JP2001000973A - イオン水生成装置 - Google Patents

イオン水生成装置

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JP2001000973A
JP2001000973A JP11173878A JP17387899A JP2001000973A JP 2001000973 A JP2001000973 A JP 2001000973A JP 11173878 A JP11173878 A JP 11173878A JP 17387899 A JP17387899 A JP 17387899A JP 2001000973 A JP2001000973 A JP 2001000973A
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Japan
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water
mode
electrolytic cell
way valve
pipe
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JP11173878A
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Katsunori Aoki
勝則 青木
Shozo Kawachi
昇三 河内
Tatsuya Kato
達也 加藤
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Original Assignee
Energy Support Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飲用に不適当なイオン水を生成する場合には、
排水管から取り出すことができるイオン水生成装置を提
供する。 【解決手段】電解槽18を隔膜36によって二つの電離
室37,38に区画し、両電離室37,38にそれぞれ
電極板39,40を設ける。電離室38の出口を電磁式
三方弁48に接続し、この三方弁48の二つの出口の一
方を取水管13に、他方を排水管15に接続する。強酸
性水モード時に電離室38に生成される強アルカリ性イ
オン水や、クリーニングモード時に電離室38に生成さ
れる酸性イオン水のように飲用に不適当な水は、三方弁
48を切り換えて取水管13から取り出さずに排水管1
5から取り出すようにすることにより、誤飲用を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を電気分解して
酸性イオン水とアルカリ性イオン水とを製造するイオン
水生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のイオン水生成装置101
を示す。イオン水生成装置101は、本体ケース10
2、同本体ケース102の上部から露出する取水管10
3、本体ケース102の下部から露出する給水管104
及び排水管105を備えている。前記本体ケース102
内には供給された原水を浄化するフィルタ106、電解
槽107が収容されている。
【0003】フィルタ106には不織布108、抗菌粒
状活性炭109、及び中空糸膜110が収容されてい
る。フィルタ106の流入口111には前記給水管10
4を介して上水道の蛇口(図示略)が接続され、前記中
空糸膜110には第1連結管112が接続されている。
給水管104を介してフィルタ106に原水(水道水)
が供給されると、不織布108によって原水中の大きな
ゴミが除去され、抗菌粒状活性炭109によって原水中
のトリハロメタン、カルキ臭、残留塩素等が除去され、
さらに中空糸膜110によってカビ、赤さび、細菌等が
除去されて第1連結管112から吐出される。従って、
フィルタ106から吐出される原水は清浄なものとな
る。
【0004】また、第1連結管112には食塩添加筒1
13が設けられ、食塩添加筒113には食塩を収容した
カートリッジ113aがセット可能である。食塩添加筒
113にカートリッジ113aがセットされた状態で第
1連結管112を介して食塩添加筒113に原水が供給
されると、食塩が原水中に溶出し、第2連結管114を
介して吐出される。第2連結管114は2つに分岐して
おり、その一端部にはカルシウム添加筒115が設けら
れている。第2連結管114を介してカルシウム添加筒
115に原水が供給されると、カルシウムが原水中に溶
出し、第3連結管116を介して吐出される。このイオ
ン水生成装置101では、給水管104、第1〜第3連
結管112,114,116によって給水管路が構成さ
れている。
【0005】電解槽107には前記第2連結管114が
接続されるとともに、前記第3連結管116が接続され
ている。従って、前記フィルタ106で浄化されかつカ
ルシウムが添加された原水が電解槽107に供給され
る。また、食塩添加筒113にカートリッジ113aが
セットされた場合にはカルシウム及び食塩が添加された
原水が電解槽107に供給される。
【0006】電解槽107は隔膜118によって第1及
び第2電離室119,120に区画されている。第1及
び第2電離室119,120内にはそれぞれ第1及び第
2電極板121,122が第1及び第2ターミナル12
3,124を介して配設されている。第1及び第2電極
板121,122は図示しないレギュレータによって一
方が陽極で他方が陰極となるように直流電圧を印加可能
であるとともに、両電極板121,122の極性は反転
可能になっている。
【0007】第1電離室119の上部の吐出口には前記
排水管105が接続されている。第2電離室120の上
部の吐出口には接続管125が接続され、その他端部に
は前記取水管103が接続されている。
【0008】前記本体ケース102の外部には、図示し
ない操作パネルが設けられており、この操作パネル上の
各種スイッチの操作に基づいてイオン水生成装置101
を起動したり、動作モードが設定される。このイオン水
生成装置101では、アルカリ性イオン水(以下、アル
カリ性水という)モード、高度純粋水モード、酸性イオ
ン水(以下、酸性水という)モード、強酸性イオン水モ
ードの動作モードを設定することができるとともに、電
解槽107内をクリーニングするクリーニングモードを
設定することができる。
【0009】アルカリ性水モードにおいて、蛇口が開か
れて原水の供給が開始されると、フィルタ106によっ
て原水は浄化されて電解槽107に供給される。電解槽
107の第1電極板121に正電圧が、第2電極板12
2に負電圧が印加される。すると、原水中のマグネシウ
ムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(Na+ )、カ
リウムイオン(K+ )、カルシウムイオン(Ca2+)等
は第2電極板122に引き寄せられ、水酸イオン(OH
- )、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イオン(N
3 2-)、塩素イオン(Cl- )等は第1電極板121
に引き寄せられる。これにより、第1電離室119内に
は酸性水が生成され、第2電離室120内にはアルカリ
性水が生成される。
【0010】原水の電解槽107内への供給に伴って第
1電離室119内の酸性水は吐出口から排水管105を
介して排出され、第2電離室120内のアルカリ性水は
吐出口から接続管125及び取水管103を介して吐出
される。そして、取水管103から吐出されるアルカリ
性水をコップ等の容器に採取することにより飲用するこ
とができる。
【0011】強酸性水モードにおいて、食塩添加筒11
3に食塩を収容したカートリッジ113aがセットされ
る。原水の供給が開始されると、フィルタ106により
原水が浄化される。浄化された原水が食塩添加筒113
を通過する間に食塩が原水中に溶出し、電解槽107に
供給される。電解槽107の第1電極板121に正電圧
が、第2電極板122に負電圧が印加される。すると、
原水中のマグネシウムイオン(Mg2+)、ナトリウムイ
オン(Na+ )、カリウムイオン(K+ )、カルシウム
イオン(Ca2+)等は第2電極板122に引き寄せら
れ、水酸イオン(OH- )、硫酸イオン(SO4 2-)、
硝酸イオン(NO3 2-)、塩素イオン(Cl - )等は第
1電極板121に引き寄せられる。原水中のナトリウム
イオン(Na + )及び塩素イオン(Cl- )の濃度が高
いため、第1電離室119内には強酸性水が生成され、
第2電離室120内には強アルカリ性水が生成される。
【0012】原水の電解槽107への供給に伴って第1
電離室119内の強酸性水は排水管105を介して排出
され、第2電離室120内の強アルカリ性水は接続管1
25及び取水管103を介して吐出される。そして、排
水管105から吐出される強酸性水を用いて食器等の殺
菌を行うことができる。
【0013】酸性水モードにおいて、原水の供給が開始
されると、フィルタ106によって原水は浄化されて電
解槽107に供給される。電解槽107の第1電極板1
21に負電圧が、第2電極板122に正電圧が印加され
る。すると、原水中のマグネシウムイオン(Mg2+)、
ナトリウムイオン(Na+ )、カリウムイオン
(K+)、カルシウムイオン(Ca2+)等は第1電極板
121に引き寄せられ、水酸イオン(OH- )、硫酸イ
オン(SO4 2-)、硝酸イオン(NO3 2-)、塩素イオン
(Cl- )等は第2電極板122に引き寄せられる。こ
れにより、第1電離室119内にはアルカリ性水が生成
され、第2電離室120内には酸性水が生成される。
【0014】原水の電解槽107内への供給に伴って第
1電離室119内のアルカリ性水は排水管105を介し
て排出され、第2電離室120内の酸性水は接続管12
5及び取水管103を介して吐出される。そして、取水
管103から吐出される酸性水をコップ等の容器に採取
することにより飲用することができる。
【0015】高度純粋水モードにおいて、原水の供給が
開始されると、フィルタ106によって原水は浄化され
て電解槽107に供給される。電解槽107の第1及び
第2電極板121,122には電圧は印加されないた
め、原水の電解は行われない。原水の電解槽107内へ
の供給に伴って第1電離室119内の純粋水は排水管1
05を介して排出され、第2電離室120内の純粋水は
接続管125及び取水管103を介して吐出される。そ
して、取水管103から吐出される純粋水をコップ等の
容器に採取することにより飲用することができる。
【0016】クリーニングモードは、アルカリ性水モー
ド及び酸性水モードでの積算電解時間が所定時間に達し
た場合、電解槽107における電解が継続して所定時間
行われずその後アルカリ性水モード、酸性水モード又は
高度純粋水モードが実行される場合のいずれかの場合に
おいて実行される。
【0017】このクリーニングモードにおいて、フィル
タ106によって原水は浄化されて電解槽107に供給
される。電解槽107の第1電極板121に負電圧が、
第2電極板122に正電圧が印加される。すると、原水
中のマグネシウムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン
(Na+ )、カリウムイオン(K+ )、カルシウムイオ
ン(Ca2+)等は第1電極板121に引き寄せられ、水
酸イオン(OH- )、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イ
オン(NO3 2-)、塩素イオン(Cl- )等は第2電極
板122に引き寄せられる。これにより、第2電極板1
22の表面に析出したカルシウム等が電解され、第1電
離室119内にはアルカリ性水が生成され、第2電離室
120内には酸性水が生成される。
【0018】原水の電解槽107内への供給に伴って第
1電離室119内のアルカリ性水は排水管105を介し
て排出され、第2電離室120内の酸性水は接続管12
5及び取水管103を介して吐出される。従って、接続
管125及び取水管103内に析出したカルシウム等が
酸性水により溶かされるとともに、電解槽107内に残
っているイオン水が排出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイオ
ン水生成装置101では、電解槽107の第2電離室1
20で生成されたイオン水は常に取水管103から吐出
される。そのため、強酸性水モード時に取水管103か
ら吐出される強アルカリ性水や、クリーニングモードの
時に取水管103から吐出される酸性水のように飲用に
不適当なイオン水も取水管103から吐出されるため、
容器に採取して誤飲用してしまうおそれがあった。
【0020】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、飲用に不適当なイオン
水を生成する場合には、三方弁を切り換えることによ
り、排水管からこのイオン水を取り出して取水管から取
り出さないようにすることにより、誤飲用を防止するこ
とができるイオン水生成装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、水を電気分解して酸性
イオン水とアルカリ性イオン水とを製造するイオン水生
成装置において、原水を供給可能にした電解槽を隔膜に
よって二つの電離室を形成し、両電離室にそれぞれ電極
を設け、両電離室の出口のうち少なくとも一方を三方弁
に接続し、その三方弁の二つの出口の一方を取水管に接
続し、他方を排水管に接続したことを要旨とする。
【0022】この構成によれば、飲用に適したイオン水
が生成される場合には三方弁を取水管側に切り換えるこ
とによりその生成水を採取して飲用することができ、飲
用に不適当なイオン水が生成される場合には三方弁を排
水管側に切り換えて排水管から取り出すようにすること
により、誤飲用を防止することができる。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のイオン水生成装置において、前記三方弁はプランジャ
式の電磁弁から構成され、動作モードに応じて自動的に
取水管及び排水管が切り換えられるようにしたことを要
旨とする。
【0024】この構成によれば、イオン水生成装置の動
作モードに応じて三方弁が自動的に取水管又は排水管に
切換制御され、飲用に不適当なイオン水が生成される場
合には三方弁を排水管側に切り換えて排水管から取り出
すことにより、誤飲用を防止することができる。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のイオン水生成装置において、強酸性イオン水の生成
時、及び電解槽のクリーニングモードの動作中には前記
三方弁は前記排水管に切り換えられるようにしたことを
要旨とする。
【0026】この構成によれば、強酸性イオン水の生成
時及びクリーニングモードの動作中には、三方弁は排水
管に切り換えられ、電離室に生成された飲用に不適当な
水は排水管から取り出すようにすることにより、誤飲用
を防止することができる。
【0027】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のイオン水生成装置において、アルカリ性イオン水の生
成モードで動作させるときには、前記三方弁が接続され
た電離室の電極の極性を陰極とし、同三方弁を前記取水
管に切り換えるようにしたことを要旨とする。
【0028】この構成によれば、アルカリ性イオン水の
生成モードで動作させるときには、陰極となる電極を備
えた電離室にアルカリ性イオン水が生成されるので、三
方弁を取水管に切り換えることによって、所望のアルカ
リ性イオン水を容易に採取することができる。
【0029】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のイオン水生成装置において、強酸性イオン水を生成す
るモードでの動作後、他のモードに切り換えるときに
は、必ず電解槽のクリーニングモードでの動作が行われ
るとともに、同クリーニングモードでは前記三方弁は排
水管に切り換えられるように構成したことを要旨とす
る。
【0030】この構成によれば、強酸性イオン水の生成
時に電離室内に生成された強アルカリ性イオン水又は強
酸性イオン水等の飲用に不適当な水は排水管から取り出
され、誤飲用を防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したイオン
水生成装置の一実施形態を図1〜図8に従って説明す
る。
【0032】図1に示すように、イオン水生成装置11
は、本体ケース12、同本体ケース12の上部から露出
する取水管13、同本体ケース12の下部から露出する
給水管23及び第1及び第2排水管14,15を備えて
いる。前記本体ケース12内には供給された原水を浄化
する浄化手段としての1次フィルタ16及び2次フィル
タ17、電解槽18が収容されている。
【0033】1次フィルタ16には不織布19、抗菌粒
状活性炭20、及び中空糸膜21(膜孔径が0.1μ
m)が収容されている。1次フィルタ16の流入口22
には前記給水管23を介して上水道の蛇口(図示略)が
接続され、前記中空糸膜21には第1連結管24が接続
されている。給水管23を介して1次フィルタ16に原
水(水道水)が供給されると、不織布19によって原水
中の大きなゴミが除去され、抗菌粒状活性炭20によっ
て原水中のトリハロメタン、カルキ臭、残留塩素等が除
去され、さらに中空糸膜21によってカビ、赤さび、細
菌等が除去されて第1連結管24から吐出される。
【0034】なお、1次フィルタ16の上流において給
水管23の外周には熱水検出手段としてのバイメタル2
5が設けられており、給水管23内を所定温度(本実施
形態では40度)以上の熱水が供給されたことを検出す
る。
【0035】2次フィルタ17には繊維状活性炭26、
及び限外濾過膜27(膜孔径が0.01μmの中空糸膜
からなる)が収容されている。2次フィルタ17の流入
口28は前記第1連結管24に接続され、吐出口29に
は第2連結管30が接続されている。第1連結管24を
介して2次フィルタ17に原水が供給されると、繊維状
活性炭26によって原水中のトリハロメタン、カルキ
臭、残留塩素等が除去され、限外濾過膜27によって
0.01μm以上の大きさのウィルス類が除去されて吐
出口29から吐出される。従って、2次フィルタ17か
ら吐出される原水は清浄なものとなる。
【0036】第2連結管30の中間部には供給される原
水の流量を検出する流量センサ31が設けられている。
流量センサ31は第2連結管30を通過する原水の水量
に比例した周波数のパルス信号PSを出力する。本実施
形態においては、原水の供給量が毎分1.5リットルの
とき、20Hzのパルス信号PSが出力される。従って、
原水の供給量が毎分0.375リットルのときには、5
Hzのパルス信号PSが出力され、原水の供給量が毎分3
リットルのときには、40Hzのパルス信号PSが出力さ
れる。
【0037】また、第2連結管30の他端部には電離性
無機物質としての食塩を添加するための食塩添加筒32
が設けられている。食塩添加筒32には後記する強酸性
水の生成時(強酸性水モード時)に、カートリッジ32
aをセットして食塩を投入することができる。食塩添加
筒32に食塩を収容したカートリッジ32aがセットさ
れた状態で第2連結管30を介して食塩添加筒32に原
水が供給されると、食塩が溶出し、第3連結管33を介
して吐出される。第3連結管33は2つに分岐してお
り、その一端部にはカルシウムを添加するためのカルシ
ウム添加筒34が設けられている。第3連結管33を介
してカルシウム添加筒34に原水が供給されると、カル
シウムが溶出し、第4連結管35を介して吐出される。
【0038】本実施形態では、前記給水管23、第1〜
第4連結管24,30,33,35によって給水管路が
構成されている。電解槽18には前記第3連結管33が
接続されるとともに、前記第4連結管35が接続されて
いる。従って、前記2次フィルタ17で浄化されかつカ
ルシウムが添加された原水が電解槽18に供給される。
また、食塩添加筒32にカートリッジ32aがセットさ
れた場合にはカルシウム及び食塩が添加された原水が電
解槽18に供給される。
【0039】電解槽18は隔膜36によって第1及び第
2電離室37,38に区画されている。第1及び第2電
離室37,38内にはそれぞれ第1及び第2電極板3
9,40が第1及び第2ターミナル41,42を介して
配設されている。第1及び第2電極板39,40は図8
に示すレギュレータ70によって一方が陽極で他方が陰
極となるように直流電圧を印加可能であるとともに、両
電極板39,40の極性は反転可能になっている。
【0040】例えば、電解槽18に原水(水道水)が供
給された状態で、第1電極板39に正電圧、第2電極板
40に負電圧(接地電圧)が印加されると、原水中のマ
グネシウムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(Na
+ )、カリウムイオン(K+)、カルシウムイオン(C
2+)等は陰極である第2電極板40に引き寄せられ、
水酸イオン(OH- )、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸
イオン(NO3 2-)、塩素イオン(Cl- )等は陽極で
ある第1電極板39に引き寄せられる。そのため、第1
電離室37内には酸性水が生成され、第2電離室38内
にはアルカリ性水が生成されることとなる。このとき、
原水に食塩が添加されていると、原水の電解が促進さ
れ、第1電離室37内には強酸性水が生成され、第2電
離室38内には強アルカリ性水が生成される。
【0041】逆に、第1電極板39に負電圧(接地電
圧)、第2電極板40に正電圧が印加されると、原水中
のマグネシウムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン
(Na+)、カリウムイオン(K+ )、カルシウムイオ
ン(Ca2+)等は陰極である第1電極板39に引き寄せ
られ、水酸イオン(OH- )、硫酸イオン(S
4 2-)、硝酸イオン(NO3 2-)、塩素イオン(C
- )等は陽極である第2電極板40に引き寄せられ
る。そのため、第1電離室37内にはアルカリ性水が生
成され、第2電離室38内には酸性水が生成されること
となる。
【0042】第1電離室37の上部に形成された第1吐
出口45には前記第1排水管14が接続されている。第
2電離室38の上部に形成された第2吐出口46には接
続管47が接続され、その他端部にはプランジャ型の電
磁式三方弁48が設けられている。
【0043】図6に示すように、電磁式三方弁48は本
体部49とソレノイド57とからなる。ソレノイド57
はプランジャ58を出没可能に収容し、プランジャ58
はコイルばね59によって常時突出方向に付勢されてい
る。ソレノイド57はコントローラ80から出力される
バルブ切換信号BTに基づいて制御されるようになって
おり、通電励磁されるとプランジャ58がコイルばね5
9に抗して没入する。本体部49は1つの流入口50
と、2つの吐出口51,52とを備えている。本体部4
9の一方の吐出口51は前記第2排水管15に接続さ
れ、他方の吐出口52は前記取水管13に接続されてい
る。本体部49内には前記プランジャ58の外端部に固
定された弁体53が収容されている。なお、弁体53と
プランジャ58との固定部にはダイヤフラム60が設け
られ、ダイヤフラム60の周縁部は本体部49にシール
されている。従って、プランジャ58の突出時には弁体
53が弁座54に着座することにより流入口50と吐出
口51とが連通される。また、プランジャ58の没入時
には弁体53が弁座55に着座することにより流入口5
0と吐出口52とが連通され、吐出口51から吐出口5
2に切り換えられる。
【0044】図7に示すように、前記本体ケース12の
外部には、イオン水生成装置11の起動及び動作モード
を設定するための操作パネル62が設けられている。本
実施形態のイオン水生成装置11は、第1モードとして
の強酸性水モード、第2モードとしてのアルカリ性水モ
ード及び酸性水モード、高度純粋水モードを設定するこ
とができるようになっているとともに、第3モードとし
てのクリーニングモードが設定されるようになってい
る。強酸性水モードは電離性無機物質(食塩)を添加し
た原水を電解して強酸性水及び強アルカリ性水を生成す
るものである。アルカリ性水モード及び酸性水モードは
電離性無機物質(食塩)を添加していない原水を電解し
て弱酸性水及び弱アルカリ性水を生成するものである。
アルカリ性水モードはアルカリ性の強さによって強
(3)、中(2)、弱(1)の3つのモードに分かれて
いる。高度純粋水モードは電離性無機物質(食塩)を添
加していない原水を浄化するものである。クリーニング
モードは所定条件が満足されることにより自動的に設定
されるものである。
【0045】操作パネル62には、電源スイッチ63及
び電源ランプ65が設けられている。電源スイッチ63
を押圧操作する毎に電源ランプ65の点灯及び消灯が交
互に行われ、電源ランプ65の点灯時においてイオン水
生成装置11が起動される。
【0046】また、操作パネル62には選択スイッチ6
4及び複数(本実施形態では6個)のモードランプ66
A,66B,66C,66D,66E,66Fが設けら
れている。モードランプ66A,66B,66C,66
D,66E,66Fは強(3)、中(2)、弱(1)の
3つのアルカリ性水モード、高度純粋水モード、酸性水
モード、強酸性水モードにそれぞれ対応している。電源
ランプ65の点灯状態(イオン水生成装置11の起動状
態)において、選択スイッチ64の押圧操作が行われる
毎に、基本的には動作モードが強酸性水モード→酸性水
モード→高度純粋水モード→アルカリ性水モード弱
(1)→アルカリ性水モード中(2)→アルカリ性水モ
ード強(3)の順に変更され、アルカリ性水モード強
(3)の次に再び強酸性水モードに変更される。このよ
うな動作モードの変更に伴って各動作モードに対応する
モードランプ66A〜66Fが点灯(または点滅)され
る。
【0047】さらに、操作パネル62には報知手段とし
ての液晶表示器68が設けられており、前記各種動作モ
ードや各種エラーを文字等の画像情報により使用者に報
知する。
【0048】これらのエラーには、供給される原水の流
量不足(水圧不足)エラー及び流量過多(水圧過多)エ
ラー、強酸性水モード時における食塩の未投入エラー、
強酸性水モード及び高度純粋水モード以外の動作モード
時における食塩の誤投入エラー、熱水エラー、及びレギ
ュレータの温度保護エラーが含まれるとともに、電解槽
寿命報知、1次及び2次フィルタの交換時期報知が含ま
れる。
【0049】また、操作パネル62には報知手段として
のブザー67が内蔵されており、前記各種動作モードや
各種エラー状態を音により使用者に報知する。次に、イ
オン水生成装置11の電気的構成を図8に基づいて説明
する。
【0050】コントローラ80には前記バイメタル2
5、流量センサ31、サーモスタット72が接続される
とともに、電磁式三方弁48、電源スイッチ63、選択
スイッチ64、電解槽用タイマ86のリセットスイッチ
75、1次及び2次フィルタ用カウンタ87,88のリ
セットスイッチ76,77、電源ランプ65、モードラ
ンプ66A〜66F、レギュレータ70、ブザー67及
び液晶表示器68が電気的に接続されている。
【0051】レギュレータ70は交流電圧(100V)
を直流電圧に変換し、コントローラ80に直流動作電源
を供給するとともに、前記電磁式三方弁48のソレノイ
ド57に直流動作電源を供給する。
【0052】また、レギュレータ70はコントローラ8
0から出力される電流制御信号CI1〜CI4に基づい
て、該電流制御信号CI1〜CI4に応じた値の電流が
第1,第2電極板39,40間に流れるような値を持つ
直流電圧を電解槽18に供給する。この際、レギュレー
タ70は供給している直流電圧の値を指示する複数の指
示信号SD1〜SD3をコントローラ80に出力する。
本実施形態では、レギュレータ70は電解槽18への出
力電圧が10V以上のとき指示信号SD1を出力し、出
力電圧が5V以下のとき指示信号SD2を出力し、出力
電圧が2V以下のとき指示信号SD3を出力する。
【0053】レギュレータ70は切換リレー71を備
え、この切換リレー71はコントローラ80から出力さ
れるリレー切換信号RTに基づいて前記電解槽18の第
1及び第2電極板39,40に供給する直流電圧の極性
を反転させる。また、レギュレータ70はその発熱状態
を検出するサーモスタット72を備えており、レギュレ
ータ70が所定温度以上に過熱すると、サーモスタット
72は過熱状態を検出して温度保護信号SHをコントロ
ーラ80に出力する。
【0054】コントローラ80は、イオン水生成装置1
1を制御するためのプログラムを格納したROM(read
only memory)81と、各スイッチ等から入力された検
出結果、演算のためのデータ及び演算結果等のデータを
一時的に記憶しておくためのRAM(random access me
mory)82とを備えている。
【0055】また、コントローラ80はタイマ83、1
5分タイマ84、24時間タイマ85、電解槽用タイマ
86、1次及び2次フィルタ用カウンタ87,88を備
えている。タイマ83は前記6つの動作モードのうち、
高度純粋水モード以外の5つの動作モードについて定め
られた所定の条件が満足されない継続時間及びクリーニ
ングモードの継続時間等を計測するものである。例え
ば、タイマ83は流量センサ31のパルス信号PSが出
力されているとき、そのパルス信号PSの周波数が所定
の値(本実施形態では20Hz)未満である継続時間、パ
ルス信号PSの周波数が所定の値(本実施形態では50
Hz)よりも大きい状態の継続時間、及びパルス信号PS
の周波数が所定範囲(本実施形態では20〜50Hz)で
ある継続時間等を計測する。
【0056】15分タイマ84は、アルカリ性水モード
及び酸性水イオンモードにおいて電解の実施時間を積算
するようになっており、この積算時間が15分に達する
とカウントアップ信号をコントローラ80に出力すると
ともに、このカウントアップ信号に基づいてリセットさ
れる。
【0057】24時間タイマ85は前記電解槽18にお
ける電解が行われていない時間を計測するものであり、
コントローラ80の電流制御信号CI1〜CI4のいず
れかの出力に基づいてその計測時間がリセットされる。
24時間タイマ85がリセットされずに24時間を計測
すると、カウントアップ信号をコントローラ80に出力
する。
【0058】電解槽用タイマ86は電解槽18の使用時
間(アルカリ性水モード、酸性水イオンモード及び強酸
性水モードでの動作時間を積算するようになっており、
この積算時間が所定時間(本実施形態では500時間)
に達するとカウントアップ信号をコントローラ80に出
力し、停止する。電解槽用タイマ86は電解槽18の交
換時において、前記電解槽用のリセットスイッチ75の
操作に基づいてその積算時間がリセットされる。
【0059】1次及び2次フィルタ用カウンタ87,8
8は前記1次及び2次フィルタ16,17に対応して設
けられており、各フィルタ16,17を通過した原水の
量を流量31のパルス信号PSによって積算するように
なっており、この積算パルス数がそれぞれ所定数に達す
ると、1次及び2次フィルタ用カウンタ87,88はそ
れぞれカウントアップ信号をコントローラ80に出力す
る。本実施形態では、1次フィルタ用カウンタ87は9
60万パルス(流量8000リットル相当)を計測する
と停止し、2次フィルタ用カウンタ88は600万パル
ス(流量5000リットル相当)を計測すると停止す
る。1次フィルタ用カウンタ87は1次フィルタ16に
おける不織布19、抗菌粒状活性炭20及び中空糸膜2
1の交換時において前記リセットスイッチ76の操作に
基づいてその積算パルス数がリセットされ、2次フィル
タ用カウンタ88は2次フィルタ17における繊維状活
性炭26及び限外濾過27の交換時において前記リセッ
トスイッチ77の操作に基づいてその積算パルス数がリ
セットされる。
【0060】なお、上記15分タイマ84、24時間タ
イマ85、電解槽用タイマ86、1次及び2次フィルタ
用カウンタ87,88には、前記電源スイッチ63のオ
フ状態においても前記レギュレータ70から動作電源が
供給されるようになっており、15分タイマ84、24
時間タイマ85、電解槽用タイマ86、1次及び2次フ
ィルタ用カウンタ87,88の計数値は保持される。さ
らに、上記15分タイマ84、電解槽用タイマ86、1
次及び2次フィルタ用カウンタ87,88には、交流電
源の供給停止時においても、バックアップ電池により直
流電源が供給されるようになっており、15分タイマ8
4、電解槽用タイマ86、1次及び2次フィルタ用カウ
ンタ87,88の計数値は保持される。
【0061】上記コントローラ80は、その起動状態に
おいて、前記選択スイッチ64の操作によって6つの動
作モードのいずれかが選択されると、その動作モードに
応じて前記切換リレー71、電磁式三方弁48及びレギ
ュレータ70を、以下のように制御する。
【0062】(A)アルカリ性水モード(1)の選択時 コントローラ80は電磁式三方弁48を駆動せず、接続
管47と取水管13との間を連通させるとともに、切換
リレー71を切り換えずに電解槽18の第1及び第2電
極板39,40にそれぞれ正電圧及び負電圧(接地電
圧)が供給されるように制御する。そして、イオン水生
成装置11に原水が供給されて前記流量センサ31のパ
ルス信号PSの周波数が20Hz以上(原水供給量が毎分
1.5リットル以上)になると、レギュレータ70に電
流制御信号CI1を出力し、レギュレータ70から電解
槽18に直流電圧を供給させて原水の電解を行わせる。
【0063】(B)アルカリ性水モード(2)の選択時 コントローラ80は電磁式三方弁48を駆動せず、接続
管47と取水管13との間を連通させるとともに、切換
リレー71を切り換えずに電解槽18の第1及び第2電
極板39,40にそれぞれ正電圧及び負電圧(接地電
圧)が供給されるように制御する。そして、前記流量セ
ンサ31のパルス信号PSの周波数が20Hz以上(原水
供給量が毎分1.5リットル以上)になると、レギュレ
ータ70に電流制御信号CI2をを出力し、レギュレー
タ70から電解槽18に直流電圧を供給させて原水の電
解を行わせる。
【0064】(C)アルカリ性水モード(3)の選択時 コントローラ80は電磁式三方弁48を駆動せず、接続
管47と取水管13との間を連通させるとともに、切換
リレー71を切り換えずに電解槽18の第1及び第2電
極板39,40にそれぞれ正電圧及び負電圧(接地電
圧)が供給されるように制御する。そして、前記流量セ
ンサ31のパルス信号PSの周波数が20Hz以上(原水
供給量が毎分1.5リットル以上)になると、レギュレ
ータ70に電流制御信号CI3をを出力し、レギュレー
タ70から電解槽18に直流電圧を供給させて原水の電
解を行わせる。
【0065】(D)強酸性水モードの選択時 コントローラ80はバルブ切換信号BTを出力して電磁
式三方弁48を駆動し、接続管47と第2排水管15と
の間を連通させるとともに、切換リレー71を切り換え
ずに電解槽18の第1及び第2電極板39,40にそれ
ぞれ正電圧及び負電圧(接地電圧)が供給されるように
制御する。そして、前記流量センサ31のパルス信号P
Sの周波数が20Hz以上(原水供給量が毎分1.5リッ
トル以上)になると、レギュレータ70に電流制御信号
CI4をを出力し、レギュレータ70から電解槽18に
直流電圧を供給させて原水の電解を行わせる。
【0066】(E)酸性水モードの選択時 コントローラ80はバルブ切換信号BTを出力して電磁
式三方弁48を駆動し、接続管47と第2排水管15と
の間を連通させるとともに、切換リレー71にリレー切
換信号RTを出力して電解槽18の第1及び第2電極板
39,40にそれぞれ負電圧(接地電圧)及び正電圧が
供給されるように切換リレー71を制御する。そして、
前記流量センサ31のパルス信号PSの周波数が20Hz
以上(原水供給量が毎分1.5リットル以上)になる
と、レギュレータ70に電流制御信号CI3を出力し、
レギュレータ70から電解槽18に直流電圧を供給させ
て原水の電解を行わせる。
【0067】(F)高度純粋水モードの選択時 コントローラ80は電磁式三方弁48を駆動せず、接続
管47と取水管13との間を連通させるのみで、切換リ
レー71の制御を行わず、レギュレータ70に対して電
流制御信号を出力しない。
【0068】なお、本実施形態において、前記電流制御
信号CI1,CI2,CI3,CI4に対応する電解電
流は、それぞれ0.5A,1.5A,4A,6Aに設定
されている。
【0069】また、コントローラ80は、前記選択スイ
ッチ64の操作によって上記6つの動作モードのいずれ
かが選択されると、その動作モードに対応するモードラ
ンプを点滅させる。そして、流量センサ31のパルス信
号PSの周波数が20Hz以上(原水供給量が毎分1.5
リットル以上)になると、前記タイマ83にその継続時
間の計測を行わせ、その計測時間が所定時間(本実施形
態では5秒)以上になると、モードランプを点滅状態か
ら点灯状態にする。このようにモードランプが点滅状態
から点灯状態に切り換わることにより、水質が安定した
ことが分かる。また、コントローラ80はモードランプ
の点滅に同期させて液晶表示器68によって当該モード
である旨を点滅表示させ、モードランプの点灯に同期さ
せて液晶表示器68によって当該モードでのイオン水又
は純粋水の生成中である旨の表示を行わせる。この水の
生成時において、コントローラ80はブザー67によっ
て当該モードである旨を所定の音により報知させる。
【0070】上記のように安定した動作モードが強酸性
水モードである場合には、コントローラ80は、選択ス
イッチ64の押圧操作を無効化し強酸性水モード以外の
動作モードへの切り換えを禁止するようにしている。こ
の場合、バルブ切換信号BTが出力されて電磁式三方弁
48が駆動され続け、接続管47と第2排水管15との
間が連通されることにより、第2電離室38内に残って
いる強アルカリ性水及び食塩水が前記取水管13から吐
出されないようにすることができる。なお、選択スイッ
チの無効化を解除して強酸性水モード以外の動作モード
への切り換えを行うためには、蛇口を閉じて原水の供給
を停止するか、電源スイッチ63の押圧操作に基づいて
コントローラ80への電源の供給を遮断すればよい。
【0071】一方、安定した動作モードが強酸性水モー
ド以外の動作モードである場合には、原水の供給を停止
することなく、選択スイッチ64の押圧操作に基づい
て、コントローラ80は動作モードを強酸性水モードを
含む任意の動作モードに切り換える。
【0072】また、コントローラ80は、上記アルカリ
性水モード(1),(2),(3)及び酸性水モードに
おいて、電流制御信号CI1〜CI3の出力中に前記1
5分タイマ84を動作させ、電解時間を積算して計測さ
せる。また、コントローラ80は、アルカリ性水モー
ド、酸性水モード及び強酸性水モードにおいて、電流制
御信号CI1〜CI4の出力中に前記電解槽用タイマ8
6を動作させ、電解槽18の電解使用時間を積算して計
測させる。さらに、コントローラ80は、上記した6つ
の動作モードにおいて、前記1次及び2次フィルタ用カ
ウンタ87,88を動作させて前記流量センサ31のパ
ルス信号PSを計測させることにより、1次及び2次フ
ィルタ16,17の使用時間を積算させる。
【0073】そして、コントローラ80はイオン水生成
装置11の動作状態が、以下の3つの条件のいずれか1
つを満足すると、自動的にクリーニングモードを実行す
る。 (1)アルカリ性水モード及び酸性水モードでの電解時
において、15分タイマ84の計測時間が積算15分に
達してカウントアップ信号がコントローラ80に出力さ
れたとき。
【0074】(2)24時間タイマ85による電解槽1
8における電解が行われていない計測時間が24時間に
達してカウントアップ信号がコントローラ80に出力さ
れたとき。
【0075】(3)強酸性水モードでの動作終了後にお
いて、選択スイッチ64の操作に基づいて最初にアルカ
リ性水モード、酸性水モード又は高度純粋水モードが実
行されるとき。
【0076】このクリーニングモードにおいて、コント
ローラ80はバルブ切換信号BTを出力して電磁式三方
弁48を駆動し、接続管47と第2排水管15との間を
連通させるとともに、切換リレー71にリレー切換信号
RTを出力して第1及び第2電極板39,40にそれぞ
れ負電圧(接地電圧)及び正電圧が供給されるように制
御する。そして、流量センサ31のパルス信号PSの周
波数が20Hz以上になると、レギュレータ70に電流制
御信号CI3を出力し、レギュレータ70から電解槽1
8に直流電圧を供給させて原水の電解を行わせる。これ
により、電解槽18の第2電極板40の表面に析出した
カルシウム等が電解され、接続管47及び電磁式三方弁
48の本体部49内に析出したカルシウム等が第2電離
室38内に生成された酸性水により溶かされるととも
に、電解槽18内に残っているイオン水が排出される。
また、強酸性水モード後のクリーニングモードでは電解
槽18内に残っている食塩水も排出される。なお、本実
施形態において、クリーニングモードにおける電流制御
信号CI3の出力継続時間は15秒間に設定されてお
り、バルブ切換信号BTは電流制御信号CI3の出力停
止後5秒後に停止されるようになっており、クリーニン
グモードは電解開始後20秒間継続される。
【0077】また、コントローラ80は、電解槽用タイ
マ86によって積算500時間が計測されてカウントア
ップ信号が出力されると、液晶表示器68によって電解
槽18の交換時期に達した旨を表示させるとともに、ブ
ザー67によって報知する。このとき、コントローラ8
0は、バルブ切換信号BT、リレー切換信号RT及び電
流制御信号CI1〜CI4の出力を停止し、電磁式三方
弁48及び切換リレー71の制御並びに電解槽18への
電圧供給を停止することにより選択中の動作モードをキ
ャンセルする。
【0078】また、コントローラ80は、1次又は2次
フィルタ用カウンタ87,88によってそれぞれ積算9
60万パルス、600万パルスが計測されてカウントア
ップ信号が出力されると、イオン水生成装置11への原
水の供給停止に伴って液晶表示器68によって1次又は
2次フィルタ16,17の交換時期に達した旨を表示さ
せるとともに、ブザー67によってその旨を音により報
知させる。なお、コントローラ80は、イオン水生成装
置11への原水の供給が再開されると、選択中の動作モ
ードに応じて電磁式三方弁48及び切換リレー71及び
電解槽18への電圧を制御することによりイオン水又は
純粋水を生成する。
【0079】さらに、コントローラ80はバイメタル2
5の検出結果、流量センサ31の検出結果、レギュレー
タ70の検出結果(指示信号)等に基づいて液晶表示器
68によって種々のエラー表示を行うとともに、ブザー
67によってエラー報知を行う。
【0080】これらのエラー表示及び報知には、水圧不
足、水圧過多、食塩の未投入状態、食塩の誤投入状態、
熱水エラー、加熱エラーがある。すなわち、選択スイッ
チ64の操作に基づいて上記6つの動作モードのいずれ
か1つが選択された状態において、流量センサ31の検
出信号の周波数が所定値未満(本実施形態では5Hz以上
20Hz以下)の状態が所定時間(本実施形態では5秒)
以上継続すると、コントローラ80は液晶表示器68に
よって水圧不足の旨のエラー表示を行わせるとともに、
ブザー67によってエラー報知を行わせる。
【0081】また、選択スイッチ64の操作に基づいて
強酸性水モードが選択された状態において、流量センサ
31の検出信号の周波数が所定値以上(本実施形態では
50Hz以上)になると、コントローラ80は液晶表示器
68によって水圧過多の旨のエラー表示を行わせるとと
もに、ブザー67によってエラー報知を行わせる。
【0082】また、選択スイッチ64の操作に基づいて
強酸性水モードが選択された状態において、強酸性水モ
ードが定常状態になるまでに所定時間(本実施形態では
20秒)を要する。そのため、レギュレータ70の出力
電圧が10V以上であることを示す指示信号SD1が2
0秒以上継続して出力されると、コントローラ80は出
力電圧が高すぎることにより生成水が強酸性水又は強ア
ルカリ性水でないと判定し、液晶表示器68によって食
塩の未投入状態である旨の「食塩を投入せよ」というエ
ラー表示を行わせるとともに、ブザー67によってエラ
ー報知を行わせる。このとき、コントローラ80は、電
流制御信号CI4の出力を停止して電解槽18への電圧
供給を停止することにより選択中の強酸性水モードをキ
ャンセルする。
【0083】また、選択スイッチ64の操作に基づいて
アルカリ性水モード(1),(2),(3)のいずれか
1つが選択された状態において、アルカリ性水モードが
定常状態になるまでに所定時間(本実施形態では3秒)
を要する。そのため、レギュレータ70の出力電圧が各
モードに対して設定された電圧以下である状態が3秒以
上継続されると、コントローラ80は出力電圧が低すぎ
ることにより生成水が強酸性水又は強アルカリ性水であ
ると判定し、液晶表示器68によって食塩の誤投入状態
である旨の「食塩を取り除け」というエラー表示を行わ
せるとともに、ブザー67によってエラー報知を行わせ
る。そして、本実施形態において、アルカリ性水モード
(1)の選択時にレギュレータ70の出力電圧が2V以
下である指示信号SD3が3秒以上継続して出力された
とき、アルカリ性水モード(2)が選択された状態にお
いて、レギュレータ70の出力電圧が5V以下であるこ
とを示す指示信号SD2が3秒以上継続して出力された
とき、アルカリ性水モード(3)が選択された状態にお
いて、レギュレータ70の出力電圧が7V以下である、
すなわち指示信号SD1〜SD3のいずれも3秒以上継
続して出力されないときに、食塩の誤投入状態である旨
のエラー表示及びエラー報知が行われる。このとき、コ
ントローラ80は、電流制御信号CI1〜CI4の出力
を停止して電解槽18への電圧供給を停止することによ
り選択中のアルカリ性水モードをキャンセルする。
【0084】さらに、バイメタル25によってイオン水
生成装置11に熱水が供給されたことが検出されると、
コントローラ80は液晶表示器68によって熱水エラー
表示を行わせるとともに、ブザー67によってエラー報
知を行わせる。このとき、コントローラ80は、バルブ
切換信号BT、リレー切換信号RT及び電流制御信号C
I1〜CI4の出力を停止し、電磁式三方弁48及び切
換リレー71の制御並びに電解槽18への電圧供給を停
止することにより選択中の動作モードをキャンセルす
る。これは、イオン水生成装置11に熱水が供給される
と、1次及び2次フィルタ16,17の抗菌粒状活性炭
20及び繊維状活性炭26が、吸着しているトリハロメ
タン等を原水中に放出するおそれがあり、その生成水の
誤飲用を防止するようにしている。
【0085】また、サーモスタット72によってレギュ
レータ70が所定温度以上に過熱したことが検出されて
温度保護信号SHが出力されると、コントローラ80は
液晶表示器68によって過熱エラー表示を行わせるとと
もに、ブザー67によってエラー報知を行わせる。この
場合にも、コントローラ80は、バルブ切換信号BT、
リレー切換信号RT及び電流制御信号CI1〜CI4の
出力を停止し、電磁式三方弁48及び切換リレー71の
制御並びに電解槽18への電圧供給を停止することによ
り選択中の動作モードをキャンセルする。
【0086】次に、上記のように構成されたイオン水生
成装置11の作用を説明する。イオン水生成装置11を
流し台付近に配置し、第1及び第2排水管14,15の
先端部をシンク内に位置させた状態で、給水管23を水
道の蛇口に接続する。そして、電源プラグをコンセント
に挿入すると、イオン水生成装置11の設置が完了す
る。
【0087】使用者によって電源スイッチ63が押圧操
作されると電源ランプ65が点灯し、コントローラ80
が起動されて待機状態となる。イオン水生成装置11の
設置直後において、コントローラ80がはじめて起動さ
れると、モードランプ66Cが点滅し、動作モードは弱
アルカリ性水モード(1)となっている。
【0088】選択スイッチ64が押圧操作される毎に、
点滅するモードランプは順次モードランプ66C〜66
Fに移り、モードランプ66Fからモードランプ66A
〜66Cに移る。そして、選択スイッチ64の操作が停
止されると、点滅しているモードランプに対応する動作
モードが設定される。
【0089】まず、アルカリ性水モードを図1に従って
説明する。選択スイッチ64の操作に基づいてモードラ
ンプ66Cが点滅状態にされると、アルカリ性水モード
(1)となる。アルカリ性水モード(1)において、コ
ントローラ80は電磁式三方弁48を駆動せず、接続管
47と取水管13との間を連通させる。すなわち、アル
カリ性水モード(1)時には、接続管47と取水管13
とが第2電離室38内の水の流路となる。また、アルカ
リ性水モード(1)において、切換リレー71に対して
リレー切換信号RTは出力されず、切換リレー71は第
1電極板39に正電圧を、第2電極板40に負電圧(接
地電圧)を印加できる状態となる。
【0090】この状態において、蛇口が開かれて原水の
供給が開始されると、1次及び2次フィルタ16,17
を介して電解槽18に原水が供給される。1次フィルタ
16によって原水中の0.1μm以上の大きさのゴミ、
カビ、赤さび、細菌等が除去されるとともに、原水中の
トリハロメタン、カルキ臭、残留塩素等が除去される。
また、2次フィルタ17によって原水中のトリハロメタ
ン、カルキ臭、残留塩素等が除去され、0.01μm以
上の大きさのウィルス類が除去されて2次フィルタ17
から吐出される原水は清浄なものとなる。
【0091】電解槽18内に供給される原水の流量が毎
分1.5リットル(流量センサ31のパルス信号PSの
周波数が20Hz)以上になると、コントローラ80から
レギュレータ70に対して電流制御信号CI1が出力さ
れる。この電流制御信号CI1に応じた電解電流(0.
5A)が流れるように、レギュレータ70から第1電極
板39に正電圧が印加され、第2電極板40に負電圧
(接地電圧)が印加される。
【0092】電解槽18において、原水中のマグネシウ
ムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(Na+ )、カ
リウムイオン(K+ )、カルシウムイオン(Ca2+)等
は第2電極板40に引き寄せられ、水酸イオン(O
- )、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イオン(N
3 2-)、塩素イオン(Cl- )等は第1電極板39に
引き寄せられる。これにより、第1電離室37内には弱
酸性の酸性水が生成され、第2電離室38内には弱アル
カリ性のアルカリ性水が生成される。
【0093】原水の電解槽18内への供給に伴って第1
電離室37内の酸性水は第1吐出口45から第1排水管
14を介して排出され、第2電離室38内のアルカリ性
水は第2吐出口46から接続管47及び取水管13を介
して吐出される。そして、取水管13から吐出されるア
ルカリ性水をコップ等の容器に採取することにより飲用
することができる。
【0094】なお、選択スイッチ64の操作に基づいて
モードランプ66Bが点滅状態にされるとアルカリ性水
モード(2)となり、モードランプ66Aが点滅状態に
されるとアルカリ性水モード(3)となる。アルカリ性
水モード(2)又は(3)においても、コントローラ8
0は電磁式三方弁48を駆動せず、接続管47と取水管
13との間を連通させ、切換リレー71は第1電極板3
9に正電圧を、第2電極板40に負電圧(接地電圧)を
印加できる状態となる。
【0095】そして、電解槽18内に供給される原水の
流量が毎分1.5リットル以上になると、コントローラ
80からレギュレータ70に対して電流制御信号CI2
又はCI3が出力される。この電流制御信号CI2又は
CI3に応じた電解電流(1.5A又は4A)が流れる
ように、第1電極板39に正電圧が印加され、第2電極
板40に負電圧(接地電圧)が印加される。
【0096】電解槽18において、原水中のマグネシウ
ムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(Na+ )、カ
リウムイオン(K+ )、カルシウムイオン(Ca2+)等
は第2電極板40に引き寄せられ、水酸イオン(O
- )、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イオン(N
3 2-)、塩素イオン(Cl- )等は第1電極板39に
引き寄せられる。これにより、第1電離室37内には酸
性水が生成され、第2電離室38内にはアルカリ性水が
生成される。原水の電解槽18内への供給に伴って第1
電離室37内の酸性水は第1吐出口45から第1排水管
14を介して排出され、第2電離室38内のアルカリ性
水は第2吐出口46から接続管47及び取水管13を介
して吐出される。そして、取水管13から吐出されるア
ルカリ性水をコップ等の容器に採取することにより飲用
することができる。
【0097】次に強酸性水モードを図2に従って説明す
る。選択スイッチ64の操作に基づいてモードランプ6
6Fが点滅状態にされると、強酸性水モードとなる。強
酸性水モードにおいて、コントローラ80は電磁式三方
弁48を駆動して接続管47と第2排水管15との間を
連通させる。すなわち、強酸性水モード時には、接続管
47と第2排水管15とが第2電離室38内の水の流路
となる。また、強酸性水モードにおいて、切換リレー7
1に対してリレー切換信号RTは出力されず、切換リレ
ー71は第1電極板39に正電圧を、第2電極板40に
負電圧(接地電圧)を印加できる状態となる。なお、こ
の強酸性水モード時には、食塩添加筒32に食塩を収容
したカートリッジ32aがセットされる。
【0098】この状態において、蛇口が開かれて原水の
供給が開始されると、1次及び2次フィルタ16,17
により原水が浄化される。浄化された原水が食塩添加筒
32を通過する間に食塩が溶出し、食塩を溶解した原水
が電解槽18に供給される。
【0099】電解槽18内に供給される原水の流量が毎
分1.5リットル以上になると、コントローラ80から
レギュレータ70に対して電流制御信号CI4が出力さ
れる。この電流制御信号CI4に応じた電解電流(6
A)が流れるように、第1電極板39に正電圧が印加さ
れ、第2電極板40に負電圧(接地電圧)が印加され
る。
【0100】電解槽18において、原水中のマグネシウ
ムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(Na+ )、カ
リウムイオン(K+ )、カルシウムイオン(Ca2+)等
は第2電極板40に引き寄せられ、水酸イオン(O
- )、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イオン(N
3 2-)、塩素イオン(Cl- )等は第1電極板39に
引き寄せられる。原水中のナトリウムイオン(Na+
及び塩素イオン(Cl- )の濃度が高いため、第1電離
室37内には強酸性の酸性水が生成され、第2電離室3
8内には強アルカリ性のアルカリ性水が生成される。
【0101】原水の電解槽18内への供給に伴って第1
電離室37内の強酸性水は第1吐出口45から第1排水
管14を介して排出され、第2電離室38内の強アルカ
リ性のアルカリ性水は第2吐出口46から接続管47及
び第2排水管15を介して吐出される。そして、第1排
水管14から吐出される強酸性水を用いて食器等の殺菌
を行うことができる。
【0102】次に酸性水モードを図3に従って説明す
る。選択スイッチ64の操作に基づいてモードランプ6
6Eが点滅状態にされると、酸性水モードとなる。酸性
水モードにおいて、コントローラ80は電磁式三方弁4
8を駆動せず、接続管47と取水管13との間を連通さ
せる。すなわち、酸性水モード時には、接続管47と取
水管13とが第2電離室38内の水の流路となる。ま
た、酸性水モードにおいて、切換リレー71に対してリ
レー切換信号RTが出力され、切換リレー71は第1電
極板39に負電圧(接地電圧)を、第2電極板40に正
電圧を印加できる状態となる。
【0103】この状態において、蛇口が開かれて原水の
供給が開始されると、1次及び2次フィルタ16,17
により原水が浄化されて電解槽18に供給される。電解
槽18内に供給される原水の流量が毎分1.5リットル
以上になると、コントローラ80からレギュレータ70
に対して電流制御信号CI3が出力される。この電流制
御信号CI3に応じた電解電流(4A)が流れるよう
に、第1電極板39に負電圧(接地電圧)が印加され、
第2電極板40に正電圧が印加される。
【0104】電解槽18において、原水中のマグネシウ
ムイオン(Mg2+)、ナトリウムイオン(Na+ )、カ
リウムイオン(K+ )、カルシウムイオン(Ca2+)等
は第1電極板39に引き寄せられ、水酸イオン(O
- )、硫酸イオン(SO4 2-)、硝酸イオン(N
3 2-)、塩素イオン(Cl- )等は第2電極板40に
引き寄せられる。これにより、第1電離室37内にはア
ルカリ性水が生成され、第2電離室38内には酸性水が
生成される。
【0105】原水の電解槽18内への供給に伴って第1
電離室37内のアルカリ性水は第1吐出口45から第1
排水管14を介して排出され、第2電離室38内の酸性
水は第2吐出口46から接続管47及び取水管13を介
して吐出される。そして、取水管13から吐出される酸
性水をコップ等の容器に採取することにより飲用するこ
とができる。
【0106】次に高度純粋水モードを図4に従って説明
する。選択スイッチ64の操作に基づいてモードランプ
66Dが点滅状態にされると、高度純粋水モードとな
る。高度純粋水モードにおいて、コントローラ80は電
磁式三方弁48を駆動せず、接続管47と取水管13と
の間を連通させる。すなわち、高度純粋水モード時に
は、接続管47と取水管13とが第2電離室38内の水
の流路となる。また、高度純粋水モードにおいて、切換
リレー71に対してリレー切換信号RTは出力されず、
切換リレー71は第1電極板39に正電圧を、第2電極
板40に負電圧(接地電圧)を印加できる状態となる。
【0107】この状態において、蛇口が開かれて原水の
供給が開始されると、1次及び2次フィルタ16,17
により原水が浄化されて電解槽18に供給される。電解
槽18内に原水が供給されてもコントローラ80からレ
ギュレータ70に対して電流制御信号は出力されず、電
解槽18において原水の電解は行われない。原水の電解
槽18内への供給に伴って第1電離室37内の純粋水は
第1吐出口45から第1排水管14を介して排出され、
第2電離室38内の純粋水は第2吐出口46から接続管
47及び取水管13を介して吐出される。そして、取水
管13から吐出される純粋水をコップ等の容器に採取す
ることにより飲用することができる。
【0108】次にクリーニングモードを図5に従って説
明する。このクリーニングモードは、アルカリ性水モー
ド及び酸性水モードでの電解時間の積算時間が15分に
達した場合、電解槽18における電解が継続して24時
間行われずその後アルカリ性水モード、酸性水モード又
は高度純粋水モードが実行される場合、又は強酸性水モ
ードでの動作終了後において、最初にアルカリ性水モー
ド、酸性水モード又は高度純粋水モードが実行される場
合のいずれかの場合において実行される。
【0109】このクリーニングモードにおいて、コント
ローラ80は電磁式三方弁48を駆動して接続管47と
第2排水管15との間を連通させる。すなわち、強酸性
水モード時には、接続管47と第2排水管15とが第2
電離室38内の水の流路となる。また、クリーニングモ
ードにおいて、前記酸性水モードと同様に切換リレー7
1に対してリレー切換信号RTが出力され、切換リレー
71は第1電極板39に負電圧(接地電圧)を、第2電
極板40に正電圧を印加できる状態となる。
【0110】この状態において、蛇口が開かれて原水の
供給が開始されると、1次及び2次フィルタ16,17
により原水が浄化されて電解槽18に供給される。電解
槽18内に供給される原水の流量が毎分1.5リットル
以上になると、コントローラ80からレギュレータ70
に対して電流制御信号CI3が出力される。この電流制
御信号CI3に応じた電解電流(4A)が流れるよう
に、第1電極板39に負電圧(接地電圧)が印加され、
第2電極板40に正電圧が印加される。電解槽18にお
いて、原水中のマグネシウムイオン(Mg2+)、ナトリ
ウムイオン(Na+ )、カリウムイオン(K+ )、カル
シウムイオン(Ca2+)等は第1電極板39に引き寄せ
られ、水酸イオン(OH- )、硫酸イオン(S
4 2-)、硝酸イオン(NO3 2-)、塩素イオン(C
- )等は第2電極板40に引き寄せられる。これによ
り、電解槽18の第2電極板40の表面に析出したカル
シウム等が電解され、第1電離室37内にはアルカリ性
のアルカリ性水が生成され、第2電離室38内には酸性
水が生成される。
【0111】原水の電解槽18内への供給に伴って第1
電離室37内のアルカリ性水は第1吐出口45から第1
排水管14を介して排出され、第2電離室38内の酸性
水は第2吐出口46から接続管47、電磁式三方弁48
及び第2排水管15を介して吐出される。従って、接続
管47及び電磁式三方弁48の本体部49内に析出した
カルシウム等が第2電離室38内の酸性水により溶かさ
れるとともに、電解槽18内に残っているイオン水が排
出される。また、強酸性水モード後のクリーニングモー
ドでは電解槽18内に残っている食塩水も排出される。
このクリーニングモードは20秒間継続される。クリー
ニングモードの終了後には、選択スイッチ64の操作に
基づいて設定された動作モードに自動的に切り換わり、
その動作モードの動作が実行される。
【0112】本実施形態では、上記のようにイオン水生
成装置11を構成したことにより、次のような効果を得
ることができる。 ・ 強酸性水モード時及びクリーニングモード時には、
電磁式三方弁48を切り換えて接続管47及び第2排水
管15が第2電離室38内の水の流路となるようにし
た。また、アルカリ性水モード時、酸性水モード時及び
高度純粋水モード時には、電磁式三方弁48を切り換え
ずに接続管47及び取水管13が第2電離室38内の水
の流路となるようにした。このように、強酸性水モード
時に第2電離室38に生成される強アルカリ性イオン
水、クリーニングモード時に第2電離室38に生成され
る酸性イオン水及び食塩水のように飲用に不適当な水
は、電磁式三方弁48を切り換えて取水管13から取り
出さずに排水管15から取り出すようにすることによ
り、誤飲用を防止することができる。
【0113】・ コントローラ80により動作モードに
応じて電磁式三方弁48を切換制御するようにしたの
で、自動的に取水管13及び第2排水管15を切り換え
ることができる。
【0114】・ アルカリ性水モードが選択されたとき
には、コントローラ80によって電磁式三方弁48が接
続された第2電離室38の第2電極板40の極性を陰極
とし、同三方弁48を取水管13に切り換えるようにし
たので、所望のアルカリ性水を容易に採取することがで
きる。
【0115】・ 動作モードを強酸性水モードからアル
カリ性水モード又は酸性水モードに切り換えるとき、自
動的にクリーニングモードを行ってからアルカリ性水モ
ード又は酸性水モードに切り換わるように構成した。そ
のため、強酸性水モード時に第2電離室38内に生成さ
れた強アルカリ性イオン水及び食塩水のように飲用に不
適当な水を排水管15から取り出すことができ、誤飲用
を防止することができる。
【0116】・ 強酸性水モードからアルカリ性水モー
ド又は酸性水モードに切り換わり、アルカリ性水モード
又は酸性水モードが定常状態になるまでの所定時間経過
後、コントローラ80はレギュレータ70の出力電圧に
基づいて電解槽18内の生成水が強酸性イオン水又は強
アルカリ性イオン水であるかを判定し、そうである場合
には、電解槽18での電解を停止させるとともに、食塩
が誤投入状態であることを液晶表示器68によってエラ
ー表示し、ブザー67により音により報知するようにし
た。そのため、取水管13から採取される水は飲用に不
適当な水であることを容易に認識することができ、誤飲
用を防止することができる。また、この際、「食塩を取
り除け」というエラー表示に基づいて容易に対処するこ
とができる。
【0117】・ アルカリ性水モード又は酸性水モード
から強酸性水モードに切り換えるとき、強酸性水モード
に切り換わり定常状態になるまでの所定時間経過後、コ
ントローラ80はレギュレータ70の出力電圧に基づい
て電解槽18内の生成水が強酸性イオン水又は強アルカ
リ性イオン水であるかを判定し、そうでない場合には、
電解槽18での電解を停止させるとともに、食塩が未投
入状態であることを報知するようにした。そのため、第
2排水管15から吐出される水は殺菌用に不適当な水で
あることを容易に認識することができる。また、この
際、「食塩を投入せよ」というエラー表示に基づいて容
易に対処することができる。
【0118】・ 電解槽18に原水を供給する給水管路
に食塩添加筒32を設け、食塩添加筒32内に食塩を収
容したカートリッジ32aをセットするように構成した
ので、原水に食塩を容易に添加することができる。
【0119】・ 強酸性水モードでの原水の供給が安定
化すると、動作モードを選択する選択スイッチ64の押
圧操作を無効化し、他のモードへの切り換えを禁止する
ように構成した。そのため、接続管47と第2排水管1
5との間が連通され続けることにより、第2電離室38
内に残っている強アルカリ性水及び食塩水を取水管13
から吐出させないようにすることができ、飲用が不適当
な水の誤飲用を防止することができる。また、蛇口を閉
じてイオン水生成装置11への原水の供給を停止すれ
ば、選択スイッチ64の押圧操作の無効化を容易に解除
することができる。
【0120】・ 操作パネル62には動作モードを設定
するために1つの選択スイッチ64のみが設けられ、こ
の選択スイッチ64の一回の操作毎に決められた順に6
つの動作モードを一つずつ切り換わるように構成してい
るので、操作パネル62の大型化を抑制することができ
る。
【0121】・ アルカリ性水モードは、アルカリ性の
強さによって、複数(3つ)のモードに分かれているの
で、所望のアルカリ強度を備えるアルカリ性水を生成し
て飲用することができる。
【0122】・ 電解槽18への原水の給水管路に給水
方向に向かって、1次及び2次フィルタ16,17を直
列に設け、下流側の2次フィルタ17ほど濾過目の細か
い限外濾過膜27を取り換え可能に設けた。そのため、
濾過目の細かい限外濾過膜27ほど早く目詰まりを起こ
すので、濾過目の細かい限外濾過膜27は頻度高く交換
し、濾過目の粗い中空糸膜21は目詰まりしにくいの
で、交換頻度を小さくすることができる。すなわち濾過
目の粗密によって、別々のフィルタ容器にしたので、も
っとも適した交換時期をそれぞれ選ぶことができる。そ
して、本実施形態では、1次又は2次フィルタ用カウン
タ87,88によって1次又は2次フィルタ16,17
の濾過水量を積算し、液晶表示器68によって1次又は
2次フィルタ16,17の交換時期に達した旨を表示さ
せるとともに、ブザー67の音により報知するようにし
たので、1次又は2次フィルタ16,17を適切な時期
にて交換することができる。
【0123】・ 電解槽用タイマ86によって電解槽1
8の電解時間を積算し、液晶表示器68によって電解槽
18の交換時期に達した旨を表示させるとともに、ブザ
ー67の音により報知するようにしたので、電解槽18
を適切な時期にて交換することができる。電解槽18の
交換時期の報知時に、電磁式三方弁48及び切換リレー
71の制御並びに電解槽18への電圧供給を停止するこ
とにより選択中の動作モードを停止するようにしたの
で、さらに電解が行われることはなく、電解槽18の漏
れ防止等の機能を保証することができる。
【0124】・ 熱水供給時にはバイメタル25によっ
ていち早く検出し、液晶表示器68によって熱水エラー
表示を行わせるとともに、ブザー67の音によって報知
するようにした。そのため、熱水供給時には第2電離室
38内に生成された水に抗菌粒状活性炭20及び繊維状
活性炭26からトリハロメタン等が放出されるおそれが
あるが、熱水エラー表示及び報知によってその生成水の
誤飲用を防止することができる。
【0125】・ レギュレータ70の過熱時にはサーモ
スタット72によって検出し、液晶表示器68によって
過熱エラー表示を行わせるとともに、ブザー67の音に
より報知するようにした。このとき、電磁式三方弁48
及び切換リレー71の制御並びに電解槽18への電圧供
給を停止することにより選択中の動作モードを停止する
ようにしたので、レギュレータ70の温度保護を図るこ
とができる。
【0126】なお、実施の形態は上記に限定されるもの
ではなく、次のように変更してもよい。 ・ 上記実施形態では、コントローラ80により切換制
御される電磁式三方弁48を使用したが、使用者が手動
で切り換える三方弁を用いてもよい。
【0127】・ 上記実施形態において、熱水エラーの
表示及び報知において、バルブ切換信号BTを出力して
電磁式三方弁48を制御し、接続管47及び第2排水管
15を接続するように構成してもよい。この構成によれ
ば、第2電離室38内の生成水は接続管47及び第2排
水管15を介して排出され、取水管13からは吐出され
ることはないので、熱水エラー時における生成水の誤飲
用をより確実に防止することができる。
【0128】・ 上記実施形態において、ブザー67に
代えてスピーカを設け、合成音声により動作モードの報
知又はエラーの報知を行うようにしてもよい。・ 上記
実施形態において、電解槽18への給水管路に対して給
水方向に向かって3つ以上のフィルタを直列に設け、下
流側のフィルタほど濾過目の細かい濾過材を取り換え可
能に設けてもよい。
【0129】・ 上記実施形態の2次フィルタ17にお
ける繊維状活性炭26を省略して実施してもよい。 ・ 上記実施形態のイオン水生成装置11では、2次フ
ィルタ17と電解槽18との間の給水管路上に食塩添加
筒32及びカルシウム添加筒34を設けたが、食塩添加
筒32又はカルシウム添加筒34は電解槽18の上流の
任意箇所に設けてもよい。
【0130】・ 上記実施形態のイオン水生成装置11
では、電解槽18の一方の吐出口46にのみ三方弁を設
けたが、電解槽18の両吐出口45,46にそれぞれ三
方弁を設けてもよい。
【0131】・ 上記実施形態の1次フィルタ16にお
ける抗菌粒状活性炭20に代えて通常の活性炭を用いて
もよい。次に、上記実施形態及び別例から把握できる請
求項に記載した発明以外の技術的思想を、以下に記載す
る。
【0132】(イ) 水を電気分解して酸性イオン水と
アルカリ性イオン水とを製造するイオン水生成装置にお
いて、原水を給水管路を介して供給可能にした電解槽を
隔膜によって二つの電離室に区画し、両電離室にそれぞ
れ電極を設け、電気分解後に陽極側に生成される酸性イ
オン水を取り出す管路と、同じく陰極側に生成されるア
ルカリ性イオン水を取り出す管路とを設けるとともに、
前記給水管路に給水方向に向かって、二以上のフィルタ
を直列に設け、下流側のフィルタほど濾過目の細かい濾
過材を取り換え可能に設けたイオン水生成装置。
【0133】この構成によれば、濾過目の細かい濾過材
ほど早く目詰まりを起こすので、濾過目の細かい濾過材
は頻度高く交換し、濾過目の粗い濾過材は目詰まりしに
くいので、交換頻度を小さくすることができる。すなわ
ち濾過目の粗密によって、別々のフィルタ容器にしたの
で、もっとも適した交換時期をそれぞれ選ぶことができ
る。
【0134】(ロ) 上記(イ)に記載のイオン水生成
装置において、前記各フィルタは中空糸膜又は中空糸形
限外濾過膜である。この構成によると、原水中のカビ、
赤さび、細菌等を除去して原水を浄化することができ
る。
【0135】(ハ) 上記(イ)に記載のイオン水生成
装置において、前記各フィルタは活性炭の濾過層を含
む。この構成によると、活性炭の濾過層によって原水中
に溶けているトリハロメタン、カルキ臭、残留塩素等を
除去することができる。
【0136】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
飲用に不適当なイオン水を生成する場合には、三方弁を
切り換えることにより、このイオン水を取水管から取り
出さず、排水管から取り出して誤飲用を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のイオン水生成装置の構成を示し、
アルカリ性水モードにおける水の流れを示す回路図。
【図2】同じく強酸性水モードにおける水の流れを示す
回路図。
【図3】同じく酸性水モードにおける水の流れを示す回
路図。
【図4】同じく高度純粋水モードにおける水の流れを示
す回路図。
【図5】同じくクリーニングモードにおける水の流れを
示す回路図。
【図6】電磁式三方弁を示す断面図。
【図7】操作パネルを示す正面図。
【図8】イオン水生成装置の電気的構成を示すブロック
図。
【図9】従来のイオン水生成装置を示す概略構成図。
【符号の説明】
13…取水管、15…排水管としての第2排水管、18
…電解槽、36…隔膜、37…第1電離室、38…第2
電離室、39…第1電極板、40…第2電極板、46…
第1吐出口、48…三方弁としての電磁式三方弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 達也 愛知県犬山市字上小針1番地 中部エナジ ス 株式会社内 Fターム(参考) 3H067 AA02 CC48 CC55 CC57 CC59 DD05 DD12 DD32 FF17 GG13 GG27 4D024 AA02 AB11 BA02 BB01 BB02 CA13 DA03 DA04 DA05 DB03 DB05 DB26 4D061 DA03 DB01 DB07 EA02 EB05 EB12 EB37 EB38 EB39 ED13 FA06 FA09 FA13 GA02 GA19 GB02 GC15 GC16 GC20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を電気分解して酸性イオン水とアルカ
    リ性イオン水とを製造するイオン水生成装置において、 原水を供給可能にした電解槽を隔膜によって二つの電離
    室に区画し、両電離室にそれぞれ電極を設け、両電離室
    の出口のうち少なくとも一方を三方弁に接続し、その三
    方弁の二つの出口の一方を取水管に接続し、他方を排水
    管に接続したイオン水生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のイオン水生成装置にお
    いて、 前記三方弁はプランジャ式の電磁弁から構成され、動作
    モードに応じて自動的に取水管及び排水管が切り換えら
    れるようにしたイオン水生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のイオン水生成装置にお
    いて、 強酸性イオン水の生成時、及び電解槽のクリーニングモ
    ードの動作中には前記三方弁は前記排水管に切り換えら
    れるようにしたイオン水生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のイオン水生成装置にお
    いて、 アルカリ性イオン水の生成モードで動作させるときに
    は、前記三方弁が接続された電離室の電極の極性を陰極
    とし、同三方弁を前記取水管に切り換えるようにしたイ
    オン水生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のイオン水生成装置にお
    いて、 強酸性イオン水を生成するモードでの動作後、他のモー
    ドに切り換えるときには、必ず電解槽のクリーニングモ
    ードでの動作が行われるとともに、同クリーニングモー
    ドでは前記三方弁は排水管に切り換えられるように構成
    したイオン水生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004103096A1 (en) * 2003-05-21 2004-12-02 Vladimir Silektis Device for ionization of fluids, especially of water, alcoholic and non-alcoholic drinks
KR101021954B1 (ko) 2010-10-06 2011-03-16 주식회사 알카메디 전해조의 삼방향 출수구를 갖는 유로변경시스템
CN115403107A (zh) * 2022-03-09 2022-11-29 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 软水机

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