JP2001000170A - 検体検査用器具及び拭取検査用器具 - Google Patents

検体検査用器具及び拭取検査用器具

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JP2001000170A
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Yasuhiro Harada
靖広 原田
Seiji Murakami
成治 村上
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    • C12M23/08Flask, bottle or test tube

Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度でATPを測定する器具を提供するこ
と。 【解決手段】管状をし上下が開口された本体2、該本体
2の上端開口部3に着脱自在に装通された保持部材10
と該部材10に保持された綿棒9より成る検体拭取具
4、及び試験管状をし発光試薬39が収納された測定容
器20と管状をし上下の開口部にシール材が貼着されそ
の内部に遊離ATP消去剤が封入されて成るATP消去
剤容器22と管状をし上下の開口部にシール材が貼着さ
れその内部に抽出剤が封入されて成る抽出剤容器23よ
り成り測定容器20の上部開口部に上方に遊離ATP抽
出剤容器22下方に抽出剤容器23を位置させてそれぞ
れを嵌装させて成る検体検査用器具6で拭取検査用器具
1を構成し、検体検査用器具6を本体の下端開口部に嵌
装させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、液体中あるいは
固体表面の生物細胞を採取し遊離ATPを消去した後、
発光反応によりその量を測定する器具に関する。
【0002】
【従来の技術】大腸菌、酵母菌、乳酸菌及びその他の生
物細胞の測定は、食品衛生、バイオ、臨床検査、医学、
超純水、環境などの分野において非常に重要である。一
般に生物細胞の測定は、血球計算盤による顕微鏡下での
計測法(顕鏡法)、濁度測定法、重量測定法、パックド
・ボリウム(packed volume)測定法、及
びコロニ−計測法(以下混釈培養法という)等が知られ
ている。しかしながら、顕鏡法、濁度測定法、重量測定
法、及びパックド・ボリウム測定法等は、感度が低く、
死菌体と生菌体の区別ができない問題を有し、混釈培養
法は生物細胞の培養を必要とするので、測定に通常1日
以上の時間を要し、迅速に結果を得たい場合には適さな
い。ところで、上記分野における細胞数測定には、迅速
且つ高感度の測定が要求され、例えば食品衛生の分野で
は、製品出荷のために製品の微生物汚染の検査は必要不
可欠であり、従来、この検査は混釈培養法により行なわ
れているが、検査に1日以上を要するために、結果が出
るまで製品を倉庫に保管しておかなければならない。こ
のため流通効率の点で問題があるだけでなく、牛乳など
の製品では保管時間が長くなるにつれて微生物汚染の可
能性が高くなる。また食品で汚染を問題にする微生物濃
度は総じて低濃度であるため、高感度な検査が要求され
る。
【0003】上記の要求を満たす微生物濃度測定法とし
て、生きた微生物には必ず存在するATPを生物発光法
を用いて測定する方法が知られている。この方法は生物
細胞を含む試料を、界面活性剤、トリクロロ酢酸(TC
A)、トリス緩衝液、エタノ−ル又は溶菌酵素等を含ん
だ抽出剤と接触させて、細胞内ATPを細胞外に抽出し
た後、抽出したATPを蛍の発光の基質であるルシフェ
リンと酵素であるルシフェラ−ゼを含んだ発光試薬と接
触させる。そして、ルシフェリン、ルシフェラ−ゼ及び
ATPによる酵素反応により生物発光させ、その生成し
た発光量を測定して細胞内ATPを測定し、生物細胞の
測定を行う方法である。ところが、ATPは本来、その
量の差こそあれ、すべての生物の細胞内に含まれるもの
で、微生物ばかりでなく、単細胞生物にも、そして動植
物組織の細胞にもいわゆる体細胞として存在し、またさ
らに生物細胞の周辺にはフリ−(遊離)のATPが存在
する。従って、ある生物細胞を含有する試料から生物細
胞だけに存在するATPを検出しようとしても、生物細
胞中のATPと、その周辺に存在する遊離ATPが一緒
になって検出されてしまう。すなわち、生物細胞の測定
にATPを指標にしようと思っても今述べた生物細胞以
外の遊離ATPがバックグランド発光量(ノイズ)とし
て同時に測定され、検出精度の低下を招く欠点を有して
いた。
【0004】この遊離ATPを除去する技術として本出
願人は先に「ATP消去剤、ATP消去法、それを用い
た生物細胞測定試薬及び生物測定法」(特開平9−18
2600)を出願した。この出願は、アデノシンリン酸
デアミナーゼを単独で使用するか、または該アデノシン
リン酸デアミナーゼと共にアピラーゼ、アルカリホスフ
ォターゼ、酸性ホスフォターゼ、ヘキソキナーゼ及びア
デノシントリホスファターゼからなる群より選ばれる少
なくとも1種を併用するATP消去法、ATP消去剤、
それを用いた生物細胞の測定試薬及び生物細胞の測定法
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願発明者はさ
らに研究を進め、検査用器具に遊離ATP消去剤、AT
P抽出剤、さらに発光試薬を組み込めば、簡便に検体の
生物細胞を高精度で測定することが可能であることを知
見して本願発明を完成させた。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本願発明は、遊
離ATP消去剤、抽出剤、及び発光試薬を組み込んだ検
体検査用器具あるいは拭取検査用器具である。
【0007】
【発明の実施の形態】本願発明においては、綿棒等で拭
取により採取した検体から先ず遊離ATPを遊離ATP
消去剤にて分解し、次いで生物細胞由来のATPを抽出
剤で抽出する。そして、抽出された生物細胞由来のAT
Pに発光試薬を作用させてその発光量により、ATPす
なわち生物細胞を検知するのである。遊離ATP消去剤
としては、アピラーゼ、アルカリホスフアターゼ、酸性
ホスフアターゼ、ヘキソキナーゼ、アデノシントリホス
フアターゼ及びアデノシンリン酸デアミナーゼを単独あ
るいは複数組み合わせた試薬を挙げることができる。A
TP抽出試薬としては、例えば、エタノールとアンモニ
アの混合液、メタノール、エタノール、界面活性剤、ト
リクロロ酢酸、過塩素酸等が使用できる。界面活性剤は
ATPの抽出効率が高いので、ATP抽出試薬として好
適である。界面活性剤としては、アニオン界面活性剤
(例えば、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、ラウリ
ル硫酸カリウム、モノラウロイルリン酸ナトリウム、ア
ルキルベンスルホン酸ナトリウム)、カチオン界面活性
剤(例えば、塩化ベンザルコニウム(BAC)、塩化ベ
ンゼトニウム(BZC)、塩化セチルピリジニウム、臭
化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメ
チルベンジルアンモニウム)、両性(ツイッター)界面
活性剤(例えばTwittergent Detergent 3-08,3-10,3-1
2,3-14,3-16、Tego)、非イオン性界面活性剤(例え
ば、Tween20,60,80、Span 60,80、Triton X-45,X-100,
ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル)が使用できる。発光試薬としては、蛍の
発光の基質であるルシフェリンと酵素であるルシフェラ
ーゼを含んだ試薬等を挙げることができる。
【0008】まず図1において、1は本願発明にかかる
拭取検査用器具を示し、主に上下が開口され管状に形成
された本体2、該本体2の上部開口3より着脱自在に挿
通されて成る検体拭取具4、及び本体2の下部開口5に
嵌装されて成る生物細胞の検体検査用器具6より構成さ
れている。検体拭取具4は、棒状の綿軸7とその下端部
に卵状に形成されて設置されている綿部8より成る綿棒
9、及び該綿棒9を保持する保持部材10より構成さ
れ、本体2より取り外されて検体の表面を綿棒9で拭き
生物細胞を採取する機能を有する。
【0009】保持部材10は、下段の小径部11と上段
の大径部12より成り、小径部11の径は、本体2に挿
入された場合、任意の位置で停止する程度の大きさとす
る。そして、その段部13は、本体2の上端部14と当
接し、検体拭取具4の下動時にストッパーの役目をす
る。なお詳細に述べると、本体2の上部開口3の内壁面
には、軸方向に直線状の突起部材15が図4に示すよう
に設けられている。そしてこの突起部材15の先端部1
6と保持部材10の中段部に設けられているつば状部材
17の外周部が摺動し、摺動面を少なくしてその動きを
円滑にしている。
【0010】検体検査用器具6は、図2に示すように、
カップ状に形成された測定容器20、その開口部21に
嵌装されていて上方に位置するATP消去剤容器22、
及び下方に位置する抽出剤容器23より構成されてお
り、本体2の下部開口5の上方に形成された段部24に
当接するまで押込嵌装される。ATP消去剤容器22
は、円筒状をしており、その上下の開口部にはシール材
25,26が貼着されており、これによりATP消去剤
容器22には密閉室27が形成され、この室27には、
綿部8に付着している遊離ATPを消去するための遊離
ATP消去剤28が収納されている。
【0011】ATP消去剤容器22の下方には、図2に
示すようなブレーカ29が設けられている。ブレーカ2
9は、その先端部に突起30を備え中心部に向けて図3
のごとく例えば6片設けられたブレーカ片31より構成
されており、後述するごとく綿棒9の下動によりブレー
カ片31でシール材26を破る機能を有している。な
お、このとき同時に後述する抽出剤容器23の上方のシ
ール材33も破られる。そして、本体2の段部24近辺
には、ATP消去剤容器22に設けられているブレーカ
29と同じ構造をしたブレーカ32が設けられており、
やはり後述するごとく綿棒9の下動によりシール材25
を破る機能を有している。また、ATP消去剤容器22
におけるブレーカ29は、綿部8の表面を掻取り、そこ
に付着しているものの遊離ATP消去剤28への移行を
より効果的に促進させる機能も有する。またさらに、綿
棒9は、下動時にブレーカ29によって少し抵抗を受け
るが、これにより遊離ATP消去剤28と綿部8の接触
時間がより長く保持される。あるいは人為的にその時点
で綿棒9の下動を停止させることが可能である。
【0012】次ぎに抽出剤容器23であるが、構造は上
記したATP消去剤容器22と同じで、上下の開口部は
シール材33,34でシールされ、その密閉室35に
は、採取した生物細胞によるATPを抽出させるための
抽出剤36が収納されている。そしてさらに、抽出容器
23は、ブレーカ37を下方に備え、綿部9の下動によ
りシール材34を破る機能を有している。なお、抽出容
器23のブレーカ37にも、前記ブレーカ29と同様に
綿部8の表面を掻取る等の機能が備わっている。
【0013】そして、かく形成されたATP消去剤容器
22と抽出剤容器23が測定容器20に嵌装されるた
め、該容器20には密閉室38が形成され、この室38
には発光試薬39が収納される。ATP消去剤容器22
と抽出剤容器23の測定容器20への嵌装に際しては、
ATP消去剤容器22と測定容器20の上端面41,4
2を同一面にすると検体検査用器具6が小型化される。
さらに、シール材25で測定容器20の上端面42まで
シールすることにより、検体検査用器具6の開口部は完
全に密封されることになり、後述するごとく該器具6を
単独で流通させる場合、外部からの雑菌防止に役立ち、
三種類の試薬を収納した測定容器となる。上記ブレーカ
29,32,37は、シール材25,26,33,34
が容易に綿棒9により破られる場合は、必ずしも設置し
なくてもよく、必要に応じて設ければよい。
【0014】
【作 用】拭取検査用器具1に関し、最初は図1に示
すように、検体拭取具4は途中まで挿入された状態で提
供される。また、発光試薬39、遊離ATP消去剤2
8、及び抽出剤36は、測定容器20、ATP消去剤容
器22、及び抽出材容器23にそれぞれ封入された状態
である。 検体拭取具4を本体2より引き抜き、綿棒9により検
体表面を拭き、生物細胞を採取する。 生物細胞を採取した検体拭取具4を本体2に再度挿入
する。 検体拭取具4すなわち綿棒9を押し下げ、ブレーカ3
2によりシール材25を破り綿部8を遊離ATP消去剤
28に浸す。そして、ブレーカ29による抵抗を検知あ
るいは本体2にインジケータを設けその指示等により、
シール材26を破らず遊離ATPが消去されるまでこの
状態を保持する。このとき、綿部8の表面をブレーカ3
2が花びら状に開かれる過程でブレーカ32の先端で掻
取る行程があるために綿部8の表面に付着したものを効
率よく遊離ATP消去剤28に移行することを可能にし
ている。 綿棒9をさらに押し下げ、ブレーカ29によりシール
材26,33を破り、綿部8を抽出剤36に浸す。そし
てこの行程において、綿棒9のさらなる押し下げについ
ては、ブレーカ37より抵抗を受けるため綿部8と抽出
剤36との接触が必然的に長くなり、生物細胞からのA
TPの抽出及び消去反応停止が保証される。 検体拭取具4を保持部材10の段部13と本体2の上
端部14が当接するまで押し下げる。この操作により、
ブレーカ37よりシール材34が破られ、生物細胞を含
んだ抽出剤36が、測定容器20へ落下流入する。 拭取検査用器具1全体を軽く振ることにより、発光試
薬39と抽出剤36が接触し、発光反応によりこの部分
が光り、生物細胞の検出ができる。
【0015】以上拭取検査用器具1について説明した
が、検体検査用器具6単独でも検査具として利用可能で
ある。すなわち、綿棒は市販品の物でよく、その綿棒で
検体を拭取り後検体検査用器具6の上端部より突き刺
し、シール材25,26,33,34を順次破り上記作
用の欄で説明したような手順で実施すれば、検体の生体
細胞を検査することができる。その場合、図2に示す
例、図5に示すようにシール材25のブレーカ32を冠
着させた例等を挙げることができる。
【0016】次ぎに図6に拭取検査用器具の他の実施例
を示す。本実施例における拭取検査用器具1Aは、測定
容器20Aを上下動自在方式とし、ATP消去剤容器2
2と抽出剤容器23を本体2の段部24上に挿入設置し
た例である。測定容器20Aは、その開口部がシール材
43で密封され、その内部に発光試薬39が収納されて
いる。一方、本体2の段部24の下方には、その先端部
が鋭角状に形成されパイプ状をしたシール破り部材44
が設けられており、測定容器20Aを押し上げることに
より、シール材43をシール破り部材44で破り、該容
器20Aを開放する構成となっている。そして、本体2
の下方部には、上方よりブレーカ32A、遊離ATP消
去剤28が密封されたATP消去剤容器22、抽出剤3
6が密封された抽出剤容器22が順次設置され、綿棒9
の下動により遊離ATPの消去、次いで生物細胞からA
TPの抽出と消去反応の停止が同時に行われ、最後に抽
出剤容器22のシール材34が破られ生物細胞由来のA
TPを含んだ抽出剤36は、シール破り部材44の連通
孔45より測定容器20へ落下流入し、発光試薬39と
接触し発光反応により生物細胞の検出ができる。
【0017】次ぎに図7に検体検査用器具6の他の実施
例を示す。本実施例は、検体検査用器具6の測定用記2
0の開口部21における該容器20の外径よりも大なる
シール材25Aで該開口部21をシールした例である。
本実施例により、測定容器20の外径よりはみ出た部分
25Bを指で摘み、シール材25Aを剥がすことによ
り、綿棒9でシール材25Aを破る手間が省ける。さら
に、シール材25Aとして丈夫なものを用いることもで
き、単独製品として品質が向上する。
【0018】
【発明の効果】本願発明は以上述べたごとく構成されて
おり、遊離ATPを消去し目的とする生物細胞のみを測
定することができるため、高精度な測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】拭取検査用器具の正面断面図
【図2】検体検査用器具の拡大断面図
【図3】図2の3−3視断面図
【図4】図1の4−4視断面図
【図5】検体検査用器具の他の実施例図
【図6】拭取検査用器具の他の実施例図
【図7】検体検査用器具の他の実施例図
【符号の説明】
1 拭取検査用器具 2 本体 4 検体拭取具 6 検体検査用器具 9 綿棒 10 保持部材 17 つば状部材 20 測定容器 22 ATP消去剤容器 23 抽出剤容器 28 遊離ATP消去剤 36 抽出剤 39 発光試薬
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/483 G01N 33/483 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離ATP消去剤、抽出剤、及び発光試薬
    を組み込んだ検体検査用器具あるいは拭取検査用器具。
  2. 【請求項2】試験管状をし発光試薬が収納された測定容
    器、管状をし上下の開口部にシール材が貼着されその内
    部に遊離ATP消去剤が封入されているATP消去剤容
    器、及び管状をし上下の開口部にシール材が貼着されそ
    の内部に抽出剤が封入されて成る抽出剤容器より構成さ
    れ、測定容器の上部開口部に上方に遊離ATP抽出剤容
    器、下方に抽出剤容器を位置させてそれぞれを嵌装させ
    て成ることを特徴とする請求項1記載の検体検査用器
    具。
  3. 【請求項3】遊離ATP消去剤容器及び抽出剤容器の内
    部下方部にシール材を破るためのブレーカが設置されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の検体検査用
    器具。
  4. 【請求項4】測定容器の上端部に遊離ATP消去剤容器
    の上方に位置するシール材を破るためのブレーカが設置
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載の検体
    検査用器具。
  5. 【請求項5】管状をし上下が開口された本体、該本体の
    上端開口部に着脱自在に装通された保持部材と該部材に
    保持された綿棒より成る検体拭取具、及び試験管状をし
    発光試薬が収納された測定容器と管状をし上下の開口部
    にシール材が貼着されその内部に遊離ATP消去剤が封
    入されて成るATP消去剤容器と管状をし上下の開口部
    にシール材が貼着されその内部に抽出剤が封入されて成
    る抽出剤容器より成り測定容器の上部開口部に上方に遊
    離ATP抽出剤容器下方に抽出剤容器を位置させてそれ
    ぞれを嵌装させて成る検体検査用器具より構成され、検
    体検査用器具を本体の下端開口部に嵌装させたことを特
    徴とする請求項1記載の拭取検査用器具。
  6. 【請求項6】本体内部の下方部に遊離ATP消去剤容器
    の上方のシール材を破るためのブレーカが設置されてい
    ることを特徴とする請求項1又は5記載の拭取検査用器
    具。
  7. 【請求項7】ATP消去剤容器及び抽出剤容器の内部下
    方にシール材を破るためのブレーカが設置されているこ
    とを特徴とする請求項1又は5記載の拭取検査用器具。
  8. 【請求項8】下方にブレーカ破り部材が設置され管状を
    し上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自
    在に挿通された保持部材と該部材に保持された綿棒より
    成る検体拭取具、本体の下方に設置された遊離ATP抽
    出剤容器と抽出剤容器、及び試験管状をし本体下端部の
    開口部に上下動自在に挿通されて成る測定容器より構成
    されることを特徴とする請求項1又は5記載の拭取検査
    用器具。
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