JP2001000387A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2001000387A
JP2001000387A JP11174090A JP17409099A JP2001000387A JP 2001000387 A JP2001000387 A JP 2001000387A JP 11174090 A JP11174090 A JP 11174090A JP 17409099 A JP17409099 A JP 17409099A JP 2001000387 A JP2001000387 A JP 2001000387A
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bending
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Takayasu Miyagi
隆康 宮城
Akira Suzuki
明 鈴木
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Michio Sato
道雄 佐藤
Atsushi Watanabe
厚 渡辺
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、湾曲部の形状検知精度を向上させる
ことができるうえ、システム全体のコスト低下を図るこ
とができる内視鏡装置を提供することを最も主要な特徴
とする。 【解決手段】湾曲部9に形状検出プローブ28の先端側
の3つの磁界発生用コイル31A,31B,31Cを配
設し、最先端位置の1番目のコイル31Aを湾曲部9の
最先端湾曲駒18A、3番目のコイル31Cを湾曲部9
の最後端湾曲駒18Bとそれぞれ対応する位置に配置す
る。さらに、2番目のコイル31Bは湾曲部9の最先端
湾曲駒18Aと最後端湾曲駒18Cとの間の中間位置に
配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管腔内に挿入される
挿入部の形状を検出する挿入部形状検出手段を備えた内
視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡には管腔内に挿入される
細長い挿入部の基端部に手元側の操作部が配設されてい
る。また、挿入部の先端部には湾曲変形可能な湾曲部が
配設されている。さらに、操作部には湾曲部を湾曲操作
する湾曲ノブなどの湾曲操作部が配設されている。
【0003】ところで、内視鏡の挿入部には柔軟な細長
い可撓管部の先端部に湾曲部を介して先端構成部が配設
されている。この先端構成部には照明光学系や、観察光
学系などが組み込まれている。そして、内視鏡の挿入部
が管腔内に挿入される場合には管腔の形状に合わせて湾
曲部を湾曲操作させながら挿入部を徐々に管腔内に押し
込むことにより、管腔の形状に沿って内視鏡の可撓管部
を変形させながら内視鏡の挿入部を管腔の深部まで挿入
させるようになっている。この場合、内視鏡の挿入部が
挿入される管腔内、例えば大腸や、小腸などの体腔内は
複雑に曲がりくねっている。そのため、管腔内に挿入さ
れた内視鏡の挿入部の形状は挿入される管腔の形状に合
わせて変形されているので、術者が管腔の深部まで挿入
された内視鏡の挿入部の形状を知ることは容易ではな
い。
【0004】そこで、例えば特開平7−111969号
公報には磁界を発生する磁界発生用コイルが内視鏡の挿
入部の内部に軸方向に沿って複数並設された挿入部形状
検出プローブが内蔵された内視鏡が示されている。ここ
で、挿入部形状検出プローブには軸心位置に芯線が配設
され、この芯線の周囲に複数のコイルが予め設定された
間隔で接着等で固定されている。また、各コイルには信
号線が接続されている。さらに、この形状検出プローブ
の外周部位には各コイルや、信号線の保護のための外装
チューブが装着されている。そして、この内視鏡では各
磁界発生用コイルから発生される磁界を検出して挿入部
の形状を検出し、ここで検出された挿入部の形状を専用
のモニタに表示する構成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては形状検知プローブの複数のコイルは内視鏡の挿
入部の湾曲部や、可撓管部などの適宜の位置に分散配置
されている。ここで、内視鏡の挿入部内に配置される形
状検知プローブのコイルの数が多い場合には内視鏡の挿
入部の形状検出精度が高まるが、形状検知プローブが高
価になり、内視鏡装置のシステム全体がコスト高になる
問題がある。
【0006】また、内視鏡の挿入部内に配置される形状
検知プローブのコイルの数が少ない場合には内視鏡の挿
入部の形状検出精度が低くなる。そのため、内視鏡の挿
入部の形状を正確にはモニタに表示することができない
ので、コイルの位置が適切でないと、比較的複雑に変形
される湾曲部の形状が正確には表示されない問題があ
る。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、湾曲部の形状検知精度を向上させるこ
とができるうえ、システム全体のコスト低下を図ること
ができる内視鏡装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は管腔内
に挿入される挿入部の基端部に手元側の操作部が配設さ
れ、前記挿入部の先端部に湾曲変形可能な湾曲部、前記
操作部に前記湾曲部を湾曲操作する湾曲操作部が配設さ
れるとともに、磁界を発生する複数の磁界発生用コイル
が前記挿入部の内部に軸方向に沿って配設された挿入部
形状検出プローブが内蔵され、前記各磁界発生用コイル
から発生される磁界を検出して前記挿入部の形状を検出
する挿入部形状検出手段を備えた内視鏡装置において、
前記湾曲部に配置される前記形状検出プローブの各コイ
ルを前記湾曲部の前後の両端部およびこれら前後の両端
部間にそれぞれ配置したことを特徴とする内視鏡装置で
ある。そして、本請求項1の発明では、湾曲部の湾曲操
作時には湾曲部の前後の両端部位置に配置された形状検
出プローブの各コイルによって湾曲部の前後の両端部位
置が検出され、これら前後の両端部間のコイルによって
湾曲部の前後の両端部間の中間位置が検出される。その
ため、ここで検出された検出点間を滑らかに結ぶことに
より、湾曲部の湾曲形状が略正確に検出されるようにし
たものである。
【0009】請求項2の発明は管腔内に挿入される挿入
部の基端部に手元側の操作部が配設され、前記挿入部の
先端部に先端構成部および湾曲変形可能な湾曲部、前記
操作部に前記湾曲部を湾曲操作する湾曲操作部が配設さ
れるとともに、磁界を発生する複数の磁界発生用コイル
が前記挿入部の内部に軸方向に沿って配設された挿入部
形状検出プローブが内蔵され、前記各磁界発生用コイル
から発生される磁界を検出して前記挿入部の形状を検出
する挿入部形状検出手段を備えた内視鏡装置において、
前記先端構成部を前記コイルからの磁界の出力を弱める
ことが無い非金属材料によって形成し、この先端構成部
に前記挿入部形状検出プローブの先端部を取付けるプロ
ーブ取付け部を設けたことを特徴とする内視鏡装置であ
る。そして、本請求項2の発明では、コイルからの磁界
の出力を弱めることが無い非金属材料によって形成され
た先端構成部のプローブ取付け部に挿入部形状検出プロ
ーブの先端部を取付けることにより、挿入部形状検出プ
ローブの先端を接地電位でシールドすることが無く、電
磁波出力を弱めることが無い為、挿入部形状検出プロー
ブの先端の電磁波出力性能が向上し、形状検知プローブ
による内視鏡の挿入部の先端部の位置検出精度を高める
ようにしたものである。
【0010】請求項3の発明は管腔内に挿入される挿入
部の基端部に手元側の操作部が配設され、前記挿入部の
先端部に先端構成部および湾曲変形可能な湾曲部、前記
操作部に前記湾曲部を湾曲操作する湾曲操作部が配設さ
れるとともに、磁界を発生する複数の磁界発生用コイル
が前記挿入部の内部に軸方向に沿って配設された挿入部
形状検出プローブが内蔵され、前記各磁界発生用コイル
から発生される磁界を検出して前記挿入部の形状を検出
する挿入部形状検出手段を備えた内視鏡装置において、
前記挿入部形状検出手段に、前記挿入部形状検出プロー
ブからの検出データに基いて前記挿入部の形状を表示す
る表示手段と、前記挿入部形状検出プローブにおける最
先端位置の前記磁界発生用コイルと前記挿入部の先端面
との間の距離を換算し、前記表示手段に表示される前記
挿入部形状検出プローブからの検出データに前記挿入部
の先端形状の補正データを加えて表示する先端形状補正
手段とを設けたことを特徴とする内視鏡装置である。そ
して、本請求項3の発明では、挿入部形状検出プローブ
による挿入部形状の検出時には挿入部形状検出手段の表
示手段によって挿入部形状検出プローブからの検出デー
タに基いて挿入部の形状を表示する。このとき、先端形
状補正手段によって挿入部形状検出プローブにおける最
先端位置の磁界発生用コイルと挿入部の先端面との間の
距離を換算し、表示手段に表示される挿入部形状検出プ
ローブからの検出データに挿入部の先端形状の補正デー
タを加えて表示するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図4(A),(B)を参照して説明する。図
1は本実施の形態の内視鏡装置1のシステム全体の概略
構成を示すものである。本実施の形態の内視鏡装置1に
は内視鏡2と、光源装置3と、内視鏡像を表示する第1
のモニター4と、内視鏡2の形状を表示する第2のモニ
ター5とが設けられている。
【0012】また、本実施の形態の内視鏡2には管腔内
に挿入される細長い挿入部6の基端部に手元側の操作部
7が配設されている。ここで、挿入部6には細長い可撓
管部8の先端部に湾曲変形可能な湾曲部9が配設されて
いる。さらに、この湾曲部9の先端部には硬質な先端構
成部10が連結されている。この先端構成部10には照
明光学系であるライトガイドファイバ24(図4参照)
や、観察光学系37(図3参照)の対物レンズ38や、
CCD39などの撮像手段の他、図示しない送気送水ノ
ズルや、処置具挿通チャンネル27(図4参照)などが
組み込まれている。
【0013】また、内視鏡2の手元側の操作部7には湾
曲部9を湾曲操作する図示しない湾曲ノブ等の湾曲操作
部が配設されているとともに、ユニバーサルコード11
の一端部が連結されている。このユニバーサルコード1
1の他端部にはコネクタ12が取付けられている。そし
て、このコネクタ12は光源装置3に着脱可能に連結さ
れるようになっている。
【0014】さらに、コネクタ12には2本の接続ケー
ブル13、14の各一端部が連結されている。ここで、
一方の接続ケーブル13は例えばカメラコントロールユ
ニット(CCU)などの制御装置15に接続されてい
る。この制御装置15には第1のモニター4が接続され
ている。
【0015】また、他方の接続ケーブル14は内視鏡2
の挿入部6の形状を検出する形状検出用制御装置(挿入
部形状検出手段)16に接続されている。この形状検出
用制御装置16にはアンテナ17と、第2のモニター5
とが接続されている。
【0016】また、図2(A)は内視鏡2の湾曲部9の
内部構成を示すものである。本実施の形態の湾曲部9に
は複数の環状の湾曲駒18が挿入部6の軸方向に並設さ
れた湾曲駒群19が配設されている。ここで、各湾曲駒
18の前端部には2つの前端側突起部18aが前向きに
突設されている。これら2つの前端側突起部18aは各
湾曲駒18のリングの周方向に180°離れた位置に配
置されている。
【0017】さらに、各湾曲駒18の後端部には2つの
後端側突起部18bが後向きに突設されている。これら
2つの後端側突起部18bは各湾曲駒18のリングの周
方向に180°離れた位置に配置されている。なお、各
湾曲駒18の2つの前端側突起部18aと、2つの後端
側突起部18bとは互いに90°離れた位置に配置され
ている。
【0018】そして、前後に隣接する2つの湾曲駒18
における前側の湾曲駒18の2つの後端側突起部18b
と、後ろ側の湾曲駒18の2つの前端側突起部18aと
が重ね合わされた重合部分に回動ピン20が回動自在に
連結されている。
【0019】さらに、本実施の形態の湾曲部9には図2
(A)に示すように前後に隣接する2つの湾曲駒18の
端縁部間に回動ピン20による回動連結部の両側に略V
字状の間隙部21が形成されている。
【0020】また、湾曲駒群19の最先端位置に配置さ
れた最先端湾曲駒18Aには2つの前端側突起部18a
が突設されていない。そして、この最先端湾曲駒18A
は先端構成部10の後端部に例えば接着や、螺子、半田
や、溶接、圧入等の固定手段にて固定されている。さら
に、湾曲駒群19の最後端位置に配置された最後端湾曲
駒18Bには2つの後端側突起部18bが突設されてい
ない。そして、この最後端湾曲駒18Bは可撓管部8の
先端部に同様に、例えば接着や、螺子、半田や、溶接、
圧入等の固定手段にて固定されている。
【0021】また、湾曲部9の外周面には屈曲自在な軟
性のチューブ体22が配設されている。そして、湾曲部
9の湾曲駒群19の外側はこのチューブ体22によって
被覆されている。
【0022】さらに、湾曲部9の最先端湾曲駒18Aに
は複数、本実施の形態では図4に示すように4本のアン
グルワイヤ23(上下方向湾曲操作用の2本のアングル
ワイヤ23a1,23a2および左右方向湾曲操作用の
2本のアングルワイヤ23b1,23b2)の先端部が
固定されている。これらのアングルワイヤ23の基端部
は手元側の操作部7側に延出されている。この操作部7
には操作ノブの操作にともない各アングルワイヤ23を
牽引操作する図示しない湾曲操作機構が設けられてい
る。
【0023】そして、内視鏡2の湾曲部9の湾曲時には
操作ノブの操作によって湾曲操作機構を介していずれか
の1本、或いは2本のアングルワイヤ23が牽引操作さ
れる。このとき、内視鏡2の湾曲部9は操作部7の湾曲
ノブなどの湾曲操作部の操作によって図2(A)に示す
ように略直線状に延伸された基準形状から図1に示すよ
うに上下方向、或いは左右方向に略円弧形状に湾曲され
た各湾曲形状にそれぞれ湾曲されるようになっている。
【0024】また、内視鏡2の湾曲部9が湾曲されてい
ない状態、すなわち湾曲部9全体が略直線状に延伸され
た基準形状で保持されている場合には各湾曲駒18の端
縁部間のV字状の間隙部21は上下左右の4方向の各ア
ングルワイヤ23の全ての方向で等間隔で保持されてい
る。そして、湾曲部9の湾曲時には牽引操作されるアン
グルワイヤ23によって最先端湾曲駒18Aが手元側に
引張られる操作にともない牽引操作されるアングルワイ
ヤ23の方向の各湾曲駒18の端縁部間のV字状の間隙
部21が狭まる状態、反対側の間隙部21は広がる状態
に各湾曲駒18がそれぞれ回動ピン20を中心に回動さ
れる。これによって、湾曲部9全体が略円弧形状に湾曲
操作される。さらに、この湾曲部9の湾曲操作時には湾
曲部9は略直線状に延伸された基準形状と、円弧形状に
湾曲された湾曲部9の最大湾曲形状との間の任意の湾曲
形状に湾曲されるようになっている。なお、湾曲部9の
最大湾曲時には各湾曲駒18の端縁部間のV字状の間隙
部21が狭まり、この間隙部21の前後の湾曲駒18の
端縁部間どうしが当接されるようになっている。
【0025】また、内視鏡2の挿入部6内には図4に示
すように上下左右の各方向の4本のアングルワイヤ23
a1,23a2、23b1,23b2と、2つのライト
ガイドファイバ24と、CCD39などの撮像手段の画
像信号伝送ケーブル25と、送気送水チャンネル26
と、処置具挿通チャンネル27などの各内蔵物ととも
に、この挿入部6の形状検出用の形状検出プローブ28
が組み込まれている。ここで、2つのライトガイドファ
イバ24の先端部は先端構成部10に配設された2つの
照明用窓部の内面側に対向配置され、基端部側は操作部
7内およびユニバーサルコード11内を経てコネクタ1
2内に延設されている。そして、光源装置3からの照明
光がコネクタ12を介してライトガイドファイバ24に
入射されるようになっている。さらに、このライトガイ
ドファイバ24から伝達される照明光は照明用窓部によ
って外部に拡大出射されるようになっている。
【0026】また、画像信号伝送ケーブル25の基端部
側は操作部7内からユニバーサルコード11内、コネク
タ12内および接続ケーブル13を経て制御装置15に
接続されている。そして、内視鏡観察時には視野範囲内
の観察像が図3に示すように観察窓40から対物レンズ
38へ伝達され、この対物レンズ38によってCCD3
9などの撮像手段に観察像が結像されるようになってい
る。さらに、この観察像はCCD39などの撮像手段に
よって電気信号に変換されたのち、画像信号伝送ケーブ
ル25により接続ケーブル13のCCDコネクタ13a
を介して制御装置15側に伝送されるようになってい
る。
【0027】また、送気送水チャンネル26の先端部は
先端構成部10に配設された図示しない送気送水ノズル
に連結され、基端部側は操作部7内およびユニバーサル
コード11内を経てコネクタ12内に延設されている。
さらに、処置具挿通チャンネル27の先端部は先端構成
部10に配設された処置具挿通チャンネル27の図示し
ない先端開口部に連結され、基端部側は操作部7に配設
された処置具挿入部に連結されている。
【0028】また、本実施の形態の形状検出プローブ2
8は内視鏡2の挿入部6の内部に略全長に亙り配設され
ている。図2(B)は本実施の形態の形状検出プローブ
28の内部構成を示すものである。図2(B)に示す通
り、この形状検出プローブ28には軸心位置に芯線29
が配設されている。この芯線29の先端部には先端部材
30a、後端部には後端部材30bがそれぞれ固定され
ている。
【0029】また、芯線29の周囲には磁界を発生する
複数の磁界発生用コイル31が予め設定された間隔で接
着等で固定されている。ここで、形状検出プローブ28
の複数のコイル31は例えば内視鏡2の挿入部6の略全
長に亙り略均等な間隔で配置されている。
【0030】また、各コイル31にはそれぞれ2本の信
号線32が接続されている。さらに、この形状検出プロ
ーブ28の外周部位には各コイル31や、信号線32の
保護のための外装チューブ33が装着されている。この
外装チューブ33は例えばシリコンゴムなどの弾性チュ
ーブによって形成されている。なお、外装チューブ33
の中には芯線29、コイル31、信号線32などの内蔵
物間の隙間にはシリコンと溶剤とを混合させた充填剤4
2が充填されている。
【0031】また、形状検出プローブ28の先端部は図
3に示すように先端構成部10の本体34に固定されて
いる。ここで、先端構成部本体34は形状検出プローブ
28のコイル31からの磁界の出力を弱めることが無い
非金属材料、例えばプラスチック材料によって形成され
ている。
【0032】この先端構成部本体34の後端面には略円
形穴によって形成される形状検出プローブ取付け穴35
が形成されている。そして、この先端構成部本体34の
形状検出プローブ取付け穴35に形状検出プローブ28
の先端部材30aが挿入された状態で固定ねじ43によ
って固定されている。なお、先端構成部10には先端構
成部本体34の外表面全体を覆う先端カバー36が装着
されている。
【0033】また、本実施の形態では湾曲部9には図2
(A)に示すように形状検出プローブ28の先端側の3
つの磁界発生用コイル31A,31B,31Cが配設さ
れている。ここで、最先端位置の1番目のコイル31A
は湾曲部9の最先端位置に配置された最先端湾曲駒18
A、また、3番目のコイル31Cは湾曲部9の最後端位
置に配置された最後端湾曲駒18Bとそれぞれ対応する
位置に配置されている。さらに、2番目のコイル31B
は湾曲部9の最先端湾曲駒18Aと最後端湾曲駒18C
との間の中間位置(略中央位置)に配置されている。
【0034】そして、本実施の形態の内視鏡2では形状
検出プローブ28の各磁界発生用コイル31から発生さ
れる磁界がアンテナ17によって検出されるようになっ
ている。さらに、このアンテナ17からの出力信号は形
状検出用制御装置16に入力されて挿入部6の形状を検
出し、ここで検出された挿入部6の形状を専用の第2の
モニター5に表示する構成になっている。このとき、第
2のモニター5の画面には形状検出プローブ28の複数
の磁界発生用コイル31から発生される磁界にもとづい
て各コイル31の検出位置が点で表示される。そして、
各コイル31の検出位置の点を結ぶことにより、第2の
モニター5の画面に挿入部6の形状を擬似的に表示する
ようになっている。
【0035】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡2の使用時にはこの内視鏡2の挿
入部6が工業用管路や、体腔内などの内視鏡検査対象の
管腔内に挿入される。この内視鏡2の挿入部6の挿入作
業時には挿入管路の形状に応じて操作部7の操作ノブが
操作される。このとき、操作部7の操作ノブの操作によ
っていずれかの1本、或いは2本のアングルワイヤ23
が牽引操作され、このアングルワイヤ23を介して湾曲
部9の湾曲動作が行われる。
【0036】ここで、内視鏡2の先端構成部10を例え
ば体腔内の屈曲部を通過して大腸の深部に挿入したり、
或いは内視鏡2の先端構成部10を工業用管路の深部に
挿入していく場合には挿入管路の形状に応じて湾曲部9
が湾曲された状態で挿入部6がさらに挿入される。この
挿入部6の挿入動作にともない挿入管路の形状に応じて
可撓管部8が変形される。
【0037】また、本実施の形態では内視鏡2の挿入部
6の挿入作業中、形状検出プローブ28の各磁界発生用
コイル31から発生される磁界がアンテナ17によって
検出される。このアンテナ17からの出力信号は形状検
出用制御装置16に入力されて挿入部6の形状を検出
し、ここで検出された挿入部6の形状が専用の第2のモ
ニター5に表示される。このとき、第2のモニター5の
画面には形状検出プローブ28の複数の磁界発生用コイ
ル31から発生される磁界にもとづいて各コイル31の
検出位置が点で表示される。そして、各コイル31の検
出位置の点を結ぶことにより、第2のモニター5の画面
に挿入部6の全体形状が擬似的に表示される。
【0038】また、本実施の形態では内視鏡2の湾曲部
9の湾曲形状は形状検出プローブ28の先端側の3つの
磁界発生用コイル31A,31B,31Cから発生され
る磁界をアンテナ17によって検出することにより、検
出される。このとき、第2のモニター5の画面に3つの
コイル31A,31B,31Cの検出位置が点で表示さ
れ、3つのコイル31A,31B,31Cの検出位置の
点を結ぶことにより、第2のモニター5の画面に湾曲部
9の形状が擬似的に表示される。
【0039】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では内視鏡2の湾
曲部9に形状検出プローブ28の先端側の3つの磁界発
生用コイル31A,31B,31Cを配設し、最先端位
置の1番目のコイル31Aを湾曲部9の最先端湾曲駒1
8A、また、3番目のコイル31Cを湾曲部9の最後端
湾曲駒18Bとそれぞれ対応する位置に配置するととも
に、2番目のコイル31Bを湾曲部9の最先端湾曲駒1
8Aと最後端湾曲駒18Cとの間の中間位置(略中央位
置)に配置したものである。そして、湾曲部9の湾曲操
作時には形状検出プローブ28の1番目のコイル31A
によって湾曲部9の最先端湾曲駒18Aの位置、3番目
のコイル31Cによって湾曲部9の最後端湾曲駒18B
の位置がそれぞれ検出され、2番目のコイル31Bによ
って湾曲部9の前後の両端部間の中間位置が検出され
る。そのため、ここで検出された3つの検出点間を滑ら
かに結ぶことにより、湾曲部9の湾曲形状が略正確に検
出されるので、形状検知プローブ28のコイル31の数
を格別に多くすることなく、湾曲部9の形状検知精度を
効率よく向上させることができる。
【0040】さらに、本実施の形態では湾曲部9に配置
される形状検知プローブ28のコイル31の数を格別に
多くする必要がないので、形状検知プローブ28が高価
になることを防止して、内視鏡装置1のシステム全体の
コスト低下を図ることができる。
【0041】また、本実施の形態では形状検出プローブ
28のコイル31からの磁界の出力を弱めることが無い
非金属材料、例えばプラスチック材料によって内視鏡2
の先端構成部本体34を形成したので、形状検知プロー
ブ28が固定されている内視鏡2の先端構成部10が接
地電位とならない。そのため、プローブ28の先端を接
地電位でシールドすることが無く、形状検出プローブ2
8の1番目のコイル31Aからの電磁波出力を弱めるこ
とが無いので、形状検出プローブ28の先端の電磁波出
力性能が向上し、性能の良い形状検知プローブ28が得
られる。
【0042】また、図5は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図4(A),(B)参照)の湾曲部9に配設され
た形状検出プローブ28の構成を次の通り変更したもの
である。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態と同
一構成になっており、第1の実施の形態と同一部分には
同一の符号を付してここではその説明を省略する。
【0043】すなわち、第1の実施の形態では湾曲部9
に3つの磁界発生用コイル31A,31B,31Cを配
設した構成を示したが、本実施の形態では湾曲部9に4
つの磁界発生用コイルを配設したものである。ここで、
本実施の形態の最先端位置の1番目のコイル31Aは湾
曲部9の最先端湾曲駒18A、4番目のコイル31Cは
湾曲部9の最後端湾曲駒18Bとそれぞれ対応する位置
に配置されている。そして、残りの2つのコイル31B
1,31B2は湾曲部9の最先端湾曲駒18Aと最後端
湾曲駒18Bとの間の中間位置に適宜、分散配置されて
いる。
【0044】そこで、本実施の形態では、湾曲部9の最
先端湾曲駒18Aと最後端湾曲駒18Bとの間の中間部
分のように湾曲部9の湾曲時の変形量が大きい部分に2
つのコイル31B1,31B2を配置したものである。
そのため、2つのコイル31B1,31B2のうちの一
方のコイル31B1(または31B2)が故障した場合
には他方のコイル31B2(または31B1)と前後の
コイル31A,31Cの合計3つのコイル31A,31
B2(または31B1),31Cの検出位置の点を結ぶ
ことにより、第2のモニター5の画面に湾曲部9の形状
を擬似的に表示させることができるので、形状検出プロ
ーブ28の耐久性を高めることが出来る。
【0045】また、図6および図7は本実施の形態の第
3の実施の形態を示すものである。本実施の形態では第
1の実施の形態(図1乃至図4(A),(B)参照)の
内視鏡2の一部、例えばコネクタ12に図7に示すスコ
ープメモリ51が内蔵されている。このメモリ51には
図6に示すように内視鏡2に組込まれた挿入部形状検出
プローブ28における最先端位置の磁界発生用コイル3
1と、内視鏡2の挿入部6における先端構成部10の先
端面との間の距離Lを換算した先端形状の補正データが
記憶されている。
【0046】また、形状検出用制御装置16には、メモ
リ読込み回路52と、システム制御回路(先端形状補正
手段)53と、画像生成回路54とが設けられている。
ここで、メモリ読込み回路52には内視鏡2のスコープ
メモリ51が接続されている。さらに、画像生成回路5
4には第2のモニター5が接続されている。
【0047】そして、内視鏡2の使用時には形状検出用
制御装置16では挿入部形状検出プローブ28からの検
出データに基いて挿入部6の形状を示す画像信号が形成
される。このとき、挿入部形状検出プローブ28におけ
る最先端位置の磁界発生用コイル31と、内視鏡2の挿
入部6における先端構成部10の先端面との間の距離L
を換算した先端形状の補正データが内視鏡2のスコープ
メモリ51から形状検出用制御装置16のメモリ読込み
回路52に送られる。さらに、このメモリ読込み回路5
2からの出力信号はシステム制御回路53に入力され
る。そして、このシステム制御回路53からは挿入部形
状検出プローブ28からの検出データに挿入部6の先端
形状の補正データを加えた制御信号が出力され、画像生
成回路54に入力される。さらに、この画像生成回路5
4からは挿入部形状検出プローブ28からの検出データ
に挿入部6の先端形状の補正データを加えた画像信号が
出力され、第2のモニター5に入力される。これによ
り、第2のモニター5には挿入部形状検出プローブ28
からの検出データ(挿入部6の形状データ)に挿入部6
の先端形状の補正データを加えた形状の挿入部6の画像
が表示される。
【0048】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では内視鏡2のコ
ネクタ12にスコープメモリ51を内蔵させ、内視鏡2
に組込まれた挿入部形状検出プローブ28における最先
端位置の磁界発生用コイル31と、内視鏡2の挿入部6
における先端構成部10の先端面との間の距離Lを換算
した先端形状の補正データをこのメモリ51に記憶させ
るとともに、形状検出用制御装置16にメモリ読込み回
路52と、システム制御回路53と、画像生成回路54
とを設け、第2のモニター5に挿入部形状検出プローブ
28からの検出データ(挿入部6の形状データ)に挿入
部6の先端形状の補正データを加えた形状の挿入部6の
画像を表示させるようにしたものである。そのため、内
視鏡2に組込まれた挿入部形状検出プローブ28におけ
る最先端位置の磁界発生用コイル31の位置と、内視鏡
2の挿入部6における先端構成部10の先端面の位置と
が異なる場合でも挿入部形状検出プローブ28における
最先端位置の磁界発生用コイル31の位置と、内視鏡2
の挿入部6における先端構成部10の先端面の位置とを
合わせた状態で第2のモニター5に挿入部6の形状を表
示させることができるので、第2のモニター5に表示し
ている内視鏡2の挿入部6の形状の精度を高め、内視鏡
2の挿入性を高めることができる。
【0049】また、内視鏡2のコネクタ12にスコープ
メモリ51を内蔵させ、内視鏡2に組込まれた挿入部形
状検出プローブ28における最先端位置の磁界発生用コ
イル31と、内視鏡2の挿入部6における先端構成部1
0の先端面との間の距離Lを換算した先端形状の補正デ
ータをこのメモリ51に記憶させるようにしたので、内
視鏡2の機種毎にその機種特有の先端形状の補正データ
(各機種で換算する距離の情報)をそれぞれのメモリ5
1に保有させることができる。そのため、内視鏡2に組
込まれた挿入部形状検出プローブ28における最先端位
置の磁界発生用コイル31と、内視鏡2の挿入部6にお
ける先端構成部10の先端面との間の距離Lが機種によ
り、異なる場合でもメモリ51からその機種特有の先端
形状の補正データを読み出すことができるので、異なる
機種の内視鏡2を使用した場合でも内視鏡2の挿入部6
における先端構成部10の先端面の位置を正確に第2の
モニター5に表示できる。その結果、第2のモニター5
に表示される内視鏡2の挿入部6の形状を高精度化する
ことができるので、検査中に内視鏡2をどう扱えば良い
かの判断が容易に正確にでき、挿入性向上および安全性
向上を図ることができる。
【0050】また、図8(A),(B)は本発明の第4
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は挿入部
形状検出プローブ28内の各コイル31の周囲をほぼ筒
状の薄肉の金属部材61で均一に被覆する構成にしたも
のである。ここで、湾曲部9に配置された形状検出プロ
ーブ28内の各コイル31の周囲には湾曲駒18が配置
されている。そして、本実施の形態では湾曲部9に配置
された形状検出プローブ28内の各コイル31の周囲の
湾曲駒18を薄肉の金属部材61で均一に形成すること
により、図8(B)に示すように各コイル31の周囲を
ほぼ筒状の薄肉の金属部材61で均一に被覆するように
している。
【0051】また、可撓管部8には最も内周面側に薄板
の金属帯を螺旋状に巻回させて形成された螺旋管(フレ
ックス)62が配設され、このフレックス62の外周面
には金属、または樹脂製の網管であるブレード63が装
着され、さらに、このブレード63の外周面には可撓性
を備えたプラスチック材料によって形成された樹脂チュ
ーブ64が装着されている。さらに、この可撓管部8に
配置された形状検出プローブ28内の各コイル31の周
囲にはフレックス62や、ブレード63などの金属部材
が被覆されている。そして、本実施の形態では可撓管部
8に配置された形状検出プローブ28内の各コイル31
の周囲のフレックス61や、ブレード62などの金属部
材を薄肉の金属部材で均一に形成することにより、各コ
イル31の周囲をほぼ筒状の薄肉の金属部材で均一に被
覆するようにしている。
【0052】そこで、本実施の形態では湾曲部9に配置
された形状検出プローブ28内の各コイル31の周囲の
湾曲駒18を薄肉の金属部材61で均一に形成するとと
もに、可撓管部8に配置された形状検出プローブ28内
の各コイル31の周囲のフレックス61や、ブレード6
2などの金属部材を同様に薄肉の金属部材で均一に形成
したので、図8(B)に示すように各コイル31の周囲
をほぼ筒状の薄肉の金属部材61で均一に被覆すること
ができる。そのため、各コイル31から発生する磁界を
各コイル31全体から均一に放射させることができるの
で、例えば図8(C)に示すように各コイル31の周囲
に金属部材61とプラスチック材料部品65とが混在し
た状態で配置されている場合のように各コイル31から
発生する磁界が不均一に放射されるおそれがない。その
結果、本実施の形態では形状検出プローブ28による検
出精度が向上するので、内視鏡2の挿入性向上および安
全性向上を図ることができる。
【0053】また、図9は本発明の第5の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図4(A),(B)参照)の内視鏡2における先
端構成部10の構成を次の通り変更したものである。
【0054】すなわち、本実施の形態では先端構成部1
0の先端構成部本体34に形状検出プローブ取付け穴3
5の先端部を先端構成部本体34の先端面まで貫通させ
た貫通孔71を設けるとともに、先端カバー36にこの
先端構成部本体34の貫通孔71に連通する連通孔72
を設け、挿入部形状検出プローブ28の先端を先端構成
部本体34の貫通孔71から先端カバー36の連通孔7
2まで延設させることにより、挿入部形状検出プローブ
28の先端を内視鏡2の先端構成部10の先端面と同じ
位置になるように配置したものである。
【0055】そして、挿入部形状検出プローブ28の断
線等により、挿入部形状検出プローブ28を交換する場
合には固定ねじ43を緩めた状態で、挿入部形状検出プ
ローブ28を先端側から操作部7側に押し戻し、操作部
7側から挿入部形状検出プローブ28を引き抜くことに
より、挿入部形状検出プローブ28を内視鏡2から取外
すようになっている。
【0056】また、挿入部形状検出プローブ28を引き
抜く際に、挿入部形状検出プローブ28の先端部にワイ
ヤーなどのガイド部材を取付ける構成にしてもよい。こ
の場合には操作部7側から挿入部形状検出プローブ28
を引き抜く作業時に、ワイヤーなどのガイド部材を内視
鏡2の挿入部6内に引き込むことができる。そして、こ
のガイド部材に交換する挿入部形状検出プローブ28の
先端を取付けた状態で、ガイド部材を先端側に引き上げ
ることにより、交換する挿入部形状検出プローブ28を
内視鏡2の挿入部6内に引き込む。さらに、この挿入部
形状検出プローブ28の先端を先端構成部本体34の貫
通孔71から先端カバー36の連通孔72まで延設さ
せ、挿入部形状検出プローブ28の先端を内視鏡2の先
端構成部10の先端面と同じ位置になるように配置した
状態で固定ねじ43を締め付けることによって交換する
挿入部形状検出プローブ28を再び内視鏡2の挿入部6
に組込むことができる。
【0057】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では挿入部形状検
出プローブ28の先端を内視鏡2の先端構成部10の先
端面と同じ位置になるように配置したので、形状検出プ
ローブ28の交換時には固定ねじ43を緩めた状態で、
形状検出プローブ28を先端側から後方側に押出すこと
ができる。そのため、第1の実施の形態のように先端構
成部10の先端構成部本体34に形成された突き当て穴
である形状検出プローブ取付け穴35に形状検出プロー
ブ28の先端部を挿入し、この形状検出プローブ28の
先端部を形状検出プローブ取付け穴35に突き当てた状
態で固定していた場合のように形状検出プローブ28を
交換する際に内視鏡2の挿入部6全体を分解したり、形
状検出プローブ28を操作部7側より引き抜いたりする
面倒な作業を行う必要がない。したがって、本実施の形
態では、第1の実施の形態に比べて形状検出プローブ2
8を容易に交換することができるので、形状検出プロー
ブ28を組込んだ内視鏡2の修理性を向上させることが
できる。
【0058】また、図10は本発明の第6の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第5の実施の形態
(図9参照)の内視鏡2における先端構成部10の構成
を次の通り変更したものである。
【0059】すなわち、本実施の形態では先端構成部1
0の先端構成部本体34に形状検出プローブ取付け穴3
5の先端部を先端構成部本体34の先端面まで貫通させ
た貫通孔71を設け、先端カバー36の連通孔72を省
略したものである。そして、挿入部形状検出プローブ2
8の先端を先端構成部本体34の貫通孔71の先端部ま
で延設させ、先端カバー36に突き当てた状態で固定す
ることにより、挿入部形状検出プローブ28の先端を内
視鏡2の先端構成部10の先端構成部本体34の先端面
と同じ位置になるように配置したものである。
【0060】そして、挿入部形状検出プローブ28の断
線等により、挿入部形状検出プローブ28を交換する場
合にはまず、先端カバー36を取外し、形状検出プロー
ブ28の先端部を露出させる。この状態で、固定ねじ4
3を緩め、挿入部形状検出プローブ28を先端側から操
作部7側に押し戻し、操作部7側から挿入部形状検出プ
ローブ28を引き抜くことにより、挿入部形状検出プロ
ーブ28を内視鏡2から取外すようになっている。
【0061】また、挿入部形状検出プローブ28を引き
抜く際に、挿入部形状検出プローブ28の先端部にワイ
ヤーなどのガイド部材を取付ける構成にしてもよい。こ
の場合には操作部7側から挿入部形状検出プローブ28
を引き抜く作業時に、ワイヤーなどのガイド部材を内視
鏡2の挿入部6内に引き込むことができる。そして、こ
のガイド部材に交換する挿入部形状検出プローブ28の
先端を取付けた状態で、ガイド部材を先端側に引き上げ
ることにより、交換する挿入部形状検出プローブ28を
内視鏡2の挿入部6内に引き込む。さらに、この挿入部
形状検出プローブ28の先端を先端構成部本体34の貫
通孔71から先端カバー36の連通孔72まで延設さ
せ、挿入部形状検出プローブ28の先端を内視鏡2の先
端構成部本体34の先端面と同じ位置になるように配置
した状態で固定ねじ43を締め付ける。続いて、この状
態で、先端構成部本体34に先端カバー36を取付ける
ことによって交換する挿入部形状検出プローブ28を再
び内視鏡2の挿入部6に組込むことができる。
【0062】そこで、本実施の形態では挿入部形状検出
プローブ28の先端を先端構成部本体34の貫通孔71
の先端部まで延設させ、先端カバー36に突き当てた状
態で固定したので、形状検出プローブ28の交換時には
先端カバー36を取外し、形状検出プローブ28の先端
部を露出させた状態で、固定ねじ43を緩め、形状検出
プローブ28を先端側から後方側に押出すことができ
る。そのため、第1の実施の形態のように先端構成部1
0の先端構成部本体34に形成された突き当て穴である
形状検出プローブ取付け穴35に形状検出プローブ28
の先端部を挿入し、この形状検出プローブ28の先端部
を形状検出プローブ取付け穴35に突き当てた状態で固
定していた場合のように形状検出プローブ28を交換す
る際に内視鏡2の挿入部6全体を分解したり、形状検出
プローブ28を操作部7側より引き抜いたりする面倒な
作業を行う必要がない。したがって、本実施の形態でも
第5の実施の形態と同様に、第1の実施の形態に比べて
形状検出プローブ28を容易に交換することができるの
で、形状検出プローブ28を組込んだ内視鏡2の修理性
を向上させることができる。
【0063】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 挿入部内に挿入部形状検出プローブを内
蔵する内視鏡において、挿入部形状検出プローブのコイ
ルを湾曲部の両端近傍とその間に設けたことを特徴とす
る内視鏡。
【0064】(付記項1の従来技術) 例えば特開平7
−111969号公報には挿入部形状検出プローブを内
蔵した内視鏡が示されている。
【0065】(付記項1が解決しようとする課題) コ
イルの位置が適切でないと、湾曲部形状が正確に表示さ
れなかった。
【0066】(付記項1の目的) 湾曲部形状検知精度
向上。
【0067】(付記項1の課題を解決するための手段お
よび作用) プローブのコイルを少なくとも湾曲部両端
近傍とその間に設けた。
【0068】(付記項1の効果) 少なくとも湾曲部端
の位置が正確に出るため、コイル間の形状を補正してや
ることで、湾曲部形状が精度よく表示できる。第1ピ
ン、最終ピン近傍は小さなRで曲がらないため、プロー
ブが破損しにくい。
【0069】(付記項2) 挿入部内に挿入部形状検出
プローブを内蔵する内視鏡において、内視鏡の先端構成
部材を非金属材料としたことを特徴とする内視鏡。
【0070】(付記項2が解決しようとする課題) 従
来、形状検知プローブの先端は、金属からなるスコープ
先端構成部に固定されていた。先端構成部の金属は電気
的に接地されているため、プローブの先端は接地電位で
囲まれ、シールドされている。この為、プローブ先端の
位置検知用電磁波出力はシールドにより弱められプロー
ブ先端の位置検知性能が悪かった。
【0071】(付記項2の目的) 形状検知プローブの
電磁波出力の向上。
【0072】(付記項2の課題を解決するための手段お
よび作用) 本発明は、スコープの先端部材を非金属に
することにより、プローブ先端を接地電位でシールドす
ることが無く、電磁波出力を弱めることが無い為、プロ
ーブ先端の電磁波出力性能を向上することができる。
【0073】(付記項2の効果) 形状検知プローブが
固定されている内視鏡の先端構成部が接地電位とならな
いので、プローブ先端を接地電位でシールドすることが
無く、電磁波出力を弱めることが無い為、プローブ先端
の電磁波出力性能が向上し性能の良い形状検知プローブ
を備えた内視鏡を提供することが出来る。
【0074】(付記項3) 形状検出装置において、挿
入部形状検出プローブを組込んだ内視鏡を使用するとき
に一番目のコイルと内視鏡先端の距離を換算してモニタ
ーに形状を表示したことを特徴とする内視鏡。
【0075】(付記項4) 付記項3の内視鏡におい
て、換算する距離情報を内視鏡側で保有したことを特徴
とする内視鏡。
【0076】(付記項3、4が解決しようとする課題)
形状検出用プローブを内蔵した内視鏡は、プローブ内
に配置された複数のコイルの位置を検出し、それを表示
することで、挿入部の形状を表示していた。この方式だ
と、スコープ先端の位置と1番目のコイルの位置が異な
り、表示している形状の精度が悪く、内視鏡挿入に悪影
響を与える。また、機種により、スコープ先端の位置と
1番目のコイルの位置は異なる。
【0077】(付記項3、4の目的) 挿入性向上、安
全性向上。
【0078】(付記項3、4の課題を解決するための手
段および作用) 形状検出装置で、内視鏡挿入部を表示
するとき、スコープ先端と1番目のコイルの距離を換算
して内視鏡の先端と表示の先端をあわせた。また、各機
種で換算する距離の情報はスコープ側で保有した。
【0079】(付記項3、4の効果) 内視鏡先端の位
置が、より正確にモニターに表示できるので、検査中に
内視鏡をどう扱えば良いかの判断が容易に正確にでき
る。挿入性向上、安全性向上。
【0080】(付記項5) 挿入部内に挿入部形状検出
プローブを内蔵する内視鏡において、挿入部形状検出プ
ローブ内の各コイルは薄肉のほぼ筒状の金属で均一に被
覆したことを特徴とする内視鏡。
【0081】(付記項5が解決しようとする課題) 形
状検出用のプローブを内蔵した内視鏡において、プロー
ブ内のコイルは必ずしも薄肉の筒状のもので均一に覆わ
れていなかった。このことは、コイルが発生する磁界に
悪影響を及ぼし、結果的に挿入部の形状表示に悪影響を
きたした。
【0082】(付記項5の目的) 挿入性向上、安全性
向上。
【0083】(付記項5の課題を解決するための手段お
よび作用) 各コイルは薄肉のほぼ筒状のもの(Ex.
ブレード、湾曲駒)で均一に覆われる構造とした。
【0084】(付記項5の効果) コイルから発生する
磁界が、不均一に放射することがないことで検出精度が
向上する。挿入性向上、安全性向上。
【0085】(付記項6) 挿入部内に挿入部形状検出
プローブを内蔵する内視鏡において、挿入部形状検出プ
ローブの先端を内視鏡先端と同じ位置になるようにした
ことを特徴とする内視鏡。
【0086】(付記項6が解決しようとする課題) 従
来、形状検知プローブはその先端を内視鏡先端部に突き
当て穴を設け、その穴にプローブ先端を固定していた。
そのため、形状検知プローブを交換する時には内視鏡挿
入部全体を分解したり、プローブを操作部側より引き抜
いたりしなくてはならず、その修理性は非常に悪かっ
た。
【0087】(付記項6の目的) 形状検知プローブを
組込んだ内視鏡のリペア性向上させる。
【0088】(付記項6の課題を解決するための手段お
よび作用) 本発明は、内視鏡先端部および先端カバー
双方にプローブ取付け用の貫通穴を設け、プローブ先端
とスコープ先端が同じ位置になるように配置し、プロー
ブ交換時にはプローブを先端側より押出すことにより、
プローブを容易に交換可能とした。
【0089】(付記項6の効果) 内視鏡に組込まれた
形状検知プローブを容易に交換可能とすることができ、
修理性の良い内視鏡を提供できる。
【0090】(付記項7) 挿入部内に挿入部形状検出
プローブを内蔵する内視鏡において、挿入部形状検出プ
ローブの先端を内視鏡先端構成部材と同じ位置になるよ
うにしたことを特徴とする内視鏡。
【0091】(付記項7が解決しようとする課題) 従
来、形状検知プローブはその先端を内視鏡先端部に突き
当て穴を設け、その穴にプローブ先端を固定していた。
そのため、形状検知プローブを交換する時には内視鏡挿
入部全体を分解したり、プローブを操作部側より引き抜
いたりしなくてはならず、その修理性は非常に悪かっ
た。
【0092】(付記項7の目的) 形状検知プローブを
組込んだ内視鏡のリペア性向上させる。
【0093】(付記項7の課題を解決するための手段お
よび作用) 本発明は、内視鏡先端構成部材にプローブ
取付け用の貫通穴を設け、プローブ先端と先端構成部材
が同じ位置になるように配置し、プローブ交換時には先
端カバーを取り除いた後、プローブを先端側より押出す
ことにより、プローブを容易に交換可能とした。
【0094】(付記項7の効果) 内視鏡に組込まれた
形状検知プローブを容易に交換可能とすることができ、
修理性の良い内視鏡を提供できる。
【0095】
【発明の効果】請求項1の発明によれば湾曲部に配置さ
れる形状検出プローブの各コイルを湾曲部の前後の両端
部およびこれら前後の両端部間にそれぞれ配置したの
で、湾曲部の形状検知精度を向上させることができるう
え、システム全体のコスト低下を図ることができる。
【0096】請求項2の発明によれば先端構成部をコイ
ルからの磁界の出力を弱めることが無い非金属材料によ
って形成し、この先端構成部に挿入部形状検出プローブ
の先端部を取付けるプローブ取付け部を設けたので、挿
入部形状検出プローブの先端を接地電位でシールドする
ことが無く、電磁波出力を弱めることが無い為、挿入部
形状検出プローブの先端の電磁波出力性能が向上し、形
状検知プローブによる内視鏡の挿入部の先端部の位置検
出精度を高めることができる。
【0097】請求項3の発明によれば挿入部形状検出手
段に、挿入部形状検出プローブからの検出データに基い
て挿入部の形状を表示する表示手段と、挿入部形状検出
プローブにおける最先端位置の磁界発生用コイルと挿入
部の先端面との間の距離を換算し、表示手段に表示され
る挿入部形状検出プローブからの検出データに挿入部の
先端形状の補正データを加えて表示する先端形状補正手
段とを設けたので、先端形状補正手段によって挿入部形
状検出プローブにおける最先端位置の磁界発生用コイル
と挿入部の先端面との間の距離を換算し、表示手段に表
示される挿入部形状検出プローブからの検出データに挿
入部の先端形状の補正データを加えて表示することがで
きる。これにより、形状検知プローブによる内視鏡の挿
入部の先端部の位置検出精度を一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置全体
の概略構成図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡における
湾曲部の位置と湾曲部内に組込まれた形状検出プローブ
のコイルの配置状態との関係を示す関係図、(B)は第
1の実施の形態の内視鏡における挿入部内に配置された
形状検出プローブを示す側面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡における形状検出
プローブの先端部の固定状態を示す縦断面図。
【図4】 図3のIV−IV線断面図。
【図5】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡における
湾曲部の位置と湾曲部内に組込まれた形状検出プローブ
のコイルの配置状態との関係を示す関係図。
【図6】 本発明の第3の実施の形態の内視鏡における
形状検出プローブの先端部の固定状態を示す縦断面図。
【図7】 第3の実施の形態の内視鏡における形状検出
プローブの先端形状補正手段を示す概略構成図。
【図8】 (A)は本発明の第4の実施の形態の内視鏡
における挿入部の先端部分の概略構成を示す縦断面図、
(B)は形状検出プローブのコイルの配置状態を説明す
るための要部の縦断面図、(C)は形状検出プローブの
コイルの周囲に磁界への影響が異なる複数の構成部材が
配設された状態を示す要部の縦断面図。
【図9】 本発明の第5の実施の形態の内視鏡における
形状検出プローブの先端部の固定状態を示す縦断面図。
【図10】 本発明の第6の実施の形態の内視鏡におけ
る形状検出プローブの先端部の固定状態を示す縦断面
図。
【符号の説明】
6 挿入部 7 手元側操作部 9 湾曲部 16 形状検出用制御装置(挿入部形状検出手段) 18A 最先端湾曲駒 18B 最後端湾曲駒 28 挿入部形状検出プローブ 31 磁界発生用コイル 31A 1番目の磁界発生用コイル 31B 2番目の磁界発生用コイル 31C 3番目の磁界発生用コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月29日(1999.7.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 道雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 厚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA41 BA30 DA05 GA01 2H040 BA00 BA21 DA11 DA17 DA54 GA11 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF21 FF32 FF35 HH51 JJ11 JJ17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管腔内に挿入される挿入部の基端部に手
    元側の操作部が配設され、前記挿入部の先端部に湾曲変
    形可能な湾曲部、前記操作部に前記湾曲部を湾曲操作す
    る湾曲操作部が配設されるとともに、 磁界を発生する複数の磁界発生用コイルが前記挿入部の
    内部に軸方向に沿って配設された挿入部形状検出プロー
    ブが内蔵され、前記各磁界発生用コイルから発生される
    磁界を検出して前記挿入部の形状を検出する挿入部形状
    検出手段を備えた内視鏡装置において、 前記湾曲部に配置される前記形状検出プローブの各コイ
    ルを前記湾曲部の前後の両端部およびこれら前後の両端
    部間にそれぞれ配置したことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 管腔内に挿入される挿入部の基端部に手
    元側の操作部が配設され、前記挿入部の先端部に先端構
    成部および湾曲変形可能な湾曲部、前記操作部に前記湾
    曲部を湾曲操作する湾曲操作部が配設されるとともに、 磁界を発生する複数の磁界発生用コイルが前記挿入部の
    内部に軸方向に沿って配設された挿入部形状検出プロー
    ブが内蔵され、前記各磁界発生用コイルから発生される
    磁界を検出して前記挿入部の形状を検出する挿入部形状
    検出手段を備えた内視鏡装置において、 前記先端構成部を前記コイルからの磁界の出力を弱める
    ことが無い非金属材料によって形成し、この先端構成部
    に前記挿入部形状検出プローブの先端部を取付けるプロ
    ーブ取付け部を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 管腔内に挿入される挿入部の基端部に手
    元側の操作部が配設され、前記挿入部の先端部に先端構
    成部および湾曲変形可能な湾曲部、前記操作部に前記湾
    曲部を湾曲操作する湾曲操作部が配設されるとともに、 磁界を発生する複数の磁界発生用コイルが前記挿入部の
    内部に軸方向に沿って配設された挿入部形状検出プロー
    ブが内蔵され、前記各磁界発生用コイルから発生される
    磁界を検出して前記挿入部の形状を検出する挿入部形状
    検出手段を備えた内視鏡装置において、 前記挿入部形状検出手段に、前記挿入部形状検出プロー
    ブからの検出データに基いて前記挿入部の形状を表示す
    る表示手段と、 前記挿入部形状検出プローブにおける最先端位置の前記
    磁界発生用コイルと前記挿入部の先端面との間の距離を
    換算し、前記表示手段に表示される前記挿入部形状検出
    プローブからの検出データに前記挿入部の先端形状の補
    正データを加えて表示する先端形状補正手段とを設けた
    ことを特徴とする内視鏡装置。
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