JP2001002368A - 倉庫型冷蔵庫 - Google Patents

倉庫型冷蔵庫

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JP2001002368A
JP2001002368A JP11172798A JP17279899A JP2001002368A JP 2001002368 A JP2001002368 A JP 2001002368A JP 11172798 A JP11172798 A JP 11172798A JP 17279899 A JP17279899 A JP 17279899A JP 2001002368 A JP2001002368 A JP 2001002368A
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Japan
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warehouse
box
storage unit
sub
type refrigerator
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JP11172798A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Kanao
英敏 金尾
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Hachiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hachiyo Engineering Co Ltd
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主保管部の上方に作業場を設けることでより
細かな在庫管理を行うことのできる、新規な倉庫型冷蔵
庫を開発することを技術課題とした。 【解決手段】 倉庫内に案内枠3を設けて貨物の多段保
管を行うとともにクレーン装置10によって貨物の入出
庫、移動等を行う倉庫型冷蔵庫1において、前記案内枠
3の上方空間を床板5Aによって区画して、この床板5
Aと屋根との間に作業場5を形成したことを特徴として
成り、ピッキング作業等を顧客が立ち入ることのない作
業場5において行うことができるため、秘密保全が図ら
れるとともに保管品の数量管理、在庫管理を容易に行う
ことができる。またこの作業場5は案内枠3の上方に形
成されるため敷地の有効利用が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は倉庫型の大型冷蔵庫
等に関するものであり、貨物の多収納とそれらの入出庫
作業等が迅速にでき、且つ倉庫全体の建造コストを低く
抑えることができ、更に主保管部の上方に作業場を設け
ることでより詳細な在庫管理を行うことができる、新規
な倉庫型冷蔵庫に係るものである。
【0002】
【発明の背景】一般に貨物を保管する倉庫は、その目的
に応じて収納効率を重視した設計とするか、取り扱い効
率すなわち、取り込み取り出しの入出庫あるいは貨物の
所定の保管位置への取り込みあるいはそこからの取り出
し等の効率を重視する設計とするかが決定される。もち
ろん収納効率と、取り扱い効率との双方が効果的に得ら
れるものが好ましいものであるが、これらは二律背反す
るものであり、実際には目的に応じていずれかを重視し
た設計傾向となる。
【0003】すなわち収容効率を上げるには、箱パレッ
トあるいはコンテナ等に収納されたものを直に段積みし
て隙間なく収納するようにすることが好ましいが、反面
この形態では段積みした箱パレット等にスタッカクレー
ン等が直にアクセスできないため、取り扱い効率が低下
する。一方、取り扱い効率を高めるためには、スタッカ
クレーン等を収納された貨物に直にアクセスできるよう
にする。従ってこの場合には倉庫内に隙間が多くなり、
収納効率が低下する。
【0004】そこでこのような従来の一般的な傾向に対
して本出願人は、すでに特開平9−235003号「冷
蔵庫」を出願するに至っており、箱パレットを搬入する
際にいったん副保管部に格納し、ここから主保管部(多
段積みの案内枠)へ搬入することで、箱パレットの搬入
を迅速に行えるようにし、収納効率と取り扱い効率との
双方を効果的に行い得る手段を示している。因みにこれ
は収納対象物が魚等の冷凍保存食品であることに因み、
実際に取り出し頻度等を考慮した結果可能となったいわ
ば中庸的な、双方を満足させる好ましい手法である。
【0005】更に本出願人は、貨物収容用に不可欠的に
設けられている既存の案内枠に着眼し、このものをクレ
ーン装置の支承部材として用いることにより、合理的な
貨物の荷扱いができ且つトータルで安価に建造すること
のできる貨物搬送装置を開発し、すでに特願平10−3
66355号「倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置」と
して特許出願に至っている。
【0006】しかし近時、市場環境はますます多品種少
量物流の傾向にあり、倉庫型冷蔵庫においても小出し作
業頻度が増大しているものであって、例えば冷凍魚体の
発注数が箱パレットに収容した数以下であった場合に
は、発注分を取り出すいわゆるピッキング作業を要する
こととなる。このようなピッキング作業は、箱パレット
をいったん保管品の冷却空間から取り出したところで行
う必要があるためトラックへの積み込み等が行われる荷
捌場等において行われているものの、このような作業形
態は、顧客の目の前での作業となることや、数量管理の
点で好ましいものではなかった。
【0007】
【開発を試みた技術課題】本発明はこのような背景を考
慮してなされたものであり、主保管部の上方に作業場を
設けることでより細かな在庫管理を行うことのできる、
新規な倉庫型冷蔵庫を開発することを技術課題としたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
倉庫型冷蔵庫は、倉庫内に案内枠を設けて貨物の多段保
管を行うとともにクレーン装置によって貨物の入出庫、
移動等を行う倉庫型冷蔵庫において、前記案内枠の上方
空間を床板によって区画して、この床板と屋根との間に
作業場を形成したことを特徴として成るものである。こ
の発明によれば、ピッキング作業等を顧客が立ち入るこ
とのない作業場において行うことができるため、秘密保
全が図られるとともに保管品の数量管理、在庫管理を容
易に行うことができる。またこの作業場は案内枠の上方
に形成されるため敷地の有効利用が図られる。
【0009】また請求項2記載の倉庫型冷蔵庫は、前記
要件に加え、前記クレーン装置は、前記案内枠によって
支承されるものであることを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、建屋にクレーン装置を支承する
ための頑強な梁等を設ける必要がないため、建造コスト
を低減することができる。
【0010】更にまた請求項3記載の倉庫型冷蔵庫は、
前記要件に加え、前記倉庫内は、主保管部と、副保管部
とに区画されて成るものであり、この副保管部には、個
々の箱パレットを任意に随時搬入、搬出可能なように個
別に格納するラックを具えるとともに、副保管部と前記
作業場との間での箱パレットの移送を可能としたリフト
装置を具えることを特徴として成るものである。この発
明によれば、いったん主保管部から副保管部に移された
箱パレットを、作業場に移送することで、ここでピッキ
ング作業を行って出荷仕様となった箱パレットを、再び
副保管部に移送して出荷待ちの状態とすることができる
ため、出荷を遅滞なく行うことができる。また同様に製
品化を要する物品の入荷についても遅滞なく行うことが
できる。
【0011】更にまた請求項4記載の倉庫型冷蔵庫は、
前記請求項3記載の要件に加え、前記リフト装置は、前
記副保管部に具えたラックの側方に具えられるものであ
って、前記作業場からラックの最下部にかけての昇降ス
トロークを有するものであることを特徴として成るもの
である。この発明によれば、ラック最下部に取り込まれ
た箱パレットを案内枠の上方空間に形成した作業場内へ
移送するとができ、また作業場内に位置する箱パレット
をラック最下部に移送することができる。
【0012】更にまた請求項5記載の倉庫型冷蔵庫は、
前記請求項3または4記載の要件に加え、前記リフト装
置は、前記ラックの列毎に複数が具えられることを特徴
として成るものである。この発明によれば、ラックと作
業場との間での箱パレットの移送を各列毎に行うため、
この移送作業を迅速に行うことができる。そしてこれら
各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決
が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。図中符号1は本発明の倉庫
型冷蔵庫であって、このものは建屋2内に設けた案内枠
3を箱パレットPの格納空間とする。そして、この案内
枠3の位置する部分を主保管部4とするとともにその上
方空間に作業場5を形成し、一方、搬入出予定の箱パレ
ットPを一時的に格納するラック6及び、この一時的に
格納された箱パレットPを主保管部4、作業場5または
外部へ向けて受け渡すためのリフト装置7の位置する部
分を副保管部8とする。更に前記主保管部4及び副保管
部8を冷却するための冷却機構9を具えて成り、また前
記案内枠3によってクレーン装置10を支承して具えて
成る。以下これら倉庫型冷蔵庫1を構成する各部材につ
いて詳細に説明する。
【0014】建屋2は鋼材を適宜組み合わせた倉庫型冷
蔵庫1の外壁部分であり、その内部を低温に保つため内
側に断熱材Hが張設されている。因みに建屋2は要は内
部の雰囲気と外気との遮断がなされればよいので、簡易
構造のテント等の構造物でも構わない。
【0015】そして前記建屋2内には、案内枠3を配す
るものであり、このものは図4(b)に示すように、一
例として100mm×100mm程度のアングル材を適
用した柱30に対して、水平材31及び筋交い32を組
み合わせて、箱パレットPの格納空間3Aを構成して成
る。本実施の形態の案内枠3は一例として図1、4に示
すように、案内枠3内に形成される格納空間3Aを8列
×11段×43連とするものであり、このようなアング
ル材の内側に箱パレットPが段積み状態に保管される。
ここで列とは図4(b)における幅方向を意味し、また
連とは図1における長手方向を意味し、更に段とは図4
(b)における高さ方向を意味するものである。
【0016】そして前記案内枠3における格納空間3A
の上部は、水平材31及び筋交い32が設けられずに柱
30が突出した状態となるものであり、この柱30の上
端部列方向に梁33を組み付ける。そしてこの梁33
と、前記格納空間3Aの上端部との間の空間を箱パレッ
トPの移動空間3Bとするものである。
【0017】なお本実施の形態では、梁33は連方向に
連なる柱30毎にそれぞれ設けるようにしたが、強度が
確保できさえすれば適宜間隔を空けて設けるようにして
もよい。そしてこのような案内枠3を建屋2内に配する
ことで区画された空間を、前記主保管部4とするもので
ある。
【0018】また前記案内枠3の上方空間を床板5Aに
よって区画して、この床板5Aと、建屋2の屋根の下方
に設けた天板2Bとの間に作業場5を形成するものであ
って、これは発明の背景で述べた様なピッキング作業等
を行うための空間である。なお、図4(b)に示す実施
の形態では、前記床板5Aを建屋2に対して固定するよ
うにしたが、前記柱30を更に上方に延長することで、
この柱30によって床板5Aを支持するようにしてもよ
い。
【0019】次に前記ラック6について説明する。この
ものは図5に示すように一例として100mm×100
mm程度のアングル材を適用した直立状態のフレーム6
1に対して載置片62を格子状に組み合わせた棚部材で
ある。このようなアングル材の格子によって形成される
一つの直方体をセル60と称するものであり、このセル
60に収容される箱パレットPは載置片62上に位置し
て段積み状態とならないため、個々のセル60に格納さ
れた箱パレットPは任意に随時搬入搬出可能となるもの
である。因みに個々のセル60にはライブローラを設け
て、セル60への箱パレットPの取り込み及びセル60
からの箱パレットPの取り出しを積極的に行うようにす
ることもできる。そしてラック6の最下段の部分は空き
空間としてここに搬入出用のコンベヤ63を設ける。
【0020】なお前記セル60の数は適宜選択すること
ができるが、本実施の形態においては一例として図4
(a)及び図5に示すように8列×2連とするものであ
り、各連の間には後述するリフト装置7が設けられる。
そして主保管部4側の連に形成されるセル60は、図5
に示すように少なくとも前記案内枠3における移動空間
3Bに対応した高さ位置には形成しないものとする。本
実施の形態では主保管部4側の連を9段とし、一方、外
側の連を12段とした。
【0021】次に前記リフト装置7について説明する。
このものは図5に示すように、ラック6のフレーム61
の上端部に対して梁71を設け、この梁71に対して巻
上機72を設けるとともにそのワイヤに対して昇降箱7
3を吊持して成る。そして前記昇降箱73は図6に示す
ように、案内躯体74に設けたガイド74aに沿って移
動するものであり、前記作業場5の側方からラック6の
最下部にかけての昇降ストロークを有するものである。
また前記案内躯体74にはラック6のセル60に対応し
た位置に窓77を開口させて、この窓77を通じて箱パ
レットPの受け渡しが行われる。
【0022】また前記昇降箱73には受け渡し機構を具
えるものであり、このものは一例として昇降箱73の左
右双方向に進退自在に設けた伸縮アーム75を具えて成
るものである。そしてこの伸縮アーム75による箱パレ
ットPの昇降箱73への取り込み及び昇降箱73からの
取り出しを円滑にするために、昇降箱73内にはローラ
ガイド76が設けられる。また前記受け渡し機構として
は、ライブローラ、トロリーコンベヤ等を用いることも
できる。
【0023】上述のようにして構成されるリフト装置7
は、前記ラック6の列毎に複数基(本実施の形態では8
基)が具えられるものである。そして前記ラック6及び
リフト装置7が配されることで建屋2内に区画された空
間を副保管部8とするものである。
【0024】そして前記副保管部8と作業場5との間に
は、これら双方の間で箱パレットPの移送を行うための
機構を有するものであって、まず前記床板5A上におけ
るラック6と隣接した部分であって更に断熱材Hによっ
て囲繞された個所に、ラック6の列に対応した位置毎に
それぞれ中継コンベヤ51を設ける。
【0025】更に前記中継コンベヤ51の隣には、前記
ラック6の列方向に沿って敷設されたレール52上を移
動する移送架台53が配されるものであり、この移送架
台53の上面にはローラコンベヤ等の移送手段を具える
ものである。
【0026】更に前記レール52に対して直交するよう
にして、搬入出コンベヤ54を二カ所に設けるものであ
って、これらの搬入出コンベヤ54は断熱材Hよりも建
屋2の中心側に形成された前室55を経由して作業場5
内に至るものである。
【0027】次に冷却機構9について説明する。このも
のは前記主保管部4及び副保管部8を冷却するための機
構であり、前記案内枠3の上方に冷却管91を引き回わ
し、この冷却管91に、常法に従い適宜圧縮機等から冷
媒を循環させる。更に前記冷却管91の下方に蓄冷部材
を配するようにしてもよく、この場合には炭酸ガス、ブ
ライン等の蓄冷媒体を封入したパイプ等を用いる。
【0028】次にクレーン装置10について説明する。
図1に拡大して示すように、まず前記案内枠3における
梁33に対して、一例として主保管部4内において格納
空間3Aの上方で連方向全域にわたるとともに、副保管
部8におけるラック6の主保管部4側の連の上方に至る
ようにレール11を設ける。そしてこのレール11に対
して、巻上機13を搭載した走行架台12を具えて成る
クレーン装置10を支承するものであり、このクレーン
装置10は、前記レール11に沿って連方向(図1中左
右)に移動可能となる。そして前記巻上機13に具える
チャッキング装置14を昇降させることで、このチャッ
キング装置14を案内枠3における列毎の一連内のすべ
ての位置にアクセスすることができるものである。
【0029】また前記冷却管91には霜が付着するた
め、一例としてブロワを適用したデフロスタを前記走行
架台12に具えるとともにその噴出口を前記冷却管91
に臨ませるようにしてもよい。
【0030】ここで本実施の形態における倉庫型冷蔵庫
1のレイアウトについて説明すると。図2に示すよう
に、一例として平面寸法30m×70mの建屋2の内部
に主保管部4を配し、その左右それぞれに副保管部8を
配するとともにこれらを断熱材Hで囲繞して成るもので
ある。また副保管部8の外側には、この副保管部8と連
設状態の前室20を設けるものであって、更にこの前室
20の外側には搬入出部21を設ける。そして左右の搬
入出部21に挟まれた空間のうち、左側の部分を荷捌場
22とし、右側の部分を入荷場23とするものである。
つまり本実施の形態においては、上述のように主保管部
4の左右に副保管部8を配した構成であるため、右側の
副保管部8を箱パレットPの搬入に用いるものとし、一
方、左側の副保管部8を箱パレットPの搬出に用いるも
のとした。
【0031】次に倉庫型冷蔵庫1に格納される箱パレッ
トPについて説明する。箱パレットPは、例えば水揚げ
後冷凍された魚介類を収容する容器であり、一例として
鋼材を組み合わせて成る立方体の容器である。なおこの
他に、上面が開閉式のもの、周面が閉塞されたもの等、
適宜の材料により適宜の形状とすることが可能である。
ただしこの場合あくまでも積み重ねることができること
が条件である。そして箱パレットPには適宜の係合構造
が設けられ、このものが前記クレーン装置10の巻上機
13によって下降してくるチャッキング装置14と係合
する。
【0032】本発明の倉庫型冷蔵庫1は、一例として上
述のような構成を有するものであり、以下このものに格
納される箱パレットPの扱いについて説明する。 (1)箱パレットの搬入に伴う製品化作業 まず倉庫型冷蔵庫1に対する箱パレットPの搬入に伴う
製品化作業について説明する。ここで製品化作業とは、
例えば魚体の頭部、尾部を除去したり、あるいはその後
三枚に下ろしたりする作業を意味するものである。
【0033】まず冷凍魚体を収納した箱パレットPを積
載した冷凍車Tが入荷場23に横付けしたら、作業者が
ここで箱パレットPを冷凍車から下ろすとともに、搬入
出部21から順次コンベヤ63に載せ、前室20を経由
して副保管部8内に送り込む。
【0034】副保管部8内に至った箱パレットPには、
適宜巻上機72の操作によって昇降箱73がアクセス
し、この昇降箱73に具えた伸縮アーム75がコンベヤ
63上の箱パレットPに向けて伸長するとともにここに
箱パレットPを載置し、その後、伸縮アーム75が収縮
して箱パレットPを昇降箱73内に取り込むものであ
る。
【0035】次いで昇降箱73は順次空いているセル6
0へアクセスし、ここで伸縮アーム75を伸長して箱パ
レットPをセル60における載置片62に載置する。因
みに本実施の形態における右側の副保管部8にはセル6
0が168カ所あるので、数台分の冷凍車Tから持ち込
まれる箱パレットPを副保管部8内に格納しておくこと
ができる。
【0036】箱パレットPはこのようにして副保管部8
への一時的な格納がなされた後、作業場5に移送される
ものであって、セル60に格納された箱パレットPに、
適宜巻上機72の操作によって昇降箱73がアクセス
し、この昇降箱73に具えた伸縮アーム75が伸長して
ここに箱パレットPを載置した後、伸縮アーム75が収
縮して箱パレットPを昇降箱73内に取り込むものであ
る。
【0037】次いで昇降箱73は床板5Aの上方へ移動
して、ここで伸縮アーム75を伸長して箱パレットPを
中継コンベヤ51に載置する。このような中継コンベヤ
51への箱パレットPの移送は、ラック6の各列毎に具
えたリフト装置7によってそれぞれ並行して行われるも
のである。
【0038】このようにして中継コンベヤ51に移送さ
れた箱パレットPには、レール52上を移動する移送架
台53がアクセスするとともに箱パレットPを載置し、
その後、搬入出コンベヤ54にアクセスする。そして箱
パレットPは搬入出コンベヤ54によって移送され、前
室55を経由して作業場5内に至るものである。
【0039】作業場5内では、作業員が適宜解体機を用
いる等して、箱パレットPから取り出した魚体の頭部、
尾部を除去したり、あるいはその後三枚に下ろしたりす
る製品化作業を行うとともに、ここで得た製品を再び箱
パレットPに収納する。
【0040】製品を収容した箱パレットPは、左側の搬
入出コンベヤ54によって前室55を経由したのち、移
送架台53、中継コンベヤ51及びリフト装置7を経由
して、左側の副保管部8に一時的に格納される。その後
箱パレットPは、主保管部4内へ移送、格納されるもの
であり、ラック6におけるセル60に格納された箱パレ
ットPは、昇降箱73により主保管部4側の連における
最上部(レール11の直下)のセル60に移送される。
【0041】そしてクレーン装置10における走行架台
12がこの箱パレットPにアクセスするとともにチャッ
キング装置14を下降させると、チャッキング装置14
が箱パレットPに当接して箱パレットPと係合する。続
いてチャッキング装置14を上昇させ、箱パレットPを
保持した走行架台12を移動空間3B内で連方向に移動
させて、箱パレットPの格納予定個所の上方に位置させ
る。このような操作は、連続的に行うものであって、ク
レーン装置10に箱パレットPを受け渡して空となった
主保管部4側の連における最上部(レール11の直下)
のセル60には、直ちに他の箱パレットPが収容される
ものとする。
【0042】そして、前記巻上機13は箱パレットPを
下降させて格納空間3A内に位置させ、チャッキング装
置14による係合を解除することで箱パレットPを案内
枠3に格納するものである。このとき必要であればあら
かじめ他の箱パレットPを避けてスペースを確保してお
く。上述した一連の操作を繰り返すことで、ラック6に
一時的に格納された箱パレットPを順次、案内枠3内に
格納してゆくものである。
【0043】(2)箱パレットの搬出に伴うピッキング
作業 次に倉庫型冷蔵庫1からの箱パレットPの搬出に伴うピ
ッキング作業について説明する。ここでピッキング作業
とは、例えば冷凍魚体等の発注数が箱パレットPに収容
した数以下であった場合に、発注分を取り出して別の箱
パレットPに移すことで出荷仕様の箱パレットPとした
り、カツオ8本、サバ15本というような複数種の冷凍
魚体を収容して出荷仕様の箱パレットPとしたりする作
業を意味するものである。
【0044】出荷のために倉庫型冷蔵庫1から箱パレッ
トPを搬出する作業は、主に冷凍車Tが荷捌場22に横
付けし、ここで待機した状態で行われる。従って冷凍車
Tへの箱パレットPの積み込みを迅速に行うために、出
庫予定の箱パレットPを、ピッキング作業を行って出荷
仕様とした状態で副保管部8内に一時的に格納しておく
ものである。因みに本実施の形態における左側の副保管
部8にはセル60が168カ所あるので、数台分の冷凍
車Tへ積み込まれる箱パレットPを副保管部8内に格納
しておくことができる。
【0045】まず、クレーン装置10における走行架台
12が移動空間3B内を移動し、格納空間3A内に位置
した出荷品を収容した箱パレットPの上方に達する。次
いで巻上機13がチャッキング装置14を下降させる
と、このチャッキング装置14は所望の箱パレットPに
当接しこれと係合する。続いてチャッキング装置14を
上昇させ、箱パレットPを案内枠3の上方に吊り下げ状
態にし、ここから走行架台12が移動空間3B内を移動
し、やがて箱パレットPは右側の副保管部8におけるラ
ック6の上方に達する。なお、このようなクレーン装置
10の一連の動作は、各列毎に同時に行うことができる
ものである。
【0046】次いで箱パレットPを掴持したチャッキン
グ装置14を下降させ、箱パレットPを主保管部4側の
連における最上部(レール11の直下)のセル60に載
置した状態でチャッキング装置14による係合を解除
し、チャッキング装置14を上昇させる。その後、副保
管部8の上方に位置する走行架台12は、次の箱パレッ
トPを掴持するために、主保管部4内に移動する。
【0047】そして主保管部4側の連における最上部
(レール11の直下の)セル60に位置する箱パレット
Pには、適宜巻上機72の操作によって昇降箱73がア
クセスし、この昇降箱73に具えた伸縮アーム75が箱
パレットPに向けて伸長するとともにここに箱パレット
Pを載置し、その後、伸縮アーム75が収縮して箱パレ
ットPを昇降箱73内に取り込むものである。
【0048】次いで昇降箱73は床板5Aの上方へ移動
して、ここで伸縮アーム75を伸長して箱パレットPを
中継コンベヤ51に載置する。このような中継コンベヤ
51への箱パレットPの移送は、ラック6の各列毎に具
えたリフト装置7によってそれぞれ並行して行われるも
のである。
【0049】このようにして中継コンベヤ51に移送さ
れた箱パレットPには、レール52上を移動する移送架
台53がアクセスするとともに箱パレットPを載置し、
その後、搬入出コンベヤ54にアクセスする。そして箱
パレットPは搬入出コンベヤ54によって移送され、前
室55を経由して作業場5内に至るものである。
【0050】作業場5内では、作業員が発注に合わせて
数量の調整を行うものであり、適宜別の箱パレットPを
用意するなどして出荷仕様に合わせた箱パレットPを準
備するものである。因みにこのとき箱パレットPにバー
コードを貼付するなどして、個々の箱パレットPに収容
した冷凍魚体等の数を管理することが好ましいものであ
る。
【0051】そして出荷仕様となった箱パレットPは、
左側の搬入出コンベヤ54によって前室55を経由した
のち、移送架台53、中継コンベヤ51及びリフト装置
7を経由して左側の副保管部8に一時的に格納される。
その後、これらの箱パレットPは冷凍車Tが到着した時
点でリフト装置7によってコンベヤ63に移送され、こ
こから前室20及び搬入出部21を経由して荷捌場22
に移送され、ここで冷凍車Tに積み込まれて出荷される
ものである。
【0052】一方、出荷分の冷凍魚体等を取り出した箱
パレットPは、左右いずれか一方または双方の搬入出コ
ンベヤ54、移送架台53、中継コンベヤ51及びリフ
ト装置7を経由して主保管部4内へ移送、格納されるも
のであり、箱パレットPは、昇降箱73により主保管部
4側の連における最上部(レール11の直下)のセル6
0に移送され、ここからクレーン装置10によって案内
枠3に格納されるものである。
【0053】
【他の実施の形態】本発明は上述した実施の形態を基本
の実施の形態とするものであるが、本発明の技術的思想
に基づいて、更に以下に示すような実施の形態を採るこ
ともできる。まず主保管部4及び副保管部8のレイアウ
トとしては、図7(a)に示すように副保管部8の両脇
に主保管部4を配した構成とすることができるものであ
って、この場合には左右の主保管部4に格納する箱パレ
ットPのサイズを異ならせることでよりいっそう多品種
少量物流に対応することができる。またこの場合、左右
の主保管部4を断熱材Hで区切るとともにそれぞれ個別
に冷却機構9を具えれば、在庫量が少ないときには一方
の主保管部4における冷却機構9を停止することで電気
代を節約することができる。
【0054】また図7(b)に示すように、副保管部8
の片側のみに主保管部4を配した構成とすることもでき
る。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、貨物の多収納とそれらの入出庫作業等が迅
速にでき、且つ倉庫全体の建造コストを低く抑えること
ができ、更に主保管部の上方に作業場を設けることでよ
り詳細な在庫管理を行うことができる、新規な倉庫型冷
蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倉庫型冷蔵庫の内部を示す正面図であ
る。
【図2】主保管部及び副保管部を示す平面図である。
【図3】副保管部及び作業場を示す平面図である。
【図4】副保管部を示す縦断側面図並びに主保管部及び
作業場を示す縦断側面図である。
【図5】副保管部及び作業場を示す正面図である。
【図6】リフト装置を示す正面図、側面図及び平面図で
ある。
【図7】主保管部及び副保管部のレイアウトを異ならせ
た実施の形態を示す平面図である。
【符号の説明】 1 倉庫型冷蔵庫 2 建屋 2B 天板 3 案内枠 3A 格納空間 3B 移動空間 4 主保管部 5 作業場 5A 床板 6 ラック 7 リフト装置 8 副保管部 9 冷却機構 10 クレーン装置 11 レール 12 走行架台 13 巻上機 14 チャッキング装置 20 前室 21 搬入出部 22 荷捌場 23 入荷場 30 柱 31 水平材 32 筋交い 33 梁 51 中継コンベヤ 52 レール 53 移送架台 54 搬入出コンベヤ 55 前室 60 セル 61 フレーム 62 載置片 63 コンベヤ 71 梁 72 巻上機 73 昇降箱 74 案内躯体 74a ガイド 75 伸縮アーム 77 窓 76 ローラガイド 91 冷却管 H 断熱材 P 箱パレット T 冷凍車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫内に案内枠を設けて貨物の多段保管
    を行うとともにクレーン装置によって貨物の入出庫、移
    動等を行う倉庫型冷蔵庫において、前記案内枠の上方空
    間を床板によって区画して、この床板と屋根との間に作
    業場を形成したことを特徴とする倉庫型冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記クレーン装置は、前記案内枠によっ
    て支承されるものであることを特徴とする請求項1記載
    の倉庫型冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記倉庫内は、主保管部と、副保管部と
    に区画されて成るものであり、この副保管部には、個々
    の箱パレットを任意に随時搬入、搬出可能なように個別
    に格納するラックを具えるとともに、副保管部と前記作
    業場との間での箱パレットの移送を可能としたリフト装
    置を具えることを特徴とする請求項1または2記載の倉
    庫型冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記リフト装置は、前記副保管部に具え
    たラックの側方に具えられるものであって、前記作業場
    からラックの最下部にかけての昇降ストロークを有する
    ものであることを特徴とする請求項3記載の倉庫型冷蔵
    庫。
  5. 【請求項5】 前記リフト装置は、前記ラックの列毎に
    複数が具えられることを特徴とする請求項3または4記
    載の倉庫型冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2840283A1 (fr) * 2002-05-30 2003-12-05 Alstef Automation Procede et dispositif de preparation d'au moins un ensemble de produits surgeles et ensemble de produits surgeles obtenu par le procede
JP2017171469A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 村田機械株式会社 荷揃えシステム
CN107902530A (zh) * 2017-11-03 2018-04-13 绥阳县康发有限责任公司 一种用于悬挂冰箱中梁的吊具

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