JP4143985B2 - 排水性マット - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室、洗面所、トイレ、プールサイド、ベランダ、グランド等の排水が必要となる平面に敷設される排水性マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室や洗面所、トイレ等の排水が必要となる床面には、プラスチックによりタイル状に射出成形され、平板な表面盤の裏面から同じ長さの脚材が多数突出したマットや、縦横の格子の間隔を細かくした形のマットや、同じ長さの短い筒体を密着させて並べた形のマットが敷設施工されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの射出成形されたプラスチック製マットでは、その射出成形時に使用する金型の製作上の都合や、その金型からの脱形上の都合からして、平板状に配列されていてマットに排水機能をもたらす脚材や格子や筒体の間隔を細かくすることは出来ず、それらが粗く配列されているので、それを地面に敷設するときは、その脚材や格子や筒体が地面に食い込んで、マットの施工面に凹凸が出来、その施工面を平坦に維持することは出来ない。又、プラスチック製マットでは、使用上必要とされる強度を確保するために硬く高重量に成形されるので、それをロール状に巻き上げることは出来ず、縦横の寸法が1m以下で概して30〜50cm角のタイル状に形成されるので、それを広い床面に敷き詰めて施工するときは、マットとマットの間の隙間や段差をなくすための継ぎ目の処理が問題となる。そして、プラスチック製マットは、紫外線によって劣化変色し易いので、直射日光に曝されるベランダやグランドへの使用には不向きである。
【0004】
【発明の目的】
そこで本発明は、軽く可撓でロール状に巻き上げて運搬し易く、直射日光の当たるベランダやプールサイド、テニスコートその他のグランドにも継ぎ目なしに敷設することが出来、柔らかい地面に敷設しても食い込まず、敷設施工面が平坦に維持され、耐候性に富む排水性マットを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る排水性マット42は、(1) 地経糸に編成されてウェール方向36に連続する鎖編列19と鎖編列19の間を挿入糸20で連結して編成される平編状上布21と、上布21の2列の鎖編列19・19につき1列の割合で複数本の地経糸22・23によって編成され、それら複数本の地経糸22・23が数コース毎に上布の1ウェール間隔分(G)だけ左右2方向に分かれて移動して集合する複数本の地経糸22・23が再び編成して、数コース毎に左右ジグザグにウェール方向36に続く鎖編列24によって、それら複数本の地経糸22・23が左右に分かれて移動する毎に隣合う鎖編列間24・24に四角形ないし六角形の開口44を形成して編成されるネット状下布25を、上布の鎖編列19の編目と下布の鎖編列24の編目に編み込まれる連結糸26によって連結して二重に編成され、上布の左右隣合う2列の鎖編列19・19のそれぞれに編み込まれる2本の連結糸26・26が下布の同じ鎖編列24に編み込まれ、それら上下合計3列の各鎖編列19・19・24を頂点とし、それら上下の鎖編列19・19・24に編み込まれる2本の連結糸26・26を2辺とし、下布の隣合う2列の鎖編列19・19を連結する挿入糸20を他の1辺とする三角形状隙間11と、下布の開口44から窪んで出来る隙間12を、上布21と下布25の間に有する二重経編布に、その下布の開口44とそこから窪んで出来る隙間12および上布21と下布25の間で鎖編列19・24から起立し並んで隣合う連結糸26と連結糸26の間の隙間を塞ぐことなく液状樹脂組成物28を付与し、その液状樹脂組成物の塗膜28によって上下の鎖編列19・19・24と連結糸26と挿入糸20を包み込んで成り、
(2) ウェール方向36に続く開口40と開口40の間とコース方向15に隣合う開口40と開口40の間を結ぶ排水溝が確保されており、
(3) 平編状上布(21)の表面が平坦になっており、
(4) 上下の鎖編列(19・19・24)と連結糸(26)と挿入糸(20)を包み込んでいる液状樹脂組成物(28)がラテックスまたは塩化ビニルペーストレジンを主材として成り、
(5) 上布から下布までの二重経編布の厚みが2〜5mmであることを第1の特徴とする。
【0006】
【0007】
本発明に係る排水性マット42の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、上下の鎖編列19・19・24と連結糸26と挿入糸20を包み込んでいる液状樹脂組成物の塗膜28の表面が、液状ポリウレタン樹脂または液状アクリル樹脂の皮膜で被覆されていることにある。
【0008】
本発明に係る排水性マット42の第3の特徴は、上記第1または第2の何れかの特徴に加えて、上布21の外面に、基布38の表面に液状樹脂組成物13を塗布した樹脂コート地39が貼り合わされていることにある。
【0009】
本発明に係る排水性マット42の第4の特徴は、上記第1または第2の何れかの特徴に加えて、上布21の外面に、表面毛羽40を有する基布の表面に液状樹脂組成物13を塗布し、その表面毛羽40を芯とする粒塊41を形成した樹脂コート地39が貼り合わされていることにある。
【0010】
本発明に係る排水性マット42の第5の特徴は、上記第1、第2、第3または第4の何れかの特徴に加えて、上布21の外面に、液状樹脂組成物13に被覆された粒体43による凹凸が形成されていることにある。
【0011】
本発明に係る排水性マット42の第6の特徴は、上記第1、第2、第3、第4または第5の何れかの特徴に加えて、ネット状下布25の開口44から窪んで出来る隙間12に粒体が充填されていることにある。
【0012】
【0013】
本発明に係る排水性マット42の第7の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5または第6の何れかの特徴に加えて、地経糸と挿入糸と連結糸に30デニール以上のモノフイラメント糸が使用されていることにある。
【0014】
【発明の実施の形態】
地経糸と挿入糸には、ガラス繊維、金属繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、塩化ビニリデン繊維、アクリル繊維の紡績糸またはフイラメント糸を用い、連結糸にはポリエステル繊維かナイロンの30デニール以上、好ましくは50デニール以上、更に好ましくは100デニール以上のモノフイラメント糸を用いるとよい。液状樹脂組成物28は、それを二重経編布にドクターを用いて塗布したとき、その二重経編布の表裏に及ぶ全体に浸透し、その塗布面の反対面に滲み出て垂れ落ちる程度の粘度に調製する。その塗布された二重経編布を一定間隔で並べたガイドバーの上を通過させ、そのとき垂れ落ちる余剰の液状樹脂組成物28をガイドバーで掻き取って加熱ゾーンに通し塗膜28を固化させる。
【0015】
二重経編布への液状樹脂組成物28の塗着量は、ウェール方向において隣合う開口44と開口44の間において、上布21の左右の鎖編列19・19から起立し下布25の鎖編列24において交わる左右の連結糸26・26と、上布21の挿入糸20とによって囲まれる断面が三角形状となる隙間11が、液状樹脂組成物28に塞がれずに残る程度にするとよい(図1)。そうすると、その三角形状隙間11を介して二重経編布のウェール方向36に続く開口40と開口40を結ぶ排水溝が確保される。更に好ましくは、液状樹脂組成物28の塗着量は、二重経編布のコース方向15に隣合う開口40と開口40の間の排水溝を確保するうえで、上布21と下布25の間で鎖編列19・24から起立してウェール方向36に並んで隣合う何れかの連結糸26と連結糸26の間にも、液状樹脂組成物28によっては塞がれない某かの隙間が残る程度にすることが望ましい。そのように液状樹脂組成物28の塗着量を少なくするには、液状樹脂組成物28を付与した二重経編布をニップロールに通して液状樹脂組成物28を絞り出してもよく、そのニップロールを通った二重経編布は、その三角形状隙間11を囲んで上布21と下布25の間に介在する連結糸26の弾性回復力によって元の厚みを回復する。そのように、ニップロールを通った二重経編布が元の厚みを回復し易くなるようにするためにも、又、液状樹脂組成物28の塗着量が少なくなるようにするためにも、地経糸と挿入糸には、太くて弾性回復力に富み、液状樹脂組成物28が付着し難い30デニール以上、好ましくは50デニール以上、更に好ましくは100デニール以上のモノフイラメント糸を用いることが推奨される。
【0016】
その上布21と下布25を結ぶ連結糸26を液状樹脂組成物28で補強し、その連結糸26によって排水性マット42にもたらされるクッション性を高めるためにも、液状樹脂組成物28には、ラテックスか塩化ビニルペーストレジンを用いるとよく、更に、その塗膜28の紫外線による劣化を防ぐために、その塗膜28の表面を液状ポリウレタン樹脂または液状アクリル樹脂の皮膜で被覆するとよい。その場合、液状ポリウレタン樹脂や液状アクリル樹脂の塗着量も、三角形状隙間11が塞がれない程度に、好ましくは、鎖編列19・24から起立してウェール方向36に並ぶ連結糸26と連結糸26の間に隙間が残る程度にする。
【0017】
液状樹脂組成物の塗着量をその程度にする場合、上布21の鎖編列19・19を結んで隣合う挿入糸間20・20にも隙間が残り、液状樹脂組成物28による上布21の補強が不十分になることもあるので、上布21の外面に、更に液状樹脂組成物13を塗布し(図2)、或いは、基布28の表面に液状樹脂組成物13を塗布した樹脂コート地39を貼り合わせて表面層を補強する(図4)。この樹脂コート地39は、二重経編布に付与する液状樹脂組成物28を介して上布21の上に貼り合わせてもよい。
【0018】
排水性マット42は、上布21を上に向けて使用してもよいし下に向けて使用することも出来る。上布21を上に向けて使用する場合、その排水性マット42の表面でのスリップを防止し、その踏心地をよくするため、又、上布21を下に向けて使用する場合には、排水性マット42と床面や地面とのアンカリングをよくするため、樹脂コート地39には、表面毛羽40を有する基布38の表面に液状樹脂組成物13を塗布し、その表面毛羽40を芯とする粒塊41を形成したものを適用するとよい(図5)。粒塊41は、液状樹脂組成物13を塗布した基布38や上布21の表面に砂や寒水石等の粒体43を散布し、又は、液状樹脂組成物13に粒体43を配合して基布38や上布21の表面に塗布して形成することも出来る(図3)。
【0019】
排水性マット42を上布21を下向きに使用する場合、砂や寒水石等の鉱物質粒体、ゴムタイヤやスポンジ等を粉砕したプラスチック粒体、好ましくは、上布21を構成する挿入糸間20・20や鎖編列19・24から起立して並ぶ連結糸間26・26の隙間よりも粒径が粗い粒体を、表面に現われる開口44に散布し充填すると、粒体の積層の上に露出する排水性マット42のネット状下布25が、連結糸26のみならず粒体の積層にも支えられるので、敷設施工した排水性マット42は使用中に踏み潰されて薄くなることなく、又、開口44に充填された粒体間には排水上必要とされる隙間が出来る。
【0020】
従って、粒体を開口44に充填することによって、排水性マット42の排水性が阻害されることはなく、却って、ゴムやスポンジ等の有する弾性によって排水性マット42のクッション性が高められ、又、鎖編列19・24から起立する連結糸26に遮られて粒体が移動しないので、排水性マット42の施工面は平坦に維持され、更に又、排水性マット42を突き合わせて敷設施工しても、その継ぎ目が粒体に隠されて目立たなくなり、そして更に、開口44に充填した粒体の重力によって、開口44の底面の上布21が押さえられるので、排水性マット42が軽くても風に吹き飛ばされなくなる。そのように、粒体は敷設施工後に散布して充填されるものであるが、実質的に上布21と下布25の間に粒体が充填され、クッション性に富み、平坦に敷設施工出来、継ぎ目が目立たず、風に吹き飛ばされない排水性マット42が得られることになる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の排水性マット42では、上布21と下布25の間において、上布21の左右2列の各鎖編列19・19から起立して下布25の鎖編列24において交わる左右の連結糸26・26と上布21の左右2列の鎖編列19・19の間を結ぶ挿入糸20が二等辺三角形構造物を構成しており、その二等辺三角形構造物が樹脂組成物の塗膜28で補強されているので、上布21と下布25の間が耐圧縮性に富み、その塗膜28によって紫外線が遮断されるので地経糸や挿入糸と連結糸が紫外線によって劣化し難く、その二等辺三角形構造物の断面に出来る三角形状隙間11はウェール方向36に開口44と開口44を繋いで連続した排水溝を構成するので排水性を有する。
【0022】
そして、本発明の排水性マット42は、射出成形されるプラスチックとは異なり、繊維高分子が配向しており、射出成形されるプラスチックよりも強靱な地経糸と挿入糸と連結糸が三次元立体構造を成す二重経編布を芯材とし、それらの糸条の表面を樹脂組成物の塗膜28で被覆して構成されており、その地経糸や挿入糸や連結糸の使用量が、従来のプラスチック製マットの重量よりも遙に少なくても、従来のプラスチック製マットよりも耐久性に富み、軽量可撓でロール状に巻き上げて持ち運ぶことが出来、楽に敷設施工出来る。
【0023】
又、本発明の排水性マット42では、従来のプラスチック製マットの平坦に維持する脚材や格子や筒体の脚材に該当する連結糸26は、上布21と下布25から細かく起立させることが出来、上布21を上に向けて施工する場合でも下に向けて施工する場合でも、表面を平坦に支える連結糸26の上下両端が上布21と下布25に連続しているので、連結糸26が地面に食い込むことなく、その施工面が平坦に維持され、その施工面に凹凸が出来ない。
【0024】
更に、本発明の排水性マット42は、上布21を下向きにし開口44を上向きにして施工することが出来、その表面に現われる開口44に粒体を散布し充填すると、その粒体の積層の上に露出するネット状下布25が連結糸26と粒体の積層に支えられて使用中に踏み潰されず、その粒体の有する弾性によってクッション性が高められ、施工面が平坦に維持され、排水性マット42を従来のプラスチック製マットと同様に30〜50cm角のタイル状に裁断し突き合わせて敷設施工する場合でも継ぎ目が粒体に隠されて目立たず、その開口44に充填した粒体の重力に押さえられるので風に吹き飛ばされることもなく、従って、排水性マット42を一層軽量化することが出来、一方、その充填する粒体間には、排水上必要とされる隙間ができるので、粒体を散布し充填することによって、排水性マット42の排水性が損なわれない。
【0025】
従って、本発明によると、実質的に軽く可撓でロール状に巻き上げて運搬し易く、直射日光の当たるベランダやプールサイド、テニスコートその他のグランドにも継ぎ目なしに敷設することが出来、柔らかい地面に敷設しても食い込まず、敷設施工面が平坦に維持され、風に吹き飛ばされることなく、耐候性に富む排水性マット42が得られる。
【0026】
本発明の排水性マット42では、上布21と下布25の間を支える連結糸26が弾力性に富むラテックスまたは塩化ビニルペーストレジンで被覆され、三次元立体構造を成す地経糸と挿入糸と連結糸の各接続箇所がラテックスまたは塩化ビニルペーストレジンによって弾性的に接合されるので、そのクッション性は一層優れたものとなる。
【0027】
本発明の排水性マット42では、そのように排水性マット42を補強する樹脂組成物の塗膜28の表面が耐光性に優れたポリウレタン樹脂やアクリル樹脂の皮膜で被覆されているので、紫外線によって劣化し難く、耐候性に富むものとなる。
【0028】
本発明の排水性マット42では、上布21の外面に、基布38の表面に液状樹脂組成物13を塗布した樹脂コート地39が貼り合わされているので、地経糸と挿入糸と連結糸の各接続箇所を弾性的に接合する樹脂組成物28の塗着量を少なくすることが出来、そうすることによって二重経編布のウェール方向36に続く三角形状隙間11や連結糸間26・26の隙間を排水溝として確保される。
【0029】
本発明の排水性マット42では、その表面に毛羽40を固めた粒塊41や粒体43による細かい凹凸が形成されているので、その表面と歩行者の靴底裏面との間に極度のスリップがなく、適度のスライドが生じ、歩行者に足の負担・疲れを感じさせない。
【0030】
特に、本発明の排水性マット42では、上布21と下布25との隙間が少なく、踏み込まれても表面が大きく窪まないので、歩行者に足の負担・疲れを感じさせない。
【0031】
そして本発明の排水性マット42では、液状樹脂組成物28が付着し難い30デニール以上のモノフイラメント糸が地経糸と挿入糸と連結糸に使用されているので、排水性に富むものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る二重経編布に樹脂組成物を付与した排水性マットの拡大斜視図である。
【図2】 本発明に係る二重経編布に樹脂組成物を付与した排水性マットの斜視図である。
【図3】 本発明に係る二重経編布に樹脂組成物を付与し表面に粒体による凹凸を形成した排水性マットの斜視図である。
【図4】 本発明に係る二重経編布に樹脂組成物を付与し表面に粒体による凹凸を形成した排水性マットの斜視図である。
【図5】 本発明に係る排水性マットの表面層を構成する樹脂コート地の断面図であり、その一部を円で囲んで拡大して図示している。
【符号の説明】
11 三角形状隙間
12 隙間
13 液状樹脂組成物
19 鎖編列
20 挿入糸
21 上布
22 地経糸、
23 地経糸
24 鎖編列
25 上布
26 連結糸
28 液状樹脂組成物
36 ウェール方向
38 基布
39 樹脂コート地
40 表面毛羽
41 粒塊
42 排水性マット
43 粒体
44 開口
45 コース方向

Claims (7)

  1. (1) 地経糸に編成されてウェール方向(36)に連続する鎖編列(19)と鎖編列(19)の間を挿入糸(20)で連結して編成される平編状上布(21)と、上布(21)の2列の鎖編列(19・19)につき1列の割合で複数本の地経糸(22・23)によって編成され、それら複数本の地経糸(22・23)が数コース毎に上布の1ウェール間隔分(G)だけ左右2方向に分かれて移動して集合する複数本の地経糸(22・23)が再び編成して数コース毎に左右ジグザグにウェール方向(36)に続く鎖編列(24)によって、それら複数本の地経糸(22・23)が左右に分かれて移動する毎に隣合う鎖編列間(24・24)に四角形ないし六角形の開口(44)を形成して編成されるネット状下布(25)を、上布の鎖編列(19)の編目と下布の鎖編列(24)の編目に編み込まれる連結糸(26)によって連結して二重に編成され、上布の左右隣合う2列の鎖編列(19・19)のそれぞれに編み込まれる2本の連結糸(26・26)が下布の同じ鎖編列(24)に編み込まれ、それら上下合計3列の各鎖編列(19・19・24)を頂点とし、それら上下の鎖編列(19・19・24)に編み込まれる2本の連結糸(26・26)を2辺とし、下布の隣合う2列の鎖編列(19・19)を連結する挿入糸(20)を他の1辺とする三角形状隙間(11)と、下布の開口(44)から窪んで出来る隙間(12)を、上布(21)と下布(25)の間に有する二重経編布に、その下布の開口(44)とそこから窪んで出来る隙間(12)および上布(21)と下布(25)の間で鎖編列(19・24)から起立し並んで隣合う連結糸(26)と連結糸(26)の間の隙間を塞ぐことなく液状樹脂組成物(28)を付与し、その液状樹脂組成物の塗膜(28)によって上下の鎖編列(19・19・24)と連結糸(26)と挿入糸(20)を包み込んで成り、
    (2) ウェール方向(36)に続く開口(40)と開口(40)の間とコース方向(15)に隣合う開口(40)と開口(40)の間を結ぶ排水溝が確保されており、
    (3) 平編状上布(21)の表面が平坦になっており、
    (4) 上下の鎖編列(19・19・24)と連結糸(26)と挿入糸(20)を包み込んでいる液状樹脂組成物(28)がラテックスまたは塩化ビニルペーストレジンを主材として成り、
    (5) 上布から下布までの二重経編布の厚みが2〜5mmであることを特徴とする排水性マット。
  2. 前掲請求項1に記載の下布の開口(44)から窪んで出来る隙間(12)に粒体が充填されていることを特徴とする前掲請求項1に記載の排水性マット。
  3. 前掲請求項1に記載の液状樹脂組成物の塗膜(28)の表面が液状ポリウレタン樹脂または液状アクリル樹脂の皮膜で被覆されていることを特徴とする前掲請求項1に記載の排水性マット。
  4. 前掲請求項1に記載の上布(21)の外面に、基布(38)の表面に液状樹脂組成物(13)を塗布した樹脂コート地(39)が貼り合わされていることを特徴とする前掲請求項1に記載の排水性マット。
  5. 前掲請求項1に記載の上布(21)の外面に、表面毛羽(40)を有する基布の表面に液状樹脂組成物(13)を塗布し、その表面毛羽(40)を芯とする粒塊(41)を形成した樹脂コート地(39)が貼り合わされていることを特徴とする前掲請求項1に記載の排水性マット。
  6. 前掲請求項1に記載の上布(21)の外面に、液状樹脂組成物(13)に被覆された粒体(43)による凹凸が形成されていることを特徴とする前掲請求項1に記載の排水性マット。
  7. 前掲請求項1に記載の地経糸と挿入糸と連結糸が30デニール以上のモノフイラメント糸であることを特徴とする前掲請求項1に記載の排水性マット。
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