JP2000515857A - 免疫グロブリン溶液の低温殺菌 - Google Patents

免疫グロブリン溶液の低温殺菌

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Abstract

(57)【要約】 50℃〜70℃の温度で1〜20時間、pH4.0〜6.0で、20〜40%w/vのソルビトールまたは25〜45%w/vのショ糖の存在下で免疫グロブリン溶液を加熱することを特徴とし、かつ前記溶液のタンパク質濃度は約3%w/vまたはそれ以下であることを特徴とする、免疫グロブリン溶液(特にIgG溶液)の低温殺菌法。

Description

【発明の詳細な説明】 免疫グロブリン溶液の低温殺菌 発明の分野 本発明は、熱処理、さらに詳しくは免疫グロブリン溶液の低温殺菌(pasteuri zation)に関し、特に本発明は、免疫グロブリンG(IgG)溶液の低温殺菌に 関する。 低温殺菌は、治療用のIgG溶液の製造においてウイルスを不活性化するため の方法として使用することができる。しかし、この方法は免疫グロブリンの生理 的機能を維持する条件下で行われ、かつ追加の精製をすることなく安定な生成物 を製造できることが好ましい。発明の背景 製造工程中の免疫グロブリンの変性は、免疫グロブリン分子の凝集や機能の喪 失につながる。免疫グロブリンの凝集物は、患者の静脈内に注入されると、補体 カスケードの活性化によって有害反応を引き起こすことがある。これまで、製造 業者は、免疫グロブリン分子のFc領域の修飾により凝集を防ぎ補体結合を低下 させるか、または最終生成物中の免疫グロブリン凝集物含量が低くなるような製 造工程を使用することにより、この問題に対処してきた。 免疫グロブリンは機能が多様なため、化学的に修飾されていない免疫グロブリ ンを生成し、Fc媒介機能(補体活性化を含む)を維持することが好ましい。す なわち、静脈内使用のための未修飾IgGの製造において、凝集物含量を最小に 維持し、製剤の有効期間中はこれを3%未満に維持することが重要である(英国 薬局方(BP),1994)。 血漿タンパク質製剤の製造のための大きな課題は、ウイルスを不活性化するが 免疫グロブリンや他のタンパク質を変性させないウイルス不活性化工程の設計で ある。未修飾免疫グロブリン製剤の製造に使用されている主要な方法は、低pH でのインキュベーションおよび溶媒/界面活性剤処理である。これらの方法は両 方とも、脂質エンベロープに包まれたウイルスに対して有効であるが、エンベロ ープのないウイルスにはあまり有効ではない。アルブミンの製造において低温殺 菌(60℃で10時間)が広く適用されており、エンベロープのあるウイルスと エンベロープのないウイルスの両方に対して有効であるが、免疫グロブリンへの 低温殺菌アプローチの適用は、より課題が多くなってきている。免疫グロブリン はアルブミンより熱変性に感受性であり、凝集を防止することが困難である。 しかし免疫グロブリン溶液の低温殺菌法は記載されている。Magninら(198 9)は、低タンパク質濃度、低イオン強度および酸性pH条件下でのIgGの低 温殺菌法を記載している。熱処理時にIgGが凝集する傾向は、イオン強度、タ ンパク質濃度、温度、および、高温への接触時間の増加とともに増加することが 証明された。Magninらが記載したように安定剤の非存在下での低温殺菌は、溶液 中で保存すると急速に凝集物を形成する製剤をもたらす。 Hiraoら(1989)は、低温殺菌中にIgGを安定化させるためにソルビト ールを加えて、Magninらと同様の条件下でIgGを低温殺菌する方法を記載して いる。その好適な方法では、低イオン強度(0.001またはそれ以下)、4. 5〜6.5のpH範囲、および10%〜70%w/vのソルビトール濃度の条件下 で低温殺菌(好ましくは60℃で10時間)を行う。この方法のタンパク質濃度 は制限されておらず、この方法は0.1〜30%w/vの濃度範囲で作用すると考 えられる。 Nowakら(1992)は、高濃度のショ糖とグリシンを使用して低温殺菌(6 0℃で10時間)中のIgGを安定化する方法を記載している。静注用製剤のた めには、安定剤を除去し、次にIgGをペプシンの存在下で低pHインキュベー ションするか、またはSスルホン化して修飾免疫グロブリンとする。免疫グロブ リン分子の修飾は、補体を活性化するIgG凝集物を低下させ、抗補体活性につ いての薬局方基準の遵守を可能にする。 本発明の目的は、低凝集物レベル、低抗補体活性、および静注用製剤の薬局方 基準を満足する機能活性が保持された免疫グロブリン調製物の製造を可能にする 、免疫グロブリン溶液(特にIgG溶液)の低温殺菌法を提供することである。 従って、低温殺菌工程後にIgGをさらに精製または修飾する必要はない。発明の概要 本発明に従って、免疫グロブリン溶液(特に、IgG溶液)の低温殺菌法が提 供され、該方法は、50℃〜70℃の温度で1〜20時間、pH4.0〜6.0 で、20〜40%w/vのソルビトールまたは25〜45%w/vのショ糖の存在下で 前記溶液を加熱することを特徴とし、かつ前記溶液のタンパク質濃度は約3%w/ vまたはそれ以下であることを特徴とする。 好ましくは、低温殺菌工程は、低イオン強度(電導度、1.0mS/cm以下;さ らに好ましくは、25℃で電導度0.3mS/cm以下)で行われる。 本発明はまた、一般的に上記した方法により調製される低温殺菌した免疫グロ ブリン調製物も包含する。 本明細書を通して、特に明記しない場合は、「含む」または「含んでいる」と いう用語は、記載された整数または整数の群を含むが、他の整数または整数の群 を除外するものではない。発明の詳細な説明 本発明は、治療的有効性を保持する低温殺菌免疫グロブリン調製物(特に凝集 のレベルおよび抗補体活性が治療的に許容される範囲内にある調製物)の製造法 を提供する。本発明において、精製された免疫グロブリン調製物は、例えば60 ℃で10時間低温殺菌され、次に、凝集物を除去するためにさらに精製する必要 なく、または抗補体活性を低下させるために修飾する必要なく製剤化され分配さ れる。 低温殺菌の間に安定剤としてソルビトールを使用する本発明の方法は、Hirao ら(1989)が一般的に記載したものと類似の条件を使用するが、本方法では タンパク質濃度は決定的に重要なパラメータとして認識される。本発明の好適な 実施態様において、免疫グロブリン溶液は、50℃〜70℃(好ましくは60℃ )で、1〜20時間(好ましくは10時間)の間、pH4.0〜6.0(好まし くは4.0〜5.0)で、20〜40%w/v(好ましくは20〜33%w/v)のソ ルビトールの存在下で、および約3%w/vまたはそれ以下のタンパク質濃度で低 温殺菌される。ショ糖が安定剤として使用される本発明の好適な実施態様におい て、免疫グロブリン溶液は、50℃〜70℃(好ましくは60℃)で、1〜20 時間(好ましくは10時間)の間、pH4.0〜6.0(好ましくは4.4〜5 .4)で、25〜45%w/v(好ましくは30〜40%w/v)のショ糖の存在下で 、および約3%w/vまたはそれ以下のタンパク質濃度で低温殺菌される。本発明 の確立に至った研究は、比較的高いタンパク質濃度(例えば、5%w/v)が許容 できない凝集物を生成し、さらに液体製剤として製剤化した場合は保存中にさら に凝集する傾向があることを示した。従ってこのような条件下で低温殺菌を行う と、許容される凝集物含量と安定性を有する製剤を生成するためには、さらなる 精製工程が必要である(Uemuraら(1989)を参照)。これは、バッチがウイ ルスで再汚染される可能性を上昇させ、一部の製剤の損失をもたらし、かつ製造 法を複雑化させる。 本発明の1つの特に好適な実施態様において、免疫グロブリン溶液がクロマト グラフィー法により得られる場合、これは、タンパク質濃度3%w/v未満で、2 0〜33%w/vのソルビトールの存在下で、pH4.8で、かつ電導度0.3mS/ cm未満で低温殺菌される。 別の特に好適な実施態様において、免疫グロブリン溶液がCohn分画法により得 られる場合、これは、濃度2%w/w未満で、20〜30%w/vのソルビトールの存 在下で、pH4.8で、かつ電導度0.3mS/cm未満で低温殺菌される。 さらに別の好適な実施態様において、クロマトグラフィー法で精製された免疫 グロブリンは、タンパク質濃度2%w/v未満で、30〜45%のショ糖の存在下 で、pH4.4〜5.2で低温殺菌される。 好ましくは治療的用途のために、ソルビトールまたはショ糖は、低温殺菌され た免疫グロブリンからダイアフィルトレーション(diafiltration)により除去さ れ、免疫グロブリンは、10%w/vマルトース中の6%w/vタンパク質濃度でpH 4.0〜6.0(好ましくはpH4.25〜5.5)で製剤化され分配される。 本発明のさらなる特徴は、以下の実施例によりさらに詳細に記載される。しか しこの詳細な説明は本発明を例示する目的のためであり、決して本発明の一般的 な記載を限定するものと解釈してはならない。 添付図面において、 図1は、(a)60℃で10時間低温殺菌中の免疫グロブリンのpHへの凝集 物生成の依存。 (b)60℃で10時間低温殺菌中の凝集物生成および調製物の安定性に及ぼ すタンパク質濃度の影響を示す。 図2は、60℃で10時間低温殺菌中の凝集物生成に及ぼすタンパク質濃度と ソルビトール濃度の影響を示す。 以下の一般的な方法が、本実施例において使用される。 免疫グロブリン精製:免疫グロブリンは、Cohn分画法またはクロマトグラフィ ー法を使用して、正常血漿プールから精製した。Cohn分画産物(上清III)は、C ohn-Oncley法6に基づく方法により精製した。クロマトグラフィー精製した免疫 グロブリンは、Cohn分画法を使用して精製してフィブリノゲン(画分I)を除去 し、次にイオン交換クロマトグラフィーを行なった。 免疫グロブリンバルク濃縮物:いずれかの方法で精製した後、調製物を約10 %w/vに濃縮し、pH4.8でダイアフィルトレーションにかけ、次に希釈して 、電導度<0.3mS/cm(実施例において特に明記しない場合)を達成した。 製剤化:低温殺菌溶液をダイアフィルトレーションにかけてソルビトールを除 去し、その間pHを4.25〜4.8に維持し、次にpH4.25〜pH5.5 で10%w/vマルトース中の6%w/v溶液として製剤化した。 凝集物含量:凝集物含量は、TSK3000カラム(60cm×0.5cm)を使 用して0.1Mリン酸(pH7.0)をランニング緩衝液として、試料を0.1 %リン酸(BP1988)または0.5%NaCl(BP1994)で希釈し、 流速0.5ml/分でサイズ排除クロマトグラフィーにより測定した。 抗補体活性(ACA)測定: BP(1994)法に従って、測定すべき免疫 グロブリン調製物をモルモット補体と混合してACA活性を測定した。凝集した IgGは補体に結合し、補体活性が中和される。ヒツジ赤血球の溶解をモニター することで残存活性を測定する。活性は、免疫グロブリンに接触させなかった補 体対照溶液に対して、消費された補体のパーセントとして表示される。本実施例 において、類似のしかし改変した方法を使用した。免疫グロブリン調製物の連続 希釈物を、ヒト補体と混合し、残存補体量を、ヒツジ赤血球の溶解をモニターし て測定した。結果は、CH50/mgとして表し、ここでCH50は補体の50%溶血 単位を意味する。この測定法はBP測定法と相関しており、10CH50/mgの限 界が抗補体活性についてのBP範囲内にある。 Fc機能試験:この試験はBP(1994)に記載のように行なった。ヒツジ 赤血球をタンニン酸処理し、風疹抗原で被覆した。こうして、IgG調製物中に 存在する風疹抗体はこの抗原に結合し、Fcドメインを介して補体系と特異的に 相互作用し、赤血球の溶解を促進する。溶解の程度は、Fc機能と相関する。結 果は、ヨーロッパ薬局方生化学的標準調製物(European Pharmacopoeia Biologi cal Reference preparation)バッチ1(EPBRP、バッチ1)のパーセント として表す。BP基準(BP1994)を満足するためには、免疫グロブリンは 、この標準物質の60%またはそれ以上のFc機能を有することが必要である。 実施例 実施例1 安定剤の非存在下での免疫グロブリンの低温殺菌 Cohn分画法により調製した免疫グロブリンバルク濃縮物を、1%w/vに希釈し 、pH4.0、4.2、4.8または5.0に調整し、安定剤の非存在下で60 ℃で10時間低温殺菌した。 図1(a)は、各条件で得られた凝集物含量を示す。これらのデータから、こ うした条件下でIgGの低温殺菌は、静脈内注入には過度のレベルの凝集を引き 起こし、静注用免疫グロブリン調製物の≦3%凝集物という薬局方の限界を超え るため、臨床的に許容されない製剤をもたらすことが示される。 図1(b)は、ソルビトール無しで0.5%または1%w/vのIgGで低温殺 菌し、10%マルトース(pH5.5)中の6%w/vIgGで製剤化した物質は 、高い初期凝集物含量を示し、8℃および15℃にて13日間でさらに増加する ことを示す。 このデータは、安定剤の非存在下での低温殺菌は、一般に治療的用途には不適 当な免疫グロブリン製剤にする凝集物含量をもたせらし、この方法の再現性の悪 さを示している。実施例2 ソルビトールの存在下での免疫グロブリンの低温殺菌 クロマトグラフィー法により得られた免疫グロブリンバルク濃縮物を、0%〜 30%w/vの範囲の種々の濃度のソルビトール中で、1%〜4%w/vの種々のタン パク質濃度で製剤化した。pHを4.8に調整し、溶液を60℃で10時間低温 殺菌した。 図2(aおよびb)は、ソルビトール濃度の増加は、低温殺菌中の免疫グロブ リンを安定化し、こうして凝集物生成が低下することを示す。実際、図2bでは 、30%w/vのソルビトールの存在下での1%w/vのタンパク質濃度では、顕著な 凝集は起きないことがわかる。20%ソルビトール中で2%であっても、凝集物 含量は2.0%未満であり、これは静注用IgGの規格(≦3%)内である。 これらの条件下での免疫グロブリンの低温殺菌は、凝集物含量に関して臨床的 に許容される免疫グロブリン調製物を与えることがわかる。これ以上の分画は不 要であり、この方法は再現性がある。実施例3 Cohn 分画およびクロマトグラフィー精製した免疫グロブリン調製物の 低温殺菌後の凝集物生成の比較 Cohnおよびクロマトグラフィーで精製した免疫グロブリン調製物からの免疫グ ロブリンバルク濃縮物を、15〜30%w/vソルビトール(pH4.8)中で1 〜30%w/vのIgG濃度に製剤化し、60℃で10時間低温殺菌した。サイズ 排除クロマトグラフィーにより低温殺菌製剤中の凝集物生成をモニターした。 表1に示す結果は、両方の方法から得られた物質は、凝集を最小にする条件下 で低温殺菌できることを示す。クロマトグラフィー精製した免疫グロブリンは、 30%w/vソルビトールの存在下で最大3%w/vの濃度まで低温殺菌され、タンパ ク質濃度の増加またはソルビトール濃度の低下とともに凝集が次第に増加するこ とを示す。Cohn分画した物質は、より不安定であり、凝集物を生成する傾向が強 かった。しかし1%w/vのタンパク質濃度および30%w/vのソルビトール濃度で は、凝集が最小に抑えられた。 これらの結果から、免疫グロブリン製剤が凝集する傾向は、この製剤を得るた めに使用した精製法を反映することが示される。すなわち、Cohn分画法(分画エ タノール沈殿を含む)により得られた物質は、低温殺菌操作中により不安定であ り、より低いタンパク質濃度またはより高いソルビトール濃度で低温殺菌する必 要がある。これは、比較的きびしい分画条件による免疫グロブリン分子の摂動(p erturbation)を反映し、加熱変性に対するこの分子の感受性の増加をもたらす。 クロマトグラフィー精製した物質は、低温殺菌操作中により安定であり、この低 温殺菌操作中に、より高いタンパク質濃度およびより低いソルビトール濃度を使 用できる。表1 タンパク質とソルビトールの種々の濃度でのクロマトグラフィー精製した (PC−10、PC−11、PC−12)およびCohn分画した(IP004、I P005、IP006)免疫グロブリンの低温殺菌中の凝集物生成 実施例4 低温殺菌免疫グロブリンの機能的性状解析 表2は、低温殺菌した静注用免疫グロブリンの抗体価、Fc機能、ACAおよ び凝集物含量を示す。クロマトグラフィーで精製した静注用免疫グロブリンを、 タンパク質濃度≦3%w/vで、30%w/vソルビトール(pH4.8)の存在下で 低温殺菌した。低温殺菌後、ソルビトールをダイアフィルトレーションで除去し 、免疫グロブリンを6%w/vタンパク質、10%w/vマルトース(pH4.25) で製剤化した。Cohn分画法で精製し前述のように製剤化した、低温殺菌していな い静注用免疫グロブリン製剤を、比較のために示す。 表2 低温殺菌したクロマトグラフィー精製免疫グロブリンの性状解析 表3は、同じ条件の低温殺菌とその後の製剤化を使用した、低温殺菌したCohn 分画免疫グロブリンの性状解析データ(抗体価、Fc機能、凝集物含量)を示す 。 表3 低温殺菌免疫グロブリンの性状解析 クロマトグラフィー法で得られたものであってもCohn分画法で得られたもので あっても、低温殺菌免疫グロブリンの性質は、低温殺菌していない製剤の性質に 匹敵することがわかる。凝集物含量は、Cohn分画法で得られた低温殺菌製剤では 上昇しているが、静注用製剤の規格内にある。実施例5 低温殺菌免疫グロブリンの安定性 液体免疫グロブリン製剤の最大の懸念は、特に凝集物生成に関しての不安定性 の可能性である。クロマトグラフィー法で精製した免疫グロブリン溶液は、実施 例4に記載のように30%w/vソルビトール(pH4.8)を含む2%w/vタンパ ク質溶液として低温殺菌した。低温殺菌した物質を、記載のpH値で10%マル トース中の6%w/vタンパク質で製剤化した。4℃で保存した製剤の凝集物生成 を、サイズ排除クロマトグラフィーによりモニターした。 表4は、4℃で13および52週間保存後のクロマトグラフィーで精製した免 疫グロブリンの凝集物含量を示す。表4 4℃で保存中の低温殺菌したクロマトグラフィー精製免疫グロブリン中の 凝集物含量 この製剤は、製剤化pH範囲にわたって凝集物生成に関して安定であることが わかる。抗体価のような他のパラメータ(データは示していない)もまた安定で ある。 このデータから、タンパク質濃度が3%未満であり、好ましくは2%w/v未満 であり、ソルビトールが約30%w/vの濃度で存在し、電導度が0.3mS/cm未満 であり、pHが約4.8であるなら、60℃で10時間低温殺菌した免疫グロブ リン調製物が安定であることを確認できる。実施例6 ウイルス不活性化試験 ウイルスを不活性化する低温殺菌工程の可能性を、以下のモデルウイルスを使 用して評価した: ・エンベロープを有するウイルスHIVおよびHCVのモデルとしてのシンビス ウイルス(sindbis virus); ・エンベロープを有するウイルスHCVのモデルとしてのウシウイルス性下痢ウ イルス(bovine viral diarrhoea virus:BVDV); ・エンベロープを有するウイルスHBVのモデルとしてのダックB型肝炎ウイル ス(DHBV); ・エンベロープのないウイルス、例えばA型肝炎ウイルス(HAV)のモデルと しての脳心筋炎(EMC)およびテイラーズウイルス(Theilar's virus); ・HIV。 クロマトグラフィー法またはCohn分画法から得られた免疫グロブリンバルク溶 液を、2%w/vタンパク質に希釈し、ソルビトールで30%w/vにし、pH4.8 に調整した。上記のように調製した試料にウイルスをスパイク(spike)し、6 0℃で10時間低温殺菌した。不活性化試験の結果を表5に示したが、この結果 は、低温殺菌中に達成されたエンベロープを有するウイルスまたはエンベロープ の無いウイルスの実質的な不活性化を証明している。 表5 実施例7 低温殺菌免疫グロブリン:筋注用製剤 筋注用免疫グロブリン(IMIG)製剤は、通常はCohn分画IIから得られる。凍結 乾燥後に、この物質を、22.5mg/mlにグリシンを添加しpHを6.5に調整 してタンパク質濃度を16%w/vになるように再調製する。ウイルスの不活性化 を達成するための低温殺菌は、これらの筋注用免疫グロブリン(IMIG-VI)製剤 に適用することができることが証明された。 IMIG-VIは、Cohn分画法から得られる純粋な免疫グロブリン調製物である、ダ イアフィルトレーションにかけた上清IIIから製造される。ウイルス不活性化は 、タンパク質濃度0.5〜2.0%w/vのIgGで30%w/vのソルビトールの存 在下にpH4.8で低温殺菌することにより行われる。低温殺菌したIgGを濃 縮し、ダイアフィルトレーションにかけてソルビトールを除去し、次に22.5 mg/mlにグリシンを添加しpHを6.5に調整してタンパク質濃度を16%w/vに なるように製剤化する。 低温殺菌を行った通常のIMIG-VIの3つのバッチおよび別の方法により得られ るバッチの性状解析を表6および7に示す。IMIG-VIとIMIGは、測定したほとん どのパラメータで同様であった。抗体価は両方の製剤について同様であった。IM IG-VIは、IMIGより高い凝集物含量を含むが、IMIG製剤と比較して低いACAを 示す。PKAとカリクレインにより証明したプロテアーゼ活性はIMIG-VIで低く 、プラスミノーゲンはいずれにも観察されなかった。Fc機能活性はIMIG-VIで より高く、IgGサブクラス分布は、2つの製剤で同様であった。 これらの結果は、免疫グロブリン製剤の性質に悪影響を与えないため、低温殺 菌が筋注用製剤にも応用可能であることを示している。 表6 IMIG-VIおよびIMIG最終製剤の臨床前バッチ分析かっこ内の値は、範囲を示す。 表7 IMIG-VIおよびIMIG最終製剤の性状解析結果 かっこ内の値は、範囲を示す。 * CH50は、補体の50%溶血活性を意味する。 **ヨーロッパ薬局方生化学的標準調製物(European Pharmacopoeia Biologica l Reference preparation)(バッチ1)実施例8 ショ糖で安定化した低温殺菌免疫グロブリン クロマトグラフィー法で精製した免疫グロブリンを、ショ糖の存在下で60℃ で10時間低温殺菌した。3種類の試験を行なった。試験1と2では、8%溶液 として4℃でpH4.8で5ヶ月保存したクロマトグラフィー精製免疫グロブリ ンを、起源物質として使用した。試験3では、新たに調製したクロマトグラフィ ー精製免疫グロブリンを使用した。 試験1 低温殺菌後のIgGの重合に及ぼすpHとショ糖濃度の影響を評価する試験を 表8に示す。タンパク質濃度は、1.5%w/vであった。データは、低温殺菌中 の免疫グロブリンの凝集を最小にするための最適pHは4.8であることを示す 。またこのデータは、ショ糖濃度を20%から30%に上げると、生成される凝 集物の量が低下することも示す。30%のショ糖を使用した時pH4.4〜5. 2で英国薬局方(BP)基準(凝集物<3%およびモノマー+ダイマー≧90% )を満たす結果が達成された。表8 純粋な免疫グロブリン溶液(1.5%w/v)の低温殺菌後のIgG重合に 及ぼすpHとショ糖濃度の影響 試験2 免疫グロブリン調製物の低温殺菌後のIgG重合に及ぼすタンパク質とショ糖 濃度の影響に関する試験を表9に示す。pHはpH4.8で一定に維持した。デ ータは、タンパク質濃度が上昇するにつれてタンパク質凝集が増加することを示 す。しかし、タンパク質濃度が2%(w/v)を超えず、ショ糖濃度が≧35%で あるなら、製剤はBP規格を遵守する。表9 純粋な免疫グロブリン溶液(pH4.8)の低温殺菌後のIgG重合に及 ぼすタンパク質とショ糖濃度の影響試験3 この方法の有効性を、新たに調製した純粋な免疫グロブリンの低温殺菌により さらに試験した(表10)。新たに調製した免疫グロブリン溶液の低温殺菌後に 起きるIgGの重合は非常に低く、4℃で5ヶ月間保存した調製物で観察された レベルよりはるかに低いことが、データから明らかである。表10 新たに調製した免疫グロブリン溶液(pH4.8)の低温殺菌中のIg G重合に及ぼすタンパク質とショ糖濃度の影響 上記実施例は、重合分子または変性分子を除去するためにさらに分画する必要 なく、BP基準を満たす低温殺菌免疫グロブリン溶液が調製できることを証明す る。 低温殺菌の許容される条件は以下の通りである:30%〜45%(w/v)の濃度 のショ糖、少なくとも2%w/vまでの濃度の純粋な免疫グロブリン溶液、および 少なくともpH4.4〜5.2までのpH範囲。 参考文献 1.Hirano,Y.K.,(1989).「化学的に未修飾のガンマグロブリンを熱処理する 方法」、米国特許第5845199号:1−5。 2.Magnin,A.A.(1989).「免疫グロブリン溶液の低温殺菌」、米国特許第4 849508号。 3.Nowak,T.J.(1992).ヒト免疫グロブリンのウイルス安全性:製造法による C型肝炎ウイルスおよび他のヒト病原性ウイルスの効率的な不活性化。J.M ed.Virol.36:209-216。 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───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,JP,K R,NZ,SG,US (72)発明者 デイビス,ジェフリー,レイモンド オーストラリア国 ヴィクトリア州 3079,イヴァンホー,アボッツフォード グローブ 33

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.免疫グロブリン溶液の低温殺菌法であって、50℃〜70℃の温度で1〜2 0時間、pH4.0〜6.0で、20〜40%w/vのソルビトールまたは25 〜45%w/vのショ糖の存在下で前記溶液を加熱することを特徴とし、かつ前 記溶液のタンパク質濃度は約3%w/vまたはそれ以下であることを特徴とする 、上記方法。 2.免疫グロブリン溶液がIgG溶液である、請求項1記載の方法。 3.免疫グロブリン溶液がCohn分画法により調製されるIgG濃縮物である、請 求項2記載の方法。 4.免疫グロブリン溶液がクロマトグラフィー法により精製したIgG溶液であ る、請求項2記載の方法。 5.前記加熱が低イオン強度で、電導度1.0mS/cmまたはそれ以下で行われる 、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 6.免疫グロブリン溶液のタンパク質濃度が約2%w/vまたはそれ以下である、 請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。 7.前記加熱が60℃の温度で10時間行われる、請求項1〜6のいずれか1項 記載の方法。 8.ソルビトールまたはショ糖を除去するために低温殺菌免疫グロブリン溶液を ダイアフィルトレーションにかける工程をさらに含む、請求項1〜7のいずれ か1項記載の方法。 9.請求項1〜8のいずれか1項記載の方法により調製される、低温殺菌免疫グ ロブリン調製物。
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