる。
【0032】
【発明の効果】上記の記載から明らかなように本発明の
請求項1記載の発明によれば、3個の位置検出素子を機
械角で120°等分に配置し、該位置検出素子に隣接す
る6個のコア凸極の先端傘部には切り欠きを有するとと
もに該6個のコア凸極にはコイルを部分的に巻配しない
構成としたので、位置検出素子をコア凸極間に配置して
もコア凸極数を増やすことができ、磁気バランスの悪化
もなく、コイル銅量を増やしたりモータトルク定数を大
きくすることができるのでモータの低消費電流化が可能
となる。
【0033】本発明の請求項2記載の発明によれば、3
個の位置検出素子に隣接する6個の凸極にはカラーを装
着したので、コア凸極へのコイル巻配時のコイルくずれ
を防止し、位置検出素子とコイルとの干渉を防止しつ
つ、コア凸極数を増やしてコイル銅量を増やしたりモー
タトルク定数を大きくすることができるのでモータの低
消費電流化が可能となる。
【0034】本発明の請求項3記載の発明によれば、3
個の位置検出素子に隣接する6個のコア凸極には先端傘
部とは別に第2の傘部を設けたので、カラーを装着する
必要がなくコストダウンが可能となる。
【0035】本発明の請求項4記載の発明によれば、機
械角で120°等分に配置した3個の位置検出素子に隣
接する6個のコア凸極は他の凸極と比べて位置検出素子
と離れる方向に同じ角度だけ離間して配置する構成とし
たので、位置検出素子をコア凸極間に配置してもコア凸
極数を増やすことができ、しかも該コア凸極全長にわた
ってコイルを巻配することができ、コイル銅量を増やし
たりモータトルク定数を大きくすることができるのでモ
ータの低消費電流化が可能となり、しかも磁気バランス
が良いので回転ムラや振動の悪化もない。
【0036】本発明の請求項5記載の発明によれば、コ
ア凸極にコイルを整列的に2層に巻配し、3相コイル巻
配によって生じた6本の端末線はそれぞれ独立して渡り
線とプリント基板とに挟持してコア円環部を横切りプリ
ント基板に半田付けする構成としたので、端末線の処理
やプリント基板への半田付けをコア凸極間で行う必要が
ないためにコア凸極数を増やすことができ、コイル銅量
を増やしたりモータトルク定数を大きくすることができ
るのでモータの低消費電流化が可能となる。加えて、コ
ア円環部からプリント基板への距離とコア凸極部からプ
リント基板への距離は略等しくなるので、コイル組立は
プリント基板に略平行に殆ど隙間なく固定することが可
能となり、コイルエンド高さは全凸極にわたって安定し
て低い高さに固定できるので、ロータフレームとの隙間
が信頼性よく確保できてモータの薄型化が可能となる。
また従来例に比べてスペーサが不要となるのでコストダ
ウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1記載の実施例を示すモータの
ステータの平面図
【図2】本発明の請求項1記載の実施例を示すモータの
ステータの主要部分の平面図
【図3】本発明の請求項2記載の実施例を示すモータの
ステータの主要部分の斜視図
【図4】本発明の請求項3記載の実施例を示すモータの
ステータの主要部分の斜視図
【図5】本発明の請求項4記載の実施例を示すモータの
ステータの主要部分の平面図
【図6】本発明の請求項5記載の実施例を示すモータの
ステータの主要部分の断面図
【図7】従来のモータの主要部分の断面図
【図8】従来のモータのステータの平面図
【図9】従来のモータのステータの主要部分の平面図
【図10】従来のモータのステータの主要部分の断面図
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6 実施例1、2、3における隣
接凸極 9 コア 10 コア凸極 11 コア円環部 13 位置検出素子 14 コイル 15 コア円環部内側に設けた位置決め用の切り欠き 16 プリント基板に設けた貫通穴 17 渡り線 18 端末線 19 プリント基板 20 先端傘部に切り欠きがない場合のコア凸極2の磁
気中心を示す線 21 先端傘部に切り欠きがある場合のコア凸極2の磁
気中心を示す線 22 先端傘部に切り欠きがない場合のコア凸極3の磁
気中心を示す線 23 先端傘部に切り欠きがある場合のコア凸極3の磁
気中心を示す線 24 カラー 25 先端傘部とは別に設けた第2の傘部 26、27、28、29、30、31 実施例4におけ
る隣接凸極 32 接着剤 40 従来例におけるY形結線の中点 41、42、43、44 従来例における傘部両側に切
り欠きを設けたコア凸極 45 従来例におけるコア凸極 50 ヘッド 51 メディア 52 メタルハブ 53 ジャケット 54 ディスク 55 ドライブピンと係合する穴 56 シャフトと係合する穴 57 ジャケットに設けた開口部 60 ロータフレーム外径寸法 61 コア内径 62 ハブ台高さ 63 ロータ高さ 65 従来例におけるコイルエンド高さ 66 従来例におけるコイル高さ 67 従来例におけるスペーサ高さ 68 従来例における半田ランド 71 従来例におけるコイル 72 従来例におけるコア 73 従来例におけるスペーサ 74 従来例におけるネジ 75、78 従来例におけるプリント基板 76 従来例におけるハウジング 77 従来例におけるベアリング 79 従来例におけるコアにおいて内径を内側方向に延
長した部分 81 従来例におけるシャフト 83 従来例におけるドライブピン 84 従来例における板バネ 85 従来例における吸着マグネット 86 従来例におけるロータフレーム 87 従来例におけるメインマグネット 88 従来例における位置検出素子 90 従来例における部分的に切り欠きを有するスペー
サ 91 従来例におけるスペーサに設けた部分的な切り欠
き 95 従来例におけるコイル端末線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H019 AA04 BB01 BB05 BB15 CC04 CC09 DD01 EE01 EE07 EE09 EE14 FF01 5H603 AA00 BB01 BB04 BB10 BB13 CA01 CA05 CB02 CB04 CB13 CC11 CC17 CD21 EE08 EE12 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ台上面にメタルハブを吸着し、該メ
    タルハブに設けた2箇所の穴にシャフト及びドライブピ
    ンを係合してディスクを駆動するスピンドルモータであ
    って、先端に傘部を有する複数の凸極と該凸極を連結す
    る円環部とを有するコアと、該凸極に整列的に巻配した
    コイルとを備え、該凸極間には3個の位置検出素子を機
    械角で120°等分に配置し、該3個の位置検出素子に
    隣接する6個の隣接凸極の先端傘部は、該位置検出素子
    に隣接する側に切り欠きを有し、さらに該隣接凸極の該
    位置検出素子に隣接する部分にはコイルを巻回しない構
    成とした、スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 隣接凸極の位置検出素子に隣接する部分
    には、コイルの巻回巾を規制するカラーを装着した、請
    求項1記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 隣接凸極に、先端に有する傘部とは別に
    第2の傘部を設けた、請求項1記載のスピンドルモー
    タ。
  4. 【請求項4】 ハブ台上面にメタルハブを吸着し、該メ
    タルハブに設けた2箇所の穴にシャフト及びドライブピ
    ンを係合してディスクを駆動するスピンドルモータであ
    って、先端に傘部を有する複数の凸極と該凸極を連結す
    る円環部とを有するコアと、該凸極に整列的に巻配した
    コイルとを備え、該凸極間には3個の位置検出素子を機
    械角で120°等分に配置し、該3個の位置検出素子に
    隣接する6個の隣接凸極は他の凸極と比べて位置検出素
    子と離れる方向に同じ角度だけ離間させて配置した、ス
    ピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 ハブ台上面にメタルハブを吸着し、該メ
    タルハブに設けた2箇所の穴にシャフト及びドライブピ
    ンを係合してディスクを駆動し、全波及び半波駆動が可
    能であるDC3相ブラシレスモータとして構成したスピ
    ンドルモータであって、先端に傘部を有する複数の凸極
    と該凸極を連結する円環部とを有するコアと、該凸極に
    整列的に2層に巻配したコイルとを備え、該3相コイル
    の6本の端末線部はそれぞれ独立して該コア円環部に存
    在する渡り線とプリント基板とに挟まれて該コア円環部
    を横切り、該コア円環部より内側で該プリント基板上に
    設けた半田ランドに接続してなる、スピンドルモータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003348812A (ja) * 2002-03-20 2003-12-05 Nippon Densan Corp ブラシレスモータ及びこれを用いたディスク装置
JP2006304398A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Nippon Densan Corp モータの電機子、モータおよび記録ディスク駆動装置

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JP4665593B2 (ja) * 2005-04-15 2011-04-06 日本電産株式会社 モータの電機子、モータおよび記録ディスク駆動装置

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