JP2000514283A - 光学活性アミンの製造方法 - Google Patents

光学活性アミンの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 新規方法は、式(I*)[式中、RおよびR2は、明細書に示された意味をもつ]の光学活性アミンを、a)第1段階において、式(I)のラセミ体アミンと、式(II)[式中、R3およびR4は、明細書に示された意味をもつ]のエステルとを、加水分解酵素および可能であれば希釈剤の存在下で反応させ、b)第2段階において、得られる混合液を、式(I−S)の(S)−アミンと式(III)のアシル化(R)−アミンとに分離し、そしてc)場合によっては第3段階において、式(I−R)の(R)−アミンを、可能であれば希釈剤の存在下、酸または塩基による処理によって、式(III)のアシル化(R)−アミンから遊離させることによって製造することを可能にする。式(IIIa)[式中、R11、R12、R13、Xおよびpは、明細書に示された意味をもつ]のアシル化(R)−アミン。

Description

【発明の詳細な説明】 光学活性アミンの製造方法 本発明は、薬物製剤および作物保護剤を製造するための中間体として用いるこ とができる既知の光学活性アミンの新規な製造方法に関する。さらに、本発明は 、新規な光学活性アシル化アミンに関する。 光学活性の第1級および第2級アミンは、ラセミ体アミンを、最初に、カルボ ニル炭素原子に近接する酸部分に電子に富むヘテロ原子をもつエステルを用いて 、加水分解酵素の存在下、エナンチオ選択的にアシル化し、次いで、得られる光 学活性(S)−アミンと光学活性アシル化(R)−アミン(=アミド)の混合物 を分離して、(S)−アミンを生成し、そして所望であれば、アミド開裂によっ てアシル化(R)−アミンから他の鏡像異性体を得ることによって、製造できる ことが、既に、ドイツ特許出願公開第4 332 738号から知られている。適切な加 水分解酵素は、シュードモナス(Pseudomonas)からのリパーゼ、例えばAma noP、またはシュードモナス・種DSM8246からのリパーゼである。得ら れる鏡像異性体の光学純度は、非常に高い。しかしながら、この方法は、酵素的 アシル化のために比較的長い反応時間が必要であり、そして反応が非常に希薄な 溶液中で実施されるという欠点をもつ。比較的長い反応時間の後でのみ、残存す る(S)−鏡像異性体は、十分高い光学収率で得られる。したがって、実用目的 では、達成できる空時収量は不十分である。基質に比べて比較的高い酵素量が要 求されるという、さらなる欠点もある。その上、酵素は非常に高い活性をもって いるので、精 製、濃縮および回収(work−up)には、かなりの努力を要する。さらに、 比較的高価なアシル化成分が必要である。 さらにまた、Chimica 48,570(1994)は、ラセミ体アミンが、カンジダ・アン タルクチカ(Candida antarctica)からのリパーゼの存在下で、エナンチオ選択 的に酢酸エチルと反応して、(S)−アミンとアシル化(R)−アミン(=アミ ド)の混合物を生成し、それらから(S)−アミンとアシル化(R)−アミンが 単離でき、そして続いてのアミド開裂によって、アシル化(R)−アミンを遊離 できることを開示している。この方法の欠点は、これまた、比較的長い反応時間 が必要であり、そしてさらに、収量も必ずしも満足できないことである。加えて 、酵素対基質の比は、また、この方法の経済的利用がほとんどできないほどの短 所になっている。 式 [式中、 Rは、炭素原子1〜10個をもつアルキル、炭素原子1〜10個とハロゲン原 子1〜5個をもつハロゲノアルキル、アルキル部分に炭素原子1〜10個とアル コキシ部分に炭素原子1〜3個をもつアルコキシアルキル、または炭素原子2〜 10個をもつアルケニルを表すか、あるいは、式 −(CH2m−R2 (式中、R2は、同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三 置換されてもよいアリールもしくはアリールオキシを表すが、 但し、アリール基の結合点に隣接する位置は、いかなる置換基も担持しないか、 または R2は、同じか異なる置換基によって場合によっては一置換ないし三置換され てもよい、場合によってはベンゾ縮合されてもよいヘテロアリールを表すが、但 し、ヘテロアリール基の結合点に隣接する位置は、いかなる置換基も担持しない 、そして mは、数字0,1,2もしくは3を表す)の基を表し、 そして R1は、水素もしくはアルキルを表す] の光学活性アミンは、 a)第1段階において、式[式中、RおよびR1は、各々先に定義されたとおりである] のラセミ体アミンと、 式 [式中、 R3は、水素、炭素原子1〜12個をもつアルキル、炭素原子2〜12個をも つアルケニル、炭素原子2〜12個をもつアルキニル、炭素原子1〜10個とフ ッ素および/または塩素原子1〜5個をもつハロゲノアルキルを表すか、または 、式 −CH2−CNまたは−(CH2n−R5 (式中、R5は、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、炭素原子1〜4個をもつ アルキル、炭素原子1〜4個をもつアルコキシ、フェニルおよびフェノキシから なる群からの同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三置換 されてもよいフェニルを表し、そして nは、数字0,1,2もしくは3を表す)の基を表すか、 あるいは R3は、式 −CH2−COOR6 (式中、R6は、炭素原子1〜4個をもつアルキルを表す)の基を表し、 そして R4は、炭素原子1〜10個をもつアルキルを表すか、または炭素原子1〜6 個とハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルキルを表すが、この場合、R4が エチルを表す時は、R3はメチルを表さない] のエステルとを、 加水分解酵素の存在下、適当であれば希釈剤の存在下で反応させ、 b)第2段階において、生じる、式 [式中、RおよびR1は、各々先に定義されたとおりである] の(S)−アミンと、式 [式中、R、R1およびR3は、各々先の定義のとおりである] のアシル化(R)−アミンとの混合物を分離し、 そして c)適当であれば、第3段階において、式 [式中、RおよびR1は、各々先に定義されたとおりである] の(R)−アミンを、適当であれば希釈剤の存在下、酸または塩基による処理に よって、式(III)のアシル化(R)−アミンから遊離させること によって得られることが、今回、見い出された。 (R)−アミンは、不斉置換(asymmetrically substituted)炭素原子において (R)配置を示す式(I)の光学活性化合物を意味すると理解される。これに対 して、(S)−アミンは、キラル中心において(S)配置を示す式(I)の光学 活性化合物を意味すると理解される。式中、不斉置換炭素原子は、各場合、(* )によって指示される。 式(I*)の光学活性アミンが、本発明による方法によって高い収率で、非常 に良好な光学純度において製造することができるのは、極めて驚くべきことであ る。既知の先行技術からは、エナンチオ選択性アミン合成が、カルボニル炭素原 子に近接する酸部分に電子に富むヘテロ原子 をもたないエステルを用いても、なお可能であることは、予測できなかった。さ らにまた、アシル化成分として酢酸エチルを用いる対応する反応によるよりも、 本発明による方法によって、より良好な結果が得られることは、予期できなかっ た。 本発明による方法は、数々の利点を享受できる。かくして、それは、高い収率 と優れた光学純度における多数の光学活性アミンの製造を可能にする。また、反 応が、比較的高い基質濃度において実施でき、そして反応時間が短いことも有利 である。したがって、実用目的にさえ満足できる空時収量を達成することが可能 である。さらにまた、アシル化成分は納得できる価格の、そして容易に入手でき る材料である。要求される生物触媒が、比較的多量に得られ、しかも、それが高 温でも安定であることは、さらなる利点である。基質に対する酵素の量に関して は、生物触媒は、比較的少量で、低い酵素活性において使用される。最後に、反 応の実施および所望の物質、すなわち(S)−アミンでも(R)−アミンでも、 その単離には何ら困難を伴わない。 ラセミ体1−(4−クロロフェニル)−エチルアミンが、カンジダ・アンタル クチカからのリパーゼの存在下、酢酸n−ブチルと反応され、得られる成分が分 離され、そしてN−[1−(4−クロロフェニル)−エチルアセトアミドの(R )−鏡像体が、塩酸により処理される場合には、本発明による方法の工程は、次 の式によって具体的に説明できる。 式(I)は、本発明による方法を実施するための出発材料として要求されるラ セミ体アミンの一般的定義を提供する。 Rは、好ましくは、直鎖または分枝の、炭素原子1〜7個をもつアルキル、炭 素原子1〜5個とフッ素および/または塩素原子1〜5個をもつハロゲノアルキ ル、アルキル部分に炭素原子1〜5個とアルコキシ部分に炭素原子1〜3個をも つアルコキシアルキル、炭素原子2〜8個をもつアルケニルを表すか、あるいは 、式 −(CH2m−R2 [式中、R2は、好ましくは、式 (式中、R7,R8およびR9は、互いに独立して、各々、水素、ハロゲン、炭 素原子1〜4個をもつアルキル、炭素原子1〜4個をもつアルコキシ、炭素原子 1〜4個をもつアルキルチオ、炭素原子1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1 〜5個をもつハロゲノアルキル、炭素原子1〜4個と同じか異なるハロゲン原子 1〜5個をもつハロゲノアルコキシ、シアノ、各アルキル基に炭素原子1〜4個 をもつジアルキルアミノ、ニトロ、フェニル、フェノキシもしくはベンジルを表 す)の場合によっては置換されてもよいフェニルを表すか、 あるいは R2は、ハロゲン、炭素原子1〜4個をもつアルキル、炭素原子1〜4個と同 じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルキル、炭素原子1〜4個を もつアルコキシ、炭素原子1〜4個をもつアルキルチオおよび炭素原子1〜4個 と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルコキシからなる群から の同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三置換されてもよ いナフチルを表すが、但し、ナフチル基が結合している炭素原子に対してオルト 位が置換されていないか、 あるいは R2は、式 (式中、R10は、水素、ハロゲン、炭素原子1〜4個をもつアルキル、炭素原 子1〜4個をもつアルコキシ、炭素原子1〜4個をもつアルキルチオ、炭素原子 1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハ ロゲノアルキル、シアノ、各アルキル基に炭素原子1〜4個をもつジアルキルア ミノ、ニトロ、フェニル、フェノキシもしくはベンジルを表す)の場合によって は置換されてもよいフェノキシを表すか、 あるいは R2は、複素環に環員5または6個とヘテロ原子、例えば窒素、酸素および/ または硫黄1〜3個をもつ、場合によってはベンゾ縮合されてもよいヘテロアリ ールを表し、この場合、これらの基は、ハロゲン、炭素原子1〜4個をもつアル キル、炭素原子1〜4個をもつアルコキシおよび炭素原子1〜4個をもつハロゲ ノアルキルからなる群からの同じか異なる置換基によって、一置換ないし三置換 されてもよいが、ヘテロアリール基の結合点に隣接する位置は、いかなる置換基 も担持しない、 そして mは、また好ましくは、数字0,1,2もしくは3を表す] の基を表す。 R1は、好ましくは、水素または炭素原子1〜6個をもつ直鎖または分枝アル キルを表す。 式(I)のアミンにおいて、Rおよび−CH2−R1は、各場合、異なる基を表 す。 次の場合の式(I)のアミンが特に好適である: Rは、直鎖または分枝の、炭素原子1〜7個をもつアルキル、炭素原子1〜5 個とフッ素および/または塩素原子1〜3個をもつハロゲノアルキルを表すか、 アルキル部分に炭素原子1〜3個とアルコキシ部分に 炭素原子1〜3個をもつアルコキシアルキル、炭素原子2〜6個をもつアルケニ ルを表すか、あるいは、式 −(CH2m−R2 「式中、R2は、特に好ましくは、式 (式中、R7,R8およびR9は、互いに独立して、各々、水素、フッ素、塩素 、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ ル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、トリクロロメチル、ト リフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロ ロメトキシ、ジフルオロメトキシ、シアノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、 ニトロ、フェニル、フェノキシもしくはベンジルを表す)の場合によっては置換 されるフェニルを表すか、 あるいは R2は、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル 、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ 、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメ トキシ、ジフルオロクロロメトキシおよびジフルオロメトキシからなる群からの 同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三置換されてもよい ナフチルを表すが、この場合、ナフチル基が結合している炭素原子に対してオル ト位が置換されて ない、 あるいは R2は、式 (式中、R10は、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル 、イソブチル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、トリクロロ メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフ ルオロクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、シアノ、ジメチルアミノ、ジエチ ルアミノ、ニトロ、フェニル、フェノキシもしくはベンジルを表す)の場合によ っては置換されるフェノキシを表すか、 R2は、場合によってはベンゾ縮合されるフリル、チエニル、ピリジルもしく はピリミジンを表し、この場合、これらの基は、フッ素、塩素、臭素、メチル、 エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ ル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ 、トリフルオロメチルおよびトリフルオロエチルからなる群からの同じか異なる 置換基によって、一置換ないし三置換されてもよいが、ヘテロアリール基の結合 点に隣接する位置は、いかなる置換基も担持しない、 そして mは、数字0,1もしくは2を表す] の基を表し、 そして R1は、水素、メチル、エチル、n−プロピルもしくはイソプロピルを表す。 式(I)のラセミ体アミンの例は、次に挙げる式の化合物を包含する: 式(I)のラセミ体アミンは、既知であるか、または既知の方法によって製造 できる。 式(II)は、本発明による方法の第1段階を実施するための反応成分として 要求されるエステルの一般的定義を提供する。 R3は、好ましくは、水素、炭素原子1〜8個をもつ直鎖アルキル、炭素原子 2〜8個をもつ直鎖アルケニル、炭素原子2〜8個をもつ直鎖アルキニル、炭素 原子1〜4個とフッ素および/または塩素原子1〜3個をもつ直鎖ハロゲノアル キルを表すか、または、式 −CH2−CNまたは−(CH2n−R5 [式中、R5は、フッ素、塩素、臭素、アミノ、ヒドロキシル、メチル、 エチル、メトキシ、エトキシ、フェニルおよびフェノキシからなる群からの同じ か異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三置換されてもよいフェ ニルを表し、そして nは、数字0,1もしくは2を表す] の基を表すか、あるいは R3は、好ましくは、式 −CH2−COOR6 [式中、R6は、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピルもしくはn−ブチ ルを表す] の基を表す。 R4は、好ましくは、炭素原子1〜8個をもつ直鎖アルキルを表すか、または 炭素原子1〜4個とフッ素および/または塩素原子1〜3個をもつ直鎖ハロゲノ アルキルを表す。 次の場合の式(II)のエステルが、特に好適である。 R3は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、ビニル、アリル 、プロパルギル、クロロメチル、フルオロメチル、トリフルオロメチル、2−ク ロロエチルを表すか、または、式 −CH2−C≡Nまたは−(CH2n−R5 [式中、R5は、フッ素、塩素、臭素、アミノ、ヒドロキシル、メチル、エチル 、メトキシ、フェニルおよび/またはフェノキシによって、場合によっては一置 換または二置換されてもよいフェニルを表し、そして nは、数字0,1もしくは2を表す] の基を表すか、 あるいは R3は、式 −CH2−COOR6 [式中、R6は、メチル、エチル、n−プロピルもしくはn−ブチルを表す] の基を表し、 そして R4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、クロロメチル、2−ク ロロエチル、2−フルオロエチルもしくは2,2,2−トリフルオロエチルを表 す。 しかしながら、式(II)において、R4がエチルを表す場合は、R3はメチル を表さない。 式(II)のエステルの例は、次に挙げる式の化合物を包含する。 式(II)のエステルは、既知であるか、または既知の方法によって製造でき る。 本発明による方法の第1段階を実施するための適切な加水分解酵素は、リパー ゼおよびプロテアーゼである。カンジダ・アンタルクチカからのリパーゼ、シュ ードモナスからのリパーゼ、例えばAmano P、そしてまたSubtili sinを用いるのが好適である。カンジダ・アが特に好適である。 上記物質は既知である。かくして、カンジダ・アンタルクチカからのリパーゼ の調製は、文献に記載されている(Ind.J.Chem.32B,76-80(1993)および欧州 特許出願公開第0 287 634号、参照)。カンジダ・ア 販されている。 例えば名称Amano P(=リパーゼP)またはAmano PS(=リパ ーゼPS)をもつ製品のようなシュードモナスからのリパーゼは、シュードモナ ス・セパシア(Pseudomonas cepacia)から単離できる。それは、IUB−No .3.1.1.3として登録されており、そして市販されている。 Subtilisin、それはまたSubtilisinAとして既知であり 、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)から単離できる。それ は、IUB−No.3.4.21.62として登録されており、そしてまた市販されてい る。 加水分解酵素は、天然型でも、または、例えば、マイクロカプセル化されるか 、無機または有機支持材に結合された改変型でも、いずれでも使用できる。本文 脈上、適切である支持材の例は、Celite、Lewatit、ゼオライト、 多糖、ポリアミドおよびポリスチレン樹脂である。 本発明による方法の第1段階を実施するために適切な希釈剤は、そのような反 応に常用されるすべての有機溶媒である。好ましくは、エーテル類、例えばメチ ルtert−ブチルエーテル、ジメトキシエタンもしくはt−アミルメチルエー テル、さらにまた脂肪族または芳香族炭化水素類、例えばヘキサン、シクロヘキ サンもしくはトルエン、付加的にニトリル類、例えばアセトニトリルもしくはブ チロニトリル、さらに、アルコール類、例えばtert−ブタノールもしくは3 −メチル−3−ペンタノール、そして最後にまた、アシル化に使用されるエステ ル類が使用される。 本発明による方法の第1段階を実施する場合、温度は、ある範囲内で変えるこ とができる。一般に、反応は、温度0℃〜80℃、好ましくは10℃〜60℃で 実施される。 本発明による方法の第1段階は、一般に、大気圧下で、適当であれば窒素もし くはアルゴンのような不活性ガス下で実施される。 本発明による方法の第1段階を実施する場合、一般に、式(I)のラ セミ体アミン1モル当たり、式(II)のエステル0.6〜10mol、好まし くは1〜3molが使用される。また、加水分解酵素の量は、ある範囲内で変え ることができる。一般に、ラセミ体アミンに基づいて、固定化加水分解酵素1〜 10重量%が使用されるが、これはラセミ体アミン1モル当たり加水分解酵素活 性10,000〜112,000単位に対応する。具体的には、本発明による方 法の第1段階は、成分がいかなる順序において添加されてもよく、そして得られ る混合液が、所望の転化が達成されるまで特定の反応温度で撹拌されるような方 式で実施される。反応を終了するには、一般に、生物触媒が濾過によって除去さ れる。 第2段階では、本発明による方法の第1段階において得られた混合液が慣用法 によって精製される。一般に、所望の成分は、蒸留、分別晶出、酸−塩基溶媒抽 出によるか、または他の方法によって単離される。かくして、例えば、反応混合 液を分溜にかけることが可能である。また、反応混合液を濃縮し、残存する残渣 を、水と容易に混和しない有機溶媒中に取り上げ、得られる溶液を水と鉱酸で処 理し、そして相を分離することも可能である。有機相の濃縮によって、アシル化 (R)−アミンが得られる。(S)−アミンは、水相から、先ず塩基で処理し、 続いて水と容易に混和しない有機溶媒により抽出し、そして合体された有機相を 乾燥し、濃縮することによって得ることができる。−適当であれば、単離された 生成物は、例えば、クロマトグラフィーまたは蒸留によって、さらに精製するこ ともできる。 次の場合の式のアシル化(R)−アミンは新規である。 式中、 R13およびR12は、各々メチルを表し R11は、水素を表し、 pは、数字2を表し、そして Xは、塩素もしくはシアノを表すか、 あるいは R13、R11およびR12は、各々水素を表し pは、数字1もしくは2を表し、そして Xは、塩素もしくはシアノを表すか、 あるいは R11は、フッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシもしくはメチルチオを表し、 R13およびR12は、各々水素を表し pは、数字0,1もしくは2を表し、そして Xは、塩素もしくはシアノを表す。 式(IIIa)のアシル化(R)−アミンの例は、次の式の化合物を包含する : 本発明による方法の第3段階を実施するための適切な酸は、すべての慣用の強 酸である。好ましく利用できるものは、硫酸もしくは塩酸のような鉱酸である。 本発明による方法の第3段階を実施するための適切な塩基は、すべて の慣用の強塩基である。好ましく利用できるものは、水酸化ナトリウムもしくは 水酸化カリウムのような無機塩基である。 本発明による方法の第3段階を実施するための適切な希釈剤は、そのような反 応に常用されるすべての有機溶媒および水である。好ましく利用できるものは、 水または、例えば水とトルエンの混合液を含む、水と有機溶媒の混合液である。 本発明による方法の第3段階を実施する場合、温度は、比較的広い範囲内で変 えることができる。一般に、反応は、温度20〜180℃、好ましくは30〜1 50℃で実施される。 本発明による方法の第3段階は、一般に、大気圧下で実施される。しかしなが ら、また、昇圧下または減圧下で実施することもできる。 本発明による方法の第3段階を実施する場合、一般に、式(III)のアシル 化(R)−アミン1モル当たり、酸もしくは塩基1〜5当量か、または過剰量が 使用される。精製は、慣用法によって実施される。一般に、開裂が終了し、そし て中和された後、反応混合液は、水と容易に混和しない有機溶媒によって抽出さ れ、そして合体された有機相が乾燥され、濃縮される。適当であれば、得られる 生成物は、慣用法を用いて、なお存在するであろう不純物を除去できる。 本発明による方法によって製造できる式(I*)のアミンは、殺虫性、殺菌・ 殺かび性または除草性をもつ製剤または活性化合物を製造するための有用な中間 体である(欧州特許出願公開第0 519 211号、同第0 453 137号、同第0 283 879 号、同第0 264 217号および同第0 341 475号、参照)。かくして、例えば、式 の殺菌・殺かび性をもつ活性化合物は、式 の(R)−1−(4−クロロ−フェニル)エチルアミンと、式の2,2−ジクロロ−1−エチル−3−メチル−1−シクロプロパンカルボニル クロリドとを、酸結合剤の存在下および不活性有機希釈剤の存在下で反応させる ことによって得られる。 次に示す実施例は、本発明による方法の実際を具体的に説明する。 製造実施例 例1 第1段階 室温において、メチルtert−ブチルエーテル40ml中ラセミ体1−(4 −クロロ−フェニル)−エチルアミン4.67g(0.03mol)溶液を、撹 拌しながら連続して、クロロ酢酸エチル5.5g(0. クチカからの固定化リパーゼ;7300U/g)0.4gと混合する。撹拌を室 温で継続し、そして反応の進行を、ガスクロマトグラフィーでのサンプル分析に よってモニターする。1時間後、51%の転化に達する。この段階で、酵素を濾 別することによって反応を終了する。残りの濾液では、1−(4−クロローフェ ニル)エチルアミンの(S)−鏡像体は、ee値89.1%をもち、一方、N− [1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]クロロアセトアミドの(R)−鏡像 体が、ee値95.5%をもって得られる。 第2段階 酵素を濾別した後、残っている濾液を減圧濃縮する。得られる残渣を、5%濃 度塩酸水溶液40mlと混合し、室温で2時間撹拌する。その混合液を、塩化メ チレンで3回抽出する。合体した有機相を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、次いで 、減圧濃縮する。この方式で、ガスクロマトグラフィー分析によれば、N−[1 −(4−クロローフェニル)−エチル]クロロアセトアミドの(R)−鏡像体9 5.7%からなる生成物3.08gが得られる。ee値は97.5%である。 例2 第1段階 35℃において、メチルtert−ブチルエーテル45ml中ラセミ体1−( 4−クロロ−フェニル)−エチルアミン6.3g(0.04mol)溶液を、撹 拌しながら連続して、クロロ酢酸エチル4.9g(0. チカからの固定化リパーゼ;7300U/g)0.5gと混合する。撹拌を35 ℃で継続し、そして反応の進行を、ガスクロマトグラフィーでのサンプル分析に よってモニターする。4時間後、54%の転化に達する。この段階で、酵素を濾 別することによって反応を終了する。残りの濾液では、1−(4−クロロ−フェ ニル)エチルアミンの(S)−鏡像体は、ee値96.2%をもち、一方、N− [1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]クロロアセトアミドの(R)−鏡像 体は、ee値95.1%をもって得られる。 第2段階 酵素を濾別した後、残っている濾液を減圧濃縮する。得られる残渣を、5%濃 度塩酸水溶液40mlと混合し、室温で0.5時間撹拌する。その混合液を、塩 化メチレンで3回抽出する。合体した有機相を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、次 いで、減圧濃縮する。残渣を、15%濃度塩酸水溶液40mlと混合し、還流下 で3時間加熱する。次に、反応混合液を室温まで冷却し、水酸化ナトリウム水溶 液で塩基性にして、塩化メチレンで繰り返し抽出する。合体した有機相を硫酸ナ トリウム上で乾燥し、減圧濃縮する。この方式で、ガスクロマトグラフィー分析 によれば、1−(4−クロロ−フェニル)−エチルアミンの(R)−鏡像体97 %からなる生成物4.23gが得られる。ee値は95.1%である。第3段階 上記の5%濃度塩酸水溶液で処理した後得られる水相を、水酸化ナトリウム水 溶液の添加によって塩基性にし、塩化メチレンで繰り返し抽出する。合体した有 機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、次いで、減圧濃縮する。この方式で、ガスク ロマトグラフィー分析によれば、1−(4−クロロ−フェニル)−エチルアミン の(S)−鏡像体93%からなる生成物2.38gが得られる。ee値は96. 2%である。 例3 第1段階 45℃において、メチルtert−ブチルエーテル40ml中ラセミ体1−( 4−クロロ−フェニル)−エチルアミン4.67g(0.03mol)溶液を、 撹拌しながら連続して、フェニル酢酸エチル7.38 アンタルクチカからの固定化リパーゼ;7300U/g)0.4gと混合する。 混合液を45℃でさらに8.5時間撹拌し、そして反応の進行を、ガスクロマト グラフィーでのサンプル分析によってモニターする。8.5時間後、40.5% の転化に達する。この段階で、酵素を濾別することによって反応を終了する。 第2段階 酵素を濾別した後、残っている濾液を減圧濃縮する。得られる残渣を、5%濃 度塩酸水溶液40mlと混合し、室温で2時間撹拌する。その混 合液を、塩化メチレンで3回抽出する。合体した有機相を、硫酸ナトリウム上で 乾燥し、次いで、減圧濃縮する。残渣を、移動相として石油エーテル/酢酸エチ ル=2:1を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにかける。溶出液を減圧濃縮 して、ガスクロマトグラフィー分析によれば、N−[1−(4−クロロ−フェニ ル)−エチル]フェニルアセトアミドの(R)−鏡像体99%からなる生成物2 .85gを得る。ee値は98.7%である。 1H NMRスペクトル(CDCl3/TMS): δ=1.35(d,3H,CH3);3.55(s,2H,CH2);5.06( m,1H,CH);7.09−7.38(m,9H,芳香族プロトン)ppm. [α]20 D=+112.2°;c=1.06(CH3OH中) 例4 第1段階 45℃において、tert−アミルメチルエーテル30ml中ラセミ体1−( 4−クロロ−フェニル)−エチルアミン3.11g(0.02mol)溶液を、 撹拌しながら連続して、酪酸エチル11.6g(0. カからの固定化リパーゼ;7300U/g)0.3gと混合する。混合液を45 ℃でさらに6時間撹拌し、そして反応の進行を、ガスクロマトグラフィーでのサ ンプル分析によってモニターする。6時間後、43% の転化に達する。この段階で、酵素を濾別することによって反応を終了する。 第2段階 酵素を濾別した後、残っている濾液を減圧濃縮する。得られる残渣を、5%濃 度塩酸水溶液40mlと混合し、室温で2時間撹拌する。その混合液を、塩化メ チレンで3回抽出する。合体した有機相を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、次いで 、減圧濃縮する。残渣を、移動相として石油エーテル/酢酸エチル=2:1を用 いるシリカゲルクロマトグラフィーにかける。溶出液を減圧濃縮して、ガスクロ マトグラフィー分析によれば、N−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル] ブチルアミドの(R)−鏡像体99%からなる生成物を得る。ee値は99%で ある。 1H NMRスペクトル(CDCl3/TMS): δ=0.921(t,3H,CH3);1.44(d,3H,CH3);1.64 (m,2H,CH2);2.14(t,2H,CH2);5.08(5重線,H, CH);5.92(d,H,NH);7.21−7.30(m,4H,芳香族プ ロトン)ppm. 例5 45℃において、tert−アミルメチルエーテル30ml中ラセミ体1−( 4−クロロ−フェニル)−エチルアミン3.11g(0.02mol)溶液を、 撹拌しながら連続して、酢酸ブチル11.6g(0. カからの固定化リパーゼ;7300U/g)0.3gと混合する。撹拌液を45 ℃で継続し、そして反応の進行を、ガスクロマトグラフィーでのサンプル分析に よってモニターする。4.5時間後、40.9%の転化に達する。この段階で、 酵素を濾別することによって反応を終了する。残りの濾液では、N−[1−(4 −クロロ−フェニル)−エチル]アセトアミドの(R)−鏡像体は、ee値99 %をもっている。 例6 および 第1段階 室温において、ジメトキシエタン400ml中ラセミ体1−(4−クロロ−フ ェニル)−エチルアミン126.2g(0.8mol)溶液を、撹拌しながら連 続して、クロロ酢酸エチル98g(0.8mol)およ リパーゼ;7300U/g)6.2gと混合する。混合液を室温で3時間15分 撹拌し、次いで、反応を、酵素を濾別することによって止め、ジメトキシエタン 25mlで洗浄する。 第2段階 酵素を濾別した後、残っている濾液を、氷水250mlおよび濃塩酸溶液68 .5ml(0.8mol)と混合し、次いで、減圧濃縮(40 −100mbar)する。混合液を5℃まで冷却し、沈殿した固形物を濾別し、 そして氷水150mlで洗浄する。続いて無色固形物をクレーにおいて乾燥する 。この方式で、ガスクロマトグラフィー分析によれば、N−[1−(4−クロロ −フェニル)−エチル]クロロアセトアミドの(R)−鏡像体99.85%から なる生成物85.5gが得られる。ee値は99.1%である。計算収量は、理 論量の92.1%である。 1H NMRスペクトル(CDCl3/TMS): δ=1.52(d,3H,CH3);4.05(d,2H,CH2);5.10( m,1H,CH);7.24−7.37(m,4H,芳香族プロトン)ppm. 残っている水相を、各回、塩化メチレン100mlで2回抽出し、次いで、濃 水酸化ナトリウム水溶液100mlと冷却しつつ混合し、そして塩化メチレンで 再抽出する。合体した有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、次いで、減圧濃縮す る。この方式で、ガスクロマトグラフィー分析によれば、1−(4−クロロ−フ ェニル)−エチルアミンの(S)−鏡像体93.2%からなる生成物58.7g が得られる。ee値は97.2%である。計算収量は、理論量の88.1%であ る。 第3段階 水300ml中N−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]クロロアセト アミドの(R)−鏡像体85.3gの懸濁液を、濃塩酸水溶液94.5mlと混 合し、還流下で18時間加熱する。次に、その混合液を、水酸化ナトリウム水溶 液の添加によってアルカリ性にし、塩化メチレンで繰り返し抽出する。合体した 有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、次いで、減圧濃縮する。この方式で、ガス クロマトグラフィー分析によ れば、1−(4−クロロ−フェニル)−エチルアミンの(R)−鏡像体99.7 %からなる生成物54.35gが得られる。ee値は97.7%である。計算収 量は、理論量の87.4%である。 生物触媒は、6種の他の同じ実験で使用された。10〜15%の活性損失が観 察された。 例7 室温において、2−シアノ酢酸エチル30ml中ラセミ体1−(4−クロロ− フェニル)−エチルアミン6.5g(0.04mol)溶液を、 パーゼ;7300U/g)0.31gと混合する。混合液を40℃で3時間撹拌 し、次いで、反応を、酵素を吸引濾別することによって止め、そして塩化メチレ ン150mlで洗浄する。 酵素を濾別した後の残濾液を、希塩酸水溶液50mlと混合する。有機相を分 別し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧濃縮する。この方式で、ガスクロマトグ ラフィ−分析によれば、N−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]−2− シアノアセトアミドの(R)−鏡像体98.5%からなる生成物3.76gが得ら れる。ee値は95.7%である。計算収量は、理論量の83.4%である。 1H NMRスペクトル(CDCI3/TMS): δ=1.52(d,3H,CH3);3.37(s,2H,CH2);5.07( m,1H,CH);6.3(s,1H,NH);7.23−7. 35(m,4H,芳香族プロトン)ppm 例8 および ラセミ体1−(4−クロロ−フェニル)−エチルアミン6.2g(0. からの固定化リパーゼ;7300U/g)0.3gおよびジメトキシエタン65 mlの混合液を、30℃で5時間撹拌する。次いで、反応を、酵素を吸引濾別す ることによって止める。 酵素を吸引濾別した後、残っている濾液を、10%濃度塩酸水溶液50mlと 混合し、次いで、減圧濃縮する。得られる混合液を、各回塩化メチレン50ml で3回抽出し、次いで、濃水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性にする。水相を 塩化メチレンで繰り返し再抽出し、そして合体した有機相を硫酸ナトリウム上で 乾燥し、減圧濃縮する。これにより、ガスクロマトグラフィー分析によれば、1 −(4−クロロ−フェニル)−エチルアミンの(S)−鏡像体95%からなる生 成物2.9gを得る。ee値は72%である。収量:理論量の44.8%。 水酸化ナトリウム溶液による処理前に得られた塩化メチレン溶液(第1の抽出 )を減圧濃縮する。これにより、実質的にN−[1−(4−クロロ−フェニル) −エチル]メチルマロンアミドの(R)−鏡像体から なる生成物を得る。 1H NMRスペクトル(CDCl3/TMS): δ=1.48(d,3H,CH3);3.35(s,2H,CH2);3.75( s,3H,CH3);5.1(m,1H,CH);7.26−7.29(m,4H ,芳香族プロトン)ppm. N−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]メチルマロンアミドの(R) −鏡像体から最初に得られた生成物を、半濃塩酸水溶液20mlと混合し、還流 下で9時間加熱する。次に、その混合液を、水酸化ナトリウム水溶液の添加によ ってアルカリ性にし、塩化メチレンで繰り返し抽出する。合体した有機相を硫酸 ナトリウム上で乾燥し、次いで、減圧濃縮する。この方式で、ガスクロマトグラ フィー分析によれば、1−(4−クロロ−フェニル)−エチルアミンの(R)− 鏡像体95%からなる生成物2.8gが得られる。ee値は93%である。計算 値は、理論量の42.8%である。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式 [式中、 Rは、炭素原子1〜10個をもつアルキル、炭素原子1〜10個とハロゲン原 子1〜5個をもつハロゲノアルキル、アルキル部分に炭素原子1〜10個とアル コキシ部分に炭素原子1〜3個をもつアルコキシアルキル、または炭素原子2〜 10個をもつアルケニルを表すか、あるいは、式 −(CH2m−R2 (式中、R2は、同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三 置換されてもよいアリールもしくはアリールオキシを表すが、但し、アリール基 の結合点に隣接する位置は、いかなる置換基も担持しないか、または R2は、同じか異なる置換基によって場合によっては一置換ないし三置換され てもよい、場合によってはベンゾ縮合されてもよいヘテロアリールを表すが、但 し、ヘテロアリール基の結合点に隣接する位置は、いかなる置換基も担持しない 、そして mは、数字0,1,2もしくは3を表す) の基を表し、 そして R1は、水素もしくはアルキルを表す] の光学活性アミンの製造方法であって、 a)第1段階において、式 [式中、RおよびR1は、各々先に定義されたとおりである] のラセミ体アミンと、 式 [式中、 R3は、水素、炭素原子1〜12個をもつアルキル、炭素原子2〜12個をも つアルケニル、炭素原子2〜12個をもつアルキニル、炭素原子1〜10個とフ ッ素および/または塩素原子1〜5個をもつハロゲノアルキルを表すか、または 、式 −CH2−C≡Nまたは−(CH2n−R5 (式中、R5は、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、炭素原子1〜4個をもつ アルキル、炭素原子1〜4個をもつアルコキシ、フェニルおよびフェノキシから なる群からの同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三置換 されてもよいフェニルを表し、そして nは、数字0,1,2もしくは3を表す) の基を表すか、 あるいは R3は、式 −CH2−COOR6 (式中、R6は、炭素原子1〜4個をもつアルキルを表す) の基を表し、 そして R4は、炭素原子1〜10個をもつアルキルを表すか、または炭素原子1〜6 個とハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルキルを表すが、この場合、R4が エチルを表す時は、R3はメチルを表さない] のエステルとを、 加水分解酵素の存在下、適当であれば希釈剤の存在下で反応させ、 b)第2段階において、生じる、式[式中、RおよびR1は、各々先に定義されたとおりである] の(S)−アミンと、式 [式中、R、R1およびR3は、各々先の定義のとおりである] のアシル化(R)−アミンとの混合物を分離し、 そして c)適当であれば、第3段階において、式 [式中、RおよびR1は、各々先に定義されたとおりである] の(R)−アミンを、適当であれば希釈剤の存在下、酸または塩基による処理に よって、式(III)のアシル化(R)−アミンから遊離させること、 を特徴とする方法。 2. Rが、直鎖または分枝の、炭素原子1〜7個をもつアルキル、炭素原子 1〜5個とフッ素および/または塩素原子1〜5個をもつハロゲノアルキル、ア ルキル部分に炭素原子1〜5個とアルコキシ部分に炭素原子1〜3個をもつアル コキシアルキル、炭素原子2〜8個をもつアルケニルを表すか、あるいは、式 −(CH2m−R2 [式中、R2が、好ましくは、式 (式中、R7,R8およびR9が、互いに独立して、各々、水素、ハロゲン、炭 素原子1〜4個をもつアルキル、炭素原子1〜4個をもつアルコキシ、炭素原子 1〜4個をもつアルキルチオ、炭素原子1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1 〜5個をもつハロゲノアルキル、炭素原子1〜4個と同じか異なるハロゲン原子 1〜5個をもつハロゲノアルコキシ、シアノ、各アルキル基に炭素原子1〜4個 をもつジアルキルアミノ、ニ トロ、フェニル、フェノキシもしくはベンジルを表す) の場合によっては置換されてもよいフェニルを表すか、 あるいは R2が、ハロゲン、炭素原子1〜4個をもつアルキル、炭素原子1〜4個と同 じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルキル、炭素原子1〜4個を もつアルコキシ、炭素原子1〜4個をもつアルキルチオおよび炭素原子1〜4個 と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルコキシからなる群から の同じか異なる置換基によって、場合によっては一置換ないし三置換されてもよ いナフチルを表すが、但し、ナフチル基が結合している炭素原子に対してオルト 位が置換されていないか、 あるいは R2が、式 (式中、R10は、水素、ハロゲン、炭素原子1〜4個をもつアルキル、炭素原 子1〜4個をもつアルコキシ、炭素原子1〜4個をもつアルキルチオ、炭素原子 1〜4個と同じか異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルキル、炭素原 子1〜4個と同じ異なるハロゲン原子1〜5個をもつハロゲノアルコキシ、シア ノ、各アルキル基に炭素原子1〜4個をもつジアルキルアミノ、ニトロ、フェニ ル、フェノキシもしくはベンジルを表す)の場合によっては置換されてもよいフ ェノキシを表すか、 あるいは R2が、複素環に環員5または6個とヘテロ原子、例えば窒素、酸素 および/または硫黄1〜3個をもつ、場合によってはベンゾ縮合されていてもよ いヘテロアリールを表し、この場合、これらの基は、ハロゲン、炭素原子1〜4 個をもつアルキル、炭素原子1〜4個をもつアルコキシおよび炭素原子1〜4個 をもつハロゲノアルキルからなる群からの同じか異なる置換基によって、一置換 ないし三置換されてもよいが、ヘテロアリール基の結合点に隣接する位置は、い かなる置換基も担持しない、 そして mが、数字0,1,2もしくは3を表す] の基を表し、 R1が、水素または炭素原子1〜6個をもつ直鎖または分枝アルキルを表す、 式(I)のラセミ体アミンを用いることを特徴とする、請求の範囲1に記載の方 法。 3. 使用される式(I)のラセミ体アミンが、式 の1−(4−クロロフェニル)−エチルアミンであることを特徴とする、請求の 範囲1に記載の方法。 4. R3が、水素、炭素原子1〜8個をもつ直鎖アルキル、炭素原子2〜8 個をもつ直鎖アルケニル、炭素原子1〜8個をもつ直鎖アルキニル、炭素原子1 〜4個とフッ素および/または塩素原子1〜3個をもつ直鎖ハロゲノアルキルを 表すか、または、式 −CH2−C≡Nまたは−(CH2n−R5 [式中、R5は、フッ素、塩素、臭素、アミノ、ヒドロキシル、メチル、エチル 、メトキシ、エトキシ、フェニルおよびフェノキシからなる群からの同じか異な る置換基によって、場合によっては一置換ないし三置換されてもよいフェニルを 表し、そして nが、数字0,1もしくは2を表す] の基を表すか、あるいは R3が、式 −CH2−COOR6 [式中、R6は、メチル、エチル、n−プロピルもしくはn−ブチルを表す] の基を表し、 そして R4が、炭素原子1〜8個をもつ直鎖アルキルを表すか、または炭素原子1〜 4個とフッ素および/または塩素原子1〜3個をもつ直鎖ハロゲノアルキルを表 す、 式(II)のエステルを用いることを特徴とする、請求の範囲1に記載の方法。 5. 使用される式(II)のエステルが、式 のクロロ酢酸エチルであることを特徴とする、請求の範囲1に記載の方法。 6. 使用される加水分解酵素が、カンジダ・アンタルクチカ(Candida anta rctica)からのリパーゼ、シュードモナス(Pseudomonas)か らのリパーゼ、またはスブチリシン(Subtilisin)であることを特徴 とする、請求の範囲1に記載の方法。 7. 第1段階を、温度0℃〜80℃において実施することを特徴とする、請 求の範囲1に記載の方法。 8. 式[式中、R13およびR12は、各々メチルを表し R11は、水素を表し、 pは、数字2を表し、そして Xは、塩素もしくはシアノを表すか、 あるいは R13、R11およびR12は、各々水素を表し pは、数字1もしくは2を表し、そして Xは、塩素もしくはシアノを表すか、 あるいは R11は、フッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシもしくはメチルチオを表し、 R13およびR12は、各々水素を表し pは、数字0,1もしくは2を表し、そして Xは、塩素もしくはシアノを表す] のアシル化(R)−アミン。
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