JP2000516722A - 微粒物質を計量する方法および装置ならびに複数のこのような装置からなる器械 - Google Patents

微粒物質を計量する方法および装置ならびに複数のこのような装置からなる器械

Info

Publication number
JP2000516722A
JP2000516722A JP10510650A JP51065098A JP2000516722A JP 2000516722 A JP2000516722 A JP 2000516722A JP 10510650 A JP10510650 A JP 10510650A JP 51065098 A JP51065098 A JP 51065098A JP 2000516722 A JP2000516722 A JP 2000516722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weighing
chamber
flow
particulate matter
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10510650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4253361B2 (ja
Inventor
オルソン,ベート―オーケ
Original Assignee
アストラ・アクチエボラーグ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アストラ・アクチエボラーグ filed Critical アストラ・アクチエボラーグ
Publication of JP2000516722A publication Critical patent/JP2000516722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4253361B2 publication Critical patent/JP4253361B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F11/00Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it
    • G01F11/10Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it with measuring chambers moved during operation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F19/00Calibrated capacity measures for fluids or fluent solid material, e.g. measuring cups

Abstract

(57)【要約】 本発明は、所定量の微粒物質を計量する方法及び装置、そして、二つ以上のこのような計量装置を包含する計量器械に関する。この計量装置は、計量室(20)を構成しているボデー部材(2)と、入口(6)を有し、計量室(20)に通じている途切れない流入路であり、垂線(V)に対して(α)で傾斜した軸線(4)のまわりに回転可能であり、少なくとも一部が充填状態において下向きに傾斜し、空にする状態において上向きに傾斜するようになっており、それによって、使用時に充填状態において計量室(20)への微粒物質の重力で誘導された流れを案内し、空にする状態において計量室(20)への微粒物質の流れを阻止する重力による入口のロックを与える流入路と、出口(8)を有し、計量室(20)から通じている流出路であり、充填状態において計量室(20)からの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態において計量室(20)からの微粒物質の流れを許容する手段を包含する流出路と、流入路に接続してあって使用時にそれと一緒に回転する溜め(30)であり、任意容積の微粒物質を含んでいるときに、回転時に入口(6)のところでその中の微粒物質に運動を与え、計量室(20)への微粒物質の流れを確実にするようになっている溜め(30)とを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】 微粒物質を計量する方法および装置ならびに 複数のこのような装置からなる器械 発明の背景 本発明は、所定量の微粒物質を計量する方法および装置、そして、このような 計量装置のうちの少なくとも二つを包含する計量器械に関する。さらに詳しくは 、本発明は、流動性に乏しい粒状あるいは球状化された物質の計量あるいは投与 に向けたものである。本発明は、特に(これに限らないが)乾式粉末吸入器で用 いられる所定量の微粒子状薬物のような感圧性微粒物質を計量するのに適用され るものである。 非常に小さい流度を有する微粉(微粉化粉末)が、普通、吸入療法で用いられ ている。このような粉末は軽くてほこりっぽいので、取り扱い上の問題を引き起 こす。さらに、このような粉末は、自由流れ特性に乏しく、しばしば取り扱い時 、精密計量時に問題を引き起こす。 このような粉末をより大きい粒子(凝集塊)に形成して流動性を改良すること は公知である。WO-A-95/09615が、吸入中に壊すことができる球状化凝集塊を形 成して微細な粉末薬物を得る方法の一例を開示している。このような凝集塊はよ り稠密でコンパクトな粒子からなるが、かかる凝集塊は比較的感圧性であるとい う別の欠点がある。この場合、凝集塊を壊したり、そして(または)より大きな 凝集塊を発生させたりすることなく凝集塊を計量することが難しく、それ故に流 動性が低下し、正確な計量のための必須条件を悪くしてしまうのである。 したがって、微粉化微粒物質(特に、凝集塊)をより正確に計量できる技術が 必要である。正確な計量は、規定された体積または重量の許容度に従わなければ ならない粉末医薬品を取り扱い、配布する場合に特に重要である。 一つの例は、EP-B-0237507に開示されている種類の吸入器のような乾式の粉末吸 入器の充填である。 GB-A-2113182は、粒状材料を計量するための計量装置を開示している。しかし ながら、この開示された装置は、粒状の肥料のような自由流動性粒状材料を計量 するようにはなっているが、非常に小さい粒度を持ち、流動性が劣る微粉を計量 するようにはなっていない。この開示された計量装置は、細長いチューブの形を した溜めを包含し、計量機構への自由流動性粒状材料の送出しには適しているが 、計量機構への微粉の送出しには信頼性をもって使用することができない。その 理由は、計量機構上方溜め内の粉末の頂部が溜め内に粉末の物理的なブリッジを 形成することになり、計量機構への粉末の自由な流れを妨げるのである。 したがって信頼できる正確なやり方で微粒物質を計量する装置および方法を提 供することが本発明の全般的な目的である。 本発明のさらなる目的は、感圧性微粒物質(たとえば、凝集塊)を壊さないや り方で微粒物質を計量する装置および方法を提供することである。 本発明の別の目的は、高速で実施することができる微粒物質計量装置および方 法を提供することである。 発明の要約 したがって、本発明は、所定量の微粒物質を計量する計量装置であって、計量 室を構成しているボデー部材と、入口を有し、計量室に通じている途切れない流 入路であり、垂線に対して傾いた軸線のまわりに回転可能であり、少なくとも一 部が装填状態では下向きに傾斜し、空にする状態では上向きに傾斜する流入流路 とを包含し、使用時に充填状態において流入路が計量室へ重力で誘導された微粒 物質の流れを案内し、空にする状態で計量室への微粒物質の流れを阻止する重力 による入口のロックを提供し、また、出口を有し、 計量室から通じている流出路であり、充填状態において計量室からの微粒物質の 流れを阻止するが、空にする状態においては計量室からの微粒物質の流れを許容 する手段を包含する流出出口と、流入路に接続してあって、使用時に流入路と共 に回転するようになっている溜めであり、任意の容積の微粒物質を含むときに、 回転時に入口のところでその中の微粒物質に動きを与え、計量室への微粒物質の 流れを確実にするようになっている溜めとを包含することを特徴とする計量装置 を提供する。 この計量装置は、所定量の微粒物質(所定の容積または所定の重量のどちらか )を計量するようになっている。本発明において、「状態移行」という用語は充 填状態から空にする状態への移行および空にする状態から充填状態への移行の両 方を包含することを理解されたい。 計量装置の重要な特徴は、計量室への流入路が途切れないということである。 本発明において、「途切れない」という用語がなんら機械的な弁部材などを流入 路に配置していないことを意味するために使用されていることを理解されたい。 したがって、流入路に存在する微粒物質へ破壊を避けることができるのであり、 この計量装置は、粉末凝集塊のような感圧性の微粒物質の計量に特に適している 。しかしながら、機械的な弁部材が流出路を閉塞したり、妨害したりしない限り 、計量室の下流側で機械的な弁部材を使用する分にはそれを妨げるものではない 。その一例を以下に説明する。 計量装置の別の重要な特徴は、計量室の上流側に重力による入口のロック、す なわち、流入路に存在する微粒物質に作用する重力から生じるロッキング機能を 設けたことである。その結果、計量室の充填が完了した後でさえ、微粒物質の流 入路に存在する微粒物質と計量室内に存在する計量した量の微粒物質との途切れ ない接触を維持することが可能である。したがって、充填完了後に微粒物質のさ らなる流入を防ぐように計量室への入口のところに機械 的な弁部材などを設けることはまったく不要である。 上述の重力による入口のロックに加えて、流出路も、充填状態において計量室 からの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態ではこのような流出を許容す る手段を包含している。計量室および計量室下流側の流出路が充填段階中に通常 空であるという事実の結果として、計量室下流側の手段は、入口ロックとは対照 的に、可動式機械的弁部材などの形となっていてもよい。この弁部材は各状態移 行に対応して適当なやり方で制御される。しかしながら、好ましい実施態様にお いては、本発明の計量装置は計量室の下流側に重力による出口のロックを包含す る。この重力による出口のロックを提供するために、状態移行は更に流出路の回 転を伴い、充填状態において計量室からの微粒物質の流れを阻止するが、空にす る状態ではこのような流出を許容するようになっている。 これらの流路は、ボデー部材を貫いて延びているチャネルを構成すると好まし い。しかしながら、流路はまた、重力によるロックを達成するように傾斜変位す ることができる場合には、微粒物質を支持し、案内する非閉鎖表面の形をしてい てもよい。 本発明はまた、所定量の微粒物質を計量する方法であって、所定量の微粒物質 を計量するための計量装置であり、計量室と、入口を有し、計量室に通じている 途切れない流入路と、計量室から通じている流出路と、流入路に接続した溜めと を包含し、この溜めが任意容積の微粒物質を含んでいるときには回転時に入口の ところで中の微粒物質に動きを与え、計量室への微粒物質の流れを確実にするよ うになっている計量装置を用意する段階と、溜めに微粒物質を供給する段階と、 流入路を通して微粒物質の重力で誘導された流れを案内することによって計量室 を充填する段階と、充填段階中に計量室からの微粒物質の重力で誘導された流れ を阻止する段階と、垂線に対して傾斜し た軸線のまわりに流入路を回転させ、流入路の一部が上向きに傾き、それによっ て計量室への微粒物質のさらなる流れを阻止する重力による入口のロックを提供 する段階と、重力による入口のロックが計量室への微粒物質のさらなる流れを阻 止している間に計量室を空にする段階と、前記回転軸線のまわりに流入路を回転 させて重力による入口のロックを外し、充填段階を繰り返えす段階とを包含する ことを特徴とする方法を提供する。 本発明は更に、所定量の微粒物質を計量するための計量器械であり、共通の回 転軸線を有する円周方向に隔たった位置で装着した少なくとも二つの計量装置を 有する回転可能なホイールを包含し、各計量装置が、計量室を構するボデー部材 、入口を有し、計量室に通じている途切れない流入路を包含し、流入路が垂線に 対して傾斜した軸線のまわりに回転可能であり、流入路の少なくとも一部が充填 状態において下向きに傾斜し、空にする状態において上向きに傾斜するようにな っており、それによって、流入路が充填状態において重力で誘導された微粒物質 の流れを計量室内へ案内し、空にする状態において計量室内への微粒物質の流れ を阻止する重力による入口のロックを提供し、更に出口を有し、充填状態におい て計量室からの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態において計量室から の微粒物質の流れを許容する手段を包含する流出路を包含することを特徴とする 計量器械を提供する。 回転可能なホイール上に複数の計量装置を配置することの利点は、一つの計量 装置が充填ステーションで充填されている間、別の先に充填された計量装置が空 にするステーションで空にされ得るということである。好ましい実施態様におい て、計量器械は回転ホイール上で互いに直径方向に対向して配置した少なくとも 二つの計量装置を包含し、少なくとも二つの計量装置の一つが充填状態にあると きに別の計量装置が空にする状態にあるようにしてある。 計量装置を一つだけ使用するときには、その出口は状態移行中に水平面内のほ ぼ固定された位置に保持することができる。その結果、装置からの微粒物質の流 れがまとまっている。対照的に、円形の経路に配置された複数の計量装置を備え ている回転ホイールの場合、各計量装置の出口は状態移行中移動する。充填状態 から空にする状態への回転中に出口からの早期の微粒物質の流れを避けるために 、各計量装置が個別に制御可能な弁部材を包含すると好ましい。この弁部材は、 充填状態において計量装置の出口を閉じる閉位置と空にする状態において計量装 置の出口を開く開位置との間で移動可能である。このような弁部材の動作は、回 転可能なホイールの回転に対応して作動するように構成したカム式装置によって 制御することができる。 図面の簡単な説明 以下、本発明の好ましい実施態様を添付図面を参照しながら説明する。図面に おいて: 図1は、本発明の好ましい実施態様による計量装置を充填状態で示す断面図で ある。 図2は、図1の計量装置を空にする状態で示す断面図である。 図3は、本発明の別の実施態様による計量装置を一つは充填状態でもう一つは 空にする状態で示す側横断面の略図である。 好ましい実施態様の説明 図1および2は、本発明の好ましい実施態様による計量装置を示している。こ の計量装置は、代表的には、乾式粉末吸入器に粒状あるいは球状化された形態の 薬物を所定量(以下「投与量」と呼ぶ)充填するのに使用される。計量装置は好 ましくはステンレス鋼で作られる。 計量装置は、使用時に、図1に示すような充填状態と図2に示すような空にす る状態との間で傾斜した回転軸線(A−A)のまわりに180度にわたって 往復回転されるボデー部材2を包含する。回転軸線4は、垂線Vに対して約45度 の角度αで傾斜しているが、他の傾斜も使用可能であることを理解されたい。こ の好ましい実施態様ではボデー部材2が往復回転されるけれども、計量装置がボ デー部材2を単一方向に回転させることによっても同等に作動され得ることを理 解されたい。 ボデー部材2を貫いて入口6から出口8まで延びている流路が三つの穿孔した チャネル、すなわち、第一のチャネル10、第二の中間チャネル12、第三のチャネ ル14によって形成されている。三つのチャネル10、12、14は常に相互に接続して いる。すなわち、流路内部で案内される微粒物質を阻止する弁部材などは一切な い。 第一、第二のチャネル10、12は入口6から計量室20に通じる流入路を共に形成 しており、第三のチャネル14は計量室20から出口8へ通じる流出路を形成してい る。本実施態様においては、計量室20は第三のチャネル14の一部をなしている。 第一のチャネル10は、入口6から下方に延びており、回転軸線4と同軸である 。したがって、第一のチャネル10の傾斜は時間内で一定であり、状態移行には影 響されない。 第二のチャネル12は、計量室20の上流に重力によるロックを形成し、第一チャ ネル10の下方部分16から計量室20に通じる開口18まで延びている。第二のチャネ ル12は、回転軸線4に対して角度βで延びている。角度αおよびβは、第二チャ ネル12が図1、2に示すように充填状態、空にする状態のいずれでも水平面に向 かないように選択される。さらに詳しくは、第二のチャネル12は、充填状態にお いて下向きに傾き、計量室20への重力での流れを許容するようになり、空にする 状態において上向きに傾いて計量室20への重力による流れを阻止するようになる 。参照符号22は第二のチャネル12の外端部に 挿入したシールを示す。 第三のチャネル14は、計量室20の下流に重力によるロックを形成し、計量室20 から出口8まで延びている。第三のチャネル14は、回転軸線4に対して角度φで 延びている。角度αおよびφは、図1に示す充填状態において、第三チャネル14 の構成する流出路が上向きになり、計量室20の充填中に計量室20からの重力によ る流れを阻止し、図2に示すような空にする状態において、第三のチャネル14の 構成する流出路が下向きなって微粒物質の投与量分の、計量室20からの重力によ る流れを支援している。 調整可能なプランジャ24が、第三のチャネル14内で、計量室20の出口8から離 れる方に向いている側に配置してあり、計量室20の容積調整を行うようになって いる。プランジャ24は、調整手段26によって長手方向に位置決め可能であり、計 量室20の内部容積、したがって、充填状態で充填されるべき容積を設定すること ができる。プランジャ24の位置は、図1、2に示すようなナット・ねじ構造によ って手動調節したり、あるいは、オプションとしてステッパモータ等(図示せず )によって調整することができる。好ましい実施態様において、フィードバック 式制御装置を組み込み、出口8から分配される投与量分の重量を測定し、対応す る信号をフィードバック信号として使用して計量室20の内部容積を所望の値に設 定することができる。 使用時、図1に示す充填状態において、微粒物質は、重力の作用の下に第一、 第二のチャネル10、12によって形成される流入路を通って流れ、計量室20の容積 を満たす。充填段階中に第三のチャネル14が満たされる程度は、第三チャネル14 の傾斜、長さ、微粒物質の流動性および計量室20の上流側の流路内に存在する微 粒物質の重量から生じる圧力に依存する。好ましくは、これらのパラメータは、 充填段階中に出口8からのオーバフローが生じることがないように選択される。 ボデー部材2を、その後、図2に示すような空にする状態において180度にわ たって回転させると、計量室20内および下向きに傾斜した第三チャネル14内に存 在する投与量分が重力の作用の下に出口8を通って流出する。空にする段階中、 微粒物質は計量室20に流入するのを阻止される。これは、第二のチャネル12が空 にする状態において上向きに傾斜している、すなわち、流入路が重力でロックさ れているからである。微粒物質を壊すような弁部材などが流路をなんら塞がない ことに注目することが重要である。 図1、2からわかるように、水平面における出口8の位置は状態移行によって ほとんど影響されることがない。これは、出口8が回転軸線4と同軸であるとい う事実による。流出流をほぼ垂直方向に、たとえば出口8の下方に位置した吸入 器(図示せず)内へ案内するために、ボデー部材2は出張り形状のガイド部材28 を備えている。 計量装置は、更に入口6のところに流れ案内表面32を有する溜め30を包含する 。本実施態様においては、この溜め30は中空の切頭円錐形となっており、回転軸 線4と同軸であり、一緒に回転するようにボデー部材2に固着してある。計量し ようとしている微粒物質は、溜め30に供給される。好ましくは、間欠的に供給さ れ、溜め30内に所定のレベルを維持するようになっている。溜め30の回転は、そ の中の微粒物質を混転する効果、すなわち並進運動を行い、それによって、微粒 物質が計量室20内への流れを妨害あるいは阻止する可能性のある物理的なブリッ ジを形成するのを防いでいる。 図3は、図1、2に示すような種類の複数の計量装置A、Bを備えた計量器械 を示している。図1、2の計量装置と関連してすでに説明した計量装置A、Bの 構成要素は同じ参照符号で示し、その構造、動作についての説明はここでは繰り 返さない。 この計量器械は回転可能なホイール50を包含する。このホイールはハブ52 で支持されており、回転軸線54(B−B)まわりに段階的に一方向回転運動を行う ように配置してある。回転軸線54は、垂線Vに対して約45度の角度φで傾斜して いるが、他の傾斜角度も使用可能であることを理解されたい。回転可能なホイー ル50は、周壁60によって相互連結した2つの対向する主壁56、58を包含する。壁 56、58、60は微粒物質Sを受け入れる内部体積62を構成する。この物質Sは上方 の主壁56に設けた開口64を通して供給される。 図1、2を参照して説明した種類の第1、第2の計量装置A、Bは、直径方向 に対向した位置において回転可能なホイール50上に装着されている。図3におい て、回転可能なホイール50は第1の計量装置Aが充填状態にあり、第2の計量装 置Bが空にする状態にある位置で示してある。計量装置A、Bの動作は、本質的 に図1、2に関して説明した計量装置の動作と同じものである。したがって、計 量装置A、Bは、計量装置内の微粒物質を壊す可能性のあるいかなる弁部材も必 要とすることなく、繰り返し充填状態と空にする状態の間で変位させることがで きる。しかしながら、図1、2の計量装置において回転軸線4が計量装置を通っ て延び、第一のチャネル10と同軸であるのに対して、第3図の計量装置A、Bが 共通の回転軸線、すなわち、回転可能なホイール50の回転軸線54を有する。これ に関連して、図1、2の計量装置の回転軸線4が計量装置の外側に位置していて もよいことは明らかである。 図3の計量装置は2つの計量装置A、Bだけを包含しているが、回転可能なホ イール50が付加的な計量装置を支持していてもよいことを理解されたい。代表的 には、回転可能なホイール50は、周方向に対称的に隔たった6つの計量装置を支 持し、回転可能なホイール50の所与の回転の際に、第一の装置が充填ステーショ ンで充填状態にあり、第二、第三の充填済みの装置が空にするステーションに向 かって回転している途中にあり、第四の装置が空にする ステーションで空にする状態にあり、第五、第六の装置が充填ステーションに向 かって回転している途中にある。 計量装置間のさらなる差異が、図1、2に示すような計量装置と図3に示した ような計量器械の計量装置A、Bとの間にある。前者においては、出口8の位置 は状態移行中にほぼ影響されないが、後者においては、出口8は状態移行中円形 の経路に沿って移動する。したがって、充填ステーションを出る第3図の計量装 置A、Bのうちの一方の充填済みの計量室20内に存在する微粒物質は、この計量 装置が空にする状態に達する前に、一部あるいは完全に出口8を通って流出する 可能性がある。計量装置A、Bがこのように早期に空になることを防ぐために、 計量装置A、Bは、各々、制御可能な弁装置の形態をした機械的な出口ロック部 材を備えている。各弁装置は回動可能なアーム66を包含し、このアームは一端に 弁部材70を、反対端にローラの形をしたカム・フォロワー72を有する。アーム66 のピボット軸線が参照符号68で示してある。各カム・フォロワー72は、静止リン グ76に形成された円周方向の溝74に沿って案内され、カム・フォロワー72のため の案内カム表面を提供する。第3図に示すように、円周方向の溝74の半径は、空 にする状態におけるよりも充填状態においていくぶん大きくなっている。その結 果、アーム66の角度位置は状態移行中に変えられることになる。さらに詳しくは 、カム溝74の半径は、弁部材70が充填状態において、また、空にする状態に向か う経路に沿って、閉鎖位置にあり、計量装置Aで示すように出口8を閉じるよう に選択される。空にする状態において、弁部材70は開放位置にあり、計量装置B で示すように、出口8からの微粒物質の流れを許容することになる。 ここで、機械的な弁部材を図1、2の計量装置で使用してもよいことを理解さ れたい。事実、図1、2の計量装置において第三のチャネル14によって形成され た重力による出口のロックの代わりに、出口8を繰り返し開閉する 機械的な弁機構を使用してもよいことは明らかであろう。 最後に、本発明がここに説明した実施例に限定されるものではなく、請求の範 囲に定義したような発明の範囲内で多くの異なったやり方で変更することができ ることは当業者には明らかであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月30日(1998.11.30) 【補正内容】 明細書 微粒物質を計量する方法および装置ならびに複数の このような装置からなる器械 本発明は、所定量の微粒物質を計量する方法および装置、そして、このような 計量装置のうちの少なくとも2つを包含する計量器械に関する。更に詳しくは、 本発明は、流動性に乏しい粒状あるいは球状化された物質の計量あるいは投与に 向けたものである。本発明は、特に(これに限らないが)乾式粉末吸入器で用い られる所定量の微粒子状薬物のような感圧性微粒物質を計量するのに適用される ものである。 非常に小さい粒度を有する粉末(微粉化粉末)が、普通、吸入療法で用いられ ている。このような粉末は軽くてほこりっぽいので、取り扱い上の問題を引き起 こす。更に、このような粉末は、自由流れ特性に乏しく、しばしば取り扱い時、 精密計量時に問題を引き起こす。 このような粉末をより大きい粒子(凝集塊)に形成して流動性を改良すること は公知である。WO-A-95/09615が、吸入中に壊すことができる球状化凝集塊を形 成して微細な粉末薬物を得る方法の一例を開示している。このような凝集塊はよ り稠密でコンパクトな粒子からなるが、かかる凝集塊は比較的感圧性であるとい う別の欠点がある。この場合、凝集塊を壊したり、より大きな凝集塊を発生させ たりすることなく凝集塊を計量することが難しく、それ故に流動性が低下し、正 確な計量のための必須条件を悪くしてしまうのである。 したがって、微粒物質(特に、凝集塊)をより正確に計量できる技術が必要で ある。正確な計量は、規定された体積または重量の許容度に従わなければならな い粉末医薬品を取り扱い、配布する場合に特に重要である。一つの例は、EP-B-0 237507に開示されている種類の吸入器のような乾式の粉末吸入 器の充填である。 GB-A-2113182は、粒状材料を計量するための計量装置を開示している。しかし ながら、この開示された装置は、粒状の肥料のような自由流動性粒状材料を計量 するようにはなっているが、非常に小さい粒度を持ち、流動性が劣る微粉を計量 するようにはなっていない。この開示された計量装置は、細長いチューブの形を した溜めを包含し、計量機構への自由流動性粒状材料の送出しには適しているが 、計量機構への微粉を送出しには信頼性をもって使用することができない。その 理由は、計量機構上方溜め内の粉末の頂部が溜め内に粉末の物理的なブリッジを 形成することになり、計量機構への粉末の自由な流れを妨げるのである。 したがって、信頼できる正確なやり方で微粒物質を計量する装置および方法を 提供することが本発明の全般的な目的である。 本発明のさらなる目的は、感圧性微粒物質(たとえば、凝集塊)を壊さないや り方で微粒物質を計量する装置および方法を提供することである。 本発明の別の目的は、高速で実施することができる微粒物質計量装置および方 法を提供することである。 したがって本発明は、所定量の微粒物質を計量する計量装置であって、計量室 を構成しているボデー部材と、入口を有し、計量室に通じている流入路とを包含 し、この流入路が途切れておらず、水平面に対して傾いた軸線のまわりに回転可 能であり、回転軸線と同軸である第1部分と、回転軸線に対して傾いており、装 填状態では下向きに傾斜し、空にする状態では上向きに傾斜する第2部分とを包 含し、それによって、流入路が、使用時に充填状態において計量室への重力で誘 導された微粒物質の流れを案内し、空にする状態で計量室への微粒物質の流れを 阻止する重力による入口のロックを提供するようになっており、また、出口を有 し、計量室から通じている流出路を包含 し、この流出路が充填状態において計量室からの微粒物質の流れを阻止するが、 空にする状態においては計量室からの微粒物質の流れを許容する流れ制御手段を 包含し、更に、流入路の入口に通じる溜めを包含し、この溜めが回転可能であり 、使用時に流入路と共に回転し、流入路へ微粉物質を供給するようになっている 計量装置において、溜めが、更に回転時に流入路の入口のところで、流入路に含 まれ得る微粒物質のすべての容積に対して混転効果を達成するようになっている ことを特徴とする計量装置を提供する。 この計量装置は、所定量の微粒物質(所定の容積または所定の重量のどちらか )を計量するようになっている。本発明において「状態移行」という用語は、充 填状態から空にする状態への移行および空にする状態から充填状態への移行の両 方を包含することを理解されたい。 計量装置の重要な特徴は、計量室への流入路が途切れないということである。 本発明において、「途切れない」という用語がなんら機械的な弁部材などを流入 路に配置していないことを意味するために使用されていることを理解されたい。 したがって、流入路に存在する微粒物質へ破壊を避けることができるのであり、 この計量装置は、粉末凝集塊のような感圧性の微粒物質の計量に特に適している 。しかしながら、機械的な弁部材が流出路を閉塞したり、妨害したりしない限り 、計量室の下流側で機械的な弁部材を使用する分にはそれを妨げるものではない 。その一例を以下に説明する。 計量装置の別の重要な特徴は、計量室の上流側に重力による入口のロック、す なわち、流入路に存在する微粒物質に作用する重力から生じるロッキング機能を 設けたことである。その結果、計量室の充填が完了した後でさえ、微粒物質の流 入路に存在する微粒物質と計量室内に存在する計量した量の微粒物質との途切れ ない接触を維持することが可能である。したがって、充填完了後に微粒物質のさ らなる流入を防ぐように計量室への入口のところに機械 的な弁部材などを設けることはまったく不要である。 上述の重力による入口のロックに加えて、流出路も、充填状態において計量室 からの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態ではこのような流出を許容す る流れ制御手段を包含する。計量室および計量室下流側の流出路が充填段階中に 通常空であるという事実の結果として、計量室下流側の流れ制御手段は、入口ロ ックとは対照的に、可動式機械的弁部材などの形となっていてもよい。この弁部 材は各状態移行に対応して適当なやり方で制御される。しかしながら、好ましい 実施態様においては、本発明の計量装置は計量室の下流側に重力による出口のロ ックを包含する。この重力出口ロックを提供するために、状態移行は更に流出路 の回転を伴い、充填状態において計量室からの微粒物質の流れを阻止するが、空 にする状態ではこのような流出を許容するようになっている。 これらの流路は、ボデー部材を貫いて延びているチャネルを構成すると好まし い。しかしながら、流路はまた、重力によるロックを達成するように傾斜変位す ることができる場合には、微粒物質を支持し、案内する非閉鎖表面の形をしてい てもよい。 本発明はまた、所定量の微粒物質を計量する方法であって、所定量の微粒物質 を計量するための計量装置であり、計量室を構成するボデー部材と、入口を有し 、計量室に通じている流入路とを包含し、この流入路が途切れておらず、水平面 に対して傾斜した軸線のまわりに回転可能であり、回転軸線と同軸である第一部 分と、回転軸線に対して傾斜しており、充填状態において下向きに傾斜し、空に する状態において上向きに傾斜するようになっており、更に、出口を有し、計量 室から通じている流出路と、流入路の入口に通じ、回転軸線のまわりに回転可能 であり、使用時に流入路と共に回転して流入路へ微粒物質を与える溜めとを包含 する計量装置を用意する段階と、溜めに微 粒物質を与える段階と、流入路を回転させてその第二部分を下向きに傾斜させ、 そこを通して微粉物質の重力で誘導された流れを案内して計量室を満たす段階と 、充填段階中に計量室からの微粒物質の重力で誘導された流れを阻止する段階と 、流入室を回転させてその第二部分を上向きに傾斜させ、計量室への微粒物質の さらなる流れを阻止する重力による入口のロックを提供する段階と、微分物質が 計量室へ流れのを阻止されている間に計量室を空にする段階とを包含する方法に おいて、溜めが更に回転時にそこに含まれ得る微粉物質のすべての容積に対して 流入路の入口のところで混転効果を達成するように構成されていることを特徴と する方法を提供する。 本発明は更に、所定量の微粒物質を計量するための計量器械であり、少なくと も一つの計量装置を包含し、この計量装置が、計量室を構するボデー部材と、入 口を有し、計量室に通じている流入路とを包含し、流入路が途切れておらず、水 平面に対して傾斜した軸線のまわりに回転可能であり、回転軸線のまわりに回転 できる第一部分と、充填状態においては下向きに傾き、空にする状態においては 上向きに傾くように回転軸線に対して傾斜している第二部分とを包含し、それに よって、流入路が、使用時に、充填状態において重力で誘導された微粒物質の流 れを計量室内へ案内し、空にする状態において計量室内への微粒物質の流れを阻 止する重力による入口のロックを提供するようになっており、更に出口を有し、 充填状態において計量室からの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態にお いて計量室からの微粒物質の流れを許容する流れ制御手段を包含する流出路を包 含する計量器械において、更に、共通軸線を持つ周方向に隔たった位置で2つま たはそれ以上の計量装置を装着した回転可能なホイールを包含することを特徴と する計量器械を提供する。 回転可能なホイール上に複数の計量装置を配置することの利点は、一つの 計量装置が充填ステーションで充填されている間、別の先に充填された計量装置 が空にするステーションで空にされ得るということである。好ましい実施態様に おいて、計量器械は回転ホイール上で互いに直径方向に対向して配置した少なく とも二つの計量装置を包含し、少なくとも二つの計量装置の一つが充填状態にあ るときに別の計量装置が空にする状態にあるようにしてある。 計量装置を一つだけ使用するときには、その出口は状態移行中に水平面内のほ ぼ固定された位置に保持することができる。その結果、装置からの微粒物質の流 れがまとまっている。対照的に、円形の経路に配置された複数の計量装置を備え ている回転ホイールの場合、各計量装置の出口は状態移行中移動する。充填状態 から空にする状態への回転中に出口からの早期の微粒物質の流れを避けるために 、各計量装置が個別に制御可能な弁部材を包含すると好ましい。この弁部材は、 充填状態において計量装置の出口を閉じる閉位置と空にする状態において計量装 置の出口を開く開位置との間で移動可能である。このような弁部材の動作は、回 転可能なホイールの回転に対応して作動するように構成したカム式装置によって 制御することができる。 以下、本発明の好ましい実施態様を添付図面を参照しながら説明する。図面に おいて: 図1は、本発明の好ましい実施態様による計量装置を充填状態で示す垂直断面 図である。 図2は、図1の計量装置を空にする状態で示す垂直断面図である。 図3は、本発明の別の実施態様による計量器械の垂直断面の略図であり、一つ の計量装置を充填状態で示し、もう一つの計量装置を空にする状態で示す図であ る。 図1および2は、本発明の好ましい実施態様による計量装置を示している。 この計量装置は、代表的には、乾式粉末吸入器に粒状あるいは球状化された形態 の薬物を所定量(以下「投与量」と呼ぶ)充填するのに使用される。計量装置は 好ましくはステンレス鋼で作られる。 計量装置は、使用時に、図1に示すような充填状態と図2に示すような空にす る状態との間で傾斜した回転軸線4のまわりに180度にわたって往復回転させら れるボデー部材2を包含する。回転軸線4は、垂線Vに対して約45度の角度αで 傾斜しているが、他の傾斜も使用可能であることを理解されたい。この好ましい 実施態様ではボデー部材2が往復回転されるけれども、計量装置がボデー部材2 を単一方向に回転させることによっても同等に作動され得ることを理解されたい 。 ボデー部材2は、それを貫いて入口6から出口8まで延びている流路と、この 流路に連通する計量室9を包含する。この流路は三つの穿孔したチャネル、すな わち、第一のチャネル10、第二の中間チャネル12、第三のチャネル14によって形 成されている。3つのチャネル10、12、14は常に相互に接続している。すなわち 、流路内部で案内される微粒物質を阻止する弁部材などは一切ない。 第一、第二のチャネル10、12は入口6から計量室9に通じる流入路を共に形成 しており、第三のチャネル14は計量室9から出口8へ通じる流出路を形成してい る。本実施態様においては、計量室9は第三のチャネル14の一部をなしている。 第一のチャネル10は、入口6から下方に延びており、回転軸線4と同軸である 。したがって、第一のチャネル10の傾斜は時間内で一定であり、状態移行には影 響されない。 第二のチャネル12は、計量室9の上流に重力によるロックを形成し、第一チャ ネル10の下方部分16から計量室9に通じる開口18まで延びている。第二 のチャネル12は、回転軸線4に対して角度βで延びている。角度αおよびβは、 第二のチャネル12が図1、2に示すように充填状態、空にする状態のいずれでも 水平面に向かないように選択される。更に詳しくは、第二のチャネル12は、充填 状態において下向きに傾き、計量室9への重力での流れを許容するようになり、 空にする状態において上向きに傾いて計量室9への重力による流れを阻止するよ うになる。参照符号22は第二のチャネル12の外端部に挿入したシールを示す。 第三のチャネル14は、計量室9の下流に重力によるロックを形成し、計量室9 から出口8まで延びている。第三のチャネル14は、回転軸線4に対して角度φで 延びている。角度αおよびφは、図1に示す充填状態において、第三のチャネル 14の構成する流出路が上向きになり、計量室9の充填中に計量室9からの重力に よる流れを阻止し、図2に示すような空にする状態において、第三のチャネル14 の構成す流出路が下向きなって微粒物質の投与量分の、計量室9からの重力によ る流れを支援している。 ボデー部材2は更に調整可能なプランジャ24を包含し、このプランジャは、第 三のチャネル14内で、計量室9の出口8から離れる方に向いている側に配置して あり、計量室9の容積調整を行うようになっている。プランジャ24は、調整手段 26によって長手方向に位置決め可能であり、計量室9の内部容積、したがって充 填状態で充填されるべき容積を設定することができる。プランジャ24の位置は、 図1、2に示すようなナット・ねじ構造によって手動調節したり、あるいは、オ プションとしてステッパモータ等(図示せず)によって調整することができる。 好ましい実施態様において、フィードバック式制御装置を組み込み、出口8から 分配される投与量分の重量を測定し、対応する信号をフィードバック信号として 使用して計量室9の内部容積を所望の値に設定することができる。 使用時、図1に示す充填状態において、微粒物質は、重力の作用の下に、第一 、第二のチャネル10、12によって形成される流入路を通って流れ、計量室9の容 積を満たす。充填段階中に第三のチャネル14が満たされる程度は、第三のチャネ ル14の傾斜、長さ、微粒物質の流動性および計量室9の上流側の流路内に存在す る微粒物質の重量から生じる圧力に依存する。好ましくは、これらのパラメータ は、充填段階中に出口8からのオーバフローが生じることがないように選択され る。 ボデー部材2を、その後、図2に示すような空にする状態において180度にわ たって回転させると、計量室9内および下向きに傾斜した第三チャネル14内に存 在する投与量分が重力の作用の下に出口8を通って流出する。空にする段階中、 微粒物質は計量室9に流入するのを阻止される。これは、第二のチャネル12が空 にする状態において上向きに傾斜している、すなわち、流入路が重力でロックさ れているからである。微粒物質を壊すような弁部材などが流路をなんら塞がない ことに注目することが重要である。 図1、2からわかるように、水平面における出口8の位置は状態移行によって ほとんど影響されることがない。これは、出口8が回転軸線4と同軸であるとい う事実による。流出流をほぼ垂直方向に、たとえば出口8の下方に位置した吸入 器(図示せず)内へ案内するために、ボデー部材2は出張り形状のガイド部材28 を備えている。 計量装置は更に、流入路の入口6のところに流れ案内表面32を有する溜め30を 包含する。本実施態様においては、この溜め30は中空の切頭円錐形となっており 、回転軸線4と同軸であり、一緒に回転するようにボデー部材2に固着してある 。計量しようとしている微粒物質は、溜め30に供給される。好ましくは、間欠的 に供給され、溜め30内に所定のレベルを維持するようになっている。溜め30の回 転は、その中の微粒物質を混転する効果、すなわち並 進運動を行い、それによって、微粒物質が計量室9内への流れを妨害あるいは阻 止する可能性のある物理的なブリッジを形成するのを防いでいる。 図3は、図1、2に示すような種類の複数の計量装置A、Bを備えた計量器械 を示している。図1、2の計量装置と関連してすでに説明した計量装置A、Bの 構成要素は同じ参照符号で示し、その構造、動作についての説明はここでは繰り 返さない。 この計量器械は回転可能なホイール50を包含する。このホイールはハブ52で支 持されており、回転軸線54まわりに段階的に一方向回転運動を行うように配置し てある。回転軸線54は、垂線Vに対して約45度の角度φで傾斜しているが、他の 傾斜角度も使用可能であることを理解されたい。回転可能なホイール50は、2つ の対向する主壁56、58と、これらを相互連結する周壁60とを包含する。壁56、58 、60は微粒物質Sを受け入れる内部容積62を構成する。この物質Sは上方の主壁 56に設けた開口64を通して供給される。 計量器械は、図1、2に関連して説明した種類の第1、第2の計量装置A、B を更に包含し、これらの計量装置は、直径方向に対向した位置において回転可能 なホイール50上に装着されている。図3において、回転可能なホイール50は第1 の計量装置Aが充填状態にあり、第2の計量装置Bが空にする状態にある位置で 示してある。計量装置A、Bの動作は、本質的に図1、2に関して説明した計量 装置の動作と同じものである。したがって、計量装置A、Bは、計量装置内の微 粒物質を壊す可能性のあるいかなる弁部材も必要とすることなく、繰り返し充填 状態と空にする状態の間で変位させることができる。しかしながら、図1、2の 計量装置において回転軸線4が計量装置を通って延び、第一のチャネル10と同軸 であるのに対して、計量器械の計量装置A、Bは共通の回転軸線、すなわち回転 可能なホイール50の回転軸線54を有する。 この実施態様の計量器械は2つの計量装置A、Bだけを包含しているが、回転 可能なホイール50が付加的な計量装置を支持し得ることを理解されたい。代表的 には、回転可能なホイール50は、周方向に対称的に隔たった6つの計量装置を支 持し、回転可能なホイール50の所与の回転の際に、第一の装置が充填ステーショ ンで充填状態にあり、第二、第三の充填済みの装置が空にするステーションに向 かって回転している途中にあり、第四の装置が空にするステーションで空にする 状態にあり、第五、第六の装置が充填ステーションに向かって回転している途中 にある。 計量装置間のさらなる差異が、図1、2に示すような計量装置と図3に示した ような計量器械の計量装置A、Bとの間にある。前者においては、出口8の位置 は状態移行中にほぼ影響されないが、後者においては、出口8は状態移行中円形 の経路に沿って移動する。したがって、充填ステーションを出る計量装置A、B のうちの一方の充填済みの計量室9内に存在する微粒物質は、この計量装置が空 にする状態に達する前に、一部あるいは完全に出口8を通って流出する可能性が ある。計量装置A、Bがこのように早期に空になることを防ぐために、計量装置 A、Bは、各々、制御可能な弁装置の形態をした機械的な出口ロック部材を備え ている。各弁装置は回動可能なアーム66を包含し、このアームは一端に弁部材70 を、反対端にローラの形をしたカム・フォロワー72を有する。アーム66のピボッ ト軸線が参照符号68で示してある。各カム・フォロワー72は、静止リング76に形 成された円周方向の溝74に沿って案内され、カム・フォロワー72のための案内カ ム表面を提供する。図3に示すように、円周方向の溝74の半径は、空にする状態 におけるよりも充填状態においていくぶん大きくなっている。その結果、アーム 66の角度位置は状態移行中に変えられることになる。更に詳しくは、カム溝74の 半径は、弁部材70が充填状態において、また、空にする状態に向かう経路に沿っ て閉 鎖位置にあり、計量装置Aで示すように出口8を閉じるように選択される。空に する状態において、弁部材70は開放位置にあり、計量装置Bで示すように、出口 8からの微粒物質の流れを許容することになる。 ここで、機械的な弁部材を図1、2の計量装置で使用してもよいことを理解さ れたい。事実、図1、2の計量装置において第三のチャネル14によって形成され た重力による出口のロックの代わりに、出口8を繰り返し開閉する機械的な弁機 構を使用してもよいことは明らかであろう。 最後に、本発明がここに説明した実施態様に限定されるものではなく、請求の 範囲に定義したような発明の範囲内で多くの異なったやり方で変更することがで きることは当業者には明らかであろう。 請求の範囲 1.所定量の微粒物質を計量するための計量装置であって、 計量室(9)を構成しているボデー部材(2)と、 入口(6)を有し、計量室(9)に通じている流入路であり、途切れておらず、 垂線(V)に対して傾斜した軸線(4)のまわりに回転可能であり、回転軸線(4)と 同軸である第1部分(10)と、充填状態において下向きに傾斜し、空にする状態に おいて上向きに傾斜するように回転軸線に対して傾斜した第2部分(12)とを包含 し、それによって、使用時に充填状態において計量室(9)への微粒物質の重力で 誘導された流れを案内し、空にする状態において計量室(9)への微粒物質の流れ を阻止する重力による入口のロックを与える流入路と、 出口(8)を有し、計量室(9)から通じている流出路であり、充填状態におい て計量室(9)からの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態において計量室 (9)からの微粒物質の流れを許容する流れ制御手段を包含する流出路と、 流入路の入口(6)に通じており、回転可能であり、使用時に流入路と一緒に 回転し、微粒物質を流入路に与える溜め(30) とを包含する計量装置において、 溜め(30)が更に、回転時に、この溜め内に含まれ得る微粉物質のすべての容 積に対して流入路の入口(6)のところで混転効果を達成するように構成されてい る ことを特徴とする計量装置。 2.流出路が回転軸線(4)まわりに回転可能であり、使用時に、流入路と一緒に 回転するようになっており、その少なくとも一部が充填状態において上向きに傾 斜し、空にする状態において下向きに傾斜するように回転軸線 (4)に対して傾いており、それによって、流出路が、充填状態において計量室( 9)からの微粒物質の流れを阻止し、空にする状態において計量室(9)からの微 粒物質の重力で誘導された流れを案内する重力による出口のロックを与えるよう に構成されていることを特徴とする請求項1記載の計量装置。 3.計量室(9)が変更可能である内部容積を有することを特徴とする請求項1ま たは2記載の計量装置。 4.更に、計量室(9)の内部容積を調節するための制御手段(24、26)を包含す ることを特徴とする請求項3記載の計量装置。 5.流路の横断面が移行状態によって実質的に影響を受けないことを特徴とする 請求項1〜4のいずれか1項に記載の計量装置。 6.ボデー部材(2)が流路を包含し、これらの流路がボデー部材(2)を貫いて延 びるチャネル(10、12、14)を包含することを特徴とする請求項1〜5のいずれ か1項に記載の計量装置。 7.溜め(30)が流入路の入口(6)と同軸であることを特徴とする請求項1〜6の いずれか1項に記載の計量装置。 8.溜め(30)の内面の主要部分(32)が流入路の入口(6)に向かって内向きにテー パを付けてあることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の計量装置 。 9.溜め(30)の内面の主要部分(32)が実質的に円錐形であることを特徴とする請 求項1〜8のいずれか1項に記載の計量装置。 10.一方向回転運動可能に構成してあることを特徴とする請求項1〜9のいずれ か1項に記載の計量装置。 11.往復回転運動可能に構成してあることを特徴とする請求項1〜9のいずれか 1項に記載の計量装置。 12.流出路の出口(8)が回転軸線(4)に隣接して位置しており、それによって、 水平面における出口(8)の位置が状態移行によって実質的に影響されないように なっていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の計量装置。 13.流入路の入口(6)が回転軸線(4)に隣接して位置しており、それによって、 水平面における入口(6)の位置が状態移行によって実質的に影響されないように なっていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の計量装置。 14.所定量の微粒物質を計量する方法であって、 所定量の微粒物質を計量するための計量装置であり、計量室(9)を構成する ボデー部材(2)と、入口(6)を有し、計量室(9)に通じている流入路とを包含し 、この流入路が途切れておらず、水平面に対して傾斜した軸線(4)のまわりに回 転可能であり、回転軸線と同軸である第一部分(10)と、回転軸線(4)に対して充 填状態においては下向きに傾き、空にする状態においては上向きに傾くように傾 斜した第二部分(12)とを包含し、更に出口(8)を有し、計量室(9)から通じてい る流出路と、流入路の入口(6)に通じた溜め(30)であり、回転軸線(4)のまわり に回転可能であり、使用時に流入路と一緒に回転して流入路に微粒物質を提供す る溜め(30)とを包含する計量装置を用意する段階と、 溜め(30)に微粒物質を与える段階と、 流入路を回転させてその第二部分(12)を下向きに傾け、流入路を通る微粒物 質の重力で誘導された流れを案内して計量室(9)を充填する段階と、 充填段階中に計量室(9)からの微粒物質の重力で誘導された流れを阻止する 段階と、 流入路を回転させてその第二部分(12)を上向きに傾け、計量室(9)への 微粒物質のさらなる流れを阻止する重力による入口のロックを提供する段階と、 計量室(9)へ微粒物質が流入するのを阻止している間に計量室(9)を空にす る段階 とを包含する方法において、溜め(30)が、回転時に、そこに含まれ得る微粉物質 のあらゆる容積に対して流入路の入口(6)のところで混転効果を達成するように 構成されていることを特徴とする方法。 15.溜め(30)に微粉物質を提供する段階が、溜め(30)内に所定レベルを維持する ように溜め(30)へ微粉物質を供給する段階を包含することを特徴とする請求項14 記載の方法。 16.溜め(30)に微粉物質を提供する段階が、溜め(30)へ間欠的に微粉物質を供給 する段階を包含することを特徴とする請求項14または15記載の方法。 17.更に、空にする段階で計量室(9)からの計量済みの量の微粉物質の重量を決 定し、必要に応じて、それに対応して計量室(9)の内部容積を変更する段階を包 含することを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の方法。 18.所定量の微粒物質を計量するための計量器械であって、少なくとも1つの計 量装置(A、B)を包含し、この計量装置が、計量室(9)を構成するボデー部材 (2)、入口(6)を有し、計量室(9)に通じている流入路であって、途切れておら ず、水平面に対して傾斜した軸線(54)のまわりに回転可能であり、回転軸線(54) のまわりに回転可能である第一部分(10)と、充填状態において下向きに傾斜し、 空にする状態において上向きに傾斜するように回転軸線(54)に対して傾斜してお り、それによって、充填状態において重力で誘導された微粒物質の流れを計量室 (9)内へ案内し、空にする状態において計量室(9)内への微粒物質の流れを阻止 する重力による入口 のロックを提供する流入路と、出口(8)を有し、充填状態において計量室(9)か らの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態において計量室(9)からの微粒 物質の流れを許容する流れ制御手段を包含する流出路とを包含する計量器械にお いて、更に共通の回転軸線(54)を持つ周方向に隔たった位置で装着した2つまた はそれ以上の計量装置(A、B)を有する回転可能なホイール(50)を包含するこ とを特徴とする計量器械。 19.回転可能なホイール(50)上に互いに直径方向に対向して配置した少なくとも 2つの計量装置(A、B)を包含し、少なくとも2つの計量装置(A、B)のう ちの1つの計量装置が充填状態にあり、別の計量装置が空にする状態にあること を特徴とする請求項18記載の計量器械。 20.計量装置(A、B)の各々が、それぞれの計量装置(A、B)の流出路の出 口(8)を開閉する弁機構を包含し、各弁機構が弁部材(70)を包含し、この弁部材 が、充填状態においてそれぞれの計量装置(A、B)の出口(8)を閉じる閉位置 と、空にする状態においてそれぞれの計量装置(A、B)の出口(8)を開く開位 置との間で移動できるようになっており、回転可能なホイール(50)の回転中に弁 部材(70)を機械的に作動させるカム式装置(72、74)を包含することを特徴とす る請求項18または19に記載の計量器械。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 量室(20)への微粒物質の流れを確実にするようになって いる溜め(30)とを包含する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.所定量の微粒物質を計量するための計量装置であって、 計量室(20)を構成しているボデー部材(2)と、 入口(6)を有し、計量室(20)に通じている途切れない流入路であり、垂線( V)に対して(α)で傾斜した軸線(4)のまわりに回転可能であり、少なくとも一 部が充填状態において下向きに傾斜し、空にする状態において上向きに傾斜する ようになっており、それによって、使用時に充填状態において計量室(20)への微 粒物質の重力で誘導された流れを案内し、空にする状態において計量室(20)への 微粒物質の流れを阻止する重力による入口のロックを与える流入路と、 出口(8)を有し、計量室(20)から通じている流出路であり、充填状態におい て計量室(20)からの微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態において計量室 (20)からの微粒物質の流れを許容する手段を包含する流出路と、 流入路に接続してあって使用時にそれと一緒に回転する溜め(30)であり、任 意容積の微粒物質を含んでいるときに、回転時に入口(6)のところでその中の微 粒物質に運動を与え、計量室(20)への微粒物質の流れを確実にするようになって いる溜め(30) とを包含することを特徴とする計量装置。 2.流出路が回転軸線(4)まわりに流入路と共に回転し、その少なくとも一部が 充填状態において上向きに傾斜し、空にする状態において下向きに傾斜するよう になっており、それによって、流出路が充填状態において計量室(20)からの微粒 物質の流れを阻止し、空にする状態において計量室(20)からの微粒物質の重力で 誘導された流れを案内する重力による出口のロックを与えるようになっているこ とを特徴とする請求項1記載の計量装 置。 3.計量室(20)が可変内部容積を有することを特徴とする請求項1または2記載 の計量装置。 4.さらに、計量室(20)の内部容積を調節するための制御手段(24、26)を包含 することを特徴とする請求項3記載の計量装置。 5.流路が、ボデー部材(2)を貫いて延びるチャネル(10、12、14)を構成して いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の計量装置。 6.流路が、状態移行によって実質的に影響されない横断面を有するチャネル( 10、12、14)を構成していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記 載の計量装置。 7.溜め(30)が、流入路の入口(6)と同軸であることを特徴とする請求項1〜6 のいずれかの項に記載の計量装置。 8.溜め(30)が、実質的に円錐形であり、流入路の入口(6)に向かってテーパを 付けてあることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の計量装置。 9.回転軸線(4)の傾斜角度(α)が状態移行によって影響されないことを特徴と する請求項1〜8のいずれかの項に記載の計量装置。 10.回転が一方向であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載の 計量装置。 11.連続的な状態移行が往復回転運動を伴うことを特徴とする請求項1〜9のい ずれかの項に記載の計量装置。 12.流出路の出口(8)が回転軸線(4)に隣接して位置しており、それによって、 水平面における出口(8)の位置が状態移行によって実質的に影響されないように なっていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかの項に記 載の計量装置。 13.流入路の入口(6)が回転軸線(4)に隣接して位置しており、それによって、 水平面における入口(6)の位置が状態移行によって実質的に影響されないように なっていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載の計量装置。 14.所定量の微粒物質を計量する方法であって、 所定量の微粒物質を計量するための計量装置であり、計量室(20)と、入口( 6)を有し、計量室(20)に通じている途切れない流入路と、計量室(20)から通じ ている流出路と、流入路に接続した溜め(30)とを包含し、この溜め(30)が任意容 積の微粒物質を含んでいるときには回転時に入口(6)のところで中の微粒物質に 動きを与え、計量室(20)への微粒物質の流れを確実にするようになっている計量 装置を用意する段階と、 溜め(30)に微粒物質を与える段階と、 流入路を通して微粒物質の重力で誘導された流れを案内することによって計 量室(20)を充填する段階と、 充填段階中に計量室(20)からの微粒物質の重力で誘導された流れを阻止する 段階と、 垂線(V)に対して(α)で傾斜した軸線(4)まわりに流入路を回転させ、流入 路の一部が上向きに傾き、それによって計量室(20)への微粒物質のさらなる流れ を阻止する重力による入口のロックを提供する段階と、 重力による入口のロックが計量室(20)への微粒物質のさらなる流れを阻止し ている間に計量室(20)を空にする段階と、 前記回転軸線(4)まわりに流入路を回転させて重力による入口のロックを外 し、充填段階を繰り返えす段階 とを包含することを特徴とする方法。 15.さらに、間欠的に溜め(30)に微粒物質を供給する段階を包含することを特徴 とする請求項14記載の方法。 16.さらに、空にする段階において計量室(20)から分配される計量済みの量の微 粒物質の重量を決定する段階と、それに対応して計量室(20)の内部容積を調節す る段階とを包含することを特徴とする請求項14または15記載の方法。 17.所定量の微粒物質を計量するための計量器械であり、共通の回転軸線(54)を 有する円周方向に隔たった位置で装着した少なくとも二つの計量装置(A、B) を有する回転可能なホイール(50)を包含し、各計量装置(A、B)が、計量室(2 0)を構成するボデー部材(2)、入口(6)を有し、計量室(20)に通じている途切れ ない流入路を包含し、流入路が垂線(V)に対して(φ)で傾斜した軸線(4)のまわ りに回転可能であり、流入路の少なくとも一部が充填状態において下向きに傾斜 し、空にする状態において上向きに傾斜するようになっており、それによって、 流入路が充填状態において重力で誘導された微粒物質の流れを計量室(20)内へ案 内し、空にする状態において計量室(20)内への微粒物質の流れを阻止する重力入 口ロックを提供し、さらに出口(8)を有し、充填状態において計量室(20)からの 微粒物質の流れを阻止するが、空にする状態において計量室(20)からの微粒物質 の流れを許容する手段を包含する流出路を包含すことを特徴とする計量器械。 18.回転可能なホイール(50)上に互いに直径方向に対向して配置した少なくとも 2つの計量装置(A、B)を包含し、少なくとも二つの計量装置(A、B)のう ちの一つの計量装置が充填状態にあり、別の計量装置が空にする状態にあること を特徴とする請求項17記載の計量器械。 19.計量装置(A、B)の各々が、それぞれの計量装置(A、B)の流出路 の出口(8)を開閉する弁機構を包含し、各弁機構が弁部材(70)を包含し、この弁 部材が、充填状態においてそれぞれの計量装置(A、B)の出口(8)を閉じる閉 位置と、空にする状態においてそれぞれの計量装置(A、B)の出口(8)を開く 開位置との間で移動できるようになっており、回転可能なホイール(50)の回転中 に弁部材(70)を機械的に作動させるカム式装置(72、74)を包含することを特徴 とする請求項17または18記載の計量器械。
JP51065098A 1996-08-23 1997-08-14 微粒物質を計量するための計量装置 Expired - Fee Related JP4253361B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE9603063-0 1996-08-23
SE9603063A SE9603063D0 (sv) 1996-08-23 1996-08-23 Device and method for metering a particulate substance and apparatus comprising a plurality of such devices
PCT/SE1997/001347 WO1998008065A1 (en) 1996-08-23 1997-08-14 Device and method for metering a particulate substance and apparatus comprising a plurality of such devices

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008243724A Division JP2009075114A (ja) 1996-08-23 2008-09-24 微粒物質を計量する方法および装置ならびに複数のこのような装置からなる器械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000516722A true JP2000516722A (ja) 2000-12-12
JP4253361B2 JP4253361B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=20403635

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51065098A Expired - Fee Related JP4253361B2 (ja) 1996-08-23 1997-08-14 微粒物質を計量するための計量装置
JP2008243724A Ceased JP2009075114A (ja) 1996-08-23 2008-09-24 微粒物質を計量する方法および装置ならびに複数のこのような装置からなる器械

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008243724A Ceased JP2009075114A (ja) 1996-08-23 2008-09-24 微粒物質を計量する方法および装置ならびに複数のこのような装置からなる器械

Country Status (29)

Country Link
US (1) US6382461B1 (ja)
EP (1) EP0920607B1 (ja)
JP (2) JP4253361B2 (ja)
KR (1) KR100512209B1 (ja)
CN (1) CN1184459C (ja)
AT (1) ATE295530T1 (ja)
AU (1) AU715120B2 (ja)
BR (1) BR9711237A (ja)
CA (1) CA2263256C (ja)
CZ (1) CZ298467B6 (ja)
DE (1) DE69733260T2 (ja)
DK (1) DK0920607T3 (ja)
EE (1) EE04206B1 (ja)
ES (1) ES2239785T3 (ja)
HK (1) HK1017738A1 (ja)
HU (1) HU225868B1 (ja)
IL (1) IL128630A (ja)
IS (1) IS1845B (ja)
NO (1) NO325332B1 (ja)
NZ (2) NZ505109A (ja)
PL (1) PL184456B1 (ja)
PT (1) PT920607E (ja)
RU (1) RU2187788C2 (ja)
SE (1) SE9603063D0 (ja)
SI (1) SI0920607T1 (ja)
SK (1) SK285506B6 (ja)
TR (1) TR199900390T2 (ja)
UA (1) UA54447C2 (ja)
WO (1) WO1998008065A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500128A (ja) * 2004-05-21 2008-01-10 ソノコ デベロップメント,インコーポレイティド 再構成可能な計量済み材料の少量毎供給器

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE9603063D0 (sv) * 1996-08-23 1996-08-23 Astra Ab Device and method for metering a particulate substance and apparatus comprising a plurality of such devices
WO1999002946A1 (de) * 1997-07-05 1999-01-21 Bayer Aktiengesellschaft Vorrichtung zum diskontinuierlichen dosierten ausbringen von granulat aus einem vorratsbehälter
US6234167B1 (en) * 1998-10-14 2001-05-22 Chrysalis Technologies, Incorporated Aerosol generator and methods of making and using an aerosol generator
FI20000810A0 (fi) * 2000-04-06 2000-04-06 Orion Yhtymae Oyj Jauheinhalaattori
JP3754400B2 (ja) * 2002-06-27 2006-03-08 株式会社松井製作所 粉粒体の計量装置
CN100365394C (zh) * 2002-07-05 2008-01-30 株式会社松井制作所 粉粒体的计量装置
CA2529229A1 (en) * 2003-05-28 2004-12-09 Clarence J. Nowak Truss lift stiffener
ITMO20040060A1 (it) * 2004-03-18 2004-06-18 Roberto Oliva Inalatore per preparati in polvere
US20080282650A1 (en) * 2005-05-14 2008-11-20 Gint Federas Apparatus and method for bagging particulate matter
DE102006028516B3 (de) * 2006-05-31 2007-10-04 Hanno Wachernig Küvette mit Küvettenlager und deren Verwendung
WO2009036049A1 (en) * 2007-09-14 2009-03-19 Sonoco Development, Inc. Adjustable metered material dispenser
US8783509B2 (en) * 2008-12-19 2014-07-22 Saab Ab Method, a device and a system for metering of powder
US8329073B2 (en) * 2010-06-30 2012-12-11 Honeywell International Inc. Variable-orifice prill plate
US8684237B2 (en) * 2011-02-24 2014-04-01 Fox Run Usa, Llc Adjustable measuring dispenser and method
US8827185B2 (en) 2011-10-14 2014-09-09 Restaurant Technology, Inc. Measuring dispenser for granular seasoning material and method of seasoning
DE102012224054A1 (de) * 2012-12-20 2014-06-26 Henkel Ag & Co. Kgaa Vorrichtung zum Befördern eines Betriebsstoffes
US9494455B1 (en) 2013-09-03 2016-11-15 Arthur Gerald Gora Apparatus for delivery of a metered dose of granular material
USD748503S1 (en) 2014-09-02 2016-02-02 Arthur Gerald Gora Apparatus for delivery of a metered dose of granular material
PT3445428T (pt) * 2016-04-18 2021-08-30 Inspiring Pty Ltd Dispositivo espaçador para um inalador
CN108100979B (zh) * 2017-12-01 2019-11-01 江苏新美星包装机械股份有限公司 一种反向计量装置及反向计量方法
CN110849453B (zh) * 2019-11-29 2021-03-12 上海交通大学 一种高精度粉末分配装置及方法
WO2023016659A1 (en) * 2021-08-13 2023-02-16 MAX-PLANCK-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Bead and powder dispensing device

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB208641A (en) 1922-12-19 1923-12-27 Gordan Machine Company Improvements in or relating to mechanism for measuring and delivering loosely assembled merchandise in predetermined quantities
US2730285A (en) * 1951-12-17 1956-01-10 Nat Metalcrafters Inc Can filling machine
US3333745A (en) * 1965-07-01 1967-08-01 Fisons Pest Control Ltd Adjustable metering vessel for the intermittent discharge of granules
JPS57207842A (en) * 1981-06-17 1982-12-20 Horiba Ltd Automatic quantitative takeout device of fuel additive for metal analyzing device
US4461400A (en) * 1981-08-31 1984-07-24 Fmc Corporation Valveless metering dispenser
GB2113182A (en) * 1982-01-12 1983-08-03 David Ralph Tristram Metering device
DE3327627A1 (de) * 1983-07-30 1985-02-07 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Dosiergeraet
AU603836B2 (en) * 1986-10-30 1990-11-29 David Stanley Heath Preest Volumetric metering apparatus
JP2604766B2 (ja) * 1987-12-03 1997-04-30 中国化薬株式会社 粉体計量機
IT1258105B (it) * 1992-02-14 1996-02-20 Taplast Srl Dosatore per polveri
SE9603063D0 (sv) * 1996-08-23 1996-08-23 Astra Ab Device and method for metering a particulate substance and apparatus comprising a plurality of such devices
US5709319A (en) * 1996-10-08 1998-01-20 Yao; Chia-Wang Food distributor
WO1999002946A1 (de) * 1997-07-05 1999-01-21 Bayer Aktiengesellschaft Vorrichtung zum diskontinuierlichen dosierten ausbringen von granulat aus einem vorratsbehälter
EP2113182B1 (en) * 2008-05-02 2011-07-06 Black & Decker, Inc. Vacuum cleaner control system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500128A (ja) * 2004-05-21 2008-01-10 ソノコ デベロップメント,インコーポレイティド 再構成可能な計量済み材料の少量毎供給器

Also Published As

Publication number Publication date
SK285506B6 (sk) 2007-03-01
IL128630A0 (en) 2000-01-31
SK14299A3 (en) 1999-07-12
CA2263256C (en) 2005-05-10
NZ505109A (en) 2001-10-26
BR9711237A (pt) 1999-08-17
IS1845B (is) 2003-01-30
JP2009075114A (ja) 2009-04-09
CN1184459C (zh) 2005-01-12
KR20000068326A (ko) 2000-11-25
EP0920607B1 (en) 2005-05-11
UA54447C2 (uk) 2003-03-17
AU3872897A (en) 1998-03-06
DE69733260T2 (de) 2006-01-19
CZ298467B6 (cs) 2007-10-10
JP4253361B2 (ja) 2009-04-08
IS4977A (is) 1999-02-12
CN1228834A (zh) 1999-09-15
ATE295530T1 (de) 2005-05-15
PL331714A1 (en) 1999-08-02
NO990831L (no) 1999-02-22
CA2263256A1 (en) 1998-02-26
ES2239785T3 (es) 2005-10-01
RU2187788C2 (ru) 2002-08-20
CZ59399A3 (cs) 1999-07-14
HUP9904153A3 (en) 2001-01-29
PL184456B1 (pl) 2002-10-31
EP0920607A1 (en) 1999-06-09
AU715120B2 (en) 2000-01-20
TR199900390T2 (xx) 1999-04-21
DE69733260D1 (de) 2005-06-16
US6382461B1 (en) 2002-05-07
PT920607E (pt) 2005-08-31
DK0920607T3 (da) 2005-07-18
KR100512209B1 (ko) 2005-09-05
HK1017738A1 (en) 1999-11-26
HU225868B1 (en) 2007-11-28
EE9900060A (et) 1999-10-15
WO1998008065A1 (en) 1998-02-26
NZ334047A (en) 2000-09-29
HUP9904153A2 (hu) 2000-03-28
NO990831D0 (no) 1999-02-22
SI0920607T1 (en) 2005-08-31
NO325332B1 (no) 2008-03-31
SE9603063D0 (sv) 1996-08-23
IL128630A (en) 2001-01-28
EE04206B1 (et) 2003-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000516722A (ja) 微粒物質を計量する方法および装置ならびに複数のこのような装置からなる器械
US5143126A (en) Vibratory process and apparatus for agglomerating and metering non-flowable powders
EP0069715B1 (en) Powder inhalator
RU2093197C1 (ru) Устройство дозирования порошкового лекарственного средства
US5996577A (en) Medicine administering apparatus
EP1050465B1 (en) High-speed air nozzle for particulate filing system
JP2001521803A (ja) 医学調剤を分ける方法および装置
JPH11510068A (ja) キャビティ充填法およびキャビティ充填装置
JP2001139152A (ja) 粒子システムのための機械的なバルブを備えた高速エアノズル
JPS63501789A (ja) 粉末を正確に容器に装入する方法と装置
EP1235605B1 (en) Multidose powder inhaler
CS258479B2 (en) Device for shaft furnace's charging
JPH0843179A (ja) 流動性の物質の容量および/または重量を計量するための装置
PT96962B (pt) Dispositivo para a inalacao de medicamentos
MXPA99001640A (en) Device and method for metering a particulate substance and apparatus comprising a plurality of such devices
PT681164E (pt) Sistema de dosagem de produto em po
JPS582134A (ja) 粉粒体切出装置
JP7138429B2 (ja) 粉末形態の物質のための計量-分注デバイス
JPH0230649B2 (ja) Funtainoharaidashisochi
JPH021205Y2 (ja)
JPH0325323A (ja) 自動計量装置
BE541789A (ja)
MXPA00003691A (en) High-speed air nozzle for particulate filling system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040811

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20040811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070824

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071204

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080304

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080924

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees