JP2001005106A - 印画紙の処理方法及び装置 - Google Patents

印画紙の処理方法及び装置

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JP2001005106A
JP2001005106A JP11178984A JP17898499A JP2001005106A JP 2001005106 A JP2001005106 A JP 2001005106A JP 11178984 A JP11178984 A JP 11178984A JP 17898499 A JP17898499 A JP 17898499A JP 2001005106 A JP2001005106 A JP 2001005106A
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Japan
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photographic paper
paper
emulsion layer
cut sheet
cut
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JP11178984A
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English (en)
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Hideki Kaneharu
秀樹 金治
Tetsuya Tanaka
哲哉 田中
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳剤層の膜剥がれの発生を抑えるペーパーカ
ッタを提供する。 【解決手段】 固定刃31に対し可動刃32を交差させ
て配置する。可動刃32をシフト機構42により昇降さ
せて、カラーペーパー26を切断する。切断したカラー
ペーパー26の先端26aが位置する側で、カラーペー
パー26の乳剤層50側に可動刃32を配置する。切断
したカラーペーパー26の後端26bが位置する側で、
カラーペーパー26の支持体51側に固定刃31を配置
する。切断の際に、可動刃32の逃げ面32bにより乳
剤層50を押圧して、カラーペーパー26の切断端面2
6aの乳剤層50側に、盛り上がり部52を形成する。
この盛り上がり部52が、現像処理工程におけるターン
ガイドに当たって搬送されるため、乳剤層50の膜剥が
れの発生が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真の分野における
印画紙の処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール状に巻取り収納された印画紙を写
真プリンタに装填し、このロール状印画紙から帯状の印
画紙を引き出し、印画紙を必要とする大きさに切断し、
この切断したカットシート状の印画紙に対して、焼付露
光と現像処理とを行う印画紙の処理方法が実用化されて
いる。
【0003】このように、カットシートに切断した後に
現像処理すると、現像工程におけるペーパーガイド等と
の接触により、印画紙の感光乳剤層が支持体から微小長
さ分だけ剥がれる膜剥がれが発生することがある。
【0004】このような膜剥がれが発生すると、稀にで
はあるが、仕上がり印画紙の先端を少しずらして数枚重
ねた状態でその切断面を見ると、その端部が赤いスジと
して見えることがある。また、ときには黄色みを帯びた
スジとして見えることもある。
【0005】これは、カラー印画紙の切断面において、
発色したシアン(C)層、マゼンタ(M)層、イエロー
(Y)層のうち、C層が膜剥がれを起こし、残ったM層
とY層とによって、この部分が赤色に見えるからであ
る。また、M層まで膜剥がれが起こると、Y層のみが残
り、黄色に見えるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような膜剥がれ
は、現像工程での印画紙搬送において、現像装置におけ
る液外のターン搬送部のガイド部材(以下ターンガイド
という)に印画紙の乳剤面が当たって発生することが判
った。現像装置においては、液中のターンガイドでの当
接の方が、液外のターンガイドとの当接よりも膜剥がれ
が少ない。したがって、液中のターン方式に工夫をし、
液外のターンガイドには印画紙の支持体面側が当接して
曲げられるようにして処理することにより、膜剥がれの
発生を抑えることができる。しかし、露光装置の配置の
関係などから、印画紙は、支持体面を上にしてターンガ
イドに当接させるように使われるとは限らない。このた
め、乳剤層面が上になってターンガイドに当たることも
ある。
【0007】液外のターンガイドに当接して膜剥がれが
生じるのは、ターンガイドが乾いているとき、すなわ
ち、少量処理をするときに多い。乾いた状態でも膜剥が
れを生じさせないようにするためには、ターンガイドを
バフがけ等して鏡面仕上げにすることがよいと考えられ
る。しかし、この場合には、使用によって傷が生じたり
汚れが付着して、面がすぐに荒れてしまう。このため、
メンテナンスを頻繁に行う必要がある。
【0008】また、ターンガイドが乾いた時に水を吹き
付けて湿った状態にし、この後に印画紙を当接させて膜
剥がれを防ぐこともできるが、廃水の処理や水の補給が
煩雑になる欠点がある。
【0009】本発明は上記課題を解消するためのもので
あり、簡単な構成により膜剥がれの発生を防止するよう
にした印画紙の処理方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、印画紙の取り扱いの面から試行錯誤の実験を繰り返
し、現像に供する前の印画紙の切断面が独特の形状にな
るように切断することで、この膜剥がれを著しく軽減す
ることができることを見つけ、上記課題を達成すること
ができた。
【0011】このため、請求項1記載の印画紙の処理方
法では、支持体に乳剤層を形成してなる印画紙を切断し
てカットシート状印画紙にする切断工程と、前記切断工
程の前又は後に印画紙へ露光記録する露光工程と、前記
切断工程及び露光工程の後に印画紙を現像する現像工程
とを有する印画紙の処理方法において、前記切断工程に
おける切断を、前記カットシート状印画紙の乳剤層側の
先端に丸みを形成させるように作用するカッタによりに
より行っている。
【0012】請求項2記載の印画紙の処理方法では、前
記カッタを固定刃と可動刃とから構成し、前記カットシ
ート状印画紙の後端部に対面する位置で支持体側に、前
記固定刃を配置し、前記カットシート状印画紙の先端部
に対面する位置で乳剤層側に、前記可動刃を配置してい
る。
【0013】請求項3記載の印画紙の処理方法では、前
記固定刃及び可動刃は、前記カットシート状印画紙の切
断面に平行なすくい面と前記切断面に対し交差する逃げ
面とを備え、これらすくい面と逃げ面との交差角部を刃
先とし、これら刃先を交差させて前記印画紙を切断して
いる。
【0014】請求項4記載の印画紙の処理方法では、印
画紙を固定刃へ案内する可動ガイドを、前記可動刃の逃
げ面に対向する位置に設け、この可動ガイドを前記可動
刃の作動に伴って退去させるようにしている。また、請
求項5記載の印画紙の処理方法では、乳剤面を上にした
状態で印画紙が液外のターン部を通過するようにして現
像が行われる。
【0015】請求項6記載の印画紙の処理装置では、カ
ッタを固定刃と可動刃とから構成し、カットシート状印
画紙の後端部に対面する位置で支持体側に、前記固定刃
を配置し、カットシート状印画紙の先端部に対面する位
置で乳剤層側に、前記可動刃を配置している。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、印画紙の先端の乳剤
層側に丸みを形成させるように作用するカッタにより印
画紙を切断するので、乳剤層の先端が切断により圧縮さ
れながら丸められる。そして、この丸めによる盛り上が
り部は他に比べて固くなっている。このため、液外のタ
ーンガイドに印画紙の先端の乳剤層側が当接するとき、
この丸く盛り上がった面が当接するので、膜剥がれし難
くなる。また、丸みによって、乳剤層の切断端面が直接
にターンガイドに当たることがないため、膜剥がれし難
くなる。なお、盛り上がり部の盛り上がり量は電子顕微
鏡で確認することができる程度の20〜40μmである
から、目視では確認することができない。したがって、
この盛り上がり部によって、写真としての商品価値が損
なわれることはない。
【0017】そして、可動刃が印画紙の切断先端の乳剤
層側を斜め方向に圧迫することで、膜剥がれを生じ難く
する丸め部を印画紙の乳剤層側の先端に形成することが
できる。また、印画紙を固定刃へ案内する可動ガイド
を、前記可動刃の逃げ面に対向する位置に設け、この可
動ガイドを前記可動刃の作動に伴って退去させる場合に
は、印画紙先端がカッタに入る時に、固定刃のすくい面
に当たることによる紙詰まりの発生が防止される。ま
た、切断を終了した後は、切断された端縁が可動ガイド
により、固定刃と可動刃との隙間である印画紙通路に戻
される。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は本発明を実施したプリンタ
プロセサを示す概略図である。プリンタプロセサ10
は、プリンタ11とプロセサ12とが接続されて構成さ
れている。プリンタ11は、ペーパー装填部13、ペー
パーカッタ14、裏印字部15、露光記録部16、ペー
パー振り分け部17から構成されている。プロセサ12
は、現像処理部20、乾燥部21、集積部22から構成
されている。
【0019】ペーパー装填部13には、帯状のカラーペ
ーパー23を巻取り収納したペーパーマガジン24が装
填される。ペーパーマガジン24内には給紙ローラ対2
5が配置されている。この給紙ローラ対25は、プリン
タ側の図示しない駆動モータによって回転される。給紙
ローラ対25により引き出されたカラーペーパー23
は、ペーパーカッタ14で必要な長さに切断され、カッ
トシート状のカラーペーパー(以下、単にカラーペーパ
ーという)26にされる。このカラーペーパー26は、
コ字形の搬送路27によって、裏印字部15、露光記録
部16、ペーパー振り分け部17に順に送られる。
【0020】裏印字部15では、カラーペーパー26の
裏面(乳剤層とは反対側の面)に必要情報が印字され
る。露光記録部16では、レーザープリンタにより画像
情報に基づきカラーペーパー26に画像が露光記録され
る。露光記録済みのカラーペーパー26は、ペーパー振
り分け部17で複数列に振り分けられ、プロセサ12に
入る。そして、プロセサ12の各処理槽20a〜20f
により発色現像・漂白定着・安定化等の現像処理がなさ
れて、乾燥部21で乾燥されながら、集積部22に送ら
れる。集積部22では、複数列に処理され送られてきた
カラーペーパー26が1つに集積される。
【0021】各処理槽20a〜20fの上方には、各処
理槽20a〜20eからのカラーペーパー26を次の処
理槽20b〜20fに案内するターンガイド28が設け
られている。ターンガイド28はガイド本体28aとス
クイズローラ28bとから構成されている。ターンガイ
ド28はカラーペーパー26の先端に当接してこれをス
クイズローラ28bや次の処理槽20b〜20fに案内
する。スクイズローラ28bは、カラーペーパー26に
付着した液が次の処理槽に持ち込まれることがないよう
に、付着した液を取り除く。
【0022】図3はペーパーカッタ14の断面図であ
る。ペーパーカッタ14は、固定刃31、可動刃32、
固定フレーム33、昇降フレーム34、モータ35を備
えている。固定刃31は、固定フレーム33に水平に取
り付けられている。また、可動刃32は昇降フレーム3
4に取り付けられている。この可動刃32は、コイルバ
ネ36により固定刃31に向けて付勢されており、これ
により可動刃32が固定刃31に押し付けられている。
【0023】固定フレーム33内には1対のガイド棒3
7が鉛直方向で配置されており、これに昇降フレーム3
4が昇降自在に取り付けられている。固定フレーム33
にはモータ35が取り付けられている。このモータ35
の駆動軸にギヤトレイン40を介して偏心カム41が連
係されている。偏心カム41は、円板41aにカムフォ
ロワ41bを取り付けて構成されている。カムフォロワ
41bは、昇降フレーム34に設けた係合長孔34aに
入っている。係合長孔34aは水平方向に長く形成され
ている。偏心カム41が1回転すると、係合長孔34a
を介して昇降フレーム34が上下に往復動する。これに
よって、可動刃32が昇降することで、カラーペーパー
23が切断される。前記昇降フレーム34、モータ3
5、ガイド棒37、ギヤトレイン40、偏心カム41に
よって、可動刃32のシフト機構42が構成されてい
る。なお、図中の符号46,47,48,49はペーパ
ーガイドを示している。これらのペーパーガイド46〜
49以外にも、切断されたカラーペーパー26が可動刃
32の動きによってはね上げられ、端面が損傷を受ける
ことがないように、別にペーパーガイドを設けてもよ
い。
【0024】図4は固定刃31及び可動刃32の位置関
係を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面
図、(C)は右側面図、(D)は左側面図である。固定
刃31は、長さL1=272mm、厚みT1=6mm、高さ
H1=20mmに形成されており、可動刃32は、長さL
2=269.4mm、厚みT2=6.5mm、高さH2=2
7.5mmに形成されている。また、固定刃31の刃先角
(すくい面31aと逃げ面31bとのなす角)C1は6
0°、可動刃32の刃先角C2は60°である。また、
固定刃31と可動刃32との刃先がなす交差角度(シャ
ー角)D1は2.5°である。更に、固定刃31のすく
い面31aに対する可動刃32のすくい面32aがなす
角度(すくい角)E1は3°(切り始め)である。ま
た、(B)の平面図における固定刃31に対する可動刃
32の競らし量F1は1.0mmである。
【0025】なお、固定刃31及び可動刃32の刃先角
C1,C2は50〜80°が好ましく、より好ましくは
50〜70°である。また、シャー角D1は2.5〜1
0°が好ましい。すくい角E1は2〜4°が好ましい。
更に、競らし量F1は0.5〜2mmが好ましい。な
お、競らし量F1は刃の長さL1に応じて最適値が変わ
るので、刃の長さL1と、固定刃及び可動刃の競らし量
F1との関係(F1/L1)は、4.0×10-3〜7.
5×10-3が好ましく、より好ましくは、4.8×10
-3〜7.0×10-3である。
【0026】図2に示すように、露光記録部16の配置
や構造上の制約等から、カラーペーパー26は乳剤層側
を上向きにして現像処理部20に送られてくる。図5に
示すように、カラーペーパー26は、支持体51に乳剤
層50を層設して構成されている。現像処理部20で
は、各処理槽20a〜20eを出たカラーペーパー26
が液外のガイド板28aによってターンさせられ、次の
処理槽20b〜20fに送られる。このカラーペーパー
26のターンの際に、カラーペーパー26の先端はガイ
ド板28aのガイド面28cに当接しながら案内され
る。このガイド面28cとの当接によってカラーペーパ
ー26の先端に膜剥がれが生ずることがある。
【0027】ガイド面28cに当接して膜剥がれが生じ
ないカラーペーパー26の先端の切断面26aは、乳剤
層50側の先端が丸くされており、盛り上がり部52が
できている。図6は可動刃32の逃げ面32bが支持体
51側に配置されたカッタで切断した状態を示してい
る。この場合には、丸みを有する盛り上がり部52は乳
剤層側ではなく、その反対側に形成されてしまう。した
がって、乳剤層50の先端が丸くされておらず盛り上が
り部52がない状態になる。このため、乳剤層50の先
端がガイド面28cに直接に接触するため、膜剥がれが
生じやすい。
【0028】図5に示すように、カラーペーパー26の
先端となる切断先端26aの乳剤層50側に盛り上がり
部52を形成させるには、図1に示すように、カラーペ
ーパー26の支持体51に接する側のカッタ刃を固定刃
31とし、乳剤層側に接する側のカッタ刃を可動刃32
とする。そして、切断されたカラーペーパー26の先端
26aが位置する側に可動刃32を配置し、切断された
カラーペーパー26の後端26bが位置する側に固定刃
31を配置する。これにより、可動刃32の逃げ面32
bがカラーペーパー26の切断先端26aに盛り上がり
部52ができるように圧縮力を及ぼしながら上方に移動
し、切断先端26aに盛り上がり部52が形成される。
【0029】図7は、可動刃32の逃げ面32bの上方
に可動ガイド60を配置した他の実施形態を示してい
る。可動ガイド60は、固定刃31のすくい面31aに
沿って変移可能に配置されており、ガイド面60aの先
端が固定刃31の刃先31cよりも下側に位置されるガ
イド位置((A)参照)と、この位置から上方に退避す
る退避位置((C)参照)との間で変移可能にされてい
る。この可動ガイド60はバネ板から構成されており、
通常は(A)に示すガイド位置にセットされる。また、
切断により退避位置にされると、反発力が作用し、カラ
ーペーパー23を可動刃32に向けて付勢する。このた
め、可動刃32の逃げ面32bによるカラーペーパー2
3の押圧が効果的に行われ、乳剤層の切断先端における
丸めを確実に行うことができ、これにより盛り上がり部
52が形成される。したがって、乳剤層の膜剥がれがよ
り一層確実に阻止される。
【0030】なお、可動ガイド60をバネ板から構成す
る代わりに、図8に示すように、可動ガイド70を可動
刃32の移動方向に昇降自在に配置してもよい。可動ガ
イド70は、固定刃31のすくい面31aに沿って移動
自在に配置されており、ガイド面70aの先端が固定刃
31の刃先31cよりも下側に位置されるガイド位置
(実線表示)と、この位置から上方に退避する退避位置
(二点鎖線表示)との間で変移可能にされている。可動
ガイド70は、コイルバネ71により可動刃32に向け
て付勢されている。したがって、可動刃32の動きに連
動して可動ガイド70がガイド位置と退避位置との間で
変移するため、バネ板からなる可動ガイド60と同じよ
うに、可動刃32の逃げ面32bによるカラーペーパー
26の押圧が効果的に行われる。これにより、乳剤層の
切断先端における丸めが確実に行われるので、乳剤層の
膜剥がれがより一層確実に阻止される。
【0031】また、可動ガイド70をコイルバネ71で
可動刃32に向けて付勢する代わりに、可動ガイド70
をカム機構等を用いて可動刃32の動きに合わせて退去
させ、バネ機構を用いて復帰させてもよい。また、図3
に示す昇降フレーム34に可動ガイドを固定し、可動刃
42と一体に動くようにしてもよい。
【0032】上記実施形態では、固定刃31と可動刃3
2との刃先を交差させ、可動刃32をシフトさせること
で、カラーペーパーを切断するタイプのペーパーカッタ
14に本発明を実施したが、この他に、印画紙の乳剤面
側の先端に丸みを形成させるように切断することができ
るものであれば、切断方式は限定されることなく、例え
ばロータリーカッタや他の剪断カッタなどに実施しても
よい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、印画紙の乳剤層側の先
端に丸みを形成させるように切断するから、現像処理に
おいて搬送される印画紙の乳剤面側の先端が現像部のタ
ーンガイド等の部材に当接しても、膜剥がれの発生が抑
えられる。これにより、品質を損なわない写真を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したペーパーカッタの要部を示す
拡大した断面図であり、切断直後の状態を示している。
【図2】ペーパーカッタを有するプリンタプロセサを示
す概略図である。
【図3】ペーパーカッタの縦断面図である。
【図4】ペーパーカッタの固定刃と可動刃との位置関係
及び各部寸法を示すもので、(A)は正面図、(B)は
平面図、(C)は右側面図、(D)は左側面図である。
【図5】ターンガイドを通過中のカラーペーパーを示す
拡大した断面図である。
【図6】ターンガイドを通過中のカラーペーパーを示す
拡大した断面図である。
【図7】可動ガイドを有する別の実施形態におけるペー
パーカッタを示す側面図であり、(A)は切断前の状態
を、(B)は切断開始時の状態を、(C)は切断直後の
状態を示している。
【図8】可動ガイドを有する別の実施形態におけるペー
パーカッタを示す側面図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセサ 13 ペーパー装填部 14 ペーパーカッタ 20 現像処理部 23 帯状のカラーペーパー 24 ペーパーマガジン 26 カットシート状カラーペーパー 28 ターンガイド 28a ガイド本体 28b スクイズローラ 31 固定刃 32 可動刃 42 シフト機構 50 乳剤層 51 支持体 52 盛り上がり部 60,70 可動ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H098 AA02 AA03 CA02 CA28 HA01 2H106 AB04 AB53 AB64 BA91 3C027 AA02 AA05 JJ01 JJ10 JJ12 JJ14 JJ17 JJ18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に乳剤層を形成してなる印画紙を
    切断してカットシート状印画紙にする切断工程と、前記
    切断工程の前又は後に印画紙へ露光記録する露光工程
    と、前記切断工程及び露光工程の後に印画紙を現像する
    現像工程とを有する印画紙の処理方法において、 前記切断工程における切断を、前記カットシート状印画
    紙の乳剤層側の先端に丸みを形成させるように作用する
    カッタにより行うことを特徴とする印画紙の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記カッタを固定刃と可動刃とから構成
    し、前記カットシート状印画紙の後端部に対面する位置
    で支持体側に、前記固定刃を配置し、前記カットシート
    状印画紙の先端部に対面する位置で乳剤層側に、前記可
    動刃を配置したことを特徴とする請求項1記載の印画紙
    の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記固定刃及び可動刃は、前記カットシ
    ート状印画紙の切断面に平行なすくい面と前記切断面に
    対し交差する逃げ面とを備え、これらすくい面と逃げ面
    との交差角部を刃先とし、これら刃先を交差させて前記
    印画紙を切断することを特徴とする請求項2記載の印画
    紙の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記印画紙を固定刃へ案内する可動ガイ
    ドを、前記可動刃の逃げ面に対向する位置に設け、この
    可動ガイドを前記可動刃の作動に伴って退去させるよう
    にしたことを特徴とする請求項3記載の印画紙の処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記現像工程では、乳剤層面を上にして
    液外のターン部を通過するように前記印画紙が搬送され
    ることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載
    の印画紙の処理方法。
  6. 【請求項6】 印画紙を切断してカットシート状印画紙
    にするカッタと、前記カッタの前又は後に配置され、前
    記印画紙に画像を露光記録するプリンタと、露光済みの
    カットシート状印画紙を現像するプロセサとを備え、前
    記プロセサは、複数の処理槽とこれら各処理槽を通過す
    るカットシート状印画紙を次の処理槽に案内するターン
    ガイドとを有し、露光済みのカットシート状印画紙の乳
    剤層面を上にして前記ターンガイドを通過させる印画紙
    の処理装置において、 前記カッタを固定刃と可動刃とから構成し、前記カット
    シート状印画紙の後端部に対面する位置で支持体側に、
    前記固定刃を配置し、前記カットシート状印画紙の先端
    部に対面する位置で乳剤層側に、前記可動刃を配置した
    ことを特徴とする印画紙の処理装置。
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JP (1) JP2001005106A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020059110A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 富士通コンポーネント株式会社 カッタおよびプリンタ

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