JPH11309219A - 皮膚接触電極体 - Google Patents

皮膚接触電極体

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JPH11309219A
JPH11309219A JP10134689A JP13468998A JPH11309219A JP H11309219 A JPH11309219 A JP H11309219A JP 10134689 A JP10134689 A JP 10134689A JP 13468998 A JP13468998 A JP 13468998A JP H11309219 A JPH11309219 A JP H11309219A
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electrode
base cloth
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skin
electrode body
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JP10134689A
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English (en)
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Ichiro Urase
一郎 浦瀬
Yuriko Minami
百合子 南
Susumu Sakamoto
進 坂本
Kenji Tatsumi
健次 巽
Tanji Yoshida
丹治 吉田
Masatoshi Hashimoto
正敏 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不快感、皮膚荒れ、着脱が面倒などの問題を改
善可能な皮膚接触通電体を提供すること。 【解決手段】皮膚に接触して配置され、電源ユニット2
から電線5を通じて給電されて皮膚を通じて生体に通電
する皮膚接触電極体1は、電線5を通じて給電される電
極部4と、生体着装可能な形状を有してこの電極部4が
固定される布製の基布部3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば低周波治
療器用電極のごとき皮膚接触電極体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低周波治療器では、皮膚接触電極
体である金属電極板を、導導性及び接着性を有する導電
ゲルにより皮膚に接着し、通電していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の低周波治療器では、皮膚接触電極体や導導ゲル
が通気性をもたず、不快感、皮膚荒れが生じ易く、着脱
が面倒であるなどの問題があった。本発明は、不快感、
皮膚荒れ、着脱が面倒などの種々の問題を解決した皮膚
接触通電体を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の皮膚接触
電極体は、皮膚に接触して配置され、通電制御ユニット
から電線を通じて給電されて皮膚を通じて生体に通電す
る皮膚接触電極体であって特に、電線を通じて給電され
る電極部と、生体着装可能な形状を有してこの電極部が
固定される布製の基布部とを備えることを特徴としてい
る。
【0005】すなわち、本構成の皮膚接触電極体は、皮
膚通電用の電極部を生体着装可能な形状の基布部と一体
に、または、上記基布部に固定されて用いられる。この
ようにすれば以下の作用効果を奏する。まず、生体によ
りその外形に沿った形状を与えられて皮膚に着装される
基布部の所定部位に電極部が設けられるので、電極部を
導電ゲルにより皮膚に貼付する必要がなく、そのため、
導電ゲル塗布に起因する不快感や皮膚荒れがなく、電極
部の着脱がきわめて簡単となる。たとえば、入力などの
度に導電ゲルを塗り直す必要がなく、また、背中など自
分自身で貼付しにくい部位の皮膚にも電極部を容易にセ
ットすることができる。
【0006】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の皮膚接触電極体において更に、電極部は、生体電気抵
抗検出用の電極をなす。このようにすれば、使用感に優
れた人体インピーダンスセンサを実現することができ
る。請求項3記載の構成によれば請求項1記載の皮膚接
触電極体において更に、電極部は、生体通電治療用の電
極をなす。
【0007】このようにすれば、使用感に優れた低周波
治療器を実現することができる。請求項4記載の構成に
よれば請求項3記載の皮膚接触電極体において更に、電
極部は電気抵抗加熱機能を有する。このようにすれば、
低周波治療と温灸治療とを同時に実施することができ
る。なお、上述した低周波治療及び温灸治療は多く同一
のつぼに対してなされるので好都合である。
【0008】請求項5記載の構成によれば請求項1乃至
4のいずれか記載の皮膚接触電極体において更に、電極
部は、基布部に着脱可能に貼付される。このようにすれ
ば、基布部を洗濯などで取り替えることができ、また、
基布部として常用する下着などを用いることができると
いう利便が生じる。請求項6記載の構成によれば請求項
1乃至4のいずれか記載の皮膚接触電極体において更
に、電極部は基布部に一体に形成される。
【0009】このようにすれば、電極部を基布部に着脱
する手間が要らず、また、電極部が基布部からずれるこ
ともない。請求項7記載の構成によれば請求項5又は6
記載の皮膚接触電極体において更に、電極部は導電性の
糸又は導電性の布からなる。このようにすれば、電極部
は優れた可撓性をもつので、湾曲する人体表面や基布部
に容易に密着し、皮膚との接触性が向上することができ
る。
【0010】請求項8記載の構成によれば請求項1乃至
7のいずれか記載の皮膚接触電極体において更に、電極
部は伸縮性を有する。このようにすれば、電極部は一層
良好に湾曲した皮膚に密着することができる。請求項9
記載の構成によれば請求項8記載の皮膚接触電極体にお
いて更に、基布部は伸縮性を有する。
【0011】このようにすれば、基布部及び電極部は一
層良好に湾曲した皮膚に密着することができる。請求項
10記載の構成によれば請求項1乃至9のいずれか記載
の皮膚接触電極体において更に、基布部は、サポータ
ー、下着、帯、手袋及び靴下のいずれか又はその一部の
形状を有する。このようにすれば、皮膚接触電極体特に
その電極部を良好に皮膚の必要部位に密着させることが
できる。
【0012】請求項11記載の構成によれば請求項10
記載の皮膚接触電極体において更に、前記基布部は、導
電性繊維を用いて作製されて一部又は全部が前記電極部
を兼ねる。このようにすれば電極部を兼ねる基布部、た
とえばサポーター又は手袋又は靴下は、それ自体が皮膚
との良好な接触保持性及び通気性をもつので、電極部か
ら皮膚への通電が容易となり、皮膚がむれたりすること
がない。
【0013】なお、この場合、これらサポーター、手袋
及び靴下などを全部を、すべて導電性繊維でできた糸で
作製してもよく、一部が導電性繊維でできた糸で作製し
てもよく、導電性の糸のみでこれらサポーター又は手袋
又は靴下などを作製してもよく、導電性の糸を一部用い
てこれらサポーター又は手袋又は靴下などを作製しても
よい。
【0014】導電性の糸のみでこれらサポーター又は手
袋又は靴下などを作製する場合には、一個のサポーター
又は手袋又は靴下などが一つの電極部をなすことが好ま
しく、この場合にはたとえば一個のサポーター又は手袋
又は靴下などと、それと違う部位に着装されたサポータ
ー又は手袋又は靴下などとの間で通電を行うことができ
る。
【0015】導電性の糸を一部用いてこれらサポーター
又は手袋又は靴下などを作製する場合には、一個のサポ
ーター又は手袋又は靴下などに複数の電極部を形成する
ことができ、これら複数の電極部間で通電を行うことも
でき、これら電極部をいわゆるつぼと呼ばれる部位に接
触するように作製することもできる。請求項12記載の
構成によれば請求項1乃至11のいずれか記載の皮膚接
触電極体において更に、電線は基布部に延設される。
【0016】このようにすれば、電線がちぎれたり、皮
膚に違和感を与えたりすることを抑止することができ
る。請求項13記載の構成によれば電線は基布部に固定
された導電性の糸を含む。このようにすれば、電線は基
布部と完全に一体となるので、電線がちぎれたり、皮膚
に違和感を与えたりすることを一層抑止することができ
る。
【0017】請求項14記載の構成によれば請求項1乃
至13のいずれか記載の皮膚接触電極体において更に、
通電制御ユニットは基布部に着脱可能に固定される。こ
のようにすれば、基布部の交換が容易となり、特に、電
線が基布部に完全に固定できるので、更に使用感を向上
することができる。請求項15記載の構成によれば請求
項1乃至13のいずれか記載の皮膚接触電極体において
更に、電極部、電線、通電制御ユニット及び電池は基布
部に固定される。
【0018】このようにすれば、構造が簡単となり、取
り扱いも容易となる。
【0019】
【発明を実施するための態様】本発明の皮膚接触電極体
は以下の態様を有することができる。皮膚接触通電体
は、低周波治療器の電極や人体に通電してその生体イン
ピーダンスを検出する人体センサに適用することができ
る。通電制御ユニットは、低周波治療器では所定の定電
流値を通電する定電流電源機能を有することができ、ま
た、所定変化パターンの電流を通電する機能をもつこと
ができる。また、人体センサでは、所定電流を通電して
皮膚接触通電体間の端子電圧すなわち電圧降下を検出
し、それらから生体インピーダンスを算出することがで
きる。
【0020】皮膚接触通電体の電極部は、マジックテー
プやホックなどで基布部に着脱可能に貼付されたり、取
り付けられることができ、また、基布部に一体に形成さ
れたり、基布部の一部又は全部を構成することもでき
る。電極部は、導電性の糸又は導電性の布により構成す
ることができる。糸に導電性を付与するには、糸を構成
する繊維の一部又は全部を導電性材料で作製することが
できる。導電性材料としては、アルミや銅などの金属、
炭素繊維、導電性プラスチックなどを採用することがで
きる。また、糸に導電性を付与するには電気絶縁性の糸
の表面にのみ導電性を付与することができる。糸表面に
導電性を付与するには、めっき、真空蒸着などの手法を
採用することができる。布に導電性を付与するには、上
述した導電性の糸を全てまたは一部用いて布を作製する
ことができる。布は、織布、編布(ニット)、不織布な
どの形態をもつことができる。編布(ニット)は優れた
伸縮性をもつので、非平面形状を有する皮膚及び基布部
との密着性に優れ、特に好ましい。その他、電極部は、
布または基布部に金属フィルムを貼付して作製してもよ
い。
【0021】基布部は、上述した電極部の布と同様に、
織布、編布(ニット)、不織布などの形態をもつことが
できる。編布(ニット)は優れた伸縮性をもつので、非
平面形状を有する皮膚との密着性に優れ、特に好まし
い。基布部は、生体への着装機能をもつために、下着、
手袋及び靴下、帽子のごとき衣類の形状を有することが
できる他、帯形状を有して生体に巻いて結ぶこともでき
る。あるいは、基布部を下着や皮膚にマジックテープや
ホックや縫い取りなどの方法で被着することもできる。
また、電極部を導電ゲルで皮膚に貼付する場合には、基
布部は電極部を通じて皮膚に装着されることになるが、
この場合においても、基布部は布製であるので、基布部
に設ける電極部をたとえば布や糸などの柔軟性をもつ形
状とすることにより、湾曲した皮膚たとえば肩部などに
良好に接着することができる。特に、基布部を帯または
バンド形状とする態様は、導電ゲルを用いることなく電
極部を皮膚に良好に密着できるため、好適である。
【0022】電線は、基布部から独立した絶縁被覆ケー
ブルの形状を有することができる他、裸電線あるいは絶
縁被覆電線の形態で基布部に固着したり織り込んだりす
ることもできる。通電制御ユニットは、基布部とは別個
に設けることができる他、基布部に着脱可能に固定する
ことができる。更には、通電制御ユニット、電池、電極
部を、電線と一体の基布部に全て装着して一体の構成と
することもできる。
【0023】以下、本発明の好適な態様を以下の実施例
に基づいて説明する。
【0024】
【実施例1】本発明の皮膚接触通電体を用いる低周波治
療器の一実施例を図1〜図4を参照して以下に説明す
る。図1はこの低周波治療器の平面図を示し。図2はそ
の側面図を示し、図3はそのブロック回路図を示す。こ
の低周波治療器は、皮膚接触通電体1と、電源ユニット
2とからなる。
【0025】皮膚接触通電体1は、布からなる基布部3
と、基布部に固定された一対の電極部4と、電源ユニッ
ト2と電極部4とを接続するケーブル5とからなる。基
布部3は、長方形の主部31と、主部31の各端にそれ
ぞれ固定された布製の締結用帯32とからなり、これら
締結用帯32同士を結んで人体に固定される。
【0026】電極部4は、マジックテープの非固着面に
導電性の布を接着してなり、上記マジックテープの固着
面は、基布部3の内側表面に互いに所定間隔をへだてて
固着されている。電源ユニット2は、図3に示すよう
に、通電電流値設定可能な定電流回路及びそれを制御す
るマイクロコンピュータを内蔵するコントローラ21
と、スイッチ22、23と、表示用LCD24、及び、
電池25からなり、ケース26に収容されている。ケー
ス26は基布部3の主部31に接着されている。コント
ローラ21は一対のケーブル5を通じて一対の電極部4
に個別接続されている。スイッチ22は電源スイッチで
あり、乾電池である電池25からコントローラ21への
給電を開閉する。スイッチ23は、設定スイッチであ
り、その押圧パターンによりコントローラ21から電極
部4に給電される設定電流値を変更する。表示用LCD
24は、現在の設定電流値を表示するとともに、電池2
5の消耗を警告する。コントローラ21の上記定電流回
路は設定電流に応じた電流を電極部4間に給電し、コン
トローラ21の上記マイクロコンピュータは、通電電流
を検出し、設定電流値と比較して通電電流を設定電流に
一致させるとともに、スイッチ23の押圧パターンに基
づいて上記定電流回路の設定電流値を変更する。図4に
電源ユニット2の平面図を示す。スイッチ22、23及
び表示用LCD24はケース26の頂面に設けられてい
る。コントローラ31のこのような通電制御自体は簡単
な制御であり、かつ、本発明の要旨でもないので、これ
以上の説明は省略する。
【0027】本発明によれば、以下の効果を奏すること
ができる。まず、マジックテープをもつ電極部4を基布
部3に固着し、この基布部3が締結用帯32をもつの
で、従来のように電極部を導電ゲルを用いて皮膚に固着
する必要がなく、不快感や皮膚荒れがなく、電極部の着
脱もきわめて簡単となる。また、電極部4はそのマジッ
クテープにより、基布部3の主部31の任意の位置に固
着できるので、電極部4の位置が基布部3の締結後でも
調整することができる。また、基布部3を洗濯すること
もできる。また、電極部4も導電性の布で構成するの
で、非平面形状の皮膚表面になじみ易い。もちろん、刺
繍や折り込みあるいは接着などで電極部4を基布部3に
固定することも可能である。更に、基布部3の主部31
や電極部4を伸縮性を有するニットで形成することによ
り、電極部4や主部31は一層、生体表面に沿って変形
できるので電極部4と皮膚との接触性が改善される。な
お、電極部4に導電ゲルを塗布したり、電極部4に綿な
どで膨らみをもたせたりすれば、一層、電極部4と皮膚
との密着性を改善することができる。
【0028】
【実施例2】本発明の皮膚接触通電体を用いる低周波治
療器の他の実施例を図5を参照して以下に説明する。な
お、図5は、基布部3の主部31と電極部41、42と
を示す平面図である。この実施例は、実施例1の装置に
おいて、電極部4の形状及び構成を電極部41、42に
示すように変更したものであって、この実施例の電極部
41は基布部3の主部31への導電糸の刺繍により円形
に形成され、電極部42は基布部3の主部31への導電
糸の刺繍により電極部41を囲むリング状に形成されて
いる。また、図示省略するがケーブルは、互いに重ね合
わされた2枚の主部31の間に埋め込んでいる。もちろ
ん、ケーブルも導電糸の刺繍により作製することもでき
る。
【0029】
【実施例3】本発明の皮膚接触通電体を用いる低周波治
療器の他の実施例を図6を参照して以下に説明する。な
お、図6は、全体を示す平面図である。なお、理解を容
易とするために実施例1の構成要素と主要機能が共通す
る構成要素には同一符号を付すものとする。
【0030】この低周波治療器は、皮膚接触通電体1
と、電源ユニット2とからなる。皮膚接触通電体1は、
基布部3と、基布部に固定された合計4個の電極部4
と、電源ユニット2と電極部4とを接続するケーブル5
とからなる。基布部3は、Tシャツからなり、背中のい
わゆるつぼに接触する部位には、実施例1と同様に電極
部4がマジックテープにより固着されている。
【0031】電源ユニット2は、帯6に固定されてお
り、帯6を体に縛ることにより体に固定される。このよ
うにすれば、Tシャツを着るだけで、電極部4を所望個
所に固定することができる。もちろん、この実施例にお
いても、電極部4及びケーブル5をTシャツ3に縫い込
み、接着などの方法で固着することもでき、帯6を省略
して電源ユニット2をTシャツに固定することもでき
る。
【0032】
【変形態様】なお、電源ユニット2は、上記4個の電極
部4間の通電パタンを適宜変更することができる。たと
えば、どれか一つの電極部4を+極とし、残部を−極と
し、+極を定期的に交代するなどの手法により人体への
通電パタンを自由に変更することができる。
【0033】
【実施例4】本発明の皮膚接触通電体を用いる低周波治
療器の他の実施例を図7を参照して以下に説明する。図
7は、全体を示す平面図である。なお、理解を容易とす
るために実施例1の構成要素と主要機能が共通する構成
要素には同一符号を付すものとする。
【0034】この低周波治療器は、皮膚接触通電体1
と、電源ユニット2とからなる。皮膚接触通電体1は、
基布部3と、基布部に固定された一対の電極部4と、ケ
ーブル5とからなる。基布部3は、コ字状の伸縮可能な
ニットからなり、図示しないマジックテープにより図示
しないTシャツなどの下着内側に固着されている。基布
部3の両端には電極部4が固定されており、基布部3の
中央部には電源ユニット2が固定されている。また、電
源ユニット2は基布部3に埋め込まれたケーブル5によ
り一対の電極部4に給電している。
【0035】この実施例では、下着への基布部3の両端
の固着位置を調節することにより体の形状にあわせて通
電位置を自由に調節でき、かつ、ケーブル5は基布部3
に埋め込まれるかまたは基布部3と下着との間に延設さ
れるので、皮膚に不快感を与えることがなく、更に、す
べての構成要素が一体に形成されているんので、脱着が
容易となる。
【0036】
【実施例5】本発明の皮膚接触通電体を用いる低周波治
療器の他の実施例を図8を参照して以下に説明する。図
8は、この低周波治療器のブロック回路図である。な
お、理解を容易とするために実施例1の構成要素と主要
機能が共通する構成要素には同一符号を付すものとす
る。
【0037】この低周波治療器は、皮膚接触通電体1
と、電源ユニット2とからなる。皮膚接触通電体1は、
基布部3と、基布部に固定された一対の電極部4と、ケ
ーブル5とからなる。基布部3は、広帯状の伸縮可能な
ニットからなり、図示しないマジックテープにより図示
しないTシャツなどの下着内側に固着されている。基布
部3には一対の発熱電極部7、ケーブル51〜54及び
電源ユニット2が固定されている。
【0038】両発熱電極部7はそれぞれ、ニクロムフィ
ラメントなどからなる抵抗線71及び電極部4をケーブ
ル接続してなる。一方の抵抗線71はケーブル51、5
2を通じて給電されて発熱しており、同様に、他方の抵
抗線71もケーブル53、54を通じて給電されて発熱
している。ケーブル51、54は発熱量制御用のスイッ
チ27を通じて電池35の高位端に接続され、ケーブル
52、53は電池35の低位端に接続されている。した
がって、発熱量制御用のスイッチ27の断続制御によ
り、抵抗線71の発熱量を調節することができる。
【0039】抵抗線71は、渦巻き状に基布部3に固着
されており、その中央に電極部4が固着されている。し
たがって、電極部4がいわゆるつぼに接着されるとき、
抵抗線71はその周囲を暖め、発汗を促して電極部4と
皮膚との間の接触抵抗を低減することができる。また、
ケーブル51及びケーブル54の末端にはそれぞれ、電
極部4が個別に接続されている。したがって、電源ユニ
ット2からケーブル51に出力される電圧V1と、電源
ユニット2からケーブル54に出力される電圧V2との
間の電位差を電源ユニット2により制御することによ
り、両電極部4間の通電電流を制御することができる。
なお、上記電位差の制御は、発熱量制御用のスイッチ2
7のデューティ制御により容易に実施することができ
る。
【0040】
【実施例6】本発明の皮膚接触通電体を用いる低周波治
療器の他の実施例を図9を参照して以下に説明する。な
お、図9は、全体を示す平面図である。なお、理解を容
易とするために実施例1の構成要素と主要機能が共通す
る構成要素には同一符号を付すものとする。
【0041】この低周波治療器は、手袋形状の皮膚接触
通電体1と、腕バンド形状の電源ユニット2とからな
り、電源ユニット2と皮膚接触通電体1とは、皮膚接触
通電体1の開口端部に接着される電気絶縁性のサポータ
8により連接されている。皮膚接触通電体1は、導電性
繊維を用いて形成された糸を編んで作製されて一方の電
極部を兼ねており、図示しない他方の電極部は腕バンド
形状の電源ユニット2の内周面に被着された導電性の布
からなる。
【0042】したがって、腕バンド形状の電源ユニット
2の図示しない一対の出力電極端の一方は電気絶縁性の
サポータ8上を延設されて手袋形状の皮膚接触通電体1
に接続され、一対の出力電極端の他方は上述した他方の
電極部に接続されている。このようにすれば、良好な皮
膚接触性及び装着感を維持しつつ、脱着容易性も実現す
ることができる。
【0043】
【変形態様】この実施例の他の実施態様として、左右両
方の手袋形状の皮膚接触通電体1間で通電してもよく、
手袋形状の皮膚接触通電体1と腕などに装着したサポー
タ形状の皮膚接触通電体1との間で通電してもよく、そ
の他、サポータ、手袋、靴下形状の任意の組み合わせの
一対の皮膚接触通電体1間で任意に通電を行うことがで
きる。
【0044】その他、サポータ、手袋、靴下形状の皮膚
接触通電体1の任意の一部を導電性として電極化するこ
ともでき、この場合には一個のサポータ、手袋、靴下形
状の皮膚接触通電体1に設けた複数の電極部間で通電を
行うことができる。この場合にも、電池を含む電源ユニ
ット2はこれらサポータ、手袋、靴下形状の皮膚接触通
電体1と一体化することが好ましいが、洗濯のために着
脱可能としたり、別体としたりすることも当然可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の低周波治療器の平面図である。
【図2】図1に示す低周波治療器の側面図である。
【図3】図1に示す低周波治療器のブロック回路図であ
る。
【図4】図1に示す低周波治療器の電源ユニット2を示
す平面図である。
【図5】実施例2の低周波治療器を示す平面図である。
【図6】実施例3における全体を示す平面図である。
【図7】実施例4における全体を示す平面図である。
【図8】実施例5のブロック回路図である。
【図9】実施例6のブロック回路図である。
【符号の説明】
1は皮膚接触電極体、2は電源ユニット、3は基布部、
4は電極部、5は電線、31はコントローラ(通電制御
ユニット)、35は電池。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦瀬 一郎 京都府京都市上京区元誓願寺通油小路西入 西町458 (72)発明者 南 百合子 兵庫県神戸市東灘区本山北町3丁目4−12 −3C3 (72)発明者 坂本 進 京都府京都市右京区御室之裾町31番地の3 (72)発明者 巽 健次 京都府京都市右京区西院東今田町35−1フ ァミール西院702号室 (72)発明者 吉田 丹治 京都府京都市右京区宇多野法安寺町24 (72)発明者 橋本 正敏 三重県松阪市松崎浦町752番地の90

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮膚に接触して配置され、通電制御ユニッ
    トから電線を通じて給電されて前記皮膚を通じて生体に
    通電する皮膚接触電極体において、 前記電線を通じて給電される電極部と、 生体着装可能な形状を有して前記電極部が固定される布
    製の基布部と、 を備えることを特徴とする皮膚接触電極体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の皮膚接触電極体において、 前記電極部は、生体電気抵抗検出用の電極をなす皮膚接
    触電極体。
  3. 【請求項3】請求項1記載の皮膚接触電極体において、 前記電極部は、生体通電治療用の電極をなす皮膚接触電
    極体。
  4. 【請求項4】請求項3記載の皮膚接触電極体において、 前記電極部は、前記電気抵抗加熱機能を有することを特
    徴とする皮膚接触電極体。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか記載の皮膚接触
    電極体において、 前記電極部は、前記基布部に着脱可能に取り付けられて
    いることを特徴とする皮膚接触電極体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれか記載の皮膚接触
    電極体において、 前記電極部は、前記基布部に一体に形成されていること
    を特徴とする皮膚接触電極体。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載の皮膚接触電極体にお
    いて、 前記電極部は、導電性の糸又は導電性の布からなること
    を特徴とする皮膚接触電極体。
  8. 【請求項8】請求項7記載の皮膚接触電極体において、 前記電極部は、伸縮性を有することを特徴とする皮膚接
    触電極体。
  9. 【請求項9】請求項8記載の皮膚接触電極体において、 前記基布部は、伸縮性を有することを特徴とする皮膚接
    触電極体。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれか記載の皮膚接
    触電極体において、 前記基布部は、サポーター、下着、帯、手袋及び靴下の
    いずれか又はそれらの一部の形状を有することを特徴と
    する皮膚接触電極体。
  11. 【請求項11】請求項10記載の皮膚接触電極体におい
    て、 前記基布部の一部または全部は、導電性繊維を用いて作
    製されて前記電極部を兼ねることを特徴とする皮膚接触
    電極体。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれか記載の皮膚
    接触電極体において、 前記電線は、前記基布部に延設されていることを特徴と
    する皮膚接触電極体。
  13. 【請求項13】請求項12記載の皮膚接触電極体におい
    て、 前記電線は、前記基布部に固定された導電性の糸を含む
    ことを特徴とする皮膚接触電極体。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13のいずれか記載の皮膚
    接触電極体において、 前記通電制御ユニットは、前記基布部に着脱可能に固定
    されていることを特徴とする皮膚接触電極体。
  15. 【請求項15】請求項1乃至12のいずれか記載の皮膚
    接触電極体において、 前記電極部、電線、通電制御ユニット及び電池は、前記
    基布部に固定されていることを特徴とする皮膚接触電極
    体。
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