JP2000514322A - 汚染された医用製品の廃棄 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 医用廃棄物、特に鋭利な形状の廃棄物のための廃棄システム（１０）は、鋭利物品容器（２０）及び付属の針ホルダー（８０）を備える。

Description

【発明の詳細な説明】 汚染された医用製品の廃棄発明の背景 １．発明の分野 本発明は、感染性疾病の伝染の危険を最小にする方法での医用廃品、特に針及 び同等品の安全な廃棄に関する。より特別には、本発明は、廃棄システム、特に ハブを備えた形式の汚染された医用製品用の容器を備えたシステムに向けられる 。製品は典型的に針を含み、システムは、ホルダーに取り付けられた製品をホル ダーから自動的に外し容器内に廃棄するように製品と共同作用するホルダーを備 える。従って、本発明の一般的な目的は、新規かつ改良されたかかる性質の方法 及び装置を提供することである。 ２．関連技術の説明 種々の採血／液体注入器具が保健医療産業により使用される。これらの器具は 、カニューレ、皮下注射針により、或いは流路用としての連結導管を提供してい るハブ自体により流体物質を送るために、以後「ハブ」と呼ばれる中空の穴空き 部材を持つ。ハブは先細にすることができ、及び／又は外部ネジを設けることで き、更に或いは取付けを容易にしかつ取付手段を提供するその他の外部形状を持 つことができる。これらハブに基づく器具は皮下注射器及び採血／液体注入シス テムを含む。皮下注射針は、通常は、ホルダーと一体に形成された流体室を持つ が、採血／流体注射システムは、ホルダーの一方の端部に針を配置し、ホルダー の他方の端部に液体収集管を差し込み得るように着脱自在に取り付けられるハブ を持った針ホルダーを備えることが普通である。 経済性と安全性との両面から、多種の静脈穿刺器具が開発されてきた。経済的 要因からは、ハブを外すことができこれによりホルダーの再使用ができる組立ホ ルダーを有する設計が好まれる。しかし、安全に関しては、特に不慮の針の固着 の際のハブの外し作業が、保健医療従事者と患者の体液との不注意による接触、 特に予期せずに針で刺すことによる危険性を大きくする。近年、ＨＩＶ及びＨＢ Ｖのような感染性疾病の伝染に対する関心の増加のため、感染性医用廃棄物の安 全な廃棄方法及び容器の開発への関心が回復した。今日までの開発努力の大部分 は、ホルダーからハブを外す経過を単純化すること、及び同時にハブに固定され 又はハブと一体の「鋭利物品」と保健医療従事者との接触を最小にすることに向 けられている。特に、これらの努力は、ハブの保持機構及び鋭利物品廃棄容器と 一体の相補的なハブ取外し用の手段の両者の改良に向けられている。 ホルダーから標準の外部ネジ付きハブを外すように設計された鋭利物品容器は 、典型的に、外された器具を受け入れるための中空のベース部分、及び針の取外 し中、ハブと組み合うための緩め用開口として本技術において公知の種々の形状 のスロットを有するカバーを持つ。針の取り付けられた使用済みハブを、通常の 鋭利物品容器を使用して捨てるには、保健医療従事者は、ハブを適切なスロット 内に注意深く位置決めし、次いでハブネジを外すためにホルダーを掴んで回転さ せねばならない。取り付けられていた針はスロットを通って容器の下側の本体内 に落ちる。この器具を使用する際は、ハブがホルダーからいつ完全に外されたか を知るのが困難であることが多い。保健医療従事者は同時に他の仕事を行うこと があるため、ハブが「吊られて上がり」、組み合わせられた針が 予期していない保健医療従事者と不慮に接触する危険がある。討議されているこ の種の先行技術の器具の更なる難点は製品の誤使用を防ぐ性質の欠如から生ずる 。例えば、与えられた緩め用スロットと両立できるように見えるだけのハブの使 用が故障を生ずる可能性がある。ハブが両頭針、即ちカニューレに取り付けられ た場合は、ハブがホルダーから外された後、ハブがスロット内に止まりカニュー レの手前側の端部を露出させるので更なる危険が生ずる。このような場合は、使 用者は、ハブをスロットから取り出して、カニューレ／ハブ組立体を鋭利物品容 器内に落とせるようにハブを手で物理的に扱わねばならない。 ハブと組み合う緩め用スロットとは別に、その他の医用「鋭利物品」除去法が 開発されている。これには、針組立体の標準の外部ネジ付きハブと組み合う可動 ジョーを有する鋭利物品容器の使用が含まれる。かかる装置は、（１）かかるジ ョーを有する鋭利物品箱の中にハブを差し込み、（２）ハブと組み合うようにジ ョー機構を作動させ、（３）ホルダーからハブネジを外すようにホルダーを回転 させ、そして（４）ネジの外されたハブと針との組合せを鋭利物品容器のベース 内に落とし得るように解放することにより、使用者は、ハブ／針組合せをホルダ ーからネジ付きハブを外すことができる。この種の鋭利物品廃棄容器のあるもの は、ホルダーからハブをその組み合わせられた針又はカニューレとともに効果的 に外すことができるが、これらは典型的に複雑かつ費用のかかる装置であり、こ の複雑性が信頼性に悪影響を与える。そこで、かかる鋭利物品容器では、保健医 療従事者は比較的長くてかつ複雑な手操作のハブ緩め手順に従うことが要求され る。緩め用スロットを有する複雑さの少ない装置によるように、これらの容器は 不完全なハブ緩めの問題が 周期的に起こる。最後に、取扱者の誤使用を防ぐための手段が何もないので安全 性が再び妥協を強いられる。 安全性の向上と簡単化されたハブネジ外し手順との両方を有する同様な形式の 廃棄システムには、電気式のハブネジ外し機構のある鋭利物品容器が含まれる。 この種の鋭利物品容器では、保健医療従事者は、ハブ／針組合せを有するホルダ ーを開口の中に単に差し込み、これによりハブは電気モーターの手段によってホ ルダーからねじって外される。この機械式の鋭利物品廃棄システムに伴う難点に は、容器が（１）製作及び維持に非常に費用がかかり、（２）ある種の電力源が 必要であるため輸送が容易でないことが含まれる。更に、これらシステムに伴う 不完全なハブ緩めの問題は少ないが、動力駆動システムは、取扱者のいかなる種 類の誤使用も防ぐ特徴を持たない。 最後に、鋭利物品廃棄容器が特注のハブホルダーと共同作用して針を解放させ る鋭利物品廃棄システムが提案されている。この提案された廃棄システムのある ものは外部ネジ付きハブを有するカニューレ組立体と両立できる。かかるシステ ムは理論的には「鋭利物品」外し手順の安全性を向上させるであろうが、取外し の実行にはどちらかと言えば複雑な一連の段階が必要である。従って、安全性の 向上は作業の単純化の費用により得られる。特注ホルダーを使用する提案された 一つのシステムは、例えば、カニューレ組立体とホルダーとを両立させるために 、ハブ、カニューレ組立体のハブにアダプターを置くことが必要である。ハブア ダプターの必要性は明らかに費用の増大を招く。最後に、提案されたシステムの ホルダー又は鋭利物品容器は、いずれも、保健医療従事者がその他の潜在的に両 立不可能な装置を使用することを防ぐいかなる手段も持 たない。 １９９５年１２月２８日付け、米国同時係属出願０８／５８０３２２号は流体 収集及び／又は注射システム用の改良されたホルダーに向けられる。この出願は 本発明の譲受人に譲渡されかつこれに開示された情報は参考文献としてここに組 み込まれる。出願０８／５８０３２２号に示され説明されたホルダーは、ホルダ ーの一方の端部に作動機構を持つ。この作動機構により、カニューレ組立体の外 部ネジ付きハブのホルダーへの取付け、及び使用中のホルダーへのカニューレ組 立体の取付けの維持ができる。最初に、ネジ付きハブを受け入れる適宜の他の医 用器具のホルダーにハブ／針の組合せを挿入する方法と同じ方法で、ネジ付きハ ブがホルダーの作動機構にネジで組み合わせられる。作動機構の外部アクチュエ ーターを作動させると、ハブは作動機構から解放され、これによりハブ／針組合 せは重力によりホルダーから落ちる。ホルダーの１実施例においては、アクチュ エーターは、取扱者の指で押すことにできる押ボタンの形式である。そこで、こ の医用鋭利物品ホルダーの形状は、標準ネジ付きハブとの両立性、及びハブ、特 にカニューレ又は針と一体のハブをホルダーから外すための安全かつ単純な手段 を提供する。しかし、この同時係属出願のホルダーは鋭利物品廃棄の分野におけ る相当な進歩を与えるが、かかるホルダーからの使用済みハブの安全廃棄の方法 及び装置はこの組み込まれた出願の範囲外である。そこで、本願発明の鋭利物品 廃棄システムのある態様は、組み込まれた出願に示され説明されたホルダーの改 良を与える。発明の概要 ハブ、特に針及びカニューレと一体であり又はこれと組み立てられた ハブの簡単、安全かつ効果的な廃棄を許す鋭利物品廃棄システムを提供すること が本発明の目的である。 本発明の別の目的は、ハブと解放可能に組み合っているホルダー、及び標準ネ ジ付きハブ又はハブ／針組立体の、より正確かつ信頼できる片手操作式の遠隔廃 棄を可能とする共同作用する鋭利物品容器を備えた鋭利物品廃棄システムを提供 することである。 ホルダーを鋭利物品廃棄容器の相補構造内に単に置くことにより、標準ネジ付 きカニューレ組立体、即ち外部ネジ付きハブとこれに組み合わせられたカニュー レを、より正確かつ信頼性高くホルダーから外し得る廃棄システムを提供するこ とが本発明のなお別の目的である。 簡単で丈夫な構造のものであり、かつ製造が経済的である医用鋭利物品廃棄シ ステムを提供することが本発明の更に別の目的である。 本発明の別の目的は、ハブを、共同作用している針ホルダーから外すための先 行技術を特徴とするものより安全な手段を有する鋭利物品廃棄容器を提供するこ とである。 本発明の更なる別の目的は、取扱者の誤使用を防ぐ特徴を有する鋭利物品廃棄 容器を提供することである。 本発明のこれら及びその他の目標及び利点は、１実施例において、ハブ、特に 針組立体の標準ネジ付きハブをホルダー上に外し得るように取り付け得る作動機 構のあるホルダー、及びホルダーの作動機構との組合い及び作動のための自動解 放構造のあるカバーを有する鋭利物品廃棄容器を提供することにより達成される 。 本発明の好ましい実施例においては、鋭利物品廃棄システムのホルダー構成要 素の作動機構は、ホルダーの本体から外向きに伸びていてかつ これに摺動可能に取り付けられたアクチュエーター要素を備える。アクチュエー ター要素は、輸液するために貫通して伸びているカニューレを有するハブの外部 ネジと組み合い得る位置に作動機構を常時強制するように、作動機構のその他の 構成要素と機能的に組み合わせられる。アクチュエーター要素は、ホルダー本体 から横方向外向きに突き出たアクチュエーター要素の少なくも一部分を通って伸 びている解放構造案内溝を備える。この溝は、ホルダー本体の軸線と実質的に平 行に向けられかつ傾斜面を持つ。アクチュエーター要素が作動すると、組み合わ せられた針組立体のハブは作動機構から外れ、またハブ及び針は一体として重力 によりハブから自由落下する。ホルダーは、ホルダー内の作動機構を維持するた めに端部キャップを持つ。端部キャップは、案内溝の傾斜面へのアクセスができ るようにアクセス要素溝と揃えられた案内溝アクセス用の凹所を備える。 本発明によるシステムは鋭利物品廃棄容器も備える。第１の実施例においては 、この容器は、内部に医用廃棄物を入れるための中空のベース（又は本体）、及 びベースの開口端部を覆っている容器カバーを持つ。カバーは自動的解放（「自 動解放」とも呼ぶ）構造を備え、これは、自動解放構造とホルダーのアクチュエ ーター要素との間の機能的な結合が確立すると、ホルダーと共同作用して、標準 猫付きハブがホルダーから外されるように設計される。自動解放構造は、説明さ れた実施例においては、鋭利物品容器のカバーから伸びる１対のホルダー案内壁 の間に置かれかつこの壁から間隔を空けられた置かれた開口を備える。案内壁は 、ホルダー内に受け入れられたハブ／針組合せのハブが開口を通過できるように ホルダーの一方の端部を案内壁の内面間で案内する。案内壁の一 方のショルダーは、端部キャップの溝アクセス（又はショルダーアクセス）凹所 を通りかつホルダーのアクチュエーター要素の溝の傾斜面と適合するような寸法 及び形状にされる。従って、ホルダーが下方に動くと、ショルダーはアクチュエ ーター要素に直線運動を伝える。一方、これは、作動機構のハブ組合用構成要素 に運動を伝え、今外されたハブ及び針組合せは、開口を通過して鋭利物品容器の ベース内に至る。 本発明において使用する鋭利物品容器の第２の実施例においては、自動解放構 造は、等間隔にされた複数の高い突起の間でかつ突起からある間隔距離を空けて 置かれた開口を備える。これら突起の適宜の対がホルダーの案内構造として機能 し、同時に第３の突起が解放作動構造として機能する。ホルダーが案内構造と接 触し、次いで下方に動かされると、作動突起がホルダーのアクチュエーター要素 を直線運動させる。一方、これが、アクチュエーター機構のハブ組合用要素に運 動を伝え、そして典型的には針の取り付けられた外されたハブは、開口を通過し て鋭利物品容器のベース内に至る。 本発明による鋭利物品容器は、ホルダーからハブを手動で緩めるための新規な 手段も備えることが好ましい。かかる鋭利物品容器は種々のその他の形式の医用 廃棄物を鋭利物品容器内に差し込むための大型の開口も持つ。最後に、本発明に よる鋭利物品容器は、容器のカバーの種々の開口を選択的に開閉するための複数 の蓋が追加して設けられる。 本発明は、先行技術の装置及び方法取り付けられた比べて強化された安全特性 を与える。安全性の向上は、部分的には、鋭利物品廃棄システムの自動解放設備 の簡単な作動による。本発明により使用済みハブ／針又はハブ／カニューレの組 合せを廃棄するために、保健医療従事者は、 組み合わせられたハブを有するホルダーを、単に鋭利物品廃棄容器の自動解放構 造の上に向け、次いでホルダーを自動解放構造内に置くだけである。ホルダーの アクチュエーター要素のアクチュエーター溝が案内壁の一方のショルダー又は突 起の一つと組み合うと、ホルダーに取り付けられていたハブは、外されて鋭利物 品容器のベース内に落下する。 本発明のある実施例においては、使用者の誤使用防止装置の加入により、総合 安全性が更に強化される。例えば、相手のホルダーの作動機構と明確に適合し排 他的にこれを作動させる自動解放構造を有する鋭利物品容器を形成することによ り、誤使用防止が達成される。同様にホルダーの形状が、他の形の容器による作 動機構の作動を防止する。このため、保健医療従事者がシステム構成要素を試験 的に組み合わせようとすることによる不完全な針の解放を起こす可能性を最小に してシステムの安全性を強化する。 本発明のいくつかの実施例は、ハブ／針組合せのハブを不注意でホルダーに締 め付けるために使用することを不可能とする。 本発明により提供される標準ネジ付き医用鋭利物品の廃棄のための種々の先行 技術に関連する別の大きな利点は、費用の引下げと有効な使用法との最適な組合 せである。図面の簡単な説明 本発明は、同様な番号が同様な構造を表す付属図面を参照し説明されるであろ う。図面において、 図１は、本発明の第１の実施例による鋭利物品廃棄システムの第１の実施例の 斜視図であり、 図２は、図１の実施例の針ホルダーの斜視図であり、 図３は、図１の実施例の針ホルダーの平面図であり、 図４は、図３の線４−４に沿って得られた図３の鋭利物品容器の頂部の部分断 面図であり、図４は図１及び２のホルダーも図式的に示す。 図５Ａ及び５Ｂは、緩め用開口の詳細を示す容器の頂部のそれぞれ拡大部分平 面図及び断面側面図である。 図６は、本発明の第２の実施例による鋭利物品廃棄容器を示す図１と同様な図 面である。 図７は、図６の容器の部分平面図であり、図７は容器の自動開放機構の詳細を 示している。開示される実施例の詳細な説明 図面、特に図１を参照すれば、一般に１０で示された鋭利物品廃棄システムは 、ホルダー８０及び鋭利物品廃棄容器２０を備える。システム１０の部分ではな いが、取り付けられた針を有する外部ネジ付きハブ８３が針ホルダー８０に外し 得るように取り付けられ示される。鋭利物品容器２０は、汚染した鋭利物品を入 れる一般に中空のベース３０を備える。ベース３０は一体構造であり、かつカバ ー４０が設けられる。ベース３０及びカバー４０の各は、ポリプロピレンのよう な突き刺しに対する抵抗性がありかつ漏洩のない材料を使って適切な厚さに別々 に射出成型される。ベース３０は、好ましい実施例においては、ほぼ０．９４６ リットル（１クォート）の医用廃棄物受容量を持つ。図１、３及び４を併せて参 照すれば、カバー４０は、第１の蓋４２、第２の蓋４６、緩め用開口５０、大型 の開口４９、及び一般に６０で示される自動解放構造を備える。第１の実施例に よる自動開放構造６０は第１及び第２の案内壁６１及び６５を備え、これらはカ バー４０から直角方向に伸び、そし て針通路開口６４に関して間隔を空けて位置決めされる。図３及び４より最もよ く分かるように、一般に長方形のショルダー６９が第２の案内壁６５の一方の側 から伸びる。図１に示されるように、ホルダー８０が下向きに動くとハブ８３に 取り付けられた針が開口６４を通って伸びるように、ショルダー６９及び第１及 び第２の案内壁６１、６５が針ホルダー８０の方に向けられるように、ホルダー ８０は自動開放機構６０に関して位置決めされる。 第２の実施例による自動開放構造を図６及び７から見ることができる。一般に ６０’で示されるこの別の自動開放機構は、カバー４０から実質的に直角方向に 伸びかつ針通路開口６４に関して等間隔に円形に位置決めされた３個の突出ポス ト６６、６７、６８を備える。ポスト６６−６８の高さはホルダー作動機構との 作動関係を確立するに十分である。図６に示されるように、ホルダー８０の下向 きの動きの際に、ハブ８３に取り付けられた針が開口６４を通って伸びるように 、２個のポスト６６、６７がホルダー８０を案内し方向付けるように、ホルダー ８０が自動開放構造６０’に関して位置決めされる。第３のポスト６８は針解放 機構と組み合うであろう。この解放機構の作動が、ホルダー８０のポスト６６、 ６７、６８上への３種の可能な方向を生ずる。 ホルダー８０の拡大斜視図が図２に示される。これに示されるように、ホルダ ー８０はボデイ８１、作動機構８２及び端部キャップ９０よりなる。端部キャッ プ９０は、ホルダー８０の作動機構８２に関連して使用され、そしてフランジ８ ９によりそれ自体でホルダー８０に保持される。端部キャップ９０は、作動機構 ８２内へのハブ／針の組合せの挿入を許す開口を備える。更に、端部キャップ９ ０は、その一方の端部に凹所９ ２を持つ。図示のように、凹所９２は一般に長方形である。 作動機構８２はアクチュエーター８４を有し、これはボデイ８１に関して、図 ２に示された位置の方に外向きに押される。この位置において、作動機構の案内 溝８５は、その最も深い点において、端部キャップ９０の凹所９２の底と実質的 に揃えられる。溝８５は、定常的にかつ滑らかに減少する深さを有し、かつ１対 の向かい合った側壁８６と８８とにより部分的に定められる。これら側壁は凹所 ９２の側壁と揃えられることが好ましい。溝８５は、傾斜面、即ちホルダーのボ デイ８１の軸線から離れるように傾斜するカム面８７も持つ。図２に示されるよ うに、端部キャップ９０及びアクチュエーター８４の両者は、その一方の端部に 面取りした外面を有し、これが、静脈注射中、針ホルダーの適切な整列を支援す る。端部キャップ９０は好ましくはホルダー８０に取り付けられるが、アクチュ エーター８４は、ボデイ８１の軸線に対して実質的に直角方向で往復運動できる ようにホルダー８０に摺動可能に取り付けられる。作動機構８２のその他の種々 の構成要素及びこれらとハブ８３（図１参照）との相互作用は、上に引用された 米国同時係属出願０８／５８０３２２号に詳細に説明される。 図２に示されるように、アクチュエーター８４が外側位置にあるときは、作動 機構８２は、ハブと組み合う位置に強制される。この位置において、標準取付式 のハブ、例えばハブ／針組合せを形成するように針と一体のハブは、これを作動 機構８２内にねじ込みそしてホルダー８０により確り支持することができる。ホ ルダー８４を図２の向きと逆にしてアクチュエーター８４をボデイ８１の軸線に 向かって動かすとハブ８３は作動機構８２から外れ、ハブ８３及び組み合わせら れた針は重力の作 用によりホルダー８０から自由に落ちる。 フィンガーを使ってアクチュエーター８４を選択的に作動させ得るために、図 ２に示されるように、アクチュエーター８４の比較的小さい中央領域を通って溝 ８５が伸びることが好ましい。アクチュエーター８４と実質的に揃った端部キャ ップ９０の外向き延長部が、アクチュエーター８４のハブ８３についての強固な 支持が不適切なときに破られる不慮の作動の可能性を最小とする。同様に、以下 より詳細に説明されるように、端部キャップ９０はアクチュエーター８４と共同 作用して、鋭利物品容器２０の相補的な自動開放構造の作用時にのみ、ハブがホ ルダー８０から自動的に外されることを確実化する（図１）。 図３を参照すれば、システム１０の鋭利物品容器２０の平面図が示される。容 器２０のカバー４０は、一般に猫の目状の緩め用開口５０を持つ。一般に正弦波 状の波状部分５２及び５４が、図示のように開口５０の周囲の両側の長い側辺に 設けられる。開口５０の中央部分は、ハブ８３のような針／ハブ組合せのハブを 容易に受け入れるような寸法及び形状にされる。挿入位置からの左又は右へのハ ブの運動、即ち開口５０の中央部分から離れる運動の結果として、波状部分５２ 又は５４がハブと組み合い、その反時計方向の回転を妨げるであろう。この組合 いにより、取扱者はハブ８３をホルダー８０から手動で外すことができる。そこ で、緩め用開口５０を使用し、保健医療従事者は、普通の方法でハブ８３をホル ダー８０から手で外すオプションを持つ。図３に示された位置決め用の波状部分 ５２及び５４は、ハブがホルダーから緩められたとき、即ち、反時計方向に回さ れたとき、波状部分５２及び５４がハブと単に機械的に組み合うという利点を促 進する。そこで、保健医療従事者はホル ダーからハブを緩めようとしたとき、不注意でハブをホルダーに締め過ぎること がない。 図５Ａ及び５Ｂは、緩め用開口５０を詳細に示す。開口５０の両側の狭い端部 ９０及び５１は互いにつながり、従って１対の向かい合った開口の側辺９５、９ ６の端部を定める。側辺９５及び９６は、実質的に等しい半径の円弧の形式であ る。円弧状の側辺９５及び９６の中央部分は、ハブ８３のようなハブがここを自 由に通過するに十分に間隔を空けられる。波状部分５２及び５４は、それぞれ、 円弧状側辺９５、９６との端部９０、９１により定められた開口の中央部分又は 自由落下部分の間に置かれる。各波状部分は、滑らかに湾曲した壁と向かい合い に置かれる。図５Ｂに明らかに見られるように、頂部４０には厚さの厚い部分が 設けられ、これは少なくも部分的に開口５０の周囲の付近で伸び、その拡大され た幅部分が頂部の強度を増加させる。 図３に示されるように、頂部４０は、量産の皮下注射針、翼付き注入用セット （winged infusion set）及びカテーテルのような分別された感染性医用廃棄物 を入れる大型開口４９も備える。開口４９は、一般に長方形であるとして示され るが、開口４９が前述の医用品を容易に入れるに十分に大きい限り多くのその他 の形のいずれでもよいことは勿論である。開口４９は、標準のロイル（Leur）取 付具又はアダプターを有する廃棄物の廃棄を容易にするために、そのーつの側に 沿った切れ目を有することができる。これらの製品が開口４９を通過すると、開 口４９を封鎖しかつ感染性医用廃棄物が不注意でこぼれることを防ぐために第２ の蓋４６を使用することができる。 第２の蓋４６は、第２のヒンジ４８によりカバー４０の一方の端部に 旋回可能に取り付けられる。第２のヒンジ４８はカバー４０と一体に形成される ことが好ましく、また第２の蓋４６は繰返し使用のために、丈夫ではあるが柔軟 なヒンジを提供するような寸法及び形状にされることが好ましい。そこで、大型 開口４９へのアクセスを提供するために、第２の蓋４６は開口４９から離れるよ うに回される。同様に、開口４９は、第２の蓋４６をカバー４０の方に回すこと により閉鎖すことができる。一時的な閉鎖ができるように、第２のカバー４６は カバー４０上の相補要素内に入り込む回り止めのような適宜適切な手段を持つこ とができる。開口４９は、第２の蓋４６をカバー４０の方に回して鎖錠スロット ４７’内に鎖錠タブ４７を滑らせることにより永久的に閉鎖される。これは、例 えば、鋭利物品容器２０が感染性医用廃棄物で実質的に満たされたときに行われ るであろう。 上述のように、カバー４０は自動開放機構６０も備える。構造６０は、案内壁 ６１と６５との間、或いはポスト６６−６８間に、これらと隙間を空けて配置さ れた針通路開口６４を有することが好ましい。図１の容器を更に示している図３ より見られるように、第１の案内壁６１は一般に円弧状であり、第２の案内壁６ ５は一般にＵ字状であることが好ましい。第１及び第２の案内壁６１及び６５の 凹の部分は、互いに向かい合いかつホルダー８０の一方の端部を受け入れるよう な寸法及び形状にされる。針通路開口６４は、ハブ８３が容易に通過するに十分 な大きさであるが、ホルダー８０のここの通過を防ぐに十分に小さいことが好ま しい。第１の案内壁６１は凹の内面６２を有し、これは第２の案内壁６５の内面 ６６と向かい合う。更に、図４に明らかに示されるように、第１の案内壁９１は 、案内壁６１の頂部から下方内向きに伸びる面取りされ たエッジ６３を持つ。同様に、第２の案内壁６５は、案内壁６５の頂部から下方 内向きに伸びている一般にＵ字状の面取りされたエッジ７３を持つ。第１及び第 ２の面取りエッジ６３及び７３は、ホルダー８０が自動開放構造６０内に最初に 挿入されるときのホルダー８０の適正な方向付けを確保するための案内として機 能する。ホルダー８０が更に下方に動くと、ショルダー６９がホルダー８０の外 面に隣接する。このショルダーは端部キャップ９０の凹所９２（図２）を通る一 様な長方形断面のものであって案内壁の内面６２及び６６の位置決めをすること が好ましい。ショルダー６９は、底の面取りエッジ７３までしか伸びないので、 作動機構８２の解放はこの点においてのみ開始する。ホルダー８０が更に下方に 動くと、ショルダー６９がアクチュエーター溝８５に入る。ショルダー６９と溝 ８５のこの組み合わせられた整列により、自動開放構造６０とホルダー８０との 間の適切かつ正確な作動が確保される。ホルダー８０の更なる下降は、頂部エッ ジのショルダー６９を強制して溝８５の傾斜面８７に沿って乗せ、これによりア クチュエーター８４はホルダー本体８１の軸線と実質的に直角な方向でホルダー ８０の本体８１に向かってカム運動させられる。ショルダー６９とアクチュエー ター溝８５の面８７との間の接触の確立後に、ホルダー８０に揺動を耐えること によりカム作用が達成される。そこで、ホルダーは、開口６４に関して軸方向に 動かされるが、ハブ解放作用を開始できるためには、単に案内壁面６２と組み合 うことを要するだけである。作動機構８２は、アクチュエーター８４の内向きの 運動により強制されて、前にホルダー８０に取り付けられたハブ８３を切り離す 。従って、ハブ／針の組合せは、重力の作用で針通路開口６４を通って鋭利物品 容器のベース３０内に自由落 下する。 中央針通路開口６４は、ハブ８３が容易に通過するに十分に大きいがホルダー ８０がここを通過することを防ぐに十分に小さいことが好ましい。図６及び７の 実施例においては、針通過開口６４に関して間隔を空けられた円形に位置決めさ れた３個の突き出ているポスト６６、６７、６８は、カバー４５から実質的に直 角方向に伸びる。これらポストの高さは、ホルダー作動機構と機能的に組み合う に十分である。各ポスト６６、６７、６８の幅は、端部キャップ９０の凹所９２ を通ってアクチュエーター溝８５内に通過するに十分に狭い。ポスト６６、６７ 、６８と溝８５との間の組み合わせられた整列が、自動開放構造６０とホルダー ８０との間の適切かつ正確な作動を確実化する。図７に示されるように、ホルダ ー８０の下降の際に、第３のポスト６７が溝８５の中に入り、その傾斜カム面８ ７上でハブアクチュエーター８４と接触する間にハブ８３が開口６４を通って伸 びるように、２個のポスト６６、６８がホルダー８０を案内しかつ方向付けるよ うに、ハッチングで示されたホルダー８０が自動開放構造６０に関して位置決め される。 第２の蓋４６と同様に、第１の蓋４２は、第１のヒンジ４４によりカバー４０ に旋回可能に取り付けられる。第１の蓋４２は、第１のヒンジ４４まわりの回転 により針通路開口６４及び緩め用開口５０の両者を選択的に開閉するために使用 できる。一時的な閉鎖を許すために、第１のカバー４２は、カバー４０の相補要 素の中に入り込む戻り止めのような適宜適切な手段を持つことができる。第２の 蓋４６と同様に、第１の蓋４２は、針通路開口６４と緩め用開口５０とを永久的 に閉鎖するために鎖錠スリット４３’と組み合うような寸法及び形状にされた鎖 錠タブ４ ３を備える。蓋４２はカバー４０と一体に成型され、そしてヒンジ４４は繰返し 使用のために丈夫であるが柔軟性を提供するような寸法及び形状にされることが 好ましい。 カバー４０は、リム４１においてスナップ適合でベース３０に永久的に取り付 けられることが好ましい（図１）。カバー４０は、カバー４０がベース３０から 外れてこれに損傷を与えることがない十分な強度で、リム４１においてベース３ ０と組み合わせられることが好ましい。カバー４０及びベース３０は、適切なプ ラスチック材料から別個に射出成型される。しかし、これらの構成要素は一定の 範囲で変更可能である。例えば、ベース３０は赤の不透明材料で形成されること が好ましい。対照的に、カバー４０は半透明又は透明な材料で形成されることが 好ましい。これにより保健医療従事者は鋭利物品容器２０内にたまった廃棄物の 量を監視することができる。医用廃棄物の量の監視は、ベース３０においてベー ス３０の表面を回って伸びている充填目盛り線（図示せず）の存在により更に支 援することができる。そこで、透明材料でカバー４０を形成することにより、及 びベース３０における充填目盛り線の設置により、保健医療従事者は、鋭利物品 容器２０が十分に一杯になったときを容易に判定することができる。鋭利物品容 器２０が廃棄物で十分に満たされると、保健医療従事者は、カバー４２及び４６ を閉鎖し、鎖錠タブ４３及び４７をそれぞれ鎖錠スリット４３’及び４７’内に 滑らせることにより、鋭利物品容器２０を永久的に封鎖することができる。その 後、封鎖された鋭利物品容器２０は、１個のユニットとして適切な方法で捨てる ことができる。案内壁６１及び６５はカバー４０から好ましくは上向きに伸びる ので、解放機構が鋭利物品容器の内部に置かれた先行技術 の鋭利物品容器と比較してより多くの医用廃棄物をベース３０内に入れることが できる。そこで、本発明は、医用廃棄物の受入れに利用できる空間をより有効に 使うことができる。 再び図４を参照すれば、図１及び３の実施例における針ホルダー８０と自動開 放構造６０との間の共同作用が更に詳細に説明されるであろう。図４において、 カバー４０が、図３の線４−４に沿って得られた部分断面図で示される。対照し て、ホルダー８０は側面図で示される。図４に示されるように、ホルダー８０は 、矢印Ａで示された方向で部分的に自動開口構造６０内に置かれる。想像線で示 された溝８５及びショルダーのアクセス凹所９２は、アクチュエーター８４が矢 印Ｂの方向である最小の動きを経験するようにショルダー６９と揃えられる。こ の位置においては、まだハブ８３が作動機構８２から外れるようにはなっていな い。ホルダー８０が矢印Ａの方向に更に動くと、端部キャップ９０は、第１及び 第２の案内壁６１及び６５の底でカバー４０に当たる相互関係になる。このとき 、アクチュエーター８４は矢印Ｂの方向に動き、即ち、溝８５は、ショルダー６ ９が溝８５の端部に達する位置に動くであろう。この位置において、ハブ８３は 作動機構８２から外れ、矢印Ａの方向でホルダー８０から鋭利物品容器２０のベ ース３０内に落ちる（図１）。ホルダー８０が矢印Ａと反対の方向で自動開放構 造６０から除去されると、図２に示されるようにホルダー８０はその通常の形状 に戻り、再使用を容易にする。図６及び７の実施例の作動は図１及び３の実施例 の上述の作動と実質的に同じであることは言うまでもない。 本発明は、先行技術にはない多くの安全上の特徴を組み入れることが熟練技術 者により容易に認められるであろう。第１の最も重要なことは、 自動開放構造６０の開示された両実施例とホルダー８０とが互いに使用するため に特別に設計されることである。例えば、ホルダー８０の端部キャップ９０は、 ホルダー８０が一般に円錐状の開口を有する形式の容器のような非適合性の廃棄 物容器内に挿入されたとき、アクチュエーター８４の動きを効果的に妨げる。そ こで、保健医療従事者は、ホルダー８０を使おうという試みが非適合の鋭利物品 容器により効果的に防がれる。同様に、第１及び第２の案内壁６１及び６５、又 はポスト６６−６８の列、及び長方形ショルダー６９の配列は、自動開放構造６ ０が他の針ホルダーと使用されることを効果的に防ぐ。従って、ホルダー８０を 手操作できるが、ホルダー８０と自動開放構造６０との排他的な適合性により、 構成要素の試験的な組合は確実に排除される。 ホルダー８０と自動開放構造６０との間の共同作用がハブを外す作業の信頼性 を大きく改良する。例えば、第１及び第２の案内壁６１及び６５又はポスト６６ −６８並びに長方形ショルダー６９の寸法、間隔及び配列により、アクチュエー ター８４は、ホルダー８０が自動開放構造６０内に完全に入れらる度に、確実に 、十分であるが過大ではなく押される。これがハブ８３のホルダー８０からの適 正な外しを確保し、同時に作動機構８２の過大ストレスを防ぐことによりホルダ ー８０の寿命を延ばす。同様に、針通路開口６４の寸法と位置とは、ホルダー８ ０が鋭利物品用に２０に決して通過せず又は詰まらせないことを確保する。この 配列は、針を外す作業が完了したときを保健医療従事者が容易に認識できること も確実化する。同様に、図１及び３の実施例の第１及び第２の面取りエッジ６３ 及び７３は、ホルダー８０と第１、第２の案内壁６１、６５との間の適正な整列 の確保を支援する。この特徴は、更に、ハブ外 し作業の速度及び正確さを強化する。従って、本発明の方法及び装置の使用によ り好結果のハブ外しが事実上確保される。 付属図面を参照し本発明の２種の好ましい実施例を説明したが、特許請求項に 定められた本発明の精神及び範囲より離れることなく種々の変化及び変更をなし 得ることが本技術の熟練者により認められるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホールダウエイ，リチヤード・ジー アメリカ合衆国コネチカツト州06268スト ーアズ・ウエストゲイトレイン25 (72)発明者 エドモンド，ゲイリー・エル アメリカ合衆国コネチカツト州06330バル テイツク・プレストンアレンロード128 (72)発明者 ビアンカルデイ，グレゴリー・エフ アメリカ合衆国コネカツト州06074サウス ウインザー・ホライズンサークル95

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ホルダーから医用器具のハブを自動的に外すための鋭利物品廃棄システム であって、 前記ホルダーにハブを外し得るように取り付けるための可動アクチュエーター 手段を有するホルダー、及び 開口端部を有する一般に中空のベース及び前記ベースの前記開口端部を閉鎖す るための一般に強固なカバーを有する鋭利物品容器を備え、前記カバーは容器内 部へのハブの通過を許すような寸法及び形状にされた開口を有し、前記カバーは 前記ホルダーの前記アクチュエーター手段と組み合うための組合手段も有し、前 記組合手段は前記ホルダーから取り付けられたハブを外させるように前記アクチ ュエーター手段を作動させ、前記組合手段は前記カバーの前記開口と間隔を空け られた関係にありこれにより前記ホルダーの前記組合手段内への配置の結果とし て前記組合手段の作動により前記ホルダーから外されたハブが前記鋭利物品容器 内に通過する 前記鋭利物品廃棄システム。 ２．前記アクチュエーター手段が直線運動の可能な作動機構を備え、前記カバ ーの前記開口は前記ホルダーより小さくかつハブの最大部分より大きく、そして 前記組合手段は、更に 前記ホルダーを前記開口に揃えるための第１及び第２の案内壁であって、前 記カバーから実質的に直角方向に伸びかつ前記開口から間隔を空けられている前 記案内壁、及び 前記カバーから伸びている突起と組み合うアクチュエーター手段を備え 前記突起は前記ホルダーの前記作動機構と組み合い、これにより前記ホルダ ーからハブを外させる 請求項１に説明された鋭利物品廃棄システム。 ３．前記突起が前記案内壁の一つと一体である請求項２に説明された鋭利物品 廃棄システム。 ４．前記案内壁及び突起が前記カバーから上方に伸びている別個の空間的に変 位される部材を備える請求項２に説明された鋭利物品廃棄システム。 ５．前記カバーが、 前記カバーを通って伸びているハブ緩め用開口であって、ネジ付きハブのホル ダーと組み合いかつこれに関する回転を妨げるような寸法及び形状にされた前記 緩め用開口、 医用廃棄物を前記鋭利物品容器内に挿入するために前記カバーを通って伸びて いる大型開口、 前記ハブ通路開口と前記緩め用開口とを同時に選択的に開閉するために前記カ バーに旋回可能に取り付けられた第１の蓋、 前記大型開口を選択的に開閉するために前記カバーに旋回可能に取り付けられ た第２の蓋 を更に備える請求項２に説明されたシステム。 ６．前記第１及び第２の案内壁の各は頂部、外面、他の前記案内壁の内面に面す る内面、及び前記頂部の面取りしたエッジを備え、前記面取りしたエッジは前記 外面から前記内面に向かって下方に伸び前記第１及び第２の案内壁の間に前記ホ ルダーを置くことを支援する 請求項２に説明されたシステム。 ７．前記ホルダーは前記突起が通過し得る凹所を持った端部キャップを備え、 前記作動機構は前記ホルダーに摺動可能に取り付けられたアクチュエーター要素 を備え、前記アクチュエーター要素は前記凹所を通過した突起と接触するように 位置決めされたカム面を有し、更に前記突起は前記凹所を通過するように大きさ 及び形状が定められこれにより前記ホルダーが前記第１及び第２の案内壁の間に 置かれたとき前記カム面と組み合うであろう請求項２に説明されたシステム。 ８．ハブ及びハブを通過して伸びかつこれに取り付けられたカニューレを有す るカニューレ組立体をホルダーから自動的に外すための鋭利物品廃棄システムで あって、 ハブとの共同作用によりカニューレ組立体を解放可能に保持するためのホルダ ー手段、及び 中空ベースと前記ベース上のカバーとを有する鋭利物品容器であって、前記カ バーはカニューレ組立体通路開口、及び前記ホルダー手段が組合手段内に置かれ たときカニューレ組立体が前記ホルダー手段から外れそして前記開口を経て前記 鋭利物品容器内に入るように前記ホルダー手段と組み合うための組合手段を有す る 前記鋭利物品廃棄システム。 ９．前記ホルダー手段はカニューレ組立体のハブを前記ホルダー手段に外し得 るように取り付けるための手段を有し、前記開口は前記カバーに設けられ、前記 開口は前記ホルダー手段より小さくかつカニューレ組立体のハブより大きく、更 に前記組合手段は、 前記ホルダー手段に取り付けられたカニューレ組立体と前記開口とが揃う ように前記ホルダー手段と接触するための第１及び第２の 案内壁であって、前記カバーから実質的に直角方向に上方に伸びかつ前記開口か ら間隔を空けている前記案内壁、及び 前記カバーから伸びている突起であって、カニューレ組立体のハブを前記 ホルダー手段に外し得るように取り付けるために前記手段と組み合うように形状 及び位置が決められている前記突起 を更に備え、 前記突起と取付手段との間の共同作用が、前記案内壁の間の前記ホルダー 手段の移動に応答して前記ホルダー手段からカニューレ組立体のハブを外し、こ れによりカニューレ組立体は単に重力の影響下で前記ベース内に落ちる 請求項８に説明された鋭利物品廃棄システム。 １０．前記突起が前記案内壁の一つと一体である請求項９に説明された鋭利物 品廃棄システム。 １１．前記案内壁及び前記突起が前記開口の中心から等距離でありかつ前記開 口のまわで等間隔であり、前記案内壁及び突起も同様に形成され、これにより各 が案内又は外しを起こす機能を遂行できる請求項９に説明された鋭利物品廃棄シ ステム。 １２．前記カバーが、 前記カバーを通って伸びている針緩め用開口、カニューレ組立体は手操作で外 すことができ、前記緩め用開口はカニューレ組立体のハブの第１の方向の回転を 防ぐためにカニューレ組立体のハブと組み合うように寸法及び形状が定められ、 医用廃棄物を前記鋭利物品容器内に挿入するための前記カバーを通って伸びて いる大型開口、及び 前記開口を選択的に開閉するために前記カバーに旋回可能に取り付けられた蓋 手段 を更に備える請求項８に説明された鋭利物品廃棄システム。 １３．前記第１及び第２の案内壁の各が頂部、外面、他の前記案内壁の内面に 面する内面、及び前記頂部の面取りされたエッジを備え、前記面取りされたエッ ジは前記ホルダーを前記第１及び第２の案内壁の間で案内するために前記頂部か ら前記内面に下内向きに伸びている 請求項９に説明された鋭利物品廃棄システム。 １４．前記ホルダーは、前記突起と相補的な寸法及び形状の凹所を有する端部 キャップを備え、カニューレ組立体を外し得るように取り付ける前記手段は前記 ホルダーに摺動可能に取り付けられたアクチュエーター要素を有し、前記アクチ ュエーター要素は傾斜カム面により部分的に定められた溝を有し、前記溝は前記 突起が前記凹所を通過した後で前記突起が入るように寸法及び位置が決められ、 そして前記突起は前記カム面と機能的に組み合うような形状にされる請求項９に 説明された鋭利物品廃棄システム。 １５．ハブに取り付けられた長い部材を有する針組立体をホルダーから自動的 に外す鋭利物品廃棄システムであって、 針ホルダーであって、前記針ホルダーは閉鎖された第１の端部に端部壁のある 中空体を有し、前記端部壁はこれを貫く開口を有し、前記中空体は前記中空体内 に流体容器を受け入れるために前記第１の端部の反対側に配置された開いている 第２の端部を有する前記針ホルダー、 作動機構の少なくも１部分を前記ホルダー内に維持するために前記中空体の前 記第１の端部と当たっているハウジング手段であって、前記針 ホルダーの端部壁の前記開口と一般に同軸で前記ハウジングを貫通する開口を定 める手段を有する前記ハウジング、及び 針の一方の端部が静脈穿刺のために前記作動機構の前方に伸びていてかつ他方 の端部が前記中空体内に受け入れられた流体容器と共同作用するために前記中空 体内に後方に伸びている状態でネジ付き針組立体のハブを、前記ホルダーに解放 可能に取り付けるための作動機構であって、 ハブを前記作動機構内に取り付けたときに針組立体のハブを外し得るよう に取り付けるために前記ハウジング手段内に取り付けられた第１及び第２のネジ 付き半分体であって、第１及び第２の前記ネジ付き半分体の少なくも一方がハブ 取付位置と後退位置との間で旋回可能である前記ネジ付き半分体、 前記第１及び第２のネジ付き半分体の少なくも一方を前記ハウジング手段 内に旋回可能に取り付けるための手段、及び 前記第１及び第２のネジ付き半分体の少なくも一方が前記カニューレ取付 位置に強制される初期位置と、前記第１及び第２のスレッド半分体の少なくも一 方が前記後退位置内に強制される第２の位置との間で動けるように前記ハウジン グ手段に摺動可能に取り付けられる作動手段 を備える前記作動機構、及び、 ベース及び前記ベース上のカバーを有する鋭利物品容器であって、前記ホルダ ーを前記組合手段内に置いた結果として針組立体が前記作動機構から外れて前記 鋭利物品容器内に入るように前記カバーが前記作動手段と機能的に組み合うため の手段を有す前記鋭利物品容器 を具備した前記鋭利物品廃棄システム。 １６．前記カバーが針通路開口を有し、前記針通路開口は前記ホルダーより小 さくかつ針組立体の最大部分より大きく、そして前記組合手段が 前記ホルダーを前記針通路開口に揃えるための第１及び第２の案内壁であっ て、前記カバーから実質的に直角方向に上向きに伸びかつ前記開口から間隔を空 けられている前記案内壁、及び 前記ホルダーが前記第１及び第２の案内壁の間に置かれたとき、前記ホルダ ーから前記鋭利物品容器内に針組立体を外すために前記ホルダーの前記作動機構 と組み合うための突起 を更に備える請求項１５に説明された鋭利物品廃棄システム。 １７．前記カバーが 医用廃棄物を前記鋭利物品容器内に挿入するために前記カバーを貫いて伸びて いる大型開口、 前記開口を選択的に開閉するために前記カバーに旋回可能に取り付けられた蓋 手段 を更に備える請求項１６に説明された鋭利物品廃棄システム。 １８．前記突起が前記案内壁の一つと一体であり、かつ前記第１及び第２の案 内壁の各が頂部、外面、他の前記案内壁の内面に面する内面、及び前記頂部の面 取りされたエッジを備え、前記面取りされたエッジは前記ホルダーを前記第１及 び第２の案内壁の間に置くことを支援するために前記頂部から前記内面に下内向 きに伸びている 請求項１６に説明された鋭利物品廃棄システム。 １９．前記案内壁及び突起が、前記カバーから上方に伸びている個別の空間的 に変位される部材を備える請求項１６に説明された鋭利物品廃 棄システム。 ２０．前記ホルダーは、前記突起の通過を許すような寸法及び形状にされた凹 所を有する端部キャップを備え、前記作動機構は前記ホルダーに摺動可能に取り 付けられたアクチュエーター要素を有し、前記アクチュエーター要素は前記凹所 と実質的に揃えられた傾斜底面のある溝を有し、そして前記突起は前記凹所と相 補的な断面と形状とを有し、前記ホルダーが前記第１及び第２の案内壁の間に置 かれたとき前記突起が前記凹所を通過し前記溝の底面と組み合う請求項１６に説 明された鋭利物品廃棄システム。 ２１．ハブを有するカニューレ組立体をホルダーから自動的に外すための鋭利 物品廃棄システムであって、 針ホルダーであって、前記針ホルダーは閉鎖された第１の端部に端部壁のある 中空体を有し、前記端部壁はこれを貫く開口を有し、前記中空体は前記中空体内 に流体容器を受け入れるために前記第１の端部と向かい合う開口した第２の端部 を有する前記針ホルダー、 作動機構の少なくも１部分を前記ホルダー内に維持するために前記中空体の前 記第１の端部に取り付けられかつ当たっているハウジング手段であって、前記ホ ルダーの端部壁の前記開口と一般に同軸で貫通する開口を定める手段を有する前 記ハウジング手段、及び カニューレの一方の端部が静脈穿刺のために作動機構の前方に伸びていてかつ 他方の端部が前記中空体内の流体容器と共同作用するために前記中空体内に後方 に伸びている状態で、カニューレ組立体のハブを外し得るように取り付けるため に前記ハウジング手段内に置かれた作動機構であって、 ハブを前記作動機構内に挿入したときにカニューレ組立体のハブを外し得 るように取り付けるために前記ハウジング手段内に回転可能に取り付けられた第 １及び第２の取付け用ジョーであって、前記第１及び第２の取付け用ジョーが、 カニューレ組立体のハブの断面形状と相補的な断面形状の通路を定めるように前 記取付け用ジョーが共同作用する取付位置と、カニューレ組立体のハブより大き い開口を定めるように前記取付け用ジョーが共同作用する後退位置との間で旋回 可能である前記第１及び第２の取付け用ジョー、 前記第１及び第２の取付け用ジョーを前記ハウジング手段内に回転可能に 取り付けるための旋回軸、及び 前記第１及び第２の取付け用ジョーを前記カニューレ組立体の取付け位置 と後退位置との間で強制する作動手段であって、前記第１及び第２の取付け用ジ ョーが前記取付位置に強制される初期位置と、前記第１及び第２の取付け用ジョ ーが前記後退位置に強制される第２の位置との間を直線的に往復運動できるよう に前記ハウジング手段に摺動可能に取り付けられる作動手段 を備えた前記作動機構、及び ベース及びカバーを有する鋭利物品容器であって、前記ホルダーを前記組合手 段内に置くことに応答してカニューレ組立体が前記ホルダーから外れるように前 記作動手段と組み合うための組合手段を前記カバーが有する前記鋭利物品容器 を具備した前記鋭利物品廃棄システム。 ２２．前記カバーが針通路開口を有し、前記針通路開口は前記ホルダーより小 さくかつカニューレ組立体の最大部分より大きく、そして前記 組合手段が 前記ホルダーを前記針通路開口に揃えるための第１及び第２の案内壁であっ て、前記カバーから実質的に直角方向に上向きに伸びかつ前記開口から間隔を空 けられている前記案内壁、及び 前記カバーから伸びていてかつ前記ホルダーからカニューレ組立体を外すよ うに前記ホルダーの前記作動手段と組み合っている突起を作動させる作動機構、 を更に備える請求項２１に説明された鋭利物品廃棄システム。 ２３．前記案内壁及び突起が、前記カバーから上方に伸びている個別の空間的 に変位される部材を備える請求項２１に説明された鋭利物品廃棄システム。 ２４．前記カバーが 医用廃棄物を前記鋭利物品容器内に挿入するために前記カバーを貫いて伸びて いる大型開口、 前記大型開口を選択的に開閉するために前記カバーに旋回可能に取り付けられ た蓋手段 を更に備える請求項２２に説明された鋭利物品廃棄システム ２５．前記突起が前記案内壁の一つと一体であり、かつ前記第１及び第２の案 内壁の各が頂部、外面、他の前記案内壁の内面に面する内面、及び前記頂部の面 取りされたエッジを備え、前記面取りされたエッジは前記ホルダーを前記第１及 び第２の案内壁の間に置くことを支援するために前記外面から前記内面に向かっ て下方に伸びている 請求項２２に説明された鋭利物品廃棄システム。 ２６．前記ホルダーは、前記突起が通過するような寸法及び形状にさ れた凹所を有する端部キャップを備え、前記作動機構は前記ホルダーに摺動可能 に取り付けられたアクチュエーター要素を有し、前記アクチュエーター要素は前 記凹所と実質的に揃えられた傾斜カム面のある溝を有し、そして前記突起は前記 凹所と実質的に同じ断面及び寸法の実質的に一定の断面を有し、前記ホルダーが 前記第１及び第２の案内壁の間に置かれたとき前記突起が前記凹所を通過し前記 溝のカム面と組み合う請求項２２に説明された鋭利物品廃棄システム。 ２７．内部に針組立体を外し得るように取り付けるための可動の作動機構を有 する形式の組み合わせた針ホルダーに使用する鋭利物品容器であって、 一方の開口端部を有する一般に中空のベース、 前記ベースの前記開口端部に取り付けられた一般に強固なカバーを備え、前記 カバーは前記針ホルダーの作動機構と組み合うための組合手段を有し、前記組合 手段は作動機構を作動させて、針ホルダーが前記組合手段内に置かれたとき、針 組立体をホルダーから前記鋭利物品容器の前記ベース内に外させる 前記容器。 ２８．前記組合手段が、 前記カバーを通って伸びている針開口であって、針ホルダーよりは小さくかつ 針組立体の最大部分より大きい前記開口、 針ホルダーを前記針通路開口と整列させるための第１及び第２の案内壁であっ て、前記カバーから実質的に直角方向に伸びかつ前記開口に関連して間隔を空け られる前記案内壁、及び 前記ホルダーが前記第１及び第２の案内壁の間に置かれたとき、前記 ホルダーから前記鋭利物品容器内に針組立体を外すために前記ホルダーの作動機 構と組み合いかつこれに動きを与えるための突起 を更に備える請求項２７に説明された鋭利物品廃棄システム。 ２９．前記突起が前記案内壁の一つと一体である請求項２８に説明された鋭利 物品廃棄システム。 ３０．前記案内壁及び突起が、前記カバーから上方に伸びている個別の空間的 に変位される部材を備える請求項２８に説明された鋭利物品廃棄システム。 ３１．前記カバーが、 ネジ付き針組立体と組み合うために前記カバーを貫いて伸びている針緩め用開 口であって、これによりネジ付き針組立体は手操作によりホルダーから前記鋭利 物品容器に外すことができ、組み合わせられた組立体に１方向のみの回転を許す 前記緩め用開口、 医用廃棄物を前記鋭利物品容器内の挿入するために前記カバーを通って伸びて いる大型開口、 前記針通路開口及び前記緩め用開口を選択的に開閉するために前記カバーに旋 回可能に取り付けられた第１の蓋、及び 前記大型開口を選択的に開閉するために前記カバーに旋回可能に取り付けられ た第２の蓋 を更に備える請求項２８に説明された鋭利物品廃棄システム。 ３２．前記第１及び第２の案内壁の各が頂部、外面、他の前記案内壁の内面に 面する内面、及び前記頂部の面取りされたエッジを備え、前記面取りされたエッ ジは前記ホルダーを前記案内壁の間に置くことを支援するために前記外面から前 記内面に向かって下内向きに伸びている 請求項２８に説明された鋭利物品廃棄システム。 ３３．内部にカニューレを外し得るように取り付けるための作動機構及び前記 突起が通過するような寸法及び形状にされた凹所を有する端部キャップを有する 針ホルダーと使用するようにされ、前記作動手段は前記ホルダーに摺動可能に取 り付けられたアクチュエーター要素を有し、前記アクチュエーター要素は前記凹 所と実質的に揃えられた傾斜カム面を有し、更に前記突起が前記凹所と実施的に 同じ断面及び寸法の実質的に一定の断面を有し、前記ホルダーが前記第１及び第 ２の案内壁の間に置かれたとき、前記突起は前記凹所を通過して前記溝カム面と 組み合う請求項２８に説明された鋭利物品廃棄システム。 ３４．針ホルダーに取り付けられた針副組立体のハブの１方向の回転のみを大 きく妨げるための装置であって、 針副組立体がホルダーから外された後で外された針副組立体を受け入れるため の容器、 前記容器に取り付けられた頂部、及び 前記頂部の緩め用開口 を備え、前記緩め用開口は長くかつ対向して配置された１対の狭い端部の間を伸 びる中心線を有し、前記狭い端部は同じ半径を有する１対の対向して配置された 円弧の側辺により互い連結されていて、前記円弧の側辺の各は複数の歯を定める 部分を含み、前記歯の付けられた部分は中心線の両側で前記で前記開口の比較的 狭いそれぞれの端部に隣接し、前記歯の付けられた部分は前記それぞれの両側の 狭い開口端部から前記開口の両側に沿って夾辺の長さの半分より短い距離を伸び る前記装置。 ３５．前記開口の周囲の少なくもある部分の付近で伸びるリムの厚さ の厚い部分 を更に備える請求項３４の装置。