JP2001000616A - 競技場床敷物 - Google Patents

競技場床敷物

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JP2001000616A JP11174569A JP17456999A JP2001000616A JP 2001000616 A JP2001000616 A JP 2001000616A JP 11174569 A JP11174569 A JP 11174569A JP 17456999 A JP17456999 A JP 17456999A JP 2001000616 A JP2001000616 A JP 2001000616A
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Yukio Morita
幸雄 森田
Toshio Morita
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】土質グランドに酷似した滑り特性と弾力性を有
し、損傷し難く、競技場に敷込み易く、又、不要時には
取り外して保管し易い競技場床敷物を得る。 【解決手段】 鉱物質粒体20を配合したアクリル・ウ
レタン樹脂エマルジョンに成る表面塗膜21と、表面塗
膜の下のアクリル・ウレタン樹脂エマルジョンに成る下
塗層22と;メチルメタクリレート・ブタジエン樹脂エ
マルジョンを塗布して布目を塞ぐ目止め処理の施された
織布23に成る芯地層24と;接着剤層27と;ラテッ
クスを含浸させた二重経編布に成るクッション層を順次
積層してする。二重経編布は、経糸の形成する鎖編列間
を挿入糸で連結した上布11と、経糸の形成する鎖編列
が左右にジグザグに変動して開口を形成したネット状下
布12を連結糸13で連結して構成され、その下布の開
口18を競技場床敷物26の底面33に向ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バトミントン、テ
ニス、バスケット等の競技場の床面に敷設する競技場床
敷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、上下二重に同時に編成され
る上布11と下布12を連結糸13で連結して編成され
る二重経編布14を利用したクッション材を開発し、特
開昭61−37214に開示している。図3は、平編上
布11とネット編下布12を連結糸13で連結した二重
経編布14を図示し、上布11は、地経糸に編成されて
ウェール方向Nに連続する鎖編列15と鎖編列15の間
が挿入糸16で連結されて平編状に編成されている。下
布12は、数コース毎に左右ジグザグにウェール方向N
に続く鎖編列17によって、四角形ないし六角形の開口
(18)を形成してネット状に編成されている。
【0003】下布12の構造を詳しく説明すると、下布
12の鎖編列17は、上布11の2列の鎖編列15・1
5につき1列の割合で複数本の地経糸によって編成さ
れ、その下布12の1列の鎖編列17を構成する複数本
の地経糸が数コース毎に上布の1ウェール間隔分だけ、
つまり下布12の2列の鎖編列17・17の間のスペー
ス分だけ左右2方向に移動して分かれ、その隣合ってい
た左右の2列の鎖編列17・17から分かれて、それら
2列の鎖編列17・17の間に移動した左右の地経糸が
合流して再び各1列の鎖編列17を、既に編成されてい
る2列の鎖編列17・17の間に構成し、その数コース
毎に左右ジグザグに移動してウェール方向Nに続く鎖編
列17によって、その左右に分かれて移動する毎に隣合
う鎖編列間17・17に四角形ないし六角形の開口(1
8)を形成する。連結糸13は、上布の鎖編列15の編
目と下布の鎖編列17の編目に編み込まれ、その上布又
は下布の編目に1回又は数回編み込まれる毎に、上布か
ら下布へ、或いは、上布から下布へと移動して、上布1
1と下布12を連結している。
【0004】この二重経編布14には、上下で向き合う
合計3列の各鎖編列15・15・17を頂点とし、それ
ら上下の鎖編列15・15・17に編み込まれる2本の
連結糸13・13を2辺とし、上布の隣合う2列の鎖編
列15・15を連結する挿入糸16を他の1辺とする三
角形状隙間19と、下布の開口(18)から窪んで出来
る窪んだ隙間18が、上布11と下布12の間に形成さ
れ、連結糸13が上布11と下布12の間にクッション
層を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この二重経編布14
は、使用中に上布11や下布12と連結糸13の間にズ
レが生じ、上布11と下布12の間の連結糸13が押し
倒されて長期使用に耐えず、それを改善するために樹脂
を含浸させて補強したが、特に二重経編布14の表面に
塗着した樹脂皮膜が剥離し易く、又、表面の滑りが土質
グランドの滑りと大きく違う点でも競技場床敷物として
の使用に問題があった。
【0006】
【発明の目的】そこで本発明は、土質グランドに酷似し
た滑り特性と弾力性を有し、損傷し難く、競技場に敷込
み易く、又、不要時には取り外して保管し易い二重経編
布を利用した競技場床敷物を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る競技場床敷
物26は、(イ) アクリル・ウレタン樹脂エマルジョ
ンに成る表面塗膜21と; (ロ) メチルメタクリレ
ート・ブタジエン樹脂エマルジョンを塗布して布目を塞
ぐ目止め処理の施された織布23に成る芯地層24と;
(ハ) 接着剤層27と; (ニ) ラテックス25
を含浸させた二重経編布14に成るクッション層32が
順次積層されており; (ホ) その二重経編布14
が、経糸の形成する鎖編列間を挿入糸で連結した上布1
1と、経糸の形成する鎖編列が左右にジグザグに変動し
て開口を形成したネット状下布12を連結糸13で連結
して構成され、上布と下布の間に連結糸13に囲まれて
下布の開口(18)から上布に続く窪んだ隙間18が形
成されており、その窪んだ隙間18を塞ぐことなくラテ
ックス25が含浸しており、下布の開口(18)が底面
33を構成していることを第1の特徴とする。
【0008】本発明に係る競技場床敷物の第2の特徴
は、上記第1の特徴に加えて、表面塗膜21の下にアク
リル・ウレタン樹脂エマルジョンに成る下塗層22が塗
布積層されており、表面塗膜21のアクリル・ウレタン
樹脂エマルジョンに鉱物質粒体20が配合されているこ
とにある。
【0009】本発明に係る競技場床敷物の第3の特徴
は、上記第1および第2の何れかの特徴に加えて、芯地
層の織布23の目付を150〜300g/m2 とし、そ
の織布を単糸繊度2〜10デニールのポリエステル繊維
によって構成し、二重経編布14の厚さを2〜7mmと
し、上布11と下布12を単糸繊度2〜10デニールの
ポリエステル繊維のマルチフイラメント糸で構成し、連
結糸13を単糸繊度100〜300デニールのナイロン
のモノフイラメント糸で構成したことにある。
【0010】本発明に係る競技場床敷物の第4の特徴
は、上記第1、第2および第3の何れかの特徴に加え
て、鉱物質粒体20を除く表面塗膜21のアクリル・ウ
レタン樹脂エマルジョンの塗布量(乾燥重量)と、下塗
層22のアクリル・ウレタン樹脂エマルジョンの塗布量
(乾燥重量)と、芯地層24のメチルメタクリレート・
ブタジエン樹脂エマルジョンの塗布量(乾燥重量)と、
接着剤層27の塗布量(乾燥重量)を、それぞれ500
g/m2 以下にしたことにある。
【0011】本発明に係る競技場床敷物の第5の特徴
は、上記第1、第2、第3および第4の何れかの特徴に
加えて、二重経編布14に含浸させたラテックス25の
ゴム成分を、メタクリレート・ブタジエン樹脂、アクリ
ロニトリロ・ブタジエン樹脂、スチレン・ブタジエン樹
脂の何れか1種以上にしたことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】下塗層22を表面塗膜21と同質
のアクリル・ウレタン樹脂とする理由は、表面塗膜21
を直接芯地層24に積層する場合には、表面塗膜21の
アクリル・ウレタン樹脂エマルジョン中の鉱物質粒体2
0が沈み込んで芯地層24に触れ、それが使用中に織布
23に擦れ合って芯地層24が破れ易くなるためであ
り、又、アクリル・ウレタン樹脂塗膜21が織布23に
比して遙かに弾力性に優れているので押圧した鉱物質粒
体20が織布23に押し返されるよりも下塗層22のア
クリル・ウレタン樹脂塗膜に押し返される方が程よい弾
力感を与えるためである。しかし、樹脂塗膜21が余り
厚くなると、押圧した鉱物質粒体20を介して芯地層2
4から伝わる反発感が少なくなる。このため、表面塗膜
21と下塗層22と芯地層24および接着剤層27の各
樹脂固形分の乾燥塗布重量を500g/m2以下とし、
それら各層の厚みをそれぞれの樹脂比重(概して1.1
〜1.3)に応じた0.5mm以下にする。
【0013】芯地層24を積層する理由は、下地層22
を直接樹脂経編布14に積層する場合、その下地層の樹
脂エマルジョンの塗布面となる上布11の鎖編列15・
15の間隔が、開口18の形成されている下布12の鎖
編列17・17の間隔と同様に粗く、その上布11の鎖
編列15・15の間が挿入糸16によって繋がれていて
も、その連結する挿入糸間16・16に粗い隙間が出
来、その隙間から樹脂エマルジョンが二重経編布14の
内部に垂れ込んで下地層22を積層することが困難にな
るためである。そのように二重経編布14の内部に垂れ
込まないようにするためにも、接着剤(27)は目止処
理の施された織布23の上に塗布し、その接着剤(2
7)の塗布面に二重経編布14を重ね合わせて積層す
る。
【0014】織布23に施す目止処理は、その塗布する
接着剤(27)の芯地層24への浸透を抑えて塗布量を
少なくし、又、目止処理によって下塗層22の芯地層2
4へのアンカリングが損なわれないようにするため、接
着剤(27)の塗布面である織布23の二重経編布14
に向き合う面に樹脂エマルジョンを塗布して行う。下塗
層22の芯地層24へのアンカリング効果を高めるに
は、短繊維によって構成されて毛羽立った紡績糸、特
に、その短繊維の毛羽が合撚によって抑えられられない
紡績単糸によって織布23を織成する。そのように紡績
単糸によって織成された織布23を用い、織布23の二
重経編布14に向き合う面に目止処理を施すと、芯地層
24への浸透が抑えられて接着剤(27)が下塗層22
に直接触れ合わず、下塗層22の成分、特に、可塑剤や
架橋剤が移行して下塗層22や表面塗膜21の物性が損
なわれ汚染し易くなると言うような不都合が回避され
る。
【0015】このように、芯地層24は、接着剤(2
7)の可塑剤や架橋剤の下塗層22や表面塗膜21への
移行を防止する遮蔽層としても積層される。
【0016】ラテックス25を二重経編布14に含浸さ
せるのは、それによって連結糸13による二重経編布1
4のクッション性を補完すると共に、連結糸13を上布
11と下布12に強固に接合するためである。しかしラ
テックス25の含浸量が余り多くなると、上布11と下
布12に対して直立状態にある連結糸13による二重経
編布固有のクッション性が損なわれるので、この含浸量
(固形分)は、上布11と下布12の間に介在する連結
糸13の太さがラテックス25の塗膜によって2倍以上
に太くならない程度にする。
【0017】二重経編布のクッション性は、上布と下布
に介在する連結糸13の使用量によって左右されるが、
それを競技場床敷物に用いる場合には、上布と下布の間
の隙間の厚み、つまり、クッション層32の厚みの1m
mに対する連結糸13の使用量を100〜300g/m
2 とし、その間の空隙率を、上布11と下布12の間の
空隙から連結糸13の比重(概して1.1〜1.3)に
応じた容積を引いた70〜90容積%にする。
【0018】二重経編布14の厚みは2〜7mmにす
る。それは、その厚みが2mm未満になると連結糸13
による二重経編布のクッション性が少なくなり、それが
7mmを超えると二重経編布のクッション性が弱まると
共に連結糸13が上布11と下布12の間で押し倒され
易くなるためである。
【0019】上布や下布を構成する糸条と連結糸には、
相互に異質となる繊維を使用するとよい。それは、ラテ
ックスの接着力が繊維の種類によって変わり、又、気候
によってラテックスの接着力が経時変化しても何れか一
方の繊維に強く固着するようにするためである。特に、
ポリエステル繊維は、ナイロンと比して引張強度に優れ
ているがラテックスに対する接着性が少なく、又、圧縮
弾性回復力の点でも若干弱いので、それをポーラスでラ
テックスが固着する内部空隙の多いマルチフイラメント
糸として上布と下布に用い、その優れた引張強度を活か
して上布と下布を損耗し難くし、連結糸には弾性のある
ナイロンを用いることが推奨される。
【0020】ラテックス25には、メタクリレート・ブ
タジエン樹脂エマルジョン、アクリロニトリロ・ブタジ
エン樹脂エマルジョン、スチレン・ブタジエン樹脂エマ
ルジョンの何れかを使用するとよい。接着剤(27)に
は、二重経編布にメタクリレート・ブタジエン樹脂エマ
ルジョンとアクリロニトリロ・ブタジエン樹脂エマルジ
ョンを用いたときは、可塑剤を配合して調製した塩化ビ
ニル樹脂のペースト・ゾルを使用し、二重経編布にスチ
レン・ブタジエン樹脂エマルジョンを用いたときは、架
橋剤を配合して調製した同質のスチレン・ブタジエン樹
脂エマルジョンを使用するとよい。表面塗膜21のアク
リル・ウレタン樹脂エマルジョンに成る下塗層22や表
面塗膜21が接着剤(27)の可塑剤や架橋剤によって
汚染したり変質するのを回避するには、織布23の目止
処理にメチルメタクリレート・ブタジエン樹脂エマルジ
ョンの使用が推奨される。
【0021】
【発明の効果】本発明(請求項1)に係る競技場床敷物
26は、織布23と二重経編布の上布11と下布12と
の合計3枚の布帛による三層構造を成すものであるが、
その底面33が平編状上布11や織布23に比して遙か
に伸縮性に富むネット状下布12であり、その平編状上
布11と織布23が密着しており、ロール状に巻き上げ
るとき上布11と下布12の間の厚みに応じて生じるロ
ールの外径と内径の差が伸縮性に富むネット状下布12
に吸収されので、折皺を生じることなく綺麗に巻き上げ
ることが出来、不使用時の巻き上げ保管が容易である。
【0022】その競技場床面31に接する底面33は、
二重経編布14の厚みに応じた2〜7mmの窪んだ隙間
18になっており、そこに雄型面フアスナー28の鉤状
突起29を押し込むことが出来、突き合わせて敷込んだ
競技場床敷物26・26を雄型面フアスナー28を介し
て継ぎ合わせることが出来、それを接着剤を使って継ぎ
合わせるときは表面塗膜21や芯地層24だけを接着す
るだけで済み、接着剤を二重経編布14の隙間18・1
9にまで注入する必要がなく、従って、隙間18・19
に注入した接着剤によって継ぎ目30だけが固くなるよ
うなことはなく、従って、固い継ぎ目30でボールがイ
レギュラーバウンドするようなことは起こらず、又、そ
のように雄型面フアスナー28を介して仮接合するとき
は随時取り外して二枚の競技場床敷物26・26に分離
することが出来、保管し易い。
【0023】そして、二重経編布14がラテックス25
に補強されて耐久性のあるクッション材となり、下塗層
22と表面塗膜21が強靱で接着性等の物性が温度によ
って大きく変化しないアクリル成分と弾性に富むウレタ
ン成分とから成り、そのアクリル成分が弾性に富むが故
に伸縮変形し易いウレタン成分の物性を補完し、芯地層
24のメチルメタクリレート・ブタジエン樹脂によって
接着剤(27)の可塑剤や架橋剤の下塗層22や表面塗
膜21への移行が抑えられ、その結果、その移行による
下塗層22や表面塗膜21の汚染や変質が回避され、土
質グランドに似た滑り特性と弾力性に優れ、耐久性のあ
る競技場床敷物が得られる。
【0024】本発明(請求項2)によると、表面には鉱
物質粒体20による細かい凹凸が出来て濡れてもスリッ
プし難い一方、その表面が乾いた状態では、鉱物質粒体
20による細かい凹凸があるので競技する者の靴底が表
面の樹脂皮膜21に密着してスリップが急に止まるよう
なことがなく、従って、スリップが急に止まって躓き転
倒する危険もなく、土質グランドに似たボールや靴底に
対する適度の滑り特性を有し、テニスのようにボールを
使用して激しく移動する競技に適した競技場床敷物26
が得られる。その表面を押圧するときは、鉱物質粒体2
0が弾性に富むアクリル・ウレタン樹脂の下層22を介
して芯地層24から押し返されるので、土質グランドに
似た弾力性が生じる。
【0025】本発明(請求項3)によると、芯地層24
の織布23の目付が150〜300g/m2 であって単
糸繊度2〜10デニールのポリエステル繊維によって構
成されており、二重経編布14の厚さが2〜7mmであ
り、上布11と下布12が単糸繊度2〜10デニールの
ポリエステル繊維のマルチフイラメント糸で構成され、
連結糸13が単糸繊度100〜300デニールのナイロ
ンのモノフイラメント糸で構成されているので、芯地層
24が厚い二重経編布14の物性を損なうことなく、そ
れを補強するラテックス15の皮膜が二重経編布に強固
に接着して剥離せず、耐久性のある競技場床敷物が得ら
れる。
【0026】本発明(請求項4)によると、鉱物質粒体
20を除く表面塗膜21のアクリル・ウレタン樹脂エマ
ルジョンの塗布量(乾燥重量)と、下塗層22のアクリ
ル・ウレタン樹脂エマルジョンの塗布量(乾燥重量)
と、芯地層24のメチルメタクリレート・ブタジエン樹
脂エマルジョンの塗布量(乾燥重量)と、接着剤層27
の塗布量(乾燥重量)が、それぞれ500g/m2 以下
であり、それらの各層の厚みが0.5mm以下になるの
で、それら各層の樹脂皮膜が、鉱物質粒体20による滑
り特性や二重経編布14によるクッション性を損なうこ
とがない。
【0027】本発明(請求項5)によると、二重経編布
14がメタクリレート・ブタジエン樹脂、アクリロニト
リロ・ブタジエン樹脂、スチレン・ブタジエン樹脂で補
強されているので、耐久性とクッション性に富む競技場
床敷物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る競技場床敷物の断面側面図であ
る。
【図2】本発明に係る競技場床敷物の底面拡大斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る競技場床敷物に使用される二重経
編布の拡大斜視図である。
【符号の説明】
N ウェール方向 11 上布 12 下布 13 連結糸 14 二重経編布 15 鎖編列 16 挿入糸 17 鎖編列 18 窪んだ隙間(開口) 19 三角形状隙間 20 鉱物質粒体 21 表面塗膜 22 下塗層 23 織布 24 芯地層 25 ラテックス 26 競技場床敷物 27 接着剤層 28 雄型面フアスナー 29 鉤状突起 30 継ぎ目 31 競技場床面 32 クッション層 33 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AB04 AE04 AG11 AG13 AG17 DA13 DB02 DC01 DC09 4F055 AA13 BA13 DA19 EA04 EA05 EA22 EA23 EA27 EA30 EA33 FA10 FA12 FA40 GA01 GA32 HA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ) アクリル・ウレタン樹脂エマル
    ジョンに成る表面塗膜(21)と; (ロ) メチルメ
    タクリレート・ブタジエン樹脂エマルジョンを塗布して
    布目を塞ぐ目止め処理の施された織布(23)に成る芯
    地層(24)と; (ハ) 接着剤層(27)と;
    (ニ) ラテックス(25)を含浸させた二重経編布
    (14)に成るクッション層(32)が順次積層されて
    おり; (ホ) その二重経編布(14)が、経糸の形
    成する鎖編列間を挿入糸で連結した上布(11)と、経
    糸の形成する鎖編列が左右にジグザグに変動して開口を
    形成したネット状下布(12)を連結糸(13)で連結
    して構成され、上布と下布の間に連結糸(13)に囲ま
    れて下布の開口(18)から上布に続く窪んだ隙間(1
    8)が形成されており、その窪んだ隙間(18)を塞ぐ
    ことなくラテックス(25)が含浸しており、下布の開
    口(18)が底面(33)を構成していることを特徴と
    する競技場床敷物。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の表面塗膜(21)
    の下にアクリル・ウレタン樹脂エマルジョンに成る下塗
    層(22)が積層されており、表面塗膜(21)のアク
    リル・ウレタン樹脂エマルジョンに鉱物質粒体(20)
    が配合されていることを特徴とする前掲請求項1に記載
    の競技場床敷物。
  3. 【請求項3】 前掲請求項1に記載の芯地層(24)の
    織布(23)の目付が150〜300g/m2 であって
    単糸繊度2〜10デニールのポリエステル繊維によって
    構成されており、二重経編布(14)の厚さが2〜7m
    mであり、上布(11)と下布(12)が単糸繊度2〜
    10デニールのポリエステル繊維のマルチフイラメント
    糸で構成され、連結糸(13)が単糸繊度100〜30
    0デニールのナイロンのモノフイラメント糸で構成され
    ていることを特徴とする前掲請求項1に記載の競技場床
    敷物。
  4. 【請求項4】 前掲請求項1に記載の鉱物質粒体(2
    0)を除く表面塗膜(21)のアクリル・ウレタン樹脂
    エマルジョンの塗布量(乾燥重量)と、下塗層(22)
    のアクリル・ウレタン樹脂エマルジョンの塗布量(乾燥
    重量)と、芯地層(24)のメチルメタクリレート・ブ
    タジエン樹脂エマルジョンの塗布量(乾燥重量)と、接
    着剤層(27)の塗布量(乾燥重量)が、それぞれ50
    0g/m 2 以下であることを特徴とする前掲請求項1に
    記載の競技場床敷物。
  5. 【請求項5】 前掲請求項1に記載の二重経編布(1
    4)に含浸させたラテックス(25)のゴム成分がメタ
    クリレート・ブタジエン樹脂、アクリロニトリロ・ブタ
    ジエン樹脂、スチレン・ブタジエン樹脂の何れか1種以
    上であることを特徴とする前掲請求項1に記載の競技場
    床敷物。
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