JP2001004798A - 放射線像変換パネル - Google Patents

放射線像変換パネル

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JP2001004798A
JP2001004798A JP17649199A JP17649199A JP2001004798A JP 2001004798 A JP2001004798 A JP 2001004798A JP 17649199 A JP17649199 A JP 17649199A JP 17649199 A JP17649199 A JP 17649199A JP 2001004798 A JP2001004798 A JP 2001004798A
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layer
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Hiroshi Ogawa
博 小川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝尽性蛍光体の発光量を低下させることなく
粒状性に優れた放射線像変換パネルを得る。 【解決手段】 支持体と支持体上に複数の輝尽性蛍光体
層とが積層された放射線像変換パネルにおいて、輝尽性
蛍光体層の各層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子
サイズを、支持体に近い蛍光体層ほど大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輝尽性蛍光体を用
いた放射線像変換パネルに関するもので、詳しくは輝尽
性蛍光体の粒子サイズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線写真法に代る方法として、
たとえば特開昭55−12145号などに記載されてい
るような輝尽性蛍光体を用いる放射線像変換方法が知ら
れている。この方法は、輝尽性蛍光体を含有する放射線
像変換パネル(蓄積性蛍光体シートとも称する)を利用
するもので、被写体を透過したあるいは被検体から発せ
られた放射線をこのパネルの輝尽性蛍光体に吸収させ、
そののちに輝尽性蛍光体を可視光線、赤外線などの電磁
波(励起光)で時系列的に励起することにより、輝尽性
蛍光体中に蓄積されている放射線エネルギーを蛍光(輝
尽発光光)として放出させ、この蛍光を光電的に読み取
って電気信号を得、得られた電気信号に基づいて被写体
あるいは被検体の放射線画像を可視像として再生するも
のである。
【0003】この放射線像変換方法によれば、従来の放
射線写真フィルムと増感紙との組合せを用いる放射線写
真法による場合に比較して、はるかに少ない被曝線量で
情報量の豊富な放射線画像を得ることができるという利
点がある。従って、この方法は、特に医療診断を目的と
するX線撮影等の直接医療用放射線撮影において利用価
値の非常に高いものである。
【0004】放射線像変換方法に用いられる放射線像変
換パネルは、蛍光体層が自己支持性である場合は別とし
て、基本構造として、支持体とその片面に設けられた輝
尽性蛍光体層とからなるものである。また、この輝尽性
蛍光体層の支持体とは反対側の表面(支持体に面してい
ない側の表面)には一般に、透明な保護膜が設けられて
いて、蛍光体層を化学的な変質あるいは物理的な衝撃か
ら保護している。
【0005】輝尽性蛍光体層は一般に、輝尽性蛍光体と
これを分散状態で含有支持する結合剤とからなるもので
あり、輝尽性蛍光体はX線などの放射線を吸収したのち
励起光の照射を受けると輝尽発光を示す性質を有するも
のである。従って、被写体を透過したあるいは被検体か
ら発せられた放射線は、その放射線量に比例して放射線
像変換パネルの輝尽性蛍光体層に吸収され、パネルには
被写体あるいは被検体の放射線像が放射線エネルギーの
蓄積像として形成される。この蓄積像は、上記励起光を
照射することにより輝尽発光光として放出させることが
でき、この輝尽発光光を光電的に読み取って電気信号に
変換することにより放射線エネルギーの蓄積像を画像化
することが可能となる。
【0006】放射線像変換方法は上述のように非常に有
利な画像形成方法であるが、この方法に用いられる放射
線像変換パネルも従来の放射線写真法に用いられる増感
紙と同様に、高感度であってかつ画質(鮮鋭度、粒状性
など)の良好な画像を与えるものであることが望まれ
る。放射線像変換パネルの感度は、基本的にはパネルに
含有されている輝尽性蛍光体の総輝尽発光量に依存し、
この総発光量は蛍光体自体の発光輝度によるのみなら
ず、蛍光体層における蛍光体の含有量によっても異な
る。蛍光体の含有量が多いことはまたX線等の放射線に
対する吸収も大であることを意味するから、一層高い感
度が得られ、同時に画質(特に、粒状性)が向上する。
一方、蛍光体層における蛍光体の含有量が一定である場
合には、蛍光体粒子が密に充填されているほどその層厚
を薄くすることができるから、散乱による励起光の広が
りを少なくすることができ、相対的に高い鮮鋭度を得る
ことができる。
【0007】また、画像の鮮鋭度を高めることを目的と
して、蛍光体層を構成する輝尽性蛍光体の粒子径が放射
線像変換パネル表面側(輝尽発光光を取り出す側)で大
きく、支持体側で小さくなるように蛍光体粒子を配列さ
せた放射線像変換パネルが提案されている(特開平8−
313699号等)。このような放射線像変換パネルで
は、蛍光体の粒子径分布がパネルの厚み方向に均一であ
る従来の放射線像変換パネルと同一の感度とした場合に
鮮鋭度を高めることができる。また、支持体側の粒子径
の小さな蛍光体粒子が、反射層的役割を果たすために蛍
光の反射、散乱光路が短くなるので、このことによって
も鮮鋭度が高められることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蛍光体層を構
成する輝尽性蛍光体の粒子径を放射線像変換パネル表面
側で大きく、支持体側で小さくなるように蛍光体粒子を
配列させた放射線像変換パネルの場合、発光量は大きい
ので鮮鋭度を高めることができるが、蛍光体層を構成す
る輝尽性蛍光体の粒子径が放射線像変換パネル表面側す
なわち、輝尽発光光を取り出す側で相対的に大きくなっ
ているため、蛍光体の粒子径分布がパネルの厚み方向に
均一である場合に比べて粒状性を高めることは困難であ
る。
【0009】本発明は、上記のような事情に鑑みなされ
たものであり、発光量を低下させることなく粒状性に優
れた放射線像変換パネルを提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線像変換パ
ネルは、複数の輝尽性蛍光体層が積層された放射線像変
換パネルにおいて、上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍
光体粒子の平均粒子サイズが、下層の蛍光体層に含まれ
る輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズよりも小さいこと
を特徴とするものである。
【0011】放射線像変換パネルは、通常、基本構造と
して、支持体とその片面に設けられた輝尽性蛍光体層と
から構成されているが、本発明の放射線像変換パネルは
少なくともその輝尽性蛍光体層が複数、積層されている
ものを意味する。従って、上層の蛍光体層とは、複数積
層された蛍光体層のうち、輝尽性発光光を取り出す側
(パネルの表面という)により近い蛍光体層を意味し、
下層の蛍光体層とは上層の蛍光体層よりも、よりパネル
の表面から遠い層を意味する。たとえば、支持体上に積
層された複数の蛍光体層と、その蛍光体層上にさらに積
層された保護層を有する放射線像変換パネルにおいて
は、上層はより保護層に近い層を、下層はより支持体に
近い層を意味する。すなわち、支持体上に積層された複
数の蛍光体層と、その蛍光体層上にさらに積層された保
護層を有する放射線像変換パネルにおいて、上層の蛍光
体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズが、
下層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子
サイズよりも小さいとは、蛍光体層の各層の平均粒子サ
イズが支持体に近い層ほど大きく、保護層に近い層ほど
小さくなっていることを意味している。支持体は輝尽性
蛍光体層が自己支持性を有する場合には必ずしも必要と
しない。従ってそのような放射線像変換パネル、たとえ
ば、輝尽性蛍光体層の最下層の一層が自己支持性を有
し、その上に蛍光体層が複数積層され、さらにその上に
保護層が積層されているような放射線像変換パネルにお
いては、蛍光体層の各層の平均粒子サイズが自己支持性
を有している蛍光体層に近い層ほど大きく、保護層に近
い層ほど小さくなっていることを意味している。
【0012】上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒
子の平均粒子サイズは、下層の蛍光体層に含まれる輝尽
性蛍光体粒子の平均粒子サイズよりも小さく、好ましく
は0.5μm以上、さらには1μm以上小さいことが好
ましい。
【0013】上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒
子の平均粒子サイズは、0.5〜20μmが好ましく、
さらには1〜10μmがより好ましい。一方、下層の蛍
光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズ
は、1〜50μmが好ましく、さらには2〜20μmが
より好ましい。
【0014】
【発明の効果】一般に、粒状性が高く鮮鋭度が良好な画
像を得るためには、放射線像変換パネルの輝尽性蛍光体
の平均粒子サイズは小さい方がよいが、平均粒子サイズ
が小さいために発光量としては少なくなるので、SIG
NAL/NOISE比(以下S/N比という)は不利と
なる。すなわち、発光量という点においては平均粒子サ
イズの大きな輝尽性蛍光体を用いた放射線像変換パネル
の方が有利ということになる。しかしこの場合には、発
光量を大きくすることはできるが、平均粒子サイズが大
きくなるので粒状性を高めることは困難である。
【0015】本発明の放射線像変換パネルは、上層の蛍
光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズ
を、下層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均
粒子サイズよりも小さくしたので、パネルの表面の蛍光
体層に含まれる平均粒子サイズは小さくなり、粒状性ノ
イズの小さな放射線像変換パネルを得ることができる。
一方、下層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平
均粒子サイズは上層よりも大きいので、蛍光体の粒子径
分布がパネルの厚み方向に均一である場合に比べて発光
量は格段に大きくすることができる。従って、発光量を
低下させることなく、粒状性ノイズの少ない、すなわち
S/N比の良好な放射線像変換パネルを得ることができ
る。
【0016】なお、上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍
光体粒子の平均粒子サイズを、下層の蛍光体層に含まれ
る輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズより0.5μm以
上小さくすることにより、上記効果を一層高めることが
できる。
【0017】また、上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍
光体粒子の平均粒子サイズを、0.5〜20μmとする
ことにより、より粒状性ノイズの小さな放射線像変換パ
ネルを得ることができ、下層の蛍光体層に含まれる輝尽
性蛍光体粒子の平均粒子サイズを、1〜50μmとする
ことにより、より発光量の大きな放射線像変換パネルを
得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、本発明の放射線像変換パネルの蛍光
体層に使用される蛍光体について述べる。輝尽性蛍光体
は、放射線を照射した後、励起光を照射すると輝尽発光
を示す蛍光体であるが、実用的な面からは波長が400
〜900nmの範囲にある励起光によって300〜50
0nmの波長範囲の輝尽発光を示す蛍光体であることが
望ましい。本発明の放射線像変換パネルに用いられる輝
尽性蛍光体としては、二価ユーロピウム賦活アルカリ土
類金属ハロゲン化物系蛍光体、セリウム賦活アルカリ土
類金属ハロゲン化物系蛍光体およびセリウム賦活希土類
オキシハロゲン化物系蛍光体が、高輝度の輝尽発光を示
すので好ましい。ただし、本発明に用いられる輝尽性蛍
光体は、このような蛍光体に限られるものではなく、放
射線を照射したのちに励起光を照射した場合に輝尽発光
を示す蛍光体であればいかなるものであってもよい。
【0019】上述のような輝尽性蛍光体を用いて蛍光体
層を形成するための塗布液は、輝尽性蛍光体と結合剤と
を適当な溶剤に加え、これを充分に混合して結合剤溶液
中に輝尽性蛍光体が均一に分散することにより調製す
る。本発明で使用される結合剤としては、たとえば、3
0〜150℃の軟化温度又は融点を有し、且つ0.3kg
f/mm2 以下の弾性率を有する熱可塑性エラストマーであ
って、結合剤としてはこの熱可塑性エラストマーを含む
エラストマーを主成分(好ましくは結合剤の60%以
上)として用いることができる。上記特定の熱可塑性エ
ラストマーは、全てのエラストマーに対して30〜10
0重量%の範囲で使用されるのが好ましく、さらには6
0〜100重量%(特に80〜100重量%)での使用
が好ましい。上記特定の熱可塑性エラストマーの軟化温
度又は融点は、30〜120℃がより好ましく、さらに
は30〜100℃が好ましい。ここで言う軟化温度は、
ビカット軟化温度である。弾性率は、0.1kgf/mm2
下がより好ましく、さらには0.001〜0.1kgf/mm
2 が好ましい。また、引張り強度は、0.1〜20kgf/
mm2 が一般的であり、1〜15kgf/mm2 が好ましく、さ
らには1〜10kgf/mm2が好ましい。引張り伸度は10
〜2000%が一般的であり、100〜1500%が好
ましく、さらには200〜1500%が好ましい。
【0020】熱可塑性エラストマーの例としては、ポリ
スチレン、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、天然ゴム、フッ素ゴム、ポリイソ
プレン、塩素化ポリエチレン、スチレン−ブタジエンゴ
ム、シリコンゴムなどを挙げることができる。ポリウレ
タン、ポリエステル及びポリオレフィンが好ましく、特
にポリウレタンが好ましい。中でも、特に弾性率が0.
3kgf/mm2 以下のものが使用される。使用するポリマー
は、弾性率が0.3kgf/mm2 以下の特定の熱可塑性エラ
ストマー単独であっても良いし、二種以上の混合物でも
良く、またこの熱可塑性エラストマーとそれ以外のエラ
ストマーとからなる二種以上の混合物でも良い。また、
この熱可塑性エラストマー以外のポリマー(例、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂およびポリイミド樹脂)を、さら
に使用しても良い。一般に結合剤の40重量%未満の量
にて使用される。エポキシ樹脂は、通常黄変防止のため
に使用される。
【0021】塗布液調製用の溶剤の例としては、メタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール
などの低級アルコール;メチレンクロライド、エチレン
クロライドなどの塩素原子含有炭化水素;アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケト
ン;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂
肪酸と低級アルコールとのエステル;ジオキサン、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエー
テル;そして、それらの混合物を挙げることができる。
塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合比は、目
的とする放射線像変換パネルの特性、蛍光体の種類など
によって異なるが、結合剤蛍光体と結合剤との混合比
は、1重量パーセント(以下wt%と略す)から100
wt%の範囲から選ばれ、そして特に2.5wt%から
12.5wt%の範囲から選ぶのが好ましい。
【0022】なお、塗布液には、塗布液中における蛍光
体の分散性を向上させるための分散剤、また、形成後の
蛍光体層中における結合剤と蛍光体との間の結合力を向
上させるための可塑剤などの種々の添加剤が混合されて
いてもよい。そのような目的に用いられる分散剤の例と
しては、フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性
界面活性剤などを挙げることができる。また可塑剤の例
としては、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、
リン酸ジフェニルなどのリン酸エステル;フタル酸ジエ
チル、フタル酸ジメトキシエチルなどのフタル酸エステ
ル;グリコール酸エチルフタリルエチル、グリコール酸
ブチルフタリルブチルなどのグリコール酸エステル;そ
して、トリエチレングリコールとアジピン酸とのポリエ
ステル、ジエチレングリコールとコハク酸とのポリエス
テルなどのポリエチレングリコールと脂肪族二塩基酸と
のポリエステルなどを挙げることができる。
【0023】本発明の放射線像変換パネルは、例えば、
次に述べるような方法により製造することができる。調
製された蛍光体と結合剤とを含有する塗布液を、シート
形成用の仮支持体の表面に均一に塗布することにより塗
布液の塗膜を形成する。この塗布操作は、通常の塗布手
段、たとえば、ドクターブレード、ロールコーター、ナ
イフコーターなどを用いることにより行なうことができ
る。仮支持体は、例えば、ガラス、金属の板、あるいは
従来の放射線写真法における増感紙(または増感用スク
リーン)の支持体として用いられている各種の材料、あ
るいは放射線像変換パネルの支持体として公知の材料か
ら任意に選ぶことができる。そのような材料の例として
は、セルロースアセテート、ポリエステル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、トリアセ
テート、ポリカーボネートなどのプラスチック物質のフ
ィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金
属シート、通常の紙、バライタ紙、レジンコート紙、二
酸化チタンなどの顔料を含有するピグメント紙、ポリビ
ニルアルコールなどをサイジングした紙、アルミナ、ジ
ルコニア、マグネシア、チタニアなどのセラミックスの
板あるいはシートなどを挙げることができる。仮支持体
上に蛍光体層形成用塗布液を塗布し、乾燥ののち、仮支
持体からはがして放射線像変換パネルの蛍光体層となる
蛍光体シートとする。従って、仮支持体の表面には予め
離型剤を塗布しておき、形成された蛍光体シートが仮支
持体からはがし易くなるようにしておくことが好まし
い。このようにして、蛍光体の平均粒子サイズが異なる
蛍光体シートを形成するが、蛍光体シートの厚みは目的
によって適宜変えることが可能であり、複数の蛍光体シ
ートがすべて同一の厚みであってもよいが、たとえば粒
状性を重視する場合には蛍光体シート上層を厚くするこ
とが好ましく、鮮鋭度・発光量を重視する場合には上層
を薄くするのが好ましい。
【0024】次に、上記のように形成した蛍光体シート
とは別に、放射線像変換パネルの支持体を用意する。こ
の支持体は、蛍光体シートを形成する際に用いる仮支持
体と同様の材料から任意に選ぶことができる。放射線像
変換パネルにおいては、支持体と蛍光体層の結合を強化
するため、あるいは放射線像変換パネルとしての感度も
しくは画質(鮮鋭度、粒状性)を向上させるために、蛍
光体層が設けられる側の支持体表面にゼラチンなどの高
分子物質を塗布した接着性付与層を形成したり、または
二酸化チタン、酸化ガドリニウムなどの光反射性物質か
らなる光反射層、もしくはカーボンブラックなどの光吸
収性物質からなる光吸収層などを形成することが知られ
ている。本発明において用いられる放射線像変換パネル
についても、これらの各種の層を設けることができ、そ
れらの構成は所望の放射線像変換パネルの目的、用途な
どに応じて任意に選択することができる。さらに、特開
昭58−200200号に記載されているように、得ら
れる画像の鮮鋭度を向上させる目的で、支持体の蛍光体
層側の表面(支持体の蛍光体層側の表面に接着性付与
層、光反射層あるいは光吸収層などが設けられている場
合には、その表面を意味する)には微小の凹凸が形成さ
れていてもよい。
【0025】先に得られた蛍光体シートを、支持体上
に、蛍光体粒子の平均粒子サイズの大きなシートから順
に載せ、ポリマーの軟化温度または融点以上の温度で、
圧縮しながら支持体上に接着する。本発明の圧縮処理の
ために使用される圧縮装置の例としては、カレンダーロ
ール、ホットプレスなど一般に知られているものを挙げ
ることができる。たとえば、カレンダーロールによる圧
縮処理は、支持体上に上記蛍光体シートを載せ、ポリマ
ーの軟化温度または融点以上に加熱したローラーの間を
一定の速度で通過させることにより行なわれる。ただ
し、本発明に用いられる圧縮装置はこれらのものに限ら
れるものではなく、上記のようなシートを加熱しながら
圧縮することのできるものであればいかなるものであっ
てもよい。圧縮の際の圧力は、50kgw/cm2 以上が一般
的で、200〜700kgw/cm2 が好ましい。上下のロー
ル温度は、上記のように軟化温度または融点以上が一般
的であり、軟化温度より10〜50℃高い温度で行なう
ことが好ましい。また、上と下のロール温度は一般に同
じ温度で行なうことが好ましい。送り速度は0.1〜
5.0m/分が好ましい。
【0026】なお、ここでは、仮支持体を用いて蛍光体
シートを作成しこれを支持体上に圧縮接着する場合につ
いて説明したが、蛍光体の平均粒子サイズが異なる各塗
布液を準備し、支持体に平均粒子サイズの大きな塗布液
から順に一つずつ塗布し乾燥する操作を繰り返すことに
より、支持体層に複数の蛍光体層を形成してもよい。
【0027】また、通常の放射線像変換パネルにおいて
は、前述のように支持体に接する側とは反対側の蛍光体
層の表面に、蛍光体層を物理的および化学的に保護する
ための透明な保護膜が設けられている。このような透明
保護膜は、本発明による放射線像変換パネルについても
設置することが好ましい。
【0028】透明保護膜は、たとえば、酢酸セルロー
ス、ニトロセルロースなどのセルロース誘導体;あるい
はポリメチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、
ポリビニルホルマール、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビ
ニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、フッ素系樹脂
(例、フルオロオレフィン・ビニルエーテル共重合体)
などの合成高分子物質のような透明な高分子物質を適当
な溶媒に溶解して調製した溶液を蛍光体層の表面に塗布
する方法により形成することができる。また適宜、ポリ
イソシアネート等の架橋剤を使用することができる。あ
るいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
アミドなどからなるプラスチックシート;および透明な
ガラス板などの保護膜形成用シートを別に形成して蛍光
体層の表面に適当な接着剤を用いて接着するなどの方法
によっても形成することができる。保護膜の膜厚は一般
に約0.1〜20μmの範囲が好ましい。
【0029】さらに、得られる画像の鮮鋭度を向上させ
る目的で、上記の少なくともいずれかの層に励起光を吸
収し、輝尽発光光は吸収しないような着色層を加えても
よい(特公昭59−23400号参照)。次に本発明の
実施例を記載する。ただし、これらの各実施例は本発明
を制限するものではない。
【0030】 (実施例1) [蛍光体シート(上層および下層)組成] 蛍光体:BaFBr0.85I0.15:Eu2+ 1000部 結合剤:ポリウレタンエラストマー :エポキシ樹脂 :ポリイソシアネート 蛍光体の粒子サイズは、上層を3μm、下層を8μmと
した。結合剤のポリウレタンエラストマーは大日本イン
キ化学工業(株)製の パンデクスT5265H(固形)15%MEK溶
液を、エポキシ樹脂は油化シエルエポキシ(株)製のEP
1001(固形)を、ポリイソシアネートは日本ポリウレタン
(株)製の コロネートHXを用い、上記結合剤が順に70
/20/10の重量割合となるように調整し、上層、下
層それぞれに対して結合剤として50部を用い、この結
合剤と蛍光体をメチルエチルケトンに加え、ディゾルバ
ーで分散させて、粘度が30PS(25℃)の上層、下
層それぞれの塗布液を調製した。これをシリコン系離型
剤が塗布されているポリエチレンテレフタレート(仮支
持体、厚み190μm)上に塗布し、乾燥した後、仮支
持体から剥離して上層、下層ともに140μmの厚みの
蛍光体シートをそれぞれ形成した。
【0031】 [反射(下塗)層組成] 酸化ガドリニウム(Gd2O3)の微細粒子 30部 結合剤:軟質アクリル樹脂 30部 フタル酸エステル 3.5部 導電剤:ZnOウイスカー 10部 着色剤:群青 0.4部 酸化ガドリニウム( Gd2O3)の微細粒子は、全粒子の9
0重量%の粒子の粒子径が1〜5μmの範囲にあるもの
を用いた。また、軟質アクリル樹脂は大日本インキ化学
工業(株)製のクリスコート P-1018GS 20%溶液を用い
た。上記組成の材料をメチルエチルケトンに加え、ディ
ゾルバーを用いて分散、混合して、粘度が10PS(2
0℃)の反射(下塗)層形成用塗布液を調製した。厚さ
300μmのポリエチレンテレフタレート(支持体)を
ガラス板上に水平に置き、上記の下塗層形成用塗布液を
ドクターブレードを用いて支持体上に均一塗布した後、
塗布膜の乾燥を行ない、支持体上に層厚20μmの反射
層を形成した。
【0032】さらに、支持体上に形成された反射層上
に、先に作製しておいた蛍光体シートを下層、上層の順
に合わせて載せ、圧縮を行った。圧縮は、カレンダーロ
ールを用い、500kgw/cm2 の圧力、上ロール温度を9
0℃、下ロール温度を75℃、そして送り速度を1.0
m/分の条件にて連続的に行なった。この圧縮により、
層蛍光体シートの上下層、下塗層および支持体は完全に
融着した。また、蛍光体層の厚みは約25%薄くなり、
蛍光体の充填度が大きくなった。
【0033】 [保護膜組成] フッ素系樹脂:フルオロオレフィン・ビニルエーテル共重合体 50部 架橋剤 :ポリイソシアネート 9部 滑り剤 :アルコール変性シリコーン 0.5部 触媒 :ジブチルチンジラウレート 3部 フルオロオレフィン・ビニルエーテル共重合体は旭硝子
(株)製のルミフロンLF-504X(40% 溶液)を、ポリイソ
シアネートは三井東圧(株)製のオレスターNP38-70S(7
0% 溶液)を、アルコール性シリコーンは信越化学工業
(株)製のX-22-2809(66% 溶液)を、 ジブチルチンジラ
ウレートは共同薬品(株)製のKS1260を用いた。上記組
成の材料を、メチルエチルケトン/シクロヘキサン(2
/8、容積比)に溶解して、粘度0.2〜0.3PSの
塗布液を調製した。この塗布液を上記の蛍光体層上にド
クターブレートを用いて塗布した後、120℃で30分
間熱処理して熱硬化させるとともに乾燥し、厚さ3μm
の保護膜を設けた。
【0034】 [縁貼り組成] シリコーン系ポリマー 70部 架橋剤 :ポリイソシアネート 3部 黄変防止剤:エポキシ樹脂 0.6部 滑り剤 :アルコール変性シリコーン 0.2部 シリコーン系ポリマーは、ポリジメチルシロキサン単位
を有するポリウレタンである大日精化(株)製のダイア
ロマーSP-3023(15wt%溶液(溶媒:メチルエチルケトン
とトルエンの混合溶媒)を、ポリイソシアネートは大日
精化(株)製のクロスネートD-70(50wt% 溶液)を、エポ
キシ樹脂は油化シエルエポキシ(株)製)のEP1001(固
形)を、アルコール性シリコーンは信越化学工業(株)
製の X-22-2809(66% 溶液)を用いた。上記組成の材料を
メチルエチルケトン15部に加え、溶解させて、縁貼り
形成用塗布液を調製した。先に作製した支持体、下塗
層、蛍光体層及び保護膜から構成されたパネルの各側面
に塗布し、室温で充分乾燥させて、膜厚25μmの縁貼
り硬化皮膜を形成した。支持体、下塗層、蛍光体層、保
護膜及び縁貼り硬化皮膜から構成された放射線像変換パ
ネルを製造した。
【0035】(実施例2)蛍光体シート上層の蛍光体の
粒子サイズを2μmとした以外は、実施例1と同様に放
射線像変換パネルを製造した。
【0036】(実施例3)蛍光体シート下層の蛍光体の
粒子サイズを10μmとした以外は、実施例1と同様に
放射線像変換パネルを製造した。
【0037】(実施例4)蛍光体シート上層の厚みを1
00μm、下層の厚みを180μmとした以外は実施例
1と同様に放射線像変換パネルを製造した。
【0038】(実施例5)蛍光体シート上層の結合剤を
60部、蛍光体シート上層の厚みを180μm、下層の
厚みを100μmとした以外は、実施例1と同様に放射
線像変換パネルを製造した。
【0039】(実施例6)蛍光体シート上層の結合剤を
60部とした以外は、実施例1と同様に放射線像変換パ
ネルを製造した。
【0040】(実施例7)蛍光体シート下層の結合剤を
60部とした以外は、実施例1と同様に放射線像変換パ
ネルを製造した。
【0041】(比較例1)蛍光体シート下層の蛍光体の
粒子サイズを3μmとした以外は、実施例1と同様に放
射線像変換パネルを製造した。
【0042】(比較例2)蛍光体シート上層、下層の蛍
光体の粒子サイズをともに8μmとした以外は、実施例
1と同様に放射線像変換パネルを製造した。
【0043】(比較例3)蛍光体シート上層の蛍光体の
粒子サイズを8μm、下層の蛍光体の粒子サイズを3μ
mとした以外は実施例1と同様に放射線像変換パネルを
製造した。
【0044】放射線像変換パネルの画質を以下のように
評価した。放射線像変換パネルに、管電圧80kVpのX
線を照射したのち、He−Neレ−ザ−光(632.8nm)
で走査して蛍光体を励起し、蛍光体層から放射される輝
尽発光を受光して電気信号に変換し、これを画像再生装
置によって画像として再生して表示装置上に画像を得
た。得られた蛍光体層から輝尽発光光量を測定し、ま
た、10mRの線量における粒状性(RM)を測定し
た。測定器は富士写真フイルム(株)製FCR7000を
使用した。結果を表1に示す。なお、発光量は比較例2
の発光量を100とした相対値(%)で表した。
【0045】
【表1】
【0046】上記の結果から明らかなように、上層の蛍
光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズ
を、下層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均
粒子サイズよりも小さくすることにより、発光量を低下
させずに粒状性ノイズを下げることができた。これによ
りS/N比の良好な放射線像変換パネルを得ることがで
きた。
【0047】なお、上記実施例では、2枚(上層と下
層)の蛍光体シートを用いて放射線像変換パネルを製造
する場合について説明したが、3枚以上の蛍光体シート
を用いても同様の効果を奏する放射線像変換パネルを製
造することができる。
【0048】また、接着性付与層、光吸収層などの層を
放射線像変換パネルに設けた場合においても、積層され
た蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイ
ズを、下層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子より
も上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体粒子を小さく
することにより、同様の効果を奏する放射線像変換パネ
ルを製造することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の輝尽性蛍光体層が積層された放射
    線像変換パネルにおいて、上層の蛍光体層に含まれる輝
    尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズが、下層の蛍光体層に
    含まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズよりも小さ
    いことを特徴とする放射線像変換パネル。
  2. 【請求項2】 前記上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍
    光体粒子の平均粒子サイズが、前記下層の蛍光体層に含
    まれる輝尽性蛍光体粒子の平均粒子サイズより0.5μ
    m以上小さいことを特徴とする請求項1記載の放射線像
    変換パネル。
  3. 【請求項3】 前記上層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍
    光体粒子の平均粒子サイズが、0.5〜20μmである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の放射線像変換
    パネル。
  4. 【請求項4】 前記下層の蛍光体層に含まれる輝尽性蛍
    光体粒子の平均粒子サイズが、1〜50μmであること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の放射線像変換
    パネル。
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WO2002061439A1 (fr) * 2001-01-29 2002-08-08 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Sonde de contact, procede de fabrication de la sonde de contact et dispositif et procede de controle
US7151385B2 (en) 2001-01-29 2006-12-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Contact probe, method of manufacturing the contact probe, and device and method for inspection

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