JP2000516891A - 加速度に対する防護服 - Google Patents

加速度に対する防護服

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Abstract

(57)【要約】 本発明による衣服は、繊維性下着及び上着だけでなく、その間に位置する有効部分を備える。これは少なくとも一部が身体側の層(3)とそれとは反対側の層(4)とを備えて、どちらの層も流体密な低伸縮性繊維材料で製造され、接合、溶着、あるいは縫合により互いに接続位置(6)において接続されて、弁(16,17)により流体が充填される中空空間(5)を形成する。層(3,4)を備える領域、例えば上部(14)及び正面部分(15)の間には、張力のみを伝達する接合部分が配置される。これにより、この衣服を着用する身体の部分に瞬間的かつ部分的に作用する加速力に比例した補償圧力を形成して、このような加速による影響で起こるパイロットの人体組織から荷重を取り除く。この衣服は、ファスナ(11,12,13)により閉塞し、面ファスナにより着用者の目下の身体的条件に整合させ、ファスナあるいは静水圧張力装置により張力をかけることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 加速度に対する防護服 技術分野 本発明は請求の範囲1の前文による、例えば高性能航空機の曲線飛行中に起こ る加速による影響から保護する衣服に関する。 背景技術 多くのこのような防護服は知られるようになってきた。本発明に最も関連する 衣服は圧力原理に基づいて機能する。パイロットの身体を、あるいは複数の座席 を有する航空機の場合であれば当然他の乗員の身体も、液体を担持した2層構造 により包囲する。身体自身のまずは血液などの流体にかかる加速度は、同じ程度 に防護服内の液体にも影響を及ぼし、身体の流体から皮皮に作用するものに対応 する圧力が体表面上に形成される。このような衣服は、理論圧力原理を転換した 欧州特許第0376027号(D1)に開示されて公知である。このD1により 公知の転換には、低弾性の衣服が外側に保持する比較的大量の液体が必要である 。パイロットの身体の血管、内臓及び皮膚への圧力は解除されるが、一方では骨 格及び静上状態の筋肉組織といった身体部分にはさらに、担持される水分重量に 加速係数を乗じたかなりの荷重がかかるため、脊柱にかかる荷重を除去するため に支持コルセットを適用しなければならない。さらに、D1による防護服を着用 すると、パイロットは外側からの手助けがなければ航空機の乗降ができない。水 あるいは一般的な流体の充填は航空機内でのみでしか実施できない。跳ね出し座 席による非常出口などとんでもないことである。この防護服を着用すればやはり 外側からの相当な補助が必要となる。 別の防護服は、本質的に圧力原理の上に成り立つ米国特許第5,153,93 8号(D2)により公知である。身体の大部分を被覆しないで残す下着は液体を 充填した平坦な複数の袋を備える。その上に着用する洒落た上着には本質的に伸 縮性がなく、これらの一揃い全体を一緒に保持する。袋により形成される圧力は 上着から下着が保護していない身体部分に伝達される。 下着により体全体を覆っていないため、実質的な流体、及びその質量と重量と は少なくて済むが、D2において請求されている衣服はなお重い。さらに重量を 削減し、動きの自由度を高めるため、D2において腕への圧力補償を完全になく し、代りに弾性腕輪を用いる。血液に加速力が追加されれば腕の量がかさむため 、腕部分の弾性材料の張力がさらに増すことから、今のところその補整効果は従 属した加速だけである。 純粋な圧力原理に基づく別の防護服はスイス特許第687573号(D3)に より公知であるが、これは柔軌性のない外皮で上着を形成して一体製造されてお り、この防護服も重量が大きいという欠点がある。 発明の開示 本発明が解決しようとする目的は、生に瞬間的にZ軸位置で高性能航空機の曲 線飛行において発生する加速力の影響から保護する衣服の製造であり、さらに製 造する防護服は以前から公知のものより軽量で、手助けなく着用者が着脱でき、 航空機への着用者の乗降も可能であり、着用者が一般に航空機外で通常の動きが できるものでなければならない。 以上の目的に対する対処について、請求の範囲1において本質的な特性を、他 の請求の範囲においてはさらなる利点の展開を記載している。 図面の簡単な説明 本発明の概念を添付図面を用いてさらに詳細に説明する。 図1は、防護服の層構造をホす断面図である。 図2aは、接続部位の第1の配置を示す平面図であり、 bは、その第1の断面図、 cは、その第2の断面図、 dは、その第3の断面図である。 図3は、接続部位の第2の配置を示す断面図である。 図4aは、接続部位の第3の配置を示す平面図であり、 bは、その側面図である。 図5は、接続部位の第4の配置を示す。 図6は、接続部位の第5の配置を示す。 図7は、2種類に変形した防護服構造の第1の実施の形態を示す正面図である 。 図8は、第1の実施の形態の構造の背面からの詳細図である。 図9は、閉塞装置構造の第1の実施の形態を示す断面図である。 図10は、図9に対する第1の変更を示す断面図である。 図11は、図9に対する第2の変更を示す断面図である。 図12は、2種類に変形した防護服構造の第2の実施の形態を示す正面図であ る。 図13aは、変更を加えた構造の長手方向断面図であり、 bは、その平面図である。 図14は、閉塞装置構造の第2実施の形態を示す断面図である。 図15は、閉塞装置構造の第3の実施の形態を示す断面図である。。 図16は、図12の背面図である。 図17は、本発明による付加物を示す概略平面図である。 図18は、圧力呼吸システムを示す概略図である。 図19は、細部の一部が断面である側面図である。 図20は、防護服の加熱及び冷却構造を示す概略図である。 図21は、付加装置を用いて着席しているパイロットを示す概略側面図である 。 図22は、図21の詳細図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明による防護服は基本的に3つの衣服を含む。最も内側の衣服は、図1に 概略を示すように繊維下着1を含む。実際の防護服はこの上に着用するものであ って、これは内側層3と外側層4とから構成される。層3は、アラミド繊維など の低伸縮性繊維材料からなる外装で装備した水密プラスチック材料を含む。層4 は、層3と同じ材料で製造して、層3にさまざまな位置で接続する。層3及び層 4の接続は、例えば溶着あるいは縫い目を引き続き封止する縫合により行う。層 3及び層4を接続することにより発生するパターンは本発明の重要部分であるた め、これについては以下において別に説明する。層3及び層4の間に、流動度及 び/又は密度を左右する添加剤をできれば含む水などの流体を、その接続により 発生する中空空間5内に担持する。層4の外側には、できればその全体表面ある いはさまざまな位置に接合する頑丈な繊維による上着2を装着し、この上にパイ ロットの衣服として必要かつ有用な物及び装置のすべてを固定する。下着1及び 上着2自体の存在及び形状は公知であるが、層3、4の一揃いを接合して単体衣 服を形成することが本発明の概念の一部である。本発明の概念の中心から逸脱す ることなく、下着1及び上着2を別個の衣服として構成することも可能である。 本発明による防護服の有効部分は、部分的に接続された層3、4を備える。 図2a、図2b、図2c、図2dは層3、4への接続部位6の装着を示す詳細 図である。上述のように、これらの接続部位は溶着、接合、あるいは縫合により 行うことができる。図2aには、例えば6個の接続部位6の部分を示す。各接続 部位は長く薄い帯片の形態を有する。AA線から見た図2bには、層3、4間の 中空空間5に含まれる流体が流入し、加圧されるとすぐに、帯片形状を有する接 続部位6の端部間の分離部分が短くなることを示している。BB線から見た図2 cが示すように、同じことが接続部位6の横方向の分離部分にも当てはまる。 説明を明解にするために下着1及び上着2は省概略するが、層3、4、が形成 する構造を大腿部などの身体の一部に巻きつけると、図2dに概概略を示すよう な構造になる。 外側層4には張力σがかかり、内側層は本質的に張力のない状態で体表面上に 位置し、中空空間5には圧力pがかかる。このようにして特定圧力pが特定張力 に対応するように、接続部位6を介して伝達される張力aを形成する。 断面図にホすように、中空空間5を合まない分離領域7を2つの中空空間5の 間に設けるように中空空間5を配置すると、張力σを中空空間5から中空空間5 への間で本質的に低下しないように伝達することができる。張力の低下は通常放 射状に位置する内角σに応じて発生する。 σ(α)=σo.e-a'f H 上述の式において、 σ=初期張力 fH=包囲されて不動の身体にだけ適用される静止摩擦係数。しかしながら人体 組織の大半は応従して変形する。 分離領域7には互いに重ね合わせた層3、4を、又は例えば層3あるいは層4 のみのかなり可撓性ではあるが伸張性に乏しい繊維材料を備えてもよい。接続部 位6は中空空間に直ちに隣接する。図1、2に示すように、これらにより層3、 4を接続する、あるいは繊維材料にさらに確実に接続して分離領域7を作製する 。 図4a、bには、例えば放射状に適用された8つの接続部位6の構成が圧力に より起こしたひずみをホす。図4aには平面図が、図4bには一部断面図である 側面図が示されている。接続部位6の間にできる空間が2接続部位の相応部位間 の距離にほぼ比例して短くなるため、その構成は樽形状の高さを離れてバスケッ ト8を形成する。 このような構造は、肘、膝、尻などの包囲しなければならない体の曲線部分に 選択することが好ましく、図2による構造は体のもっと円柱状あるいは平坦な部 分に選択することが好ましい。図2の構造を変形したものを図5及び図6に示す 。 図5において、直線構造の接続部位が互いに距離を置いて配列されている。層 3、4間にできる中空空間5に含まれる流体を加圧することにより、接続部位6 に力が加わる(図5の小さい矢印)。このため層3、4の構造は、好適には直線状 の接続部位6に垂直に縮小する(図5の大きい矢印9)。しかしながら程度は小さ いが、同様の縮小がこの構造の直線状の接続部位6方向(大きい矢印10)に起 こる。それによる張力σはσacrosslongitudinalとなるように同じように比 例する。層3、4間の流体の流動性はこの構造において良好であり、直線状の接 続部位6に対して垂直方向ばかりでなく縦方向にも流動可能である。 図5とは対照的に、図6による構造には、接続部位6のジグザグ模様により層 3、4の面の双方の座標方向への張り出しがほぼ正確に長い、あるいは少なくと もほぼ正確に長くできるため、ほぼ等方性の張力が働く。したがって、接続部位 6に設けた表面領域の寸法をほぼ等方的に縮小することができる。図示した鋭利 な角部を有するジグザダ模様のかわりに、曲線を有する形状であっても本発明の 概念の範囲とし、狭義のジグザグ模様ではなく波型形状も可能である。このよう なすべての形状が包括され、本発明の範囲内と見なされるものとする。 図6による接続部位6間の中空空間5に含まれる流体の流動性は、接続部位6 に垂直な状態では不可能である限り、制約される。 図7は、接続部位6の配置について変更を加えた構造を有する第1の実施の形 態における本発明による防護服を示す。この図においても上着2は省概略する。 層3、4は述のように本質的に非伸縮性材料から製作される。この事実及び、着 用者の体にぴったりフィットするという本発明による衣服についての要件を満た すため、着用者が着席している状態であってもこの衣服がこの要件を満たさなけ ればならない。つまり、少なくとも図7に示す構造の実施の形態において、こ の防護服は各着用者用に裁断されるということである。着用者が着席位置につく まで着用者の可動性を維持するため、図7による構造の実施の形態はファスナ1 1、12、13を設けている。ファスナ11は胸から腹まで続き、防護服を首か ら股間まで開くことができる。2本のファスナ12は首から臀部を回って大腿部 の側部を通り、脚の下部から足首までつながる。2本のファスナ13は肩から始 まり腕の側部を通って手までつながる。図示の構造の実施の形態において、防護 服は手及び足をカバーしない。防護服を着用し、ファスナ11、12、13によ り一部閉じ、航空機に着席してから完全に閉めることができる。 図7に示す接続部位6の構成は、着用者の右側と左側とで本発明による構造の 異なる形態を備えている。図2〜図6の形状の概念からこれらどちらの構造も本 発明によるものであり、層3、4を備える基本材料が縮小することにより、内圧 に対応する補整圧力が外側から体表面に加わる、あるいは張カσが発生して上述 の外力が直ちに起こるという効果がある。この構成において、流体の流れが主に 頂部から底部にかけて、しかも左から右にも滞らないことが肝要である。ファス ナ11、12、13によりこの横方向の流動を妨げることは明らかであるが問題 となるほどではない。各ファスナ11〜13の各半分に直ちに隣接して、それぞ れに接続部位6がその全長にわたり走る。これによりファスナ11〜13は張力 を伝達するが、中空空間5内に含まれる流体とはいかなる種類の接触もない。図 7による防護服はファスナの配置により、後部(図7では見えず)、左及び右上 部14、左及び右正面部15という5つの独立した部分に分割することができる 。流体を中空空間5に流入してそこに保持する充填処理のため、14、15の各 部分及び後部には少なくとも2つの弁16、17を備え、弁16はそれぞれ各部 分の下端部に、弁17は上端部に配置する。もちろん中空空間5には一度充填す るだけでよい。この充填及びすべての場合の通気部位を充填処理後に封止する。 これにより用いたすべての弁16、17は余材となる。 図8において、符号18で示す後部の尻部分をホす。上部において接続部位は 本質的に鉛直に走っている。主な張力方向は水平であることから外力が腹腔内の 組織に加わるが、これによりその大きさが制限されるため、鬱血は起こらない。 後部について図示した構造は正面にも連続する(図7)。尻部をは図4による構 造で被覆し、尻部の各側を図示のように中空形状からの圧力下で包囲する。 このように領域が接続され、大腿部が特に、図示した中空形状の範囲に沿って 作用する圧力下となる。 図9は、防護服の構造を示す第2の実施の形態の断面図である。脚の全長に走 るファスナ12の部分は少なくとも省略する。この実施の形態の構造はインサー ト19を備える。図示した防護服部分を閉じるため、層3、4を備えることがで きるが中空空間56あるいは接続部位6を設けずに製造されたインサートを挟み こむ。閉塞用にに面ファスナ20を設け、身体側の部分21をその相対部分より 幅広に作製する。これにより、衣服を着用者の目下の状態に整合することができ る。このような防護服においては、できる限りだぶ付いた寸法で作製することは 避ける。脚、すなわち大腿部及び下肢について図示しているが、図9による構造 は腕及び胃部と腹部とを含む領域までの上体部分にも適用する。面ファスナ20 の代りに、図11に示すようにファスナと組み合わせて調整可能なひもを備えた 閉塞手段を設けることも可能である。連続的な面ファスナ20の変わりに、複数 の繊維レースを配置し、それぞれを面ファスナ20として装備して身体側に位置 する連続部分21と閉じることも可能である。 図10の詳細図は図9にファスナ12を補足したものである。これにより衣服 は図7に図示したように、図9により図示したように面ファスナ20、21によ り着用者の状況に整合する必要が発生したらその折々に完全に開くことができる 。 図11による構造の実施の形態において、衣服の全長にわたり多数存在する紐 23及び留め具22により整合する。紐23を防護服の増強部分24に固定する 。これにファスナ12の一部を固定して、他の部分は挟み込まれていない防護服 部分に固定する。連続的な面ファスナを複数のレースに転換することも本発明の 概念範囲内の変更である。 この防護服構造の第3の実施の形態を図12に示す。この図は左手側及び右手 側半分に分けて、それぞれが実施の形態の構造の変形を示すものであり、どちら の変形にも共通することは、下着1及び上着2とは別の衣服の主要部あるいは有 効部分を、伸縮性に乏しいが空気及び蒸気に対して透過性の繊維材料で製造する ことである。この主要部の参照符号は37である。図12の左側には防護服の全 長にわたり波型形状の帯38が走り、左側の腕全長にも参照符号を39とした同 様の帯が走る。帯38、39に層3、4を上述のように溶着、接合、あるいは縫 合する。主要部37の波型形状帯38、39との接続は縫合及び/又は溶着ある いは接合により行う。帯38、39はそれぞれ中空空間5を接続するように設計 されており、これらの従属的圧力及び等方性縮小を充分にすることにより、張力 を介して繊維材料の主要部上に必要な圧力を発生する。各帯38、39もまた下 弁16及び上弁17を備える。 図12の右側における変更は一箇所だけであり、それは身体に沿って延在する 帯40及び腕に沿って延在する帯41である。どちらの帯40、41とも図5に よる接続部位6パターンを備えており、同様に等方性縮小をもたらす。腕部への 上部14の接続部位43でもある防護服の両方の肩部分42を弾性繊維材料で製 造し、着用者の可動性を高める。 図12によると、着用者が着席する際に防護服内に膝及び肘を含む部分におい て、その各部分に弾性インサート52を設ける。図示していないが本発明の概念 範囲内として、その上及び/又は下に枝分かれした帯38〜41を備える。これ らにより、引張方向及び着用者の身体への適合を最適にすることができる。図7 に よる形状及び図12あるいは図16による形状のどちらにおいても、肘曲げ及び 股間領域などの着用者が着席したときに皺の寄った折り目がつく部分によじれの ない弾性曲げ要素といった例えば小さな管を挿入することは本発明の範囲内であ る。これにより、接続を流体静力学的に確保することができる。波型形状帯38 、39、40、41を別個の帯25に分割することができる。この分割に付いて は以下に図13を用いてより詳細に説明する。 図13は、本発明による帯38〜41の分割部分を示し、図13aは断面図で あり、図13bは平面図である。ここでは帯40を図示しているが、以下の説明 は同様に他の形態を有する構造にも当てはまるものである。帯40をその全長に 沿って分離した部分帯25に分割し、各々に下弁16及び上弁17を備える。部 分帯25は、縦に一部分を重ねて接続部位6及び縁部において互いに接続するよ うに配置する。加速の影響により上部帯25の圧力が増加した場合、この圧力増 加は下部帯25に伝達される。このような解決策に対する変更の利点は、部分帯 25が破損した場合にもその故障は全体の構成のうち一部にしか起こらず、さら にこれは部分帯25に分割された他の帯40により少なくとも補うことができる ことから、安全性を増したことにある。明らかにこの解決策に対する変更は図7 による構造を有する実施の形態にも用いることができる。重ね合わせ部分を単に 幅広にすればよいだけである。 図12の構造を有する例は図14に示すように閉じられる。この図14を、以 下に示すように一方では腕及び脚に同じように適用し、もう一方では防護服全体 を閉塞するために適用する。腕及び足円筒部を図12によるようにファスナ12 を用いて完全に開く。これらをインサート19により64、65で示す1対と結 合する。インサート19は張力に加圧されないため薄い繊維材料で作製すること ができる。65で示す一方には面ファスナ部分21を備え、それに対応する部分 20を市地66に固定する。面ファスナ20、21により着用者の目下の状況に 整合することができ、航空機に乗込む前に調節する。この防護服を切るためには すべてのファスナを開け、着用後ファスナ12を閉める。着用者は白由に動くこ とができる。61a、61bで示す他の1対のファスナによりインサートを閉じ る。動きはやや制限されるが、インサート52が弾性であるため航空機に乗込む ことは困難ではない。次いでさらに第3のファスナ62a、62bを閉じる。最 後に第4のファスナ63a、63bで第2の小さい方のインサート19aを閉じ る。腕の円筒部はこの構造を有し、脚の円筒部も同様である。しかしながら、フ ァスナ44により図12に示すように脚の円筒部におけるファスナ61a、b、 62a、b、63a、bは足首から首の開口部まで延在する。第4のファスナ6 3a、bを閉じることにより、着用者は着席位置に固定され、直進飛行に対応す る基準圧力が防護服のなかに発生して、防護服がカバーする全体長に分散してい る流体により、中空空間5内に均一な圧力及び均一な張力が形成される。防護服 の股間に位置する開口部46を外陰部用に設けることが可能であり、これを弾性 繊維材料により閉塞することができる。 飛行試験では開口部46を設けたことによる健康への被害は見られなかった。 そればかりか防護服の着用者の可動性が改良された。 図14による解決策に対する変更例を図15に示す。この図において、小さい インサート19aと同様に第4のファスナ63a、bを省略する。その代わりに 帯38〜41に類似した中空空間として概略を示した張力素子を置く。この張力 素子26は図15の断面図に示すファスナ全長に延在するが、数個の部分に分割 して分離することも可能である。 ファスナ61a、b;62a、b;及び面ファスナ20、21を閉じた後、張 力素子26を例えば圧縮空気により膨張させる。その圧力は可能な限りの最大曲 線飛行加速度における最も深部の中空空間5における圧力より高い。 形成する張力素子26の幅により、要件となる必要値に正確に基本張力σを調 整することができる。 図16は再度、防護服の後側を変更した左手側半分と同様の右手側半分を示す ものである。「左」及び「右」の概念は図14とは逆になっている。この2種類の変 更では、左側にジグザグ形状の帯38を、右側に延伸状の帯40を挿入して備え る。どちらの帯とも着用者の肩部分から足まで延在する。明らかに、特有な形態 の構造として正面及び後面の左右の側を同じように製造することができるが、一 方、正面側に後ろ側とは異なる中空空間5パターンを備えることも可能である。 膝領域において帯38、40の双方を細く作製する。これにより、不当に高い 張力が膝部に発生しないばかりか、弾性インサート52用の空間を設けることが できる。 図16には再度、帯38、40に関して2種類の変更を構造に加えた、図12 による構造を示す実施の形態の後側を示す。本発明によって同様に帯38、40 の幅に変化を付けて正確な張力を形成する。 肘領域において、図16の実施の形態は弾性インサート52を備える。 図17による流体充填インサート67a、bも本発明の範囲である。これは防 護服の下に着用するものであり、本明細書では図示のように67a、bの2つの 半分構造に分割しているが、互いに接続することも可能である。各インサート6 7a、bを上方に延在するリザーバ68a、bに接続する。2つのリザーバ68 a、bは保護層を形成する層3、4の外側部分であるが、有利なことに上着2の 内側に着用することができる。これにより、インサート67a、bだけが層3、 4及び主要部37内の主な張力を受けることになる。インサート67a、bの目 的は胃/腹部領域に均等な圧力をかけることである。着用者の解剖組織上の特性 にしたがって、これらの領域間における防護服を比較的に平坦にする。これは、 衣服内の内圧が補償される前に腹部が比較的強力に増量できるということである 。この結果、一方では腹腔部に不当な鬱血が起こり、他方では横隔膜に荷重が かかる可能性がある。後者が起こると、張力の損失により横隔膜が上方へ突出す ることで息を吐き出せなくなるほど腹部呼吸が困離となる。 着用者にG荷重がかかると、流体はリザーバ68a、bからインサート67a 、bに流入して、腹部空間の内圧をインサート67a、b及びリザーバ68a、 b内に発生する補償圧力に対応させる。リザーバ68a、bを防護服に固定する 、あるいはできる限り首周りの帯上に装着することができる。さらに、インサー ト67a、bを統合して一体化することも本発明の範囲内である。 図18は、図17の流体充填インサート67a、bに類似する、加圧された腹 部袋の構造を示す第2の実施の形態を示す図である。エラストマー製の解剖組織 的な形状を有する袋71は、ダイビングスポーツで公知のリザーバに類似した自 動的人工肺式中程度圧力のリザーバである。この袋を、圧力ボトルとして概概略 を図示した呼吸用の搭乗高圧リザーバ73から圧力作動調整弁72を介して加圧 する。調整弁72は高圧リザーバ72からの呼吸ガスを人工肺中の圧力を少し上 回る圧力まで減圧する。これを帯38、40の一方と連通する圧力ライン74を 介して制御する。圧力ライン74が帯38、40の一方における伝達位置におい て腹部領域内に開通し、制御弁として伝達位置75における主な静水圧を採択す る。これに対して可能な2種類の変型によると、一方では、調整弁を上述の伝達 位置75と同じ静水圧にして圧力ライン74に流体を充填することができ、もう 一方では圧力ライン74が空気あるいはより一般にガスを運搬し、伝達位置にお ける静水圧が減圧弁(図示せず)を制御して圧力ライン74に高圧リザーバ73 からの圧力を減圧してかけることができる。 一方、防護服の下に着用する袋71を、張力σ及び調整弁72により中定殿圧 力pmに減圧された高圧により作動する。pmの力学的定義の種類により、これは 腹部領域における静水圧に相応し、腹部組織は荷重から解放され、横隔膜はその 瞬間的重量の増加から解枚される。正確なpm値は、各場合に応じて調整弁72 により調節することができる。 ダイビングスポーツの人口肺で公知のものと同様の、呼吸作用に対応する第2 調整弁76を袋71に接続する。これにより呼吸圧paは中程度の圧力pmをわず かに下回る。調整弁76から呼吸管77及び呼吸マスク78に注入する。 息を吸い込むと、その呼吸量より少ない量が袋71から部分的に排出される。 これらの量を同じにするため、第2の調整弁76に流出装置を備え、調整弁から 直接外側へ呼吸気の予め定められた調整可能な量を吹き出すことが可能である。 飛行用ヘルメット(図示せず)においてあるいはそれとは別に、パイロットは 頭部に密着する貝殻型のイヤホンハーネス80を使用する。これから呼吸マスク 78までの各側に接続管79を設け、これにより確実に両側の鼓膜に同じ圧力、 呼吸圧をかける。いずれにしても呼吸マスク78及びイヤホン80はパイロット の装備の一部であり、追加したものは2本の接続管79だけである。 図19は、一部を除去して示した飛行用ブーツ48の断面図である。着用者の 足49とブーツ48に固定された通常のベロ50との間に、再度、流体充填中空 空間5を有する層3、4を備えた二重構造の第2のベロを挿入する。この第2の ベロ51を、防護服の構造を示して上記に説明したすべての実施の形態について 、脚部の連続部分として設ける。中空空間5は脚部の中空空間と連通する。 エンジンの作動中、それが地上であってもコックピット内を快適な温度に調節 して保持することは一般に難しくない。準備段階において、パイロットが既にコ ックピットに着席しているがエンジンがまだ静止状態である場合、状況によって は非常に暑い、あるいは不快な寒さである可能性がある。コックピット内の空調 が充分ではない、あるいは故障している場合には、当然このようなことが起こり 得る。防護服の構成要素である仕組みの概略を図20に示す。ここには下着1の 一部が図示されている。これは例えば、繊維用の公知の接合技術により結合され た2枚の緯糸層を有する。内層の符号を48とするこれらの層の間に、ペルチエ 効果素子49の配列を備える。これらはすべて電気的に接続されて、導電体50 に導電する。その1つの極板が、直流電圧あるいはそれに接続された導電体に通 じており、他の極板あるいはそれに接続された導電体につながる導電体51にも に通じている。導電体50、51を一緒にコネクタソケット52内に取りこみ、 これを下着1の外層(図示せず)を介して、防護服及び上着2の有効領域内にお ける適した嵌合部分(図示せず)に対応させる。 直流電圧を調節する極性及びそれに伴うペルチエ素子を通過する直流電流の方 向にしたがって、ペルチエ素子49を往来する加熱エネルギの流れの方向を転換 することができる。これにより同一装置を用いて加熱あるいは冷却が可能となる 。図20による仕組みによる加熱設定にした高温リザーバ及び冷却設定にした低 温リザーバを航空機側部に配置する。 導電体50、51にはかなりの可撓性を持たせ分離して製造する。公知の半田 を用いない接続技術により、これをペルチエ素子49に接続する。高い熱効率を 有する半導体ペルチエ素子が入手可能である。ペルチエ素子49の配列の概概略 を上体部の正面について図20に示す。これを後部領域及び四肢について、同じ あるいは適した方法で実行できることは明白である。ダイオードを用いることに より、ペルチエ素子49を加熱のみ、あるいは冷却のみに配列した特定領域を設 けることも可能である。このようなダイオード53を例として腹部領域について 図20に図示する。 さらに、ペルチエ素子を数カ所の独立した回路内に配列して、身体の特定部分 を選択的に加熱あるいは冷却することを可能にすることもできる。その際コネク タソケットに相応する数の接続部分を設ける。 図21は、上記に説明した防護服における追加設備を示した概略図であり、座 席面93を有するパイロットの座席92に着席したパイロット91を側面から示 している。座席面93上には、例えば留め具により固定されたクッション94 があり、これを図22に詳細に示す。図22の図において、クッション94は3 つの本質的に独立した層95、96、97を備えており、各層はそれぞれ低伸縮 性繊維材料で封入している。層95、96、97は内部にそれぞれ開放細孔型プ ラスチックフォーム材料98、99、100を含む。最上層95から最下層97 にかけて硬度が増すように、これらに異なる硬度を備えることが好ましい。各気 密に封入された層は、外部へ通じる接続部101、102、103を例えば管形 状で有する。これらの3つの接続部101〜103は通気弁104に開通する。 この操作方法については以下に詳しく説明する。出口105及びフラッディング 口106を設ける。 例えば出口105を図15による張力素子26に接続する。別の方法として、 帯38〜41の形態をとる中空空間5の内側に接続することもできる。 層95〜97の充填物は、第1の場合は空気、第2の場合は中空空間5内と同 じ流体あるいは同様に空気であることが好ましい。空気が層95〜97の充填物 である場合、中空空間5を帯38〜41の最高点で出口105に接続しなければ ならない。 パイロット91が、あるいは上述のように複数座席を備えた航空機であれば他 の乗員がクッション94上に座ると、プラスチックフォーム材料98〜100が 本質的に圧搾されないように起立する。層95〜97内に、張力素子内と同じよ うにあるいは帯38〜41の最高点のもの同じ圧力がかかる。 図22において重り107として単に象微的に示されているパイロット91が さらに航空機を加速すると、最上層95内のプラスチックフォーム材料98は圧 搾され、この層から出た空気が張力素子26内に張力を追加する、あるいは中空 空間5内の圧力を追加するため、増加した静水圧による分力に加え、防護服の繊 維主要部37内の張力σが増加する。 パイロット91あるいは重り107による圧力により、層95がすでに押しつ ぶされた質量を超える質量が発生した場合、層96内のプラスチックフォーム9 9が圧搾され始める。同様のことが層97内のさらに硬度の高いプラスチックフ ォーム100に起こる。 G荷重を解放後、プラスチックフォーム材料98〜100は空気を再び取込ん で元の形状に回復し、張力素子内のプレストレスされた圧力は元の値に戻る。 パイロット91が席を立つと、通気弁104の外側の圧力が解除される。これ によりフラッディング口106と層95〜97の内側が開通してプラスチックフ ォーム材料98〜100の圧力は環境と平衡になる。 本明細書においては3層95〜97について説明しているが、層の数を少なく することも可能であり、2層にして間隔を広く取っても、クッション94に単層 95を用いて段階付けをなくしてもよい。 図22の別の方法として、クッション94を空間的に分割することができる。 層95を加速防護服とその内側あるいは外側に一体化し、層96を防護服の外側 に固定し、第3の層97があれば、これを座席面93の構成要素とすることがで きる。接続部101〜103は、出口105の張力素子弁26あるいは中空空間 5への接続と同様に、プラグ差込式簡易コネクタとして形成することが好ましい 。 層95〜97に流体を充填する場合、図示の形態でのフラッディング口106 は削除し、代りに別個の充填弁を設ける。
【手続補正書】 【提出日】平成12年5月2日(2000.5.2) 【補正内容】 明細書 加速度に対する防護服 技術分野 本発明は請求の範囲1の前文による、例えば高性能航空機の曲線飛行中に起こ る加速による影響から保護する衣服に関する。 背景技術 多くのこのような防護服は知られるようになってきた。本発明に最も関連する 衣服は圧力原理に基づいて機能する。パイロットの身体を、あるいは複数の座席 を有する航空機の場合であれば当然他の乗員の身体も、液体を担持した2層構造 により包囲する。身体自身のまずは血液などの流体にかかる加速度は、同じ程度 に防護服内の液体にも影響を及ぼし、身体の流体から皮膚に作用するものに対応 する圧力が体表面上に形成される。このような衣服は、理論圧力原理を転換した 欧州特許第0376027号(D1)に開示されて公知である。このD1により 公知の転換には、低弾性の衣服が外側に保持する比較的大量の液体が必要である 。パイロットの身体の血管、内臓及び皮膚への圧力は解除されるが、一方では骨 格及び静止状態の筋肉組織といった身体部分にはさらに、担持される水分重量に 加速係数を乗じたかなりの荷重がかかるため、脊柱にかかる荷重を除去するため に支持コルセットを適用しなければならない。さらに、D1による防護服を着用 すると、パイロットは外側からの手助けがなければ航空機の乗降ができない。水 あるいは一般的な流体の充填は航空機内でのみでしか実施できない。跳ね出し座 席による非常出口などとんでもないことである。この防護服を着用すればやはり 外側からの相当な補助が必要となる。 別の防護服は、本質的に圧力原理の上に成り立つ米国特許第5,153,93 8号(D2)により公知である。身体の大部分を被覆しないで残す下着は液体を 充填した平坦な複数の袋を備える。その上に着用する洒落た上着には本質的に伸 縮性がなく、これらの一揃い全体を一緒に保持する。袋により形成される圧力は 上着から下着が保護していない身体部分に伝達される。 下着により体全体を覆っていないため、実質的な流体、及びその質量と重量と は少なくて済むが、D2において請求されている衣服はなお重い。さらに重量を 削減し、動きの自由度を高めるため、D2において腕への圧力補償を完全になく し、代りに弾性腕輪を用いる。血液に加速力が追加されれば腕の量がかさむため 、腕部分の弾性材料の張力がさらに増すことから、今のところその補整効果は従 属した加速だけである。 純粋な圧力原理に基づく別の防護服はスイス特許第687573号(D3)に より公知であるが、これは柔軟性のない外皮で上着を形成して一体製造されてお り、この防護服も重量が大きいという欠点がある。 発明の開示 本発明が解決しようとする目的は、主に瞬間的にZ軸位置で高性能航空機の曲 線飛行において発生する加速力の影響から保護する衣服の製造であり、さらに製 造する防護服は以前から公知のものより軽量で、手助けなく着用者が着脱でき、 航空機への着用者の乗降も可能であり、着用者が一般に航空機外で通常の動きが できるものでなければならない。 以上の目的に対する対処について、請求の範囲1において本質的な特性を、他 の請求の範囲においてはさらなる利点の展開を記載している。 図面の簡単な説明 本発明の概念を添付図面を用いてさらに詳細に説明する。 図1は、防護服の層構造を示す断面図である。 図2aは、接続部位の第1の配置を示す平面図であり、 bは、その第1の断面図、 cは、その第2の断面図、 dは、その第3の断面図である。 図3は、接続部位の第2の配置を示す断面図である。 図4aは、接続部位の第3の配置を示す平面図であり、 bは、その側面図である。 図5は、接続部位の第4の配置を示す。 図6は、接続部位の第5の配置を示す。 図7は、2種類に変形した防護服構造の第1の実施の形態を示す正面図である 。 図8は、第1の実施の形態の構造の背面からの詳細図である。 図9は、閉塞装置構造の第1の実施の形態を示す断面図である。 図10は、図9に対する第1の変更を示す断面図である。 図11は、図9に対する第2の変更を示す断面図である。 図12は、2種類に変形した防護服構造の第2の実施の形態を示す正面図であ る。 図13aは、変更を加えた構造の長手方向断面図であり、 bは、その平面図である。 図14は、閉塞装置構造の第2実施の形態を示す断面図である。 図15は、閉塞装置構造の第3の実施の形態を示す断面図である。。 図16は、図12の背面図である。 図17は、本発明による付加物を示す概略平面図である。 図18は、圧力呼吸システムを示す概略図である。 図19は、細部の一部が断面である側面図である。 図20は、防護服の加熱及び冷却構造を示す概略図である。 図21は、付加装置を用いて着席しているパイロットを示す概略側面図である 。 図22は、図21の詳細図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明による防護服は基本的に3つの衣服を含む。最も内側の衣服は、図1に 概略を示すように繊維下着1を含む。実際の防護服はこの上に着用するものであ って、これは内側層3と外側層4とから構成される。層3は、アラミド繊維など の低伸縮性繊維材料からなる外装で装備した水密プラスチック材料を含む。層4 は、層3と同じ材料で製造して、層3にさまざまな位置で接続する。層3及び層 4の接続は、例えば溶着あるいは縫い目を引き続き封止する縫合により行う。層 3及び層4を接続することにより発生するパターンは本発明の重要部分であるた め、これについては以下において別に説明する。層3及び層4の間に、流動度及 び/又は密度を左右する添加剤をできれば含む水などの流体を、その接続により 発生する中空空間5内に担持する。層4の外側には、できればその全体表面ある いはさまざまな位置に接合する頑丈な繊維による上着2を装着し、この上にパイ ロットの衣服として必要かつ有用な物及び装置のすべてを固定する。下着1及 び上着2自体の存在及び形状は公知であるが、層3、4の一揃いを接合して単体 衣服を形成することが本発明の概念の一部である。本発明の概念の中心から逸脱 することなく、下着1及び上着2を別個の衣服として構成することも可能である 。本発明による防護服の有効部分は、部分的に接続された層3、4を備える。 図2a、図2b、図2c、図2dは層3、4への接続部位6の装着を示す詳細 図である。上述のように、これらの接続部位は溶着、接合、あるいは縫合により 行うことができる。図2aには、例えば6個の接続部位6の部分を示す。各接続 部位は長く薄い帯片の形態を有する。AA線から見た図2bには、層3、4間の 中空空間5に含まれる流体が流入し、加圧されるとすぐに、帯片形状を有する接 続部位6の端部間の分離部分が短くなることを示している。BB線から見た図2 cが示すように、同じことが接続部位6の横方向の分離部分にも当てはまる。 説明を明解にするために下着1及び上着2は省概略するが、層3、4、が形成 する構造を大腿部などの身体の一部に巻きつけると、図2dに概概略を示すよう な構造になる。 外側層4には張力σがかかり、内側層は本質的に張力のない状態で体表面上に 位置し、中空空間5には圧力pがかかる。このようにして特定圧力pが特定張力 に対応するように、接続部位6を介して伝達される張力aを形成する。 断面図に示すように、中空空間5を含まない分離領域7を2つの中空空間5の 間に設けるように中空空間5を配置すると、張力σを中空空間5から中空空間5 への間で本質的に低下しないように伝達することができる。張力の低下は通常放 射状に位置する内角σに応じて発生する。 σ(α)=σo.e-a'f H 上述の式において、 σ=初期張力 fH=包囲されて不動の身体にだけ適用される静止摩擦係数。しかしながら人体 組織の大半は応従して変形する。 分離領域7には互いに重ね合わせた層3、4を、又は例えば層3あるいは層4 のみのかなり可撓性ではあるが伸張性に乏しい繊維材料を備えてもよい。接続部 位6は中空空間に直ちに隣接する。図1、2に示すように、これらにより層3、 4を接続する、あるいは繊維材料にさらに確実に接続して分離領域7を作製する 。 図4a、bには、例えば放射状に適用された8つの接続部位6の構成が圧力に より起こしたひずみを示す。図4aには平面図が、図4bには一部断面図である 側面図が示されている。接続部位6の間にできる空間が2接続部位の相応部位間 の距離にほぼ比例して短くなるため、その構成は樽形状の高さを離れてバスケッ ト8を形成する。 このような構造は、肘、膝、尻などの包囲しなければならない体の曲線部分に 選択することが好ましく、図2による構造は体のもっと円柱状あるいは平坦な部 分に選択することが好ましい。図2の構造を変形したものを図5及び図6に示す 。 図5において、直線構造の接続部位が互いに距離を置いて配列されている。層 3、4間にできる中空空間5に含まれる流体を加圧することにより、接続部位6 に力が加わる(図5の小さい矢印)。このため層3、4の構造は、好適には直線状 の接続部位6に垂直に縮小する(図5の大きい矢印9)。しかしながら程度は小さ いが、同様の縮小がこの構造の直線状の接続部位6方向(大きい矢印10)に起 こる。それによる張力σはσacrosslongitudinalとなるように同じように比 例する。層3、4間の流体の流動性はこの構造において良好であり、直線状の接 続部位6に対して垂直方向ばかりでなく縦方向にも流動可能である。 図5とは対照的に、図6による構造には、接続部位6のジグザグ模様により層 3、4の面の双方の座標方向への張り出しがほぼ正確に長い、あるいは少なくと もほぼ正確に長くできるため、ほぼ等方性の張力が働く。したがって、接続部位 6に設けた表面領域の寸法をほぼ等方的に縮小することができる。図示した鋭利 な角部を有するジグザグ模様のかわりに、曲線を有する形状であっても本発明の 概念の範囲とし、狭義のジグザグ模様ではなく波型形状も可能である。このよう なすべての形状が包括され、本発明の範囲内と見なされるものとする。 図6による接続部位6間の中空空間5に含まれる流体の流動性は、接続部位6 に垂直な状態では不可能である限り、制約される。 図7は、接続部位6の配置について変更を加えた構造を有する第1の実施の形 態における本発明による防護服を示す。この図においても上着2は省概略する。 層3、4は述のように本質的に非伸縮性材料から製作される。この事実及び、着 用者の体にぴったりフィットするという本発明による衣服についての要件を満た すため、着用者が着席している状態であってもこの衣服がこの要件を満たさなけ ればならない。つまり、少なくとも図7に示す構造の実施の形態において、この 防護服は各着用者用に裁断されるということである。着用者が着席位置につくま で着用者の可動性を維持するため、図7による構造の実施の形態はファスナ11 、12、13を設けている。ファスナ11は胸から腹まで続き、防護服を首から 股間まで開くことができる。2本のファスナ12は首から臀部を回って大腿部の 側部を通り、脚の下部から足首までつながる。2本のファスナ13は肩から始ま り腕の側部を通って手までつながる。図示の構造の実施の形態において、防護服 は手及び足をカバーしない。防護服を着用し、ファスナ11、12、13により 一部閉じ、航空機に着席してから完全に閉めることができる。 図7に示す接続部位6の構成は、着用者の右側と左側とで本発明による構造の 異なる形態を備えている。図2〜図6の形状の概念からこれらどちらの構造も本 発明によるものであり、層3、4を備える基本材料が縮小することにより、内圧 に対応する補整圧力が外側から体表面に加わる、あるいは張力σが発生して上述 の外力が直ちに起こるという効果がある。この構成において、流体の流れが主に 頂部から底部にかけて、しかも左から右にも滞らないことが肝要である。ファス ナ11、12、13によりこの横方向の流動を妨げることは明らかであるが問題 となるほどではない。各ファスナ11〜13の各半分に直ちに隣接して、それぞ れに接続部位6がその全長にわたり走る。これによりファスナ11〜13は張力 を伝達するが、中空空間5内に含まれる流体とはいかなる種類の接触もない。図 7による防護服はファスナの配置により、後部(図7では見えず)、左及び右上部 14、左及び右正面部15という5つの独立した部分に分割することができる。 流体を中空空間5に流入してそこに保持する充填処理のため、14、15の各部 分及び後部には少なくとも2つの弁16、17を備え、弁16はそれぞれ各部分 の下端部に、弁17は上端部に配置する。もちろん中空空間5には一度充填する だけでよい。この充填及びすべての場合の通気部位を充填処理後に封止する。こ れにより用いたすべての弁16、17は余材となる。 図8において、符号18で示す後部の尻部分を示す。上部において接続部位は 本質的に鉛直に走っている。主な張力方向は水平であることから外力が腹腔内の 組織に加わるが、これによりその大きさが制限されるため、鬱血は起こらない。 後部について図示した構造は正面にも連続する(図7)。尻部をは図4による構造 で被覆し、尻部の各側を図示のように中空形状からの圧力下で包囲する。 このように領域が接続され、大腿部が特に、図示した中空形状の範囲に沿って 作用する圧力下となる。 図9は、防護服の構造を示す第2の実施の形態の断面図である。脚の全長に走 るファスナ12の部分は少なくとも省略する。この実施の形態の構造はインサー ト19を備える。図示した防護服部分を閉じるため、層3、4を備えることがで きるが中空空間56あるいは接続部位6を設けずに製造されたインサートを挟み こむ。閉塞用にに面ファスナ20を設け、身体側の部分21をその相対部分より 幅広に作製する。これにより、衣服を着用者の目下の状態に整合することができ る。このような防護服においては、できる限りだぶ付いた寸法で作製することは 避ける。脚、すなわち大腿部及び下肢について図示しているが、図9による構造 は腕及び胃部と腹部とを含む領域までの上体部分にも適用する。面ファスナ20 の代りに、図11に示すようにファスナと組み合わせて調整可能なひもを備えた 閉塞手段を設けることも可能である。連続的な面ファスナ20の変わりに、複数 の繊維レースを配置し、それぞれを面ファスナ20として装備して身体側に位置 する連続部分21と閉じることも可能である。 図10の詳細図は図9にファスナ12を補足したものである。これにより衣服 は図7に図示したように、図9により図示したように面ファスナ20、21によ り着用者の状況に整合する必要が発生したらその折々に完全に開くことができる 。 図11による構造の実施の形態において、衣服の全長にわたり多数存在する紐 23及び留め具22により整合する。紐23を防護服の増強部分24に固定する 。これにファスナ12の一部を固定して、他の部分は挟み込まれていない防護服 部分に固定する。連続的な面ファスナを複数のレースに転換することも本発明の 概念範囲内の変更である。 この防護服構造の第3の実施の形態を図12に示す。この図は左手側及び右手 側半分に分けて、それぞれが実施の形態の構造の変形を示すものであり、どちら の変形にも共通することは、下着1及び上着2とは別の衣服の主要部あるいは有 効部分を、伸縮性に乏しいが空気及び蒸気に対して透過性の繊維材料で製造する ことである。この主要部の参照符号は37である。図12の左側には防護服の全 長にわたり波型形状の帯38が走り、左側の腕全長にも参照符号を39とした同 様の帯が走る。帯38、39に層3、4を上述のように溶着、接合、あるいは縫 合する。主要部37の波型形状帯38、39との接続は縫合及び/又は溶着ある いは接合により行う。帯38、39はそれぞれ中空空間5を接続するように設計 されており、これらの従属的圧力及び等方性縮小を充分にすることにより、張力 を介して繊維材料の主要部上に必要な圧力を発生する。各帯38、39もまた下 弁16及び上弁17を備える。 図12の右側における変更は一箇所だけであり、それは身体に沿って延在する 帯40及び腕に沿って延在する帯41である。どちらの帯40、41とも図5に よる接続部位6パターンを備えており、同様に等方性縮小をもたらす。腕部への 上部14の接続部位43でもある防護服の両方の肩部分42を弾性繊維材料で製 造し、着用者の可動性を高める。 図12によると、着用者が着席する際に防護服内に膝及び肘を含む部分におい て、その各部分に弾性インサート52を設ける。図示していないが本発明の概念 範囲内として、その上及び/又は下に枝分かれした帯38〜41を備える。これ らにより、引張方向及び着用者の身体への適合を最適にすることができる。図7 による形状及び図12あるいは図16による形状のどちらにおいても、肘曲げ及 び股間領域などの着用者が着席したときに皺の寄った折り目がつく部分によじれ のない弾性曲げ要素といった例えば小さな管を挿入することは本発明の範囲内で ある。これにより、接続を流体静力学的に確保することができる。波型形状帯3 8、39、40、41を別個の帯25に分割することができる。この分割につい ては以下に図13を用いてより詳細に説明する。 図13は、本発明による帯38〜41の分割部分を示し、図13aは断面図で あり、図13bは平面図である。ここでは帯40を図示しているが、以下の説明 は同様に他の形態を有する構造にも当てはまるものである。帯40をその全長に 沿って分離した部分帯25に分割し、各々に下弁16及び上弁17を備える。部 分帯25は、縦に一部分を重ねて接続部位6及び縁部において互いに接続するよ うに配置する。加速の影響により上部帯25の圧力が増加した場合、この圧力増 加は下部帯25に伝達される。このような解決策に対する変更の利点は、部分帯 25が破損した場合にもその故障は全体の構成のうち一部にしか起こらず、さら にこれは部分帯25に分割された他の帯40により少なくとも補うことができる ことから、安全性を増したことにある。明らかにこの解決策に対する変更は図7 による構造を有する実施の形態にも用いることができる。重ね合わせ部分を単に 幅広にすればよいだけである。 図12の構造を有する例は図14に示すように閉じられる。この図14を、以 下に示すように一方では腕及び脚に同じように適用し、もう一方では防護服全体 を閉塞するために適用する。腕及び足円筒部を図12によるようにファスナ12 を用いて完全に開く。これらをインサート19により64、65で示す1対と結 合する。インサート19は張力に加圧されないため薄い繊維材料で作製すること ができる。65で示す一方には面ファスナ部分21を備え、それに対応する部分 20を布地66に固定する。面ファスナ20、21により着用者の目下の状況に 整合することができ、航空機に乗込む前に調節する。この防護服を切るためには すべてのファスナを開け、着用後ファスナ12を閉める。着用者は自由に動くこ とができる。61a、61bで示す他の1対のファスナによりインサートを閉じ る。動きはやや制限されるが、インサート52が弾性であるため航空機に乗込む ことは困難ではない。次いでさらに第3のファスナ62a、62bを閉じる。最 後に第4のファスナ63a、63bで第2の小さい方のインサート19aを閉じ る。腕の円筒部はこの構造を有し、脚の円筒部も同様である。しかしながら、フ ァスナ44により図12に示すように脚の円筒部におけるファスナ61a、b、 62a、b、63a、bは足首から首の開口部まで延在する。第4のファスナ6 3a、bを閉じることにより、着用者は着席位置に固定され、直進飛行に対応す る基準圧力が防護服のなかに発生して、防護服がカバーする全体長に分散してい る流体により、中空空間5内に均一な圧力及び均一な張力が形成される。防護服 の股間に位置する開口部46を外陰部用に設けることが可能であり、これを弾性 繊維材料により閉塞することができる。 飛行試験では開口部46を設けたことによる健康への被害は見られなかった。 そればかりか防護服の着用者の可動性が改良された。 図14による解決策に対する変更例を図15に示す。この図において、小さい インサート19aと同様に第4のファスナ63a、bを省略する。その代わりに 帯38〜41に類似した中空空間として概略を示した張力素子を置く。この張力 素子26は図15の断面図に示すファスナ全長に延在するが、数個の部分に分割 して分離することも可能である。 ファスナ61a、b;62a、b;及び面ファスナ20、21を閉じた後、張 力素子26を例えば圧縮空気により膨張させる。その圧力は可能な限りの最大曲 線飛行加速度における最も深部の中空空間5における圧力より高い。 形成する張力素子26の幅により、要件となる必要値に正確に基本張力σを調 整することができる。 図16は再度、防護服の後側を変更した左手側半分と同様の右手側半分を示す ものである。「左」及び「右」の概念は図14とは逆になっている。この2種類の変 更では、左側にジグザグ形状の帯38を、右側に延伸状の帯40を挿入して備え る。どちらの帯とも着用者の肩部分から足まで延在する。明らかに、特有な形態 の構造として正面及び後面の左右の側を同じように製造することができるが、一 方、正面側に後ろ側とは異なる中空空間5パターンを備えることも可能である。 膝領域において帯38、40の双方を細く作製する。これにより、不当に高い 張力が膝部に発生しないばかりか、弾性インサート52用の空間を設けることが できる。 図16には再度、帯38、40に関して2種類の変更を構造に加えた、図12 による構造を示す実施の形態の後側を示す。本発明によって同様に帯38、40 の幅に変化を付けて正確な張力を形成する。 肘領域において、図16の実施の形態は弾性インサート52を備える。 図17による流体充填インサート67a、bも本発明の範囲である。これは防 護服の下に着用するものであり、本明細書では図示のように67a、bの2つの 半分構造に分割しているが、互いに接続することも可能である。各インサート6 7a、bを上方に延在するリザーバ68a、bに接続する。2つのリザーバ68 a、bは保護層を形成する層3、4の外側部分であるが、有利なことに上着2の 内側に着用することができる。これにより、インサート67a、bだけが層3、 4及び主要部37内の主な張力を受けることになる。インサート67a、bの目 的は胃/腹部領域に均等な圧力をかけることである。着用者の解剖組織上の特性 にしたがって、これらの領域間における防護服を比較的に平坦にする。これは、 衣服内の内圧が補償される前に腹部が比較的強力に増量できるということである 。この結果、一方では腹腔部に不当な鬱血が起こり、他方では横隔膜に荷重がか かる可能性がある。後者が起こると、張力の損失により横隔膜が上方へ突出する ことで息を吐き出せなくなるほど腹部呼吸が困難となる。 着用者にG荷重がかかると、流体はリザーバ68a、bからインサート67a 、bに流入して、腹部空間の内圧をインサート67a、b及びリザーバ68a、 b内に発生する補償圧力に対応させる。リザーバ68a、bを防護服に固定する 、あるいはできる限り首周りの帯上に装着することができる。さらに、インサー ト67a、bを統合して一体化することも本発明の範囲内である。 図18は、図17の流体充填インサート67a、bに類似する、加圧された腹 部袋の構造を示す第2の実施の形態を示す図である。エラストマー製の解剖組織 的な形状を有する袋71は、ダイビングスポーツで公知のリザーバに類似した自 動的人工肺式の中程度の圧力のリザーバである。この袋を、圧力ボトルとして概 略を図示した呼吸用の搭乗高圧リザーバ73から圧力作動調整弁72を介して加 圧する。調整弁72は高圧リザーバ72からの呼吸ガスを人工肺中の圧力を少し 上回る圧力まで減圧する。これを帯38、40の一方と連通する圧カライン74 を介して制御する。圧カライン74が帯38、40の一方における伝達位置にお いて腹部領域内に開通し、制御弁として伝達位置75における主な静水圧を採択 する。これに対して可能な2種類の変型によると、一方では、調整弁を上述の伝 達位置75と同じ静水圧にして圧力ライン74に流体を充填することができ、も う一方では圧力ライン74が空気あるいはより一般にガスを運搬し、伝達位置に おける静水圧が減圧弁(図示せず)を制御して圧力ライン74に高圧リザーバ7 3からの圧力を減圧してかけることができる。 一方、防護服の下に着用する袋71を、張力σ及び調整弁72により中程度圧 力pmに減圧された高圧により作動する。pmの力学的定義の種類により、これは 腹部領域における静水圧に相応し、腹部組織は荷重から解放され、横隔膜はその 瞬間的重量の増加から解放される。正確なpm値は、各場合に応じて調整弁72 により調節することができる。 ダイビングスポーツの人口肺で公知のものと同様の、呼吸作用に対応する第2 調整弁76を袋71に接続する。これにより呼吸圧paは中程度の圧力pmをわず かに下回る。調整弁76から呼吸管77及び呼吸マスク78に注入する。 息を吸い込むと、その呼吸量より少ない量が袋71から部分的に排出される。 これらの量を同じにするため、第2の調整弁76に流出装置を備え、調整弁から 直接外側へ呼吸気の予め定められた調整可能な量を吹き出すことが可能である。 飛行用ヘルメット(図示せず)においてあるいはそれとは別に、パイロットは 頭部に密着する貝殻型のイヤホンハーネス80を使用する。これから呼吸マスク 78までの各側に接続管79を設け、これにより確実に両側の鼓膜に同じ圧力、 呼吸圧をかける。いずれにしても呼吸マスク78及びイヤホン80はパイロット の装備の一部であり、追加したものは2本の接続管79だけである。 図19は、一部を除去して示した飛行用ブーツ48の断面図である。着用者の 足49とブーツ48に固定された通常のベロ50との間に、再度、流体充填中空 空間5を有する層3、4を備えた二重構造の第2のベロを挿入する。この第2の ベロ51を、防護服の構造を示して上記に説明したすべての実施の形態について 、脚部の連続部分として設ける。中空空間5は脚部の中空空間と連通する。 エンジンの作動中、それが地上であってもコックピット内を快適な温度に調節 して保持することは一般に難しくない。準備段階において、パイロットが既にコ ックピットに着席しているがエンジンがまだ静止状態である場合、状況によって は非常に暑い、あるいは不快な寒さである可能性がある。コックピット内の空調 が充分ではない、あるいは故障している場合には、当然このようなことが起こり 得る。防護服の構成要素である仕組みの概略を図20に示す。ここには下着1の 一部が図示されている。これは例えば、繊維用の公知の接合技術により結合され た2枚の緯糸層を有する。内層の符号を48とするこれらの層の間に、ペルチエ 効果素子49の配列を備える。これらはすべて電気的に接続されて、導電体50 に導電する。その1つの極板が、直流電圧あるいはそれに接続された導電体に通 じており、他の極板あるいはそれに接続された導電体につながる導電体51にも 通じている。導電体50、51を一緒にコネクタソケット52内に取りこみ、こ れを下着1の外層(図示せず)を介して、防護服及び上着2の有効領域内におけ る適した嵌合部分(図示せず)に対応させる。 直流電圧を調節する極性及びそれに伴うペルチエ素子を通過する直流電流の方 向にしたがって、ペルチエ素子49を往来する加熱エネルギの流れの方向を転換 することができる。これにより同一装置を用いて加熱あるいは冷却が可能となる 。図20による仕組みによる加熱設定にした高温リザーバ及び冷却設定にした低 温リザーバを航空機側部に配置する。 導電体50、51にはかなりの可撓性を持たせ分離して製造する。公知の半田 を用いない接続技術により、これをペルチエ素子49に接続する。高い熱効率を 有する半導体ペルチエ素子が入手可能である。ペルチエ素子49の配列の概略を 上体部の正面について図20に示す。これを後部領域及び四肢について、同じあ るいは適した方法で実行できることは明白である。ダイオードを用いることによ り、ペルチエ素子49を加熱のみ、あるいは冷却のみに配列した特定領域を設け ることも可能である。このようなダイオード53を例として腹部領域について図 20に図示する。 さらに、ペルチエ素子を数カ所の独立した回路内に配列して、身体の特定部分 を選択的に加熱あるいは冷却することを可能にすることもできる。その際コネク タソケットに相応する数の接続部分を設ける。 図21は、上記に説明した防護服における追加設備を示した概略図であり、座 席面93を有するパイロットの座席92に着席したパイロット91を側面から示 している。座席面93上には、例えば留め具により固定されたクッション94が あり、これを図22に詳細に示す。図22の図において、クッション94は3つ の本質的に独立した層95、96、97を備えており、各層はそれぞれ低伸縮性 繊維材料で封入している。層95、96、97は内部にそれぞれ開放細孔型プラ スチックフォーム材料98、99、100を含む。最上層95から最下層97に かけて硬度が増すように、これらに異なる硬度を備えることが好ましい。各気密 に封入された層は、外部へ通じる接続部101、102、103を例えば管形状 で有する。これらの3つの接続部101〜103は通気弁104に開通する。こ の操作方法については以下に詳しく説明する。出口105及びフラッディング口 106を設ける。 例えば出口105を図15による張力素子26に接続する。別の方法として、 帯38〜41の形態をとる中空空間5の内側に接続することもできる。 層95〜97の充填物は、第1の場合は空気、第2の場合は中空空間5内と同 じ流体あるいは同様に空気であることが好ましい。空気が層95〜97の充填物 である場合、中空空間5を帯38〜41の最高点で出口105に接続しなければ ならない。 パイロット91が、あるいは上述のように複数座席を備えた航空機であれば他 の乗員がクッション94上に座ると、プラスチックフォーム材料98〜100が 本質的に圧搾されないように起立する。層95〜97内に、張力素子内と同じよ うにあるいは帯38〜41の最高点のもの同じ圧力がかかる。 図22において重り107として単に象徴的に示されているパイロット91が さらに航空機を加速させると、最上層95内のプラスチックフォーム材料98は 圧搾され、この層から出た空気が張力素子26内に張力を追加する、あるいは中 空空間5内の圧力を追加するため、増加した静水圧による分力に加え、防護服の 繊維主要部37内の張力σが増加する。 パイロット91あるいは重り107による圧力により、層95がすでに押しつ ぶされた質量を超える質量が発生した場合、層96内のプラスチックフォーム9 9が圧搾され始める。同様のことが層97内のさらに硬度の高いプラスチックフ ォーム100に起こる。 G荷重を解放後、プラスチックフォーム材料98〜100は空気を再び取込ん で元の形状に回復し、張力素子内のプレストレスされた圧力は元の値に戻る。 パイロット91が席を立つと、通気弁104の外側の圧力が解除される。これ によりフラッディング口106と層95〜97の内側が開通してプラスチックフ ォーム材料98〜100の圧力は環境と平衡になる。 本明細書においては3層95〜97について説明しているが、層の数を少なく することも可能であり、2層にして間隔を広く取っても、クッション94に単層 95を用いて段階付けをなくしてもよい。 図22の別の方法として、クッション94を空間的に分割することができる。 層95を加速防護服とその内側あるいは外側に一体化し、層96を防護服の外側 に固定し、第3の層97かあれば、これを座席面93の構成要素とすることがで きる。接続部101〜103は、出口105の張力素子弁26あるいは中空空間 5への接続と同様に、プラグ差込式簡易コネクタとして形成することが好ましい 。 層95〜97に流体を充填する場合、図示の形態でのフラッディング口106 は削除し、代りに別個の充填弁を設ける。 請求の範囲 1.高性能航空機が曲線飛行をする際に発生するような加速力に対する防護を目 的とし、少なくとも一部が二重構造に作製され、構造により形成される中空空間 (5)に流体(9)が充填され、瞬間的かつ局部的Z軸線において加速度≠1g となった場合に、着用者における内力に対応する補償外力を形成する衣服におい て、 衣服の有効部分が、水密な低伸縮性繊維材料から形成され互いに結合されて、 その接続位置(6)間に中空空間(5)が形成される複数層(3,4)を少なく とも部分的に備え、 中空空間(5)が防護服の着用者の足首から首まで連続する静水圧柱を形成し 、 内側に位置する層(3)が、流体柱の高さ及び瞬間的かつ局部的Z軸線におけ る有効加速度に対応する圧力を着用者の身体上に作用させ、 この圧力により、外層(4)に張力が形成され、 接続位置(6)が、中空空間(5)の外側に位置する低伸縮性繊維材料からな る単層接続片(37)に結合されて、衣服の着用者の身体表面上に形成された張 力を伝達することが可能であり、 中空空間(5)に隣接する接続位置(6)が、中空空間(5)内に担持される 流体の圧力により影響を受ける隣り合う接続位置(6)の分離部分が縮小するこ とにより、所期の方向及び大きさを有する張力を形成し、これを衣服の隣り合う 要素(4,37)に伝達することができる構造に配置され、 複数層(3,4)及び接続片(37)を備える衣服の有効部分が、衣服をその 着用者の目下の身体条件に整合させる手段を有し、 衣服のこの有効部分が、閉塞用手段を有すと同時に直線飛行用に必要な基本圧 力の形成に適していることを特徴とする加速力に対する防護服。 2.首、頭、手、及び足以外の全身を本質的にカバーすることを特徴とする請求 の範囲1に記載の加速力に対する防護服。 3.下着(1)及び上着(2)を含み、前記衣服の前記有効部分に対して下着( 1)が下に、上着(2)が外側に着用されることを特徴とする、請求の範囲1又 は2 に記載の加速力に対する防護服。 4.前記下着(1)及び前記上着(2)が前記衣服の前記有効部分に一部結合さ れていることを特徴とする請求の範囲3に記載の加速力に対する防護服。 5.前記中空空間(5)及びこれを分割する前記接続位置(6)が、前記衣服を 整合する手段及び閉塞する手段を備えた場所以外の衣服の全長にわたり完全に延 在することを特徴とする請求の範囲1又は2に記載の加速力に対する防護服。 6.前記中空空間(5)及びこれを分割する前記接続位置(6)が帯状に配置さ れて、前記衣服の全長にわたって延在することを特徴とする請求の範囲1又は2 に記載の加速力に対する防護服。 7.前記接続位置(6)のそれぞれが互いに本質的に平行なライン上に位置し、 各ライン上に位置する接続位置(6)の前記分離部分がその横方向の分離部分に やや対応し、この接続位置(6)の構造を、接続位置(6)の方向に主に垂直な 張力が発生する場所に適用することができることを特徴とする請求の範囲5又は 6に記載の加速力に対する防護服。 8.前記接続位置(6)が、本質的に互いに平行な直線内に位置してその横方向 の分離部分に対応する長さを有し、 接続位置(6)のそれぞれが、本質的に2つのグループの、2つの隣接する接 続位置(6)の横方向分離部分の約半分の距離を置いて変位された平行線上に位 置し、変位された平行線上に位置する接続位置(6)が、転置されていない平行 線上の接続位置(6)の間隙にやや対称に位置し、この接続位置(6)の構造を 、接続部位の方向に主に垂直な張力がわずかにその方向に発生する場所に適用す ることができることを特徴とする請求の範囲5又は6に記載の加速力に対する防 護服。 9.前記接続位置(6)のそれぞれが、一部位から本質的に放射状に配置された 直線内にあって、この接続位置(6)の構造を、張力が円形ライン上に形成され る場所及び前記相互に接続された複数層(3,4)がバスケット型に変形する場 所の双方に適用することができることを特徴とする請求の範囲5又は6に記載の 加速力に対する防護服。 10.前記衣服の全長にわたって延在する前記帯が波型に形成されることを特徴 とする請求の範囲6〜8のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 11.前記衣服の全長にわたって延在する前記帯が波型に形成されることを特徴 とする請求の範囲6に記載の加速力に対する防護服。 12.前記衣服の全長にわたって延在する前記帯が本質的に細長い形状に形成さ れることを特徴とする請求の範囲6〜8のいずれか1項に記載の加速力に対する 防護服。 13.前記着用者の目下の身体条件に前記衣服を整合する手段が紐及び留め金を 備え、これらが衣服の全長にわたって配置されることを特徴とする請求の範囲1 又は2に記載の加速力に対する防護服。 14.前記着用者の目下の身体条件に前記衣服を整合する手段が面ファスナを備 え、衣服の閉じる対象部分の全長にわたって配置されることを特徴とする請求の 範囲1又は2に記載の加速力に対する防護服。 15.前記面ファスナ(20,21)が複数の紐を備えることを特徴とする請求 の範囲14に記載の加速力に対する防護服。 16.前記閉塞手段がファスナを備えることを特徴とする請求の範囲1又は2に 記載の加速力に対する防護服。 17.前記着用者の目下の身体条件に前記衣服を整合する手段が、前記ファスナ の全長にわたりそれに平行に配置されて延在する圧縮空気を詰めた張力素子(2 5)を備え、 張力素子(25)が低伸縮性気密繊維材料で製造され、その縦に沿って接続位 置(6)を有することができ、 張力素子(25)が圧力下の流体により衣服の基本張力σを形成することがで きることを特徴とする請求の範囲1、2、16のいずれか1項に記載の加速力に 対する防護服。 18.前記衣服が前記閉塞手段に沿ってインサート(19)を有し、インサート (19)が閉塞手段において橋渡しすることにより閉塞手段を介して前記張力が 衣服内に伝わり、インサート(19)が張力から完全に開放されるように、閉塞 手段が配置されることを特徴とする請求の範囲13〜15のいずれか1項に記載 の加速力に対する防護服。 19.前記インサート(19)を閉じる第1のファスナ(12)を備え、前記面 ファスナ(20,21)が、その固定部分(21)が身体側に位置付けられ、そ の可動部分(20)がインサート(19)の端部に固定されることにより、閉じ た面ファスナ(20,21)がインサート(19)及びファスナ(12)を閉じ るように、配置されることを特徴とする請求の範囲14、16、18のいずれか 1項に記載の加速力に対する防護服。 20.前記衣服の閉じる対象部分を閉塞する第1のファスナ(12)を備え、 前記インサート(19)を閉じる第2のファスナを備え、 片側(62a)が衣服の閉じる対象部分に固定され、もう一方の側(62b) が布地(66)の端部に固定されて、衣服の閉じる対象部分の全長にわたって延 在する第3のファスナ(62a、b)を備え、 布地自体(66)が衣服の閉じる対象部分の全長にわたって延在する第2のイ ンサート(19a)を備え、 第2のインサート(19a)を閉じて、衣服に必要な基本張力を提供すること ができる第4のファスナ(63a、b)を備え、 前記面ファスナ(20,21)が布地(66)を衣服の閉じる対象部分に接合 することを特徴とする請求の範囲14、16、18のいずれか1項に記載の加速 力に対する防護服。 21.前記衣服の閉じる対象部分を閉塞する第1のファスナ(12)を備え、 前記インサート(19)を閉じる第2のファスナ(61a、b)を備え、 片側(62a)が衣服の閉じる対象部分に固定され、もう一方の側(62b) が布地(66)の端部に固定されて、衣服の閉じる対象部分の全長にわたって延 在する第3のファスナ(62a、b)を備え、 布地(66)内に空気を含む素子(25)が挿入され、 前記面ファスナ(20,21)が布地(66)を衣服の閉じる対象部分に接合 することを特徴とする請求の範囲14、16、18のいすれか1項に記載の加速 力に対する防護服。 22.前記接続位置(6)により構成され、前記複数層(3,4)により形成さ れる中空空間(5)内に流体を担持する複数層(3,4)が、それぞれ充填及び 通気用弁(16,17)を有する封入領域として縦に形成され、 これらの領域が、外側領域内の静水圧が内側領域の外側部分に伝達されるよう に、前記衣服内で重なり合って配置されることを特徴とする請求の範囲5又は6 に記載の加速力に対する防護服。 23.前記衣服内の胃/腹部領域に配置され、衣服に外側から接合されることの できる流体充填インサート(67a、b)を有し、 インサート(67a、b)が、衣服の外側に配置され衣服に接合されて上方に 延在するリザーバ(68a、b)に接続され、リザーバが同様に流体を充填され ていることにより、加速されて荷重が増加した場合、流体がリサーバ(68a、 b)からインサート(67a、b)内に戻り、胃/腹部領域への圧力を増加でき ることを特徴とする請求の範囲1〜4のいずれか1項に記載の加速力に対する防 護服。 24.前記衣服内の胃/腹部領域に配置され、衣服の外側に接合できるエラスト マで製造した解剖組織的な形状を有する袋(71)を備え、 袋(71)が、それぞれが外側の衣服に開通して調整弁(72、76)によっ て閉じられる入り口及び出口を有し、 第1の調整弁(72)が高圧供給(73)からの呼吸圧を中程度の圧力に減圧 し、 前記衣服の前記中空空間(5)内の予め定められた位置における主な静水圧で ある制御値が圧力ライン(74)により第1の調整弁(72)に伝達されること が可能であり、 呼吸マスク(78)を備えて、衣服の着用者により着用され、 中程度の圧力を呼吸圧に減圧することができる第2の調整弁(76)の放出口 が呼吸管(77)に開通することを特徴とする請求の範囲1〜22のいずれか1 項に記載の加速力に対する防護服。 25.排出装置を、前記第2の調整弁(76)と前記呼吸マスク(78)との間 の適切な位置において双方に接続して備えることを特徴とする請求の範囲24に 記載の加速力に対する防護服。 26.鼓膜の外側にもその内側と同じ圧力がかかるように接続管により前記呼吸 圧を供給する位置に接続されるイヤホンハーネス(80)を備えて、衣服の着用 者に着用されることを特徴とする請求の範囲24に記載の加速力に対する防護服 。 27.前記接続位置(6)が接合により形成されることを特徴とする請求の範囲 1〜12のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 28.前記接続位置(6)が溶着により形成されることを特徴とする請求の範囲 1〜12のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 29.前記接続位置(6)が縫合及び封止により形成されることを特徴とする請 求の範囲1〜12のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 30.前記帯が枝分かれしていることを特徴とする請求の範囲6〜8、10〜1 2のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 31.前記衣服の有効領域の折り目部分において、柔軟な耐よじれ性曲げ要素が 中空空間(5)に挿入されることを特徴とする請求の範囲5又は6に記載の加速 力に対する防護服。 32.複数の層(95,96,97)に分割されることができ、各層(95,9 6,97)がそれぞれ水密及び気密に封止され、開放細孔型プラスチック材料フ ォーム(98,99,100)を含むクッション(94)を備え、 各層(95,96,97)が、任意に前記張力素子(26)あるいは前記衣服 の前記中空空間(5)に接続されることができる接続部分(101,102,1 03)を有し、 クッション(94)が着用者の身体とパイロットの座席(92)の座席表面( 93)との間に挿入され、任意に衣服あるいはパイロットの座席(92)に固定 され、 複数層(95,96,97)が任意に空気あるいは流体で充填され、 加速度>gにおいて、衣服の流体あるいはガス担持部分(5,26)がさらに 加圧されることを特徴とする請求の範囲17又は21に記載の加速力に対する防 護服。 33.前記クッション(94)が1層(95)のみを有することを特徴とする請 求の範囲32に記載の防護服。 34.前記プラスチックフォーム材料(98)に空気が充填され、前記接続部分 (101)が前記層(95)と前記衣服の前記張力素子(26)との間に挿入さ れることを特徴とする請求の範囲33に記載の防護服。 35.前記プラスチックフォーム材料(98)に空気が充填され、前記接続部分 (101)が中空空間(5)の最高可能位置に装備されるように前記層(95) と前記衣服の前記中空空間(5)との間に挿入されることを特徴とする請求の範 囲33に記載の防護服。 36.前記プラスチックフォーム材料(98)に空気が充填され、前記接続部分 (101)が前記層(95)と中空空間(5)との間に挿入されることを特徴と する請求の範囲33に記載の防護。 37.前記クッション(94)が、プラスチックフォーム材料(98,99)を 含んでそれぞれが前記衣服への接続部分(101,102)を具備する2層(9 5,96)を有し、下部プラスチックフォーム材料(99)が上部プラスチック フォーム材料(98)より硬質であることを特徴とする請求の範囲33に記載の 防護。 38.前記2層(95,96)に空気が充填されることを特徴とする請求の範囲 37に記載の防護服。 39.前記接続部分(101,102)が前記層(95,96)と前記張力素子 (26)との間に挿入されることを特徴とする請求の範囲38に記載の防護服。 40.前記接続部分(101)が前記層(95)と前記張力素子(26)との間 に挿入され、前記接続部分(102)が前記層(96)と前記衣服の前記中空空 間(5)との間に挿入されて中空空間(5)の最高可能位置に装備されることを 特徴とする請求の範囲38に記載の防護服。 41.前記複数層(95,96)に流体が充填され、前記接続部分(101,1 02)が複数層(95,96)と前記中空空間(5)との間に挿入されることを 特徴とする請求の範囲38に記載の防護服。 42.前記クッション(94)がプラスチックフォーム材料を含む3層(95, 96,97)を有し、各層(95,96,97)が前記衣服への接続部分(10 1,102,103)を具備し、最下部プラスチックフォーム材料(100)が 中間プラスチックフォーム材料(99)より硬質であり、これが最上部プラスチ ックフォーム材料(99)より硬質であることを特徴とする請求の範囲37に記 載の防護服。 43.すべての3層(95,96,97)に空気が充填されることを特徴とする 請求の範囲42に記載の防護服。 44.前記上部2層(95,96)に空気が充填され、前記最下部層(97)に 流体が充填されることを特徴とする請求の範囲42に記載の防護服。 45.前記最上部層(95)に空気が充填され、前記下部2層(96,97)に 流体が充填されることを特徴とする請求の範囲42に記載の防護服。 46.前記接続部分(101,102,103)が任意に前記張力素子(26) あるいは前記衣服の前記中空空間(5)に接続されることが可能であることを特 徴とする請求の範囲42に記載の防護服。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.高性能航空機が曲線飛行をする際に発生するような加速力に対する防護を目 的とし、少なくとも一部が二重構造に作製され、構造により形成される中空空間 (5)に流体(9)が充填され、瞬間的かつ局部的Z軸線において加速度≠1g となった場合に、着用者における内力に対応する補償外力を形成する衣服におい て、 衣服の有効部分が、水密な低伸縮性繊維材料から形成され互いに結合されて、 その接続位置(6)間に中空空間(5)が形成される複数層(3,4)を少なく とも部分的に備え、 中空空間(5)が防護服の着用者の足首から首まで連続する静水圧柱を形成し 、 内側に位置する層(3)が、流体柱の高さ及び瞬間的かつ局部的Z軸線におけ る有効加速度に対応する圧力を着用者の身体上に作用させ、 この圧力により、外層(4)に張力が形成され、 接続位置(6)が、中空空間(5)の外側に位置する低伸縮性繊維材料からな る単層接続片(37)に結合されて、衣服の着用者の身体表面上に形成された張 力を伝達することが可能であり、 中空空間(5)に隣接する接続位置(6)が、中空空間(5)内に担持される 流体の圧力により影響を受ける隣り合う接続位置(6)の分離部分が縮小するこ とにより、所期の方向及び大きさを有する張力を形成し、これを衣服の隣り合う 要素(4,37)に伝達することができる構造に配置され、 複数層(3,4)及び接続片(37)を備える衣服の有効部分が、衣服をその 着用者の目下の身体条件に整合させる手段を有し、 衣服のこの有効部分が、閉塞用手段を有すと同時に直線飛行用に必要な基本圧 力の形成に適していることを特徴とする加速力に対する防護服。 2.首、頭、手、及び足以外の全身を本質的にカバーすることを特微とする請求 の範囲1に記載の加速力に対する防護服。 3.下着(1)及び上着(2)を含み、前記衣服の前記有効部分に対して下着( 1)が下に、上着(2)が外側に着用されることを特徴とする、請求の範囲1又 は2に記載の加速力に対する防護服。 4.前記下着(1)及び前記上着(2)が前記衣服の前記有効部分に一部結合さ れていることを特徴とする請求の範囲3に記載の加速力に対する防護服。 5.前記中空空間(5)及びこれを分割する前記接続位置(6)が、前記衣服を 整合する手段及び閉塞する手段を備えた場所以外の衣服の全長にわたり完全に延 在することを特微とする請求の範囲1又は2に記載の加速力に対する防護服。 6.前記中空空間(5)及びこれを分割する前記接続位置(6)が帯状に配置さ れて、前記衣服の全長にわたって延在することを特徴とする請求の範囲1又は2 に記載の加速力に対する防護服。 7.前記接続位置(6)のそれぞれが互いに本質的に平行なライン上に位置し、 各ライン上に位置する接続位置(6)の前記分離部分がその横方向の分離部分に やや対応し、この接続位置(6)の構造を、接続位置(6)の方向に主に垂直な 張力が発生する場所に適用することができることを特徴とする請求の範囲5又は 6に記載の加速力に対する防護服。 8.前記接続位置(6)が、本質的に互いに平行な直線内に位置してその横方向 の分離部分に対応する長さを有し、 接続位置(6)のそれぞれが、本質的に2つのグループの、2つの隣接する接 続位置(6)の横方向分離部分の釣半分の距離を置いて変位された平行線上に位 置し、変位された平行線上に位置する接続位置(6)が、転置されていない平行 線上の接続位置(6)の間隙にやや対称に位置し、この接続位置(6)の構造を 、接続部位の方向に生に垂直な張力がわずかにその方向に発生する場所に適用す ることができることを特徴とする請求の範囲5又は6に記載の加速力に対する防 護服。 9.前記接続位置(6)のそれぞれが、一部位から本質的に放射状に配置された 直線内にあって、この接続位置(6)の構造を、張力が円形ライン上に形成され る場所及び前記相互に接続された複数層(3,4)がバスケット型に変形する場 所の双方に適用することができることを特徴とする請求の範囲5又は6に記載の 加速力に対する防護服。 10.前記衣服の全長にわたって延在する前記帯が波型に形成されることを特徴 とする請求の範囲6〜8のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 11.前記衣服の全長にわたって延在する前記帯が波型に形成されることを特徴 とする請求の範囲6に記載の加速力に対する防護服。 12.前記衣服の全長にわたって延在する前記帯が本質的に細長い形状に形成さ れることを特徴とする請求の範囲6〜8のいずれか1項に記載の加速力に対する 防護服。 13.前記着用者の目下の身体条件に前記衣服を整合する手段が紐及び留め金を 備え、これらが衣服の全長にわたって配置されることを特徴とする請求の範囲1 又は2に記載の加速力に対する防護服。 14.前記着用者の目下の身体条件に前記衣服を整合する手段が面ファスナを備 え、衣服の閉じる対象部分の全長にわたって配置されることを特徴とする請求の 範囲1又は2に記載の加速力に対する防護服。 15.前記面ファスナ(20,21)が複数の紐を備えることを特徴とする請求 の範囲14に記載の加速力に対する防護服。 16.前記閉塞手段がファスナを備えることを特徴とする請求の範囲1又は2に 記載の加速力に対する防護服。 17.前記着用者の目下の身体条件に前記衣服を整合する手段が、前記ファスナ の全長にわたりそれに平行に配置されて延在する圧縮空気を詰めた張力素子(2 5)を備え、 張力素子(25)が低伸縮性気密繊維材料で製造され、その縦に沿って接続位 置(6)を有することができ、 張力素子(25)が圧力下の流体により衣服の基本張力σを形成することがで きることを特徴とする請求の範囲1、2、16のいずれか1項に記載の加速力に 対する防護服。 18.前記衣服が前記閉塞手段に沿ってインサート(19)を有し、インサート (19)が閉塞手段において橋渡しすることにより閉塞手段を介して前記張力が 衣服内に伝わり、インサート(19)が張力から完全に開放されるように、閉塞 手段が配置されることを特徴とする請求の範囲13〜15のいずれか1項に記載 の加速力に対する防護服。 19.前記インサート(19)を閉じる第1のファスナ(12)を備え、前記面 ファスナ(20,21)が、その固定部分(21)が身体側に位置付けられ、そ の可動部分(20)がインサート(19)の端部に固定されることにより、閉じ た面ファスナ(20,21)がインサート(19)及びファスナ(12)を閉じ るように、配置されることを特徴とする請求の範囲14、16、18のいずれか 1項に記載の加速力に対する防護服。 20.前記衣服の閉じる対象部分を閉塞する第1のファスナ(12)を備え、 前記インサート(19)を閉じる第2のファスナを備え、 片側(62a)が衣服の閉じる対象部分に固定され、もう一方の側(62b) が布地(66)の端部に固定されて、衣服の閉じる対象部分の全長にわたって延 在する第3のファスナ(62a、b)を備え、 布地自体(66)が衣服の閉じる対象部分の全長にわたって延在する第2のイ ンサート(19a)を備え、 第2のインサート(19a)を閉じて、衣服に必要な基本張力を提供すること ができる第4のファスナ(63a、b)を備え、 前記面ファスナ(20,21)が布地(66)を衣服の閉じる対象部分に接合 することを特徴とする請求の範囲14、16、18のいずれか1項に記載の加速 力に対する防護服。 21.前記衣服の閉じる対象部分を閉塞する第1のファスナ(12)を備え、 前記インサート(19)を閉じる第2のファスナ(61a、b)を備え、 片側(62a)が衣服の閉じる対象部分に固定され、もう一方の側(62b) が布地(66)の端部に固定されて、衣服の閉じる対象部分の全長にわたって延 在する第3のファスナ(62a、b)を備え、 布地(66)内に空気を含む素子(25)が挿入され、 前記面ファスナ(20,21)が布地(66)を衣服の閉じる対象部分に接合 することを特徴とする請求の範囲14、16、18のいずれか1項に記載の加速 力に対する防護服。 22.前記接続位置(6)により構成され、前記複数層(3,4)により形成さ れる中空空間(5)内に流体を担持する複数層(3,4)が、それぞれ充填及び 通気用弁(16,17)を有する封入領域として縦に形成され、 これらの領域が、外側領域内の静水圧が内側領域の外側部分に伝達されるよう に、前記衣服内で重なり合って配置されることを特徴とする請求の範囲5又は6 に記載の加速力に対する防護服。 23.前記衣服内の胃/腹部領域に配置され、衣服に外側から接合されることの できる流体充填インサート(67a、b)を有し、 インサート(67a、b)が、衣服の外側に配置され衣服に接合されて上方に 延在するリザーバ(68a、b)に接続され、リザーバが同様に流体を充填され ていることにより、加速されて荷重が増加した場合、流体がリザーバ(68a、 b)からインサート(67a、b)内に戻り、胃/腹部領域への圧力を増加でき ることを特徴とする請求の範囲1〜4のいずれか1項に記載の加速力に対する防 護服。 24.前記衣服内の胃/腹部領域に配置され、衣服の外側に接合できるエラスト マで製造した解剖組織的な形状を有する袋(71)を備え、 袋(71)が、それぞれが外側の衣服に開通して調整弁(72、76)によっ て閉じられる入り口及び出口を有し、 第1の調整弁(72)が高圧供給(73)からの呼吸圧を中程度の圧力に減圧し 、 前記衣服の前記中空空間(5)内の子め定められた位置における主な静水圧で ある制御値が圧力ライン(74)により第1の調整弁(72)に伝達されること が可能であり、 呼吸マスク(78)を備えて、衣服の着用者により着用され、 中程度の圧力を呼吸圧に減圧することができる第2の調整弁(76)の枚出口 が呼吸管(77)に開通することを特徴とする請求の範囲1〜22のいずれか1 項に記載の加速力に対する防護服。 25.排出装置を、前記第2の調整弁(76)と前記呼吸マスク(78)との間 の適切な位置において双方に接続して備えることを特徴とする請求の範囲24に 記載の加速力に対する防護服。 26.鼓膜の外側にもその内側と同じ圧力がかかるように接続管により前記呼吸 圧を供給する位置に接続されるイヤホンハーネス(80)を備えて、衣服の着用 者に着用されることを特微とする請求の範囲24に記載の加速力に対する防護服 。 27.前記接続位置(6)が接合により形成されることを特微とする請求の範囲 1〜12のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 28.前記接続位置(6)が溶着により形成されることを特微とする請求の範囲 1〜12のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 29. 前記接続位置(6)が縫合及び封止により形成されることを特徴とする 請求の範囲1〜12のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 30.前記帯が枝分かれしていることを特徴とする請求の範囲6〜8、10〜1 2のいずれか1項に記載の加速力に対する防護服。 31.前記衣服の有効領域の折り目部分において、柔軟な耐よじれ性曲げ要素が 中空空間(5)に挿入されることを特徴とする請求の範囲5又は6に記載の加速 力に対する防護服。 32.複数の層(95,96,97)に分割されることができ、各層(95,9 6,97)がそれぞれ水密及び気密に封止され、開放細孔型プラスチック材料フ ォーム(98,99,100)を含むクッション(94)を備え、 各層(95,96,97)が、任意に前記張力素子(26)あるいは前記衣服 の前記中空空間(5)に接続されることができる接続部分(101,102,1 03)を有し、 クッション(94)が着用者の身体とパイロットの座席(92)の座席表面( 93)との間に挿入され、仕意に衣服あるいはパイロットの座席(92)に固定 され、 複数層(95,96,97)が任意に空気あるいは流体で充填され、 加速度>gにおいて、衣服の流体あるいはガス担持部分(5,26)がさらに 加圧されることを特微とする請求の範囲17又は21に記載の加速力に対する防 護服。 33.前記クッション(94)が1層(95)のみを有することを特徴とする請 求の範囲32に記載の防護服。 34.前記プラスチックフォーム材料(98)に空気が充填され、前記接続部分 (101)が前記層(95)と前記衣服の前記張力素子(26)との間に挿入さ れることを特徴とする請求の範囲33に記載の防護服。 35.前記プラスチックフォーム材料(98)に空気が充填され、前記接続部分 (101)が中空空間(5)の最高可能位置に装備されるように前記層(95) と前記衣服の前記中空空間(5)との間に挿入されることを特徴とする請求の範 囲33に記載の防護服。 36.前記プラスチックフォーム材料(98)に空気が充填され、前記接続部分 (101)が前記層(95)と中空空間(5)との間に挿入されることを特徴と する請求の範囲33に記載の防護。 37.前記クッション(94)が、プラスチックフォーム材料(98,99)を 含んでそれぞれが前記衣服への接続部分(101,102)を具備する2層(9 5,96)を有し、下部プラスチックフォーム材料(99)が上部プラスチック フォーム材料(98)より硬質であることを特徴とする請求の範囲33に記載の 防護。 38.前記2層(95,96)に空気が充填されることを特徴とする請求の範囲 37に記載の防護服。 39.前記接続部分(101,102)が前記層(95,96)と前記張力素子 (26)との間に挿入されることを特徴とする請求の範囲38に記載の防護服。 40.前記接続部分(101)が前記層(95)と前記張力素子(26)との間 に挿入され、前記接続部分(102)が前記層(96)と前記衣服の前記中空空 間(5)との間に挿入されて中空空間(5)の最高可能位置に装備されることを 特徴とする請求の範囲38に記載の防護服。 41.前記複数層(95,96)に流体が充填され、前記接続部分(101,1 02)が複数層(95,96)と前記中空空間(5)との間に挿入されることを 特徴とする請求の範囲38に記載の防護服。 42.前記クッション(94)がプラスチックフォーム材料を含む3層(95, 96,97)を有し、各層(95,96,97)が前記衣服への接続部分(10 1,102,103)を具備し、最下部プラスチックフォーム材料(100)が 中間プラスチックフォーム材料(99)より硬質であり、これが最上部プラスチ ックフォーム材料(99)より硬質であることを特徴とする請求の範囲37に記 載の防護服。 43.すべての3層(95,96,97)に空気が充填されることを特徴とする 請求の範囲42に記載の防護服。 44.前記上部2層(95,96)に空気が充填され、前記最下部層(97)に 流体が充填されることを特微とする請來の範囲42に記載の防護服。 45.前記最上部層(95)に空気が充填され、前記下部2層(96,97)に 流体が充填されることを特徴とする請求の範囲42に記載の防護服。 46.前記接続部分(101,102,103)が任意に前記張力素子(26) あるいは前記衣服の前記中空空間(5)に接続されることが可能であることを特 徴とする請求の範囲42に記載の防護服。
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