JP2007296243A - 美容システム - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生的で、耐久性に優れた美容システムを提供する。
【解決手段】身体1に直接に装着され、銀製繊維を有する布12と、布12の上から更に身体1に着用され、電源23からの電流を布12へと導く電極21a〜21fを有するサポータ14〜17とを備え、布12とサポータ14〜17とが別体で構成されて布12が交換可能であると共に、サポータ14〜17が身体1に着用された状態で、電極21a〜21fから布12を伝って身体1に電流が流れるように美容システム10を構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、痩身、美肌等のエステティックを行う場合に用いられる美容システムに関するものである。
生きている細胞、組織、体等には、生体電流と呼ばれる電流が流れている。体内の心肺機能の働き、胃腸の蠕動、四肢の曲げ伸ばし等、人間の生体活動の多くの場面で、生体電流が関与している。生体電流は、体の各組織を構成する細胞の内外での電位差に基づき現れる。
皮膚の深部から肌の表面まで絶えず微妙な電気バランスをとりながら人間の身体には生体電流が流れ続け、これにより円滑な新陳代謝等が維持され、肌機能が保たれている。生体電流は、個体の体調変化、加齢等により影響を受け、その発生力が弱まる場合もあり、かかる場合には生体内の微妙な電気バランスが保てなくなる。このようなアンバランスな状態が継続すると、体内の機能が少しずつ低下し、細胞の働きも衰え、筋肉の老化を引き起こす等し、健康障害、美容障害に至る。
その場合に、外部から人為的に微弱電流を流して生体を刺激すると、生体電流と同様に細胞活動が活性化し、筋肉の収縮運動を喚起して生体機能が高められる。そのため、人体に微弱電流を流して、痩身、美肌化を図ることが行われている。
そのような要求に応えた発明として、特許文献1に記載されたようなものがある。特許文献1には、「身体に装着される電気絶縁性の着用部材と、前記着用部材の前記身体と接触する側に接着された基材(布等)と、更に基材の身体と接触する側に設けられ、銀ペースト、アルミペースト、又は金ペーストで形成された可撓性を有する給電用電極とを具備することを特徴とするトリートメント装置。」が記載されている。
この発明によれば、「トリートメントを行うために身体に接触させる給電用電極が、導電性に優れる銀ペースト、アルミペースト、金ペーストを用いて形成されているので、身体にトリートメント用の微弱電流を効果的に供給することができ、良好なトリートメント効果を得ることができる。また、本発明によれば、比較的薄く成形することの可能な上記金、銀、アルミなどのペーストを用いて給電用電極が成形され、さらにその電極が伸縮性を有する基材を介して同様に伸縮性を持つ着用部材に取り付けられているので、給電用電極の身体への密着性が高まり、優れたトリートメント効果を発揮することができる。」と記載されている。
特開2003−250914号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、美容タイツの内側に基材が接着され、基材の内側に給電用電極が接着されて着脱不可とされた構成であることから、例えば、このような美容タイツと同様な構成をとるサポータを用いて、エステティックサロン等で複数人の身体の痩身、美肌のために用いられ、洗濯することなく複数人で着回すと衛生的ではなく、又、洗濯してもサポータを全体として洗濯することで耐久性が低下する虞があった。
そこで、この発明は、衛生的で、耐久性に優れた美容システムを提供することを課題とする。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、身体に直接に装着され、導電部材を有して略全体的に導電性を有する基材と、該基材の上から更に身体に着用されて前記基材を前記身体に接触させた状態で押さえ、電源からの電流を前記基材へと導く電極を有する着用部材とを備え、前記基材と前記着用部材とが別体で構成されて前記基材が交換可能であると共に、前記基材を押さえる前記着用部材が身体に着用された状態で、前記電極から前記基材を伝って身体に電流が流れるように構成された美容システムとしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記導電部材は、銀製繊維であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記基材は、前記銀製繊維と、絶縁性を有する通常繊維とから構成された布であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記基材は、前記銀製繊維を内部に有する不織布であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の構成に加え、前記電極が取付けられた着用部材と前記基材との間には、前記電極から前記基材へと電流を広く導電させる導電面積拡大材が介在し、前記導電面積拡大材と前記基材との接触面積は、前記電極と前記導電面積拡大材との接触面積よりも広い面積を有し、前記電源から身体へと給電される電流が、前記導電面積拡大材を介して前記基材へと分散されて身体へと流れることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成に加え、前記導電面積拡大材は、前記着用部材と別体で構成されて交換可能であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一つに記載の構成に加え、前記基材が、被服の形状で形成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、基材と着用部材とが別体で構成されて、基材が着用部材に対して交換可能となるように構成されている。そのため、顧客に対して美容作業を行った後に、電極を有する着用部材をそのまま使用しつつ、基材のみを新しいものと交換して、美容作業を行うことができる。従って、従来のように、着用部材の裏面に導電部材が直接に貼付された着用部材を、全体として頻繁に洗濯しなくても、衛生的で、耐久性に優れた美容作業を行うことができる。なお、この場合にも、基材のみを洗濯して、再度、美容作業に用いることもできる。
請求項2に記載の発明によれば、導電部材は、銀製繊維である。従って、銀製繊維が、導電性、滅菌性に優れることから、顧客は、美容作業を受けるに伴って、肌が効率良く活性化し、体臭等も消去される。また、顧客に対して美容作業を行う者は、基材を洗いまわして使用できる回数が増加する利点を享受できる。
請求項3に記載の発明によれば、基材は、銀製繊維と、絶縁性を有する通常繊維とから構成された布である。従って、通常繊維に対する銀製繊維の比率を調節することにより、布を通じて身体に流れる電流の大きさを調節することができる。
請求項4に記載の発明によれば、基材は、銀製繊維を内部に有する不織布である。従って、不織布内の銀製繊維の比率を調節することにより、不織布を通じて身体に流れる電流の大きさを調節することができる。また、不織布の触感が人間の身体にとって柔らかいので、顧客は快適に美容作業を受けることができる。
請求項5に記載の発明によれば、着用部材と基材との間には、電極から基材へと電流を広く導電させる導電面積拡大材が介在し、導電面積拡大材と基材との接触面積は、電極と導電面積拡大材との接触面積よりも広い面積を有し、電流が、導電面積拡大材を介して基材へと分散されて身体へと流れる。従って、電極から基材へと流れる電流が、導電面積拡大材に導電しながら広がって基材へと流れて、更に身体へと円滑に流れるようにすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、導電面積拡大材は、着用部材と別体で構成されて交換可能である。従って、導電面積拡大材が破れても、交換して、導電面積拡大材の機能を維持することができる。
請求項7に記載の発明によれば、基材が、被服の形状で形成されている。従って、美容作業にあたり、基材を、身体に貼付したり巻回したりする必要をなくすることができる。
[発明の実施の形態]
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図7は、この発明の実施の形態を示す。
まず、構成を簡単に説明すると、美容システム10は、図1で示すように、身体1に直接に装着され、「導電部材」である銀製繊維12b(図2参照)を有する「基材」である布12と、布12の上から更に身体1に着用され、電源23からの電流を布12へと導く電極21a〜21fを有する「着用部材」であるサポータ13〜17とを備えている。
布12は、図2(A)で示すように、長尺状の布であり、人間の身体1に巻回できる形状となっており、図2(B)で示すように、銀製繊維12bが絶縁性を有する通常繊維12aと一緒に編み込まれ(図2(B)中で、符号12bが銀製繊維であり、その銀製繊維12b間の繊維が通常繊維12aである。)、銀製繊維12bは、通常繊維12aに対して所定間隔毎に設けられている。また、布12は、長方形や正方形や円形等でも良く、人間の身体1の各部に巻回するだけでなく、直接に貼付できる構成としても良い。
布12は、図7(A),(B)で示すように、肩、腹、太股、ふくらはぎ等に、各々別個に装着される。すなわち、肩の布12と腹の布12と太股の布12とふくらはぎの布12とが、互いに重ならないように身体1に装着される。
サポータ13〜17は、身体1の形状を引き締めるためと、布12を顧客の身体1に固定するために着用される
上半身用サポータ13は、図3(A)で示すように、上半身用サポータ本体13−1に対して横方向に延設された横方向巻回部13a〜13fと、上半身用サポータ本体13−1に対して上方向に延設された上下方向巻回部13g,13hとを備えている。横方向巻回部13a〜13fは、左右に3列づつに分かれて上半身用サポータ本体13−1に設けられると共に、上下方向巻回部13g,13hは、上半身用サポータ本体13−1に対して2本とも上方向に向けて設けられている。このうち、横方向巻回部13d〜13f及び上下方向巻回部13g,13hの先端部の裏面には、図3(A)で示すように、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部13p〜13r,13s,13tが取付けられている。また、図3(A)で示すように、上下方向巻回部13gの先端部近傍の裏面には、電極21aが取付けられており、その電極21aの上から、導電面積拡大布22aが貼付され、横方向巻回部13eの先端部近傍の裏面には、電極21bが取付けられており、その電極21bの上から導電面積拡大布22bが貼付されている。上半身用サポータ13の裏面は、前述のように図3(A)で示す構成であり、上半身用サポータ13の表面は、図示しないが、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部13p〜13r,13s,13tが貼り付くことができる生地で構成されている。
左太股用サポータ14は、図4(A)で示すように、左太股用サポータ本体14−1に対して横方向に延設された横方向巻回部14a〜14fを備えている。また、横方向巻回部14a〜14fは、左右に3列づつ分かれて設けられている。横方向巻回部14dは、横方向巻回部14aよりも長く形成されており、左太股の付け根の太さが太くても確実に締めることができるようになっている。また、このために、身体1の尻の部位の筋肉を上方へと持ち上がる効果も生じる。横方向巻回部14d〜14fの先端部の裏面には、図4(A)で示すように、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部14p〜14rが取付けられている。さらに、横方向巻回部14cの先端部近傍の裏面には、図4(A)で示すように、電極21cが取付けられており、その電極21cの上から「導電面積拡大材」である導電面積拡大布22cが貼付されている。左太股用サポータ14の裏面は、前述のように図4(A)で示す構成であり、左太股用サポータ14の表面は、図示しないが、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部14p〜14rが貼り付くことができる生地で構成されている。
なお、横方向巻回部14d〜14fの方に面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部14p〜14rが取付けられ、横方向巻回部14a〜14cの方には、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部が取付けられていない。このように、横方向巻回部14d〜14fの裏面に取付けられた面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部14p〜14rが、横方向巻回部14a〜14cの表面から剥がされるような構成としたのは、人間の太股の外側の筋肉が太股前方から太股の内側の方へと移動することによってたるむので、身体1の太股の内側から外側に向けて力を加えて剥がすようにした方が、人間の太股の筋肉の配置が整えられるようにできるからである。
また、同様に、右太股用サポータ15は、図4(C)で示すように、右太股用サポータ本体15−1に対して横方向に延設された横方向巻回部15a〜15fを備えている。また、横方向巻回部15a〜15fは、左右に3列づつ分かれて設けられている。横方向巻回部15dは、横方向巻回部15aよりも長く形成されており、左太股の付け根の太さが太くても確実に締めることができるようになっている。また、このために、身体1の尻の部位の筋肉が上方へと持ち上がる効果も生じる。このうち、横方向巻回部15d〜15fの先端部の裏面には、図4(C)で示すように、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部15p〜15rが取付けられている。さらに、横方向巻回部15cの先端部近傍の裏面には、図4(C)で示すように、電極21dが取付けられており、その電極21dの上から「導電面積拡大材」である導電面積拡大布22dが貼付されている。右太股用サポータ15の裏面は、前述のように図4(C)で示す構成であり、右太股用サポータ15の表面は、図示しないが、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部15p〜15rが貼り付くことができる生地で構成されている。
なお、横方向巻回部15d〜15fの方に面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部15p〜15rが取付けられ、横方向巻回部15a〜15cの方には、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部が取付けられていない。このように、横方向巻回部15d〜15fの裏面に取付けられた面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部15p〜15rが、横方向巻回部15a〜15cの表面から剥がされるような構成としたのは、人間の太股の外側の筋肉が太股前方から太股の内側の方へと移動することによってたるむので、身体1の太股の内側から外側に向けて力を加えて剥がすようにした方が、人間の太股の筋肉の配置が整えられるようにできるからである。
左ふくらはぎ用サポータ16及び右ふくらはぎ用サポータ17は、図4(E)で示すように、長尺状に帯状に形成されており、裏面の先端部には、各々に面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部16p,17pが取付けられ、その各々の近傍には、電極21e,21fが取付けられており、その電極21e,21fの上から各々に「導電面積拡大材」である導電面積拡大布22e,22fが貼付されている。各ふくらはぎ用サポータ16,17の表面には、図示しないが、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部16p,17pが貼り付くことができる生地で構成されている。
帯用サポータ18は、図4(F)で示すように、長尺状に帯状に形成されており、裏面の先端部には、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部18pが取付けられている。帯用サポータ18の表面は、図示しないが、面ファスナ(マジックテープ(登録商標))部18pが貼り付くことができる生地で構成されている。
上半身用サポータ13の上下方向巻回部13g、上半身用サポータ13の横方向巻回部13e、左太股用巻回部14、右太股用巻回部15、左ふくらはぎ用巻回部16、右ふくらはぎ用巻回部17は、それらの各々に、1個づつの電極21a〜21fが設けられている。このように各部位に対して、1個の電極21a〜21fを設け、2個以上の電極を設けないのは、一つの部位に対して2個の電極を設けると、電流が、その2個の電極のうちの一方の電極から布12に流れ、布12から2個の電極のうちの他方の電極へと流れ、布12を伝って流れる方がほとんどで、身体1内を電流が流れ難くなる虞があるから、そのようなことを防止するためである。
布12が、前述したように、肩、腹、太股、ふくらはぎで、別個に装着されるのも、それらの部位に装着された布12同士で導通してしまうのを防止するためである。
なお、これらの布12(図2参照)とサポータ13〜17(図3及び図4参照)とは、各々が別体で構成されており、布12がサポータ13〜17に対して交換可能である。電源23の出力端子23a〜23fには、導線24の一方の端部が接続され、電極21a〜21fには、導線24の他方の端部に取付けられている端子25が接続される(図5参照)。また、サポータ13〜17が身体に着用された状態では、電極21a〜21fから布12を伝って身体1に電流が流れるように構成されている。
美容作業を行うときには、図5で示すように、身体1の肌部1aに対して、導電性化粧水11aが塗布され、その上から布12が巻回される等して装着され、その上から更にサポータ13〜17が装着される。なお、図5は、上半身用サポータ13の電極21aの部位における断面を示しているが、他のサポータ14〜17についても、同様の断面となる。
導電面積拡大布22は、電極21aから布12へと電流を導く機能を有し、電極が取付けられたサポータ13〜17と布12との間に介在されることとなる。導電面積拡大布22と布12との接触面積は、電極21aと導電面積拡大布22との接触面積よりも広い面積を有し、電源23から身体1へと給電される電流が、導電面積拡大布22を介して布12へと分散されて身体1へと流れるようになっている。また、導電面積拡大布22は、サポータ13〜17に貼付けられている。
導電面積拡大布22が設けられたことにより、図5の矢印で示すように、布12に伝導される電流が効率良く分散されることになる。
次に、この発明の実施の形態に係る美容作業方法に関して、図6及び図7を参照しながら述べる。
まず、エステティシャンは、図6(A)で示すように、ベッド2上に顧客の身体1を載置して、図6(A),(B)で示す化粧水ボトル11から導電性化粧水11aを出して、顧客の身体1に塗布する(導電性化粧水の塗布工程)。
それから、エステティシャンは、図7(A),(B)で示すように、布12を顧客の身体1に巻回して(基材装着工程)、図7(C)で示すように、サポータ13〜17を顧客の身体1に着用させる(着用部材着用工程)。また、その上から、帯用サポータ18を着用させる。
サポータ13〜17の電極21a〜21fと、電源23の各出力端子23a〜23fに接続された端子25(図5参照)とを接続して、電源23のスイッチをオンにし、電流を身体1に流す。そうすると、図5の矢印で示すように、電流は、出力端子23a〜23fから電極21a〜21fを通じて導電面積拡大布22で導電されて、布12へと広がって流れ、肌部1aに電流が流れることとなる。
エステティシャンは、その顧客に対する美容作業を終えた後に、次の顧客に対する美容作業をする場合には、新しい別個の布12を次の顧客に対して巻回して美容作業を行うこととなる(基材交換工程)。
このような美容システムによれば、布12とサポータ13〜17とが別体で構成されて、布12がサポータ13〜17に対して交換可能となるように構成されている。そのため、顧客に対して美容作業を行った後に、電極21a〜21fを有するサポータ13〜17をそのまま使用しつつ、布12のみを新しいものと交換して、美容作業を行うことができる。従って、従来のように、サポータ13〜17の裏面に銀製繊維12bが直接に貼付されたサポータ13〜17を、全体として頻繁に洗濯しなくても、衛生的で、耐久性に優れた美容作業を行うことができる。なお、この場合にも、布12のみを洗濯して、再度、美容作業に用いることもできる。
また、布12は銀製繊維12bを有する。従って、銀製繊維12bが、導電性、滅菌性に優れることから、顧客は、美容作業を受けるに伴って、肌部1aが効率良く活性化し、体臭等も消去される。また、顧客に対して美容作業を行う者は、布12を洗いまわして使用できる回数が増加する利点を享受できる。
さらに、布12は、銀製繊維12bと、絶縁性を有する通常繊維12aとから構成された布である。従って、通常繊維12aに対する銀製繊維12bの比率を調節することにより、布12を通じて身体1に流れる電流の大きさを調節することができる。また、通常繊維12aに対する銀製繊維12bの比率を大きくすれば、電流を密に流すことができ、通常繊維12aに対する銀製繊維12bの比率を小さくすれば、電流を粗く流すことができる。
また、サポータ13〜17と布12との間には、電極21a〜21fから布12へと電流を広く導電させる導電面積拡大布22が介在し、導電面積拡大布22と布12との接触面積は、電極21a〜21fと導電面積拡大布22との接触面積よりも広い面積を有し、電流が、導電面積拡大布22を介して布12へと分散されて身体1へと流れる。従って、電極21a〜21fから布12へと流れる電流が、導電面積拡大布22を導電しながら広がって布12へと導電し、身体1へと円滑に流れるようにすることができる。
さらに、布12が身体1に巻回される構成とすることにより、必ずしも身体1の全体をサポータ13〜17で被服するように装着する必要がない。布12が身体1に巻回されれば、電極21a〜21fを流れる電流を身体1に流す点に関しては、問題ないからである。
なお、この発明の実施の形態によれば、布12に編みこまれた銀製繊維12bは、並んで織られている通常繊維12aの所定間隔毎に、編みこまれていたが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、布12の全部の繊維を、芯となる繊維一本一本の各々の周りを銀でコーティングされた銀製繊維12bとすることも可能である。
また、この発明の実施の形態によれば、布12は、長尺状に形成されて身体に対して巻回されるものであったが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、布12の形状が、被服の形状に形成されることも可能である。そうすれば、エステティシャンは、布12を顧客の身体1に巻回する手間を省くことができる。例えば、布12の形状を、Tシャツ、パンツ、靴下等の被服の形状にする等が考えられる。
さらに、この発明の実施の形態によれば、「基材」として布12を使用していたが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、「基材」として、不織布を用いる美容システム10とすることも可能である。この場合には、例えば、不織布の内部に銀製繊維12bを入れた構成とすることが考えられる。これによれば、不織布内の銀製繊維12bの比率を調節することにより、不織布を通じて身体1に流れる電流の大きさを調節することができる。また、不織布の触感が、人間の身体1にとって柔らかいので、顧客は、快適に美容作業を受けることができる。
また、この発明の実施の形態によれば、導電面積拡大布12は、サポータ13〜17に縫い付けて貼付されていたが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、導電面積拡大布22は、サポータ13〜17と別体で構成されて交換可能とすることも可能である。これによれば、導電面積拡大布22が破れても、交換して、導電面積拡大布22の機能を維持することができる。
この発明の実施の形態に係る美容システムの全体構成図である。 同実施の形態に係る布の構成図であり、(A)は、布の全体構成図であり、(B)は、(A)の部分拡大構成図である。 同実施の形態に係る上半身用サポータの構成を示す図であり、(A)は、上半身用サポータの裏面図であり、(B)は、横方向巻回部を畳んだ状態を示す上半身用サポータの正面図であり、(C)は、上下方向巻回部を畳んだ状態を示す上半身用サポータの正面図である。 同実施の形態に係るその他のサポータの構成を示す図であり、(A)は、左太股用サポータの裏面図であり、(B)は、横方向巻回部を畳んだ状態を示す左太股用サポータの正面図であり、(C)は、右太股用サポータの裏面図であり、(D)は、横方向巻回部を畳んだ状態を示す右太股用サポータの正面図であり、(E)は、左ふくらはぎ用サポータ及び右ふくらはぎ用サポータの裏面図であり、(F)は、帯用サポータの裏面図である。 同実施の形態に係る肌部、導電性化粧水、不織布、サポータ、電極、導電面積拡大布との関係を示す断面図である。 同実施の形態に係る美容方法の工程を示す説明図等であり、(A)は、エステティシャンが導電性化粧水を身体に塗布する状況を示す図であり、(B)は、導電性化粧水が入った化粧水ボトルの構成図である。 同実施の形態に係る美容方法の工程を示す説明図等であり、(A)は、身体に対して布を巻回した状況を示す正面図であり、(B)は、身体に対して布を巻回した状況を示す背面図であり、(C)は、布を巻回した上からサポータを着用させた状況を示す正面図である。
符号の説明
1 身体
10 美容システム
11 化粧水ボトル
11a 導電性化粧水
12 不織布(基材)
12a 通常繊維
12b 銀製繊維(導電部材)
13 上半身用サポータ(着用部材)
14 左太股用サポータ(着用部材)
15 右太股用サポータ(着用部材)
16 左ふくらはぎ用サポータ(着用部材)
17 右ふくらはぎ用サポータ(着用部材)
18 帯用サポータ(着用部材)
21a〜21f 電極
22a〜22f 導電面積拡大布(導電面積拡大材)
23 電源
23a〜23f 出力端子

Claims (7)

  1. 身体に直接に装着され、導電部材を有して略全体的に導電性を有する基材と、
    該基材の上から更に身体に着用されて前記基材を前記身体に接触させた状態で押さえ、電源からの電流を前記基材へと導く電極を有する着用部材とを備え、
    前記基材と前記着用部材とが別体で構成されて前記基材が交換可能であると共に、前記基材を押さえる前記着用部材が身体に着用された状態で、前記電極から前記基材を伝って身体に電流が流れるように構成されたことを特徴とする美容システム。
  2. 前記導電部材は、銀製繊維であることを特徴とする請求項1に記載の美容システム。
  3. 前記基材は、前記銀製繊維と、絶縁性を有する通常繊維とから構成された布であることを特徴とする請求項2に記載の美容システム。
  4. 前記基材は、前記銀製繊維を内部に有する不織布であることを特徴とする請求項2に記載の美容システム。
  5. 前記電極が取付けられた着用部材と前記基材との間には、前記電極から前記基材へと電流を広く導電させる導電面積拡大材が介在し、前記導電面積拡大材と前記基材との接触面積は、前記電極と前記導電面積拡大材との接触面積よりも広い面積を有し、前記電源から身体へと給電される電流が、前記導電面積拡大材を介して前記基材へと分散されて身体へと流れることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の美容システム。
  6. 前記導電面積拡大材は、前記着用部材と別体で構成されて交換可能であることを特徴とする請求項5に記載の美容システム。
  7. 前記基材が、被服の形状で形成されたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つに記載の美容システム。
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