JP2000517499A - 量子暗号装置および方法 - Google Patents

量子暗号装置および方法

Info

Publication number
JP2000517499A
JP2000517499A JP10512183A JP51218398A JP2000517499A JP 2000517499 A JP2000517499 A JP 2000517499A JP 10512183 A JP10512183 A JP 10512183A JP 51218398 A JP51218398 A JP 51218398A JP 2000517499 A JP2000517499 A JP 2000517499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
pulses
station
transmitting
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10512183A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4095672B2 (ja
JP2000517499A5 (ja
Inventor
ジザン,ニコラ
ウトナー,ブルノー
ムレル,アントアン
ズビンデン,ユーゴー
ペルニー,ベアト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Swisscom AG
Original Assignee
Swisscom AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=21828329&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000517499(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Swisscom AG filed Critical Swisscom AG
Publication of JP2000517499A publication Critical patent/JP2000517499A/ja
Publication of JP2000517499A5 publication Critical patent/JP2000517499A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4095672B2 publication Critical patent/JP4095672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/08Key distribution or management, e.g. generation, sharing or updating, of cryptographic keys or passwords
    • H04L9/0816Key establishment, i.e. cryptographic processes or cryptographic protocols whereby a shared secret becomes available to two or more parties, for subsequent use
    • H04L9/0852Quantum cryptography

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 量子暗号のための干渉システムを用いて2つのステーション(1,2)間で鍵を通信するシステムと方法。本方法は、少なくとも2つの光パルスを量子チャンネル(3)を通して送るステップ、および、一方のステーション(ボブ)で上記パルスでつくられた干渉を検出するステップを含む。干渉するパルス(複数)は上記干渉を起こす干渉計の同じ腕を走行し、他のシーケンスでは、上記量子チャンネルを走行するとき、それらは遅延されている。パルス(複数)は、少なくとも、上記量子チャンネルの両端にあるファラデーミラー(14、16、22)で偏光の影響が相殺されるように反射される。利点:システムは干渉計の腕間で、整列やバランスの調整をとる必要がない。ステーションをプラグ・アンド・プレイ(プラグをつなぐだけで動作)式で使うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 量子暗号装置および方法 本発明は量子暗号を用いて鍵の配送を行うための光通信システムおよび方法に 関する。 従来技術 量子暗号の目的は、通常、この分野で慣習的に、アリスとボブと呼ばれている 2人のユーザー間で、完全な秘密保持性を保持しながらメッセージを交換するこ とである。暗号法では、しばしば、公開鍵暗号化ならびに解読アルゴリズムが用 いられる。その場合、情報の信頼性は、もっぱら、受け取ったメッセージの解読 のための解読アルゴリズムに対して入力として用いられなければならない鍵に依 存している。 鍵は、通常、ランダムに選ばれた充分長いビットの並びである。一旦鍵がつく られると、それ以後に送信されるメッセージを公衆チャンネル上でも安全に送信 することができる。しかし、通信しようとする2人のユーザーは、ある段階で、 その鍵を共有しなければならないので、それを送るために安全の保障されたチャ ンネルを用いなければならない。通常の鍵の伝送法では盗聴者による受動的なモ ニタリングの危険性にさらされているために、 安全を保証できる秘密鍵の伝送は不可能であり、非常に面倒くさい物理的な秘密 保持の対策が必要となる。しかし、安全な鍵の配送は、量子的な技術を使えば可 能である。量子暗号では、鍵は量子チャンネルを通じて交換することができる。 その安全保証は、適切に選ばれた量子系においては、いかなる測定も、不可避的 に、この系の量子状態に変形をもたらすとい量子力学の基本にもとづいている。 したがって、通常、イブと呼ばれている盗聴者が、測定を実行することによって 量子チャンネルから情報を得ることはできるだろうが、正当な方のユーザーはこ のイブの盗聴を検出できるので、この盗まれた鍵を使わないだろう。実際には、 ここで言う量子系は、1984年に、インド、バンガロールで開催された国際コ ンピューター、システムならびに信号処理国際シンポジウムのプロシーディング (IEEE,ニューヨーク,1984)の175ページから179ページに記載され ている、「量子暗号:公開鍵配送とコイン投げ」でC.H.BennettとG.Brassardが 提案したように、光ファイバーを通して伝搬する単一光子で実現でき、鍵は光子 の偏光または位相で符号化することができる。 干渉計形の量子鍵配送システムは通常、2重のマッハ・ツェンダー形干渉計に もとづいており、その一方はアリス用であり、もう一方はボブ用である(図1参 照)。干渉している両パルスは、アリスとボブとの間では同一の 経路を若干の時間差をもって通る。しかしアリスのとボブのそれぞれの干渉計内 では異なった経路を通るので、これらの干渉計で時間多重が実行されることにな る。良好な干渉を得るためには、両ユーザーは、各腕(うで)に対して同一の結 合比と同一の腕長を持つ同一の干渉計を備えていることが必要でり、また伝送の 期間中、それら2本の腕を数10ナノメーター以内のゆらぎに安定に保つことが 必要となる。したがって、熱的なドリフトを打ち消すために、数秒ごとに、一方 の干渉計を他方の干渉計に対して調節しなければならない。その上、位相変調器 のような光構成部品には偏光依存性があるので、伝送線と各干渉計内の両方につ いて偏光制御が必要となる。偏光にもとづくシステムでは、アリスとボブの両方 で偏光を揃えて保持するために、偏光を数十キロメーターにわたって安定に保た なければならない。このようなことは、明らかに、実際的な応用には不都合であ る。 本発明が解決しようとする技術的な問題は、したがって、量子暗号の改良され た装置と改良された方法を発見することである。 これらの改良点は、本発明の種々の側面にもとづいて、独立請求項を特性づけ る特徴から導出される。 もっと具体的にはこれらの改良は、干渉するパルスが 干渉計の同じブランチを走行するが、別のシーケンスでは、それらのパルスは上 記の量子チャンネルを通って走行するときには時間的に遅延する、というあるシ ステムで実現される。 本発明のシステムは、したがって、干渉計の配列調整やバランスをとる必要の ないシステムを構成することを可能にする。本発明のシステムによれば、アリス とボブは、通常の標準的な通信チャンネルを通して、たとえば、暗号解読用の鍵 などの情報を交換することができる。1本のチャンネルの両端のユーザーは、本 発明の送受信ステーションおよび本発明の鍵符号化ステーションをチャンネルに 接続し、互いの信号の同期をとるだけで、情報の交換ををはじめることができる 。 本発明のもう1つの側面によれば、偏光の影響のキャンセルを、ファイバー端 に取り付けたファラデーミラーを用いることによって得ることができる。 本発明の詳細を、以下の図面を参照しながら、例を示すことによって説明する : 図1は従来技術による、従来形のマッハ・ツェンダー形干渉計の模式図である 。 図2は本発明による装置の第1実施例の模式図である。 図3は本発明による装置の第2実施例の模式図である。 図4は本発明による装置の第3実施例の模式図である。 図1は、たとえば、米国特許5307410(Benett)に述べられているよう な在来の量子暗号用のマッハ・ツェンダー形干渉計のブロック図を示している。 アリスの装置内にあるレーザー光源40は、ボブに向かって短いレーザーパルス を放射する。レーザーパルスは、アリスによって互いに時間シフトされた2つの パルスP1とP2に分割される。1方のパルスは短い方の経路を通り、位相変調 器42を通過する;もう1方のパルスは長い方の経路43で遅延される。2つの カップラー(ビームスプリッター)41と44はレーザーパルスを分割するのに 必要である。鍵についての情報は、位相変調器42によって導入される位相シフ トで符号化される。 光ファイバー3を伝搬した後、互いに時間シフトされた2つのパルスP1とP 2はボブ側にある同様の干渉計に到着し、3つのパルスが生じる。第1のパルス は、ボブ側の位相変調器51を含む短いブランチを走行したP1からつくられる 。最後のパルスはボブ側の遅延部52を走行したP2からつくられる。これら2 つのパルスは 位相を設定するような情報は何も運んでいない。真ん中のパルスはボブ側の位相 変調器51を走行したP1とボブ側の遅延線52を走行したP2の間の干渉の結 果として得られる。これら2つのパルス間の相対的な位相の設定の結果として、 検出器55と56中に相加的あるいは相殺的な干渉が生じる。 良好な明瞭度を得るためには、2つの干渉計4と5は同一に保たれていて、し かも偏光状態が保存されていなければならない。特に、両干渉計内の遅延線43 、52の長さは正確に同じでなければならない。これは、従来技術によって、数 秒ごとに一方の干渉計を他方の干渉計に対して調整して、熱的なドリフトを補償 することによって行われる。 本発明による量子暗号鍵配送のために構成された光通信システムの第1の実施 例は、時間多重化にもとづいて位相で符号化された量子鍵配送を実行するもので あるが、その構成を図2に示す。この実施例は、2×2のカップラー12を含ん でいることが特徴である。原理的には、ボブ側(1)に、アリス側へと出てゆく 長い腕を持つアンバランス形マイケルソン干渉計があるということである。ボブ 側では、送受信ステーション1はパルスレーザー10、第1のカップラー11、 ファラデーミラー16、第2のカップラー12、位相変調器13、第2のファラ デーミラー14、および単一光子検出器17を含んでいる。レーザー10は、た とえば、DFB(分布帰還形)レーザーであって、たとえば、1300nmで30 0psの時間幅を持つパルスを、たとえば、繰り返し率1kHzで発生する。ア リス側では、鍵符号化ステーション2は、カップラー20、検出器23、位相変 調器21、ファラデーミラー22、および検出器23で制御される減衰器24を 含んでいる。アリスとボブの装置は量子チャンネル3、たとえば、単一モード光 ファイバーを含む光チャンネルの両端に結合されている。 ボブがアリスに向かって短いレーザーパルスを送ることによって伝送をはじめ る。しばらくの間、ファラデーミラー16、14、22の効果を無視し、これら を通常のミラーと見なすこととしよう。アリス側の腕にあるカップラー20と検 出器23の必要性は後で説明する。カップラー12に到着したパルスは2つの部 分に分割される。第1の部分P1は直接アリスに向かい、一方、第2の部分は先 ず(遅延線としての)ミラー14での、つぎに16での、それぞれ1回の反射に よって遅延される。2つのパルスP1とP2はアリスへと向かってファイバーを 伝搬する。アリスは彼女のビットを符号化するため、第1のパルスをミラー22 で反射させるだけだが、第2のパルスP2の位相をミラー22の直前に設けた位 相変調器21(位相シフトφA)によって変調する。そこで、 2つのパルスはボブへと逆行する。ボブ側での検出は同じ遅延線14−16中で のP1の遅延を受けた方の部分について行われる。ボブはパルスP2を変調なし に通過させるが、ミラー14の直前に設けられた変調器13で第1のパルスP1 の位相を変調する(位相シフトφB)。このパルスはP2と干渉を起こす。もしア リスの変調器とボブの変調器とがいずれもオフ状態にあるか、それらの位相シフ トの差がφA−φB=0(2つのパルスP1とP2に同じ位相シフトが加えられた )であるなら、干渉は相加的である(2つのパルスは正確に同じ経路を通ってい る)。しかし、もし、アリスとボブが2つのパルス間の位相についての彼等の設 定を別のものにとるならば、干渉は相殺的となるだろう。完全な相殺干渉は、φA 、φBをそれぞれアリスとボブによってそれぞれに加えられたトータルの位相シ フト、すなわち、帰途に位相変調器を通して経験する位相シフトとして、φA− φB=πのときに得られる。この場合には、単一光子検出器17で光は検出され ない。位相シフトが異なるときに、得られる干渉が完全に相殺的になることが本 質的に欠かせないことであることに注意すべきである。このことが、ボブが検出 という事象を得るとき、彼は、アリスが異なる位相を使わなかった、したがって 、彼女が彼自身のと同じ位相を使ったのだということを確信できることを保証し ているのである。 このことは相対位相の設定が検出器17での強度を変調していること、したが って、アリスからボブへの情報の移送に使うことができるということを示してい る。この構成の第1の魅力的な特徴は、干渉計が自動的に調節整列されること( 両方のパルスが同じ遅延線で遅延される)と、干渉縞の明瞭度がカップラー12 の透過/反射係数に依存していないことである。 もちろん、光の大部分はこれら2つの経路を通るのではなく、システム内の多 くのカップラーで、いろいろに分割される(たとえば、検出器17へ向かう前に 、14-16間、あるいは、16−22間で数回の振動を繰り返す)。これらのパル スは最終的には、検出器17に到達するが、到着時間が異なるので、これらを選 別することは容易である。したがって、そのことが明瞭度を低下させることはな い。特に興味のある事は、アリスからボブに戻ってきて、2つの干渉パルスの前 に直接検出器に向かうP1の割合である。以下に、このパルスがある種のタイプ の盗聴防止対策に必要であることを示そう。アリスとボブの間の距離がボブの干 渉計の長さよりずっと長いので、ボブの設定において到着する2つのパルス間の 時間遅延(すなわち、P2の出発とP1の帰還の間の時間)がアリスの設定にお けるパルス間の時間よりもずっと長いことに注意すべきである。アリスとボブ間 の10kmの距離は0.1msに対応する。このことはボブのステーシ ョンがこれよりも長い時間安定に保持できなければならないが、短い干渉計シス テムに対しては問題にならないことをことを意味している。ところで、ミラー1 4と16との間の距離を3mと仮定すると、アリスに到着するパルス間の時間遅 延は30nsに過ぎない。このことは、非常に長い伝送線に対しても、安定性に ついては、何の問題もないことを意味している。しかし、パルス間の時間遅延が 短いので、アリスが彼女のビットを符号化しようとすると、アリスが、P1の位 相に影響を与えることなく、アリスに届くパルスP2の位相を変調するために、 高速な位相変調器21(約100MHz)を必要とすることになる。しかし、こ れは、現在入手可能なニオブ酸リチウム(LiNbO3)変調器を用いれば、何の問題 もない。ボブ側では、同様な変調器で、もっと遅いものを用いることができる。 その他の変調器についてはWO96/07951に述べられている。 上の構成は複屈折性をもたない理想的なファイバーに対しては完璧に働くだろ う、しかし、残念ながら、現存する如何なるファイバーも複屈折性を持っている ので、光の偏光状態は変えられてしまい、必ず干渉の明瞭度は減少する。干渉を 保存するために、通常のミラーを使うかわりに、本発明では、いわゆるファラデ ーミラー14、16、22を使う。ファラデーミラーというのは、通常のミラー 上に偏光を45°分回転するにファラデー回 転子を接着しただけのものである。 ファラデーミラーの効果はどのような偏光状態でも、それをその直交状態に変 換することである。したがって、光ファイバーの各点での反射パルスの偏光状態 は受信パルスの偏光状態に直交している。通常のミラー14と16をファラデー ミラーに置き直すこと(すなわち、ファラデー回転子をつけ加えること)は、遅 延線14-16中の複屈折の存在に関わらず、パルスP1とP2が同じ偏光を持 つことを保証している。したがって、パルスP2の偏光状態はファラデーミラー 14と16上の2回の反射によって変化することはなく、同様に、P1の状態に ついても、検出器17へと出てゆく際のファラデーミラー16と14上の反射に よっても変化することはない。上に述べたことは、長いファイバー(数キロメー ター長)を伝搬するパルスP1とP2については、必ずしも成り立たないという ことに注意してほしい。ファイバー自体の中で小さなファラデー効果をつくりだ す地磁気の影響や、複屈折性の速い変動があり得るために、戻ってくるパルスの 偏光状態は必ずしも入力の偏光状態に直交しているとは言えなくなる。しかし、 本発明の構成について重要なことは、2つの干渉するパルスP1とP2が同じ偏 光を持っているということである。 アリス側でのファラデーミラー22の使用は、位相変 調器21の偏光依存性や偏光依存形の損失の相殺を可能としている。 ここまでは、ただ単に巨視的なパルスについて議論してきた。量子暗号による 安全保証を実現するためには、1992年、C.H.Bennett、G.BrassardおよびA.K .Ekertによって、サイエンテイフィックアメリカン誌、267巻、50−57ペ ージの「量子暗号」で説明されているように、情報を運んでいるパルスは、パル スあたり1個の光子を含む程度に、非常に弱くなければならない。このことは、 通常、この分野で慣習上、イブと呼ばれている悪意の盗聴者がパルスの一部を取 り出して、鍵の情報を得ようとすることを防止するためである。実際には、強く 減衰させたレーザーパルスを使う。このような光の、光子の個数についての分布 はポアソン分布なので、パルスが1個以上の光子を含む確率を十分低くとるため には、平均として、パルスあたり約0.1個の光子を使うことになる。このよう な減衰は、アリス側の腕に透過係数t3〜1の特別強い透過係数を持つカップラ ー20を挿入することによって得られる。これによって、ボブに送り返される単 一光子的なパルスを得るに充分な減衰をミラー22からの反射ビームに与え、同 時に、検出器23への強度を大きくするので、検出器23には、単一光子検出器 ではなく、通常の検出器が使える。もし、この減衰が十分でなければ、アリスは 、検出器23で制御され る付加的な減衰器24を彼女の構成の直前に挿入してもよい。こうすると、アリ スは検出器23を用いて、入ってくるパルスの強度をモニターできるので、ボブ ヘ返送されるパルスP2が実際に正しい強度を持つように制御することができる 。(ボブからアリスへのパルスはまだ位相情報を持っていないことを思い出して ほしい:アリスが選んだ位相でパルスP2が符号化されるのは、パルスがボブへ の帰途にある間だけである。) 入ってくる強度をモニターすることは、盗聴者イブが、システム中により強い パルスを送り込んで、アリスの与えた位相シフト値を得ようとする意図を、アリ ス側で検出できるという付加的な利点も持っている。 ボブ側での光検出器17は、たとえば、逆耐電圧以上にバイアスされガイガー カウンターモードで動作している液体窒素冷却アバランシェフォトダイオードな どの単一光子検出器でなければならない。ダイオードのバイアス電圧はしきい値 より充分低い直流部分と、光子の入来が予想されるときに、しきい値をたとえば 1.0V上回ってダイオードを押し上げるような短い、たとえば、幅が2nsの 矩形波パルスとの和である。この時間のウインドウによって、ダークカウントの 数を大幅に減らし、不必要なパルスを弁別除外することが可能となる。更に、検 出器17上でできるだけ多くの光を得るために、カッ プラー11は、透過係数t1〜1の強い透過係数のものでなければならない。 以上述べてきたシステムは、B92プロトコール、すなわちC.H.Bennettによ って、「任意の2非直交状態を用いた量子暗号」、Physical Review Letters、 68巻、3121−3124ページ、1992年、で提案された2状態プロトコ ールを実施するのに使うことができる。アリスとボブの両人は、ビット値、0か 1、に対応するように位相変調器13と21でのトータルの位相シフトが0かπ となるところの位相の設定をアトランダムに選ぶ。この位相シフトがパルスの帰 途に対応する位相シフトであることに注意してほしい。したがって、1つの検出 事象があるならば、すなわち、相加的な干渉が起こったならば、アリスとボブは 、彼等が同じ位相シフトを印加したことを、したがって、彼等が同じビット値を 送ったことを知る。すなわち、もしボブがビット0を選んで、その結果、彼の検 出器上で1つのカウントを得たならば、彼は、アリスもビット0を送ったことを 知るし、そうでなければ、アリスがビット1を送ったことを知ることになる。 もしアリスとボブが異なる位相シフトを送ったとすればそれらの差は常にπで あり、そのことは単一光子検出器17上での干渉が常に相殺的で、カウントの登 録が起 こらないことを意味する。もちろん、ここでは非常に弱いパルスを用いているの で、ボブが検出器17でカウントを得ない瞬間は多い。したがって、このような 場合、ボブはアリスが何を送ったかを推論することはできない。すなわち、アリ スが異なった位相を使ったかも知れないし、ただ単に、パルス中に光子がなかっ たのかも知れない。ここで、なぜ、われわれが非常に弱いパルスを必要としてい るかを理解することができる。すなわち、もしアリスとボブが強いパルスを使っ たとすれば、パルスは常に1個以上の光子を運んでいるので、ボブは常にアリス によって送られたビットを知ることができ、1つのカウントがあれば、同じ位相 が選ばれ、カウントがなければ、異なった位相が選ばれたことを知ることができ るだろう。ところが、そうすると、まずいことに、イブも同じことをすることが できることになってしまう。たとえば、イブは、ただ単に臨時のカップラーを線 路に取り付けるだけで、パルスを分割してアリスからのパルスの位相を測ること ができる。すなわち、イブによる盗聴が可能となる。しかし、もしアリスの送っ たパルスが、最大でも1個の光子を持つ程度に弱ければ、このような簡単な盗聴 法では完全に見破られる。なぜなら、もしイブが光子を測ると、ボブはそれを受 け取らないことになり、それに対応する情報伝送を棄却すればよいからである。 2状態システムについての、イブにとって可能なもう 一つの盗聴法は、イブが伝送を全部ストップして、可能な限りの多くのパルスを 測り、イブが得ることのできた一つだけをあらためてボブに送ることである。こ れを防ぐためには、アリスは、参照パルスとしての強いパルスP1と、位相情報 を含む弱いパルスP2を送る必要がある。イブが強いパルスを抑圧すると、盗聴 はすぐに見つかってしまう。また、もしイブが弱いパルスだけを抑圧すると、イ ブは位相情報を得なかったことになり、強いパルスだけでは検出器17にノイズ が誘起される。本発明のシステムでは、このことが、透過係数t2〜1で、反射 係数r2〜0の強い非対称性を持つカップラー12を使うことによって容易に実 行することができる。この場合には、ボブの方に戻るパルスP1は、すでに14 −16の遅延線を通っており、したがって強く減衰されており、パルスP2より もずっと強い。ボブは、干渉を見る前に、パルスP1の検出器17に直接向かう 部分を検出することができる。また、アリスの構成と同じように、ファラデーミ ラー16の直前に余分のカップラーと検出器を挿入することも可能である。 同じ構成を用いて、アリスとボブに対する位相の、以上に述べたのとは違った 選択を、他のプロトコール、たとえば、インドのバンガロールで開催された国際 コンピューター、システムならびに信号処理国際シンポジウムのプロシーディン グ(ニューヨーク、1984発行のIE EE)の175ページから179ページの「量子暗号:公開鍵配送とコイン投げ( Quantum Cryptograp hy:Public Key distribution and coin tossing)」でC.H. BennettとG.Brassardが述べているようなプロトコール、すなわち、BB84プ ロトコールを実行するのに使うことができる。このプロトコールによれば、アリ スは4つの可能な状態のなかから選ぶ。また別の例として、もし、アリスの位相 シフトが0とかπ/2でなく、0とか角度αであれば、ボブの方がπ−αやπを 用いることにより、ボブが不一致の位相シフトを用いるとき干渉が完全な相殺状 態になるように埋め合わせることは難しいことではない。 図3は、量子暗号を用いて位相で符号化された量子鍵配送システムを実施する よう構成された本発明による光通信システムの第2の実施例のブロック図を示し ている。この実施例は3×3のカップラー12’含むことを特徴としている。ア リス側では、第1実施例と同じ鍵符号化ステーション2を使うことができる。ボ ブ側では、送受信ステーション1が、レーザー10、3×3カップラー12’、 第1ファラデーミラー14、第2ファラデーミラー16、および単一光子検出器 17ならびに18を含んでいる。 第1のパルスP1は以下のブランチのシーケンスに従う: レーザー10→ミラー16→ミラー22(アリス側の)→ミラー16(ボブ側 の)→ミラー14→検出器17、18。 次のパルスP2は以下のブランチのシーケンスに従う: レーザー10→ミラー16→ミラー14→ミラー16→ミラー22(アリス側 の)→検出器17、18。 パルスP1とP2との間の位相差に依存して、検出器17上または検出器18 上のいずれかで相加的な干渉が検出される。アリスによる位相の選択が、π/3 または−π/3のとき、検出器17または検出器18のいずれかに光子が送られ る。 2個の検出器17と18を使うことの主な利点は、B92プロトコールを実施 するのにボブ側に第2の位相変調器を必要としないことである。欠点は2個の単 一光子検出器17と18を必要とすることである。 ファラデーミラー14の前に、先のシステムのように第2の位相変調器を加え ると、BB84システムを効率よく実施することが可能になる。アリスは、次の 4つの 可能な位相、π/3、-π/3、2π/3、および−2π/3のなかから選ぶことが でき、一方、ボブは0(これはボブがπ/3と−π/3を区別することを可能とす る)とπ(これはボブが2π/3と−2π/3の間を区別することを可能とする) の間だけから選ぶことになる。 図4は、量子暗号を用いて偏光で符号化された量子鍵配送システムを実施する よう構成された本発明による光通信システムの第3実施例のブロック図を示して いる。この実施例は、ボブ側で偏光依存カップラー12”を含むことを特徴とし ている。 アリス側では、第1実施例と同じ鍵符号化ステーション2を使うことができる 。ボブ側では、送受信ステーション1が、レーザー10、偏光制御器100、第 1カップラー11、偏光依存カップラー12”、第1ファラデーミラー14、第 2ファラデーミラー16、および単一光子検出器17’を含んでいる。ここでも 、ボブ側には位相変調器を必要としない。 レーザー10は、光を、たとえば右まわり円偏光で送るために偏光制御器10 0を用いている。偏光依存カップラー12”は垂直と水平偏光を分離する。偏光 成分の1つ、たとえば、垂直成分は、以下のブランチ・シーケ ンスに従う(ただし、垂直から水平へ、また、その逆の偏光スイッチを使い、そ の都度、いずれか1つのファラデーミラーから反射される): レーザー10→ミラー22(アリス側の)→ミラー16(ボブ側の)→ミラー 14→検出システム17’。 一方、他の偏光成分(水平成分)は、以下のシーケンスに従う: レーザー10→ミラー14→ミラー16→ミラー22(アリス側の)→検出シ ステム17’。 2つの互いに直交するパルスが偏光依存カップラー12’で再び混合されるの で、そこから出てゆくパルスの偏光はそれらの間の相対的な位相に依存する。た とえば、ゼロの位相シフトは右回り円偏光(はじめの偏光と同じ)に対応し、一 方、πの位相シフトは左周りの円偏光に対応する。また、±π/3の位相シフト は、それぞれ±45°の直線偏光を与える。位相変調器における位相変化は、し たがって、種々の出力偏光に対応する。その結果、本実施例では、BB84プロ トコールに対しても、ボブ側での第2の位相変調器を必要としない。その上、位 相変調器21における4つの異なる位相の選択を用いることによって、4つの異 なる状態が符号化できる。この実 施例の欠点は、これら種々の偏光を分離できるより複雑な検出システム17’を 必要とすることである。その上、この実施例では、戻ってくるパルスの偏光を入 ってくるパルスの偏光と直交させることが必要である。したがって、速い偏光の 変動と地磁気の影響が伝送線3の長さを制限することになる。 よい単一光子検出器でも誤りは避けられない。すなわち、ときに、光子を見逃 してしまったり、逆に実際に光子を受けていないのに1個の光子をカウントした り(ダークカウント)する。これに対して、たとえば、サイクリックな冗長度チ ェックなどの誤り訂正手段をボブ側に設けてもよい。 以上、送受信ステーション1と鍵通信ステーション2は2つの別々の装置と して示してきたが、送受信ステーションと鍵通信ステーションとを同じ装置中に ま一体化しまうことも有用である。この一体化装置はボブとアリスの役割を交互 に果たすこと、すなわち、鍵送信を開始することも、他方の装置にその返事を送 ってから鍵を送信することもできる。 本発明のシステムのいずれの実施例も、たとえば、WO95/07583に述 べられているように、容易に、多ステーションシステム、すなわち、いくつかの 相互に接 続されたステーションに1つの鍵を同時に配送するためのシステム、に拡張する ことができる。 図4の実施例は、この観点から、量子チャンネルに送り出される遅延パルスが 少なくなる点で、特に有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ズビンデン,ユーゴー スイス,ジユネーブ ルー デ デリセ 12A (72)発明者 ペルニー,ベアト スイス,クレインベージンゲン グリユネ ンブルグ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 量子チャンネル(3)を通して少なくとも2つの光パルス送出し、一方の ステーションで上記パルスによってつくられた干渉を検出するステップを具備し 、上記の干渉しているそれぞれのパルス(複数)は、上記干渉のための干渉計の 同じブランチを走行するが、他のシーケンスでは、それらそれぞれが上記量子チ ャンネル上を走行する時は遅延されていることを特徴とする2つのステーション (1,2)間の通信方法。 2.上記パルス(複数)が、上記量子チャンネルの少なくとも一方の端にある少 なくとも1つのファラデーミラーによって反射されることを特徴とする先行請求 項による方法。 3.干渉しているパルス(複数)中の平均光子数が1以下であることを特徴とす る先行請求項の1つによる方法。 4.上記遅延パルス(複数)が送受信ステーション(1)中の光源(10)から送 出され、そこで、第2のパルスが遅延線(14‐16)で遅延され、少なくとも 1つの鍵符号化ステーション(2)によって受信され、そこで、第2のパルスが 位相変調され、それら両パルスは上記送受信ステーション(1)に向かって送り 返され、そこで、上記第1のパルスが遅延され位相変調されることを特徴とする 先行請求項の1つによる方法。 5.上記送受信ステーション(1)に向かって送り返される上記第2のパルス中 の平均光子数が1以下となるように上記第2のパルスが上記鍵符号化ステーショ ン(2)で減衰されることを特徴とする先行請求項による方法。 6.両ステーション(1,2)が上記第1と第2のパルスに加えられる位相シフ トをランダムに選ぶことを特徴とする請求項4又は5による方法。 7.上記位相シフトが値0か値πのいずれかに選ばれ、両方のステーションで同 一の位相シフトが加えられたとき、上記第1のパルスと上記第2のパルスの間の 干渉が相加的となり、両方のステーションが異なる位相シフト を加えたときには、完全に相殺的となることを特徴とする先行の請求項による方 法。 8.送出される光が少なくとも2つの直交する偏光成分(複数)を含み、上記成 分(複数)が上記干渉計の同一ブランチ上を走行し、それらが他のシーケンスで は互いに他のブランチ上を走行することを特徴とすることを特徴とする請求項1 から5による方法。 9.上記ステーションの1つ(2)が、上記偏光成分の一方の位相を第2の偏光 成分の位相に対してランダムに選ぶことによって、ランダムな偏光出力をつくり 出すことを特徴とする先行請求項による方法。 10.いずれもが量子チャンネル(3)に接続された少なくとも1つの送受信ス テーション(1)と少なくとも1つの鍵符号化ステーション、 少なくとも2つのパルスを上記量子チャンネル(3)を通して少なくとも他の 1つのステーションに送るため上記ステーション(1)の少なくとも1つにある 手段(10,12,14,16)、 上記ステーション(1)の少なくとも1つにあって、上記ステーション内の上 記パルス(複数)によってつくられた干渉を検出するための検出器(17;17 ,18;17’)、 を含み、 上記の干渉しているパルス(複数)は、上記干渉のための干渉計の同じブランチ を走行するが、他のシーケンスでは、それらは上記量子チャンネル上を走行する 時、遅延されていることを特徴とする、 量子暗号を用いた鍵配布のための量子チャンネル(3)上に構成された干渉シス テム。 11.上記ステーション(1,2)の少なくとも1つが、上記量子チャンネルの 少なくとも1端において少なくとも1つのファラデーミラーを含むことを特徴と する先行請求項による方法。 12.上記ステーション(1,2)の少なくとも1つが、干渉しているパルス( 複数)中の平均光子数が1よりも 小さくなるように上記光パルスの強度を減衰するための手段(20,24,12 )を含むことを特徴とする請求項10あるいは11の1つによる方法。 13.少なくとも1つの送受信ステーション(1)と少なくとも1つの鍵符号化 ステーション(2)を含み、 上記送受信ステーション(1)が、上記第1のパルスを、それが量子チャンネ ル(3)に送出される前に遅延させ、上記量子チャンネル(3)を通して受信さ れた第2のパルスを遅延させる遅延線(12,14,16)と、上記第1のパル スと第2のパルスの間の干渉を検出するための少なくとも1つの単一光子検出器 (17;17−18;17’)を含み、 上記鍵符号化ステーション(2)が上記第1と第2のパルスを反射するための ミラー(複数)(22)及び、上記パルス(複数)の少なくとも1つの位相を変 調するための少なくとも1つの位相変調器(21)を含む ことを特徴とする請求項10から12の1つによる方法。 14.上記鍵符号化ステーション(2)が上記パルス (複数)の少なくとも1つを、上記送受信ステーション(1)に反射返送される 上記第2のパルス中の平均光子数が1以下となるように減衰するための手段(2 0;24)を含むことを特徴とする請求項10から13の1つによる方法。 15.両ステーション(1,2)が上記第1と第2のパルスに加えられる位相シ フトをランダムに選ぶことを特徴とする請求項10から14の1つによる方法。 16.上記位相シフトが値0か値πのいずれかに選ばれ、両方のステーションで 同一の位相シフトが加えられたとき、上記第1のパルスと上記第2のパルスの間 の干渉が相加的となり、両方のステーションが異なる位相シフトを加えたときに は、完全に相殺的となることを特徴とする請求項10から15の1つによる方法 。 17.送受信ステーション(1)によって送出される光が少なくとも2つの直交 する偏光成分を含み、上記成分が上記干渉計の同一ブランチ上を走行し、他のシ ーケンスでは、そうではないことを特徴とする請求項10から14の1つによる 方法。 18. 上記ステーションの1つ(2)が、上記偏光成分の一方の位相を第2の 偏光成分の位相に対してランダムに選ぶことによって、ランダムな偏光の出力を つくり出すことを特徴とする先行請求項による方法。 19.受信ステーション(1)によって送出され、再び前記受信ステーション( 1)に返送される第1のパルスを反射させるための反射ミラー(22)、 前記第1のパルスの直後に受信ステーション(1)によって送出され、再び前 記受信ステーション(1)に返送される第2のパルスを反射させるための反射ミ ラー(22)、 上記第1のパルスに対して上記第2のパルスの位相を変調するための変調手段 (21)、 によって特徴づけられる、少なくとも1つの送受信ステーション(1)に量子チ ャンネル(3)を通して鍵を通信で送るための鍵符号化ステーション(2)。 20.上記第1のパルスを検出するための検出手段(23)によって特徴づけら れる先行請求項による鍵符号化ステーション。 21.上記第1のパルスと第2のパルスのいずれもが上記変調手段(21)を走 行し、それらいずれもが同一の反射手段(22)によって反射され、上記検出手 段(23)が第1のパルスを検出した直後に、上記変調手段(21)によって加 えられた位相シフトを、上記第2のパルスのみが上記位相変調手段(21)によ って位相変調されるように調節することを特徴とする先行請求項による鍵符号化 ステーション。 22.鍵符号化ステーションが上記第2のパルスに加えられる位相シフトをラン ダムに選ぶことを特徴とする先行請求項による鍵符号化ステーション。 23.上記変調手段によって加えられる位相シフトが値0か値πのいずれかから ランダムに選ばれることを特徴とする先行請求項による鍵符号化ステーション。 24.鍵符号化ステーションが、さらに、反射返送される上記第2のパルス中の 平均光子数が1以下となるように、上記第2のパルスの強度を減衰するための減 衰手段(20,24)を含むことを特徴とする請求項19から23の1つによる 鍵符号化ステーション。 25.受信した光の大部分を上記検出手段(23)に送るカップラー(20)含 むことを特徴とする請求項24による鍵符号化ステーション。 26.上記減衰手段が上記検出手段によって制御される減衰器含をむことを特徴 とする請求項24または25による鍵符号化ステーション。 27.上記反射手段(22)がファラデーミラー含をむことを特徴とする請求項 19から26の1つによる鍵符号化ステーション。 28.上記検出手段が単一光子検出器ではないことを特徴とする請求項20から 27の1つによる鍵符号化ステーション。 29.上記変調手段(21)がニオブ酸リチウム(LiNbO3)変調器からなること を特徴とする請求項19から28の1つによる鍵符号化ステーション。 30.パルスレーザー光源(10)と、 遅延線(14,15)と、 検出手段(17,18,17’)と、 上記パルスレーザー光源によって放出されたパルス(複数)が2つのパルスに分 割され、そこで、第1のパルスは直接、上記量子チャンネルに送出され、一方、 第2のパルスは上記量子チャンネルに送出される前に上記遅延線(14,16) によって遅延され、上記量子チャンネル(3)から受信されたパルス(複数)は 2つのパルスに分割され、そこで、第1のパルスは直接、上記検出手段(17, 18,17’)に送られ、一方、第2のパルスは上記検出手段(17,18,1 7’)に送られる前に上記遅延線(14,16)によって遅延されることを特徴 とする、1つの鍵符号化ステーションから量子チャンネル(3)を通して送られ てきた鍵を受信するための 送受信ステーション(1)。 31.上記遅延手段(14,16)によって遅延された受信パルスの位相を変調 するための変調手段(13)を特徴とする先行請求項による送受信ステーション 。 32.上記変調手段(13)が上記パルスに加えられた位相シフトをランダムに 選ぶことを特徴とする先行請求項による送受信ステーション。 33.上記変調手段(13)が上記パルスに加えられた位相シフトをランダムに 値0か値πのいずれかでランダムに選ぶことを特徴とする先行請求項による送受 信ステーション。 34.上記変調手段(21)がニオブ酸リチウム(LiNbO3)変調器からなること を特徴とする請求項31から33の1つによる送受信ステーション。 35.送受信ステーションが、2つの検出器(17,1 8)、上記第1のカップラー(12’)が上記検出器(17,18)に接続され た3×3のカップラーを含み、パルスが上記カップラー(12’)でつくられた 干渉に応じて、上記第1の検出器(17)か第2の検出器(18)に送られることを 特徴とする請求項30による送受信ステーション。 36.上記レーザー光源(10)が円偏光をもつ光パルスを送出し、上記第1の カップラー(12”)がパルスの垂直ならびに水平偏光を分離する偏光カップラ ーであることを特徴とする請求項30による送受信ステーション。 37.上記遅延線(14,16)が、遅延パルス(複数)を反射させる2つのフ ァラデーミラー(14,16)を含むことを特徴とする請求項30から36の1 つによる送受信ステーション。 38.上記検出手段(17,18,17’)が単一光子検出器であことを特徴と する請求項30から37の1つによる送受信ステーション。 39.上記単一光子検出器(17,18,17’)が逆耐電圧以上にバイアスさ れ、ガイガーカウンターモードで動作しているアバランシェフォトダイオーであ ることを特徴とする先行請求項による送受信ステーション。 40.ダークカウントの数(かず)を減らすために、単一光子検出器が、光子が あると予測されるときときだけ電圧印加されることを特徴とする請求項38また は39の1つによる送受信ステーション。 41.上記パルスレーザー光源がDFB(分布帰還形)レーザーであることを特 徴とする請求項30から40の1つによる送受信ステーション。 42.さらにエラー訂正手段を含むことを特徴とする請求項30から41の1つ による送受信ステーション。 43.請求項30から42の1つによる送受信ステーションと請求項20から2 9の1つによる鍵符号化ステーションを含むことを特徴とする量子暗号を用いる 量子チ ャンネル(3)を通しての鍵配送のための装置。 44.請求項30から42の1つによる少なくとも1つの送受信ステーションと 請求項20から29の1つによる少なくとも1つの鍵符号化ステーションを含む ことを特徴とする、少なくとも1つの送受信ステーション(1)と少なくとも1 つの鍵符号化ステーション(2)との間で量子暗号を用いて量子チャンネル(3 )を通して鍵の配送を行うための多数ステーションシステム。
JP51218398A 1996-09-05 1997-08-15 量子暗号装置および方法 Expired - Lifetime JP4095672B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US2583996P 1996-09-05 1996-09-05
US60/025,839 1996-09-05
PCT/EP1997/004575 WO1998010560A1 (en) 1996-09-05 1997-08-15 Quantum cryptography device and method

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000517499A true JP2000517499A (ja) 2000-12-26
JP2000517499A5 JP2000517499A5 (ja) 2005-04-07
JP4095672B2 JP4095672B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=21828329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51218398A Expired - Lifetime JP4095672B2 (ja) 1996-09-05 1997-08-15 量子暗号装置および方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6438234B1 (ja)
EP (1) EP0923828B1 (ja)
JP (1) JP4095672B2 (ja)
AT (1) ATE258733T1 (ja)
AU (1) AU4206897A (ja)
CA (1) CA2265553C (ja)
CZ (1) CZ295335B6 (ja)
DE (1) DE69727388T2 (ja)
DK (1) DK0923828T3 (ja)
ES (1) ES2215238T3 (ja)
WO (1) WO1998010560A1 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10322329A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 量子暗号の構成方法
JP2003037593A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Mitsubishi Electric Corp 光信号伝送装置及び光信号伝送方法
WO2005053219A1 (ja) 2003-11-28 2005-06-09 Japan Science And Technology Agency 通信システム及びそれを用いた通信方法
JP2005286485A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Sony Corp 量子暗号通信方法、および量子暗号通信装置
JP2006166162A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Nec Corp パルス波形整形機能を有する通信システムおよび通信方法
WO2007105833A1 (ja) * 2006-03-16 2007-09-20 Nec Corporation 量子暗号伝送システムおよび光回路
WO2007105834A1 (ja) * 2006-03-16 2007-09-20 Nec Corporation 量子暗号装置
JP2007251998A (ja) * 2007-06-15 2007-09-27 Mitsubishi Electric Corp 量子暗号送信装置及び量子暗号システム及び量子暗号送信方法及び量子暗号送受信方法
JPWO2005112335A1 (ja) * 2004-05-17 2008-03-27 三菱電機株式会社 量子暗号通信装置
WO2008087722A1 (ja) * 2007-01-18 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corporation 量子暗号受信装置及び量子暗号送信装置及び光パルスの位相変調方法
JP2010251976A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 量子暗号通信データ処理方法及び量子暗号通信装置
US7869599B2 (en) 2003-10-10 2011-01-11 Nec Corporation Quantum cryptography key distributing system and synchronizing method used in the same
JP2011050072A (ja) * 2004-02-02 2011-03-10 Univ Of Science & Technology Of China 偏光制御エンコーダ及び量子鍵分配システム
US8165298B2 (en) 2007-02-19 2012-04-24 Sony Corporation Quantum cryptography communication apparatus and communication terminal
US8718485B2 (en) 2007-07-13 2014-05-06 Nec Corporation Quantum key distribution system, optical transmitter, optical modulation control circuit, and optical modulation control method

Families Citing this family (122)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9907829D0 (en) * 1999-04-06 1999-06-02 Cit Alcatel Improvements in or relating to optical signal scrambling
KR100327494B1 (ko) * 2000-03-24 2002-03-15 윤종용 다중 접근 방식을 이용한 보안 통신 시스템에서의 키 동의방법
JP3841261B2 (ja) 2000-09-11 2006-11-01 三菱電機株式会社 位相変調装置及び位相変調方法
JP4154231B2 (ja) * 2000-10-04 2008-09-24 ユニベルシテ リブル ドゥ ブリュッセル 雑音環境における情報の取扱い
FR2816779B1 (fr) * 2000-11-10 2003-03-07 Thomson Csf Procede et systeme de transmission par cryptographie quantique
FR2816780B1 (fr) * 2000-11-10 2003-01-31 Thomson Csf Procede et systeme de transmission par cryptographie quantique
WO2002084337A2 (en) * 2001-04-11 2002-10-24 Magiq Technologies, Inc. Polarization to phase converter
US7184555B2 (en) 2001-04-11 2007-02-27 Magiq Technologies, Inc. Quantum computation
US7113967B2 (en) 2001-05-29 2006-09-26 Magiq Technologies, Inc Efficient quantum computing operations
US7580524B2 (en) * 2002-03-11 2009-08-25 Universite De Geneve Method and apparatus for synchronizing the emitter and the receiver in an autocompensating quantum cryptography system
US7403623B2 (en) * 2002-07-05 2008-07-22 Universite Libre De Bruxelles High-rate quantum key distribution scheme relying on continuously phase and amplitude-modulated coherent light pulses
US20060222180A1 (en) * 2002-10-15 2006-10-05 Elliott Brig B Chip-scale transmitter for quantum cryptography
US7627126B1 (en) * 2002-10-15 2009-12-01 Bbn Technologies Corp. Systems and methods for implementing path length control for quantum cryptographic systems
JP4173422B2 (ja) * 2002-12-04 2008-10-29 日本電信電話株式会社 量子鍵配送方法及び量子鍵配送システム
US7227955B2 (en) * 2003-02-07 2007-06-05 Magiq Technologies, Inc. Single-photon watch dog detector for folded quantum key distribution system
US20060018475A1 (en) * 2003-02-07 2006-01-26 Magiq Technologies, Inc. Kd systems with robust timing
ATE387772T1 (de) * 2003-02-07 2008-03-15 Magiq Technologies Inc Überwachungserfasser für ein qkd-system
GB2399220B (en) * 2003-03-06 2005-07-13 Toshiba Res Europ Ltd Photonic quantum information system using unpolarised light
US7706535B1 (en) 2003-03-21 2010-04-27 Bbn Technologies Corp. Systems and methods for implementing routing protocols and algorithms for quantum cryptographic key transport
WO2004105289A2 (en) * 2003-05-14 2004-12-02 Science Research Laboratory, Inc. Methods and systems for high-data-rate quantum cryptography
US8498452B2 (en) 2003-06-26 2013-07-30 DigitalOptics Corporation Europe Limited Digital image processing using face detection information
US8330831B2 (en) 2003-08-05 2012-12-11 DigitalOptics Corporation Europe Limited Method of gathering visual meta data using a reference image
US7574016B2 (en) 2003-06-26 2009-08-11 Fotonation Vision Limited Digital image processing using face detection information
US8989453B2 (en) 2003-06-26 2015-03-24 Fotonation Limited Digital image processing using face detection information
US7315630B2 (en) 2003-06-26 2008-01-01 Fotonation Vision Limited Perfecting of digital image rendering parameters within rendering devices using face detection
US7844076B2 (en) 2003-06-26 2010-11-30 Fotonation Vision Limited Digital image processing using face detection and skin tone information
US7620218B2 (en) 2006-08-11 2009-11-17 Fotonation Ireland Limited Real-time face tracking with reference images
US7471846B2 (en) 2003-06-26 2008-12-30 Fotonation Vision Limited Perfecting the effect of flash within an image acquisition devices using face detection
US7565030B2 (en) 2003-06-26 2009-07-21 Fotonation Vision Limited Detecting orientation of digital images using face detection information
US8494286B2 (en) 2008-02-05 2013-07-23 DigitalOptics Corporation Europe Limited Face detection in mid-shot digital images
US8682097B2 (en) 2006-02-14 2014-03-25 DigitalOptics Corporation Europe Limited Digital image enhancement with reference images
US7269292B2 (en) 2003-06-26 2007-09-11 Fotonation Vision Limited Digital image adjustable compression and resolution using face detection information
US9692964B2 (en) 2003-06-26 2017-06-27 Fotonation Limited Modification of post-viewing parameters for digital images using image region or feature information
US8948468B2 (en) 2003-06-26 2015-02-03 Fotonation Limited Modification of viewing parameters for digital images using face detection information
US7792970B2 (en) 2005-06-17 2010-09-07 Fotonation Vision Limited Method for establishing a paired connection between media devices
US8155397B2 (en) 2007-09-26 2012-04-10 DigitalOptics Corporation Europe Limited Face tracking in a camera processor
US7440593B1 (en) 2003-06-26 2008-10-21 Fotonation Vision Limited Method of improving orientation and color balance of digital images using face detection information
US9129381B2 (en) 2003-06-26 2015-09-08 Fotonation Limited Modification of post-viewing parameters for digital images using image region or feature information
US8593542B2 (en) 2005-12-27 2013-11-26 DigitalOptics Corporation Europe Limited Foreground/background separation using reference images
US8896725B2 (en) 2007-06-21 2014-11-25 Fotonation Limited Image capture device with contemporaneous reference image capture mechanism
GB2404103B (en) * 2003-07-15 2005-06-29 Toshiba Res Europ Ltd A quantum communication system
WO2005043787A1 (en) * 2003-10-29 2005-05-12 Qucor Pty Ltd Components for optical qubits in the radio frequency basis
US7409162B2 (en) * 2003-10-30 2008-08-05 Magiq Technologies, Inc Timing error reduction in QKD systems
US20050095003A1 (en) * 2003-10-30 2005-05-05 Huberman Bernardo A. Quantum approach for coordinating activities
US7242775B2 (en) * 2003-11-12 2007-07-10 Magiq Technologies, Inc. Optical pulse calibration for quantum key distribution
US7606371B2 (en) * 2003-12-22 2009-10-20 Magiq Technologies, Inc. Two-way QKD system with active compensation
JP4200909B2 (ja) * 2004-01-29 2008-12-24 日本電気株式会社 乱数生成共有システム、暗号化通信装置及びそれらに用いる乱数生成共有方法
CN101571612B (zh) * 2004-02-02 2012-12-26 中国科学技术大学 偏振控制编码器
US7221812B2 (en) * 2004-02-28 2007-05-22 Magiq Technologies, Inc. Compact optics assembly for a QKD station
US20050190922A1 (en) * 2004-02-28 2005-09-01 Lagasse Michael J. Secure use of a single single-photon detector in a QKD system
US7606367B2 (en) * 2004-03-09 2009-10-20 Universrité de Geneve Quantum cryptography with fewer random numbers
US7697693B1 (en) 2004-03-09 2010-04-13 Bbn Technologies Corp. Quantum cryptography with multi-party randomness
US7747023B2 (en) 2004-05-25 2010-06-29 Felix Bussieres Multi-user quantum cryptography method and system using wavelength division multiplexing
US20060018476A1 (en) * 2004-06-23 2006-01-26 Nickel George H Key path generation and exchange of cryptographic keys using path length noise
US20060023885A1 (en) * 2004-07-28 2006-02-02 Alexei Trifonov Two-way QKD system with backscattering suppression
US20060029229A1 (en) * 2004-08-03 2006-02-09 Alexei Trifonov QKD station with EMI signature suppression
EP1787420A2 (en) 2004-09-07 2007-05-23 MagiQ Technologies, Inc. Systems and methods for multiplexing qkd channels
US7920704B2 (en) * 2004-10-09 2011-04-05 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Systems and methods for obtaining information on a key in BB84 protocol of quantum key distribution
US8320641B2 (en) 2004-10-28 2012-11-27 DigitalOptics Corporation Europe Limited Method and apparatus for red-eye detection using preview or other reference images
US7437081B2 (en) * 2004-11-01 2008-10-14 Magiq Technologies, Inc System and method for providing two-way communication of quantum signals, timing signals, and public data
US8503800B2 (en) 2007-03-05 2013-08-06 DigitalOptics Corporation Europe Limited Illumination detection using classifier chains
US7315631B1 (en) 2006-08-11 2008-01-01 Fotonation Vision Limited Real-time face tracking in a digital image acquisition device
JP4504833B2 (ja) * 2005-02-17 2010-07-14 富士通株式会社 秘密鍵配送システム
US7436961B2 (en) * 2005-03-08 2008-10-14 Magiq Technologies, Inc. Sentinel synchronization method for enhancing QKD security
US8098826B2 (en) * 2005-04-20 2012-01-17 Magiq Technologies, Inc. QKD system laser autocalibration based on bit-error rate
US7853011B2 (en) * 2005-05-13 2010-12-14 Ciena Corporation Methods and apparatus for monitoring the integrity of a quantum channel supporting multi-quanta pulse transmission
US7706536B2 (en) * 2005-05-17 2010-04-27 Alcatel-Lucent Usa Inc. Phase locking in a multi-channel quantum communication system
US20060263096A1 (en) * 2005-05-17 2006-11-23 Mihaela Dinu Multi-channel transmission of quantum information
GB2430123B (en) * 2005-09-09 2008-01-23 Toshiba Res Europ Ltd A quantum communication system
US20070071244A1 (en) * 2005-09-27 2007-03-29 Magiq Technologies, Inc. QKD station with efficient decoy state capability
US7747019B2 (en) * 2005-09-28 2010-06-29 Nortel Networks Limited Methods and systems for communicating over a quantum channel
WO2007041096A2 (en) * 2005-09-29 2007-04-12 Magiq Technologies, Inc. Two-way qkd system with faraday effect compensation
US20070076887A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-05 Nortel Networks Limited Double phase encoding quantum key distribution
US20070076878A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-05 Nortel Networks Limited Any-point-to-any-point ("AP2AP") quantum key distribution protocol for optical ring network
US7728985B2 (en) * 2005-11-14 2010-06-01 Imalux Corporation Polarization-sensitive common path optical coherence reflectometry/tomography device
US7254295B2 (en) * 2005-11-21 2007-08-07 Magiq Technologies, Inc. Optical fiber interferometer with relaxed loop tolerance and QKD system using the same
US20070130455A1 (en) * 2005-12-06 2007-06-07 Elliott Brig B Series encryption in a quantum cryptographic system
KR100759811B1 (ko) * 2005-12-08 2007-09-20 한국전자통신연구원 고속 자동 보상 양자 암호 송수신장치 및 방법
US20070133798A1 (en) * 2005-12-14 2007-06-14 Elliott Brig B Quantum cryptography on a multi-drop optical network
US8082443B2 (en) * 2006-01-09 2011-12-20 Bbnt Solutions Llc. Pedigrees for quantum cryptography
JP2007251678A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Sony Corp 量子暗号通信装置および通信端末における平均光子数設定方法
JP2007274300A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Hitachi Information & Communication Engineering Ltd 共通鍵暗号通信における同期処理方法
JP5196093B2 (ja) * 2006-04-20 2013-05-15 日本電気株式会社 光通信装置およびそれを用いた量子暗号鍵配布システム
US7965875B2 (en) 2006-06-12 2011-06-21 Tessera Technologies Ireland Limited Advances in extending the AAM techniques from grayscale to color images
US7583803B2 (en) * 2006-07-28 2009-09-01 Magiq Technologies, Inc. QKD stations with fast optical switches and QKD systems using same
US7916897B2 (en) 2006-08-11 2011-03-29 Tessera Technologies Ireland Limited Face tracking for controlling imaging parameters
US7403643B2 (en) 2006-08-11 2008-07-22 Fotonation Vision Limited Real-time face tracking in a digital image acquisition device
KR100890389B1 (ko) * 2006-12-05 2009-03-26 한국전자통신연구원 편광 무의존 단방향 양자 암호 수신 및 송수신 장치
US8055067B2 (en) 2007-01-18 2011-11-08 DigitalOptics Corporation Europe Limited Color segmentation
EP2115662B1 (en) 2007-02-28 2010-06-23 Fotonation Vision Limited Separating directional lighting variability in statistical face modelling based on texture space decomposition
KR101247147B1 (ko) 2007-03-05 2013-03-29 디지털옵틱스 코포레이션 유럽 리미티드 디지털 영상 획득 장치에서의 얼굴 탐색 및 검출
US7876901B2 (en) * 2007-03-29 2011-01-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Alternative design for quantum cryptographic entangling probe
WO2008140291A2 (en) * 2007-05-11 2008-11-20 Mimos Berhad Deterministic rendering for practical quantum cryptography
US7916971B2 (en) 2007-05-24 2011-03-29 Tessera Technologies Ireland Limited Image processing method and apparatus
US7853020B2 (en) * 2007-09-19 2010-12-14 Mogiq Technologies, Inc. Systems and methods for enhanced quantum key formation using an actively compensated QKD system
US7855737B2 (en) 2008-03-26 2010-12-21 Fotonation Ireland Limited Method of making a digital camera image of a scene including the camera user
KR100983008B1 (ko) * 2008-05-30 2010-09-20 한국전자통신연구원 양자 암호 시스템 및 양자 암호 키의 분배 방법
JP5547730B2 (ja) 2008-07-30 2014-07-16 デジタルオプティックス・コーポレイション・ヨーロッパ・リミテッド 顔検知を用いた顔及び肌の自動美化
US8379917B2 (en) 2009-10-02 2013-02-19 DigitalOptics Corporation Europe Limited Face recognition performance using additional image features
US8433070B2 (en) 2010-05-17 2013-04-30 Raytheon Bbn Technologies Corp. Systems and methods for stabilization of interferometers for quantum key distribution
GB2491896A (en) 2011-06-17 2012-12-19 Univ Bruxelles Secret key generation
EP2709295A1 (fr) * 2012-09-14 2014-03-19 Alcatel Lucent Visualisation d'un signal optique par échantillonnage optique linéaire
CN104215328A (zh) * 2014-09-24 2014-12-17 安徽问天量子科技股份有限公司 单光子探测器强光致盲监测装置及方法
GB2536248B (en) * 2015-03-10 2021-10-20 Univ Bristol Optical apparatus
KR101664173B1 (ko) 2015-06-08 2016-10-11 한국과학기술연구원 양자암호 시스템의 안정화 장치 및 방법
US10205592B2 (en) * 2015-10-12 2019-02-12 Nec Corporation Physical layer key distribution for long distance repeated networks using random environmental instability
RU2622985C1 (ru) * 2015-12-09 2017-06-21 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт физики твердого тела Российской академии наук (ИФТТ РАН) Устройство квантовой криптографии (варианты)
US10110369B2 (en) 2016-05-02 2018-10-23 Ut-Battelle, Llc Quantum-authenticated clock signal
RU2671620C1 (ru) * 2016-12-29 2018-11-02 Общество с ограниченной ответственностью "Международный центр квантовой оптики и квантовых технологий" (ООО "МЦКТ") Высокоскоростная автокомпенсационная схема квантового распределения ключа
US10680807B2 (en) 2017-05-30 2020-06-09 Ut-Battelle Llc Quantum self-authenticating timing system
US11343087B1 (en) 2018-03-09 2022-05-24 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for server-side quantum session authentication
US10728029B1 (en) 2018-03-09 2020-07-28 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for multi-server quantum session authentication
US11025416B1 (en) * 2018-03-09 2021-06-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for quantum session authentication
CN108446099B (zh) * 2018-05-02 2024-05-14 如般量子科技有限公司 源无关高维时间编码的量子随机数发生器
CN108540282A (zh) * 2018-05-02 2018-09-14 如般量子科技有限公司 基于偏振调制时间编码的hd-qkd系统
RU2691829C1 (ru) * 2018-05-31 2019-06-18 Андрей Николаевич Климов Устройство квантовой криптографии
US10855453B1 (en) 2018-08-20 2020-12-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for time-bin quantum session authentication
US11240013B1 (en) 2018-08-20 2022-02-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for passive quantum session authentication
CN111555863B (zh) * 2019-02-12 2022-04-29 科大国盾量子技术股份有限公司 用于时间相位-偏振联合编码的发送端、编码方法及量子密钥分发系统
JP7561776B2 (ja) * 2019-06-17 2024-10-04 ケーティー コーポレーション 量子暗号キー分配方法、装置及びシステム
ES2980502T3 (es) * 2019-09-25 2024-10-01 Lumiker Aplicaciones Tecnologicas S L Equipo de medida de corriente basado en fibra óptica para medir la corriente que circula por un conductor, y método asociado
US11789043B2 (en) 2019-09-25 2023-10-17 Lumiker Aplicaciones Tecnológicas S.L. Method and apparatus for measuring the current circulating through a conductor

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69309496T2 (de) * 1992-12-24 1997-08-07 British Telecommunications Public Ltd. Co., London System und verfahren zur schluesselverteilung unter verwendung von quanten-kryptographie
US5307410A (en) * 1993-05-25 1994-04-26 International Business Machines Corporation Interferometric quantum cryptographic key distribution system
CA2168851C (en) * 1993-09-09 1999-11-02 Keith James Blow System and method for quantum cryptography
ES2128579T3 (es) * 1993-09-09 1999-05-16 British Telecomm Sistema y procedimiento para la distribucion de claves utilizando la criptografia cuantica.
US5515438A (en) * 1993-11-24 1996-05-07 International Business Machines Corporation Quantum key distribution using non-orthogonal macroscopic signals
AU3477395A (en) 1994-09-08 1996-03-27 British Telecommunications Public Limited Company Polarisation modulation
US5953421A (en) * 1995-08-16 1999-09-14 British Telecommunications Public Limited Company Quantum cryptography
US6188768B1 (en) * 1998-03-31 2001-02-13 International Business Machines Corporation Autocompensating quantum cryptographic key distribution system based on polarization splitting of light

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10322329A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 量子暗号の構成方法
JP2003037593A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Mitsubishi Electric Corp 光信号伝送装置及び光信号伝送方法
US7869599B2 (en) 2003-10-10 2011-01-11 Nec Corporation Quantum cryptography key distributing system and synchronizing method used in the same
WO2005053219A1 (ja) 2003-11-28 2005-06-09 Japan Science And Technology Agency 通信システム及びそれを用いた通信方法
JP2011050072A (ja) * 2004-02-02 2011-03-10 Univ Of Science & Technology Of China 偏光制御エンコーダ及び量子鍵分配システム
JP2005286485A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Sony Corp 量子暗号通信方法、および量子暗号通信装置
JPWO2005112335A1 (ja) * 2004-05-17 2008-03-27 三菱電機株式会社 量子暗号通信装置
JP4532484B2 (ja) * 2004-05-17 2010-08-25 三菱電機株式会社 量子暗号通信装置
JP2006166162A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Nec Corp パルス波形整形機能を有する通信システムおよび通信方法
WO2007105834A1 (ja) * 2006-03-16 2007-09-20 Nec Corporation 量子暗号装置
WO2007105833A1 (ja) * 2006-03-16 2007-09-20 Nec Corporation 量子暗号伝送システムおよび光回路
JP5041174B2 (ja) * 2006-03-16 2012-10-03 日本電気株式会社 量子暗号装置
JP5146681B2 (ja) * 2006-03-16 2013-02-20 日本電気株式会社 量子暗号伝送システムおよび光回路
WO2008087722A1 (ja) * 2007-01-18 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corporation 量子暗号受信装置及び量子暗号送信装置及び光パルスの位相変調方法
US8165298B2 (en) 2007-02-19 2012-04-24 Sony Corporation Quantum cryptography communication apparatus and communication terminal
JP2007251998A (ja) * 2007-06-15 2007-09-27 Mitsubishi Electric Corp 量子暗号送信装置及び量子暗号システム及び量子暗号送信方法及び量子暗号送受信方法
JP4728288B2 (ja) * 2007-06-15 2011-07-20 三菱電機株式会社 量子暗号受信装置及び量子暗号システム及び量子暗号送受信方法
US8718485B2 (en) 2007-07-13 2014-05-06 Nec Corporation Quantum key distribution system, optical transmitter, optical modulation control circuit, and optical modulation control method
JP2010251976A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 量子暗号通信データ処理方法及び量子暗号通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69727388T2 (de) 2004-11-25
CZ295335B6 (cs) 2005-07-13
WO1998010560A1 (en) 1998-03-12
EP0923828A1 (en) 1999-06-23
JP4095672B2 (ja) 2008-06-04
ATE258733T1 (de) 2004-02-15
DE69727388D1 (de) 2004-03-04
DK0923828T3 (da) 2004-05-24
ES2215238T3 (es) 2004-10-01
CA2265553A1 (en) 1998-03-12
CA2265553C (en) 2007-03-13
CZ47799A3 (cs) 1999-08-11
AU4206897A (en) 1998-03-26
EP0923828B1 (en) 2004-01-28
US6438234B1 (en) 2002-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4095672B2 (ja) 量子暗号装置および方法
Muller et al. “Plug and play” systems for quantum cryptography
US7346166B2 (en) Quantum key distribution system and method using regulated single-photon source
US8374350B2 (en) Quantum communication system
US8477939B2 (en) Polarization-insensitive one-way quantum key distribution receiver, transmitter/receiver system
US7227955B2 (en) Single-photon watch dog detector for folded quantum key distribution system
US6028935A (en) Cryptographic receiver
Inoue et al. Differential-phase-shift quantum key distribution using coherent light
EP0739559B1 (en) Method for key distribution using quantum cryptography
US20070076887A1 (en) Double phase encoding quantum key distribution
JPH09502321A (ja) 量子暗号を使用するキー配送システムおよび方法
WO2005053219A1 (ja) 通信システム及びそれを用いた通信方法
EP1522166B1 (en) Watch dog detector for qkd system
CN113572597A (zh) 一种单态半量子密钥分发系统及方法
JP2007251679A (ja) 量子暗号通信装置
GB2441364A (en) A quantum communication system which selects different protocols on the basis of security
JP2003289298A (ja) 長距離量子暗号システム
JP4935995B2 (ja) 量子暗号装置
JP4882491B2 (ja) 量子暗号通信装置、通信端末および付加情報送信方法
Townsend et al. Secure optical communications systems using quantum cryptography
Bogdanski et al. Multiuser quantum key distribution over telecom fiber networks
Honjo et al. Differential-phase-shift quantum key distribution
Bethune et al. An autocompensating quantum key distribution system using polarization splitting of light
WO2024186241A1 (en) Quantum key distribution system, transmitter, receiver and method
KR20230120217A (ko) 양자 암호 방식에서 지연에 무관한 데이터 제어시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040809

RD12 Notification of acceptance of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432

Effective date: 20070524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080310

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term