JP2000191271A - 倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置 - Google Patents

倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置

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JP2000191271A
JP2000191271A JP10366355A JP36635598A JP2000191271A JP 2000191271 A JP2000191271 A JP 2000191271A JP 10366355 A JP10366355 A JP 10366355A JP 36635598 A JP36635598 A JP 36635598A JP 2000191271 A JP2000191271 A JP 2000191271A
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guide frame
warehouse
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type refrigerator
box pallet
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JP10366355A
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English (en)
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Hidetoshi Kanao
英敏 金尾
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Hachiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hachiyo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貨物収容用に不可欠的に設けられている既存
の案内枠に着眼し、このものをクレーン装置の支承部材
として用いることにより、合理的な貨物の荷扱いができ
且つトータルで安価に建造することのできる、新規な倉
庫型冷蔵庫における貨物搬送装置を開発することを技術
課題とした。 【解決手段】 案内枠3は、柱30の上部に強度メンバ
ーを構成するようにして梁33を具え、この梁33に対
して、案内枠3の列毎に、連方向に延びるレール11を
支持するともに、個々のレール11に対して巻上機13
を搭載した走行架台12を具えて成るクレーン装置10
を走行させるようにしたことを特徴として成るものであ
り、案内枠3によってクレーン装置10の荷重を担うた
め、クレーン装置10を支持するための格別な構成を要
さず、コストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は倉庫型の大型冷蔵庫
等に関するものであり、貨物の多収納とそれらの入出庫
作業等が迅速にでき、且つ倉庫全体の建造コストを低く
抑えられる、新規な倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置
に係るものである。
【0002】
【発明の背景】一般に貨物を保管する倉庫は、その目的
に応じて収納効率を重視した設計とするか、取り扱い効
率すなわち、取り込み取り出しの入出庫あるいは貨物の
所定の保管位置への取り込みあるいはそこからの取り出
し等の効率を重視する設計とするかが決定される。もち
ろん収納効率と、取り扱い効率との双方が効果的に得ら
れるものが好ましいものであるが、これらは二律背反す
るものであり、実際には目的に応じていずれかを重視し
た設計傾向となる。
【0003】すなわち収容効率を上げるには、箱パレッ
トあるいはコンテナ等に収納されたものを直に段積みし
て隙間なく収納するようにすることが好ましいが、反面
この形態では段積みした箱パレット等にスタッカクレー
ン等が直にアクセスできないため、取り扱い効率が低下
する。一方、取り扱い効率を高めるためには、スタッカ
クレーン等を収納された貨物に直にアクセスできるよう
にする。従ってこの場合には倉庫内に隙間が多くなり、
収納効率が低下する。
【0004】そこでこのような従来の一般的な傾向に対
して本出願人は、すでに特開平9−235003号「冷
蔵庫における貨物の管理方法並びに冷蔵庫」を出願する
に至っており、搬入をする箱パレットを副保管部にいっ
たん格納し、ここから主保管部(多段積みの案内枠)へ
搬入することで、箱パレットの搬入を迅速に行えるよう
にし、双方を解決した手段を示している。因みにこれは
収納対象物が魚等の冷凍保存食品であることに因み、実
際に取り出し頻度等を考慮した結果可能となったいわば
中庸的な、双方を満足させる好ましい手法である。
【0005】ところでこのような構造であっても、個々
の箱パレットにアクセスできるクレーン装置は不可欠な
ものであり、このためには一般に天井にX−Y方向(列
−連方向)に移動するシャトルクレーン等が必要とされ
る。しかしながらこの手法であると、たしかに一基のク
レーン装置ですべての段積みされた箱パレットにアクセ
スできるものであるが、このクレーン装置を支持する走
行ビーム等の支承部材が大型化することは免れ得ない。
この大型化は、走行ビーム自体を走行させるレールを支
持するための強度メンバーとして建屋に頑丈な柱体構造
をも要求し、結果的に倉庫全体としては大がかりな建造
コストとならざるをえない。
【0006】
【開発を試みた技術課題】本発明はこのような背景を考
慮してなされたものであり、貨物収容用に不可欠的に設
けられている既存の案内枠に着眼し、このものをクレー
ン装置の支承部材として用いることにより、合理的な貨
物の荷扱いができ且つトータルで安価に建造することの
できる、新規な倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置を開
発することを技術課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置は、倉庫内に案内枠
を設けて貨物の多段保管を行うとともに前記案内枠によ
って支承したクレーン装置によって貨物の入出庫、移動
等を行う倉庫型冷蔵庫において、前記案内枠は、柱の上
部に強度メンバーを構成するようにして梁を具え、この
梁に対して、案内枠の列毎に、連方向に延びるレールを
支持するともに、個々のレールに対して巻上機を搭載し
た走行架台を具えて成るクレーン装置を走行させるよう
にしたことを特徴として成るものである。この発明によ
れば、案内枠によってクレーン装置の荷重を担うため、
クレーン装置を支持するための格別な構成を要さず、コ
ストダウンが図れる。またクレーン装置を、格納空間の
平面内からはみ出すことなく位置させることができるた
め、建屋内の空間を箱パレットの格納空間として有効に
利用することができる。更にまた案内枠の列毎に個々の
クレーン装置を具えたので、複数の箱パレットを異なっ
た列で同時に掴持することができ、搬入出作業または並
び替え作業の作業性を向上することができる。
【0008】また請求項2記載の倉庫型冷蔵庫における
貨物搬送装置は、前記要件に加え、前記倉庫内は、主保
管部と、副保管部とに区画されて成るものであり、前記
レールは、主保管部内において格納空間の上方で連方向
全域にわたるとともに、副保管部の上方に至ることを特
徴として成るものである。この発明によれば、個々の列
毎に箱パレットを副保管部に搬送することができるた
め、副保管部に設けたリフト機構の稼働率が向上し、そ
の結果搬入出作業または並び替え作業の作業性を向上す
ることができる。
【0009】更にまた請求項3記載の倉庫型冷蔵庫にお
ける貨物搬送装置は、前記要件に加え、前記梁は、連方
向に連なる柱毎にそれぞれ具えられたことを特徴として
成るものである。この発明によれば、案内枠の剛性を高
めることができるとともに、クレーン装置の荷重を案内
枠全体に分散することで耐久性を向上することができ
る。
【0010】更にまた請求項4記載の倉庫型冷蔵庫にお
ける貨物搬送装置は、前記要件に加え、前記走行架台に
は、デフロスタを具えたことを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、クレーン装置を支承する案内枠
の上方に具えた冷却管への霜の除去を、格別な作業を要
さずに容易にすることができる。そしてこれら各請求項
記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。図中符号1は本発明の適用
される冷蔵庫であって、このものは建屋2内に設けた案
内枠3を箱パレットPの格納空間とする。そして、この
案内枠3の位置する部分を主保管部5とし、一方、搬入
出予定の箱パレットPを一時的に格納するラック6及
び、この一時的に格納された箱パレットPを主保管部5
または外部へ向けて受け渡すためのリフト装置7の位置
する部分を副保管部8とする。更に前記建屋2の内部及
び案内枠3の内部を冷却するための冷却機構9を具えて
成り、また前記案内枠3によってクレーン装置10を支
承して具えて成る。以下これら冷蔵庫1を構成する各部
材について詳細に説明する。
【0012】建屋2は鋼材を適宜組み合わせた冷蔵庫1
の外壁部分であり、その内部を低温に保つため内側に断
熱材Hが張設されている。因みに建屋2は要は内部の雰
囲気と外気との遮断がなされればよいので、簡易構造の
テント等の構造物でも構わない。
【0013】そして前記建屋2内には、案内枠3を配す
るものであり、このものは図3に示すように、一例とし
て100mm×100mm程度のアングル材を適用した
柱30に対して、水平材31及び筋交い32を組み合わ
せて、箱パレットPの格納空間3Aを構成して成る。本
実施の形態の案内枠3は、図2、3に示すように格納空
間3Aを8列×11段×28連とするものであり、この
ようなアングル材の内側に箱パレットPが段積み状態に
保管される。
【0014】そして前記案内枠3における格納空間3A
の上部は、水平材31及び筋交い32が設けられずに柱
30が突出した状態となるものであり、この柱30の上
端部列方向に梁33を組み付ける。そしてこの梁33
と、前記格納空間3Aの上端部との間の空間を箱パレッ
トPの移動空間3Bとするものである。
【0015】なお本実施の形態では、梁33は、請求項
3で定義したように、連方向に連なる柱30毎にそれぞ
れ設けるが、強度が確保できさえすれば、適宜間隔を空
けて設けるようにしてもよい。そしてこのような案内枠
3を建屋2内に配することで区画された空間を主保管部
5とするものである。
【0016】次にラック6について説明する。このもの
は図4に示すように一例として100mm×100mm
程度のアングル材を適用したフレーム61を格子状に組
み合わせた直方体の棚部材である。このようなアングル
材の格子によって形成される一つの直方体をセル60と
称し、個々のセル60には、図5に示すように受け渡し
機構の一例であるライブローラ62を設け、ここに一つ
の箱パレットPが載置されるものである。なおこのセル
60の数は適宜選択することができるが、本実施の形態
においては一例として図2、4に示すように8列×9段
×1連とするものであり、図4中最右列の下から二段の
部分は、フレーム61を組まない空き空間とする。また
前記受け渡し機構としてはライブローラ62のほか、ト
ロリーコンベヤや双方向に進退自在に設けたフォーク等
を適用してもよい。
【0017】次に前記ラック6に隣接して設けられるリ
フト装置7について説明する。このものは図5に示すよ
うに、ラック6の外郭部材であるフレーム61に対して
幅方向の左右(図5(a)においては上下)に、垂直レ
ール71を設け、この垂直レール71に沿って摺動可能
に水平レール72を設ける。そしてこの水平レール72
にはリフト73が長手方向に沿って摺動可能に設けられ
るものであり、このリフト73は、垂直レール71と水
平レール72の属する面内の任意の位置に移動可能であ
り、リフト装置7の両側に位置する所望のセル60にア
クセスすることができる。
【0018】そして前記リフト73には、受け渡し機構
を具えるものであり、このものは一例として上下方向に
進退自在にライブローラ74を具え、リフト73の上面
に配置したアングル75の上面から突出した状態で箱パ
レットPを保持し、搬送するのである。従ってライブロ
ーラ74が下端に位置するとき、箱パレットPはアング
ル75によって保持されるものである。受け渡し機構と
しては、前記ライブローラ74のほか、トロリーコンベ
ヤや、双方向に進退自在に設けたフォーク等を適用して
もよい。
【0019】そして前記ラック6及びリフト装置7が配
されることで建屋2内に区画された空間を副保管部8と
するものである。また前記主保管部5と副保管部8との
間は、図1に示すように隔壁5aによって仕切るもので
あり、この隔壁5aの材質は、要は主保管部5と副保管
部8との間において雰囲気の移動を阻止することができ
ればよいので、ビニールシート、繊維織物、金属板、合
成樹脂板等、適宜の素材を適用することができる。また
隔壁5aの高さは、前記案内枠3における格納空間3A
とほぼ同一とし、後述するクレーン装置10が、主保管
部5と副保管部8との間を行き来するのを妨げないよう
にする。
【0020】ここで冷却系からみた建屋2の内部空間の
定義について述べると、図3に示すように、まず前記主
保管部5と、副保管部8とを断熱材Hで囲繞することで
建屋2の内部空間を二重構造とし、断熱材Hの内部を保
管品冷却空間3Cとする。そして建屋2内における前記
保管品冷却空間3Cの外部空間を補助冷却空間2Aと定
義する。
【0021】次に冷却機構9について説明する。このも
のは前記保管品冷却空間3C及び補助冷却空間2Aを冷
却するための機構であり、本実施の形態では図3に示す
ように、保管品冷却空間3C及び補助冷却空間2Aに、
それぞれ冷却機構9を設ける構成とした。具体的には、
前記建屋2内部の天井付近及び案内枠3の上方に、それ
ぞれ冷却管91を引き回わし、この冷却管91に、常法
に従い適宜圧縮機等から冷媒を循環させる。更に前記冷
却管91の下方には、蓄冷部材を配するものであり、一
例として炭酸ガス、ブライン等の蓄冷媒体が封入したパ
イプを配する。
【0022】次にクレーン装置10について説明する。
クレーン装置10は以下のようにして構成されるもので
あり、図1に拡大して示すように、まず前記案内枠3に
おける梁33に対して、一例として請求項2で定義した
ように、主保管部5内において格納空間3Aの上方で連
方向全域にわたるとともに、副保管部8の上方に至るよ
うにレール11を設ける。そしてこのレール11に対し
て、巻上機13を搭載した走行架台12を具えて成るク
レーン装置10を支承するものであり、このクレーン装
置10は、連方向(図1中左右)に移動可能と成る。そ
して前記巻上機13に具えるチャッキング装置14を昇
降させて、このチャッキング装置14を案内枠3におけ
る列毎の一連内のすべての位置にアクセスすることがで
きるものである。
【0023】また前記冷却管91には霜が付着するた
め、一例としてブロワを適用したデフロスタ15を前記
走行架台12に具えるものであり、噴出口を冷却管91
に臨ませて具えるものである。因みに本実施の形態にお
ける冷蔵庫1においては、後述する前室20から入り込
む外気は量がわずかである上に、副保管部8内において
冷却された後に冷却管91に至るため、ここには霜は付
着しにくく、付着した場合であってもわずかであり、且
つ水分の少ないサラサラとした霜となる。このためブロ
ワによって風を吹き付けるだけで、霜の除去が行えるも
のである。
【0024】ここで本実施の形態における冷蔵庫1のレ
イアウトについて説明すると。図2に示すように、一例
として平面寸法20m×68mの建屋2の長手方向の中
央にリフト装置7を配し、またこのリフト装置7の両側
にラック6を配し、更にこれらのラック6の外側に案内
枠3を配するものである。また建屋2の長手方向のほぼ
中央に連設するように前室20を設け、副保管部8と前
室20とに開口部21を設けてこれらを連接し、更に前
室20の外側には搬入出部22を設ける。この前室20
は、副保管部8内の冷気が外部に流出するのを防ぐため
の空間であり、開口部21及び搬入出部22にはカーテ
ン23を設ける。そして前室20内には、図4に示した
ラック6の最右列の下から二段の空き空間から搬入出部
22にかけて、コンベヤ24が配設される。更にこの搬
入出部22の外側を積み下ろし場25とする。
【0025】次に箱パレットPについて説明する。箱パ
レットPは、例えば水揚げ後冷凍された魚介類を収容す
る容器であり、一例として鋼材を組み合わせて成る立方
体の容器である。なおこの他に、上面が開閉式のもの、
周面が閉塞されたもの等、適宜の材料により適宜の形状
とすることが可能である。ただしこの場合あくまでも積
み重ねることができることが条件である。そして箱パレ
ットPには適宜の係合構造が設けられ、このものが前記
クレーン装置10の巻上機13によって下降してくるチ
ャッキング装置14と係合する。
【0026】本発明が適用される冷蔵庫1は、一例とし
て上述のような構成を有するものであり、以下このもの
に格納される箱パレットPの扱いについて説明する。 (1)箱パレットの搬入 冷蔵庫1に対しての魚介類等の冷凍品を収納した箱パレ
ットPの搬入は、このものを積載した冷凍車(トラッ
ク)が積み下ろし場25に進入して行われる。作業者は
ここで箱パレットPを冷凍車から下ろし、順次コンベヤ
24に載せて前室20を経由して副保管部8に送り込
む。
【0027】副保管部8内に至った箱パレットPには、
垂直レール71及び水平レール72に沿って移動するリ
フト73がアクセスし、このリフト73におけるライブ
ローラ74が上昇し、これを駆動することで箱パレット
Pを受け入れた後、ライブローラ74を下降させアング
ル75によって保持する。そして順次空いているセル6
0へアクセスし、ここでライブローラ74が上昇し、ラ
イブローラ74を駆動することで箱パレットPを送り出
すものであり、セル60側においてもライブローラ62
を駆動することで箱パレットPを受け入れる。因みに本
実施の形態におけるセル60は140カ所あるので、数
台分の冷凍車から持ち込まれる箱パレットPを副保管部
8内に格納しておくことができる。
【0028】箱パレットPは、このようにして副保管部
8への一時的な格納がなされた後、主保管部5へ移送、
格納されるものであり、ラック6におけるセル60に格
納された箱パレットPは、リフト73によりラック6の
上部に移送される。因みにこの位置は、適宜保管期間や
搬出時の段取りを考慮した上で選択した、案内枠3の列
に対応した位置とする。
【0029】このような搬入作業時においては、図6
(a)に示すように副保管部8の上方空間を走行架台1
2の始発位置として、すべての列の走行架台12を、こ
の始発位置に待機させることで、クレーン装置10と、
リフト装置7との間の箱パレットPの受け渡しを、リフ
ト装置7を遊ばせることなく、連続的に行うことが可能
となるものである。
【0030】次いで巻上機13がチャッキング装置14
を下降させ、このチャッキング装置14が箱パレットP
に当接するとともに箱パレットPと係合する。続いてチ
ャッキング装置14を上昇させ、箱パレットPを保持し
た走行架台12を、移動空間3B内で連方向に移動させ
て、箱パレットPの格納予定個所の上方に位置させる。
またこのような操作は、連続的に行うことができるもの
であり、クレーン装置10に箱パレットPを受け渡した
リフト73は、直ちにセル60より他の箱パレットPを
受け取るとともに、別のクレーン装置10に箱パレット
Pを受け渡す。
【0031】そして、巻上機13は箱パレットPの格納
予定個所の上方に位置すると、箱パレットPを下降させ
て格納空間3A内に位置させ、チャッキング装置14に
よる係合を解除することで箱パレットPを案内枠3に格
納するものである。このとき必要であればあらかじめ他
の箱パレットPを避けてスペースを確保しておく。上述
した一連の操作を繰り返すことで、ラック6に一時的に
格納された箱パレットPを順次、案内枠3内に格納して
ゆくものである。
【0032】(2)箱パレットの搬出 冷蔵庫1から箱パレットPを持ち出す作業は、主に冷凍
車(トラック)が積み下ろし場25に進入し、ここで待
機した状態で行われる。まず、クレーン装置10におけ
る走行架台12が移動空間3B内を移動し、格納空間3
A内に位置した搬出予定の箱パレットPの上方に達す
る。
【0033】次いで巻上機13がチャッキング装置14
を下降させると、このチャッキング装置14は所望の箱
パレットPに当接しこれと係合する。続いてチャッキン
グ装置14を上昇させ、箱パレットPを案内枠3の上方
に吊り下げ状態にし、ここから走行架台12が移動空間
3B内を移動し、やがて箱パレットPはラック6の上方
に達する。
【0034】ここまでのクレーン装置10の一連の動作
は、各列毎に同時に行うことができるものであり、図6
(b)に示すように箱パレットPを吊持した複数の走行
架台12を副保管部8の上方空間に待機させることで、
後述するクレーン装置10と、リフト装置7との間の箱
パレットPの受け渡しを、リフト装置7を遊ばせること
なく、連続的に行うことが可能となるものである。
【0035】次いで搬出予定の箱パレットPを掴持した
チャッキング装置14を下降させ、箱パレットPをリフ
ト73のアングル75に載置した状態でチャッキング装
置14による係合を解除し、チャッキング装置14を上
昇させた後、副保管部8の上方に位置する走行架台12
は、次の箱パレットPを掴持するために、主保管部5内
に移動する。
【0036】箱パレットPを搭載したリフト73は、垂
直レール71及び水平レール72に沿って移動して適宜
のセル60にアクセスし、ここでリフト73におけるラ
イブローラ74が上昇し、これを駆動することで箱パレ
ットPを送り出すものであり、セル60側においてもラ
イブローラ62を駆動することで箱パレットPを受け入
れる。
【0037】引き続いてリフト73は、副保管部8の上
方空間に待機している別のクレーン装置10から、箱パ
レットPを受け取り、このものをセル60に格納する。
このような操作を繰り返し、搬出予定の箱パレットPを
順次、セル60に一時的に格納しておく。
【0038】上述した箱パレットPの主保管部5から副
保管部8への移送は、一例として出庫(搬出)予定日の
前日に行うことで次の日の出庫作業を最も迅速に効率よ
く行えるものであり、特に夜間等、出庫作業が行われず
更に搬入作業も行われないような空き時間を利用するこ
とが好ましい。もちろんこのような操作は、従業員の不
在時にも行えるよう、オートメーションにより行うこと
が好ましい。
【0039】次いで冷凍車が積み下ろし場25に進入し
た時点で、副保管部8内の箱パレットPには垂直レール
71及び水平レール72に沿って移動するリフト73が
アクセスする。リフト73はセル60から箱パレットP
を受け取った後、コンベヤ24へアクセスし、箱パレッ
トPをコンベヤ24に送り出す。箱パレットPはコンベ
ヤ24により前室20を経由して搬入出部22から積み
下ろし場25に送り出される。以降、冷凍車に積み込む
予定の箱パレットPを連続的に積み下ろし場25に送り
出し、一連の作業を停滞することなく、冷凍車への積み
込みを行う。
【0040】本発明の適用された冷蔵庫1は、前記した
搬入搬出の操作のほか、箱パレットPの配置換えも迅速
に行うことができ、この場合、前記したようなクレーン
装置10及びリフト装置7の操作により、副保管部8
を、配置換えを行いたい目的の箱パレットPの上方に位
置する箱パレットPの仮置場等として用いる。
【0041】(3)除霜作業 ところで冷蔵庫1における冷却管91には、時間ととも
に霜が付着するため、これを除去するために年数回程度
の除霜作業を行う。具体的には走行架台12に搭載した
デフロスタ15から、その上方に位置する冷却管91に
向けて送風を行いながら、走行架台12をレール11全
域にわたって走行させることで容易に行うことができる
ものである。因みに除霜作業が年数回程度と少なくて済
むのは、前述のように本実施の形態における冷蔵庫1に
おいては、冷却管91に付着する霜はわずかであり、且
つ水分の少ないサラサラとした霜となるためである。
【0042】
【他の実施の形態】上記した実施の形態のほかに、本発
明の技術的思想に基づいて、更に以下に示すような実施
の形態も採ることができる。まず主保管部5及び副保管
部8のレイアウトとしては、図7に示すように主保管部
5の両脇に副保管部8を配したり、主保管部5の片側に
のみ副保管部8を配する等、適宜選択し得るものであ
る。
【0043】また上記各実施の形態は本発明の貨物搬送
装置を冷蔵庫1に適用したものであったが、要は箱パレ
ットPに収容された物品を多段保管し、任意の箱パレッ
トPを取り出す必要があるような倉庫であれば、恒温高
湿庫等様々な形態を採ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、容量が大きく、更に搬入、搬出等の作業を
効率的に行うことができる倉庫型冷蔵庫を、低コストで
建造することのできる、新規な倉庫型冷蔵庫における貨
物搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される冷蔵庫の内部を示す正面図
である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上主保管部を示す縦断側面図である。
【図4】同上副保管部を示す縦断側面図である。
【図5】リフト装置を示す平面図並びに正面図である。
【図6】搬入出時におけるクレーン装置及びリフト装置
の動作を骨格的に示す説明図である。
【図7】主保管部及び副保管部のレイアウトの他の実施
の形態を示す骨格的平面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 建屋 2A 補助冷却空間 3 案内枠 3A 格納空間 3B 移動空間 3C 保管品冷却空間 5 主保管部 5a 隔壁 6 ラック 7 リフト装置 8 副保管部 9 冷却機構 10 クレーン装置 11 レール 12 走行架台 13 巻上機 14 チャッキング装置 15 デフロスタ 20 前室 21 開口部 22 搬入出部 23 カーテン 24 コンベヤ 25 積み下ろし場 30 柱 31 水平材 32 筋交い 33 梁 60 セル 61 フレーム 62 ライブローラ 71 垂直レール 72 水平レール 73 リフト 74 ライブローラ 75 アングル 91 冷却管 H 断熱材 P 箱パレット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫内に案内枠を設けて貨物の多段保管
    を行うとともに前記案内枠によって支承したクレーン装
    置によって貨物の入出庫、移動等を行う倉庫型冷蔵庫に
    おいて、前記案内枠は、柱の上部に強度メンバーを構成
    するようにして梁を具え、この梁に対して、案内枠の列
    毎に、連方向に延びるレールを支持するともに、個々の
    レールに対して巻上機を搭載した走行架台を具えて成る
    クレーン装置を走行させるようにしたことを特徴とする
    倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記倉庫内は、主保管部と、副保管部と
    に区画されて成るものであり、前記レールは、主保管部
    内において格納空間の上方で連方向全域にわたるととも
    に、副保管部の上方に至ることを特徴とする請求項1記
    載の倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記梁は、連方向に連なる柱毎にそれぞ
    れ具えられたことを特徴とする請求項1または2記載の
    倉庫型冷蔵庫における貨物搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記走行架台には、デフロスタを具えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の倉庫型冷
    蔵庫における貨物搬送装置。
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