JP2001004473A - 半導体圧力センサ及びその製造方法 - Google Patents

半導体圧力センサ及びその製造方法

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JP2001004473A
JP2001004473A JP11179622A JP17962299A JP2001004473A JP 2001004473 A JP2001004473 A JP 2001004473A JP 11179622 A JP11179622 A JP 11179622A JP 17962299 A JP17962299 A JP 17962299A JP 2001004473 A JP2001004473 A JP 2001004473A
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宏 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス台座の圧力導入孔周辺部分に過度の応
力が集中せず品質的に優れた半導体圧力センサを提供す
る。 【解決手段】 一面の中央部をエッチングすることによ
り凹部11aを形成して設けたダイヤフラム15を有す
る半導体基板11と、凹部に連通する圧力導入孔12a
を有するガラス台座12と、圧力導入孔に連通する連通
孔を有するパッケージ14と、を有する半導体圧力セン
サにおいて、半導体よりなり圧力導入孔に重合する重合
孔13bを備えた支持台13をガラス台座のパッケージ
に対向する一面に陽極接合法により接合し、支持台のパ
ッケージに対向する一面をメタライズして、支持台とパ
ッケージとを接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出した圧力を電
位として取り出すピエゾ抵抗素子が形成されている半導
体基板を用いたダイヤフラム型の半導体圧力センサに関
し、特にガラス台座とパッケージの接合性に優れた半導
体圧力センサの構造及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業上の様々な分野において、圧
力センサが多岐にわたって用いられるようになってい
る。中でも、信頼性、コスト、小型軽量化の点から、車
載関係や家電製品等における半導体圧力センサの使用が
急増している。
【0003】半導体圧力センサの従来の技術としては、
図16、図17に示すように、ダイヤフラム1aを形成
した半導体基板であるシリコン基板1の一方の面にピエ
ゾ抵抗(不図示)を形成した構造のものが知られてい
る。このシリコン基板1にあっては、ガラス台座2を介
してパッケージ3に接合されるが、シリコン基板1とガ
ラス台座2とは陽極接合法により接合されている。ま
た、ガラス台座2とパッケージ3とはガラス台座2のメ
タライズ層2a及び半田4を介して半田ろう接合されて
いる。パッケージ3は具体的にはPPS(Polyphenylen
e Sulfide)やPBT(Polybutylene Terephthalate)
等のプラスチックパッケージや、金属ステムのパッケー
ジ(TO−5形パッケージ等、コバールとホウケイ酸ガ
ラスのハーメチックシール)の中心に、コバール製の金
属パイプ3aが配置されたものであり、この金属パイプ
3aの一端がガラス台座2と半田ろう接合されている。
メタライズ層2aは最上層から最下層にかけて、Cr/
Pt/Auの順とされたもの、Ti/Ni/Auの順に
されたもの、Ti/Pt/Auの順にされたもの等があ
り、最上層Auの表面が半田ろう接合される。そしてシ
リコン基板1の表面のピエゾ抵抗は、ワイヤ5を介して
リード6またはピン7に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような図16、
図17に示す半導体圧力センサにあっては、ガラス台座
2と金属パイプ3aの半田ろう接合時において、ガラス
台座2の圧力導入孔2bと金属パイプ3aの連通孔3b
の接合位置にずれが発生した場合や、孔径の違いにより
連通孔3bがガラス台座2の圧力導入孔2bの周縁部を
含むように配置された場合に、圧力導入孔2bの縁部に
半田が溜まってしまう。そして該半田が固化するときに
引っ張り応力が生じてガラス台座2の圧力導入孔2b周
辺部分にクラックが発生し、該クラックがガラス台座2
の内部方向へ広がり、ひいてはシリコン基板1が破壊さ
れるおそれが生じる。
【0005】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、ガラス台座の
圧力導入孔とパッケージの連通孔の接合位置のずれや、
圧力導入孔の直径より連通孔の直径が大きい場合におい
て、ガラス台座の圧力導入孔周辺部分に過度の応力が集
中せず品質的に優れた半導体圧力センサを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体圧力セン
サは上記の問題を解決するために、一面の中央部をエッ
チングすることにより凹部を形成して設けたダイヤフラ
ムを有する半導体基板と、前記凹部に連通する圧力導入
孔を有するガラス台座と、前記圧力導入孔に連通する連
通孔を有するパッケージと、を有する半導体圧力センサ
において、半導体よりなり前記圧力導入孔に重合する重
合孔を備えた支持台を前記ガラス台座のパッケージに対
向する一面に陽極接合法により接合し、該支持台のパッ
ケージに対向する一面をメタライズして、支持台とパッ
ケージとを接合したことを特徴とするものである。
【0007】また、支持台のパッケージ対向面に凹凸部
を形成することは、支持台とパッケージの接合強度が高
くなり好ましい。
【0008】また、支持台とパッケージの接合に関して
は、支持台のパッケージ対向面にAg層を形成し、前記
パッケージの支持台対向面にSn層を形成し、前記Ag
層とSn層とを加熱してSn−Ag合金を形成すること
により支持台とパッケージを接合することにより、半田
ろう接合の工程を省略できるという利点がある。
【0009】また、支持台のパッケージ対向面に該面に
略垂直に溝を刻設することは、応力の半導体基板への悪
影響をより緩和する観点からより好ましい。
【0010】また、前記支持台のガラス台座接触面の面
積をガラス台座対向面の面積より小さくすることも、応
力の半導体基板への悪影響をより緩和する観点からより
好ましく、具体的には、支持台のガラス台座対向面に凹
部を設けたり、支持台のガラス台座対向面に段部を設け
たりすればよい。
【0011】また、半導体基板に伝達される歪みの観点
からは、前記支持台を平面略円形状としすることが好ま
しい。支持台を平面略円形にすることにより、略均一の
応力分布とすることができる。
【0012】一方、上記の問題を解決する半導体圧力セ
ンサの製造方法として、本発明は、一面の中央部をエッ
チングすることにより凹部を形成して設けたダイヤフラ
ムを有する半導体基板が複数形成された半導体ウェハ
と、前記凹部に連通する圧力導入孔を有するガラス台座
が複数形成され前記半導体ウェハより大きな外形を有す
るガラス材とを、半導体ウェハのガラス材に対向する一
面と反対側の他面に正電圧を印加しガラス材の半導体ウ
ェハに対向する一面と反対側の他面の外縁部に負電圧を
印加して陽極接合法により接合して、前記ガラス材内部
から偏析するナトリウムをガラス材他面の外縁部に集中
させ、前記ガラス材の他面のナトリウムが偏析していな
い部分に半導体よりなる支持台を構成する支持台用半導
体ウェハを陽極接合法により接合し、該支持台のガラス
材対向面の反対側の面に前記圧力導入孔に連通する連通
孔を有するパッケージを接合することを特徴としてい
る。
【0013】また、一面の中央部をエッチングすること
により凹部を形成して設けたダイヤフラムを有する半導
体基板が複数形成された半導体ウェハと、前記凹部に連
通する圧力導入孔を有するガラス台座が複数形成された
ガラス材と、半導体よりなる支持台を構成する支持台用
半導体ウェハとを重合させ、前記半導体ウェハと支持台
用半導体ウェハとに正電圧を印加し、前記ガラス材の側
面の一部分に負電圧を印加し陽極接合法により半導体ウ
ェハとガラス材と支持台用半導体ウェハとを接合するこ
とを特徴とするものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明にかかる半導体圧力センサ
の第一実施の形態を図1に基づいて、第二実施の形態を
図2、図3に基づいて、第三実施の形態を図4に基づい
て、第四実施の形態を図5、図6に基づいて、第五実施
の形態を図7,図8に基づいて、第六実施の形態を図9
に基づいて、第七実施の形態を図10に基づいて、第八
実施の形態を図11,図12に基づいて、第九実施の形
態を図13、図14に基づいて説明する。
【0015】〔第一実施の形態〕図1は本発明の半導体
圧力センサの断面図である。図1において、半導体圧力
センサは、半導体基板に相当するシリコン基板11の凹
部11aを有する一主表面(図1中下側面)に、ガラス
台座12を陽極接合法により接合し、ガラス台座12の
一主表面(図1中下側面)に支持台13を陽極接合法に
より接合し、該支持台13の一主表面(図1中下側面)
をメタライズしてメタライズ層13aを設け、支持台1
3とパッケージ14の金属パイプ14aとを接合して構
成してある。
【0016】シリコン基板11は、単結晶シリコン基板
に、片面に受圧面が形成され圧力を応力に変換するダイ
ヤフラム15、歪みゲージ(不図示)及び電極(不図
示)を形成したもので、ピエゾ抵抗効果により圧力の変
化を電気抵抗の変化に変換して出力するものである。シ
リコン基板11に形成された電極(不図示)と、パッケ
ージ14に設けられたリード16とは、Au線等のボン
ディングワイヤ17により接続されている。
【0017】ガラス台座12は、凹部11aに連通する
圧力導入孔12aを有する筒状体であって、シリコン基
板11を載置するものである。ガラス台座12の一主表
面(図1中下側面)には支持台13が陽極接合法により
接合されており、二主表面(図1中上側面)は陽極接合
法によりシリコン基板11に接合されている。
【0018】支持台13はシリコンよりなり、圧力導入
孔12aに重合し圧力導入孔12aと略同一の直径を有
する重合孔13bを備えた高さ方向長さが幅方向長さに
比べて短い筒体である。ここでシリコンのヤング率は約
164700kg/mm2であり、ガラスのヤング率
(約6400kg/mm2〜約8000kg/mm2)に
比べて大きい。従って、シリコンは、半田等の固化時の
引っ張り応力に対して、クラックを生じにくいという特
性を有している。
【0019】支持台13の一主表面(図1中下側面)に
はメタライズ層13aが設けられており、メタライズ層
13aの構成は例えば最上層から最下層にかけて、Cr
/Pt/Auの順とされたもの、Ti/Ni/Auの順
にされたもの、Ti/Pt/Auの順にされたもの等が
あり、最上層Auの表面が半田ろう接合される。
【0020】パッケージ14はPPS(Polyphenylene
Sulfide)やPBT(Polybu Tyleneterephthalate)等
のプラスチックパッケージや、金属ステムのパッケージ
(TO−5形パッケージ等、コバールとホウケイ酸ガラ
スのハーメチックシール)であって、その中心に、例え
ばコバール製の金属パイプ14aを配置してある。
【0021】金属パイプ14aは筒状部と該筒状部の一
端側に設けられた鍔状の載置部とを有して構成されてお
り、金属パイプ14a内部の連通孔14bは圧力導入孔
12aに連通している。従って、圧力媒体は連通孔14
bの一端側から流入して重合孔13b、圧力導入孔12
aを通過して凹部11aに至る。連通孔14bの直径は
圧力導入孔12aの直径と略同一としている。
【0022】以上の半導体圧力センサにあっては、パッ
ケージ14とガラス台座12との間に支持台13を介在
させてあるので、半田固化時の引っ張り応力をシリコン
の支持台13が吸収して、ガラス台座12にクラックが
生じにくいものとなしている。
【0023】以下に本発明の半導体圧力センサの製造方
法を説明する。まず、ダイヤフラム15を形成したシリ
コン基板が複数形成された半導体ウェハの一主表面と、
圧力導入孔12aを設けたガラス台座が複数形成された
ガラス材の二主表面とを接合する。該接合は、陽極接合
法により行い、具体的には真空雰囲気中で約400℃に
加熱して、半導体ウェハを正電極側、ガラス材を負電極
側として、約500V〜800Vの直流電圧を印加して
行う。なおこの上記陽極接合法の条件は一例であって、
部材の厚みによっても異なるものであり、両部材を接合
できればよく上記条件に限られるものではない。
【0024】次に支持台12が複数形成された支持台用
半導体ウェハに重合孔13bを穿設する。重合孔13b
の加工方法は、加重を加えながら剣山状のホーンを振動
させて孔を穿設する超音波加工法やKOH等のアルカリ
薬液によるエッチング、サンドブラスト法等適宜選択可
能である。その後、重合孔13bを穿設した支持台12
の一主表面にメタライズ層13aがスパッタリングによ
り形成される。
【0025】そして、重合孔13bを形成した支持台用
半導体ウェハと、前記工程にて半導体ウェハに陽極接合
したガラス材とを、陽極接合法により接合する。その際
各圧力導入孔12aと重合孔13bとが重合するように
しておく。陽極接合法の条件としては、例えば上記のよ
うに真空雰囲気中で約400℃に加熱して、支持台用半
導体ウェハを正電極側、ガラス材を負電極側として、約
500V〜800Vの直流電圧を印加して行う。
【0026】最後に、以上のようにして半導体ウェハと
ガラス材と支持台用半導体ウェハとを接合して得られた
圧力センサウェハを、ダイシングして例えば約2mm〜
3mm角のチップとし、該チップのメタライズ層13a
とパッケージ14の金属パイプ14aの一端とを半田層
23を介在させて半田ろう接合法により接合する。
【0027】〔第二実施の形態〕図2は本発明の半導体
圧力センサの他の製造方法を示す略断面図であり、
(a)は半導体ウェハとガラス材とを陽極接合している
状態を説明するものであり、(b)はガラス材と支持台
用半導体ウェハとを陽極接合している状態を説明するも
のである。図3は半導体ウェハとガラス材とを陽極接合
する際の負極側電極の平面図である。なお、本第二の実
施の形態では前述の第一実施の形態で説明したところの
製造方法と同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0028】図2に示す本実施の形態の半導体圧力セン
サの製造方法が、前述の第一実施の形態で説明したとこ
ろの半導体圧力センサの製造方法と異なり特徴となるの
は次の点である。
【0029】即ち、半導体ウェハ18とガラス材19と
を陽極接合する際に、ガラス材19の外形を半導体ウェ
ハ18の外形より大きなものとし、ガラス材19の半導
体ウェハ18より外方に突出する部分、換言するとガラ
ス材19のうち半導体ウェハ18と重ならない部分、に
接するようにして電極20を形成し、図2(a)に示す
ように、半導体ウェハ18を正電極側、ガラス材19を
負電極側として、約500V〜800Vの直流電圧を印
加して行うようになしている。電極20は具体的にはガ
ラス材19の一主表面の外縁部近傍に接するようにドー
ナツ状に形成されている。該陽極接合の工程において、
ガラス中のナトリウムをガラス材19の一主表面の外縁
部近傍に集中して偏析させる。
【0030】そして、図2(b)に示すように、ガラス
材19の一主表面の前記電極20が当接されていなかっ
た部分、即ちナトリウムの偏析していない部分であって
半導体ウェハ18と重合する部分、に支持台用半導体ウ
ェハ21を陽極接合する。
【0031】ガラス材19のナトリウムが偏析している
部分19aは、ナトリウムが空気中の水分や酸素と反応
して絶縁体の炭酸ナトリウムや酸化ナトリウムとなって
おり接合電流が流れない。本製造方法によれば支持台用
半導体ウェハ21が接合される部分以外の部位にナトリ
ウムが偏析しているため、陽極接合がナトリウムの偏析
による悪影響を受けにくく、確実に支持台用半導体ウェ
ハ21とガラス材19とを陽極接合することができる。
【0032】〔第三実施の形態〕図4は本発明の半導体
圧力センサの他の製造方法を示す略断面図であり、
(a)は半導体ウェハとガラス材とを陽極接合している
状態を説明するものであり、(b)はガラス材と支持台
用半導体ウェハとを陽極接合している状態を説明するも
のである。なお、本第三の実施の形態では前述の第二実
施の形態で説明したところの製造方法と同等の箇所の詳
細な説明は省略する。
【0033】図4に示す本実施の形態の半導体圧力セン
サの製造方法が、前述の第二実施の形態で説明したとこ
ろの半導体圧力センサの製造方法と異なり特徴となるの
は次の点である。
【0034】即ち、ガラス材19の一主表面の外縁部の
一部又は全周にわたって段部19bを形成して外縁部を
肉薄とし、ガラス材19と半導体ウェハ18との陽極接
合の際に、該段部19bに負極側電極20を当接させる
ようになしてある。該陽極接合においては、ガラス材1
9の肉厚部分の段部19bより一主表面側の部分19c
のナトリウムは滞留して殆ど移動することがない。一
方、ガラス材19の他の部分のナトリウムは、ガラス材
19の負極側電極20と当接している部分に偏析する。
【0035】次に、ガラス材19の一主表面に支持台用
半導体ウェハ21を陽極接合する。その際、図4(b)
に示すように、支持台用半導体ウェハ21を正極とし、
ガラス材19を負極として陽極接合するが、この場合に
は先程滞留していたナトリウムが移動して支持台用半導
体ウェハ21とガラス材19とが接合されることにな
る。従って、支持台用半導体ウェハ21とガラス材19
とを陽極接合する際のガラス中のナトリウム移動量を多
くすることができ、両者の接合強度を強くすることがで
きる。
【0036】〔第四実施の形態〕図5は本発明の半導体
圧力センサの他の製造方法を示す略断面図である。図6
は本発明の半導体圧力センサの更に他の製造方法を示す
略断面図である。なお、本第四の実施の形態では前述の
第一実施の形態で説明したところの製造方法と同等の箇
所の詳細な説明は省略する。
【0037】図5に示す本実施の形態の半導体圧力セン
サの製造方法が、前述の第二実施の形態で説明したとこ
ろの半導体圧力センサの製造方法と異なり特徴となるの
は次の点である。
【0038】即ち、半導体ウェハ18と、ガラス材19
と、支持台用半導体ウェハ21とを重合させ、半導体ウ
ェハ18と支持台用半導体ウェハ21とに正電圧を印加
し、ガラス材19に負電圧を印加し陽極接合法により半
導体ウェハ18とガラス材19と支持台用半導体ウェハ
21とを接合するようになした点である。
【0039】詳しくは、ガラス材19の側面に凸部19
dを設けて、該凸部19dに負電圧を印加するようにな
してある。該構成によると、陽極接合により偏析するナ
トリウムは凸部19dに集中するため、ダイシングによ
り凸部を切除すれば、切り出された各圧力センサチップ
にはナトリウム偏析部分がなく、ナトリウムを除去する
洗浄工程が不要になるという利点がある。
【0040】また、図6に示すように、凸部19dを設
ける代わりに、ガラス材19の側面に先端が尖った形状
の負電極22を当接させて陽極接合してもよい。この場
合も、ナトリウムは負電極22の当接部分に集中して偏
析するため、ダイシングにより偏析した部分を切除すれ
ば、切り出した圧力センサチップにはナトリウム偏析部
分がないものとなっている。
【0041】〔第五実施の形態〕図7は本発明の半導体
圧力センサの断面図である。なお、図7においては前述
の第一実施の形態で説明したところの半導体圧力センサ
と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇
所の詳細な説明は省略する。
【0042】図7に示す本第五実施の形態の半導体圧力
センサが、前述の第一実施の形態で説明したところの半
導体圧力センサと異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0043】即ち、支持台13のパッケージ対向面であ
る一主表面に凹凸部13cを形成した構成である。該凹
凸部13cは、メタライズ層13aを形成する前の支持
台13の一主表面に対して、KOH等のアルカリ薬品に
よる異方性エッチングにより形成する。
【0044】支持台13には結晶方位が(110)のシ
リコンを用いており、異方性エッチングされた傾斜面に
はエッチングレートの遅い(111)面が現れる。支持
台13の表面の(110)面は結晶欠陥やピット(窪
み)が多く存在するが、堀込まれた傾斜面の(111)
面にはこのような欠陥がなく、平坦な面となっている。
従って、次工程でスパッタリングによりメタライズ層1
3aを設ける場合に、(111)面とメタライズ層13
aとの接合性が良くなり、支持台13の一主表面とメタ
ライズ層13aとの接合強度が高くなるという利点があ
る。また、支持台13の一主表面に凹凸部13cが存在
することによりメタライズ層13aにも凹凸部が存在す
ることとなり、その結果メタライズ層13aの半田に濡
れる面積が増加する。よってメタライズ層13aと半田
層23との接合強度も高くなるという利点がある。
【0045】また、図8に示すように、支持台13のパ
ッケージ対向面である一主表面に凹凸部13dを、フッ
酸による等方性エッチングや研磨によって形成するもの
であってもよい。この場合には、支持台13の一主表面
にメタライズ層の形成はせず、エポキシ樹脂やシリコン
樹脂の接着剤24を介在させてパッケージ14の金属パ
イプ14aに接合する。接着剤24は支持台13の一主
表面に形成された凹凸部13dの窪みに入り込むため、
アンカー効果により強固に支持台13と金属パイプ14
aとを接合する。
【0046】〔第六実施の形態〕図9は本発明の半導体
圧力センサの断面図である。なお、図9においては前述
の第一実施の形態で説明したところの半導体圧力センサ
と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇
所の詳細な説明は省略する。
【0047】図9に示す本第六実施の形態の半導体圧力
センサが、前述の第一実施の形態で説明したところの半
導体圧力センサと異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0048】即ち、支持台13の一主表面にメタライズ
層13aの代わりにAg層13eを例えばスパッタリン
グにて形成し、パッケージ14の金属パイプ14aの支
持台対向面にSn層14cをメッキ処理にて形成し、A
g層13eとSn層14cとを加熱してSn−Ag合金
を形成することにより支持台13とパッケージ14を接
合した構成である。Ag層13eは、例えば、まず支持
台13の一主表面を粗く研磨し、次にバリア層のNiを
約5000Å〜数μmの厚みまでスパッタリングにより
形成し、その後にAg層を約5000Å〜数μmの厚み
までスパッタリングにより形成して設ける。
【0049】このようにして構成されたAg層13e
は、金属パイプ14aに設けられたSn層14cと接合
させて荷重を加え、約300℃で加熱することにより、
Sn−Ag合金層となって、支持台13と金属パイプ1
4aとを接合する。
【0050】このようにして構成した半導体圧力センサ
にあっては、半田により支持台13と金属パイプ14a
を接合していた工程を省力して構成することができると
いう利点がある。
【0051】〔第七実施の形態〕図10は本発明の半導
体圧力センサの断面図である。なお、図10においては
前述の第一実施の形態で説明したところの半導体圧力セ
ンサと同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等
の箇所の詳細な説明は省略する。
【0052】図10に示す本第七実施の形態の半導体圧
力センサが、前述の第一実施の形態で説明したところの
半導体圧力センサと異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0053】即ち、支持台13の一主表面に該面に略垂
直な溝13fを刻設した構成である。この溝13fは単
数であってもよいが、複数であることが好ましい。溝1
3fは、メタライズ層13aを形成した支持台13の一
主表面に対して、ダイシングのハーフカットや、傾斜面
約60゜〜80゜によるサンドブラスト法により形成す
る。溝13fの深さは、支持台13の厚みより小さいも
のであって、約100μm〜約1mmとしている。
【0054】該構成によると、パッケージ14からの応
力と、半田層23とメタライズ層13aとの接合面に生
じる応力とが、溝13fによって緩衝され、該応力のシ
リコン基板11への悪影響を低減することができる。
【0055】〔第八実施の形態〕図11は本発明の半導
体圧力センサの断面図である。図12は本発明の半導体
圧力センサの断面図である。なお、図11においては前
述の第一実施の形態で説明したところの半導体圧力セン
サと同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の
箇所の詳細な説明は省略する。
【0056】図11に示す本第八実施の形態の半導体圧
力センサが、前述の第一実施の形態で説明したところの
半導体圧力センサと異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0057】即ち、支持台13のガラス台座接触面の面
積をガラス台座対向面の面積より小さくした構成であ
る。具体的には、支持台13のガラス台座対向面である
二主表面(図10中上側面)に凹部13gを設け、支持
台13とガラス台座12とが接合されることにより凹部
13gが真空の空洞部となるように構成している。つま
り、凹部13gを支持台13に設けることにより、支持
台13のガラス台座12に接触する面積は凹部13gの
平面視面積の分だけ減少し、実際に支持台13がガラス
台座12に対向している全面積よりも小さくなってい
る。
【0058】該構成によると、パッケージ14からの応
力と、半田層23とメタライズ層13aとの接合面に生
じる応力とが、凹部13gによって緩衝され、該応力の
シリコン基板11への悪影響を低減することができる。
【0059】また、図凹部13gの代わりに、支持台1
3の二主表面の外縁部に段部13hを設けるものであっ
てもよい。つまり、該段部13hを設けることにより、
支持台13のガラス台座接触面の面積がガラス台座対向
面の面積より小さくなっている。該構成によると、パッ
ケージ14からの応力と、半田層23とメタライズ層1
3aとの接合面に生じる応力とが、段部13hによって
緩衝され、該応力のシリコン基板11への悪影響を低減
することができる。
【0060】〔第九実施の形態〕図13は本発明の半導
体圧力センサの断面図である。図14は本発明の半導体
圧力センサの支持台の平面図である。なお、図13にお
いては前述の第一実施の形態で説明したところの半導体
圧力センサと同等の箇所には同じ符号を付してあるの
で、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0061】図13に示す本第九実施の形態の半導体圧
力センサが、前述の第一実施の形態で説明したところの
半導体圧力センサと異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0062】即ち、図14に示すように、支持台13を
平面略円形状とした構成である。該構成によれば、ガラ
ス台座12に加わる、パッケージ14からの応力と、半
田層23とメタライズ層13aとの接合面に生じる応力
とが、略均一の応力分布となり、シリコン基板11へ伝
達される歪みを軽減することができる。
【0063】なお、本実施の形態においては、支持台1
3を平面視12角形としているがこれに限られるもので
はなく、平面略円形状であればよい。また、平面略円形
状に近づくほど、前記応力分布は均一なものとなりより
好ましくなる。
【0064】また、本第一乃至第九の実施の形態では、
圧力導入孔12aと、重合孔13bと、連通孔14bと
の直径は略同一として説明しているがこれに限られるも
のではない。図15に示すように、重合孔13bを連通
孔14bよりも大きなものとした場合、例えば連通孔1
4bの直径を0.8mmとし重合孔13bの直径を1.
1〜1.4mmとした場合には、支持台13とパッケー
ジ14との間の半田ろう接合の際に半田が連通孔14b
に流れ込み難くなり、よって金属パイプ14aの連通孔
14bの半田詰まりを防止することができるという利点
がある。
【0065】
【発明の効果】本発明の半導体圧力センサ及びその製造
方法は上述のように構成してあるから、請求項1記載の
発明にあっては、半導体よりなり前記圧力導入孔に重合
する重合孔を備えた支持台を前記ガラス台座のパッケー
ジに対向する一面に陽極接合法により接合し、該支持台
のパッケージに対向する一面をメタライズして、支持台
とパッケージとを接合したので、ガラス台座の圧力導入
孔周辺部分に過度の応力が集中せず品質的に優れた半導
体圧力センサを提供できるという効果を奏するという効
果を奏する。
【0066】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記支持台のパッケージ対
向面に凹凸部を形成したので、支持台とパッケージの接
合強度を高くすることができるという効果を奏する。
【0067】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記支持台のパッケージ対
向面にAg層を形成し、前記パッケージの支持台対向面
にSn層を形成し、前記Ag層とSn層とを加熱してS
n−Ag合金を形成することにより支持台とパッケージ
を接合したので、支持台とパッケージの半田ろう接合の
工程を省力でき、生産性を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0068】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記支持台のパッケージ対
向面に該面に略垂直に溝を刻設したので、支持台とパッ
ケージとの間に生じる応力が、溝によって緩衝され、該
応力の半導体基板への悪影響を低減することができると
いう効果を奏する。
【0069】請求項5乃至請求項7記載の発明にあって
は、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記支持台の
ガラス台座接触面の面積をガラス台座対向面の面積より
小さくしているので、凹部や段部が支持台とパッケージ
との間に生じる応力を緩衝し、該応力の半導体基板への
悪影響を低減することができるという効果を奏する。
【0070】請求項8記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記支持台を平面略円形状
としたので、支持台とパッケージとの間に生じる応力を
略均一の応力分布とすることができ、半導体基板へ伝達
される歪みを軽減することができるという効果を奏す
る。
【0071】請求項9記載の発明にあっては、一面の中
央部をエッチングすることにより凹部を形成して設けた
ダイヤフラムを有する半導体基板が複数形成された半導
体ウェハと、前記凹部に連通する圧力導入孔を有するガ
ラス台座が複数形成され前記半導体ウェハより大きな外
形を有するガラス材とを、半導体ウェハのガラス材に対
向する一面と反対側の他面に正電圧を印加しガラス材の
半導体ウェハに対向する一面と反対側の他面の外縁部に
負電圧を印加して陽極接合法により接合して、前記ガラ
ス材内部から偏析するナトリウムをガラス材他面の外縁
部に集中させ、前記ガラス材の他面のナトリウムが偏析
していない部分に半導体よりなる支持台を構成する支持
台用半導体ウェハを陽極接合法により接合し、該支持台
のガラス材対向面の反対側の面に前記圧力導入孔に連通
する連通孔を有するパッケージを接合するので、ガラス
台座の圧力導入孔周辺部分に過度の応力が集中せず品質
的に優れた半導体圧力センサを製造することができると
ともに、陽極接合がナトリウムの偏析による悪影響を受
けにくく、確実に支持台用半導体ウェハとガラス材とを
陽極接合することができるという効果を奏する。
【0072】請求項10記載の発明にあっては、一面の
中央部をエッチングすることにより凹部を形成して設け
たダイヤフラムを有する半導体基板が複数形成された半
導体ウェハと、前記凹部に連通する圧力導入孔を有する
ガラス台座が複数形成されたガラス材と、半導体よりな
る支持台を構成する支持台用半導体ウェハとを重合さ
せ、前記半導体ウェハと支持台用半導体ウェハとに正電
圧を印加し、前記ガラス材の側面の一部分に負電圧を印
加し陽極接合法により半導体ウェハとガラス材と支持台
用半導体ウェハとを接合するので、ガラス台座の圧力導
入孔周辺部分に過度の応力が集中せず品質的に優れた半
導体圧力センサを製造することができるとともに、ガラ
ス材の側面の一部分に集中してナトリウムが偏析するの
で、ダイシングによりナトリウムの偏析した部分を切除
すれば、切り出された圧力センサチップはナトリウムの
洗浄工程を省力することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半第一実施の形態の導体圧力センサの
断面図である。
【図2】本発明の第二実施の形態の半導体圧力センサの
製造方法を示す略断面図であって、(a)は半導体ウェ
ハとガラス材とを陽極接合している状態を説明するもの
であり、(b)はガラス材と支持台用半導体ウェハとを
陽極接合している状態を説明するものである。
【図3】第二実施の形態の半導体ウェハとガラス材とを
陽極接合する際の負極側電極の平面図である。
【図4】本発明の第三実施の形態の半導体圧力センサの
製造方法を示す略断面図であって、(a)は半導体ウェ
ハとガラス材とを陽極接合している状態を説明するもの
であり、(b)はガラス材と支持台用半導体ウェハとを
陽極接合している状態を説明するものである。
【図5】本発明の第四実施の形態の半導体圧力センサの
他の製造方法を示す略断面図である。
【図6】本発明の第四実施の形態の半導体圧力センサの
更に他の製造方法を示す略断面図である。
【図7】本発明の第五実施の形態の半導体圧力センサの
断面図である。
【図8】本発明の第五実施の形態の他の半導体圧力セン
サの断面図である。
【図9】本発明の第六実施の形態の半導体圧力センサの
断面図である。
【図10】本発明の第七実施の形態の半導体圧力センサ
の断面図である。
【図11】本発明の第八実施の形態の半導体圧力センサ
の断面図である。
【図12】本発明の第八実施の形態の他の半導体圧力セ
ンサの断面図である。
【図13】本発明の第九実施の形態の半導体圧力センサ
の断面図である。
【図14】本発明の第九実施の形態の半導体圧力センサ
の支持台の平面図である。
【図15】本発明の他の半導体圧力センサの断面図であ
る。
【図16】従来の半導体圧力センサの断面図である。
【図17】従来の他の半導体圧力センサの断面図であ
る。
【符号の説明】
11a 凹部 15 ダイヤフラム 11 半導体基板 12a 圧力導入孔 12 ガラス台座 14b 連通孔 14 パッケージ 13b 重合孔 13 支持台 13c 凹凸部 13d 凹凸部 13e Ag層 14c Sn層 13f 溝 13g 凹部 13h 段部 18 半導体ウェハ 19 ガラス材 21 支持台用半導体ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 CC02 DD05 EE14 FF23 GG01 GG14 GG25 HH05 4M112 AA01 BA01 CA15 CA16 DA02 DA18 DA20 EA02 GA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面の中央部をエッチングすることによ
    り凹部を形成して設けたダイヤフラムを有する半導体基
    板と、前記凹部に連通する圧力導入孔を有するガラス台
    座と、前記圧力導入孔に連通する連通孔を有するパッケ
    ージと、を有する半導体圧力センサにおいて、 半導体よりなり前記圧力導入孔に重合する重合孔を備え
    た支持台を前記ガラス台座のパッケージに対向する一面
    に陽極接合法により接合し、該支持台のパッケージに対
    向する一面をメタライズして、支持台とパッケージとを
    接合したことを特徴とする半導体圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記支持台のパッケージ対向面に凹凸部
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の半導体圧力
    センサ。
  3. 【請求項3】 前記支持台のパッケージ対向面にAg層
    を形成し、前記パッケージの支持台対向面にSn層を形
    成し、前記Ag層とSn層とを加熱してSn−Ag合金
    を形成することにより支持台とパッケージを接合したこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体圧力センサ。
  4. 【請求項4】 前記支持台のパッケージ対向面に該面に
    略垂直に溝を刻設したことを特徴とする請求項1記載の
    半導体圧力センサ。
  5. 【請求項5】 前記支持台のガラス台座接触面の面積を
    ガラス台座対向面の面積より小さくしたことを特徴とす
    る請求項1記載の半導体圧力センサ。
  6. 【請求項6】 前記支持台のガラス台座対向面に凹部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体圧力セン
    サ。
  7. 【請求項7】 前記支持台のガラス台座対向面に段部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体圧力セン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記支持台を平面略円形状としたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体圧力センサ。
  9. 【請求項9】 一面の中央部をエッチングすることによ
    り凹部を形成して設けたダイヤフラムを有する半導体基
    板が複数形成された半導体ウェハと、前記凹部に連通す
    る圧力導入孔を有するガラス台座が複数形成され前記半
    導体ウェハより大きな外形を有するガラス材とを、半導
    体ウェハのガラス材に対向する一面と反対側の他面に正
    電圧を印加しガラス材の半導体ウェハに対向する一面と
    反対側の他面の外縁部に負電圧を印加して陽極接合法に
    より接合して、前記ガラス材内部から偏析するナトリウ
    ムをガラス材他面の外縁部に集中させ、前記ガラス材の
    他面のナトリウムが偏析していない部分に半導体よりな
    る支持台を構成する支持台用半導体ウェハを陽極接合法
    により接合し、該支持台のガラス材対向面の反対側の面
    に前記圧力導入孔に連通する連通孔を有するパッケージ
    を接合することを特徴とする半導体圧力センサの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 一面の中央部をエッチングすることに
    より凹部を形成して設けたダイヤフラムを有する半導体
    基板が複数形成された半導体ウェハと、前記凹部に連通
    する圧力導入孔を有するガラス台座が複数形成されたガ
    ラス材と、半導体よりなる支持台を構成する支持台用半
    導体ウェハとを重合させ、前記半導体ウェハと支持台用
    半導体ウェハとに正電圧を印加し、前記ガラス材の側面
    の一部分に負電圧を印加し陽極接合法により半導体ウェ
    ハとガラス材と支持台用半導体ウェハとを接合すること
    を特徴とする半導体圧力センサの製造方法。
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