JP2000516959A - 4―アミノエトキシインドロン誘導体 - Google Patents

4―アミノエトキシインドロン誘導体

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JP2000516959A JP10511803A JP51180398A JP2000516959A JP 2000516959 A JP2000516959 A JP 2000516959A JP 10511803 A JP10511803 A JP 10511803A JP 51180398 A JP51180398 A JP 51180398A JP 2000516959 A JP2000516959 A JP 2000516959A
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アメリカン・ホーム・プロダクツ・コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 式(I): [式中、Yは水素、ハロゲンまたは低級アルコキシ;R1は水素、低級アルキルまたはアリール(低級)アルキル;R2は水素、低級アルキルまたは-(CH2)npAr(ここで、Xは酸素またはカルボニル;Arはシクロアルキル、アリールまたはアリールアリール、オキシインドリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、2-オキソベンゾイミダゾリルまたは2-チオキソベンゾイミダゾリル);あるいは、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインドリルを形成し;nは整数1、2、3、4、5または6;pは整数0または1]で示される化合物またはその医薬上許容される塩は、ドパミン合成および放出の阻害薬であり、精神分裂病、パーキンソン病、トゥーレット症候群、アルコール嗜癖、コカイン嗜癖、および類似した薬物に対する嗜癖の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 4−アミノエトキシインドロン誘導体 発明の背景 ドパミン自己受容体作動薬を用いて抗精神病活性を誘発する試みが成功してい る[ドルシニ(Dorsini)ら、アドバンシズ・イン・バイオケミカル・サイコファ ーマコロジー(Adv.Biochem.Psychopharmacol.),16,645-648(1977);タミンガ( Tamminga)ら、サイエンス(Science),200,567-568(1975);およびタミンガ(Tammi nga)ら、サイキアトリー(Psychiatry),398-402(1986)]。最近、ドパミンD2受容 体における固有活性を測定する方法が報告された[ラーチ(Lahti)ら、モレキュ ラー・ファーマコロジー(Mol.Pharm.),42,432-438(1993)]。固有活性は、この 受容体の「低親和性作動薬」(低Ag)状態と、この受容体の「高親和性作動薬」 (高Ag)状態との割合(すなわち、低Ag/高Ag)を用いて、予想することが できる。これらの割合は、与えられた化合物の作動薬活性、部分作動薬活性およ び拮抗薬活性と相関しており、かかる活性は抗精神病活性を誘発する化合物の能 力を特徴付ける。 ハフマン(Huffman)およびウィルソン(Wilson)の米国特許第4,314,944号には、 に心血管の異常に有用な一連のインドロンが記載されている。オランダ国出願第 009247号には、心臓病を治療するためのβ-アドレナリン遮断薬として有用な一 連の2-ヒドロキシ-3-アミノプロポキシ-オキシインドールが記載され、国際出 願公開第WO 94/03425号には、心血管疾患の治療に有用な一連のヘテロ環式誘導 体が記載されている。 発明の説明 本発明によれば、有用な抗精神病薬である一群のアミノエトキシインドロン誘 導体が提供される。さらに、本発明は、これら化合物の製造方法、および、中枢 神経系の疾患を治療する際におけるそれらの使用方法を提供する。本発明のアミ ノエトキシインドロン誘導体は、下記の式Iで示される。 本発明の化合物は、様々な固有活性度を有するドパミン作動薬である。選択的 な自己受容体作動薬もあれば、シナプス後D2受容体に結合するものもある。自 己受容体作動薬は、部分的な作動薬として作用する(すなわち、シナプス後D2ド パミン受容体に対して自己受容体のみを活性化する)。したがって、それらは、 精神分裂病の治療に臨床上有効であることが見い出されている薬剤により示され ることが多い重篤な副作用の原因であると認められているシナプス後ドパミン受 容体を過剰に遮断することなく、脳のドパミン系の機能的な変調を与える。ドパ ミン自己受容体の活性化は、ドパミン合成および放出の阻害だけでなく、ニュー ロン興奮の減少をもたらし、それゆえ、錐体外路の副作用(EPS)を本質的に 伴うことなく、ドパミン系の機能充進を制御する手段を与える。 本発明の化合物は、それらの高い固有活性により、天然の神経伝達物質として 、すなわち、完全作動薬として挙動する。したがって、それらは、ドパミン濃度 が異常な疾患の治療に有用であり、パーキンソン病の治療におけるドパミン代用 物として用いることができる。 より具体的には、本発明の化合物は、式I: [式中、 Yは、水素、ハロゲンまたは炭素数1〜6のアルコキシ; R1は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは炭素数7〜12のアリールアル キル; R2は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは-(CH2)npAr(ここで、Xは 、酸素またはカルボニル;Arは、炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数6〜 12のアリール、炭素数6〜12のハロアリールまたは炭素数12〜16のアリ ールアリール、オキシインドリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、2-オキ ソベンゾイミダゾリルまたは2-チオキソベンゾイミダゾリル); あるいは、 R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3,4-ジヒドロ -1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインドリル部分を形成し; nは、整数1、2、3、4、5または6; pは、整数0または1] で示される4-アミノエトキシ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンおよびその 誘導体である。 より好ましい化合物群は、Yが水素、塩素、フッ素または炭素数1〜3のアル キル;R1が水素、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数7〜8のアリールアル キル;R2が水素、炭素数1〜3のアルキルまたは-(CH2)npAr-(ここで、 Xはカルボニル、Arは炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数6〜12のアリ ール、炭素数6〜12のハロアリール、ビフェニル、オキシインドリルまたはイ ンドリル);あるいは、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒にな って、3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインド リル部分を形成し;nは整数1、2、3または4;pは0または1である化合物 またはその医薬上許容される塩である。 この式Iで示される化合物は、その遊離塩基の有用性を有する医薬上許容され る酸付加塩の形態で用いてもよい。当該分野で公知の方法により調製される、か かる塩は、無機酸または有機酸の両方を用いて形成される。例えば、フマル酸、 マレイン酸、安息香酸、アスコルビン酸、パモ酸、コハク酸、ビスメチレンサリ チル酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、酢酸、シュウ酸、プロピオン 酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデル酸 、 桂皮酸、シトラコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、イタコ ン酸、グリコール酸、p-アミノ安息香酸、グルタミン酸、ベンゼンスルホン酸 、塩酸、臭化水素酸、硫酸、シクロヘキシルスルファミン酸、リン酸および硝酸 が挙げられる。 式Iで示される化合物は、一般的に、スキームI〜IVに示す全経路により、下 記のように調製される。 スキームI スキームII スキームIII スキームIV スキームV 本発明の化合物およびそれらの製造に関する下記の実施例は、本発明の真の範 囲に対する限定よりむしろ例示を目的として与えられる。 中間体1 N-ベンジル-N-(2-ヒドロキシ-エチル)-カルバミン酸・tert-ブチルエステル 無水テトラヒドロフラン(30mL)中におけるN-ベンジルアミノエタノー ル(4.8g、31.9ミリモル)およびジ-tert-ブチルジカーボネート(7.5 g、34.4ミリモル)の溶液を周囲温度で18時間攪拌した。溶媒を除去し、 生成物をフラシュクロマトグラフィー(酢酸エチル-ヘキサン、1:1)で精製 して、粘稠な油状物8.0g(99%)を得た。 MS EI m/e 251(M+);IR(フィルム)1675,1690cm-11 H NMR(CDCl3)δ1.47(9H,s),2.44(bs,1H,OH),3. 39(2H,bs),3.70(2H,bs),4.48(2H,bs),7.22-7. 35(5H,m)。 元素分析の結果(C2127NO4として) 計算値:C,66.91;H,8.42;N,5.57 実測値:C,66.64;H,8.59;N,5.60 この一般的な手順により、N-メチルアミノエタノールを用いて、下記の化合 物を得た。 (1b)N-メチル-N-(2-ヒドロキシ-エチル)-カルバミン酸・tert-ブチルエ ステルを清澄な油状物(83.7%)として得た。MS m/e 175(M+);1H NMR(CDCl3)δ1.37(9H,s),2.49(3H,bs),3.18(2H ,ほぼt,J=6.0Hz),3.44(2H,ほぼq,J=11.6,5.7Hz) ,4.64(1H,bs,OH)。 元素分析の結果(C817NO3として) 計算値:C,54.84;H,9.78;N,7.99 実測値:C,54.35;H,10.00;N,7.84 中間体2 N-ベンジル-N-[2-(1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]- カルバミン酸・tert-ブチルエステル 無水テトラヒドロフラン(130mL)中におけるN-ベンジル-N-(2-ヒド ロキシ-エチル)-カルバミン酸・tert-ブチルエステル(12.7g、50.5ミリ モル)、4-ヒドロキシインドール(4.5g、33.6ミリモル)およびトリフェ ニルホスフィン(14.1g、53.8ミリモル)の溶液に、室温のテトラヒド ロフラン(15mL)中におけるアジドカルボン酸ジエチル(9.38g、53. 8ミリモル)に溶液を徐々に加えた。この反応物を16時間攪拌した後、溶媒を 除去し、粗生成物をジエチルエーテルに溶解し、ヘキサンで希釈した。30分間 放 置した後、固形物を濾過し、濾液を濃縮した。生成物をフラシュクロマトグラフ ィーで精製して、黄色の油状物8.6g(69.7%)を得た。 元素分析の結果(C222623として) 計算値:C,72.11;H,7.15;N,7.64 実測値:C,71.39;H,7.28;N,7.21 この一般的な手順により、N-メチル-N-(2-ヒドロキシ-エチル)カルバミン 酸・tert-ブチルエステルまたは2-クロロエタノールを用いて、各々、下記の化 合物を得た。 (2b)N-メチル-N-[2-(1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]-カルバ ミン酸・tert-ブチルエステルを黄色の油状物(77.2%)として得た。MSE I m/e 290(M+)。 (2c)2-(1H-インドール-4-イルオキシ)-クロロエタン(57%)を得た 。融点62〜63℃;1H NMR(CDCl3)δ3.88(2H,t,J=6.2H z),4.38(2H,t,J=6.2Hz),6.52(1H,d,J=7.3Hz) ,6.68(1H,ほぼt,J=2.2Hz),7.02-7.12(3H,m),8.1 4(1H,s)。 中間体3 N-ベンジル-N-[2-(3-クロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]- カルバミン酸・tert-ブチルエステル テトラヒドロフラン(100mL)中におけるN-ベンジル-N-[2-(1H-イ ンドール-4-イルオキシ)-エチル]-カルバミン酸・tert-ブチルエステル(6.3 g、17.2ミリモル)の溶液に、N-クロロスクシンイミド(2.3g、17.2 ミリモル)を1時間にわたり2回に分けて加えた。この反応物を18時間攪拌し 、溶媒を真空下で除去した。この混合物をジエチルエーテルに溶解し、不溶の固 形物を濾過した。溶媒を再び除去し、生成物をクロマトグラフィー(30%酢酸 エチル-ヘキサン)で精製して、白色の固形物5.65g(81.9%)を得た。融 点114〜116℃。 元素分析の結果(C222523Clとして) 計算値:C,65.91;H,6.28;N,6.99 実測値:C,65.61;H,6.21;N,6.89 この一般的な手順により、N-メチル-N-[2-(1H-インドール-4-イルオキ シ)-エチル]-カルバミン酸・tert-ブチルエステルまたは7-クロロ-4-(2-クロ ロエトキシ)-1H-インドール(中間体5、下記)を用いて、各々、下記の化合 物を得た。 (3b)N-メチル-N-[2-(3-クロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エチ ル]-カルバミン酸・tert-ブチルエステルを白色の固形物として得た。収率74. 9%;融点153〜154℃;MS FAB m/z 325(M++H+)。 元素分析の結果(C162123Clとして) 計算値:C,59.17;H,6.52;N,8.62 実測値:C,59.08;H,6.33;N,8.49 (3c)3,7-ジクロロ-4-(2-クロロエトキシ)-1H-インドールを黄白色の 固形物として得た。収率78.4%;融点106〜107.5℃;IR(KBr)3 400cm-1(s,NH);1H NMR(CDCl3)δ3.91(2H,t,J=6. 2Hz),4.33(2H,t,J=6.2Hz),6.47(1H,d,J=8.4H z),7.08-7.13(2H,m),8.26(1H,bs,NH)。 元素分析の結果(C108NOCl3として) 計算値:C,45.40;H,3.05;N,5.29 実測値:C,45.21;H,2.77;N,5.18 実施例1 4-(2-ベンジルアミノエトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 85%リン酸(10mL)を含有するメトキシエタノール(25mL)中におけ るN-ベンジル-N-[2-(3-クロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]- カルバミン酸・tert-ブチルエステル(5.4g、13.5ミリモル)の混合物を 100℃に1時間加熱した。この反応物を冷却した後、2N水酸化ナトリウムで 塩基性にし、塩化メチレン(2×150mL)で抽出した。有機層を無水硫酸マ グネシウムで乾燥させ、濾過し、クロマトグラフィー(5%メタノール-塩 化メチレン)に付して、灰白色の固形物3.28g(86.1%)を得た。融点14 5〜146℃。フマル酸塩をイソプロパノール中で調製した。融点220〜22 1℃。 元素分析の結果(C171822・C444として) 計算値:C,63.31;H,5.57;N,7.03 実測値:C,63.04;H,5.36;N,7.02 実施例2 4-(2-メチルアミノ-エトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を中間体(3b)から灰白色の 固形物(65.6%)として調製した。融点153〜156℃;MS EI m/e 206(M+)。フマル酸塩をイソプロパノール中で調製した。融点212〜21 4℃。 元素分析の結果(C111422C・C444として) 計算値:C,55.90;H,5.63;N,8.69 実測値:C,55.59;H,5.58;N,8.50 実施例3 4-(2-アミノ-エトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 10%パラジウム/炭素(400mg)を含有する無水エタノール(50mL )中における4-(2-ベンジルアミノエトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2- オン(1.93g、6.84ミリモル)の混合物を、パール(Parr)水素化装置中、 室温で4日間攪拌した。触媒を濾過し、メタノールで洗浄した。溶媒を真空下で 除去して、明るい黄褐色の固形物(1.15g、87.5%)を得た。融点146 〜148℃;MS EI m/e 192(M+);HRMS(C101222として) :計算値192.089878、実測値192.0845365。 元素分析の結果(C101222として) 計算値:C,62.49;H,6.29;N,14.57 実測値:C,62.23;H,6.23;N,14.16 中間体4 1-(2-クロロエトキシ)-4-クロロ-3-ニトロベンゼン 500mLの三ツ口丸底フラスコに、4-クロロ-3-ニトロ-フェノール(10 g、0.058モル)、炭酸カリウム(20g、0.14モル)、ブロモクロロエタ ン(34.5g、0.24モル)および2-ブタノン(200mL)を加えた。こ の混合物を機械的に攪拌し、窒素下で20時間加熱還流した後、室温に冷却し、 固形物を濾過した。溶媒を真空下でエバポレートし、油状物をジエチルエーテル (300mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウムで洗浄した。有機層を無水硫 酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。生成物を1:1 の塩化メチレン-ヘキサンに溶解し、短いパッドのシリカで濾過した。濃縮し放 置して、明るい黄色の結晶性固形物12.9g(94.8%)を得た。融点46〜4 8℃;MS EI m/e 235,237,239(M+);1H NMR(400MH z,DMSO-d6)δ3.95(t,2H,J=5.2Hz),4.36(t,2H, J=5.2Hz),7.32(dd,1H,J=3.2,J=8.9Hz),7.66( d,1H,J=9Hz),7.69(d,1H,J=3.2Hz)。 元素分析の結果(C87Cl2NO3として) 計算値:C,40.71;H,2.99;N,5.93 実測値:C,40.89;H,2.70;N,5.83 中間体5 7-クロロ-4-(2-クロロエトキシ)-1H-インドール −50〜−40℃の冷却浴中で攪拌したTHF(230mL)中における1-( 2-クロロエトキシ)-4-クロロ-3-ニトロベンゼン(10.00g、0.042モ ル)の溶液に、臭化ビニルマグネシウムのTHF溶液(132mL、1.0M、 0.132モル)を2分間にわたり加えた。冷却浴中で2〜2.5時間攪拌した後 、この冷却溶液に飽和NH4Cl(150mL)を加え、それを冷却浴から取り 出した。1M HClを加えて、沈殿した固形物を溶解させ、この混合物を0.5 時間攪拌した。層を分離し、水相をジエチルエーテル(80mL)で1回抽出し た。有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒をエバポ レートして、暗色の油状物15.43gを得た。クロマトグラフィー(ヘキサン- 塩化 メチレン、2:1)で精製して、固形物を得た。これをヘキサンと共に摩砕し、 濾過して、生成物を黄色味を帯びた白色の固形物3.51g(36%)として得た 。融点73〜75℃;MS EI m/e 229,231,233(M+);1H N MR(400MHz,DMSO-d6)δ3.99(t,2H,J=5.1Hz),4. 34(t,2H,J=5.0Hz),6.51(t,1H,J=2.7Hz),6.53 (d,1H,J=7.8Hz),7.04(d,1H,J=8.0Hz),7.29(t ,1H,J=2.7Hz),11.43(s,1H)。 元素分析の結果(C109Cl2NOとして) 計算値:C,52.20;H,3.94;N,6.09 実測値:C,52.09;H,3.92;N,5.96 中間体6 3,7-ジクロロ-4-(2-クロロエトキシ)-1H-インドール アセトニトリル(100mL)中における7-クロロ-4-(2-クロロエトキシ) -1H-インドール(4.61g、20.0ミリモル)の溶液に、室温のN-クロロ スクシンイミド(2.94g、2.20ミリモル)を加えた。この反応物を1.5 時間攪拌した後、水(100mL)に注ぎ込み、塩化メチレン(200mL)で 抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で 除去して、暗色の固形物を得た。この物質をクロマトグラフィー(塩化メチレン -ヘキサン、1:2)に付して、4.15g(78.4%)を白色の固形物として得 た。融点106〜107.5℃;IR(KBr)3400cm-1;MS EI m/e 263,265,267,269(M+);1H NMR(CDCl3)δ3.91(2 H,t,J=6.2Hz),4.33(2H,t,J=6.2Hz),6.47(1H, d,J=8.4Hz),7.08-7.13(2H,m),8.26(1H,bs,NH) 。 元素分析の結果(C108NOCl3として) 計算値:C,45.40;H,3.05;N,5.30 実測値:C,44.64;H,2.74;N,5.16 中間体7 [ 2-(1H-インドール-4-イルオキシ)−エチル]-(4-フェニル-ブチル)-アミン 無水ジメチルスルホキシド(25mL)中における2-(1H-インドール-4- イルオキシ)-クロロエタン(1.80g、9.20ミリモル)および4-フェニル- 1-アミノブタン(4.12g、27.6ミリモル)の溶液を80℃に6時問加熱 した。この反応混合物を水(150mL)に注ぎ込み、塩化メチレン(3×10 0mL)で抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過 し、溶媒を濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(5%メタノール-CH2C l2)で精製して、黄褐色の油状物1.89g(65.9%)を得た。MS m/e 3 08(M+)。シュウ酸塩をテトラヒドロフラン中で調製した。融点202〜20 4℃。 元素分析の結果(C20242O・C224・0.5H2Oとして) 計算値:C,64.85;H,6.68;N,6.87 実測値:C,64.66;H,6.61;N,6.70 この一般的な手順により、7-クロロ-4-(2-クロロエトキシ)-1H-インドー ルおよび3,7-ジクロロ-4-(2-クロロエトキシ)-1H-インドールを用い、各 々をベンジルアミンと反応させて、下記の化合物を得た。 (7b)ベンジル-[2-(7-クロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]- アミン(68%)を得た。フマル酸塩をイソプロパノール中で無色の結晶として 調製した。融点168〜170℃;MS EI m/e 300/302(M+)。 元素分析の結果(C1717ClN2O・0.5C444・0.25C38Oとし て) 計算値:C,63.45;H,5.66;N,7.49 実測値:C,63.12;H,5.61;N,7.31 (7c)ベンジル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エ チル]-アミン(67.8%)を得た。融点129〜130℃;MS m/e 334 ,336,338(M+)。 この一般的な手順により、3,7-ジクロロ-4-(2-クロロエトキシ)-1H-イ ンドールを用い、4-フルオロベンジル、4-クロロベンジルアミン、4-メチル ベンジルアミン、N-メチルベンジルアミン、n-ブチルアミン、1,2,3,4-テ トラヒドロイソキノリン、イソインドリン、ビフェニル-4-メチルアミン、およ び2-ナフチルメチルアミンと反応させて、下記の化合物を得た。 (7d)4-フルオロ-ベンジル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イル オキシ)-エチル]-アミン(64.5%);融点102.5〜103.5℃;MS EI m/e 352(M+)。 元素分析の結果(C1715FCl22Oとして) 計算値:C,57.81;H,4.28;N,7.93 実測値:C,57.68;H,4.16;N,7.86 (7e)4-クロロ-ベンジル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イルオ キシ)-エチル]-アミン(59.9%);融点115〜116℃;MS EI m/e 368(M+)。 元素分析の結果(C1715Cl32O・0.25H2Oとして) 計算値:C,54.57;H,4.17;N,7.49 実測値:C,54.43;H,3.82;N,7.32 (7f)4-メチル-ベンジル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イルオ キシ)-エチル]-アミン(88%);MS EI m/e 348(M+)。 (7g)N-メチル-N-4-メチル-ベンジル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インド ール-4-イルオキシ)-エチル]-アミン(73%);MS EI m/e 348/35 0/352(M+)。 元素分析の結果(C1818Cl22O・0.5C444・0.5H2Oとして) 計算値:C,61.90;H,5.19;N,8.02 実測値:C,61.46;H,5.07;N,7.88 (7h)ブチル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル ]-アミン(69.9%);融点109〜111.5℃;MS m/e 300/302/ 304(M+)。 (7i)テトラヒドロイソキノリニル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール- 4-イルオキシ)-エチル]-アミン(56%);MS m/e 359/361/363( M+)。 (7j)テトラヒドロイソインドリル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール- 4-イルオキシ)-エチル]-アミン(60%);MS m/e 345/347/349( M+)。 (7k)ビフェニル-4-メチル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イル オキシ)-エチル]-アミン(36%);MS EI m/e 411/413/415(M+ )。 (7l)2-ナフチル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)- エチル]-アミン(49%);MS EI m/e 384/386/388(M+)。 実施例4 7-クロロ-4-[2-(4-フルオロ-ベンジルアミノ)]- エトキシ]-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を結晶性の固形物(82%)と して得た。融点148〜149.5℃;MS EI m/e 334/336。フマル 酸塩をイソプロパノール中で調製した。融点225〜226℃;MS EI m/ e 334(M+)。 元素分析の結果(C212026ClF・0.25C38O・0.5H2Oとし て) 計算値:C,55.01;H,4.88;N,5.90 実測値:C,54.90;H,4.64;N,5.83 実施例5 7-クロロ-4-[2-(4-クロロ-ベンジルアミノ)]- エトキシ]-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を結晶性の固形物(84.4 %)として得た。融点158〜159.5℃。フマル酸塩をエタノール中で調製 した。融点217〜218℃;MS EI m/e 350(M+)。 元素分析の結果(C1716Cl222・C444として) 計算値:C,53.97;H,4.31;N,5.99 実測値:C,53.78;H,4.12;N,5.99 実施例6 7-クロロ-4-[2-(4-メチル-ベンジルアミノ)]- エトキシ]-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を収率76%で製造した。フ マル酸塩をエタノール中で調製した。融点205〜206℃;MS EI m/e 330(M+)。 元素分析の結果(C1819ClN22・C444として) 計算値:C,59.13;H,5.19;N,6.27 実測値:C,58.86;H,5.13;N,6.58 実施例7 4-[2-(N-ベンジル-N-メチル-アミノ)]-エトキシ]-7- クロロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を収率82%で製造した。フ マル酸塩をエタノール中で調製した。融点153〜173℃。 元素分析の結果(C1819ClN22・0.5C444・0.5H2Oとして) 計算値:C,60.38;H,5.57;N,7.04 実測値:C,60.78;H,5.20;N,7.03 実施例8 4-(2-ブチルアミノ-エトキシ)-7- クロロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を収率35%で製造した。フ マル酸塩をエタノール中で調製した。融点218〜219℃。 元素分析の結果(C1419ClN22・0.5C444として) 計算値:C,56.39;H,6.21;N,8.22 実測値:C,56.11;H,6.22;N,7.93実施例9 7-クロロ-4-[2-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)- エトキシ]-1,3-ジヒドロ-インド-ル-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を収率38%で製造した。フ マル酸塩をエタノール中で調製した。融点214〜216.5℃。 元素分析の結果(C1919ClN22・0.5C444・0.25H2Oとして ) 計算値:C,62.22;H,5.35;N,6.91 実測値:C,62.27;H,5.16;N,6.76 実施例10 7-クロロ-4-[2-(1,3-ジヒドロ-イソインドール-2-イル)- エトキシ]-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を収率84%で製造した。フ マル酸塩をエタノール中で調製した。融点220〜224℃。 元素分析の結果(C1817ClN22・C444として) 計算値:C,59.40;H,4.76;N,6.30 実測値:C,59.97;H,4.77;N,6.51 実施例11 4-{2-[(ビフェニル-4-イルメチル)-アミノ]-エトキシ}-7- クロロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を収率52%で製造した。フ マル酸塩をエタノール中で調製した。融点221〜222℃。 元素分析の結果(C2321ClN22・0.5C444として) 計算値:C,66.59;H,5.14;N,6.21 実測値:C,66.35;H,5.05;N,6.23 実施例12 7-クロロ-4-{2-[(ナフタレン-2-イルメチル)-アミノ]- エトキシ}-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を収率22%で製造した。フ マル酸塩をエタノール中で調製した。融点165〜176℃。 元素分析の結果(C2119ClN22・0.7C444として) 計算値:C,63.79;H,4.90;N,6.25 実測値:C,63.56;H,4.71;N,5.97 中間体8 [ 2-(1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]-(4-フェニル- ブチル)-トリフルオロアセチルアミド 室温の無水塩化メチレン(30mL)中における[2-(1H-インドール-4-イ ルオキシ)-エチル]-(4-フェニル-ブチル)-アミン(2.38g、7.72ミリモ ル)およびトリエチルアミン(1.56g、15.4ミリモル)の溶液に、無水ト リフルオロ酢酸(2.42g、11.6ミリモル)を10分間にわたり徐々に加え た。この反応物を1時間攪拌した後、飽和炭酸ナトリウム-水の1:1溶液(5 0mL)に注ぎ込み、塩化メチレン(2×100mL)で抽出した。有機層を無 水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒をエバポレートさせた。フラッシ ュクロマトグラフィー(20%酢酸エチル-ヘキサン)で精製して、オフホワイ ト色の固形物1.61g(51.6%)を得た。融点70〜72℃;MS m/e 40 4(M+);IR(KBr)3360,2950,1725cm-1。 この手順により、N-ベンジル-[2-(7-クロロ-1H-インドール-4-イルオキ シ)-エチル]-アミンを用いて、下記の化合物を得た。 (8b)N-ベンジル-N-[2-(7-クロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エ チル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミドを明るい黄色の結晶(47%)とし て得た。融点114〜116℃;MS EI m/e 396(M+);IR(KBr) 1682cm-11H NMR(400MHz,CDCl3)δ3.79および3.8 6(2t,2H,J=5.6Hz,J=5.0Hz,回転異性体),4.28および 4.31(2t,2H,J=5.6Hz,J=5.0Hz,回転異性体),4.89お よび4.93(2s,2H,回転異性体),6.38および6.40(2d,1H,J =8.3Hz,J=8.5Hz,回転異性体),6.64-6.68(m,1H),7. 05および7.08(2d,1H,J=8.1Hz,J=8.3Hz,回転異性体) ,7.19-7.44(m,6H),8.42(s,1H)。 元素分析の結果(C191622ClF3として) 計算値:C,57.51;H,4.06;N,7.06 実測値:C,57.11;H,3.88;N,7.01 中間体9 [ 2-(3-クロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]-(4-フェニル- ブチル)-トリフルオロアセチルアミド 5℃の無水テトラヒドロフラン(20mL)中における[2-(1H-インド-ル- 4-イルオキシ)-エチル]-(4-フェニル-ブチル)-トリフルオロ-アセチルアミド( 1.55g、3.83ミリモル)の溶液に、N-クロロスクシンイミド(512mg 、3.83ミリモル)を30分間にわたり2回に分けて加えた。さらに45分間 攪拌した後、この反応物を室温に加温し、さらに3時間攪拌した。この反応混合 物を酢酸エチル(150mL)に注ぎ込み、水(60mL)で洗浄した。有機層 を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒をエバポレートした。フラッ シュクロマトグラフィー(20%酢酸エチル-ヘキサン)を用いて精製して、灰 白色の固形物1.2g(71.4%)を得た。融点113〜114℃;MS m/e 438(M+)。 元素分析の結果(C222222ClF3として) 計算値:C,60.21;H,5.05;N,6.38 実測値:C,60.51;H,4.94;N,6.31 この一般的な手順により、N-ベンジル-N-[2-(7-クロロ-1H-インドール- 4-イルオキシ)-エチル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミドを用いて、下記 の化合物を得た。 (9b)N-ベンジル-N-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イルオキシ )-エチル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミドを白色の固形物として得た。収 率82%;融点156〜158℃;MS EI m/e 430,432,434( M+);IR(KBr)1680cm-11H NMR(400MHz,CDCl3) δ3.76および3.81(2t,2H,J=1.3Hz,J=1.4Hz,回転異 性体),4.14および4.15(2t,2H,J=1.5Hz,J=1.6Hz,回 転異性体),4.95および4.96(2s,2H,回転異性体),6.41および6 .43(2d,1H,J=8.4Hz,J=8.7Hz,回転異性体),7.095お よび7.097(2d,1H,J=8.2Hz,J=8.2Hz,回転異性体),7. 16(d,1H,J=2.5Hz),7.22-7.41(m,5H),8.27-8.35 (m,1H)。 元素分析の結果(C1915Cl2322として) 計算値:C,52.92;H,3.51;N,6.50 実測値:C,52.54;H,3.26;N,6.29 中間体10 [ 2-(3-クロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エチル]-(4-フェニル- ブチル)-アミン メタノール-水(50mL:3mL)の溶液中における[2-(3-クロロ-1H- インドール-4-イルオキシ)-エチル]-(4-フェニル-ブチル)-トリフルオロ-アセ チルアミド(1.15g、2.62ミリモル)および炭酸カリウム(2.53g、 ミリモル)の混合物を3時間加熱還流した。溶媒を真空下で除去し、粗生成物を 塩化メチレン(150mL)に溶解し、水(100mL)で洗浄した。水層を塩 化メチレン(100mL)で再び抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウ ムで乾燥させ、濾過し、溶液をエバポレートした。生成物をフラッシュクロマト グラフィー(5%メタノール-塩化メチレン)で精製して、黄褐色の油状物84 7mg(94.3%)を得た。MS m/e 342(M+),344(M+)。フマル酸塩 をイソプロパノール中で調製した。融点195〜196℃。 元素分析の結果(C20232OCl・0.5C444として) 計算値:C,65.91;H,6.29;N,6.99 実測値:C,66.15;H,6.38;N,6.81 この一般的な手順により、N-ベンジル-N-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インド ール-4-イルオキシ)-エチル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミドを用いて、 下記の化合物を得た。 (10b)ベンジル-[2-(3,7-ジクロロ-1H-インドール-4-イルオキシ)-エ チル]-アミン(92%)。フマル酸塩を白色の粉末として調製した。融点201〜 202℃;MS EI m/e 334,336,338(M+)。 元素分析の結果(C1716Cl22O・0.5C444として) 計算値:C,58.03;H,4.61;N,7.12 実測値:C,57.88;H,4.45;N,6.96 実施例13 4-[2-(4-フェニル-ブチルアミノ)-エトキシ]- 1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を結晶性の固形物(90.6% )として製造した。融点81〜83℃。フマル酸塩をイソプロパノールから調製 した。融点191〜193℃;MS m/e 324(M+)。 元素分析の結果(C202422・C444・0.1H2Oとして) 計算値:C,65.17;H,6.43;N,6.33 実測値:C,64.97;H,6.39;N,6.25 実施例14 4-(2-ベンジルアミノ-エトキシ)-7-クロロ-1,3-ジヒドロ- インドール-2-オン 実施例1に記載したのと同様にして、表題化合物を結晶性の固形物として収率 71%で製造した。融点161〜163℃。1/2フマル酸塩をエタノール中で 調製した。融点199〜200℃;MS EI m/e 316,318(M+)。 元素分析の結果(C171722Cl・0.5C444として) 計算値:C,60.88;H,5.11;N,7.47 実測値:C,60.74;H,4.95;N,7.37 中間体11, 6-ジブロモ-4-フルオロフェノール 室温の酢酸(200mL)中における4-フルオロフェノール(25g、0.2 2モル)の溶液に、機械的に攪拌しながら、臭素(78g、0.49ミリモル) を徐々に滴下した。1時間後、この反応混合物を氷水(1.5L)に注ぎ込んだ 後、飽和重亜硫酸ナトリウム水溶液100mLを加えた。固形物の沈殿を濾過し 、乾燥させて、白色の固形物51.8g(86.0%)を得た。融点54〜55℃;1 H NMR(CDCl3)δ5.69(1H,s,OH),7.25(2H,d,J=7 .5Hz),MS EI m/e 268/270/272(M+)。 元素分析の結果(C63Br2FOとして) 計算値:C,26.70;H,1.12 実測値:C,26.64;H,1.07 中間体12 1-(2-クロロエトキシ)-2,6-ジブロモ-4-フルオロベンゼン 2,6-ジブロモ-4-フルオロ-フェノール(55g、0.20モル)、炭酸カリウ ム(60g、0.43モル)、1-ブロモ-2-クロロエタン(32.5g、0.23モ ル)および2-ブタノン(500mL)の混合物を2時間加熱還流し、周囲温度 に冷却した。固形物を濾過し、溶媒を真空下で除去して、油状物を得た。この油 状物をジエチルエーテル(300mL)に溶解し、水で洗浄し、無水硫酸マグネ シウムで乾燥させ、活性炭で処理し、ソルカ・フロック(Solka floc)で濾過して 、油状物65.9g(97.2%)を得た。MS EI m/e 330/332/33 4/336(M+);1H NMR(CDCl3)δ3.89(2H,t,J=6.1Hz) ,4.23(2H,t,J=6.1Hz),7.28(2H,d,J=7.5Hz)。 中間体13 1-(2-クロロエトキシ)-6-ジブロモ-4-フルオロ-3-ニトロベンゼン 水浴を用いて室温に維持した濃硫酸(165mL)中における1-(2-クロロ エトキシ)-2,6-ジブロモ-4-フルオロベンゼン(65.8g、0.20モル)の 溶液に、硫酸中における硝酸の溶液(H2SO4165mL中におけるHNO31 0mL)を徐々に加えた。この反応物を室温で1時間撹拌した後、氷(1.5L )に注ぎ込み、塩化メチレン(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層 を重炭酸ナトリウム水溶液(150mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾 燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去して、白色の結晶性固形物73.3g(97 .1%)を得た。融点56〜57℃;MS El m/e 375/377/379/3 81;1H NMR(CDCl3)δ3.91(2H,t,J=5.9Hz),4.29( 2H,d,J=5.9Hz),7.54(8.1Hz)。 元素分析の結果(C85Br2ClFNO3として) 計算値:C,25.46;H,1.34;N,3.71 実測値:C,25.46;H,1.20;N,3.51 中間体14 1-(2-クロロエトキシ)-4-フルオロ-3-アミノベンゼン 10%パラジウム/炭素7.3gを含有するエタノール(1.1L)中における 1-(2-クロロエトキシ)-2,6-ジブロモ-4-フルオロ-3-ニトロベンゼン(7 3.2g、0.19モル)の溶液を40psiで5日間水素化した。触媒を濾過し、 溶媒を除去した。残渣をジエチルエーテル(300mL)に溶解し、飽和炭酸ナ トリウム水溶液(200mL)で洗浄した。有機層を分離し、水で洗浄し、無水 硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を除去して、油状物を得た。これは 固化して、暗色の固形物32.5g(90.0%)を与える。融点42〜43℃;M S EI m/e 189/191(M+):1H NMR(CDCl3)δ3.40-3.60 (2H,bs,NH2),3.77(2H,d,J=6Hz),4.14(2H,d,J =6Hz),6.19-6.23(1H,m),6.36(1H,dd,J=7,3Hz ),6.88(1H,dd,J=11,9Hz)。 元素分析の結果(C89ClFNOとして) 計算値:C,50.68;H,4.78;N,7.39 実測値:C,50.46;H,4.66;N,7.46 中間体15 4-(2-クロロエトキシ)-7-フルオロ-3-チオメチル-1,3-ジヒドロ- インドール-2-オン −78℃の無水塩化メチレン(200mL)中における(メチルチオ)酢酸エチ ル(7.2g、53.4モル)の溶液に、塩化スルホニル(8.1g、59.7ミリ モル)を加え、20分間攪拌した。塩化メチレン(100mL)中における1-( 2-クロロエトキシ)-4-フルオロ-3-アミノベンゼン(10.0g、52.8ミリ モル)およびプロトンスポンジ(13.9g)の溶液を滴下し、2時間攪拌した後 、トリエチルアミン(6.5g、64.5ミリモル)を加えた。温度を−78℃で 維持し、この反応混合物を1時間攪拌した。室温に加温した後、この混合物を食 塩水(200mL)に注ぎ込み、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶 媒を除去して、油状物を得る。この油状物に酢酸(75mL)を加え、この混合 物を18時間放置した後、溶媒を真空下で除去した。残渣をジエチルエーテル( 400mL)と2.5N塩酸水溶液(150mL)とに分配した。有機層を分離 し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を除去して、固形物を得た 。この固形物を少量のジエチルエーテル(30mL)と共に摩砕して、黄色の固 形物8.8g(60.5%)を得た。融点140〜141℃;MS EI m/e27 5/277(M+);1H NMR(CDCl3)δ2.14(3H,s),3.79-3.8 7(2H,m),4.25-4.33(2H,m),4.35(1H,s),6.51(1H ,dd,J=9.1,3.3Hz),6.99(1H,ほぼt,J=9.1Hz),8. 09(1H,s)。 元素分析の結果(C1111ClFNO2Sとして) 計算値:C,47.92;H,4.02;N,5.08 実測値:C,47.67;H,3.85;N,4.85 中間体16 4-(2-ベンジル-(アミノエトキシ)-7-フルオロ-3-チオメチル-1,3- ジヒドロ-インドール-2-オン 表題化合物は、中間体6を調製するのに用いた手順に従って、ジメチルスルホ キシド(8mL)中における4-(2-クロロエトキシ)-7-フルオロ-3-チオメチ ル-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(1.5g、5.44ミリモル)およびベ ンジルアミン(2.33g、21.8ミリモル)から調製して、黄色の油状物1. 14g(61%)を得た。MS EI m/e 346(M+);1H NMR(CDCl3) δ1.96(3H,s),2.96-3.13(2H,m),3.89(2H,AB,J= 13Hz),4.10-4.21(2H,m),4.28(1H,s),6.46(1H, dd,J=9,3Hz),6.95(1H,ほぼt,J=9Hz),7.21-7.4 0(5H,m)。 この一般的な手順を用いて、ベンジルアミンをシクロヘキシルメチルアミン、 ビフェニル-3-メチルアミンおよび3-(1H-インドール-3−イル)プロピルア ミンに置き換えて、下記の化合物を得た。 (16b)4-(2-シクロヘキシルメチル-(アミノエトキシ)-7-フルオロ-3-チ オメチル-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(収率48%);MS EI m/e 352(M+)。 (16c)4-[(2-(ビフェニル-3-メチルアミノ)-エトキシ]-7-フルオロ-3- チオメチル-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(61%);MS EI m/e4 22(M+)。 (16d)4-{2-[3-(1H-インドール-イル)-プロピルアミノ]-エトキシ}-7 -フルオロ-3-チオメチル-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(64%)。 実施例15 4-(2-ベンジルアミノ-エトキシ)-7-フルオロ-1,3- ジヒドロ-インドール-2-オン エタノール(50mL)中における4-(2-ベンジル-(アミノエトキシ)-7-フ ルオロ-3-チオメチル-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(1.05g、3.0 4ミリモル)の溶液に、茶さじ2杯のラネーニッケルを室温で加えた。2時間後 、触媒を濾過し、溶媒を除去し、固形物を塩化メチレン中におけるメタノールの 溶液の最少量に溶解し、シリカゲルカラム(塩化メチレン中における5%メタノ ール)で濾過して、淡い黄色の固形物590mg(65%)を得た。融点162〜 163℃;MS EI m/e 300(M+);H NMR(DMSO-d6)δ2.80( 2H,t,J=6Hz),3.42(2H,s),3.74(2H,s),4.03(2 H,t,J=6Hz),6.54(1H,d,J=9,3Hz),7.01(1H,ほぼt ,J=9Hz),7.18-7.34(5H,m),10.81(1H,d,J=1 0Hz)。フマル酸塩をエタノール中で調製して、黄色の固形物を得た。融点2 02〜203℃。 元素分析の結果(C1717FN22・0.5C244・0.25H2Oとして) 計算値:C,62.89;H,5.42;N,7.72 実測値:C,63.00;H,5.34;N,7.80実施例16 4-[2-(シクロヘキシルメチル-アミノ)-エトキシ]-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例15に記載したのと同様にして、表題化合物を明るい褐色の結晶(28 %)として製造した。融点215〜216℃。 元素分析の結果(C1723FN22・0.5C444として) 計算値:C,62.81;H,5.36;N,6.92 実測値:C,62.18;H,5.81;N,5.19 実施例17 4-{2-[(ビフェニル-3-イルメチル)-アミノ]-エトキシ}-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例15に記載したのと同様にして、表題化合物を収率29%で製造した。 フマル酸塩をエタノール中で調製した。融点200〜201℃。 元素分析の結果(C2321FN22・C444として) 計算値:C,65.85;H,5.12;N,5.69 実測値:C,65.43;H,5.19;N,5.72 実施例18 4-{2-[3-(1H-インドール-イル)-プロピルアミノ]-エトキシ}-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 実施例15に記載したのと同様にして、表題化合物を収率19%で製造した。 フマル酸塩をエタノール中で調製した。融点189〜190℃。 元素分析の結果(C2122FN32・C444として) 計算値:C,62.11;H,5.42;N,8.69 実測値:C,62.16;H,5.45;N,8.59 中間体17 4-(2-クロロエトキシ)-7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン ギ酸(75mL)中における4-(2-クロロエトキシ)-7-フルオロ-3-チオメ チル-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(5.0g、18.1ミリモル)の溶液 に、ラネーニッケル(10g)を加え、室温で6時間攪拌した。この反応混合物 をジエチルエーテル(150mL)で希釈し、触媒をセライトで濾過した。水を 加えると、沈殿が形成した。この固形物を濾過し、風乾して、生成物1.3gを 得た。エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去 して、さらに生成物1.5gを得た。全収量2.8g(67.4%);融点192〜 193℃;MS EI m/e 229/231(M+);1H NMR(CDCl3)δ3.5 3(2H,s),3.80(2H,t,J=5.7Hz),4.25(2H,J=5.7 Hz),6.46(1H,dd,J=3.3,9.2Hz),6.93(1H,ほぼt, J=9.2Hz),7.70(1H,br)。 実施例19 4-[2-(13-ジヒドロ-イソインドール-2-イル)-エトキシ]-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 中間体16について記載したのと同様にして、4-(2-クロロエトキシ)-7-フ ルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンをイソインドリンと反応させて、表 題化合物を粘稠な油状物として収率75%で得た。フマル酸塩をエタノール中で 調製した。融点210〜212℃。 元素分析の結果(C1817FN22・C444・0.25C48Oとして) 計算値:C,61.88;H,5.19;N,6.27 実測値:C,61.33;H,4.98;N,6.22 実施例20 4-{2-[(ビフェニル-4-イルメチル)-アミノ]-エトキシ}-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 中間体16について記載したのと同様にして、4-(2-クロロエトキシ)-7-フ ルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンをビフェニル-2-メチルアミンと反 応させて、表題化合物を収率42%で得た。フマル酸塩をエタノール中で調製し た。融点193〜198℃。 元素分析の結果(C2321FN22・C444として) 計算値:C,65.85;H,5.12;N,5.69 実測値:C,65.68;H,5.03;N,5.64 実施例21 7-フルオロ-4-{2-[(ナフタレン-2-イルメチル)-アミノ]- エトキシ}-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 中間体16について記載したのと同様にして、4-(2-クロロエトキシ)-7-フ ルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンを2-ナフチル-メチルアミンと反応 させて、表題化合物を収率82%で得た。フマル酸塩をエタノール中で調製した 。融点189〜193℃。 元素分析の結果(C2119FN22・C444として) 計算値:C,64.37;H,4.97;N,6.01 実測値:C,64.11;H,5.05;N,5.72 実施例22 4-[2-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)-エトキシ]-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 中間体16について記載したのと同様にして、4-(2-クロロエトキシ)-7-フ ルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンを無水ジメチルスルホキシド中にお けるジヒドロイソキノリンと反応させて、表題化合物を収率45%で得た。フマ ル酸塩をエタノール中で調製した。融点230〜235℃。 元素分析の結果(C1919FN22・0.5C444・0.25H2Oとして) 計算値:C,64.85;H,5.57;N,7.20 実測値:C,64.80;H,5.41;N,7.29中間体18 4-(2-アジドエトキシ)-7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン ジメチルホルムアミド(125mL)中における4-(2-クロロエトキシ)-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(2.04g、8.88ミリモル) およびアジ化ナトリウムの溶液を70℃に18時間加熱した。この反応混合物を 塩化メチレン(100mL)と水(100mL)とに分配した。有機層を分離し 、水(50mL)で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶 媒を真空下で除去した。粗生成物をシリカのパッドで濾過して、黄色の固形物を 得た。融点147〜148℃;MS EI m/e 261(M+)。 元素分析の結果(C10942Fとして) 計算値:C,50.85;H,3.84;N,23.72 実測値:C,51.09;H,3.60;N,23.52 実施例23 4-(2-アミノ-エトキシ)-7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン 室温のエタノール(250mL)中における4-(2-アジドエトキシ)-7-フル オロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(1.8g、7.62ミリモル)および 10%パラジウム/炭素の混合物を54psiで11時間水素化した。触媒をセラ イトで濾過し、溶媒をエバポレートして、黄褐色の固形物1.54g(96.1% )を得た。融点138〜141℃;MS m/e 210(M+)。フマル酸塩をエタ ノール中で調製した。融点218〜221℃。 元素分析の結果(C101122F・0.5C444・0.25H2Oとして) 計算値:C,52.84;H,4.99;N,10.27 実測値:C,53.16;H,5.03;N,9.80 実施例24 ビス-[2-(7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン-4-イル)- エトキシ]-アミン ジメチルスルホキシド(60mL)中における4-(2-クロロエトキシ)-7-フ ルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン(1.90g、8.27ミリモル)お よび4-(2-アミノ-エトキシ)-7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オ ン(1.33g、6.33ミリモル)の溶液を100℃に34時間加熱した。溶媒 の大部分を真空下でエバポレートし、粗生成物を、メタノール(20mL)を含 有する塩化メチレン(300mL)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1 00mL)で洗浄した。HCl水溶液を加えてpH8とし、有機層を分離し、水 層を塩化メチレン(100mL)で再び洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸マ グネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。クロマトグラフィー (CH2Cl2-メタノール、97:3)で精製して、黄色味を帯びた黄褐色の固 形物0.73g(30%)を得た。融点226〜228℃;MS m/e 403(M+ )。温エタノール(100mL)中における上記遊離塩基700mgの懸濁液に 、エタノール(50mL)中におけるフマル酸(2当量)の溶液を加えることに より、フマル酸塩を調製した。この混合物を還流温度付近で20分間攪拌し、室 温に冷却し、濾過して、塩 gを得た。融点240〜241℃。 元素分析の結果(C2423382・C244として) 計算値:C,55.49;H,4.46;N,8.09 実測値:C,55.44;H,4.45;N,7.92 実施例25 4-[2-(ベンジル-メチル-アミノ)-エトキシ]-1,3-ジヒドロ- インドール-2-オン 無水ジメチルホルムアミド(10mL)中における4-(2-メチル-(アミノエ トキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン)(480mg、2.33ミリモル) 、塩化ベンジル(324mg、25.6ミリモル)および炭酸カリウム(676 mg、48.9ミリモル)の混合物を85℃に2時間加熱した後、水(100m L)に注ぎ込み、酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。有機層を無水硫酸 マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。生成物をクロマト グラフィーに付して、黄色の油状物(354mg、51.3%)を得た。MS E I m/e 296(M+)。温イソプロパノール中におけるフマル酸1.5当量から フ マル酸塩を調製した。融点114〜116℃。 元素分析の結果(C182024・0.5C244・0.75H2Oとして) 計算値:C,65.29;H,6.44;N,7.61 実測値:C,65.09;H,6.05;N,7.23 実施例26 4-{2-[ビス-(3-メチル-ベンジル)-アミノ]-エトキシ}-1,3-ジヒドロ- インドール-2-オン 実施例2で調製した4-(2-アミノ-エトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2 -オンを用いて、上記の中間体15について記載したのと同様にして、塩化3-メ チルベンジルと反応させて、表題化合物を結晶性の固形物として収率34%で得 た。融点162〜164℃。 元素分析の結果(C263022・1.5C224として) 計算値:C,65.03;H,5.84;N,5.23 実測値:C,64.84;H,5.81;N,5.19 実施例27 4-(2-{[4-(4-フルオロ-フェニル)-4-オキソ-ブチル]-メチル-アミノ}- エトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン ヨウ化カリウム(80mg)を含有する無水ジメチルホルムアミド(12mL) 中における4-(2-メチル-(アミノエトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オ ン(600mg、2.91ミリモル)、2-(3-クロロプロピル)-2-(4-フルオロ フェニル)-1,3-ジオキソラン(1.16g、4.76ミリモル)および炭酸カリ ウム(844mg、6.1ミリモル)の混合物を85℃で12時間攪拌した。溶 媒を高真空下で除去し、残渣を塩化メチレン(150mL)に溶解し、水(2× 50mL)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃 縮した。クロマトグラフィー(5%メタノール-塩化メチレン)で精製して、赤 色の油状物800mgを得た。MS EI m/e 414(M+)。 上記の生成物を、濃塩酸2mLを含有するメタノール(25mL)に溶解し、 3時間還流攪拌した。この反応混合物を冷却し、固形物を濾過して、明るい黄色 の固形物を得た。これをメタノール(5mL)で洗浄して、生成物415mg( 55.1%)を塩酸塩として得た。融点246〜248℃。 元素分析の結果(C212323F・HCl・0.5H2Oとして) 計算値:C,60.65;H,6.06;N,6.74 実測値:C,60.53;H,5.86;N,6.72 ドパミン自己受容体に対する親和性は、ジーメン(Seemen)およびシャウス(Sch aus)の標準的な実験的試験法[ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロ ジー(European Journal of Pharmacology),203,105-109(1991)]の変法で確立し た。この方法では、均質化したラットの線条体脳組織を3H-クインピロール(Qui n.)および様々な濃度の試験化合物と共にインキュベートし、濾過し、洗浄し、 ベータプレート(Betaplate)シンチレーションカウンターで計数する。 ドパミンD2受容体に対する高親和性は、フィールズ(Fields)らの標準的な実 験的試験法[ブレイン・リサーチ(Brain Res.),136,578(1977)およびヤマムラ(Y amamura)ら編、ニューロトランスミッター・レセプター・バインディング(Neuro transmitter Receptor Binding),レイバン・プレス(Raven Press),N.Y.(1978)] で確立した。この方法では、均質化した辺縁系脳組織を3H-スピロペリドール(S piper.)および様々な濃度の試験化合物と共にインキュベートし、濾過し、洗浄 し、ハイドロフルオール(Hydrofluor)・シンチレーションカクテル(ナショナル ・ダイアグノスティクス(National Diagnostics))と共に振盪し、パッカード(P ackard)460CDシンチレーションカウンターで計数する。 これらの研究の結果を以下に示す。 したがって、本発明の化合物は、神経伝達物質ドパミンの合成をもたらし、そ れゆえ、精神分裂病、パーキンソン病、トゥーレット症候群、アルコール嗜癖、 コカイン嗜癖、および類似した薬物に対する嗜癖などのドパミン障害の治療に有 用である。 本発明の化合物を含有する医薬組成物に適用可能な固形担体としては、香味剤 、滑沢剤、可溶化剤、懸濁化剤、充填剤、流動化剤、圧縮助剤、結合剤または錠 剤 崩壊剤としても作用しうる1種またはそれ以上の物質またはカプセル化材料を挙 げることができる。散剤の場合、担体は、細かく粉砕された固形物であり、やは り細かく粉砕された有効成分と混合されている。錠剤の場合、有効成分は、必要 な圧縮特性を有する担体と適当な割合で混合され、所望の形状および寸法に圧縮 成形される。散剤および錠剤は、好ましくは、99%までの有効成分を含有する 。適当な固形担体としては、例えば、リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシ ウム、タルク、砂糖、乳糖、デキストリン、デンプン、ゼラチン、セルロース、 メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリ ドン、低融点ワックスおよびイオン交換樹脂が挙げられる。 液状担体は、液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤およびエリキシル剤を製造する のに用いればよい。本発明の有効成分は、水、有機溶剤、両方の混合物または医 薬上許容される油脂などの医薬上許容される液状担体に溶解または懸濁すること ができる。液状担体は、可溶化剤、乳化剤、緩衝化剤、保存剤、甘味剤、香味剤 、懸濁化剤、増粘剤、着色剤、粘度調節剤、安定剤または浸透圧調節剤などの他 の適当な医薬用添加物を含有することができる。経口および非経口投与用の液状 担体の適当な例としては、水(特に上記のような添加物(例えば、セルロース誘 導体、好ましくはカルボキシメチルセルロースナトリウム溶液)を含有する)、 アルコール(一価アルコールおよび多価アルコール(例えば、グリコール)を含 む)およびそれらの誘導体、ならびに油(例えば、分別ヤシ油および落花生油) が挙げられる。非経口投与の場合、担体は、オレイン酸エチルおよびミリスチン 酸イソプロピルなどの油状エステルとすることもできる。滅菌液状担体は、非経 口投与用の無菌液状組成物に用いられる。 無菌の液剤または懸濁剤である液状医薬組成物は、例えば、筋肉内、腹膜内ま たは皮下への注射により利用することができる。無菌液剤は、静脈内投与するこ ともできる。経口投与は、液状または固形のいずれの組成物形態であってもよい 。 上記の医薬組成物は、単位剤形(例えば、錠剤またはカプセル剤)であること が好ましい。かかる剤形では、上記の組成物は、適当量の有効成分を含有する単 位投与量に細分される。単位剤形は、包装された組成物(例えば、分包散剤、バ イアル、アンプル、充填済シリンジまたは液体含有薬袋)とすることができる。 単位剤形は、例えば、カプセル剤または錠剤それ自体とすることができるし、あ るいは、かかる組成物を適当数の包装形態とすることもできる。 特定の精神病の治療に用いるべき用量は、担当の医師が主観的に決定しなけれ ばならない。関係する変数としては、特定の精神病ならびに患者の体格、年齢お よび応答パターンが挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 114 A61P 43/00 114 C07D 209/46 C07D 209/46 401/12 401/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、 Yは、水素、ハロゲンまたは炭素数1〜6のアルコキシ; R1は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは炭素数7〜12のアリールアル キル; R2は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは−(CH2)npAr(ここで、X は、酸素またはカルボニル;Arは、炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数6 〜12のアリール、炭素数6〜12のハロアリールまたは炭素数12〜16のア リールアリール、オキシインドリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、2-オ キソベンゾイミダゾリルまたは2-チオキソベンゾイミダゾリル); あるいは、 R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3,4-ジヒドロ -1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインドリル部分を形成し; nは、整数1、2、3、4、5または6; pは、整数0または1] で示される化合物またはその医薬上許容される塩。 2.Yが水素、塩素、フッ素または炭素数1〜3のアルキル;R1が水素、炭 素数1〜3のアルキルまたは炭素数7〜8のアリールアルキル;R2が水素、炭 素数1〜3のアルキルまたは-(CH2)npAr(ここで、Xはカルボニル、Ar は炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数6〜12のアリール、炭素数6〜12 のハロアリール、ビフェニル、オキシインドリルまたはインドリル);あるいは 、 R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3,4-ジヒドロ- 1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインドリルを形成し;nが整数 1、2、3または4;pが0または1である請求項1記載の化合物またはその医 薬上許容される塩。 3.4-(2-ベンジルアミノエトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンで ある請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 4.4-(2-メチルアミノ-エトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンで ある請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 5.4-(2-アミノ-エトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請 求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 6.7-クロロ-4-[2-(4-フルオロ-ベンジルアミノ)-エトキシ]-1,3-ジヒ ドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容さ れる塩。 7.7-クロロ-4-[2-(4-クロロ-ベンジルアミノ)-エトキシ]-1,3-ジヒド ロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容され る塩。 8.7-クロロ-4-[2-(4-メチル-ベンジルアミノ)-エトキシ]-1,3-ジヒド ロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容され る塩。 9.4-[2-(N-ベンジル-N-メチル-アミノ)-エトキシ]-7-クロロ-1,3-ジ ヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容 される塩。 10.4-(2-ブチルアミノ-エトキシ)-7-クロロ-1,3-ジヒドロ-インドー ル-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 11.7-クロロ-4-[2-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)-エト キシ]-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物または その医薬上許容される塩。 12.7-クロロ-4-[2-(1,3-ジヒドロ-イソインドール-2-イル)-エトキ シ]-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはそ の医薬上許容される塩。 13.4-{2-[(ビフェニル-4-イルメチル)-アミノ]-エトキシ}-7-クロロ- 1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医 薬上許容される塩。 14.7-クロロ-4-{2-[(ナフタレン-2-イルメチル)-アミノ]-エトキシ}- 1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医 薬上許容される塩。 15.4-[2-(4-フェニル-ブチルアミノ)-エトキシ]-1,3-ジヒドロ-イン ドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 16.4-(2-ベンジルアミノ-エトキシ)-7-クロロ-1,3-ジヒドロ-インド ール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 17.4-(2-ベンジルアミノ-エトキシ)-7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-イン ドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 18.4-[2-(シクロヘキシルメチル-アミノ)-エトキシ]-7-フルオロ-1,3 -ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許 容される塩。 19.4-{2-[(ビフェニル-3-イルメチル)-アミノ]-エトキシ}-7-フルオロ -1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医 薬上許容される塩。 20.4-{2-[3-(1H-インドリル)-プロピルアミノ]-エトキシド}-7-フル オロ-3-チオメチル-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の 化合物またはその医薬上許容される塩。 21.4-[2-(1,3-ジヒドロ-イソインドール-2-イル)-エトキシ]-7-フル オロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはそ の医薬上許容される塩。 22.4-{2-[(ビフェニル-4-イルメチル)-アミノ]-エトキシ}-7-フルオロ -1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその 医薬上許容される塩。 23.7-フルオロ-4-{2-[(ナフタレン-2-イルメチル)-アミノ]-エトキシ} -1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医 薬上許容される塩。 24.4-[2-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)-エトキシ]-7- フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化合物また はその医薬上許容される塩。 25.4-(2-アミノ-エトキシ)-7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2 -オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 26.ビス-[2-(7-フルオロ-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オン-4-イル) エトキシ]-アミンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 27.4-[2-(ベンジル-メチル-アミノ)-エトキシ]-1,3-ジヒドロ-インド ール-2-オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。 28.4-{2-[ビス-(3-メチル-ベンジル)-アミノ]-エトキシ}-1,1-ジヒド ロ-インドール−2−オンである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容さ れる塩。 29.4-(2-{[4-(4-フルオロ-フェニル)-4-オキソーブチル]-メチル-ア ミノ}-エトキシ)-1,3-ジヒドロ-インドール-2-オンである請求項1記載の化 合物またはその医薬上許容される塩。 30.式: [式中、 Yは、水素、ハロゲンまたは炭素数1〜6のアルコキシ: R1は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは炭素数7〜12のアリールアル キル; R2は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは-(CH2npAr(ここで、X は、酸素またはカルボニル;Arは、炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数6 〜12のアリール、炭素数6〜12のハロアリールまたは炭素数12〜16のア リールアリール、オキシインドリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、2-オ キソベンゾイミダゾリルまたは2-チオキソベンゾイミダゾリル); あるいは、 R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3,4-ジヒドロ -1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインドリル部分を形成し; nは、整数1、2、3、4、5または6; pは、整数0または1] で示される化合物またはその医薬上許容される塩および医薬上許容される担体か らなる医薬組成物。 31.ドパミン系の機能充進状態にある患者のドパミン合成および放出を低減 する方法であって、該患者に、式: [式中、 Yは、水素、ハロゲンまたは炭素数1〜6のアルコキシ; R1は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは炭素数7〜12のアリールアル キル; R2は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは-(CH2)npAr(ここで、Xは 、酸素またはカルボニル;Arは、炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数6〜 12のアリール、炭素数6〜12のハロアリールまたは炭素数12〜16のアリ ールアリール、オキシインドリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、2-オ キソベンゾイミダゾリルまたは2-チオキソベンゾイミダゾリル); あるいは、 R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3,4-ジヒドロ -1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインドリル部分を形成し; nは、整数1、2、3、4、5または6; pは、整数0または1] で示される化合物またはその医薬上許容される塩を、脳のドパミン系を変調する のに十分な量で投与することからなる方法。 32.精神分裂病を治療する方法であって、精神分裂病に罹患している患者に 、式: [式中、 Yは、水素、ハロゲンまたは炭素数1〜6のアルコキシ; R1は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは炭素数7〜12のアリールアル キル; R2は、水素、炭素数1〜6のアルキルまたは-(CH2)npAr(ここで、Xは 、酸素またはカルボニル;Arは、炭素数5〜7のシクロアルキル、炭素数6〜 12のアリール、炭素数6〜12のハロアリールまたは炭素数12〜16のアリ ールアリール、オキシインドリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、2−オキ ソベンゾイミダゾリルまたは2−チオキソベンゾイミダゾリル); あるいは、 R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3,4-ジヒドロ -1H-イソキノリニルまたは1,3-ジヒドロ-イソインドリル部分を形成し; nは、整数1、2、3、4、5または6; pは、整数0または1] で示される化合物またはその医薬上許容される塩を、精神分裂病の症状を軽減す るのに十分な量で経口または非経口投与することからなる方法。
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