JP2001002719A - オレフィンメタセシス反応性組成物 - Google Patents

オレフィンメタセシス反応性組成物

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JP2001002719A
JP2001002719A JP11174021A JP17402199A JP2001002719A JP 2001002719 A JP2001002719 A JP 2001002719A JP 11174021 A JP11174021 A JP 11174021A JP 17402199 A JP17402199 A JP 17402199A JP 2001002719 A JP2001002719 A JP 2001002719A
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olefin metathesis
reactive composition
ruthenium
amine compound
monomer
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JP11174021A
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English (en)
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Masafumi Nakatani
政史 中谷
Nobuhiro Goto
信弘 後藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応速度の調整が可能な、特に遅延可能な、
オレフィンメタセシス反応性組成物を提供すること。 【解決手段】 オレフィンメタセシス反応性モノマー
(例えばノルボルネン型モノマー、特にジシクロペンタ
ジエン)、特定の一般式(I)で表わされるルテニウム
−カルベン錯体、例えばビス(トリシクロヘキシルホス
フィン)ベンジリデンルテニウムジクロリド、及びアミ
ン化合物(例えば第3級複素環アミン、特にイミダゾー
ル、γ−ピコリン及びピラジン等)が含有されてなるオ
レフィンメタセシス反応性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,アミン化合物を必
須成分とするオレフィンメタセシス反応性組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、オレフィンメタセシス反応は
知られており、例えば、上記一般式(I)で表わされる
ルテニウム−カルベン錯体等を用いるオレフィンメタセ
シス反応性モノマーの重合が知られている(特表平9−
512828号公報参照)。又、オレフィンメタセシス
反応性モノマーを重合させる触媒系中にアミン化合物を
含有させることも知られていた。例えば、ルテニウム,
オスミウム,ロジウム,パラジウム,イリジウム及び白
金等から選ばれる金属のハロゲン化物,硝酸塩もしくは
アセチルアセトン化合物と,還元剤とからなる触媒系、
または,チタン,バナジウム,ジルコニウム,タングス
テン及びモリブデンから選ばれる金属のハロゲン化物も
しくはアセチルアセトン化合物と,有機アルミニウム化
合物とからなる触媒系において,アミン化合物は重合活
性や開環重合の選択性を高める為の第3成分として用い
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の検討によれば、上記公報記載の一般式で表わされ
るルテニウム−カルベン錯体等を用いるオレフィンメタ
セシス反応は、錯体の種類によっては重合活性が極めて
高く、成形方法の応用範囲が限定されるという問題、具
体的には以下に示す通り、長いポットライフを必要とす
る成形方法には適用できないという問題があることが判
明した。
【0004】例えば、反応射出成形や注型成形等におい
て大型成形物を成形する際、オレフィンメタセシス反応
性モノマーとルテニウム−カルベン錯体等からなる反応
性組成物が、型内に完全に充填される前に硬化してしま
うことがある。また、引抜成形やFW(フィラメントワ
インディング)成形(巻回成形)において、繊維素材に
上記反応性組成物を含浸させる工程で、繊維素材間に十
分含浸する前に硬化してしまい含浸不良となり、目的と
する物性を発現できなくなることがある。更には、引抜
成形やFW成形等で、含浸漕に樹脂を供給してから強化
繊維等を浸漬して樹脂を含浸させる場合に、含浸漕に樹
脂を供給,配合しただけで直ぐに硬化してしまう場合は
大きな問題となる。
【0005】より詳細には、例えば,注型成形において
大型の成型物を成形する際には、上記反応性組成物が型
内に完全に充填する前に硬化して型の末端まで反応性組
成物が充填しなくなり、あるいは充填中に粘度が高くな
って微細部位に反応性組成物が充填しなくなり、所定の
形状の成型物が得られないことがある。また,FW成形
では,含浸漕において連続繊維に反応性組成物を含浸さ
せ,所定のパターンに従ってマンドレルに巻き付けるこ
とによって積層構造物を形成させる際に、含浸漕内の上
記反応性組成物のポットライフが短いと反応性組成物を
含浸させた繊維を連続的に供給することができなくな
り,目的とする成型物の成形を完了させることができな
くなるのである。
【0006】本発明者等は、上記反応性組成物を用いて
各種成形体を得るべく検討する過程で上記欠点を知見
し、更に研究を進めたところ、従来はオレフィンメタセ
シス反応を惹起もしくは促進するために配合されていた
アミン化合物が、場合によっては、以外にも、反応遅延
作用を発現することを見いだした。本発明は懸かる知見
を基に完成されたもので、その目的は、反応速度の遅延
が可能な、オレフィンメタセシス反応性組成物を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、オレフィンメタセシス反応
性モノマー、一般式(I)で表わされるルテニウム−カ
ルベン錯体もしくはオスニウム−カルベン錯体及びアミ
ン化合物を含有することを特徴とするオレフィンメタセ
シス反応性組成物を提供する。
【化2】
【0008】(Mはルテニウムもしくはオスニウムを表
わし、R1 及びR2 は、互いに独立に、水素、C2 〜C
20−アルケニル基、C1 〜C20−アルキル基、アリール
基、C1 〜C20−カルボン酸エステルもしくはカルボン
酸塩、C1 〜C20−アルコキシ基、C2 〜C20−アルケ
ニルオキシ基、アリールオキシ基、C2 〜C20−アルコ
キシカルボニル基、C1 〜C20−アルキルチオ基(これ
らは、C1 〜C5 −アルキル基、ハロゲン、C1 〜C5
−アルコキシ基によって置換されていてもよいし、ある
いはC1 〜C5 −アルキル基、ハロゲン、C1 〜C5 −
アルコキシ基によって置換されたフェニル基によって置
換されていてもよい)を表わし、また、式中、X1 及び
X2 は、互いに独立に、任意のアニオン性配位子を表わ
し、L1 及びL2 は、互いに独立に、任意の中性電子供
与体を表わし、X1 、X2 、L1 及びL2 の内、2個又
は3個は、一緒に多座キレート化配位子を形成していて
もよい。)
【0009】又、請求項2記載の発明は、オレフィンメ
タセシス反応性モノマーがノルボルネン型モノマーであ
る請求項1記載のオレフィンメタセシス反応性組成物を
提供する。
【0010】又、請求項3記載の発明は、ノルボルネン
型モノマーがジシクロペンタジエンである請求項2記載
のオレフィンメタセシス反応性組成物を提供する。又、
請求項4記載の発明は、ルテニウム−金属カルベン錯体
がビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデン
ルテニウムジクロリドであることを特徴とする請求項1
〜3何れか1項記載のオレフィンメタセシス反応性組成
物を提供する。又、請求項5記載の発明は、アミン化合
物が第3級複素環アミンである請求項1〜4何れか1項
記載のオレフィンメタセシス反応性組成物を提供する。
【0011】本発明において用いられるオレフィンメタ
セシス反応性モノマーは、例えば、プロピレン、ブタジ
エン等の少なくとも一つの二重結合を有する不飽和鎖状
オレフィンや,シクロオクテン,シクロオクタジエン,
ノルボルネン等の少なくとも一つの二重結合を有する不
飽和環状オレフィンが挙げられる。尚、オレフィンメタ
セシス反応とは、代表的には、次式で示すようにオレフ
ィンのアルキリデン基が交換する反応をいう。 R1CH=CHR1 +R2CH=CHR2 ⇔ 2R1
H=CHR2 ここに、R1CH=CHR1 、R2CH=CHR2 は各々
オレフィンメタセシス反応性モノマーを表わす。
【0012】オレフィンメタセシス反応性モノマーとし
ては、請求項2記載の如く、反応性及び物性の点で、ノ
ルボルネン型モノマーが好ましく用いられる。ノルボル
ネン型モノマーとしては、ノルボルネンやノルボルナジ
エンなどの二環体、ジシクロペンタジエンやジヒドロジ
シクロペンタジエンなどの三環体、テトラシクロデセ
ン、エチリデンテトラシクロデセン、フェニルテトラシ
クロデセンなどの四環体、トリシクロペンタジエンなど
の五環体、テトラシクロペンタジエンなどの七環体、及
びこれらのアルキル置換体(例えば、メチル、エチル、
プロピル、ブチル置換体など)、アルキリデン置換体
(例えば、エチリデン置換体)、アリール置換体(例え
ば、フェニル、トリル置換体)はもちろんのこと、エポ
キシ基、メタクリル基、水酸基、アミノ基、カルボキシ
ル基、シアノ基、ハロゲン、エーテル基、エステル結合
含有基等の極性基を有する誘導体が挙げられる。これら
のノルボルネン型モノマーは、単独で使用してもよい
し、2種以上を混合して用いてもよい。
【0013】これらのノルボルネン型モノマーの内で
も、3環体以上のノルボルネン型モノマー、特に請求項
3記載の如く、ジシクロペンタジエンが価格・反応性・
物性・入手の容易さの点から好ましく用いられる。この
ようなノルボルネン型モノマーに、上記一般式(I)で
表わされる錯体を配合することにより、メタセシス重合
と呼ばれる開環重合が進行して、ノルボルネン系ポリマ
ーとなる。
【0014】上記一般式(I)で表わされるルテニウム
−カルベン錯体もしくはオスニウム−カルベン錯体の
内、好ましい錯体は以下のものである。すなわち、式
中、R1 及びR2 が、互いに独立に、水素、C2 〜C5
−アルケニル基、C1 〜C5 −アルキル基、フェニル
基、C1 〜C5 −カルボン酸エステルもしくはカルボン
酸塩、C1 〜C5 −アルコキシ基、フェノキシ基、C2
〜C5 −アルコキシカルボニル基(これらは、C1 〜C
5 −アルキル基、ハロゲン、C1 〜C5 −アルコキシ基
によって置換されていてもよく、あるいはC1 〜C5−
アルキル基、ハロゲン、C1 〜C5 −アルコキシ基によ
って置換されたフェニル基によって置換されていてもよ
い)であり、また、X1 及びX2 が、互いに独立に、C
l、Br、C1 〜C5 −カルボン酸エステルもしくはカ
ルボン酸塩、C1 〜C5 −アルコキシ基、フェノキシ
基、C1 〜C5 −アルキルチオ基(これらは、C1 〜C
5 −アルキル基、ハロゲン、C1 〜C5 −アルコキシ基
によって置換されていてもよく、あるいはC1 〜C5 −
アルキル基、ハロゲン、 C1 〜C5−アルコキシ基によ
って置換されたフェニル基によって置換されていてもよ
い)の群からのアニオン性配位子であり、さらに、L1
及びL2 が、互いに独立に、アリール基またはC1 〜C
10−アルキルホスフィン基(これらは、C1 〜C5 −ア
ルキル基、ハロゲン、C1 〜C5 −アルコキシ基によっ
て置換されていてもよく、あるいはC1 〜C5 −アルキ
ル基、ハロゲン、C1 〜C5 −アルコキシ基によって置
換されたフェニル基によって置換されていてもよい)の
群からの中性配位子である、ルテニウム−カルベン錯体
もしくはオスニウム−カルベン錯体が好ましい。
【0015】更に好ましい一般式(I)のルテニウム−
カルベン錯体もしくはオスニウム−カルベン錯体として
は、式中、R1 及びR2 が、互いに独立に、水素、メチ
ル基、エチル基、フェニル基、またはメチル基、エチル
基もしくはフェニル基によって必要に応じて置換された
ビニル基であり、また、X1 及びX2 が、互いに独立
に、ClまたはBrであり、さらに、L1 及びL2 が、
互いに独立に、トリメチルホスフィン基、トリエチルホ
スフィン基、トリフェニルホスフィン基またはトリシク
ロヘキシルホスフィン基である錯体が挙げられる。
【0016】これらの錯体の中でも、請求項4記載の如
く、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデ
ンルテニウムジクロリドが反応活性及び貯蔵安定性に優
れている点で好ましく用いられる。
【0017】上記一般式(I)のルテニウムもしくはオ
スミウム金属のカルベン錯体については,オレフィンメ
タセシス反応性モノマーに均一分散させる為に予め液状
にすることが好ましい。そのために、例えば溶媒に希釈
して用いることが好ましく,溶媒の例としては,トルエ
ン,ベンゼン,テトラヒドロフラン(THF),ジクロ
ロメタンなどが挙げられる。活性水素のある溶媒あるい
は酸に溶解させるのは錯体の安定性を損なうので好まし
くない。
【0018】オレフィンメタセシス反応性モノマー1モ
ルに対するルテニウム−カルベン錯体もしくはオスミウ
ムカルベン錯体の混合量は、1/5〜1/100000
モルの範囲が好ましく、更に好ましくは1/1000〜
1/20000モルの範囲である。本発明において、使
用されるアミン化合物は特に限定されず、飽和化合物で
あっても不飽和化合物であっても良く,脂肪族化合物で
あっても芳香族化合物であっても複素環式化合物であっ
ても良い。また,窒素原子に結合している置換基の数に
制限はなく,第1級アミン,第2級アミン及び第3級ア
ミンのいずれであっても良い。
【0019】アミン化合物は取扱温度範囲において固体
状,液体状,気体状のいずれであっても良いが,反応性
組成物中への均一分散性を考慮すると液体状であること
が好ましく、固体状のアミン化合物は反応性組成物中に
均一分散させるために予め液状にすることが好ましい。
固体状のアミン化合物はその為に、例えば溶媒に希釈し
て用いることが好ましく,溶媒の例としてはトルエン,
ベンゼン,テトラヒドロフラン,メタノール,イソプロ
ピルアルコール等が挙げられる。
【0020】この様なアミン化合物としては、アリルア
ミン,ジエチルアミン,トリエチルアミン,イソプロピ
ルアミン,3,3’- イミノビス(プロピルアミン),
ジイソブチルアミン,t- ブチルアミン,2- エチルヘ
キシルアミン,トリエチレンジアミン,テトラメチルエ
チレンジアミン等の脂肪族アミン,アニリン,p- アミ
ノ安息香酸,p- アミノ安息香酸エチルエステル,o-
アミノフェノール,m- アミノフェノール,p- アミノ
フェノール,p- アミノベンズアルデヒド,p- アミノ
ベンゾニトリル等の芳香族アミンが挙げられる。
【0021】アミン化合物の例として、更に、γ- ピコ
リン,ピペラジン,ピペリジン,ピロリジン,N- メチ
ルピペリジン、ピリジン,γ- シアノピリジン,1,
3,5- トリアジン,イミダゾール,2- アミノチアゾ
ール等の複素環式アミン等が挙げられる。ピラジン,
【0022】これらのアミン化合物は単独で用いても良
いし,2種類以上のものを併用して用いることもでき
る。これらの中でも、第3級複素環アミンは、大きな遅
延効果を得ることができる点で好ましく用いられる。第
3級複素環アミンとしては、飽和化合物であっても不飽
和化合物であってもよく、さらに別種の複素原子と環を
共有していても良く、また,環を構成する窒素原子の数
も限定されない。第3級複素環アミンの例としては、ピ
リジン,γ-シアノピリジン,γ- ピコリン,ピラジ
ン,ピペラジン,ピペリジン,ピロリジン,1,3,5
- トリアジン,イミダゾール,2- アミノチアゾール等
が挙げられる。
【0023】本発明のオレフィンメタセシス反応性組成
物におけるアミン化合物の混合方法は特に限定されず,
オレフィンメタセシス反応性モノマーとルテニウム−カ
ルベン錯体もしくはオスミウム−カルベン錯体を混合し
て反応性組成物とする際,予め少なくとも一方にアミン
化合物を混合しておいても良いし,反応性モノマーと錯
体との混合と同時にアミン化合物を混合しても良い。ま
た,反応性モノマーと錯体とを混合した後にアミン化合
物を混合することもできる。
【0024】ルテニウムもしくはオスミウム金属カルベ
ン錯体1モルに対するアミン化合物の混合量は1000
0〜1/100モルの範囲が好ましい。更に好ましく
は,1000〜1/10モルの範囲である。ただし,オ
レフィンメタセシス反応性モノマー1モルに対するアミ
ン化合物の混合量は,1〜1/100000モルの範囲
が好ましく,更に好ましくは1/2〜1/50000モ
ルの範囲である。ここで,アミン化合物の混合量が多す
ぎるとオレフィンメタセシス反応が十分に進行せず,良
好な物性を有する成型物を得られなくなる可能性があ
り,逆に,アミン化合物の混合量が少なすぎると十分な
遅延効果が得られない。
【0025】本発明のオレフィンメタセシス反応性組成
物は,オレフィンメタセシス反応性モノマーの他に,オ
レフィンメタセシス反応性オリゴマー又はオレフィンメ
タセシス反応性ポリマーを含んでいても良く、これらの
例としてはポリプタジエン、ポリイソプレン等が挙げら
れる。本発明のオレフィンメタセシス反応性組成物は溶
媒を含んでいても良い。溶媒としては,例えば,芳香族
炭化水素,脂肪族炭化水素,塩素化炭化水素,エーテ
ル,アルコール,水,又はこれらの混合物が挙げられ
る。具体的な例としては、ベンゼン,トルエン,p−キ
シレン,塩化メチレン,ジクロロエタン,ジクロロベン
ゼン,クロロベンゼン,テトラヒドロフラン,ジエチル
エーテル,ペンタン,メタノール,エタノール,水,又
はこれらの混合物等が挙げられる。
【0026】また,消泡剤,揺変性付与剤,酸化防止
剤,帯電防止剤,光安定剤,充填材,着色剤,分子量調
整剤,高分子改質剤,難燃剤,潤滑剤,離型剤などの各
種添加剤を本発明の反応性組成物に配合しても良い。本
発明のオレフィンメタセシス反応性組成物の使用可能な
温度範囲は,通常、−30℃〜130℃,好ましくは−
2 0℃〜90℃,更に好ましくは−10℃〜50℃であ
る。
【0027】(作用)本発明のオレフィンメタセシス反
応性組成物は、オレフィンメタセシス反応性モノマー、
一般式(I)で表わされるルテニウム−カルベン錯体も
しくはオスニウム−カルベン錯体及びアミン化合物を必
須成分として含有しており、その反応機構は未だ充分に
は解明されていないが、アミン化合物の存在により、オ
レフィンメタセシス反応の反応速度を遅延することを可
能としたものである。又、アミン化合物の中でも、請求
項5記載の如く、第3級複素環アミンを反応遅延剤とし
て用いると,より大きな遅延効果を得ることができる。
又、アミン化合物の種類及び配合量を変えることによ
り、反応速度を任意に調整することも可能となった。
【0028】従来より,ルテニウム,オスミウム,ロジ
ウム,パラジウム,イリジウム及び白金等から選ばれる
金属のハロゲン化物,硝酸塩もしくはアセチルアセトン
化合物と,還元剤とからなる触媒系、または,チタン,
バナジウム,ジルコニウム,タングステン及びモリブデ
ンから選ばれる金属のハロゲン化物もしくはアセチルア
セトン化合物と,有機アルミニウム化合物とからなる触
媒系においては、アミン化合物は重合活性や開環重合の
選択性を高める為の第3成分として用いられていた。従
って、一般式(I)のルテニウムもしくはオスミウムカ
ルベン錯体を用いた本発明の配合系において、アミン化
合物を配合させることによってオレフィンメタセシス反
応を遅延させることは,創作性の高い発想と言えよう。
【0029】上記アミン化合物と、オレフィンメタセシ
ス反応性モノマー及び特定の錯体との、特異な作用によ
って、本発明によれば、例えば大型成型物を成形する場
合や、引抜成形やFW成形等によって繊維素材の複合化
を試みる場合に、要請される成型方法、成形条件に応じ
て反応速度をコントロールすることが可能となり、その
結果、活性で安定な一般式(I)のルテニウムもしくは
オスミウムカルベン錯体を用いたオレフィンメタセシス
反応の適用領域を大幅に拡大することが可能となるので
ある。
【0030】
【実施例】以下の実施例、比較例において、単に「部」
とあるのは「重量部」を表わす。 (実施例1)以下の如く、オレフィンメタセシス反応性
モノマーとしてジシクロペンタジエン(融点33℃)
を、一般式(I)で表わされるルテニウム−カルベン錯
体としてビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジ
リデンルテニウムジクロリドを、アミン化合物としてピ
リジンを用いて得たオレフィンメタセシス反応性組成物
を調製し、注型成形によってパイプを製造した。予め,
表1記載の割合でジシクロペンタジエンモノマーにピリ
ジンを混合しておき、次に,ビス(トリシクロヘキシル
ホスフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリド10部
を非極性溶媒であるトルエン200部に溶解させた溶液
を,ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデ
ンルテニウムジクロリドのジシクロペンタジエンに対す
るモル比が1/10000になるように混合し,撹拌し
た。
【0031】この反応性組成物を常温で硬化させ,ゲル
タイム及び最高発熱温度を測定したところ、表1に示す
通り、ゲルタイムはピリジン混合量25/10000モ
ルで799秒,13/10000モルで226秒であ
り、最高発熱温度と共に、表1に記載した。ここで,ゲ
ルタイムは、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベ
ンジリデンルテニウムジクロリドと40℃に温調して液
化させたジシクロペンタジエンとを混合してから,反応
性組成物中に挿入したガラス棒が反応性組成物中から人
力で引き抜けなくなった時点をゲルタイムとして測定し
た。40℃のジシクロペンタジエンを用い始めたときの
室温は23℃であった。最高発熱温度は熱電対を用いて
反応性組成物の液中央部で測定した。
【0032】更に、ピリジン13/10000モル部を
混合した反応性組成物(a)を,図1に示す如く、外型
2及び内型3からなるパイプ形状の注型用成形型1の注
入孔4に注入し、室温で30分硬化させた後,脱型して
ジシクロペンタジエン製の長さ500mm,外径80m
m,肉厚7mmのパイプを得ることができた。注型途中
で反応性組成物が硬化することはなかった。
【0033】(実施例2)以下の如く、反応性モノマー
としてジシクロペンタジエン(融点33℃)を、一般式
(I)で表わされる錯体としてビス(トリシクロヘキシ
ルホスフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリドを、
アミン化合物としてイミダゾールを用いてオレフィンメ
タセシス反応性組成物を調製し、注型成形によってパイ
プを製造した。
【0034】予め,表1記載の割合でジシクロペンタジ
エンモノマーにイミダゾールを混合しておき、次に,ビ
ス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンルテ
ニウムジクロリド10部を非極性溶媒であるトルエン2
00部に溶解させた溶液を,ビス(トリシクロヘキシル
ホスフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリドのジシ
クロペンタジエンに対するモル比が1/10000にな
るように混合し,撹拌した。尚、上記イミダゾールは予
め少量のイソプロピルアルコールに溶解させておいた。
【0035】この反応性組成物を常温で硬化させ,ゲル
タイム及び最高発熱温度を実施例1と同様にして測定し
たところ、表1に示す通り、ゲルタイムは675秒であ
り、最高発熱温度と共に、表1に記載した。更に、上記
反応性組成物を,図1に示すパイプ形状の注型用型に注
入し、室温で60分硬化させた後,脱型してジシクロペ
ンタジエン製の長さ500mm,外径80mm,肉厚7
mmのパイプを得ることができた。注型途中で反応性組
成物が硬化することはなかった。
【0036】(実施例3)以下の如く、反応性モノマー
としてジシクロペンタジエン(融点33℃)を、一般式
(I)で表わされる錯体としてビス(トリシクロヘキシ
ルホスフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリドを、
アミン化合物としてγ−ピコリンを用いてオレフィンメ
タセシス反応性組成物を調製しし、注型成形によってパ
イプを製造した。予め,表1記載の割合でジシクロペン
タジエンモノマーにγ−ピコリンを混合しておき、次
に,ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデ
ンルテニウムジクロリド10部を非極性溶媒であるトル
エン200部に溶解させた溶液を,ビス(トリシクロヘ
キシルホスフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリド
のジシクロペンタジエンに対するモル比が1/1000
0になるように混合し,撹拌した。
【0037】この反応性組成物を常温で硬化させ,ゲル
タイム及び最高発熱温度を実施例1と同様にして測定し
たところ、表1に示す通り、ゲルタイムはγ−ピコリン
混合量13/10000モルで439秒,7/1000
0モルで190秒であり、最高発熱温度と共に、表1に
記載した。更に、γ−ピコリンを7/10000モル混
合した上記反応性組成物を,図1に示すパイプ形状の注
型用型に注入し、室温で60分硬化させた後,脱型して
ジシクロペンタジエン製の長さ500mm,外径80m
m,肉厚7mmのパイプを得ることができた。注型途中
で反応性組成物が硬化することはなかった。
【0038】(実施例4)以下の如く、反応性モノマー
としてジシクロペンタジエン(融点33℃)を、一般式
(I)で表わされる錯体としてビス(トリシクロヘキシ
ルホスフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリドを、
アミン化合物としてピラジンを用いてオレフィンメタセ
シス反応性組成物を調製し、注型成形によってパイプを
製造した。
【0039】予め,表1記載の割合でジシクロペンタジ
エンモノマーにピラジンを混合しておき、次に,ビス
(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンルテニ
ウムジクロリド10部を非極性溶媒であるトルエン20
0部に溶解させた溶液を,ビス(トリシクロヘキシルホ
スフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリドのジシク
ロペンタジエンに対するモル比が1/10000になる
ように混合し,撹拌した。
【0040】この反応性組成物を常温で硬化させ,ゲル
タイム及び最高発熱温度を実施例1と同様にして測定し
たところ、表1に示す通り、ゲルタイムは120秒であ
り、最高発熱温度と共に、表1に記載した。更に、上記
反応性組成物を,図1に示すパイプ形状の注型用型に注
入し、室温で30分硬化させた後,脱型してジシクロペ
ンタジエン製の長さ500mm,外径80mm,肉厚7
mmのパイプを得ることができた。注型途中で反応性組
成物が硬化することはなかった。
【0041】(実施例5)実施例1で得られた反応性組
成物(a)を用いて、より大型のパイプを製造した。図
1と略同様の形状の注型用成形型を用い、注入孔より反
応性組成物を注入し、室温で30分硬化させた後脱型し
て、ジシクロペンタジエン性製の長さ1000mm、外
形210mm、肉厚15mmのパイプを得ることができ
た。注型途中で反応性組成物が硬化することはなかっ
た。
【0042】(比較例)以下の如く、反応性モノマーと
してジシクロペンタジエン(融点33℃)を、一般式
(I)で表わされる錯体としてビス(トリシクロヘキシ
ルホスフィン)ベンジリデンルテニウムジクロリドを用
いてオレフィンメタセシス反応性組成物を調製しし、注
型成形によってパイプを製造しようとした。
【0043】ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベ
ンジリデンルテニウムジクロリド10部を非極性溶媒で
あるトルエン200部に溶解させた溶液を,ビス(トリ
シクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンルテニウムジ
クロリドのジシクロペンタジエンに対するモル比が1/
10000になるように混合し,撹拌した。
【0044】この反応性組成物を常温で硬化させ,ゲル
タイム及び最高発熱温度を実施例1と同様にして測定し
たところ、表1に示す通り、ゲルタイムは21秒であ
り、最高発熱温度と共に、表1に記載した。また、この
反応性組成物を、実施例1で用いた注型用型に注入して
ジシクロペンタジエン製パイプを製造しようとしたが、
およそ3分の1注入したところで反応性組成物が硬化し
てしまい,目的とする形状のパイプを得ることができな
かった。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明のオレフィンメタセシス反応性組
成物は、オレフィンメタセシス反応性モノマー、上述の
高活性で安定な一般式(I)で表わされるルテニウム−
カルベン錯体もしくはオスニウム−カルベン錯体及びア
ミン化合物を含有するので、オレフィンメタセシス反応
の反応速度を遅延し得るものであり、長いポットライフ
を必要とする成形方法においても使用可能な組成物であ
る。即ち、本発明のオレフィンメタセシス反応性組成物
は、オレフィンメタセシス反応の適用領域を、大型成型
物の成形や、引抜成形やFW成形等による繊維素材の複
合化等、大幅に拡大することを可能とするものである。
又、アミン化合物の種類及び配合量を変えることによ
り、反応速度を任意に調整することも可能である。請求
項2、3記載の発明は、オレフィンメタセシス反応性モ
ノマーがノルボルネン型モノマー、特にジシクロペンタ
ジエンであるので、反応性・物性・価格・入手の容易さ
の点から好ましく、請求項1記載の発明の上記効果を確
実に奏することができる。請求項4記載の発明は、上記
錯体がビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリ
デンルテニウムジクロリドであるので、反応活性及び貯
蔵安定性に優れている点で好ましく、請求項1記載の発
明の上記効果をより確実に奏することができる。請求項
5記載の発明は、上記アミン化合物が第3級複素環アミ
ンであるので、大きな遅延効果を得ることができる点で
好ましく、請求項1記載の発明の上記効果を、更により
確実に奏することができる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオレフィンメタセシス反応性組成物を
用いてパイプを注型成形する際に用いた成形型の一例を
示す斜視図。
【符号の説明】
1 注型用成形型 2 外型 3 内型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07F 15/00 C07F 15/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィンメタセシス反応性モノマー、
    一般式(I)で表わされるルテニウム−カルベン錯体も
    しくはオスニウム−カルベン錯体及びアミン化合物を含
    有することを特徴とするオレフィンメタセシス反応性組
    成物。 【化1】 (Mはルテニウムもしくはオスニウムを表わし、R1 及
    びR2 は、互いに独立に、水素、C2 〜C20−アルケニ
    ル基、C1 〜C20−アルキル基、アリール基、C1 〜C
    20−カルボン酸エステルもしくはカルボン酸塩、C1 〜
    C20−アルコキシ基、C2 〜C20−アルケニルオキシ
    基、アリールオキシ基、C2 〜C20−アルコキシカルボ
    ニル基、C1 〜C20−アルキルチオ基(これらは、C1
    〜C5 −アルキル基、ハロゲン、C1 〜C5 −アルコキ
    シ基によって置換されていてもよいし、あるいはC1 〜
    C5 −アルキル基、ハロゲン、C1 〜C5 −アルコキシ
    基によって置換されたフェニル基によって置換されてい
    てもよい)を表わし、また、式中、X1 及びX2 は、互
    いに独立に、任意のアニオン性配位子を表わし、L1 及
    びL2 は、互いに独立に、任意の中性電子供与体を表わ
    し、X1 、X2 、L1 及びL2 の内、2個又は3個は、
    一緒に多座キレート化配位子を形成していてもよい。)
  2. 【請求項2】 オレフィンメタセシス反応性モノマーが
    ノルボルネン型モノマーであることを特徴とする請求項
    1記載のオレフィンメタセシス反応性組成物。
  3. 【請求項3】 ノルボルネン型モノマーがジシクロペン
    タジエンであることを特徴とする請求項2記載のオレフ
    ィンメタセシス反応性組成物。
  4. 【請求項4】 ルテニウム−金属カルベン錯体がビス
    (トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリデンルテニ
    ウムジクロリドであることを特徴とする請求項1〜3何
    れか1項記載のオレフィンメタセシス反応性組成物。
  5. 【請求項5】 アミン化合物が第3級複素環アミンであ
    ることを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載のオレ
    フィンメタセシス反応性組成物。
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