JP2001001785A - ペダルの踏み込み検出装置 - Google Patents
ペダルの踏み込み検出装置Info
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- JP2001001785A JP2001001785A JP11178117A JP17811799A JP2001001785A JP 2001001785 A JP2001001785 A JP 2001001785A JP 11178117 A JP11178117 A JP 11178117A JP 17811799 A JP17811799 A JP 17811799A JP 2001001785 A JP2001001785 A JP 2001001785A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、スイッチ等の検出手段の取付位置
が規制されず、汎用スイッチを利用することができ、コ
ストダウンを図ることができるペダルの踏み込み検出装
置を提供する。 【解決手段】 ペダルブラケット2にペダルアーム15
を揺動可能に支持したペダルの踏み込み検出装置におい
て、ペダルのペダルアーム15にステー20を装着し、
フルストローク近傍の該ステー20の回動軌跡上に検出
部を位置させた検出手段11をペダルブラケット2に配
設したことにある。
が規制されず、汎用スイッチを利用することができ、コ
ストダウンを図ることができるペダルの踏み込み検出装
置を提供する。 【解決手段】 ペダルブラケット2にペダルアーム15
を揺動可能に支持したペダルの踏み込み検出装置におい
て、ペダルのペダルアーム15にステー20を装着し、
フルストローク近傍の該ステー20の回動軌跡上に検出
部を位置させた検出手段11をペダルブラケット2に配
設したことにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のペダルの
踏み込みを検出するための装置に関し、詳しくは、足で
ペダルを踏み込んだ際の動作を検出して、エンジン始動
等の次の動作を行えるようにしたペダルの踏み込み検出
装置に関する。
踏み込みを検出するための装置に関し、詳しくは、足で
ペダルを踏み込んだ際の動作を検出して、エンジン始動
等の次の動作を行えるようにしたペダルの踏み込み検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転席には、オートマチック車
に対しては、アクセルペダルとブレーキペダルが設けら
れ、マニュアル車に対しては、アクセルペダル、ブレー
キペダルとクラッチペダルが設けられている。図10は
マニュアル車のクラッチペダルの踏み込み検出装置を示
したものである。ダッシュパネルに装着されたブラケッ
ト100,101に、それぞれボルト102およびナッ
ト102aを介して取り付けられたペダルブラケット1
03の対を成す側壁103a相互間に、スイッチ取付用
ブラケット104を設け、このスイッチ取付用ブラケッ
ト104にスイッチ105が取り付けられている。一
方、クラッチペダル106のペダルアーム107の上端
延出部107aにスイッチ押し込み用のステー108を
設けている。
に対しては、アクセルペダルとブレーキペダルが設けら
れ、マニュアル車に対しては、アクセルペダル、ブレー
キペダルとクラッチペダルが設けられている。図10は
マニュアル車のクラッチペダルの踏み込み検出装置を示
したものである。ダッシュパネルに装着されたブラケッ
ト100,101に、それぞれボルト102およびナッ
ト102aを介して取り付けられたペダルブラケット1
03の対を成す側壁103a相互間に、スイッチ取付用
ブラケット104を設け、このスイッチ取付用ブラケッ
ト104にスイッチ105が取り付けられている。一
方、クラッチペダル106のペダルアーム107の上端
延出部107aにスイッチ押し込み用のステー108を
設けている。
【0003】そして、クラッチペダル106を踏み込む
とクラッチペダル106は、支点Aを中心に回転し、ペ
ダルアーム107に設けられたスイッチ押し込み用のス
テー108によってスイッチ105を押し、スイッチオ
ンとなる。こうして、クラッチが切られた場合(クラッ
チペダル106が最も踏み込まれた状態付近、いわゆ
る、ペダルのフルストローク近傍)のみにエンジンをス
タートさせることができるようにしている。
とクラッチペダル106は、支点Aを中心に回転し、ペ
ダルアーム107に設けられたスイッチ押し込み用のス
テー108によってスイッチ105を押し、スイッチオ
ンとなる。こうして、クラッチが切られた場合(クラッ
チペダル106が最も踏み込まれた状態付近、いわゆ
る、ペダルのフルストローク近傍)のみにエンジンをス
タートさせることができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検出装置は、スイッチ105の設計ストロークによって
スイッチ105の取付位置、オン・オフ設定の位置が大
きく制限されてしまう。通常、スイッチ105のストロ
ークは小さくとり、かつペダル最踏み込み位置近傍にて
スイッチ105をオン操作できるように設定する。この
スイッチ105のストロークが少ない場合、取付位置は
支点Aの近くに配されることになるが、充分なレイアウ
トスペースがとれない場合が多い。通常、車種によっ
て、クラッチペダル106のストローク量が異なるの
で、クラッチペダル106の最踏み込み位置近傍に合わ
せてスイッチ105を選択しなければならなかった。
検出装置は、スイッチ105の設計ストロークによって
スイッチ105の取付位置、オン・オフ設定の位置が大
きく制限されてしまう。通常、スイッチ105のストロ
ークは小さくとり、かつペダル最踏み込み位置近傍にて
スイッチ105をオン操作できるように設定する。この
スイッチ105のストロークが少ない場合、取付位置は
支点Aの近くに配されることになるが、充分なレイアウ
トスペースがとれない場合が多い。通常、車種によっ
て、クラッチペダル106のストローク量が異なるの
で、クラッチペダル106の最踏み込み位置近傍に合わ
せてスイッチ105を選択しなければならなかった。
【0005】本発明は上記課題を解決し、スイッチ等の
検出手段の取付位置が規制されず、汎用スイッチを利用
することができ、コストダウンを図ることができるペダ
ルの踏み込み検出装置を提供することを目的とする。
検出手段の取付位置が規制されず、汎用スイッチを利用
することができ、コストダウンを図ることができるペダ
ルの踏み込み検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ペダルブラケットにペダルのペダルアームを
揺動可能に支持し、該ペダルの踏み込み動作を検出する
ペダルの踏み込み検出装置において、上記ペダルのペダ
ルアームにステーを装着し、ペダルのフルストローク近
傍の該ステーの回動軌跡上に検出部を位置させた検出手
段を上記ペダルブラケットに配設したことにある。ま
た、上記検出手段を作動させるステーの長手方向を、ペ
ダルアームの回動軌跡の接線方向に向けて配設し、該ス
テーの基端部側を検出手段の検出部に近づくように傾斜
させて形成したことにある。さらに、上記検出手段を作
動させるステーの長手方向を、ペダルアームの回動軌跡
の半径方向に向けて配設し、該ステーの回転に従って検
出手段の検出部に近づくように、該ステーに傾斜面を形
成したことにある。
するため、ペダルブラケットにペダルのペダルアームを
揺動可能に支持し、該ペダルの踏み込み動作を検出する
ペダルの踏み込み検出装置において、上記ペダルのペダ
ルアームにステーを装着し、ペダルのフルストローク近
傍の該ステーの回動軌跡上に検出部を位置させた検出手
段を上記ペダルブラケットに配設したことにある。ま
た、上記検出手段を作動させるステーの長手方向を、ペ
ダルアームの回動軌跡の接線方向に向けて配設し、該ス
テーの基端部側を検出手段の検出部に近づくように傾斜
させて形成したことにある。さらに、上記検出手段を作
動させるステーの長手方向を、ペダルアームの回動軌跡
の半径方向に向けて配設し、該ステーの回転に従って検
出手段の検出部に近づくように、該ステーに傾斜面を形
成したことにある。
【0007】ペダルアームの揺動に伴ってステーが回動
し、ペダルの最踏み込み位置近傍でステーが検出手段を
作動させる。こうして、ペダルが踏み込まれたことが確
認できる。
し、ペダルの最踏み込み位置近傍でステーが検出手段を
作動させる。こうして、ペダルが踏み込まれたことが確
認できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1ないし図3におい
て、1はクラッチペダル、2はクラッチペダル1を支持
する略コ字状のペダルブラケットである。ペダルブラケ
ット2は上端部および下端部をダッシュパネル3等の車
体側にブラケット4および5を介して支持されている。
ペダルブラケット2の上端部はブラケット4にボルト6
およびナット7を介して固定され、下端部はブラケット
5にボルト8およびナット9を介して固定されている。
このペダルブラケット2には、互いに対向する側壁2a
の一方に穴10が開けられており、この穴10に、スイ
ッチ等の検出手段11がクラッチペダル1のペダル軸1
2と同方向に向けて装着されている。検出手段11は、
先端の検出素子(検出部)11aを側壁2aの内側に配
置し、側壁2aの外側に本体部分11bを配置してい
る。検出手段11は、この検出素子11aと本体部分1
1bの間に設けられたねじ部11cに螺合されたナット
13,14を側壁2aの内、外両側に締め付けることに
よって固定されている。クラッチペダル1の右側にはブ
レーキペダルおよびそのペダルブラケット等が配設され
ているのに対し、クラッチペダル1の左側には、空きス
ペースがあるので、上記穴10を設けるペダルブラケッ
ト2の側壁2aは、クラッチペダル1の左側の側壁2a
を利用する。
を参照しながら詳細に説明する。図1ないし図3におい
て、1はクラッチペダル、2はクラッチペダル1を支持
する略コ字状のペダルブラケットである。ペダルブラケ
ット2は上端部および下端部をダッシュパネル3等の車
体側にブラケット4および5を介して支持されている。
ペダルブラケット2の上端部はブラケット4にボルト6
およびナット7を介して固定され、下端部はブラケット
5にボルト8およびナット9を介して固定されている。
このペダルブラケット2には、互いに対向する側壁2a
の一方に穴10が開けられており、この穴10に、スイ
ッチ等の検出手段11がクラッチペダル1のペダル軸1
2と同方向に向けて装着されている。検出手段11は、
先端の検出素子(検出部)11aを側壁2aの内側に配
置し、側壁2aの外側に本体部分11bを配置してい
る。検出手段11は、この検出素子11aと本体部分1
1bの間に設けられたねじ部11cに螺合されたナット
13,14を側壁2aの内、外両側に締め付けることに
よって固定されている。クラッチペダル1の右側にはブ
レーキペダルおよびそのペダルブラケット等が配設され
ているのに対し、クラッチペダル1の左側には、空きス
ペースがあるので、上記穴10を設けるペダルブラケッ
ト2の側壁2aは、クラッチペダル1の左側の側壁2a
を利用する。
【0009】一方、ペダルブラケット2にペダル軸12
を介して揺動可能に支持されたクラッチペダル1は、弓
状に湾曲したペダルアーム15と、ペダルアーム15の
下部先端に装着されたペダル本体16で構成されてい
る。ペダルアーム15は、上端部をペダル軸12で軸支
されており、ペダル軸12で支持された部分の上方に車
体前方側に延びる延出部15aが設けられている。この
延出部15aの先には、フック部17が設けられて、ク
ラッチペダル1を断接させるための力を伝達するための
伝達用ケーブル18の一端が連結されている。クラッチ
ペダル1はペダル軸12と共に回動し、ペダル軸12に
装着された復帰用コイルスプリング19によって、所定
位置に復帰するものである。上記クラッチペダル1の延
出部15aの側面には、クラッチペダル1を踏み込んだ
ときに延出部15aが回動する方向で、かつ延出部15
aの長手方向と略直交する方向に向けて、検出手段11
の検出素子11aを押すステー20が溶接等により装着
されている。このステー20は、側方に向けて略く字状
あるいは略L字状に折り曲げて形成されており、先端部
20a側が延出部15aの回動方向に向けて突設されて
いる。このステー20の折り曲げ部20bの先端側に
は、先端部20a側に対して基端部20c側が検出手段
11側に近づくように一定の傾斜角βの斜面21に形成
されている。なお、上記ステー20は幅方向にわずかに
傾斜させることによって、ステー20の回動軌跡上に突
出させた検出手段11の検出素子11aにスムーズに当
接させることができる。
を介して揺動可能に支持されたクラッチペダル1は、弓
状に湾曲したペダルアーム15と、ペダルアーム15の
下部先端に装着されたペダル本体16で構成されてい
る。ペダルアーム15は、上端部をペダル軸12で軸支
されており、ペダル軸12で支持された部分の上方に車
体前方側に延びる延出部15aが設けられている。この
延出部15aの先には、フック部17が設けられて、ク
ラッチペダル1を断接させるための力を伝達するための
伝達用ケーブル18の一端が連結されている。クラッチ
ペダル1はペダル軸12と共に回動し、ペダル軸12に
装着された復帰用コイルスプリング19によって、所定
位置に復帰するものである。上記クラッチペダル1の延
出部15aの側面には、クラッチペダル1を踏み込んだ
ときに延出部15aが回動する方向で、かつ延出部15
aの長手方向と略直交する方向に向けて、検出手段11
の検出素子11aを押すステー20が溶接等により装着
されている。このステー20は、側方に向けて略く字状
あるいは略L字状に折り曲げて形成されており、先端部
20a側が延出部15aの回動方向に向けて突設されて
いる。このステー20の折り曲げ部20bの先端側に
は、先端部20a側に対して基端部20c側が検出手段
11側に近づくように一定の傾斜角βの斜面21に形成
されている。なお、上記ステー20は幅方向にわずかに
傾斜させることによって、ステー20の回動軌跡上に突
出させた検出手段11の検出素子11aにスムーズに当
接させることができる。
【0010】上記構成によると、クラッチペダル1のペ
ダル本体16を踏み込むと、クラッチペダル1は、ペダ
ル軸12を支点として回動する。そして、ペダルアーム
15の延出部15aに設けられたステー20が回動し、
クラッチペダル1の最踏み込み位置近傍で、検出手段1
1の検出素子11aにステー20の斜面21が当接す
る。こうして、検出手段11を作動し、たとえば、エン
ジンの始動が可能になる。したがって、上記の実施の形
態によると、フルストローク近傍の該ステー20の回動
軌跡上に、検出手段11の検出素子11aを配設したの
で、ステー20と、検出手段11の検出素子11aとの
距離調整に精度が要求されないことから、構造の簡素化
を図ることができるとともに、検出手段11の取付位置
が規制されず、作業能率の向上を図ることができる。
ダル本体16を踏み込むと、クラッチペダル1は、ペダ
ル軸12を支点として回動する。そして、ペダルアーム
15の延出部15aに設けられたステー20が回動し、
クラッチペダル1の最踏み込み位置近傍で、検出手段1
1の検出素子11aにステー20の斜面21が当接す
る。こうして、検出手段11を作動し、たとえば、エン
ジンの始動が可能になる。したがって、上記の実施の形
態によると、フルストローク近傍の該ステー20の回動
軌跡上に、検出手段11の検出素子11aを配設したの
で、ステー20と、検出手段11の検出素子11aとの
距離調整に精度が要求されないことから、構造の簡素化
を図ることができるとともに、検出手段11の取付位置
が規制されず、作業能率の向上を図ることができる。
【0011】なお、上記実施の形態で説明したステー2
0は、図4(a)(b)に示すようにクラッチペダル1
のペダルアーム15に延出部15aと一体成形によって
ステー22を成形することにより、溶接作業等を省略す
ることができる。
0は、図4(a)(b)に示すようにクラッチペダル1
のペダルアーム15に延出部15aと一体成形によって
ステー22を成形することにより、溶接作業等を省略す
ることができる。
【0012】つぎに、図5は本発明の他の実施の形態
で、この場合、ステー23の取付位置をペダルアーム1
5の延出部15aがペダル軸12を中心に回動する円弧
の接線方向Tにステー23の長手方向が向くように配設
したものである。このステー23は、図6に示すよう
に、基端部側を先端部側よりも検出手段11に近づくよ
うに傾斜させて斜面24が形成されている。これによっ
て、ペダルアーム15の回動に伴って、延出部15aが
回動すると、ステー23は、ペダルアーム15の延出部
15aが回動する円弧の接線上を移動し、この接線上に
配置されている検出手段11の検出素子11aに当接す
る。こうして、ステー23は、検出手段11の検出素子
11aを押圧して検出手段11を作動し、クラッチペダ
ル1がフルストロークの80〜90%以上となったと
き、すなわちフルストロークの近傍で、クラッチが切ら
れたことが確認できる。
で、この場合、ステー23の取付位置をペダルアーム1
5の延出部15aがペダル軸12を中心に回動する円弧
の接線方向Tにステー23の長手方向が向くように配設
したものである。このステー23は、図6に示すよう
に、基端部側を先端部側よりも検出手段11に近づくよ
うに傾斜させて斜面24が形成されている。これによっ
て、ペダルアーム15の回動に伴って、延出部15aが
回動すると、ステー23は、ペダルアーム15の延出部
15aが回動する円弧の接線上を移動し、この接線上に
配置されている検出手段11の検出素子11aに当接す
る。こうして、ステー23は、検出手段11の検出素子
11aを押圧して検出手段11を作動し、クラッチペダ
ル1がフルストロークの80〜90%以上となったと
き、すなわちフルストロークの近傍で、クラッチが切ら
れたことが確認できる。
【0013】また、図7に示したものは、本発明の別の
他の実施の形態で、この場合、ステー25の向きを、ペ
ダル軸12を中心とする円の径方向Dに沿って配設した
ものである。このステー25の板面は、図8に示すよう
に、幅方向、すなわち、ペダルアーム15の延出部15
aが回動する円の円周方向に沿って、検出手段11の検
出素子11aに次第に接近するように斜面26に形成さ
れている。これによって、ペダルアーム15の回動に伴
って、延出部15aが回動すると、ステー25は、ペダ
ルアーム15の延出部15aとともに回動し、ステー2
5の回転軌跡上に配置された検出手段11の検出素子1
1aに当接する。こうして、ステー25は、検出手段1
1の検出素子11aを押圧して検出手段11を作動し、
クラッチペダル1が、フルストロークの80〜90%以
上となったとき、すなわちフルストロークの近傍で、ク
ラッチが切られたことが確認できる。
他の実施の形態で、この場合、ステー25の向きを、ペ
ダル軸12を中心とする円の径方向Dに沿って配設した
ものである。このステー25の板面は、図8に示すよう
に、幅方向、すなわち、ペダルアーム15の延出部15
aが回動する円の円周方向に沿って、検出手段11の検
出素子11aに次第に接近するように斜面26に形成さ
れている。これによって、ペダルアーム15の回動に伴
って、延出部15aが回動すると、ステー25は、ペダ
ルアーム15の延出部15aとともに回動し、ステー2
5の回転軌跡上に配置された検出手段11の検出素子1
1aに当接する。こうして、ステー25は、検出手段1
1の検出素子11aを押圧して検出手段11を作動し、
クラッチペダル1が、フルストロークの80〜90%以
上となったとき、すなわちフルストロークの近傍で、ク
ラッチが切られたことが確認できる。
【0014】このように、本発明の実施の形態では、ク
ラッチペダル1のペダル軸12と同方向に、検出手段1
1の検出素子11aを配置し、この検出素子11aをペ
ダルアーム15の延出部15aに設けたステー20,2
2,23,25によって、作動するので、ステー20,
22,23,25と検出手段11の検出素子11aとの
距離に精度が要求されず、組み付け作業性を向上するこ
とができる。とくに、クラッチペダル1のフルストロー
ク近傍のステー20,22,23,25の回動軌跡上に
検出素子11aを位置させるようにして、検出手段11
をペダルアーム15のペダル軸12と同方向、すなわ
ち、車幅方向になるようにして配設しているので、検出
手段11の作動を確実に行うことができる。しかも検出
手段11をペダルブラケット側壁2aの外側に配設して
いるので、検出手段11が他部品と干渉する虞がなく、
取付自由度が制約されることもない。 また、ステー2
0,22,23,25の向きを調整するための傾斜角度
あるいは斜面は、必要に応じて任意に設定することがで
きるのは言うまでもない。
ラッチペダル1のペダル軸12と同方向に、検出手段1
1の検出素子11aを配置し、この検出素子11aをペ
ダルアーム15の延出部15aに設けたステー20,2
2,23,25によって、作動するので、ステー20,
22,23,25と検出手段11の検出素子11aとの
距離に精度が要求されず、組み付け作業性を向上するこ
とができる。とくに、クラッチペダル1のフルストロー
ク近傍のステー20,22,23,25の回動軌跡上に
検出素子11aを位置させるようにして、検出手段11
をペダルアーム15のペダル軸12と同方向、すなわ
ち、車幅方向になるようにして配設しているので、検出
手段11の作動を確実に行うことができる。しかも検出
手段11をペダルブラケット側壁2aの外側に配設して
いるので、検出手段11が他部品と干渉する虞がなく、
取付自由度が制約されることもない。 また、ステー2
0,22,23,25の向きを調整するための傾斜角度
あるいは斜面は、必要に応じて任意に設定することがで
きるのは言うまでもない。
【0015】なお、検出手段11の取付位置は、図9に
示すように、ペダルブラケット2の側壁2aの傾斜面2
bに取り付けることもできる。いずれにしても、クラッ
チペダル1のフルストローク近傍のステーの回動軌跡上
に、検出手段11の検出素子11aを配設することによ
り、確実に検出手段11を作動させることができる。ま
た、上記実施の形態では、クラッチペダル1に適用した
が、ブレーキペダルあるいはアクセルペダルにも適用す
ることができる。本発明は上記実施の形態にのみ限定さ
れるものではなく、その他、本発明の要旨を変更しない
範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもな
い。
示すように、ペダルブラケット2の側壁2aの傾斜面2
bに取り付けることもできる。いずれにしても、クラッ
チペダル1のフルストローク近傍のステーの回動軌跡上
に、検出手段11の検出素子11aを配設することによ
り、確実に検出手段11を作動させることができる。ま
た、上記実施の形態では、クラッチペダル1に適用した
が、ブレーキペダルあるいはアクセルペダルにも適用す
ることができる。本発明は上記実施の形態にのみ限定さ
れるものではなく、その他、本発明の要旨を変更しない
範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもな
い。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるペダル
の踏み込み検出装置によれば、ペダルブラケットにペダ
ルのペダルアームを揺動可能に支持し、該ペダルの踏み
込み動作を検出するペダルの踏み込み検出装置におい
て、上記ペダルのペダルアームにステーを装着し、ペダ
ルのフルストローク近傍の該ステーの回動軌跡上に検出
部を位置させた検出手段を上記ペダルブラケットに配設
したので、ステーと検出手段との距離に精度が要求され
ず、組み付け作業性を向上することができる。また、空
きスペースを利用することができるので、検出手段の取
付位置に自由度が得られる。また、上記検出手段を作動
させるステーの長手方向を、ペダルアームの回動軌跡の
接線方向に向けて配設し、該ステーの基端部側を検出手
段の検出部に近づくように傾斜させて形成したので、動
作が確実で、汎用の検出手段を利用することができる。
さらに、上記検出手段を作動させるステーの長手方向
を、ペダルアームの回動軌跡の半径方向に向けて配設
し、該ステーの回転に従って検出手段の検出部に近づく
ように、該ステーに傾斜面を形成したので、動作が確実
で、汎用の検出手段を利用することができる。
の踏み込み検出装置によれば、ペダルブラケットにペダ
ルのペダルアームを揺動可能に支持し、該ペダルの踏み
込み動作を検出するペダルの踏み込み検出装置におい
て、上記ペダルのペダルアームにステーを装着し、ペダ
ルのフルストローク近傍の該ステーの回動軌跡上に検出
部を位置させた検出手段を上記ペダルブラケットに配設
したので、ステーと検出手段との距離に精度が要求され
ず、組み付け作業性を向上することができる。また、空
きスペースを利用することができるので、検出手段の取
付位置に自由度が得られる。また、上記検出手段を作動
させるステーの長手方向を、ペダルアームの回動軌跡の
接線方向に向けて配設し、該ステーの基端部側を検出手
段の検出部に近づくように傾斜させて形成したので、動
作が確実で、汎用の検出手段を利用することができる。
さらに、上記検出手段を作動させるステーの長手方向
を、ペダルアームの回動軌跡の半径方向に向けて配設
し、該ステーの回転に従って検出手段の検出部に近づく
ように、該ステーに傾斜面を形成したので、動作が確実
で、汎用の検出手段を利用することができる。
【図1】本発明の一実施例によるペダルの踏み込み検出
装置を示す正面図である。
装置を示す正面図である。
【図2】図1のクラッチペダル取付部を拡大して一部を
切り欠いて示す左側面図である。
切り欠いて示す左側面図である。
【図3】図2のX方向矢視図である。
【図4】図1のステーの変形例を示し、(a)は一部拡
大図、(b)は(a)のY方向矢視図である。
大図、(b)は(a)のY方向矢視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態によるペダルの踏み込
み検出装置を示す左側面図である。
み検出装置を示す左側面図である。
【図6】図5のクラッチペダルのステーを示す左側面図
である。
である。
【図7】本発明の別の他の実施の形態によるペダルの踏
み込み検出装置を示す左側面図である。
み込み検出装置を示す左側面図である。
【図8】図7のクラッチペダルのステーを示す左側面図
である。
である。
【図9】検出手段の取付の変形例を示す側面図である。
【図10】従来のペダルの踏み込み検出装置を示す左側
面図である。
面図である。
1 クラッチペダル 2 ペダルブラケット 3 ダッシュパネル 4,5 ブラケット 6,8 ボルト 7,9,13,14 ナット 10 穴 11 検出手段 12 ペダル軸 15 ペダルアーム 16 ペダル本体 17 フック部 18 駆動用ケーブル 19 復帰用コイルスプリング 20,22,23,25 ステー 21,24,26 斜面 2a 側壁 11a 検出素子(検出部)
Claims (3)
- 【請求項1】 ペダルブラケットにペダルのペダルアー
ムを揺動可能に支持し、該ペダルの踏み込み動作を検出
するペダルの踏み込み検出装置において、上記ペダルの
ペダルアームにステーを装着し、ペダルのフルストロー
ク近傍の該ステーの回動軌跡上に検出部を位置させた検
出手段を上記ペダルブラケットに配設したことを特徴と
するペダルの踏み込み検出装置。 - 【請求項2】 上記検出手段を作動させるステーの長手
方向を、ペダルアームの回動軌跡の接線方向に向けて配
設し、該ステーの基端部側を検出手段の検出部に近づく
ように傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1に
記載のペダルの踏み込み検出装置。 - 【請求項3】 上記検出手段を作動させるステーの長手
方向を、ペダルアームの回動軌跡の半径方向に向けて配
設し、該ステーの回転に従って検出手段の検出部に近づ
くように、該ステーに傾斜面を形成したことを特徴とす
る請求項1に記載のペダルの踏み込み検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178117A JP2001001785A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | ペダルの踏み込み検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178117A JP2001001785A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | ペダルの踏み込み検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001001785A true JP2001001785A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16042966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11178117A Pending JP2001001785A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | ペダルの踏み込み検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001001785A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120002321A (ko) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 현대자동차주식회사 | 차량의 급제동 검출 장치 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11178117A patent/JP2001001785A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120002321A (ko) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 현대자동차주식회사 | 차량의 급제동 검출 장치 |
KR101592344B1 (ko) * | 2010-06-30 | 2016-02-11 | 현대자동차주식회사 | 차량의 급제동 검출 장치 |
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