JPH1157102A - ゴルフ練習場集球マット - Google Patents
ゴルフ練習場集球マットInfo
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- JPH1157102A JPH1157102A JP24220897A JP24220897A JPH1157102A JP H1157102 A JPH1157102 A JP H1157102A JP 24220897 A JP24220897 A JP 24220897A JP 24220897 A JP24220897 A JP 24220897A JP H1157102 A JPH1157102 A JP H1157102A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 飛来するゴルフ球の衝撃を緩和するに必要な
クッション性を有し、薄く軽量で破れ難く、敷き替え易
いゴルフ練習場集球マットを得る。 【解決手段】 内部繊維間に隙間11・12があり、そ
の隙間11・12の容積の全体に占める比率が30容積
%以上であり、厚みが2mm以上の厚手布帛(17・2
7・37)の表面に樹脂組成物13の表面層14を積層
してゴルフ練習場集球マット42とする。
クッション性を有し、薄く軽量で破れ難く、敷き替え易
いゴルフ練習場集球マットを得る。 【解決手段】 内部繊維間に隙間11・12があり、そ
の隙間11・12の容積の全体に占める比率が30容積
%以上であり、厚みが2mm以上の厚手布帛(17・2
7・37)の表面に樹脂組成物13の表面層14を積層
してゴルフ練習場集球マット42とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ練習場にお
いて打ち放たれたゴルフ球の着地するグランドに敷設さ
れる集球用マットに関するものである。
いて打ち放たれたゴルフ球の着地するグランドに敷設さ
れる集球用マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ練習場のグランドには、打ち放た
れて着地するゴルフ球を回収し易くするため、所々に小
高い台地を設け、その台地間の谷部にゴルフ球回収用の
溝を設け、着地して台地の斜面を転がるゴルフ球を溝に
集めて回収している。その台地の斜面にはクッション性
のある集球用マットを敷設し、着地時の衝撃を緩和して
ゴルフ球が損傷しないようにしている。集球用マットに
は、ゴムや塩化ビニル樹脂に成る厚みが10mm前後の
発泡樹脂シートが使用されている。
れて着地するゴルフ球を回収し易くするため、所々に小
高い台地を設け、その台地間の谷部にゴルフ球回収用の
溝を設け、着地して台地の斜面を転がるゴルフ球を溝に
集めて回収している。その台地の斜面にはクッション性
のある集球用マットを敷設し、着地時の衝撃を緩和して
ゴルフ球が損傷しないようにしている。集球用マットに
は、ゴムや塩化ビニル樹脂に成る厚みが10mm前後の
発泡樹脂シートが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】集球用マットは、飛来
するゴルフ球からの衝撃的摩擦を受けて摩耗し易いので
定期的に敷き替えられるが、厚み10mm前後のゴムや
塩化ビニル樹脂の発泡樹脂シートは重く、その敷替作業
は重労働となる。
するゴルフ球からの衝撃的摩擦を受けて摩耗し易いので
定期的に敷き替えられるが、厚み10mm前後のゴムや
塩化ビニル樹脂の発泡樹脂シートは重く、その敷替作業
は重労働となる。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、飛来するゴルフ球の衝
撃を緩和するに必要なクッション性を有し、薄く軽量で
破れ難く、敷き替え易いゴルフ練習場集球マットを得る
ことを目的とする。
撃を緩和するに必要なクッション性を有し、薄く軽量で
破れ難く、敷き替え易いゴルフ練習場集球マットを得る
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る集球マット
42は、内部繊維間に隙間11・12があり、その隙間
11・12の容積の全体に占める比率が30容積%以上
であり、厚みが2mm以上の厚手布帛(17・27・3
7)の表面に樹脂組成物13の表面層14が積層されて
いることを特徴とする。
42は、内部繊維間に隙間11・12があり、その隙間
11・12の容積の全体に占める比率が30容積%以上
であり、厚みが2mm以上の厚手布帛(17・27・3
7)の表面に樹脂組成物13の表面層14が積層されて
いることを特徴とする。
【0006】この厚手布帛(17・27・37)には、
(a) 基布15の片面に積層した繊維ウェブ16にニ
ードリングを施したニードルパンチング布帛17、
(b)地経糸18に編成されてウェール方向36に連続
する鎖編列19と鎖編列19の間を挿入糸20で連結し
て編成される平編状上布21と、布21の2列の鎖編列
19・19につき1列の割合で複数本の地経糸22・2
3によって編成され、それら複数本の地経糸22・23
が数コース毎に上布の1ウェール間隔分(G)だけ左右
2方向に分かれて移動して集合する複数本の地経糸22
・23が再び編成して、数コース毎に左右ジグザグにウ
ェール方向36に続く鎖編列24によって、それら複数
本の地経糸22・23が左右に分かれて移動する毎に隣
合う鎖編列間24・24に四角形ないし六角形の開口4
4を形成して編成されるネット状下布25を、上布の鎖
編列19の編目と下布の鎖編列24の編目に編み込まれ
る連結糸26によって連結して二重に編成され、上布の
左右隣合う2列の鎖編列19・19のそれぞれに編み込
まれる2本の連結糸26・26が下布の同じ鎖編列24
に編み込まれ、それら上下合計3列の各鎖編列19・1
9・24を頂点とし、それら上下の鎖編列19・19・
24に編み込まれる2本の連結糸26・26を2辺と
し、下布の隣合う2列の鎖編列19・19を連結する挿
入糸20を他の1辺とする三角形状隙間11と、下布の
開口44から窪んで出来る隙間12を、上布21と下布
25の間に有する二重経編布27、(c) 地経糸29
に成る鎖編列30の数コース毎に間欠的に複数本の挿入
糸31・32を鎖編列30に編み込み、その間欠的に編
み込まれない数コース間において、複数本の挿入糸31
・32の一部の挿入糸31と他の残りの挿入糸32を左
右隣合う鎖編列側30・30に各々移動させて集合した
左右各一部の挿入糸に成る複数本の挿入糸31・32
を、その集合したウェールにおける鎖編列30に編み込
み、その間欠的に編み込まれない数コースにおいて左右
移動してX状に交わる左右の挿入糸31・32と鎖編列
30に囲まれる三角形空隙32と、その間欠的に編み込
まれる数コースにおいて左右の鎖編列30・30と左右
移動してX状に交わる左右の挿入糸31・32に囲まれ
た六角形空隙34が、左右隣合う鎖編列間30・30の
スペースにウェール方向36に交互に形成される経編ネ
ットに、その六角形空隙34を塞ぐことなく発泡塩化ビ
ニル樹脂35を塗着して三角形空隙32を塞いだ樹脂被
覆経編ネット37の何れかが使用される。
(a) 基布15の片面に積層した繊維ウェブ16にニ
ードリングを施したニードルパンチング布帛17、
(b)地経糸18に編成されてウェール方向36に連続
する鎖編列19と鎖編列19の間を挿入糸20で連結し
て編成される平編状上布21と、布21の2列の鎖編列
19・19につき1列の割合で複数本の地経糸22・2
3によって編成され、それら複数本の地経糸22・23
が数コース毎に上布の1ウェール間隔分(G)だけ左右
2方向に分かれて移動して集合する複数本の地経糸22
・23が再び編成して、数コース毎に左右ジグザグにウ
ェール方向36に続く鎖編列24によって、それら複数
本の地経糸22・23が左右に分かれて移動する毎に隣
合う鎖編列間24・24に四角形ないし六角形の開口4
4を形成して編成されるネット状下布25を、上布の鎖
編列19の編目と下布の鎖編列24の編目に編み込まれ
る連結糸26によって連結して二重に編成され、上布の
左右隣合う2列の鎖編列19・19のそれぞれに編み込
まれる2本の連結糸26・26が下布の同じ鎖編列24
に編み込まれ、それら上下合計3列の各鎖編列19・1
9・24を頂点とし、それら上下の鎖編列19・19・
24に編み込まれる2本の連結糸26・26を2辺と
し、下布の隣合う2列の鎖編列19・19を連結する挿
入糸20を他の1辺とする三角形状隙間11と、下布の
開口44から窪んで出来る隙間12を、上布21と下布
25の間に有する二重経編布27、(c) 地経糸29
に成る鎖編列30の数コース毎に間欠的に複数本の挿入
糸31・32を鎖編列30に編み込み、その間欠的に編
み込まれない数コース間において、複数本の挿入糸31
・32の一部の挿入糸31と他の残りの挿入糸32を左
右隣合う鎖編列側30・30に各々移動させて集合した
左右各一部の挿入糸に成る複数本の挿入糸31・32
を、その集合したウェールにおける鎖編列30に編み込
み、その間欠的に編み込まれない数コースにおいて左右
移動してX状に交わる左右の挿入糸31・32と鎖編列
30に囲まれる三角形空隙32と、その間欠的に編み込
まれる数コースにおいて左右の鎖編列30・30と左右
移動してX状に交わる左右の挿入糸31・32に囲まれ
た六角形空隙34が、左右隣合う鎖編列間30・30の
スペースにウェール方向36に交互に形成される経編ネ
ットに、その六角形空隙34を塞ぐことなく発泡塩化ビ
ニル樹脂35を塗着して三角形空隙32を塞いだ樹脂被
覆経編ネット37の何れかが使用される。
【0007】
【発明の実施の形態】厚手布帛としてニードルパンチン
グ布帛17や二重経編布27を用いる場合、樹脂被覆経
編ネット37の六角形空隙34のように、樹脂組成物に
よって塞がれない隙間11(12)が厚手布帛(17・
27)の内部に30容積%以上、好ましくは50容積%
以上残るなら、それに塩化ビニルペーストゾルやラテッ
クス・エマルジョン樹脂等の液状樹脂組成物28を含浸
させ、その厚手布帛17・27を構成する繊維(16・
18・20・22・23・26)の全てを液状樹脂組成
物の塗膜28で包み込み、その嵩高な厚手布帛(17・
27)の有するクッション性を高めると共に、ゴルフ球
から受ける衝撃に対抗し得る強度的安定性を付与し、全
体の厚みを10mm以下の軽量な集球マット42に仕上
げる。樹脂組成物28を含浸させても全体の50容積%
以上の内部隙間が残るようにするには二重経編布27を
用いるとよく、二重経編布27を用いると、集球マット
全体42に占める内部隙間の容積比率を80〜90容積
%以上にすることが出来る。
グ布帛17や二重経編布27を用いる場合、樹脂被覆経
編ネット37の六角形空隙34のように、樹脂組成物に
よって塞がれない隙間11(12)が厚手布帛(17・
27)の内部に30容積%以上、好ましくは50容積%
以上残るなら、それに塩化ビニルペーストゾルやラテッ
クス・エマルジョン樹脂等の液状樹脂組成物28を含浸
させ、その厚手布帛17・27を構成する繊維(16・
18・20・22・23・26)の全てを液状樹脂組成
物の塗膜28で包み込み、その嵩高な厚手布帛(17・
27)の有するクッション性を高めると共に、ゴルフ球
から受ける衝撃に対抗し得る強度的安定性を付与し、全
体の厚みを10mm以下の軽量な集球マット42に仕上
げる。樹脂組成物28を含浸させても全体の50容積%
以上の内部隙間が残るようにするには二重経編布27を
用いるとよく、二重経編布27を用いると、集球マット
全体42に占める内部隙間の容積比率を80〜90容積
%以上にすることが出来る。
【0008】これらの厚手布帛(17・28)に成る集
球マット42の樹脂組成物表面層14は、基布38の表
面に液状樹脂組成物13を塗布した樹脂コート地39で
あってもよい。この樹脂コート地39は、含浸させて内
部繊維を補強するためにニードルパンチング布帛17や
二重経編布27に塗布される液状樹脂組成物28を介し
て貼り合わせてもよい。
球マット42の樹脂組成物表面層14は、基布38の表
面に液状樹脂組成物13を塗布した樹脂コート地39で
あってもよい。この樹脂コート地39は、含浸させて内
部繊維を補強するためにニードルパンチング布帛17や
二重経編布27に塗布される液状樹脂組成物28を介し
て貼り合わせてもよい。
【0009】その基布38には、起毛布帛やニードルパ
ンチング布帛のように表面毛羽40を有する有毛布帛を
用いるとよく、液状樹脂組成物13は、その毛羽40を
有する面に塗布するとよい。そうすると、表面毛羽40
が、液状樹脂組成物13に固められて粒塊41となり、
飛来するゴルフ球に触れて球速を弱める機能が集球マッ
ト42に生じる。厚手布帛として樹脂被覆経編ネット3
7を用いる場合、集球マット42は樹脂被覆経編ネット
37に樹脂コート地39を貼り合わせてつくる。
ンチング布帛のように表面毛羽40を有する有毛布帛を
用いるとよく、液状樹脂組成物13は、その毛羽40を
有する面に塗布するとよい。そうすると、表面毛羽40
が、液状樹脂組成物13に固められて粒塊41となり、
飛来するゴルフ球に触れて球速を弱める機能が集球マッ
ト42に生じる。厚手布帛として樹脂被覆経編ネット3
7を用いる場合、集球マット42は樹脂被覆経編ネット
37に樹脂コート地39を貼り合わせてつくる。
【0010】基布38や厚手布帛内部17・27に付与
する液状樹脂組成物13・28は、耐水性の点で塩化ビ
ニルペースト樹脂を用いるとよい。
する液状樹脂組成物13・28は、耐水性の点で塩化ビ
ニルペースト樹脂を用いるとよい。
【0011】
【発明の効果】本発明(請求項1)の集球マット42
は、繊維間隙間12の容積率が30%以上の厚手布帛1
7・27・37の繊維16・18・20・22・23・
26・29・31・32を主材として構成されているの
で、その厚さを2mm以上にしても、繊維16・18・
20・22・23・26・29・31・32に比して破
断強度が著しく低いゴムや合成樹脂に成る従来品に比し
て薄く軽量に構成することが出来、そのゴルフ練習場の
グランドへの敷替作業が楽になり、その厚さを2mm以
上にして飛来するゴルフ球を着地箇所の付近でストップ
させることが出来る。
は、繊維間隙間12の容積率が30%以上の厚手布帛1
7・27・37の繊維16・18・20・22・23・
26・29・31・32を主材として構成されているの
で、その厚さを2mm以上にしても、繊維16・18・
20・22・23・26・29・31・32に比して破
断強度が著しく低いゴムや合成樹脂に成る従来品に比し
て薄く軽量に構成することが出来、そのゴルフ練習場の
グランドへの敷替作業が楽になり、その厚さを2mm以
上にして飛来するゴルフ球を着地箇所の付近でストップ
させることが出来る。
【0012】本発明(請求項2)の集球マット42で
は、ニードルパンチングによって繊維ウェブの繊維16
が厚み方向に押し曲げられて表側から裏側へと連続して
いるので、ゴルフ球から受ける衝撃や摩擦によって表裏
に層内剥離を起こすことがない。
は、ニードルパンチングによって繊維ウェブの繊維16
が厚み方向に押し曲げられて表側から裏側へと連続して
いるので、ゴルフ球から受ける衝撃や摩擦によって表裏
に層内剥離を起こすことがない。
【0013】本発明(請求項3)の集球マット42で
は、連結糸26が略直角に起立して上布21と下布25
を不離一体に連結しており、上布21と下布25の間に
容積比率が80〜90%以上となる隙間11・12を残
すことが出来、極めて軽くゴルフ練習場のグランドへの
敷替作業が楽になり、又、ゴルフ球から受ける衝撃や摩
擦によって上布21と下布25に剥離することもない。
又、上布21と下布25の間の隙間11・12の容積比
率が50%以上になると、飛来するゴルフ球の着地箇所
では、その表面布帛(上布21または下布25)が裏面
布帛側(上布21または下布25)へと窪んで衝撃エネ
ルギーを吸収するので、ゴルフ球は大きくバウンドせ
ず、その着地箇所で捕捉されるようにしてストップす
る。そのように二重経編布27を用いた集球マット42
では、ゴルフ球の衝撃エネルギーを吸収してバウンドを
抑えるには、太さが30デニール以上、好ましくは50
デニール以上、更に好ましくは100デニール以上で弾
力性のあるモノフイラメント糸を連結糸26に用いると
よく、又、窪んで衝撃エネルギーを吸収する表面布帛
(上布21または下布25)を構成する地経糸18・2
2・23と挿入糸20にも、その衝撃エネルギーに耐え
る太さが30デニール以上、好ましくは50デニール以
上、更に好ましくは100デニール以上のモノフイラメ
ント糸を使用するとよく、そうすることによって集球マ
ット42を空隙率が大きくしてゴルフ球を捕捉し易く
し、軽量で敷替・運搬し易く、耐久性に富むものとする
ことが出来る。
は、連結糸26が略直角に起立して上布21と下布25
を不離一体に連結しており、上布21と下布25の間に
容積比率が80〜90%以上となる隙間11・12を残
すことが出来、極めて軽くゴルフ練習場のグランドへの
敷替作業が楽になり、又、ゴルフ球から受ける衝撃や摩
擦によって上布21と下布25に剥離することもない。
又、上布21と下布25の間の隙間11・12の容積比
率が50%以上になると、飛来するゴルフ球の着地箇所
では、その表面布帛(上布21または下布25)が裏面
布帛側(上布21または下布25)へと窪んで衝撃エネ
ルギーを吸収するので、ゴルフ球は大きくバウンドせ
ず、その着地箇所で捕捉されるようにしてストップす
る。そのように二重経編布27を用いた集球マット42
では、ゴルフ球の衝撃エネルギーを吸収してバウンドを
抑えるには、太さが30デニール以上、好ましくは50
デニール以上、更に好ましくは100デニール以上で弾
力性のあるモノフイラメント糸を連結糸26に用いると
よく、又、窪んで衝撃エネルギーを吸収する表面布帛
(上布21または下布25)を構成する地経糸18・2
2・23と挿入糸20にも、その衝撃エネルギーに耐え
る太さが30デニール以上、好ましくは50デニール以
上、更に好ましくは100デニール以上のモノフイラメ
ント糸を使用するとよく、そうすることによって集球マ
ット42を空隙率が大きくしてゴルフ球を捕捉し易く
し、軽量で敷替・運搬し易く、耐久性に富むものとする
ことが出来る。
【0014】本発明(請求項4)の集球マット42で
は、厚手布帛内部の繊維間隙間11・12を囲む繊維が
樹脂組成物の塗膜28に包まれクッション性を発揮し、
その表面層14では繊維と樹脂組成物が相互に補強し合
って一体になっているので、ゴルフ球から受ける衝撃や
摩擦に強い耐久性を発揮する。
は、厚手布帛内部の繊維間隙間11・12を囲む繊維が
樹脂組成物の塗膜28に包まれクッション性を発揮し、
その表面層14では繊維と樹脂組成物が相互に補強し合
って一体になっているので、ゴルフ球から受ける衝撃や
摩擦に強い耐久性を発揮する。
【0015】本発明(請求項5)の集球マット42で
は、その経編ネットを構成する地経糸29や挿入糸31
・32が、ゴルフ球から受ける衝撃や摩擦に対して変形
自在な六角形空隙34を形成しており、而も、弾力性に
富む発泡塩化ビニル樹脂35を介して接合されているの
で、ゴルフ球から受ける衝撃や摩擦によっては裂れ難く
なる。
は、その経編ネットを構成する地経糸29や挿入糸31
・32が、ゴルフ球から受ける衝撃や摩擦に対して変形
自在な六角形空隙34を形成しており、而も、弾力性に
富む発泡塩化ビニル樹脂35を介して接合されているの
で、ゴルフ球から受ける衝撃や摩擦によっては裂れ難く
なる。
【0016】本発明(請求項6)の集球マット42で
は、基布38に耐光性のある塩化ビニル樹脂13を塗布
した樹脂コート地39を表面に積層して耐久性に富むも
のとすることが出来る。
は、基布38に耐光性のある塩化ビニル樹脂13を塗布
した樹脂コート地39を表面に積層して耐久性に富むも
のとすることが出来る。
【0017】本発明(請求項7)の集球マット42で
は、ゴルフ球が粒塊41に擦れて球速を弱めるので、飛
来するゴルフ球が着地箇所の付近でストップして回収し
易くなる。
は、ゴルフ球が粒塊41に擦れて球速を弱めるので、飛
来するゴルフ球が着地箇所の付近でストップして回収し
易くなる。
【図1】本発明に係るニードルパンチング布帛に樹脂組
成物の表面層を積層した集球マットの断面図である。
成物の表面層を積層した集球マットの断面図である。
【図2】本発明に係るニードルパンチング布帛に樹脂組
成物を付与した集球マットの断面図である。
成物を付与した集球マットの断面図である。
【図3】本発明に係る二重経編布に樹脂組成物の表面層
を積層した集球マットの拡大斜視図である。
を積層した集球マットの拡大斜視図である。
【図4】本発明に係る二重経編布に樹脂組成物を含浸さ
せた集球マットの斜視図である。
せた集球マットの斜視図である。
【図5】本発明に係る二重経編布に樹脂組成物を含浸さ
せ樹脂コート地を積層した集球マットの斜視図である。
せ樹脂コート地を積層した集球マットの斜視図である。
【図6】図4に図示する本発明に係る集球マットを裏面
視した拡大斜視図である。
視した拡大斜視図である。
【図7】図5に図示する本発明に係る集球マットを裏面
視した拡大斜視図である。
視した拡大斜視図である。
【図8】本発明に係る樹脂被覆経編ネットに樹脂組成物
の表面層を積層した集球マットの斜視図である。
の表面層を積層した集球マットの斜視図である。
【図9】本発明に係る集球マットの表面層を構成する樹
脂コート地の断面図であり、その一部を円で囲んで拡大
して図示している。
脂コート地の断面図であり、その一部を円で囲んで拡大
して図示している。
11 繊維間隙間 12 繊維間隙間 13 樹脂組成物 14 表面層 15 基布 16 繊維ウェブ 17 ニードルパンチング布帛 18 地経糸 19 鎖編列 20 挿入糸 21 上布 22 地経糸 23 地経糸 24 鎖編列 25 下布 26 連結糸 27 二重経編布 28 塗膜 29 地経糸 30 鎖編列 31 挿入糸 32 挿入糸 33 三角形空隙 34 六角形空隙 35 発泡塩化ビニル樹脂 36 ウェール方向 37 樹脂被覆経編ネット 38 基布 39 樹脂コート地 40 表面毛羽 41 粒塊 42 集球マット
Claims (7)
- 【請求項1】 内部繊維間に隙間(11・12)があ
り、その隙間(11・12)の容積の全体に占める比率
が30容積%以上であり、厚みが2mm以上の厚手布帛
(17・27・37)の表面に樹脂組成物(13)の表
面層(14)が積層されていることを特徴とするゴルフ
練習場集球マット。 - 【請求項2】 前掲請求項1に記載の厚手布帛が、基布
(15)の片面に積層した繊維ウェブ(16)にニード
リングを施したニードルパンチング布帛(17)である
ことを特徴とする前掲請求項1に記載のゴルフ練習場集
球マット。 - 【請求項3】 前掲請求項1に記載の厚手布帛が、地経
糸(18)に編成されてウェール方向(36)に連続す
る鎖編列(19)と鎖編列(19)の間を挿入糸(2
0)で連結して編成される平編状上布(21)と、上布
(21)の2列の鎖編列(19・19)につき1列の割
合で複数本の地経糸(22・23)によって編成され、
それら複数本の地経糸(22・23)が数コース毎に上
布の1ウェール間隔分(G)だけ左右2方向に分かれて
移動して集合する複数本の地経糸(22・23)が再び
編成して数コース毎に左右ジグザグにウェール方向(3
6)に続く鎖編列(24)によって、それら複数本の地
経糸(22・23)が左右に分かれて移動する毎に隣合
う鎖編列間(24・24)に四角形ないし六角形の開口
(44)を形成して編成されるネット状下布(25)
を、上布の鎖編列(19)の編目と下布の鎖編列(2
4)の編目に編み込まれる連結糸(26)によって連結
して二重に編成され、上布の左右隣合う2列の鎖編列
(19・19)のそれぞれに編み込まれる2本の連結糸
(26・26)が下布の同じ鎖編列(24)に編み込ま
れ、それら上下合計3列の各鎖編列(19・19・2
4)を頂点とし、それら上下の鎖編列(19・19・2
4)に編み込まれる2本の連結糸(26・26)を2辺
とし、下布の隣合う2列の鎖編列(19・19)を連結
する挿入糸(20)を他の1辺とする三角形状隙間(1
1)と、下布の開口(44)から窪んで出来る隙間(1
2)を、上布(21)と下布(25)の間に有する二重
経編布(27)であることを特徴とする前掲請求項1に
記載のゴルフ練習場集球マット。 - 【請求項4】 前掲請求項1に記載の厚手布帛(17・
27)を構成している繊維が液状樹脂組成物の塗膜(2
8)に包まれていることを特徴とする前掲請求項1に記
載のゴルフ練習場集球マット。 - 【請求項5】 前掲請求項1に記載の厚手布帛が、地経
糸(29)に成る鎖編列(30)の数コース毎に間欠的
に複数本の挿入糸(31・32)を鎖編列(30)に編
み込み、その間欠的に編み込まれない数コース間におい
て、複数本の挿入糸(31・32)の一部の挿入糸(3
1)と他の残りの挿入糸(32)を左右隣合う鎖編列側
(30・30)に各々移動させて集合した左右各一部の
挿入糸に成る複数本の挿入糸(31・32)を、その集
合したウェールにおける鎖編列(30)に編み込み、そ
の間欠的に編み込まれない数コースにおいて左右移動し
てX状に交わる左右の挿入糸(31・32)と鎖編列
(30)に囲まれる三角形空隙(32)と、その間欠的
に編み込まれる数コースにおいて左右の鎖編列(30・
30)と左右移動してX状に交わる左右の挿入糸(31
・32)に囲まれた六角形空隙(34)が、左右隣合う
鎖編列間(30・30)のスペースにウェール方向(3
6)に交互に形成される経編ネットに、その六角形空隙
(34)を塞ぐことなく発泡塩化ビニル樹脂(35)を
塗着して三角形空隙(32)を塞いだ樹脂被覆経編ネッ
ト(37)であることを特徴とする前掲請求項1に記載
のゴルフ練習場集球マット。 - 【請求項6】 前掲請求項1に記載の表面層(14)
が、基布(38)の表面に樹脂(13)を塗布した樹脂
コート地(39)であることを特徴とする前掲請求項1
に記載のゴルフ練習場集球マット。 - 【請求項7】 前掲請求項1に記載の表面層(14)
が、表面毛羽(40)を有する基布(38)の表面に樹
脂(13)を塗布した樹脂コート地(39)であり、表
面毛羽(40)が絡まり合って樹脂(13)に固められ
て表面に隆起した粒塊(41)を形成していることを特
徴とする前掲請求項1に記載のゴルフ練習場集球マッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24220897A JPH1157102A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | ゴルフ練習場集球マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24220897A JPH1157102A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | ゴルフ練習場集球マット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1157102A true JPH1157102A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17085867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24220897A Pending JPH1157102A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | ゴルフ練習場集球マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1157102A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100406082C (zh) * | 2004-08-03 | 2008-07-30 | 文德利希兄弟两合公司 | 高尔夫球击球垫 |
CN113551286A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-10-26 | 杨俊丽 | 一种具有弯道保护结构的供热管网用预埋管 |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP24220897A patent/JPH1157102A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100406082C (zh) * | 2004-08-03 | 2008-07-30 | 文德利希兄弟两合公司 | 高尔夫球击球垫 |
CN113551286A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-10-26 | 杨俊丽 | 一种具有弯道保护结构的供热管网用预埋管 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040816 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060919 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20061114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070529 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |