JP2001002071A - 挟持型アルミニウム製パレット - Google Patents

挟持型アルミニウム製パレット

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JP2001002071A
JP2001002071A JP11175024A JP17502499A JP2001002071A JP 2001002071 A JP2001002071 A JP 2001002071A JP 11175024 A JP11175024 A JP 11175024A JP 17502499 A JP17502499 A JP 17502499A JP 2001002071 A JP2001002071 A JP 2001002071A
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JP
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transformer
upper support
aluminum
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Masamichi Sato
正道 佐藤
Masato Kobayashi
正人 小林
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FUJI KONPO SHIZAI KK
Nippon Light Metal Co Ltd
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FUJI KONPO SHIZAI KK
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数回の使用にも十分耐え、資源保護を推進
することができるようにすることにある。 【解決手段】 変圧器(被搬送物)Aの下側に配置され
るアルミニウム製の下側支持手段1と、変圧器Aの上側
に配置されるアルミニウム製の上側支持手段2と、下側
支持手段1及び上側支持手段2を、変圧器Aを挟んだ状
態に保持するベルト(紐状手段)3とを備え、下側支持
手段1に、ベルト3の位置ずれを防止する取手(係止手
段)4を設けるように構成している。これにより複数回
の使用にも十分耐え、資源保護を推進することができる
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被搬送物を挟持
する挟持型のパレットであって、特に軽量でかつ耐久性
に優れた挟持型アルミニウム製パレットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】挟持型のパレットとしては、被搬送物を
挟持する下側枠及び上側枠を例えば木材で構成した木製
パレットが知られている。この挟持型木製パレットは、
下側枠と上側枠とで被搬送物を挟み、その下側枠及び上
側枠の上から合成樹脂製の帯状テープを巻き付けること
によって、下側枠及び上側枠を被搬送物に固定するよう
になっている。
【0003】ところで、上記挟持型木製パレットにおい
ては、被搬送物を一回搬送すると、下側枠及び上側枠に
種々の破損が生じてしまうため、搬送先で解体されて廃
棄処分にされることになる。また、傷みの少ないものに
ついては再利用することも考えられるが、これらのパレ
ットは通常野積みされることが多いため、木製の下側枠
や上側枠が雨や埃を含んだ状態になって、その染み込ん
だ汚れが被搬送物に付着することにもなりかねない。こ
のため、挟持型木製パレットは、一回限りで廃棄処分に
されてしまうのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記挟持型木
製パレットは、資源保護の観点から好ましいもとはいえ
なかった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、複数回の使用にも十分耐え、資源保護を推進す
ることのできる挟持型アルミニウム製パレットを提供す
ことを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、被搬送物の下側に配置され
るアルミニウム製の下側支持手段と、 上記被搬送物の
上側に配置されるアルミニウム製の上側支持手段と、
上記下側支持手段及び上側支持手段を、被搬送物を挟ん
だ状態に保持する紐状手段とを備えてなり、 上記下側
支持手段及び上側支持手段の少なくとも一方には、上記
紐状手段の位置ずれを防止する係止手段が設けられてい
ることを特徴とする。
【0007】このように構成することにより、被搬送物
の下側及び上側を支持する手段がそれぞれアルミニウム
製の下側支持手段及び上側支持手段によって構成されて
いるので、被搬送物を複数回搬送しても十分耐え得る耐
久性がある。また、下側支持手段及び上側支持手段がア
ルミニウムで構成されているため、例え廃棄処分となっ
たとしても、完全にリサイクルすることができる。従っ
て、資源保護を大いに推進することができる。
【0008】また、下側支持手段及び上側支持手段の少
なくとも一方に、紐状手段の位置ずれを防止する係止手
段が設けられているので、下側支持手段及び上側支持手
段を被搬送物を挟んだ状態に確実に固定することができ
る。即ち、係止手段によって、紐状手段が下側支持手段
や上側支持手段に対して横に滑るのを防止することがで
きるので、下側支持手段及び上側支持手段を被搬送物に
確実に固定することができる。
【0009】一方、被搬送物を搬送先に移動した後は、
下側支持手段及び上側支持手段を被搬送物から外すこと
になる。そして、被搬送物から外した下側支持手段及び
上側支持手段は、上下に重ねて紐状手段で連結すること
により、コンパクトな一つの物体となる。従って、搬送
元へ送り返す際の搬送スペース、や搬送元での保存スペ
ースの縮小化を図ることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、下側支持手段及び上側支持手段の少なくと
も一方には、上側支持手段の上に下側支持手段を重ねた
際に、上側支持手段に対する下側支持手段の相対的なず
れを防止するズレ防止手段が設けられていることを特徴
とする。
【0011】このように構成することにより、下側支持
手段及び上側支持手段によって被搬送物を挟持したもの
を順次重ねても、これらのものを安定的に保持すること
ができる。従って、自動車等により、大量の被搬送物を
安定的に搬送することができる。また、倉庫等に被搬送
物を保存して置くときも、大量のものを安定的に保持し
ておくことができる。
【0012】一方、下側支持手段及び上側支持手段を直
接重ねて紐状手段で固定したものも、安定的に重ねるこ
とができる。従って、挟持型アルミニウム製パレット自
体を搬送したり、保存したりする場合にも、極めて有利
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る挟持型アル
ミニウム製パレット(以下に挟持型アルミパレットと称
する)の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0014】この実施形態で示す挟持型アルミパレット
は、図1に示すように、変圧器(被搬送物)Aの下側に
配置されるアルミニウム製の下側支持手段1と、変圧器
Aの上側に配置されるアルミニウム製の上側支持手段2
と、上記下側支持手段1及び上側支持手段2を、変圧器
Aを挟んだ状態に保持するベルト(紐状手段)3とを備
え、上記下側支持手段1に、ベルト3の位置ずれを防止
する取手(係止手段)4を設けたものである。また、上
側支持手段2には、下側支持手段1を重ねた際に、この
下側支持手段1の相対的なずれを防止するズレ防止手段
5が設けられている。
【0015】以下、上記構成について更に詳細に説明す
る。下側支持手段1は、図1〜図3に示すように、等間
隔に配置された3つの縦材11と、これらの縦材11を
連結し、変圧器Aを下側から支持する横材12とを備え
ている。
【0016】縦材11は、アルミニウムの押出成形材に
よって形成されたものであり、その断面が矩形状の中空
状に形成されている。そして、各縦材11は、その断面
の長辺側を上下方向に向けて平行に設置されている。な
お、縦材11は中空状に限定されず中空状と同等の強度
を有すれば半中空状に形成されているものでもよい。
【0017】横材12は、アルミニウムの押出成形材に
よって扁平状に形成されたものであり、その上面が変圧
器Aを下側から支持する支持面12aになっている。ま
た、横材12には、並列に配置された3つの扁平矩形状
の中空部が長手方向に連続的に形成されている。この横
材12は、各縦材11の上側にあって各縦材11に直交
するように配置され、かつ各縦材11の長手方向の一端
部側及び他端部側にそれぞれろう付や溶接等の固定手段
により接合されている。なお、横材12も縦材11と同
様に半中空状に形成してもよい。
【0018】また、各横材12は、変圧器Aの脚部A1
に対応する位置に配置されている。即ち、変圧器Aの脚
部A1は、同変圧器Aの一方の側に所定の間隔をおいて
2つ設けられていると共に、他方の側にも所定の間隔を
おいて2つ設けられている。そして、一方の横材12
は、変圧器Aの一方の側の2つの脚部A1を支持するよ
うに配置され、他方の横材12は、変圧器Aの他方の側
の2つの脚部A1を支持するように配置されている。な
お、各脚部A1は、変圧器Aの側方にU字状あるいはV
字状に突出するように形成されている。
【0019】更に、各横材12には、変圧器Aの脚部A
1を支持する台座部13、13が設けられている。台座
部13は、アルミニウムの押出成形材によってL字状に
形成されたものであり、その一方の水平壁部13aが横
材12の支持面12aに上記溶接等により固定されてお
り、他方の垂直壁部13bが支持面12aに対して垂直
に立ち上がった状態で連結部材14の端部に上記溶接等
により固定されている。連結部材14は、アルミニウム
の押出成形材によって、断面矩形状の中空状に形成され
たものであり、その各端部に上記垂直壁部13bが溶接
等により固定されている。また、連結部材14自体は、
上記各横材12の互いに対向する内側面に沿う位置に配
置され、その一側面(下面)が横材12の支持面12a
に上記溶接等により固定されている。なお、連結部材1
4も縦材11及び横材12と同様に半中空状に形成して
もよい。
【0020】取手4は、アルミニウムの押出成形材によ
ってコ字状に形成されたものであり、その各端部が各横
材12の外側面12bに上記溶接等により固定されてい
る。また、取手4は、外側面12bの長手方向に所定の
間隔をおいて2つ設けられている。
【0021】上記ベルト3は、その各端部が各取手4に
連結されるようになっている。各ベルト3は、一方の横
材12の取手4から上側支持手段2の上側を回って、他
方の横材12の取手4に連結されており、途中に設けた
バックル31、32によってその長さを調節することに
より、下側支持手段1及び上側支持手段2を変圧器Aに
締め付けて固定したり、この固定状体を解いたりするこ
とが可能になっている。
【0022】一方、上側支持手段2は、図1、図4、図
5に示すように、平行に配置された2つの縦材21と、
これらの縦材21を連結する横材22とを備えている。
【0023】縦材21は、アルミニウムの押出成形材に
よって形成されたものであり、その断面形状、断面寸
法、全長等が上述した下側支持手段1の縦材11とほぼ
同一に形成されている。
【0024】横材22は、アルミニウムの押出成形材に
よって扁平状に形成されたものであり、その断面形状、
断面寸法、全長等が上述した下側支持手段1の横材12
とほぼ同一に形成されている。また、横材22は、各縦
材21の上側にあって各縦材21に直交するように配置
され、かつ各縦材21の長手方向の一方及び他方の端部
側にそれぞれ上記溶接等により接合されている。そし
て、2つ平行に並べた横材22の最外位置の4つの角部
の各頂点P2が描く四角形は、下側支持手段1の最外側
に配置された2つの縦材11の最外位置の4つの角部の
各頂点P1が描く四角形とほぼ同一の大きさになってい
る。
【0025】ただし、上側支持手段2の横材22の上
に、下側支持手段1の縦材11を載置させるため、横材
22側の4つの頂点P2の描く四角形は、縦材11側の
4つの頂点P1が描く四角形より、その各辺を例えば
0.5mm〜2mm程度長く形成することが好ましい。
ただし、2mmを超えて長くすることは、後述するズレ
防止手段5と縦材11との間のがたつきが大きくなるの
で好ましくない。
【0026】ズレ防止手段5は、各横材22の各端部を
連結するように配置されており、各横材22の小口に固
定され、かつ各横材22の上面から所定量(例えば2m
m〜10mm程度)突出するように形成された小口支持
壁5aと、各横材22の外側面22aの小口に隣接する
端部に固定され、かつ各横材22の上面から所定量(例
えば2mm〜10mm程度)突出するように形成された
小口隣接支持壁5bと、各横材22の小口に隣接する下
面に固定された底壁部5cとによって一体に形成されて
いる。
【0027】このズレ防止手段5は、図6に示すよう
に、アルミニウムの平板に、上記小口支持壁5a、小口
隣接支持壁5b、底壁部5cに相当する部分を形成して
おき、鎖線の部分でプレス成形することにより形成され
ている。そして、このズレ防止手段5も、上述した溶接
等により各横材22に固定されている。また、ズレ防止
手段5において、プレス成形した後に、隣接した状態と
なる小口支持壁5aと小口隣接支持壁5bとの合わせ部
については、接合しなくてもよいが、強度の向上を図る
上で上記溶接等により接合することが好ましい。また、
ズレ防止手段5において必ずしも底壁部5cを設ける必
要はなく、小口支持壁5a、小口隣接支持壁5bを形成
するコーナー部のみのアングルであってもズレ止めを行
うことができるが、一体となっている方が強度上有利で
ある。
【0028】また、図5において、6は、各縦材21の
下面に取り付けられた弾性パッドである。この弾性パッ
ド6は、例えばゴムを用いて矩形状に形成されたもので
あり、接着剤等により、縦材21の任意の位置に取り付
けられ、各縦材21が変圧器Aに直接当るのを防止する
ようになっている。なお、弾性パッド6に代えてアルミ
ニウム材を溶接あるいは接着等にて取り付けてもよい。
【0029】上記のように構成された挟持型アルミパレ
ットに、変圧器Aを固定するには、まず変圧器Aの各脚
部A1を下側支持手段1の各台座部13の水平壁部13
a上に載置する。そうすると、各脚部A1は、各台座部
13の垂直壁部13bによって、横材12の長手方向へ
の移動が規制された状態になる。また、変圧器Aは、そ
の側面が連結部材14の側面に対向した状態になり、横
材12の長手方向に直交する方向への移動が規制された
状態になる。この結果、変圧器Aは、下側支持手段1の
上に載置するだけで、この下側支持手段1に対して横へ
のずれが防止された状態になる。
【0030】そこで、変圧器Aの上から上側支持手段2
を載置し、その上からベルト3を巻いて、同ベルト3を
バックル31、32で締める。これにより、変圧器A
は、下側支持手段1及び上側支持手段2に強固に保持さ
れた状態になる。このようにして挟持された変圧器A
は、例えば下側支持手段1の各縦材11の間にフォーク
リフトの爪が挿入可能になるので、このフォークリフト
を用いて、トラック等に積み込むことができる。なお、
下側支持手段1や上側支持手段2によって把持しやすく
なっているので、クレーン等の他の手段や人力によって
トラック等に積み込むこともできる。
【0031】そして、上記挟持型アルミパレットによれ
ば、アルミニウム製の下側支持手段1及び上側支持手段
2で変圧器Aを支持するように構成しているので、変圧
器Aを繰り返し搬送しても十分耐え得ることができる。
即ち、変圧器Aの搬送に何回にもわたって繰り返し使用
することができる。また、下側支持手段1及び上側支持
手段2がアルミニウムで構成されているため、例え廃棄
処分となったとしても、完全にリサイクルすることがで
きる。従って、資源保護を大いに推進することができ
る。
【0032】また、下側支持手段1に、ベルト3の位置
ずれ防止を兼ねると共に、このベルト3の端部を固定す
る取手4を設けているので、下側支持手段1及び上側支
持手段2を変圧器Aに確実に固定することができる。即
ち、ベルト3が下側支持手段1及び上側支持手段2に対
して横にずれるのを防止することができるので、これら
の下側支持手段1及び上側支持手段2を変圧器Aに確実
に固定することができる。
【0033】一方、変圧器Aを搬送先に運送した後は、
ベルト3をバックル31、32を介して緩めることによ
り、下側支持手段1及び上側支持手段2を変圧器Aから
容易に外すことができる。そして、変圧器Aから外され
た下側支持手段1及び上側支持手段2は、上下に重ねて
ベルト3で連結することにより、コンパクトにまとめら
れた一つの物体となるので、搬送元へ送り返す際の搬送
スペース、搬送元での保存スペースが少なくて済むとい
う利点がある。
【0034】そして更に、上側支持手段2には下側支持
手段1の相対的なずれを防止するズレ防止手段5が設け
られているので、変圧器Aを固定した下側支持手段1及
び上側支持手段2を、順次重ねても、これらのものを安
定的に保持することができる。従って、トラック等によ
り、大量の変圧器Aを安定的に搬送することができる。
また、この挟持型アルミパレットを用いることにより、
倉庫等に変圧器Aを保存して置くときも、大量のものを
安定的に保持しておくことができる。
【0035】一方、変圧器Aを固定することなく、下側
支持手段1及び上側支持手段2を直接重ねてベルト3で
固定した状態にしておいたときも、この挟持型アルミパ
レッを順次重ねた状態に安定的に保持することができ
る。従って、挟持型アルミパレット自体を搬送したり、
保存したりしておく場合にも、極めて有利である。
【0036】また、ズレ防止手段5は、各横材22の端
部を連結するようになっているので、上側支持手段2の
強度の向上を図ることもできる。
【0037】更に、各縦材21の下面に弾性パッド6が
設けられているので、各縦材21が当接することによっ
て変圧器Aに傷が付くのを防止することができると共
に、上側支持手段2を変圧器Aに対してずれにくくする
ことができる。また、ベルト3を締め付けた際に、弾性
パッド6が適度に変形するので、ベルト3に適度な張力
を確実に与えることができる。従って、下側支持手段1
及び上側支持手段2を変圧器Aに確実に固定することが
できる。
【0038】なお、上記実施形態においては、下側支持
手段1に3つの縦材11を設けるように構成したが、こ
の縦材11は、更に多く設けるように構成てもよく、ま
た横材12の各端部に1つずつ設ける(合計2つ設け
る)ように構成してもよい。また、上側支持手段2の縦
材21についても3つ以上設けるように構成してもよ
い。
【0039】また、取手4は、下側支持手段1における
横材12の外側面12bに設けるように構成したが、上
側支持手段2における横材22の外側面22aに設けた
り、横材12、22の両外側面12b、22aに設ける
ように構成してもよい。そして、取手4は、被搬送物を
挟んで左右となる位置に少なくとも1つずつ設けること
が好ましい。例えば、横材12について示せば、各横材
12には、上記実施形態で示したように、少なくとも2
つの取手4を設けることが下側支持手段1及び上側支持
手段2を変圧器Aに安定的に固定する上で好ましい。
【0040】更に、ズレ防止手段5は、各横材22を連
結するように設けたが、このズレ防止手段は、小口隣接
支持壁5bに相当するものを、各頂点P2に隣接する外
側面22a側と小口側とにL字状に配置するように構成
したものであってもよい。即ち、ズレ防止手段は、各横
材22で構成される上面の4隅位置に設けたものであっ
てもよい。そして、このように構成したズレ防止手段や
上述したズレ防止手段5は、上側支持手段2に設けるよ
うに構成したが、下側支持手段1に設けるように構成し
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0042】(1)請求項1記載の発明によれば、被搬
送物の下側及び上側を支持する手段がそれぞれアルミニ
ウム製の下側支持手段及び上側支持手段によって構成さ
れているので、被搬送物を複数回搬送しても十分耐え得
る耐久性を得ることができる。また、下側支持手段及び
上側支持手段がアルミニウムで構成されているため、例
え廃棄処分となったとしても、完全にリサイクルするこ
とができる。従って、資源保護を大いに推進することが
できる。
【0043】また、下側支持手段及び上側支持手段の少
なくとも一方に、紐状手段の位置ずれを防止する係止手
段が設けられているので、下側支持手段及び上側支持手
段を被搬送物を挟んだ状態に確実に固定することができ
る。即ち、係止手段によって、紐状手段が下側支持手段
や上側支持手段に対して横に滑るのを防止することがで
きるので、下側支持手段及び上側支持手段を被搬送物に
確実に固定することができる。
【0044】一方、被搬送物を搬送先に移動した後は、
下側支持手段及び上側支持手段を被搬送物から外すこと
になる。そして、被搬送物から外した下側支持手段及び
上側支持手段は、上下に重ねて紐状手段で連結すること
により、コンパクトな一つの物体となる。従って、搬送
元へ送り返す際の搬送スペース、や搬送元での保存スペ
ースの縮小化を図ることができる。
【0045】(2)請求項2記載の発明によれば、下側
支持手段及び上側支持手段によって被搬送物を挟持した
ものを順次重ねても、これらのものを安定的に保持する
ことができる。従って、自動車等により、大量の被搬送
物を安定的に搬送することができる。また、倉庫等に被
搬送物を保存して置くときも、大量のものを安定的に保
持しておくことができる。
【0046】一方、下側支持手段及び上側支持手段を直
接重ねて紐状手段で固定したものも、安定的に重ねるこ
とができる。従って、挟持型アルミパレット自体を搬送
したり、保存したりする場合にも、極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態として示した挟持型アル
ミパレットの斜視図である。
【図2】同挟持型アルミパレットの下側支持手段を示す
平面図である。
【図3】同挟持型アルミパレットの下側支持手段を示す
図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】同挟持型アルミパレットの上側支持手段を示す
平面図である。
【図5】同挟持型アルミパレットの上側支持手段を示す
図であって、(a)は図4のVa−Va線に沿う断面図、
(b)は側面図である。
【図6】同挟持型アルミパレットのズレ防止手段を示す
展開図である。
【符号の説明】
1 下側支持手段 2 上側支持手段 3 ベルト(紐状手段) 4 取手(係止手段) 5 ズレ防止手段 A 変圧器(被搬送物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正人 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 Fターム(参考) 3E063 AA40 BA03 CA03 EE01 FF07 3E067 AB31 AC01 FC05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物の下側に配置されるアルミニウ
    ム製の下側支持手段と、 上記被搬送物の上側に配置されるアルミニウム製の上側
    支持手段と、 上記下側支持手段及び上側支持手段を、被搬送物を挟ん
    だ状態に保持する紐状手段とを備えてなり、 上記下側支持手段及び上側支持手段の少なくとも一方に
    は、上記紐状手段の位置ずれを防止する係止手段が設け
    られていることを特徴とする挟持型アルミニウム製パレ
    ット。
  2. 【請求項2】 下側支持手段及び上側支持手段の少なく
    とも一方には、上側支持手段の上に下側支持手段を重ね
    た際に、上側支持手段に対する下側支持手段の相対的な
    ずれを防止するズレ防止手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の挟持型アルミニウム製パレッ
    ト。
JP11175024A 1999-06-22 1999-06-22 挟持型アルミニウム製パレット Withdrawn JP2001002071A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104828362A (zh) * 2015-04-24 2015-08-12 国家电网公司 一种液压拖车搬运倒立式互感器的专用底座
CN114873030A (zh) * 2022-06-02 2022-08-09 安徽创恒塑业科技有限公司 一种高强度塑料托盘及其工作方法

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