JP2000511725A - 共有媒体を介するアクセスネットワーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ＴＶ分配ネットワーク（８）を介して少なくとも１つの電話ネットワーク（１６）および少なくとも１つのＩＰベースネットワーク（１４）のソースへのアクセスを与える方法。この方法はＩＰプロトコルを内部多重化技術および搬送メカニズムとして使用する。ＩＰの取り扱いがＴＶ分配ネットワーク（８）のユーザ端に接続されたＴＶ ＩＰネットワーク端末（５）とＴＶ分配ネットワーク（８）のＴＶ送信機端（９）、電話サーバ（１５）およびルータ（２４）それぞれに接続されたＩＰアクセスサーバ（１２）との間で行なわれる。この方法およびシステムは１つのネットワーク端末（５）内で、ＴＶ分配ネットワーク（８）内での同時のデータコムおよび電話トラフィックを、または電話およびＩＰベースネットワーク（１４、１６）の接続されたサービス提供者のアクセスを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 共有媒体を介するアクセスネットワーク 発明の技術分野 本発明は一般的には電気通信に関し、音声およびデータ通信に関する。より詳 細には、本発明はＴＶ分配ネットワークのような共有物理媒体を介して電話ネッ トワークおよびインターネットプロトコル（ＩＰ）ベースのネットワークへのア クセスに関する。 関連技術 旧来のケーブルＴＶ（ＣＡＴＶ）ネットワークはアナログのものであり、ＴＶ プログラムを多くのユーザに分配するための一方向のネットワークである。これ はカスケード接続の増幅器を含んだ分岐分配ネットワークにより行なわれる。ケ ーブルは共有物理媒体を構成し、その際にヘッドエンドはアナログ信号を供給し 、ユーザ側端末はその信号を配給する。単一のケーブルＴＶヘッドエンドは１つ の単一の基幹回線を介して１５ｋｍまでの距離内で１０００００を越えるユーザ にサービスを行なう。 性能向上したＣＡＴＶネットワークは双方向通信をサポートしており、そのた め増幅器も双方向通信をサポートする必要がある。その際にケーブルは閉イーサ ネットのように働き、その周波数スペクトルはヘッドエンドとユーザとの間での 通信のために利用可能である。このネットワークは通常伝送能力的には非対称で あり、多数のＴＶチャンネルの外、アップストリームチャンネルでは数Ｍｂ／ｓ が可能で、ダウンストリームチャンネルでは１０〜５０Ｍｂ／ｓが可能である。 ユーザの数は、非圧縮音声がユーザの僅かな部分だけに与えられるに過ぎない程 多い。 光ファイバを有するネットワークで同軸ネットワークの一部分を置換した混成 ファイバ同軸ネットワークは通常２〜３千のより少ない数のユーザを組み込んで いる。利用可能な帯域幅はかなり少ない数のユーザで共有され、全てのユーザに 対して２方向通信を与えるには十分である。はるかに性能向上した形式のネット ワーク対策ですら地域内ハブ／受動同軸ネットワークアーキテクチャに従ってい る。典型的に、このような構成でのファイバノードは２００〜５００のユーザを サービスする。 最近ケーブルＴＶネットワークでサポートされ得るサービスの範囲を拡大する ために急速な開発が行なわれてきている。主たる問題点はケーブルＴＶネットワ ークを介して２方向チャンネルを用いることによりＩＰアクセスと電話アクセス とをサポートすることに関連する。ＩＥＥＥグループ８０２．１４はＣＡＴＶネ ットワークのための物理層とＭＡＣ（媒体アクセス制御）プロトコルを開発して いる。それは接続無しおよび接続型の両方のサービスをサポートすることとなろ う。固定ビット伝送速度（ＣＢＲ）、可変ビット伝送速度（ＶＢＲ）および利用 可能ビット伝送速度（ＡＢＲ）のようなストリームサービスが使われるであろう 。このネットワークはユニキャスト（ｕｎｉｃａｓｔ）、マルチキャスト（ｍｕ ｌｔｉｃａｓｔ）および放送をサービスをするために使用されなければならない 。また、それはＡＴＭ（非同期転送モード）をサポートすることであろう。一般 的に、アップストリーム帯域幅はダウンストリーム帯域幅よりもかなり小さい。 可能なプロトコルスタックの１つの例はＩＥＥＥプロトコルを用いるものであ り、これはＩＥＥＥ８０２．３および８０２．１４（特に、ＩＥＥＥ標準８０２ ．１４、８０２．１４ＭＡＣ／Ｖ１．１、１９９６年１２月３１日の補充書案） による媒体アクセス制御（ＭＡＣ）層を使用しており、その層の上には、エンド ユーザおよびＩＰアクセスサーバでインターネットプロトコル（ＩＰ）をサポー トする、ＩＥＥＥ８０２．２による論理リンク制御（ＬＬＣ）が存在する。この ＩＥＥＥプロトコルは電話ネットワーク、例えばＰＳＴＮ（公衆電話交換網）へ のアクセスを与える対策の一部になることができる。制御プロトコル並びにユー ザデータはリンク層の上で搬送される。 ＣＡＴＶネットワークを介する他の電話アクセスのアプローチはチャンネルを 割り当てて、各呼に対して２方向の、例えば６４ｋｂ／ｓのストリームを可能に することである。このような対策も制御信号作成取扱い対策の開発に依存する。 デジタル強化コードレス電気通信（ＤＥＣＴ）に基づくデジタルビデオ放送 （ＤＶＢ）システムにはインタラクシヨョチャンネルが与えられる。このような システムの欧州仕様書案は当該技術で、例えば「ＤＥＣＴに基づくＤＶＢインタ ラクションチャンネルの仕様書案」ＤＶＢ−ＲＣ−１６５ｒｅｖ７、バージョン ４．０、１９９７年３月２７日により既知である。この仕様書において、パケッ ト分配サービスポイント・ツー・ポイントがＤＶＢと共に利用可能である。また 、ＤＥＣＴ仕様は電話に対する３２ｋｂ／ｓチャンネルをも設けている。この仕 様においては、変調、チャンネルコード化、周波数範囲、濾波、等化および電力 のためのプロトコルを底部に有するプロトコルスタックモデルが与えられる。こ の上にはアクセスメカニズムおよびパケット構造のプロトコルが与えられ、これ ら全ては実際のネットワークに接続される。ネットワークに独立のプロトコルが その後その上に与えられる。 同一の電話アクセス線を介してインターネットセッションと電話セッションを 同時に可能にする新たな技術は以下の図１０および１９９６年６月４日に出願し た同一出願人の係属中スウェーデン特許出願第９６０２２１２−４号（参照１） に示されている電話ダブラー構成のフォーンダブラーを含んでいる。 この電話ダブラー構成は、アナログ電話ネットワークに接続したユーザがＩＰ ベースの通信サービスにアクセスでき、なおもその際にインターネットに同時に 乗ったままで入呼を受けたり応答することができかつ出呼を行なうことができる ようにする。 図１０には、電話ダブラー構成のフォーンダブラー１０１がＰＳＴＮ１０２と インターネット１０３に接続して示されている。ユーザ側でモデム１０４がＰＳ ＴＮ１０２、標準アナログ電話機１０５およびＰＣ１０６に接続されている。電 話ダブラー構成１０１はＰＳＴＮ１０２、インターネット１０３および電話サー バ１０９に接続したモデムプール１０７を含んでいる。電話サーバ１０９はＰＳ ＴＮ１０２に接続されている。 ユーザＡがモデムプール１０７へのダイアルアップしたＰＳＴＮ接続を介して インターネット１０３に接続されると、電話機１０５は使用できなくなる。自己 のＰＣでは、依然としてこのユーザはＩＰの接続性および多重化能力を用いて他 のユーザと通信することは可能である。ダイアルアップした線は（ａ）インター ネットセッションと（ｂ）電話呼のＩＰパッケージの多重化したストリームを搬 送することができる。音声搬送ＩＰパッケージは電話サーバ１０９にあるいはそ れからＰＳＴＮにルーチングされる。電話制御信号は電話サーバ１０９とＰＣ上 で走る電話アプリケーション１１０との間で交換される。ＰＣがイヤフォーンお よびマイクロフォンを具備するヘッドセット１１１で表されるような音声機能を 備えていれば、ユーザＡはＰＳＴＮすなわちＩＳＤＮに接続した他のユーザと音 声会話を持つことが可能となる。ユーザはＰＣ１０６上で新たなソフト的電話機 を得たことになる。 同一の電話アクセス線を介してインターネットセッションと電話セッションと を同時に可能にする他の新規な技術は、図１１と１９９６年１１月２９日に出願 した同一出願人の係属中スウェーデン特許出願第９６０４４０９−４号（参照２ ）に示されるようにユーザ端でＩＰモデム１１２を用いて補われた上記の電話ダ ブラーの原理を使用することを含んでいる。図１０においてＰＣによって与えら れるようなＩＰの機能性はモデム１１２に統合され、従ってこのモデムはＩＰモ デムと呼ばれる。 この構成は、インターネットユーザが同一のＩＰモデムに接続したＰＣを介し てインターネットセッションに携わっている際に標準アナログ電話機あるいはＰ Ｃ上の電話アプリケーションを用いてダイアルアップ接続を同時に可能とする。 図１１に示される構成は図１０のものと類似している。電話ダブラー構成のフ ォーンダブラー1０１はＰＳＴＮおよびインターネットに接続され、図１０と同 一のユニットを具備している。 ＩＰモデムとインターネット１０３との間の第１のＩＰリンク１１３を介して 、インターネットセッションに関連する情報を含んだＩＰパケットが搬送される 。このリンクの部分はＩＰモデムとＰＳＴＮとの間に延びる加入者線を含んでい る。第２のＩＰリンク１１５を介して、デジタル化され圧縮された音声を搬送す るＩＰパケットは電話サーバおよびモデムプールにあるいはそれから搬送される 。電話サーバはＩＰモデムのＩＰアドレスとユーザＡの電話番号との間で動的な 関係を創設する。ＰＳＴＮ入呼のユーザＡへの呼転送サービスの使用は電話サー バに宛て直される。 この構成は、パーソナルコンピュータに進行中のインターネットセッションを がある間にユーザＡが通常の電話機を用いて電話呼を行なうことを可能にする。 また、参照１のもののような「ソフト的電話機」も与えられる。モデムはＩＰ機 能を有するため、ホームネットワークを介して私設ＬＡＮ、電気消費メータおよ び類似の装置といったそのモデムに接続可能な追加の装置のような他の装置と通 信することが可能である。 このＩＰモデムは図１２に示され、これは加入者線インターフェース１１６と １つあるいはそれ以上の電話インターフェース１１７、１１８と少なくとも１つ のＰＣインターフェース１１９とオプションのＬＡＮインターフェース１２０と を含んでいる。また、ＩＰマルチプレクサ／デマルチプレクサ１２１およびコン トローラ１２２も設けられている。例えば、ユーザＡの電子メールボックスをポ ーリングするＥメールポーラのようなオプションのアプリケーション１２３がＩ Ｐモデムで走るようにしてもよい。ＩＰマルチプレクサ／デマルチプレクサはＩ Ｐパケットを加入者線インターフェースからそれらの転送先（ＰＣ、電話または ＬＡＮ）にルーチングする。コントローラはＩＰモデムの機能性に対する制御を 行なう。 参照１および２は共に電話アクセスを与え、ＩＰトラフィックをこの電話アク セスに重畳させることができる。しかしながら、両対策とも電話ネットワークま たはＩＰベースネットワークの単一のサービス提供者に制限される。また、これ らの対策はアクセスネットワークとしてのＰＳＴＮネットワークに制限される。 発明の概要 本発明の１つの目的は、ＴＶ分配ネットワーク、論理２方向リンクを与えるよ うに強化されている共有媒体を介して少なくとも１つの電話ネットワークおよび 少なくとも１つのＩＰベースネットワークのサービスへのアクセスを与えること である。 本発明の他の目的は電話およびＩＰ同時アクセスを与えると共に一人の特定の 顧客への１つ以上の電話同時接続を与えることである。 本発明の更に他の目的は同一のネットワークの異なったユーザおよび単一のユ ーザが例えば電話あるいはインターネットのような同一のサービスの異なったサ ービス供給者に関連することができるようにすることである。 同一のネットワーク端末の異なった電話装置間または同一のＴＶ分配ネットワ ークに接続される内部呼もサポートされる。 上記目的は添付の請求の範囲によって定められるような本発明による方法およ び装置によって与えられる。 少なくとも１つの電話ネットワークへのアクセスを与える本発明によれば、Ｔ Ｖ放送と同時の伝送媒体として双方向通信をサポートするインタラクションチャ ンネルを有するＴＶ分配ネットワークを用いる。この方法はＩＰを内部多重化技 術として使用する。 更に本発明によれば、ＴＶ分配ネットワークのエンドユーザネットワーク端末 、すなわち受話器端として機能する以下「ＮＴ」と呼ぶＴＶインターネットプロ トコルネットワーク端末が種々の端末ユニットのためのインターフェース、例え ば電話インターフェースおよびコンピュータまたはＬＡＮインターフェースと共 に設けられる。ＬＡＮ／ＰＣインターフェースはＩＰパケットの交換をサポート し、電話インターフェースは電話機からの制御信号を検出し、電話機への制御信 号を発生しかつ音声をデジタル化してデジタル情報を音声に復号する機能を備え るように強化される。また、ＮＴはサービス、例えば電話のようなサービスをサ ポートする機能を含んでいる。それはまた外部アプリケーションとの通信を与え る。 また、本発明は、少なくとも１つの電話ネットワークへの接続を有しかつある 電話番号をあるＮＴと関連させる手段とＩＰを多重化技術として使用すること援 助する手段を具備する電話サーバを与える。この電話サーバは、また、電話をサ ポートする機能を与え、かつ１つまたはそれ以上の電話ネットワークをインター フェースする手段を含んでいる。 同様に、また本発明はルータを与え、これは少なくとも１つのＩＰベースネッ トワークへのアクセスを有し、ある外部ＩＰアドレスをあるＮＴと関連させる手 段とＩＰを多重化技術として使用することを援助する手段とを含んでいる。 図面の簡単な説明 本発明およびそのメリットを以下の添付図面に関連して説明する。 図１は本発明に従ってＴＶ分配ネットワークを介して扱うアクセスに関するエ ンティティのブロック図である。 図２は本発明に従ったネットワーク端末の機能的ブロック図である。 図３ａは本発明に従ってＮＴの外部ポートに対して使用されてもよいプロトコ ルスタックの一部の例のブロック図である。 図３ｂはアクセスネットワークがどのようにして電話アプリケーションを扱う かを示すブロック図である。 図３ｃはアクセスネットワークがどのようにしてＩＰアプリケーションを扱う かを示すブロック図である。 図４は２つの電話機が同一のＮＴに接続した状態で、本発明に従ってＴＶ分配 ネットワークを介して扱うアクセスに関するエンティティのブロック図である。 図５は、コンピュータでの電話アプリケーションおよび通常の電話間の電話通 信を示す、本発明に従ってＴＶ分配ネットワークを介して扱う電話アクセスに関 するエンティティのブロック図である。 図６は、電話機およびコンピュータでの電話アプリケーション間のインターネ ットを介する電話通信を示す、本発明に従ってＴＶ分配ネットワークを介して扱 う電話アクセスに関するエンティティのブロック図である。 図７は、幾つかのサービス提供者が存在する場合の、本発明に従ってＴＶ分配 ネットワークを介して扱うアクセスに含まれるエンティティのブロック図である 。 図８は、２つの電話間並びに電話機およびコンピュータでの電話アプリケーシ ョン間の同一のＮＴに接続される内部通信を示す、本発明に従ってＴＶ分配ネッ トワークを介して扱う電話アクセスに関するエンティティのブロック図である。 図９は、同一のＴＶ分配ネットワークに接続した２つの電話機間の内部通信を 示す、本発明に従ってＴＶ分配ネットワークを介して扱う電話アクセスに関する エンティティのブロック図である。 図１０は参照１で与えられるような関連技術の「フォーンダブラー」のブロッ ク図を示す。 図１１は参照２で与えられるような関連技術の「ＩＰモデム」のブロック図を 示す。 図１２は図１１に示されるＩＰモデムの機能的ブロックである。 実施例の詳細な説明 図１において、ユーザＡは電話機１、パーソナルコンピュータ２およびテレビ ジョンセット３を有している。テレビジョンセット３は本発明に従ってセットト ップボックス（ＳＴＢ）４を介してＮＴ５に接続されている。ＮＴ５は電話イン ターフェース６とコンピュータインターフェース７とを含んでおり、それにより 電話機１およびパーソナルコンピュータ２がそれぞれ接続される。ＮＴ５はＴＶ 分配ネットワーク８のユーザ側端末、すなわちＴＶ受像機端を構成する。それは ＴＶ分配ネットワーク８を介してＴＶ送信機端９と通信を行なう。 ＴＶ送信機端９には種々のソースからＴＶプログラムが従来通りに供給され、 その１つが１０で示される。ＴＶプログラム１０は従来の方法に従ってＴＶ分散 ネットワーク８を介してＴＶ送信機端９から種々のエンドユーザに分散される。 ＮＴ５はＴＶ放送のために使用される周波数チャンネルに関しては素通しし、こ れらの周波数は変えられずにＳＴＢ４に通り、ＳＴＢ４はＴＶプログラムをＴＶ セット３に供給する従来の処理手順を実行する。ＴＶ放送のための情報の流れは 図１で一点鎖線１１で示される。 ＴＶプログラムの分配は本発明の使用によっては影響されず、従ってこれをよ り詳細には記載しない。ＴＶ分配ネットワーク８の唯一の特徴的な要求は、ＩＰ パケットを受けてそれらを安全に意図した転送点に供給するリンクサービスをネ ットワーク８が供給することである。例えば、従来のＣＡＴＶネットワークにお いては、ＴＶ送信機端９は例えばＣＡＴＶヘッドエンドによって構成される。こ のように、ＴＶ送信機端９は好ましい組のユーザに共通なネットワークの点とな ることに特徴付けられるに過ぎない。より高性能のＣＡＴＶ（例えば、ＩＥＥＥ ８０２．１４の補充書案「ＨＦＣ ＣＡＴＶネットワークのための物理層仕様書 」、８０２．１４ＰＨＹ／Ｖ．１．０、１９９７年２月７日を参照）においては 、ファイバハブ、区域内ハブ等がこのように本発明のＴＶ送信機端９であっても よい。 ＴＶ分散ネットワーク８にインタラクションチャンネルを与える魅力的な方法 が「ＤＥＣＴに基づくＤＶＢインタラクションチャンネルの仕様書案」ＤＶＢ− ＲＣ−１６５、ｒｅｖ７、バージョン４．０、１９９７年３月２７日によって与 えられる。この方法においては、サービス提供者とユーザとの間で２つのチャン ネルが確立される。ビデオ、オーディオおよびデータを含む単方向広帯域放送チ ャンネルは従来のケーブルＴＶサービスに対応する。双方向インタラクションチ ャンネルもインタラクションの目的のためサービス提供者とユーザとの間で確立 され、順方向インタラクション路と戻り方向インタラクション路によって形成さ れる。 ＴＶ送信機端９はまたリンクプロトコルで例えばＬＡＮ１３を介してＩＰアク セスサーバ１２に永久的に接続されている。ＩＰアクセスサーバ１２はルータ２ ４と電話サーバ１５とに接続されている。ルータ２４は通常の態様でインターネ ット１４へのアクセスを有する。次いで、電話サーバ１５はＰＳＴＮ１６に接続 され、ＴＶ分配ネットワーク８のユーザへ電話サービスを与える。他のユーザＢ １７は加入者線１８を介してＰＳＴＮ１６に接続された電話機を有する。 ＩＥＥＥセットのＬＡＮ関連プロトコルはＮＴ（複数）５とＩＰアクセスサー バ１２との間のリンクサービスを拡張するチャンスを与える。ＩＥＥＥ８０２． １によるブリッジングプロトコル４２（図３ａ）によって、リンクプロトコル、 例えばＬＬＣ４１（図３ａ）は、ＮＴ５とＴＶ送信機端９とＴＶ送信機端９およ びＩＰアクセスサービス１２間のイーサネット（ＩＥＥＥ８０２．３）との間で 異なった物理的およびＭＡＣプロトコル、例えばＩＥＥＥ８０２．１４によるケ ーブルＴＶ ＭＡＣプロトコルで種々のドメイン上で動作することができる。こ れは、ブリッジングプロトコル４２（図３ａ）がＩＰアクセスサーバ１２から正 しいＮＴ５まであるいはその逆のパケットの伝送時に媒体を変更するタスクを援 助することを意味する。 図３ａはＮＴ５の外部ポートの可能なプロトコルスタックの一部の例を示す。 外部同軸ポートスタックは最下位のプロトコル層としてアナログベアラ４５を有 する。この上に物理層４４があり、媒体アクセス制御層４３およびブリッジング プロトコル４２がある。ブリッジング層の上にはＬＬＣ層４１があり、その上に はＮＴ５とＩＰアクセスサーバ１２のポートとの間でパケットを伝送するＩＰ層 ４０がある。ＬＬＣ４１のサービスはパケットをＮＴ（複数）５とＩＰアクセス サーバ１２との間でポイント・ツー・ポイントで転送することである。 電話サーバ１５は電話アプリケーション５０ａ（図３ｂ）を具備している。こ の電話アプリケーション５０ａはＮＴ５の電話アプリケーション５０ｃ（図３ｂ ）と通信するように意図され、両エンティティのインスタンス間で関係（呼）を 作り、すなわち電話アプリケーション５０ａ、５０ｃは電話番号または等価なも のとこれら電話アプリケーションのローカルアドレスおよびポート番号との間の 関係を取り扱う。また電話アプリケーション５０ａ、５０ｃは電話信号形成を取 り扱い、すなわちサービス指定プロトコル、たとえば電話のための制御プロトコ ルを取り扱う。 より詳細には、図３ｂはアクセスネットワークがどのようにして電話アプリケ ーションを取り扱うかを示す。基本的な原理は、ＮＴ５から電話サービス１５へ のあるいはその逆の内部通信がＩＰによって行なわれることである。従って、シ ステムはＩＰドメイン４０を与え、ここで幾つかのユニットがＩＰにより通信を 行なう。また、全体の通信はＴＶ送信機端９の上のレベルで行なわれることを特 記し得る。 電話サーバ１５の電話アプリケーション５０ａは電話サービスネットワーク（ 図示せず）と通信を行なう。好ましくは、これは制御信号作成５３ａ（例えば、 Ｖ５．２）および音声転送５２ａのための通常のプロトコルを用いて行なわれる 。また、電話サーバ１５の電話アプリケーション５０ａはＮＴ（複数）５の電話 アプリケーション５０ｃとも内部アプリケーション規定プロトコル（これはＶ５ ．２であってもあるいは電話のための他のプロトコルであってもよい）で通信を 行なう。この通信において、音声は電話サーバ１５およびＮＴ（複数）５の両方 で音声処理プロトコル５２ｂ、５２ｃ並びにＵＤＰ（ユーザデータグラムプロト コル）により制御され、その結果のパッケージはＩＰドメイン４０によって通信 される。並列的に、ＩＰ通信層４０の上位の制御プロトコル５３ｂ、５３ｃおよ びＴＤＰ（伝送制御プロトコル）５５ｂ、５５ｃにより制御信号作成を取り扱う 。 ＮＴ５の電話アプリケーション５０ｃは、その順番に、例えばアナログ電話イ ンターフェースを介して電話のための旧来のアナログプロトコル５１を用いて、 接続した電話機１およびそれらを用いるユーザと通信している。また、そこで、 音声と制御信号の作成は別々に行なわれ、音声はＵＤＰ５４ｄとコーデック（Ｃ ＯＤＥＣ）５６を用いるのに対して、制御信号作成はＴＣＰ５５ｄと制御プロト コル５３ｄを用いている。また、ＩＰ４０とは別の態様で電話アプリケーション ５０ｃとＮＴ（複数）５のそれぞれのインターフェースとの間で通信を取り扱う ことも可能ではあるが、ＩＰ４０は現在最も好ましい対策と考えられる。 ＩＰルータ２４（図１）はＩＰアプリケーションを具備している。このＩＰア プリケーションは外部ＩＰアドレスまたはそれと等価なものとローカルアドレス とＩＰアプリケーションのポート番号との間の関係を取り扱うように意図されて いる。 図３ｃはアクセスネットワークがＩＰアプリケーション６０ａ、６０ｂと共に どのように働くかを示す。この例において、ＩＰ通信の場合の外部および内部ア ドレス間のアドレスマッピング（後に詳細に説明する）が例えばそれ自体当該技 術で周知であるトンネル法を用いて解決され得る。幾つかのトンネル化プロトコ ル６１ａ、６１ｂ並びにルータ２４およびＰＣ２間でトンネルを確立する処理手 順は既知であり、従ってこれを更に詳細には説明しない。しかしながら、この場 合に、トンネルは搬送プロトコル４０としてＩＰパッケージをＩＰにより２つの 点間で搬送するメカニズムである。このように、ＩＰパケットは他のＩＰパケッ トにデータとして搬送される。アドレス空間はＩＰの２つの層間で異なっている 。一般的に、下位のＩＰ層４０は内部ＩＰアドレスと関連しているが、上位のＩ Ｐ層６０ａ、６０ｂは外部ＩＰアドレスと関連している。通信をＮＴ５で着信し なければならない場合には、（図示しない）利用可能な対応するトンネル化プロ トコルとＩＰも存在する。これは、例えばユーザがアナログ電話機を介してイン ターネット電話機能へのアクセスを持ちたい時に有効となる。 アドレスマッピングおよびルーチング アドレスマッピングは本発明で重要な役割を演じる。各形式のサービスネットワ ークの幾つかの異なったサービス提供者に関連した構成は幾つかのアドレス空間 を生じさせ、従ってこれは内部アドレスとしての使用を可能とはしない。 ＩＰアドレスはインターフェース並びにこのインターフェースの後ろのポート の参照となる。通常、１つのポートはあるアプリケーションを表す。 ネットワーク端末５は内部ＩＰアドレスを有する（内部とはアクセスネットワ ークを云い、すなわちＩＰアドレスはこのアクセスネットワークの外部からは知 られない）。更に、それぞれがアプリケーション（ＮＴ内にある）に付設されか つＩＰ上に達し得る多数のポートはＮＴ５に対して定められる。例えば、電話ア プリケーション５０ｃはＮＴ５のＩＰアドレスおよび特異なポート番号によって アドレスされる。単一の装置をサポートする種々のアクセス（例えば、直列ポー トまたはアナログ電話機アクセス）はアプリケーションとしてみなされ、従って ポート番号によってアドレスされる。ＬＡＮに接続した装置はそれら自体の内部 アドレスを有する。それらが外部ＩＰネットワーク１４を介して通信を行なおう とする場合、それらは同様に外部ＩＰアドレスを持つ必要がある。 電話サービスの加入者に関連した電話番号は電話を取り扱う機能を有する１つ あるいはそれ以上の装置（ＮＴ５に付設されている）に関連する。このような装 置は例えばアナログまたはデジタル電話機となることができる。 アクセスネットワーク内に、例えばこの宛先への入呼の場合に、ＮＴ５および 電話アプリケーション５０ｃをアドレスすることができるだけで十分である。こ れは、外線電話番号（またはそれを表すもの）をＮＴ５の内部アドレスおよび電 話アプリケーション５０ｃのポート番号にマッピングすることによって行なわれ る。アプリケーションプロトコルで搬送される情報により、電話アプリケーショ ン５０ｃは呼の宛先を知る。電話アプリケーション５０ｃはその宛先に含まれた 電話インターフェースの情報を保持する。 ＮＴ５の電話アプリケーション５０ｃは、同様のアドレス（ポートアドレスを 含んだ電話サーバ１５のＩＰアドレス）を有する電話サーバ１５の電話アプリケ ーション５０ａと通信を行なう。この電話サーバの電話アプリケーション５０ａ は、その順序で、求められた電話ネットワーク１６の適切なインターフェースを アドレスすることができる。 外部ＩＰネットワーク１４との通信の場合に、トンネル化技術が使用できる。 これを取り扱う幾つかの態様が存在する。トンネルがＰＣ２とルータ２４との間 を延び、外部ネットワーク１４へのインターフェースを取り扱うものと想定する 。ルータ２４に向うトンネルを走行する全てのパケットは同一の外部ＩＰネット ワーク１４に転送される。ＰＣ２は内部ＩＰアドレスと外部ＩＰアドレスとを有 し ている。 その場合において、外部ＩＰネットワーク１４からルータ２４に到着しかつ（ ポート番号を有する外部ＩＰアドレスにより）ＰＣ２のアプリケーションにアド レスされたＩＰパケットは以下の態様で取り扱われる。外部ＩＰアドレスはトン ネル化プロトコルを取り扱うアプリケーションを表すポート番号を含んだ、ＰＣ ２の内部ＩＰアドレスにマッピングされる。次いで、ＩＰパケットは内部ＩＰア ドレスと共に新たなエンベロープに置かれ、アドレスネットワークを介して仕向 先ＰＣ２にルーチングされる。 ＰＣ２から外部アドレスに送られるＩＰパケットは、トンネル化プロトコルを 取り扱うアプリケーションを指す内部ＩＰアドレスにより同一の態様でトンネル 操作される。トンネルアイデンティティはどのインターフェースにパケットが目 標とされるかを表す。 ＮＴ５がトラフィックの目的で使用される前に、それは、例えばアドレスマッ ピングをサポートするために構成化される必要がある。ＮＴにはルータ２４およ び／または電話サーバ１５の内部アドレスと、アクセスの可能性すなわちＮＴの 構成化の要求された使用に関連したデータとが供給される。このような構成化の 可能性は後に詳細に述べられる。次にＮＴ５がＴＶ分配ネットワーク８にインス トールされると、ルート２４と電話サーバ１５とが通知される必要がある。従っ て、電話サーバ１５にはその実在かつ関連する内部ＩＰアドレスと、ＮＴ５の電 話アプリケーションのポート番号と、対応する電話番号あるいは例えば電話サー バのポート番号のような等価なものとが通知される。同様に、ルータ２４には内 部ＩＰアドレスとＮＴ５のＩＰアプリケーションのポート番号と対応する外部Ｉ Ｐアドレス（単数または複数）とが通知される。トンネル化プロトコルが使用さ れる場合には、ＰＣの内部アドレスが既知でなければならない。ＮＴ５はこれに 応じて構成化される必要がある。例えば、電話番号はインターフェースの番号に 関連するようにされる。 ＩＰセッション ＴＶ分配ネットワーク８によりＩＰネットワークとのデータ通信が常に可能とな る。ＮＴ５はＴＶ分配ネットワーク８のアップストリームチャンネルのＩＰフォ ーマットのデータをＩＰアクセスサーバ１２に送り、これはそのデータをルータ ２４に向け、ルータ２４はデータを意図したＩＰネットワークに向けて、この実 施例ではインターネット１４に分配する。ルータ２４およびＩＰアクセスサーバ １２は、また、ＴＶ分配ネットワーク８のダウンストリームチャンネルでのＮＴ ５のＩＰアドレスにアドレスされたデータをＮＴ５に、およびそこから意図した 端末に向ける。従って、インターネットトラフィックは図１の長い点線１９によ り表された路に従う。 入呼 入呼は次のように取り扱われる。ユーザＢ１７は電話によりユーザＡ１と話した いと思い、ユーザＡへの電話番号をダイアルする。電話サーバ１５の電話アプリ ケーションはこの入呼を受ける。電話サーバ１５の電話アプリケーションは入呼 についてのメッセージを作成する。このメッセージは、入呼の宛先電話番号と内 部ＩＰアドレスとの間の前に作成された関係を用いてＮＴ５の内部ＩＰアドレス で補足され、ＩＰアドレスサーバ１２に分配される。ＩＰアドレスサーバ１２は リンクプロトコルを用いて適切なＮＴ５にそれを配送する。ＮＴ５はデータパケ ットを受け、それをＮＴ５の電話アプリケーションに配送し、これは意図した受 話器電話番号についての情報をあるインターフェース６（またはサーバ）と関連 付ける。入呼についてのメッセージが解釈され、最終的にユーザＡはＮＴ５から 起動された電話機での通常の呼出音信号により入呼が通知される。 ユーザＡが呼に応答しなければ、電話サーバ１５はこれをＰＳＴＮ１６に信号 化して送り、発呼者が前に諦めていなかった場合、およびＰＳＴＮがその呼を以 前に拒絶してはいなかった場合にこの呼は拒絶される。 電話ユニットで受話器を持ち上げることによりユーザＡが呼に応答すれば、Ｎ Ｔ５はこのオフフック動作を検知して、発呼ユーザＢに向けての接続を確立する ためＴＶ分配ネットワーク８およびＩＰアクセスサーバ１２を介してメッセージ を電話サーバ１５に送り戻す。この場合に、ＴＶ分配ネットワーク８のアップス トリーム通信チャンネルが使用される。電話サーバ１５は応答メッセージをＰＳ ＴＮ１６に転送する。呼が終わると、電話サーバ１５はＢの音声をデジタル化し 、圧縮しそしてパケット化し、ＩＰプロトコルを用いてそれをＴV分配ネットワ ー ク８を介して送り出す。ＮＴ５はそのパッケージをパケット解除し、情報を圧縮 解除し、デジタル情報を音声に再度変換し、これは電話インターフェース６およ び通常の電話ライン２１を介して電話機１に送られる。この情報の流れは後に詳 細に説明される。ユーザＡから発せられる音声はＮＴ５で簡単な態様でデジタル 化され、圧縮されかつパケット化されて、ＴＶ分配ネットワーク８を介して電話 サーバ１５に送られる。電話サーバ１５は音声を復旧し、それを通常のＰＳＴＮ ネットワーク１６を介してユーザＢ１７に送る。これも後に詳細に説明される。 ユーザＢからユーザＡへの情報の流れは次の通りである。ユーザＢから、音声 は従来の転送技術の任意のものを用いて電話サーバ１５にＰＳＴＮネットワーク １６を介して送られる。これは図１で実線１８、２０で表されている。ここで、 音声はデジタル化されてパケット化される。電話サーバ１５はＩＰプロトコルに 従ってデータパッケージをフォーマットし、Ａの電話番号とＡのＩＰアドレスと の間の前に記憶した関係を用いてＮＴ内部ＩＰアドレスに対するアドレスを備え たパケットを与える。ここで、情報は図１の太い線で示されたリンク１３をデー タパケットとして通過する。ＴＶ送信機端９はデータパケットをそのダウンスト リーム情報チャンネルを介して要求ＴＶ受像機端、すなわち要求ＮＴ５に送る。 ここで、情報は図１で影の線２２によって表された、この例ではＤＥＣＴを構成 するＴＶ分配ネットワーク８を介して進行する。ＮＴ５はデータパッケージを受 け、それをパック解除して適当な電話インターフェース６に送る。ここで、デジ タル情報は音声情報に復号され、図１で実線２１により表された線で通常の音声 として電話機に送られる。ユーザＢからユーザＡへの情報の流れは図１で点線２ ３により表されている。 ユーザＡからユーザＢへの情報の流れは次の通りである。ユーザＡから、音声 は図１で実線で示される線２１を介してＮＴ５での電話インターフェース６に送 られる。ここで、音声はデジタル化され、パケット化される。ＮＴ５は、データ パケットに電話サーバ１２の内部ＩＰアドレスと対応するアドレスを与えるＩＰ プロトコルに従ってデータパッケージをフォーマットする。このようなデータパ ッケージはＴＶ分配ネットワーク８のアップストリーム情報チャンネルを介して ＴＶ送信機端９に送られる（図１の影の線２２を参照）。ここで、アップストリ ーム情報チャンネルの内容はＩＰアクセスサーバ１２に転送され、ここで電話サ ーバ１５のＩＰアドレスが検出され、続いてデータパッケージは電話サーバ１５ に転送される（図１の太い線１３を参照）。電話サーバ１５はデータパッケージ を受け、それをパック解除し、データを音声に復号し、これは適当な電話ポート に、かつＰＳＴＮネットワーク１６を介してユーザＢ１７に送られる。 ユーザＡとユーザＢの通話が終わりＡが受話器をフックに掛けると、ＮＴ５は ユーザＡの電話機のオンフック状態を検出する。このオンフック状態はＴＶ分配 ネットワーク８を介して電話サーバ１５に転送され、これはユーザＢへの接続を 終了させる。また、ユーザＢが呼を終了させる場合には、電話サーバ１５はオン フック状態をＴＶ分配ネットワーク８を介してＮＴ５に転送し、呼は終了する。 出呼 出呼は同様の態様で取り扱われる。ユーザＡは電話機によりユーザＢと話したい と思い、受話器を取り上げる。ＮＴ５はこのオフフック状態を検出し、ユーザＡ の電話機にダイアルトーンを与える。ユーザＡはユーザＢへの電話番号をダイア ルする。ＮＴ５はユーザＡによってダイアルされた番号シーケンスを検出し、そ れをＴＶ分配ネットワーク８およびＩＰアクセスサーバ１２を介して電話サーバ １５に送る。電話サーバ１５はＰＳＴＮネットワーク１６で要求番号への出呼を 行ない、確認メッセージをＮＴ５に送り戻し、これは次いでユーザＡの電話機に 呼出トーンを供給する。 ユーザＢがその呼に応答すると、電話サーバ１５とユーザＢとの間の接続が通 常の態様でＰＳＴＮネットワーク１６を介して確立される。この接続についての メッセージが電話サーバ１５によってＮＴ５に送られ、呼出トーンが中断されて 完全な接続が確立される。 ユーザＢが応答しなければ、ユーザＡは受話器をフックに置く。ＮＴ５はこの オンフック状態を検出し、ＰＳＴＮネットワーク１６を介して呼を中断するメッ セージを電話サーバ１５に送る。 ネットワーク端末 以下にＮＴ５の機能が図２に関連して記載される。最初に、ＮＴ５の種々の機能 の動作を制御する全体の制御機能３０が設けられていることを述べる。ＮＴ５は 、 更に、少なくとも１つのＬＡＮ／ＰＣインターフェース３１とＩＰ ＭＵＸ／Ｄ ＥＭＵＸ部分３２と少なくとも１つの装置機能部分３３と少なくとも１つの電話 インターフェース３４と、デジタルストリームサービス３５とＴＶインターフェ ース３６とを具備している。 デジタルストリームサービス（ＤＳＳ）３５は２方向デジタル搬送能力を与え るためにＴＶ分配ネットワーク８（図１）の伝送機能を用いる。それは、情報の セグメント化並びに意図した仕向先点への配送を執り行う媒体アクセスプロトコ ルを含んだリンクプロトコルを使用する。このようなＤＳＳ３５は、例えばＤＥ ＣＴに基づくＤＶＢインタラクションチャンネル（「ＤＥＣＴに基づくＤＶＢイ ンタラクションチャンネルの仕様書案」ＤＶＢ−ＰＣ−１６５ｒｅｖ７バージョ ン４．０、１９９７年３月２７日）またはＨＦＣ ＣＡＴＶネットワークのため のＩＥＥＥ８０２．１４ＭＡＣプロトコルを介するＩＥＥＥ８０２．２論理リン クの仕様書に従って働くものであってもよい。 ＬＡＮ／ＰＣインターフェース３１はＩＰパケットの交換をサポートする。そ れはＩＰおよびＰＰＰプロトコル層をサポートする直列インターフェースを与え るＬＡＮあるいはＰＣインターフェースを具備している。ＬＡＮインターフェー スあるいは万能直列バス（ｈｔｔｐ：／／ｔｅｌｅｐｏｒｔ：ｃｏｍ／〜ＵＳＢ で入手可能な「万能直列バス仕様書改訂１．０」のような、ＩＰをサポートする 他のインターフェースも可能である。 電話インターフェース３４は、オフフック信号、オンフック信号、フックフラ ッシュ信号、ＤＴＭＦ（デュアル・トーン・マルチ周波数）信号等のような電話 機からの制御信号を検出する機能を備えた通常のアナログインターフェースとな ることができる。それは、また、対応する信号をサポートする有線または無線の デジタルインターフェースであってもよい。電話インターフェース３４は、また 、ダイアルトーンのような呼出および音響信号を発生する。更にまた、それはア ナログ音声ストリームをデジタルストリーム（これは例えばＧＳＭ（移動通信用 大域システム）標準またはＤＥＣＴによって圧縮されてもよい）に変換し、それ を適切なサイズのパケットにする。音声を搬送する入来ＩＰパケットは逆の態様 で処理され、すなわちデジタルストリームからアナログ音声に復号される。 ＩＰ ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ３２はデジタルストリームサービスからパケットを 取り出し、それらそれぞれのインターフェース（多重化解除処理を行なう）に配 送する。また、それは異なったインターフェースからのＩＰパケットと共に多重 化処理を行ない、それら多重化したものをデジタルストリームサービス３５に送 る。 ＴＶインターフェース３６はＴＶ分配ネットワーク８（図１）のための通常の インターフェースであり、これ以上は記載しない。ＴＶチャンネルはＮＴ５を通 るが、それはＴＶチャンネルを差入れてもあるいは抜き取ってもよいことを想定 している。 他の重要な特徴 上で、本発明が通常の電話呼のみに関連して述べられた。しかしながら、本発明 には他の有用な特徴がある。１つのこのような有用な特徴は同一のＮＴ５を介す る同時のＩＰセッションおよび電話呼の可能性である。ＩＰアクセスサーバ１２ およびＰＣ２間で通信能力が常に利用可能である。この通信処理手順はＩＰセッ ションと同じ通信媒体を用い、電話データパッケージはデータコムトラフィック と確実に混合されるが、電話呼はセッションに影響を及ぼさない。換言すれば、 インターネットのユーザは電話呼を行なうためあるいは外からの呼を受けるため に自己のセッションを中断する必要がない。 本発明による電話アクセスの他の長所は図４に表されている。この図において 、ユーザＡはＮＴ５に接続された２つの電話機を有している。１ａおよび１ｂで 表された２つの電話機は図１に示されるようにそれぞれの電話インターフェース ６に接続される。２つの電話機は異なった電話番号に関連付けられることができ るが、同じ番号であってもよい。ＮＴ５が構成化されると、ＮＴ５内でどの関係 が利用可能となるべきかが決定される必要がある。 電話機が異なった番号に関連付けられている場合には、処理手順は上述の入呼 に極めて類似する。第１の電話番号への呼は電話機１ａに向けられ、第２の電話 番号への呼は電話機１ｂに向けられる。このように、ＮＴ５はマルチアクセスの 実現性を可能にする。ユーザＡの２つだけの電話機が図に示されているが、任意 の数の電話機がこの態様で接続されてもよいことを理解することであろう。 異なった電話機が同一の電話番号に関連づけら付けられている場合には、以下 の状況が可能な対策の１つとなる。第１の呼をユーザＢのような外部ユーザから 貰うと、両電話機で呼出音が始まることになる。誰かがこれら電話機の１つで呼 に答えると、その呼はその特定の電話機に接続されて、他の電話機での呼出音は 停止する。同じ電話番号への第２の呼を他の外部ユーザから貰うと、１つの電話 機が占有されるが、他の電話機は空いていて、新たな呼はこの否占有電話機に告 知される。従って、ＮＴ５は第２の否占有電話インターフェース６を用いて新た な呼を第２の否占有電話機に向けることができる。 ＮＴ５を僅かに異なった態様で構成化することによって、他の状況が可能であ る。例えば、どの番号から呼が来たか並びにこれに応じて呼信号が電話機１ａ、 １ｂのいずれかあるいは両方に送られることをＮＴ５が検出するようにしてＮＴ ５を構成化することが可能である。 同じ態様で、他の電話通話を電話機の一方で進めていても出呼をすることが可 能である。第２の否占有電話インターフェースはＰＳＴＮネットワーク１６への 接続の確立を援助する。図にはユーザＡの２つの電話機が示されているが、任意 の数の電話機がこの態様で接続されてもよいことを理解するであろう。 同様に、ＮＴ５に接続した１つの電話機が１つ以上の外線電話番号と関連付け られてもよい。これは、例えば、１つの電話番号が呼要求される場合に第１の電 話番号がアドレスされ、他の電話番号が呼要求される場合に両電話機がアドレス され得ることを意味する。この態様で、ＮＴ５の機能性を任意の組合せのアドレ スで構成化することが可能である。 電話アクセスの説明において、アナログ電話機を想定した。勿論、デジタル電 話機も同様に等しく働く。その際に、ＮＴ５はデジタル電話機のためのインター フェース６を持つことになる。この時に、ＮＴ５は制御信号、呼出音信号および 音響信号をサポートするが、これら信号とデジタル形の音声の両方を電話機に伝 送する。 ＰＣ２は図５に示されるように電話アプリケーション２５を有してもよい。こ の際に、ＰＣ２は関連したオーディオ装置を備えて音響能力を通常装備されてい る。電話アプリケーション２５は音響能力およびオーディオ装置により双方向音 声通信を可能とする、ＰＣ２で走るソフトウェアからなる。音響能力は音声をデ ジタル化されかつ圧縮されたオーディオ信号に変換し、これはＩＰパケットにパ ケット化される。これらパケットは、ここではＰＣインターフェース７を使用す るが、電話インターフェースからのＩＰパケットと同一の態様で取り扱われる。 この態様で、電話アプリケーション２５は通常の電話と同一の代替手段を与える 。インターネット出呼に対しては、ＮＴ５の電話アプリケーションは何等関与し ない。入呼に対しては、ＮＴ５の構成化は、電話の告知およびＰＣ２での電話ア プリケーション２５が与えられるべきかあるいは前に記載した場合のようにそう ではないかを決定することができるようにする。 既知の技術のインターネット接続において、ユーザに提供されるインターネッ ト電話サービスは、通常、発呼者および受話器の両方がインターネットに接続さ れていること、更にそれら両方がそれらのコンピュータで走る電話アプリケーシ ョン２５を有することを要求する。本発明により音声情報はＴＶ分配ネットワー ク８およびインターネット１４の線での伝送の間にＩＰパッケージにパケット化 されるために、通常の電話機とインターネット電話サービスとの間で通信の可能 性もある。インターネット１４のユーザがＴＶ分配ネットワーク８に接続される ような１つの可能性が上に記載されている。 また、ＴＶ分配ネットワーク８のユーザがインターネット電話サービスを介し てインターネット１４の他のユーザに届くように通常の電話機を用いることもで きる。この呼を行なう時に、発呼者は例えばリストからアドレスを選択すること によって、ＮＴ５にＰＳＴＮ１６の電話番号の代わりに要求ＩＰアドレスを知ら せる。このような状況を図６に示す。ユーザＡのＰＣ２ａは全くオンにされてい る必要は全くない。 上述したマルチアドレスの実現性は純粋のデータコムアクセスに対しても同様 の態様で存在する。１つのＰＣは１つのＩＰアドレスに割り当てられてもよく（ 他のＰＣは他のＩＰアドレスを持ってもよい）、これはインターネット１４の他 のサービス提供者に属してもよい。 今日、同じサービスの幾つかのサービス提供者（例えば、異なった電話会社） が往々利用可能である。本発明はユーザが種々のサービス提供者間を選択する可 能性を提供する。この可能性を与える１つの手段は図７に示されるように電話サ ーバを各サービス提供者に接続させることである。 上で、サービス供給者選択がＮＴ５の構成化で行なわれ、あるユーザからの全 ての呼に対して有効となる。供給者の変更はＮＴ５の構成化を複雑にしてしまう 。しかしながら、各個別の呼に対して選択を行なうことも可能である。この際、 ユーザは所望のサービス提供者を表す例えばコードあるいはプレフィックスのよ うな情報を与える必要がある。このような情報は例えば要求電話番号に容易に統 合される。サービス供給者を選択する他の可能性はＮＴ５の選択処理手順の少な くとも一部を含ませることである。この際に、この選択は自動的に行なわれるこ とができ、サービス提供者は例えば一日の時間、曜日等に基づいて選択されるこ とができる。 公衆電話網へのアクセスの外に、音声通信の他の可能性がある。電話アプリケ ーション２５あるいは同様のソフトウェアを用いる、ＰＣ２と同じＮＴ５に接続 した通常の電話機１との間の内部音声通信チャンネルが与えられる。受話器がＰ Ｃ２の電話アプリケーションである場合に、通常の電話機から呼が要求されると 、ＮＴ５は電話機とＰＣ２の電話アプリケーション２５を接続することができる 。ＮＴ５のこの使用は図８に示されており、そこで長い点の線はコンピュータ２ と電話機１ａとの接続を表す。 同一のＮＴ５で２つの電話インターフェース６に接続される２つのアナログ電 話機１ａ、１ｂを接続するこの普遍化も、短い点の線として図８に示すように可 能である。これは、例えば同じ建物の異なった室間でローカル内部電話ネットワ ークのためのサービスノードとしてＮＴ５を使用する可能性を開く。 上述した内部ネットワーク構成はまたデータコムを用いることを可能にする。 同一のＮＴ５に接続した異なったコンピュータ２はＴＶ分配ネットワーク８を用 いずに直接通信を行なうことができる。このような場合に、ＮＴ５はイントラネ ットサーバとして働く。 図９は同じＴＶ分配ネットワーク８内での通信の他の可能性を示す。ユーザＡ は同じＴＶ分配ネットワーク８内でユーザＢへ呼を要求することを望んでいる。 この呼の宛先はユーザＢの本来の電話番号である。ユーザＢとの接続を確立する 要求が電話サーバ１５に届くと、電話サーバ１５はこの電話番号をＴＶ分配ネッ トワーク８のユーザの一人として認識する。次いで、この呼は公衆ＰＳＴＮネッ トワーク１６を通らずに正しいエンドユーザに直接転送される。従って、このよ うなサービスはＴＶ分配ネットワーク８と同程度の区域内電話ネットワークを提 供することができる。 また、これに関連して、ネットワーク内通信の上のアイデアはデータコムに適 応する。このような場合に、ルータ２４は同一のＴＶ分配ネットワーク８に接続 したものとして外部ＩＰアドレスを認識し、このようにして正規のＩＰベースの ネットワーク１４を一切通過させずにデータコムトラフィックを直接受話器に転 送する。 ＴＶ分配ネットワーク８はＴＶ放送に影響させない分配媒体として使用される 。しかしながら、ＴＶプログラムそれ自体を利用可能なハードウェアと共に使用 することにある有利な可能性が存在する。ＴV分配ネットワーク８を介して放送 されるＴＶチャンネルはＴＶセット３に与えられるように通常当然にＮＴ５を通 る。しかしながら、前に簡単に述べたように、ＴＶチャンネルを配給して情報を 例えばＰＣ２または可視的な表示を行なう機能を有する他の装置に送ることが可 能となろう。 同様の態様で、例えばＰＣ２からの情報はＴＶチャンネルから自由に離れてあ るいは任意の他のＴＶチャンネルに重ねられて可視情報としてＴＶセット３に与 えられてもよい。 上述した可能性の全てはＮＴ５を適切に構成化することによって達成すること ができる。従って、ＮＴ５にＷＷＷサーバが装備され、ＮＴ５の構成化を管理す ることを可能にすれば便利である。 上の記載は本発明の実施例の幾つかの例である。当業者は、本発明の請求の範 囲内に同様入ると考えられるべき変更および代替を容易に行なうことができるで あろう。一例として、上の記載において、音声を表すデータはＴＶ分配ネットワ ーク８介してそれが送られる前に圧縮されると述べられている。伝送能力が非圧 縮の呼を送るのに十分である場合にはこのステップを排除することも明らかに可 能である。同様に、与えられるプロトコルスタックは可能な対策の例にしか過ぎ ず、発明の範囲には属さない。 例えばアナログ対デジタルＴＶ分配ネットワークのような使用される特定の伝 送媒体に応じて種々の変更が可能である。また、異なった共用媒体、すなわち上 述したＴＶ分配ネットワークを使用することも可能である。上の記載で、ＤＥＣ Ｔ対策が使用されている。この場合に、ＤＶＢがＴＶ分配ネットワークとして用 いられる。データ通信チャンネルは放送チャンネルとは独立しているために、Ｄ ＥＣＴ対策もアナログＴＶネットワークに関連して使用することができる。 仕様書「ＤＥＣＴに基づくＤＶＢインタラクションチャンネルの仕様書案」Ｄ ＶＢ−ＲＣ−１６５ｒｅｖ７バージョン４．０、１９９７年３月２７日によれば 、それは通信衛星、ケーブルＳＭＡＴＶ（通信衛星マスタアンテナテレビジョン ）地球圏、ＤＶＢ−ＭＣ（ケーブルとしてマイクロ波）、ＤＶＢ−ＭＳ（通信衛 星としてマイクロ波）あるいは任意の未来のＤＶＢ放送システムのような種々の ＴV放送システムに適用可能である。 また、ＤＶＢはＭＰＥＧ（動画専門家グループ）コード化ビデオを含むことを 開発している。これは、ダウンストリーム情報ストリームがバースト状になって 、この理由で他の形式のストリームを多重化する空間が利用可能になることを意 昧する。このようなシステムにおいて、インタラクティブダウンストリームチャ ンネルが放送プロトコルによって与えられ、その際にＤＥＣＴはアップストリー ムチャンネルだけのために使用される。 インタラクションチャンネルのためのＤＥＣＴ方法は１つの可能な例である。 当該技術で他の対策も利用可能である。ＩＥＥＥ８０２．１４標準はＣＡＴＶネ ットワークのための物理層およびＭＡＣプロトコルの標準を開示する。 ＮＴ５は物理的な実現方法について全然触れずに記載された。当業者にとって 、ＮＴ５が１つの単一のユニットに統合されてもよく、また２つあるいはそれ以 上のユニットに分離されてもよいことが明かとなる。 上述の記載において、１つのルータ２４および電話サーバ１５がそれぞれ１つ の単一のＩＰアクセスサーバ１２に接続される場合のみが述べられている。勿論 、電話サーバ１５およびルータ２４が幾つかのＩＰアクセスサーバ１２を含む任 意の種類のネットワークシステムの一部となり、あるいはこれではなく究極的に は サービス提供者ネットワーク１４、１６となることが可能である。上には、これ らユニットの物理的な実現方法について何も記載されていない。当業者にとって 、ＩＰアクセスサーバ１２、電話サーバ１５およびルータ２４はネットワークノ ードを形成する１つの単一のユニットに統合されても、２つあるいはそれ以上の ユニットに分離されてもよいことが明白である。 ＮＴ５のインターフェースも参照１および２に記載されたものと並列な、ＰＣ （複数）２または電話機１とは別の他のアプリケーションに割り当てられてもよ い。このような他のインターフェースの実現性は、例えばＤＥＣＴシステム、Ｌ ＡＮ、デジタル電話機あるいはＬＡＮを通して接続された電話機のためのインタ ーフェースである。従って、同様このようなアプリケーションも上述したように 内部および外部の両方の同一形式の通信の実現性を有していることが明らかである。 資料： 〔１〕継続中のスエーデン特許出願９６０２２１２−４（１９９６年６月４日出 願） 〔２〕継続中のスエーデン特許出願９６０４４０９−４（１９９６年１１月２９ 日出願）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｍ 3/42 Ｈ０４Ｌ 11/20 １０２Ｚ 11/00 ３０３ 11/18 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ＴＶ分配ネットワーク（８）を介して多数の異なった通信サービスネット ワーク（１４、１６）のサービスへのアクセスを与える方法において、ＩＰプロ トコル（４０）を内部多重化および搬送メカニズムとして使用するようにしたこ とを特徴とする方法。 ２．請求の範囲第１項記載の方法において、上記多数の通信サービスネットワ ークは少なくとも１つの電話サービスネットワーク（１６）を具備することを特 徴とする方法。 ３．請求の範囲第１項記載の方法において、上記多数の通信サービスネットワ ークは少なくとも１つのＩＰベースネットワーク（１４）を具備することを特徴 とする方法。 ４．先行する請求の範囲のうちの任意の１項記載の方法において、上記ＴＶネ ットワーク（８）のユーザ端に接続されたネットワーク端末（５）でＩＰプロト コルの取り扱いを行なうようにしたことを特徴とする方法。 ５．請求の範囲第４項記載の方法において、ＩＰアクセスサーバ（１２）に接 続された電話サーバ（１５）を介して上記電話サービスネットワーク（１６）へ の上記アクセスを行ない、上記ＩＰアクセスサーバ（１２）が好ましい組のユー ザに共通である上記ＴＶ分配ネットワーク（８）のＴＶ送信機端（９）に次いで 接続されるようにしたことを特徴とする方法。 ６．請求の範囲第４項または第５項記載の方法において、ＩＰアクセスサーバ （１２）に接続されたルータ（２４）を介して上記ＩＰベースネットワーク（１ ４）への上記アクセスを行ない、上記ＩＰアクセスサーバ（１２）が好ましい組 のユーザに共通である上記ＴＶ分配ネットワーク（８）のＴＶ送信機端（９）に 次いで接続されるようにしたことを特徴とする方法。 ７．請求の範囲第５項または第６項記載の方法において、上記電話サーバ（１ ５）および／または上記ルータ（２４）で、外部アドレスを上記ＴＶ分配ネット ワークのＩＰアドレスと関連付けるようにしたことを特徴とする方法。 ８．請求の範囲第４項から第７項のうちの任意の１項記載の方法において、同 一のネットワーク端末（５）で同時の電話およびデータ通信セッションを行なわ せるようにしたことを特徴とする方法。 ９．請求の範囲第４項から第８項のうちの任意の１項記載の方法において、上 記同一のネットワーク端末（５）で１つ以上の電話セッションのための上記アク セスを同時に与えるようにしたことを特徴とする方法。 １０．請求の範囲第９項記載の方法において、上記同一のネットワーク端末（ ５）での上記同時の電話セッションは種々の電話サービスネットワーク（１６ａ 〜ｄ）を用いていることを特徴とする方法。 １１．請求の範囲第４項から第１０項のうちの任意の１項記載の方法において 、上記同一のネットワーク端末（５）で１つ以上のデータコムセッションのため の上記アクセスを同時に与えるようにしたことを特徴とする方法。 １２．請求の範囲第１１項記載の方法において、上記同一のネットワーク端末 （５）での上記同時のデータコムセッションは種々のＩＰベースネットワーク（ １４ａ〜ｄ）へのアクセスを与えられるようにしたことを特徴とする方法。 １３．請求の範囲第４項から第１２項のうちの任意の１項記載の方法において 、１つのネットワーク端末（５）に関連した少なくとも１つのアドレス可能なユ ニットが１つ以上の外部アドレスに関連付けられていることを特徴とする方法。 １４．請求の範囲第４項から第１３項のうちの任意の１項記載の方法において 、少なくとも１つの外部アドレスが上記同一のネットワーク端末（５）に関連し た１つ以上のアドレス可能なユニットに関連付けられていることを特徴とする方 法。 １５．請求の範囲第４項から第１４項のうちの任意の１項記載の方法において 、上記同一のネットワーク端末（５）に接続された異なった電話装置（１ａ）１ ｂ）間での内部電話呼をサポートするようにしたことを特徴とする方法。 １６．請求の範囲第４項から第１５項のうちの任意の１項記載の方法において 、上記同一のネットワーク端末（５）に接続された異なったコンピュータ装置（ ２）間での内部データコムセッションをサポートするようにしたことを特徴とす る方法。 １７．先行する請求の範囲のうちの任意の１項記載の方法において、幾つかの 異なった電話サービスネットワーク（１６ａ〜ｄ）へのアクセスを上記同一のネ ットワーク端末（５）のユーザに与えるようにしたことを特徴とする方法。 １８．請求の範囲第１７項記載の方法において、要求電話サービスネットワー ク（１６ａ〜ｄ）を呼毎基準で選択するようにしたことを特徴とする方法。 １９．先行する請求の範囲のうちの任意の１項記載の方法において、幾つかの 異なったＩＰベースネットワーク（１４ａ〜ｄ）へのアクセスを上記同一のネッ トワーク端末（５）のユーザに与えるようにしたことを特徴とする方法。 ２０．請求の範囲第１９項記載の方法において、要求ＩＰベースネットワーク （１４ａ〜ｄ）をセッション毎基準で選択するようにしたことを特徴とする方法 。 ２１．先行する請求の範囲のうちの任意の１項記載の方法において、上記同一 のＴＶ分配ネットワーク（８）に接続された異なった電話装置（１ａ、１ｃ）間 の内部電話呼をサポートするようにしたことを特徴とする方法。 ２２．先行する請求の範囲のうちの任意の１項記載の方法において、上記同一 のＴＶ分配ネットワーク（８）に接続された異なったコンピュータ装置（２）間 の内部データコムセッションをサポートするようにしたことを特徴とする方法。 ２３．ＴＶ分配ネットワーク（８）を介して多数の異なった通信サービスネッ トワーク（１４、１６）のサービスへのアクセスを与えるネットワーク端末（５ ）において、上記ネットワーク端末（５）は上記ＴＶ分配ネットワーク（８）の ユーザ端に配置され、かつＩＰプロトコル（４０）を内部多重化および搬送メカ ニズムとして用いる手段を具備していることを特徴とするネットワーク端末（５ ）。 ２４．請求の範囲第２３項記載のネットワーク端末（５）において、上記多数 の通信サービスネットワークは少なくとも１つの電話サービスネットワーク（１ ６）を具備することを特徴とするネットワーク端末（５）。 ２５．請求の範囲第２３項または第２４項記載のネットワーク端末（５）にお いて、上記多数の通信サービスネットワークは少なくとも１つのＩＰベースネッ トワーク（１４）を具備することを特徴とするネットワーク端末（５）。 ２６．請求の範囲第２５項記載のネットワーク端末（５）において、上記ネッ トワーク端末（５）は端末ユニットへの少なくとも１つのインターフェース（６ 、７）を具備することを特徴とするネットワーク端末（５）。 ２７．請求の範囲第２６項記載のネットワーク端末（５）において、上記ネッ トワーク端末（５）は上記電話ネットワーク（１６）へのアクセスのための通信 をサポートする少なくとも１つの電話インターフェース（６）を具備することを 特徴とするネットワーク端末（５）。 ２８．請求の範囲第２６項または第２７項記載のネットワーク端末（５）にお いて、上記ネットワーク端末（５）は上記ＩＰベースネットワーク（１４）への アクセスのための通信をサポートする少なくとも１つのＰＣ／ＬＡＮインターフ ェース（７）を具備することを特徴とするネットワーク端末（５）。 ２９．請求の範囲第２５項から第２８項のうちの任意の１項記載のネットワー ク端末（５）において、上記ネットワーク端末（５）は電話、ＩＰトラフィック およびネットワーク端末（５）の構成化の管理のためのアプリケーションを具備 することを特徴とするネットワーク端末（５）。 ３０．請求の範囲第２５項から第２９項のうちの任意の１項記載のネットワー ク端末（５）において、上記ネットワーク端末（５）はこのネットワーク端末（ ５）の構成化の変更を可能にするため上記ネットワーク端末（５）の上記管理ア プリケーションとの通信のための手段を具備することを特徴とするネットワーク 端末（５）。 ３１．ＴＶ分配ネットワーク（８）を介して少なくとも１つの電話ネットワー ク（１６）のサービスへのアクセスを与える電話サーバ（１５）において、上記 電話サーバ（１５）はＩＰアクセスサーバ（１２）に接続され、このＩＰアクセ スサーバ（１２）は次いで上記ＴＶ分配ネットワーク（８）のＴＶ送信機端（９ ）に接続され、上記電話サーバ（１５）はＩＰプロトコル（４０）を内部多重化 および搬送メカニズムとして用いる手段を具備していることを特徴とする電話サ ーバ（１５）。 ３２．請求の範囲第３１項記載の電話サーバ（１５）において、上記電話サー バ（１５）は１つ以上の電話ネットワーク（１６ａ〜ｄ）へのアクセスを有して いることを特徴とする電話サーバ（１５）。 ３３．請求の範囲第３１項または第３２項記載の電話サーバ（１５）において 、上記電話サーバ（１５）は電話アプリケーション（５０ａ）を具備することを 特 徴とする電話サーバ（１５）。 ３４．請求の範囲第３１項、第３２項または第３３項記載の電話サーバ（１５ ）において、外部電話アドレスを内部ＩＰアドレスと関連付ける手段を設けてい ることを特徴とする電話サーバ（１５）。 ３５．請求の範囲第３１項から第３４項のうちの任意の１項記載の電話サーバ （１５）において、上記電話サーバ（１５）は電話サーバ（１５）の管理のため のアプリケーションと、電話サーバ（１５）の構成化を可能とするため上記管理 アプリケーションと通信を行なうための手段とを具備することを特徴とする電話 サーバ（１５）。 ３６．ＴＶ分配ネットワーク（８）を介して少なくとも１つのＩＰベースネッ トワーク（１４）のサービスへのアクセスを与えるルータ（２４）において、上 記ルータ（２４）はＩＰアクセスサーバ（１２）に接続され、このＩＰアクセス サーバ（１２）は次いで上記ＴＶ分配ネットワーク（８）のＴＶ送信機端（９） に接続され、上記ルータ（２４）はＩＰプロトコル（４０）を内部多重化および 搬送メカニズムとして用いる手段を具備していることを特徴とするルータ（２４ ）。 ３７．請求の範囲第３６項記載のルータ（２４）において、上記ルータ（２４ ）は１つ以上のＩＰベースネットワーク（１４ａ〜ｄ）へのアクセスを有してい ることを特徴とするルータ（２４）。 ３８．請求の範囲第３７項記載のルータ（２４）において、上記ルータ（２４ ）は上記ＩＰベースネットワーク（１４）と通信するＩＰアプリケーション（６ ０ａ）を具備することを特徴とするルータ（２４）。 ３９．請求の範囲第３６項から第３８項のうちの任意の１項記載のルータ（２ ４）において、外部ＩＰアドレスを内部ＩＰアドレスと関連付ける手段を設けて いることを特徴とするルータ（２４）。 ４０．請求の範囲第３６項から第３９項のうちの任意の１項記載のルータ（２ ４）において、上記ルータ（２４）は上記ルータ（２４）の管理のためのアプリ ケーションと、ルータ（２４）の構成化を可能とするため上記管理アプリケーシ ョンと通信を行なうための手段とを具備することを特徴とするルータ（２４）。 ４１．少なくとも１つのＩＰベースネットワーク（１４、１４ａ〜ｄ）のサー ビス並びに少なくとも１つの電話サービスネットワーク（１６、１６ａ〜ｄ）の サービスへのアクセスを与えるネットワークノードにおいて、ＩＰアクセスサー バ（１２）と、上記ＩＰアクセスサーバ（１２）並びに上記ＩＰベースネットワ ーク（１４、１４ａ〜ｄ）のそれぞれの１つとの接続のためのＩＰインターフェ ースとに接続されたルータ（２４）と、上記ＩＰアクセスサーバ（１２）並びに 上記電話サービスネットワーク（１６、１６ａ〜ｄ）のそれぞれの１つとの接続 のための多数の電話インターフェースとに接続されたルータ（２４）とを設けて いることを特徴とするネットワークノード。 ４２．ＴＶ分配ネットワーク（８）を介してＩＰベースネットワークのサービ スへのアクセスを与える装置において、上記ＴＶ分配ネットワーク（８）のユー ザ端に配置されたネットワーク端末（５）と、上記ＴＶ分配ネットワーク（８） のＴＶ送信機端（９）に接続されるＩＰアクセスサーバ（１２）に接続された電 話サーバ（１５）と、上記ＩＰアクセスサーバ（１２）に接続され、ＩＰプロト コル（２４）を内部多重化および搬送メカニズムとして用いるルータ（２４）と を設けていることを特徴とする装置。 ４３．ネットワーク端末（５）と電話ネットワークインターフェースを有する ネットワークノードとを具備するアクセスネットワークにおいて、上記ネットワ ークノードが、 ＩＰアクセスサーバ（１２）と、 上記ＩＰアクセスサーバ（１２）に接続され、ＩＰネットワークインターフェ ースを有するルータ（２４）と、 上記ＩＰアクセスサーバ（１２）と上記電話ネットワークインターフェースと に接続された電話サーバ（１５）と、 を設けており、 上記数のネットワーク端末（５）が上記IＰアクセスサーバ（１２）に設けら れているＴＶ分配ネットワーク（８）のインターフェースで上記ＩＰアクセスサ ーバ（１２）に接続されている、 ことを特徴とするアクセスネットワーク。 ４４．請求の範囲第４３項記載のアクセスネットワークにおいて、幾つかのＩ Ｐベースネットワーク（１４、１４ａ〜ｄ）が設けられており、特徴として、上 記ルータ（２４）は幾つかのＩＰネットワークインターフェースを有し、そのそ れそれの１つは上記幾つかのＩＰネットワーク（１４ａ〜ｄ）のそれぞれの１つ に接続されていることを特徴とするアクセスネットワーク。 ４５．請求の範囲第４３項記載のアクセスネットワークにおいて、幾つかの電 話サービスネットワーク（１６ａ〜ｄ）が設けられており、特徴として、上記電 話サーバ（１５）は幾つかの電話ネットワークインターフェースを有し、そのそ れそれの１つは上記電話サービスネットワーク（１６ａ〜ｄ）のそれぞれの１つ に接続されていることを特徴とするアクセスネットワーク。