JP2001004055A - 開閉弁 - Google Patents

開閉弁

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JP2001004055A JP11173053A JP17305399A JP2001004055A JP 2001004055 A JP2001004055 A JP 2001004055A JP 11173053 A JP11173053 A JP 11173053A JP 17305399 A JP17305399 A JP 17305399A JP 2001004055 A JP2001004055 A JP 2001004055A
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謙一 伊藤
Yasuhiro Shirai
康裕 白井
Hidefumi Toyokichi
英文 豊吉
Masaki Tomita
勝紀 冨田
Koji Miwa
浩二 三輪
Hideya Koike
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Masataka Mizutani
優孝 水谷
Atsushi Ito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動応答性の安定化に貢献できる開閉弁を提供
する。 【解決手段】ハウジング2に入水ポート21及び出水ポ
ート23を有する。また、シャフト6の外部操作により
ハウジング2内で軸方向に摺動可能に設けられたピスト
ン3と、ピストン3が出水ポート23内の水から他方側
に受ける圧力を相殺する圧力相殺手段とを有する。ピス
トン3は、軸方向の一方側に摺動することによりハウジ
ング2の座面2aに着座して入水ポート21と出水ポー
ト23との連通を閉じ、軸方向の他方側に摺動すること
により座面2aから離座して入水ポート21と出水ポー
ト23との連通を開ける。圧力相殺手段は、ピストン3
の他方側に形成された圧力相殺室4と、ピストン3の一
方側と圧力相殺室4とを連通する連通路4aとからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水等の流体の供給及
び供給停止を行う開閉弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な水洗式便器では、水道管等の給
水管から供給される水をロータンク等の便器洗浄タンク
に一旦貯留し、その便器洗浄タンクに貯留した水により
便鉢の洗浄を行う。しかし、かかる一般的な水洗式便器
では、便器洗浄タンクの設置スペースが必要とされる。
このため、近年、スペースの有効活用等の観点から、給
水管と水洗式便器との間に開閉弁(流量調整弁)を設
け、開閉弁の開弁により給水管から供給される水を水洗
式便器へ直接供給可能なタンクレス便器が開発されつつ
ある(特開平3−90723号公報)。
【0003】かかるタンクレス便器に採用され得る従来
の開閉弁は、ハウジングにインレットポートとしての入
水ポート及びアウトレットポートとしての出水ポートを
有するとともに入水ポートと出水ポートとの間で開度を
調整可能な弁機構を有している。入水ポートは給水管に
接続されてハウジング内に水を取り込めるようになって
おり、出水ポートはタンクレス便器に接続されて水をハ
ウジングからタンクレス便器に吐き出し得るようになっ
ている。また、弁機構として、入水ポートと出水ポート
との間にダイアフラムを有しており、このダイアフラム
は電磁弁の操作によって撓むことができるようになって
いる。
【0004】この開閉弁では、電磁弁の操作によりダイ
アフラムを撓ませ、これにより入水ポートと出水ポート
との連通の開度が調整可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の開
閉弁では、弁機構として可撓性に富むダイアフラムを採
用しており、ダイアフラムが撓んで作動応答性が安定せ
ず、例えば水洗式便器に用いた場合における洗浄性等に
ついての信頼性が危惧されることとなる。特に、この開
閉弁では、そのダイアフラムの一面が入水ポート内の水
の圧力を常時受けている。このため、この開閉弁では、
入水ポート内の水の圧力が過剰に高いときには、開度を
小さくする電磁弁の操作に反し、入水ポートと出水ポー
トとの連通の開度が大きくなりやすい。逆に、入水ポー
ト内の水の圧力が過剰に低いときには、開度を大きくす
る電磁弁の操作に反し、入水ポートと出水ポートとの連
通の開度が小さくなりやすい。これら入水ポート内の水
の圧力の変動は、ビルの高層階又は高度地下等、開閉弁
の使用される環境等によって生じる。このため、この開
閉弁は特に作動応答性が安定しにくいと考えられる。
【0006】本発明は、上記した実情に鑑みてなされた
ものであり、作動応答性の安定化に貢献できる開閉弁を
提供することを解決すべき課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の開閉弁は、ハウ
ジングにインレットポート及びアウトレットポートを有
するとともに該インレットポートと該アウトレットポー
トとの間で開度を調整可能な弁機構を有する開閉弁にお
いて、前記弁機構は、外部操作手段の外部操作により前
記ハウジング内で軸方向に摺動可能に設けられ、該軸方
向の一方側に摺動することにより該ハウジングの座面に
着座して該インレットポートと該アウトレットポートと
の連通を閉じ、該軸方向の他方側に摺動することにより
該座面から離座して該インレットポートと該アウトレッ
トポートとの連通を開けるピストンと、該ピストンが該
インレットポート又は該アウトレットポート内の該流体
から該他方側に受ける圧力を相殺する圧力相殺室とを有
することを特徴とする。
【0008】本発明の開閉弁では、外部操作手段の外部
操作によりピストンが軸方向の一方側に摺動すれば、ピ
ストンがハウジングの座面に着座し、インレットポート
とアウトレットポートとの連通を閉じる。この状態で
は、インレットポートからの流体の流れは停止される。
また、外部操作手段の外部操作によりピストンが軸方向
の他方側に摺動すれば、ピストンがハウジングの座面か
ら離座し、インレットポートとアウトレットポートとの
連通を開ける。この状態では、開度に応じて、流体がイ
ンレットポートからハウジング内を流れ、アウトレット
ポートから吐き出される。こうして、この開閉弁では、
外部操作手段の外部操作によってインレットポートとア
ウトレットポートとの連通の開度が調整可能である。
【0009】こうしてピストンによりインレットポート
とアウトレットポートとの連通の開閉を行うことから、
ピストンはインレットポート又はアウトレットポート内
の流体によって他方側に圧力を受けることとなる。この
際、可撓性を有しないピストンはこの他方側への圧力に
よって開弁側に撓むことはない。しかし、ピストンの摺
動のための空間を設けるだけでは、かかる他方側への圧
力により、ピストンは軸方向の摺動性が阻害されてしま
う。このため、本発明の開閉弁では、圧力相殺手段によ
りその他方側への圧力を相殺し、これによりピストンの
軸方向の摺動性を確保している。このため、この開閉弁
では、作動応答性が安定し、例えば水洗式便器に用いた
場合における洗浄性等についての信頼性を向上させるこ
とができる。
【0010】また、本発明の開閉弁では、ピストンの動
作により閉弁・開弁速度を任意に設定することができる
ことから、従来の開閉弁のダイアフラムによるような急
な閉弁・開弁をなくすことができる。このため、この開
閉弁では、流体を大流量で流しても、急な閉弁を防止で
きることから、ウォータハンマの発生を防止し、騒音等
を抑制することができる。
【0011】さらに、従来の開閉弁では、ダイアフラム
を用いていることから、流体の低圧時に十分に開弁を行
い難く、圧力損失を生じやすい。この点、従来の開閉弁
において、流体の低圧時でも十分な開弁を行わしめ、こ
れにより圧力損失を小さくせんとすれば、その開閉弁
は、ダイアフラムの大型化が必要であることから、必然
的に大型化してしまい、水洗式便器等への搭載性が損な
われることとなる。これに対し、本発明の開閉弁では、
小型のピストンでもその動作により流体の低圧時におい
て十分に開弁を行うことができることから、圧力損失を
生じ難く、かつ必ずしも大型化せず、水洗式便器等への
優れた搭載性を発揮することができる。
【0012】圧力相殺手段としては、ピストンの他方側
に形成された圧力相殺室と、ピストンの一方側とこの圧
力相殺室とを連通する連通路とからなるものを採用する
ことができる。こうであれば、インレットポート又はア
ウトレットポートからピストンの一方側に存在する流体
が連通路を介して圧力相殺室に移動し、圧力相殺室内の
流体の圧力と、ピストンの一方側の流体の圧力との均衡
が図られ、両者の差圧が解消又は減少される。
【0013】連通路は、ハウジングに形成することもで
きるが、ピストンに形成することが好ましい。ハウジン
グに連通路を形成すると、ピストンが軸方向に摺動する
ことから、連通路を屈曲させる等、連通路が複雑になる
が、ピストンに形成するのであれば、連通路を軸方向に
貫設する等、簡易な連通路を採用することができる。ま
た、ピストンに連通路を軸方向で貫設すれば、連通路内
を移動する流体がピストンの摺動時に抵抗を受けず、ピ
ストンの摺動性が向上する。
【0014】ハウジングのインレットポートがピストン
の周面側に開口し、ハウジングのアウトレットポートが
ピストンの軸方向の一方側の端面側に開口していること
が好ましい。こうであれば、ピストンはインレットポー
ト内の流体によって他方側に圧力を受けず、開閉弁の使
用される環境等によってインレットポート内の流体の圧
力が過剰に高かったり、又は低かったりしても、それに
よってピストンの摺動性が変化しない。
【0015】外部操作手段としては、ピストンを磁力等
により外部操作可能とする構成も採用し得るが、ピスト
ンに固定されてハウジングから突出し、付勢手段と対抗
しつつピストンを軸方向に摺動させるシャフトを採用す
ることが好ましい。こうであれば、従来の開閉弁のよう
な電磁弁を採用する必要がないため、開閉弁の製造コス
トを低廉化することができる。特に、開閉弁を複数用い
る場合、従来の開閉弁では個々の電磁弁で開閉をおこな
わなければならないが、かかるシャフトを採用すれば、
個々のシャフトを個々のカムで開閉することができ、製
造コストの低廉化の効果が大きい。
【0016】本発明の開閉弁では、図9(A)〜(D)
に示す付勢手段とシャフトとの関係を採用することがで
きる。ここで、付勢手段としては、ピストンを押圧する
押圧バネ等の押圧手段の他、ピストンを引張する引張バ
ネ等の引張手段を採用することができる。図9(A)に
示す関係では、付勢手段SがピストンPを軸方向の一方
側に付勢し、シャフトDが一方側に突出している。この
関係では、付勢手段Sの付勢力に抗してシャフトDを他
方側に押せば、ピストンPがインレットポートIとアウ
トレットポートOとの連通を開ける。他方、付勢手段S
の付勢力に屈してシャフトDを一方側に引けば、ピスト
ンPがインレットポートIとアウトレットポートOとの
連通を閉じる。
【0017】また、図9(B)に示す関係では、付勢手
段SがピストンPを一方側に付勢し、シャフトDが他方
側に突出している。この関係では、付勢手段Sの付勢力
に抗してシャフトDを他方側に引けば、ピストンPがイ
ンレットポートIとアウトレットポートOとの連通を開
ける。他方、付勢手段Sの付勢力に屈してシャフトDを
一方側に押せば、ピストンPがインレットポートIとア
ウトレットポートOとの連通を閉じる。
【0018】さらに、図9(C)に示す関係では、付勢
手段SがピストンPを他方側に付勢し、シャフトDが一
方側に突出している。この関係では、付勢手段Sの付勢
力に抗してシャフトDを一方側に引けば、ピストンPが
インレットポートIとアウトレットポートOとの連通を
閉じる。他方、付勢手段Sの付勢力に屈してシャフトD
を他方側に押せば、ピストンPがインレットポートIと
アウトレットポートOとの連通を開ける。
【0019】また、図9(D)に示す関係では、付勢手
段SがピストンPを他方側に付勢し、シャフトDが他方
側に突出している。この関係では、付勢手段Sの付勢力
に抗してシャフトDを一方側に押せば、ピストンPがイ
ンレットポートIとアウトレットポートOとの連通を閉
じる。他方、付勢手段Sの付勢力に屈してシャフトDを
他方側に引けば、ピストンPがインレットポートIとア
ウトレットポートOとの連通を開ける。
【0020】これらのうち、図9(A)に示す関係が好
ましい。こうであれば、付勢手段Sとして一般的な押圧
バネを採用し、この押圧バネの付勢力によってピストン
PがインレットポートIとアウトレットポートOとの連
通を閉じることができる一方、インレットポートIとア
ウトレットポートOとの連通を開けるため、付勢手段S
の付勢力に抗してシャフトDを他方側に押すためのカム
を採用することができる。かかるカムは、インレットポ
ートIとアウトレットポートOとの連通を開けるため
に、シャフトDを他方側に押す構造となるため、構造が
比較的簡易となり、開閉弁の製造コストを低廉化するこ
とができる。
【0021】本発明の開閉弁の好ましい形態によれば、
流体は水であり、アウトレットポートは便器洗浄タンク
を有さない水洗式便器(タンクレス便器)に接続される
構成を採用することができる。こうであれば、ビルの高
層階又は高度地下等においても、便器洗浄タンクを有さ
ないタンクレス便器に対する給水及び給水停止を開閉弁
によって確実に行ない得る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面を参照しつつ説明する。実施形態の開閉弁1
は、図1及び図2に示すように、ハウジング2内に流体
である水を取り込むインレットポートとしての入水ポー
ト21と、水を吐き出すアウトレットポートとしての出
水ポート23とを有している。
【0023】ハウジング2には、入水ポート21及び出
水ポート23に連通するピストン室25が形成されてい
る。ピストン室25にはピストン3が軸方向に摺動可能
に収納されている。入水ポート21はピストン3の周面
側に開口し、出水ポート23はピストン3の軸方向の一
方側の端面側からハウジング2の側面側に屈曲して開口
している。ピストン3の外周部のリング溝にはOリング
31が保持されており、ピストン3の外周部とハウジン
グ2の内壁面との境界域をシールしている。
【0024】また、ピストン室25内にはハウジング2
とピストン3の他端面3bとにより圧力相殺室4が形成
されている。圧力相殺室4はピストン3に形成された複
数本の連通孔4aを介して出水ポート23側に連通して
いる。各連通孔4aはピストン3の一端面3a側と他端
面3b側とを軸方向で連通している。これら圧力相殺室
4及び各連通孔4aが圧力相殺手段である。
【0025】圧力相殺室4には、付勢手段としての押圧
コイルバネ5が同軸的に配置されている。押圧コイルバ
ネ5はハウジング2とピストン3の他端面3bとの間に
介装され、ピストン3を常時一方側、つまり矢印Y1方
向に付勢し、入水ポート21と出水ポート23との連通
を閉じる方向に付勢力を有している。ピストン3の一端
面3aにはピストン3を軸方向で移動させ得る外部操作
手段としてのシャフト6が同軸的に固定され、ハウジン
グ2から突出されている。シャフト6の先端部はハウジ
ング2から軸方向の一方側、つまり矢印Y1方向に突出
し、カム70(図3等の第1カム91又は第2カム9
2)により軸方向の他方側、つまり矢印Y2a方向に押
圧可能となっている。カム70によりシャフト6が矢印
Y2a方向に押圧されると、ピストン3が連動して同じ
方向に摺動する。なお、シャフト6とハウジング2との
境界域はOリング62によりシールされている。
【0026】上記開閉弁1と同様の開閉弁1B、1Cを
用意し、図3及び図4に示すように、一つをリム用の開
閉弁1Bとし、他の一つをジェット用の開閉弁1Cと
し、給水装置7を組み付ける。この給水装置7は、これ
ら開閉弁1B、1Cと、連結部材14B、14Cと、一
対のバキュームブレーカ15B、15Cと、カム装置9
0と、駆動装置94と、手動操作用のハンドル95と、
図示しないコントローラとからなる。かかる給水装置7
は、図5〜8に示すように、衛生機器としての便器洗浄
タンクを有さないタンクレス便器8の後端にベースプレ
ート9を介して組込まれ、カバー81により隠蔽されて
いる。タンクレス便器8の便鉢部80は、排泄物を受け
るボウル部82と、ボウル部82の上部周縁に巡らされ
たリム通水路83を有するリム84と、ボウル部82の
底に連通し、排泄物を流すトラップ部85と、トラップ
部85の入口に取り付けられたジェットノズル87とを
備えている。なお、便座及び便蓋の図示は省略してい
る。
【0027】図3及び図4に示すように、開閉弁1Cの
入水ポート21Cには側面側に突出してフランジ7aが
形成されており、フランジ7aには、図5〜8にも示す
ように、導管101の一端が接続される。導管101の
他端は分岐装置102に接続されており、分岐装置10
2はフレキシブルホース103により図示しない止水栓
を介して水道管等の給水管に接続されている。また、図
3及び図4に示す開閉弁1Cの入水ポート21Cは、図
1及び図2に示す開閉弁1と同様、ハウジング2とピス
トン3の外周面3fとの間に形成された連絡路22を介
して開閉弁1Bの入水ポートに繋がっている。
【0028】図3及び図4に示すように、開閉弁1Cに
は連結部材14Cが接続され、連結部材14Cの上端に
はバキュームブレーカ15Cが接続されている。開閉弁
1Cの出水ポート23Cは連結部材14Cの出水ポート
24C及びバキュームブレーカ15Cの大気孔と接続さ
れている。連結部材14Cの出水ポート24Cには下方
に突出してフランジ7bが形成されており、フランジ7
bは、図5〜8に示すように、ジェット用導管97によ
りタンクレス便器8のジェットノズル87に接続されて
いる。
【0029】他方、図3及び図4に示すように、開閉弁
1Bにも連結部材14Bが接続され、連結部材14Bの
上端にはバキュームブレーカ15Bが接続されている。
開閉弁1Bと同様、開閉弁1Bの出水ポートは連結部材
14Bの出水ポート24B及びバキュームブレーカ15
Bの大気孔と接続されている。連結部材14Bの出水ポ
ート24Bには下方に突出してフランジ7cが形成され
ており、フランジ7cは、図5〜8に示すように、リム
用導管98によりタンクレス便器8のリム通水路83に
連通されている。リム用導管98には、図6及び図8に
示すように、先端側に開いて水を右回りに吐出可能な開
口98aと、側面側に開いて水を左回りに吐出可能な開
口98bとが形成されている。
【0030】図3及び図4に示すカム装置90は、両開
閉弁1B、1Cに固定され、前方に向かって両端が突出
しているブラケット90bと、このブラケット90bに
水平状態で回転可能に保持されたカムシャフト90a
と、このカムシャフト90aに固定され、各開閉弁1
B、1Cのシャフト6B、6Cと外周のカム面により当
接可能な第1、2カム91、92とからなる。
【0031】駆動装置94は、変速ギア及びモータを内
蔵しており、コントローラの制御によりカム装置90の
カムシャフト90aを回転駆動できるようになってい
る。ハンドル95は駆動装置94に取り付けられてお
り、カム装置90のカムシャフト90aを手動回転でき
るようになっている。上記のように構成されたタンクレ
ス便器8では、給水管、止水栓、フレキシブルホース1
03、分岐装置102及び導管101を経て水が給水装
置7に供給される。給水装置7では、便鉢部80の洗浄
を行おうとする使用者のスイッチ操作がない限り、両開
閉弁1B、1Cが閉弁している。つまり、図1及び図2
に示す開閉弁1で説明すれば、押圧コイルバネ5の付勢
力により、ピストン3が軸方向の一方側、つまり矢印Y
1方向に移動している。このため、図1に示すように、
ピストン3はハウジング2の座面2aに着座し、ピスト
ン3の外周面3fが入水ポート21を閉鎖するととも
に、ピストン3の一端面3aが出水ポート23を閉鎖し
ている。このため、入水ポート21と出水ポート23と
の連通が閉じられており、水はタンクレス便器8へは供
給されない。
【0032】そして、便鉢部80の洗浄を行うときに
は、使用者のスイッチ操作に基づいて、コントローラの
信号により駆動装置94のモータが駆動し、カムシャフ
ト90aが回転駆動される。これにより、第1カム91
のカム面が開閉弁1Bのシャフト6Bを下方向に押圧
し、開閉弁1Bを開弁させる。つまり、図1及び図2に
示す開閉弁1で説明すれば、第1カム91によりシャフ
ト6を軸方向の他方、つまり矢印Y2a方向に押圧す
る。すると、押圧コイルバネ5が弾性収縮し、ピストン
3は軸方向の他方向、つまり矢印Y2方向に移動する。
これにより、図2に示すように、ピストン3はハウジン
グ2の座面2aから離座し、入水ポート21と出水ポー
ト23との連通を開ける。これにより、給水装置7が水
をリム用導管98を介してリム通水路83に給水し、ボ
ウル部82の内壁面を洗浄する。
【0033】第1カム91のカム面が開閉弁1Bのシャ
フト6Bを下方向に押圧しなくなり、上記開閉弁1の閉
弁と同様に開閉弁1Bが閉弁した後、第2カム92のカ
ム面が開閉弁1Cのシャフト6Cを下方向に押圧し、上
記開閉弁1と同様、開閉弁1Cを開弁させる。これによ
り、給水装置7が水をジェット用導管97を介してジェ
ットノズル87に給水し、トラップ部85に強制的にサ
イホン作用を生じさせる。
【0034】次いで、第2カム92のカム面が開閉弁1
Cのシャフト6Cを下方向に押圧しなくなり、上記開閉
弁1の閉弁と同様に開閉弁1Cが閉弁した後、第1カム
91のカム面が開閉弁1Bのシャフト6Bを再度下方向
に押圧し、上記開閉弁1と同様、開閉弁1Bを再度開弁
させる。これにより、給水装置7が水をリム用導管98
を介してリム通水路83に給水し、ボウル部82を封水
する。
【0035】こうして、実施形態の両開閉弁1B、1C
では、シャフト6B、6Cの外部操作によって入水ポー
トと出水ポートとの連通の開度が調整可能である。以
下、図1及び図2に示す開閉弁1で説明すれば、ピスト
ン3により入水ポート21と出水ポート23との連通の
開閉を行うことから、ピストン3は出水ポート23内の
流体によって他方側に圧力を受けることとなる。この
際、可撓性を有しないピストン3はこの他方側への圧力
によって開弁側に撓むことはない。しかし、ピストン3
の摺動のための空間を設けるだけでは、かかる他方側へ
の圧力により、ピストン3は軸方向の摺動性が阻害され
てしまう。この点、開閉弁1では、ピストン3の他方側
に圧力相殺室4を形成し、ピストン3の一方側とこの圧
力相殺室4とを複数本の連通路4aにより連通したた
め、出水ポート23からピストン3の一方側に存在する
水が連通路4aを介して圧力相殺室4に移動し、圧力相
殺室4内の水の圧力と、ピストン3の一方側の水の圧力
との均衡が図られ、両者の差圧が解消又は減少される。
これによりピストン3の軸方向の摺動性が確保される。
このため、この開閉弁1では、作動応答性が安定し、タ
ンクレス便器8に用いた場合における洗浄性等について
の信頼性を向上させることができる。
【0036】また、実施形態の開閉弁1では、ピストン
3に連通路4aを形成しているため、各連通路4aを簡
易に軸方向に貫設することができる。そして、ピストン
3に連通路4aを軸方向で貫設しているため、連通路4
a内を移動する水がピストン3の摺動時に抵抗を受け
ず、ピストン3の摺動性が向上している。さらに、実施
形態の開閉弁1では、ハウジング2の入水ポート21が
ピストン3の周面側に開口し、ハウジング2の出水ポー
ト23がピストン3の軸方向の一方側の端面側に開口し
ているため、ピストン3は入水ポート21内の水によっ
て他方側に圧力を受けず、開閉弁1の使用される環境等
によって入水ポート21内の水の圧力が過剰に高かった
り、又は低かったりしても、それによってピストン3の
摺動性が変化しない。
【0037】また、外部操作手段として、ピストン3に
固定されてハウジング2から突出し、押圧コイルバネ5
と対抗しつつピストン3を軸方向に摺動させるシャフト
6を採用しているため、従来の開閉弁のような電磁弁を
採用する必要がなく、開閉弁1の製造コストを低廉化す
ることができる。特に、実施形態に示すタンクレス便器
8では、一対の開閉弁1B、1Cを用いているため、こ
の効果が大きい。また、これら開閉弁1B、1Cを1本
のカムシャフト90aに固定した第1、2カム91、9
2で開閉することができ、さらにこの効果が大きい。
【0038】さらに、実施形態の開閉弁1では、押圧コ
イルバネ5がピストン3を軸方向の一方側に付勢し、シ
ャフト6が一方側に突出しているため、比較的安価な押
圧コイルバネ5を採用し、この押圧コイルバネ5の付勢
力によってピストン3が入水ポート21と出水ポート2
3との連通を閉じることができる一方、入水ポート21
と出水ポート23との連通を開けるため、押圧コイルバ
ネ5の付勢力に抗してシャフト6を他方側に押すための
カム70を採用することができる。かかるカム70は、
入水ポート21と出水ポート23との連通を開けるため
に、シャフト6を他方側に押す構造となるため、構造が
比較的簡易となり、開閉弁1の製造コストを低廉化する
ことができる。
【0039】また、実施形態の開閉弁1では、カム70
及びシャフト6を介したピストン3の動作により閉弁・
開弁速度を任意に設定することができることから、水を
大流量で流しても、急な閉弁を防止できることから、ウ
ォータハンマの発生を防止し、騒音等を抑制することが
できる。さらに、実施形態の開閉弁1では、小型のピス
トン3でもその動作により水の低圧時において十分に開
弁を行うことができることから、圧力損失を生じ難く、
かつ必ずしも大型化せず、タンクレス便器8への優れた
搭載性を発揮している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係り、開閉弁の閉弁状態の断面図で
ある。
【図2】実施形態に係り、開閉弁の開弁状態の断面図で
ある。
【図3】実施形態の適用形態に係り、ジェット用の開閉
弁及びリム用の開閉弁を用いた給水装置の正面図であ
る。
【図4】実施形態の適用形態に係り、ジェット用の開閉
弁及びリム用の開閉弁を用いた給水装置の側面図であ
る。
【図5】実施形態の適用形態に係り、タンクレス便器の
要部の断面図である。
【図6】実施形態の適用形態に係り、タンクレス便器の
要部の平面図である。
【図7】実施形態の適用形態に係り、タンクレス便器の
要部の背面図である。
【図8】実施形態の適用形態に係り、タンクレス便器の
要部の斜視図である。
【図9】本発明の開閉弁の適用可能な構成を示す模式図
である。
【符号の説明】
1、1B、1C、10…開閉弁(1B…リム用の開閉
弁、1C…ジェット用の開閉弁) 2…ハウジング 2a…座面 21、21C…インレットポート(入水ポート) 23、23C…アウトレットポート(出水ポート) 3、4、4a…弁機構(3…ピストン、4、4a…圧力
相殺手段(4…圧力相殺室、4a…連通路) 4a…連通路 6、6B、6C…外部操作手段(シャフト) 5…付勢手段(押圧コイルバネ) 8…水洗式便器(タンクレス便器) 70、91、92…カム(91…第1カム、92…第2
カム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊吉 英文 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 冨田 勝紀 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 三輪 浩二 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 小池 英也 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 水谷 優孝 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 伊藤 淳 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D039 AC10 BA06 3H055 AA03 AA22 BA04 BC01 CC03 CC12 DD02 DD18 DD36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングにインレットポート及びアウト
    レットポートを有するとともに該インレットポートと該
    アウトレットポートとの間で開度を調整可能な弁機構を
    有する開閉弁において、 前記弁機構は、外部操作手段の外部操作により前記ハウ
    ジング内で軸方向に摺動可能に設けられ、該軸方向の一
    方側に摺動することにより該ハウジングの座面に着座し
    て該インレットポートと該アウトレットポートとの連通
    を閉じ、該軸方向の他方側に摺動することにより該座面
    から離座して該インレットポートと該アウトレットポー
    トとの連通を開けるピストンと、該ピストンが該インレ
    ットポート又は該アウトレットポート内の該流体から該
    他方側に受ける圧力を相殺する圧力相殺手段とを有する
    ことを特徴とする開閉弁。
  2. 【請求項2】圧力相殺手段は、ピストンの他方側に形成
    された圧力相殺室と、該ピストンの一方側と該圧力相殺
    室とを連通する連通路とからなることを特徴とする請求
    項1記載の開閉弁。
  3. 【請求項3】連通路はピストンに軸方向で貫設されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の開閉弁。
  4. 【請求項4】ハウジングのインレットポートはピストン
    の周面側に開口し、該ハウジングのアウトレットポート
    は該ピストンの軸方向の一方側の端面側に開口している
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の開閉弁。
  5. 【請求項5】外部操作手段は、ピストンに固定されてハ
    ウジングから突出し、付勢手段と対抗しつつ該ピストン
    を軸方向に摺動させるシャフトであることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の開閉弁。
  6. 【請求項6】付勢手段はピストンを軸方向の一方側に付
    勢し、シャフトは該一方側に突出していることを特徴と
    する請求項5記載の開閉弁。
  7. 【請求項7】流体は水であり、アウトレットポートは便
    器洗浄タンクを有さない水洗式便器に接続されることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の開閉
    弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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