JP2001000153A - お好み焼の製造方法 - Google Patents

お好み焼の製造方法

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JP2001000153A
JP2001000153A JP11176969A JP17696999A JP2001000153A JP 2001000153 A JP2001000153 A JP 2001000153A JP 11176969 A JP11176969 A JP 11176969A JP 17696999 A JP17696999 A JP 17696999A JP 2001000153 A JP2001000153 A JP 2001000153A
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JP
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okonomiyaki
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flour
starch
gum
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JP11176969A
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English (en)
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Toshio Furuse
俊雄 古瀬
Takanobu Shibuta
隆伸 渋田
Kenichi Kumagai
憲一 熊谷
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Torigoe Flour Milling Co Ltd
Original Assignee
Torigoe Flour Milling Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】口当たり良く、もちもちした食感のお好み焼を
得る。 【解決手段】お好み焼生地において、澱粉50〜90
部、小麦粉5〜30部、グルテンあるいは大豆たん白あ
るいは卵白の1種または2種以上が1〜15部、グウァ
ガムあるいはキサンタンガムあるいはローカストギンガ
ムあるいはタマリンドガムの1種または2種以上が0.
05〜5部を配合することを特徴とする製造方法を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、お好み焼生地の原料が
澱粉主体で、これに、小麦粉、グルテン等のたん白、グ
アガム等の増粘剤を混合することにより、口当たり良
く、かつ、通常のお好み焼では得られない、もちもちし
た食感がすることを特徴とするお好み焼の製造方法に関
する。すなわち、原料がアセチル化タピオカ澱粉等の化
工タピオカ澱粉、ワキシコーンスターチを始めとする澱
粉を主体に、小麦粉、グルテンあるいは大豆蛋白あるい
は卵白の1種または2種以上、グアガムあるいはキサン
タンガムあるいはローカストビーンガムあるいはタマリ
ンドガムの1種または2種を配合することを特徴とした
お好み焼の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者の嗜好の変化、多様化によ
り、お好み焼においても、口当たり良く、しかも、もち
もちした食感の食品が好まれるようになってきた。一般
に、お好み焼は、小麦粉を主体に、食塩、調味料、卵、
水等と、野菜類、畜肉類、魚介類、揚げ玉等の具材から
なるが、通常製造されたお好み焼は、もちもちした食感
からは程遠く、消費者の嗜好の変化、多様化によるニー
ズには、未だ十分応えられていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、口当たり良
く、もちもちした食感のお好み焼を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めにお好み焼の製造方法に着目し、鋭意研究した結果、
本発明を完成した。即ち本発明は、お好み焼生地におい
て、澱粉50〜90部、小麦粉5〜30部、グルテンあ
るいは大豆たん白あるいは卵白の1種または2種以上が
1〜15部、グアガムあるいはキサンタンガムあるいは
ローカストビーンガムあるいはタマリンドガムの1種ま
たは2種以上が0.05〜5部を配合することによっ
て、前項記載の諸問題を解決出来、良好なお好み焼きが
製造出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいてお好み焼とは、澱粉、小麦粉、植物蛋白、増粘
剤、食塩、調味料、膨張剤等またはこれらのプレミック
スと卵、及び、水を混合し調製したバッターに野菜類、
畜肉類、魚介類、揚げ玉等の具材を混合してお好み焼生
地を調製し、加熱焼成したものを言う。
【0006】本発明における澱粉は、通常食品に使われ
ている澱粉でよいが、好ましくは、化工タピオカ澱粉が
良い。ここでいう化工タピオカ澱粉とは、アセチル化タ
ピオカ澱粉を始めとして、アセチル化、エーテル化、架
橋、酸化処理等の処理を施したタピオカ澱粉を言う。従
来から、お好み焼の原料の一部に澱粉が用いられている
ことが知られている。しかし、それらの使用量は、30
%以下であり、本発明のような、澱粉を50%以上使用
するお好み焼きは、良好なものが出来ないということ
で、技術的に困難と考えられてきた。
【0007】小麦粉は、お好み焼に通常用いられている
ものであればいずれでもよい。薄力粉、中力粉が特に良
いが、強力粉が一部入ってもよい。小麦粉は、単独で使
用しても、または、少量の他の穀粉類と併用しても良
い。他の穀粉類としては、山芋粉、米粉、ポテトフラワ
ー、コーンフラワー、ライ麦粉、大麦粉等を併用するこ
とが出来る。
【0008】また、グルテン、大豆蛋白、卵白について
は、食品に通常用いられているものであればいずれでも
良い。
【0009】グアガム、キサンタンガム、ローカストビ
ーンガム、タマリンドガムについても同様に、通常用い
られているものであるならば、いずれでも良い。
【0010】調味料についても、一般にお好み焼に用い
られている調味料であるならば、種類を問わず利用可能
である。例えばかつお節、コンブ、煮干し等の天然調味
料がある。エキス、粉末など形態を問わず使用出来る。
また、グルタミン酸ソーダ、イノシン酸ソーダ等の化学
調味料ももちろん使用出来る。
【0011】更に、膨張剤は、一般にお好み焼に用いら
れている膨張剤であるならば、種類を問わず利用可能で
ある。
【0012】具材としては、野菜類、畜肉類、魚介類、
揚げ玉等が挙げられるが、揚げ玉についても、一般に揚
げ玉といっている、てんぷらの揚げかすであれば、種
類、形状を問わず利用可能である。
【0013】お好み焼生地とは、通常、お好み焼の材料
として使用される、澱粉、小麦粉、植物蛋白、増粘剤、
食塩、調味料、膨張剤等またはこれらのプレミックスと
卵、及び、水を混合したバッターに野菜類、畜肉類、魚
介類、揚げ玉等の具材を混合して調製したものを言う。
添加の順番、混合方法は問わない。必要に応じて、砂糖
などの糖類、香辛料、山芋類、油脂類、乳化剤等を使用
しても何ら効果に支障を来たさない。
【0014】また、ここでいうプレミックスとは、澱
粉、小麦粉、たん白、増粘剤、食塩、調味料、膨張剤、
その他必要に応じて砂糖などの糖類、香辛料、山芋類、
油脂類、乳化剤等があらかじめ混合調製されたものをい
う。これらプレミックスを一部、あるいは全面的に使用
しても全く構わない。
【0015】膨張剤は、一般にお好み焼に用いられてい
る膨張剤であるならば、種類を問わず利用可能である。
【0016】以下、本発明の製造方法について説明す
る。まず、澱粉、小麦粉、たん白、増粘剤、食塩、調味
料、膨張剤等と卵、水等を混合する。混合機への原料の
投入の順序などは特に問わない。混合機としては、例え
ば製パン製菓用の竪型ミキサー(ビーター等の歯型を使
用)、ハンドミキサー、バッターミキサー等が挙げられ
る。均一に混合出来れば、混合機の種類は問わない。調
製したバッターに、野菜類、畜肉類、魚介類、揚げ玉等
の具材を混合し、お好み焼生地を得る。
【0017】次に、焼成を行なう。加熱処理方法として
は、一般に、フライパンやホットプレート或いは鉄板を
用いて加熱焼成する。生地の重量が20〜200g、好
ましくは50〜150gである時、焼成時間は5〜15
分間でよい。
【0018】以上の工程を経て得られたお好み焼は、口
当たり良く、しかも、通常のお好み焼に比べて、もちも
ちした食感が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き説明する。
【0020】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を用いて本発明を
更に詳しく説明するが、本発明はこれらの例によって何
ら限定されるものではない。
【0021】実施例1 重量部でアセチル化タピオカ澱粉70部に対し、小麦粉
30部、計100部に対し、グルテン5部、食塩2部、
膨張剤1部、グアガム1部、かつお節粉末1部、コンブ
粉末0.5部、卵50部、水100部を加えて、竪型混
合機で均一になるまで混合する。これに、キャベツ12
0部、ネギ15部、紅ショウガ6部、豚肉25部、イカ
ゲソ20部、むきエビ20部の具材を添加混合した。得
られた生地100gをかき揚げ用の枠型に投入し円盤状
に成型した。これを200℃に加熱した鉄板で7分間焼
成し、反転後更に5分間加熱焼成した。
【0022】実施例2 アセチル化タピオカ澱粉の代わりにエーテル化タピオカ
澱粉を用いた以外は、実施例1と同様に製造した。
【0023】実施例3 グルテン5部の代わりに卵白10部を用いた以外は、実
施例1と同様に製造した。
【0024】実施例4 グアガム1部の代わりにキサンタンガム0.5部を用い
た以外は、実施例1と同様に製造した。
【0025】比較例1 アセチル化タピオカ澱粉と小麦粉の量が、アセチル化タ
ピオカ澱粉40部、小麦粉60部以外は、原料、操作と
もに実施例1と同様に製造した。
【0026】比較例2 アセチル化タピオカ澱粉と小麦粉の量が、アセチル化タ
ピオカ澱粉95部、小麦粉5部以外は、原料、操作とも
に実施例1と同様に製造した。
【0027】比較例3 グルテンが0部である以外は、原料、操作ともに実施例
1と同様に製造した。
【0028】比較例4 グアガムが0部である以外は、原料、操作ともに実施例
1と同様に製造した。
【0029】上記実施例1〜4、比較例1〜4の各お好
み焼き製品を、10名の専門パネラーが評価した。尚、
お好み焼き製品の口当たり、もちもち感の食感評価は、
表1、2に示した基準に従って、10名の専門パネラー
により点数評価し、その平均値を採った。評価結果は、
表3に示す。
【0030】
【表1】お好み焼きの口当たりの評価
【0031】
【表2】 お好み焼きのもちもち感の評価
【0032】
【表3】結果
【0033】表3の結果から、実施例1〜4は、いずれ
も比較例1〜4よりも食感が、口当たりが良く、もちも
ち感に優れていることが分かる。また、実施例1〜4
は、製品の香り、味、ボリュームにおいて、いずれも比
較例1〜4に比べて同等以上であった。
【0034】
【発明の効果】本発明のお好み焼きの製造方法を用いる
ことで、従来の技術では困難とされていた、口当たりが
良く、もちもちした食感を有するお好み焼きを製造する
ことが可能となった。すなわち、これによって、「口当
たりが良く、しかも、もちもちした食感お好み焼きを食
べたい」と言う消費者のニーズに十分に応えることが出
来るようになった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】お好み焼生地において、澱粉50〜90
    部、小麦粉5〜30部、グルテンあるいは大豆たん白あ
    るいは卵白の1種または2種以上が1〜15部、グアガ
    ムあるいはキサンタンガムあるいはローカストビーンガ
    ムあるいはタマリンドガムの1種または2種以上が0.
    05〜5部、合わせて100重量部を配合することを特
    徴とするお好み焼の製造方法。
  2. 【請求項2】澱粉が化工タピオカ澱粉であることを特徴
    とする請求項1記載のお好み焼の製造方法。
JP11176969A 1999-06-23 1999-06-23 お好み焼の製造方法 Pending JP2001000153A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002073A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 昭和産業株式会社 お好み焼粉
US10143220B2 (en) 2014-08-15 2018-12-04 Corn Products Development, Inc. Pet food having modified waxy cassava starch
AU2015213324B2 (en) * 2014-08-15 2019-01-17 Corn Products Development, Inc. Pet food having modified waxy cassava starch
JP2019213471A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 日本製粉株式会社 デュラムバイタルグルテン含有たこ焼き及びお好み焼き

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