JP2000512516A - 人体への経皮的電気治療処置の適用のための器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 パルス電流発生器（１２）及び患者により装着されるようにされた肌着（１１）を備えた経皮的治療処置を実行するための器具であって、肌着（１１）は、患者の皮膚と接触しかつ前記導電部分間の中間の絶縁部分（１６）に連結された多数の個別導電部分（１３、１４、１５）を備え、導電部分（１３、１４、１５）には導電体（２０、２１、２２）により発生器（１２）に接続されたそれぞれのターミナル（１７、１８、１９）が設けられる前記経皮的治療処置実行器具。

Description

【発明の詳細な説明】 人体への経皮的電気治療処置の適用のための器具 本発明は、電気治療処置、特に蜂巣炎のような病状の処置に適合する器具に関 する。 かかる病状の患者を治療するために、今日では、使われる処置の原理が互いに 異なった幾つかの異なった処置が用いられる。これらの処置のひとつは電気によ る脂肪分解である。これは、一般に皮膚内に針状電極を駆動することにより局所 的な電場を作ることに依存する。蜂巣炎の部分における電流の通過が、細胞内部 からの脂肪の排除を促進する物質の生成を局所的に増加させる。 別の処置は、毛細管、汗腺及び毛包を通り皮膚の最深層まで薬品及び作用成分 を浸透させように、弱い電流の電場内からのイオンの移動を利用したイオン泳動 法に依存する。電場は選定された薬品の水溶液で飽和されたスポンジ状の布の中 に包まれた板状電極により局所的に与えられる。イオン泳動法は、一般にメソテ ラピイ（mesotherapy）に対する代替解として利用することができる。メソテラ ピイは、蜂巣炎の部分内に特別な薬剤を多くの微量注射を行うことに依存する。 イオン泳動法としばしば組み合わせられるのは、いわゆるコルツ波を前記電極に より適用する処置相であり、これは筋肉内に深く浸透してこれを自然収縮させ、 ある種の受動運動をさせる。 蜂巣炎に対する別形式の処置は、超音波の脂肪分解効果を利用するように皮膚 表面に適用される特別な針状プローブの長所の得られる超音波ハイドロ脂肪分解 （ultrasonic hydrolipoclasis）により表される。 以上の諸処置（電気脂肪分解、メソテラピイ、超音波ハイドロ脂肪分解）のある ものは、皮膚、特に脆弱で敏感な皮膚の場合及び表面毛細管内への針の進入のた め微細な傷の生じ得ることが明らかである。 加えて、公知の技術においては、電気治療処置は、有資格センターにおいて医 学スタッフにより行われることが必要である。 よい結果を得るためには時間を空けた多くのセッションが必要であるため、患 者は処置を受けるべきとき、その都度セッションの場所に出掛けねばならないと いう不便を招き、このため患者の業務活動の一時的中断をもたらす。他方、患者 自身によるこれら処置の適用は、電場発生用回路、特に電極が針でできている場 合の調製と状態の決定の際に、患者が遭遇することが分かっている困難のため、 成し遂げることが難しいものである。 また、これらのセッションは一般に多くの費用がかかり、このため、長期に継 続する治療は患者に対する極めて大きい総費用を含む。 患者が、医療スタッフとの面接なしにかつ有資格センターへの訪問を何ら必要 とせずに経皮的な電気治療処置の適用をなし得る器具を提供することにより、上 述の諸欠点を避けることが本発明の一般的な目的である。 皮膚内への針の侵入による微細な傷及び毛細管の断裂を無くし得る器具を提供 することが本発明の更なる目的である。 以上の目的に鑑み、本発明により、経皮的電気治療処置を実行するための器具 が案出され、この器具は、パルス電流発生器及び患者により装着されるようにさ れた肌着を備え、この肌着は、患者の皮膚と接触しか つ導電部分間の中間の絶縁部分に連結された多数の個別導電部分を備え、導電部 分には導電体により電流発生器に接続されたそれぞれのターミナルが設けられる 。 本発明による器具は、患者が個人で装着できるため、少ない総費用で、一連の 個別適用のセッションと比較して改善された結果を提供しつつ、結局は処置を一 定となし得ることが明らかである。更に、蜂巣炎は早晩再発し易い病気であるが 、本発明の器具は、特定のセンターにおける処置に関連した総ての不便さと拘束 とを無くすため、患者が行うであろう次の治療実施サイクルの場合に再使用する ことができる。 本発明の目的であるシース肌着の導電部分に利用される導電要素はそれ自身知 られたのもから種々選定することができる。例えば、繊維が少なくも１本の導電 線と共に捩られた布が知られ、これは、人体の異なった部分間に生ずる電位差を 減らしこれにより実質的な等電位を作るためのウールの下着、シャツなどのよう な肌着を作るために使用される。 かかる導電性の織物は、本発明による器具の部分である肌着の個別部分を形成 するため、即ち、個別的な電流適用領域を作り上げ、これらの領域間に治療目的 で使用される電位差を意図的に作るために使用することができる。 本発明の新奇な原理及び先行技術に勝る本発明の利点をよりよく説明するため に、付属図面の支援を得て、前記原理を応用した可能な実施例が、例示の方法で 以下説明されるであろう。図面において、 図１は本発明による器具の正面図であり、 図２は図１の器具の右から見た側面図であり、 図３は図２の線III−IIIに沿って得られた断面図であり、 図４は本発明の器具に利用可能な電気回路の波形の例を示しているグラフであ る。 経皮的電気治療処置を実行するための器具１０が図１及び２に示される。これ は、患者により装着されるようにされた肌着１１として簡単に確認される要素、 及び電流発生器１２を備える。この実施例においては、肌着１１は、人体の腹部 、臀部及び大腿部を直接処置するために、これらを弾性的に包むことにより患者 のこれらの部位を覆うようにされた形で示される。 本発明の新奇な原理により、肌着又はシース１１は、導電性を有するもの及び 絶縁性のものの多数の個別部分からなる。図面に示された器具の好ましい実施例 を参照すれば、導電性の部分は１３、１４及び１５で示され、患者の腰（シース ベルト）及び大腿部（シースレギンス）に配置され、一方、絶縁性シース部分は 一般に１６で示され、これは個々の導電性部分を互いに分離する。ここに説明さ れた例においては、３個の導電電極又は電極１３、１４及び１５が示される。し かし、特別な要求のため、異なった数の導電性部分を有し異なった形状に従って 配列することができる。導電性部分には、安定した取付け又は縫付けのために、 粘着面の設けられた電気接触手段又はストリップ１７、１８、１９がある。電極 はそれぞれのクリップ及び導線２０、２１、２２により発生器１２に接続される 。 絶縁部分１６は木綿のような普通の非導電性の織物で作ることができる。対照 的に、導電部分１３、１４、１５は、織物繊維と金属線とより なる木綿糸で作られることが有利である。優れた結果を与える糸は商標名「キン ドスター（Kind Star）（登録商標名）」で知られたものである。 接触手段１７、１８、１９は、電極を形成している導電性織物との良好な電気 的接触を確保するために、（図１に破線で示されたように）導電性織物に沿って 伸びることができる。このため、導電性織物の縫目、断絶又はほつれによる電気 の断絶を避けつつ各電極の表面における良好な等電圧性も確保できる。導電性織 物の使用は、公知の機械を使用している肌着製造業者に便利であるように、肌着 全体を得るために非導電性織物がこれに連結されたその構造的な類似のためにも 確実に有利である。しかし、織物と同様な挙動特性を有する材料を、異なった構 造でも使用することができる。 明らかにされた構造を有する肌着は良好な着用性を許し、かつ正常な発汗を妨 害せず、このため長時間の使用が可能である。 導電性の不織布又は同様な薄膜をこの目的に利用でき、この布は、いかなる場 合においても、構成材料に基づく最適な技術により、即ち、縫合せ、接着、溶着 及び同等技術により肌着の隣接非導電部分に連結されねばならない。 導電性材料、典型的には肌着の面に組み込まれる金属材料は、いずれの場合も流 れる電流の電気分解効果及び処置の実行される環境も考慮して耐酸化性及び耐酸 腐食性の項目で良好な特性を有することが必要であることが明らかである。シー スの導電部分及び絶縁部分は、所要のコンシステンシー及び弾性を肌着に与える ために、これを、例えば商標名「ラ イクラ(Lycra)(登録商標名)」で知られる形式の布よりなる絶縁コーティング層 ２３で外側を覆われる。コーティング層２３は、図１及び２においては部分的に しか示されないが、明瞭化のため、断面を示す鎖線なしに描かれた図３において 明瞭に見ることができる。このコーティング層は導電性織物の人体皮膚への接着 を促進する。 発生器１２は、（弱電流用であることを考慮して）好ましくは内部電池２５又 はＡＣ／ＤＣアダプターにより給電される携帯型の小型のものとすることができ る。これは、回路に関して公知形式のものであり、シースの導電部分間に適切な 電場を作るために「Ｈ波」として知られた波を特徴とする電流を作るようにされ る。図４に、本発明の装置に使用される電流波の「電圧−時間」グラフが示され る。 見られるように、この波は、±２０÷±８０ボルトの間の調製可能な電圧出力 、例えば±４０ボルトを有する交互パルス列より形成される。電流出力は、これ をほぼ４０ミリ秒で制限することができる。 図を参照すれば、実験は、 t1=１ミリ秒 t2=０.７−１ミリ秒 t3＝１０００ミリ秒 に相当する時間t1、t2、t3についての最適の特性値を与えた。 パルス列の最初のエッジは時間t3で間隔を空けられる。各列は、４個の正／負 のパルスからなる。この場合、各列は１５ミリ秒間持続するであろう（t2＝１ミ リ秒の場合）。 かかる形状の電流は、蜂巣炎症に関わる領域において極めて満足な方 法で血液及びリンパの微小循環を活性化するその性能、及び細胞の代赭作用を増 加させ蜂巣炎への治療作用をもたらすその性能を示した。 発生器１２は、３個の導電電極１３、１４、１５への発生器出力の接続選択用 の器具２４（例えばスイッチ）を備える。この方法で、異なった回路形状、従っ てシースの異なった作動モードを得ることができる。例えば、発生器を（互いに 並列に接続された）シースレギンズの２個の導電電極と腕の電極との間に接続す ることができる。別の解として、発生器をレギンズ極の間に接続し、腕の極を非 接続とすることができる。 このとき、本発明の新奇な器具は意図された目的を達成できることが明らかで ある。 明らかに、本発明の新奇な原理を適用した実施例の以上の説明は解説の目的の みに与えられ、ここに請求される本発明の権利の範囲の限界として解釈すべきで はい。 例えば、シース形状を、ここに示されたものと異なるようにすることができ、 また処置に関連した身体部位に応じて変えることができる。特に、患者の脚を完 全に覆うようにされた別の部分を備え、タイツの形を取ることができる。 更に、本発明によるシースは、皮膚を通しての薬品と作用成分との導入のため のイオン泳動処置用にこれを使用する可能性を含むことなく、その予め決められ た個別部分間に適切な電場を作ることにより、血液循環及び与えられた身体物質 の生産を刺激するための電気式脂肪分解の典型的な処置の応用を可能とすること に注意すべきである。 非熟練者が電極を都合よく位置決めする際の困難に関係する先行技術 の問題点も解決される。 本発明の本質的な利点は、患者が肌着を単に装着することにより正確な方法で 領域に導電電極を自動的に位置決めできることである。上の理由により、誤った 位置決めの総ての可能性が排除され、患者はいかなる能力も特別な準備も持っ必 要がない。これらの特性は、知られた技術により設けられるときは、人体の上に 自由電極を位置決めするために対照的に要求される。 発生器は運動の最適の自由度を許すようにこれをベルトに吊るすようにするこ とができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年２月２日（１９９８．２．２） 【補正内容】 明細書 人体への経皮的電気治療処置の適用のための器具 本発明は、電気治療処置、特に蜂巣炎のような病状の処置に適合する器具に関 する。 かかる病状の患者を治療するために、今日では、使われる処置の原理が互いに 異なった幾つかの異なった処置が用いられる。これらの処置のひとつは電気によ る脂肪分解である。これは、一般に皮膚内に針状電極を駆動することにより局所 的な電場を作ることに依存する。蜂巣炎の部分における電流の通過が、細胞内部 からの脂肪の排除を促進する物質の生成を局所的に増加させる。 別の処置は、毛細管、汗腺及び毛包を通り皮膚の最深層まで薬品及び作用成分 を浸透させように、弱い電流の電場内からのイオンの移動を利用したイオン泳動 法に依存する。電場は選定された薬品の水溶液で飽和されたスポンジ状の布の中 に包まれた板状電極により局所的に与えられる。ＦＲ−Ａ−２５０２０１５は、 イオン泳動処置を明らかにする。イオン泳動法は、一般にメソテラピイ（mesoth erapy）に対する代替解として利用することができる。メソテラピイは、蜂巣炎 の部分内に特別な薬剤を多くの微量注射を行うことに依存する。イオン泳動法と しばしば組み合わせられるのは、いわゆるコルツ波を前記電極により適用する処 置相であり、これは筋肉内に深く浸透してこれを自然収縮させ、ある種の受動運 動をさせる。 これらの処置を実行する器具は、ＥＰ−Ａ−０１２８１０３に開示された種類 のものであり、これにおいては、小さくてよく局所化された多 数の電極が非導電性の肌着の上に置かれ、これにより実質的に点のような領域に おいて身体に電流を適用する。 蜂巣炎に対する別形式の処置は、超音波の脂肪分解効果を利用するように皮膚 表面に適用される特別な針状プローブの長所の得られる超音波ハイドロ脂肪分解 （ultrasonic hydrolipoclasis）により表される。 蜂巣炎に対する更なる処置がＦＲ−Ａ−１５４１１６５より知られる。これは 、人体の静電気により作られ肌着に設けられた電気回路に沿って循環している磁 場を使用する。 以上の諸処置（電気脂肪分解、メソテラピイ、超音波ハイドロ脂肪分解）のあ るものは、皮膚、特に脆弱で敏感な皮膚の場合及び表面毛細管内への針の進入の ため微細な傷の生じ得ることが明らかである。 加えて、公知の技術においては、電気治療処置は、有資格センターにおいて医 学スタッフにより行われることが必要である。 よい結果を得るためには時間を空けた多くのセッションが必要であるため、患 者は処置を受けるべきとき、その都度セッションの場所に出掛けねばならないと いう不便を招き、このため患者の業務活動の一時的中断をもたらす。他方、患者 自身によるこれら処置の適用は、電場発生用回路、特に電極が針でできている場 合の調製と状態の決定の際に、患者が遭遇することが分かっている困難のため、 成し遂げることが難しいものである。 また、これらのセッションは一般に多くの費用がかかり、このため、長期に継 続する治療は患者に対する極めて大きい総費用を含む。 患者が、医療スタッフとの面接なしにかつ有資格センターへの訪問を 何ら必要とせずに経皮的な電気治療処置の適用をなし得る器具を提供することに より、上述の諸欠点を避けることが本発明の一般的な目的である。 皮膚内への針の侵入による微細な傷及び毛細管の断裂を無くし得る器具を提供 することが本発明の更なる目的である。 以上の目的に鑑み、請求項１に従って経皮的電気治療処置を実行するための器 具が案出された。 本発明による器具は、患者が個人で装着できるため、少ない総費用で、一連の 個別適用のセッションと比較して改善された結果を提供しつつ、結局は処置を一 定となし得ることが明らかである。更に、蜂巣炎は早晩再発し易い病気であるが 、本発明の器具は、特定のセンターにおける処置に関連した総ての不便さと拘束 とを無くすため、患者が行うであろう次の治療実施サイクルの場合に再使用する ことができる。 請求の範囲 １．パルス電流発生器（１２）及び患者により装着されるようにされた織物の 肌着（１１）を備えた経皮的治療処置を実行するための器具であって、肌着（１ １）は、患者の皮膚と接触しかつ前記導電領域間の中間の絶縁領域（１６）に連 結された複数の個別導電領域（１３、１４、１５）を備え、導電領域（１３、１ ４、１５）は、皮膚上に電流を分布させるように、導電体（２０、２１、２２） により発生器（１２）に接続されたそれぞれのターミナル（１７、１８、１９） が設けられた織物の広い部分で作られている経皮的治療処置実行器具。 ２．導電領域（１３、１４、１５）が、織物繊維と金属線とよりなる木綿織物 で作られることを特徴とする請求項１による器具。 ３．個別導電領域が第１の導電領域（１３）又は患者の腕に配置されたシース ベルト、及び第２（１４）と第３（１５）の導電領域又は患者の大腿部に配置さ れたシースレギンスよりなることを特徴とする請求項１による器具。 ４．導電領域（１３、１４、１５）と絶縁領域（１６）とが、肌着（１１）に 所要の機械的特性、特に弾性を与える絶縁コーティング層（２３）で外部を覆わ れることを特徴とする請求項１による器具。 ５．電流発生器（１２）が、シースの導電領域（１３、１４、１５）間に電場 を作るために、Ｈ波を有する電流を作るようにされる請求項１による器具。 ６．Ｈ波が１５ミリ秒で分離されかつ±８０ボルトの最大電圧値と各パルス１ ミリ秒の持続時間とを有する交互パルス列で形成され、各列は ４個の正負のパルスを有することを特徴とする請求項５による器具。 ７．電流発生器（１２）は、レギンス間又はレギンスとベルトとの間に発生器 を交互に接続するように導電電極（１３、１４、１５）への出力を選択するため の器具を備えることを特徴とする請求項３による器具。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．パルス電流発生器（１２）及び患者により装着されるようにされた肌着（ １１）を備えた経皮的治療処置を実行するための器具であって、肌着（１１）は 、患者の皮膚と接触しかつ前記導電部分間の中間の絶縁部分（１６）に連結され た多数の個別導電部分（１３、１４、１５）を備え、導電部分（１３、１４、１ ５）には導電体（２０、２１、２２）により発生器（１２）に接続されたそれぞ れのターミナル（１７、１８、１９）が設けられている前記経皮的治療処置実行 器具。 ２．導電部分（１３、１４、１５）が、織物繊維と金属線とよりなる木綿織物 で作られることを特徴とする請求項１による器具。 ３．個別導電部分が第１の導電部分（１３）又は患者の腕に配置されたシース ベルト、及び第２（１４）と第３（１５）の導電部分又は患者の大腿部に配置さ れたシースレギンスよりなることを特徴とする請求項１による器具。 ４．導電部分（１３、１４、１５）と絶縁部分（１６）とが、肌着（１１）に 所要の機械的特性、特に弾性を与える絶縁コーティング層（２３）で外部を覆わ れることを特徴とする請求項１による器具。 ５．電流発生器（１２）が、シースの導電部分（１３、１４、１５）間に電場 を作るために、Ｈ波を有する電流を作るようにされる請求項１による器具。 ６．Ｈ波が１５ミリ秒で分離されかつ±８０ボルトの最大電圧値と各パルス１ ミリ秒の持続時間とを有する交互パルス列で形成され、各列は４個の正負のパル スを有することを特徴とする請求項５による器具。 ７．電流発生器（１２）は、レギンス間又はレギンスとベルトとの間に発生器 を交互に接続するように導電電極（１３、１４、１５）への出力を選択するため の器具を備えることを特徴とする請求項３による器具。