JP2001002291A - 巻取り装置 - Google Patents

巻取り装置

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JP2001002291A
JP2001002291A JP11178201A JP17820199A JP2001002291A JP 2001002291 A JP2001002291 A JP 2001002291A JP 11178201 A JP11178201 A JP 11178201A JP 17820199 A JP17820199 A JP 17820199A JP 2001002291 A JP2001002291 A JP 2001002291A
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winding
wound
belt
core
winding core
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JP11178201A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Sekito
満 脊戸
Kenei Nakajima
賢英 中島
Ichiro Morita
一郎 森田
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被巻取り材を巻取り芯の外周に対して十分な
押当て範囲で確実に押し当てることができて、被巻取り
材の巻取り始め部にずれが生じるのを防止することがで
き、被巻取り材を巻取り芯の外周面に沿って正確に巻き
取ることができる巻取り装置を提供する。 【解決手段】 巻取り芯13を回転させて、その巻取り
芯13の外周に被巻取り材56を巻き取るとともに、押
当て機構24により被巻取り材56を巻取り芯13の外
周に対して押し当てる。押当て機構24には、一対の支
持ローラ32と、両支持ローラ32間に被巻取り材56
の巻取り方向へ周回可能に掛け渡されたベルト33とを
設ける。両支持ローラ32を被巻取り材56の巻始め部
の前後に配置して、ベルト33の一側走行部により被巻
取り材56を巻取り芯13の外周に面接触にて押し当て
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電池用電
極等の帯状をなす被巻取り材を、巻取り芯の外周に巻き
取り、渦巻状の電極巻回体を製作する場合に使用される
巻取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の巻取り装置としては、例
えば図10及び図11に示すような構成のものが知られ
ている。すなわち、図10に示す巻取り装置では、巻取
り芯50が丸棒状に形成され、この巻取り芯50が回転
されながら、被巻取り材51が巻き取られるようになっ
ている。また、電池用の電極巻回体としては図11に示
す様に正極52と負極53及び、それら両者の接触を防
止し絶縁を図る為、内側セパレータ54と外側セパレー
タ55を介して、合計4枚の被巻取り材56が巻き取ら
れる様になっている。
【0003】そこで、図8に示す様に巻芯50の2ヵ所
に4枚の被巻取り材56が供給され巻き取られる時、巻
き取りの状態を密にし、安定に巻き取りが行なわれる様
巻取り芯50の外周には一対の押当手段としての押当ロ
ーラ44が接触回転可能な状態でバネ等の力により圧接
され、これら押当ローラ44により正極52、負極5
3、内側及び外側セパレータ54、55の被巻取り材5
6が巻取り芯50の外周に押当てられる様になってい
る。又、他の用途の電池形状として電極巻回体を楕円状
に形成する場合があるが、この場合丸棒状とは違って図
9に示す様に巻取り芯50Bは平板上に形成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来の巻取り装置においては、押当て手段が押当てローラ
44により構成されているので、巻き取り作業中被巻取
り材56が最初に巻取り芯50に巻回された被巻取り材
に接触する所(以後巻取り始め部と称する。図8では4
2,図9では43)では、各々の被巻取り材56が巻取
り芯50,50Bの外周に対してほぼ線接触にて押し当
てられることになる。このため、巻取り芯50,50B
に対する被巻取り材56の押当て範囲が不十分で、被巻
取り材56が巻取り始め部でずれが生じやすく、被巻取
り材56を巻取り芯50,50Bの外周面に沿って正確
に巻き取ることができないという問題があった。
【0005】特に、図9に示す従来構成のように、巻取
り芯50Bが平板状等に形成されている場合には、巻取
り芯50Bの外周に対する被巻取り材56の巻取り始め
部43の位置が巻芯の半回転毎に半径方向に変化するた
め、押当てローラ44による巻芯50,50Bへの押当
て力に変動が生じやすい。よって、被巻取り材56が巻
取り始め部で一層ずれが生じやすくなって、被巻取り材
56を均一に巻き取ることができないという問題が顕著
に現れた。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、被巻取り材を巻取り芯の外周に対して十
分な押当て範囲で確実に押し当てることができ、特に巻
取り芯が平板状の場合、被巻取り材が巻取り始め部でず
れが生じるのを防止することができ、被巻取り材を巻取
り芯の外周面に沿って正確に巻き取ることができる巻取
り装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、押当て手段として、
被巻取り材の巻取り方向に周回可能なベルトを用いたも
のである。
【0008】従って、ベルトにより被巻取り材を巻取り
芯の外周に対して、面接触にて十分な押当て範囲で確実
に押し当てることができて、被巻取り材が巻取り始め部
でずれが生じるのを防止することができる。よって、被
巻取り材を巻取り芯の外周面に沿って正確に巻き取るこ
とができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の巻取り装置において、前記押当て手段は、巻取り芯
の回転軸線と平行な軸線上において回転可能な一対の支
持ローラを備え、前記ベルトは、それらの支持ローラ間
に掛け渡されるとともに、両支持ローラを被巻取り材の
巻取り始め部の前後にそれぞれ配置したものである。
【0010】従って、ベルトの支持構成が簡単であると
ともに、両支持ローラ間におけるベルトの一側走行部に
より、被巻取り材を巻取り始め部で巻取り芯の外周に確
実に押し当てることができて、その巻取り始め部でずれ
が生じるのを一層確実に防止することができる。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の巻取り装置において、前記ベルトは
巻取り芯の外周に対して、被巻取り材の供給側ほど強い
押当て力で押し当てるようにしたものである。
【0012】従って、被巻取り材をその供給側ほど強い
押当て力で押し当てながら、巻取り芯の外周に巻き取る
ことができて、被巻取り材が巻取り始め部でずれが生じ
るのを一層確実に防止することができる。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項2また
は請求項3に記載の巻取り装置において、前記両支持ロ
ーラ間にアイドルローラを設け、ベルトの巻取り芯とは
反対側の走行部をアイドルローラに周回支持したもので
ある。
【0014】従って、アイドルローラによりベルトを常
に緊張状態に保つことができて、被巻取り材を巻取り芯
の外周に対して、一層確実に押し当て保持することがで
きる。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の巻取り装置において、前記アイドルローラにはクラ
ウンを設けたものである。従って、アイドルローラの外
周のクラウンにより、ベルトに蛇行回転が生じるのを防
止することができて、被巻取り材を常に一定の押当て力
で押当て保持することができる。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の巻取り装置において、前記クラウンをアイドルロー
ラの軸線方向に沿って複数設けたものである。従って、
ベルトをアイドルローラの軸線方向へ複数に分割して細
幅に形成しても、そのベルトに蛇行回転が生じるのを一
層確実に防止することができる。
【0017】請求項7に記載の発明では、請求項5また
は請求項6に記載の巻取り装置において、前記クラウン
の両端部に環状突部を設けたものである。従って、クラ
ウンと環状突部との協働作用により、ベルトに蛇行回転
が生じるのを一層確実に防止することができる。
【0018】請求項8に記載の発明では、請求項1〜請
求項7のいずれか一項に記載の巻取り装置において、前
記ベルトを摩擦係数の大きな弾性材により構成したもの
である。
【0019】従って、ベルトと被巻取り材との間でスリ
ップが生じるのを防止することができるとともに、巻取
り芯が平板状等の特殊形状であっても、ベルトの弾性変
形により、被巻取り材を巻取り芯の外周に確実に押し当
てることができる。
【0020】請求項9に記載の発明では、請求項1〜請
求項8のいずれか一項に記載の巻取り装置において、前
記ベルトを巻取り芯に対して接近・離隔可能にするとと
もに、接近方向に付勢する付勢手段を設けたものであ
る。
【0021】従って、巻取り芯に対する被巻取り材の巻
取り開始時及び巻取り終了時に、ベルトを巻取り芯から
離隔した位置に移動配置させた状態で、巻取り始め部に
対する巻取り芯の脱着作業等を容易に行うことができ
る。また、ベルトを巻取り芯に接近した位置に移動配置
させた状態で、付勢手段の付勢力により、被巻取り材を
巻取り芯の外周に対して確実に押し当てることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、この
発明の第1の実施形態を、図1〜図5に基づいて説明す
る。
【0023】図1に示す様に上側からは負極53が、下
側からは正極52が、左右の両側からは前記セパレータ
54,55が中央部に供給され、平板状の巻取り芯13
に巻き取られる配置となっている。
【0024】図2は装置の上方より見た図であるが、こ
こに示す様に、巻取り装置のフレーム11には一対の支
軸12が回転可能に対向配置され、それらの先端には保
持溝12aが形成されている。支軸12の保持溝12a
間には平板状の巻取り芯13が着脱可能に装着され、支
軸12の回転により、図1の時計方向に回転されるよう
になっている。
【0025】前記巻取り芯13の外側には一対の第1変
位ローラ14が支持レバー15を介して回動変位可能に
配設されるとともに、一対の第1ガイドローラ16が回
転可能に配設されている。そして、巻取り芯13の回転
に伴い、エアシリンダ17により各第1変位ローラ14
が追従して回動変位されながら、各第1ガイドローラ1
6及び第1変位ローラ14を介してセパレータ55,5
4が巻取り芯13の外周の2か所で供給されて巻き取ら
れる。
【0026】前記各第1変位ローラ14及び第1ガイド
ローラ16に対応して、巻取り芯13の外側には一対の
第2変位ローラ19が支持枠20を介して移動変位可能
に配設されるとともに、一対の第2ガイドローラ21が
回転可能に配設されている。そして、巻取り芯13の回
転に伴い、エアシリンダ22により各第2変位ローラ1
9が追従して移動変位されながら、各第2ガイドローラ
21及び第2変位ローラ19を介して巻取り芯13の外
周の2か所に、図1の左上側からは負極53が右下側か
らは正極52が供給されて、前記セパレータ54,55
と重合した状態で巻き取られる。
【0027】前記巻取り芯13の外側には、一対の押当
て手段としての押当て機構24が配設されている。そし
て、巻取り芯13の回転に伴い、各被巻取り材56が巻
取り芯13の外周に巻き取られる際に、これらの押当て
機構24によって、被巻取り材56が巻取り芯13の外
周に押し当てられるようになっている。
【0028】そこで、これらの押当て機構24の構成に
ついて詳細に説明する。図1及び図2に示すように、フ
レーム11には回動軸25が取付枠26を介して、巻取
り芯13の回転軸線と平行な軸線上において回転可能に
支持され、この回動軸25上には一対の支持アーム27
が回動軸25の軸線方向へ移動調整可能に取り付けられ
ている。各支持アーム27には取付アーム28が調整ネ
ジ29を介して伸縮方向へのスライド調整可能に連結さ
れ、固定ネジ30により所定の調整位置に固定できるよ
うになっている。
【0029】図1〜図3に示すように、前記両取付アー
ム28の先端部間には押当て枠31が取り付けられ、そ
の両側板31a間には一対の支持ローラ32が巻取り芯
13の回転軸線と平行な軸線上において回転可能に支持
されている。両支持ローラ32間にはゴム等の摩擦係数
の大きな弾性材よりなる複数本のベルト33が、被巻取
り材56の巻取り方向へ周回可能に掛け渡されている。
そして、図3に示す様に巻取り芯13が水平になった状
態で両支持ローラ32が巻取り芯13の前後にそれぞれ
配置された状態で、ベルト33の一側走行部が被巻取り
材56(図3では53,55)の巻取り始め部に圧接さ
れるようになっている。尚、図3では上側の押当機構2
4のみを記してある。
【0030】図1、図3及び図4に示すように、前記両
支持ローラ32間において押当て枠31の両側板31a
間にはアイドルローラ34が、両側板31aの長孔31
b内で移動可能な軸受35を介して移動調整可能及び回
転可能に支持されている。そして、このアイドルローラ
34には各ベルト33の巻取り芯13と反対側の他側走
行部が周回支持されて、ベルト33に対して調整ボルト
36によりアイドルローラ34を介して調整された所定
の緊張力が付与されるようになっている。
【0031】前記アイドルローラ34の外周面には複数
のクラウン34aが軸線方向に沿って形成され、それら
のクラウン34aの両端部には環状突部34bが形成さ
れている。そして、各ベルト33が環状突部34b間に
おいてクラウン34a上に周回支持され、クラウン34
aと環状突部34bとの協働作用によって、各ベルト3
3の軸線方向への位置ずれが防止され、その位置ずれに
伴う蛇行回転が防止されるようになっている。
【0032】図1及び図2に示すように、前記各回動軸
25に対応して、フレーム11には付勢手段としてのエ
アシリンダ37がそれぞれ回動可能に取り付けられ、そ
れらのピストンロッド37aが連結アーム38を介して
各回動軸25に連結されている。そして、このエアシリ
ンダ37により回動軸25が回動されて、押当機構24
が巻取り芯13に対する接近位置と離隔位置とに移動配
置されるとともに、接近位置においてベルト33に対し
て接近方向への押圧力が付与されるようになっている。
【0033】また、前記押当機構24が巻取り芯13に
対する接近位置に移動配置された状態で、巻取り芯13
の外周に対して、被巻取り材56(図3では53,5
5)の供給側ほど強い押当て力で押し当てられるように
なっている。すなわち、図3に示すように、巻取り芯1
3が水平位置に回転された状態では、被巻取り材56の
供給側に位置する支持ローラ32(左側のローラ)の部
分においてベルト33が巻取り芯13の外面に接触する
とともに、他方の支持ローラ32側(右側のローラ)に
向かってベルト33が巻取り芯13の外面から徐々に離
間するように支持ローラ33を配置している。
【0034】次に、前記のように構成された巻取り装置
の動作を説明する。さて、この巻取り装置において、巻
取り芯13に被巻取り材56を巻き取る場合には、先ず
各エアシリンダ37の引き込み動作により、回動軸25
が時計方向に回動され、図1に鎖線で示すように、押当
機構24が巻取り芯13に対する外側の離隔位置に移動
配置される。この状態で、両巻取り体12の保持溝12
a間に空の巻取り芯13が取り付けられる。
【0035】その後、正極52、負極53、セパレータ
54,55の被巻取り材56の始端部が巻取り芯13の
外周の2か所に導かれ、接着テープ等により固定され
る。そして、各エアシリンダ37の突出動作により、回
動軸25が反時計方向に回動され、図1に実線で示すよ
うに、押当機構24が巻取り芯13に対する内側の接近
位置に移動配置されて、被巻取り材56が巻取り芯13
の外周に押し当てられる。
【0036】この状態で、図示しないモータにより支軸
12が回転されると、巻取り芯13が図1の時計方向に
回転されて、被巻取り材56が巻取り芯13の外周に巻
き取られる。この被巻取り材56の巻取り時には、押当
機構24のベルト33が被巻取り材56の巻取り方向に
周回されながら、被巻取り材56が巻取り始め部で巻取
り芯13の外周に対して、十分な押当て範囲で面接触に
て押し当てられている。
【0037】このため、平板状の巻取り芯13が図1に
示す水平位置と図5に示す垂直位置とに順に回転配置さ
れて、巻取り芯13に対するベルト33の押当て位置が
半径方向に変化しても、ベルト33が被巻取り材56上
から浮き上がることなく圧接状態に維持される。よっ
て、両被巻取り材56は巻取り始め部において位置ずれ
を生じることなく、巻取り芯13の外周に順次均一に巻
き取られる。
【0038】そして、巻取り芯13上に被巻取り材56
が所定量巻き取られたときには、巻取り芯13の回転が
停止される。その後、各エアシリンダ37の引き込み動
作により、回動軸25が時計方向に回動され、図1に鎖
線で示すように、押当機構24が巻取り芯13に対する
外側の離隔位置に移動配置される。この状態で、満巻の
巻取り芯13が支軸12の保持溝12a間から取り外さ
れ、巻き取られた状態の被巻取り材56が巻取り芯13
から外される。
【0039】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態の巻取り装置においては、巻取り芯1
3を回転させて、その巻取り芯13の外周に被巻取り材
56を巻き取るとともに、押当て機構24により被巻取
り材56を巻取り芯13の外周に対して押し当てるよう
になっている。そして、この押当て機構24として、被
巻取り材56の巻取り方向に周回可能なベルト33が用
いられている。
【0040】このため、ベルト33により被巻取り材5
6を巻取り芯13の外周に対して、十分に広い押当て範
囲で確実に押し当てることができて、被巻取り材56が
巻取り始め部でずれが生じるのを防止することができ
る。よって、被巻取り材56を巻取り芯13の外周面に
沿って均一に巻き取ることができる。
【0041】・ この実施形態の巻取り装置において
は、押当て機構24に巻取り芯13の回転軸線と平行な
軸線上において回転可能な一対の支持ローラ32が装備
され、ベルト33がそれらの支持ローラ32間に掛け渡
されている。そして、両支持ローラ32が被巻取り材5
6の巻取り始め部の前後にそれぞれ配置されるようにな
っている。このため、ベルト33の支持構成が簡単であ
るとともに、両支持ローラ32間におけるベルト33の
一側走行部により、被巻取り材56を巻取り始め部で巻
取り芯13の外周に確実に押し当てることができて、そ
の巻取り始め部でずれが生じるのを一層確実に防止する
ことができる。
【0042】・ この実施形態の巻取り装置において
は、ベルト33が巻取り芯13の外周に対して、被巻取
り材56の供給側ほど強い押当て力で押し当てられるよ
うになっている。このため、被巻取り材56をその供給
側ほど強い押当て力で押し当てながら、巻取り芯13の
外周に巻き取ることができて、被巻取り材56が巻取り
始め部でずれが生じるのを一層確実に防止することがで
きる。
【0043】・ この実施形態の巻取り装置において
は、両支持ローラ32間にアイドルローラ34が配設さ
れ、このアイドルローラ34にベルト33の巻取り芯1
3とは反対側の走行部が周回支持されている。このた
め、アイドルローラ34によりベルト33を常に緊張状
態に保つことができて、被巻取り材56を巻取り芯13
の外周に対して、一層確実に押し当て保持することがで
きる。
【0044】・ この実施形態の巻取り装置において
は、アイドルローラ34の外周にクラウン34aを形成
されている。このため、アイドルローラ34上のクラウ
ン34aにより、ベルト33に蛇行回転が生じるのを防
止することができて、被巻取り材56を常に一定の押当
て力で押当て保持することができる。
【0045】・ この実施形態の巻取り装置において
は、クラウン34aがアイドルローラ34の外周に、そ
の軸線方向に沿って複数形成されている。このため、ベ
ルト33をアイドルローラ34の軸線方向へ複数に分割
して細幅に形成しても、そのベルト33に蛇行回転が生
じるのを一層確実に防止することができる。ちなみに、
ベルト33を細幅にすれば、支持ローラ32,アイドル
ローラ34間に対するベルトの装着や、ベルト交換が容
易になる。
【0046】・ この実施形態の巻取り装置において
は、クラウン34aの両端部に環状突部34bが形成さ
れている。このため、クラウン34aと環状突部34b
との協働作用により、ベルト33に蛇行回転が生じるの
を一層確実に防止することができる。
【0047】・ この実施形態の巻取り装置において
は、ベルト33が摩擦係数の大きな弾性材により構成さ
れている。このため、ベルト33と被巻取り材56との
間でスリップが生じるのを防止することができるととも
に、巻取り芯13が平板状等の特殊形状であっても、ベ
ルト33の弾性変形により、被巻取り材56を巻取り芯
13の外周に確実に押し当てることができる。
【0048】・ この実施形態の巻取り装置において
は、押当機構24のベルト33が巻取り芯13に対して
接近・離隔可能に対向配置されるとともに、接近方向に
付勢するためのエアシリンダ37が設けられている。こ
のため、巻取り芯13に対する被巻取り材56の巻取り
開始時及び巻取り終了時に、ベルト33を巻取り芯13
から離隔した位置に移動配置させた状態で、巻取り始め
部に対する巻取り芯13の脱着作業等を容易に行うこと
ができる。また、ベルト33を巻取り芯13に接近した
位置に移動配置させた状態で、エアシリンダ37の付勢
力により、被巻取り材56を巻取り芯13の外周に対し
て確実に押し当てることができる。
【0049】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0050】さて、この第2の実施形態においては、図
6に示すように、巻取り芯13Aが2つの平板状部材1
3aをスライド可能に重合して構成され、その外周に被
巻取り材56が巻き取られるようになっている。これら
の平板状部材13aの矢印方向へスライドにより、所要
の巻取り幅に応じて巻取り芯13Aの幅Lが調整される
とともに、被巻取り材56の巻取り終了時には、巻取り
芯13Aの幅が小さくされて被巻取り材23を容易に取
り外すことができる。そして、前記第1の実施形態と同
様に、押当て機構24のベルト33により、被巻取り材
56が巻取り始め部で凹凸のある巻取り芯13Aの外周
に対して面接触にて押し当てられるようになっている。
【0051】従って、この第2の実施形態のように、外
周に凹凸面が存在する複雑な形状の巻取り芯13Aであ
っても、被巻取り材56を巻取り芯13Aの外周に対し
て位置ずれを生じることなく、十分な押当て力で確実に
押し当てることができる。よって、被巻取り材56を巻
取り芯13Aの外周面に沿って正確に巻き取ることがで
きる。
【0052】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0053】さて、この第3の実施形態においては、図
7に示すように、巻取り芯13Bが丸棒状に形成され、
その外周に被巻取り材56が巻き取られるようになって
いる。そして、前記第1の実施形態と同様に、押当て機
構24のベルト33により、被巻取り材56が巻取り始
め部で巻取り芯13Bの外周に対して面接触にて押し当
てられるようになっている。
【0054】従って、この第3の実施形態のように、外
周が曲面状に形成された巻取り芯13Bであっても、被
巻取り材56を巻取り芯13Bの外周に対して位置ずれ
を生じることなく、十分な押当て力で確実に押し当てる
ことができる。よって、前記第1及び第2の実施形態の
場合と同様に、被巻取り材56を巻取り芯13Bの外周
面に沿って正確に巻き取ることができる。
【0055】(変形例)なお、この実施形態は、次のよ
うに変更して具体化することも可能である。 ・ 前記各実施形態において、巻取り芯13,13A,
13Bの外周の一か所に被巻取り材56を供給巻取りす
るように構成すること。
【0056】・ 前記各実施形態において、巻取り芯1
3,13A,13Bの外周に対して、3か所以上の複数
箇所に被巻取り材56を供給巻取りするように構成する
こと。
【0057】・ 前記各実施形態において、巻取り芯1
3,13A,13Bの外周に、一種類または4種類以上
の複数種の被巻取り材を供給巻取りするように構成する
こと。
【0058】・ 前記第1の実施形態において、巻取り
芯13の形状を、断面三角形以上の多角形の棒状に変更
すること。
【0059】
【発明の効果】以上実施形態で例示したように、この発
明は以下の効果を発揮する。請求項1においては、押当
て手段として、被巻取り材の巻取り方向に周回可能なベ
ルトを用いたことにより、十分な押当て範囲で確実に押
し当てることができて、被巻取り材が巻取り始め部でず
れが生じるのを防止することができる。
【0060】請求項2においては、ベルトを支持ローラ
間に掛け渡すとともに、両支持ローラを被巻取り材の巻
取り始め部の前後にそれぞれ配置したことにより、両支
持ローラ間におけるベルトの一側走行部により、被巻取
り材の巻取り始め部を巻取り芯の外周に確実に押し当て
ることができて、その巻取り始め部でずれが生じるのを
一層確実に防止することができる。
【0061】請求項3においては、ベルトが巻取り芯の
外周に対して、被巻取り材の供給側ほど強い押当て力で
押し当てるようにしたことにより、被巻取り材の巻取り
始め部でずれが生じるのを一層確実に防止することがで
きる。
【0062】請求項4においては、両支持ローラ間にア
イドルローラを設け、ベルトの巻取り芯とは反対側の走
行部をアイドルローラに周回支持したことにより、アイ
ドルローラによりベルトを常に緊張状態に保つことがで
きて、被巻取り材を巻取り芯の外周に対して、一層確実
に押し当て保持することができる。
【0063】請求項5においては、アイドルローラにク
ラウンを設けたことにより、ベルトに蛇行回転が生じる
のを防止することができて、被巻取り材を常に一定の押
当て力で押当て保持することができる。
【0064】請求項6においては、クラウンをアイドル
ローラの軸線方向に沿って複数設けたことにより、ベル
トを細幅に形成しても、そのベルトに蛇行回転が生じる
のを一層確実に防止することができる。
【0065】請求項7においては、クラウンの両端部に
環状突部を設けたことにより、クラウンと環状突部との
協働作用により、ベルトに蛇行回転が生じるのを一層確
実に防止することができる。
【0066】請求項8においては、ベルトを摩擦係数の
大きな弾性材により構成したことにより、ベルトと被巻
取り材との間でスリップが生じるのを防止することがで
きるとともに、巻取り芯が平板状等の特殊形状であって
も、ベルトの弾性変形により、被巻取り材を巻取り芯の
外周に確実に押し当てることができる。
【0067】請求項9においては、ベルトを巻取り芯に
対する接近方向に付勢する付勢手段を設けたことによ
り、巻取り芯に対する被巻取り材の巻取り開始時及び巻
取り終了時に、ベルトを巻取り芯から離隔した位置に移
動配置させた状態で、巻取り始め部に対する巻取り芯の
脱着作業等を容易に行うことができる。また、ベルトを
巻取り芯に接近した位置に移動配置させた状態で、付勢
手段の付勢力により、被巻取り材を巻取り芯の外周に対
して確実に押し当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の巻取り装置の第1の実施形態を示
す正面図。
【図2】 図1の巻取り装置の一部を拡大して示す部分
平断面図。
【図3】 図1の押当て機構の一部を拡大して示す部分
正面図。
【図4】 押当て機構のアイドルローラを拡大して示す
4−4線の部分破断側面図。
【図5】 図1の巻取り装置の動作状態を示す正面図。
【図6】 この発明の巻取り装置の第2の実施形態を示
す部分断面図。
【図7】 この発明の巻取り装置の第3の実施形態を示
す部分断面図。
【図8】 従来の巻取り装置を示す概略正面図。
【図9】 従来の巻取り装置の異なった構成を示す概略
正面図。
【図10】 従来の巻取り装置による巻取り態様を示す
説明図。
【図11】 従来の巻取り装置による電池電極の巻取り
態様を示す説明図。
【符号の説明】
12…巻取り体、13,13A,13B…巻取り芯、1
8…第1被巻取り材、23…第2被巻取り材、24…押
当て手段としての押当て機構、25…回動軸、31…押
当て枠、32…支持ローラ、33…ベルト、34…アイ
ドルローラ、34a…クラウン、34b…環状突部、3
6…調整ボルト、37…付勢手段としてのエアシリン
ダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 一郎 富山県東砺波郡福野町100番地 株式会社 日平トヤマ富山工場内 Fターム(参考) 3F055 AA10 BA18 BA25 DA20 DA21 EA04 EA08 EA11 EA13 EA17 FA05 FA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取り芯を回転させて、その巻取り芯の
    外周に被巻取り材を巻き取るとともに、被巻取り材を巻
    取り芯の外周に対して押し当てるための押当て手段を設
    けた巻取り装置において、 前記押当て手段として、被巻取り材の巻取り方向に周回
    可能なベルトを用いた巻取り装置。
  2. 【請求項2】 前記押当て手段は、巻取り芯の回転軸線
    と平行な軸線上において回転可能な一対の支持ローラを
    備え、前記ベルトは、それらの支持ローラ間に掛け渡さ
    れるとともに、両支持ローラを被巻取り材の巻取り始め
    部の前後にそれぞれ配置した請求項1に記載の巻取り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ベルトは巻取り芯の外周に対して、
    被巻取り材の供給側ほど強い押当て力で押し当てるよう
    にした請求項1または請求項2に記載の巻取り装置。
  4. 【請求項4】 前記両支持ローラ間にアイドルローラを
    設け、ベルトの巻取り芯とは反対側の走行部をアイドル
    ローラに周回支持した請求項2または請求項3に記載の
    巻取り装置。
  5. 【請求項5】 前記アイドルローラにはクラウンを設け
    た請求項4に記載の巻取り装置。
  6. 【請求項6】 前記クラウンをアイドルローラの軸線方
    向に沿って複数設けた請求項5に記載の巻取り装置。
  7. 【請求項7】 前記クラウンの両端部に環状突部を設け
    た請求項5または請求項6に記載の巻取り装置。
  8. 【請求項8】 前記ベルトを摩擦係数の大きな弾性材に
    より構成した請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載
    の巻取り装置。
  9. 【請求項9】 前記ベルトを巻取り芯に対して接近・離
    隔可能にするとともに、接近方向に付勢する付勢手段を
    設けた請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の巻取
    り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013065535A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 三洋電機株式会社 渦巻電極体を備えた電池及びその製造方法
KR102104862B1 (ko) * 2018-12-12 2020-04-28 주식회사 케이씨씨 자동 권취 방법 및 자동 권취 장치

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