JP2000517417A - 酸素オプトロードのための光感受性組成物 - Google Patents

酸素オプトロードのための光感受性組成物

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Abstract

(57)【要約】 (a)有効量の発光団、(b)酸素透過性およびフィルム形成ポリマーおよび(c)成分(a)および(b)のための溶媒を含み、(a1)発光団はプラチナ(II)ポルフィリンの群から選択される;そして(a2)ポリマーは:(1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のスチレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;そして(2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水性ホモポリマー、またはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタクリルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフィンコモノマーの群から選択される組成物。無溶媒組成物でコートされる支持物質は、特に生理学的溶液中の酸素の発光−光学的測定のためのオプトロードに適している。

Description

【発明の詳細な説明】 酸素オプトロードのための光感受性組成物 本発明は、溶媒、ある酸素透過性かつ膜形成ポリマーおよび発光団を含む組成 物;ある酸素酸素透過性かつ膜形成ポリマーおよび発光団を含む層が適用される 支持体;および酸素の光学的測定法に関する。 発光学法およびオプトロードによるガスおよび液体中の酸素の定量的測定法は 、近年、特に、体液、例えば血液中の酸素含量の測定のための診断の分野でより 重要になってきている。 Biosensors & Bioelectronics 7(1991)199-206頁,D.B.Papkovsky et al において、プラチナポルフィリンが蛍光性インディケーターとして溶解している ポリスチレン膜を有する繊維光学的酸素センサーが記載されている。励起放射に より産生された発光が、酸素との接触により、“消光”により消失するか、また は減少し、この消失または減少の程度は膜内の酸素の量に依存する。従って、目 盛り決め後、分析酸物中の酸素の量を、発光の減少により測定できる。このシス テムの欠点は、支持物質への膜の乏しい粘着である。更に、文献は、エバネッセ ント場での繊維光学的センサーおよび測定法の使用で、比率I0/I(I0は酸素 非存在下での発光;Iは酸素存在下での発光)に従った酸素の濃度の直線依存性 を得ることが可能であるかどうか示していない。 Applied Spectroscopy 46(8)(1992),1266-1272頁,H.-Y.Liu et al.におい て、酸素の高い透過性により区別される、繊維光学的センサーのためのゾル/ゲ ル基本膜(ポリシロキサン)での蛍光性インディケーターとしてのプラチナオクタ エチルポルフィリンが記載されている。ある場合に、酸素含量に従った比率I0 /Iの直線依存性が見られ(最大相関計数はわずか0.996)、これはとりわけ シリコン原子の有機基の特異的選択により得られる。これらのゾル/ゲル膜の欠 点は、膜に溶解した励起燐光インディケーターの腐食行動であり、これは二指数 関数を使用した場合にもに十分記載されて得、ある膜において、測定感受性はポ リマーの発光団の乏しい溶解性に関する。更に、オプトロードは製造に複雑すぎ 、産業規模での経済的な製造が不可能である。 US−A−5155149は、活性層がシロキサンおよびウレタンブロックを 含み、プラチナ(テトラアミノフェニル)ポルフィリンがフルオロフォアとして結 合している、繊維光学的酸素センサーを記載する。酸素の透過性および溶解性が 、シロキサンおよびウレタン成分の選択に影響され得ることは重要である。フル オロフォアの共有結合が、膜におけるその均質分散を確実とする。官能的フルオ ロフォアは、製造が困難であり、従って、高価であり、経済的産業的大量生産を 不可能にする結果となる。 Sensors and Actuators A,41-42(1994),542-546頁,E.Singer et al.にお いて、その活性層が、ルテニウム(II)トリス(4,7−ジフェニル−1,10−フ ェナンスロリン)過塩素酸と組み合わさったアクリル酸とメタクリル酸コポリマ ーまたは酢酸セルロースである、繊維酸素オプトロードが記載されている。計量 曲線は、非直線的であり、その結果、測定サンプルの厳密な酸素含量の測定を得 るために、相対的に多くに測定が必要となり、これは複雑すぎるように感じる。 Anal.Chem.67(1995),88-93頁,P.Hartmannにおいて、蛍光性インディケー ターとしてルテニウム(II)トリス(4,7−ジフェニル−1,10−フェナンスロ リン)過塩素酸を含むポリスチレン薄活性層を適用する、ガラスまたはポリエス テル支持体を含む、平面オプトロードが記載されている。これらのオプトロード は、同様に、サンプル測定において、酸素の部分圧に依存した望ましい理想の直 線依存性を示さず、均質溶液ではスターンーヴォルマー式I0/I=1+K*[O2 ](式中、Iは酸素存在下での発光、I0は酸素非存在下での発光およびK*は 消失定数)に従うことが必要である。 実際に、発光強度、またはむしろそれに対応する光電子ボルト数の測定に、ス ターンーヴォルマー式において定数Cを付加することが有利であることが証明さ れた。定数Cの使用により、例えば、励起光の反射または散乱によるステム、ま たは暗電流効果である、可能性の有る背景発光を考慮にいれる。 測定を、数個の、理想的には2個の測定値を使用して、例えば、0から840 トルの広範囲のO2部分圧で速く、単純な方法で行い得る、酸素の検出のための オプトロードが非常に必要とされている。応答時間は、40秒を超えてはならず 、システムを直ぐに再生することが可能であり、新しい測定のために、実質的に 測定精度の損失なく(使用期間を通して同一の酸素濃度で同一の発光強度)、それ を 再使用することが可能であり、従って長い使用可能期間を確実とする。実質的に 分解がないか、または他の変化が貯蔵中に起きないことも重要である。十分な感 受性を確実とするために、診断法(血液分析)における総てのシステムにおいて、 消失定数を、Kが1から35×10-3トル-1、好ましくは3から30×10-3ト ル-1、特に5から25×10-3トル-1となるように調節することも有利でありえ る。 得られる感受性(K)は酸素非存在下での発光インディケーターの励起状態の期 間におよびポリマー膜の酸素の透過性(ポリマー膜の酸素溶解性および酸素の分 散計数の産物)に依存する。記載のパラメーターは可能性に影響し、それにより 励起インディケーター分子の発光が酸素により消失される。相対的に短い期間の 場合、従って相対的に高い酸素の透過性を有するポリマーを、好ましい感受性を 得るために選択し、この逆もそうである。調節は、スターンーヴォルマー式を基 本にして、単純な測定により当業者が測定できる。 本発明により、驚くべきことに、発光インディケーターとしてのプラチナポル フィリンを、選択したコポリマーと組み合わせることにより、これらの高い必要 性が満たされることが判明した。 本発明は、最初に、(a)有効量の発光団、(b)酸素透過性およびフィルム形成 ポリマーおよび(c)成分(a)および(b)のための溶媒を含み、 (a1)発光団はプラチナ(II)ポルフィリンの群から選択される;そして (a2)ポリマーは: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;そして (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマー、またはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタ クリルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフ インコモノマー の群から選択される。 疎水性ポリアクリルアミドは、一般に、1個または2個の炭化水素基、特に好 ましくは1から20個の炭素原子のアルキル基を含み、炭素原子の全数は、その 疎水性特性を決定する。本発明にまた含まれるのは、アクリル酸、メタクリル酸 、アクリルアミドおよびメタクリルアミドからなる群の少なくとも二つのモノマ ーを有するポリマーである。アクリル酸およびメタクリル酸は、好ましくはエス テル基に直鎖または分枝鎖C1−C20アルキル基を有するものである、成分2の コポリマーは、好ましくは少なくとも5モル%、特に少なくとも10モル%、よ り特には少なくとも20モル%および非常に特には少なくとも40モル%のオレ フィンコモノマーを含む。 適当なコモノマーは、例えば、オレフィン、例えばエテン、プロペンおよびブ テン、ビニルエーテル、ビニルエステル、ビニルアセタール、塩化ビニル、塩化 ビニリデン、フッ化ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびスチ レンである。 成分2のコポリマーの好ましいサブグループは: (a)95から70モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 および5から30モル%の少なくとも3個の炭素原子を含むアルキル基をエステ ル基中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル 酸またはポリアクリル酸: (b)40から60モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、5から30モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル酸ま たはポリアクリル酸、および60から10モル%のアクリロニトリル構造単位を 有するターポリマー;そして (c)30から45モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、20から5モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位、20から30モル%のアク リロニトリル構造単位および30から15モル%の酢酸ビニル構造単位を有する コポリマー の群から選択される。 モル%の合計は常に100モル%である。 ポリスチレン−アクリロニトリル(1)は、好ましくは15から85、特に20 から70、より特には25から55および非常に特には30から45モル%のア クリロニトリル構造単位を含み、残りの構造単位はスチレンである。 アクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するコポリマーにおいて、エステ ル基のアルキル基は、メタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル自体である以 外、好ましくは2から18、特には3から14、より特には3から12および非 常に特には4から12炭素原子を含む。アルキルは、直鎖または分枝鎖であり得 る。その例は、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エ チルブチル、n−ヘプチル、2−または3−メチルヘキシル、2−または3−エ チルペンチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシ ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプ タデシルおよびオクタデシルである。n−ブチルおよび2−エチルヘキシルが特 に好ましい。 ポリメタクリル酸またはポリアクリル酸(a)は、好ましくは10から25、お よび特に10から20モル%の少なくとも4個の炭素原子を含むアルキル基を有 するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有し、構造単位の残りはメタクリ ル酸メチルまたはアクリル酸メチルである。 ターポリマー(b)は、好ましくは40から50モル%のメタクリル酸メチル またはアクリル酸メチル構造単位、10から25モル%の少なくとも6個の炭素 原子を含むアルキル基をエステル基に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造 単位および50から25モル%のアクリロニトリル構造単位を含む。 コポリマー(c)は、好ましくは35から45モル%のメタクリル酸メチル構造 単位、5から15モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステ ル基に有するアクリル酸構造単位、30から20モル%のアクリロニトリル構造 単位および30から20モル%構造単位の酢酸ビニルを含む。 ポリマーの分子量は、例えば、10000から5000000、好ましくは2 0000から3000000、特に20000から2000000およびより特 には30000から2000000ダルトンであり得る。分子量が大きいほど、 支持物質への粘着が良好である。 本発明の組成物は、成分a)およびb)を、適当な場合加熱しながら、溶媒に溶 解することにより製造できる。濃度およびポリマーの性質、その分子量および溶 媒の選択により、組成物の粘度を、オプトロードの製造において所望の層の厚さ が達成されるように調節できる。 プラチナポルフィリンは既知であるか、または既知の方法に従って製造できる 。それらは、例えば、非置換または置換プラチナ(II)ポルフィリンもしくは非置 換または置換プラチナ(II)ベンゾポルフィリンであり得る。それらは、例えば、 式I 〔式中、RはHまたはC1−C18アルキル、またはC3−C8シクロアルキル、フ ェニル、ピリジルまたはフェニル−C1−C4アルキレンであり、いずれも非置換 またはC1−C18アルキル、C1−C18アルコキシ、R3−O−C(O)−、ハロ ゲン、−CNまたは−NO2により置換されている; R1およびR2は互いに独立して、H、C1−C12アルキルまたはC1−C12アルコ キシ、またはR1およびR2は一緒になって−CH2CHR4CHR5CH2−、−O CH2O−、−OCH2CH2O−または−CH=CH−CH=CH−を形成する ;そして R4およびR5は互いに独立してH、C1−C12アルキルまたはC1−C12アルコキ シ; ただし、R1およびR2が共に−CH2CHR4CHR5CH2−を形成する場合、R は置換または非置換フェニルまたはピリジルではない〕 に対応する。 除外された化合物は発光性ではないことを意味する。 Rの環状基、例えばシクロヘキシルまたはフェニルの置換基は、2−、3−ま たは4−位で結合し得る。この基は、好ましくは、特に4位で結合している置換 基で1置換されている。 式IのRがアルキルである場合、それは好ましくは直鎖または分枝鎖C1−C1 2 −、特にC1−C8−およびより特にはC1−C4−アルキルである。その例は、 メチル、エチルならびにプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、 ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシルおよびオクタデシルの異性体である 。直鎖アルキルがまた好ましい。 式IのRがシクロアルキルである場合、それは好ましくはC4−C7シクロアル キル、特にC5−またはC6−シクロアルキルである。例は、シクロプロピル、シ クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオ クチルである。 式IのRがフェニルアルキルである場合、それは好ましくはベンジルまたは1 −フェニルエチ−2−イルである。 好ましいサブグループにおいて、式IのRはHもしくは、非置換またはC1− C18アルキル、C1−C18アルコキシ、R3−O−C(O)−、ハロゲン、−CN または−NO2により置換されているフェニルであり、R1およびR2は共に−C H=CH−CH=CH−を形成する; R3はC1−C18アルキル、C3−C8シクロアルキル、フェニル、ベンジル、C1 −C12アルキルフェニルまたはC1−C12アルキルベンジルである。 R3は好ましくはC1−C12アルキル、特にC1−C6アルキルであり、アルキル は直鎖または分枝鎖であり得る。 アルキルおよびアルコキシとしてのR1およびR2は、直鎖または分枝鎖であり 得、好ましくはC1−C6アルキルまたはC1−C6アルコキシおよび特にC1−C4 アルキルまたはC1−C4アルコキシである。それらの例は、メチル、エチル、n −プロピルおよびイソプロピル、n−ブチル、イソブチルおよびt−ブチル、 ペンチル、ヘキシル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシおよびイソプロポキ シ、n−ブトキシ、イソブトキシおよびt−ブトキシ、ペントキシおよびヘキソ キシである。 式Iの特に好ましいサブグループとして、RがH、フェニルまたはC1−C4ア ルキルフェニルならびにR1およびR2がそれぞれH、C1−C8アルキルまたは− CH=CH−CH=CH−であるものを含む。 式Iの他の特に好ましいサブグループは、RがHまたはC1−C8アルキル、な らびにR1およびR2が一緒に−CH2CHR4CHR5CH2−(式中、R4およびR5 はそれぞれHまたはC1−C4アルキル)を形成するものを含む。 プラチナ(II)ポルフィリンの例は、プラチナ(II)テトラベンゾポルフィリン、 プラチナ(II)テトラフェニルテトラベンゾポルフィリン、プラチナ(II)オクタエ チルポルフィリンおよびプラチナ(II)シクロヘキセノポルフィリンを含む。 プラチナ(II)ポルフィリンは既知であるか、または類似の方法により、例えば 、PtCl2と対応するポルフィリンを、例えば、溶媒としてのベンゾニトリル な化で、上昇させた温度で反応させることにより、製造できる。このようにして 得られるプラチナ(II)シクロヘキセンポルフィリンは、有機脱水剤、例えば溶媒 中のクロラニルまたはジクロロジシアノベンゾキノリンを使用して、対応するプ ラチナ(II)ベンゾポルフィリンに脱水できる。ポルフィリン自体は既知であり、 類似の方法に従って、例えば、イソインドリンまたはイソインドリン誘導体 およびアルデヒドR−CHOで出発して、式〔式中、R1、R2およびRは式Iで定義の通り〕 の化合物を形成させ、次いで、これらの化合物を脱水剤、例えばクロラニル、ジ クロロジシアノベンゾキノンを使用して、または触媒的に貴金属触媒で既知の方 法で脱水素し、式II のポルフィリンとすることにより変換できる。 本発明の組成物は、有機溶媒または二つの異なる溶媒を含むこのような溶媒の 混合物を含む。溶媒は、好ましくは両極性および非プロトン性である。溶媒の例 は、エーテル(ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、エ チレングリコールジメチルまたはジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメ チルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン)、N−ジアルキル化酸ア ミドまたはN−アルキル化ラクタム(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア ミド、N−メチルピロリドン、N−メチルカプロラクタム)、スルホンおよびス ルフオキシド(テトラメチレンスルホンおよびテトラメチレンスルフオキシド)、 エステルおよびラクトン(酢酸メチル、酢酸オクチル、ブチロラクトン、カプロ ラクトン、バレロラクトン)、ニトリル(アセトニトリル、ブチロニトリル、ベン ゾニトリル、ベンジルニトリル)、炭化水素(ベンゼン、トルエン、キシレン)、 ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1,1−ト リクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、クロロベンゼン)およびケ トン(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン)である。 適当な溶媒は上記である。溶媒の選択は、本質的にポリマーおよび発光団の溶 解特性により導かれる。 “有効量”なる用語は、酸素と接触による発光の励起を検出するのに十分な、 式Iの化合物の濃度を意味する。式Iの化合物の濃度は、例えば、成分a)およ びb)の量を基本にして、0.01から20重量%、特に0.5から5重量%およ びより特には0.5から3重量%である。 本発明はまた a)固体支持物質、これに活性層として適用される b)本発明の組成物 を含む。 支持物質は、透明、半透明または不透明物質であり、透明物質が好ましい。物 質の例は、プラスチック、ガラス、鉱物、金属および半金属酸化物、金属窒化物 ならびに金属および半金属カーバイドである。好ましい支持物質は、無機ガラス およびプラスチックである。 支持物質の表面は、粘着を改善するために、例えば、プラズマ処理の手段によ り活性化され得、または粘着プロモーターを表面に結合し得る。表面と活性層の 間に粘着促進層がまた存在し得る。 支持物質の表面領域は、例えば、mm2からcm2、好ましくは1mm2から10cm2、 特に2mm2から5cm2、より特には5mm2から5cm2の範囲であり得る。多重測定 を行うために、支持体上に、互いに離れており、スクリーンプリンティングまた は書付け法により製造された数個、例えば2から30個、好ましくは2から20 個のポリマー層を配置し得る。センサーに関して、ガラスウェーハーを、切片に 切断し得る。有効に使用できるセンサー領域は、例えば、0.8から20mm2であ る。 ポリマーおよび式Iの化合物を含む組成物の層の厚さは、たとえば、0.5か ら1000μm、好ましくは0.5から200μm、特に0.5から50μmおよ びより特には0.5から5μmであり得る。 式Iの化合物の濃度は、例えば、成分a)およびb)の量を基本にして、0.0 1から20重量%、好ましくは0.1から10重量%、特に0.5から5重量%お よびより特には0.5から3重量%である。 本発明の組成物は、既知のコーティング法、例えば、延展、ナイフアプリケー ション、注入、書込み、例えば幕注入法または特に回転鋳造で製造できる。 本発明の組成物は、活性層をガス状または液体であり得る分析物と接触させた 場合、酸素の検出に特に適している。本組成物は、ヒトおよび動物診断に特に適 している。 本発明は、光学的センサーの酸素感受性層(該層は、発光インディケーターお よび酸素透過性ポリマーを含む)を光で照射し、発光放射を産生し、次いで分析 物を層と接触させ、酸素含量に依存した発光放射の減少を測定する分析物中の酸 素を測定する方法にも関し、酸素感受性層は (a1)プラチナ(II)ポルフィリンの群から選択された発光団;これは (a2)群: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;および (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマーまたはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタク リルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフィ ンコモノマー から選択されたコポリマーに均質に分散している を含む。 二つの組成物に関して上記の好ましい態様および好ましい形はまた本発明の方 法にも適用する。 発光の励起のための適当な照射源は、UVランプ(ハロゲンおよびキセノンラ ンプ)、光放射ダイオード、レーザーおよびダイオードレーザーである。フィル タにより、発光色素が最大吸収を有する波長の光を選択することが有利であり得 る。励起照射は、オプトロード表面に垂直にまたは斜めに落ちる。 センサーにより放射された発光を、例えば、レンズシステムを使用して回収し 、検出器に供給し得る。それらを光電子倍率器またはフォトダイオードとして使 用し得る。レンズシステムを発光放射が透明支持体を介して測定されるように配 置し得る。有利には、照射を二色性鏡を介して偏向させ、フィルターの手段によ り発光色素が最大放出を有する波長の光を選択する。測定は、有利には溶液また はサンプル溶液またはガスサンプルと接触している間に行う。定量的測定のため に、センサーを既知の酸素含量のサンプルを使用して目盛り決めする。測定を商 品として入手可能な蛍光性スペクトロメーターで行うことができる。 酸素検出は、個々のセルで不連続的に、または連続的にフロースルーシステム で行うことができる;停止/流動法を使用して、数回測定を、または異なる分析 物を連続して測定することが可能である。多チャンネルシステムを使用した場合 、並行測定がまた可能である。 分析物の測定温度は、分析物媒体に依存して変化し得、例えば、−20°から 200℃、好ましくは0℃から100℃および特に10から50℃であり得る。 従って、約37℃の生理学的温度範囲で、オプトロードを傷つけることなく測定 を行うことが問題点無く可能である。 測定配置および測定条件は、所望により当業者が簡単な方法で決定できる感受 性に影響し得る。 本発明は、(a)プラチナ(II)ポルフィリンからなる群から選択された有効量の 発光団および(b)群: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;および (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマーまたはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタク リルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフィ ンコモノマー から選択された酸素透過性フィルム形成コポリマーを含む組成物の、酸素の発光 学的測定のためのセンサー(オプトロード)の活性層としての使用に関する。 本発明の組成物に関して上記の好ましい態様および形はまた使用にも当てはま る。 下記の実施例は本発明を更に詳細に説明する。A)プラチナ(II)テトラシクロヘキセノポルフィリン 実施例A1: プラチナ(II)シクロヘキセノポルリフィンの製造 テトラシクロヘキセノポルフィリン1.0g(1.9mmol)、Cl2Pt(C65 CN)22g(4.2mmol)および新たに蒸留したベンゾニトリル200mlを還流下 、撹拌しながら2時間加熱する。次いで混合物を室温に一晩放置し、形成した沈 殿を濾取する。乾燥を一晩真空で100℃で行い、暗赤色微小結晶粉末1.27 g(92%)を得る。 CHCl3での吸収スペクトル、λmax(ε)380(266400)、201(11 000)および536(54900)。1 H−NMR(500MHz、CHCl3):9.86(4H,s,広い);4.10(16H,s,広 い)および2.50(16H,s)。 燐光量収率 Φ(脱気CHCl3中):0.421 Φ(空気飽和CHCl3中):0.0011。B)コーティング組成物の製造 実施例B1からB10: a)実施例B1−B5の製造法:最初に、クロロホルム中プラチナ(II)オクタエ チルポルフィリンの約0.1%飽和溶液を調製する。スチレン−アクリロニトリ ルコポリマー100mgを次いで色素溶液2g(約5%ポリマー)に溶解する。色素 の濃度は、ポリマーを基本にして約2重量%である。 b)実施例B6からB10の製造法:5重量%(溶液を基本にして)のコポリマー をプラチナ(II)オクタエチルポルフィリンで飽和したジメチルアセトアミド溶液 に溶解する。表1: スチレン−アクリロニトリルコポリマーの組成 実施例 スチレン(モル%) アクリロニトリル(モル%) B1 91.7 8.3 B2 79.7 20.3 B3 71.6 28.4 B4 66.2 33.8 B5 58.5 41.5 B6 43.8 56.2 B7 37.2 62.8 B8 26.7 73.3 B9 18.0 82.0 B10 6.8 93.2実施例B11: 91.7モル%スチレンおよび8.3モル%アクリロニトリルのコポリマー20 0mgおよびプラチナ(II)テトラベンゾポルフィリン1mgをテトラヒドロフラン2 gに溶解する。実施例B12: クロロホルム中のプラチナ(II)テトラシクロヘキセノポルフィリンの飽和溶液 を調製する。58.5モル%スチレンおよび41.5モル%アクリロニトリルのコ ポリマー50mgをこの溶液2gに溶解する。実施例B13: 最初に、クロロホルム中、約0.1%のプラチナ(II)テトラフェニルテトラベ ンゾポルフィリンの溶液を調製する。79.7モル%スチレンおよび20.3モル %アクリロニトリルのコポリマー100mgを次いでこの色素溶液(約5%ポリマ ー)に溶解する。色素の濃度はポリマーを基本にして約2重量%である。実施例B14からB19: 最初に、クロロホルム中、約0.1%のプラチナ(II)オクタエチルポルフィリ ンの溶液を調製する。表2に従ったコポリマー100mgを次いでこの色素溶液( 約5%ポリマー)に溶解する。色素の濃度はポリマーを基本にして約2重量%で ある。表2: 重合化に使用したモノマー比率に対応するメタクリル酸コポリマーの組成 実施例 メタクリル酸メチル メタクリル酸 メタクリル酸 ( モル%) 2−エチルヘキシル n−ブチル(モル%) ( モル%) B14 95 5 B15 90 10 B16 85 15 B17 80 20 B18 95 5 B19 90 10実施例B20: 最初に、クロロホルム中、約0.1%のプラチナ(II)テトラフェニルテトラベ ンゾポルフィリンの溶液を調製する。85モル%メタクリル酸メチルおよび15 モル%メタクリル酸2−エチルヘキシルのコポリマー100mgを次いでこの色素 溶液(約5%ポリマー)に溶解する。色素の濃度はポリマーを基本にして約2重量 %である。実施例B21からB24: 最初に、クロロホルム中、約0.1%のプラチナ(II)オクタエチルポルフィリ ンの溶液を調製する。表3に従ったコポリマー100mgを次いでこの色素溶液( 約10%ポリマー)に溶解する。表3: 重合化に使用したモノマー比率に対応するメタクリル酸コポリマーの組成 実施例 メタクリル酸メチル アクリロニトリル メタクリル酸 ( モル%) ( モル%) 2−エチルヘキシル ( モル%) B21 45 50 5 B22 45 45 10 B23 45 40 15 B24 45 35 20実施例B25: 最初に、クロロホルム中、プラチナ(II)テトラシクロヘキセノポルフィリンの 飽和溶液を調製する。45モル%メタクリル酸メチル、10モル%アクリル酸2 −エチルヘキシルのコポリマー100mgを次いでこの色素溶液2g(2.5%ポリ マー)に溶解する。実施例B26: 最初に、クロロホルム中、約0.1%のプラチナ(II)テトラフェニルテトラベ ンゾポルフィリンの溶液を調製する。45モル%メタクリル酸メチルおよび20 モル%アクリル酸2−エチルヘキシルのコポリマー100mgを次いでこの色素溶 液2g(約5%ポリマー)に溶解する。色素の濃度はポリマーを基本にして約2重 量%である。実施例B27: 最初に、クロロホルム中、約0.1%のプラチナ(II)オクタエチルポルフィリ ンの溶液を調製する。40モル%メタクリル酸メチル、15モル%アクリル酸2 −エチルヘキシル、25モル%アクリロニトリルおよび20モル%酢酸ビニルの コポリマー10重量%を次いでこの色素溶液2gに溶解する。色素の濃度はポリ マーを基本にして約1重量%である。実施例B28: 最初に、クロロホルム中、約0.1%のプラチナ(II)オクタエチルポルフィリ ンの溶液を調製する。40モル%メタクリル酸メチル、10モル%アクリル酸2 −エチルヘキシル、25モル%アクリロニトリルおよび25モル%酢酸ビニルの コポリマー10重量%を次いでこの色素溶液2gに溶解する。色素の濃度はポリ マーを基本にして約1重量%である。C)センサーの製造 実施例C1: 実施例B1からB10、B12、B14からB19、B21からB24、B2 7およびB28の溶液150μlを、溶媒雰囲気下、2.5cm2サイズのシラン化 ガラスプレートに、3000から6000(通常3500)回転/分の回転成形で 適用し、次いで溶媒を窒素流下、上昇した温度(80℃、少なくとも2時間)で除 去する。層の厚さは0.5から5μmである。実施例B6からB10のポリマー 溶液の場合、非常に沸騰した溶液がガラスプレートを収縮させるのを防ぐために 、ポリマー溶液の適用直後に予備乾燥を行う。実施例C2: 実施例B11、B13、B20およびB26の溶液1mlを、溶媒雰囲気下、3 6cm2サイズのシラン化ガラスプレートに6000から9000回転/分の回転 成形で適用し、次いで溶媒を窒素流下、上昇した温度(80℃、少なくとも2時 間)で除去する。層の厚さは0.5から5μmである。実施例26のポリマー溶液 の場合、溶液を更にクロロホルムで希釈し、粘度を下げる。F)適用実施例 実施例F1:目盛り決め 励起照射が斜角で活性層に落ちるように、支持体を配置する。使用する放射源 は、533.5nmの波長での最大透過(λmax)および566.5nmの波長での50 %透過(λKant)を有するショートパス(shortpass)遮断フィルター(KIF,Schott- Schleifer AG)が装入されている緑光放射ダイオードである。645DF20バ ンドフィルター(G+P Electronic AG)を放出フィルターとして使用する。発燐光 放射は1011の増幅を有するフォトダイオードを使用して測定する。更に、光電 子ボルト数は、ボルト圧分散器により、無酸素測定産物で得られる光電子ボルト 圧が1ボルトより少なくなるまで減少する。 測定サンプルとして、いずれの場合も0から840トルの範囲で10%段階の 酸素含量の塩化ナトリウム含有リン酸緩衝液[PBS、イオン強度0.1M(Na Cl)]を使用する。測定サンプルおよびまた完全測定装置を37℃の温度にする 。 対応する発光強度と比例する測定された光電子ボルト数に、例えば励起光の反 射または散乱によるステム、または暗電流効果である、可能性の有る背景発光を 考慮にいれた定数Cを加える。定数Cは、スターン−ヴォルマー式(I0−C)/( I−C)=1+K*[O2]を応用して、1、420および840トルで得られた 光電子ボルト数から計算する。総ての測定した光電子ボルト数を次いでCの値に より補正し、次いで相関に当てはめる。結果を図1から3に示す。図は、印象的 に、目盛り決め曲線の高い直線性を証明し、これによりr=0.9997からr =0.99997の範囲の相関計数が得られた。 図1は実施例B1からB10のコーティング組成物によりコートされたセンサ ーの目盛り決め曲線を示す。酸素部分圧をX軸に100トル増分をプロットし、 酸素非存在下と酸素存在下での発光強度の補正した相関I0−C/I−Cを5増 分をY軸にプロットする。 図2は実施例B14からB19のコーティング組成物でコートしたセンサーの 目盛り決め曲線を示す。 図3は実施例B21からB24およびB27からB28のコーティング組成物 でコートしたセンサーの目盛り決め曲線を示す。実施例B1−B10のセンサーおよび組成物を使用した測定: 実施例B14−B19のセンサーおよび組成物を使用した測定: 実施例B21−B24およびB27およびB28のセンサーおよび組成物を使用 した測定: 実施例F2:プラチナ(II)テトラシクロヘキセンポルフィリンを使用した例(実 施例F1と同じ装置) この支持体は、励起照射が斜角で活性層に落ちるように配置する。使用する放 射源は、533.5nmの波長での最大透過(λmax)および566.5nmの波長での 50%透過(λKant)を有するショートパス(shortpass)遮断フィルター(KIF,Sch ott-Schleifer AG)が装入されている緑光放射ダイオードである。645DF2 0バンドフィルター(G+P Electronic AG)を放出フィルターとして使用する。発 燐光放射は1011の増幅を有するフォトダイオードを使用して測定する。更に、 光電子ボルト数は、ボルト圧分散器により、無酸素測定産物で得られる光電子ボ ルト圧が1ボルトより少なくなるまで減少する。 測定サンプルとして、0、80および160トルの酸素分圧の塩化ナトリウム 含有リン酸緩衝液[PBS、イオン強度0.1M(NaCl)]を使用する。測定サ ンプルおよびまた完全測定装置を37℃の温度にする。結果は下記の表に示す。実施例B12およびB25のセンサーおよび組成物を使用した測定 実施例F3:溝状セルを使用したプラチナ(II)テトラフェニルポルフィリンを使 用した測定 この支持体は、励起照射が斜角で活性層に落ちるように配置する。使用する放 射源は、487.0nmの波長での最大透過(λmax)および607.7nmの波長での 50%透過(λKant)を有するショートパス(shortpass)遮断フィルター(KIF,Sch ott-Schleifer AG)が装入されているオレンジ色光放射ダイオードである。RG 9ロングパス(longpass)フィルター(Schott-Schleifer AG)を放出フィルターと して使用する。発燐光放射は2×1010の増幅を有するフォトダイオードを使用 して測定する。 測定サンプルとして、0、80および160トルの酸素分圧の塩化ナトリウム 含有リン酸緩衝液[PBS、イオン強度0.1M(NaCl)]を使用する。測定サ ンプルおよびまた完全測定装置を37℃の温度にする。結果は下記の表に示す。実施例B11のセンサーおよび組成物を使用した測定 実施例F4:溝状セルを使用したプラチナ(II)テトラフェニルテトラベンゾポル フィリンを使用した測定(実施例F3と同じ装置)実施例B13、B2−およびB26のセンサーおよび組成物を使用した測定
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月8日(1998.7.8) 【補正内容】 疎水性特性を決定する。本発明にまた含まれるのは、アクリル酸、メタクリル酸 、アクリルアミドおよびメタクリルアミドからなる群の少なくとも二つのモノマ ーを有するポリマーである。アクリル酸およびメタクリル酸は、好ましくはエス テル基に直鎖または分枝鎖C1−C20アルキル基を有するものである、成分2の コポリマーは、好ましくは少なくとも5モル%、特に少なくとも10モル%、よ り特には少なくとも20モル%および非常に特には少なくとも40モル%のオレ フィンコモノマーを含む。 適当なコモノマーは、例えば、オレフィン、例えばエテン、プロペンおよびブ テン、ビニルエーテル、ビニルエステル、ビニルアセタール、塩化ビニル、塩化 ビニリデン、フッ化ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびスチ レンである。 成分2のコポリマーの好ましいサブグループは: (a)95から70モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 および5から30モル%の少なくとも3個の炭素原子を含むアルキル基をエステ ル基中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル 酸またはポリアクリル酸: (b)40から60モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、5から30モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル酸ま たはポリアクリル酸、および55から10モル%のアクリロニトリル構造単位を 有するターポリマー;そして (c)30から45モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、20から5モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位、20から30モル%のアク リロニトリル構造単位および30から15モル%の酢酸ビニル構造単位を有する コポリマー の群から選択される。 モル%の合計は常に100モル%である。 ポリスチレン−アクリロニトリル(1)は、好ましくは15から85、特に20 請求の範囲 1.(a)有効量の発光団、(b)酸素透過性およびフィルム形成ポリマーおよび (c)成分(a)および(b)のための溶媒を含み、 (a1)発光団はプラチナ(II)ポルフィリンの群から選択される;そして (a2)ポリマーは: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;そして (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマー、またはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタ クリルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフ ィンコモノマーの群から選択される 組成物。 2.疎水性ポリアクリルアミドおよびポリメタクリルアミドが、一般に窒素原 子上に1個または2個の炭化水素基を含む、請求項1記載の組成物。 3.炭化水素基がアルキル基である、請求項2記載の組成物。 4.アルキル基が1から20個の炭素原子を含む、請求項3記載の組成物。 5.コポリマー(2)がアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタ クリルアミドの群由来の少なくとも2つのモノマーを含むコポリマーである、請 求項1記載の組成物。 6.アクリル酸(2)およびメタクリル酸(2)がエステル基に直鎖または分枝鎖 C1−C20アルキル基を含む、請求項1記載の組成物。 7.コポリマー(2)が少なくとも5モル%のオレフィンコモノマーを含む、請 求項1記載の組成物。 8.コモノマーがオレフィン、ビニルエーテル、ビニルエステル、ビニルアセ タール、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、アクリロニトリル、メタ クリロニトリルおよびスチレンである、請求項1記載の組成物。 9.成分(2)のコポリマーが: (a)95から70モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 および5から30モル%の少なくとも3個の炭素原子を含むアルキル基をエステ ル基中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル 酸またはポリアクリル酸: (b)40から60モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、5から30モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル酸ま たはポリアクリル酸、および55から10モル%のアクリロニトリル構造単位を 有するターポリマー;そして (c)30から45モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、20から5モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位、20から30モル%のアク リロニトリル構造単位および30から15モル%の酢酸ビニル構造単位を有する コポリマー の群から選択される、請求項1記載の組成物。 10.ポリスチレン−アクリロニトリル(1)が15から85モル%のアクリロ ニトリル構造単位を含み、残りの構造単位はスチレンである、請求項1記載の組 成物。 11.アクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するコポリマーにおいて、 エステル基のアルキル基は、メタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル自体で ある以外、18個までの炭素原子を含む、請求項9記載の組成物。 12.ポリメタクリル酸(a)またはポリアクリル酸(a)が10から25、特に 10から20モル%の少なくとも4個の炭素原子を含むアルキル基を有するアク リル酸またはメタクリル酸構造単位を有し、構造単位の残りはメタクリル酸メチ ルまたはアクリル酸メチルである、請求項9記載の組成物。 13.ターポリマー(b)が40から50モル%のメタクリル酸メチルまたはア クリル酸メチル構造単位、10から25モル%の少なくとも6個の炭素原子を含 むアルキル基をエステル基に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位およ び50から25モル%のアクリロニトリル構造単位を含む、請求項9記載の組成 物。 14.コポリマー(c)が35から45モル%のメタクリル酸メチル構造単位、 5から15モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基に 有するアクリル酸構造単位、30から20モル%のアクリロニトリル構造単位お よび30から20モル%構造単位の酢酸ビニルを含む、請求項9記載の組成物。 15.ポリマーの分子量が10000から5000000である、請求項1記 載の組成物。 16.プラチナポルフィリンが非置換または置換プラチナ(II)ポルフィリンも しくは非置換または置換プラチナ(II)ベンゾポルフィリンである、請求項1記載 の組成物。 17.プラチナポルフィリンが式I 〔式中、RはHまたはC1−C18アルキル、またはC3−C8シクロアルキル、フ ェニル、ピリジルまたはフェニル−C1−C4アルキレンであり、いずれも非置換 またはC1−C18アルキル、C1−C18アルコキシ、R3−O−C(O)−、ハロ ゲン、−CNまたは−NO2により置換されている; R1およびR2は互いに独立して、H、C1−C12アルキルまたはC1−C12アルコ キシ、またはR1およびR2は一緒になって−CH2CHR4CHR5CH2−、−O CH2O−、−OCH2CH2O−または−CH=CH−CH=CH−を形成する ;そして R4およびR5は互いに独立してH、C1−C12アルキルまたはC1−C12アルコキ シ; ただし、R1およびR2が共に−CH2CHR4CHR5CH2−を形成する場合、R は置換または非置換フェニルまたはピリジルではない〕 に対応する、請求項1記載の組成物。 18.化合物Iが、式中、RがH、フェニルまたはC1−C4アルキルフェニル であり、R1およびR2はH、C1−C8アルキルまたは−CH=CH−CH=CH −である化合物である、請求項17記載の組成物。 19.化合物Iが、式中、RがHまたはC1−C8アルキル、ならびにR1およ びR2が一緒に−CH2CHR4CHR5CH2−(式中、R4およびR5はそれぞれH またはC1−C4アルキル)を形成するものである化合物である、請求項17記載 の組成物。 20.化合物Iがプラチナ(II)テトラベンゾポルフィリン、プラチナ(II)テト ラフェニルテトラベンゾポルフィリン、プラチナ(II)オクタエチルポルフィリン またはプラチナ(II)シクロヘキセノポルフィリンである、請求項17記載の組成 物。 21.溶媒としてエーテル、N−ジアルキル化酸アミドまたはN−アルキル化 ラクタム、スルホンおよびスルフオキシド、エステルおよびラクトン、ニトリル 、炭化水素、ハロゲン化炭化水素およびケトンを含む、請求項1記載の組成物。 22.式Iの化合物の量が、成分a)およびb)の量を基本にして、0.01か ら20重量%である、請求項17記載の組成物。 23. a)固体支持物質、これに活性無溶媒層として適用される b)請求項1記載の組成物 を含む組成物。 24.支持物質が透明、半透明または不透明物質である、請求項23記載の組 成物。 25.支持物質が無機ガラスまたはプラスチックである、請求項23記載の組 成物。 26.ポリマーおよびプラチナ(II)ポルフィリンを含む組成物の層の厚さが0 .5から1000μmである、請求項23記載の組成物。 27.光学的センサーの酸素感受性層(該層は、発光インディケーターおよび 酸素透過性ポリマーを含む)を光で照射し、発光放射を産生し、次いで分析物を 層と接触させ、酸素含量に依存した発光放射の減少を測定する分析物中の酸素を 測定する方法であり、酸素感受性層が (a1)プラチナ(II)ポルフィリンの群から選択された発光団;これは (a2)群: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;および (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマーまたはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタク リルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフィ ンコモノマー から選択されたコポリマーに均質に分散している を含む、方法。 28.(a)プラチナ(II)ポルフィリンからなる群から選択された有効量の発光 団および(b)群: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;および (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマーまたはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタク リルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフィ ンコモノマー から選択された酸素透過性フィルム形成コポリマーを含む組成物の、酸素の発光 学的測定のためのセンサー(オプトロード)の活性層としての使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)有効量の発光団、(b)酸素透過性およびフィルム形成ポリマーおよび (c)成分(a)および(b)のための溶媒を含み、 (a1)発光団はプラチナ(II)ポルフィリンの群から選択される;そして (a2)ポリマーは: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;そして (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマー、またはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタ クリルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフ ィンコモノマーの群から選択される 組成物。 2.疎水性ポリアクリルアミドおよびポリメタクリルアミドが、一般に窒素原 子上に1個または2個の炭化水素基を含む、請求項1記載の組成物。 3.炭化水素基がアルキル基である、請求項2記載の組成物。 4.アルキル基が1から20個の炭素原子を含む、請求項3記載の組成物。 5.コポリマー(2)がアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタ クリルアミドの群由来の少なくとも2つのモノマーを含むコポリマーである、請 求項1記載の組成物。 6.アクリル酸(2)およびメタクリル酸(2)がエステル基に直鎖または分枝鎖 C1−C20アルキル基を含む、請求項1記載の組成物。 7.コポリマー(2)が少なくとも5モル%のオレフィンコモノマーを含む、請 求項1記載の組成物。 8.コモノマーがオレフィン、ビニルエーテル、ビニルエステル、ビニルアセ タール、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、アクリロニトリル、メタ クリロニトリルおよびスチレンである、請求項1記載の組成物。 9.成分(2)のコポリマーが: (a)95から70モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 および5から30モル%の少なくとも3個の炭素原子を含むアルキル基をエステ ル基中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル 酸またはポリアクリル酸: (b)40から60モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、5から30モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するポリメタクリル酸ま たはポリアクリル酸、および60から10モル%のアクリロニトリル構造単位を 有するターポリマー;そして (c)30から45モル%のメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル構造単位 、20から5モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基 中に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位、20から30モル%のアク リロニトリル構造単位および30から15モル%の酢酸ビニル構造単位を有する コポリマー の群から選択される、請求項1記載の組成物。 10.ポリスチレン−アクリロニトリル(1)が15から85モル%のアクリロ ニトリル構造単位を含み、残りの構造単位はスチレンである、請求項1記載の組 成物。 11.アクリル酸またはメタクリル酸構造単位を有するコポリマーにおいて、 エステル基のアルキル基は、メタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル自体で ある以外、18個までの炭素原子を含む、請求項9記載の組成物。 12.ポリメタクリル酸(a)またはポリアクリル酸(a)が10から25、特に 10から20モル%の少なくとも4個の炭素原子を含むアルキル基を有するアク リル酸またはメタクリル酸構造単位を有し、構造単位の残りはメタクリル酸メチ ルまたはアクリル酸メチルである、請求項9記載の組成物。 13.ターポリマー(b)が40から50モル%のメタクリル酸メチルまたはア クリル酸メチル構造単位、10から25モル%の少なくとも6個の炭素原子を含 むアルキル基をエステル基に有するアクリル酸またはメタクリル酸構造単位およ び50から25モル%のアクリロニトリル構造単位を含む、請求項1記載の組成 物。 14.コポリマー(c)が35から45モル%のメタクリル酸メチル構造単位、 5から15モル%の少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基をエステル基に 有するアクリル酸構造単位、30から20モル%のアクリロニトリル構造単位お よび30から20モル%構造単位の酢酸ビニルを含む、請求項1記載の組成物。 15.ポリマーの分子量が10000から5000000である、請求項1記 載の組成物。 16.プラチナポルフィリンが非置換または置換プラチナ(II)ポルフィリンも しくは非置換または置換プラチナ(II)ベンゾポルフィリンである、請求項1記載 の組成物。 17.プラチナポルフィリンが式I 〔式中、RはHまたはC1−C18アルキル、またはC3−C8シクロアルキル、フ ェニル、ピリジルまたはフェニル−C1−C4アルキレンであり、いずれも非置換 またはC1−C18アルキル、C1−C18アルコキシ、R3−O−C(O)−、ハロ ゲン、−CNまたは−NO2により置換されている; R1およびR2は互いに独立して、H、C1−C12アルキルまたはC1−C12アルコ キシ、またはR1およびR2は一緒になって−CH2CHR4CHR5CH2−、−O CH2O−、−OCH2CH2O−または−CH=CH−CH=CH−を形成する ;そして R4およびR5は互いに独立してH、C1−C12アルキルまたはC1−C12アルコキ シ; ただし、R1およびR2が共に−CH2CHR4CHR5CH2−を形成する場合、R は置換または非置換フェニルまたはピリジルではない〕 に対応する、請求項1記載の組成物。 18.化合物Iが、式中、RがH、フェニルまたはC1−C4アルキルフェニル であり、R1およびR2はH、C1−C8アルキルまたは−CH=CH−CH=CH −である化合物である、請求項1記載の組成物。 19.化合物Iが、式中、RがHまたはC1−C8アルキル、ならびにR1およ びR2が一緒に−CH2CHR4CHR5CH2−(式中、R4およびR5はそれぞれH またはC1−C4アルキル)を形成するものである化合物である、請求項1記載の 組成物。 20.化合物Iがプラチナ(II)テトラベンゾポルフィリン、プラチナ(II)テト ラフェニルテトラベンゾポルフィリン、プラチナ(II)オクタエチルポルフィリン またはプラチナ(II)シクロヘキセノポルフィリンである、請求項1記載の組成物 。 21.溶媒としてエーテル、N−ジアルキル化酸アミドまたはN−アルキル化 ラクタム、スルホンおよびスルフオキシド、エステルおよびラクトン、ニトリル 、炭化水素、ハロゲン化炭化水素およびケトンを含む、請求項1記載の組成物。 22.式Iの化合物の量が、成分a)およびb)の量を基本にして、0.01か ら20重量%である、請求項1記載の組成物。 23. a)固体支持物質、これに活性無溶媒層として適用される b)請求項1記載の組成物 を含む組成物。 24.支持物質が透明、半透明または不透明物質である、請求項23記載の組 成物。 25.支持物質が無機ガラスまたはプラスチックである、請求項23記載の組 成物。 26.ポリマーおよび式Iの化合物を含む組成物の層の厚さが0.5から10 00μmである、請求項23記載の組成物。 27.光学的センサーの酸素感受性層(該層は、発光インディケーターおよび 酸素透過性ポリマーを含む)を光で照射し、発光放射を産生し、次いで分析物を 層と接触させ、酸素含量に依存した発光放射の減少を測定する分析物中の酸素を 測定する方法であり、酸素感受性層が (a1)プラチナ(II)ポルフィリンの群から選択された発光団;これは (a2)群: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;および (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマーまたはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタク リルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフィ ンコモノマー から選択されたコポリマーに均質に分散している を含む、方法。 28.(a)プラチナ(II)ポルフィリンからなる群から選択された有効量の発光 団および(b)群: (1)5から95モル%のアクリロニトリル構造単位および95から5モル%のス チレン構造単位を有するポリスチレン−アクリロニトリル;および (2)アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドの疎水 性ホモポリマーまたはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよびメタク リルアミドからなる群のモノマーを基本にした疎水性コポリマーおよびオレフィ ンコモノマー から選択された酸素透過性フィルム形成コポリマーを含む組成物の、酸素の発光 学的測定のためのセンサー(オプトロード)の活性層としての使用。
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