JPH0356516Y2 - - Google Patents

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JPH0356516Y2
JPH0356516Y2 JP1985138547U JP13854785U JPH0356516Y2 JP H0356516 Y2 JPH0356516 Y2 JP H0356516Y2 JP 1985138547 U JP1985138547 U JP 1985138547U JP 13854785 U JP13854785 U JP 13854785U JP H0356516 Y2 JPH0356516 Y2 JP H0356516Y2
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pallet
plate
upper plate
corner
mounting plate
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンテナや商品等を載置して輸送す
るためのパレツトに関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来、輸送用のパレツトとして、強度保有と軽
量化を図る目的で、例えば実公昭45−7491号、実
公昭53−16123号、実公昭58−15297号等に示され
るように、桁材の直交方向に、キーストンプレー
トやデツキプレート等の幅方向断面略波形状の板
材を架け渡して載置部を構成したものがある。
しかし、前記略波形状の板材は、その厚み方向
の耐圧強度や波形の溝方向に対する曲げ強度は充
分であるものの、波形の溝と直交する方向の曲げ
強度が小さいため、上記従来のパレツトのように
略波形状の板材が一方向に配されているだけであ
ると、充分な強度が得られずパレツトに曲がりが
生じる虞がある。
そこで、略波形状の板材を縦横の交差方向に配
してパレツトを構成することとし、さらに、この
種のパレツトとしては、前記板材の一層の強度を
図るとともに、積載荷物を保護する上下に開口し
た側枠を載置したり、あるいはフイルム包装を行
なう場合のフイルムを係止するためのフランジ部
をパレツト四周縁に形成するのが使用上特に望ま
しいので、前記フランジ部を設けることとしたも
のである。しかし、こうした場合、パレツトの四
周の角部においては、フランジ部の端部が突出す
ることになるので、これに使用者の足が当つて怪
我をしたり、商品等が当つて壊れたりする虞があ
つた。
本考案は、略波形状の板材を縦横に交差させて
かつ四周縁にフランジ部を設けた場合の問題点を
解決し、安全で使い易いパレツトを提供しようと
するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、幅方向断面略波形状の上板が配され
た桁材の上に、幅方向断面略波形状に形成された
複数の載置板を、前記桁材と交差する方向に取り
付け、前記上板と載置板との各溝方向を互いに交
差させてなるパレツトであつて、前記桁材の上板
および載置板のパレツト外側縁にそれぞれ略水平
にフランジ部が形成され、このパレツトの四隅の
角部には、ゴムもしくは合成樹脂等からなる弾性
材により形成され、かつ隣接する両フランジ部に
対しこの両者に跨つて被着可能な略L字形の基部
と、その両辺よりそれぞれ内方に向つて突出する
突出部とを有してなるコーナー保護部材が、前記
基部を隣接するフランジ部に被着させるととも
に、前記両突出部を前記上板および載置板の各溝
に嵌入させて装着されてなるものである。
[作用] 本考案のパレツトは、上記のように、幅方向断
面略波形状に形成された上板および載置板を縦横
の交差方向に配して構成しているため、フオーク
を差し込んで持ち上げた場合の曲げ作用を防止で
き、充分な強度を有する。そして、パレツトの外
周に略水平のフランジ部が形成されているので、
上板および載置板をさらに補強する上、このフラ
ンジ部を側枠を載置する場合の受け、あるいはフ
イルム包装を行なう場合のフイルムの引掛かりと
して利用できる。また、パレツトの角部において
は、この部分に装着されたゴムもしくは合成樹脂
等の弾性材よりなるコーナー保護部材が隣接する
両フランジ部に跨つた状態で被着されて前記フラ
ンジ端部の角を覆つているため、使用者の足や商
品等が当つた場合の衝撃を和らげる。また、コー
ナー保護部材は、略L字形の基部が、フランジ部
の端部を挟持し、かつ基部両辺からの各突出部が
上板および載置板の溝に嵌合されているので、
様々な方向に引張られても、各突出部が引掛りと
なつてコーナー保護部材が容易にパレツトの角部
から外れない。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
10は、フオークリフト等による荷役作業に用
いられる本考案に係るパレツトであり、平行に配
された三本の桁材12と、この桁材12と直交す
る方向に架け渡した四本の載置板14とからな
る。
前記桁材12は、第2図に示すように、幅方向
断面略波形状に形成された上板16の下面26に
は、長さ方向の両端部と中央とに、断面略コ字形
の支持板18が取り付けられ、この支持板18の
下端における前記上板16と同方向に、断面略コ
字形の底板20が取り付けられている。結果とし
て、上板16と載置板14とは、それぞれの溝方
向が交差することとなる。また、このパレツト1
0を用いて運搬作業を行う場合には、各桁材12
間における載置板14と直交する方向、あるい
は、各支持板18間における桁材12と直交する
方向に、それぞれフオークが挿入される。
この桁材12の上板16は、薄い金属板をプレ
ス加工して、その上面22の三箇所にコ字形の溝
24が形成され、これにより、下面26の二箇所
にコ字形の溝28が形成される、また、この上板
16の一側端は外側に折曲されてフランジ部30
が形成され、他端は内側に折曲されている。さら
に、フランジ部30の外端は内側に折返されて曲
面状としている。そして、前記支持板18の上端
には、切欠部32が形成され、この上板16の下
面26に有する二つの溝28の間の部分が切欠部
32に嵌合して前記支持板18が取り付けられ
る。
前記載置板14は、第2図に示すように、前記
桁材12の上板16と同形状の金属板を裏返して
用いたものであり、すなわち、上面34には二箇
所、下面36には三箇所にそれぞれコ字形の溝3
8,40が形成されるとともに、載置板14の一
端は外側に折曲されてフランジ部42が形成さ
れ、他端は内側に折曲されている。また、フラン
ジ部42の外端は内側に折返されて曲面状として
いる。したがって、これら桁材12および載置板
14の製造方法が同一であるため、極めて製造効
率がよく、コストを低くすることができる。
このパレツト10の製造において、各部の取り
付け方法としては、様々な方法が実施可能であ
り、例えば、適所を溶接したり、接着剤によつて
接着したりすればよく、また、このパレツト10
を組立て自在にするには、ビスやボルト・ナツト
によつて着脱可能に取り付ければよい。
このパレツト10の四周の外側縁には、第1図
および第3図に示すように、桁材12の上板16
および載置板14に形成されたそれぞれのフラン
ジ部30,42が設けられている。このフランジ
部30,42は、パレツト10に商品等を載置し
て運ぶ際に、商品が荷崩れしないように、商品を
覆うための上下に開口した段ボール製等の側枠を
載せて保持するものである。
また、フイルム収縮包装やストレツチ・フイル
ム包装を行なう場合に、このフランジ部30,4
2がフイルムの引掛りとなり、包装が容易とな
る。さらに、このフランジ部30,42の先端が
折返されて曲面状となつているので、フイルムの
破損を防止している。
このパレツト10の角部44は、第3図および
第7図に示すように、各フランジ部30,42の
角が近接しているので、これに使用者の足が当つ
て怪我をしたり、商品等が当つて壊れたりする虞
がある。このため、合成樹脂やゴム等の弾性材よ
りなるコーナー保護部材50が隣接する両フラン
ジ部30,42に跨つた状態で取り付けられ、こ
の角部44を覆うようにしている。また、収縮包
装等の際におけるフイルムの破損も防止できる。
このコーナー保護部材50は、第4図〜第6図
に示すように、略L字形の基部52の内側に前記
フランジ部30,42と嵌合する細溝54が形成
され、この基部52の上板部55と下板部57に
よつて、フランジ部30,42を弾性的に挟持し
た状態で、両フランジ部30,42に被着されて
いる。
前記略L字形の基部52における一方の辺の上
面56には、他方の辺と平行方向に棒状の突出部
60が設けられ、また、他方の辺の下面58に
は、一方の辺と平行方向に棒状の突出部62が設
けられている。これらの突出部60,62を上方
から見ると交差している(第7図参照)。すなわ
ち、第4図および第5図に示すコーナー保護部材
50は、この上面56の突出部60が、このコー
ナー保護部材50の角から見て左側に、逆に、下
面58の突出部62は右側に形成されている。そ
して、このコーナー保護部材50は、第1図に示
すパレツト10の一方の対角位置の角部44に取
り付けられるものである。また、第1図に示すパ
レツト10の他方の対角位置の角部44aには、
第6図に示すコーナー保護部材50a、すなわ
ち、その上面56aの突出部60aがコーナー保
護部材50aの角から見て右側に、逆に、下面5
8aの突出部62aが左側に形成されたものが取
り付けられる。
このコーナー保護部材50の取り付け状態を説
明すると、第3図、第7図および第8図に示すよ
うに、コーナー保護部材50の素材の弾性を利用
し、両突出部60,62を開くようにして、それ
ぞれに対応する溝24,40に合わせて押入する
とともに、細溝54をフランジ部30,42に嵌
合する。このため、この上面56の突出部60
が、載置板14の下面36側の溝40に、また、
下面58の突出部62が、上板16の上面22側
の溝24にそれぞれ嵌合される。
このとき、前記パレツト10のフランジ部3
0,42にコーナー保護部材50の細溝54を嵌
合することにより基部52の上下板部55,57
にてフランジ部30,42を挟持するとともに、
桁材12および載置板14のコ字形の溝24,4
0に各突出部60,62が嵌合されている。よつ
て、コーナー保護部材50が突出部60の軸方向
に引張られたときには、桁材12の溝24に嵌合
されている突出部62が引掛りとなつて抜脱を防
止し、また、突出部62の軸方向に引張られたと
きには、載置板14の溝40の嵌合されている突
出部60が引掛りとなつて抜脱を防止する。この
ようにコーナー保護部材50が容易にパレツト1
0の角部44から外れないようになつている。
[考案の効果] 本考案に係るパレツトは、上記の記載から明ら
かなように、幅方向断面略波形状の板材を縦横に
交差させた構成により、パレツトとして充分な強
度を具有し得るので、耐久性に優れるとともに、
構成材の肉薄化、軽量化を図ることができる。ま
た、パレツトの上板および載置板の外周に略水平
のフランジ部を形成しているので、パレツトの強
度が増すとともに、このフランジ部に側枠を載せ
て保持することが容易であり、また、フイルム包
装を行なう場合に、フランジ部がフイルムの引掛
りとなり、前記包装が容易となる。
特に、パレツトの角部において、隣接する両フ
ランジ部に跨つて被着した状態で装着されたゴム
等の弾性材よりなるコーナー保護部材によりフラ
ンジ部の角を覆い他物との衝撃を和らげるので、
フランジ部が存するにも拘らず、使用者の足が当
つて怪我をしたり、商品等が当つて壊れたりする
虞がなく、安全に使用でき、また、収縮包装等の
際におけるフイルムの破損も防止できる。しか
も、このコーナー保護部材は、フランジ端部に嵌
合し被着される略L字形の基部と、この基部の両
辺より突出して桁材の上板および載置板の溝に嵌
合する突出部とを有する構成上の特徴によつて、
容易に装着でき、かつその装着状態を確実に保
ち、前記保護効果を良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示すものであり、
第1図は、斜視図、第2図は、パレツトの角部の
分解斜視図、第3図は、パレツトの角部の斜視
図、第4図はコーナー保護部材の斜視図、第5図
は、前図の反対方向から見た斜視図、第6図は、
他のコーナー保護部材の斜視図、第7図は、パレ
ツトの角部の平面図、第8図は、前図−線断
面図である。 符号の説明、10……パレツト、12……桁
材、14……載置板、16……上板、24,40
……溝、30,42……フランジ部、44,44
a……角部、50,50a……コーナー保護部
材、52……基部、60,60a……突出部、6
2,62a……突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 幅方向断面略波形状の上板が配された桁材の上
    に、幅方向断面略波形状に形成された複数の載置
    板を、前記桁材と交差する方向に取り付け、前記
    上板と載置板との各溝方向を互いに交差させてな
    るパレツトであつて、 前記桁材の上板および載置板のパレツト外側縁
    にそれぞれ略水平のフランジ部が形成され、 このパレツトの四隅の角部には、ゴムもしくは
    合成樹脂等からなる弾性材により形成され、かつ
    隣接する両フランジ部に対しこの両者に跨つて被
    着可能な略L字形の基部と、その両辺よりそれぞ
    れ内方に向つて突出する突出部とを有してなるコ
    ーナー保護部材が、前記基部を隣接する両フラン
    ジ部に被着させるとともに、前記両突出部を前記
    上板および載置板の各溝に嵌入させて装着されて
    いることを特徴とするパレツト。
JP1985138547U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0356516Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985138547U JPH0356516Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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JP1985138547U JPH0356516Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Publication Number Publication Date
JPS6245227U JPS6245227U (ja) 1987-03-19
JPH0356516Y2 true JPH0356516Y2 (ja) 1991-12-19

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004168347A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Otsuki Kogyo Kk 輸送用パレット
KR101874341B1 (ko) * 2016-10-05 2018-07-06 (주)신우하이테크 팔레트 보호구

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JPS5527546U (ja) * 1978-08-11 1980-02-22

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JPS6340448Y2 (ja) * 1981-03-14 1988-10-21

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JPS5527546U (ja) * 1978-08-11 1980-02-22

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