JP2001008069A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001008069A
JP2001008069A JP11179587A JP17958799A JP2001008069A JP 2001008069 A JP2001008069 A JP 2001008069A JP 11179587 A JP11179587 A JP 11179587A JP 17958799 A JP17958799 A JP 17958799A JP 2001008069 A JP2001008069 A JP 2001008069A
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mirror
angle
image
view
lens block
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JP11179587A
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Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズブロックの前のミラーブロックを取り
除かなくても、動画、静止画、パノラマ画像、高精細パ
ノラマ画像、高精細静止画を撮影できる。 【解決手段】 レンズブロック3とミラー32とがぶつ
からず、ミラー32に反射される光路がレンズブロック
3に重ならず、且つレンズブロック3とミラー32の距
離が最短距離となり、さらにレンズブロック3の光軸に
対して45度となるようにミラー32が配置される。ミ
ラー32がレンズブロック3の光軸に対して略45度の
方向となるように固定されたときに、標準画角のレンズ
ブロック3を用いて、被写体からの入射光を、完全にC
CD撮像素子5へ取り込むようにする。また、レンズブ
ロック3が望遠となっているとき、ミラー32を垂直方
向に±15度駆動させて被写体からの入射光が、完全に
レンズブロック3を介してCCD撮像素子5へ取り込ま
れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光軸の方向を変
化させて複数枚の画像を重複しながら撮影することがで
きる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像装置を用いて、複数の静止画
(部分画)を撮影し、その複数の静止画を1枚の静止画
に合成することによって、解像度の高い1枚の静止画を
得ることができることは既に知られている。
【0003】例えば、従来の撮像装置として特願平10
−299453号に示されるディジタルビデオレコーダ
が知られている。この装置は、ミラーブロックの隣に設
けられたレンズブロックとCCD撮像素子からなるカメ
ラブロックが回動する。カメラブロックを回動させ、本
体から外に出すことによって、動画または静止画を撮影
でき、カメラブロックを回動させ本体に収納することに
よって、高精細静止画または高精細パノラマ画像を撮影
できる。この高精細静止画または高精細パノラマ画像を
撮影するときには、ミラーブロックによって光軸の方向
を水平方向および垂直方向に変化させ、複数の部分画が
撮影される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
撮像装置では、高精細静止画または高精細パノラマ画像
を撮影するときに必要なミラーブロックは、動画または
静止画を撮影するときには、光路上から除かなければな
らない問題があった。そして、ミラーブロックを光路上
に介在させたり、取り除いたりするための複雑な機構が
必要であった。
【0005】従って、この発明の目的は、ミラーブロッ
クを光軸の光路上から取り除かなくても、動画、静止
画、高精細パノラマ画像および高精細静止画を撮影する
ことができる撮像装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被写体からの光軸の方向を変化させて撮像素子へ導
き、光軸の方向を変化させながら複数の部分画を撮影す
る撮像装置において、標準画角となる第1の画角と、第
1の画角より少し狭い第2の画角と、第1の画角より狭
い第3の画角とに可変されるレンズブロックと、レンズ
ブロックを介された画像を取り込む撮像素子と、レンズ
ブロックの光軸に対して略45度となるように配置さ
せ、反射鏡を水平方向および垂直方向に駆動させること
によって、光軸の方向を変化させる光軸変化手段とを有
し、第1の画角で撮影する場合、反射鏡を固定し、第2
の画角で撮影する場合、反射鏡を水平方向に駆動させ、
複数の部分画を撮影し、第3の画角で撮影する場合、反
射鏡を水平方向および垂直方向に駆動させ、複数の部分
画を撮影するようにしたことを特徴とする撮像装置であ
る。
【0007】レンズブロックの光軸に対して略45度と
なるように配置されたミラーブロックのミラーを水平方
向および垂直方向に光軸の方向を変化させることによっ
て、被写体を分割して撮影し、複数の部分画が得られ
る。第1の画角(標準画角)で撮影するときには、ミラ
ーブロックのミラーを特定の方向に固定する。また、第
2の画角(標準画角より少し狭い画角)で撮影するとき
には、ミラーを水平方向に光軸の方向を変化させること
ができ、第3の画角(標準画角より狭い画角)で撮影す
るときには、ミラーを水平方向および垂直方向に光軸の
方向を変化させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施
形態の全体構成を示す。ミラーブロック1は、後述する
ようにミラーをアクチュエータで駆動する構成とされて
いる。ミラーサーボ2によってアクチュエータが駆動す
ることにより、ミラーが例えば垂直方向に回転する。こ
のミラーサーボ2は、シスコン(システムコントロー
ラ)22によって制御される。また、ミラーブロック1
は、後述するようにパンモータ7と一体に構成されてい
る。この一体化されたミラーブロック1と、パンモータ
7とにより光軸変化部が構成されている。ミラーブロッ
ク1は、パンモータ7によって例えば水平方向に回転す
る。パンモータ7は、モータ制御回路8によって駆動さ
れる。モータ制御回路8は、シスコン22によって制御
される。
【0009】ミラーブロック1を介された被写体の像
は、レンズブロック3へ供給される。レンズブロック3
は、フォーカスサーボ4によって駆動される。そのフォ
ーカスサーボ4は、シスコン22によって制御される。
レンズブロック3に入射された被写体の像は、フォーカ
スを合わせ、CCD撮像素子5へ供給される。CCD撮
像素子5は、電子シャッター6によって駆動され、静止
画記録キー21が操作されることによって、供給された
被写体の像が取り込まれる。電子シャッター6は、シス
コン22によって制御される。
【0010】具体的には、レンズブロック3が望遠とさ
れてフォーカスが合わせられ、静止画記録キー21が押
されることによって、被写体の像の1部である部分画
は、ミラーブロック1で反射し、レンズブロック3を通
過し、CCD撮像素子5に入射される。この一例では、
被写体を複数に分割し、その分割した複数の部分画を望
遠とされたレンズブロック3で撮影した後、複数の部分
画を合成して1枚の高解像度となる高精細静止画を生成
する。また、後述するように、光軸の方向は、水平方向
に360度変え、垂直方向に所定の範囲、例えば±15
度変えることができる。
【0011】CCD撮像素子5に取り込まれた部分画
は、画像信号としてスイッチ10および圧縮回路11を
介して、メモリ12で記憶される。圧縮回路11では、
メモリ12に記憶された部分画に対して画像圧縮が行わ
れる。この画像圧縮の一例として、DCT(離散的コサ
イン変換)が部分画に対して施される。圧縮された画像
信号(以下、圧縮画像信号と称する)は、記録媒体13
へ供給される。
【0012】シスコン22によって制御されるサブデー
タ付加回路14では、時刻や日付などに加え、ミラーの
垂直方向の角度、水平方向の角度、フォーカス状態、電
子シャッターの速度などのサブデータが圧縮回路11を
介して、対応する圧縮画像信号と共に記録媒体13へ供
給される。記録媒体13は、テープ、ディスクまたはI
Cメモリなどからなるものである。この記録媒体13
は、シスコン22によって制御され、サブデータが付加
された圧縮画像信号の記録/再生が行われる。
【0013】こうして1枚の部分画が記録媒体13に記
録されると、シスコン22は、ミラーサーボ2および/
またはモータ制御回路8へ指令を出し、ミラーの垂直方
向の角度と水平方向の角度とを別の値にして、1枚目の
部分画に1部分重なるように2枚目の部分画を撮影す
る。撮影された2枚目の圧縮画像信号とサブコードが記
録媒体13に記録される。つまり、CCD撮像素子5に
て露光した電荷は、所定期間に一回、他の部分画の撮影
位置に光軸を移動させるジャンプ動作を行っている期間
に排出され、ジャンプ動作を行っている期間以外で露光
した電荷を部分画に対応した撮像出力として獲得され
る。このように次々と縦横に光軸を移動させるジャンプ
動作とジャンプ動作完了後の撮影動作とが繰り返してな
され、複数の部分画が撮影され、記録媒体13へ記録さ
れる。
【0014】撮影された複数の部分画の圧縮画像信号の
記録が終わると、直ちに再生される。再生された圧縮画
像信号は、記録媒体13から伸張回路15を介してメモ
リ12へ供給される。伸張回路15では、メモリ12に
記憶された圧縮画像信号が逆DCT等によって画像信号
へ復号される。復号された部分画は、撮影された全ての
画像信号が記憶できる画像メモリ16へ供給される。そ
して、その部分画と共に読み出されたサブデータは、サ
ブデータ読み取り回路17へ供給される。サブデータ読
み取り回路17では、供給されたサブデータが読み取ら
れ、読み取られた時刻、日付、ミラーの垂直方向の角
度、水平方向の角度、フォーカス状態、電子シャッター
の速度などがシスコン22へ供給される。
【0015】メモリ12は、圧縮回路11および伸張回
路15と結合されており、圧縮回路11で用いる領域と
伸張回路15で用いる領域とに分けて使用しても良い
し、その都度メモリ12のアドレスをシスコン22によ
って管理して使用しても良い。また、それぞれ別のメモ
リを用意するようにしても良い。
【0016】画像メモリ16では、シスコン22に供給
されたサブデータに基づいて、画歪補正および境界処理
が記憶された12枚の部分画に対して行われ、1枚の合
成画像が生成される。画歪補正および境界処理は、一例
としてシスコン22内のソフトウェアにより実行され
る。生成された1枚の合成画像は、スイッチ10を介し
て圧縮回路11へ供給され、再度圧縮され、サブデータ
と共に記録媒体13に記録される。このとき、画像メモ
リ16からの合成画像を形成する圧縮画像信号は、CC
D撮像素子5からの部分画からなる圧縮画像信号とは異
なる別の領域に記録される。
【0017】このようにして完成された合成画像を再生
するには、再生キー20を操作することによって、その
合成画像に対応する圧縮画像信号が記録媒体13から読
み出される。読み出された圧縮画像信号は、伸張回路1
5において、圧縮が解かれ、画像信号へ変換される。変
換された画像信号は、画像メモリ16を介して表示回路
18へ供給される。表示回路18は、間引きフィルタお
よび/または補間フィルタからなり、供給された画像信
号に対して間引きフィルタおよび/または補間フィルタ
の処理が施される。表示回路18において処理が施され
た画像信号は、出力端子19から取り出される。
【0018】なお、上述した実施形態の説明において
は、圧縮画像信号を記録媒体13に記録しているが、圧
縮を施さない画像信号を記録媒体13に記録することも
可能である。
【0019】また、上述した実施形態においては、撮影
された複数の部分画に対して、画歪補正と境界処理とを
行って1枚の解像度の高い合成画像を得るようにしてい
るが、複数の部分画をパーソナルコンピュータに転送
し、パーソナルコンピュータ側で画歪補正と境界処理と
を行って合成画像を生成するようにしても良い。
【0020】上述した実施形態では、レンズブロック3
を望遠に設定して、すなわち標準画角より狭い画角に設
定して光軸の方向を、水平方向に360度変え、さらに
垂直方向に所定の範囲、例えば±15度変えながら、複
数の部分画を撮影するようにしているが、レンズブロッ
ク3を標準画角に設定して、光軸の方向を固定して、す
なわち、ミラーブロック3のミラーを固定して、静止画
または動画を撮影するようにしても良い。さらに、レン
ズブロック3を標準画角より少し狭い画角に設定して、
光軸の方向を360度の水平方向に変えながら、複数の
部分画を撮影するようにしても良い。このようにして撮
影された複数の部分画は、上述したような処理が施さ
れ、パノラマ画像、高精細パノラマ画像および高精細静
止画などの合成画が生成される。
【0021】次に、上述した実施形態における光軸変化
部の構成について図2、図3および図4を用いて説明す
る。図2は、光軸変化部の構造を示す断面図である。光
軸変化部は、図2に示すように前述したレンズブロック
3の前に配されており、被写体の像は、光軸変化部およ
びレンズブロック3を介してCCD撮像素子5に入射さ
れる。なお、図2中におけるA−A’は、レンズブロッ
ク3の光軸を示す。
【0022】図2において32で示されるのが被写体の
像を反射してCCD撮像素子に導く、平面状のミラーで
ある。ミラー32は、支持板33に取り付けられてお
り、支持板33は、軸部34を中心に図中aで示す矢印
で示すように±15度程度回転するように構成されてい
る。つまり、軸部34は、レンズブロック3の光軸A−
A’に直交するように配され、ミラー32は、レンズブ
ロック3の光軸A−A’に対して45度程度の角度なす
方向に対して±15度程度回転することが可能とされて
いる。この軸部34がフレーム35により支持され、フ
レーム35がパンモータ7のロータ36の外周面側に取
り付けられている。
【0023】また、図2において40で示されるのが磁
気回路を構成する断面コ字状の軟鉄製のヨークである。
図3は、磁気回路の外観を示し、図3に示すようにヨー
ク40の内周側に対向するように2個のマグネット3
7、38が配設されて閉磁路が形成されており、マグネ
ット37、38との間のギャップ39には強い磁界が発
生している。このヨーク40およびマグネット37、3
8からなる磁気回路がフレーム36と同様にパンモータ
7のロータ36の外周面側に取り付けられている。
【0024】さらに、図3において41で示されるのが
略々半円状に成形されたコイルである。コイル41は、
支持板33から延設された支持片42により支持されて
いる。図4は、コイル41の取り付け状態を示し、図4
に示すようにコイル41は、その直線部がギャップ39
に位置するように支持片42により支持される。従っ
て、コイル41に電流が流されると、コイル41に発生
する磁界と、マグネット37、38の磁界の関係により
ギャップ39の間を軸部34を中心としてコイル41お
よび支持板42を回動させるトルクが発生する。つま
り、ヨーク40およびマグネット37、38からなる磁
気回路と、コイル41と、支持片42とにより磁気式ア
クチュエータが構成される。なお、コイル41の中心
は、後述するロータ7が回転した場合の慣性モーメント
を減らすため、図2に示すようにレンズブロック3の光
軸A−A’に対して5度〜10度ずれるように配されて
いる。
【0025】一方、図2において52で示されるのがパ
ンモータ7の軸部であり、例えばレンズブロック3の光
軸A−A’と一致するように配設されている。軸部52
は、ステータ45に設けられた二つのボールベアリング
の軸受けで支持されており、回転自在とされ、この軸部
52とロータ36とが連結されている。ロータ36の内
周面側には、マグネット43が取り付けられており、マ
グネット43と対向する位置には、ステータ45に固定
された三相モータ(パンモータ7)のコイルおよび磁極
44が配されている。従って、コイルおよび磁極44の
コイルに電流が流されると、軸部52を中心としてトル
クが発生し、図中bで示す矢印に示すようにレンズブロ
ック3の光軸A−A’を中心に360度回転するように
構成されている。
【0026】また、図2において46で示されるのがド
ーム状のカバーであり、パンモータ7のステータ45を
固定している。カバー46に対してさらに透明カバー3
1が延設され、この透明カバー31は、レンズブロック
3およびCCD撮像素子5側と結合している。
【0027】さらに、ロータ36が連結されるパンモー
タ7の軸部52の反対側には、カップ状の延設部が設け
られており、延設部の端部には、環状磁気ストライプ4
7が形成されると共に、カップ状の延設部の所定の位置
には、遮光板51が取り付けられている。一方、ステー
タ45の環状磁気ストライプ47に対応する所定位置に
は、磁気センサの一例として、2相MR(Magneto Resi
stance)センサ48が設けられており、2相MRセンサ
48からは、1回転で360波の二つのサイン波が90
度の位相差で得られる。この2相MRセンサ48の出力
信号を用いてロータ36を0.25度単位に任意の角度
に制御することが可能とされている。また、ステータ4
5の遮光板51に対応する所定位置には、フォトインタ
ラプタ49が支持片50を介して取り付けられており、
フォトインタラプタ49によりミラー32の横方向の角
度が検出される。
【0028】なお、上述した環状磁気ストライプ47、
遮光板51、2相MRセンサ48、フォトインタラプタ
49と同様のものが支持板33およびフレーム35との
間にも取り付けられる。この支持板33およびフレーム
35との間に取り付けられた2相MRセンサ、フォトイ
ンタラプタなどによってミラー32の縦方向の角度が検
出される。
【0029】このように構成される光軸変化部のアクチ
ュエータを2相MRセンサおよびフォトインタラプタの
出力信号に基づいてミラーサーボ2によって駆動するこ
とで、ミラー32が例えば垂直方向に回転して所定方向
に保持される。さらに、2相MRセンサ48およびフォ
トインタラプタ49の出力信号に基づいてパンモータ7
をモータ制御回路8によって駆動することで、ミラー3
2およびフレーム35が例えば水平方向に回転して所定
方向に保持される。この状態でもって撮影がなされて1
枚の部分画が記録媒体13に記録されると、シスコン2
2は、ミラーサーボ2および/またはモータ制御回路8
へ指令を出し、ミラーの垂直方向の角度と水平方向の角
度とを別の値にして、1枚目の部分画に1部分重なるよ
うに2枚目の部分画を撮影する。
【0030】このとき、CCD撮像素子5にて露光した
電荷は、他の部分画の撮影位置に光軸を移動させるジャ
ンプ動作を行っている期間に排出され、ジャンプ動作を
行っている期間以外で露光した電荷を部分画に対応した
撮像出力として獲得される。このように次々と縦横に光
軸を移動させるジャンプ動作とジャンプ動作完了後の撮
影動作とが、例えば、1フレーム毎または1フィールド
毎に繰り返してなされ、複数の部分画の撮影がなされ、
得られた撮像出力に基づいて1枚の合成画像が生成され
る。
【0031】ここで、この発明に適用されるミラー32
の一例を図5に示す。まず、レンズブロック3とミラー
32とがぶつからず、ミラー32に反射される光路がレ
ンズブロック3に重ならず、且つレンズブロック3とミ
ラー32の距離が最短距離となり、さらにレンズブロッ
ク3の光軸に対して45度となるようにミラー32が配
置される。レンズブロック3が望遠となっているとき、
ミラー32を垂直方向に±15度駆動させて被写体から
の入射光が、ケラレることなく、すなわち入射光が完全
にレンズブロック3を介してCCD撮像素子5へ取り込
まれるようにする。このとき、レンズの有効直径をd
〔mm〕とし、図5Aに示すように、d×2dより少し
大きい楕円形に近い形のミラーが必要になる。この図5
Aでは、1.1d×2.2dとなる形状のミラーが一例
として示されている。
【0032】そして、レンズブロック3が標準のとき、
例えば水平画角が40〔deg p-p 〕となる標準画角で、
図5Aに示すミラーを用いて、被写体を撮影した場合、
被写体からの入射光は、ケラレるので、CCD撮像素子
5に完全に取り込めない。そこで、このミラー32が水
平方向および垂直方向に動かず、レンズブロック3の光
軸に対して略45度の方向となるように固定されたとき
に、標準画角のレンズブロック3を用いて、被写体から
の入射光を、完全にCCD撮像素子5へ取り込むように
する。このためには、図5Bに示すように、上底を1.
5dとし、下底を2.5dとし、高さを2.1dとする
台形に近い形のミラー32が必要になる。
【0033】従って、図5Aに示す望遠のときに用いら
れるミラーの横幅(水平方向の幅)を約2倍にするだけ
で、標準画角の撮影を行うことができる。ただし、標準
画角では、高精細な1枚の合成画を生成するための複数
の部分画を撮影することはできない。
【0034】この図5Bに示すミラー32を光軸変化部
に使用した場合、ミラーブロック3を取り外さなくても
標準画角の撮影を行なうことができる。例えば、動画を
撮影することもできる。また、図5Bに示すミラー32
を用いて、標準画角より少し狭い画角を撮影する場合、
ミラー32をレンズブロック3の光軸の回りに回転させ
ることによって、水平方向に分割された部分画を撮影す
ることができ、撮影された複数の部分画を合成し、36
0度のパノラマ画像を撮影することができる。そして、
標準画角より狭い画角を撮影する場合、ミラー32をレ
ンズブロック3の光軸の回りに回転させると共に、垂直
方向にも例えば±15度の範囲で回転させることによっ
て、水平方向および垂直方向に分割された部分画を撮影
することができ、撮影された複数の部分画を合成し、高
解像度となる1枚の合成画を生成することができる。
【0035】また、所定の範囲の被写体を標準画角で撮
影した後、同じ所定の範囲の被写体を望遠にして、光軸
の方向を変えながら複数の部分画を撮影し、標準画角で
撮影した画像信号と、望遠で撮影した複数の画像信号と
を合成し、高解像度の画像を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】この発明に依れば、レンズブロックの前
に設けたミラーブロックを取り除かなくても、動画、標
準画角の静止画、パノラマ画像を生成するための部分
画、高解像度の静止画を生成するための部分画を撮影す
ることができる。また、ミラーブロックを光路上から取
り除く必要がないので、機構が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明における光軸変化部の構成を示す断面
図である。
【図3】この発明における光軸変化部の説明に用いる斜
視図である。
【図4】この発明における光軸変化部の説明に用いる断
面図である。
【図5】この発明におけるミラーの形状の一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1・・・ミラーブロック、2・・・ミラーサーボ、3・
・・レンズブロック、4・・・フォーカスサーボ、5・
・・CCD撮像素子、6・・・電子シャッター、7・・
・・パンモータ、8・・・モータ制御回路、22・・・
システムコントローラ、32・・・ミラー、37、38
・・・マグネット、40・・・ヨーク、41・・・コイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光軸の方向を変化させて撮
    像素子へ導き、上記光軸の方向を変化させながら複数の
    部分画を撮影する撮像装置において、 標準画角となる第1の画角と、上記第1の画角より少し
    狭い第2の画角と、上記第1の画角より狭い第3の画角
    とに可変されるレンズブロックと、 上記レンズブロックを介された画像を取り込む撮像素子
    と、 上記レンズブロックの光軸に対して略45度となるよう
    に配置させ、反射鏡を水平方向および垂直方向に駆動さ
    せることによって、光軸の方向を変化させる光軸変化手
    段とを有し、 上記第1の画角で撮影する場合、上記反射鏡を固定し、 上記第2の画角で撮影する場合、上記反射鏡を上記水平
    方向に駆動させ、複数の部分画を撮影し、 上記第3の画角で撮影する場合、上記反射鏡を上記水平
    方向および垂直方向に駆動させ、複数の部分画を撮影す
    るようにしたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の画角で撮影する場合、上記反
    射鏡を水平方向に360度駆動させ、上記複数の部分画
    を撮影するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記第3の画角で撮影する場合、上記反
    射鏡を水平方向に360度および上記垂直方向に所定の
    範囲駆動させ、上記複数の部分画を撮影するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記反射鏡は、上記第1、第2および第
    3の画角でそれぞれ撮影するときに、必要とされる大き
    さをカバーする反射領域を確保するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008226197A (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Hitachi Information & Control Solutions Ltd 個人認証装置の指静脈パターンの入力装置
KR100956890B1 (ko) * 2008-06-17 2010-05-11 삼성전기주식회사 스캐너

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JP2008226197A (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Hitachi Information & Control Solutions Ltd 個人認証装置の指静脈パターンの入力装置
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