JP2001003322A - 吸音構造体 - Google Patents
吸音構造体Info
- Publication number
- JP2001003322A JP2001003322A JP11305412A JP30541299A JP2001003322A JP 2001003322 A JP2001003322 A JP 2001003322A JP 11305412 A JP11305412 A JP 11305412A JP 30541299 A JP30541299 A JP 30541299A JP 2001003322 A JP2001003322 A JP 2001003322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound absorbing
- sound
- resonance
- absorbing
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01F—ADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
- E01F8/00—Arrangements for absorbing or reflecting air-transmitted noise from road or railway traffic
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01F—ADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
- E01F8/00—Arrangements for absorbing or reflecting air-transmitted noise from road or railway traffic
- E01F8/0094—Arrangements for absorbing or reflecting air-transmitted noise from road or railway traffic constructions for generation of phase shifting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
音構造体にある。 【解決課題】 吸音パネル1は、表面板が金属繊維を板
状に圧縮成形した吸音材6で構成された中空箱形構造体
2であり、この吸音材6の下面に背後空気層7とスリッ
ト構成の共鳴吸音構造8とが形成されている。
Description
びリサイクル性に優れた吸音構造体に関するものであ
る。
抑制するために防音壁が設けられている。一般に防音壁
は、ガラスウールやロックウールなどの無機質繊維をパ
ネル状の構造体に収納した吸音パネルによって構成され
ている。
る吸音パネルには、次のような課題がある。 ガラスウールなどは、水分の抜けが悪いなど耐水性
に問題があり、水分の吸収により吸音性能が低下し、そ
の性能維持のメンテナンスが大変である。 ガラスウールなどは、長期間の使用により「へた
り」が生まれ、吸収性能の低下や強度低下の要因となっ
ている。 耐用年数が過ぎた場合、リサイクルするにはコスト
がかかり、一般に産業廃棄物として廃棄処理する必要が
ある。この場合、ロックウールのリサイクルは、ガラス
ウール程のコストはかからないが、低コストとは言えな
い。 ガラスウールなどは、気流にさらされると、繊維の
飛散や浮遊が発生し易くなり、吸音性能の低下の要因と
なっている。 特に、食品や薬品の生産現場などのクリーン度が要
求される環境では、繊維の飛散や浮遊が問題となり、利
用しづらいことになる。 取り扱い時に繊維の吸引やちくちく感が問題とな
る。 無機質繊維は、紫外線に長時間曝されると劣化し脆
くなるので、野外での利用には、その対策が必要であっ
た。 ,〜の問題を解決するためにPVFフィルム
などで無機質繊維材料を被覆する手段がとられるが、吸
音性能の低下やフィルムの破損が問題となる。
ネルが多量に利用されるので、上述するの問題は、環
境保護の観点からも重要な問題となっている。
が発生しない吸音材料として、例えば、アルミニウム繊
維を加圧圧縮して板状としたものが知られている。ま
た、アルミニウム粒子の焼結体やアルミニウム材料を発
砲させた吸音材料が知られている。
は、ガラスウールやロックウールなどの無機質繊維の吸
音材に比較すると、吸音性能が低いという問題がある。
隙間を空気の分子が通り抜ける際に音響エネルギーの一
部が繊維や粒子に対する空気の分子の摩擦に起因する熱
エネルギーに変換させることで、吸音を行うものであ
る。
気層を厚くすることによって、より低音までの吸音が可
能となる。しかし、吸音パネルの寸法(特に、その厚
み)には、制限があるのが普通であり、一般に500H
z以下というような周波数での吸音性能を十分なものと
することは困難であった。特に、金属材料を用いた吸音
材では、その傾向が大であった。
述べる共鳴構造を利用する方法が知られている。この方
法は、基本的な原理としてヘルムホルツの共鳴構造を利
用したものであり、繊維に代表される吸音材料によるも
のと異なり、ヘルムホルツの共鳴器と呼ばれる共鳴構造
が共鳴する際における空気の動きの摩擦損失によって共
鳴周波数付近の音響エネルギーを損失させ、そのことで
吸音力を得るものである。
表的な吸音構造としては、壁の表面を多数の孔やスリッ
トを設けた板で構成し、背後に空気層を設けたものを挙
げることができる。以下、本明細書では、吸音の基本原
理としてヘルムホルツ共鳴を用いた構造を共鳴吸音構造
と称する。
数付近にしか吸音性能が得られないという問題がある
が、吸音材料を用いた場合には得にくい低域での吸音が
行えるという特徴がある。
ウム繊維を吸音材料として用いた吸音体を配置する構成
において、空気層を設けた状態で配置し、かつ吸音体同
士の間隔を開けて配置することで、吸音体による吸音
と、吸音体間の隙間と背後の空気層とで構成される共鳴
構造(共鳴空間)による吸音とを同時に得る構造が示さ
れている。
ことで、前述したような無機繊維質吸音材を用いた場合
の問題を克服し、さらに、共鳴吸音構造を併用すること
で、低域での吸音性能向上を図っている。しかしなが
ら、この公報記載の構成は、構造が複雑であり、施工性
が悪いという問題がある。
材料は、強度があまりないので、それ自体で吸音体を構
成する場合、あまり大きな寸法にできない。このため、
上述した公報の構成では、吸音体の寸法をあまり大きな
ものとすることができず、小さな吸音体を多数取り付け
なければならないという問題があり、施工コストが高く
なる。
に配置する必要があり、さらに、吸音体を配置した状態
で背後に空気層を設けなければならないことから、全体
の構造が大きくなりまた複雑で、施工コストの高いもの
となる。
ネックの長さ(共鳴構造の出入口部分における深さ方向
の寸法)を大きくとれないので、より低域まで機能する
効果的な共鳴吸音構造を得るには、共鳴空間の体積を大
きくしなければならず、結果として、全体の構造が大型
化し、吸音構造を配置する場所が限定されてしまう。道
路や鉄道における吸音では、配置スペースが限られ、厚
い空気層を設けることが困難となる場合が多く、上述し
た構造の実施化は一層困難なものとなっている。この点
に関し、配置場所の制約を受けにくい、厚さの薄い吸音
構造体の開発が望まれている。
て金属材料を用いた吸音構造体において、次の要求を満
たしたものを提供することを課題とするものである。 吸音材料による吸音作用と、スリット形共鳴吸音構
造による吸音作用とを併用して低域での吸音性能が図れ
ること。 広い周波数帯域において、高い吸音性能を有するこ
と。 構造に無駄がなく、簡単な構造であり、かつ軽量で
あること。 施工が簡易であり、低コストで行えること。 厚さの薄い構造であり、特に吸音パネルとした場合
に一体型のパネル構造とでき、ハンドリング性が良く、
施工場所が限定されないこと。 リサイクル性の高いこと。 耐候性の高いこと。
は、表面板が板状又は面状の吸音材で構成され、前記吸
音材の背後には、背後空気層とスリット構成の共鳴吸音
構造とが形成されていることを要旨とする。表面板とな
る板状または面状の吸音材と背後空気層及びスリット構
成の共鳴吸音構造を1の構造体に併せ持つ構成としたも
のである。
圧縮成形した吸音材で構成され、前記吸音材の背後に
は、背後空気層とスリット構成の共鳴吸音構造とが形成
されていることを要旨とする。第3の発明は、吸音材の
表面板を除いて5面が、非通気性の材料からなる板材で
形成された中空箱形構造体であることを要旨とする。
形状部材が、吸音材の下面に任意の間隔を設けて複数配
置され、隣接する前記長手形状部材間の隙間を利用して
スリット構成の共鳴吸音構造が形成されることを要旨と
する。第5の発明は、吸音材は、構造体内に任意の間隔
で複数配置された長手形状部材によって支持され、前記
長手形状部材は、内部空間で吸音材の背後空気層が形成
される非通気性の材料からなる凹型の断面形状を有し、
前記長手形状部材と構造体の底面との間及び隣接する長
手形状部材間の隙間にスリット構成の共鳴吸音構造が形
成されていることを要旨とする。なお、構造体の底面
は、構造体が吸音パネルである場合には底板を、構造体
が建築構造物の壁面に一体に組み付けられたものである
場合には壁面を意味する。
(凹型の内部空間)内に、1又は2種類以上の背後空気
層及びスリット構成の共鳴吸音構造が形成されているこ
とを要旨とする。長手形状部材の内部空間内に別の長手
形状部材を1又は2以上配置することにより、新たな形
状・寸法の背後空気層及びスリット構成の共鳴吸音構造
を形成したものである。
(溝幅)または/及びスリット構成の共鳴吸音構造のス
リット開口部の幅(スリット幅)を複数に設定したこと
を要旨とする。溝幅・スリット幅を一定の間隔で設ける
のではなく、溝幅・スリット幅に広狭の変化をもたせた
ものである。一定の規則に従ってスリット幅に変化をも
たせてもよいし、規則性がなくてもよい。なお、長手形
状部材の内部空間内に形成された溝幅・スリット幅につ
いても同様に変化をもたせるものである。
リット構成の共鳴吸音構造の吸音性能が相互に補完し合
い、幅広い周波数範囲における吸音性能が得られるよう
に形成されていることを要旨とする。これは、背後空気
層とスリット構成の共鳴吸音構造の吸音性能をグラフで
表した場合に、吸音率の弱い谷間部分を相互に補完し合
って谷間をなくし、吸音不能な周波数帯域をなくすよう
に形成されているものである。
断面形状が、コ字形、U字形、V字形、半円形、三角
形、台形、またはこれらを組み合わせた形状を有するこ
とを要旨とし、第10の発明は、長手形状部材によっ
て、構造体が補強されていることを要旨とし、第11の
発明は、共鳴吸音構造が建築物の壁面を利用して構成さ
れていることを要旨とする。
面板として板状又は面状の吸音材、とくに、金属繊維を
板状に圧縮成形した吸音材を用い、さらに、構造体の内
部に、この吸音材の背後空気層とスリット構成の共鳴吸
音構造を設けることで、簡単で軽量な構造でありなが
ら、高い吸音性能、特に低い周波数までの良好な吸音性
能が得られる。また、一体型としてハンドリング性の高
い吸音パネルを得ることができる。
定の共鳴周波数帯域(ある程度ブロードなもの)の音波
が入射すると、共鳴現象が発生し、空気の塊がスリット
部を激しく出入りする。この際、スリット部が有する音
響抵抗によって空気の動きの運動エネルギーが失われ、
それが音響エネルギーの損失となる。
音が行われる。本発明では、金属繊維からなる吸音材が
スリットの開口部に存在するために、共鳴時にスリット
を出入りする空気が受ける抵抗がより高くなり、上述し
たメカニズムによる吸音がより高い効率で行われる。ま
た、吸音材として薄い板状のものを用いているので、限
られた寸法において、背後空気層やスリット構成の共鳴
吸音構造に必要とされる空間を有効に作りだすことがで
きる。
吸音材の表面板を除いた底面板や左右の側面板などを非
通気性の材料で構成することで、簡単な構造でありなが
ら強度が高くハンドリング性の良い吸音パネルを得るこ
とができる。また、スリット構成の共鳴吸音機構におけ
る空気の出入口がスリット部のみに限定され、共鳴吸音
効果が高められる。
造でありながら吸音材の背後空気層とスリット構成の共
鳴吸音構造が得られる。また、吸音材が確実に支持され
る構造が得られる。さらに、長手形状部材によってスリ
ット構成の共鳴吸音構造のネックの深さ(例えば、図2
の隙間11の深さ方向の寸法)を確保することができ、
限られた共鳴空間を利用して低域まで機能する共鳴吸音
構造を得ることができる。
内に形状・寸法の異なる背後空気層及びスリット構成の
共鳴吸音構造が得られることになる。また、同様に、第
7の発明によれば、溝幅・スリット幅の異なる2種類以
上の背後空気層やスリット構成の共鳴吸音構造が得られ
る。
ンドリング性に優れた吸音パネルを得ることができる。
即ち、長手形状部材によってスリット構成の共鳴吸音構
造が形成され、また、吸音材が確実に支持され、さら
に、この長手形状部材が梁となって全体が補強された吸
音パネルが得られる。第11の発明によれば、吸音パネ
ルの底板の代わりとして建築構造物の壁面を利用するこ
とで、低コストでスペースを有効利用した吸音構造が得
られる。
基づいて説明する。図1は、本発明に基づく吸音パネル
の一部を切欠した斜視図、図2は、同吸音パネルの内部
構造を示す説明用拡大断面図、図3は、表面板の吸音材
を省いた同吸音パネルを示す説明用平面図、図4は、同
吸音パネルの吸音性能を示すグラフである。
く吸音パネル1は、中空箱形構造体2からなり、底板3
と左右の側面板4,4及び両端面板5,5が非通気性の
材料である金属材料などで構成され、残る一面の表面板
が金属繊維を板状に圧縮成形した吸音材6で構成されて
いる。そして、中空箱形構造体2の内部には、吸音材6
の背後空気層7とスリット構成の共鳴吸音構造8とが設
けられている。なお、吸音材6としては、金属繊維以外
の材料でなるものを用いることもできる。例えば、高密
度の不織布や多孔質材料を用いることもできる。しかし
ながら、コスト、軽量性、性能、リサイクル性といった
点から、アルミニウム繊維を用いることが好ましい。
板を除いて、底板3や左右の側面板4,4などは、上述
するように非通気性の材料である金属材料などで構成さ
れている。非通気性の材料としては、鋼板、アルミ板、
各種合金板、樹脂材料板、木材板、これらの積層板など
金属及び非金属の材料を用いることができる。なお、吸
音性能はやや低下するが、左右の側面板4,4などを通
気性の材料で構成したり、左右の側面板4,4などの代
わりに角材などで補強した構造とすることもできる。
繊維を厚さ1〜5mm程度の板状に形成したものを用い
るとよく、例えば、アルミニウム繊維の場合、直径が5
0μm〜200μmの繊維を面密度が500〜4000
g/m2となるように板状に圧縮成形したものが好まし
い。また、アルミニウム繊維の他にステンレス繊維を略
同様に圧縮成形したものを用いることができる。
び/または裏面に、図示省略するパンチングメタルやエ
キスパンドメタルなどの吸音性能を損なわない程度の被
覆材を設けてもよい。
は、吸音材6の下面に長手方向に沿って任意の間隔で複
数設置した断面形状が凹型の長手形状部材9の内部空間
10によって形成されており、隣接する長手形状部材
9,9間の隙間11がスリットとなり、長手形状部材9
の下面に形成される共鳴空間12とでスリット構成の共
鳴吸音構造8が形成される。
原理としてヘルムホルツの共鳴構造を利用している。従
って、この共鳴吸音構造8は、隙間11の寸法や形状、
共鳴空間12の容積、吸音材6の音響抵抗などによって
決まる共鳴周波数において吸音作用を有する。特に、こ
の構造では、スリットの深さ方向の寸法、すなわち隙間
11の深さ方向の寸法(ネックの長さ)を長くすること
ができ、厚さの薄い吸音パネルでありながら共鳴周波数
をより低音域に設定できる。なお、このような構成の共
鳴吸音構造8の場合、多数のパラメータが複雑に関係す
るので、共鳴周波数を正確に求めることは簡単ではな
く、実際に吸音効果の高い吸音パネルを作製するには、
実験的に最適寸法を求めることが必要である。
型の断面形状であることが必要であり、具体的には、凹
型の断面形状として、コ字形、U字形、V字形、半円
形、三角形、台形、またはこれらを組み合わせた形状を
採用することができ、一般的にコ字形形状のものを用い
るのが、簡単な構造で高い吸音性能が得られる。
材料である金属材料などで構成されている。具体的に
は、鋼板、アルミ板、各種合金板、樹脂材料板、木材
板、これらの積層板など金属及び非金属の材料を用いる
ことができる。しかし、長手形状部材として通気性の材
料を用いることは、共鳴吸音構造8の機能および背後空
気層7の機能が損なわれるので好ましくない。
を支持・補強し、その両端部が中空箱形構造体2の両端
面板5,5にそれそれ固定されることで、中空箱形構造
体2を補強する梁として機能している。
形状を直方体形状である箱形構造体以外の構成、例え
ば、湾曲した構造などの形状に構成することもできる。
また、吸音パネル1の平面形状も矩形形状に限定される
ものではない。
を説明する。この例で示す寸法は、本発明者らが見出し
た好ましい例示であり、本発明の実施にあっては、この
寸法に限定されるものではない。ここに示す実施例で
は、吸音パネルを取り付けるための構造などについては
言及しないが、当然のことながら、そのための構造の付
加や変形を加えることもできる。なお、図中同じ構成部
材は、同一符号を付してある。
の外装は、厚さ2mmのアルミニウム板でなる底板3、
左右の側面板4,4、両端面板5,5と吸音材6からな
る表面板とで構成されている。
1.5mmのアルミニウム板で構成された断面形状がコ
字形の長手形状部材9,9,…が所定間隔を設けて複数
配置されており、この長手形状部材9は、その両端が両
端面板5,5に固定されている。
ウム繊維を有機バインダーによってバインドしたもの
で、密度1.3g/cm3、厚さは1.5mmとしてあ
る。この場合、面密度は2000g/m2となる。
加圧して小径のノズルから吹き出させる。そして、これ
を冷却することによってアルミニウム繊維を得る。この
アルミニウム繊維に有機バインダーを加えて圧縮成形し
て板状に形成することによって作製する。
材6と背後空気層7とによって得られる吸音のピーク
と、スリット構成の共鳴吸音構造8のピーク(共鳴周波
数)とを意図的にずらした構成としている。
域に渡って高い吸音性能を得ることができる。また、図
示しないが、野外での使用を前提として、吸音パネル1
の底板3及び左右の側面板4,4などには、水抜き穴が
設けられているが、この水抜き穴は、共鳴を妨げないよ
うに小さな寸法とする必要がある。
0mmと大型な構成であるにも関わらず、重量は20k
g弱と軽く、厚さが約95mmと薄いにも関わらず、低
音域における高い吸音性能を有している。
す。この吸音性能は、吸音率の周波数依存性を測定した
ものであり、Dに示すのが、この吸音パネル1の吸音性
能である。A〜Cに示すのが、上述のアルミニウム繊維
を用いた吸音材6の背後に厚さが60mm、80mm、
100mmの背後空気層を設けた例の吸音性能である。
ル1において、長手形状部材9を設けず、表面板として
吸音材6を用いた構造の吸音パネルの性能に相当する。
即ちA〜Cに示す性能は、スリット構成の共鳴吸音構造
8を用いず、単に吸音材6と背後空気層による吸音作用
の吸音性能を示すものである。
音パネル1は、広い周波数帯域に渡って高い吸音性能を
有している。これは、吸音材の背後に空気層を設けた吸
音構造(即ち、第1の吸音構造)とスリット共鳴による
吸音構造(即ち、第2の吸音構造)とを組み合わせたこ
とに起因している。
なく、吸音率自体も大きくなるのは、上記第1の吸音構
造による吸音性能と、第2の吸音構造による吸音性能の
ピークがずれていると共に、それぞれの吸音性能が重ね
合わせられるからである。
層の厚さが60mmと薄いので低域での吸音性能が低く
なっている。Bで示される吸音性能は、背後空気層の厚
さが80mmとAの場合に比較して厚いので、低域での
吸音性能がAに比べれば改善されている。
さを100mmとしてあるが、Bで示される性能に比較
して、低域での性能はあまり改善されず、高音での吸音
性能が低下している。これは、金属繊維の吸音材が背後
空気層を持つ場合、特定の周波数に対する吸音性能のピ
ークを有するが、背後空気層を厚くすることで、その傾
向が顕著に現れてしまっこことに起因する。なお、図4
において、吸音率の最大値が1を越えているのは、残響
を利用した測定方法に起因するもので、実質的な吸音率
の最大値は1となる。
性能は、板状の吸音材6の厚み、背後空気層7の厚さ、
共鳴空間12の体積、スリット開口部の寸法などを変化
させることで制御できる。
共鳴吸音構造8の共鳴空間12の体積を大きくすると、
より低い周波数帯域における吸音率を高めることができ
る。なお、一般的な防音用途で用いる目的の吸音パネル
においては、図2に示す各寸法において、a=25m
m、b=55mm、c=30mm、d=35mmの各寸
法を±10mmの範囲内に設定することが好ましい。本
発明者らによるコンピュータシミュレーションによれ
ば、上記寸法範囲内に各寸法を適宜設定することで、道
路交通騒音に対する平均斜入射吸音率で0.9以上が得
られることが判明している。
音材6とその背後空気層7による吸音のピークと、共鳴
吸音構造8による吸音のピークとを意図的にずらした構
造としてあるが、両者の吸音のピークを意図的に一致さ
せる構造としてもよい。このような構造は、特定の周波
数だけを選択的に吸音する場合に有効なものである。
1の内部に長手形状部材9以外に何も設けず、充填させ
ていない例を示してあるが、従来知られている各種吸音
材料などを内部に配置したり充填することもできる。ま
た、この吸音材6に重ねてさらに別種の吸音材料を加え
ることもできる。
の内部空間10内にさらに1又は2種類以上の背後空気
層及びスリット構成の共鳴吸音構造が形成された吸音パ
ネルの内部構造を示す説明用拡大断面図である。
0内をL字形の長手形状部材21で仕切り、背後空気層
22とスリット構成の共鳴吸音構造23が設けられてい
る。この吸音パネル20によれば、1の吸音パネル内に
スリット構成の共鳴吸音構造8,23という異なる形状
・寸法のスリット構成の共鳴吸音構造が形成できる。こ
の場合、同じスリット構成の共鳴吸音構造であっても形
状・寸法の相違から異なる吸音性能が発揮され、全体と
しては、それらが重ね合わされた吸音性能が得られる。
性能を示したグラフである。このグラフには、スリット
構成の共鳴吸音構造8単体の吸音性能を示す領域Aと、
背後空気層22単体の吸音性能を示す領域Bと、スリッ
ト構成の共鳴吸音構造23単体の吸音性能を示す領域C
が示されている。このグラフからわかるように、スリッ
ト構成の共鳴吸音構造8,23は同じスリット構成の共
鳴吸音構造であっても形状・寸法を異にするため、吸音
性能が異なる。従って、スリット構成の共鳴吸音構造8
が吸音できない周波数帯域をスリット構成の共鳴吸音構
造23がカバーできることになり、図2に示す背後空気
層とスリット構成の共鳴吸音構造が1種類ずつの吸音パ
ネルよりも吸音周波数帯域が広くなる。
材9の内部空間10内をコ字形の長手形状部材26で仕
切り、吸音パネル20と同じように、1種類の背後空気
層27と、2種類のスリット構成の共鳴吸音構造8,2
8を設けたものである。
0,40,50のように、内部空間10内に複数の長手
形状部材を配置し、複数種の背後空気層又はスリット構
成の共鳴吸音構造を形成することもできる。この場合
も、異なる形状・寸法の背後空気層及びスリット構成の
共鳴吸音構造は、それぞれ異なる吸音性能を発揮する。
0内を大きさの異なるL字形の長手形状部材31,3
2,33…で複数に仕切り、背後空気層34と複数種の
スリット構成の共鳴吸音構造8,35,36,37…が
形成されている。図9に示す吸音パネル40は、内部空
間10内を大きさの異なるコ字形の長手形状部材41,
42,43…で複数に仕切り、背後空気層44と複数種
のスリット構成の共鳴吸音構造8,45,46,47…
が形成されている。図10に示す吸音パネル50は、内
部空間10内の吸音材6の下面にコ字形の長手形状部材
51,52…を並列させ、背後空気層53,54…とス
リット構成の共鳴吸音構造8,55,56が形成されて
いる。
空間10内の背後空気層及びスリット構成の共鳴吸音構
造は全て同じ構成である必要はなく、複数種のものを組
み合わせた構成としてもよい。例えば、図示省略する
が、吸音パネル20と30を組み合わせたものなどであ
る。また、吸音パネルの構成は図示されたものに限られ
ない。
部材61間の隙間に形成されるスリット構成の共鳴吸音
構造62のスリット幅eを、1つのパネル内において広
狭に変化させたものである。スリット幅eを変化させる
ことにより、多様な共鳴吸音構造が形成される。スリッ
ト幅eの変化は図示したものに限られず、徐々にスリッ
ト幅eを広げたり、ある一定の規則に従ってスリット幅
eが決められていくようにしてもよい。また、同様に、
背後空気層63の溝幅fを変化させてもよい。さらに、
図12に示す吸音パネル65のように、内部空間10内
に設けられたスリット構成の共鳴吸音構造66のスリッ
ト幅gや背後空気層68の溝幅hを変化させてもよい。
するのではなく、建築構造物の壁面を利用して吸音構造
体を構成してもよい。即ち、図2や図5などの底板3に
相当する部分を建築構造物の壁面で代用することで、建
築構造物の壁面に本発明の吸音構造体が一体に組み付け
られたものが得られる。この場合、スペースを有効利用
することができ、また軽量で施工が容易な吸音構造体が
得られる。なお、ここでいう建築構造物の壁面というの
は、吸音構造を配置せんとする構造物の表面のことであ
る。この建築構造物の具体的な例としては、建物の壁や
天井、掘り割り道路の壁面、トンネルの壁面や天井、高
架橋の下面、道路や鉄道に沿って設けられた壁等を挙げ
ることができる。
た、図5に示す吸音パネル20の最適構造の一実施例で
ある。この吸音パネル20の吸音性能をグラフにしたも
のが図14であり、背後空気層22の吸音性能とスリッ
ト構成の共鳴吸音構造8,23の吸音性能が相互に補完
し合い、漏れのない吸音を可能とするように形成されて
いる実施例であることがわかる。すなわち、共鳴吸音構
造8の吸音曲線の最大値と最小値、背後空気層22の吸
音曲線の最大値と最小値とが互いに補完し合うように設
定し、さらに共鳴吸音構造23の吸音性能を曲線Aと曲
線Bの交差部分にピークがき、さらにそれらの吸音性能
が最大となる部分にその最小値がくるように設定するこ
とで、それぞれの吸音性能の弱い部分が補完され、全体
として広い周波数範囲にわたり高い吸音性能が得られる
ことがわかる。なお、吸音パネルの最適構造はこの実施
例に限られるものではない。
る吸音パネルを得ることができる。 金属繊維の背後空気層と、共鳴吸音構造の組み合わ
せにより高い吸音性能を持つ。 構造に無駄がなく、簡単な構造であり、かつ軽量で
ある。 施工が簡単に、低コストで行える。 特に吸音パネルとした場合、高い吸音性能を有しな
がら厚さの薄いパネル構造とすることができ、取り扱い
性に優れ、施工場所が限定されない。 金属材料だけで構成することで耐久性、耐候性及び
リサイクル性に優れる。
図。
図。
明用平面図。
大断面図。
大断面図。
大断面図。
大断面図。
拡大断面図。
拡大断面図。
拡大断面図。
Claims (11)
- 【請求項1】 表面板が板状または面状の吸音材で構成
され、前記吸音材の背後には、背後空気層とスリット構
成の共鳴吸音構造とが形成されていることを特徴とする
吸音構造体。 - 【請求項2】 表面板が金属繊維を板状に圧縮成形した
吸音材で構成され、前記吸音材の背後には、背後空気層
とスリット構成の共鳴吸音構造とが形成されていること
を特徴とする吸音構造体。 - 【請求項3】 吸音材の表面板を除いて5面が、非通気
性の材料からなる板材で形成された中空箱形構造を有す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の吸音構造体。 - 【請求項4】 背後空気層を形成する長手形状部材が、
吸音材の下面に任意の間隔を設けて複数配置され、隣接
する前記長手形状部材間の隙間を利用してスリット構成
の共鳴吸音構造が形成されることを特徴とする請求項1
から3記載の吸音構造体。 - 【請求項5】 吸音材は、構造体内に任意の間隔で複数
配置された長手形状部材によって支持され、前記長手形
状部材は、内部空間で吸音材の背後空気層が形成される
非通気性の材料からなる凹型の断面形状を有し、前記長
手形状部材と構造体の底面との間及び隣接する長手形状
部材間の隙間にスリット構成の共鳴吸音構造が形成され
ていることを特徴とする請求項1から3記載の吸音構造
体。 - 【請求項6】 長手形状部材の内部空間内に、1又は2
種類以上の背後空気層及びスリット構成の共鳴吸音構造
が形成されていることを特徴とする請求項1から5記載
の吸音構造体。 - 【請求項7】 背後空気層の開口部の幅または/及びス
リット構成の共鳴吸音構造のスリット開口部の幅が複数
に設定されていることを特徴とする請求項1から6記載
の吸音構造体。 - 【請求項8】 背後空気層の吸音特性とスリット構成の
共鳴吸音構造の吸音特性が相互に補完し合い、幅広い周
波数範囲における吸音性能が得られるように形成された
請求項1から7記載の吸音構造体。 - 【請求項9】 長手形状部材の凹型断面形状が、コ字
形、U字形、V字形、半円形、三角形、台形、またはこ
れらを組み合わせた形状を有することを特徴とする請求
項4から8記載の吸音構造体。 - 【請求項10】長手形状部材によって、構造体が補強さ
れていることを特徴とする請求項4から9記載の吸音構
造体。 - 【請求項11】共鳴吸音構造が建築構造物の壁面を利用
して構成されていることを特徴とする請求項1、2、
4、5、6、7、8、9又は10記載の吸音構造体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30541299A JP3536201B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-10-27 | 吸音パネル |
EP00108670A EP1046749A3 (en) | 1999-04-22 | 2000-04-20 | Sound absorbing structure |
KR10-2000-0021435A KR100399734B1 (ko) | 1999-04-22 | 2000-04-22 | 흡음구조체 |
US09/556,429 US6568135B1 (en) | 1999-04-22 | 2000-04-24 | Sound absorbing structure |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-115488 | 1999-04-22 | ||
JP11548899 | 1999-04-22 | ||
JP30541299A JP3536201B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-10-27 | 吸音パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001003322A true JP2001003322A (ja) | 2001-01-09 |
JP3536201B2 JP3536201B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=26453982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30541299A Expired - Lifetime JP3536201B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-10-27 | 吸音パネル |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6568135B1 (ja) |
EP (1) | EP1046749A3 (ja) |
JP (1) | JP3536201B2 (ja) |
KR (1) | KR100399734B1 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004075164A1 (ja) * | 2003-02-24 | 2004-09-02 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | 吸音構造体 |
JP2004286808A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 吸音構造体 |
JP2005017635A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Toyota Motor Corp | 吸音構造体 |
KR101051125B1 (ko) * | 2010-12-10 | 2011-07-21 | 주식회사 이솜 | 흡음효과와 구조성능이 개선된 방음패널 구조 |
JP2018177042A (ja) * | 2017-04-14 | 2018-11-15 | 日本飛行機株式会社 | 吸音パネル |
JP2019197208A (ja) * | 2018-04-25 | 2019-11-14 | トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド | スパース吸音材 |
WO2021182216A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 吸音構造体及び吸音壁 |
WO2023021916A1 (ja) * | 2021-08-17 | 2023-02-23 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 吸音部材及び吸音壁 |
JP2023513170A (ja) * | 2020-02-07 | 2023-03-30 | フラウンホッファー-ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | 音響フィルターを用いた音声変換のための装置 |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AUPR773501A0 (en) * | 2001-09-14 | 2001-10-11 | Haven Developments Pty Limited | Noise attenuator |
CN1947170B (zh) * | 2004-04-30 | 2010-12-08 | 株式会社神户制钢所 | 多孔吸音结构体 |
DE112005002128T5 (de) * | 2004-09-03 | 2007-10-11 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Doppelwandstruktur |
US20070284185A1 (en) * | 2006-06-07 | 2007-12-13 | Foss Gary C | Damped structural panel and method of making same |
US8136630B2 (en) * | 2007-06-11 | 2012-03-20 | Bonnie Schnitta | Architectural acoustic device |
JP5326472B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2013-10-30 | ヤマハ株式会社 | 吸音構造 |
EP2085962A2 (en) * | 2008-02-01 | 2009-08-05 | Yamaha Corporation | Sound absorbing structure and vehicle component having sound absorbing properties |
US20090223738A1 (en) * | 2008-02-22 | 2009-09-10 | Yamaha Corporation | Sound absorbing structure and vehicle component having sound absorption property |
JP5359167B2 (ja) * | 2008-10-07 | 2013-12-04 | ヤマハ株式会社 | 車体構造体および荷室 |
GB0901982D0 (en) * | 2009-02-06 | 2009-03-11 | Univ Loughborough | Attenuators, arrangements of attenuators, acoustic barriers and methods for constructing acoustic barriers |
US9607600B2 (en) | 2009-02-06 | 2017-03-28 | Sonobex Limited | Attenuators, arrangements of attenuators, acoustic barriers and methods for constructing acoustic barriers |
US20120247867A1 (en) * | 2010-01-08 | 2012-10-04 | Jun Yang | Composite sound-absorbing device with built in resonant cavity |
US8474574B1 (en) * | 2012-02-29 | 2013-07-02 | Inoac Corporation | Sound absorbing structure |
JP2013250501A (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Three M Innovative Properties Co | 吸音ボード |
JP6165466B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2017-07-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 防音構造 |
FR3010225B1 (fr) * | 2013-08-29 | 2016-12-30 | Centre Nat Rech Scient | Panneau acoustique absorbant |
US9378721B2 (en) * | 2013-11-06 | 2016-06-28 | Zin Technologies, Inc. | Low frequency acoustic attenuator and process for making same |
US9493949B2 (en) * | 2014-03-20 | 2016-11-15 | Vanair Design | Panel and panel structure for ventilation and both reactive and dissipative sound dampening |
GB201415873D0 (en) * | 2014-09-08 | 2014-10-22 | Sonobex Ltd | Apparatus And Method |
US9697817B2 (en) | 2015-05-14 | 2017-07-04 | Zin Technologies, Inc. | Tunable acoustic attenuation |
US9630575B2 (en) * | 2015-09-30 | 2017-04-25 | GM Global Technology Operations LLC | Panel assembly with noise attenuation system |
WO2017165340A1 (en) | 2016-03-21 | 2017-09-28 | Hubbell Incorporated | Noise reducing and cooling enclosure |
DE102016124755B3 (de) * | 2016-12-19 | 2018-02-15 | Liaver Gmbh & Co. Kg | Schallabsorbierendes Bauelement mit Löschungsprofilen sowie Schallschutzwand |
US10657947B2 (en) * | 2017-08-10 | 2020-05-19 | Zin Technologies, Inc. | Integrated broadband acoustic attenuator |
CN108396667A (zh) * | 2017-11-14 | 2018-08-14 | 同济大学 | 表面构型及声阻抗双周期突变微穿孔超宽频带吸声结构 |
US11286859B2 (en) | 2018-08-09 | 2022-03-29 | General Electric Company | Acoustic panel and method for making the same |
CN109192190B (zh) * | 2018-09-19 | 2020-05-08 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种薄层超材料吸声结构 |
IT201900018695A1 (it) * | 2019-10-14 | 2021-04-14 | Danieli Off Mecc | Condotto di evacuazione fumi insonorizzato |
CN112185327A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-01-05 | 西安交通大学 | 一种微缝低频吸声单元及具有其的嵌套式宽带吸声结构 |
CN112712784A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-04-27 | 南京大学 | 一种低频宽带平板吸声结构 |
CN113012673B (zh) * | 2021-03-16 | 2024-02-06 | 合肥工业大学 | 一种吸声频带可调的吸声体 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2161708A (en) * | 1937-07-29 | 1939-06-06 | Paul M Heerwagen | Acoustic surfacing for walls, ceilings, partitions, or the like |
FR1257985A (fr) * | 1960-05-20 | 1961-04-07 | Siemens Ag | Dispositif d'insonorisation de sources sonores-en particulier de transformateurs-blindées au moyen d'un matériau peu perméable au son et munies de compartiments isolateurs |
US4416349A (en) * | 1981-09-30 | 1983-11-22 | The Boeing Company | Viscoelastically damped reinforced skin structures |
JP2933322B2 (ja) * | 1989-06-30 | 1999-08-09 | 日東紡績株式会社 | 吸音体 |
JP2779547B2 (ja) | 1990-07-17 | 1998-07-23 | 積水ハウス株式会社 | アンカーボルトの支持装置 |
JPH052646A (ja) | 1991-06-25 | 1993-01-08 | Sony Corp | 画像処理方法 |
JP2547927B2 (ja) * | 1992-09-18 | 1996-10-30 | 西日本旅客鉄道株式会社 | 共鳴型吸音・遮音パネル |
KR950030537U (ko) * | 1994-04-19 | 1995-11-20 | 방음벽 내부에 장치한 흡음판 | |
JP2815542B2 (ja) * | 1994-08-31 | 1998-10-27 | 三菱電機ホーム機器株式会社 | 多孔質構造体を用いた吸音機構 |
AU1694999A (en) | 1998-06-02 | 1999-12-20 | Bo Young Hur | Multi-purpose, aluminum foam-based soundproof panel |
KR100281242B1 (ko) * | 1998-06-02 | 2001-02-01 | 허보영 | 공명구조가 구비된 소음방지용 발포 알루미늄 패널 |
KR19990024111A (ko) * | 1998-12-04 | 1999-03-25 | 조국현 | 방음벽의 패널 어셈블리 |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP30541299A patent/JP3536201B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-04-20 EP EP00108670A patent/EP1046749A3/en not_active Withdrawn
- 2000-04-22 KR KR10-2000-0021435A patent/KR100399734B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-04-24 US US09/556,429 patent/US6568135B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004075164A1 (ja) * | 2003-02-24 | 2004-09-02 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | 吸音構造体 |
KR100720639B1 (ko) * | 2003-02-24 | 2007-05-21 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 흡음 구조체 |
JP2004286808A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 吸音構造体 |
JP2005017635A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Toyota Motor Corp | 吸音構造体 |
KR101051125B1 (ko) * | 2010-12-10 | 2011-07-21 | 주식회사 이솜 | 흡음효과와 구조성능이 개선된 방음패널 구조 |
JP2018177042A (ja) * | 2017-04-14 | 2018-11-15 | 日本飛行機株式会社 | 吸音パネル |
JP2019197208A (ja) * | 2018-04-25 | 2019-11-14 | トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド | スパース吸音材 |
JP7007316B2 (ja) | 2018-04-25 | 2022-01-24 | トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド | スパース吸音材 |
JP2023513170A (ja) * | 2020-02-07 | 2023-03-30 | フラウンホッファー-ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | 音響フィルターを用いた音声変換のための装置 |
JP7544829B2 (ja) | 2020-02-07 | 2024-09-03 | フラウンホッファー-ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | 音響フィルターを用いた音声変換のための装置 |
WO2021182216A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 吸音構造体及び吸音壁 |
JP2021149100A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-27 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 吸音構造体及び吸音壁 |
WO2023021916A1 (ja) * | 2021-08-17 | 2023-02-23 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 吸音部材及び吸音壁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3536201B2 (ja) | 2004-06-07 |
KR20010049281A (ko) | 2001-06-15 |
EP1046749A3 (en) | 2003-07-16 |
US6568135B1 (en) | 2003-05-27 |
EP1046749A2 (en) | 2000-10-25 |
KR100399734B1 (ko) | 2003-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001003322A (ja) | 吸音構造体 | |
US6183837B1 (en) | Soundproof aluminum honeycomb-foam panel | |
TWI299853B (ja) | ||
US20050103568A1 (en) | Noise abatement wall | |
US6793037B1 (en) | Structured molded parts for sound absorption | |
JP2001249665A (ja) | 吸音材 | |
KR101836367B1 (ko) | 소음 제거 성능이 향상된 흡음형 방음판 및 그것이 적용된 방음벽 | |
JPH1165572A (ja) | 吸音用部材 | |
CN114855660B (zh) | 一种声子晶体吸声体、声屏障及使用安装方法 | |
US9538267B2 (en) | Sound protection component | |
JP2006152785A (ja) | 吸音板及びその吸音方法並びに設置方法 | |
JP3103511B2 (ja) | 防音壁 | |
RU2362855C1 (ru) | Шумопоглощающая панель | |
CN201268893Y (zh) | 泡沫铝吸声墙 | |
JP2003295867A (ja) | 吸音構造体 | |
US20120125711A1 (en) | Sound absorbing panel and system | |
JP5350183B2 (ja) | 二重壁構造を有する金属製遮音パネル | |
RU2151839C1 (ru) | Защитный экран для придорожного шумопоглощения (варианты) | |
WO1994024382A1 (de) | Unterdecke | |
JP3529303B2 (ja) | 防音壁 | |
KR200480057Y1 (ko) | 미세 타공판 및 이를 이용한 방음장치 | |
KR20010078658A (ko) | 흡음형 방음판넬 | |
KR20010087989A (ko) | 알루미늄 샌드위치 구조체를 이용한 흡음 판재의 구조 및그 제조 방법 | |
EP4281628B1 (en) | Soundproofing element and modular soundproofing panel | |
JP3843389B2 (ja) | 吸音構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040303 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 9 |